JP2014102999A - 薄型照明器具が配置された天井構造及びその施工方法 - Google Patents

薄型照明器具が配置された天井構造及びその施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】照明器具15と天井仕上げ材3との一体感のある意匠性が得られ、かつ天井下地構成材1の位置に関係なく天井面の任意の位置に照明器具15を設置できるようにする。
【解決手段】天井下地構成材1の下面に天井下地板材2,2,…が設けられ、この天井下地板材2,2,…の下面に天井仕上げ材3,3,…と薄型の照明器具15とが並んで設けられている。天井下地板材2,2,…の下面において、照明器具15を取り付けるための照明器具取付位置Pにボードアンカー5,5,…が固定され、このボードアンカー5,5,…に取付部材10が固定され、この取付部材10に照明器具15がねじ止めにより固定支持されている。一方、照明器具取付位置Pを除いた範囲の天井下地板材2,2,…下面に天井仕上げ材3,3,…が貼着されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、天井に薄型照明器具が設置されるときの天井構造及びその施工方法に関する。
一般に、天井に照明器具を取り付ける場合、天井下地材に対応する位置の天井仕上げ材に貫通孔を開けて電源コードを引き出し、その電源コードに接続した照明器具を天井下地材に固定することで、同照明器具を天井面に設置するようになされている。
このような構造では、照明器具と天井仕上げ材との間に統一感のある意匠性が得られないばかりか、照明器具の取付位置も下地材のある位置に限定されてしまい、天井仕上げ材と下地材との双方に取付けのための加工を施す必要があって施工が面倒となる。
そこで、従来、例えば特許文献1に示されるように、天井下地材として格子状に区切られたフレームを設け、この一部のフレーム内に照明器具を、また他のフレーム内に天井材をそれぞれ嵌め込むようにしたシステム天井が提案されている。
また、特許文献2には、複数の鋼製天井下地を組み、その開口に天井材や薄型の照明器具を嵌め込んで固定する構造が示されている。
特開平8−4190号公報 特開2011−222301号公報
しかし、上記特許文献1のものでは、複数のフレーム内に天井材や照明器具を嵌め込むだけでよく、施工が容易であるものの、フレームが露出するので、その形状が目立ち、天井材と照明器具との一体感は得難いという欠点がある。
一方、特許文献2のものでは、薄型の照明器具を天井材と並べて天井下地の開口に嵌め込むので、照明器具と天井材との一体感があるが、照明器具の設置位置は下地の位置に制限されてしまうという難がある。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的は、天井構造に工夫を加えることにより、照明器具と天井仕上げ材との一体感のある意匠性が得られ、かつ天井下地構成材(軸材)の位置に関係なく天井面の任意の位置に照明器具を設置できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、天井下地構成材の下面に設けられた天井下地板材の下面に薄型の照明器具を、該下面に貼着される天井仕上げ材と同様にそれらと並べて設けるようにした。
具体的には、第1の発明は、天井下地構成材の下面に天井下地板材が設けられ、この天井下地板材の下面に天井仕上げ材と薄型の照明器具とが並んで設けられた天井構造であって、上記天井下地板材の下面において上記照明器具を取り付けるための照明器具取付位置にボードアンカーが固定され、このボードアンカーに取付部材を介して上記照明器具が固定支持されている一方、上記照明器具取付位置を除いた範囲の天井下地板材下面に上記天井仕上げ材が貼着されていることを特徴とする。
この第1の発明では、天井下地板材の下面において、照明器具取付位置にはボードアンカーが固定されて、そのボードアンカーに薄型の照明器具が取付部材を介して固定支持されている一方、取付位置を除いた範囲には天井仕上げ材が貼着されているので、天井下地板材の下面に薄型の照明器具が天井仕上げ材と並んで設けられることとなり、照明器具と天井仕上げ材との一体感のある意匠性が得られる。
また、照明器具は取付部材及びボードアンカーを介して天井下地板材に固定支持されているので、天井下地板材上側の天井下地構成材(軸材)の位置に関係なく設置される。
第2の発明は、第1の発明において、照明器具は、天井仕上げ材と幅及び長さが同じか、又は幅が同じで長さが1/2であり、かつ厚さが同じか同程度であることを特徴とする。
この第2の発明では、照明器具の幅は天井仕上げ材と同じであり、長さが天井仕上げ材と長さが同じか又は1/2であり、かつ厚さが天井仕上げ材と同じか同程度であるので、照明器具を天井仕上げ材と同様に取り扱うことができる。その結果、照明器具の配置の自由度が高くなり、天井仕上げ材と照明器具とが面一となってフラットな天井面となり、より一層一体感のある意匠性が得られるとともに、施工もより容易となる。
第3の発明は、天井下地構成材の下面に天井下地板材が設けられ、この天井下地板材の下面に天井仕上げ材と薄型の照明器具とが並んで設けられた天井構造の施工方法であって、上記天井下地構成材の下面に天井下地板材を固定する。その後、天井下地板材の下面において上記照明器具を取り付けるための照明器具取付位置を除いた範囲に天井仕上げ材を貼る工程と、上記照明器具取付位置の天井下地板材下面にボードアンカーを固定して、このボードアンカーに取付部材を介して照明器具を取付固定する工程とを行うことを特徴とする。
この第3の発明の施工方法では、天井下地構成材の下面に天井下地板材が固定されると、この天井下地板材の下面において照明器具取付位置を除いた範囲に天井仕上げ材が貼られる。また、この天井仕上げ材の施工と前後して、或いは同時に、照明器具取付位置の天井下地板材下面にはボードアンカーが固定され、このボードアンカーに照明器具が取付部材を介して取付固定されて固定される。このことで、上記天井構造の施工を容易に行うことができる。
以上説明したように、第1の発明によると、天井下地構成材の下面に天井下地板材が設けられ、その天井下地板材の下面に天井仕上げ材と薄型の照明器具とが並んで設けられた天井構造として、照明器具取付位置の天井下地板材にボードアンカーが固定され、このボードアンカーに照明器具が固定支持され、照明器具取付位置を除いた天井下地板材に天井仕上げ材が貼着されていることにより、照明器具及び天井仕上げ材によって一体感のある意匠性が得られるとともに、天井下地構成材(軸材)の位置に関係なく天井面に自由な位置に照明器具を設置することができる。
第2の発明によれば、照明器具は、天井仕上げ材と幅及び長さが同じか、又は幅が同じで長さが1/2であり、かつ厚さが同じか同程度であるので、照明器具を天井仕上げ材と同様に取り扱うことができ、照明器具の配置の自由度を高くして天井仕上げ材と照明器具とのより一層一体感のある意匠性が得られるとともに、施工もより容易となる。
第3の発明によると、天井下地構成材の下面に天井下地板材が設けられ、その天井下地板材の下面に天井仕上げ材と薄型の照明器具とが並んで設けられた天井構造の施工方法として、天井下地構成材の下面に固定された天井下地板材の下面に対し、照明器具取付位置を除いた範囲に天井仕上げ材を貼る一方、照明器具取付位置にボードアンカーを固定し、それに取付部材を介して照明器具を取付固定することにより、天井構造の施工の容易化を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る天井構造を分解して下側から見た状態で示す斜視図である。 図2は、天井下地板材の下面に天井仕上げ材と薄型照明器具とが並んで施工された天井構造を示す斜視図である。 図3は、取付部材を下側から見て示す拡大平面図である。 図4は、照明器具を下側から見て示す拡大斜視図である。 図5は、照明器具の取付構造を概略的に示す断面図である。 図6は、天井構造の施工方法において天井下地板材の下面に天井仕上げ材を施工する際の割付と照明器具取付位置の関係を例示する図である。 図7(a)は、天井構造の施工方法において天井下地板材の照明器具取付位置にボードアンカーを取付固定する手順を示す斜視図、図7(b)は、天井下地板材にボードアンカーが取り付けられる構造を示す断面図である。 図8(a)は、ボードアンカーに取付部材をねじ止めする手順を示す斜視図、図8(b)は、ボードアンカーに取付部材が取付ねじにより取り付けられる構造を示す断面図である。 図9は、取付部材に照明器具を固定する手順を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(天井構造)
図1は本発明の実施形態に係る天井構造を示す。この天井構造は、建物の室内の天井部に配置された木材や軽量鋼からなる野縁等の天井下地構成材1(軸材)と、この天井下地構成材1の下面に並べられて施工(捨て張り)された石膏ボード等の複数枚の天井下地板材2,2,…(1枚のみを示す)とを備えている。これらの天井下地板材2,2,…の下面には、図2にも示すように、複数枚の天井仕上げ材3,3,…と、部屋を照明するための少なくとも1つの薄型矩形状の照明器具15とが並んで設けられている。
上記各天井仕上げ材3は薄型の矩形板状のもので、例えば幅303mm、長さ303mmの正方形状、又は幅303mm、長さ606mmの長方形状が用いられる。天井仕上げ材3の厚さは、例えば9mmや12mmである。この実施形態では、正方形状の天井仕上げ材3を例示している。
各天井仕上げ材3の長さ方向及び幅方向に対向する端面にはそれぞれ雌実3a及び雄実3bが形成されており、これらの雌実3a及び雄実3bにより、隣り合う天井仕上げ材3,3同士が本実構造によって接合されている。
上記複数枚の天井下地板材2,2,…の下面には、上記照明器具15を取り付けるための照明器具取付位置Pが設定され、その照明器具取付位置Pの略中央部に例えば直径150mm程度の貫通状の配線挿通孔Hが開口されており、この配線挿通孔Hに、照明器具15を図外の電源やスイッチ等に接続するための配線C1,C2が挿通される。
また、天井下地板材2,2,…下面の照明器具取付位置Pには、後述する取付部材10におけるねじ挿通孔11,11,…に対応する位置に例えば4本のボードアンカー5,5,…が螺合されて固定されている。各ボードアンカー5は、図7(b)に示すように、頭部5a端面にドライバ係合穴(図示せず)を有しかつ軸部5b外周にねじ部5cを有する鉄や鉛等の軟らかい金属製のもので、ドライバ係合穴にドライバD(ねじ回し)の刃部を係合してボードアンカー5を回転させることで、そのボードアンカー5が天井下地板材2に螺合して固定される。また、図8(b)に示すように、その状態でドライバ係合穴から取付ねじ6が軸部5b内部に螺合されたときに、それに伴い軸部5bが拡開して天井下地板材2の内部又は上面に抜け落ちないように係止される。
上記ボードアンカー5,5,…には取付部材10が固定され、この取付部材10に照明器具15が固定されて支持されている。すなわち、照明器具15は取付部材10を介してボードアンカー5,5,…に固定支持されている。
上記取付部材10は、図3に拡大して示すように、水平方向に延びる正方形の枠板状のもので、その外周部での各辺部の長さは、照明器具15の各辺部と略同じとされており、取付部材10に下側から照明器具15を重ねたときに、取付部材10と、照明器具15のフランジ部15aを除く部分とが互いにはみ出すことなくぴったりと重なるようになっている。
取付部材10の例えば4つの隅角部にはねじ挿通孔11,11,…が貫通して形成されており、取付部材10の下側からその隅角部にあるねじ挿通孔11,11,…に取付ねじ6,6,…を挿通して、その各取付ねじ6をボードアンカー5の軸部5b内に螺合することにより、取付部材10が取付ねじ6,6,…を介してボードアンカー5,5,…、従って該ボードアンカー5,5,…が係止される天井下地板材2,2,…に固定支持されている。
また、取付部材10の各辺部の長さ方向の中央部には、部分的に下側に向かって膨出するように変形したねじ取付部10aが形成され、このねじ取付部10aの中央部には雌ねじ孔12が、照明器具15の後述するねじ挿通孔16の位置に対応するように貫通形成されている。
上記照明器具15は各天井仕上げ材3と幅及び長さが同じ正方形プレート状のものであり、厚さも各天井仕上げ材3と同じかそれと同程度である。例えば、天井仕上げ材3が幅303mm、長さ303mm、厚さ9mmの正方形であるとき、照明器具15の幅は303mm、長さは303mm、厚さは9mmとされている。尚、天井仕上げ材3が長方形であるとき、照明器具15は各天井仕上げ材3と幅が同じで長さが1/2であってもよい。
照明器具15は、外周縁部を除く中間部が下向きに発光するようになっており、その下端部には外側に向いて水平方向に突出するフランジ部15aが一体的に設けられている。このフランジ部15aは、照明器具15を天井下地板材2に取付施工したときに、その周りの天井仕上げ材3,3,…の端部下面に被さって、照明器具15と天井仕上げ材3との隙間(雄実3b側を含む)を下側から隠蔽するための役目を有する。
照明器具15の光源は、例えばLED(発光ダイオード)や面発光体(有機ELシート)が好ましい。その他、薄型を確保できるのであれば小型の電球や蛍光灯等であってもよい。
上記照明器具15の外周縁部には、その各辺部の長さ方向の中央部に照明器具15の上下面(表裏面)に亘って貫通するねじ挿通孔16,16,…が形成され、このねじ挿通孔16の下端開口部は、他の部分よりも大径となって取付ねじ17の頭部17aを収容するようになっている(図5参照)。そして、この各ねじ挿通孔16に、照明器具取付用の取付ねじ17を挿通し、その取付ねじ17の先端部(上端部)を上記取付部材10の対応する雌ねじ孔12に螺合締結することで、照明器具15を取付部材10に取付固定するようになっている。
以上により、図5に示すように、ボードアンカー5,5,…に取付部材10が取付ねじ6,6,…により固定され、その取付部材10に照明器具15が取付ねじ17,17,…により取付固定されている。また、上記照明器具15を電源に接続するための配線C1,C2は、電源側配線C1と、照明器具15に接続されている器具側配線C2とに分かれ、両者は、各々の端部のコネクタC3,C3によって接続されている。
そして、上記照明器具取付位置Pを除いた範囲の天井下地板材2,2,…下面に照明器具15と同じ大きさの複数の天井仕上げ材3,3,…が並べられて貼着されており、このことで、図2に示すように、天井面は恰も照明器具15が天井仕上げ材3,3,…の1枚に置き換わって並べられているような外観を呈している。
(施工方法)
次に、上記天井構造の施工方法について図6〜図9に基づき説明する。この施工方法は、天井下地構成材1の下面に天井下地板材2,2,…が設けられ、その天井下地板材2,2,…の下面に天井仕上げ材3,3,…と薄型の照明器具15とが並んで設けられた天井構造の施工方法である。
まず、上記天井下地構成材1の下面に複数枚の天井下地板材2,2,…を固定する。次に、これら天井下地板材2,2,…の下面において、照明器具15を取り付けるための照明器具取付位置Pの略中央部に配線挿通孔Hを貫通形成し、この配線挿通孔Hから、先端にコネクタC3を有する電源側配線C1を天井下地板材2,2,…の上側(天井裏側)から引き出して挿通させておく。
その後、図6に示すように、天井下地板材2,2,…の下面において、照明器具15を取り付けるための照明器具取付位置Pを除いた範囲に天井仕上げ材3,3,…を並べて貼る。具体的には、照明器具取付位置Pに合わせて天井面における天井仕上げ材3,3,…の割付を、照明器具取付位置Pが確保されるように決定した後、その割付に従って天井仕上げ材3,3,…を天井面の端部から順に照明器具取付位置Pを除いて貼る(尚、図6は天井仕上げ材3,3,…の割付の例であり、説明の都合上、照明器具取付位置Pは図2の照明器具15の設置位置と異なっている)。
このように天井仕上げ材3,3,…が施工されると、照明器具取付位置Pでは、天井仕上げ材3が欠落した状態の収容凹部4が形成される。その後、図7(a)に示すように、その収容凹部4の底面に相当する、取付位置Pの天井下地板材2,2,…下面に取付部材10を仮置きして、その隅角部のねじ挿通孔11,11,…の位置に印を付け、ボードアンカー取付位置P1,P1,…とする。次いで、図7(b)にも示すように、その印のボードアンカー取付位置P1,P1,…にそれぞれボードアンカー5,5,…をねじ込んで固定する。尚、取付部材10に代え、予め用意した型紙を使用してボードアンカー取付位置P1,P1,…を決定することもできる。
次に、図8(a)に示すように、上記ボードアンカー5,5,…に取付部材10をねじ止めする。具体的には、図8(b)に示すように、取付部材10の各ねじ挿通孔11に挿通された取付ねじ6をボードアンカー5の頭部5aから軸部5b内に螺合してその軸部5bを拡開させ、天井下地板材2の内部又は上面に抜け落ちないように係止することで、取付部材10を、取付ねじ6,6,…を介してボードアンカー5,5,…及び天井下地板材2,2,…に固定する。
その後、図9に示すように、上記収容凹部4の内部に照明器具15を嵌挿して上記取付部材10の下面に重ね、その照明器具15の各ねじ挿通孔16に取付ねじ17を挿通して、その先端部(上端部)を取付部材10の雌ねじ孔12に螺合締結する。このことにより、照明器具15を収容凹部4内に収容した状態で取付ねじ17,17,…により取付部材10に固定する。
そのとき、照明器具15側の配線C2の先端のコネクタC3を、上記照明器具取付位置Pの配線挿通孔Hから引き出されている電源側配線C1先端のコネクタC3に接合して、両配線C1,C2を接続し、余分な長さの配線C1,C2を配線挿通孔Hから天井下地板材2,2,…の上側(天井裏側)に押し込みながら照明器具15を固定する。
このように天井構造の施工の際には、上記の手順で行うことによって施工を容易に行うことができる。
尚、上記の施工方法では、天井下地板材2,2,…の下面に対し、全ての天井仕上げ材3,3,…を貼着施工した後に照明器具15を取り付けるようにしている。これに代え、天井下地板材2,2,…の下面に、最初に照明器具15を取り付けた後、それに隣接して天井仕上げ材3,3,…を貼着施工するようにしてもよく、或いは、天井仕上げ材3,3,…の貼着と照明器具15の取付けとを同時に並行して施工することもできる。
したがって、上記実施形態においては、天井下地構成材1の下面に施工された天井下地板材2,2,…の下面に対し、照明器具取付位置Pにボードアンカー5,5,…を介して薄型の照明器具15が取付部材10にて固定支持されている一方、取付位置Pを除いた範囲には天井仕上げ材3,3,…が貼着されており、天井下地板材2,2,…の下面に薄型の照明器具15と天井仕上げ材3,3,…とが並んで設けられている。このことで、照明器具15及び天井仕上げ材3,3,…の双方により一体感のある意匠性が得られる。
また、照明器具15は、取付部材10及びボードアンカー5,5,…により天井下地板材2,2,…の下面に固定支持されているので、その照明器具15を天井下地板材2,2,…上側の天井下地構成材1(軸材)の位置に関係なく設置することができる。
さらに、天井下地板材2,2,…に取付部材10がボードアンカー5,5,…及び取付ねじ6,6,…により固定され、その取付部材10に照明器具15が取付ねじ17,17,…によって固定されているので、照明器具15の施工やその修理等のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、照明器具15の幅は天井仕上げ材3と同じであり、長さが天井仕上げ材3と長さが同じ(又は1/2)であり、かつ厚さが天井仕上げ材3,3,…と同じか同程度であるので、照明器具15の形状や大きさが天井仕上げ材3と同じとなって、それと同様に取り扱うことができる。そのため、天井下地板材2,2,…下面での照明器具15の配置の自由度が高くなるとともに、天井仕上げ材3,3,…と照明器具15とが面一となってフラットな天井面となり、一体感のある意匠性が得られ、さらには施工もより容易となる。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態では、ボードアンカー5,5,…に固定された取付部材10に照明器具15をねじ止めするようにしているが、このような取付構造のものに限定されず、取付部材10に照明器具15を係合構造によって固定するようにしてもよく、取付部材10に照明器具15を固定支持できるようにすればよい。
また、照明器具15は、上記実施形態のように、天井仕上げ材3と幅及び長さが同じか又は幅が同じで長さが1/2であり、かつ厚さが同じか同程度である必要はないが、照明器具15の配置の自由度、一体感のある意匠性、施工の容易性の点で、実施形態のようにすることが望ましい。
本発明は、照明器具と天井仕上げ材との一体感のある意匠性が得られ、かつ照明器具を天井下地構成材の位置に関係なく天井面の任意の位置に設置でき、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
1 天井下地構成材
2 天井下地板材
P 照明器具取付位置
3 天井仕上げ材
5 ボードアンカー
6 取付ねじ(取付部材用)
10 取付部材
11 ねじ挿通孔
12 雌ねじ孔
15 照明器具
16 ねじ挿通孔
17 取付ねじ(照明器具用)

Claims (3)

  1. 天井下地構成材の下面に天井下地板材が設けられ、該天井下地板材の下面に天井仕上げ材と薄型の照明器具とが並んで設けられた天井構造であって、
    上記天井下地板材の下面において上記照明器具を取り付けるための照明器具取付位置にボードアンカーが固定され、該ボードアンカーに取付部材を介して上記照明器具が固定支持されている一方、
    上記照明器具取付位置を除いた範囲の天井下地板材下面に上記天井仕上げ材が貼着されていることを特徴とする薄型照明器具が配置された天井構造。
  2. 請求項1において、
    照明器具は、天井仕上げ材と幅及び長さが同じか、又は幅が同じで長さが1/2であり、かつ厚さが同じか同程度であることを特徴とする薄型照明器具が配置された天井構造。
  3. 天井下地構成材の下面に天井下地板材が設けられ、該天井下地板材の下面に天井仕上げ材と薄型の照明器具とが並んで設けられた天井構造の施工方法であって、
    上記天井下地構成材の下面に天井下地板材を固定した後、
    天井下地板材の下面において上記照明器具を取り付けるための照明器具取付位置を除いた範囲に天井仕上げ材を貼る工程と、
    上記照明器具取付位置の天井下地板材下面にボードアンカーを固定して、該ボードアンカーに取付部材を介して照明器具を取付固定する工程とを行うことを特徴とする薄型照明器具が配置された天井構造の施工方法。
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