JP2015061139A - 受信装置、チューナモジュール、および干渉源チャネルの特定方法 - Google Patents

受信装置、チューナモジュール、および干渉源チャネルの特定方法 Download PDF

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一秀 田水
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Abstract

【課題】テレビ放送信号受信への干渉が生じたことを検出し、その干渉源を特定する。
【解決手段】選局部102は、受信したデジタル放送信号から、干渉を受けているチャネルである被干渉チャネルを取得する。その後、取得した被干渉チャネルにおける受信品質を算出する。制御部110は、選局部102が算出した受信品質に基づいて、被干渉チャネルに受信障害が生じていることを検出する。被干渉チャネルに受信障害が生じていることを検出した際、制御部110は、選局部102によって全てのチャネルを受信させ、受信したチャネルの電力に基づいて、干渉源となっているチャネルを特定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信装置、チューナモジュール、および干渉源チャネルの特定方法に関し、特に、ホワイトスペースやテレビ放送信号帯域外の帯域にて実施される新サービス環境下におけるテレビ放送信号受信の干渉源の検出に有効な技術に関する。
地上アナログ放送が終了して地上デジタル放送に移行完了した。これにより、地上アナログ放送ではできなかった隣接周波数配置が地上デジタル放送ではできるようになり、周波数の有効利用が可能になった。
具体的には、周波数再編により、今までテレビ放送信号帯域だった710MHz−770MHzが空き周波数とされ、携帯電話やITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)などの新サービスが周波数割り当てされることになった。
また、地域や時間帯によりテレビ周波数帯域内でも使用可能ないわゆるホワイトスペースの利用が検討されることになった。一方、テレビ以外の分野でもデジタル化が進み、テレビ放送信号帯域近傍の周波数を使用するタクシー無線がデジタル化されている。その一方で、これら新分野のサービスは地上デジタル放送受信に干渉を与える可能性があることが報告されている。
ここで、ホワイトスペース利用は、地上デジタル放送が一次業務であるため、ホワイトスペースを利用するいずれのサービスも、地上デジタル放送へ有害な混信を生じさせてはならない。なお、ホワイトスペースを利用するサービスは、地上デジタル放送との干渉検討を行い、混信防止措置を執ることが必要である。
すなわち、ホワイトスペース利用で地上デジタル放送受信に干渉を与えた場合、その対策は、ホワイトスペースを利用したサービス側が行わなければならないことになる。
また、周波数再編後の空き周波数を使用する携帯電話やITSなどに関しても同様に、地上デジタル放送受信に干渉を与えた場合、その対策は携帯電話やITS側が行わなければならない。
ホワイトスペース利用のためには、例えばチャネルスキャンなどの検索を実行することが必要である。チャネルスキャンは、テレビ放送信号用に使用していない周波数帯をUHF(Ultra High Frequency)帯の13chから52chまでの全てのチャンネルをひとつひとつ放送があるかどうかを調査する技術である。
なお、この種のホワイトスペースの検索や利用を実施する技術としては、例えば通信ネットワークを介してエリアワンセグメント放送のチャンネルリストを取得するもの(例えば特許文献1参照)やホワイトスペースサービスの1つで地上デジタル放送と同等方式のエリアワンセグメント放送を受信するための情報を効率的に取得するもの(例えば特許文献2参照)などが知られている。
特開2012−175603号公報 特開2012−147156号公報
ホワイトスペース利用サービスを実施するために、ホワイトスペースを検索する技術やホワイトスペース利用サービスを実施する技術などは示されている。しかし、ホワイトスペースやテレビ放送信号帯域の近傍の帯域で実施される新サービスからテレビ放送信号受信への干渉が生じたその時に、その干渉源を検出して特定する技術については示されていない。
前述したように、ホワイトスペース利用や周波数再編による空き周波数使用によりテレビ放送信号受信への干渉があった場合、その対策は、干渉を発生させた側が行わなければならない。
問題は、テレビ放送信号受信に干渉が生じた場合に、その干渉がホワイトスペース利用または周波数再編による空き周波数使用によるものであることを立証する必要があることである。
この立証が特に難しいのは、これらのサービスが常時行われているわけではなく、ある時間帯だけまたはバースト的に行われているため、例えば専門の調査員が調べたときには、その干渉の症状がでない場合があることである。これは、テレビ放送信号帯域の近傍の周波数を使用するデジタル化タクシー無線による干渉でも同様である。
本発明の目的は、テレビ放送信号受信への干渉が生じたことを検出し、その干渉源を特定する技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態における受信装置は、干渉源検出特定部を有する。この干渉源検出特定部は、受信したデジタル放送信号から、干渉を受けているチャネルである被干渉チャネルを取得し、取得した被干渉チャネルの受信品質に基づいて、該被干渉チャネルに受信障害が生じていることを検出する。
そして、被干渉チャネルに受信障害が生じていることを検出した際に、全てのチャネルを受信し、受信したチャネルの電力に基づいて、干渉源となっているチャネルを特定する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
テレビ放送信号受信への干渉が変化したその際に、干渉の原因を特定することができる。
実施の形態1によるデジタル放送受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図1のデジタル放送受信装置による干渉源検出特定処理の一例を示すフローチャートである。 干渉源スキャンを行うチャネル範囲の一例を示す説明図である。 干渉源検出特定処理が終了したときの記憶部に記憶されている内容の一例を示す説明図である。 図4の他の一例を示す説明図である。 図1のデジタル放送受信装置が有する選局部の詳細構成の一例を示すブロック図である。 図1のデジタル放送受信装置が有する選局部の詳細構成の一例を示す他のブロック図である。 図1のデジタル放送受信装置が有する選局部の詳細構成の一例を示すさらに他のブロック図である。 本実施の形態2による干渉源を検出して特定する干渉源検出特定処理の一例を示すフローチャートである。 図9の干渉源検出特定処理が終了したときの記憶部に記憶されている内容の一例を示す説明図である。 実施の形態3によるデジタル放送受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図11のデジタル放送受信装置による干渉源検出特定処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態4による干渉源検出特定処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態5による干渉源検出特定処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態6による干渉源検出特定処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態7によるデジタル放送受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図16のデジタル放送受信装置に設けられた選局部の構成の一例を示すブロック図である。 図16のデジタル放送受信装置に設けられた選局部の構成の一例を示す他のブロック図である。 図16のデジタル放送受信装置に設けられた選局部の構成の一例を示すさらに他のブロック図である。 図16のデジタル放送受信装置が有する記憶部に記憶されている内容の一例を示す説明図である。 実施の形態8によるデジタル放送受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態9によるデジタル放送受信装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。なお、図面をわかりやすくするために平面図であってもハッチングを付す場合がある。
(実施の形態1)
以下、実施の形態を詳細に説明する。
〈デジタル放送受信装置の構成例〉
図1は、本実施の形態1によるデジタル放送受信装置100の構成の一例を示すブロック図である。
デジタル放送受信装置100は、地上デジタル放送信号を受信する。デジタル放送受信装置100は、図1に示すように、選局部102、デジタル復調部103、多重分離部104、音声デコード部105、出力端子106、映像デコード部107、提示処理部108、出力端子109、制御部110、および記憶部111を有する。また、選局部102、デジタル復調部103、および制御部110によって、干渉源特定検出部が構成されてる。
選局部102は、制御部110からの制御信号に基づいて、外部接続されたアンテナ101が受信した放送信号から受信者が希望した1つの受信チャネル、すなわち受信放送局を選択する。そして、利得制御を行うことによって最適な信号レベルとなるように調節するとともに、中間周波数またはベースバンドに変換して受信チャネル信号としてデジタル復調部103に出力する。
選局部102は、例えばチューナモジュールとして構成され、図1に示すようにデジタル放送受信装置100に設けてもよいしデジタル放送受信装置100とは別に独立して設けることもできる。
デジタル復調部103は、利得制御された受信チャネル信号をデジタル復調してTS(Transport Stream)信号を出力する。多重分離部104は、制御部110により要求された音声データまたは映像データを抽出し、それぞれ音声デコード部105および映像デコード部107に出力する。また、制御部110は、データ放送で送られた情報データを処理し、提示処理部108に出力する。音声デコード部105は、音声データを復号し、音声信号として出力端子106に出力する。
映像デコード部107は、映像データを復号し、映像信号として提示処理部108に出力する。提示処理部108は、映像信号と処理された情報データを多重して出力端子109に出力する。記憶部111は、選局部102にて選局した選局チャネルの電力情報や制御部110が判定した地デジ判定結果などの様々な情報を記憶する。
〈干渉源検出特定処理の例〉
図2は、図1のデジタル放送受信装置100による干渉源検出特定処理の一例を示すフローチャートである。干渉源検出特定処理は、デジタル放送受信装置100がテレビ放送信号受信への干渉が生じたその時に、その干渉源を検出して特定する処理動作である。
一般的に、干渉を受けているチャネル(以下、被干渉チャネルと呼ぶ)の存在は、視聴者が視聴中に、時々またはある時間帯だけ、ブロックノイズ、ブラックアウト、画像の静止、あるいは音声の途切れなどの受信障害の症状を確認することにより認識する。
この被干渉チャネルの干渉の原因を調べる調査モードとしてデジタル放送受信装置100を動作させる。
まず、被干渉ch(以下、図面も含め、チャネルをchと表記することがある)を選局する(ステップS101)。この処理では、まず、被干渉chを、制御部110からの制御信号により、選局部102が選択する。選局部102は、アンテナ101からの受信した放送信号から被干渉chを抽出し、利得制御を行って最適な信号レベルに調節するとともに中間周波数またはベースバンドに変換して、被干渉受信チャネル信号としてデジタル復調部103に出力する。
続いて、受信品質を確認する(ステップS102)。デジタル復調部103は、利得制御された被干渉受信チャネル信号をデジタル復調するとともに、被干渉受信チャネル信号の受信品質を制御部110に出力する。
受信品質は、デジタル復調部103が復調の過程で計算する受信C/N(Carrier to Noise Ratio)、MER(Modulation Error Rate:変調誤差比(コンスタレーションの広がり))、誤り率を利用する。
受信品質がある受信品質基準値を満たしている場合は、正常に受信できていると判断できる。また、受信品質基準値を満たしていない場合には、ブロックノイズやブラックアウト、または画像の静止、音声の途切れなどの受信障害が生じていると判断することができる。
受信品質が正常かどうかを常時監視し、受信障害が生じたときに干渉源スキャンを開始する。図2では、受信品質基準値を満たしている場合、「O.K.」と表記しており、受信障害が生じた場合は、「N.G.」と表記している。
ステップS102の処理において、受信障害が生じたと判断した場合、干渉源スキャンを開始する(ステップS103)。このステップS103の処理では、選局部102が、スキャンする最初の初期chを選局chとして、制御部110からの制御信号に基づいて、アンテナ101からの受信した放送信号から選択する。そして、利得制御を行って最適な信号レベルに調節するとともに中間周波数またはベースバンドに変換して、受信した選局chとしてデジタル復調部103に出力する。
〈干渉源スキャンのチャネル範囲例〉
図3は、干渉源スキャンを行うチャネル範囲の一例を示す説明図である。
図示するように、470MHzから710MHzまでの周波数は、地上デジタル放送信号の領域であり、6MHz帯域幅でチャネルを構成し、13chから52chまである。
13chの下の6MHz帯域幅464MHzから470MHzの間には、デジタルタクシー無線があり、その領域は、467.7MHzから468.55MHzまでである。ここでは、この6MHz帯域をタクシーchと呼ぶ。
710MHzから770MHzまで周波数は、アナログ放送のときには放送信号の領域であったが、デジタル放送に移行した後に、他用途のために開放された周波数帯域である。710MHzから714MHzまでの周波数は、ラジオマイク、718MHzから748MHzまでの周波数は、携帯用端末、755MHzから765MHzまでの周波数は、ITSである。
710MHzから770MHzまでの周波数においても、アナログ放送のときは6MHz帯域幅でチャネルを構成しており、53chから62chまである。53chの帯域内にラジオマイクが、54chから59chの帯域内に携帯用端末が、60chから62chの帯域内にITSが配置されている。
773MHzから803MHzまでの周波数には、携帯用基地局が配置されており、便宜上、この帯域を含む770MHzから806MHzまでの周波数を6MHz帯域幅で分け、63chから68chと考える。
スキャンの順番は、例えば、周波数の低い方から高い方へ、周波数の高い方から低い方へ、先にタクシーchと他用途で使用している53chから68chを行い、それから13chから52chへ、あるいは13chから52chのスキャンを行い、それからタクシーchと他用途で使用している53chから68chへスキャンする、などが考えられる。
また、被干渉チャネルと干渉源は、近接する可能性が高いため被干渉チャネルに近いチャネルからスキャンしてもいい。さらに、被干渉チャネルがタクシーchに近ければタクシーchから、被干渉チャネルが他用途で使用している53chから68chに近ければ他用途で使用している53chあるいは68chからスキャンしてもいい。また、地上デジタル放送信号と判明しているチャネル以外からスキャンしてもよい。
続いて、図2において、ステップS103の処理が終了すると、選局chの電力取得を実行する(ステップS104)。この処理は、選局部102が、選局した選局chの電力を測定して電力情報を制御部110に出力する。制御部110は、その電力情報を記憶部111に記憶させる。選局部102の電力測定の詳細動作に関しては、後述する。
そして、選局chの地デジ(以下図面も含め、地上デジタル放送信号を地デジと表記することがある)判定を取得する(ステップS105)。この処理は、通常、デジタル復調部103から、場合により加えて多重分離部104からの情報で、選局chが地上デジタル放送信号かそれ以外の信号かを制御部110が判定する。
デジタル復調部103が受信した選局chをデジタル復調するときに、地上デジタル放送信号として復調可能かどうかを示す地デジ同期信号で、選局chの信号が地上デジタル放送信号かどうか判別可能である。地デジ同期信号は、デジタル復調部103から出力される。
具体的には、地上デジタル放送信号を構成するフレーム同期信号のロック判定、地上デジタル放送信号のクロック再生ロック判定などが使用できる。デジタル復調部103から制御部110に地デジ同期信号を出力する。
デジタル復調部103からの地デジ同期信号だけで地上デジタル放送信号か、それ以外の信号かを判定できるが、ホワイトスペースで実施されるエリア放送サービスは、地上デジタル放送信号と同じ変調方式を使用するため、地デジ同期信号はロックしてしまい、デジタル復調部103では、判別できない。
そのため、多重分離部104にて選局chが地上デジタル放送信号かエリア放送サービスかを示すサービス情報を分離し、制御部110に出力する。制御部110は、地デジ同期信号およびサービス情報を有する地デジ判定信号を用いて地デジ判定を行う。
地デジ同期信号がアンロックの場合と、地デジ同期信号がロックであってもサービス情報がエリア放送の場合、すなわち地上デジタル放送信号以外の場合に、選局chは、地上デジタル放送信号でないと判定できる。制御部110は、地デジ判定結果を記憶部111に記憶させる。なお、地デジ同期信号のロック/アンロック情報やサービス情報も記憶部111に記憶してもよい。
その後、干渉源判定を行う(ステップS106)。この干渉源判定は、制御部110が、電力情報と地デジ判定を用い、選局chが干渉源かどうかの判定を行う。すなわち、電力情報の値が干渉の生じる前の電力と比較して基準値よりも大きくなっていた場合、その選局chは、干渉源と判断する。
電力情報の値が、干渉の生じる前の電力と比較して基準値よりも大きくなっていない場合、その選局chは干渉源でないと判断し、ステップS108の処理に移る。
干渉の生じる前の各チャネルの電力は、記憶部111に記憶されている。また、記憶部111には、干渉の生じる前の地デジ判定や受信品質も記憶されている。これら干渉の生じる前の情報は、デジタル放送受信装置100を最初に設置したときに、地上デジタル放送信号のチャネルをプリセットする、いわゆる初期スキャンのときに記憶するか、または、被干渉chが干渉を受けていないときに、各チャネルをスキャンして情報収集して記憶しておく。
ステップS106の処理において、制御部110が電力情報の値が干渉の生じる前の電力と比較して基準値よりも大きくなったと判定すると、選局chが干渉源と判断し(ステップS107)、その判断結果を記憶部111に記憶させてステップS108の処理に移る。
〈干渉源の判定例〉
ここで、選局chや地デジ判定情報により、干渉源について次の干渉源判定ができる。
(1)選局chがタクシーチャネルの場合、干渉源は、デジタルタクシー無線
(2)選局chが53chの場合、干渉源は、ラジオマイク
(3)選局chが54chから59chの場合、干渉源は、携帯用端末
(4)選局chが60chから62chの場合、干渉源は、ITS
(5)選局chが63chから68chの場合、干渉源は、携帯用基地局
(6)選局chが13chから52chの場合で、地デジ判定が地上デジタル放送信号でない場合は、干渉源は、ホワイトスペース利用のサービス
(7)選局chが13chから52chの場合で地デジ判定が地上デジタル放送信号である場合は、干渉源は新規中継局などの地上デジタル放送信号の試験放送
となる。
ここで、(1)から(5)は、地上デジタル放送信号の帯域でないため、基本的に地デジ判定は、地上デジタル放送信号でないことを示している。なお、(6)では、地デジ判定信号に含まれる地デジ同期信号のロック/アンロック情報やサービス情報を用いれば、ホワイトスペース利用のサービスがエリア放送かどうかも判別できる。
そして、制御部110は、スキャンが必要な全てのチャネルをスキャンしたかどうかを判断し(ステップS108)、全て終わっていたら処理を終了し、まだ残っていればステップ109の処理に移る。
この処理では、まだスキャンすべきchが残っているので、制御部110は、そのチャネルを選局部102を制御して選局する(ステップS109)。そして、全てのスキャンが終了すると 干渉源検出特定処理を終了する。
〈干渉源検出特定処理後のデータ例〉
図4、図5は、干渉源検出特定処理が終了したときの記憶部111に記憶されている内容の一例を示す説明図である。
図4および図5の例では、地デジ判定が地上デジタル放送信号である場合は「○」を、地上デジタル放送信号でない場合は「×」を示す。受信品質は、0から100の間の整数の数字で表され、0は受信品質が悪く100は、受信品質が良い状況である。電力は、dBμVでの測定値を整数で示す。
例えば受信品質70未満が受信品質の悪い状況、すなわち受信品質70を受信品質基準とする。図4の例では、被干渉chが17chであり、17chの受信品質が90から50に変化したとき受信品質基準を下回り、これをトリガにして干渉源スキャンが開始される。
正常時と干渉時で電力の増加の変化が例えば20以上あった場合に干渉源と判定される。すなわち正常時と干渉時での電力の増加の変化20を干渉基準とすると、図4の例では、19chの電力が2から71に増加し、干渉基準を超える69増加しているため干渉源と判定される。このとき、地デジ判定は、「×」なので、上記した干渉源判定は(6)となる。
なお、地デジ同期信号のロック/アンロック情報やサービス情報を用いれば、ホワイトスペース利用のサービスがエリア放送かどうかも判別できる。
図5の例では、被干渉chが17chであり、17chの受信品質が90から50に変化したときに受信品質基準を下回り、これをトリガにして干渉源スキャンは、開始される。
そして、19chの電力が2から71に増加し、干渉基準を超える69増加しているため、干渉源と判定される。このとき、地デジ判定は、「×」なので、前述した干渉源判定は(6)となる。
ここで、図5が図4と異なっているのは、地上デジタル放送信号である13ch、15ch、および16chの受信品質も受信品質基準を下回っていることである。このような場合、19chの干渉源による電力増加のため、アンテナ101から選局部102の間に、場合により設置されているブースタ(図1では図示せず)や、選局部102の内部増幅器などが飽和を起こしている可能性があることがわかる。制御部110は、このような考えられるデジタル放送受信装置100やそのアンテナやブースタなどの接続環境を含めた不具合状況も判断する。
図5の例では、記憶部111の図5の情報を制御部110が処理し、提示処理部108で多重するとともに、ブースタや選局部102の内部増幅器などが飽和して可能性があることなどの考えられる不具合状況も提示処理部108にて多重し、出力端子109に出力して表示する。
〈選局部の構成例〉
図6、図7、図8は、図1のデジタル放送受信装置100が有する選局部102の詳細構成の一例を示すブロック図である。
選局部102は、図示するように、入力部501、RF(Radio Frequency)フィルタ502、RF可変増幅部503、RF電力検出部504、変換部505、フィルタ506、可変増幅部507、電力検出部508、および出力部509を有する。この選局部102は、先に述べたように、例えば1つのパッケージから構成される半導体集積回路装置などからなるチューナモジュールである。
まず、選局部102による選局動作について、図6を用いて説明する。
アンテナ101からの受信した放送信号を入力部501から入力する。第1のフィルタであるRFフィルタ502は、受信者が希望した受信チャネルを含むRF帯域信号を抽出する。そして、RF可変増幅部503は、RF帯域信号を増幅する。
第1の電力検出部であるRF電力検出部504は、RF可変増幅部503の出力信号の信号レベルを監視し、次段の変換部505の入力に対して最適な信号レベルになるように、第1の増幅制御信号となるRF増幅制御信号をRF可変増幅部503に帰還する。RF増幅制御信号は、RF可変増幅部503の増幅度を制御する信号である。
変換部505は、最適な信号レベルに調整されたRF帯域信号を中間周波数またはベースバンドに変換して第2のフィルタであるフィルタ506に出力する。フィルタ506は、受信チャネル信号を抽出し、可変増幅部507において、抽出された受信チャネル信号を増幅する。
第2の電力検出部である電力検出部508は、可変増幅部507の出力信号の信号レベルを監視し、出力部509を介して接続される図1に示すデジタル復調部103の入力に対して最適な信号レベルになるように可変増幅部507の増幅度を制御する増幅制御信号を可変増幅部507に帰還する。この電力検出部508から出力される増幅制御信号は、第2の増幅制御信号となる。
RFフィルタ502は、変換部505での周波数変換時にイメージ妨害や折り返し雑音の影響を受けないように帯域制限をし、受信者が希望した受信チャネルを含むRF帯域信号を抽出する。
〈選局部の動作例〉
続いて、電力測定時における選局部102の動作について説明する。ここでは、動作例として、図6〜図8に示す3つの例について示す。
まず、図6に示す例では、RF電力検出部504からのRF増幅制御信号を利用する。
制御部110は、RFフィルタ502に対し、選局chとして選局した6MHz帯域のみを抽出するように制御する。これにより、RF電力検出部504で検出した信号レベルは選局chの電力となり、RF増幅制御信号は、その電力値を示すことになるため、これを制御部110に電力情報として出力する。図6の例では、直接選局chの電力を測定できる効果がある。
続いて、図7では、変換部505までは通常の選局動作と同じである。ただし、RF増幅制御信号は、制御部110に出力する。制御部110は、フィルタ506に対し選局chとして選局した6MHz帯域のみを抽出するように制御する。
電力検出部508にて検出した信号レベルは、選局chの電力となり、増幅制御信号は、その電力値を示すことになる。しかし、RF可変増幅部503の増幅度分だけ換算が必要であるので、増幅制御信号を制御部110に出力する。制御部110は、RF増幅制御信号を用いて増幅制御信号を換算し、電力情報を求める。
図7において、フィルタ506は、中間周波数またはベースバンド周波数に固定されており、選局chが変わっても、それに追従して抽出周波数を変えなくてもいいため、精度よく6MHz帯域のみを抽出することができる効果がある。
図8では、制御部110によって、RF増幅制御信号および増幅制御信号のそれぞれをRF可変増幅部503および可変増幅部507に帰還する。
これにより、直接、制御部110からRF可変増幅部503および可変増幅部507の増幅度を調整することができる。例えば、RF可変増幅部503の増幅度や可変増幅部507の増幅度を一定にすることで、図7のRF増幅制御信号を用いた増幅制御信号の換算を精度よく行うことができる効果がある。
また、図6の動作例と図7の動作例の両方の動作を、周波数や他用途の帯域幅などに応じて最適に選択することも可能である。
なお、タクシーchや710MHzから上の周波数の他用途で使用している周波数帯をスキャンするときには、選局部102での選局周波数を中心周波数とし、RFフィルタ502の場合は、その中心周波数に対する帯域幅で、フィルタ506の場合は中間周波数またはベースバンドに対する帯域幅で、選局chを設定してもよい。
例えば、タクシーchの場合、467.7MHzから468.55MHzの帯域[中心周波数468.125MHz、帯域幅±0.425MHz]である。また、710MHzから上の周波数の他用途で使用している周波数帯の場合は、710MHzから714MHzの帯域[中心周波数712MHz、帯域幅±2MHz]は、ラジオマイクであり、718MHzから748MHzの帯域[中心周波数733MHz、帯域幅±15MHz]は、携帯用端末である。
755MHzから765MHzの帯域[中心周波数760MHz、帯域幅±5MHz]は、ITSであり、773MHzから803MHzの帯域[中心周波数788MHz、帯域幅±15MHz]は、携帯用基地局である。
この場合、デジタルタクシー無線や他用途のサービスに対する電力を求めることができ、干渉の原因がはっきり特定できる効果がある。なお、携帯用端末および携帯用基地局は、30MHzの周波数幅を携帯事業者別に10MHzずつ3社に分けるため、帯域幅±5Mとしてさらに細かく選局してもよい(中心周波数:723MHz、733MHz、743MHz、および、778MHz、788MHz、798MHz)。この場合、干渉源が携帯事業者まで特定できる効果がある。
このように、図1のデジタル放送受信装置100の構成において、図2の干渉源検出処理を行う。それにより、被干渉chの受信品質が干渉の生じることで受信障害となる値になったことを検出して干渉源スキャンを開始し、選局帯域の電力値を測定する。そして、正常時には存在していなかった信号の存在を、正常時の選局帯域の電力値を記憶しておき、正常時から干渉時の電力値の変化がある一定量以上増加したことを検出することにより干渉源と特定する。
以上により、デジタル放送受信装置単独で干渉源を特定することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2では、テレビ放送信号受信への干渉が生じたその時に、その干渉源を検出して特定する他の動作例について説明する。
〈干渉源検出特定処理の例〉
図9は、本実施の形態2による干渉源を検出して特定する干渉源検出特定処理の一例を示すフローチャートである。
前記実施の形態1の図2に示した干渉源検出特定処理では、被干渉chの受信品質がある受信品質基準値より下がり、干渉の生じたタイミングを干渉源検出のトリガにしているが、図9の干渉源検出特定処理では、それに加え、被干渉chの干渉がなくなり、正常な受信品質に回復するタイミングも干渉源検出のトリガとして用いている。
以下、図1および図9を用いて説明する。
まず、図9に示すステップS101〜S105、S108、S109の処理については、図2のステップS101〜S105、S108、S109の処理と同様であるので、説明は省略する。
図9において、ステップS105の処理が終了すると、干渉源候補の判定(ステップS201)を行い、その後、選局chを干渉源候補chと断定する(ステップS202)。
ステップS201、S202の処理は、図2のステップS206、S207の処理と同様であるが、これらの処理では、図2のように干渉源と特定せずに、干渉源候補とする。
ステップS108の処理において、スキャンが必要な全てのチャネルのスキャンが終了すると、被干渉chの選局を行う(ステップS203)。
ステップS108の処理で、全チャネルのスキャンが完了すると、被干渉chの受信品質がある受信品質基準値より下がり、干渉の生じたタイミングによる干渉源候補のchが記憶部111に記憶されている。
ステップS203の処理では、干渉を受けている被干渉chの干渉がなくなり、正常な受信品質に回復するタイミングを検出するため、選局部102は、被干渉chを制御部110からの制御信号に基づいて選択する。
続いて、受信品質の確認を行う(ステップS204)。これは、ステップS203の処理と同様であるが、ここでは、受信品質が正常でないかどうかを常時監視し(図9では「N.G.」と表記)、受信障害から回復したときに(図9では「O.K.」と表記)、干渉源スキャンを開始する。
受信障害から回復すると、干渉源候補chの選局を実施する(ステップS205)。ステップS108の処理にて全チャネルのスキャンが完了し、干渉源候補のchが記憶部111に記憶されている。この干渉源候補の中の1つを選局chとして制御部110からの制御信号に基づいて選局部102が選択する。
続いて、選局chの電力を取得し(ステップS206)、干渉源を判定する(ステップS207)。ステップS206の処理は、ステップS104の処理と同様である。ステップS207の干渉源の判定において、制御部110は、電力情報を用いて選局chが干渉源かどうかの判定を行う。
すなわち、電力情報の値が干渉の生じているときの電力と比較してある基準よりも小さくなっていた場合、その選局chは、干渉源と判断する。電力情報の値が干渉の生じているときの電力と比較して、ある基準よりも小さくなっていない場合、その選局chは、干渉源でないと判断し、ステップS209の処理に移る。干渉の生じているときの各干渉源候補chの電力は、制御部110によって記憶部111に記憶されている。
ステップS207の処理において、電力情報の値が干渉の生じているときの電力と比較してある基準よりも小さくなっていた場合には、選局chが干渉源と判断する(ステップS208)。また、判断結果は、制御部110によって記憶部111に記憶され、ステップS209の処理に移る。
干渉源についての干渉源判定は、図2のステップS106の処理で説明したとおりである。なお、地デジ判定情報は、ステップS105の処理で検出しており、制御部110にて記憶部111に記憶されている。
制御部110は、スキャンが必要な全ての干渉源候補chをスキャンしたかどうかを判断し(ステップS209)、全て終わっていたら干渉源検出特定処理を終了する。また、残っていれば、次の干渉源候補chを選局する(ステップS210)。
ステップS210の処理では、まだスキャンすべき干渉源候補chが残っているので、制御部110は、選局部102を制御して、そのチャネルを選局する。そして、全てスキャンが終了となると干渉源検出特定処理が終了となる。
〈干渉源検出特定処理後のデータ例〉
図10は、図9の干渉源検出特定処理が終了したときの記憶部111に記憶されている内容の一例を示す説明図である。なお、図10の語句や数字の説明は、前記実施の形態1の図4および図5の場合と同様である。
図10の例では、被干渉chが17chであり、17chの受信品質が90から50に変化したときに受信品質基準70を下回り、これをトリガにして干渉源スキャンが開始され、まず干渉源候補chを見つける干渉源候補スキャンが行われる。
また、図10において、19chの電力が2から71に増加し、干渉基準20を超える69増加しているために干渉源候補と判定され、さらに52chの電力が2から80に増加し、干渉基準20を超える78増加しているため干渉源候補と判定される。
続いて、被干渉ch17chの受信品質が50から90に変化して受信品質基準70を上回り、これをトリガにして干渉源確定スキャンが行われる。
また、19chの電力が71から2に減少し、干渉基準20を超える69減少しているため干渉源と判定される。一方、52chの電力は、80から変化しておらず、干渉源ではないと判断される。
なお、このように、干渉回復時の情報と正常時の情報が異なっていた場合には、干渉回復時の情報を正常時の情報として記憶部111に記憶しなおしてもよい。
以上のように、図9の干渉源特定検出処理によれば、被干渉chの受信品質が干渉から回復する値になったことを検出して干渉源確定スキャンを開始し、選局帯域の電力値を測定する。そして、干渉時には、存在していた信号が、干渉時から干渉回復時の電力値の変化がある一定量以上減少したことにより干渉源がなくなったことを検出し、これにより干渉時に存在していた信号が干渉源であったと特定する。
これにより、記憶部111で記憶していた正常時の選局帯域の電力値に対して、正常時の情報を記憶後に信号レベルが増加した干渉源ではない他用途使用チャネルを、干渉源と誤検出しない詳細な干渉源検出を可能とすることができる。また、前記実施の形態1と同様に、デジタル放送受信装置単独で干渉源を特定することができる。
(実施の形態3)
〈デジタル放送受信装置の構成例〉
図11は、本実施の形態3によるデジタル放送受信装置100の構成の一例を示すブロック図である。デジタル放送受信装置100は、地上デジタル放送信号を受信する受信装置であり、前記実施の形態1の図1と同一記号は同一機能を示している。
デジタル放送受信装置100は、図11に示すように、前記実施の形態1の図1に対し、双方向通信部601、位置情報確認部602、および時計605を新たに備えた構成となっている。
また、デジタル放送受信装置100は、インターネットなどのデータ通信回線603を介してサーバ604に接続されている。サーバ604は、ホワイトスペースの利用状況をほぼリアルタイムでデータベース化して公開しているサーバである。
双方向通信部601は、サーバ604との通信を行う。位置情報確認部602は、デジタル放送受信装置100が設置されている場所、すなわち位置情報を生成する。
ホワイトスペースとして利用できる周波数は、地域で異なっているため、サーバ604におけるホワイトスペース利用状況のデータベースには、その地域で使用することができるチャネルとその使用状況が示されている。
したがって、デジタル放送受信装置100が、サーバ604を使用するためにはデジタル放送受信装置100の設置されている場所の位置情報が必要であり、位置情報確認部602には、その位置情報が示されている。
デジタル放送受信装置100が、固定的に設置されているのであれば、郵便番号や住所などを、例えばデジタル放送受信装置100の設置時に設定すればよく、移動する可能性があれば、例えばGPS(Global Positioning System)やその他の方法によってデジタル放送受信装置100の位置を確認する必要がある。
〈干渉源検出特定処理の例〉
続いて、図11のデジタル放送受信装置100によるテレビ放送信号受信への干渉が生じたその時に、その干渉源を検出して特定する干渉源検出特定処理について、図11および図12を用い説明する。
図12は、図11のデジタル放送受信装置100による干渉源検出特定処理の一例を示すフローチャートである。なお、図12において、前記実施の形態1の図2と同一符号は、同一の処理を示している。
図12において、ステップS101、S102の処理は、前記実施の形態1の図2のステップS101、S102の処理と同じであるので、説明は省略する。ステップS102の処理において、受信障害が生じた場合(図12では「N.G.」と表記)、デジタル放送受信装置100は、サーバ604のデータベース管理にアクセスした後(ステップS301)、位置情報を送出する(ステップS302)。
ステップS301の処理では、制御部110の制御に基づいて、双方向通信部601がデータ通信回線603を介してホワイトスペース利用状況のデータベースのあるサーバ604に接続する。
また、ステップS302の処理においては、制御部110が、位置情報確認部602に示されている位置情報を取得し、サーバ604に取得した位置情報を送出する。このとき、制御部110は、位置情報をサーバ604にて使用されている書式に変換して送出する。
そして、WS(以下図面も含め、ホワイトスペースをWSと表記することがある)使用chデータを取得する(ステップS303)。デジタル放送受信装置100から送られてきた位置情報から、デジタル放送受信装置100の存在している地域で使用しているWS使用chと、そのサービス内容とがサーバ604にて検索される。
制御部110は、双方向通信部601を使用して、検索したWS使用chとサービス内容とを取得し、記憶部111に記憶する。なお、このとき、WS使用ch更新のタイムラグがあることを考慮し、その地域でホワイトスペースとして使用可能なchを全てWS使用chとして取得してもよい。
その後、干渉源スキャンを開始する(ステップS304)。選局部102は、制御部110からの制御信号に基づいて、記憶部111に記憶された取得したWS使用chの中の1つを、選局chとして選択する。
続いて、ステップS104、S106、S107の処理を行うが、これらは、前記実施の形態1の図2におけるステップS104、S106、S107の処理と同様であるので、説明は省略する。ただし、WS使用chで、その地域において地上デジタル放送信号が放送されることはないため、図2のステップ105の処理は、省略となる。
制御部110は、スキャンが必要な全てのWS使用chをスキャンしたかどうかを判断し(ステップS305)、全て終わっていたら干渉源検出特定処理を終了し、まだ残っていれば、ステップS306の処理へ移る。
まだスキャンすべきWS使用chが残っている場合、制御部110は、選局部102を制御してそのチャネルを選局する(ステップS306)。
このように、図12のデジタル放送受信装置においては、干渉源スキャンするチャネルがWS使用chに限られるため、全チャネルの干渉源をスキャンする場合に比べて、干渉源を検出するまでの時間を短くできることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態4では、前記実施の形態3の図11に示すデジタル放送受信装置100による干渉源検出特定処理の他の例について説明する。
〈干渉源検出特定処理の例〉
図13は、本実施の形態4による干渉源検出特定処理の一例を示すフローチャートである。なお、図12において、図2、図9、および図12と同一符号は、同一の処理を示している。
前記実施の形態3の図12の干渉源検出特定処理では、被干渉chの受信品質がある受信品質基準値より下がり、干渉の生じたタイミングを干渉源検出のトリガにしているが、図13の干渉源検出特定処理では、それに加えて、被干渉chの干渉がなくなり、正常な受信品質に回復するタイミングも干渉源検出のトリガとして用いている。
図13において、ステップS101の処理から、ステップS305の処理にて干渉源候補のスキャンが終了するまでの処理は、図12とほぼ同等である。図13では、図12の干渉源判定が干渉源候補の判定となる。ステップS203の処理以降において、干渉源候補chが検出され、最終的に干渉源が確定するまでの処理は、図9と同様である。
このように、図13に示す干渉源検出特定処理によれば、被干渉chの受信品質が干渉から回復する値になったことを検出して干渉源確定スキャンを開始し、選局帯域の電力値を測定して、干渉時には存在していた信号が、干渉時から干渉回復時の電力値の変化がある一定量以上減少したことにより干渉源がなくなったことを検出する。
これにより、干渉時に存在していた信号が干渉源であったと特定しているので、記憶部111にて記憶していた正常時の選局帯域の電力値に対して、正常時の情報を記憶後に信号レベルが増加した干渉源ではない他用途使用チャネルを、干渉源と誤検出しない詳細な干渉源検出を可能とすることができる。
(実施の形態5)
本実施の形態5においては、図11のデジタル放送受信装置100による干渉源検出特定処理のさらに他の例について、図11および図14を用いて説明する。
〈干渉源検出特定処理の例〉
図14は、本実施の形態5による干渉源検出特定処理の一例を示すフローチャートである。なお、図14において、図2および図12と同一符号は、同一の処理を示している。
また、図11におけるサーバ604は、データベースの情報として、その地域で使用することができるチャネルとその使用状況だけではなく、使用を開始した運用開始時間および使用を終了した運用停止時間がリアルタイムに更新されて示されている。
図14において、ステップS101、S102の処理は、図2と同様である。続いて、第1の判定時間となる受信品質劣化時間を記憶する(ステップS401)。制御部110は、受信品質が正常かどうかを常時監視し(図14ではO.K.と表記)、受信障害が生じたときに(図14では「N.G.」と表記)、その受信障害が生じた受信品質劣化時間を、時計部となる時計605から入手し、記憶部111に記憶する。
そして、ステップS301、S302の処理において、図12と同様の処理を行った後、WSデータを取得する(ステップS402)。デジタル放送受信装置100から送られてきた位置情報に基づいて、サーバ604は、デジタル放送受信装置100の存在している地域で使用しているWS使用chとそのサービス内容、および、WS使用chの運用開始時間、運用停止時間を検索する。制御部110は、双方向通信部601を使用して、サーバ604が検索したそれらWSデータを取得し、記憶部111に記憶する。
続いて、干渉源確認を開始し(ステップS403)、受信品質劣化時間と等しいか否かを判定する(ステップS404)。ステップS403処理において、制御部110は、記憶部111に記憶された取得したWS使用chの中の1つを選択し、その運用開始時間を取り込む。
その後、制御部110は、取り込んだ運用開始時間と受信品質劣化時間とを比較する。サーバ604への登録までにかかる時間や、サーバ604とデジタル放送受信装置100の時間誤差を考慮した偏差分を考慮した規定範囲内に運用開始時間と受信品質劣化時間が入っているかどうかを調べる。
ステップS404の処理おいて、入っていなければ干渉源と判断し(ステップS405)、記憶部111に記憶される。なお、干渉源判定は、図2のステップS107の処理にて説明した(6)しかなく、そのサービス内容は、WSデータに示されている。
ステップS404の処理おいて、規定範囲内に運用開始時間と受信品質劣化時間が入っている場合またはステップS405の処理が終了すると、まだスキャンすべきWS使用chが残っているか否かを判定する(ステップS305)。
スキャンすべきWS使用chが残っている場合は、記憶部111に記憶されたWS使用chの運用開始時間を制御部110に取り込み(ステップS406)、再びステップ404の処理に戻る。スキャンすべきWS使用chが残っていない場合は、干渉源検出特定処理が終了となる。
図14の干渉源特定検出処理によれば、WS使用chの運用開始時間と受信品質劣化時間を比較するだけなので、非常に高速に干渉源を検出することができる。それによって、デジタル放送受信装置100が移動受信していても干渉源を検出することができる効果がある。
(実施の形態6)
図15は、本実施の形態6による干渉源検出特定処理の一例を示すフローチャートである。なお、図15において、図2、図9、図12および図14と同一符号は、同一の処理を示している。
前記実施の形態5の図14の干渉源検出特定処理では、被干渉chの受信品質がある受信品質基準値より下がり、干渉の生じたタイミングを干渉源検出のトリガとした。本実施の形態6の図14の干渉源検出特定処理では、ではそれに加え、被干渉chの干渉がなくなり、正常な受信品質に回復するタイミングも干渉源検出のトリガとして用いる。
〈干渉源検出特定処理の一例〉
図14において、ステップS101からステップS305までの処理は、図14とほぼ同じであり、異なるところは、図15では、ステップS405の処理のように干渉源判定なのに対して、ステップ501の処理においては干渉源候補の判定となる。
続いて、ステップS305の「yes」以降の処理である、干渉源候補chが検出され、最終的に干渉源chが確定するまでを以下に説明する。
まず、図9のステップS204の処理と同様の処理である受信品質の確認を行う(ステップS204)。そして、受信品質回復時間を記憶する(ステップS502)。ステップS204の処理において、受信品質が正常でないかどうかを常時監視する。
そして、受信障害から回復した判断(図15では「O.K.」と表記)すると、ステップS502の処理において、制御部110は、その受信障害が回復した受信品質回復時間を時計605から入手し、記憶部111に記憶する。この受信品質回復時間は、第2の判定時間となる。
その後、データベース管理にアクセスする(ステップS503)。制御部110は、双方向通信部601を使用し、データ通信回線603を介してホワイトスペース利用状況のデータベースのあるサーバ604に接続する。
サーバ604に接続すると、干渉源候補ch情報を送出し(ステップS504)、WSデータを取得する(ステップS505)。ステップS504の処理において、制御部110は、干渉源候補となったWS使用chの情報である干渉源候補ch情報をデジタル放送受信装置100からサーバ604に送出する。
ステップS505の処理では、デジタル放送受信装置100から送られてきた干渉源候補ch情報から、その干渉源候補chであるWS使用chのサービス内容、およびWS使用chの運用開始時間、運用停止時間がサーバ604で検索される。制御部110は、双方向通信部601を使用して、それらWSデータを取得して記憶部111に記憶する。
続いて、WS使用chの運用停止時間を取り込む(ステップS506)。この処理では、制御部110が、記憶部111に記憶された取得した干渉源候補chであるWS使用chの中の1つを選択し、その運用停止時間を取り込む。
そして、受信品質回復時間と等しいか否かを判定する(ステップS507)。制御部110は、取り込んだ運用停止時間と受信品質回復時間を比較する。サーバ604への登録までにかかる時間や、サーバ604とデジタル放送受信装置100の時間誤差を考慮した偏差分を考慮した規定範囲内に運用停止時間と受信品質回復時間が入っているかどうかを調べる。
規定範囲内に運用停止時間と受信品質回復時間が入っている場合は、等しいとして干渉源と判断し(ステップS508)、記憶部111に記憶する。なお、干渉源判定は、基本的に図2のステップ107の処理で説明した(6)しかなく、そのサービス内容はWSデータに示されている。
また、ステップS507の処理において、規定範囲内に運用停止時間と受信品質回復時間が入っていない場合またはステップS508の処理が終了した際、制御部110は、スキャンが必要な全ての干渉源候補chをスキャンしたかどうかを判断する(ステップS509)。
スキャンが必要な全ての干渉源候補chをスキャンしている場合には、干渉源検出特定処理を終了し、スキャンが必要な全ての干渉源候補chをスキャンしていない場合、制御部110は、記憶部111に記憶された干渉源候補chであるWS使用chの運用停止時間を取り込み、ステップS507の処理に戻る。そして、ステップS507〜S510の処理を繰り返し、スキャンが終了すると、干渉源検出特定処理が終了となる。
よって、図15の干渉源検出特定処理によれば、被干渉chの受信品質が干渉から回復する値になったことを検出して干渉源確定スキャンを開始し、運用停止時間と受信品質回復時間を比較する。これによって、運用開始時間と受信品質劣化時間を比較するだけでは特定できなかった干渉源を、より高い精度で確定することができる。
(実施の形態7)
〈デジタル放送受信装置の構成例〉
図16は、本実施の形態7によるデジタル放送受信装置100の構成の一例を示すブロック図である。図16において、図1と同一記号は同一機能を示す。
図16におけるデジタル放送受信装置100は、前記実施の形態1の図1のデジタル放送受信装置100と同じ構成からなる。図16におけるデジタル放送受信装置100が、図1のデジタル放送受信装置100と異なるところは、選局部102の電力検出機能に加え、バースト判定機能を有している点である。選局したチャネルの信号がバーストであるかそうでないかのバースト判定結果は、選局部102から制御部110に送られる。制御部110は、電力値とバースト判定結果とを記憶部111に記憶させる。
干渉信号が連続波の場合は、平均電力を求める電力検出でいいが、干渉信号がバースト波の場合は、平均電力を求めると、干渉信号がバースト的に出ているときのバースト電力と信号が出ていないときが平均されてしまう。その結果、平均電力がバースト電力よりかなり低く測定されてしまう。
干渉は、バースト的に出ているバースト電力のときに発生する可能性が高いので、バースト電力を測定する必要がある。また、バースト電力だけではなく、単にバースト的に干渉信号が変化するだけで可変増幅制御が誤動作を起こし、結果的に受信品質を劣化させることも知られている。そのため、干渉信号がバースト的に出ているかどうかを認識する必要がある。
〈選局部の構成例〉
図17、図18、図19は、図16のデジタル放送受信装置100に設けられた選局部102の構成の一例を示すブロック図である。
図17の選局部102が、前記実施の形態1の図6における選局部102と異なるところは、RF電力検出部504のかわりに電力検出の応答時間を調整することができるRF電力検出部1401を新たに設けた点である。なお、選局動作については、図6と同様である。
〈バースト判定の動作〉
続いて、選局部102によるバースト判定の動作について説明する。ここでは、動作例として、図17〜図19に示す3つの例について説明する。
まず、図17に示す例では、電力検出をRF電力検出部1401からのRF増幅制御信号を利用している。電力検出動作は、図6にて説明したとおりである。RF電力検出部1401は、制御部110から制御信号を受け、電力検出の応答時間を通常の選局動作よりも早い応答とする。制御部110は、RF電力検出部1401の出力でRF可変増幅部503の増幅度を調整するRF増幅制御信号の変化を観測する。
入力部501からの入力信号が連続波であれば、RF増幅制御信号の変化は少なく、バースト波であれば変化が大きい。制御部110は、この変化の違いから入力信号のバースト性を認識し、RF増幅制御信号の最も電力の大きいと判断されるところをバースト電力として測定する。図17の場合には、入力信号がRF周波数の段階で、直接選局chのバースト性とバースト電力を測定できる効果がある。
図18では、図17の電力検出部508の代わりに電力検出部1402を設けた構成からなる。RF電力検出部504からのRF増幅制御信号と電力検出部1402からの増幅制御信号とをそれぞれ利用して電力検出を行っている。電力検出動作は、図7にて説明したとおりである。
電力検出部1402は、制御部110から制御を受け、電力検出の応答時間を通常の選局動作よりも早い応答とし、制御部110は、電力検出部1402の出力で可変増幅部507の増幅度を調整する増幅制御信号の変化を観測する。
入力部501からの入力信号が連続波であれば、増幅制御信号の変化は少なくバースト波であれば変化が大きい。制御部110は、この変化の違いから入力信号のバースト性を認識し、増幅制御信号のいちばん電力の大きいと判断されるところを電力として測定する。
制御部110は、RF増幅制御信号の値も考慮して最終的にバースト電力を求める。図18の場合には、電力検出部1402の入力は、中間周波数またはベースバンド周波数に固定されており、選局chが変わってもそれに追従して抽出周波数を変えなくてもいいため、高精度にバースト判定を行うことができる。
図19では、RF増幅制御信号および増幅制御信号のそれぞれを、制御部110を介してRF可変増幅部503ならびに可変増幅部507に帰還する構成としている。これにより直接、制御部110からRF可変増幅部503、可変増幅部507の増幅度を一定に調整して、増幅制御帰還をかけないで、RF増幅制御信号と増幅制御信号を制御部110で観測することができる。
電力検出動作は、図8にて説明したとおりである。RF電力検出部1401と電力検出部1402とは、制御部110から制御を受け、電力検出の応答時間を通常の選局動作よりも早い応答とし、制御部110は、RF電力検出部1401の出力のRF増幅制御信号の変化と、電力検出部1402の出力の増幅制御信号の変化とを観測する。
入力部501からの入力信号が連続波であれば、RF増幅制御信号および増幅制御信号の変化は少なく、バースト波であれば変化が大きい。制御部110は、この変化の違いから入力信号のバースト性を認識し、RF増幅制御信号および増幅制御信号の最も電力の大きいと判断されるところを電力として測定する。
制御部110は、RF増幅制御信号と増幅制御信号の値とを考慮して最終的にバースト電力を求める。図19の場合には、増幅制御帰還のない状態で入力信号の変化をそのまま観測することができる。
〈干渉源検出特定処理後のデータ例〉
図20は、図16のデジタル放送受信装置100が有する記憶部111に記憶されている内容の一例を示す説明図である。図20は、図16のデジタル放送受信装置100において、図2に示した干渉源検出特定処理を行った後に記憶部111に記憶されている内容を示したものである。この図20に示す語句や数字の説明は、前記実施の形態1の図4および図5の場合と同様である。
図20において、電力は、平均電力である。バースト判定では、「無」がバースト波ではないことを示し(連続波)、バースト波の場合はバースト電力を示す。
図20の例では、被干渉chが17chであり、17chの受信品質が90から50に変化したとき、受信品質基準70を下回り、これをトリガにして干渉源スキャンが開始される。
図20では、平均電力だけ見ると干渉基準20を超える増加のchはないが、バースト判定を見ると19chがバースト波であり、そのバースト電力は71となって、電力が2から71に増加し、干渉基準20を超える69増加しているため干渉源と判定される。
このように、図16のデジタル放送受信装置100によれば、干渉信号がバースト波であっても干渉源として検出ですることができる。なお、図16のデジタル放送受信装置100を用いて図9に示した干渉源検出特定処理を行うようにしてもよい。あるいは、図11に示したデジタル放送受信装置100を、図16のデジタル放送受信装置100の構成とし、図12または図13に示した干渉源検出特定処理を行うようにしてもよい。
(実施の形態8)
〈デジタル放送受信装置の構成例〉
図21は、本実施の形態8によるデジタル放送受信装置100の構成の一例を示すブロック図である。図21において、図1と同一記号は同一機能を示す。
図21に示すデジタル放送受信装置100は、いわゆるダブルチューナを搭載した放送受信装置の例である。
選局部102a、102bは、図1の選局部102と、デジタル復調部103a、103bは図1のデジタル復調部103と、多重分離部104a、104bは図1の多重分離部104と、それぞれ機能は同じである。
処理系として、選局部102a、デジタル復調部103a、および多重分離部104aからなるa系統と、選局部102b、デジタル復調部103b、および多重分離部104bとからなるb系統とがある。アンテナ101からの受信した放送信号は、分配されてa系統とb系統に入力される。
一方の系統、例えばa系統であるチャネルを視聴しながら、同時に他方の系統、例えばb系統で別のチャネルを記録するように使用される。
ここでは、視聴していない方の系統を使用して、図2や図9に示した干渉源検出特定処理を行う。これにより、受信者の視聴を妨げることなく、干渉源を検出することができる。
また、視聴していない方の系統を使用して、図2や図9に示した干渉源検出特定処理を常時行うようにしてもよい。このとき、地上デジタル放送信号が受信できるチャネルを定期的にスキャンして受信品質を確認して、受信品質の劣化を確認したときに、自動的に干渉源スキャン行ってもよい。これにより、受信者が干渉に気づかない場合でも、干渉源を検出することができる。
さらに、図2や図9におけるステップS102の処理やステップS204の処理による受信品質確認は、視聴している系統で行い、受信品質の劣化を確認したときに、自動的に視聴していない系統を用いて干渉源スキャンを行ってもよい。
これにより、自動的に干渉源検出ができるとともに、受信者に干渉が生じたことを認識させることができる効果がある。
(実施の形態9)
〈デジタル放送受信装置の構成例〉
図22は、実施の形態9によるデジタル放送受信装置100の構成の一例を示すブロック図である。図22においては、図11、図21と同一記号は同一機能を示す。
本実施の形態9では、図11に示したデジタル放送受信装置100を、前記実施の形態9の図21に示したダブルチューナを搭載したデジタル放送受信装置100に置き換えた構成としたものである。よって、図22におけるデジタル放送受信装置100は、図21のデジタル放送受信装置100と同じ構成からなる。
前記実施の形態8の図21と同様に、図22のデジタル放送受信装置100においても、視聴していない方の系統、例えばb系統を使用して、図12から図15の干渉源特定検出処理を行う。これにより、受信者の視聴を妨げることなく干渉源を検出することができる効果がある。
また、視聴していない方の系統を使用して、図12から図15の干渉源特定検出処理を常時行うようにしてもよい。このとき、地上デジタル放送信号が受信できるチャネルを定期的にスキャンして受信品質を確認して、受信品質の劣化を確認したときに、自動的に干渉源特定検出処理を行ってもよい。これにより、受信者が干渉に気づかない場合でも干渉源検出ができる効果がある。
このとき、検出した干渉源情報を制御部110が双方向通信部601を制御して、サーバ604やデータ通信回線603に接続されたサーバ606などに自動送信してもよい。サーバ606は、例えばデジタル放送受信装置100の製造メーカが有するサーバである。
これにより、複数の干渉源情報がサーバ604やサーバ606に集まり、これらの情報を解析することで、特定地域に生じている干渉の原因を特定しやすくなる効果がある。
さらに、図2や図9におけるステップS102の処理やステップS204の処理における受信品質確認は、例えばa系統などの視聴している系統で行い、受信品質の劣化を確認したときに、自動的に例えばb系統などの視聴していない系統で干渉源スキャンを行ってもよい。
これにより、自動的に干渉源を検出することができるとともに、受信者に干渉が生じたことを認識させることができる効果がある。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
100 デジタル放送受信装置
101 アンテナ
102 選局部
102a 選局部
102b 選局部
103 デジタル復調部
103a デジタル復調部
103b デジタル復調部
104 多重分離部
104a 多重分離部
104b 多重分離部
105 音声デコード部
106 出力端子
107 映像デコード部
108 提示処理部
109 出力端子
110 制御部
111 記憶部
501 入力部
502 RFフィルタ
503 RF可変増幅部
504 RF電力検出部
505 変換部
506 フィルタ
507 可変増幅部
508 電力検出部
509 出力部
601 双方向通信部
602 位置情報確認部
603 データ通信回線
604 サーバ
605 時計
606 サーバ

Claims (15)

  1. 受信した伝送信号から、干渉を受けているチャネルである被干渉チャネルを取得し、取得した前記被干渉チャネルの受信品質に基づいて、前記被干渉チャネルに受信障害の変化が生じていることを検出した際に、干渉源となっているチャネルを特定する干渉源特定処理を行なう干渉源検出特定部を有する、受信装置。
  2. 請求項1記載の受信装置において、
    前記受信障害の変化とは、前記被干渉チャネルの受信品質が設定された受信品質基準値を満たさないと判定することであり、前記被干渉チャネルに受信障害が生じていると判断する、受信装置。
  3. 請求項1記載の受信装置において、
    前記干渉源検出特定部は、前記受信障害の変化が前記被干渉チャネルの受信品質が設定された受信品質基準値を満たすと判定することであり、前記被干渉チャネルの受信障害がなくなったと判断する、受信装置。
  4. 請求項2記載の受信装置において、
    前記干渉源検出特定部は、
    受信した前記伝送信号からチャネル受信信号を抽出し、前記チャネル受信信号の電力を測定する選局部と、
    取得した前記被干渉チャネルのチャネル受信信号から、受信品質を算出する復調部と、
    前記被干渉チャネルに受信障害が生じていることを検出し、干渉源となるチャネルを特定する制御部と、
    を有し、
    干渉源特定処理のために前記制御部は、前記復調部で算出された前記被干渉チャネルの受信品質が前記受信品質基準値を満たさないと判定した際に、干渉源と考えられる干渉源候補チャネルのチャネル受信信号の電力を前記選局部に測定させ、前記選局部が測定した前記電力と予め測定された前記チャネル受信信号の電力とをそれぞれ比較し、前記選局部が測定した前記電力と予め測定された前記チャネルの電力との差が基準値よりも大きい場合に、前記干渉源候補チャネルを干渉源のチャネルと判断する、受信装置。
  5. 請求項3記載の受信装置において、
    前記干渉源検出特定部は、
    受信した前記伝送信号からチャネル受信信号を抽出し、前記チャネル受信信号の電力を測定する選局部と、
    取得した前記被干渉チャネルのチャネル受信信号から、受信品質を算出する復調部と、
    前記被干渉チャネルに受信障害が生じていることを検出し、干渉源となるチャネルを特定する制御部と、
    を有し、
    干渉源特定処理のために前記制御部は、前記復調部で算出された前記被干渉チャネルの受信品質が前記受信品質基準値を満たすと判定した際に、干渉源と考えられる干渉源候補チャネルのチャネル受信信号の電力を前記選局部に測定させ、前記選局部が測定した前記電力と予め測定された前記チャネル受信信号の電力との差が前記基準値よりも小さい場合に、前記干渉源候補チャネルを干渉源のチャネルと判断する、受信装置。
  6. 請求項2記載の受信装置において、
    前記干渉源検出特定部は、
    取得した前記被干渉チャネルのチャネル受信信号から、受信品質を算出する復調部と、
    前記被干渉チャネルに受信障害が生じていることを検出し、干渉源となるチャネルを特定する制御部と、
    前記受信装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報確認部と、
    時間情報を取得する時計部と、
    通信ネットワークに接続され、ホワイトスペースチャネルのそれぞれの利用情報がリアルタイムに更新されている情報源を有するサーバとの通信を行う双方向通信部と、
    を備え、
    干渉源特定処理のために前記制御部は、前記復調部で算出された前記被干渉チャネルの受信品質が前記受信品質基準値を満たさないと判定した際に、前記時計部から時間情報および前記位置情報確認部から前記受信装置の位置情報をそれぞれ取得し、前記双方向通信部を介して前記サーバにアクセスして使用されている前記ホワイトスペースチャネルの運用開始時間を取得し、前記時計部から取得した前記時間情報と前記サーバから取得した前記運用開始時間とが一致した際に、前記ホワイトスペースチャネルを干渉源のチャネルと判定する、受信装置。
  7. 請求項3記載の受信装置において、
    前記干渉源検出特定部は、
    取得した前記被干渉チャネルのチャネル受信信号から、受信品質を算出する復調部と、
    前記被干渉チャネルに受信障害が生じていることを検出し、干渉源となるチャネルを特定する制御部と、
    前記受信装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報確認部と、
    時間情報を取得する時計部と、
    通信ネットワークに接続され、ホワイトスペースチャネルのそれぞれの利用情報がリアルタイムに更新されている情報源を有するサーバとの通信を行う双方向通信部と、
    を備え、
    干渉源特定処理のために前記制御部は、前記復調部で算出された前記被干渉チャネルの受信品質が前記受信品質基準値を満たすと判定した際に、前記時計部から時間情報および前記位置情報確認部から前記受信装置の位置情報をそれぞれ取得し、前記双方向通信部を介して前記サーバにアクセスして使用されている前記ホワイトスペースチャネルの運用停止時間を取得し、前記時計部から取得した前記時間情報と前記サーバから取得した前記運用停止時間とが一致した際に、前記干渉源候補チャネルを干渉源のチャネルと判断する、受信装置。
  8. 受信した伝送信号から、受信チャネルを含むRF帯域信号を抽出する第1のフィルタと、
    第1の増幅制御信号に基づいて、前記第1のフィルタが抽出した前記RF帯域信号を増幅する第1の可変増幅部と、
    前記第1の可変増幅部が増幅した前記RF帯域信号の信号レベルを監視し、その監視結果に基づいて、前記RF帯域信号の信号レベルを制御する前記第1の増幅制御信号を生成する第1の電力検出部と、
    前記RF帯域信号を中間周波数またはベースバンドに変換する変換部と、
    変換された前記中間周波数または前記ベースバンドから受信チャネル信号を抽出する第2のフィルタと、
    第2の増幅制御信号に基づいて、前記第2のフィルタが抽出した受信チャネル信号を増幅する第2の可変増幅部と、
    前記第2の可変増幅部が増幅した前記受信チャネルの信号レベルを監視し、その監視結果に基づいて、前記受信チャネルの信号レベルを制御する前記第2の増幅制御信号を生成する第2の電力検出部と、
    を有し、
    前記第1のフィルタの通過帯域を前記受信チャネルの帯域とし、前記第1の増幅制御信号を、前記受信チャネル信号の電力を示す信号として出力する、チューナモジュール。
  9. 受信した伝送信号から、受信チャネルを含むRF帯域信号を抽出する第1のフィルタと、
    第1の増幅制御信号に基づいて、前記第1のフィルタが抽出した前記RF帯域信号を増幅する第1の可変増幅部と、
    前記第1の可変増幅部が増幅した前記RF帯域信号の信号レベルを監視し、その監視結果に基づいて、前記RF帯域信号の信号レベルを制御する前記第1の増幅制御信号を生成する第1の電力検出部と、
    前記RF帯域信号を中間周波数またはベースバンドに変換する変換部と、
    変換された前記中間周波数または前記ベースバンドから受信チャネル信号を抽出する第2のフィルタと、
    第2の増幅制御信号に基づいて、前記第2のフィルタが抽出した受信チャネル信号を増幅する第2の可変増幅部と、
    前記第2の可変増幅部が増幅した前記受信チャネルの信号レベルを監視し、その監視結果に基づいて、前記受信チャネルの信号レベルを制御する前記第2の増幅制御信号を生成する第2の電力検出部と、
    を有し、
    前記第1の増幅制御信号と前記第2の増幅制御信号の少なくとも一つを、前記受信チャネル信号の電力を示す信号として出力する、チューナモジュール。
  10. 受信した伝送信号から、受信チャネルを含むRF帯域信号を抽出する第1のフィルタと、
    第1の増幅制御信号に基づいて、前記第1のフィルタが抽出した前記RF帯域信号を増幅する第1の可変増幅部と、
    前記第1の可変増幅部が増幅した前記RF帯域信号の信号レベルを監視し、その監視結果に基づいた第1の制御信号を生成する第1の電力検出部と、
    前記RF帯域信号を中間周波数またはベースバンドに変換する変換部と、
    変換された前記中間周波数または前記ベースバンドから受信チャネル信号を抽出する第2のフィルタと、
    第2の増幅制御信号に基づいて、前記第2のフィルタが抽出した受信チャネル信号を増幅する第2の可変増幅部と、
    前記第2の可変増幅部が増幅した前記受信チャネルの信号レベルを監視し、その監視結果に基づいた第2の制御信号を生成する第2の電力検出部と、
    を有し、
    前記第1の増幅制御信号と前記第2の増幅制御信号の少なくとも一つを制御して、前記第1の制御信号と前記第2の制御信号の少なくとも一つを前記受信チャネル信号の電力を示す信号として出力する、チューナモジュール。
  11. 受信しているチャネルに受信障害が生じた際に、干渉源チャネルを特定する干渉検出部を有する受信装置による干渉源チャネルの特定方法であって、
    前記干渉検出部において、干渉を受けている前記チャネルである被干渉チャネルの受信品質に基づいて、前記被干渉チャネルに受信障害の変化が生じていることを検出するステップと、
    前記被干渉チャネルに受信障害の変化が生じていることを検出した際に、干渉源となるチャネルを特定するステップと、
    を有する、干渉源チャネルの特定方法。
  12. 請求項11記載の干渉源チャネルの特定方法において、
    前記被干渉チャネルに受信障害の変化が生じていることを検出するステップは、前記被干渉チャネルの受信品質が、設定された受信品質基準値を満たさない場合に、前記被干渉チャネルに受信障害が生じていると判断する、干渉源チャネルの特定方法。
  13. 請求項11記載の干渉源チャネルの特定方法において、
    前記被干渉チャネルに受信障害の変化が生じていることを検出するステップは、前記被干渉チャネルの受信品質が、設定された受信品質基準値を満たすと判断した場合に、前記被干渉チャネルから受信障害がなくなったと判断する、干渉源チャネルの特定方法。
  14. 請求項12記載の干渉源チャネルの特定方法において、
    前記干渉源となるチャネルを特定するステップは、
    前記被干渉チャネルの受信品質が前記受信品質基準値を満たさないと判定した際に、ホワイトスペースチャネルの運用開始時間を通信ネットワークに接続されたサーバから取得するステップと、
    前記サーバから取得した前記運用開始時間と前記受信品質基準値を満たさないと判定した際の時間である第1の判定時間とを比較し、前記運用開始時間と前記第1の判定時間とが一致した際に、前記ホワイトスペースチャネルを干渉源のチャネルと判定するステップと、
    を有する、干渉源チャネルの特定方法。
  15. 請求項13記載の干渉源チャネルの特定方法において、
    前記干渉源となるチャネルを特定するステップは、
    前記被干渉チャネルの受信品質が前記受信品質基準値を満たすと判定した際に、ホワイトスペースチャネルの運用停止時間を前記サーバから取得するステップと、
    前記サーバから取得した前記運用停止時間と前記受信品質基準値を満たすと判定した際の時間である第1の判定時間とを比較し、前記運用停止時間と前記第1の判定時間とが一致した際に、前記ホワイトスペースチャネルを干渉源のチャネルと判定するステップと、
    を有する、干渉源チャネルの特定方法。
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