JP2015063115A - カートリッジ装着装置、クリーニング装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

カートリッジ装着装置、クリーニング装置及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Yoshiyuki Tsusawa
義行 津澤
井上 浩志
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Abstract

【課題】簡単な構成でカートリッジの装着状態を確実に確認できるカートリッジ装着装置、クリーニング装置及びインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】カートリッジ102のロックを解除するロックレバー160にインジケータ166が備えられる。インジケータ166は、ロックレバー160に備えられたロックピン162のロック穴164への嵌入/離脱に連動して、ロック位置とアンロック位置との間を移動する。ロックレバー160には、このインジケータ166の位置を確認する窓部174が備えられ、この窓部174からインジケータ166の位置を確認することにより、カートリッジの装着状態を確認する。
【選択図】図6

Description

本発明は、カートリッジ装着装置、クリーニング装置及びインクジェット記録装置に係り、特にカートリッジの装着を確認する技術に関する。
インクジェット記録装置には、インクジェットヘッドの吐出性能を維持するため、インクジェットヘッドのノズル面をクリーニングするクリーニング装置が備えられる。クリーニング装置は、ブレードや多孔質体、ワイピングクロスなどの払拭部材でノズル面を払拭することにより、ノズル面をクリーニングする。
クリーニング装置に備えられる払拭部材は消耗品であるため、必要に応じて交換される。この交換の作業を容易にするため、払拭部材をカートリッジ化したクリーニング装置が知られている(たとえば、特許文献1など)。
払拭部材をカートリッジ化したクリーニング装置では、装置本体にカートリッジ装着部が備えられ、カートリッジは、そのカートリッジ装着部に着脱自在に装着される。カートリッジ装着部は、カートリッジが嵌め込み可能な凹部として装置本体に備えられる。そして、このカートリッジ装着部には、装着されたカートリッジをロックするためのロック機構が備えられる。
ロック機構は、たとえば、ロックピンとロック穴とで構成され、ロックピンをロック穴に嵌入させることにより、カートリッジをロックする。このロック機構は、通常、カートリッジが正規の位置に取り付けられたときにのみ作動するように構成される。たとえば、上記のロックピンとロック穴とで構成されるロック機構では、カートリッジが正規の位置まで嵌め込まれると、はじめてロックピンがロック穴に嵌入するように構成される。
ロックピンとロック穴とで構成されるロック機構では、ロックピンがロック穴に嵌入する時の音や振動などによって、ロック機構が作動したか否かを確認することができる。しかし、目視では確認することはできないため、カートリッジが正規の位置に取り付けられたか否かを確実に判断することが難しいという問題があった。
一方、特許文献2では、カートリッジ装着部にセンサを取り付けて、カートリッジの装着をセンサで検出することが提案されている。
特開2010−241127号公報 特開平11−34434号公報
しかしながら、カートリッジの装着をセンサで検出する構成では、センサが故障すると、検出が不能になるという欠点がある。また、別途センサの設置が必要になるため、装置が大型化し、かつ、コスト高になるという欠点もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成でカートリッジの装着状態を確実に確認できるカートリッジ装着装置、クリーニング装置及びインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段は次のとおりである。
第1の態様は、本体と、本体に装着されるカートリッジと、本体に備えられ、カートリッジが嵌め込まれる凹状のカートリッジ装着部と、カートリッジ装着部の内壁部に備えられるロック穴と、カートリッジの外壁部に配置され、カートリッジが本体に装着されると、基端部分がカートリッジ装着部内に配置され、かつ、先端部分がカートリッジ装着部の外側に配置されるロックレバーであって、カートリッジを本体に装着するときの装着方向と交差する方向に進退可能に設けられるロックレバーと、カートリッジに備えられ、ロックレバーをカートリッジの外側に向けて付勢する第1の付勢手段と、ロックレバーに備えられ、カートリッジを本体に装着すると、ロック穴に嵌入されるロックピンと、ロックレバーに備えられる窓部であって、カートリッジを本体に装着したときにカートリッジ装着部の外側に配置される窓部と、ロックレバーに備えられ、窓部に対して第1の位置と第2の位置との間を移動自在に設けられるインジケータと、ロックレバーに備えられ、インジケータを第2の位置に向けて付勢する第2の付勢手段と、カートリッジ装着部の内壁部に備えられる押圧部と、インジケータに備えられ、カートリッジが本体に装着されて、ロックピンがロック穴に嵌入されると、押圧部に当接して、インジケータを第2の付勢手段の付勢力に抗して、第1の位置に移動させる当接部と、を備えるカートリッジ装着装置である。
本態様によれば、カートリッジは、本体に備えられた凹状のカートリッジ装着部に嵌め込むことにより、本体に装着される。カートリッジをカートリッジ装着部に装着すると、ロックレバーに備えられたロックピンがカートリッジ装着部に備えられたロック穴に嵌入して、カートリッジがロックされる。ロックピンは、ロックレバーを付勢する第1の付勢手段の付勢力に抗して移動させることにより、ロック穴から抜ける。これにより、カートリッジのロックが解除される。
ロックレバーには、ロックピンのロック穴への嵌入/離脱に連動して第1の位置と第2の位置との間を移動するインジケータが備えられている。このインジケータの位置をロックレバーに備えられた窓部から確認することにより、ロックピンがロック穴に嵌入されているか否か、すなわち、カートリッジがロックされているか否かを確認することができる。
インジケータは、次の機構によって、ロックピンの動きに連動して、第1の位置と第2の位置との間を移動する。ロックレバーは、第1の付勢手段によってカートリッジの外側に向けて付勢されている。このため、ロックレバーに備えられたロックピンが、ロック穴の位置に位置すると、第1の付勢手段の付勢力によって自動的にロックピンがロック穴に嵌入される。これと同時にロックレバーはカートリッジの外側(=カートリッジ装着部の内壁側)に向かって移動する。ロックレバーがカートリッジの外側に向かって移動すると、インジケータに備えられた当接部がカートリッジ装着部に備えられた押圧部に当接する。インジケータは、第2の付勢手段によって第2の位置に向けて付勢されている。インジケータに備えられた当接部が押圧部に当接すると、押圧部が当接部を押圧して、インジケータを第2の付勢手段の付勢力に抗して第1の位置に移動させる。一方、ロックピンをロック穴から抜くために(カートリッジのロックを解除するために)、ロックレバーをカートリッジに向けて移動させると、当接部と押圧部との当接が解除される。当接部と押圧部との当接が解除されると、インジケータが第2の付勢手段の付勢力によって第2の位置に移動する。
このように、インジケータは、ロックピンのロック穴への嵌入/離脱に連動して、第1の位置(嵌入時の位置)と第2の位置(離脱時の位置)との間を移動する。このインジケータの位置はロックレバーに備えられた窓部から確認することができるので、簡単にカートリッジの装着状態を確認することができる。また、メカニカルな機構によって、ロックピンの位置を確認するので、確実にカートリッジの装着状態(ロック解除(アンロック)の状態)を確認することができる。
第2の態様は、上記第1の態様のカートリッジ装着装置において、インジケータは、アーム部と、アーム部の先端部に備えられるインジケータ部とを備え、アーム部の基端部がロックレバーに備えられた支点を中心に揺動自在に支持されて、インジケータ部が窓部から突出する第1の位置と、窓部から退避する第2の位置との間を移動自在に設けられる態様である。
本態様によれば、ロックピンがロック穴に嵌入されると、ロックレバーに備えられた窓部からインジケータのインジケータ部が突出する。これにより、カートリッジの装着状態を目視で明瞭に確認することができる。
第3の態様は、上記第2の態様のカートリッジ装着装置において、ロックレバーは、基端部がカートリッジに備えられた支点を中心に揺動自在に支持されて、装着方向と交差する方向に進退可能に設けられる態様である。
本態様によれば、ロックレバーがカートリッジに備えられた支点を中心に揺動自在に支持される。これにより、簡単な構成でロックレバーを進退移動させることができる。
第4の態様は、上記第3の態様のカートリッジ装着装置において、ロックレバーは、先端部にツマミを備え、ツマミの真下に窓部が配置される態様である。
本態様によれば、ロックレバーの先端部にツマミが備えられ、そのツマミの真下(好ましくは、直下)に窓部が配置される。これにより、ツマミはオペレータが直接手で操作する部位なので、このツマミの真下に窓部を配置することにより、より容易にカートリッジの装着状態を確認することができる。
第5の態様は、上記第4の態様のカートリッジ装着装置において、インジケータ部がツマミと異なる色を有する態様である。
本態様によれば、インジケータ部がツマミと異なる色を有する。これにより、インジケータ部の視認性を向上でき、より容易にカートリッジの装着状態を確認することができる。
第6の態様は、上記第1から5のいずれか1の態様のカートリッジ装置において、第2の付勢手段の付勢力の大きさが、第1の付勢手段の付勢力の大きさ未満に設定される態様である。
本態様によれば、第2の付勢手段の付勢力(第2の付勢力)の大きさが、第1の付勢手段の付勢力(第1の付勢力)の大きさ未満に設定される。
第7の態様は、上記第6の態様のカートリッジ装置において、ロックレバーの搖動中心である第1支点から第1の付勢手段とロックレバーとの当接位置までの距離をR1S、第1支点から当接部と押圧部との当接位置までの距離をR1A、インジケータの搖動中心である第2支点から第2の付勢手段とインジケータとの当接位置までの距離をR2S、第2支点から当接部と押圧部との当接位置までの距離をR2Aとし、第1支点を搖動中心としてインジケータを搖動させる力と、第2支点を搖動中心としてインジケータを搖動させる力とのなす角度をθ(0°≦θ≦90°)とする場合に、第1の付勢手段の付勢力の大きさ|F1S|と、第2の付勢手段の付勢力の大きさ|F2S|との関係は、次式|F2S|<(R2A/R2S)×(R1S/R1A)×|F1A|cosθを満たしている。
本態様において、R2A<R2S、R1S<R1Aの場合は、|F2S|<|F1A|を満たす。
第8の態様は、本体と、本体に装着されるカートリッジと、本体に備えられ、カートリッジが嵌め込まれる凹状のカートリッジ装着部と、カートリッジ装着部の内壁部に備えられるロック穴と、カートリッジの外壁部に配置され、カートリッジが本体に装着されると、基端部分がカートリッジ装着部内に配置され、かつ、先端部分がカートリッジ装着部の外側に配置されるロックレバーであって、カートリッジを本体に装着するときの装着方向と交差する方向に進退可能に設けられるロックレバーと、カートリッジに備えられ、ロックレバーをカートリッジの外側に向けて付勢する第1の付勢手段と、ロックレバーに備えられ、カートリッジを本体に装着すると、ロック穴に嵌入されるロックピンと、本体に備えられる窓部と、本体に備えられ、窓部に対して第1の位置と第2の位置との間を移動自在に設けられるインジケータと、本体に備えられ、インジケータを第2の位置に向けて付勢する第2の付勢手段と、ロックレバーに備えられる押圧部と、インジケータに備えられ、カートリッジが本体に装着されて、ロックピンがロック穴に嵌入されると、押圧部に当接して、インジケータを第2の付勢手段の付勢力に抗して、第1の位置に移動させる当接部と、を備えるカートリッジ装着装置である。
本態様によれば、カートリッジは、本体に備えられた凹状のカートリッジ装着部に嵌め込むことにより、本体に装着される。カートリッジをカートリッジ装着部に装着すると、ロックレバーに備えられたロックピンがカートリッジ装着部に備えられたロック穴に嵌入して、カートリッジがロックされる。ロックピンは、ロックレバーを付勢する第1の付勢手段の付勢力に抗して移動させることにより、ロック穴から抜ける。これにより、カートリッジのロックが解除される。
本体には、ロックピンのロック穴への嵌入/離脱に連動して第1の位置と第2の位置との間を移動するインジケータが備えられており、このインジケータの位置を本体に備えられた窓部から確認することにより、ロックピンがロック穴に嵌入されているか否か、すなわち、カートリッジがロックされているか否かを確認することができる。
インジケータは、次の機構によって、ロックピンのロック穴への嵌入/離脱に連動して第1の位置と第2の位置との間を移動する。ロックレバーは、第1の付勢手段によってカートリッジの外側に向けて付勢されている。このため、ロックレバーに備えられたロックピンが、ロック穴の位置に位置すると、第1の付勢手段の付勢力によって自動的にロックピンがロック穴に嵌入される。これと同時にロックレバーはカートリッジの外側(=カートリッジ装着部の内壁側)に向かって移動する。ロックレバーがカートリッジの外側に向かって移動すると、ロックレバーに備えられた押圧部が、インジケータに備えられた当接部に当接する。インジケータは、第2の付勢手段によって第2の位置に向けて付勢されている。ロックレバーの押圧部が、インジケータの当接部に当接すると、押圧部が当接部を押圧して、インジケータを第2の付勢手段の付勢力に抗して第1の位置に移動させる。一方、ロックピンをロック穴から抜くために(カートリッジのロックを解除するために)、ロックレバーをカートリッジに向けて移動させると、当接部と押圧部との当接が解除される。当接部と押圧部との当接が解除されると、インジケータが第2の付勢手段の付勢力によって第2の位置に移動する。
このように、インジケータは、ロックピンのロック穴への嵌入/離脱に連動して、第1の位置(嵌入時の位置)と第2の位置(離脱時の位置)との間を移動する。このインジケータの位置は本体に備えられた窓部から確認することができるので、簡単にカートリッジの装着状態を確認することができる。また、メカニカルな機構によってロックピンの位置を確認するので、確実にカートリッジの装着状態を確認することができる。
第9の態様は、上記第8の態様のカートリッジ装着装置において、インジケータは、窓部から突出する第1の位置と、窓部から退避する第2の位置との間を移動自在に設けられる態様である。
本態様によれば、ロックピンがロック穴に嵌入されると、ロックレバーに備えられた窓部からインジケータが突出する。これにより、カートリッジの装着状態を目視で明瞭に確認することができる。
第10の態様は、上記第9の態様のカートリッジ装着装置において、ロックレバーは、基端部がカートリッジに備えられた支点を中心に揺動自在に支持されて、装着方向と交差する方向に進退可能に設けられる態様である。
本態様によれば、ロックレバーがカートリッジに備えられた支点を中心に揺動自在に支持される。これにより、簡単な構成でロックレバーを進退移動させることができる。
第11の態様は、上記第8から10のいずれか1の態様のカートリッジ装着装置において、第2の付勢手段の付勢力の大きさが、第1の付勢手段の付勢力の大きさ未満に設定される態様である。
本態様によれば、第2の付勢手段の付勢力(第2の付勢力)の大きさが、第1の付勢手段の付勢力(第1の付勢力)の大きさ未満に設定される。
第12の態様は、上記第11の態様のカートリッジ装着装置において、ロックレバーの搖動中心である第1支点から第1の付勢手段とロックレバーとの当接位置までの距離をR1S、第1支点から当接部と押圧部との当接位置までの距離をR1Aとする場合に、第1の付勢手段の付勢力の大きさ|F1S|と、第2の付勢手段の付勢力の大きさ|F2S|との関係は、次式|F2S|<(R1S/R1A)×|F1S|を満たしている。
本態様において、R1S<R1Aの場合には、|F2S|<|F1S|を満たす。
第13の態様は、上記第1から12のいずれか1の態様のカートリッジ装着装置を備え、カートリッジにインクジェットヘッドのノズル面を払拭する払拭部材を収容したクリーニング装置である。
本態様によれば、払拭部材をカートリッジ化したクリーニング装置において、上記第1から12のいずれか1の態様のカートリッジ装着装置を用いて、カートリッジがクリーニング装置に装着される。これにより、クリーニング装置において、カートリッジが正規の位置に装着されているか否かを確実に確認することができる。
第14の態様は、メディアを搬送するメディア搬送手段と、メディア搬送手段によって搬送されるメディアにインク滴を吐出して画像を記録するインクジェットヘッドと、上記第13の態様のクリーニング装置と、インクジェットヘッドのノズル面に沿ってクリーニング装置を相対的に移動させる移動手段と、を備え、ノズル面に沿ってクリーニング装置を相対的に移動させることにより、払拭部材でノズル面を払拭するインクジェット記録装置である。
本態様によれば、第13の態様のクリーニング装置がインクジェット記録装置に備えられる。これにより、インクジェット記録装置の装置上でクリーニング装置のカートリッジが正規の位置に装着されているか否かを確実に確認することができる。
本発明によれば、簡単な構成でカートリッジの装着状態を確実に確認できる。
インクジェット記録装置の一態様を示す平面図 インクジェット記録装置の一態様を示す正面図 インクジェット記録装置の一態様を示す側面図 インクジェットヘッドのノズル面の平面図 図4の一部を拡大した拡大図 クリーニング装置の正面断面図 クリーニング装置の背面断面図 カートリッジの正面断面図 カートリッジの平面図 カートリッジ装着途中のクリーニング装置の正面断面図 クリーニング装置の第2の実施の形態の正面断面図 カートリッジ装着途中のクリーニング装置の正面断面図 第1実施形態におけるロックレバー付勢バネの付勢力とインジケータ付勢バネの付勢力との関係を示す説明図 第2実施形態におけるロックレバー付勢バネの付勢力とインジケータ付勢バネの付勢力との関係を示す説明図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
《インクジェット記録装置》
〔インクジェット記録装置の装置構成〕
図1、図2、図3は、それぞれインクジェット記録装置の一態様を示す平面図、正面図、側面図である。
このインクジェット記録装置10は、枚葉のメディアMに所望の画像をシングルパスで記録するラインプリンタであり、メディアMを搬送するメディア搬送装置20と、メディア搬送装置20によって搬送されるメディアMにインク滴を吐出するインクジェットヘッド30と、インクジェットヘッド30をキャッピングするキャップ装置40と、インクジェットヘッド30をキャップ装置40に移送する移送装置50と、インクジェットヘッド30のノズル面をクリーニングするクリーニング装置100と、を備える。
〈メディア搬送装置〉
メディア搬送手段としてのメディア搬送装置20は、画像の記録対象であるメディアMを決められた搬送経路に沿って搬送する。
本実施の形態のメディア搬送装置20は、走行するベルト22の表面にメディアMを吸着させて、メディアMを一定の方向(図中Y方向)に沿って水平に搬送する。
無端状のベルト22は、複数のプーリ24に巻き掛けられて、その走行経路が設定される。ベルト22の走行経路は一部の区間が水平に設定される。メディアMは、このベルト22の走行経路が水平に設定された区間を用いて、水平に搬送される。
プーリ24の一つには、ベルト駆動モータ26が接続される。ベルト22は、このベルト駆動モータ26によって、プーリ24を回転駆動することにより走行する。
〈インクジェットヘッド〉
インクジェットヘッド30は、メディアMの幅に対応した幅を有するラインヘッドで構成される。インクジェットヘッド30は、先端部分に平坦なノズル面32を有する。
図4は、インクジェットヘッドのノズル面の平面図である。また、図5は、図4の一部を拡大した拡大図である。
本実施の形態のインクジェットヘッド30のノズル面32は長方形状を有する。ノズル面32には、長手方向(図中X方向)に沿ってノズル34が規則的に配列される。本実施の形態のインクジェットヘッド30では、図5に示すように、ノズル34が二次元マトリクス状に配置される。このようにノズル34を配置することにより、インクジェットヘッド30の長手方向に投影される実質的なノズル34の間隔を狭めることができ、ノズル34の高密度化を図ることができる。
〈キャップ装置〉
キャップ装置40(図1、2参照)は、インクジェットヘッド30のノズル面32を覆う中空のキャップ42を備える。キャップ装置40は、このキャップ42でインクジェットヘッド30のノズル面32を覆うことにより、ノズル面32が周囲環境に触れるのを防止する。
プリントしないとき、インクジェットヘッド30は、このキャップ装置40のキャップ42によってノズル面32が覆われる(キャッピング)。これにより、ノズル34から溶媒が蒸発したり、ノズル面32に異物が付着するのが防止される。
また、インクジェットヘッド30は、このキャップ装置40のキャップ42を利用して、パージ、予備吐出などのメンテナンス処理が行われる。
〈移送装置〉
移動手段としての移送装置50(図2、3参照)は、メディア搬送装置20とキャップ装置40との間でインクジェットヘッド30を移送する。
移送装置50は、メディア搬送装置20によるメディアMの搬送方向(図中Y方向)と直交する方向(図中X方向)に沿って往復移動するキャリッジ52を備える。キャリッジ52は、メディアMの搬送方向と直交する方向(図中X方向)に沿って水平に配設されたレール54に移動自在に設けられ、キャリッジ駆動装置58に駆動されて移動する。キャリッジ駆動装置58は、送りネジ58Aと、その送りネジ58Aを回転駆動するキャリッジ駆動モータ58Bとを備えて構成される。
キャリッジ52は、インクジェットヘッド30を搭載するためのマウント56を備える。インクジェットヘッド30は、このマウント56に着脱自在に装着される。マウント56に装着されたインクジェットヘッド30は、メディアMの搬送方向と直交して配置される(ノズル列の方向とメディアMの搬送方向とが直交する。)。また、そのノズル面32が水平に配置される。
マウント56には、図示しないインクジェットヘッド昇降機構が備えられる。マウント56に装着されたインクジェットヘッド30は、このインクジェットヘッド昇降機構によって、上下方向(図中Z方向)に昇降移動する。これにより、インクジェットヘッド30のノズル面32の高さ位置を調整することができる。また、これにより、メディア搬送装置20によって搬送されるメディアMとノズル面32との間の距離を調整することができる。
マウント56に装着されたインクジェットヘッド30は、キャリッジ52を移動させることにより、「プリント位置P1(図2において、インクジェットヘッド30を実線で示す位置)」と「キャップ位置P2(図2において、インクジェットヘッド30を一点破線で示す位置)」との間を移動する。インクジェットヘッド30は、プリント位置P1に位置することにより、メディア搬送装置20によるメディアMの搬送経路上に位置し、メディア搬送装置20によって搬送されるメディアMに対して画像の記録が可能になる。また、インクジェットヘッド30は、キャップ位置P2に位置することにより、キャップ42の上方に位置し、キャップ42でノズル面32を覆うことが可能になる。
〈クリーニング装置〉
クリーニング装置100は、払拭部材であるウェブ(帯状のワイピングクロス)110でインクジェットヘッド30のノズル面32を払拭して、ノズル面32をクリーニングする。
クリーニング装置100は、移送装置50によるインクジェットヘッド30の移動経路上に配置される。クリーニング装置100は、プリント位置P1とキャップ位置P2との間を移動するインクジェットヘッド30のノズル面32にウェブ110を押し当てて、ノズル面32を払拭する。
なお、クリーニング装置100の構成については、後に詳述する。
〔インクジェット記録装置のプリント動作〕
まず、インクジェットヘッド30をプリント位置P1に位置させる。これにより、インクジェットヘッド30が、メディア搬送装置20によるメディアMの搬送経路上に配置される。
次に、メディア搬送装置20にメディアMを給紙する。メディアMは、走行するベルト22の周面に吸着保持されて、水平に搬送される。
メディアMは、メディア搬送装置20に搬送されてインクジェットヘッド30の下を通過する。このインクジェットヘッド30の下を通過する際、インクジェットヘッド30のノズル面32に備えられたノズル34からインク滴が吐出されて、メディアMの表面に画像が記録される。
長期間装置の運転を停止する場合のように、プリントしないときは、インクジェットヘッド30をキャップ装置40でキャッピングする。この場合、移送装置50によってインクジェットヘッド30をキャップ位置P2に移動させる。
キャップ位置P2に位置すると、インクジェットヘッド30は、キャップ42の真上に位置する。インクジェットヘッド30は、マウント56に備えられた昇降機構によって下降し、キャップ42によってノズル面32がキャッピングされる。
《クリーニング装置(第1の実施の形態)》
〔クリーニング装置の装置構成〕
上記のように、クリーニング装置100は、プリント位置P1とキャップ位置P2との間を移動するインクジェットヘッド30のノズル面32にウェブ110を押し当てて、ノズル面32を払拭する。
ウェブ110は、ロール状に巻かれてカートリッジ102に収容されており、クリーニング装置100は、このウェブ110を収容したカートリッジ102をクリーニング装置本体104に装着して、インクジェットヘッド30のノズル面32を払拭する。
本発明のカートリッジ装着装置は、カートリッジ102をクリーニング装置本体104に装着するための装置として、クリーニング装置100に組み込まれる。なお、クリーニング装置本体104が、本発明に係るカートリッジ装着装置の本体を構成する。
図6、図7は、それぞれクリーニング装置の正面断面図、背面断面図である。また、図8、図9は、それぞれカートリッジの正面断面図、平面図である。
クリーニング装置100は、ウェブ110を収容したカートリッジ102と、カートリッジ102を装着するためのクリーニング装置本体104と、クリーニング装置本体104に装着されたカートリッジ102をロックするロック機構106とで構成される。
〈カートリッジ〉
カートリッジ102は、ハウジング120と、繰出軸122と、巻取軸124と、押圧ローラ126と、複数のガイドローラ(第1ガイドローラ128A〜第6ガイドローラ128F)と、動力伝達機構130とを備えて構成される。
ハウジング120は、中空の角柱形状(縦長の直方体形状)であり、正面部分に開閉可能な扉120Aを有する。ハウジング120は、扉120Aを開くと、内部が露出し、ウェブ110の装着が可能になる。
繰出軸122は、ハウジング120内に水平に配置される。ハウジング120には、この繰出軸122の基端部分を回転可能に支持する繰出軸受部132が備えられる。
巻取軸124は、ハウジング120内に水平に配置される。ハウジング120には、この巻取軸124の基端部を回転可能に支持する巻取軸受部134が備えられる。
繰出軸122と巻取軸124とは、互いに平行に配置され、ノズル面32の長手方向と直交して配置される(図中Y方向に沿って配置される。)。
繰出軸122には、ウェブ110がロール状に巻かれた繰出コア112Aが着脱自在に装着される。巻取軸124には、ウェブ110をロール状に巻き取るための巻取コア112Bが着脱自在に装着される。
繰出軸122と巻取軸124には、それぞれキーが備えられる。また、繰出コア112Aと巻取コア112Bには、それぞれキー溝が備えられる。繰出コア112Aが繰出軸122に装着されると、繰出軸122に備えられたキーが繰出コア112Aに備えられたキー溝に嵌合される。これにより、繰出コア112Aの供回りが防止される。同様に、巻取コア112Bが巻取軸124に装着されると、巻取軸124に備えられたキーが巻取コア112Bに備えられたキー溝に嵌合される。これにより、巻取コア112Bの供回りが防止される。
また、繰出軸122には、図示しないフリクション機構によって回転に一定の摩擦抵抗が与えられる。これにより、ウェブ110の繰り出しに一定の抵抗を与えることができ、ウェブ110が不用意に引き出されるのを防止することできる。
ウェブ110は、繰出コア112Aにロール状に巻かれた状態で提供される。ウェブ110の先端には、巻取コア112Bが取り付けられる。ウェブ110は、繰出コア112Aを繰出軸122に装着し、かつ、巻取コア112Bを巻取軸124に装着することにより、カートリッジ102に装着される。
ウェブ110は、吸収性を有する帯状のシートで構成され、たとえば、極微細な繊維(たとえば、PET(polyethylene terephthalate)、PE(polyethylene)等の極微細な繊維)を用いた編み又は織りからなる帯状のシートで構成される。ウェブ110、払拭するノズル面32の短手方向の幅と略同じ幅を有する。
押圧ローラ126は、ウェブ110をノズル面32に押し当てるための押圧部材であり、たとえば、ゴムローラで構成される。押圧ローラ126は、ハウジング120の上部に水平に配置され、かつ、ノズル面32の長手方向と直交して配置される(図中Y方向に沿って配置される。)。ハウジング120の上部には、押圧ローラ126を回転自在に支持する押圧ローラ軸受部136が備えられる。
押圧ローラ軸受部136は、押圧ローラ126の軸部の両端を回転自在し、かつ、押圧ローラ126の軸部の両端をバネ136Aで上方向(ノズル面32に向かう方向)に付勢しながら、上下方向(図中Z方向)に移動自在に支持する。
複数のガイドローラ(第1ガイドローラ128A〜第6ガイドローラ128F)は、それぞれウェブ110が巻き掛けられて、ウェブ110の走行をガイドする。繰出軸122から繰り出されたウェブ110は、第1ガイドローラ128A、第2ガイドローラ128B、第3ガイドローラ128Cを経て押圧ローラ126に巻き掛けられ、その後、第4ガイドローラ128D、第5ガイドローラ128E、第6ガイドローラ128Fを経て巻取軸124に巻き取られる。
第1ガイドローラ128Aは、ハウジング120内に水平に配置される。ハウジング120には、この第1ガイドローラ128Aの基端部を回転可能に支持する第1ガイドローラ軸受部138Aが備えられる。
第2ガイドローラ128Bは、ハウジング120の上部に水平に配置される。ハウジング120の上部には、この第2ガイドローラ128Bの両端部を回転可能に支持する第2ガイドローラ軸受部138Bが備えられる。この第2ガイドローラ128Bは、第1ガイドローラ128Aの真上に配置される。
第3ガイドローラ128Cは、ハウジング120の上部に水平に配置される。ハウジング120の上部には、この第3ガイドローラ128Cの基端部を回転可能に支持する第3ガイドローラ軸受部138Cが備えられる。
第4ガイドローラ128Dは、ハウジング120の上部に水平に配置される。ハウジング120の上部には、この第4ガイドローラ128Dの基端部を回転可能に支持する第4ガイドローラ軸受部138Dが備えられる。この第4ガイドローラ128Dは、押圧ローラ126を挟んで左右対象になる位置に配置される。
第5ガイドローラ128Eは、ハウジング120の上部に水平に配置される。ハウジング120の上部には、この第5ガイドローラ128Eの両端部を回転可能に支持する第5ガイドローラ軸受部138Eが備えられる。この第5ガイドローラ128Eは、押圧ローラ126を挟んで左右対象になる位置に配置される。
第6ガイドローラ128Fは、ハウジング120内に水平に配置される。ハウジング120には、この第6ガイドローラ128Fの基端部を回転可能に支持する第6ガイドローラ軸受部138Fが備えられる。この第6ガイドローラ128Fは、第5ガイドローラ128Eの真下に配置される。
動力伝達機構130は、クリーニング装置本体104に備えられたウェブ駆動モータの回転を巻取軸124に伝達する。動力伝達機構130は、第1ギア140と第2ギア142とからなるギア列で構成され、ハウジング120の背面部分に配置される。第1ギア140は巻取軸124に取り付けられる。第2ギア142はハウジング120の背面部に回転自在に支持される。第2ギア142は第1ギア140に噛み合わされており、第2ギア142を回転させると、その回転が第1ギア140に伝達されて、巻取軸124がウェブ110を巻き取る方向に回転する。
なお、巻取軸124を回転駆動すると、押圧ローラ126に巻き掛けられたウェブ110は、インクジェットヘッド30の移動方向に沿って走行し、その走行方向は、インクジェットヘッド30がプリント位置P1からキャップ位置P2に向かって移動するときの移動方向と同じである。
〈クリーニング装置本体〉
クリーニング装置本体104は、カートリッジ102を装着するためのカートリッジ装着部150を有する。カートリッジ装着部150は、上部が開口した凹状の空間としてクリーニング装置本体104に備えられる。本実施の形態のクリーニング装置100は、クリーニング装置本体104が上部が開口したボックス形状を有し、ボックスの内部がカートリッジ装着部150として機能している。
カートリッジ102は、この凹状のカートリッジ装着部150に嵌め込むことにより、クリーニング装置本体104に装着される。装着は、カートリッジ102をカートリッジ装着部150の開口部から垂直に落とし込むことにより行われる。
カートリッジ装着部150の内側には、図示しない位置決め部が備えられる。カートリッジ装着部150に嵌め込まれたカートリッジ102は、この位置決め部に係合して、所定位置に位置決めされる。
クリーニング装置本体104には、装着されたカートリッジ102のウェブ110を駆動するためのウェブ駆動モータ152が備えられる。ウェブ駆動モータ152は、カートリッジ装着部150内に配置される。ウェブ駆動モータ152の出力軸には、駆動ギア154が取り付けられる。
カートリッジ102をカートリッジ装着部150に嵌め込んでクリーニング装置本体104に装着すると、カートリッジ102に備えられた動力伝達機構130の第2ギア142が駆動ギア154に噛み合わされる。これにより、ウェブ駆動モータ152によって、巻取軸124を回転駆動することができ、ウェブ110を巻き取ることができる。
〈ロック機構〉
ロック機構106は、クリーニング装置本体104に装着されたカートリッジ102をロックする。
ロック機構106は、カートリッジ102側に備えられたロックピンをクリーニング装置本体104側に備えられたロック穴に嵌入させることにより、カートリッジ102をロックする。
ロック機構106は、主として、ロックレバー160と、ロックピン162と、ロック穴164と、インジケータ166とで構成される。
ロックレバー160は、ロックを解除するために使用する部材である。ロックレバー160は、長方形の板形状を有する。ロックレバー160は、カートリッジ102の外壁部に備えられ、カートリッジ102の装着(抜き取り)方向(図中Z方向)に沿って配置される。カートリッジ102のハウジング120は、このロックレバー160を支持する第1支点168を有する。ロックレバー160は、この第1支点168に基端部(下端部)が支持されて、カートリッジ102に揺動自在に支持される。ロックレバー160は、第1支点168を中心に揺動することにより、カートリッジ102の装着方向と交差する方向(ほぼ直交する方向)に進退可能に設けられる。
ロックレバー160は、カートリッジ102をカートリッジ装着部150に嵌め込んで、クリーニング装置本体104に装着すると、先端部(上端部)がカートリッジ装着部150の開口部から突出して配置される。このロックレバー160の先端部には、ロックレバー160を操作するためのツマミ160Aが備えられる。
ロックレバー160は、第1の付勢手段であるロックレバー付勢バネ170によって、カートリッジ102の外側に向けて付勢される。ロックレバー付勢バネ170は、ロックレバー160の背面部に備えられ、カートリッジ102のハウジング120との間でロックレバー160を外側に向けて第1の付勢力で付勢する。
ロックピン162は、ロックレバー160の正面部に備えられる。したがって、ロックピン162は、ロックレバー160と共に移動する。
ロック穴164は、カートリッジ装着部150の内壁部に備えられる。ロック穴164は、カートリッジ102がクリーニング装置本体104の正規の位置に取り付けられたときのロックピン162の位置に対応して配置される。すなわち、カートリッジ102がクリーニング装置本体104の正規の位置に取り付けられたときに、ロックピン162が嵌入される位置に配置される。これにより、カートリッジ102がクリーニング装置本体104の正規の位置に取り付けられたときにのみロック機構を作動させることができる。
インジケータ166は、ロックがされているか否かを確認するための部材である。インジケータ166は、ロックレバー160に備えられ、ロックピン162の嵌入状態に応じて第1の位置であるロック位置と第2の位置であるアンロック位置との間を移動する。すなわち、ロックピン162がロック穴164に嵌入されるとロック位置に位置し、ロックピン162がロック穴164に嵌入されていないとアンロック位置に位置する。
インジケータ166は、棒状のアーム部166Aと、アーム部166Aの先端部(上端部)に備えられるインジケータ部166Bと、アーム部166Aの基端部(下端部)に備えられる当接部166Cとを備えて構成される。
アーム部166Aは、ロックレバー160の背面部に配置され、長手方向に沿って配置される。ロックレバー160は、このアーム部166Aを支持する第2支点172を有する。アーム部166Aは、この第2支点172に基端部(下端部)が支持されて、ロックレバー160に揺動自在に支持される。アーム部166Aは、第2支点172を中心に揺動することにより、カートリッジ102の装着方向と交差する方向(ほぼ直交する方向)に進退可能に設けられる。
インジケータ部166Bは、アーム部166Aの先端部(上端部)に備えられる。インジケータ部166Bは、アーム部166Aに対して直交して配置され、かつ、先端部がロックレバー160に向けて配置される。
ロックレバー160には、インジケータ部166Bの位置に対応して窓部174が備えられる。アーム部166Aが揺動すると、この窓部174からインジケータ部166Bが突出/退避する。
窓部174は、ツマミ160Aの真下に配置される。また、窓部174は、カートリッジ102をクリーニング装置本体104に装着すると、カートリッジ装着部150から露出する位置(カートリッジ装着部150の開口部よりも上側の位置)に配置される。
なお、インジケータ部166Bが窓部174から突出したときのインジケータ166の位置をロック位置(第1の位置)とし、退避したときのインジケータ166の位置をアンロック位置(第2の位置)とする。
インジケータ166のアーム部166Aは、第2の付勢手段であるインジケータ付勢バネ176によって、カートリッジ102に向けて付勢される(ロックレバー160の背面部から離れる方向に向けて付勢される。)。インジケータ付勢バネ176は、アーム部166Aとロックレバー160との間に配置され、インジケータ166のアーム部166Aをカートリッジ102に向けて第2の付勢力で付勢する。アーム部166Aがカートリッジ102に向けて付勢されることにより、インジケータ部166Bは窓部174から退避する方向に付勢される。すなわち、インジケータ166がアンロック位置(第2の位置)に向けて付勢される。
当接部166Cは、アーム部166Aの基端部(下端部)に備えられる。当接部166Cは、アーム部166Aに対して直交して配置され、かつ、先端部がロックレバー160に向けて配置される。
ロックレバー160には、この当接部166Cの位置に対応して穴178が備えられる。当接部166Cは、この穴178を貫通して配置され、先端部がロックレバー160の正面側に突出して配置される。
当接部166Cは、ロックレバー160に備えられたロックピン162がロック穴164に嵌入されると、先端部がカートリッジ装着部150の内壁面150Aに当接する。
カートリッジ装着部150の内壁面150Aは、押圧部として機能し、当接部166Cの先端部がカートリッジ装着部150の内壁面150Aに当接すると、カートリッジ装着部150の内壁面150Aがインジケータ166の当接部166Cをカートリッジ102に向けて押圧する。この結果、インジケータ166がインジケータ付勢バネ176の付勢力に抗してロック位置側に移動し、インジケータ部166Bが窓部174から突出する。
ここで、インジケータ166は、ロックレバー160に備えられているため、カートリッジ装着部150の内壁面(押圧部)150Aから受ける押圧力は、ロックレバー160にも作用する。このため、インジケータ166のみが移動するように、インジケータ付勢バネ(第2の付勢手段)176の付勢力(第2の付勢力)と、ロックレバー付勢バネ(第1の付勢手段)170の付勢力(第1の付勢力)とが調整される。
なお、インジケータ166の当接部166Cがカートリッジ装着部150の内壁面150Aに当接したときに、インジケータ166及びロックレバー160が受ける力の関係は、第1支点168及び第2支点172の位置、当接部166Cの位置、インジケータ付勢バネ176及びロックレバー付勢バネ170の位置等による(詳細後述)。
本実施の形態が、インジケータ付勢バネ(第2の付勢手段)176の付勢力(第2の付勢力)をロックレバー付勢バネ(第1の付勢手段)170の付勢力(第1の付勢力)よりも弱く設定して、インジケータ166の当接部166Cが、カートリッジ装着部150の内壁面150Aに当接したとき、インジケータ166のみが移動するように構成している。
ロックレバー160をカートリッジ102側に傾動させて、ロックピン162をロック穴164から離脱させると、当接部166Cがカートリッジ装着部150の内壁面150Aから離間する。当接部166Cがカートリッジ装着部150の内壁面150Aから離間すると、インジケータ166は、インジケータ付勢バネ176の付勢力によってアンロック位置に移動する。この結果、インジケータ部166Bが窓部174から退避する。
このように、インジケータ166は、ロック穴164へのロックピン162の嵌入/離脱に連動して、ロック位置とアンロック位置との間を移動し、ロックレバー160に備えられた窓部174からインジケータ部166Bが突出/退避する。すなわち、カートリッジ102がロックされると、窓部174からインジケータ部166Bが突出する。この窓部174からのインジケータ部166Bの突出状態を確認することにより、カートリッジ102がロックされているか否かを確認することができる。また、カートリッジ102は、正規の位置に取り付けられたときにのみロックされるので、窓部174からのインジケータ部166Bの突出状態を確認することにより、カートリッジ102が正規の位置に取り付けられているか否かを確認することができる。
〔カートリッジの着脱動作〕
クリーニング装置100は、カートリッジ102をクリーニング装置本体104に装着して使用する。
〈カートリッジの装着〉
カートリッジ102は、クリーニング装置本体104のカートリッジ装着部150に嵌め込むことにより、クリーニング装置本体104に装着される。
図10は、カートリッジ装着途中のクリーニング装置の正面断面図である。
カートリッジ102は、垂直に起立させた状態でカートリッジ装着部150の開口部に垂直に落とし込むようにして、クリーニング装置本体104に装着する。この際、ロックピン162がカートリッジ装着部150の開口部の縁に当たらないように、ロックレバー160をカートリッジ102側に引いて、カートリッジ102をカートリッジ装着部150に装着する。
ここで、図10に示すように、装着途中のカートリッジ102は、ロックレバー160に備えられたロックピン162が、ロック穴164に嵌入しない。そして、ロックピン162がロック穴164に嵌入しない状態では、インジケータ166の当接部166Cがカートリッジ装着部150の内壁面150Aに当接しない。
インジケータ166の当接部166Cがカートリッジ装着部150の内壁面150Aに当接しない状態では、インジケータ166は、インジケータ付勢バネ176の付勢力によって、アンロック位置に位置する。そして、このアンロック位置では、インジケータ166のインジケータ部166Bが、ロックレバー160に備えられた窓部174から退避する。
カートリッジ102が、カートリッジ装着部150に完全に嵌め込まれて、正規の位置に取り付けられると、ロックピン162がロック穴164の位置に位置する。この状態でロックレバー160を開放すると、ロックレバー160がロックレバー付勢バネ170の付勢力によって、カートリッジ102の外側に向かって移動する。この結果、ロックレバー160に備えられたロックピン162がロック穴164に向かって移動し、図6に示すように、ロックピン162がロック穴164に嵌入される。これにより、カートリッジ102がロックされる。
一方、ロックピン162がロック穴164に嵌入されると、図6に示すように、インジケータ166の当接部166Cの先端部が、カートリッジ装着部150の内壁面150Aに当接する。
インジケータ166の当接部166Cの先端部が、カートリッジ装着部150の内壁面150Aに当接すると、カートリッジ装着部150の内壁面150Aが当接部166Cをカートリッジ102に向けて押圧する。この結果、インジケータ166がアンロック位置からロック位置に移動し、インジケータ部166Bが窓部174から突出する。作業者は、このインジケータ部166Bが窓部174から突出したことを確認して、カートリッジ102がロックされたこと、すなわち、カートリッジ102が正規の位置に取り付けられたことを確認する。
カートリッジ102が正規の位置に取り付けられると、カートリッジ102に備えられた動力伝達機構130の第2ギア142が、ウェブ駆動モータ152に備えられた駆動ギア154に噛み合わされる。これにより、巻取軸124を回転駆動することが可能になる。
〈カートリッジの取り外し〉
カートリッジ102をクリーニング装置本体104から取り外す場合は、まず、ロックレバー160をカートリッジ102側に向けて引く。これにより、ロックピン162がロック穴164から抜ける。この後、カートリッジ102を垂直に引き上げる。これにより、カートリッジ102がクリーニング装置本体104から取り外される。
〔クリーニング動作〕
ノズル面32のクリーニングは、キャップ位置P2からプリント位置P1に向かって移動するインクジェットヘッド30のノズル面32にウェブ110を押し当てることにより行われる。
まず、インクジェットヘッド30をキャップ位置P2に位置させる。
次に、ノズル面32の高さ調整が行われる。すなわち、ノズル面32がウェブ110に接触可能な位置に高さ調整される。
次に、インクジェットヘッド30がプリント位置P1に向けて移送される。
インクジェットヘッド30が、クリーニング装置100の手前まで移送されると、ウェブ駆動モータ152が駆動され、ウェブ110の巻き取りが開始される。これにより、ウェブ110が走行を開始する。
インクジェットヘッド30は、クリーニング装置100の上を通過する際、押圧ローラ126を介してウェブ110が、ノズル面32に押し当てられる。これにより、ノズル面32が払拭される。ウェブ110は、走行しながらノズル面32に押圧当接されるため、常に清浄な面でノズル面32を払拭することができる。なお、この時のウェブ110の走行方向は、ノズル面32の移動方向と逆方向となる。
インクジェットヘッド30がクリーニング装置100の上を通過し終えると、ウェブ駆動モータ152の駆動が停止される。
以上の一連の工程でノズル面32のクリーニングが完了する。
なお、上記の例では、インクジェットヘッド30をキャップ位置P2からプリント位置P1に向けて移動させて、ノズル面32を払拭しているが、インクジェットヘッド30をプリント位置P1からキャップ位置P2に向けて移動させて、ノズル面32を払拭してもよい。この場合、ノズル面32の移動方向とウェブ110の方向とが同じになる。また、インクジェットヘッド30を往復移動させて、ノズル面32を払拭させてもよい。
〔効果〕
以上説明したように、本実施の形態のクリーニング装置100によれば、インジケータ166を備えることにより、カートリッジ102の装着状態を明確に把握することができる。これにより、カートリッジ102の装着の不備を防止でき、安全にクリーニング装置を使用することができる。
また、インジケータ166は、目視しやすい位置(ツマミ160Aの真下)に配置されるため、カートリッジ102の装着の確認作業を容易に行うことができる。
さらに、メカニカルな機構によってカートリッジ102のロック/アンロックを確認することができるため、カートリッジ102の装着状況を確実に確認することができる。
《クリーニング装置の第2の実施の形態》
〈装置構成〉
図11は、クリーニング装置の第2の実施の形態の正面断面図である。
本実施の形態のクリーニング装置200は、ロック機構のインジケータの構成が、上述した第1の実施の形態のクリーニング装置100と異なる。したがって、ここでは、相違点についてのみ説明する。
図11に示すように、本実施の形態のクリーニング装置200において、インジケータ210は、クリーニング装置本体104に備えられる。インジケータ210は、カートリッジ102がクリーニング装置本体104に装着されて、ロックピン162がロック穴164に嵌入されると、クリーニング装置本体104から突出して、ロックされたことが確認できるように構成されている。
インジケータ210は、軸部210Aと、インジケータ部210Bと、当接部210Cとを備えて構成される。
軸部210Aは、円柱形状を有し、ロック穴164と平行に配置される(ロックレバー160の進退移動方向に沿って配置される。)。クリーニング装置本体104には、この軸部210Aが挿通される軸受穴212を有する。この軸受穴212は、クリーニング装置本体104の外壁部と内壁部(カートリッジ装着部150の内壁部)とを貫通して設けられる。
インジケータ部210Bは、円盤形状を有し、軸部210Aの先端同軸上に配置される。インジケータ部210Bは、クリーニング装置本体104の外壁面上に配置される。クリーニング装置本体104の外壁部には、このインジケータ部210Bが収容される凹部214が備えられる。凹部214は、インジケータの状態を確認する窓部として機能し、軸受穴212の先端同軸上に配置される。
当接部210Cは、円盤形状を有し、軸部210Aの基端同軸上に配置される。当接部210Cは、クリーニング装置本体104の内壁面上(カートリッジ装着部150の内壁面上)に配置される。
インジケータ210は、軸部210Aが軸受穴212に沿って前後移動することにより、第1の位置である「ロック位置」と、第2の位置である「アンロック位置」との間を移動する。インジケータ210は、ロック位置に位置することにより、インジケータ部210Bが、窓部である凹部214から突出し、アンロック位置に位置することにより、窓部である凹部214内に退避する(凹部214内に収容される。)。
インジケータ210は、第2の付勢手段であるインジケータ付勢バネ216によって、アンロック位置に向けて付勢される。インジケータ付勢バネ216は、その内周部にインジケータ210の軸部210Aが通されて、インジケータ210に取り付けられる。そして、一端がカートリッジ装着部150の内壁面150Aに係止され、他端が当接部210Cに係止されて、インジケータ210をアンロック位置に向けて付勢する。
ロックレバー160は、アーム部166Aがインジケータ210の当接部210Cを押圧する押圧部として機能する。ロックレバー160は、カートリッジ102が正規の位置に取り付けられて、ロックピン162がロック穴164に嵌入されると、ロックレバー付勢バネ170の付勢力によって、カートリッジ102の外側に向けて移動する。この結果、アーム部166Aがインジケータ210の当接部210Cに当接する。
ここで、インジケータ210は、インジケータ付勢バネ216によってロックレバー160の方向に付勢されているが、その付勢力(第2の付勢力)によってロックレバー160を押す力は、ロックレバー付勢バネ170の付勢力(第1の付勢力)によってロックレバー160を押す力よりも弱い。このため、当接部210Cにロックレバー160のアーム部166Aが当接すると、インジケータ210は、ロックレバー付勢バネ170がロックレバー160を押す力によって押されて、ロック位置に移動する。この結果、インジケータ210のインジケータ部210Bが窓部である凹部214から突出する。
〔カートリッジの着脱動作〕
〈カートリッジの装着〉
図12は、カートリッジ装着途中のクリーニング装置の正面断面図である。
カートリッジ102は、垂直に起立させた状態でカートリッジ装着部150の開口部に垂直に落とし込むようにして、クリーニング装置本体104に装着する。この際、ロックピン162がカートリッジ装着部150の開口部の縁に当たらないように、ロックレバー160をカートリッジ102側に引いて、カートリッジ102をカートリッジ装着部150に装着する。
図12に示すように、装着途中のカートリッジ102は、ロックレバー160に備えられたロックピン162が、ロック穴164に嵌入しない。そして、ロックピン162がロック穴164に嵌入しない状態では、インジケータ210の当接部210Cが、ロックレバー160のアーム部166Aに当接しない。この場合、インジケータ210は、インジケータ付勢バネ216の付勢力によって、アンロック位置に位置する。そして、このアンロック位置では、インジケータ210のインジケータ部210Bが、窓部である凹部214内に収容される。
カートリッジ102が、カートリッジ装着部150に完全に嵌め込まれて、正規の位置に取り付けられると、ロックピン162がロック穴164の位置に位置する。この状態でロックレバー160を開放すると、ロックレバー160がロックレバー付勢バネ170の付勢力によって、カートリッジ102の外側に向かって移動する。この結果、ロックピン162がロック穴164に向かって移動し、図11に示すように、ロックピン162がロック穴164に嵌入される。これにより、カートリッジ102がロックされる。
一方、ロックピン162がロック穴164に嵌入されると、図11に示すように、ロックレバー160がインジケータ210の当接部210Cに当接する。インジケータ210は、インジケータ付勢バネ216によってロックレバー160の方向に付勢されているが、その力は、ロックレバー付勢バネ170がロックレバー160を押す力よりも弱いため、ロックレバー160のアーム部166Aが当接部210Cに当接すると、ロックレバー付勢バネ170の付勢力によって、インジケータ210が押される。この結果、インジケータ210がロック位置に移動し、インジケータ部210Bが窓部である凹部214から突出する。
作業者は、このインジケータ部210Bが凹部214から突出したことを確認して、カートリッジ102がロックされたこと、すなわち、カートリッジ102が正規の位置に取り付けられたことを確認する。
カートリッジ102が正規の位置に取り付けられると、カートリッジ102に備えられた動力伝達機構130の第2ギア142が、ウェブ駆動モータ152に備えられた駆動ギア154に噛み合わされる。これにより、巻取軸124を回転駆動することが可能になる。
〈カートリッジの取り外し〉
カートリッジ102をクリーニング装置本体104から取り外す場合は、まず、ロックレバー160をカートリッジ102側に向けて引く。これにより、ロックピン162がロック穴164から抜ける。この後、カートリッジ102を垂直に引き上げる。これにより、カートリッジ102がクリーニング装置本体104から取り外される。
〔効果〕
以上説明したように、本実施の形態のクリーニング装置200もインジケータ210を備えることにより、カートリッジ102の装着状態を明確に把握することができる。これにより、カートリッジ102の装着の不備を防止でき、安全にクリーニング装置を使用することができる。
《ロックレバー付勢バネの付勢力、インジケータ付勢バネの付勢力の説明》
次に、ロックレバー付勢バネの付勢力と、インジケータ付勢バネの付勢力との関係について詳細に説明する。
図13は、第1実施形態におけるロックレバー付勢バネの付勢力とインジケータ付勢バネの付勢力との関係を示す説明図であり、図14は、第2実施形態におけるロックレバー付勢バネの付勢力とインジケータ付勢バネの付勢力との関係を示す説明図である。
図13及び図14において、図1から図12と同一又は類似する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。また、図13及び図14において、図示の都合により一部の符号の図示を省略している。
まず、図13を用いて、第1実施形態におけるロックレバー付勢バネの付勢力と、インジケータ付勢バネの付勢力との関係について説明する。図13では、図6のロック機構106の一部を抜き出して図示しており、図13には、カートリッジ装着部150(図6参照)へカートリッジ102が嵌め込まれ、インジケータ166がロック位置に到達する前の状態(インジケータの当接部166Cがカートリッジ装着部150の内壁面150Aに当接してから、ロックピン162がロック穴164(図6参照)へ入り込む直前までの任意の状態)が図示されている。
説明の都合により、図13に図示した構成は、図6に図示した構成の一部が変更されている。主な変更点は、図13に図示した構成ではロックレバー160の基端が屈曲形状ではなく直線形状である点、第2支点172がインジケータ166のアーム部166Aに係合されている点である。
なお、図13では、ロックレバー160に対してインジケータ166を搖動可能に支持する構造が模式的に図示されている。
第1支点168からインジケータの当接部166Cとカートリッジ装着部150の内壁面150A(押圧部)との当接位置(インジケータの当接部166Cが押圧部から押される位置)150Bまでの距離をR1Aとし、第1支点168からロックレバー付勢バネ170とロックレバー160との当接位置(ロックレバー160がロックレバー付勢バネ170によって押される位置)160Bまでの距離をR1Sとする。
図13に符号168Aを付して図示した破線の円は、第1支点168を搖動中心とする当接部166Cの搖動軌道であり、符号168Bを付して図示した破線の円は、第1支点168を搖動中心とするロックレバー160の搖動軌道である。
第2支点172からインジケータの当接部166Cとカートリッジ装着部150の内壁面150A(押圧部)との当接位置150Bまでの距離をR2Aとし、第2支点172からインジケータ付勢バネ176とインジケータ166(インジケータのアーム部166A)との当接位置(インジケータ166がインジケータ付勢バネ176によって押される位置)166Dまでの距離をR2Sとする。
図13に符号172Aを付して図示した破線の円は、第2支点172を搖動中心とするインジケータ166の当接部166Cの搖動軌道であり、符号172Bを付して図示した破線の円は、第2支点172を搖動中心とするインジケータ166の搖動軌道である。
インジケータ付勢バネ176の付勢力(インジケータ付勢バネ176がインジケータ166を時計回りに搖動させる力)F2Sの大きさを|F2S|、インジケータ付勢バネ176の付勢力F2Sに抗して押圧部がインジケータの当接部166Cを押す力(インジケータ166を反時計回りに搖動させる力)F2Aの大きさを|F2A|とすると、次式(1)の関係を満たす場合にインジケータ166(インジケータのアーム部166A)がロックレバー160の窓部174(図6参照)から突出する。
|F2S|<(R2A/R2S)×|F2A| …(1)
インジケータ付勢バネ176の付勢力F2Sの向きは、第2支点172を搖動中心とするインジケータ166の当接部166Cの搖動軌道172Bの接線方向となり、押圧部がインジケータの当接部166Cを押す力F2Aの向きは、第2支点172を搖動中心とするインジケータ166の搖動軌道172Aの接線方法となる。
ロックレバー付勢バネ170の付勢力(ロックレバー付勢バネ170がロックレバー160を反時計回りに搖動させる力)F1Sの大きさを|F1S|、ロックレバー付勢バネ170の付勢力F1Sによってインジケータの当接部166Cが押圧部を外側へ押す力F1Aの大きさを|F1A|とすると、次式(2)の関係が成り立つ。
|F1A|=(R1S/R1A)×|F1S| …(2)
ここで、ロックレバー付勢バネ170の付勢力F1Sに抗して押圧部がインジケータの当接部166Cを押す力(押圧部からインジケータの当接部166Cが受ける力)F11Aのうち、第2支点172を搖動中心とするインジケータ166の当接部166Cの搖動軌道172Aの接線成分が、インジケータ166を反時計回りに搖動させる力F2Aとして働く。
すなわち、ロックレバー付勢バネ170の付勢力F1Sに抗して押圧部がインジケータ166の当接部166Cを押す力F11Aと、押圧部がインジケータの当接部166Cを押す力F2Aとのなす角度をθ(0°≦θ≦90°)とすると、F1Aの大きさ|F1A|と、F2Aの大きさ|F2A|との関係は、次式(3)で表される。
|F2A|=|F1A|cosθ …(3)
したがって、ロックレバー付勢バネ170の付勢力の大きさ|F1S|と、インジケータ付勢バネ176の付勢力の大きさ|F2S|との関係は、次式(4)を満たす。
|F2S|<(R2A/R2S)×(R1S/R1A)×|F1A|cosθ …(4)
図13に示す例では、R1S<R1AでありR1S/R1A<1を満たす。また、R2A<R2SでありR2A/R2S<1を満たす。さらに、0≦θ<90°でありcosθ<1を満たす。
したがって、インジケータ付勢バネ176の付勢力の大きさ|F2S|は、ロックレバー付勢バネの付勢力の大きさ|F1S|未満(|F2S|<|F1S|)となっている。
なお、ロックレバー付勢バネ170の付勢力F1Sと、インジケータの当接部166Cが押圧部を押す力F1A(押圧部がインジケータ166の当接部166Cを押す力F11A)とは非平行であるが、ロックレバー付勢バネ170の付勢力F1Sと、インジケータの当接部166Cが押圧部を押す力F1A(押圧部がインジケータ166の当接部166Cを押す力F11A)とのなす角の角度は計算上無視できる程度の小さい値である。したがって、ロックレバー付勢バネ170の付勢力F1Sと、インジケータの当接部166Cが押圧部を押す力F1A(押圧部がインジケータ166の当接部166Cを押す力F11A)とを平行として取り扱っている。
また、第1支点168からインジケータの当接部166Cが押圧部から押される位置150Bまでの距離R1A、第2支点からインジケータの当接部166Cが押圧部から押される位置150Bまでの距離R2Aを決める際に、インジケータの当接部166Cの端手方向(図13における上下方向)の中央下端位置166Eを基準としている。
なお、本願発明は、図6や図13に図示した構成に限定されるものではなく、上記式(4)を満たすものであればよい。
次に、図14を用いて、第2実施形態におけるロックレバー付勢バネの付勢力と、インジケータ付勢バネの付勢力との関係について説明する。図14は、図11のロック機構106の一部を抜き出した図であり、カートリッジ装着部150(図11参照)へカートリッジ102が正規の位置に位置決めされて嵌め込まれた状態が図示されている。
図14に示す態様では、図13に示す第1支点168と第2支点172が共通化されている。また、第1支点168からインジケータの当接部210Cまでの距離をR1A(第1支点168からインジケータ付勢バネ176までの距離R2Sと等しい)、第1支点168からロックレバー付勢バネ170までの距離をR1S、ロックレバー付勢バネ170の付勢力の大きさを|F1S|、インジケータ付勢バネ176の付勢力の大きさを|F2S|とすると、インジケータ210(図11参照)が凹部214から突出する条件は、次式(5)を満たす。
|F2S|<(R1S/R1A)×|F1S| …(5)
図14に示す例では、R1S<R1Aであり、(R1S/R1A)<1となる。したがって、インジケータ付勢バネ176の付勢力の大きさ|F2S|は、ロックレバー付勢バネの付勢力の大きさ|F1S|未満(|F2S|<|F1S|)となっている。
なお、ロックレバー付勢バネ170の付勢力F1Sと、インジケータの当接部166Cが押圧部を押す力F1A(押圧部がインジケータ166の当接部166Cを押す力F11A)とは非平行であるが、ロックレバー付勢バネ170の付勢力F1Sと、インジケータの当接部166Cが押圧部を押す力F1A(押圧部がインジケータ166の当接部166Cを押す力F11A)とのなす角の角度は、計算上無視できる程度の小さい値である。
したがって、ロックレバー付勢バネ170の付勢力F1Sと、インジケータの当接部166Cが押圧部を押す力F1A(押圧部がインジケータ166の当接部166Cを押す力F11A)とを平行として取り扱っている。
ロックレバー付勢バネ170の付勢力F1Sの大きさ|F1S|を変えるには、ロックレバー付勢バネ170の太さ、直径、全長を変更してばね定数を変更すればよい。同様に、インジケータ付勢バネ176の付勢力F2Sの大きさ|F2S|を変えるには、インジケータ付勢バネ176の太さ、直径、全長を変更してばね定数を変更すればよい。
なお、本願発明は、図11や図14に限定されるものではなく、上記式(5)を満たすものであればよい。
≪その他の実施の形態≫
上記実施の形態では、ロックレバー160が第1支点168を中心に揺動自在に支持される構成とされているが、ロックレバー160の支持形態は、これに限定されるものではない。少なくともロックピン162をロック穴164に対して抜き差しできる態様で支持すればよい。したがって、たとえば、ロック穴164の軸方向(=カートリッジ102の装着方向と直交する方向)に沿って直線的に進退移動自在に支持する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、ロックピンの嵌入/離脱に連動させて、インジケータを窓部から突出/退避させる構成としているが、インジケータの表示形態は、これに限定されるものではない。ロックピンの嵌入/離脱に連動して、インジケータが移動し、その位置に応じてカートリッジのロック状態を確認できればよい。
なお、上記第1の実施の形態のクリーニング装置100のように、ロックレバー160にインジケータ166を設ける場合、インジケータ166の位置を確認するための窓部174は、カートリッジ装着時におけるカートリッジ102の持ち手となるツマミ160Aの真下に配置することが好ましい(より好ましくは、ツマミ160Aの直下)。これにより、ロック状態の確認を容易に行うことができる。また、この場合において、インジケータ166は、窓部174から突出するインジケータ部166Bの色をツマミ160Aの色と異なる色にすることが好ましい。これにより、インジケータ部166Bの突出状態をより明瞭に確認することができる。
また、上記実施の形態では、ノズル面をクリーニングする際、インクジェットヘッド側を移動させているが、クリーニング装置側を移動させてノズル面をクリーニングする構成としてもよい。すなわち、インクジェットヘッドとクリーニング装置とは、相対的に移動できる構成であればよい。
なお、クリーニング装置側を移動させてノズル面をクリーニングする場合は、別途、移動手段をクリーニング装置に備えて、クリーニング装置をノズル面に沿って移動できる構成とする。
また、上記実施の形態では、ウェブ110でノズル面32を払拭する構成としているが、払拭部材の形態は、これに限定されるものではない。この他、たとえば、ブレードや多孔質体でノズル面を払拭する構成とすることもできる。この場合、カートリッジには、ウェブに代えてブレードや多孔質体が収容される。
また、上記実施の形態のインクジェット記録装置では、インクジェットヘッドが1本であるが、インクジェットヘッドは複数本備えることもできる。たとえば、カラープリントするインクジェット記録装置では、イエロ、マゼンタ、シアン、クロのインク滴を吐出する4本のインクジェットヘッドを備えることができる。この場合、クリーニング装置はインクジェットヘッドごとに設けられる。
なお、複数本のインクジェットヘッドを備える場合、各インクジェットヘッドは、メディアの搬送方向に沿って一定の間隔で配置し、共通のキャリッジで移送する構成とする。また、この場合、クリーニング装置は、クリーニング装置本体を共用することができる。すなわち、1つのクリーニング装置本体に複数のカートリッジ装着部を設けて、1つのクリーニング装置本体に複数のカートリッジを装着できるように構成することができる。これにより、複数のインクジェットヘッドをクリーニングする場合において、装置のコンパクト化を図ることができる。
また、上記実施の形態では、本発明に係るカートリッジ装着装置をカートリッジ式のクリーニング装置に適用した場合を例に説明したが、本発明に係るカートリッジ装着装置の適用は、これに限定されるものではない。カートリッジを本体に装着して使用する機器であれば、同様に適用することができる。したがって、たとえば、インクカートリッジを装着するためのカートリッジ装着装置にも本発明を適用することができる。
M…メディア、10…インクジェット記録装置、20…メディア搬送装置、22…ベルト、24…プーリ、26…ベルト駆動モータ、30…インクジェットヘッド、32…ノズル面、34…ノズル、40…キャップ装置、42…キャップ、50…移送装置、52…キャリッジ、54…レール、56…マウント、58…キャリッジ駆動装置、58A…送りネジ、58B…キャリッジ駆動モータ、100…クリーニング装置、102…カートリッジ、104…クリーニング装置本体、106…ロック機構、110…ウェブ、112A…繰出コア、112B…巻取コア、120…ハウジング、120A…扉、122…繰出軸、124…巻取軸、126…押圧ローラ、128A…第1ガイドローラ、128B…第2ガイドローラ、128C…第3ガイドローラ、128D…第4ガイドローラ、128E…第5ガイドローラ、128F…第6ガイドローラ、130…動力伝達機構、132…繰出軸受部、134…巻取軸受部、136…押圧ローラ軸受部、136A…バネ、138A…第1ガイドローラ軸受部、138B…第2ガイドローラ軸受部、138C…第3ガイドローラ軸受部、138D…第4ガイドローラ軸受部、138E…第5ガイドローラ軸受部、138F…第6ガイドローラ軸受部、140…第1ギア、142…第2ギア、150…カートリッジ装着部、150A…カートリッジ装着部の内壁面、152…ウェブ駆動モータ、154…駆動ギア、160…ロックレバー、160A…ロックレバーのツマミ、162…ロックピン、164…ロック穴、166…インジケータ、166A…インジケータのアーム部、166B…インジケータのインジケータ部、166C…インジケータの当接部、168…第1支点、170…ロックレバー付勢バネ、172…第2支点、174…窓部、176…インジケータ付勢バネ、178…穴、200…クリーニング装置、210…インジケータ、210A…インジケータの軸部、210B…インジケータのインジケータ部、210C…インジケータの当接部、212…軸受穴、214…凹部、216…インジケータ付勢バネ、P1…プリント位置、P2…キャップ位置

Claims (14)

  1. 本体と、
    前記本体に装着されるカートリッジと、
    前記本体に備えられ、前記カートリッジが嵌め込まれる凹状のカートリッジ装着部と、
    前記カートリッジ装着部の内壁部に備えられるロック穴と、
    前記カートリッジの外壁部に配置され、前記カートリッジが前記本体に装着されると、基端部分が前記カートリッジ装着部内に配置され、かつ、先端部分が前記カートリッジ装着部の外側に配置されるロックレバーであって、前記カートリッジを前記本体に装着するときの装着方向と交差する方向に進退可能に設けられるロックレバーと、
    前記カートリッジに備えられ、前記ロックレバーを前記カートリッジの外側に向けて付勢する第1の付勢手段と、
    前記ロックレバーに備えられ、前記カートリッジを前記本体に装着すると、前記ロック穴に嵌入されるロックピンと、
    前記ロックレバーに備えられる窓部であって、前記カートリッジを前記本体に装着したときに前記カートリッジ装着部の外側に配置される窓部と、
    前記ロックレバーに備えられ、前記窓部に対して第1の位置と第2の位置との間を移動自在に設けられるインジケータと、
    前記ロックレバーに備えられ、前記インジケータを前記第2の位置に向けて付勢する第2の付勢手段と、
    前記カートリッジ装着部の内壁部に備えられる押圧部と、
    前記インジケータに備えられ、前記カートリッジが前記本体に装着されて、前記ロックピンが前記ロック穴に嵌入されると、前記押圧部に当接して、前記インジケータを前記第2の付勢手段の付勢力に抗して、前記第1の位置に移動させる当接部と、
    を備えるカートリッジ装着装置。
  2. 前記インジケータは、アーム部と、前記アーム部の先端部に備えられるインジケータ部とを備え、前記アーム部の基端部が前記ロックレバーに備えられた支点を中心に揺動自在に支持されて、前記インジケータ部が前記窓部から突出する前記第1の位置と、前記窓部から退避する前記第2の位置との間を移動自在に設けられる請求項1に記載のカートリッジ装着装置。
  3. 前記ロックレバーは、基端部が前記カートリッジに備えられた支点を中心に揺動自在に支持されて、前記装着方向と交差する方向に進退可能に設けられる請求項2に記載のカートリッジ装着装置。
  4. 前記ロックレバーは、先端部にツマミを備え、前記ツマミの真下に前記窓部が配置される請求項3に記載のカートリッジ装着装置。
  5. 前記インジケータ部が前記ツマミと異なる色を有する請求項4に記載のカートリッジ装着装置。
  6. 前記第2の付勢手段の付勢力の大きさが、前記第1の付勢手段の付勢力の大きさ未満に設定される請求項1から5のいずれか1項に記載のカートリッジ装着装置。
  7. 前記ロックレバーの搖動中心である第1支点から前記第1の付勢手段と前記ロックレバーとの当接位置までの距離をR1S、前記第1支点から前記当接部と前記押圧部との当接位置までの距離をR1A、前記インジケータの搖動中心である第2支点から前記第2の付勢手段と前記インジケータとの当接位置までの距離をR2S、前記第2支点から前記当接部と前記押圧部との当接位置までの距離をR2Aとし、前記第1支点を搖動中心として前記インジケータを搖動させる力と、前記第2支点を搖動中心として前記インジケータを搖動させる力とのなす角度をθ(0°≦θ≦90°)とする場合に、前記第1の付勢手段の付勢力の大きさ|F1S|と、前記第2の付勢手段の付勢力の大きさ|F2S|との関係は、次式
    |F2S|<(R2A/R2S)×(R1S/R1A)×|F1A|cosθ
    を満たす請求項6に記載のカートリッジ装着装置。
  8. 本体と、
    前記本体に装着されるカートリッジと、
    前記本体に備えられ、前記カートリッジが嵌め込まれる凹状のカートリッジ装着部と、
    前記カートリッジ装着部の内壁部に備えられるロック穴と、
    前記カートリッジの外壁部に配置され、前記カートリッジが前記本体に装着されると、
    基端部分が前記カートリッジ装着部内に配置され、かつ、先端部分が前記カートリッジ装着部の外側に配置されるロックレバーであって、前記カートリッジを前記本体に装着するときの装着方向と交差する方向に進退可能に設けられるロックレバーと、
    前記カートリッジに備えられ、前記ロックレバーを前記カートリッジの外側に向けて付勢する第1の付勢手段と、
    前記ロックレバーに備えられ、前記カートリッジを前記本体に装着すると、前記ロック穴に嵌入されるロックピンと、
    前記本体に備えられる窓部と、
    前記本体に備えられ、前記窓部に対して第1の位置と第2の位置との間を移動自在に設けられるインジケータと、
    前記本体に備えられ、前記インジケータを前記第2の位置に向けて付勢する第2の付勢手段と、
    前記ロックレバーに備えられる押圧部と、
    前記インジケータに備えられ、前記カートリッジが前記本体に装着されて、前記ロックピンが前記ロック穴に嵌入されると、前記押圧部に当接して、前記インジケータを前記第2の付勢手段の付勢力に抗して、前記第1の位置に移動させる当接部と、
    を備えるカートリッジ装着装置。
  9. 前記インジケータは、前記窓部から突出する前記第1の位置と、前記窓部から退避する前記第2の位置との間を移動自在に設けられる請求項8に記載のカートリッジ装着装置。
  10. 前記ロックレバーは、基端部が前記カートリッジに備えられた支点を中心に揺動自在に支持されて、前記装着方向と交差する方向に進退可能に設けられる請求項9に記載のカートリッジ装着装置。
  11. 前記第2の付勢手段の付勢力の大きさが、前記第1の付勢手段の付勢力の大きさ未満に設定される請求項8から10のいずれか1項に記載のカートリッジ装着装置。
  12. 前記ロックレバーの搖動中心である第1支点から前記第1の付勢手段と前記ロックレバーとの当接位置までの距離をR1S、前記第1支点から前記当接部と前記押圧部との当接位置までの距離をR1Aとする場合に、前記第1の付勢手段の付勢力の大きさ|F1S|と、前記第2の付勢手段の付勢力の大きさ|F2S|との関係は、次式
    |F2S|<(R1S/R1A)×|F1S|
    を満たす請求項11に記載のカートリッジ装着装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のカートリッジ装着装置を備え、前記カートリッジにインクジェットヘッドのノズル面を払拭する払拭部材を収容したクリーニング装置。
  14. メディアを搬送するメディア搬送手段と、
    前記メディア搬送手段によって搬送される前記メディアにインク滴を吐出して画像を記録するインクジェットヘッドと、
    請求項13に記載のクリーニング装置と、
    前記インクジェットヘッドのノズル面に沿って前記クリーニング装置を相対的に移動させる移動手段と、
    を備え、前記ノズル面に沿って前記クリーニング装置を相対的に移動させることにより、前記払拭部材で前記ノズル面を払拭するインクジェット記録装置。
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