JP2015063256A - ドライバー眼球位置推定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストでドライバーの眼球位置を推定することができるドライバー眼球位置推定装置を提供すること。
【解決手段】車体3に設けられ、車両後方を映す運転席側ドアミラー10の及び助手席側ドアミラー20と、両ドアミラー10,20にそれぞれ設けられ、各ドアミラー10,20上に結像した車両後方の目視対象物P1,G,P2を、ドライバーDの所定方向に視線に一致させる際に基準となる第1指標部31,第2指標部32,第3指標部33と、両ドアミラー10,20の向きをそれぞれ調整し、各指標部31,32,33に目視対象物P1,G,P2を合わせるミラー調整スイッチ40と、両ドアミラー10,20の向きをそれぞれ検出する右ポテンショメータ51,左ポテンショメータ52と、両ドアミラー10,20の向きと、両ドアミラー10,20の間隔寸法Lと、に基づいてドライバーDの眼球の位置を推定する座標演算部60と、を備える構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両後方を映すバックミラーを備えたドライバー眼球位置推定装置に関する発明である。
従来、車両後方を映すバックミラーの向きと、このバックミラーからドライバーの眼球までの距離と、に基づいて、ドライバーの眼球の位置を推定するドライバー眼球位置推定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特表平10-509933号公報
ところで、従来のドライバー眼球位置推定装置では、眼球の位置を推定するために、バックミラーの向きに加えて、バックミラーから眼球までの距離情報が必要であった。そのため、バックミラーに眼球までの距離を検出する距離検出センサを設ける必要があり、コストがかかるという問題が生じていた。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、低コストでドライバーの眼球位置を推定することができるドライバー眼球位置推定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のドライバー眼球位置推定装置は、第1バックミラー及び第2バックミラーと、指標部と、ミラー調整手段と、ミラー方向検出手段と、眼球位置推定手段と、を備えている。
前記第1バックミラー及び第2バックミラーは、車体に設けられ、それぞれ車両後方を映す。
前記指標部は、前記第1,第2バックミラーにそれぞれ設けられ、この第1,第2バックミラー上に結像した車両後方の目視対象物を、ドライバーの所定方向の視線に一致させる際の基準となる。
前記ミラー調整手段は、前記第1,第2バックミラーの向きをそれぞれ調整し、前記指標部に前記第1,第2バックミラー上に結像した前記目視対象物を合わせる。
前記ミラー方向検出手段は、前記第1,第2バックミラーの向きをそれぞれ検出する。
前記眼球位置推定手段は、前記第1,第2バックミラーの向きと、前記第1,第2バックミラーの間隔寸法と、に基づいて前記ドライバーの眼球の位置を推定する。
本発明のドライバー眼球位置推定装置では、ミラー調整手段により、第1,第2バックミラーの向きがそれぞれ調整され、指標部に第1,第2バックミラー上に結像した目視対象物が合わせられる。また、眼球位置推定手段により、第1,第2バックミラーの向きと、この第1,第2バックミラーの間隔寸法に基づいてドライバーの眼球の位置が推定される。
すなわち、指標部に第1,第2バックミラー上に結像した目視対象物を合わせることで、ドライバーの所定方向の視線に対する第1,第2バックミラーの向きを規定することができる。そして、この規定された第1,第2バックミラーの向きと第1,第2バックミラーの間隔寸法から、演算によって眼球位置が推定される。
そのため、距離センサのようなバックミラーから眼球までの距離を検出する手段を不要とすることができ、コストの増加を抑制することができる。この結果、低コストでドライバーの眼球位置を推定することができる。
実施例1のドライバー眼球位置推定装置を示す全体システム図である。 実施例1の運転席側ドアミラーを模式的に示す正面図である。 実施例1の助手席側ドアミラーを模式的に示す正面図である。 (a)は右側後方見切り点を示す模式図であり、(b)は車体に対する地平線を示す模式図である。 実施例1の座標演算部にて実行される眼球位置推定処理の流れを示すフローチャートである。 運転席側ドアミラーにおいて右側後方見切り点と第1指標部が一致した状態を示す説明図である。 運転席側ドアミラーにおいて地平線と第2指標部が一致した状態を示す説明図である。 助手席側ドアミラーにおいて左側後方見切り点と第3指標部が一致した状態を示す説明図である。 運転席側ドアミラーに対する水平方向視線角度と、助手席側ドアミラーに対する水平方向視線角度、及び、ドライバー眼球の前後位置及び左右位置を示す説明図である。 運転席側ドアミラーに対する垂直方向視線角度と、ドライバー眼球の上下位置を示す説明図である。 実施例2のドライバー眼球位置推定装置における助手席側ドアミラーを模式的に示す正面図である。 実施例2の座標演算部にて実行される眼球位置推定処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の助手席側ドアミラーにおいて地平線と第4指標部が一致した状態を示す説明図である。 目視対象物の他の第1例を模式的に示す車両側面図である。 目視対象物の他の第2例を模式的に示す車両側面図である。 指標部を運転席側ドアミラーの枠部に設けた例を示す正面図である。 発光手段を有する指標部の構成例を示す運転席側ドアミラーの断面図である。 (a)は映像投影手段を有する指標部の構成例を示す運転席側ドアミラーの断面図であり、(b)は図18(a)に示すドアミラーでの指標部の一例を示す図であり、(c)は図18(a)に示すドアミラーでの指標部の他の例を示す図である。 指標部を点状に表示した例を示す運転席側ドアミラーの正面図である。
以下、本発明のドライバー眼球位置推定装置を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
(実施例1)
まず、実施例1のドライバー眼球位置推定装置における構成を「システム全体構成」、「ドアミラーの詳細構成」、「目視対象物の詳細構成」、「眼球位置推定処理の構成」に分けて説明する。
[システム全体構成]
図1は、実施例1のドライバー眼球位置推定装置を示す全体システム図である。以下、図1に基づき、実施例1のドライバー眼球位置推定装置のシステム全体構成を説明する。
実施例1のドライバー眼球位置推定装置1は、図1に示すように、運転席側ドアミラー10と、助手席側ドアミラー20と、第1指標部31と、第2指標部32と、第3指標部33と、ミラー調整スイッチ40と、右ポテンショメータ51と、左ポテンショメータ52と、座標演算部60と、を備え、車両2に搭載されている。
前記運転席側ドアミラー10は、車両2の車体3の右側面(右位置)3aに設けられ、車両後方を映す第1バックミラーである。前記助手席側ドアミラー20は、車体3の左側面(左位置)3bに設けられ、車両後方を映す第2バックミラーである。この運転席側ドアミラー10及び助手席側ドアミラー20は、それぞれ向きを調整可能となっている。
ここで、「運転席側ドアミラー10の向き」とは、運転席側ドアミラー10の車両左右方向に対する傾斜角度、及び、車両上下方向に対する傾斜角度である。また、「助手席側ドアミラー20の向き」とは、助手席側ドアミラー20の車両上下方向に対する傾斜角度、及び、車両上下方向に対する傾斜角度である。
また、運転席側ドアミラー10と助手席側ドアミラー20は、車体3に対して左右対称に取り付けられており、車両前後方向位置が一致すると共に、図示しないが同じ高さ位置に設けられている。
前記第1指標部31及び第2指標部32は、運転席側ドアミラー10に設けられ、後述する目視対象物(ここでは右側後方見切り点P1又は地平線(不図示))を、ドライバー(図示せず)の所定方向の視線に一致させる際に基準となる目印である。
前記第3指標部33は、助手席側ドアミラー20に設けられ、後述する目視対象物(ここでは左側見切り点P2)を、ドライバー(図示せず)の所定方向の視線に一致させる際に基準となる目印である。
前記ミラー調整スイッチ40は、運転席側ドアミラー10と助手席側ドアミラー20の向きをそれぞれ調整するミラー調整手段である。このミラー調整スイッチ40は、右側左右操作部41と、右側上下操作部42と、左側左右操作部43と、左側上下操作部44と、を有している。
各操作部41,42,43,44は、運転席の近傍位置に設けられ、運転席に着座したドライバーが頭部を移動させることなく操作可能となっている。
前記右側左右操作部41は、ドライバーによって操作され、運転席側ドアミラー10の車両左右方向に対する傾斜角度を調整する調整信号を出力する。この右側左右操作部41は、例えばシーソースイッチからなり、一方を押圧することで運転席側ドアミラー10を車両右側方に向かって回動させる調整信号を出力する。また、他方を押圧することで運転席側ドアミラー10を車両左側方に向かって回動させる調整信号を出力する。
前記右側上下操作部42は、ドライバーによって操作され、運転席側ドアミラー10の車両上下方向に対する傾斜角度を調整する調整信号を出力する。この右側上下操作部42は、例えばシーソースイッチからなり、一方を押圧することで運転席側ドアミラー10を上方に向かって回動させる調整信号を出力する。また、他方を押圧することで運転席側ドアミラー10を下方に向かって回動させる調整信号を出力する。
前記左側左右操作部43は、ドライバーによって操作され、助手席側ドアミラー20の車両左右方向に対する傾斜角度を調整する調整信号を出力する。この左側左右操作部43は、例えばシーソースイッチからなり、一方を押圧することで助手席側ドアミラー20を車両右側方に向かって回動させる調整信号を出力する。また、他方を押圧することで助手席側ドアミラー20を車両左側方に向かって回動させる調整信号を出力する。
前記左側上下操作部44は、ドライバーによって操作され、助手席側ドアミラー20の車両上下方向に対する傾斜角度を調整する調整信号を出力する。この左側上下操作部44は、例えばシーソースイッチからなり、一方を押圧することで助手席側ドアミラー20を上方に向かって回動させる調整信号を出力する。また、他方を押圧することで助手席側ドアミラー20を下方に向かって回動させる調整信号を出力する。
前記右ポテンショメータ51は、運転席側ドアミラー10に設けられ、この運転席側ドアミラー10の向きを検出するミラー方向検出手段である。前記左ポテンショメータ52は、助手席側ドアミラー20に設けられ、この助手席側ドアミラー20の向きを検出するミラー方向検出手段である。
この右ポテンショメータ51及び左ポテンショメータ52による検出結果は、座標演算部60に入力される。
前記座標演算部60は、運転席側ドアミラー10と助手席側ドアミラー20の向きと、この両ドアミラー10,20の車幅方向の間隔寸法(以下、ミラー間隔Lという)と、に基づき、ドライバーの眼球の位置を推定する眼球位置推定手段である。この座標演算部60は、情報取得部61と、メモリ62と、演算部63と、を有している。
前記情報取得部61は、右ポテンショメータ51及び左ポテンショメータ52からの検出結果と、メモリ62に記憶された各種情報を、必要に応じて取得する。
前記メモリ62は、ミラー間隔L等の各種の必要情報を記憶している。
前記演算部63は、情報取得部61によって取得された各種情報に基づき、後述する眼球位置推定処理を実行して、ドライバーの眼球位置を演算する。
[ドアミラーの詳細構成]
図2は、実施例1の運転席側ドアミラーを模式的に示す正面図である。図3は、実施例1の助手席側ドアミラーを模式的に示す正面図である。以下、図2及び図3に基づき実施例1のドアミラーの詳細構成について説明する。
前記運転席側ドアミラー10は、図2に示すように、鏡面11aを車両後方に向けて車両後方を映す鏡部11と、この鏡部11の周縁部を支持する枠部12と、車両上下方向に起立した垂直軸13と、車両左右方向に延在した水平軸14と、垂直軸13を回動する第1モータ15と、水平軸14を回動する第2モータ16と、を有している。
ここで、鏡部11と枠部12とは一体的に固定されている。
前記垂直軸13は、枠部12の車両下方に面した下側面12aに固定され、車体3に対して回動可能に支持されている。前記水平軸14は、枠部12の車体3に面した車体側面12bに固定され、車体3に対して回動可能に支持されている。
前記第1モータ15は、車体3に設けられ、図示しない出力軸が垂直軸13に連結している。この第1モータ15は、ミラー調整スイッチ40の右側左右操作部41からの調整信号が入力されることで、駆動電圧が供給されて回動する。そして、この第1モータ15によって垂直軸13が回動し、運転席側ドアミラー10の鏡部11及び枠部12が一体となって車両左右方向に対して回動する。
前記第2モータ16は、車体3に設けられ、図示しない出力軸が水平軸14に連結している。この第2モータ16は、ミラー調整スイッチ40の右側上下操作部42からの調整信号が入力されることで、駆動電圧が供給されて回動する。そして、この第2モータ16によって水平軸14が回動し、運転席側ドアミラー10の鏡部11及び枠部12が一体となって車両上下方向に対して回動する。
また、鏡部11の鏡面11aには、第1指標部31と、第2指標部32と、が設けられている。
前記第1指標部31は、鏡面11aのうち、車幅方向中央よりも車体3に近接した位置に設定された車両上下方向に延びる線状の印刷部分である。ここでは、破線で表示されると共に、鏡部11の上端部11bから下端部11cに至るまで設けられている。
前記第2指標部32は、鏡面11aのうち、車両上下方向中央部に設定された車両左右方向に延びる線状の印刷部分である。ここでは、破線で表示されると共に、鏡部11の車体側端部11dから第1指標部31に至るまで設けられている。
前記助手席側ドアミラー20は、図3に示すように、鏡面21aを車両後方に向けて車両後方を映す鏡部21と、この鏡部21の周縁部を支持する枠部22と、車両上下方向に起立した垂直軸23と、車両左右方向に延在した水平軸24と、垂直軸23を回動する第1モータ25と、水平軸24を回動する第2モータ26と、を有している。
ここで、鏡部21と枠部22とは一体的に固定されている。
前記垂直軸23は、枠部22の車両下方に面した下側面22aに固定され、車体3に対して回動可能に支持されている。前記水平軸24は、枠部22の車体3に面した車体側面22bに固定され、車体3に対して回動可能に支持されている。
前記第1モータ25は、車体3に設けられ、図示しない出力軸が垂直軸23に連結している。この第1モータ25は、ミラー調整スイッチ40の左側左右操作部43からの調整信号が入力されることで、駆動電圧が供給されて回動する。そして、この第1モータ25によって垂直軸23が回動し、助手席側ドアミラー20の鏡部21及び枠部22が一体となって車両左右方向に対して回動する。
前記第2モータ26は、車体3に設けられ、図示しない出力軸が水平軸24に連結している。この第2モータ26は、ミラー調整スイッチ40の左側上下操作部44からの調整信号が入力されることで、駆動電圧が供給されて回動する。そして、この第2モータ26によって水平軸24が回動し、助手席側ドアミラー20の鏡部21及び枠部22が一体となって車両上下方向に対して回動する。
また、鏡部21の鏡面21aには、第3指標部33が設けられている。
前記第3指標部33は、鏡面21aのうち、車幅方向中央よりも車体3に近接した位置に設定された車両上下方向に延びる線状の印刷部分である。ここでは、破線で表示されると共に、鏡部21の上端部21bから下端部21cに至るまで設けられている。
[目視対象物の詳細構成]
図4(a)は車体側面を示す模式図であり、図4(b)は車体に対する地平線の位置を示す模式図である。以下、図1及び図4に基づき、目視対象物の詳細構成について説明する。
前記第1指標部31、第2指標部32、第3指標部33は、上述のように、それぞれドライバーから運転席側ドアミラー10又は助手席側ドアミラー20に設けられている。そして、各指標部31,32,33は、運転席側ドアミラー10又は助手席側ドアミラー20上に結像した(映った)目視対象物を、ドライバーの所定方向の視線に一致させる際に基準となる目印である。
一方、「目視対象物」とは、ドライバーの所定方向の視線に対して運転席側ドアミラー10の向きを決めるための基準、あるいは、ドライバーの所定方向の視線に対して助手席側ドアミラー20の向きを決めるための基準である。つまり、第1指標部31や第2指標部32に運転席側ドアミラー10上に結像した目視対象物を合わせることで、ドライバー眼球位置を推定する際の運転席側ドアミラー10の向きを決定する。また、第3指標部33に助手席側ドアミラー20上に結像した目視対象物を合わせることで、ドライバー眼球位置を推定する際の助手席側ドアミラー20の向きを決定する。
前記目視対象物は、各指標部31,32,33ごとに予め設定されており、少なくとも車両後方に存在し、ドライバーから運転席側ドアミラー10又は助手席側ドアミラー20を介して目視可能なものである。さらには、第1指標部31及び第2指標部に対する目視対象物は、運転席側ドアミラー10が車両左右方向及び車両上下方向に沿っているときに、この運転席側ドアミラー10に正対するものが好ましい。また、第3指標部33に対する目視対象物は、助手席側ドアミラー20が車両左右方向及び車両上下方向に沿っているときに、この助手席側ドアミラー20に正対するものが好ましい。
ここでは、第1指標部31に対する目視対象物として、図1及び図4に示す右側後方見切り点P1が設定されている。この右側後方見切り点P1は、ドライバーDよりも車両後方の車体3の一部であって、車両右側方に最も突出している部分である。なお、この右側後方見切り点P1は、図4(a)に示すように、運転席側ドアミラー10とほぼ同じ高さ位置に設定されている。
また、第2指標部32に対する目視対象物としては、図4(b)に示す車両後方の地平線Gが設定されている。この地平線Gは、空と地球との境界線であり、車両2の無限遠にある水平な線とみなすことができる。
また、第3指標部33に対する目視対象物としては、図1に示す左側後方見切り点P2が設定されている。この左側後方見切り点P2は、ドライバーよりも車両後方の車体3の一部であって、車両左側方に最も突出している部分である。なお、この左後方見切り点P2は、図示しないが右側後方見切り点P1や運転席側ドアミラー10、及び助手席側ドアミラー20とほぼ同じ高さ位置に設定されている。
[眼球位置推定処理の構成]
図5は、実施例1の座標演算部にて実行される眼球位置推定処理の流れを示すフローチャートである。以下、図5に基づき、眼球位置推定処理の各ステップについて説明する。なお、この眼球位置推定処理は、車両2が停車しているときに実行される。
ステップS1では、ミラー調整スイッチ40の右側左右操作部41を操作し、運転席側ドアミラー10に設けられた第1モータ15に駆動電圧を供給する。これにより、この第1モータ15が回転駆動し、運転席側ドアミラー10の垂直軸13が回動する。すなわち、運転席側ドアミラー10の車両左右方向に対する傾斜角度が変更される。そして、ステップS2へ進む。なお、この右側左右操作部41の操作は、運転席に着座して車両前方を向いたドライバーが、運転席側ドアミラー10を目視したまま頭部を移動させずに行う。
ステップS2では、ステップS1での右側左右操作部41の操作に続き、運転席側ドアミラー10に設けた第1指標部31が、この運転席側ドアミラー10に映った目視対象物である右側後方見切り点P1に一致したか否かを判断する。YES(一致)の場合はステップS3へ進む。NO(不一致)の場合はステップS1へ戻る。
なお、第1指標部31が右側後方見切り点P1に一致した状態とは、図6に示すように、ドライバーが運転席側ドアミラー10を見たときに、運転席側ドアミラー10に映った右側後方見切り点P1が車両上下方向に延びる第1指標部31と重なって見えることである。
ステップS3では、ステップS2での第1指標部31と右側後方見切り点P1とが一致との判断に続き、ミラー調整スイッチ40の右側上下操作部42を操作し、運転席側ドアミラー10に設けられた第2モータ16に駆動電圧を供給する。これにより、この第2モータ16が回転駆動し、運転席側ドアミラー10の水平軸14が回動する。すなわち、運転席側ドアミラー10の車両上下方向に対する傾斜角度が変更される。そして、ステップS4へ進む。なお、この右側上下操作部42の操作は、運転席に着座して車両前方を向いたドライバーが、運転席側ドアミラー10を目視したまま頭部を移動させずに行う。
ステップS4では、ステップS3での右側上下操作部42の操作に続き、運転席側ドアミラー10に設けた第2指標部32が、この運転席側ドアミラー10に映った目視対象物である地平線Gに一致したか否かを判断する。YES(一致)の場合はステップS5へ進む。NO(不一致)の場合はステップS3へ戻る。
なお、第2指標部32が地平線Gに一致した状態とは、図7に示すように、ドライバーが運転席側ドアミラー10を見たときに、運転席側ドアミラー10に映った地平線Gが車両左右方向に延びる第2指標部32と同じ高さに見えることである。
ステップS5では、ステップS4での第2指標部32と地平線Gとが一致との判断に続き、ミラー調整スイッチ40の左側左右操作部43を操作し、助手席側ドアミラー20に設けられた第1モータ25に駆動電圧を供給する。これにより、この第1モータ25が回転駆動し、助手席側ドアミラー20の垂直軸23が回動する。すなわち、助手席側ドアミラー20の車両左右方向に対する傾斜角度が変更される。そして、ステップS6へ進む。なお、この左側左右操作部43の操作は、運転席に着座して車両前方を向いたドライバーが、助手席側ドアミラー20を目視したまま頭部を移動させずに行う。
ステップS6では、ステップS5での左側左右操作部43の操作に続き、助手席側ドアミラー20に設けた第3指標部33が、この助手席側ドアミラー20に映った目視対象物である左側後方見切り点P2に一致したか否かを判断する。YES(一致)の場合はステップS7へ進む。NO(不一致)の場合はステップS5へ戻る。
なお、第3指標部33が左側後方見切り点P2に一致した状態とは、図8に示すように、ドライバーが助手席側ドアミラー20を見たときに、助手席側ドアミラー20に映った左側後方見切り点P2が車両上下方向に延びる第3指標部33と重なって見えることである。
ステップS7では、ステップS6での第3指標部33と左側後方見切り点P2とが一致との判断に続き、運転席側ドアミラー10の車両左右方向に対する傾斜角度を検出し、ステップS8へ進む。ここで、運転席側ドアミラー10の傾斜角度は、この運転席側ドアミラー10に設けられた右ポテンショメータ51によって検出される。
なお、「運転席側ドアミラー10の車両左右方向に対する傾斜角度」とは、図9に示すように、車幅方向に延びる左右方向線Xと、運転席側ドアミラー10の鏡部11の鏡面11aとでなす角θである。
ステップS8では、ステップS7での運転席側ドアミラー10の車両左右方向に対する傾斜角度θの検出に続き、このステップS7での検出結果に基づいて、運転席側ドアミラー10に対する水平方向の視線角度を演算し、ステップS9へ進む。
ここで、「運転席側ドアミラー10に対する水平方向の視線角度」とは、図9に示すように、車幅方向に延びる左右方向線Xと、運転席側ドアミラー10を目視したドライバーDの視線Aとでなす角θである。また、この視線角度θは、下記式(1)によって行う。
θ(°)=90°−2×θ(°) …(1)
この演算結果は、座標演算部60の情報取得部61に入力される。
ステップS9では、ステップS8での運転席側ドアミラー10に対する視線角度θの演算に続き、助手席側ドアミラー20の車両左右方向に対する傾斜角度を検出し、ステップS10へ進む。ここで、助手席側ドアミラー20の傾斜角度は、この助手席側ドアミラー20に設けられた左ポテンショメータ52によって検出される。
なお、「助手席側ドアミラー20の車両左右方向に対する傾斜角度」とは、図9に示すように、車幅方向に延びる左右方向線Xと、助手席側ドアミラー20の鏡部21の鏡面21aとでなす角θである。
ステップS10では、ステップS9での助手席側ドアミラー20の車両左右方向に対する傾斜角度θの検出に続き、このステップS9での検出結果に基づいて、助手席側ドアミラー20に対する水平方向の視線角度を演算し、ステップS11へ進む。
ここで、「助手席側ドアミラー20に対する水平方向の視線角度」とは、図9に示すように、車幅方向に延びる左右方向線Xと、助手席側ドアミラー20を目視したドライバーDの視線Bとでなす角θである。また、この視線角度θは、下記式(2)によって行う。
θ(°)=90°−2×θ(°) …(2)
この演算結果は、座標演算部60の情報取得部61に入力される。
ステップS11では、ステップS10での助手席側ドアミラー20に対する視線角度θの演算に続き、予めメモリ62に記憶された運転席側ドアミラー10と助手席側ドアミラー20との車幅方向の間隔寸法(ミラー間隔)Lを情報取得部61に入力することで読み込み、ステップS12へ進む。
ステップS12では、ステップS11でのミラー間隔Lの読み込みに続き、ドライバーDの眼球の車両前後方向の位置、及び、車両左右方向の位置を推定演算し、ステップS13ヘ進む。
ここで、眼球の車両前後方向の位置及び車両左右方向の位置は、図9に示す視線Aと視線Bとの交点の座標から求めることができ、情報取得部61に入力した視線角度θと、視線角度θと、ミラー間隔Lとから求める。
ステップS13では、ステップS12での眼球の車両前後方向の位置及び車両左右方向の位置の推定演算に続き、運転席側ドアミラー10の車両上下方向に対する傾斜角度を検出し、ステップS14へ進む。ここで、運転席側ドアミラー10の傾斜角度は、この運転席側ドアミラー10に設けられた右ポテンショメータ51によって検出される。
なお、「運転席側ドアミラー10の車両上下方向に対する傾斜角度」とは、図10に示すように、鉛直方向に延びる上下方向線Yと、運転席側ドアミラー10の鏡部11の鏡面11aとでなす角θである。
ステップS14では、ステップS13での運転席側ドアミラー10の車両上下方向に対する傾斜角度θの検出に続き、このステップS13での検出結果に基づいて、運転席側ドアミラー10に対する垂直方向の視線角度を演算し、ステップS15へ進む。
ここで、「運転席側ドアミラー10に対する垂直方向の視線角度」とは、図10に示すように、水平方向に延びる前後方向線Zと、運転席側ドアミラー10を目視したドライバーDの視線Cとでなす角θである。また、この視線角度θは、下記式(3)によって行う。
θ(°)=90°−2×θ(°) …(3)
この演算結果は、座標演算部60の情報取得部61に入力される。
ステップS15では、ステップS14での運転席側ドアミラー10に対する視線角度θの演算に続き、ドライバーDの眼球の車両上下方向の位置を推定演算し、エンドへ進む。
ここで、眼球の車両上下方向の位置は、ステップS12にて求めた眼球の車両前後方向の位置、つまり運転席側ドアミラー10から眼球までの前後方向距離L2と、情報取得部61に入力した視線角度θとから、下記式(4)に基づいて求める。
X=L2×tanθ ・・・(4)
なお、Xは、運転席側ドアミラー10から眼球までの車両上下方向寸法である。
次に、作用を説明する。
実施例1のドライバー眼球位置推定装置1において、ドライバーDの眼球位置を推定するには、図5に示す眼球位置推定処理を実行する。
すなわち、まず、ステップS1→ステップS2へと進み、車両2が停車している状態でミラー調整スイッチ40の右側左右操作部41を操作し、運転席側ドアミラー10に設けられた第1指標部31に、この運転席側ドアミラー10に映った右側後方見切り点P1を合わせる。
続いて、ステップS3→ステップS4へと進み、右側上下操作部42を操作し、運転席側ドアミラー10に設けられた第2指標部32に、この運転席側ドアミラー10に映った地平線Gを合わせる。
これにより、運転席側ドアミラー10の車両左右方向に対する向きと、車両上下方向に対する向きが、ドライバーの所定方向に視線に合わせて決定される。
次に、ステップS5→ステップS6へと進み、左側左右操作部43を操作し、助手席側ドアミラー20に設けられた第3指標部33に、この助手席側ドアミラー20に映った左側後方見切り点P2を合わせる。
これにより、助手席側ドアミラー20の車両左右方向に対する向きが、ドライバーの所定方向の視線に合わせて決定される。
このように運転席側ドアミラー10及び助手席側ドアミラー20の向きが決定したら、ステップS7→ステップS8→ステップS9→ステップS10→ステップS11→ステップS12へと進む。つまり、図9に示すように、右側後方見切り点P1から出て、運転席側ドアミラー10の鏡面11a上に設けられた第1指標部31の位置で反射した光の軌跡と、左側後方見切り点P2から出て、助手席側ドアミラー20の鏡面21a上に設けられた第3指標部33の位置で反射した光の軌跡を、それぞれ水平面に投影した際の軌跡交点が、ドライバーDの眼球の車両前後方向の位置と、車両左右方向の位置になる。
これにより、運転席側ドアミラー10の車両左右方向に対する傾斜角度θと、助手席側ドアミラー20の車両左右方向に対する傾斜角度θと、ミラー間隔Lに基づいて、眼球の車両前後方向位置と、車両左右方向の位置を演算推定することができる。
すなわち、この図5に示すステップS7〜ステップS12が、第1バックミラーの向きと、第2バックミラーの向きと、第1,第2バックミラーの間隔寸法と、から眼球の車両前後方向位置及び車両左右方向位置を推定する第1推定手段に相当する。
そして、眼球の車両前後方向位置を演算推定したら、ステップS13→ステップS14→ステップS15へと進む。つまり、図10に示すように、地平線Gから出て、運転席側ドアミラー10の鏡面11a上に設けられた第2指標部32の位置で反射した光の軌跡は、ドライバーDの眼球を通る。このため、この反射光の軌跡と眼球の車両前後方向位置でなす線を、それぞれ鉛直面に投影した際の交点が、ドライバーDの眼球の車両上下方向の位置になる。
これにより、運転席側ドアミラー10の車両上下方向に対する傾斜角度θと、運転席側ドアミラー10から眼球までの前後方向距離L2に基づいて、眼球の車両上下方向位置を演算推定することができる。
すなわち、この図5に示すステップS13〜ステップS15が、第1バックミラーの向きと、眼球の車両前後方向位置と、から眼球の車両上下方向位置を推定する第2推定手段に相当する。
このように、ドライバーDの眼球位置は、第1指標部31〜第3指標部33にドアミラー10,20上に結像した目視対象物を合わせた後、運転席側ドアミラー10の向きと、助手席側ドアミラー20の向きと、ミラー間隔Lと、に基づいて演算によって推定することができる。
これにより、距離センサのようなバックミラーから眼球までの距離を検出する手段を不要とすることができ、コストの増加を抑制することができる。この結果、低コストでドライバーの眼球位置を推定することができる。
また、この実施例1では、目視対象物として、ドライバーDよりも車両後方であって、車両左右方向に最も突出した車体3の一部である右側後方見切り点P1と、左側後方見切り点P2とした。
これにより、車両2側に目印となる印を設けることなくとも、ドライバーDは目視対象物を景色等の他の鏡面11aや鏡面21aに映ったものと識別することができ、ミラー角度の調整を簡単に行うことができると共に、コストの上昇をさらに抑制することができる。
さらに、第2指標部32に対する目標対象物としては、ドライバーDよりも車両後方にある地平線とした。
これにより、車両2側に目印となる印を設けることなくとも、ドライバーDは目視対象物を容易に識別することができ、ミラー角度の調整を簡単に行うことができると共に、コストの上昇をさらに抑制することができる。
一方、運転席側ドアミラー10は、鏡部11とこれを支持する枠部12を有し、第1指標部31及び第2指標部32は、それぞれ鏡部11に設けられた印刷部分となっている。また、助手席側ドアミラー20は、鏡部21とこれを支持する枠部22を有し、第3指標部33は、鏡部21に設けられた印刷部分となっている。
そのため、第1指標部31等を容易に設けることができて、さらなるコスト低下を図ることができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のドライバー眼球位置推定装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 車体3に設けられ、車両後方を映す第1バックミラー(運転席側ドアミラー)10の及び第2バックミラー(助手席側ドアミラー)20と、
前記第1,第2バックミラー10,20にそれぞれ設けられ、前記第1,第2バックミラー10,20上に結像した車両後方の目視対象物(右側後方見切り点P1、地平線G、左側後方見切り点P2)を、ドライバーDの所定方向の視線に一致させる際に基準となる指標部(第1指標部31,第2指標部32,第3指標部33)と、
前記第1,第2バックミラー10,20の向きをそれぞれ調整し、前記指標部31,32,33に前記第1,第2バックミラー10,20上に結像した前記目視対象物P1,G,P2を合わせるミラー調整手段(ミラー調整スイッチ)40と、
前記第1,第2バックミラー10,20の向きをそれぞれ検出するミラー方向検出手段(右ポテンショメータ51,左ポテンショメータ52)と、
前記第1,第2バックミラー10,20の向きと、前記第1,第2バックミラー10,20の間隔寸法Lと、に基づいて前記ドライバーDの眼球の位置を推定する眼球位置推定手段(座標演算部)60と、を備える構成とした。
これにより、低コストでドライバーDの眼球位置を推定することができる。
(2) 前記眼球位置推定手段(座標演算部)60は、前記第1バックミラー(運転席側ドアミラー)10の向きと、前記第2バックミラー(助手席側ドアミラー)20の向きと、前記第1,第2バックミラー10,20の間隔寸法Lと、から前記眼球の車両前後方向位置及び車両左右方向位置を推定する第1推定手段(ステップS7〜ステップS12)と、
前記第1バックミラー10の向きと、前記第1推定手段(ステップS7〜ステップS12)により推定した前記眼球の車両前後方向位置と、から前記眼球の車両上下方向位置を推定する第2推定手段(ステップS13〜ステップS15)と、
を備える構成とした。
これにより、(1)の効果に加え、低コストで容易にドライバーDの眼球位置を推定することができる。
(3) 前記目視対象物を、前記ドライバーDよりも車両後方であって車両左右方向に最も突出した前記車体3の一部となる車体構成物(右側後方見切り点P1、左側後方見切り点P2)とする構成とした。
これにより、(1)又は(2)の効果に加え、目視対象物として車体3に目印となる印を設ける必要がないため、コスト上昇を抑制することができる。
(4) 前記目視対象物を、前記ドライバーDよりも車両後方にある空と地球との境界線(地平線)Gとする構成とした。
これにより、(1)又は(2)の効果に加え、目視対象物とした車体3に目印となる印を設ける必要がないため、コスト上昇を抑制することができる。
(5) 前記第1,第2バックミラー(運転席側ドアミラー10、助手席側ドアミラー20)は、車両後方を映す鏡面11a、21aを有する鏡部11、21と、前記鏡部11、21を支持する枠部12、22と、を有し、
前記指標部(第1指標部31、第2指標部32、第3指標部33)を、前記鏡部11、21に設ける構成とした。
これにより、(1)から(3)のいずれかの効果に加え、第1指標部31等を容易に設けることができて、さらなるコスト低下を図ることができる。
(実施例2)
実施例2は、ドライバーの眼球の車両上下方向位置の推定演算パラメータを、実施例1と異ならせた例である。
まず、実施例2の構成を説明する。
図11は、実施例2の助手席側ドアミラーを模式的に示す正面図である。なお、実施例1と同等の構成については、実施例1と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
実施例2のドライバー眼球位置推定装置では、助手席側ドアミラー20に対し、第3指標部33に加えて、第4指標部34を設けている。
この第4指標部34は、図11に示すように、鏡面21aのうち、車両上下方向中央部に設定された車両左右方向に延びる線状の印刷部分である。ここでは、破線で表示されると共に、鏡部21の車体側端部21dから第3指標部33に至るまで設けられている。
また、この第4指標部34に対する目視対象物として、図4(b)に示す車両後方の地平線Gが設定されている。
次に、この実施例2における眼球位置推定処理を図12に示すフローチャートに基づき説明する。なお、実施例1での眼球位置推定処理と同様のステップについては、図5に示すフローチャートと同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図12に示すステップS6Aでは、ステップS6での第3指標部33と左側後方見切り点P2とが一致との判断に続き、ミラー調整スイッチ40の左側上下操作部44を操作し、助手席側ドアミラー20に設けられた第2モータ26に駆動電圧を供給する。これにより、この第2モータ26が回転駆動し、助手席側ドアミラー20の水平軸24が回動する。すなわち、助手席側ドアミラー20の車両上下方向に対する傾斜角度が変更される。そして、ステップS6Bへ進む。なお、この左側上下操作部44の操作は、運転席に着座して車両前方を向いたドライバーが、助手席側ドアミラー20を目視したまま頭部を移動させずに行う。
ステップS6Bでは、ステップS6Aでの左側上下操作部44の操作に続き、助手席側ドアミラー20に設けた第4指標部34が、この助手席側ドアミラー20に映った目視対象物である地平線Gに一致したか否かを判断する。YES(一致)の場合はステップS7へ進む。NO(不一致)の場合はステップS6Aへ戻る。
なお、第4指標部34が地平線Gに一致した状態とは、図13に示すように、ドライバーが助手席側ドアミラー20を見たときに、助手席側ドアミラー20に映った地平線Gが車両左右方向に延びる第4指標部34と同じ高さに見えることである。
また、図12に示すステップS15Aでは、ステップS14での運転席側ドアミラー10に対する視線角度θの演算に続き、ドライバーDの眼球の車両上下方向の第1位置を推定演算し、ステップS16へ進む。
ここで、眼球の車両上下方向の第1位置は、ステップS12にて求めた眼球の車両前後方向の位置、つまり運転席側ドアミラー10から眼球までの前後方向距離L2と、情報取得部61に入力した視線角度θとから、下記式(5)に基づいて求める。
X1=L2×tanθ ・・・(5)
なお、X1は、運転席側ドアミラー10から眼球までの第1の車両上下方向寸法である。この演算結果は、座標演算部60の情報取得部61に入力される。
ステップS16では、ステップS15Aでの第1上下位置の推定演算に続き、助手席側ドアミラー20の車両上下方向に対する傾斜角度を検出し、ステップS17へ進む。ここで、助手席側ドアミラー20の傾斜角度は、この助手席側ドアミラー20に設けられた左ポテンショメータ52によって検出される。
なお、「助手席側ドアミラー20の車両上下方向に対する傾斜角度」とは、鉛直方向に延びる上下方向線と、助手席側ドアミラー20の鏡部21の鏡面21aとでなす角である。
ステップS17では、ステップS16での助手席側ドアミラー20の車両上下方向に対する傾斜角度の検出に続き、このステップS16での検出結果に基づいて、助手席側ドアミラー20に対する垂直方向の視線角度を演算し、ステップS18へ進む。
ここで、「助手席側ドアミラー20に対する垂直方向の視線角度」とは、水平方向に延びる前後方向線と、助手席側ドアミラー20を目視したドライバーの視線とでなす角である。また、この視線角度は、上述の式(3)に準じて行う。この演算結果は、座標演算部60の情報取得部61に入力される。
ステップS18では、ステップS17での助手席側ドアミラー20に対する視線角度の演算に続き、ドライバーの眼球の車両上下方向の第2位置を推定演算し、ステップS19へ進む。
ここで、眼球の車両上下方向の第2位置は、ステップS12にて求めた眼球の車両前後方向の位置、つまり助手席側ドアミラー20から眼球までの前後方向距離と、情報取得部61に入力した助手席側ドアミラー20に対する垂直方向の視線角度とから、上述の式(4)に準じて求める。
ステップS19では、ステップS18での第2上下位置の推定演算に続き、ステップS15Aにて求めた第1上下位置と、ステップS18にて求めた第2上下位置の両方に基づいて、ドライバーの眼球の車両上下方向の位置を推定演算し、エンドへ進む。
ここで、眼球の車両上下方向の位置は、第1上下位置と第2上下位置の平均値とする。
このように、実施例2では、第2推定手段に相当するステップS13からステップS19において、ドライバーの眼球の車両上下方向の位置を推定演算する際に、運転席側ドアミラー10の傾斜角度だけでなく、助手席側ドアミラー20の傾斜角度も考慮している。そのため、推定誤差を低減し、眼球位置の推定精度の向上を図ることができる。
次に、効果を説明する。
実施例2のドライバー眼球位置推定装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(6) 前記第2推定手段(ステップS13〜ステップS19)は、前記第1バックミラー(運転席側ドアミラー)10の向きと、前記第1推定手段(ステップS7〜ステップS12)により推定した前記眼球の車両前後方向位置と、から推定した前記眼球の第1の車両上下方向位置と、
前記第2バックミラー(助手席側ドアミラー)20の向きと、前記第1推定手段(ステップS7〜ステップS12)により推定した前記眼球位置の車両前後方向位置と、から推定した前記眼球の第2の車両上下方向位置と、
に基づいて、前記眼球の車両上下方向位置を推定する構成とした。
これにより、眼球の車両上下方向位置の推定誤差を低減し、眼球位置の推定精度の向上を図ることができる。
以上、本発明のドライバー眼球位置推定装置を実施例1及び実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1,2では、いずれも目視対象物として、車体3の一部である右側後方見切り点P1や左側後方見切り点P2、又は地平線Gを設定する例を示した。しかしながら、これに限らない。例えば、図14に示すように、目視対象物として、車体3の右側面3aや左側面(ここでは図示せず)に形成されるプレスライン100を設定してもよい。
また、図15に示すように、目視対象物として、車体3の後部に設けられたドアハンドル101等の機能を有する部品であってもよい。
いずれの場合であっても、ドライバーDよりも車両後方であって、運転席側ドアミラー10や助手席側ドアミラー20を介して目視できるものであれば、目視対象物とすることができる。また、いずれの場合でも、車体3の一部であるので、車体3側に目印となる表示を設けることなく、目視対象物を設定することができる。
また、第2指標部32に対する目視対象物としては、車両後方にある地平線Gとしたが、これに限らない。水平線が目視できるときには、地平線に代わって水平線を目視対象物としてもよい。
また、実施例1では、第1指標部31及び第2指標部32を運転席側ドアミラー10の鏡部11に印刷によって設け、第3指標部33を助手席側ドアミラー20の鏡部21に印刷によって設ける例を示したが、これに限らない。例えば、図16に示すように、鏡部11を支持する枠部12の一部に第1指標部31Aや第2指標部32Aを設けてもよい。
この場合では、鏡部11の鏡面11aに第1指標部31A等を設ける必要がないので、走行時等に運転席側ドアミラー10を目視した際に、第1指標部31A等が邪魔にならず、車両後方を見えやすくすることができる。
そして、実施例1では、第1指標部31等を印刷によって設けた例を示したが、例えば、図17に示すように、第1指標部31Bや第2指標部32Bを、鏡部11や枠部12に設けられた透光性を有するハーフミラー状の第1表示部102A,第2表示部102Bと、この第1表示部102Aや第2表示部102Bの背面に配置されたLED電球等の点滅可能な発光手段103と、から構成してもよい。
この場合では、発光手段103が点灯し、第1表示部102A等を光が透過することで、第1指標部31B等を目視しやすくする。また、発光手段103が消灯したときには、第1表示部102A等を光が透過しないため、第1指標部31B等を目視しにくくすることができる。すなわち、発光手段103を点滅制御することで、必要に応じて第1表示部102A等を表示することができる。これにより、走行時等に第1指標部31Bが邪魔にならず、運転席側ドアミラー10を目視した際に煩わしさを感じさせにくくすることができる。
また、図18(a)に示すように、指標部104は、鏡面11aの背面に配置された映像投影手段104Aと、鏡部11に設けられて映像投影手段104Aから投影された映像によって表示される表示部104Bと、からなるものであってもよい。
ここで、表示部104Bは、目視対象物を映すべき領域(図18(b)において二点鎖線で囲んだ領域α)を表示してもよいし、目視対象物を映すべきでない領域(図18(c)において二点鎖線で囲んだ領域β)を表示してもよい。
また、表示部104Bに表示される内容は、映像投影手段104Aによって投影された映像であるため、表示内容を容易に変更することができる。そのため、例えば天候や時間帯(夜間・昼間)、ドライバーの好み等に応じて指標部104を目視しやすくすることができる。
さらに、図19に示す第1指標部31Cのように、指標部を点形状で表示してもよい。この場合では、例えば実施例1の第1指標部31と比べて、鏡部11の鏡面11aに占める指標部の割合を低く抑えることができ、運転席側ドアミラー10を目視した際の煩わしさを低減することができる。
また、指標部の形状は、線や点だけに限らず、予め設定した目視対象物の輪郭に沿うような変曲点形状であってもよい。
さらに、指標部を、枠部に設けた凹凸状の意匠によって表示するものであってもよいし、鏡部と枠部の両方に上述のいずれかの方法によって設けてもよい。
運転席側ドアミラー10や助手席側ドアミラー20の向きを検出するミラー方向検出手段として、右ポテンショメータ51や左ポテンショメータ52とする例を示したが、これに限らず、ロータリエンコーダであってもよい。
1 ドライバー眼球位置推定装置
2 車両
3 車体
10 運転席側ドアミラー(第1バックミラー)
11 鏡部
11a 鏡面
12 枠部
13 垂直軸
14 水平軸
15 第1モータ
16 第2モータ
20 助手席側ドアミラー(第2バックミラー)
21 鏡部
21a 鏡面
22 枠部
23 垂直軸
24 水平軸
25 第1モータ
26 第2モータ
31 第1指標部
32 第2指標部
33 第3指標部
40 ミラー調整スイッチ(ミラー調整手段)
51 右ポテンショメータ(ミラー方向検出手段)
52 左ポテンショメータ(ミラー方向検出手段)
60 座標演算部(眼球位置推定手段)
L ミラー間隔
P1 右側後方見切り点(目視対象物)
P2 左側後方見切り点(目視対象物)
G 地平線(目視対象物)
D ドライバー

Claims (9)

  1. 車体に設けられ、車両後方を映す第1バックミラー及び第2バックミラーと、
    前記第1,第2バックミラーにそれぞれ設けられ、前記第1,第2バックミラー上に結像した車両後方の目視対象物を、ドライバーの所定方向の視線に一致させる際に基準となる指標部と、
    前記第1,第2バックミラーの向きをそれぞれ調整し、前記指標部に前記第1,第2バックミラー上に結像した前記目視対象物を合わせるミラー調整手段と、
    前記第1,第2バックミラーの向きをそれぞれ検出するミラー方向検出手段と、
    前記第1,第2バックミラーの向きと、前記第1,第2バックミラーの間隔寸法と、に基づいて前記ドライバーの眼球の位置を推定する眼球位置推定手段と、
    を備えることを特徴とするドライバー眼球位置推定装置。
  2. 請求項1に記載されたドライバー眼球位置推定装置において、
    前記眼球位置推定手段は、前記第1バックミラーの向きと、前記第2バックミラーの向きと、前記第1,第2バックミラーの間隔寸法と、から前記眼球の車両前後方向位置及び車両左右方向位置を推定する第1推定手段と、
    前記第1バックミラーの向き、又は、前記第2バックミラーの向きの少なくとも一方と、前記第1推定手段により推定した前記眼球の車両前後方向位置と、から前記眼球の車両上下方向位置を推定する第2推定手段と、
    を有することを特徴とするドライバー眼球位置推定手段。
  3. 請求項2に記載されたドライバー眼球位置推定手段において、
    前記第2推定手段は、前記第1バックミラーの向きと、前記第1推定手段により推定した前記眼球の車両前後方向位置と、から推定した前記眼球の第1の車両上下方向位置と、
    前記第2バックミラーの向きと、前記第1推定手段により推定した前記眼球位置の車両前後方向位置と、から推定した前記眼球の第2の車両上下方向位置と、
    に基づいて、前記眼球の車両上下方向位置を推定する
    ことを特徴とするドライバー眼球位置推定手段。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載されたドライバー眼球位置推定装置において、
    前記目視対象物を、前記ドライバーよりも車両後方であって、車両左右方向に最も突出した前記車体の一部となる車体構成物とする
    ことを特徴とするドライバー眼球位置推定装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載されたドライバーの眼球位置推定装置において、
    前記目視対象物を、前記ドライバーよりも車両後方にある空と地球との境界線とする
    ことを特徴とするドライバー眼球位置推定装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたドライバーの眼球位置推定装置において、
    前記第1,第2バックミラーは、車両後方を映す鏡面を有する鏡部と、前記鏡部を支持する枠部と、を有し、
    前記指標部を、前記鏡部に設ける
    ことを特徴とするドライバー眼球位置推定装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたドライバーの眼球位置推定装置において、
    前記第1,第2バックミラーは、車両後方を映す鏡面を有する鏡部と、前記鏡部を支持する枠部と、を有し、
    前記指標部を、前記枠部に設ける
    ことを特徴とするドライバー眼球位置推定装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載されたドライバーの眼球位置推定装置において、
    前記指標部は、点滅可能な発光手段と、前記発光手段が点灯したときの光によって表示される表示部と、を有する
    ことを特徴とするドライバー眼球位置推定装置。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載されたドライバーの眼球位置推定装置において、
    前記指標部は、映像投影手段と、前記映像投影手段からの映像によって表示される表示部と、を有する
    ことを特徴とするドライバー眼球位置推定装置。
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