JP2015061197A - 画像符号化装置、画像復号装置及び画像伝送システム - Google Patents

画像符号化装置、画像復号装置及び画像伝送システム Download PDF

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健 中條
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沙織 浅香
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Tomoya Kodama
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Abstract

【課題】伝送画像のセキュリティを確保する。【解決手段】実施形態によれば、画像符号化装置は、鍵情報生成部、鍵画像生成部及び画像符号化部を含む。鍵情報生成部は、鍵情報を生成する。鍵画像生成部は、1枚以上の画像を含む基準画像と鍵情報とに基づいて鍵画像を生成する。画像符号化部は、鍵画像を用いて入力画像を符号化することによって、符号化データを生成する。【選択図】図1

Description

実施形態は、画像伝送に関する。
画像を遠隔地へと伝送する場合に、第三者が通信を傍受することにより伝送画像の内容が当該第三者によって盗み見られたり改ざんされたりするおそれがある。従来、この問題を防止するために、例えば、暗号化、スクランブルなどを利用することで通信のセキュリティが確保されている。
しかしながら、暗号化またはスクランブルによって確保されるセキュリティは、数理的な計算複雑性に依存している。故に、ひとたび暗号化またはスクランブルの仕組みが解明されれば、上記セキュリティは損なわれやすい。即ち、第三者が暗号を解読したりスクランブルを解除したりすることで通信を傍受し、結果的に伝送画像の内容が当該第三者によって盗み見られたり改ざんされたりするおそれがある。
特開2000−358024号公報
実施形態は、伝送画像のセキュリティを確保することを目的とする。
実施形態によれば、画像符号化装置は、鍵情報生成部、鍵画像生成部及び画像符号化部を含む。鍵情報生成部は、鍵情報を生成する。鍵画像生成部は、1枚以上の画像を含む基準画像と鍵情報とに基づいて鍵画像を生成する。画像符号化部は、鍵画像を用いて入力画像を符号化することによって、符号化データを生成する。
第1の実施形態に係る画像伝送システムを例示するブロック図。 図1の鍵画像生成部及び鍵情報生成部を例示するブロック図。 図1の鍵画像生成部及び鍵情報生成部を例示するブロック図。 第2の実施形態に係る画像伝送システムを例示するブロック図。 図4の鍵画像生成部及び鍵情報生成部を例示するブロック図。 第3の実施形態に係る画像伝送システムを例示するブロック図。 図6の鍵情報生成部を例示するブロック図。 第1の実施形態に係る画像伝送システムに含まれる画像符号化部を例示するブロック図。 第1の実施形態に係る画像伝送システムに含まれる画像復号部を例示するブロック図。 第4の実施形態に係る画像伝送システムに含まれる画像符号化部を例示するブロック図。 第4の実施形態に係る画像伝送システムに含まれる画像復号部を例示するブロック図。 第5の実施形態に係る画像伝送システムに含まれる画像符号化部を例示するブロック図。 第5の実施形態に係る画像伝送システムに含まれる画像符号化部を例示するブロック図。 各実施形態に係る画像伝送システムに含まれる画像符号化装置、画像復号装置及び鍵情報生成装置を実現するハードウェアを例示する図。
以下、図面を参照しながら実施形態の説明が述べられる。尚、以降、説明済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号が付され、重複する説明は基本的に省略される。
(第1の実施形態)
図1に例示されるように、第1の実施形態に係る画像伝送システムは、画像符号化装置100及び画像復号装置200を含む。画像符号化装置100は、画像符号化部110、鍵画像生成部120及び鍵情報生成部130を含む。画像復号装置200は、画像復号部210及び鍵画像生成部220を含む。
画像符号化部110は、入力画像10を取得し、鍵画像生成部120から鍵画像14を入力する。画像符号化部110は、後述されるように、鍵画像14を用いて入力画像10を符号化することによって、符号化データ15を生成する。画像符号化部110は、符号化データ15を画像復号装置200へと伝送する。尚、符号化データ15は、無線通信または有線通信によって画像復号装置200へと伝送されてもよいし、記録媒体を経由して画像復号装置200へと伝送されてもよい。
符号化データ15は、後述されるように、鍵画像14を用いた符号化によってセキュリティが確保される。即ち、入力画像10を実質的に復元するには符号化データ15だけでなく鍵画像14も必要となる。故に、仮に、第三者が例えば通信を傍受して符号化データ15を取得したとしても、当該第三者が鍵画像14を取得できない限りは入力画像10の内容を盗み見たり改ざんしたりすることは困難である。
鍵画像生成部120は、基準画像11を入力し、鍵情報生成部130から鍵情報13を入力する。鍵画像生成部120は、基準画像11及び鍵情報13に基づいて鍵画像14を生成する。鍵画像生成部120は、鍵画像14を画像符号化部110へと出力する。
具体的には、基準画像11は、1枚以上の静止画像であってもよいし、複数枚の画像フレームを含む動画像であってもよい。符号化率向上の観点からすると、基準画像11は、好ましくは、例えば、撮影位置、撮影方向などの点で入力画像10に類似する可能性の高い画像を含む。例えば、入力画像10が第1の移動体(例えば、電車、バスなど)が所定の経路を走行している間に当該第1の移動体に取り付けられたカメラによって撮影された画像であるならば、基準画像11は第2の移動体(これは第1の移動体と同一であってもよいし、異なっていてもよい)が当該経路を走行している間に当該第2の移動体に取り付けられたカメラによって撮影された過去の画像であってもよい。
鍵情報13は、基準画像11のうち鍵画像14のベースとして選択される画像(選択画像)を示す識別情報を含む。この識別情報は、基準画像11が動画像である場合には、例えばフレーム番号であってもよい。鍵情報13は、選択画像を補正するための補正パラメータを更に含んでもよい。
鍵画像14は、上記選択画像そのものであってもよいし、当該選択画像に以下に説明されるような画像処理を施したものであってもよい。
選択画像が入力画像10とフォーマットにおいて異なる場合には、鍵画像生成部120は選択画像のフォーマットを入力画像10と同じフォーマットに変換することによって鍵画像14を生成してもよい。ここで、フォーマットは、例えば、画像サイズ、画素ビット長、カラーフォーマットなどである。
鍵情報13が補正パラメータを含む場合には、鍵画像生成部120は当該補正パラメータを用いて選択画像を補正することによって鍵画像14を生成してもよい。鍵画像生成部120は、補正パラメータに含まれるガンマ値を用いて、選択画像にガンマ補正を行ってもよい。鍵画像生成部120は、補正パラメータに含まれる入力画像10のヒストグラム情報を用いて、ヒストグラム変換を行ってもよい。鍵画像生成部120は、補正パラメータに含まれるウィナーフィルタのフィルタ係数(これは、選択画像及び入力画像10に基づいて設計できる)を用いて、選択画像にウィナーフィルタ処理を行ってもよい。鍵画像生成部120は、補正パラメータに含まれる重み係数及びオフセット値を用いて、例えば明るさなどの補正のために選択画像の重み付き予測を行ってもよい。鍵画像生成部120は、補正パラメータに含まれる幾何変換のパラメータ値を用いて、例えば撮影位置などの補正のために選択画像の幾何変換を行ってもよい。尚、鍵画像生成部120は、ここに例示されていない種々の画像補正を行ってもよい。
鍵情報生成部130は、入力画像10を取得し、基準画像11及び補助情報12を入力する。鍵情報生成部130は、例えば、補助情報12に基づいて、基準画像11から入力画像10と類似する画像を探索し、探索された画像(これは、前述の選択画像と同じである)を示す識別情報を含む鍵情報13を生成する。更に、鍵情報生成部130は、選択画像を補正するための補正パラメータを生成し、鍵情報13に含めてもよい。
補助情報12は、例えば、撮影位置、撮影方向、撮影日、撮影時刻などの情報を含んでもよい。これらの情報は、鍵情報生成部130が入力画像10と類似する画像を基準画像11から探索するのに有用である。例えば、撮影位置及び撮影方向の情報は、入力画像10と被写体(特に、背景)の点で類似する画像を基準画像11から探索するのに有用である。撮影日及び撮影時刻の情報は、入力画像10と日照条件の点で類似する画像を基準画像11から探索するのに有用である。
尚、鍵情報生成部130は、補助情報12を利用することなく、基準画像11から入力画像10と類似する画像を探索してもよい。或いは、鍵情報生成部130は、入力画像10とは無関係に基準画像11のいずれかを選択してもよい。但し、符号化率向上の観点からすると、入力画像10と類似する画像を探索することが好ましい。また、探索効率向上の観点からすると、補助情報12を利用することが好ましい。
鍵情報生成部130は、鍵情報13を鍵画像生成部120へと出力する。更に、鍵情報生成部130は、鍵情報13を画像復号装置200へと伝送する。尚、鍵情報13は、無線通信または有線通信によって画像復号装置200へと伝送されてもよいし、記録媒体を経由して画像復号装置200へと伝送されてもよい。
鍵情報13は、符号化データ15とは別々に伝送されてもよいし、符号化データ15と一緒に伝送されてもよい。例えば、鍵情報13及び符号化データ15は多重化及びパケット化されてから伝送される。鍵情報13の伝送に関して、例えばH.264/AVCまたはH.265/HEVCにおけるSEI(Supplemental Enhancement Information)の枠組みが利用されてもよい。
鍵画像生成部120及び鍵情報生成部130は、図2に例示されるように設計されてもよい。図2の鍵画像生成部120は、画像選択部121を含む。図2の鍵情報生成部130は、同期マッチング部131を含む。
図2の同期マッチング部131は、入力画像10を取得し、基準画像11及び補助情報12を入力する。同期マッチング部131は、補助情報12に基づいて、基準画像11から入力画像10と類似する画像を探索し、探索された画像(これは、前述の選択画像と同じである)を示す識別情報を含む鍵情報13を生成する。選択画像は、例えば、基準画像11のうち入力画像10に最も類似する画像であってもよい。同期マッチング部131は、鍵情報13を図2の画像選択部121へと出力する。更に、同期マッチング部131は、鍵情報13を画像復号装置200へと伝送する。
図2の画像選択部121は、基準画像11を入力し、図2の同期マッチング部131から鍵情報13を入力する。画像選択部121は、鍵情報13に含まれる識別情報によって示される画像(これは、前述の選択画像と同じである)を基準画像11から選択する。画像選択部121は、選択画像をそのまま鍵画像14として画像符号化部110へと出力する。
鍵画像生成部120及び鍵情報生成部130は、図3に例示されるように設計されてもよい。図3の鍵画像生成部120は、画像選択部121及び画像補正部122を含む。図3の鍵情報生成部130は、同期マッチング部131及び画像補正パラメータ生成部132を含む。
図3の同期マッチング部131は、入力画像10を取得し、基準画像11及び補助情報12を入力する。同期マッチング部131は、補助情報12に基づいて、基準画像11から入力画像10と類似する画像を探索し、探索された画像(これは、前述の選択画像と同じである)を示す識別情報を生成する。選択画像は、例えば、基準画像11のうち入力画像10に最も類似する画像であってもよい。同期マッチング部131は、識別情報及び選択画像を画像補正パラメータ生成部132へと出力する。
画像補正パラメータ生成部132は、入力画像10を取得し、図3の同期マッチング部131から識別情報及び選択画像を入力する。画像補正パラメータ生成部132は、入力画像10及び選択画像に基づいて、当該選択画像を補正するための補正パラメータを生成する。そして、画像補正パラメータ生成部132は、識別情報及び補正パラメータを含む鍵情報13を生成し、図3の画像選択部121へと出力する。更に、画像補正パラメータ生成部132は、鍵情報13を画像復号装置200へと伝送する。
図3の画像選択部121は、基準画像11を入力し、画像補正パラメータ生成部132から鍵情報13を入力する。画像選択部121は、鍵情報13に含まれる識別情報によって示される画像(これは、前述の選択画像と同じである)を基準画像11から選択する。画像選択部121は、選択画像及び鍵情報13を画像補正部122へと出力する。
画像補正部122は、画像選択部121から選択画像及び鍵情報13を入力する。画像補正部122は、鍵情報13に含まれる補正パラメータを用いて、選択画像を補正することによって鍵画像14を生成する。画像補正部122は、鍵画像14を画像符号化部110へと出力する。
画像復号部210は、画像符号化装置100によって伝送された符号化データ15を入力し、鍵画像生成部220から鍵画像17を入力する。画像復号部210は、後述されるように、鍵画像17を用いて符号化データ15を復号することによって、出力画像18を生成する。鍵画像17は、画像符号化装置100において生成される鍵画像14と同一である。出力画像18は、入力画像10を実質的に復元したものである。画像復号部210は、出力画像18を例えば図示されない表示装置へと供給する。
鍵画像生成部220は、基準画像16を入力し、画像符号化装置100によって伝送された鍵情報13を入力する。鍵画像生成部220は、鍵画像生成部120と同一または類似であってよい。基準画像16は、画像符号化装置100において用いられる基準画像11と同一である。鍵画像生成部220は、鍵情報13及び基準画像16に基づいて鍵画像17を生成する。鍵画像生成部220は、鍵画像17を画像復号部210へと出力する。
前述のように、画像符号化部110は、鍵画像14を用いて入力画像10を符号化することによって、符号化データ15を生成する。画像符号化部110は、例えば図8に示されるように、減算部601、変換/量子化部602、逆量子化/逆変換部603、加算部604、ループフィルタ部605、画像バッファ部606、予測画像生成部607、エントロピー符号化部608及び符号化制御部609を含む。
減算部601は、入力画像10を取得し、予測画像生成部607から予測画像を入力する。減算部601は、入力画像10から予測画像を減算することによって、予測誤差を生成する。減算部601は、予測誤差を変換/量子化部602へと出力する。
変換/量子化部602は、予測誤差を変換することによって変換係数を生成し、当該変換係数を量子化パラメータに従って量子化することによって量子化変換係数を生成する。予測誤差の変換には、例えばDCT(Discrete Cosine Transform)などの直交変換が用いられる。変換/量子化部602は、量子化変換係数を逆量子化/逆変換部603及びエントロピー符号化部608へと出力する。
逆量子化/逆変換部603は、変換/量子化部602から量子化変換係数を入力する。逆量子化/逆変換部603は、量子化変換係数を上記量子化パラメータに従って逆量子化することによって変換係数を復元し、当該変換係数を逆変換する(これは、変換量子化部602によって行われた変換の逆処理に相当する)ことによって予測誤差を復元する。変換係数の逆変換には、例えばIDCT(Inverse DCT)などの逆直交変換が用いられる。逆量子化/逆変換部603は、予測誤差を加算部604へと出力する。
加算部604は、逆量子化/逆変換部603から予測誤差を入力し、予測画像生成部607から予測画像を入力する。加算部604は、予測誤差及び予測画像を加算することによって、局所復号画像を生成する。加算部604は、局所復号画像をループフィルタ部605へと出力する。
ループフィルタ部605は、加算部604から局所復号画像を入力する。ループフィルタ部605は、局所復号画像にループフィルタ処理を適用することによって、フィルタ処理された画像を生成する。ループフィルタ処理は、例えばデブロッキングフィルタ処理であってよい。ループフィルタ部605は、フィルタ処理された画像を画像バッファ部606へと出力する。
画像バッファ部606は、ループフィルタ部605からフィルタ処理された画像を入力し、鍵画像生成部120から鍵画像14を入力する。画像バッファ部606は、これらフィルタ処理された画像及び鍵画像14を参照画像として保存する。画像バッファ部606は、必要に応じて、参照画像(これは、鍵画像14を含む)を予測画像生成部607へと出力する。
予測画像生成部607は、入力画像10を取得し、画像バッファ部606から参照画像を入力し、符号化制御部609から予測制御情報を入力する。予測画像生成部607は、予測制御情報に従い、入力画像10及び参照画像を用いて予測画像を生成する。例えば、予測画像生成部607は、画面内予測または参照画像の動き補償予測を行うことによって、予測画像を生成する。予測画像生成部607は、予測画像を減算部601及び加算部604へと出力する。更に、予測画像生成部607は、予測画像に関する予測情報(例えば、動きベクトル情報を含む)をエントロピー符号化部608へと出力する。
エントロピー符号化部608は、変換/量子化部602から量子化変換係数を入力し、予測画像生成部607から予測情報を入力する。エントロピー符号化部608は、シンタクスに従って、量子化変換係数及び予測情報をエントロピー符号化することによって、符号化データ15を生成する。エントロピー符号化部608は、符号化データ15を画像符号化部110の外部へ出力する。エントロピー符号化は、例えば、ハフマン符号化、算術符号化などである。
符号化制御部609は、予測制御情報を生成し、当該予測制御情報を予測画像生成部607へと出力する。符号化制御部609は、予測制御情報を介して予測画像生成部607の動作を制御できる。具体的には、符号化制御部609は、参照画像としての鍵画像14が予測画像を生成するために用いられる頻度を高くすることができる。鍵画像14が予測画像を生成するために用いられる頻度が高くなるほど、符号化データ15の復号における当該鍵画像14への依存度は高くなる。即ち、鍵画像14を取得できない第三者は、符号化データ15を取得したとしても、当該符号化データ15を復号するために必要な予測画像が高頻度で不明となるので入力画像10の内容を容易に知ることはできない。
前述のように、画像復号部210は、鍵画像17を用いて符号化データ15を復号することによって、出力画像18を生成する。画像復号部210は、例えば図9に示されるように、エントロピー復号部701、逆量子化/逆変換部702、加算部703、ループフィルタ部704、画像バッファ部705及び予測画像生成部706を含む。
エントロピー復号部701は、画像符号化装置100によって伝送された符号化データ15を入力する。エントロピー復号部701は、符号化データ15をエントロピー復号することによって、量子化変換係数及び予測情報(例えば、動きベクトル情報を含む)を復元する。エントロピー復号部701は、量子化変換係数を逆量子化/逆変換部702へと出力し、予測情報を予測画像生成部706へと出力する。
逆量子化/逆変換部702は、エントロピー復号部701から量子化変換係数を入力する。逆量子化/逆変換部702は、量子化変換係数を上記量子化パラメータに従って逆量子化することによって変換係数を復元し、当該変換係数を逆変換する(これは、画像符号化部110において行われた変換の逆処理に相当する)ことによって予測誤差を復元する。変換係数の逆変換には、例えばIDCTなどの逆直交変換が用いられる。逆量子化/逆変換部702は、予測誤差を加算部703へと出力する。
加算部703は、逆量子化/逆変換部702から予測誤差を入力し、予測画像生成部706から予測画像を入力する。加算部703は、予測誤差及び予測画像を加算することによって、復号画像を生成する。加算部703は、復号画像をループフィルタ部704へと出力する。
ループフィルタ部704は、加算部703から復号画像を入力する。ループフィルタ部704は、復号画像にループフィルタ処理を適用することによって、フィルタ処理された画像を生成する。ループフィルタ処理は、例えばデブロッキングフィルタ処理であってよい。ループフィルタ部704は、フィルタ処理された画像を画像バッファ部705へと出力する。
画像バッファ部705は、ループフィルタ部704からフィルタ処理された画像を入力し、鍵画像生成部220から鍵画像17を入力する。画像バッファ部705は、これらフィルタ処理された画像及び鍵画像17を参照画像として保存する。画像バッファ部705は、必要に応じて、参照画像(これは、鍵画像17を含む)を予測画像生成部706へと出力する。更に、画像バッファ部705は、表示順に従って、参照画像(これは、鍵画像17を含まない)を出力画像18として例えば図示されない表示装置へと供給する。
予測画像生成部706は、画像バッファ部705から参照画像を入力し、エントロピー復号部701から予測情報を入力する。予測画像生成部706は、予測情報及び参照画像を用いて予測画像を生成する。例えば、予測画像生成部706は、画面内予測または参照画像の動き補償予測を行うことによって、予測画像を生成する。予測画像生成部706は、予測画像を加算部703へと出力する。
以上説明したように、第1の実施形態に係る画像伝送システムにおいて、画像符号化装置は、鍵情報を生成し、画像復号装置へと伝送する。更に、画像符号化装置は、この鍵情報に基づいて生成された鍵画像を用いて入力画像を符号化し、符号化データを画像復号装置へと伝送する。符号化データから入力画像を実質的に復元するためには鍵画像が必要となるが、第三者がこの鍵画像を取得することは困難である。故に、この画像伝送システムによれば、入力画像の内容を第三者に知られることなく符号化データを伝送することができる。即ち、伝送画像のセキュリティが確保される。尚、画像復号装置は、伝送された鍵情報に基づいて生成された鍵画像を用いて符号化データを復号することによって、入力画像を実質的に復元できる。
(第2の実施形態)
図4に例示されるように、第2の実施形態に係る画像伝送システムは、画像符号化装置300及び画像復号装置400を含む。画像符号化装置300は、画像符号化部110及び鍵画像生成部120を含む。画像復号装置400は、画像復号部210、鍵画像生成部220及び鍵情報生成部230を含む。
図4の画像符号化部110は、符号化データ15を画像復号装置400へと伝送する点で図1の画像符号化部110とは異なる。尚、符号化データ15は、無線通信または有線通信によって画像復号装置400へと伝送されてもよいし、記録媒体を経由して画像復号装置400へと伝送されてもよい。図4の鍵画像生成部120は、画像復号装置400によって伝送された鍵情報13を入力する点で図1の鍵画像生成部120とは異なる。
図4の画像復号部210は、画像符号化装置300によって伝送された符号化データ15を入力する点で図1の画像復号部210とは異なる。更に、画像復号部210は、出力画像18を例えば図示されない表示装置だけでなく鍵情報生成部230へ供給する。図4の鍵画像生成部220は、鍵情報生成部230から鍵情報13を入力する点で図1の鍵画像生成部220とは異なる。
鍵情報生成部230は、基準画像16及び補助情報19を入力し、画像復号部210から出力画像18を入力する。鍵情報生成部230は、例えば、補助情報19に基づいて、基準画像16から出力画像18と類似する画像を探索し、探索された画像(これは、鍵画像17のベースとして選択される画像(選択画像)である)を示す識別情報を含む鍵情報13を生成する。更に、鍵情報生成部230は、選択画像を補正するための補正パラメータを生成し、鍵情報13に含めてもよい。
概括すれば、第1の実施形態において説明された識別情報は符号化対象の入力画像10そのものと類似する選択画像を示すが、本実施形態において説明された識別情報は符号化対象の入力画像10ではなく過去に符号化された入力画像10を復号することによって生成された出力画像18に類似する選択画像を示す。
補助情報19は、例えば、撮影位置、撮影方向、撮影日、撮影時刻などの情報を含んでもよい。これらの情報は、鍵情報生成部230が出力画像18と類似する画像を基準画像16から探索するのに有用である。例えば、撮影位置及び撮影方向の情報は、出力画像18と被写体(特に、背景)の点で類似する画像を基準画像16から探索するのに有用である。撮影日及び撮影時刻の情報は、出力画像18と日照条件の点で類似する画像を基準画像16から探索するのに有用である。
尚、鍵情報生成部230は、補助情報19を利用することなく、基準画像16から出力画像18と類似する画像を探索してもよい。或いは、鍵情報生成部230は、出力画像18とは無関係に基準画像16のいずれかを選択してもよい。但し、符号化率向上の観点からすると、出力画像18と類似する画像を探索することが好ましい。また、探索効率向上の観点からすると、補助情報19を利用することが好ましい。
鍵情報生成部230は、鍵情報13を鍵画像生成部220へと出力する。更に、鍵情報生成部230は、鍵情報13を画像符号化装置300へと伝送する。尚、鍵情報13は、無線通信または有線通信によって画像符号化装置300へと伝送されてもよいし、記録媒体を経由して画像符号化装置300へと伝送されてもよい。
鍵画像生成部220及び鍵情報生成部230は、図5に例示されるように設計されてもよい。図5の鍵画像生成部220は、画像選択部221及び画像補正部222を含む。図5の鍵情報生成部230は、予測マッチング部231及び画像補正パラメータ生成部232を含む。
予測マッチング部231は、基準画像16及び補助情報19を入力し、画像復号部210から出力画像18を入力する。予測マッチング部231は、補助情報19に基づいて、基準画像16から出力画像18と類似する画像を探索し、探索された画像(これは、前述の選択画像と同じである)を示す識別情報を生成する。選択画像は、例えば、基準画像16のうち出力画像18に最も類似する画像であってもよい。予測マッチング部231は、識別情報及び選択画像を画像補正パラメータ生成部232へと出力する。
画像補正パラメータ生成部232は、画像復号部210から出力画像18を入力し、予測マッチング部231から識別情報及び選択画像を入力する。画像補正パラメータ生成部232は、出力画像18及び選択画像に基づいて、当該選択画像を補正するための補正パラメータを生成する。そして、画像補正パラメータ生成部232は、識別情報及び補正パラメータを含む鍵情報13を生成し、画像選択部221へと出力する。更に、画像補正パラメータ生成部232は、鍵情報13を画像符号化装置300へと伝送する。
画像選択部221は、基準画像16を入力し、画像補正パラメータ生成部232から鍵情報13を入力する。画像選択部221は、鍵情報13に含まれる識別情報によって示される画像(これは、前述の選択画像と同じである)を基準画像16から選択する。画像選択部221は、選択画像及び鍵情報13を画像補正部222へと出力する。
画像補正部222は、画像選択部221から選択画像及び鍵情報13を入力する。画像補正部222は、鍵情報13に含まれる補正パラメータを用いて、選択画像を補正することによって鍵画像17を生成する。画像補正部222は、鍵画像17を画像復号部210へと出力する。
以上説明したように、第2の実施形態に係る画像伝送システムにおいて、画像復号装置は、鍵情報を生成し、画像符号化装置へと伝送する。画像符号化装置は、伝送された鍵情報に基づいて生成された鍵画像を用いて入力画像を符号化し、符号化データを画像復号装置へと伝送する。符号化データから入力画像を実質的に復元するためには鍵画像が必要となるが、第三者がこの鍵画像を取得することは困難である。故に、この画像伝送システムによれば、入力画像の内容を第三者に知られることなく符号化データを伝送することができる。即ち、伝送画像のセキュリティが確保される。尚、画像復号装置は、上記鍵情報に基づいて生成された鍵画像を用いて符号化データを復号することによって、入力画像を実質的に復元できる。
(第3の実施形態)
図6に例示されるように、第3の実施形態に係る画像伝送システムは、画像符号化装置300、画像復号装置200及び鍵情報生成装置500を含む。画像符号化装置300は、画像符号化部110及び鍵画像生成部120を含む。画像復号装置200は、画像復号部210及び鍵画像生成部220を含む。鍵情報生成装置500は、鍵情報生成部510を含む。
図6の鍵画像生成部120は、鍵情報生成装置500によって伝送された鍵情報13を入力する点で図1及び図4の鍵画像生成部120とは異なる。鍵画像生成部220は、鍵情報生成装置500によって伝送された鍵情報13を入力する点で図1及び図4の鍵画像生成部220とは異なる。
鍵情報生成部510は、基準画像20を入力する。鍵情報生成部510は、基準画像20からいずれかの画像を選択し、選択画像を示す識別情報を含む鍵情報13を生成する。基準画像20は、画像符号化装置300において用いられる基準画像11及び画像復号装置200において用いられる基準画像16と同一である。
鍵情報生成部510は、鍵情報13を画像符号化装置300及び画像復号装置200へと伝送する。尚、鍵情報13は、無線通信または有線通信によって画像符号化装置300及び画像復号装置200へと伝送されてもよいし、記録媒体を経由して画像符号化装置300及び画像復号装置200へと伝送されてもよい。
鍵情報生成部510は、図7に例示されるように設計されてもよい。図7の鍵情報生成部510は、画像選択部511を含む。画像選択部511は、基準画像20を入力する。画像選択部511は、基準画像20からいずれかの画像を選択し、選択画像を示す識別情報を含む鍵情報13を生成する。画像選択部511は、鍵情報13を画像符号化装置300及び画像復号装置200へと伝送する。
以上説明したように、第3の実施形態に係る画像伝送システムにおいて、鍵情報生成装置は、鍵情報を生成し、画像符号化装置及び画像復号装置へと伝送する。画像符号化装置は、伝送された鍵情報に基づいて生成された鍵画像を用いて入力画像を符号化し、符号化データを画像復号装置へと伝送する。符号化データから入力画像を実質的に復元するためには鍵画像が必要となるが、第三者がこの鍵画像を生成することは困難である。故に、この画像伝送システムによれば、入力画像の内容を第三者に知られることなく符号化データを伝送することができる。即ち、伝送画像のセキュリティが確保される。尚、画像復号装置は、伝送された鍵情報に基づいて生成された鍵画像を用いて符号化データを復号することによって、入力画像を実質的に復元できる。
(第4の実施形態)
図8及び図9を用いてそれぞれ説明された画像符号化部110及び画像復号部210は、図10及び図11に例示される画像符号化部110及び画像復号部210によってそれぞれ置き換えられてもよい。
図10に例示される画像符号化部110は、減算部611、変換/量子化部602、逆量子化/逆変換部603、加算部604、ループフィルタ部605、画像バッファ部616、予測画像生成部607、エントロピー符号化部608、符号化制御部619及び減算部610を含む。
図10の変換/量子化部602は、予測誤差を減算部601の代わりに減算部611から入力する点で図8の変換/量子化部602とは異なる。図10の加算部604は、予測誤差を予測画像生成部607の代わりに予測画像生成部617から入力する点で図8の加算部604とは異なる。図10のループフィルタ部605は、フィルタ処理された画像を画像バッファ部606の代わりに画像バッファ部616へと出力する点で図8のループフィルタ部605とは異なる。図10のエントロピー符号化部608は、予測情報(例えば、動きベクトル情報を含む)を予測画像生成部607の代わりに予測画像生成部617から入力する点で図8のエントロピー符号化部608とは異なる。
減算部610は、入力画像10を取得し、鍵画像生成部120から鍵画像14を入力する。減算部610は、入力画像10から鍵画像14を減算することによって、差分画像を生成する。減算部610は、差分画像を減算部611へと出力する。即ち、図10の画像符号化部110は、入力画像10の代わりに差分画像を予測符号化する。即ち、鍵画像14を取得できない第三者は、符号化データ15を復号(即ち、残差画像を復元)したとしても、入力画像10を復元するために必要な鍵画像14が不明となるので入力画像10の内容を容易に知ることはできない。
減算部611は、減算部610から差分画像を入力し、予測画像生成部617から予測画像を入力する。減算部611は、入力画像10から予測画像を減算することによって、予測誤差を生成する。減算部611は、予測誤差を変換/量子化部602へと出力する。
画像バッファ部616は、ループフィルタ部605からフィルタ処理された画像を入力する。画像バッファ部616は、フィルタ処理された画像を参照画像として保存する。画像バッファ部616は、必要に応じて、参照画像を予測画像生成部617へと出力する。
予測画像生成部617は、減算部610から差分画像を入力し、画像バッファ部616から参照画像を入力し、符号化制御部619から予測制御情報を入力する。予測画像生成部617は、予測制御情報に従い、差分画像及び参照画像を用いて予測画像を生成する。例えば、予測画像生成部617は、画面内予測または参照画像の動き補償予測を行うことによって、予測画像を生成する。予測画像生成部617は、予測画像を減算部611及び加算部604へと出力する。更に、予測画像生成部617は、予測画像に関する予測情報をエントロピー符号化部608へと出力する。
符号化制御部619は、予測制御情報を生成し、当該予測制御情報を予測画像生成部617へと出力する。符号化制御部619は、予測制御情報を介して予測画像生成部617の動作を制御できる。
図11に例示される画像復号部210は、エントロピー復号部701、逆量子化/逆変換部702、加算部703、ループフィルタ部704、画像バッファ部715、予測画像生成部716及び加算部707を含む。
図11のエントロピー復号部701は、予測情報を予測画像生成部706の代わりに予測画像生成部716へと出力する点で図9のエントロピー復号部701とは異なる。図11の加算部703は、予測画像を予測画像生成部706ではなく予測画像生成部716から入力する点で図9の加算部703とは異なる。図11のループフィルタ部704は、フィルタ処理された画像を画像バッファ部705ではなく画像バッファ部715へ出力する点で図9のループフィルタ部704とは異なる。
画像バッファ部715は、ループフィルタ部704からフィルタ処理された画像を入力する。画像バッファ部715は、フィルタ処理された画像を参照画像として保存する。画像バッファ部715は、必要に応じて、参照画像を予測画像生成部716へと出力する。更に、画像バッファ部715は、表示順に従って、参照画像を差分画像として加算部707へと出力する。
予測画像生成部716は、画像バッファ部715から参照画像を入力し、エントロピー復号部701から予測情報を入力する。予測画像生成部716は、予測情報及び参照画像を用いて予測画像を生成する。例えば、予測画像生成部716は、画面内予測または参照画像の動き補償予測を行うことによって、予測画像を生成する。予測画像生成部716は、予測画像を加算部703へと出力する。
加算部707は、鍵画像生成部220から鍵画像17を入力し、表示順に従って画像バッファ部715から差分画像を入力する。加算部707は、鍵画像17及び差分画像を加算することによって、出力画像を生成する。加算部707は、出力画像を例えば図示されない表示装置へと供給する。
(第5の実施形態)
図8、図9、図10及び図11を用いてそれぞれ説明された画像符号化部110及び画像復号部210は、図12及び図13に例示される画像符号化部110及び画像復号部210によってそれぞれ置き換えられてもよい。
図12に例示される画像符号化部110は、減算部601、変換/量子化部602、逆量子化/逆変換部603、加算部604、ループフィルタ部605、画像バッファ部616、予測画像生成部627、エントロピー符号化部608及び符号化制御部629を含む。
図12の減算部601は、予測画像を予測画像生成部607の代わりに予測画像生成部627から入力する点で図8の減算部601とは異なる。図10の加算部604は、予測画像を予測画像生成部607の代わりに予測画像生成部627から入力する点で図8の加算部604とは異なる。図12の画像バッファ部616は、参照画像を予測画像生成部617の代わりに予測画像生成部627へと出力する点で図10の画像バッファ部616とは異なる。図12のエントロピー符号化部608は、予測情報(例えば、動きベクトル情報を含む)を予測画像生成部607の代わりに予測画像生成部627から入力する点で図8のエントロピー符号化部608とは異なる。
予測画像生成部627は、入力画像10を取得し、鍵画像生成部120から鍵画像14を入力し、画像バッファ部616から参照画像を入力し、符号化制御部619から予測制御情報を入力する。予測画像生成部627は、予測制御情報に従い、入力画像10、鍵画像14及び参照画像を用いて予測画像を生成する。例えば、予測画像生成部627は、画面内予測、参照画像の動き補償予測または鍵画像14からの予測を行うことによって、予測画像を生成する。予測画像生成部627は、予測画像を減算部601及び加算部604へと出力する。更に、予測画像生成部627は、予測画像に関する予測情報をエントロピー符号化部608へと出力する。
符号化制御部629は、予測制御情報を生成し、当該予測制御情報を予測画像生成部627へと出力する。符号化制御部629は、予測制御情報を介して予測画像生成部627の動作を制御できる。具体的には、符号化制御部629は、予測画像生成部627が鍵画像14からの予測を行う頻度を高くすることができる。予測画像生成部627が鍵画像14からの予測を行う頻度が高くなるほど、符号化データ15の復号における当該鍵画像14への依存度は高くなる。即ち、鍵画像14を取得できない第三者は、符号化データ15を取得したとしても、当該符号化データ15を復号するために必要な予測画像が高頻度で不明となるので入力画像10の内容を容易に知ることはできない。
図13に例示される画像復号部210は、エントロピー復号部701、逆量子化/逆変換部702、加算部703、ループフィルタ部704、画像バッファ部725及び予測画像生成部726を含む。
図13のエントロピー復号部701は、予測情報を予測画像生成部706の代わりに予測画像生成部726へと出力する点で図9のエントロピー復号部701とは異なる。図13の加算部703は、予測画像を予測画像生成部706ではなく予測画像生成部726から入力する点で図9の加算部703とは異なる。図13のループフィルタ部704は、フィルタ処理された画像を画像バッファ部705ではなく画像バッファ部725へ出力する点で図9のループフィルタ部704とは異なる。
画像バッファ部725は、ループフィルタ部704からフィルタ処理された画像を入力する。画像バッファ部725は、フィルタ処理された画像を参照画像として保存する。画像バッファ部725は、必要に応じて、参照画像を予測画像生成部726へと出力する。更に、画像バッファ部725は、表示順に従って、参照画像を出力画像18として例えば図示されない表示装置へと供給する。
予測画像生成部726は、鍵画像生成部220から鍵画像17を入力し、画像バッファ部725から参照画像を入力し、エントロピー復号部701から予測情報を入力する。予測画像生成部726は、予測情報、鍵画像17及び参照画像を用いて予測画像を生成する。例えば、予測画像生成部726は、画面内予測、参照画像の動き補償予測または鍵画像17からの予測を行うことによって、予測画像を生成する。予測画像生成部726は、予測画像を加算部703へと出力する。
尚、前述の各実施形態に係る画像伝送システムに含まれる画像符号化装置、画像復号装置及び鍵情報生成装置は、図14に例示されるハードウェアによってそれぞれ実現されてよい。図14のハードウェアは、CPU(Central Processing Unit)801、ROM(Read Only Memory)802、RAM(Random Access Memory)803、通信IF(Interface)804及びバス805を含む。
CPU801、ROM802、RAM803及び通信IF(804)との間のデータのやり取りはバス805を介して行われる。
CPU801は、プログラムを実行することによって、前述の種々の処理を行う機能部として動作することができる。RAM803は、前述の種々のバッファ部として利用されてもよい。通信IF804は、例えば、鍵情報13、符号化データ15などの送受信に利用されてもよい。
上記プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体(例えば、ROM802)に格納して提供されてもよい。プログラムは、インストール可能な形式のファイルまたは実行可能な形式のファイルとして記憶媒体に記憶される。記憶媒体としては、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリなどである。記憶媒体は、プログラムを記憶でき、かつ、コンピュータが読み取り可能であれば、何れであってもよい。また、上記各実施形態の処理を実現するプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ(サーバ)上に格納し、ネットワーク経由でコンピュータ(クライアント)にダウンロードさせてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・入力画像
11,16,20・・・基準画像
12,19・・・補助情報
13・・・鍵情報
14,17・・・鍵画像
15・・・符号化データ
18・・・出力画像
100,300・・・画像符号化装置
110・・・画像符号化部
120,220・・・鍵画像生成部
121,221,511・・・画像選択部
122,222・・・画像補正部
130,230,510・・・鍵情報生成部
131・・・同期マッチング部
132,232・・・画像補正パラメータ生成部
200,400・・・画像復号装置
210・・・画像復号部
231・・・予測マッチング部
500・・・鍵情報生成装置
601,610,611・・・減算部
602・・・変換/量子化部
603,702・・・逆量子化/逆変換部
604,703,707・・・加算部
605,704・・・ループフィルタ部
606,616,705,715,725・・・画像バッファ部
607,617,627,706,716,726・・・予測画像生成部
608・・・エントロピー符号化部
609,619,629・・・符号化制御部
701・・・エントロピー復号部
801・・・CPU
802・・・ROM
803・・・RAM
804・・・通信IF
805・・・バス

Claims (12)

  1. 鍵情報を生成する鍵情報生成部と、
    1枚以上の画像を含む基準画像と前記鍵情報とに基づいて鍵画像を生成する鍵画像生成部と、
    前記鍵画像を用いて入力画像を符号化することによって、符号化データを生成する画像符号化部と
    を具備する、画像符号化装置。
  2. 前記鍵情報は、前記基準画像に含まれる1枚以上の画像から前記鍵画像を生成するために選択される画像を示す識別情報を含む、請求項1の画像符号化装置。
  3. 前記鍵情報は、前記識別情報によって示される画像を補正するための補正パラメータを更に含む、請求項2の画像符号化装置。
  4. 前記鍵情報生成部は、前記基準画像に含まれる1枚以上の画像から前記入力画像と最も類似する画像を探索し、探索された画像を示す識別情報を含む鍵情報を生成する、請求項1の画像符号化装置。
  5. 前記鍵情報生成部は、補助情報に基づいて、前記基準画像に含まれる1枚以上の画像から前記入力画像と最も類似する画像を探索する、請求項4の画像符号化装置。
  6. 前記補助情報は、撮影日、撮影時刻、撮影位置及び撮影方向のうち少なくとも1つの情報を含む、請求項5の画像符号化装置。
  7. 前記入力画像は、第1の移動体が所定の経路を走行している間に当該第1の移動体に取り付けられたカメラによって撮影された画像であり、
    前記基準画像は、第2の移動体が前記経路を走行している間に当該第2の移動体に取り付けられたカメラによって撮影された過去の画像である、
    請求項1の画像符号化装置。
  8. 前記画像符号化部は、前記鍵画像を含む参照画像を用いて前記入力画像を予測符号化することによって前記符号化データを生成する、請求項1の画像符号化装置。
  9. 前記画像符号化部は、前記入力画像から前記鍵画像を減算することによって差分画像を生成し、当該差分画像を予測符号化することによって前記符号化データを生成する、請求項1の画像符号化装置。
  10. 前記画像符号化部は、前記鍵画像を用いて前記入力画像を予測符号化することによって前記符号化データを生成する、請求項1の画像符号化装置。
  11. 1枚以上の画像を含む基準画像と鍵情報とに基づいて鍵画像を生成する鍵画像生成部と、
    前記鍵画像を用いて符号化データを復号することによって、出力画像を生成する画像復号部と
    を具備する、画像復号装置。
  12. 画像符号化装置と画像復号装置とを具備し、
    前記画像符号化装置は、
    鍵情報を生成する鍵情報生成部と、
    1枚以上の画像を含む第1の基準画像と前記鍵情報とに基づいて第1の鍵画像を生成する第1の鍵画像生成部と、
    前記第1の鍵画像を用いて入力画像を符号化することによって、符号化データを生成する画像符号化部と
    を具備し、
    前記画像復号装置は、
    前記画像符号化装置によって伝送された鍵情報と、前記第1の基準画像と同一の第2の基準画像とに基づいて、前記第1の鍵画像と同一の第2の鍵画像を生成する第2の鍵画像生成部と、
    前記画像符号化装置によって伝送された符号化データを、前記第2の鍵画像を用いて復号することによって、出力画像を生成する画像復号部と
    を具備する、
    画像伝送システム。
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