JP2015063017A - 再帰性反射布帛 - Google Patents

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昭彦 利光
Akihiko Toshimitsu
昭彦 利光
誠司 三輪
Seiji Miwa
誠司 三輪
幸博 佐藤
Yukihiro Sato
幸博 佐藤
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Abstract

【課題】 洗濯することで撥水効果が低下せず、再帰反射性能が低下し難いこと。
【解決手段】 この再帰性反射布帛100は、布等の基材層1と、当該基材層1の上層に設けたガラスビーズ保持層2と、ガラスビーズ保持層2により保持した多数の透明なガラスビーズ3と、前記ガラスビーズ保持層2の上層に設けた撥水層4とからなる。撥水層4は、撥水剤、浸透剤、架橋剤を所定比で配合して構成される。撥水剤には、フッ素系撥水剤を用いる。浸透剤は、界面活性剤、エーテル系混合物を用いる。浸透剤により、撥水層4がガラスビーズ保持層2に強固に付着するので、洗濯しても全体として撥水効果が維持され、再帰反射性能の低下を防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガラスビーズを多数表面に設けたオープンタイプの再帰性反射布帛に関するものである。
従来から特許文献1に記載されているような再帰性反射布帛が知られている。この再帰性反射布帛では、透明ガラスビーズが表面に露出した所謂オープンタイプの再帰性反射布帛であって、このガラスビーズの表面にシランカップリング剤及びフッ素系撥水剤により薄膜を形成した構造である。シランカップリング剤によりガラスビーズとフッ素系撥水膜が強固な接着力で密着し、撥水膜の脱落を防止する。これにより、優れた耐久性を持たせる。
特開平08−309929号公報
しかしながら、従来の再帰性反射布帛では、ガラスビーズに対するフッ素系撥水剤の付着性を問題としており、反射材の実際の表面積の多くを占有する基材又はガラスビーズ保持層との密着性は考慮されていない。このため、洗濯すると撥水膜が落ちて撥水性が悪化するというという問題点があった。そこで、この発明は、洗濯しても撥水性が低下せず、再帰反射性能が低下し難い再帰性反射布帛を提供することを目的とする。
本発明の再帰性反射布帛は、布の基材からなる基材層と、当該基材層の表面に形成されると共に多数のガラスビーズを表面が露出するように保持するガラスビーズ保持層と、当該ガラスビーズ及びガラスビーズ保持層の表面に形成され、且つ、撥水剤に対して浸透剤を含ませた撥水層とを有することを特徴とする。
この発明の再帰性反射布帛の一部拡大断面を示す模式図である。 図1に示した再帰性反射布帛の平面の一部を拡大して示した模式図である。 洗濯後の再帰性反射布帛の一部拡大断面を示す模式図である。 再帰性反射布帛の表面に対する水滴の状態を示す模式図である。
図1は、この発明の再帰性反射布帛の一部拡大断面を示す模式図である。図2は、図1に示した再帰性反射布帛の平面の一部を拡大して示した模式図である。この再帰性反射布帛100は、布等の基材層1と、当該基材層1の上層に設けたガラスビーズ保持層2と、ガラスビーズ保持層2により保持した多数の透明なガラスビーズ3と、前記ガラスビーズ保持層2の上層に設けた撥水層4とからなる。この再帰性反射布帛100は、ガラスビーズの表面が露出した所謂オープンタイプのものである。
前記基材層1は、織物、編物、不織布等であって、ポリアミド系合成繊維、ポリエステル系合成繊維、ポリアクリロニトリル系合成繊維、ポリビニルアルコール系合成繊維、天然繊維またはこれらの混紡繊維からなる。
前記ガラスビーズ3は、酸化チタン、酸化バリウム、酸化カリウム、二酸化ケイ素、酸化ナトリウム、酸化亜鉛、酸化カルシウム等からなる。球径は、30μm〜90μmとするのが好ましい。
前記ガラスビーズ保持層2には、ポリウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤、ビニル系接着剤、ポリアミド系接着剤等の公知の接着剤を用いる。
前記撥水層4は、撥水剤、浸透剤、架橋剤を所定比で配合して構成される。
前記撥水剤には、フッ素系撥水剤を用いる。フッ素系撥水剤としては、例えば、パーフルオロアルキルアクリル酸エステルを含むものを用いる。
前記浸透剤は、界面活性剤、エーテル系混合物を用いる。浸透剤としては、例えば以下のものを用いることができる。
イソプロピルアルコール 商品名:ダイシンIPA(デルタ化成)等
ブチルソルソルブ 商品名:テキスポートBG(日華化学)等
前記架橋剤には、ブロックイソシアネート、メラミン樹脂混合物を用いる。架橋剤としては、例えば以下のものを用いることができる。
メラミン樹脂 商品名:ベッカミンM−3(住友化学)等
ブロックイソシアネート 商品名:NKアシストFU(日華化学)等
本発明の再帰性反射布帛100は、ガラスビーズ3を散布接着した面に上記配合からなる撥水剤を塗布する。ガラスビーズ保持層2は、布材からなる基材層1の凹凸に付着されるので複雑な表面形状となる。接着剤は、前記浸透剤の作用により、ガラスビーズ保持層2や基材層1の微細な凹凸や布の繊維の中に入り込んで、フッ素系撥水剤を強固に接着させる。図2の模式図で示すように、再帰性反射布帛100は、平面でガラスビーズ3の占有面積よりもガラスビーズ保持層2の占有面積が極めて大きい状態でガラスビーズ3が散布接着されている。上記のように、ガラスビーズ保持層2では、当該ガラスビーズ保持層2への撥水層4の接着が強固であるため、洗濯しても撥水層4が脱落しない。
このため、面積割合の大きいガラスビーズ保持層2で撥水層4が保持されるため、主に当該ガラスビーズ保持層2で撥水される。また、図3の模式図に示すように、洗濯によりガラスビーズ3の表面の撥水層4が一部脱落するものの(脱落部5)、このガラスビーズ3の表面に残る撥水層4も同様に水をはじく。これにより、再帰性反射布帛100の全体として、洗濯を繰り返しても撥水効果が低下し難い。
また、ガラスビーズ3の表面の撥水層4の脱落を許容することで、再帰反射性能の低下を防止できる。即ち、ガラスビーズ3の表面に撥水層4が形成されると、再帰反射性能に影響を及ぼすので、ガラスビーズ3の表面に撥水層4がないほうが好ましい。その一方でガラスビーズ3の表面への水滴の付着は再帰反射性能の低下をもたらす。本発明では、ガラスビーズ3周辺のガラスビーズ保持層2への撥水層4の固着を強固とすることで、布帛全体としての撥水効果を高め、結果としてガラスビーズ3の表面に水滴が付着しないようにしている。
図4は、再帰性反射布帛の表面に対する水滴の状態を示す模式図である。水滴Wがガラスビーズ保持層2の表面で球状になり、水滴Wはガラスビーズ3よりも十分大きいので、ガラスビーズ3表面のみでは水滴Wが付着した状態を維持できず、その結果、表面で転がるようにはじかれる。これにより、水滴Wがガラスビーズ3の表面に残らず、再帰反射性能の低下が防止されることになる。
以上、この発明の再帰性反射布帛100によれば、洗濯しても撥水効果が低下せず、再帰反射性能を低下させることがない。
本発明の実施例として、以下の組み合わせにより再帰性反射布帛100を製造した。
反射材:MR841ST ユニチカスパークライト株式会社
撥水剤:NKガ−ドS−07(日華化学株式会社)
浸透剤:イソプロピルアルコール 商品名:ダイシンIPA(デルタ化成株式会社)
架橋剤:メラミン樹脂 商品名:ベッカミンM−3(住友化学株式会社)
この再帰性反射布帛100を洗濯した結果、40回から50回の洗濯によっても初期の反射性能を維持できた。また、60回の洗濯までは良好な撥水性能を維持できることが判った。
100 再帰性反射布帛
1 基材層
2 ガラスビーズ保持層
3 ガラスビーズ
4 撥水層

Claims (1)

  1. 布の基材からなる基材層と、
    当該基材層の表面に形成されると共に多数のガラスビーズを表面が露出するように保持するガラスビーズ保持層と、
    当該ガラスビーズ及びガラスビーズ保持層の表面に形成され、且つ、撥水剤に対して浸透剤を含ませた撥水層と、
    を有することを特徴とする再帰性反射布帛。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001318214A (ja) * 2000-05-10 2001-11-16 Unitika Sparklight Kk 再帰性反射材
JP2003240929A (ja) * 2002-02-21 2003-08-27 Unitika Sparklite Kk 再帰性反射材
JP2007520740A (ja) * 2003-12-23 2007-07-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー オリゴマーフルオロシランの組成物および再帰反射シートの表面処理

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