JP2015064185A - 減圧乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板の中央部付近を昇降ピンにより支持した場合においても、基板の全域においてムラを生ずることなく、基板上の薄膜を均一に乾燥することが可能な減圧乾燥装置を提供する。【解決手段】 昇降ピン11は、プレート13に形成された孔部41を貫通する構成を有し、この昇降ピン11には、円盤状のフランジ部材21が付設されている。昇降ピン11が下降した場合には、この昇降ピン11に付設されたフランジ部材21は、プレート13に形成された孔部41と近接する孔部41の遮蔽位置に配置される。一方、昇降ピン11が上昇した場合には、この昇降ピン11に付設されたフランジ部材21は、プレート13に形成された孔部41から離隔する離隔位置に配置される。【選択図】 図6

Description

この発明は、チャンバー内に収納された基板上の薄膜を減圧乾燥する減圧乾燥装置に関する。
有機EL表示装置用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、太陽電池用パネル基板、PDP用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板上に形成されたフォトレジスト等の薄膜を乾燥するときには、これらの基板をチャンバー内に収納し、チャンバー内を減圧することにより、フォトレジストの成分に含まれる溶剤の蒸発を促進して、フォトレジストを迅速に乾燥する構成を有する。
このような減圧乾燥装置においては、チャンバー内において基板を支持ピンにより支持してフォトレジストの乾燥を行った場合には、基板における支持ピンに接触している領域と、それ以外の領域とでは基板に温度差が生じ、フォトレジストに乾燥ムラが生ずる場合がある。このため、特許文献1には、基板を第1支持手段により支持する第1支持状態と、基板を第2支持手段により支持する第2支持状態とを交互に切り替え、基板に対してピン跡等を生じないようにした減圧乾燥装置が提案されている。
また、特許文献2には、基板が大型化した場合にも、基板の水平状態を精度よく維持しつつ昇降させるため、複数のピンを立設したリフトプレートにより基板を昇降させる基板処理装置が開示されている。
ところで、このような減圧乾燥装置においては、チャンバー内を排気するためにチャンバーの底部に形成された排気口より排気を行った場合に、排気口の直上の領域において乾燥ムラが発生するという問題がある。このため、従来の減圧乾燥装置においては、チャンバー内において支持ピンにより支持された基板と排気口との間に、排気口の上部を覆うプレートを配設している。
図15は、このような従来の減圧乾燥装置の側面概要図である。また、図16は、昇降ピン11および支持ピン12等の配置を示す平面図である。なお、図15においては、理解を容易とするため、昇降ピン11および支持ピン12の配置と本数を図16に示す正しい位置から変更して図示している。
この減圧乾燥装置は、蓋部材31と、ステージ32と、これらの蓋部材31とステージ32との間に配設されるシール部材としてのオーリング33とを備える。これらの蓋部材31、ステージ32およびオーリング33は、基板100を減圧乾燥するためのチャンバーを構成する。ステージ32には、図示しない真空ポンプ等の減圧機構に接続された排気口34が形成されている。また、ステージ32には、蓋部材31、ステージ32およびオーリング33から構成されるチャンバー内を大気解放するときに、このチャンバー内に窒素ガスやドライエアを導入するための導入口35が形成されている。
ステージ32から上方に離隔した位置には、排気口34を含むステージ32のほぼ全域を覆うプレート13が配設されている。このプレート13には、減圧乾燥時に、蓋部材31、ステージ32およびオーリング33から構成されるチャンバー内に収納された基板100を支持するための複数の支持ピン12が配設されている。また、プレート13の外側の位置には、基板100の下面を支持した状態で上下方向に移動することにより、基板100を昇降させる昇降ピン11が配設されている。この昇降ピン11は、基板100を図示しない搬送アームとの間で受け渡しするために使用されるものであり、図示しない昇降機構に連結する支持部材36上に立設されている。
図16に示すように、昇降ピン11は、温度ムラ等に起因する基板100により製造されるディバイスへの悪影響を防止するため、基板100における有効エリア外となる基板100の端縁付近において基板100を支持している。また、支持ピン12は、基板の端縁付近の他、基板100より製造されるディバイスに悪影響を与えないように、面取りパターン等を考慮した位置にも配設されている。
この減圧乾燥装置により基板を減圧乾燥するときには、蓋部材31を上昇させた後、昇降ピン11を支持部材36とともに上昇させ、搬送アームにより搬送された基板100を昇降ピン11により支持する。しかる後、昇降ピン11が支持部材36とともに下降することにより、基板100を昇降ピン11から支持ピン12に受け渡す。次に蓋部材31がオーリング33と当接する位置まで下降して密閉されたチャンバーを形成する。しかる後、排気口34より排気を行うことにより、蓋部材31、ステージ32およびオーリング33から構成されるチャンバー内を減圧することにより、チャンバー内に収納された基板100上の薄膜を減圧乾燥する。このときには、排気口34の上部はプレート13により覆われていることから、チャンバー内を排気するために排気口34より排気を行った場合においても、排気口34の直上の領域において乾燥ムラが発生することはない。
特開平10−76211号公報 特開2007−234758号公報
近年の基板の大型化、薄板化に伴い、基板100を昇降するときに、図16に示すように基板100の端縁付近を昇降ピン11により支持して昇降させた場合には、基板100の中央部が大きく撓み、基板の受渡時に基板100が搬送アームと干渉したり、基板100に塗布された塗布液の液流れが発生したりするという問題が生ずる。このため、基板100を昇降させるときに、基板100の端縁のみではなく、中央部をも昇降ピンで支持する必要が生じてきた。
図15および図16に示す減圧乾燥装置で基板100の中央部を支持するためには、プレート13における基板100の中央部と対向する領域に孔部を設け、この孔部を貫通した状態で、他の昇降ピン11と同期して上下方向に移動する新たな昇降ピンを配設すればよい。
しかしながら、このような構成を採用した場合においては、プレート13に孔部が形成されたことにより、基板100におけるこの孔部と対向する位置に乾燥ムラが生ずることが、この発明の発明者により確認された。
これは、第1に、プレート13に孔部が形成された場合には、減圧乾燥時の溶剤の蒸発に伴って基板100とともにプレート13が冷却されるときに、プレート13が存在する部分と、プレート13に形成された孔部とで温度差が生じ、孔部に相当する領域で乾燥ムラが生ずること、また、第2に、減圧乾燥時に、蓋部材31、ステージ32およびオーリング33から構成されるチャンバー内の気体がプレート13に形成された孔部を通過して排気口34に移動することから、孔部に相当する領域で乾燥ムラが生ずることが、原因と考えられる。
なお、上述した特許文献2に記載の基板処理装置においては、リフトプレートには孔部は形成されないが、特許文献2に記載の構成を採用した場合には、リフトプレートと基板を搬送するための搬送アームとの干渉が生じやすいという問題が生ずる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、基板の中央部付近を昇降ピンにより支持した場合においても、基板の全域においてムラを生ずることなく、基板上の薄膜を均一に乾燥することが可能な減圧乾燥装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、チャンバー内に収納された基板上の薄膜を減圧乾燥する減圧乾燥装置において、前記チャンバーの底部に形成され、前記チャンバー内を減圧するための排気口と、前記排気口から上方に離隔した位置に配置され、前記排気口の上部を覆うプレートと、前記プレートに配設され、減圧乾燥時に前記チャンバー内に収納された基板を支持する支持ピンと、基板の下面を支持した状態で、前記プレートに形成された孔部を貫通して上下方向に移動することにより、基板を昇降させる昇降ピンと、前記昇降ピンに付設されるとともに、前記プレートに形成された孔部を覆う形状を有し、前記昇降ピンの昇降に伴って、前記プレートに形成された孔部と近接する孔部の遮蔽位置と、前記プレートに形成された孔部から離隔する離隔位置との間を昇降するフランジ部材と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記プレートには、前記フランジ部材を収納する凹部が形成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記プレートには、前記フランジ部材を囲む凸部が形成される。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記フランジ部材の下面には凸部が形成され、前記プレートには、前記フランジ部材の凸部を収納する凹部が形成される。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記プレートと前記フランジ部材との間にシール部材を有する。
請求項1から請求項5に記載の発明によれば、孔部を覆うフランジ部材の作用により、基板の中央部付近を昇降ピンにより支持する構成を採用した場合においても、基板の全域においてムラを生ずることなく、基板上の薄膜を均一に乾燥することが可能となる。
この発明に係る減圧乾燥装置の側面概要図である。 昇降ピン11および支持ピン12等の配置を示す平面図である。 昇降ピン11および支持ピン12等の配置を示す平面図である。 複数の昇降ピン11のうち、プレート13内部の基板100と対向する位置に配置された昇降ピン11のプレート13との関係を示す側面概要図である。 プレート13内部の基板100と対向する位置に配置された昇降ピン11のプレート13との関係を示す斜視図である。 プレート13内部の基板100と対向する位置に配置された昇降ピン11のプレート13との関係を示す斜視図である。 この発明に係る減圧乾燥装置による減圧乾燥動作を示す説明図である。 この発明に係る減圧乾燥装置による減圧乾燥動作を示す説明図である。 この発明に係る減圧乾燥装置による減圧乾燥動作を示す説明図である。 この発明に係る減圧乾燥装置による減圧乾燥動作を示す説明図である。 この発明の第2実施形態にかかるフランジ部21およびプレート13の側面概要図である。 この発明の第3実施形態にかかるフランジ部21およびプレート13の側面概要図である。 この発明の第4実施形態にかかるフランジ部21およびプレート13の側面概要図である。 この発明の第5実施形態にかかるフランジ部21およびプレート13の側面概要図である。 従来の減圧乾燥装置の側面概要図である。 昇降ピン11および支持ピン12等の配置を示す平面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る減圧乾燥装置の側面概要図である。また、図2および図3は、昇降ピン11および支持ピン12等の配置を示す平面図である。ここで、図2は、大型の基板100を支持する状態を示しており、図3は、小型の基板101を支持する状態を示している。なお、図1においては、理解を容易とするため、昇降ピン11および支持ピン12の配置と本数を図2および図3に示す正しい位置から変更して図示している。以下の説明においては、大型の基板100を減圧乾燥する場合について説明する。
この減圧乾燥装置は、蓋部材31と、ステージ32と、これらの蓋部材31とステージ32との間に配設されるシール部材としてのオーリング33とを備える。これらの蓋部材31、ステージ32およびオーリング33は、矩形状の基板100を減圧乾燥するためのチャンバーを構成する。ステージ32には、減圧機構として機能する真空ポンプ39に接続された排気口34が形成されている。また、ステージ32には、蓋部材31、ステージ32およびオーリング33から構成されるチャンバー内を大気解放するときに、このチャンバー内に窒素ガスやドライエアを導入するための導入口35が形成されている。
ステージ32から上方に離隔した位置には、排気口34を含むステージ32のほぼ全域を覆うプレート13が配設されている。このプレート13には、減圧乾燥時に、蓋部材31、ステージ32およびオーリング33から構成されるチャンバー内に収納された基板100を支持するための複数の支持ピン12が配設されている。また、プレート13の外側の位置とプレート13の内部の基板100と対向する位置とには、基板100の下面を支持した状態で上下方向に移動することにより、基板100を昇降させる昇降ピン11が配設されている。この昇降ピン11は、基板100を後述する搬送アーム50との間で受け渡しするために使用されるものであり、連結部材37を介して昇降機構38に連結する支持部材36上に立設されている。
図4は、複数の昇降ピン11のうち、プレート13内部の基板100と対向する位置に配置された昇降ピン11のプレート13との関係を示す側面概要図である。また、図5および図6は、プレート13内部の基板100と対向する位置に配置された昇降ピン11のプレート13との関係を示す斜視図である。ここで、図4および図5は、昇降ピン11が下降位置に配置された状態を示し、図6は、昇降ピン11が上昇位置に配置された状態を示している。
図1および図2に示す複数の昇降ピン11のうちプレート13内部の基板100と対向する位置に配置された昇降ピン11は、図4から図6に示すように、プレート13に形成された孔部41を貫通する構成を有する。そして、この昇降ピン11には、円盤状のフランジ部材21が付設されている。この昇降ピン11は、プレート13の外側の位置に配設された昇降ピン11とともに、図1に示す支持部材36上に立設されている。そして、これらの昇降ピン11は、昇降機構38の駆動により支持部材36が上下方向に移動することにより、互いに同期して上下方向に移動する。
昇降機構38の駆動により支持部材36が上下方向に移動して、プレート13内部の基板100と対向する位置に配置された昇降ピン11が下降した場合には、この昇降ピン11に付設されたフランジ部材21は、図4および図5に示すように、プレート13に形成された孔部41と近接する孔部41の遮蔽位置に配置される。一方、昇降機構38の駆動により支持部材36が上下方向に移動して、プレート13内部の基板100と対向する位置に配置された昇降ピン11が上昇した場合には、この昇降ピン11に付設されたフランジ部材21は、図6に示すように、プレート13に形成された孔部41から離隔する離隔位置に配置される。
ここで、減圧処理時に蓋部材31、ステージ32およびオーリング33から構成されるチャンバー内にパーティクルが発生することを防止するため、昇降ピン11とプレート13とは非接触状態を維持する必要がある。このため、プレート13に形成された孔部41の内径は、昇降ピン11の外径より一定以上大きくなっている。このため、昇降ピン11とプレート13との間には、隙間が生じている。また、同様の理由により、孔部41の遮蔽位置に配置されたフランジ部材21の下面とプレート13の上面との間にも、一定の隙間が形成されている。
なお、後述するように、孔部41を気体が通過することをフランジ部材21に作用により防止するためには、孔部41の遮蔽位置に配置されたフランジ部材21の下面とプレート13の上面との間隔は、1mm以下とすることが好ましい。また、フランジ部材21の外形は、孔部41の内径より大きいことが好ましい。また、このフランジ部21の材質は、プレート13の材質と同様の材質とすることが好ましい。プレート13が、例えば、アルミニウム製であれば、フランジ部21もアルミニウムから構成することが好ましい。
次に、このような構成を有する減圧乾燥装置による減圧乾燥動作について説明する。図7から図10は、この発明に係る減圧乾燥装置による減圧乾燥動作を示す説明図である。なお、図7から図10においては、図1に示す減圧乾燥装置の一部の領域のみを図示している。
この減圧乾燥装置により基板100に形成された薄膜の減圧乾燥を実行するときには、最初に、基板100を、蓋部材31、ステージ32およびオーリング33から構成されるチャンバー内に搬送する。この場合においては、図7に示すように、蓋部材31を上昇させ、支持ピン51により基板100を支持した搬送アーム50をチャンバー内に進入させる。このときには、昇降ピン11は、支持部材36とともに、図7に示す上昇位置に配置されている。
この状態において、図8に示すように、搬送アーム50を下降させる。これにより、基板100は、搬送アーム50における支持ピン51から、上昇位置に配置された昇降ピン11に移載される。なお、昇降ピン11が上昇位置にあるときには、図6に示すように、フランジ部材21は、プレート13に形成された孔部41から離隔する離隔位置に配置されている。
次に、図9に示すように、搬送アーム50を、蓋部材31、ステージ32およびオーリング33から構成されるチャンバー内から退出させる。
そして、図10に示すように、昇降ピン11を、支持部材36とともに、図10に示す下降位置まで下降させる。これにより、昇降ピン11により支持されていた基板100は、支持ピン12に移載される。そして、蓋部材31を下降させて、蓋部材31、ステージ32およびオーリング33により密閉されたチャンバーを構成する。しかる後、真空ポンプ39の作用により排気口34を介してチャンバー内を排気する。このときには、排気口34の上部は、プレート13により覆われていることから、チャンバー内を排気するために排気口34より排気を行った場合においても、排気口34の直上の領域において乾燥ムラが発生することはない。
また、このときには、昇降ピン11が下降位置まで下降し、フランジ部材21が図4および図5に示すプレート13に形成された孔部41と近接する孔部41の遮蔽位置に配置されている。このフランジ部材21は、プレート13に形成された孔部41の内径より大きく孔部41全体を覆う形状を有する。また、このフランジ部21の下面とプレート13の上面との間隔は、1mm以下の小さな間隔となっている。このため、このフランジ部材21とプレート13とは、実質的にラビリンス構造を構成する。そして、上述したように、このフランジ部21は、プレート13と同じ材質となっている。
このため、第1に、減圧乾燥時に、プレート13が存在する部分と孔部41に対応する領域とで温度差が生じることはない。また、第2に、減圧乾燥時に、蓋部材31、ステージ32およびオーリング33から構成されるチャンバー内の気体がプレート13に形成された孔部41を通過して移動することを抑制することができる。従って、これらの作用が相俟って、孔部41に相当する領域で乾燥ムラが発生することを効果的に防止することが可能となる。
基板100に対する減圧乾燥が完了すれば、導入口35から窒素ガスやドライエアを蓋部材31、ステージ32およびオーリング33から構成されるチャンバー内に導入する。そして、基板100を上述した搬入動作とは逆の動作により搬出する。
次に、この発明の他の実施形態について説明する。図11は、この発明の第2実施形態にかかるフランジ部21およびプレート13の側面概要図である。
この第2実施形態においては、プレート13に、フランジ部材21を収納可能な凹部42が形成されている。このような構成を採用した場合には、プレート13とフランジ部材21との間のラビリンス効果を高めることが可能となる。
図12は、この発明の第3実施形態にかかるフランジ部21およびプレート13の側面概要図である。
この第3実施形態においては、プレート13に、フランジ部材21を囲む凸部43が形成されている。この凸部43は、フランジ部材21の外周部に円周状に配置される。このような構成を採用した場合にも、プレート13とフランジ部材21との間のラビリンス効果を高めることが可能となる。
図13は、この発明の第4実施形態にかかるフランジ部21およびプレート13の側面概要図である。
この第4実施形態においては、フランジ部材21の下面に、フランジ部材21と同心円状の円周形状の凸部22が形成されるとともに、プレート13の上面に、凸部22を収納可能な凹部44が形成されている。このような構成を採用した場合にも、プレート13とフランジ部材21との間のラビリンス効果を高めることが可能となる。
図14は、この発明の第5実施形態にかかるフランジ部21およびプレート13の側面概要図である。
この第5実施形態においては、プレート13とフランジ部材21の間に、オーリングよりなるシール部材23が配設されている。このような構成を採用した場合には、プレート13とフランジ部材21との間を、完全に遮断することが可能となる。
11 昇降ピン
12 支持ピン
13 プレート
21 フランジ部材
22 凸部
23 シール部材
31 蓋部材
32 ステージ
33 オーリング
34 排気口
35 導入口
36 支持部材
37 連結部材
38 昇降機構
39 真空ポンプ
41 孔部
42 凹部
43 凸部
44 凹部
50 搬送アーム
51 支持ピン
100 基板
101 基板

Claims (5)

  1. チャンバー内に収納された基板上の薄膜を減圧乾燥する減圧乾燥装置において、
    前記チャンバーの底部に形成され、前記チャンバー内を減圧するための排気口と、
    前記排気口から上方に離隔した位置に配置され、前記排気口の上部を覆うプレートと、
    前記プレートに配設され、減圧乾燥時に前記チャンバー内に収納された基板を支持する支持ピンと、
    基板の下面を支持した状態で、前記プレートに形成された孔部を貫通して上下方向に移動することにより、基板を昇降させる昇降ピンと、
    前記昇降ピンに付設されるとともに、前記プレートに形成された孔部を覆う形状を有し、前記昇降ピンの昇降に伴って、前記プレートに生成された孔部と近接する孔部の遮蔽位置と、前記プレートに形成された孔部から離隔する離隔位置との間を昇降するフランジ部材と、
    を備えたことを特徴とする減圧乾燥装置。
  2. 請求項1に記載の減圧乾燥装置において、
    前記プレートには、前記フランジ部材を収納する凹部が形成される減圧乾燥装置。
  3. 請求項1に記載の減圧乾燥装置において、
    前記プレートには、前記フランジ部材を囲む凸部が形成される減圧乾燥装置。
  4. 請求項1に記載の減圧乾燥装置において、
    前記フランジ部材の下面には凸部が形成され、前記プレートには、前記フランジ部材の凸部を収納する凹部が形成される減圧乾燥装置。
  5. 請求項1に記載の減圧乾燥装置において、
    前記プレートと前記フランジ部材との間にシール部材を有する減圧乾燥装置。
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