JP6497643B2 - フロアパネル - Google Patents

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本発明は、フロアパネルに関する。
オフィス等における建物には、OA機器等の配線を収容するいわゆる二重床としてOAフロアが利用されている。このOAフロアでは、基礎床の上に一定の高さの空間をとって別の床面を形成している。そのため、この床面と基礎床との間に配線や電源等の部材を敷設することができる。
ところが、床面の下に電源を設置すると、床面の上に配置された電子機器に対して電力を供給するために、電源に接続された電源ケーブルやコンセント等のアウトレットを床面の上に出す必要がある。そして、床面の上に電源ケーブルやアウトレットが出てしまうことで室内の見栄えが悪くなってしまう。さらに、電源ケーブルやアウトレットを椅子や棚などの什器等によって踏み潰してしまうことで電源ケーブルやアウトレット等の部材の損傷を招いたりする恐れがある。
電源ケーブルやアウトレットを床面の上方に出さないような構造としては、例えば、特許文献1に記載の床構造が挙げられる。この床構造では、床材の下に高周波磁界を発生させる給電装置を配置して、床面の上に配置された什器内の受電装置に対して非接触で電力供給を行っている。このような構造とすることで、床下から床上に向かって電源ケーブルを出す必要が無くなり、室内の意匠性が損なわれたり、電源ケーブル等の部材を踏み潰して損傷させてしまったりすることを防止している。
特開2012−016251号公報
しかしながら、特許文献1のような構造は、室内を覆う床材の下に給電装置のような送電ユニットを埋設している。そのため、室内のレイアウト変更に伴って受電装置の位置を変更するために送電ユニットの位置を変更しようとした場合、床材を剥がして送電ユニットを取り出す必要がある。また、給電装置のような送電ユニットは、高周波インバータや整流器等の電子部品を多く含むため、故障するおそれがある。ところが、このような場合でも、送電ユニットの位置を変更する場合と同様に、故障するたびに床材を剥がして送電ユニットを取り出す必要がある。したがって、床材を剥がすために送電ユニットを取り出すたびの負担が大きく、送電ユニットの位置を変更したり、送電ユニットをメンテナンスしたりすることが難しいという問題がある。
本発明は、上述する問題点を解決するためになされたものであって、床面の上に部材を配置せずに電力が供給でき、送電ユニットの移動が容易でメンテナンス性を向上させることが可能なフロアパネルを提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の一の態様のフロアパネルは、基礎床上に配置されることで、前記基礎床上に空間を隔てて構成される床面の少なくとも一部を形成するフロアパネルであって、前記床面を形成する際に前記基礎床に対して上方を向く第一面から貫通する開口部が形成されるフロアパネル本体と、前記開口部に取り付けられ、前記床面の上方に設置される受電ユニットに対して非接触で電力供給を行う送電ユニットを収容する収容箱と、前記開口部を閉塞するカバー部と、を備え、前記収容箱の底壁部が、前記基礎床に対して直接的に支持されている。
このような構成によれば、収容箱内に収容した送電ユニットによって非接触で受電ユニットに電力を供給できるために、電力を床面上の受電ユニットに供給するために送電ユニットと受電ユニットとを接続する部材が床面の上に配置されない。したがって、第一面によって形成される床面の上方に配置される受電ユニットに対して電力を供給しながら、床面よりも上方に配置される部材の量が低減できる。また、フロアパネル本体の配置を組み替えるだけで、送電ユニットを任意の位置に移動させることができる。したがって、オフィス等の室内におけるレイアウト変更に併せて、受電ユニットの位置を変更した場合であっても、送電ユニットを対応させて移動させることが容易にできる。さらに、フロアパネル本体を取り外したり、カバー部を取り外したりすることで、送電ユニットが故障した場合に、送電ユニットを容易に交換したり修理したりすることができる。
また、上記フロアパネルでは、導電性材料によって構成され、前記収容箱を覆うように配置されるシールド部材を備えていてもよい。
このような構成によれば、収容箱を覆うようにシールド部材が配置されていることで、収容箱内の送電ユニットから発生する電磁波が収容箱の外部に漏れて、基礎床と床面との間の空間に配置される配線に影響を及ぼすことを防止できる。
また、上記フロアパネルでは、前記フロアパネル本体を前記基礎床に対して支持する支持部材を備えていてもよい。
このような構成によれば、収容箱を大きく形成することで、フロアパネル本体の強度が低下してしまっても、支持部材によってフロアパネル本体を基礎床に対して支持しているために、フロアパネル本体の強度を確保することができる。したがって、物体がフロアパネル本体の上に載置されることで、フロアパネル本体に対して第一面から基礎床に向かって負荷が生じた場合であっても、フロアパネル本体上の物体を安定して支持することができる。
さらに、上記フロアパネルでは、前記収容箱は、前記収容箱を内外に貫通する貫通孔が形成されていてもよい。
このような構成によれば、収容箱を内外に貫通する貫通孔が形成されていることで、収容箱内に収容される送電ユニットに対して電力を供給するためのコード等の部材を収容箱から床面の上に出すことなく、基礎床と床面との間に空間に敷設することができる。したがって、床面の上方に配置される部材の量をより低減することができる。
本発明のフロアパネルによれば、送電ユニットをフロアパネル本体の収容箱に収容していることで、床面の上に部材を配置せずに電力が供給でき、送電ユニットの移動が容易でメンテナンス性を向上させることができる。
本発明の実施形態におけるOAフロアを説明する模式図である。 本発明の実施形態におけるフロアパネルを説明する模試図であり、同図(a)は、第一面側から見たフロアパネルを説明する上面図、同図(b)は側面からフロアパネルを見た側面図である。 本発明の実施形態におけるカバー部を説明する模式図である。 本発明の実施形態における支持部材を説明する模式図である。
以下、本発明に係る実施形態について図1から図4を参照して説明する。
本実施形態のフロアパネル1は、オフィス等の室内にOA機器に接続される配線C等の部材を収容するための二重床を形成するOAフロア100に用いられている。本実施形態のOAフロア100は、図1に示すように、床スラブ等によって形成された基礎床100a上にフロアパネル1とともにメインフロアパネル300が複数配置されることで、基礎床100a上に空間を隔てて構成される床面100bを形成している。具体的には、本実施形態のOAフロア100は、基礎床100aに固定される支持脚200と、支持脚200を介して支持されるメインフロアパネル300と、同じく支持脚200を介して支持されて収容箱21を有するフロアパネル1と、収容箱21に収容される送電ユニット4と、床面100bの上方に設置される受電ユニット400とを備えている。また、本実施形態のOAフロア100では、基礎床100aと床面100bとの間の空間にLANケーブル等の配線Cが敷設されている。
以下、OAフロア100の各構成を説明する場合、特に断らない限りは、OAフロア100として各構成が設置された状態での位置関係に基づいて説明する。
支持脚200は、基礎床100aに固定されており、メインフロアパネル300やフロアパネル1を基礎床100aに対して空間を設けるよう支持する。具体的には、本実施形態の支持脚200は、鉛直方向に向かって基礎床100aから垂直に延びる棒状部材である。支持脚200は、一端が基礎床100aに固定されており、他端がメインフロアパネル300やフロアパネル1に固定されている。
メインフロアパネル300は、支持脚200によって基礎床100aに対して空間を介して支持されている。具体的には、本実施形態のメインフロアパネル300は、方形板状をなしており、四隅を支持脚200によって支持されている。即ち、本実施形態のメインフロアパネル300は、水平方向に複数配置されることで、鉛直方向の上方をむく一方の水平面が床面100bを形成している。
フロアパネル1は、メインフロアパネル300と同様に、支持脚200によって基礎床100aに対して空間を介して支持されている。フロアパネル1は、複数のメインフロアパネル300とともに並んで配置されることで床面100bの一部を形成している。具体的には、本実施形態のフロアパネル1は、床面100bを形成する際に、基礎床100aに対して上方を向く面から貫通する開口部20が形成されるフロアパネル本体2と、開口部20に取り付けられる収容箱21と、収容箱21を覆うシールド部材3と、開口部20を閉塞するカバー部5と、フロアパネル本体2を支持する支持部材6とを備えている。
フロアパネル本体2は、基礎床100aに対して鉛直方向の上方を向く水平面である第一面1aが形成されている。具体的には、本実施形態のフロアパネル本体2は、方形板状をなしており、第一面1aが鉛直方向の上方を向くように配置された状態で、鉛直方向の下方から四隅を支持脚200によって支持されている。フロアパネル本体2は、中心部分に鉛直方向に貫通する方形状の開口部20が形成されている。
収容箱21は、フロアパネル本体2に対して、鉛直方向の下方から開口部20に一体に取り付けられている。即ち、本実施形態の収容箱21は、鉛直方向の上方から見た場合に、図2(a)に示すように、フロアパネル本体2の外周に対して平行となるような断面方形状をなして、鉛直方向の下方に向かって凹んでいる。
収容箱21は、第一面1aから基礎床100aまで垂直に凹んでいる。具体的には、本実施形態の収容箱21は、第一面1aから垂直に基礎床100aに向かって延びる四つの収容箱側壁部21aと、四つの収容箱側壁部21aを繋ぐ収容箱底壁部21bとによって形成されている。即ち、収容箱21は、内部に直方状の空間を形成するように鉛直方向の上方が開放された箱形状をなし、開放されている部分が開口部20に一体に取り付けられている。収容箱21は、ポリカーボネート等の樹脂材料のように、電力の電送を阻害せず、強度の高い材料によって構成される。
収容箱側壁部21aは、開口部20の一辺から第一面1aに対して垂直に鉛直方向の下方に向かって延びている。収容箱側壁部21aは、長辺が方形状をなす開口部20の一辺と同じ長さで、短辺が床面100bから基礎床100aまでの深さと同じ長さとなるような矩形平板状に形成されている。
収容箱底壁部21bは、第一面1aと平行な面を形成するように四つの収容箱側壁部21aに対して一体に繋がる方形板状に形成されている。本実施形態では、収容箱底壁部21bは、基礎床100aに接して配置されている。
また、収容箱21の収容箱側壁部21aには、収容箱21の内外に貫通する貫通孔21cが形成されている。
貫通孔21cは、断面円形状をなして収容箱側壁部21aを水平方向に貫通するよう形成されている。
シールド部材3は、導電性材料によって構成され、収容箱21の内面を覆うように配置されている。本実施形態のシールド部材3は、金属材料であるアルミニウムで構成された板状部材であり、収容箱側壁部21aや収容箱底壁部21bに隙間なく貼り付けられている。
カバー部5は、第一面1aと同一面となるようフロアパネル本体2に形成された開口部20を閉塞する。本実施形態のカバー部5は、図3に示すように、第一面1aと同じ高さで開口部20を閉塞するカバー部本体51と、カバー部本体51を収容箱21内で支持するカバー支持部52とを有する。
本実施形態のカバー部本体51は、方形状をなす開口部20よりもわずかに小さい方形平板状をなしている。
本実施形態のカバー支持部52は、カバー部本体51の鉛直方向の下方を向く面である裏面側から収容箱21内でカバー部本体51を支持している。具体的には、カバー支持部52は、カバー部本体51の裏面の中央部分から矩形平板状をなして垂直に延びている。カバー支持部52は、カバー部5によって収容箱21を閉塞した場合に、カバー部本体51の鉛直方向の上方を向く面である表面が、フロアパネル本体2から飛び出さずに、第一面1aと同じ位置となって同一面となるように長さに形成されている。
支持部材6は、フロアパネル本体2に一体に固定されており、フロアパネル本体2を基礎床100aに対して支持する。本実施形態の支持部材6は、収容箱21の周りに複数配置されている。本実施形態の支持部材6は、図2に示すように、三つの収容箱側壁部21aに隣接して配置されている。本実施形態の支持部材6は、フロアパネル本体2に固定される支持部材本体61と、支持部材本体61を支持する複数の支持部材脚部62とを有する。
支持部材本体61は、図4に示すように、矩形平板状に形成されている。具体的には、本実施形態の支持部材本体61は、長辺が方形状をなす開口部20の一辺と同じ長さとなるような矩形平板状に形成されている。支持部材本体61は、最も大きい矩形状をなす平面でフロアパネル本体2の第一面1aと反対側の鉛直方向の下方を向く面に対して一体的に固定されている。
支持部材脚部62は、支持部材本体61から垂直に延びるよう形成されている。本実施形態の支持部材脚部62は、短辺が支持部材本体61の短辺の長さと同じで、支持部材6がフロアパネル本体2に固定された際に、長辺が床面100bから基礎床100aまでの深さと同じ長さとなるような矩形平板状に形成されている。支持部材脚部62は、支持部材本体61の長辺に沿った方向に離間して複数固定されている。
送電ユニット4は、収容箱21内に収容されており、床面100bの上方に設置される受電ユニット400に対して非接触で電力供給を行う。即ち、送電ユニット4は、受電ユニット400に対して、金属接点やコネクタなどの物理的な接続を介さず電力を伝送する。本実施形態の送電ユニット4は、例えば、電磁誘導型の非接触電力伝送を用いて受電ユニット400に電力を伝送する。本実施形態では、収容箱21内には二つの送電ユニット4が間にカバー支持部52を挿入可能な間隔を開けて隣接して収容されている。具体的には、本実施形態の送電ユニット4は、送電ユニット本体41と、送電ユニット本体41を収容する外装部42と、送電ユニット本体41に電力を供給する電源コード43とを有する。
本実施形態の送電ユニット本体41は、大型のコイルが用いられる。
外装部42は、直方状をなす箱部材であり、内部に送電ユニット本体41を収容している。外装部42は、ポリカーボネート等の樹脂材料のように、電力の電送を阻害せず、強度の高い材料によって構成される。外装部42は、内外に貫通して電源コード43を挿通させる挿通孔が形成されている。
電源コード43は、送電ユニット本体41に接続されており、送電ユニット本体41に対して電力を供給する。電源コード43は、外装部42の外部から挿通孔を介して外装部42内の送電ユニット本体41に一端が繋がれている。電源コード43は、図2(b)に示すように、収容箱21の貫通孔21cを通って収容箱21の外部の基礎床100aと床面100bとの間に空間に他端が延びており、子の他端が不図示の電源部に接続されている。
受電ユニット400は、床面100bの上方に載置されるようフロアパネル1上に設置される。本実施形態の受電ユニット400は、送電ユニット4に近づいて配置されるように、カバー部5上に載置される。本実施形態の受電ユニット400は、送電ユニット4と同様に内部に大型コイルを有している。
次に、上記構成のフロアパネル1の作用について説明する。
上記のような本実施形態のOAフロア100では、複数のメインフロアパネル300とともに、フロアパネル1を支持脚200によって四隅を支持しながら隙間なく配置する。これにより、基礎床100a上に所定の空間を隔てて床面100bが構成される。具体的には、メインフロアパネル300とともに配置される前のフロアパネル1は、収容箱21内に送電ユニット4を収容し、外装部42から延びる電源コード43が貫通孔21cから収容箱21の外部に出された状態で、カバー支持部52を隣接する外装部42に間に挿入することで、カバー部本体51によって開口部20が閉塞されている。そして、この状態のフロアパネル1が、メインフロアパネル300とともに並べて配置されることで、床面100bが構成される。また、貫通孔21cから延びている電源コード43は、基礎床100a上に沿って不図示に電源部まで接続される。さらに、LANケーブル等の他の配線Cも基礎床100a上に沿って敷設される。
その後、メインフロアパネル300とフロアパネル1が配置されて床面100bが構成された状態で、カバー部5上に受電ユニット400を設置する。そして、電源コード43を介して電源部から送電ユニット本体41に電力が供給されることで、コイルによって磁束を発生させる。この磁束を媒体として送電ユニット4の送電ユニット本体41であるコイルから電磁誘導によって受電ユニット400のコイルに対して電力が送電される。電力が送電された受電ユニット400を介して床上に配置されるOA機器等の各種装置に電力が供給される。
上記のようなフロアパネル1では、収容箱21内に収容した送電ユニット4によって非接触で受電ユニット400に電力を供給できるために、電力を床面100b上の受電ユニット400に供給するために送電ユニット4と受電ユニット400と接続するケーブルやコンセント等の部材が床面100bの上に配置されない。したがって、第一面1aによって形成される床面100bの上方に配置される受電ユニット400に対して電力を供給しながら、床面100bよりも鉛直方向の上方に配置されるケーブルやコンセント等の部材の量を低減することができる。そのため、電力を供給するためのケーブルやアウトレット等の部材によって見栄えが悪化して室内の意匠性が損なわれてしまうことを抑制できる。また、床面100b上にケーブル等の部材を配置する必要が無いため、ケーブル等の部材が什器によって踏み潰されて損傷してしまうことを抑制できる。
また、フロアパネル本体2の位置をメインフロアパネル300と組み替えるだけで、送電ユニット4を任意の位置に移動させることができる。そのため、オフィス等の室内における送電ユニット4の位置を容易に変更することができる。したがって、オフィス等の室内におけるOA機器や什器のレイアウト変更に併せて、受電ユニット400の位置を変更した場合であっても、送電ユニット4を対応させて移動させることが容易にできる。
さらに、フロアパネル本体2を取り外すことで、送電ユニット4ごと床面から取り出すことが容易にできる。また、カバー部5を取り外すことで、送電ユニット4のみを取り出すことも容易にできる。そのため、送電ユニット4が故障した場合に、送電ユニット4を容易に交換したり修理したりすることができる。
これらにより、床面100bの上に部材を配置せずに電力が供給でき、送電ユニット4の移動が容易でメンテナンス性を向上させることができる。
また、収容箱21内に隙間なく覆うようにシールド部材3が貼り付けられていることで、送電ユニット4から発生する電磁波が収容箱21の外部に漏れて、基礎床100aと床面100bとの間の空間に配置されるLANケーブル等の配線Cに影響を及ぼすことを防止できる。
さらに、収容箱21を大きく形成することで、フロアパネル本体2に対して開口部20が大きくなってしまいフロアパネル本体2の強度が低下してしまっても、支持部材6によってフロアパネル本体2を鉛直方向の下方から支持しているために、フロアパネル本体2の強度を確保することができる。したがって、フロアパネル本体2の上に、受電ユニット400や什器など物体が載置されたり、人が乗ったりすることで、フロアパネル本体2に対して第一面1aから基礎床100aに向かって負荷が生じた場合であっても、フロアパネル本体2上の物体を安定して支持することができる。
また、収容箱21の収容箱側壁部21aを内外に貫通する貫通孔21cが形成されていることで、収容箱21内に収容される送電ユニット4に対して電力を供給するための電源コード43を収容箱21から床面100bの上に出すことなく、基礎床100aと床面100bとの間に空間に敷設することができる。したがって、床面100bの上方に配置される部材の量をより低減することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、クレームの範囲によってのみ限定される。
なお、送電ユニット4から電源ユニットへの電力の電送方式は、本実施形態のように電磁誘導型に限定されるものではなく、非接触で電力を電送できればよい。例えば、同じコイルを用いた方式である磁界共鳴型や、電極を用いた電界共鳴・結合型等の方法を用い電力を電送してもよい。
また、収容箱21は、本実施形態のようにフロアパネル本体2の第一面1aから内部に直方状の空間を形成するように凹んで形成される構造に限定されるものではなく、第一面1aから送電ユニット4を収容可能に形成されていればよい。例えば、第一面1aから内部に半球状の空間を形成するように凹んで形成されていたり、フロアパネル本体2と一体をなして第一面1aから窪むように形成されていたりしてもよい。
さらに、収容箱21を覆うシールド部材3は、本実施形態のように収容箱21の内面に貼り付けられる構造に限定されるものではなく、収容箱21から外部に向かって電磁波等が漏れてしまうことを低減できるような構造であればよい。例えば、シールド部材3は、外部から収容箱21を覆うように配置されていてもよい。また、収容箱21やフロアパネル本体2が、金属等の導電性材料によって構成され、収容箱21やフロアパネル本体2自体がシールド部材3としての機能を有していてもよい。
また、メインフロアパネル300やフロアパネル1は本実施形態のように四隅が支持脚200によって支持される構造に限定されるものではなく、基礎床100a上に空間を隔てて床面100bが形成できるように配置されていればよい。例えば、メインフロアパネル300やフロアパネル1が鉛直方向に厚みを有して内部が中空状に形成されていることで、メインフロアパネル300やフロアパネル1を基礎床100a上に置くだけで、基礎床100a上に空間を隔てて床面100bが形成されるような構造であってもよい。
100…OAフロア 100a…基礎床 100b…床面 200…支持脚 300…メインフロアパネル 1…フロアパネル 1a…第一面 2…フロアパネル本体 20…開口部 21…収容箱 21a…収容箱側壁部 21b…収容箱底壁部 21c…貫通孔 3…シールド部材 4…送電ユニット 41…送電ユニット本体 42…外装部 43…電源コード 5…カバー部 51…カバー部本体 52…カバー支持部 6…支持部材 61…支持部材本体 62…支持部材脚部 400…受電ユニット C…配線

Claims (4)

  1. 基礎床上に配置されることで、前記基礎床上に空間を隔てて構成される床面の少なくとも一部を形成するフロアパネルであって、
    前記床面を形成する際に前記基礎床に対して上方を向く第一面から貫通する開口部が形成されるフロアパネル本体と、
    前記開口部に取り付けられ、前記床面の上方に設置される受電ユニットに対して非接触で電力供給を行う送電ユニットを収容する収容箱と、
    前記開口部を閉塞するカバー部と、を備え、
    前記収容箱の底壁部が、前記基礎床に対して直接的に支持されているフロアパネル。
  2. 導電性材料によって構成され、前記収容箱を覆うように配置されるシールド部材を備える請求項1に記載のフロアパネル。
  3. 前記フロアパネル本体を前記基礎床に対して支持する支持部材を備える請求項1に記載のフロアパネル。
  4. 前記収容箱は、前記収容箱を内外に貫通する貫通孔が形成される請求項1又は請求項2に記載のフロアパネル。
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