JP2008219145A - デジタル放送信号の回線品質監視システムとその監視方法と回線品質監視装置 - Google Patents
デジタル放送信号の回線品質監視システムとその監視方法と回線品質監視装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008219145A JP2008219145A JP2007050136A JP2007050136A JP2008219145A JP 2008219145 A JP2008219145 A JP 2008219145A JP 2007050136 A JP2007050136 A JP 2007050136A JP 2007050136 A JP2007050136 A JP 2007050136A JP 2008219145 A JP2008219145 A JP 2008219145A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- digital broadcast
- broadcast signal
- signal
- line quality
- monitoring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
Abstract
【課題】 デジタル放送信号(放送TS)の回線品質を高速でかつ連続的に監視することができ、劣化し始めを確実に検知できるようにする。
【解決手段】 送信所または中継所において、REMUX装置11から出力される源信となる放送TSを、送信機12にてRS符号による誤り訂正のための符号化処理を経て送出し、受信機16で受信してRS符号による誤り訂正なしの状態で取り出し、監視部13において、源信の放送TSと受信TSとを入力し、源信の放送TSを遅延調整して受信TSと比較し、その比較結果から回線品質を判定する。源信のTS信号の送受信によって等価的にC/N付加され、RS符号による誤り訂正なしの状態で取り出されたTS信号を、遅延調整された源信のTS信号との比較対象とすることで、比較的短時間で高速な比較判定を行い、品質劣化の比較検出点を複数点設けて、劣化し始めを確実に検知する。
【選択図】 図1
【解決手段】 送信所または中継所において、REMUX装置11から出力される源信となる放送TSを、送信機12にてRS符号による誤り訂正のための符号化処理を経て送出し、受信機16で受信してRS符号による誤り訂正なしの状態で取り出し、監視部13において、源信の放送TSと受信TSとを入力し、源信の放送TSを遅延調整して受信TSと比較し、その比較結果から回線品質を判定する。源信のTS信号の送受信によって等価的にC/N付加され、RS符号による誤り訂正なしの状態で取り出されたTS信号を、遅延調整された源信のTS信号との比較対象とすることで、比較的短時間で高速な比較判定を行い、品質劣化の比較検出点を複数点設けて、劣化し始めを確実に検知する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、地上デジタル放送システムの送信所または中継所にて、デジタル放送信号の回線品質を監視する回線品質監視システムとその監視方法と回線品質監視装置に関する。
近年、急速に普及されつつある地上デジタル放送では、送信所または中継所においては、C/N(Carrier to Noise Radio:搬送波電力対ノイズ比)が劣化すると考えられ、そのための受信信号の回線品質を監視するため、誤り訂正前の信号出力のC/N測定、MER(Modulation Error Rate:変調エラー率)測定及び復号後のBER(Bit Error Rate)測定を行うようにしている。
しかながら、C/N測定は、デジタル放送信号の内容比較ではなくレベル比較であるため、測定結果の精度に問題がある。また、MER測定は大量の信号を蓄積して演算する必要があるため時間がかかるという問題がある。また、BER測定は、誤り訂正後ゆえ信号劣化の点が急峻であり、品質劣化のリニアリティが測定できないため、品質劣化の警報点を複数点設定することができず、劣化のし始めを検知することができない。
尚、従来のこの種の測定技術として、特許文献1に、送信所内に送信機と受信機とを配置し、この受信機で受信されるデジタル放送信号に対し、送信機からサービスエリア端までのデジタル放送波伝搬途中で生じる伝搬損と等価の白色雑音を付加した上で、受信機で受信されたデジタル放送信号の搬送波電力対ノイズ比を測定することで、送信所にて送信されるデジタル放送波の品質をリアルタイムで監視するようにしたデジタル放送波品質監視システムが開示されている。
特開2000−332702公報
以上述べたように、従来の地上デジタル放送におけるデジタル放送信号の回線品質監視システムにあっては、測定結果の精度、測定時間、品質劣化のリニアリティ等の面で問題があり、品質劣化によっては画像の破綻を避けられないおそれがある。
本発明は上記の課題を解決すべく、デジタル放送信号の回線品質を高速でかつ連続的に監視することができ、劣化し始めを確実に検知して画像破綻の防止に寄与することのできるデジタル放送信号の回線品質監視システムとその監視方法と回線品質監視装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、デジタル放送信号の回線品質監視システム及びその監視方法と回線品質監視装置は、地上デジタル放送システムに用いられ、送信所または中継所にて送信するデジタル放送信号の回線品質を監視する場合に、源信となる前記デジタル放送信号がリードソロモン符号による誤り訂正のための符号化処理を経て送出されるとき、前記デジタル放送信号を受信して前記リードソロモン符号による誤り訂正なしの状態で取り出し、前記源信のデジタル放送信号を遅延調整して、前記受信されたデジタル放送信号と比較し、その比較結果から回線品質を判定するようにしたことを特徴とする。
上記構成により、送受信間でC/Nが劣化したデジタル放送信号を付加されたデジタル放送信号が、RS復号による誤り訂正オフまたはRS復号による誤り訂正前の状態で取り出され、源信の信号と比較されるため、従来に比して極めて高速で品質監視することが可能となり、連続に近い品質監視を行えるようになる。また、信号劣化カーブが少なく急峻ではないため、品質劣化がリニアに測定することが可能となる。これにより、比較による品質劣化判定レベルを複数点設けることができ、品質劣化のし始めを精度よく検出することが可能となる。
本発明によれば、デジタル放送信号の回線品質を高速でかつ連続的に監視することができ、劣化し始めを確実に検知して画像破綻の防止に寄与することのできるデジタル放送信号の回線品質監視システムとその監視方法と回線品質監視装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1はISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial:地上デジタル放送)方式によるデジタル放送システムに適用される本発明に係る回線品質監視システムの一実施形態を示すブロック図である。このシステムは、例えば送信所に配置される。このシステムにおいて、REMUX(再多重)装置11は、源信であるスタジオからの放送TS信号を送出するもので、このTS信号は送信機12に送られ、同時に回線品質監視部13にも送られる。
上記放送機12は、入力TS信号を変調部121に入力し、ここでビタビ・RS訂正符号の付加、OFDM(Orthogonal Frequency Division Modulation:直交周波数分割多重)変調を施した後、送信部122でRF帯への周波数変換、電力増幅を施して、デジタル放送信号として送信アンテナ14から送出する。この送信アンテナ14から送出されるデジタル放送信号は、その電波の受信エリア内に配置される受信アンテナ15で捕捉されて受信機16に送られる。この受信機16は、入力デジタル放送信号を受信検波部161に入力し、ここで低雑音増幅、IF帯への周波数変換、選局処理を施してベースバンドOFDM信号を検波した後、復調部162でFFT復調A1、ビタビ復号A2、RS復号A3を施して、TS信号を取り出す。このとき、復調部162では、ビタビ復号A2におけるビタビ訂正処理をオフとし、RF復号A3におけるRS符号による誤り訂正処理をオフ状態とする、あるいはRS符号による誤り訂正処理前のTS信号を取り出す。このようにして、受信機16で得られたTS信号は、上記回線品質監視部13に送られる。
上記回線品質監視部13は、REMUX装置11からのTS信号を遅延調整部131に入力し、受信機16からのTS信号に合うように遅延調整して、両者を信号比較部132で比較し、その比較結果を品質判定部133に送ってビットエラー発生の有無等の品質判定を行う。尚、この回線品質監視部13は、必ずしもREMUX装置11が配置されている送信所内に設置する必要はなく、例えば受信機設置箇所等、任意の場所に配置可能である。
上記構成による監視システムでは、源信のTS信号を送信機12、送信アンテナ14から送出し、その送信信号を受信アンテナ15、受信機16で受信して、回線品質監視部13で源信のTS信号と受信TS信号とを遅延調整によって同期させて信号比較し、品質判定を行う。ここで、送信機12及び送信アンテナ14を経て送出される放送信号には、回線経路中に自然発生するノイズが付加される。これは、C/Nが劣化することに相当する。また、このC/N劣化した放送信号を受信し、元のTS信号を取り出す際に、RS符号による誤り訂正を行わないようにし、その分の処理時間を削減する。
すなわち、回線品質監視部13では、源信のTS信号の送受信間によってC/N劣化し、RS符号による誤り訂正オフまたはRS符号による誤り訂正前の状態で取り出されたTS信号が、遅延調整された源信のTS信号との比較対象となっている。このため、比較的短時間で高速な比較、判定が可能となる。また、直接送信信号にC/Nを付加するわけではないので、信号劣化カーブが急峻にならない。このため、品質劣化をリニアに測定することが可能となり、品質劣化の比較検出点を複数点設けることにより、劣化し始めを確実に検知することができる。
したがって、上記構成による監視システムによれば、高速で品質を監視することができるため、連続に近い品質監視が行える。また、信号劣化カーブが急峻ではなく、品質劣化をリニアに測定することができるので、品質劣化点を複数設けることができ、かつ劣化し始めを検知できるので、画像が破綻する前に冗長系への切替制御を行うことが可能となる。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11…REMUX装置、12…送信機、121…変調部、122…送信部、13…回線品質監視部、14…送信アンテナ、15…受信アンテナ、16…受信機、161…受信検波部、162…復調部、A1…FFT復調、A2…ビタビ復号、A3…RS復号、131…遅延調整部、132…信号比較部、133…品質判定部。
Claims (6)
- 地上デジタル放送システムに用いられ、送信所または中継所にて送信するデジタル放送信号の回線品質を監視するシステムであって、
源信となる前記デジタル放送信号がリードソロモン符号による誤り訂正のための符号化処理を経て送出されるとき、前記デジタル放送信号を受信して前記リードソロモン符号による誤り訂正なしの状態で取り出す受信手段と、
前記源信のデジタル放送信号と前記受信手段で取り出されるデジタル放送信号とを入力し、前記源信のデジタル放送信号を遅延調整して前記受信デジタル放送信号と比較し、その比較結果から回線品質を判定する監視手段と
を具備することを特徴とするデジタル放送信号の回線品質監視システム。 - 前記監視手段は、前記比較による品質劣化判定レベルを複数点設けることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送信号の回線品質監視システム。
- 地上デジタル放送システムに用いられ、送信所または中継所にて送信するデジタル放送信号の回線品質を監視する方法であって、
源信となる前記デジタル放送信号がリードソロモン符号による誤り訂正のための符号化処理を経て送出されるとき、前記デジタル放送信号を受信して前記リードソロモン符号による誤り訂正なしの状態で取り出し、
前記源信のデジタル放送信号を遅延調整して、前記受信されたデジタル放送信号と比較し、その比較結果から回線品質を判定することを特徴とするデジタル放送信号の回線品質監視方法。 - 前記比較による品質劣化判定レベルを複数点設けることを特徴とする請求項3記載のデジタル放送信号の回線品質監視方法。
- 地上デジタル放送システムの送信所または中継所にて送信するデジタル放送信号の回線品質を監視する回線品質監視装置であって、
源信となる前記デジタル放送信号を入力して遅延調整する遅延調整手段と、
前記源信のデジタル放送信号がリードソロモン符号による誤り訂正のための符号化処理を経て送出され、当該送出信号を受信して前記リードソロモン符号による誤り訂正なしの状態で取り出されるデジタル放送信号を入力し、前記源信のデジタル放送信号と比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果から回線品質を判定する監視手段と
を具備することを特徴とするデジタル放送信号の回線品質監視装置。 - 前記監視手段は、前記比較による品質劣化判定レベルを複数点設けることを特徴とする請求項5記載のデジタル放送信号の回線品質監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007050136A JP2008219145A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | デジタル放送信号の回線品質監視システムとその監視方法と回線品質監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007050136A JP2008219145A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | デジタル放送信号の回線品質監視システムとその監視方法と回線品質監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008219145A true JP2008219145A (ja) | 2008-09-18 |
Family
ID=39838717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007050136A Pending JP2008219145A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | デジタル放送信号の回線品質監視システムとその監視方法と回線品質監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008219145A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11088789B2 (en) | 2018-11-13 | 2021-08-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Signal quality monitoring apparatus and method |
-
2007
- 2007-02-28 JP JP2007050136A patent/JP2008219145A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11088789B2 (en) | 2018-11-13 | 2021-08-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Signal quality monitoring apparatus and method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101997413B1 (ko) | 수신기 및 데이터 복구 방법 | |
US9601123B2 (en) | Undetectable combining of nonaligned concurrent signals | |
US8009767B2 (en) | Digital demodulating apparatus, digital receiver, controlling method of the apparatus, computer program product for the apparatus, and recording medium recording thereon the product | |
US20100091891A1 (en) | Link quality metric based antenna selection for transceivers | |
US20130336433A1 (en) | Receiving apparatus, receiving method, and program | |
US8665368B2 (en) | Signal acquisition apparatus and method and signal transmission apparatus and method | |
KR20060054288A (ko) | 디지털 방송 수신 장치 및 수신 방법 | |
JP2008219145A (ja) | デジタル放送信号の回線品質監視システムとその監視方法と回線品質監視装置 | |
US8739239B2 (en) | Signal acquisition apparatus and method | |
US8036324B2 (en) | Digital broadcasting receiving apparatus | |
JP2007142918A (ja) | デジタル復調装置、その制御方法、デジタル復調装置用プログラム、デジタル復調装置用プログラムを記録した記録媒体及びデジタル受信装置 | |
JP4363828B2 (ja) | 中継放送波切替装置 | |
JP5145160B2 (ja) | 受信装置及び受信方法 | |
JP2006287342A (ja) | ギャップフィラー装置 | |
JP2010206312A (ja) | 受信装置及び受信装置の受信方法 | |
JP2008085419A (ja) | 受信装置 | |
JP2010050663A (ja) | 放送受信装置および放送受信方法 | |
JP2010239541A (ja) | レベルチェッカ | |
JP2006066959A (ja) | デジタル放送受信装置 | |
JP2010034971A (ja) | Ts信号異常検出装置、ts切替器、stlシステムおよびts系統切替方法 | |
JP2007251322A (ja) | Ofdm信号の伝送品質推定回路およびその方法 | |
KR100917878B1 (ko) | Dmb 전송신호 품질 측정 장치 및 그 방법과, 그를이용한 dmb 방송 수신 시스템 | |
JP5029873B2 (ja) | 受信装置と受信方法 | |
JP6293572B2 (ja) | 放送受信機及びそのミュート制御方法 | |
JP2009177608A (ja) | 受信品質表示装置 |