JP2015062169A - 正極活物質、および二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な材料であるマンガンを用いて低コストで作製でき、正極活物質に吸蔵可能なリチウムイオンの量を増大させ二次電池としての容量を増大させ、且つ、高いエネルギー密度を実現し、イオン伝導度及び電子伝導度が高い正極活物質の提供。【解決手段】Mnの一部を他の金属元素に置き換えた、Li2Mn1−xAxO3で表される正極活物質であって、Aとして、金属元素、Si、又はPを用い、Xが0.01〜0.3である正極活物質【効果】前記正極活物質は、Li2MnO3と比較して高い放電容量を実現することができる。【選択図】図1

Description

本発明の一態様は、物、方法、または、製造方法に関する。または、本発明の一態様は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関する。特に、本発明の一態様は、半導体装置、表示装置、発光装置、蓄電装置、それらの駆動方法、または、それらの製造方法に関する。特に、本発明の一態様は、正極活物質、二次電池およびその作製方法に関する。特にリチウムイオン二次電池の正極活物質に関する。
二次電池としては、ニッケル水素電池や、鉛蓄電池や、リチウムイオン二次電池などが挙げられる。
これらの二次電池は、携帯電話などで代表される携帯情報端末の電源として用いられている。中でも、リチウムイオン二次電池は、高容量化、且つ、小型化が図れるため、開発が盛んに行われている。
高容量化を実現する正極活物質として、第1のアルカリ金属酸化物と、それよりも電気伝導度が高い第2のアルカリ金属酸化物を混合する固溶体が開示されている(特許文献1)。
特開2011−216476公報
安価な材料であるマンガンを用いて低コストで作製できる正極活物質を提供することを課題の一とする。
または、正極活物質に吸蔵可能な、または放出可能なリチウムイオンの量を増大させて、二次電池としての容量を増大させ、且つ、高いエネルギー密度を実現することを課題の一とする。
または、新規な正極活物質を提供することを課題の一とする。または、新規な蓄電装置を提供することを課題の一とする。
また、リチウムイオン二次電池の正極活物質として要求される特性として、イオン伝導度及び電気伝導度が高いことが望まれる。従って、イオン伝導度及び電子伝導度が高い正極活物質を提供することを課題の一とする。
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一態様は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。なお、これら以外の課題は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図面、請求項などの記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
発明者は、LiMnO中の、Mnの一部を他の金属元素に置き換え、LiMn1−Xとすることで、電池容量の増大が可能な、新規な正極活物質を実現できることを見出した。ここで、「A」は、Li(リチウム)、Mn(マンガン)以外の金属元素、Si、またはPである。なお、Xは0より大きく1未満、好ましくは0より大きく0.5未満とする。
また、Aは、Ni、Ga、Fe、Mo、In、Nb、Nd、Co、Sm、Mg、Al、Ti、Cu、またはZnから選ばれた金属元素、Si、またはPであることが好ましい。
LiMn1−Xで表される材料をリチウムイオン二次電池の正極活物質として用いることで、二次電池としての容量を増大させ、且つ、高いエネルギー密度を実現することができる。
本明細書で開示する正極活物質の製造工程は、複数の原料を秤量し、ボールミルなどで粉砕し、混合させた後、焼成するシンプルな工程で得られるため、原価節減の効果があり、大量生産時の生産性に優れている。
本発明の一態様によれば、低コストで作製できる正極活物質を提供することができる。
本発明の一態様によれば、イオン伝導度及び電気伝導度が高い正極活物質を提供することができる。
本発明の一態様によれば、新規な正極活物質を提供することができる。
本発明の一態様によれば、電池容量が大きく、且つ、高いエネルギー密度を有する二次電池を実現することができる。
なお、本発明の一態様はこれらの効果に限定されるものではない。例えば、本発明の一態様は、場合によっては、または、状況に応じて、これらの効果以外の効果を有する場合もある。または、例えば、本発明の一態様は、場合によっては、または、状況に応じて、これらの効果を有さない場合もある。
本発明の一態様を示す放電容量と電圧の関係を示すグラフ。 本発明の一態様を示すX線回折データ。 本発明の一態様を示すX線回折データ。 本発明の一態様を示す放電容量と電圧の関係を示すグラフ。 本発明の一態様を示す放電容量と電圧の関係を示すグラフ。 本発明の一態様を示すX線回折データ。 本発明の一態様を示すX線回折データ。 コイン形の二次電池を説明する図。 ラミネート型の二次電池を説明する図。 円筒型の二次電池を説明する図。 蓄電体の一例を説明するための図。 蓄電体の一例を説明するための図。 蓄電体の一例を説明するための図。 蓄電体の一例を説明するための図。 蓄電体の一例を説明するための図。 電気機器の一例を説明するための図。 電気機器の一例を説明するための図。 電気機器の一例を説明するための図。 電気機器の一例を説明するための図。 電気機器の一例を説明するための図。 電気機器の一例を説明するための図。 電気機器の一例を説明するための図。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明の一態様は以下の説明に限定されず、その形態および詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。また、本発明の一態様は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
LiMn1−Xの製造方法例を以下に示す。表1に、比較試料100、および試料101乃至試料116を作製するためのLi原料、Mn原料、およびA原料を示す。本実施の形態では、表1に示す原料の組み合わせにより、比較試料100、および試料101乃至試料116を作製する。
Figure 2015062169
まず、Li原料、Mn原料、およびA原料として表1に示す材料を用いて、それぞれを秤量する。本実施の形態では、Xが0.1の試料を作製する。よって、原料の仕込み比を、出来上がった試料中のLi、Mn、およびAのmol比が、2:0.9:0.1となるように調整する。例えば、試料101を作製する場合、mol比でLiCO(炭酸リチウム):MnCO(炭酸マンガン):NiO(酸化ニッケル)=1:0.9:0.1となるように各原料を秤量する。また、試料102を作製する場合、mol比でLiCO:MnCO:Ga(酸化ガリウム)=1:0.9:0.05となるように各原料を秤量する。なお、比較試料100、および試料101乃至試料116の作製方法は、原料比が異なる以外は同じである。
次に、各原料にアセトンを加えた後、各原料をボールミルにより混合し、混合原料を作製する。本実施の形態では、ジルコニア製のポットに秤量した各原料、φ3mmジルコニアボール、アセトンを入れて湿式による遊星回転ボールミル処理を行う。処理時間は2時間、処理回転数400rpmとする。
次いで、アセトンを揮発させるための加熱を行い、混合原料を得る。本実施の形態では、ボールミル処理が終わったスラリーを大気下で50℃の温度でアセトンを揮発させ、混合原料を得る。
次いで、坩堝に混合原料を入れ、500℃以上1000℃以下で焼成を行い、新規材料を合成する。焼成時間は5時間以上20時間以下とする。焼成雰囲気は大気とする。本実施の形態では、乾燥した混合原料をアルミナ製坩堝に充填し、900℃、10時間の加熱を行う。
次いで、焼成した粒子の焼結を砕くために解砕処理を行う。本実施の形態では、ジルコニア製のポットに焼成物、φ3mmジルコニアボール、アセトンを入れて湿式による遊星回転ボールミル処理を行う。処理時間は2時間、処理回転数200rpmとする。
次いで、解砕処理後にアセトンを揮発させるための加熱を行い、その後、真空乾燥を行い粉末状の新規材料をそれぞれ得る。本実施の形態では、解砕処理が終わったスラリーを大気下で50℃の温度でアセトンを揮発させ、その後170℃で真空乾燥する。
出来上がった新規材料(試料101乃至試料116)を正極活物質として用い、好ましい二次電池を形成することができる。
比較試料100、および試料101乃至試料116の放電容量を測定した結果を図1に示す。図1中の右上に、同図中の部位150の拡大図を示す。
図1から、比較試料100と比較して、試料101乃至試料116は高い放電容量を示すことがわかる。特に、AとしてNiを用いた試料101が最も高い放電容量を示している。
なお、本明細書等で開示する正極活物質であるLiMn1−Xを二次電池に用いた場合、充電動作または放電動作によって、Liの原子数が0から2の間で変化する。よって、LiMn1−Xを、LiMn1−X(0≦Y≦2)と表すことができる。
また、Aとして選ばれる元素は必ずしも1種類でなくともよく、Aとして2種類以上の元素が含まれていてもよい。
本実施の形態に開示した正極活物質を用いることで、放電容量の高い二次電池を実現することができる。また、本実施の形態に開示した正極活物質を用いることで、電池容量が大きく、且つ、高いエネルギー密度を有する二次電池を実現することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、AとしてNiを用い、Xを0.3として作製した試料201と、上記実施の形態に示した、比較試料100および試料101の、X線回折(XRD:X−Ray Diffraction)測定結果と放電容量測定結果について説明する。なお、試料101は、AとしてNiを用いてXを0.1として作製した試料である。本実施の形態に示す比較試料100、試料101、及び試料201は、上記実施の形態に示した作製方法を用いて作製することができる。
図2及び図3にX線回折測定結果を示す。なお、図2では、比較のため、一つのグラフに比較試料100、試料101、および試料201のデータを並べて表示している。
図2より、試料101および試料201とも、比較試料100と同様の回折ピークを有することが確認できる。また、比較試料100と比較して、大きく異なる回折ピークは確認されない。
また、それぞれの2θ=37°付近と2θ=45°付近の回折ピークの拡大を図3に示す。なお、図3では、比較のため、一つのグラフに比較試料100、試料101、および試料201のデータを並べて表示している。図3より、Xの変化に伴い回折ピークの位置が変化していることがわかる。回折ピーク位置の変化は、比較試料100、試料101、および試料201間で、格子定数が変化したことを示す。
図2および図3から、試料101および試料201を作製するために用いたNiは、LiMnO中のMnと良好に置換されることがわかる。
比較試料100、試料101、および試料201の放電容量を測定した結果を図4に示す。比較試料100と比べて、試料101、および試料201は高い放電容量を示している。また、Xを0.1として作製した試料101よりも、Xを0.3として作製した試料201の方が、より高い放電容量を示している。
本実施の形態に開示した正極活物質を用いることで、放電容量の高い二次電池を実現することができる。また、本実施の形態に開示した正極活物質を用いることで、電池容量が大きく、且つ、高いエネルギー密度を有する二次電池を実現することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態3)
本実施の形態では、LiMn1−XNiで示される正極活物質において、Xが0である比較試料700と、Xが0.01である試料701のX線回折測定結果と充放電容量測定結果について説明する。
LiMn1−XNiの製造方法例を以下に示す。表2に、比較試料700、および試料701を作製するためのLi原料、Mn原料、およびNi原料を示す。本実施の形態では、表2に示す原料の組み合わせにより、比較試料700、および試料701を作製する。
Figure 2015062169
まず、Li原料、Mn原料、およびNi原料として表2に示す材料を用いて、それぞれを秤量する。本実施の形態では、Xが0.01の試料を作製する。よって、原料の仕込み比を、出来上がった試料中のLi、Mn、およびNiのmol比が、2:0.99:0.01となるように調整する。例えば、試料701を作製する場合、mol比でLiCO(炭酸リチウム):MnCO(炭酸マンガン):NiO(酸化ニッケル)=1:0.99:0.01となるように各原料を秤量する。なお、比較試料700は、mol比でLiCO(炭酸リチウム):MnCO(炭酸マンガン)=1:1となるように各原料を秤量する。また、比較試料700、および試料701の作製方法は、原料比が異なる以外は同じである。
次に、各原料にアセトンを加えた後、各原料をボールミルにより混合し、混合原料を作製する。本実施の形態では、ジルコニア製のポットに秤量した各原料、φ3mmジルコニアボール、アセトンを入れて湿式による遊星回転ボールミル処理を行う。処理時間は2時間、処理回転数400rpmとする。
次いで、アセトンを揮発させるための加熱を行い、混合原料を得る。本実施の形態では、ボールミル処理が終わったスラリーを大気下で50℃の温度でアセトンを揮発させ、混合原料を得る。
次いで、坩堝に混合原料を入れ、500℃以上1000℃以下で焼成を行い、新規材料を合成する。焼成時間は5時間以上20時間以下とする。焼成雰囲気は大気とする。本実施の形態では、乾燥した混合原料をアルミナ製坩堝に充填し、900℃、10時間の加熱を行う。
次いで、焼成した粒子の焼結を解くために解砕処理を行う。本実施の形態では、ジルコニア製のポットに焼成物、φ3mmジルコニアボール、アセトンを入れて湿式による遊星回転ボールミル処理を行う。処理時間は2時間、処理回転数200rpmとする。
次いで、解砕処理後にアセトンを揮発させるための加熱を行い、その後、真空乾燥を行い粉末状の新規材料をそれぞれ得る。本実施の形態では、解砕処理が終わったスラリーを大気下で50℃の温度でアセトンを揮発させ、その後170℃で真空乾燥する。
出来上がった新規材料(試料701)を正極活物質として用い、好ましい二次電池を形成することができる。
比較試料700、および試料701の充電容量および放電容量を測定した結果を図5に示す。図5では、比較試料700の放電容量の変化を曲線700a、比較試料700の充電容量の変化を曲線700b、試料701の放電容量の変化を曲線701a、試料701の充電容量の変化を曲線701bとして示している。図5より、試料701は、比較試料700よりも高い充電容量および放電容量を有していることがわかる。
次に、比較試料700、および試料701の、XRD測定結果を図6に示す。図6では、比較のため、一つのグラフに比較試料700、および試料701のデータを並べて示している。
XRD測定結果により、試料701も、比較試料700と同様の回折ピークを有することが確認できる。また、比較試料700と試料701に、大きく異なる回折ピークは確認されない。
また、それぞれの2θ=37°付近と2θ=45°付近の回折ピークの拡大を図7に示す。図7では、比較のため、一つのグラフに比較試料700、および試料701のデータを並べて示している。図7より、比較試料700と試料701で、2θ=37°付近と2θ=45°付近の回折ピークの位置が変化していることがわかる。回折ピーク位置の変化は、比較試料700と試料701で、格子定数が異なることを示す。
なお、図6および図7から、試料701を作製するために用いたNiは、LiMnO中のMnと良好に置換されることがわかる。
また、本明細書等で開示する正極活物質であるLiMn1−XNiを二次電池に用いた場合、充電動作または放電動作によって、Liの原子数が0から2の間で変化する。よって、LiMn1−XNiを、LiMn1−XNi(0≦Y≦2)と表すことができる。
本実施の形態に開示した正極活物質を用いることで、放電容量の高い二次電池を実現することができる。また、本実施の形態に開示した正極活物質を用いることで、電池容量が大きく、且つ、高いエネルギー密度を有する二次電池を実現することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態4)
本実施の形態では、上記実施の形態に示した正極活物質を用いた蓄電池の構造について、図8乃至図10を参照して説明する。
[コイン型蓄電池]
図8(A)は、コイン型(単層偏平型)の蓄電池の外観図であり、図8(B)は、その断面図である。
コイン型の蓄電池300は、正極端子を兼ねた正極缶301と負極端子を兼ねた負極缶302とが、ポリプロピレン等で形成されたガスケット303で絶縁シールされている。正極304は、正極集電体305と、これと接するように設けられた正極活物質層306により形成される。正極活物質層306は、正極活物質の他、正極活物質の密着性を高めるための結着剤(バインダ)、正極活物質層の導電性を高めるための導電助剤等を有してもよい。導電助剤としては、導電助剤としては比表面積が大きい材料が望ましく、アセチレンブラック(AB)等を用いることができる。また、カーボンナノチューブ、グラフェン、フラーレンといった炭素材料を用いることもできる。
また、負極307は、負極集電体308と、これに接するように設けられた負極活物質層309により形成される。負極活物質層309は、負極活物質の他、負極活物質の密着性を高めるための結着剤(バインダ)、負極活物質層の導電性を高めるための導電助剤等を有してもよい。正極活物質層306と負極活物質層309との間には、セパレータ310と、電解質(図示せず)とを有する。
負極活物質層309に用いる負極活物質としては、リチウムの溶解・析出、又はリチウムイオンの挿入・脱離が可能な材料を用いることができ、リチウム金属、炭素系材料、合金系材料等を用いることができる。リチウム金属は、酸化還元電位が低く(標準水素電極に対して−3.045V)、重量及び体積当たりの比容量が大きい(それぞれ3860mAh/g、2062mAh/cm)ため、好ましい。
炭素系材料としては、黒鉛、易黒鉛化性炭素(ソフトカーボン)、難黒鉛化性炭素(ハードカーボン)、カーボンナノチューブ、グラフェン、カーボンブラック等がある。
黒鉛としては、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、コークス系人造黒鉛、ピッチ系人造黒鉛等の人造黒鉛や、球状化天然黒鉛等の天然黒鉛がある。
黒鉛はリチウムイオンが黒鉛に挿入されたとき(リチウム−黒鉛層間化合物の生成時)にリチウム金属と同程度に卑な電位を示す(0.1乃至0.3V vs.Li/Li)。これにより、リチウムイオン二次電池は高い作動電圧を示すことができる。さらに、黒鉛は、単位体積当たりの容量が比較的高い、体積膨張が小さい、安価である、リチウム金属に比べて安全性が高い等の利点を有するため、好ましい。
負極活物質として、リチウムとの合金化・脱合金化反応により充放電反応を行うことが可能な合金系材料も用いることができる。キャリアイオンがリチウムイオンである場合、例えば、Al、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、Bi、Ag、Au、Zn、Cd、In、Ga等のうち少なくとも一つを含む材料がある。このような元素は炭素に対して容量が大きく、特にシリコンは理論容量が4200mAh/gと飛躍的に高い。このため、負極活物質にシリコンを用いることが好ましい。このような元素を用いた合金系材料としては、例えば、SiO、MgSi、MgGe、SnO、SnO、MgSn、SnS、VSn、FeSn、CoSn、NiSn、CuSn、AgSn、AgSb、NiMnSb、CeSb、LaSn、LaCoSn、CoSb、InSb、SbSn等がある。
また、負極活物質として、二酸化チタン(TiO)、リチウムチタン酸化物(LiTi12)、リチウム−黒鉛層間化合物、(Li)、五酸化ニオブ(Nb)、酸化タングステン(WO)、酸化モリブデン(MoO)等の酸化物を用いることができる。
また、負極活物質として、リチウムと遷移金属の複窒化物である、LiN型構造をもつLi3−XN(M=Co、Ni、Cu)を用いることができる。例えば、Li2.6Co0.4は大きな充放電容量(900mAh/g、1890mAh/cm)を示す。
リチウムと遷移金属の複窒化物を用いると、負極活物質中にリチウムイオンを含むため、正極活物質としてリチウムイオンを含まないV、Cr等の材料と組み合わせることができ好ましい。なお、正極活物質にリチウムイオンを含む材料を用いる場合でも、あらかじめ正極活物質に含まれるリチウムイオンを脱離させることで、負極活物質としてリチウムと遷移金属の複窒化物を用いることができる。
また、コンバージョン反応が生じる材料を負極活物質として用いることもできる。例えば、酸化コバルト(CoO)、酸化ニッケル(NiO)、酸化鉄(FeO)等の、リチウムと合金化反応を行わない遷移金属酸化物を負極活物質に用いてもよい。コンバージョン反応が生じる材料としては、さらに、Fe、CuO、CuO、RuO、Cr等の酸化物、CoS0.89、NiS、CuS等の硫化物、Zn、CuN、Ge等の窒化物、NiP、FeP、CoP等のリン化物、FeF、BiF等のフッ化物が挙げられる。
また、正極集電体305や負極集電体308などの集電体としては、ステンレス、金、白金、亜鉛、鉄、ニッケル、銅、アルミニウム、チタン、タンタル等の金属、及びこれらの合金など、導電性の高く、リチウム等のキャリアイオンと合金化しない材料を用いることができる。また、シリコン、チタン、ネオジム、スカンジウム、モリブデンなどの耐熱性を向上させる元素が添加されたアルミニウム合金を用いることができる。また、シリコンと反応してシリサイドを形成する金属元素で形成してもよい。シリコンと反応してシリサイドを形成する金属元素としては、ジルコニウム、チタン、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステン、コバルト、ニッケル等がある。また、集電体は、箔状、板状(シート状)、網状、円柱状、コイル状、パンチングメタル状、エキスパンドメタル状等の形状を適宜用いることができる。集電体は、厚みが5μm以上30μm以下のものを用いるとよい。
正極活物質層306には、上記実施の形態に係る正極活物質を用いることができる。
セパレータ310は、セルロース(紙)、または空孔が設けられたポリプロピレン、ポリエチレン等の絶縁体を用いることができる。
電解質として、固体電解質や、支持電解質を含む電解液の他、電解液の一部をゲル化させたゲル電解質を用いる事が出来る。
支持電解質として、キャリアイオンを有する材料を用いる。支持電解質の代表例としては、LiPF、LiClO、LiAsF、LiBF、LiCFSO、Li(CFSON、Li(CSON等のリチウム塩がある。これらの支持電解質は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を任意の組み合わせ及び比率で用いてもよい。
なお、キャリアイオンが、リチウムイオン以外のアルカリ金属イオンや、アルカリ土類金属イオンの場合、支持電解質として、上記リチウム塩において、リチウムの代わりに、アルカリ金属(例えば、ナトリウムやカリウム等)、アルカリ土類金属(例えば、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ベリリウム、マグネシウム等)を用いてもよい。
また、電解液の溶媒としては、キャリアイオンの移送が可能な材料を用いる。電解液の溶媒としては、非プロトン性有機溶媒が好ましい。非プロトン性有機溶媒の代表例としては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート(DEC)、γーブチロラクトン、アセトニトリル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン等があり、これらの一つまたは複数を用いることができる。また、電解液の溶媒としてゲル化される高分子材料を用いることで、漏液性等に対する安全性が高まる。また、蓄電池の薄型化及び軽量化が可能である。ゲル化される高分子材料の代表例としては、シリコーンゲル、アクリルゲル、アクリロニトリルゲル、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、フッ素系ポリマー等がある。また、電解液の溶媒として、難燃性及び難揮発性であるイオン液体(常温溶融塩)を一種または複数種用いることで、蓄電池の内部短絡や、過充電等によって内部温度が上昇しても、蓄電池の破裂や発火などを防ぐことができる。
また、電解液の代わりに、硫化物系や酸化物系等の無機物材料を有する固体電解質や、PEO(ポリエチレンオキシド)系等の高分子材料を有する固体電解質を用いることができる。固体電解質を用いる場合には、セパレータやスペーサの設置が不要となる。また、電池全体を固体化できるため、漏液のおそれがなくなり安全性が飛躍的に向上する。
正極缶301、負極缶302には、特に充放電中に於いて、電解液に対する耐腐食性を持つ材料を用いることができる。このような材料には金属、合金、また母体を他の材料で被覆した材料がある。金属の例としてはニッケル、アルミニウム、チタンが挙げられる。合金の例としてはステンレス鋼が挙げられる。被覆する材料としてはニッケル、アルミニウムが挙げられる。正極缶301は正極304と、負極缶302は負極307とそれぞれ電気的に接続する。
これら負極307、正極304及びセパレータ310を電解質に含浸させ、図8(B)に示すように、正極缶301を下にして正極304、セパレータ310、負極307、負極缶302をこの順で積層し、正極缶301と負極缶302とをガスケット303を介して圧着してコイン形の蓄電池300を製造する。
ここで図8(C)を用いてバッテリーの充電時の電流の流れを説明する。リチウムを用いたバッテリーを一つの閉回路とみなした時、リチウムイオンの動きと電流の流れは同じ向きになる。なお、リチウムを用いたバッテリーでは、充電と放電でアノード(陽極)とカソード(陰極)が入れ替わり、酸化反応と還元反応とが入れ替わることになるため、反応電位が高い電極を正極と呼び、反応電位が低い電極を負極と呼ぶ。したがって、本明細書においては、充電中であっても、放電中であっても、逆パルス電流を流す場合であっても、充電電流を流す場合であっても、正極は「正極」または「+極(プラス極)」と呼び、負極は「負極」または「−極(マイナス極)」と呼ぶこととする。酸化反応や還元反応に関連したアノード(陽極)やカソード(陰極)という用語を用いると、充電時と放電時とでは、逆になってしまい、混乱を招く可能性がある。したがって、アノード(陽極)やカソード(陰極)という用語は、本明細書においては用いないこととする。仮にアノード(陽極)やカソード(陰極)という用語を用いる場合には、充電時か放電時かを明記し、正極(プラス極)と負極(マイナス極)のどちらに対応するものかも併記することとする。
図8(C)に示す2つの端子には充電器が接続され、蓄電池400が充電される。蓄電池400の充電が進めば、電極間の電位差は大きくなる。図8(C)では、蓄電池400の外部の端子から、正極402の方へ流れ、蓄電池400の中において、電解質406およびセパレータ408を介して正極402から負極404の方へ流れ、負極から蓄電池400の外部の端子の方へ流れる電流の向きを正の向きとしている。つまり、充電電流の流れる向きを電流の向きとしている。
[ラミネート型蓄電池]
次に、ラミネート型の蓄電池の一例について、図9を参照して説明する。
図9に示すラミネート型の蓄電池500は、正極集電体501および正極活物質層502を有する正極503と、負極集電体504および負極活物質層505を有する負極506と、セパレータ507と、電解液508と、外装体509と、を有する。外装体509内に設けられた正極503と負極506との間にセパレータ507が設置されている。また、外装体509内には、電解液508が注入されている。
図9に示すラミネート型の蓄電池500において、正極集電体501および負極集電体504は、外部との電気的接触を得る端子の役割も兼ねている。そのため、正極集電体501および負極集電体504の一部は、外装体509から外側に露出するように配置される。
ラミネート型の蓄電池500において、外装体509には、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アイオノマー、ポリアミド等の材料からなる膜の上に、アルミニウム、ステンレス、銅、ニッケル等の可撓性に優れた金属薄膜を設け、さらに該金属薄膜上に外装体の外面としてポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等の絶縁性合成樹脂膜を設けた三層構造のラミネートフィルムを用いることができる。このような三層構造とすることで、電解液や気体の透過を遮断するとともに、絶縁性を確保し、併せて耐電解液性を有する。
[円筒型蓄電池]
次に、円筒型の蓄電池の一例について、図10を参照して説明する。円筒型の蓄電池600は図10(A)に示すように、上面に正極キャップ(電池蓋)601を有し、側面及び底面に電池缶(外装缶)602を有している。これら正極キャップと電池缶(外装缶)602とは、ガスケット(絶縁パッキン)610によって絶縁されている。
図10(B)は、円筒型の蓄電池の断面を模式的に示した図である。中空円柱状の電池缶602の内側には、帯状の正極604と負極606とがセパレータ605を間に挟んで捲回された電池素子が設けられている。図示しないが、電池素子はセンターピンを中心に捲回されている。電池缶602は、一端が閉じられ、他端が開いている。電池缶602には、特に充放電中に於いて、電解液に対する耐腐食性を持つ材料を用いることができる。このような材料には金属、合金、また母体を他の材料で被覆した材料がある。金属の例としてはニッケル、アルミニウム、チタンが挙げられる。合金の例としてはステンレス鋼が挙げられる。被覆する材料としてはニッケル、アルミニウムが挙げられる。電池缶602の内側において、正極、負極及びセパレータが捲回された電池素子は、対向する一対の絶縁板608、絶縁板609により挟まれている。また、電池素子が設けられた電池缶602の内部は、非水電解液(図示せず)が注入されている。非水電解液は、コイン形やラミネート型の蓄電池と同様のものを用いることができる。
正極604及び負極606は、上述したコイン形の蓄電池の正極及び負極と同様に製造すればよいが、円筒型の蓄電池に用いる正極及び負極は捲回するため、集電体の両面に活物質を形成する点において異なる。正極604には正極端子(正極集電リード)603が接続され、負極606には負極端子(負極集電リード)607が接続される。正極端子603及び負極端子607は、ともにアルミニウムなどの金属材料を用いることができる。正極端子603は安全弁機構612に、負極端子607は電池缶602の底にそれぞれ抵抗溶接される。安全弁機構612は、PTC素子(Positive Temperature Coefficient)611を介して正極キャップ601と電気的に接続されている。安全弁機構612は電池の内圧の上昇が所定の閾値を超えた場合に、正極キャップ601と正極604との電気的な接続を切断するものである。また、PTC素子611は温度が上昇した場合に抵抗が増大する熱感抵抗素子であり、抵抗の増大により電流量を制限して異常発熱を防止するものである。PTC素子には、チタン酸バリウム(BaTiO)系半導体セラミックス等を用いることができる。
なお、本実施の形態では、蓄電池として、コイン形、ラミネート型及び円筒型の蓄電池を示したが、その他の封止型蓄電池、角型蓄電池等様々な形状の蓄電池を用いることができる。また、正極、負極、及びセパレータが複数積層された構造、正極、負極、及びセパレータが捲回された構造であってもよい。
本実施の形態で示す蓄電池300、蓄電池500、蓄電池600の正極には、本発明の一態様に係る正極活物質を用いることができる。本発明の一態様によれば、蓄電池300、蓄電池500、蓄電池600の放電容量を高めることができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態5)
本実施の形態では、装置の構造例について図11乃至図15を用いて説明する。
図11(A)及び図11(B)は、装置の外観図を示す図である。装置は、回路基板900と、蓄電体913と、を有する。蓄電体913には、ラベル910が貼られている。さらに、図11(B)に示すように、装置は、端子951と、端子952と、を有し、ラベル910の裏にアンテナ914と、アンテナ915と、を有する。
回路基板900は、端子911と、回路912と、を有する。端子911は、端子951、端子952、アンテナ914、アンテナ915、及び回路912に接続される。なお、端子911を複数設けて、複数の端子911のそれぞれを、制御信号入力端子、電源端子などとしてもよい。
回路912は、回路基板900の裏面に設けられていてもよい。なお、アンテナ914及びアンテナ915は、コイル状に限定されず、例えば線状、板状であってもよい。また、平面アンテナ、開口面アンテナ、進行波アンテナ、EHアンテナ、磁界アンテナ、誘電体アンテナ等のアンテナを用いてもよい。又は、アンテナ914若しくはアンテナ915は、平板状の導体でもよい。この平板状の導体は、電界結合用の導体の一つとして機能することができる。つまり、コンデンサの有する2つの導体のうちの一つの導体として、アンテナ914若しくはアンテナ915を機能させてもよい。これにより、電磁界、磁界だけでなく、電界で電力のやり取りを行うこともできる。
蓄電体913の正極活物質に、上記実施の形態に係る正極活物質を用いることができる。
アンテナ914の線幅は、アンテナ915の線幅よりも大きいことが好ましい。これにより、アンテナ914により受電する電力量を大きくできる。
装置は、アンテナ914及びアンテナ915と、蓄電体913との間に層916を有する。層916は、例えば蓄電体913による電磁界への影響を防止することができる機能を有する。層916としては、例えば磁性体を用いることができる。
なお、装置の構造は、図11に限定されない。
例えば、図12(A−1)及び図12(A−2)に示すように、図11(A)及び図11(B)に示す蓄電体913のうち、対向する一対の面のそれぞれにアンテナを設けてもよい。図12(A−1)は、上記一対の面の一方側方向から見た外観図であり、図12(A−2)は、上記一対の面の他方側方向から見た外観図である。なお、図11(A)及び図11(B)に示す装置と同じ部分については、図11(A)及び図11(B)に示す装置の説明を適宜援用できる。
図12(A−1)に示すように、蓄電体913の一対の面の一方に層916を挟んでアンテナ914が設けられ、図12(A−2)に示すように、蓄電体913の一対の面の他方に層917を挟んでアンテナ915が設けられる。層917は、例えば蓄電体913による電磁界への影響を防止することができる機能を有する。層917としては、例えば磁性体を用いることができる。
上記構造にすることにより、アンテナ914及びアンテナ915の両方のサイズを大きくすることができる。
又は、図12(B−1)及び図12(B−2)に示すように、図11(A)及び図11(B)に示す蓄電体913のうち、対向する一対の面のそれぞれに別のアンテナを設けてもよい。図12(B−1)は、上記一対の面の一方側方向から見た外観図であり、図12(B−2)は、上記一対の面の他方側方向から見た外観図である。なお、図11(A)及び図11(B)に示す装置と同じ部分については、図11(A)及び図11(B)に示す装置の説明を適宜援用できる。
図12(B−1)に示すように、蓄電体913の一対の面の一方に層916を挟んでアンテナ914及びアンテナ915が設けられ、図12(B−2)に示すように、蓄電体913の一対の面の他方に層917を挟んでアンテナ918が設けられる。アンテナ918は、例えば、外部機器とのデータ通信を行うことができる機能を有する。アンテナ918には、例えばアンテナ914及びアンテナ915に適用可能な形状のアンテナを適用することができる。アンテナ918を介した装置と他の機器との通信方式としては、NFCなど、装置と装置200の間で用いることができる応答方式などを適用することができる。
又は、図13(A)に示すように、図11(A)及び図11(B)に示す蓄電体913に表示装置920を設けてもよい。表示装置920は、端子919を介して端子911に電気的に接続される。なお、表示装置920が設けられる部分にラベル910を設けなくてもよい。なお、図11(A)及び図11(B)に示す装置と同じ部分については、図11(A)及び図11(B)に示す装置の説明を適宜援用できる。
表示装置920には、例えば充電中であるか否かを示す画像、蓄電量を示す画像などを表示してもよい。表示装置920としては、例えば電子ペーパー、液晶表示装置、エレクトロルミネセンス(ELともいう)表示装置などを用いることができる。例えば、電子ペーパーを用いることにより表示装置920の消費電力を低減することができる。
又は、図13(B)に示すように、図11(A)及び図11(B)に示す蓄電体913にセンサ921を設けてもよい。センサ921は、端子922を介して端子911に電気的に接続される。なお、センサ921は、ラベル910の裏側に設けられてもよい。なお、図11(A)及び図11(B)に示す装置と同じ部分については、図11(A)及び図11(B)に示す装置の説明を適宜援用できる。
センサ921としては、例えば、センサ235に適用可能なセンサを用いることができる。よって、センサ235としてセンサ921を用いてもよい。センサ921を設けることにより、例えば、装置が置かれている環境を示すデータ(温度など)を検出し、回路912内のメモリに記憶しておくこともできる。
さらに、蓄電体913の構造例について図14及び図15を用いて説明する。
図14(A)に示す蓄電体913は、筐体930の内部に端子951と端子952が設けられた捲回体950を有する。捲回体950は、筐体930の内部で電解液に含浸される。端子952は、筐体930に接し、端子951は、絶縁材などを用いることにより筐体930に接していない。なお、図14(A)では、便宜のため、筐体930を分離して図示しているが、実際は、捲回体950が筐体930に覆われ、端子951及び端子952が筐体930の外に延在している。筐体930としては、金属材料(例えばアルミニウムなど)又は樹脂材料を用いることができる。
なお、図14(B)に示すように、図14(A)に示す筐体930を複数の材料によって形成してもよい。例えば、図14(B)に示す蓄電体913は、筐体930aと筐体930bが貼り合わされており、筐体930a及び筐体930bで囲まれた領域に捲回体950が設けられている。
筐体930aとしては、有機樹脂など、絶縁材料を用いることができる。特に、アンテナが形成される面に有機樹脂などの材料を用いることにより、蓄電体913による電界の遮蔽を抑制できる。なお、筐体930aによる電界の遮蔽が小さければ、筐体930の内部にアンテナ914やアンテナ915などのアンテナを設けてもよい。筐体930bとしては、例えば金属材料を用いることができる。
さらに、捲回体950の構造について図15に示す。捲回体950は、負極931と、正極932と、セパレータ933と、を有する。捲回体950は、セパレータ933を挟んで負極931と、正極932が重なり合って積層され、該積層シートを捲回させた捲回体である。なお、負極931と、正極932と、セパレータ933と、の積層を、さらに複数重ねてもよい。
負極931は、端子951及び端子952の一方を介して図11に示す端子911に接続される。正極932は、端子951及び端子952の他方を介して図11に示す端子911に接続される。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態6)
本実施の形態では、電気機器について説明する。
ここで電気機器とは、電気の力によって作用する部分を含む工業製品をいう。電気機器は、家電等の民生用に限られず、業務用、産業用、軍事用等、種々の用途のものを広くこの範疇とする。
本発明の一態様に係る蓄電装置を適用することができる電気機器としては、例えば、テレビやモニタ等の表示装置、照明装置、デスクトップ型やノート型等のパーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体に記憶された静止画又は動画を再生する画像再生装置、CD(Compact Disc)プレーヤやデジタルオーディオプレーヤ等の携帯型又は据置型の音響再生機器、携帯型又は据置型のラジオ受信機、テープレコーダやICレコーダ(ボイスレコーダ)等の録音再生機器、ヘッドホンステレオ、ステレオ、リモートコントローラ、置き時計や壁掛け時計等の時計、コードレス電話子機、トランシーバ、携帯電話機、自動車電話、携帯型又は据置型のゲーム機、歩数計、電卓、携帯情報端末、電子手帳、電子書籍、電子翻訳機、マイクロフォン等の音声入力機器、スチルカメラやビデオカメラ等の写真機、玩具、電気シェーバ、電動歯ブラシ、電子レンジ等の高周波加熱装置、電気炊飯器、電気洗濯機、電気掃除機、温水器、扇風機、毛髪乾燥機、加湿器や除湿器やエアコンディショナ等の空気調和設備、食器洗い器、食器乾燥器、衣類乾燥器、布団乾燥器、電気冷蔵庫、電気冷凍庫、電気冷凍冷蔵庫、DNA保存用冷凍庫、懐中電灯、電動工具、煙感知器、補聴器、心臓ペースメーカ、携帯型X線撮影装置、放射線測定器、電気マッサージ器や透析装置等の健康機器や医療機器などが挙げられる。さらに、誘導灯、信号機、ガスメータや水道メータ等の計量器、ベルトコンベア、エレベータ、エスカレータ、自動販売機、自動券売機、現金自動支払機(CD。Cash Dispenserの略)や現金自動預金支払機(ATM。AutoMated Teller Machineの略)、デジタルサイネージ(電子看板)、産業用ロボット、無線用中継局、携帯電話の基地局、電力貯蔵システム、電力の平準化やスマートグリッドのための二次電池等の産業機器が挙げられる。また、二次電池からの電力を用いて電動機により推進する移動体(輸送体)なども、電気機器の範疇に含まれるものとする。上記移動体として、例えば、電気自動車(EV)、内燃機関と電動機を併せ持ったハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、これらのタイヤ車輪を無限軌道に変えた装軌車両、農業機械、電動アシスト自転車を含む原動機付自転車、自動二輪車、電動車椅子、電動カート、小型又は大型船舶、潜水艦、固定翼機や回転翼機等の航空機、ロケット、人工衛星、宇宙探査機や惑星探査機、宇宙船などが挙げられる。
なお、上記電気機器は、消費電力のほぼ全てを賄うための主電源として、本発明の一態様に係る蓄電装置を用いることができる。また、上記電気機器は、主電源や商用電源からの電力の供給が停止した場合に、電気機器への電力の供給を行うことができる無停電電源として、本発明の一態様に係る蓄電装置を用いることができる。あるいは、上記電気機器は、主電源や商用電源からの電気機器への電力の供給と並行して、電気機器への電力の供給を行うための補助電源として、本発明の一態様に係る非水系二次電池を用いることができる。
ここで一例として、携帯端末について、図16(A)及び図16(B)に示す。図16(A)は、携帯端末を上面から見た図であり、図16(B)は、下面から見た図である。
図16(A)及び図16(B)に示す携帯端末1100は、筐体1111と、表示部1112と、蓄電装置1113と、電源スイッチ1114と、を有する。
表示部1112は、一部をタッチパネルの領域とすることができ、表示された操作キーに触れることでデータを入力することができる。なお、表示部1112においては、一例として半分の領域が表示のみの機能を有する構成、もう半分の領域がタッチパネルの機能を有する構成を示しているが該構成に限定されない。表示部1112の全ての領域がタッチパネルの機能を有する構成としても良い。
表示部1112には、例えばエレクトロルミネセンス(ELともいう)ディスプレイモジュール、液晶ディスプレイモジュールを用いることができる。
蓄電装置1113は、カセット式のバッテリーである。蓄電装置1113は、端子1121を有する。なお、端子1121の数は特に限定されない。蓄電装置1113を筐体1111の凹部に嵌め込むことにより、端子1121が筐体1111に設けられた端子1122に接続する。これにより、蓄電装置1113から筐体1111内部の回路に電力を供給できる。なお、蓄電装置1113を筐体1111の凹部に嵌め込んだ後の蓄電装置1113が露出していてもよい。また、蓄電装置1113の上に蓋を設けてもよい。なお、蓄電装置1113は、携帯端末1100から取り外せるようになっているが、本発明の実施形態の一態様は、これに限定されない。携帯端末1100のユーザーが、蓄電装置1113を取り外すことができないようになっていてもよい。このような構造にすることにより、携帯端末1100の内部の部品の配置自由度があがり、携帯端末1100を小型化、薄型化することができる。このような場合には、蓄電装置1113を、携帯端末1100の中に入れたまま、電力などのやり取りを行うことができる。なお、蓄電装置1113を、携帯端末1100から取り外せるような場合であっても、蓄電装置1113を、携帯端末1100の中に入れたまま、電力などのやり取りを行ってもよい。
図16(A)及び図16(B)に示す携帯端末は、様々な情報(静止画、動画、テキスト画像など)を表示する機能、カレンダー、日付又は時刻などを表示部に表示する機能、表示部に表示した情報をタッチ入力操作又は編集するタッチ入力機能、様々なソフトウェア(プログラム)によって処理を制御する機能、などを有することができる。
また、図17は、携帯端末の例のブロック図である。図17に示す携帯端末は、例えば無線通信回路1131、アナログベースバンド回路1132、デジタルベースバンド回路1133、蓄電装置1134、電源回路1135、アプリケーションプロセッサ1136、ディスプレイコントローラ1141、メモリ1142、ディスプレイ1143、タッチセンサ1149、音声回路(スピーカ及びマイクなど)1147、及び入力手段の一つであるキーボード1148などより構成される。
蓄電装置1134は、図16に示す蓄電装置1113に相当し、それ以外の構成要素は、負荷に相当する。
無線通信回路1131は、例えばデータを含む電波を受信する機能を有する。無線通信回路1131としては、例えばアンテナなどが用いられる。
タッチセンサ1149を設けることにより、ディスプレイ1143における表示部1144を操作することができる。
ディスプレイ1143は、表示部1144、ソースドライバ1145、及びゲートドライバ1146によって構成される。表示部1144は、ソースドライバ1145及びゲートドライバ1146により動作が制御される。
アプリケーションプロセッサ1136は、CPU1137、デジタルシグナルプロセッサ(DSPともいう)1138、インターフェース(IFともいう)1139を備える。
また、メモリ1142は、通常SRAM又はDRAMで構成される。
さらに、図17に示す携帯端末の動作例について説明する。
まず、データを含む電波の受信又はアプリケーションプロセッサ1136により画像が形成される。メモリ1142に記憶されているデータを、ディスプレイコントローラ1141を介してディスプレイ1143に出力し、ディスプレイ1143により入力された画像データに応じた画像を表示する。そのまま、画像に変更が無ければ通常60以上130Hz以下の周期でメモリ1142からデータが読み出され、読み出されたデータは、ディスプレイコントローラ1141に送られ続ける。ユーザーが画面を書き換える操作をしたとき、アプリケーションプロセッサ1136により新たな画像を形成し、その画像を、メモリ1142に記憶する。この間も定期的にメモリ1142から画像データは読み出す。メモリ1142に新たな画像データを記憶し終わると、ディスプレイ1143における次のフレーム期間において、メモリ1142に記憶されたデータを読み出し、読み出したデータを、ディスプレイコントローラ1141を介して、ディスプレイ1143に出力する。データが入力されたディスプレイ1143は、入力された画像データに応じた画像を表示する。上記読み出し動作は、さらに次のデータがメモリ1142に記憶されるまで継続される。このように、メモリ1142にデータを書き込み、読み出すことによって、ディスプレイ1143により表示動作を行う。
図18(A)及び図18(B)は、電動工具の例である。
図18(A)に示す電動工具は、筐体1211と、先端工具1212と、トリガースイッチ1214と、蓄電装置1216と、着脱制御スイッチ1217と、を有する。なお、図18(A)に示す電動工具を電動ドリルとしてもよい。又は、図18(A)に示す電動工具を電動ドライバーとしてもよい。
筐体1211は、ハンドル部1215を有する。
先端工具1212としては、例えばドリル、プラスビット、又はマイナスビットなどを用いることができる。なお、先端工具1212を着脱可能にし、用途に応じてドリル、プラスビット、又はマイナスビットを適宜選択して用いてもよい。
図18(A)に示す電動工具では、電源スイッチ1213をオン状態にし、ハンドル部1215を握り、トリガースイッチ1214をオン状態にすることにより、先端工具1212を動作させることができる。
蓄電装置1216は、着脱制御スイッチ1217をオン状態又はオフ状態にすることにより着脱可能である。蓄電装置1216は、図16に示す携帯端末と同様に端子を有し、蓄電装置1216の端子と、筐体1211に設けられた端子を接続することにより、蓄電装置1216から筐体1211に電力を供給できる。
図18(B)に示す電動工具は、筐体1221と、ブレード1222と、トリガースイッチ1224と、蓄電装置1226と、着脱制御スイッチ1227と、を有する。なお、図18(B)に示す電動工具を電動カッターとしてもよい。
筐体1221は、ハンドル部1225を有する。
図18(B)に示す電動工具では、ハンドル部1225を握り、トリガースイッチ1224をオン状態にすることにより、ブレード1222を回転させ、切断処理などを行うことができる。
蓄電装置1226は、着脱制御スイッチ1227をオン状態又はオフ状態にすることにより着脱可能である。蓄電装置1226は、図16に示す携帯端末と同様に端子を有し、蓄電装置1226の端子と、筐体1221に設けられた端子を接続することにより、蓄電装置1226から筐体1221に電力を供給できる。
さらに、上記電気機器を充電する場合の例について図19を用いて説明する。
図19(A)では、給電装置1300に図16に示す携帯端末1100を重畳させた例を示している。
図19(B)は、携帯端末の底面方向から表した図である。例えば電磁誘導式の場合、図19(B)に示すように、携帯端末1100に設けられたアンテナ1311と、給電装置1300に設けられたアンテナ1312と電磁結合させて電力伝送トランスを形成することにより、携帯端末1100に電力を供給できる。
なお、図19(A)及び図19(B)では、給電装置1300に携帯端末1100を重畳させた例を示しているが、図20に示すように、携帯端末1100から蓄電装置1113を取り外して蓄電装置1113を給電装置1300に重畳させてもよい。
なお、給電装置1300の構成は、特に限定されない。例えば、携帯端末1100の位置を検出し、アンテナ1312を移動させて携帯端末1100に重畳させることにより充電を行うムービングコイル式、又はアンテナ1312を複数設けて携帯端末1100に重畳するアンテナ1312により充電を行う多コイル方式などを適用してもよい。
給電装置1300により充電できる電気機器は、上記に限定されない。
図21に、上記電気機器の具体的な構成を示す。図21において、給電装置1450から電力の供給を行うことができる表示装置1400は、本発明の一態様に係る蓄電装置1404を用いた電気機器の一例である。具体的に、表示装置1400は、TV放送受信用の表示装置に相当し、筐体1401、表示部1402、スピーカ部1403、蓄電装置1404等を有する。本発明の一態様に係る蓄電装置1404は、筐体1401の内部に設けられている。表示装置1400は、商用電源から電力の供給を受けることもできるし、蓄電装置1404に蓄積された電力を用いることもできる。よって、停電などにより商用電源から電力の供給が受けられない時でも、本発明の一態様に係る蓄電装置1404を無停電電源として用いることで、表示装置1400の利用が可能となる。
表示部1402には、液晶表示装置、有機EL素子などの発光素子を各画素に備えた発光装置、電気泳動表示装置、DMD(Digital Micromirror Device)、PDP(Plasma Display Panel)、FED(Field Emission Display)などの、半導体表示装置を用いることができる。
なお、表示装置には、TV放送受信用の他、パーソナルコンピュータ用、広告表示用など、全ての情報表示用表示装置が含まれる。
図21において、給電装置1450から電力の供給を行うことができる据え付け型の照明装置1410は、本発明の一態様に係る蓄電装置1413を用いた電気機器の一例である。具体的に、照明装置1410は、筐体1411、光源1412、蓄電装置1413等を有する。蓄電装置1413には、給電装置1450を介して電力が供給される。図21では、蓄電装置1413が、筐体1411及び光源1412が据え付けられた天井1414の内部に設けられている場合を例示しているが、蓄電装置1413は、筐体1411の内部に設けられていても良い。照明装置1410は、商用電源から電力の供給を受けることもできるし、蓄電装置1413に蓄積された電力を用いることもできる。よって、停電などにより商用電源から電力の供給が受けられない時でも、本発明の一態様に係る蓄電装置1413を無停電電源として用いることで、照明装置1410の利用が可能となる。
なお、図21では天井1414に設けられた据え付け型の照明装置1410を例示しているが、本発明の一態様に係る蓄電装置は、天井1414以外、例えば側壁1415、床1416、窓1417等に設けられた据え付け型の照明装置に用いることもできるし、卓上型の照明装置などに用いることもできる。
また、光源1412には、電力を利用して人工的に光を得る人工光源を用いることができる。具体的には、白熱電球、蛍光灯などの放電ランプ、LEDや有機EL素子などの発光素子が、上記人工光源の一例として挙げられる。
図21において、給電装置1450から電力の供給を行うことができる室内機1420及び室外機1424を有するエアコンディショナは、本発明の一態様に係る蓄電装置1423を用いた電気機器の一例である。具体的に、室内機1420は、筐体1421、送風口1422、蓄電装置1423等を有する。図21では、蓄電装置1423が、室内機1420に設けられている場合を例示しているが、蓄電装置1423は室外機1424に設けられていても良い。あるいは、室内機1420と室外機1424の両方に、蓄電装置1423が設けられていても良い。エアコンディショナは、商用電源から電力の供給を受けることもできるし、蓄電装置1423に蓄積された電力を用いることもできる。特に、室内機1420と室外機1424の両方に蓄電装置1423が設けられている場合、停電などにより商用電源から電力の供給が受けられない時でも、本発明の一態様に係る蓄電装置1423を無停電電源として用いることで、エアコンディショナの利用が可能となる。
なお、図21では、室内機と室外機で構成されるセパレート型のエアコンディショナを例示しているが、室内機の機能と室外機の機能とを1つの筐体に有する一体型のエアコンディショナに、本発明の一態様に係る蓄電装置を用いることもできる。
図21において、給電装置1450から電力の供給を行うことができる電気冷凍冷蔵庫1430は、本発明の一態様に係る蓄電装置1434を用いた電気機器の一例である。具体的に、電気冷凍冷蔵庫1430は、筐体1431、冷蔵室用扉1432、冷凍室用扉1433、蓄電装置1434等を有する。図21では、蓄電装置1434が、筐体1431の内部に設けられている。電気冷凍冷蔵庫1430は、商用電源から電力の供給を受けることもできるし、蓄電装置1434に蓄積された電力を用いることもできる。よって、停電などにより商用電源から電力の供給が受けられない時でも、本発明の一態様に係る蓄電装置1434を無停電電源として用いることで、電気冷凍冷蔵庫1430の利用が可能となる。
図21において、給電装置1450から電力の供給を行うことができる時計1440は、本発明の一態様に係る蓄電装置1441を用いた電気機器の一例である。
なお、上述した電気機器のうち、電子レンジ等の高周波加熱装置、電気炊飯器などの電気機器は、短時間で高い電力を必要とする。よって、商用電源では賄いきれない電力を補助するための補助電源として、本発明の一態様に係る蓄電装置を用いることで、電気機器の使用時に商用電源のブレーカーが落ちるのを防ぐことができる。
また、電気機器が使用されない時間帯、特に、商用電源の供給元が供給可能な総電力量のうち、実際に使用される電力量の割合(電力使用率と呼ぶ)が低い時間帯において、蓄電装置に電力を蓄えておくことで、上記時間帯以外において電力使用率が高まるのを抑えることができる。例えば、電気冷凍冷蔵庫1430の場合、気温が低く、冷蔵室用扉1432、冷凍室用扉1433の開閉が行われない夜間において、蓄電装置1434に電力を蓄える。そして、気温が高くなり、冷蔵室用扉1432、冷凍室用扉1433の開閉が行われる昼間において、蓄電装置1434を補助電源として用いることで、昼間の電力使用率を低く抑えることができる。
さらに、電気機器の一例である移動体の例について、図22を参照して説明する。
先の実施の形態で説明した蓄電装置を制御用の蓄電装置に用いることができる。制御用の蓄電装置は、プラグイン技術や非接触給電による外部からの電力供給により充電をすることができる。なお、移動体が鉄道用電気車両の場合、架線や導電軌条からの電力供給により充電をすることができる。
図22(A)及び図22(B)は、給電装置1590から電力の供給を行うことができる電気自動車の一例を示している。電気自動車1580には、本発明の一態様に係る蓄電装置1581が搭載されている。蓄電装置1581には、給電装置1590を介して電力が供給され、蓄電装置1581の電力は、制御回路1582により出力が調整されて、駆動装置1583に供給される。制御回路1582は、図示しないROM、RAM、CPU等を有する処理装置1584によって制御される。
駆動装置1583は、直流電動機若しくは交流電動機単体、又は電動機と内燃機関と、を組み合わせて構成される。処理装置1584は、電気自動車1580の運転者の操作情報(加速、減速、停止など)や走行時の情報(上り坂や下り坂等の情報、駆動輪にかかる負荷情報など)の入力情報に基づき、制御回路1582に制御信号を出力する。制御回路1582は、処理装置1584の制御信号により、蓄電装置1581から供給される電気エネルギーを調整して駆動装置1583の出力を制御する。交流電動機を搭載している場合は、図示していないが、直流を交流に変換するインバータも内蔵される。
蓄電装置1581は、給電装置1590からの電力供給により充電することができる。充電は、AC/DCコンバータ等の変換装置を介して、一定の電圧値を有する直流定電圧に変換して行うことができる。蓄電装置1581として、本発明の一態様に係る蓄電装置を搭載することで、電池の高容量化などに寄与することができ、利便性を向上させることができる。
なお、一つの給電装置1450で複数の蓄電装置に給電することもできる。例えば、給電装置1450は、無線信号を用いてそれぞれの電気機器に確認信号を送信し、電気機器からの応答信号により各電気機器に順番に給電を行うことができる。このとき、それぞれの蓄電装置は、衝突防止機能(アンチコリジョン機能)を有し、給電装置1450から受信した電波に対して各蓄電装置がそれぞれ異なるタイミングで応答できるようにしてもよい。例えば、蓄電装置毎に異なる識別情報を有する場合には、識別情報に基づいて応答させる蓄電装置を選択することができるため、各蓄電装置は、異なるタイミングで応答することができる。よって、例えば給電装置1450が複数の発振回路を有する場合、各発振回路を制御することにより複数の蓄電装置に対して順番に給電を行うこともできる。又は、各蓄電装置に対して同時に給電を行うこともできる。
以上のように、本発明の一態様である蓄電装置は、様々な電気機器に適用できる。本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
100 比較試料
101 試料
116 試料
150 部位
200 装置
201 試料
235 センサ
300 蓄電池
301 正極缶
302 負極缶
303 ガスケット
304 正極
305 正極集電体
306 正極活物質層
307 負極
308 負極集電体
309 負極活物質層
310 セパレータ
400 蓄電池
402 正極
404 負極
406 電解質
408 セパレータ
500 蓄電池
501 正極集電体
502 正極活物質層
503 正極
504 負極集電体
505 負極活物質層
506 負極
507 セパレータ
508 電解液
509 外装体
600 蓄電池
601 正極キャップ
602 電池缶
603 正極端子
604 正極
605 セパレータ
606 負極
607 負極端子
608 絶縁板
609 絶縁板
611 PTC素子
612 安全弁機構
700 比較試料
701 試料
900 回路基板
910 ラベル
911 端子
912 回路
913 蓄電体
914 アンテナ
915 アンテナ
916 層
917 層
918 アンテナ
919 端子
920 表示装置
921 センサ
922 端子
930 筐体
931 負極
932 正極
933 セパレータ
950 捲回体
951 端子
952 端子
1100 携帯端末
1111 筐体
1112 表示部
1113 蓄電装置
1114 電源スイッチ
1121 端子
1122 端子
1131 無線通信回路
1132 アナログベースバンド回路
1133 デジタルベースバンド回路
1134 蓄電装置
1135 電源回路
1136 アプリケーションプロセッサ
1137 CPU
1141 ディスプレイコントローラ
1142 メモリ
1143 ディスプレイ
1144 表示部
1145 ソースドライバ
1146 ゲートドライバ
1148 キーボード
1149 タッチセンサ
1211 筐体
1212 先端工具
1213 電源スイッチ
1214 トリガースイッチ
1215 ハンドル部
1216 蓄電装置
1217 着脱制御スイッチ
1221 筐体
1222 ブレード
1224 トリガースイッチ
1225 ハンドル部
1226 蓄電装置
1227 着脱制御スイッチ
1300 給電装置
1311 アンテナ
1312 アンテナ
1400 表示装置
1401 筐体
1402 表示部
1403 スピーカ部
1404 蓄電装置
1410 照明装置
1411 筐体
1412 光源
1413 蓄電装置
1414 天井
1415 側壁
1416 床
1417 窓
1420 室内機
1421 筐体
1422 送風口
1423 蓄電装置
1424 室外機
1430 電気冷凍冷蔵庫
1431 筐体
1432 冷蔵室用扉
1433 冷凍室用扉
1434 蓄電装置
1440 時計
1441 蓄電装置
1450 給電装置
1580 電気自動車
1581 蓄電装置
1582 制御回路
1583 駆動装置
1584 処理装置
1590 給電装置
700a 曲線
700b 曲線
930a 筐体
930b 筐体

Claims (5)

  1. LiMn1−Xで表される材料を用いた正極活物質であって、
    Aは、Li(リチウム)、Mn(マンガン)以外から選ばれた金属元素、Si、またはPであり、
    Xが0より大きく、かつ1より小さいことを特徴とする正極活物質。
  2. 請求項1において、
    Aは、Ni、Ga、Fe、Mo、In、Nb、Nd、Co、Sm、Mg、Al、Ti、Cu、Zn、Si、またはPであることを特徴とする正極活物質。
  3. 請求項1または請求項2において、
    Aは、Niであることを特徴とする正極活物質。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
    Xが0.01以上0.3以下であることを特徴とする正極活物質。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項において、
    前記正極活物質を用いた二次電池。
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