JP2010050663A - 放送受信装置および放送受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】テレビ放送等の受信装置におけるチャネルスキャン時間を短縮する。
【解決手段】本発明の放送受信装置は、アンテナで受信した信号を増幅する第1増幅手段と、局部発信信号の出力信号と周波数乗算し、かつ直交復調する直交復調手段と、第2増幅手段と、2つに分配する分配手段と、この出力信号の一方から所定の周波数以下の信号を抽出する第1抽出手段と、第3増幅手段と、復号手段と、前記分配手段の出力の他方から所定周波数帯域の信号を抽出する第2抽出手段と、この信号レベルを測定する検波手段と、前記アンテナで所望の信号のみ受信した場合の前記第1、第2、第3増幅手段の制御量と前記検波手段による測定結果を予め基準データとして保存するデータ部と、前記検波手段による測定結果と前記基準データから所望の信号以外の無線信号の有無を判定する判定手段と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルテレビ放送等の放送受信装置および放送受信方法に関する。
地上デジタル放送などのテレビジョン放送を受信する際、受信地域により放送局がことなるため、固定テレビ機ではテレビを設置する際に、一度チャネルスキャン(全てのチャネルにおいて信号が存在するかどうかを判定する機能)をして設定することが一般的である。チャネルスキャンには数分程度かかる場合がある。
一方で、近年、地上デジタル放送対応の携帯電話機など、テレビジョン放送を受信再生する機能を搭載した携帯端末の普及が進んでいる。このような携帯型の受信装置でも、上記のようにチャネルスキャンを実施する必要がある。
ところが、家庭内などに固定して設置される固定テレビ受信機と異なり、携帯端末では放送エリアをまたがっての使用が想定されるため、チャネルスキャンを頻繁に実施しなくてはならず、使用者の利便性を大きく損なうこととなる。
従来、チャネルスキャンにかかる時間を短縮する技術として、例えば特許文献1に記載されている。この技術では、必要の無いチャンネルの受信可否確認動作を省略して受信可否確認を実行するチャンネル数を減らすことにより、トータルのチャンネルスキャン時間を短縮することができる。
特開2007−251413号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術を適用した場合、アンプの制御量により隣接チャネル信号の有無を判定することになるが、アンプの制御量は受信信号と隣接チャネル信号のレベル比により様々な値となりうるため、アンプの制御量だけでは精度の良い判定ができないという課題があった。また一般的にアンプの制御量はバラツキが大きいため、アンプの制御量の精度を改善することは難しい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、隣接チャネル信号の有無を精度良く判定することが可能な放送受信装置および放送受信方法を提供することを目的とする。
本発明の放送受信装置は、無線信号を受信するアンテナと、前記アンテナで受信した無線信号を増幅し、かつ増幅量が可変である第1の増幅手段と、前記第1の増幅手段の出力信号を周波数変換するため、局部発信信号から出力された信号と周波数乗算し、かつ直交復調する直交復調手段と、前記直交復調手段から出力された信号を増幅し、かつ増幅量が可変である第2の増幅手段と、前記第2の増幅手段から出力された信号を2方向に分配する分配手段と、前記分配手段から出力された信号の一方から、所定の周波数以下の信号を抽出して出力する第1の抽出手段と、前記第1の抽出手段から出力された信号を増幅し、かつ増幅量が可変である第3の増幅手段と、前記第3の増幅手段から出力された信号を復号する復号手段と、前記分配手段から出力された信号のもう一方から、所定の周波数帯域の信号を抽出して出力する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段から出力された信号の信号レベルを測定する検波手段と、前記アンテナで所望の信号のみ受信された場合における前記第1、第2、第3の増幅手段の制御量と、前記検波手段の測定結果があらかじめ保存されているデータ部と、前記検波手段の測定結果とデータ部に保存されているデータから、所望の信号以外の無線信号の有無を判定する判定手段と、を備える構成を採っている。
この構成により、所望信号以外の無線信号の有無判定を精度良く行うことができる。
また、本発明の放送受信装置は、前記アンテナで所定のレベルで、かつ所望の信号のみ受信された場合における前記第2の増幅手段の制御量と、前記検波手段の測定結果を測定し、あらかじめデータ部に保存されている前記第1、第2、第3の増幅手段の制御量と前記検波手段の特性結果とを比較し、差分がある場合はデータ部に保存されているデータを補正することを特徴としている。
この構成により、データ部の信号を放送受信装置毎に補正することができるため、所望信号以外の無線信号の有無判定を精度良く行うことができる。
また、本発明の放送受信装置は、無線信号を受信する複数のアンテナと、前記複数のアンテナで受信した各々の無線信号を増幅し、かつ増幅量が可変である複数の第1の増幅手段と、前記複数の第1の増幅手段の出力信号を局部発振手段から出力された信号と周波数乗算し、かつ直交復調する複数の直交復調手段と、前記直交復調手段から出力された複数の信号を各々増幅し、かつ増幅量が可変である複数の第2の増幅手段と、
前記複数の第2の増幅手段から出力された信号を2方向に分配する複数の分配手段と、前記複数の分配手段から出力された信号の一方から、所定の周波数以下の信号を抽出して出力する複数の第1の抽出手段と、前記複数の第1の抽出手段から出力された信号を各々増幅し、かつ増幅量が可変である複数の第3の増幅手段と、前記複数の第3の増幅手段から出力された信号を復号する複数の復号手段と、前記複数の分配手段から出力された信号の他方から、所定の周波数帯域の信号を抽出して出力する複数の第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段から出力された信号の信号レベルを測定する複数の検波手段と、前記複数のアンテナで所望の信号のみ受信された場合における前記複数の第1、第2、第3の増幅手段の制御量と、前記複数の検波手段による信号レベルの測定結果を基準データとしてあらかじめ保存されている複数のデータ部と、前記複数の検波手段の測定結果と複数のデータ部に保存されている基準データとを比較し、所望の信号以外の無線信号の有無を判定する複数の判定手段と、、を備える構成を採っている。
この構成により、所望信号以外の無線信号有無結果を複数得ることができるため、無線信号有無判定の精度を改善することができる。
前記複数の判定手段は、全ての判定手段の結果が所望の信号以外の無線信号が有ると判定した場合のみ、所望の信号以外の無線信号が有ると判定することを特徴としている。
この構成により、全ての判定手段の結果が所望の信号以外の無線信号が有りと判定した場合のみ信号有りと判定するので、誤判定する確立を改善することができる。
前記複数の判定手段は、過半数の判定手段の結果が所望の信号以外の無線信号が有ると判定した場合のみ、所望の信号以外の無線信号が有ると判定することを特徴としている。
この構成により、過半数の判定手段の結果が所望の信号以外の無線信号が有りと判定した場合のみ信号有りと判定するので、誤判定する確立を改善することができる。
本発明の放送受信装置は、無線信号を受信する複数のアンテナと、前記複数のアンテナで受信した各々の無線信号を増幅し、かつ増幅量が可変である複数の第1の増幅手段と、前記複数の第1の増幅手段の出力信号を局部発振手段から出力された信号と周波数乗算し、かつ直交復調する複数の直交復調手段と、前記直交復調手段から出力された複数の信号を各々増幅し、かつ増幅量が可変である複数の第2の増幅手段と、前記複数の第2の増幅手段から出力された信号を2方向に分配する複数の分配手段と、前記複数の分配手段から出力された信号の一方から、所定の周波数以下の信号を抽出して出力する複数の第1の抽出手段と、前記複数の第1の抽出手段から出力された信号を各々増幅し、かつ増幅量が可変である複数の第3の増幅手段と、前記複数の第3の増幅手段から出力された信号を復号する複数の復号手段と、前記複数の分配手段から出力された信号の他方から、所定の周波数帯域の信号を抽出して出力する複数の第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段から出力された信号の信号レベルを測定する複数の検波手段と、前記複数のアンテナで所望の信号のみ受信された場合における前記複数の第1、第2、第3の増幅手段の制御量と、前記複数の検波手段による信号レベルの測定結果を基準データとしてあらかじめ保存されている複数のデータ部と、前記複数の検波手段の測定結果と複数のデータ部に保存されている基準データとを比較し、所望の信号以外の無線信号の有無を判定する複数の判定手段と、を備える構成を採っている。
この構成により、1つの判定手段で所望信号以外の無線信号の有無判定をおこなうことができるため、受信回路規模の小型化をすることができる。
本発明によれば、隣接チャネル信号の有無を精度良く判定することが可能な放送受信装置および放送受信方法を提供することができる。
以下、本発明の各実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態は、地上デジタル放送サービスの1つであるワンセグの受信機能を備えた携帯電話機に適用した例である。
まず、ワンセグの概略について説明する。ワンセグは、地上デジタル放送の周波数帯域を構成する13セグメントの1セグメントを用いた放送サービスである。放送局側で、放送番組の画像データおよび音声データは、トランスポートストリーム(transport stream:TS)に多重化される。そして、トランスポートストリームは、誤り訂正符号化を含む所定のデジタル変調が行われ、デジタル変調された信号は、所望の周波数にアップコンバートされて送出される。
図1において、本実施の形態に係る受信装置100は、アンテナ101、増幅器102、ミキサ103、PLLシンセサイザ104、増幅器105、分配器106、ローパスフィルタ107、増幅器108、OFDM復調器109、バンドパスフィルタ110、隣接信号検波部111、隣接信号判定部112、増幅器制御量データ部113を有する。
アンテナ101は、ワンセグの放送波を受信する。
増幅器102(第1の増幅手段に相当)は、アンテナ101を介してワンセグの放送信号を受信し、受信信号を増幅する。
PLLシンセサイザ104(局部信号発振手段に相当)は、ローカル信号を出力する。
ミキサ103(直交復調手段に相当)は、増幅器102の出力信号とPLLシンセサイザ104から出力されたローカル信号が入力され、周波数変換されたIF信号を出力する。
増幅器105(第2の増幅手段に相当)は、ミキサ103から出力された信号を増幅する。
分配器106は、増幅器105から出力された信号を2分配する。
ローパスフィルタ107(第1の抽出手段に相当)は、分配器106から出力された信号の1つが入力され、所定の周波数以下の信号のみ出力する。例えば所望のワンセグ放送チャネルよりも高い周波数のチャネルは出力されることはない周波数設定とする。
増幅器108(第3の抽出手段に相当)は、ローパスフィルタ107から出力された信号を増幅する。
OFDM復調器109(復号手段に相当)は、デジタル復調を行い、元のトランスポートストリームを再生する。
バンドパスフィルタ110(第2の抽出手段)は、分配器106から出力された信号の1つが入力され、所定の周波数帯域の信号のみ出力する。例えばローパスフィルタ107で出力される所望のワンセグチャネルよりも1チャネル分、即ち6MHz高い周波数帯のみ出力する周波数設定とする。
隣接信号検波部111(検波手段に相当)は、バンドパスフィルタ110から出力された信号の電力を算出する。
増幅器制御量データ部113は、所定のワンセグ放送波が異なる電力で入力された際の、入力電力に対する増幅器102、増幅器105、増幅器108の制御量と隣接信号検波部111で算出された電力のデータが保存されている。例えば増幅器の制御量として利得[dB]を用いても良く、また増幅器102、105、108の利得の合計を増幅器の制御量として用いても良い。
隣接信号判定部112(判定手段に相当)は、隣接信号検波部111で信号電力が算出された際の増幅器の制御量をもとに、増幅器制御量データ部113から増幅器の制御量が同じ値のときの隣接信号検波部電力を参照する。この増幅器制御量データ部113に保存されている隣接信号検波電力と現在の隣接信号検波部111で算出された電力値の差分が規定の値以下の場合には隣接信号は無しと判断し、規定の値以上である場合には隣接信号は有りと判定する。
以下、上記構成を有する受信装置100の動作について説明する。まず、本発明の基本的な考え方について説明する。
図2は、増幅器制御量データ部113に保存されるデータの一例である。図2にしめすように入力される所定のワンセグ放送波の信号レベルに応じて、増幅器制御量のGainと隣接信号受信電力のPn+1がそれぞれ保存されている。
図3は、隣接信号の有無判定を説明するフロー図である。まず受信チャネルαを受信するよう設定する。次いで隣接信号受信電力Pn+1(i)を算出し、その時の増幅器制御量Gain(i)を取得する。次いでGain(i)と増幅器制御量データ部に保存されているGain(n)を比較し、以下の条件を満たすGain(n)が存在するか判定する。
Figure 2010050663
ここでΔGainの値は調整が可能であり、任意の値を取りうるものとする。
条件を満たすGain(n)が存在しない場合は、隣接信号は存在しないと判定する。
一方条件を満たすGain(n)が存在する場合は、Pn+1(i)とPn+1(n)が以下の関係を満たすか判定する。
Figure 2010050663
ここでΔPn+1の値は調整が可能であり、任意の値を取りうるものとする。
条件を満たす場合は、隣接信号が存在すると判定する。一方条件を満たさない場合は、隣接信号は存在しないと判定する。
以上の考えに基づいて、受信装置100は、以下のように動作する。
図4は、13ch、15ch、17chにワンセグ放送波が存在する環境下で、13chから50chまでのチャネルスキャンを実施する場合の動作を示した動作の一例である。ここでは最初に13chを受信して受信可否を判断し、その後チャネル数を1chずつ増やして同様の受信可否を判断する。また図中の信号A、信号B、信号C、信号D、信号Eは受信装置100における信号の周波数スペクトルを示している。
アンテナ101にて無線信号Aが受信され、増幅器102にて信号レベルが増幅される。増幅器102から出力された信号と、PLLシンセサイザ104から出力された信号Bがミキサ103に入力される。ここで信号Bは13chを受信できる周波数に設定されている。ミキサ103にて周波数変換され、信号Aの周波数から信号Bの周波数が減算された信号が増幅器105へ入力される。増幅器105から出力された信号が信号Cとなる。
図4に示すとおり、信号Cは信号Aの周波数から信号Bの周波数を減算した周波数スペクトルとなっている。信号Cは分配器106にて2分岐される。一方の信号はローパスフィルタ107へ入力され、例えば1MHz以下の周波数のみ抽出し出力する。ここでは13chの信号以下の周波数のみ抽出し出力されることになる。出力された信号がDであり、13chの信号のみが存在する。信号Dは増幅器108で増幅され、OFDM復調部109へ入力され、元のトランスポートストリームに復調される。この復調が可能かどうかで13chの受信が可能であるかどうかが判断できる。
分配器106から出力されたもう一方の信号は、バンドパスフィルタ110へ入力され、周波数6.563MHzの周波数帯のみを抽出し出力される。出力された信号がEであり、14chの周波数帯の信号のみが存在する。信号Eは隣接信号検波部111へ入力され、信号Eの電力が算出される。算出結果は、隣接信号判定部112へ入力される。この時、隣接信号判定部112には増幅器102、105、108の制御量も入力される。隣接信号判定部112では、増幅器の制御量と規定の差分、例えば±0.5dB以内の制御量データが増幅器制御量データ部113に存在するか比較する。該当するデータが存在しない場合は、信号Eには信号が存在すると判定する。該当するデータが存在する場合には、その時の隣接信号電力と、隣接信号検波部111で算出された隣接信号電力を隣接信号判定部112にて比較する。電力値が規定の差分以下、例えば±0.5dB以内の場合は信号Eには信号が存在しないと判定する。電力値が規定の差分以上の場合は、信号Eには信号が存在すると判定する。
上記動作により、13chの受信可否を判断すると同時に、14chに信号が存在するかどうかを正確判断することができる。この制御を用いると、チャネルサーチおよびチャネルスキャンの時間短縮が可能となる。例えば14chに信号が存在すると判断された場合は、13chの受信可否判断後、14chの受信可否を判断するが、14chに信号が存在しないと判断された場合は、14chの受信可否を判断する必要が無いため次は15chの受信可否を判断すれば良いことになる。この制御により、受信するチャネル数を削減することができるため、スキャン時間の短縮が可能となる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2にかかる受信装置の構成を示すブロック図であり、実施の形態1の図1に対応するものである。図1と同一部分には同一符号を付し、これについての説明を省略する。
図5において、本実施の形態に係る受信装置200は、図1の受信装置100に制御量データ補正部201を追加した点が異なる。次いで制御量データ補正部201の動作について説明する。
図6は、増幅器制御量データ部113に保存されている隣接信号受信電力Pn+1と増幅器制御量Gainの関係をグラフにしたものである。一般に増幅器制御量のGainは
バラツキが大きいことが知られている。例えば図6において隣接信号受信電力がPn+1(1)だったとしても、サンプルバラツキ等で受信装置によってGainの値はGain(1)、Gain‘(1)、Gain“(1)をとりうることがある。つまり図6でしめすようにPn+1とGainのグラフが上下にシフトした関係になり得る。そこで正確な判定を行うにはこのシフト量を補正する必要がある。
図7は、制御量データ補正部にて補正する動作のフロー図である。まず受信装置200の無入力時の隣接信号電力Pn+1(i)と増幅器制御量Gain(i)を算出する。次にあらかじめ増幅器制御量データ部に保存されている無入力時の隣接信号電力Pn+1(0)と増幅器制御量Gain(0)を参照する。次にこれらの差分を算出する。
Figure 2010050663
ここで算出されたα、βを、増幅器制御量データ部に保存されているPn+1およびGainにそれぞれ加算する。これによりGainバラツキを補正することができる。
図8は補正量α、βとPn+1とGainのグラフの関係を表したグラフである。補正を行うことにより、バラツキにより生じていたシフト量がキャンセルされることが分かる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3にかかる受信装置の構成を示すブロック図であり、実施の形態1の図1に対応するものである。図1と同一部分には同一符号を付し、これについての説明を省略する。
図9において、本実施の形態に係る受信装置300は、アンテナ301、増幅器302、ミキサ303、PLLシンセサイザ304、増幅器305、分配器306、ローパスフィルタ307、増幅器308、OFDM復調器309、バンドパスフィルタ310、隣接信号検波部311、隣接信号判定部312、増幅器制御量データ部313を有する。
次に図9の動作について説明する。図9は図1に対しもう1ch受信することが可能である点が異なる。受信装置300は2つの隣接信号判定部を持つ構成となるが、2つの隣接信号判定部が共に隣接信号が無いと判定した時のみ、隣接信号は存在しないと判断することが可能となる。これにより隣接信号が存在しないという判定精度を改善することが可能となる。
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4にかかる受信装置の構成を示すブロック図であり、実施の形態1の図1に対応するものである。図1と同一部分には同一符号を付し、これについての説明を省略する。
図10において、本実施の形態に係る受信装置400は、アンテナ401、増幅器402、ミキサ403、PLLシンセサイザ404、増幅器405、分配器406、ローパスフィルタ407、増幅器408、OFDM復調器409、バンドパスフィルタ410、隣接信号検波部411、隣接信号判定部412、増幅器制御量データ部413を有する。
次に図10の動作について説明する。図10は図9に対し隣接信号判定部が1つである点が異なる。受信装置400は分配器106と分配器406の出力信号をバンドパスフィルタ410へ入力し、その出力信号を用いて隣接信号検波部411にて受信電力を算出する。一方隣接信号判定部412は増幅器102、105、108と増幅器402、405、408の制御量を用いて増幅器制御量データ部413との比較を実施し、隣接信号の有無判定を行う。この構成により、図9の動作において2つの隣接信号判定部が共に隣接信号が無いと判定した時のみ、隣接信号は存在しないと判断する動作をより小さい回路規模にて実現することが可能となる。
本発明に係る放送受信装置は、チャネルサーチ時間およびスキャン時間を短縮できる装置として有用である。
本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図 実施の形態1における増幅器制御量データ部に保存されるデータの一例を示す図 実施の形態1における隣接信号判定部の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態1における受信装置の動作の一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成を示すブロック図 実施の形態2における増幅器制御量のバラツキ量の一例を示す図 実施の形態2における増幅器制御量データ部のデータ補正動作の一例を示すフローチャート 実施の形態2における制御量データ補正部の補正データの一例を示す図 本発明の実施の形態3に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る受信装置の構成を示すブロック図
符号の説明
100、200、300、400 受信装置
101、301、401 アンテナ部
102、105、108、302、305、308、402、405、408 増幅器
103、303、403 ミキサ
104、304、404 PLLシンセサイザ
106、306、406 分配器
107、307、407 ローパスフィルタ
109、309、409 OFDM復調部
110、310、410 バンドパスフィルタ
111、311、411 隣接信号検波部
112、312、412 隣接信号判定部
113、313、413 増幅器制御量データ部
201 制御量データ補正部
414 合成器

Claims (7)

  1. 無線信号を受信するアンテナと、
    前記アンテナで受信した無線信号を増幅し、かつ増幅量が可変である第1の増幅手段と、
    前記第1の増幅手段の出力信号を局部発振手段から出力された信号と周波数乗算し、かつ直交復調する直交復調手段と、
    前記直交復調手段から出力された信号を増幅し、かつ増幅量が可変である第2の増幅手段と、
    前記第2の増幅手段から出力された信号を2方向に分配する分配手段と、
    前記分配手段から出力された信号の一方から、所定の周波数以下の信号を抽出して出力する第1の抽出手段と、
    前記第1の抽出手段から出力された信号を増幅し、かつ増幅量が可変である第3の増幅手段と、
    前記第3の増幅手段から出力された信号を復号する復号手段と、
    前記分配手段から出力された信号の他方から、所定の周波数帯域の信号を抽出して出力する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段から出力された信号の信号レベルを測定する検波手段と、
    前記アンテナで所望の信号のみ受信された場合における前記第1、第2、第3の増幅手段の制御量および前記検波手段による信号レベルの測定結果を基準データとしてあらかじめ保存されているデータ部と、
    前記検波手段による測定結果と前記データ部に保存されている基準データとを比較して、所望の信号以外の無線信号の有無を判定する判定手段と、
    を具備する放送受信装置。
  2. 請求項1記載の放送受信装置において、
    前記アンテナで所定のレベルで、かつ所望の信号のみ受信された場合における前記第1、第2、第3の増幅手段の制御量および前記検波手段による信号レベルを測定し、あらかじめデータ部に保存されている前記第2の増幅手段の制御量と前記検波手段の基準データとを比較し、差分がある場合はデータ部に保存されている基準データを補正することを特徴とする放送受信装置。
  3. 無線信号を受信する複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナで受信した各々の無線信号を増幅し、かつ増幅量が可変である複数の第1の増幅手段と、
    前記複数の第1の増幅手段の出力信号を局部発振手段から出力された信号と周波数乗算し、かつ直交復調する複数の直交復調手段と、
    前記直交復調手段から出力された複数の信号を各々増幅し、かつ増幅量が可変である複数の第2の増幅手段と、
    前記複数の第2の増幅手段から出力された信号を2方向に分配する複数の分配手段と、
    前記複数の分配手段から出力された信号の一方から、所定の周波数以下の信号を抽出して出力する複数の第1の抽出手段と、
    前記複数の第1の抽出手段から出力された信号を各々増幅し、かつ増幅量が可変である複数の第3の増幅手段と、
    前記複数の第3の増幅手段から出力された信号を復号する複数の復号手段と、
    前記複数の分配手段から出力された信号の他方から、所定の周波数帯域の信号を抽出して出力する複数の第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段から出力された信号の信号レベルを測定する複数の検波手段と、
    前記複数のアンテナで所望の信号のみ受信された場合における前記複数の第1、第2、第3の増幅手段の制御量と、前記複数の検波手段による信号レベルの測定結果を基準データとしてあらかじめ保存されている複数のデータ部と、
    前記複数の検波手段の測定結果と複数のデータ部に保存されている基準データとを比較し、所望の信号以外の無線信号の有無を判定する複数の判定手段と、
    を具備する放送受信装置。
  4. 前記複数の判定手段は、
    全ての判定手段の結果が所望の信号以外の無線信号が有ると判定した場合のみ、所望の信号以外の無線信号が有ると判定することを特徴とする請求項3記載の放送受信装置。
  5. 前記複数の判定手段は、前記複数の判定手段のうち過半数の判定手段の結果が所望の信号以外の無線信号が有ると判定した場合のみ、所望の信号以外の無線信号が有ると判定することを特徴とする請求項3記載の放送受信装置。
  6. 無線信号を受信する複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナで受信した各々の無線信号を増幅し、かつ増幅量が可変である複数の第1の増幅手段と、
    前記複数の第1の増幅手段の出力信号を局部発振手段から出力された信号と周波数乗算し、かつ直交復調する複数の直交復調手段と、
    前記直交復調手段から出力された複数の信号を増幅し、かつ増幅量が可変である複数の第2の増幅手段と、
    前記複数の第2の増幅手段から出力された信号を2方向に分配する複数の分配手段と、
    前記複数の分配手段から出力された信号の一方から、所定の周波数以下の信号を抽出して出力する複数の第1の抽出手段と、
    前記第複数の1の抽出手段から出力された信号を増幅し、かつ増幅量が可変である複数の第3の増幅手段と、
    前記複数の第3の増幅手段から出力された信号を復号する複数の復号手段と、
    前記複数の分配手段から出力された信号の他方を合成する第1の合成手段と、
    前記第1の合成手段の出力から、所定の周波数帯域の信号を抽出して出力する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段から出力された信号の信号レベルを測定する検波手段と、
    前記複数のアンテナで所望の信号のみ受信された場合における前記複数の第1、第2、第3の増幅手段の制御量と、前記検波手段の測定結果があらかじめ保存されているデータ部と、前記検波手段の測定結果とデータ部に保存されているデータから、所望の信号以外の無線信号の有無を判定する判定手段と、
    を具備する放送受信装置。
  7. アンテナで受信した無線信号について増幅量を可変に増幅する第1の増幅ステップと、
    前記第1の増幅ステップで出力された信号を局部発振手段から出力された信号と周波数乗算し、かつ直交復調する直交復調ステップと、
    前記直交復調手段から出力された信号について増幅量を可変に増幅する第2の増幅ステップと、
    前記第2の増幅ステップで出力された信号を2方向に分配する分配ステップと、
    前記分配ステップで出力された信号の一方から、所定の周波数以下の信号を抽出して出力する第1の抽出ステップと、
    前記第1の抽出ステップで出力された信号について増幅量を可変に増幅する第3の増幅ステップと、
    前記第3の増幅ステップで出力された信号を復号する復号ステップと、
    前記分配ステップから出力された信号のうち他方から、所定の周波数帯域の信号を抽出して出力する第2の抽出ステップと、
    前記第2の抽出ステップから出力された信号の信号レベルを測定する検波ステップと、
    アンテナで所望の信号のみ受信された場合における前記第1、第2、第3の増幅ステップの制御量および前記検波ステップによる信号レベルの測定結果を基準データとしてあらかじめ保存するデータ保存ステップと、
    新たに検波した測定結果と前記データ保存ステップにて保存された基準データとを比較して、所望の信号以外の無線信号の有無を判定する判定ステップと、
    からなることを特徴とする放送受信方法。
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