JP2015062955A - ディンプル鋼管の製造方法およびディンプル鋼管製造装置 - Google Patents

ディンプル鋼管の製造方法およびディンプル鋼管製造装置 Download PDF

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【課題】土木建築構造物の複合杭として用いた場合に、充分な付着効率を確保することが可能なディンプル鋼管の製造方法およびディンプル鋼管製造装置を提供すること。【解決手段】外周面の周方向に成形溝12が形成された成形ローラ10を、回転軸OR周りに回転させながら前記成形溝12を鋼管7の外表面に接触させて、前記鋼管7の外表面に複数のディンプルを形成するディンプル鋼管の製造方法であって、前記ディンプルは前記成形溝12に前記鋼管7の周方向に沿って設けられた複数の凸部20によって成形するように構成され、前記凸部20は、前記鋼管7の中心軸方向に見たときに、前記成形ローラ10の回転軸ORと直交するとともに前記鋼管7の外周面から前記鋼管7の中心軸O1がなす中心に向かう法線OSと前記中心における交差角θが?45?以下の範囲に配置されていることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、鋼管の外表面にディンプルが形成されたディンプル鋼管の製造方法およびディンプル鋼管製造装置に関する。
例えば、土木建築構造物の基礎としての複合杭の支持力は、先端支持力と周面摩擦力とにより発揮される。この複合杭に鋼管を適用する場合に、直管を用いると、周辺地盤やソイルセメントとの付着力が充分確保できないため、充分な支持力を得ることが困難である。そのため、鋼管の外周部に肉盛溶接を施して凸部を形成することで、付着力を向上させた鋼管に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、特許文献1に記載された鋼管は、加工コストが増大するという欠点がある。
一方、周方向に形成した溝を一定ピッチで配置することで周辺地盤やソイルセメントとの付着力が充分得られる鋼管として、例えば、熱間ラインで凹部を形成した段付鋼管に関する技術が開発されている(例えば、特許文献2参照。)。
この段付鋼管によれば、外表面に形成された溝によって、地層やコンクリートとの充分な付着により、大きな摩擦力およびグリップ力を得て、充分な支持力を確保することができ、加工コストの増大も抑制できる。
この段付鋼管は、外周面に成形溝を有し、この成形溝内に内面から突出する凸部が形成された段付鋼管用成形ローラを用いて、鋼管の造管ライン内において、熱間または温間で鋼管の外表面を押圧して段部を成形することにより製造されている。
一方、段付鋼管は、溝により付着力を確保するため、大きな圧縮力が作用すると溝を起点として座屈が生じた場合に、複合杭としての性能が充分でないため、溝に代えて、鋼管の外表面に、周方向に複数のスポット状の凹部(以下、ディンプルという)を配置して圧縮力を向上させたディンプル鋼管が開発されている。
特開2006−22501号公報 特開2008−175055号公報
しかしながら、ディンプル鋼管は、例えば、凹み占有率(鋼管の周長に占める凹みの割合)を65%以下にすることにより、圧縮強度を充分に得ることができる一方で、ローラの周方向に成形溝を形成しこの成形溝に凸部を設けた成形ローラを対向配置してディンプル鋼管を成形する場合、鋼管外表面のうち法線が成形ローラの回転軸と直交する部位は、ディンプルが正確に成形されるものの、この法線から離れるにつれて、しだいにディンプルが変形して三日月状となる。このような三日月状のディンプルは、三日月の幅に対して実際の凹み面積が小さくなり、付着効率が低下するという問題がある。また、露出状態で使用する場合には、外観を損ねるという問題がある。
本発明の発明者は、ディンプル鋼管のディンプルについて鋭意研究した結果、付着性能の低下が抑制され、ひいては充分な支持力を確保可能なディンプル鋼管の製造技術についての知見を得た。
本発明は、土木建築構造物の複合杭として用いた場合に、充分な付着効率を確保することが可能なディンプル鋼管の製造方法およびディンプル鋼管製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、外周面の周方向に成形溝が形成された成形ローラを、回転軸周りに回転させながら前記成形溝を鋼管の外表面に接触させて、前記鋼管の外表面に複数のディンプルを形成するディンプル鋼管の製造方法であって、前記ディンプルは前記成形溝に前記鋼管の周方向に沿って設けられた複数の凸部によって成形するように構成され、前記凸部は、前記鋼管の中心軸方向に見たときに、前記成形ローラの回転軸と直交するとともに前記鋼管の外周面から前記鋼管の中心軸がなす中心に向かう法線との前記中心における交差角が±45°以下の範囲に配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、鋼管の外表面に複数のディンプルが形成されたディンプル鋼管を製造するディンプル鋼管製造装置であって、回転軸回りに回転され外周面に前記回転軸の周方向に成形溝が形成されるとともに前記成形溝に前記鋼管の周方向に沿って複数の凸部が設けられた成形ローラと、前記成形ローラを回転させる回転駆動部と、前記成形ローラ同士の回転及び前記成形ローラと前記鋼管とを同期させて駆動する同期手段と、を備え、前記凸部は、前記鋼管の中心軸方向に見たときに、前記成形ローラの回転軸と直交するとともに前記鋼管の外周面から前記鋼管の中心軸がなす中心に向かう法線との前記中心における交差角が±45°以下の範囲に配置されていることを特徴とする。
この発明に係るディンプル鋼管の製造方法、ディンプル鋼管製造装置によれば、三日月状ディンプルの幅の90%以上(幅減少率10%以下)を残存させて、凹部の実質面積を充分に確保することができる。その結果、充分な付着力を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のディンプル鋼管の製造方法であって、前記凸部は、前記法線との前記中心における交差角が±30°以下となる範囲に配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のディンプル鋼管製造装置であって、前記凸部は、前記法線との前記中心における交差角が±30°以下となる範囲に配置されていることを特徴とする。
この発明に係るディンプル鋼管の製造方法、ディンプル鋼管製造装置によれば、三日月状ディンプルの幅の減少が実質的に生じないため、凹部の実質面積を充分に確保することができる。その結果、充分な付着力を得ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のディンプル鋼管の製造方法であって、前記成形ローラを、前記回転軸を互いに交差させて前記鋼管の長手方向に複数段階に配置することにより前記ディンプルを成形することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は請求項6に記載のディンプル鋼管製造装置であって、前記成形ローラを、前記回転軸を互いに交差させて前記鋼管の長手方向に複数段階に配置することを特徴とする。
この発明に係るディンプル鋼管の製造方法、ディンプル鋼管製造装置によれば、成形ローラを、回転軸を互いに交差させて鋼管の長手方向に複数段階に配置するので、上記交差角が同一であっても、鋼管周方向におけるディンプル成形範囲を容易に拡げることができる。その結果、付着効率が高いディンプル鋼管を、容易に製造することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のディンプル鋼管の製造方法であって、前記鋼管の周方向において分割された3つ以上の成形ローラにより前記ディンプルを成形することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5から請求項7のいずれか1項に記載のディンプル鋼管製造装置であって、前記成形ローラは、前記鋼管の周方向において3つ以上に分割して構成されていることを特徴とする。
この発明に係るディンプル鋼管の製造方法、ディンプル鋼管製造装置によれば、鋼管の周方向において3箇所以上に分割した成形ローラを用いるので、鋼管周方向におけるディンプル成形範囲を容易に拡げることができる。その結果、付着効率が高いディンプル鋼管を容易に製造することができる。
この発明に係るディンプル鋼管の製造方法、ディンプル鋼管製造装置によれば、凹部の実質面積が小さいディンプルが成形されるのを抑制して、付着効率の高いディンプル鋼管を製造することができる。
本発明が対象とするディンプル鋼管の一例を示す側面図である。 図1に示したディンプル鋼管のA−A断面を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るディンプル鋼管の製造工程の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る成形ローラの配置を、鋼管の中心軸方向から見た図である。 第1の実施形態に係る成形ローラの詳細を説明する図であり、成形ローラを鋼管の中心軸方向から見た図である。 この発明の作用を説明する図である。 第2の実施形態に係る成形ローラの配置を、鋼管の中心軸方向から見た図である。
以下に、図1から図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係るディンプル鋼管、ディンプル鋼管の製造方法及びディンプル鋼管製造装置について説明する。
図1は、第1の実施形態に係るディンプル鋼管の製造方法及びディンプル鋼管製造装置が対象とするディンプル鋼管の一例を示す図である。
ディンプル鋼管8は、図1に示すように、円筒形をなす鋼管の外表面に、内方に向かって窪んだ凹部(以下、ディンプルという)が、鋼管8の周方向に間隔をあけて配列されたディンプル群9Gを備え、このディンプル群9Gが鋼管8の長手方向に間隔をあけて複数形成された構成とされている。
この実施形態にかかるディンプル鋼管8は、長手方向の一定位置に周方向に等間隔(鋼管の中心軸周りに45°)をあけて形成された8個のディンプルからなるディンプル群9Gが、ディンプル鋼管8の長手方向に等間隔で形成されている。
なお、ディンプル群9Gは、長手方向の一定位置に周方向に成形されたディンプルにより構成される必要はなく、例えば、千鳥状に形成してもよい。
また、隣接するディンプル群9Gのディンプル鋼管8の長手方向における相互の位置は、必ずしも一定ピッチでなくてもよい。すなわち、成形ローラ10の成形溝12における凸部20の周方向位置は、必ずしも等間隔であることを要しない。
次に、図3を参照して、ディンプル鋼管8を製造する鋼管製造ライン1について説明する。
鋼管製造ライン1は、いわゆる鍛接鋼管を製造するものであり、例えば、鋼帯6を管状に成形して鍛接する成形鍛接ロールユニット2と、成形された鋼管7を絞り加工する絞り加工ロールユニット3と、ディンプル鋼管用成形ローラ10を有するディンプル加工ユニット(ディンプル鋼管製造装置)4と、切断機5と、を備えている。
また、鋼管製造ライン1は、成形鍛接ロールユニット2において、加熱された鋼帯6を丸めて管状に成形するとともに鋼帯6の端部同士を接合して鋼管7とする。絞り加工ロールユニット3により、鋼管7に対して絞り加工を行って所定の径に調整する。そして、熱間または温間の条件下(例えば500〜1350℃)で、ディンプル加工ユニット4において鋼管7の外表面を押圧してディンプル9を成形する。そして、切断機5によって所定長さに切断する。これにより、ディンプル鋼管8が製造されるようになっている。
第1の実施形態に係るディンプル加工ユニット4は、図4(A)に示すように回転軸ORが垂直方向に配置され対向配置されたふたつの成形ローラ10、10と、図4(B)に示すように回転軸ORが水平方向に配置され対向配置されたふたつの成形ローラ10、10とが、この順に配置されて鋼管7の長手方向に二段階で配置されている。
また、それぞれの成形ローラ10は、周知の同期手段(図示せず)を介して回転駆動部(図示せず)に連結されている。
かかる構成により、ディンプル加工ユニット4を構成する各成形ローラ10は、互いに同期して回転し、鋼管7は成形ローラ10の周速度に同期して移動するように構成されている。
次に、第1の実施形態に係るディンプル加工ユニット4を構成する成形ローラ10について説明する。
成形ローラ10は、図5に示すように、回転軸ORを中心に回転され、成形ローラ10の外周面には、鋼管7の中心軸方向に見たときに、回転軸OR方向の中央側が回転軸ORに向かって凹んだ成形溝12が形成されている。
成形溝12は、回転軸線ORを含む断面において、半円状に形成されており、2つの成形ローラ10を、互いの成形溝12同士が対向するように配置することで、鋼管7の外表面にディンプル9を成形してディンプル鋼管8が製造されるようになっている。
また、成形ローラ10の成形溝12には、鋼管7の外周面の周方向に沿って成形溝12から外方(成形する鋼管7の中心軸O1に向かう方向)に突出する複数の凸部20が設けられている。
この実施形態において、凸部20は、成形溝12をなす半円の周方向に3つ形成されている。具体的には、例えば、鋼管7の中心軸O1方向に見たときに、成形ローラ10の回転軸ORとと直交するとともに鋼管7の外周面から鋼管7の中心軸O1がなす中心に向かう法線OS上に一つの凸部20が形成され、成形溝12上において法線OSを挟んで中心軸O1がなす中心おける交差角θが45°となる位置にそれぞれ凸部20が形成されている。
なお、複数の成形ローラ10の凸部20が、鋼管7上の同一位置で重複する場合には、いずれかの成形ローラ10の凸部20をなくすか、凸部20を成形溝12をなす半円の周方向における異なる位置(例えば、22.5°、67.5°等)に設けるなど、成形ローラ10相互間で重複しないように構成してもよい。
すなわち、凸部20は、鋼管7の中心軸O1を通過し回転軸ORと直交する鋼管7の外周面における法線OSを基準とした場合に、鋼管7の中心軸O1からみたときにこの法線OSに対する交差角θが±45°以下となる範囲に設けられている。
なお、図5に記載したものは、法線OSに対して交差角θがそれぞれ45°の位置に配置された場合を示している。
また、凸部20は、例えば、円錐形状、円錐台形状、円錐の先端が球面状に成形された構成等を任意に設定することができる。
第1の実施形態に係るディンプル鋼管加工ユニット4によれば、図6(A)に示すように、三日月状ディンプルの幅の90%以上(幅減少率10%以下)を残存させて、ディンプル9の凹んだ実質面積を充分に確保することができる。その結果、充分な付着力を得ることができる。
なお、図6(A)におけるH1/H2は、図6(B)に示した三日月状ディンプルの最大幅H1、最小幅H2に対応しており、H1/H2が1.0の場合に、最大幅H1と対応する凹部の実面積が確保されて、ディンプル9による付着力100%である。なお、図6(B)における矢印は、鋼管7の長手方向を示している。
また、鋼管7の中心軸O1を通過し回転軸ORと直交する鋼管7の法線OSを基準とした場合に、鋼管7の中心軸O1方向にみたときに、この法線OSに対する交差角θが±30°以下となる範囲に凸部20を設けた場合に、図6(A)に示すように、三日月状ディンプルの幅の減少が実質的に生じないため、凹部の実質面積を充分に確保することができる。
また、成形溝12を対向配置した二つの成形ローラ10、10を二段階に配置して、一段目と二段目の成形ローラ10、10の回転軸ORを互いに直交するように配置したので周方向に45°の間隔をあけて8つのディンプル9が形成されたディンプル鋼管8を容易に形成することができる。
次に、図7を参照して、この発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係るディンプル鋼管加工ユニット4Aが、第1の実施形態と異なるのは、ディンプル鋼管加工ユニット4が、対向配置させたふたつの成形ローラ10、10を二段階に配置して、一段目の成形ローラ10、10と二段目の成形ローラ10、10の回転軸ORが互いに直交するように構成されていたのに対して、ディンプル加工ユニット4Aは、鋼管7の周方向に3分割された3つの成形ローラ10Aのそれぞれの成形溝12Aによって鋼管7を囲むようにして配置し、一段階でディンプルを成形するように構成されている点である。その他は、第1の実施形態と同様であるので、同様の符号を付して、説明を省略する。
第2の実施形態に係るディンプル鋼管加工ユニット4Aによれば、鋼管7の周方向に3箇所に分割した成形ローラ10Aを用いるので、鋼管7の周方向に関して、1段階で、270°の範囲にディンプルを成形できる。例えば、各成形ローラ10Aを鋼管7の周方向に120°で3分割した場合には、周方向に45°間隔に配置した8つのディンプル9が形成されたディンプル鋼管8を、1段階で成形することができる。
以上、本発明の実施形態に係るディンプル鋼管の製造方法およびディンプル鋼管製造装置について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、第1の実施形態においては、ひとつのディンプル群9Gが8個のディンプル9を備え、第2の実施形態においては、ひとつのディンプル群が9個のディンプルを備える場合について説明したが、成形溝の大きさ(ディンプル鋼管の外径)や凸部20の大きさ、ディンプル鋼管8の外径を考慮して、ディンプル郡9Aに配置するディンプル9の数を設定してもよい。
また、ディンプル鋼管8の外表面に成形するディンプル9の周方向及び長手方向における配置は、任意に設定することができる。
また、第2の実施形態においては、鋼管7の周方向において3分割した成形ローラ10Aの成形溝12Aが鋼管7を囲むように配置され、1段階でディンプル鋼管8を成形するディンプル鋼管加工ユニット4Aについて説明したが、周方向において4箇所以上で分割した成形ローラの成形溝により鋼管7を囲む構成としてもよい。
また、鋼管7の周方向において3箇所以上で分割した成形ローラを用いる場合に、異なる周方向間隔(角度)で分割してもよいし、また、3箇所以上に分割した成形ロールを用いる場合に、2段階以上の工程でディンプル9を成形するように構成してもよい。
θ 交差角
O1 (鋼管の)中心軸
O2 (ディンプル鋼管の)中心軸
OS 法線
OR 回転軸
4、4A ディンプル加工ユニット
7 鋼管
8 ディンプル鋼管
10、10A 成形ローラ
12、12A 成形溝
20 凸部

Claims (8)

  1. 外周面の周方向に成形溝が形成された成形ローラを、回転軸周りに回転させながら前記成形溝を鋼管の外表面に接触させて、前記鋼管の外表面に複数のディンプルを形成するディンプル鋼管の製造方法であって、
    前記ディンプルは前記成形溝に前記鋼管の周方向に沿って設けられた複数の凸部によって成形するように構成され、
    前記凸部は、
    前記鋼管の中心軸方向に見たときに、前記成形ローラの回転軸と直交するとともに前記鋼管の外周面から前記鋼管の中心軸がなす中心に向かう法線との前記中心における交差角が±45°以下の範囲に配置されていることを特徴とするディンプル鋼管の製造方法。
  2. 請求項1に記載のディンプル鋼管の製造方法であって、
    前記凸部は、前記法線との前記中心における交差角が±30°以下となる範囲に配置されていることを特徴とするディンプル鋼管の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のディンプル鋼管の製造方法であって、
    前記成形ローラを、前記回転軸を互いに交差させて前記鋼管の長手方向に複数段階に配置することにより前記ディンプルを成形することを特徴とするディンプル鋼管の製造方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のディンプル鋼管の製造方法であって、
    前記鋼管の周方向において分割された3つ以上の成形ローラにより前記ディンプルを成形することを特徴とするディンプル鋼管の製造方法。
  5. 鋼管の外表面に複数のディンプルが形成されたディンプル鋼管を製造するディンプル鋼管製造装置であって、
    回転軸回りに回転され外周面に前記回転軸の周方向に成形溝が形成されるとともに前記成形溝に前記鋼管の周方向に沿って複数の凸部が設けられた成形ローラと、
    前記成形ローラを回転させる回転駆動部と、
    前記成形ローラ同士の回転及び前記成形ローラと前記鋼管とを同期させて駆動する同期手段と、
    を備え、
    前記凸部は、
    前記鋼管の中心軸方向に見たときに、前記成形ローラの回転軸と直交するとともに前記鋼管の外周面から前記鋼管の中心軸がなす中心に向かう法線との前記中心における交差角が±45°以下の範囲に配置されていることを特徴とするディンプル鋼管製造装置。
  6. 請求項5に記載のディンプル鋼管製造装置であって、
    前記凸部は、前記法線との前記中心における交差角が±30°以下となる範囲に配置されていることを特徴とするディンプル鋼管製造装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のディンプル鋼管製造装置であって、
    前記成形ローラを、前記回転軸を互いに交差させて前記鋼管の長手方向に複数段階に配置することを特徴とするディンプル鋼管製造装置。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか1項に記載のディンプル鋼管製造装置であって、
    前記成形ローラは、前記鋼管の周方向において3つ以上に分割して構成されていることを特徴とするディンプル鋼管製造装置。
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JP2020019041A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 日鉄建材株式会社 金属管の孔明け加工方法及び装置、及び金属板の孔明け加工方法及び装置

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