JP2015061444A - 建物の壁構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁内空間において給電装置を好適に設置することができる建物の壁構造を提供する。【解決手段】一対の壁面材22と、その一対の壁面材22に挟まれて配置される下地フレーム21とを備え、下地フレーム21は、各々複数の縦桟25及び横桟26を有しており、それら縦桟25及び横桟26の間に壁内空間が形成されている建物の壁構造は、壁内空間に配置され、屋内空間に面する壁面上に設置される受電装置に対して非接触給電を行う給電装置30と、壁内空間内において縦桟25及び横桟26のいずれかに対して固定され、壁内空間内の所定位置にて給電装置30を支持する支持部40と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、建物の壁構造に関するものである。
住宅等の建物における間仕切壁や外壁等の壁部に、非接触給電を行うための非接触式の給電装置を設ける技術が提案されている。具体的には、壁部を構成する壁面材の裏側(部屋に面しない側)に、高周波磁界を発生する非接触式の給電装置を設けるとともに、壁面材の表側(部屋に面する側)に、給電装置が発生する高周波磁界による電磁誘導を利用して非接触で電力を受電する受電装置を設け、その受電装置から電気機器に対して電力を供給する構成が提案されている(例えば、特許文献1)
特開2009−159686号公報
ところで、壁内に給電装置を設ける場合、一般に壁内空間は複数の下地材(縦桟や横桟)で仕切られており、その設置には工夫を要すると考えられる。またこの場合、壁内空間の大きさ(下地材で仕切られた空間の大きさ)と給電装置の大きさとが相違していると、給電装置の設置位置にばらつきが生じたり、振動等に起因する位置ずれが発生したりすることが懸念される。仮に給電装置の設置位置にばらつきが生じると、受電装置との位置関係のずれが生じやすくなり、給電効率の低下につながる。そのため、壁内空間における給電装置の設置に関して検討の余地があると考えられる。
本発明は、壁内空間において給電装置を好適に設置することができる建物の壁構造を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、発明の実施の形態において対応する構成の符号を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
第1の発明は、
一対の壁面材(22)と、その一対の壁面材に挟まれて配置される壁下地(21)とを備え、前記壁下地は、各々複数の縦桟(25)及び横桟(26)を有しており、それら縦桟及び横桟の間に壁内空間(S1)が形成されている建物の壁構造であって、
前記壁内空間に配置され、屋内空間に面する壁面上に設置される設備機器(53)に対して非接触給電を行う給電装置(30)と、
前記壁内空間内において前記縦桟及び前記横桟のいずれかに対して固定され、該壁内空間内の所定位置にて前記給電装置を支持する支持手段(40,62,71)と、
を備えることを特徴とする。
間仕切壁等の壁内に非接触式の給電装置が設けられる場合、複数の下地材(横桟や縦桟)で仕切られた壁内空間に給電装置が配置される。この場合、壁内空間は給電装置よりも大きいはずであり、その壁内空間内で給電装置の設置位置のばらつきが生じることが懸念される。この点、上記構成によれば、壁内空間内において縦桟及び横桟のいずれかに支持手段が固定され、その支持手段により壁内空間内の所定位置に給電装置が支持されるため、給電装置の位置ずれの発生を抑制できる。これにより、給電効率の低下等の不都合を抑制できる。その結果、壁内空間において給電装置を好適に設置することができる建物の壁構造を実現できる。
第2の発明は、前記給電装置には、前記支持手段に重ね合わされた状態で当該支持手段に支持される被支持部(32,61)が設けられ、前記支持手段において前記被支持部を支持する支持部位(42,62)では、先端が鋭利な固定具(43,63)が前記被支持部の側から突き通されて、その固定具による固定が行われるようになっており、前記支持部位は、前記壁内空間において前記固定具の先端側で前記壁面材及び前記壁下地の少なくともいずれかに対して離間する位置に設けられていることを特徴とする。
壁内空間は比較的狭小な空間であり、その壁内空間内においてビスや釘等の固定具を用いて給電装置を固定しようとすると、固定具の先端部が意図せず壁面材や壁下地に突き刺さることが考えられ、場合によっては壁面材や壁下地を突き抜けてしまうことが懸念される。この点、支持手段の支持部位を、壁内空間において固定具の先端側で壁面材や壁下地に対して離間する位置に設けたため、固定具の先端部が意図せず壁面材や壁下地に突き刺さるような不都合を抑制できる。
第3の発明は、前記給電装置は、前記壁内空間に配置された状態で前記壁面材に対向する2面のうち一方に前記設備機器に対して給電を行う給電面(31)を有しており、前記支持手段の支持部位は、前記給電装置において前記給電面とは反対側の背面に対向させて配置されるバッキング材(42)であり、前記バッキング材が、前記給電装置の背面側の前記壁面材に対して離間する位置に設けられていることを特徴とする。
支持手段の支持部位を、給電装置において給電面とは反対側の面に対向配置されるバッキング材を用いて構成したため、給電装置の適正なる支持固定を実現できる。また、バッキング材を、給電装置の背面側の壁面材に対して離間する位置に設けたため、やはり固定具の先端部が意図せず壁面材に突き刺さるような不都合を抑制できる。
また、バッキング材は、壁厚み方向において一対の壁面材の間の中間位置に設けられる。この場合、バッキング材の背側(給電装置と反対側)において、固定具の先端部分を収容する空間を確保しつつ、バッキング材の前側において給電装置の給電面を壁面材に極力近づけることができ、非接触給電を行う上での性能確保を実現できる。
第4の発明は、前記壁面材は石膏ボードにより構成されており、前記給電装置は、前記壁面材と前記バッキング材との間に配置されていることを特徴とする。
壁面材が石膏ボードで構成されている場合、その石膏ボードにビスや釘等の固定具を打ち込むことができず、壁内に給電装置を設置する上で工夫を要するが、上記のとおり支持手段を設けることで、給電装置の好適なる設置を実現できる。
第5の発明は、前記支持手段の支持部位は、互いに離間する2つ前記縦桟(25)の間において、前記給電装置を挟んで設けられる一対の補助縦桟(62)であり、前記一対の補助縦桟が、それぞれ前記縦桟に対して離間する位置に設けられていることを特徴とする。
支持手段の支持部位を、互いに離間する2つ縦桟の間において、給電装置を挟んで設けられる一対の補助縦桟を用いて構成したため、左右2つの縦桟の間においてその左右方向の適正位置に給電装置を支持固定できる。また、補助縦桟を、それぞれ縦桟に対して離間する位置に設けたため、やはり固定具の先端部が意図せず壁面材に突き刺さるような不都合を抑制できる。
第6の発明は、前記壁面上に装飾プレート(50)が取り付けられる壁構造であって、前記装飾プレートは、その内部に前記給電装置からの給電動作により作動する前記設備機器を有し、前記壁面材を挟んで前記給電装置に対して電気的に近接対向する位置に取り付けられることを特徴とする。
壁面上に取り付けられる装飾プレートを壁構造として備える構成にすることで、ユーザの要望等に応じて壁部の装飾性を任意に高めることが可能となる。この場合、壁部において、照明や音響等の機能を付与しつつも、装飾性を高めるという要望を満たすことができる。
第7の発明は、前記装飾プレートを前記壁面上において支持するプレート支持部材(56)を有しており、前記プレート支持部材により、前記装飾プレートが前記壁面上において着脱可能になっていることを特徴とする。
装飾プレートが壁面上において着脱可能になっていることにより、ユーザの要望に合わせて装飾プレートの付け替えを容易に実施できる。この場合、装飾プレートの付け替えを実施すると、給電装置と設備機器との位置ずれが生じることが懸念されるが、壁部側ではあらかじめ定められた位置に正しく給電装置が設置されているため、位置ずれの発生が抑制されている。
第8の発明は、前記壁面上には、前記給電装置の給電面(31)に対して電気的に近接対向する位置に複数の前記装飾プレートを取り付け可能であり、前記装飾プレートにおいて周縁部付近の隅部に、前記設備機器のうち少なくとも前記給電装置からの給電を受ける受電部(53)が設けられていることを特徴とする。
装飾プレートにおいて隅部に受電部を設ける構成にしたため、複数の装飾プレートを壁面上に取り付け、それら各々に対して給電を行おうとする場合に、受電部を互いに近づけて配置できる。これにより、装飾プレートごとの複数の受電部に対して1つの給電装置からそれぞれ給電を行う場合に好適な構成を実現できる。
第9の発明は、前記給電装置は、前記壁内空間に配置された状態で前記壁面材に対向する2面のうち一方に前記設備機器に対して給電を行う給電面(31)を有しており、前記給電装置において前記給電面とは反対側の背面と、その背面側の前記壁面材との間に、前記給電装置から放射される電磁波を遮蔽するための遮蔽部材(45)が設けられていることを特徴とする。
給電装置から放射される電磁波を遮蔽する遮蔽部材が壁内空間内に設けられることによって、設備機器が設置されない側の居室に対する給電装置からの電磁波の影響を抑えることができる。
間仕切壁の正面図。 壁パネルの構成を示す分解斜視図。 下地フレームにおける支持部の構成を示す斜視図。 給電装置及び壁パネルの横断面図。 装飾プレートを間仕切壁に取り付けた状態を示す縦断面図。 装飾プレートの平断面図。 間仕切壁に複数の装飾プレートを取り付けた状態を示す正面図。 変容例の壁パネルの内部構成の説明図。 変容例の壁パネルの内部構成の説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、住宅等の建物が屋内空間を複数に仕切る間仕切壁を有しており、その間仕切壁において本発明の壁構造を具体化している。また、本実施形態の建物では非接触給電システムを構築するものとしており、間仕切壁内に非接触給電装置を配置するとともに壁外面に受電装置を配置し、その給電装置の作動により受電装置の側で電力を生じさせて照明器具や音響装置等の設備機器を作動させるようにしている。図1は間仕切壁10の正面図、図2は壁パネル11の構成を示す分解斜視図である。なお、図1においては、間仕切壁10について、壁紙27よりも内側の内部構造、及び壁面材22よりも内側の内部構造を破断図にて部分的に示している。
図1に示すように、住宅等の建物には間仕切壁10が設けられており、間仕切壁10により、隣り合う部屋等の居住空間が仕切られている。間仕切壁10は、複数の壁パネル11が横並びに複数配置されることで構成されている。各壁パネル11は、略矩形板状に形成されており、屋内空間の天井高さとほぼ同じ高さ寸法を有し、建物の天井12と床13とに上下に架け渡された状態になっている。例えば壁パネル11の高さhaは約2650mm、幅waは約1000mmとなっている。
壁パネル11は、壁下地としての下地フレーム21と、その下地フレーム21を挟んで両側に設けられた一対の壁面材22とを有している。下地フレーム21は、全体として矩形枠状に形成されている。下地フレーム21は、互いに離間して設けられた一対の縦桟25と、それら縦桟25を連結する横桟26とを備えている。縦桟25は上下方向(鉛直方向)に延びており、横桟26は左右方向(水平方向)に延びている。縦桟25及び横桟26は、いずれも木材等の材料で長尺状に形成されたフレーム材であり、断面略矩形状とされ、それぞれビス等の固定具を打ち込むことが可能な中実の部材となっている。また横桟26には、その厚み方向(上下方向)に貫通する複数の孔26aが設けられており、後述する給電装置30に接続された配線15を通すことを可能としている(図2参照)。なお、給電装置30から延びる配線15は、図示を略す家屋側の電源(商用電源や直流電源)に電気的に接続されている。
図2に示されるように、下地フレーム21において、一対の縦桟25は所定間隔で設けられており、その一対の縦桟25の間隔w1は例えば950mmとなっている。また横桟26は、一対の縦桟25に架け渡された状態でそれら縦桟25を連結しており、横桟26の両端面は一対の縦桟25のそれぞれの側面に当接している。これにより複数の横桟26が所定間隔で上下方向に並べられている。本実施形態では、6本の横桟26が上下方向に等間隔で掛け渡されている。この場合、隣り合う横桟26の上下方向の間隔h1は500mmとなっている。つまり、下地フレーム21において、一対の縦桟25と隣り合う横桟26との間には、950mm×500mmの壁内空間S1が上下方向に連続して5つ形成されている。壁面材22は、下地フレーム21と同じ大きさ及び形状の外形とされており、壁面材22の周縁部が下地フレーム21の周縁部に沿って延びている。
壁面材22は、石膏ボード等の板材により略矩形状に形成されており、下地フレーム21を挟んで両側に配置されている。本実施形態では、一対の壁面材22のうち一方のみが給電装置30による給電が行われる壁面材22となっており、以下の説明では、給電が行われる側(図2の手前側)を給電側壁面材22A、その逆側(図2の奥側)を非給電側壁面材22Bとも言う。
各壁面材22の表側面には、隣り合う壁面材22(壁パネル11)の境界を跨ぐように壁紙27が張り付けられている(図1参照)。壁紙27は、紙材や合成樹脂材料などによりシート状に形成された仕上げ材であり、間仕切壁10における屋内側壁面の表面を形成する表面材に相当する。壁紙27は、壁面材22に重ねられており、接着材等により壁面材22の屋内側板面に貼付されている。壁紙27は、隣り合う壁面材22(壁パネル11)の境界を跨いだ状態になっている。また、壁紙27は、隣り合う壁パネル11の境界でなくても、複数の壁面材22が取り付けられている壁面材22においては、それら壁面材22の境界を跨いだ状態になっている。
一対の縦桟25及び隣り合う横桟26で囲まれた壁内空間S1には、無線給電システムの給電装置30が設置される。給電装置30は、壁内空間S1内に配置可能なサイズ(形状)のものが使用される。本実施形態の場合、950mm×500mmよりも小さい給電装置30が用いられる。
ところで、壁パネル11においては、建物の基準寸法単位であるモジュール(例えばメータモジュール)に基づいて下地フレーム21のサイズや壁内空間S1のサイズが決定されるのに対し、給電装置30にはこうした寸法基準がない。そのため、壁内空間S1のサイズと給電装置30のサイズとの間には自ずと差が生じ、ひいては壁内空間S1内で給電装置30の位置がばらつくことが懸念される。この場合、壁内空間S1内において給電装置30の位置がばらつくと、間仕切壁10の壁面上に取り付けられる受電装置53との関係において位置ずれが生じやすくなり、ひいては無線給電を行う上での不都合の発生が懸念される。そこで本実施形態では、縦桟25及び横桟26により囲まれて形成される壁内空間S1内の所定位置において、支持手段を用いて給電装置30を支持することとしている。この支持手段は、壁内空間S1内において縦桟25及び横桟26のいずれかに対して固定され、壁内空間S1内の所定位置にて給電装置30を支持するものである。
また、壁パネル11の運搬時や建物の施工時には壁パネル11において振動が生じ、その振動に起因して給電装置30の位置ずれが生じることも懸念される。この点、壁内空間S1において給電装置30を支持手段により支持することで、給電装置30の位置ずれを抑制する効果も得られるものとなっている。
続いて給電装置30の取付け構造について詳しく説明する。本実施形態では、給電装置30を下地フレーム21に対して固定するようにしており、その固定により一対の壁面材22の間の所定位置に給電装置30が保持されるようになっている。図3は、下地フレーム21における支持部40の構成を示す斜視図であり、図4は、給電装置30が設置された壁パネル11の横断面図である。
給電装置30は、全体として略平板状をなす薄型給電装置であり、一方の板面が給電面31となっている。給電面31においてはその全体(給電装置30の略片面全体)で非接触給電が可能となっており、給電側壁面材22Aにおいて給電面31に対向する位置(電気的に近接対向する位置)に後述する受電装置53が配置された場合に、その受電装置53において電力を生じさせることが可能となっている。
非接触式の給電装置30の構成については周知であるが、簡単に説明すると、給電装置30には、家屋側から供給された商用電力を高周波電力に変換するための変換回路や、変換回路から出力された高周波電力が供給されることにより電磁界を発生させる1次コイル等が内蔵されている。この給電装置30の1次コイルと、後述する受電装置53の2次コイルとが電磁結合されることにより、給電装置30から受電装置53に電力が無線給電される。なお、給電装置30に、給電のオン/オフを操作するスイッチ部を設け、そのスイッチ部を屋内側から操作できるようにしておくとよい。
給電装置30には、その給電装置30の筐体から延びる固定用金具32が取り付けられている。固定用金具32は、給電面31を挟んで左右両側に延びる鍔状の部材となっている。固定用金具32は給電装置30の裏面に沿って延びるように設けられており、この固定用金具32が支持手段としての支持部40に固定されるようになっている。なお、固定用金具32は、例えば給電装置30に対して取り付けられるL字状のアングル材により構成されているとよい。
また、壁内空間S1には、給電装置30(詳しくは固定用金具32)の取り付け相手となる支持部40が設けられている。支持部40は、上下に隣り合う2つの横桟26の間に設けられる2つの補助縦桟41と、その2つの補助縦桟41に架け渡して設けられるバッキング材42とを有する。補助縦桟41は、例えば木材よるなる角材により構成され、一対の縦桟25の内側となる位置にそれぞれ固定されている。2つの補助縦桟41は、ビスや釘等により縦桟25及び横桟26の少なくともいずれかに対して固定され、その間に給電装置30の設置が可能となっている。
また、図4に示すように、補助縦桟41は、下地フレーム21の厚み方向の幅が、下地フレーム21の厚み方向の幅(例えば75mm)よりも小さくなっており、そのために、補助縦桟41に固定されたバッキング材42と非給電側壁面材22Bとの間には所定の隙間が形成されている。
バッキング材42は、例えば合板よりなり、補助縦桟41に対してステープル(釘)等を用いて固定されている。そして、給電装置30の固定用金具32がバッキング材42に重ね合わされるとともに、その重ね合わせ部分がビスや釘等の固定具43により互いに固定されている。これにより、給電装置30がバッキング材42に対して固定されている。この場合、固定具43の打ち込みは固定用金具32の側から行われ、固定具43の先端部(ビスや釘等の鋭利な先端部)がバッキング材42の背面側、すなわち非給電側壁面材22Bの側に延びているが、その壁面材22Bとバッキング材42との間には所定の隙間が形成されているため、固定具43の先端が非給電側壁面材22Bに食い込むことが抑制されている。
壁内空間S1においては、一対の壁面材22の間にバッキング材42により区分される2つの領域が形成され、そのうち給電側壁面材22Aの側の空間は給電装置30を設置する設置領域、非給電側壁面材22Bの側の空間はビス等の先端部を収容する収容領域となっている。この場合、バッキング材42に対して給電装置30を固定することで、給電装置30の給電面31を給電側壁面材22Aに近づけることができ、受電装置53との間での給電効率を高めることも可能になっている。なお、給電側壁面材22Aの内側面と給電面31とは接触状態になっていてもよいし、非接触の状態になっていてもよい。
また、非給電側壁面材22Bの内側面には、給電装置30から放出される電磁波を遮断する遮蔽部材としての遮蔽シート45が貼り付けられている。遮蔽シート45としては、板金、金属メッシュ等、周知の電磁シールドが用いられるとよい。この場合、受電装置53が配置されない側の部屋への電磁波の影響を抑えられる。また、電気機器54として、スピーカ等が用いられる場合の遮音効果を向上させることもできる。遮蔽シート45をバッキング材42に貼り付けて構成することも可能である。
なお、壁パネル11は工場で組み立てられ、トラック等の輸送手段により現場まで運搬される。この際、壁パネル11に対して振動が加えられるが、壁パネル11内の給電装置30は支持部40により所定位置にて保持されているため、壁パネル11内で給電装置30の位置ずれが生じることが抑えられる。なお、壁パネル11の一連の組み立て行程を現場にて行うことも可能である。
そして現場にて、壁パネル11が複数枚並べられた状態で、各壁パネル11の境界を跨ぐように壁紙27が張り付けられる。また、給電装置30の配線15と家屋の電源とが電気的に接続されることにより、給電装置30による無線による給電が可能となる。なお、壁パネル11に設けられる給電装置30の個数や位置が任意でよい。
また本実施形態では、間仕切壁10の壁紙27の上に、板状の装飾プレート50が取り付けられるようになっており、その装飾プレート50内に受電装置53が設けられている。装飾プレート50は、屋内の壁面における装飾性を高めるべく壁紙27の上に取り付けることが可能な装飾部材であり、ユーザ等が任意に、所望とする個数の装飾プレート50を壁面に取り付けることが可能となっている。図5は、装飾プレート50を間仕切壁10に取り付けた状態を示す縦断面図であり、図6は、装飾プレート50の平断面図である。
図5及び図6に示すように、装飾プレート50は、例えば合成樹脂製のカバー体51aと底板51bとからなる本体ケース51を有しており、その本体ケース51により内部空間S2が形成されている。本体ケース51は所定の厚みを有する略正方形状に形成されている。カバー体51aの表面には布やレザー、紙等よりなる装飾シートが貼り付けられており、その装飾シートの素材や絵柄、色等を任意に選ぶことで、間仕切壁10の壁面にユーザの好みに応じた装飾を施すことが可能になっている。
本体ケース51内の内部空間S2には、給電装置30の1次コイルから供給される電力を受給するための2次コイルを有する受電装置53と、その受電装置53から供給される電力により駆動される電気機器54とが収容されている。具体的には、本体ケース51の底板51bに受電装置53と電気機器54とが固定され、装飾プレート50を壁面に取り付けることで給電装置30に対して受電装置53が近接配置されるようになっている。本実施形態では特に、四角形状の装飾プレート50の4隅のいずれかに近づけて受電装置53を配置している。これにより、1つの給電装置30から複数の装飾プレート50(受電装置53)に対して給電を行う場合に、各装飾プレート50の受電装置53の集約配置が可能となるという利点が得られる。
電気機器54は、例えば、非接触給電に対応可能なLED等の照明器具や、スピーカ等の音響機器である。これらの電気機器54は、無線通信を用いた遠隔操作が可能になっており、遠隔操作信号に基づいて電気機器54の電源のオン/オフやボリューム調整等が行われる。遠隔操作の手段として、スマートフォンやタブレットPC等を用いることが可能である。スピーカは、Bluetooth(登録商標)などの無線通信の受信部を備え、オーディオ機器からの無線信号に応じて音を生じさせるものとなっている。この場合、受信部の電源を常にオンにしておき、その受信部でBluetooth信号を受信した場合に音発生部をオンにするとよい。ただし、装飾プレート50に、電気機器54を手動操作するための操作部(オン/オフスイッチやボリューム調整部)が設けられていてもよい。
なお、受電装置53と電気機器54とは一体の装置として構成されていてもよい。これら受電装置53や電気機器54が設備機器に相当する。また、1つの装飾プレート50内に複数の電気機器54を収容して構成することも可能である。
また、装飾プレート50内に照明器具やスピーカ等の電気機器54を収容する場合には、カバー体51aに、照明器具の照明光やスピーカの音声を通過させるための通過部を設けておくことが望ましい。通過部は、複数の貫通孔(小孔)や薄肉部により構成されているとよく、この通過部を通じて照明光や音声が装飾プレート50から発せられるようになっている。
ちなみに、装飾プレート50自体としては、装飾性を高める本来の目的からして内部に受電装置53や電気機器54といった設備機器を設けることは必須ではなく、壁面に取り付ける複数の装飾プレート50のうち、照明機能やスピーカ機能等が不要な装飾プレート50については設備機器を具備しない構成となっている。つまり、装飾プレート50には、設備機器を内蔵する機能付きプレートと、設備機器を内蔵しない機能無しプレートとが含まれている。
装飾プレート50の裏面には、装飾プレート50を壁紙27の上で支持するための支持部材56が設けられている。例えば、壁紙27及び装飾プレート50の底板51bには、支持部材56として面ファスナー(フック、ループ)がそれぞれ設けられ、その面ファスナーにより装飾プレート50が支持されるようになっている。支持部材56として面ファスナーを用いることで、装飾プレート50の着脱を容易に実施できるようになっている。壁紙27上における面ファスナーの位置はユーザ等により任意に設定されるとよい。なお、支持部材56には、これ以外にも、フック部材や、紐等の周知の部材を用いてもよい。
図7は、間仕切壁10に複数の装飾プレート50を取り付けた状態を示す正面図である。図7では、間仕切壁10の略中央において給電装置30を隠れ線にて示しており、壁面材22を挟んで壁表面の側に、複数(図では3×4の12個)の装飾プレート50が取り付けられている。ただしこのうち、4個の装飾プレート50が給電装置30の正面側に設けられており、その4個の装飾プレート50においては受電装置53がそれぞれ給電装置30に対向する位置に配置されている。この場合、上述したとおり装飾プレート50の4隅のいずれかに近づけて受電装置53が配置されているため、受電装置53の集約配置が可能となり、各受電装置53に対する給電装置30の給電を好適に実施できるようになっている。
なお、給電装置30の正面側に設けられる4つの装飾プレート50以外の装飾プレート50は、受電装置53や電気機器54を具備していない装飾プレート50となっている。大きさ・形状についてはいずれの装飾プレート50も同様であり、外見上はほぼ同じである。ただし、装飾プレート50のカバー体51aに、照明光や音声を発するための通過部が設けられている場合には、その点が相違している。
装飾プレート50が取り付けられた部屋内で電気機器54としての照明器具を作動させる場合には、給電装置30を給電可能な状態とし(例えばオン/オフ操作のためのスイッチ部をオンとし)、その状態で照明器具を点灯させる。このとき、遠隔操作により、照明のオン/オフや明るさ調整などを行うとよい。また、寝室に採用する場合においては、電気機器54に明るさの自動調節機能を持たせることにより、その照明を睡眠や目覚めの導入に用いることが可能となる。また、電気機器54としてスピーカ等の音響機器を用いる場合には、給電状態で電源オンになることにより無線通信による音楽配信の受信が可能となる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
壁内空間S1内において縦桟25及び横桟26のいずれかに支持部40を固定し、その支持部40により壁内空間S1内の所定位置に給電装置30を支持する構成にしたため、給電装置30の位置ずれの発生を抑制できる。これにより、給電効率の低下等の不都合を抑制できる。その結果、壁内空間S1において給電装置30を好適に設置することができる建物の壁構造を実現できる。
壁内空間S1は比較的狭小な空間であり、その壁内空間S1内においてビスや釘等の固定具43を用いて給電装置30を固定しようとすると、固定具43の先端部が意図せず壁面材22や下地フレーム21に突き刺さることが考えられ、場合によっては壁面材22や下地フレーム21を突き抜けてしまうことが懸念される。この点、支持部40のバッキング材42を、壁内空間S1において固定具43の先端側で壁面材22に対して離間する位置に設けたため、固定具43の先端部が意図せず壁面材22に突き刺さるような不都合を抑制できる。
また、バッキング材42は、壁厚み方向において一対の壁面材22の間の中間位置に設けられる。この場合、バッキング材42の背側(反給電装置側)において、固定具43の先端部分を収容する空間を確保しつつ、バッキング材42の前側において給電装置30の給電面31を壁面材22に極力近づけることができ、非接触給電を行う上での性能確保を実現できる。また、一対の補助縦桟41とそれに架け渡して設けられるバッキング材42とにより支持部40を構成したため、給電装置30の支持構造としての補強を図ることができる。
壁面材22が石膏ボードにより構成されている場合、その石膏ボードにビスや釘等の固定具43を打ち込むことができず、壁内に給電装置30を設置する上で工夫を要するが、上記のとおり支持部40を設けることで、給電装置30の好適なる設置を実現できる。
壁面上に取り付けられる装飾プレート50を壁構造として備える構成にすることで、ユーザの要望等に応じて間仕切壁10の装飾性を任意に高めることが可能となる。この場合、間仕切壁10において、照明や音響等の機能を付与しつつも、装飾性を高めるという要望を満たすことができる。
壁面上において支持部材56により装飾プレート50を着脱可能に支持する構成としたため、ユーザの要望に合わせて装飾プレート50の付け替えを容易に実施できる。この場合、装飾プレート50の付け替えを実施すると、給電装置30と受電装置53との位置ずれが生じることが懸念されるが、壁部側ではあらかじめ定められた位置に正しく給電装置30が設置されているため、位置ずれの発生が抑制されている。
装飾プレート50において隅角部に受電装置53を設ける構成にしたため、複数の装飾プレート50を壁面上に取り付け、それら各々に対して給電を行おうとする場合に、受電装置53を互いに近づけて配置できる。これにより、装飾プレート50ごとの複数の受電装置53に対して1つの給電装置30からそれぞれ給電を行う場合に好適な構成を実現できる。
バッキング材42と反給電装置側の壁面材22(非給電側壁面材22B)との間に遮蔽シート45を設けたため、装飾プレート50(設備機器)が設置されない側の部屋に対する給電装置30からの電磁波の影響を抑えることができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
・給電装置30を支持する支持手段の構成を図8、図9のように変更してもよい。図8では、給電装置30の上面に固定用金具61が取り付けられるとともに、下地フレーム21の左右の縦桟25の間において給電装置30を挟む位置に一対の補助縦桟62が設けられている。本構成では、固定用金具61が「被支持部」に相当し、補助縦桟62が「支持手段の支持部位」に相当する。
固定用金具61は、その左右両端が上方に折り曲げ形成されており、その左右両端部が、補助縦桟62に重ね合わされた状態で補助縦桟62に対してビスや釘等の固定具63により固定されている。固定具63は固定用金具61の側から打ち込まれている。この場合、一対の補助縦桟62は、それぞれ縦桟25に対して離間する位置に設けられており、給電装置30の左右両側には縦桟25と補助縦桟62との間に所定の空間が確保されている。したがって、固定具63の先端部が意図せず縦桟25に突き刺さるような不都合を抑制できる。また、左右2つの縦桟25の間においてその左右方向の適正位置に給電装置30を支持固定できる。
また、図9では、給電装置30の左右両側にそれぞれ固定用金具71が取り付けられている。本構成では、固定用金具71が「支持手段」に相当する。固定用金具71は、上下の横桟26(特に最上部及び最下部の横桟を除く中間位置の横桟)に架け渡すように設けられている。固定用金具71の上下両端は側方に折り曲げ形成されており、その上端両端部が、横桟26に重ね合わされた状態で横桟26に対してビスや釘等の固定具72により固定されている。固定具72は固定用金具71の側から打ち込まれている。この場合、下地フレーム21において所定間隔で設けられる横桟26に対して固定具72の取り付けを行うことで、固定具72の先端部が意図せず他の部位に突き刺さるような不都合を抑制できる。
・上記実施形態では、給電装置30に被支持部としての固定用金具32を取り付け、その固定用金具32を支持部40(バッキング材42)に固定する構成としたが、これを変更してもよい。例えば、給電装置30の筐体にフランジや固定用孔部が設けられている構成では、このフランジ等を被支持部として支持部40に対する固定を行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、受電装置53を装飾プレート50の隅角部に設ける構成としたが、これを変更してもよい。例えば、受電装置53を、装飾プレート50の四辺のうち一辺に近づけて配置してもよい。その他、受電装置53を装飾プレート50の中央部に設けることも可能である。
・装飾プレート50としては様々な形状のものを使用できる。例えば、長方形、星型、丸型、星型等の装飾プレート50を使用できる。形状や大きさが相違する複数の装飾プレート50を壁面に取り付けるようにすることも可能である。
・設備機器としての受電装置53及び電気機器54を、装飾プレート50に内蔵する以外の手法で壁面に取り付けるようにしてもよい。例えば、これら設備機器を壁面に直接取り付けることも可能である。
・間仕切壁10の両方の壁面に設備機器(受電装置53付きの装飾プレート50)を取り付けるようにしてもよい。この場合、両面に給電面を有する給電装置を壁内空間に設置する構成や、片面に給電面を有する複数の給電装置を、給電面が異なる向きとなるようにそれぞれ設置する構成を採用すればよい。なお、両面給電タイプの給電装置を用いる場合には、その給電装置を壁厚み方向の中央の位置に配置するとよい。
・間仕切壁以外の壁部においても壁内空間に給電装置30を取り付けることが可能である。かかる場合にも、上記の構成を用いることで、壁内空間において適正に給電装置30を設置できる。例えば、ついたてや、垂れ壁、外壁などの周知の壁構造に上記の構成を適用可能である。
・上記実施形態では、電磁誘導方式の非接触給電を行う例を示したが、これ以外に共鳴方式での非接触給電を行うようにしてもよい。かかる場合にも、上記の構成を適用することで、壁内空間に給電装置30を好適に設置することができる。
10…間仕切壁、21…下地フレーム(壁下地)、22…壁面材、25…縦桟、26…横桟、27…壁紙、30…給電装置、31…給電面、32…固定用金具(被支持部)、40…支持部(支持手段)、42…バッキング材、43…固定具、34…遮蔽シート(遮蔽部材)、50…装飾プレート、53…受電装置(設備機器)、56…支持部材(プレート支持部材)、61…固定用金具(被支持部)、62…補助縦桟(支持手段)、63…固定具、71…(支持手段)、S1…壁内空間。

Claims (9)

  1. 一対の壁面材と、その一対の壁面材に挟まれて配置される壁下地とを備え、前記壁下地は、各々複数の縦桟及び横桟を有しており、それら縦桟及び横桟の間に壁内空間が形成されている建物の壁構造であって、
    前記壁内空間に配置され、屋内空間に面する壁面上に設置される設備機器に対して非接触給電を行う給電装置と、
    前記壁内空間内において前記縦桟及び前記横桟のいずれかに対して固定され、該壁内空間内の所定位置にて前記給電装置を支持する支持手段と、
    を備えることを特徴とする建物の壁構造。
  2. 前記給電装置には、前記支持手段に重ね合わされた状態で当該支持手段に支持される被支持部が設けられ、
    前記支持手段において前記被支持部を支持する支持部位では、先端が鋭利な固定具が前記被支持部の側から突き通されて、その固定具による固定が行われるようになっており、
    前記支持部位は、前記壁内空間において前記固定具の先端側で前記壁面材及び前記壁下地の少なくともいずれかに対して離間する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建物の壁構造。
  3. 前記給電装置は、前記壁内空間に配置された状態で前記壁面材に対向する2面のうち一方に前記設備機器に対して給電を行う給電面を有しており、
    前記支持手段の支持部位は、前記給電装置において前記給電面とは反対側の背面に対向させて配置されるバッキング材であり、
    前記バッキング材が、前記給電装置の背面側の前記壁面材に対して離間する位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の建物の壁構造。
  4. 前記壁面材は石膏ボードにより構成されており、
    前記給電装置は、前記壁面材と前記バッキング材との間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の建物の壁構造。
  5. 前記支持手段の支持部位は、互いに離間する2つ前記縦桟の間において、前記給電装置を挟んで設けられる一対の補助縦桟であり、
    前記一対の補助縦桟が、それぞれ前記縦桟に対して離間する位置に設けられていることを特徴とすることを特徴とする請求項2に記載の建物の壁構造。
  6. 前記壁面上に装飾プレートが取り付けられる壁構造であって、
    前記装飾プレートは、その内部に前記給電装置からの給電動作により作動する前記設備機器を有し、前記壁面材を挟んで前記給電装置に対して電気的に近接対向する位置に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の建物の壁構造。
  7. 前記装飾プレートを前記壁面上において支持するプレート支持部材を有しており、
    前記プレート支持部材により、前記装飾プレートが前記壁面上において着脱可能になっていることを特徴とする請求項6に記載の建物の壁構造。
  8. 前記壁面上には、前記給電装置の給電面に対して電気的に近接対向する位置に複数の前記装飾プレートを取り付け可能であり、
    前記装飾プレートにおいて周縁部付近の隅部に、前記設備機器のうち少なくとも前記給電装置からの給電を受ける受電部が設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の建物の壁構造。
  9. 前記給電装置は、前記壁内空間に配置された状態で前記壁面材に対向する2面のうち一方に前記設備機器に対して給電を行う給電面を有しており、
    前記給電装置において前記給電面とは反対側の背面と、その背面側の前記壁面材との間に、前記給電装置から放射される電磁波を遮蔽するための遮蔽部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の建物の壁構造。
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