JP2015061089A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理装置において原稿の読み取り動作が完了すれば、速やかに次の原稿の読み取り動作を開始することが可能な分散処理を行えるようにする。【解決手段】情報処理端末と通信可能であり、原稿をスキャンして読み取ったスキャン画像に対する画像処理を情報処理端末と分散して行う画像処理装置1は、原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する自動原稿搬送部3と、自動原稿搬送部3によって搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取部4と、画像読取部4で生成されるスキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理部12と、画像読取部4が原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでの期間内において画像処理部12による画像処理の実行を中止させる中止処理部24と、スキャン画像又は処理済み画像を情報処理端末へ送信する送信処理部25とを備える構成である。【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラムに関し、原稿を読み取って得られる画像データに対して画像処理を行う技術に関する。
従来、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取装置において、原稿読み取りにより生成した画像データに対する画像処理を、ネットワークに接続されている情報処理装置に分散させて行うようにした技術が知られている(例えば特許文献1)。この従来技術では、画像読取装置が、情報処理装置の画像処理能力及び情報処理装置との通信速度に基づいて画像データに対して行うべき画像処理を情報処理装置で行うか否かを判断する。その結果、情報処理装置で画像処理を行う場合には、画像読取装置が情報処理装置に対して画像データを送信し、情報処理装置において画像データに対する処理を行わせる。そして情報処理装置における画像処理が終了すると、画像読取装置は、情報処理装置から処理済みのデータを受信するように構成される。
特開2012−65284号公報
上記のような従来の分散処理は、原稿を読み取って画像データを生成する処理と、その画像データに対する画像処理とが一連の処理として行われる1つのジョブを速やかに完了させるためのものである。そのため、例えば情報処理装置の画像処理能力が低い場合や、情報処理装置との通信速度が遅い場合には、分散処理は行われず、画像読取装置において一連の処理の全てが実行されることになる。
そのような場合、画像読取装置において原稿の読み取り動作が全て完了しているにもかかわらず、画像処理の全てが未だ完了していないために、次の原稿読み取りを開始できないという事態が発生する。特に、画像読取装置において行われる画像処理が文字認識処理などのように比較的長時間を要する処理である場合には、原稿の読み取り動作が全て終了した後にも画像処理が長時間にわたって画像読取装置のリソース(CPUなど)を占有する。それ故、画像読取装置において次の原稿読み取りを開始できるようになるまでの待機時間が長くなり、次のユーザーが画像読取装置を速やかに使用することができないという問題が発生する。
そこで本発明は、上記従来の問題点を解決すべくなされたものであり、原稿の読み取り動作が完了すれば、速やかに次の原稿の読み取り動作を開始することが可能な分散処理を行えるようにした画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラムを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、情報処理端末と通信可能であり、原稿をスキャンして読み取ったスキャン画像に対する画像処理を前記情報処理端末と分散して行う画像処理装置であって、原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段によって搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取手段と、前記画像読取手段で生成されるスキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理手段と、前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでの期間内において前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させる中止処理手段と、前記画像処理手段による前記画像処理で生成される処理済み画像を前記情報処理端末へ送信すると共に、前記画像処理手段による前記画像処理の実行中又は前記画像処理の実行中止後に前記画像処理手段による前記画像処理が行われないスキャン画像を前記情報処理端末へ送信する送信処理手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記送信処理手段は、前記画像処理で生成される処理済み画像と、前記画像処理が行われないスキャン画像とのそれぞれにページ情報を付加して前記情報処理端末へ送信することを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、前記送信処理手段は、前記画像処理の実行中止後に複数ページ分の処理済み画像を纏めて前記情報処理端末へ送信することを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、前記送信処理手段は、前記画像処理手段によって1ページ分の処理済み画像が生成される都度、前記情報処理端末へ送信することを特徴とする構成である。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記画像処理手段で行われる前記画像処理と同じ処理を前記情報処理端末に行わせるためのプログラムを記憶する記憶手段と、前記情報処理端末との通信接続状態を検知する接続検知手段と、前記接続検知手段により前記情報処理端末との通信接続状態が検知されることに伴い、前記記憶手段に記憶されている前記プログラムを前記情報処理端末にインストールさせるインストール手段と、を更に備えることを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置において、前記中止処理手段は、前記画像読取手段による原稿の読み取り動作が終了するタイミングで前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする構成である。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の画像処理装置において、前記原稿搬送手段は、原稿の有無を検知する原稿検知手段を有し、前記中止処理手段は、前記原稿搬送手段による原稿の自動搬送が開始された後、前記原稿検知手段によって原稿無しが検知されることにより、前記画像読取手段による原稿の読み取り動作が終了するタイミングを検出することを特徴とする構成である。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置において、前記中止処理手段は、前記画像読取手段による原稿の読み取り動作が開始される前に、前記画像処理手段による前記画像処理で生成する処理済み画像のページ数を決定し、前記画像読取手段による原稿の読み取り動作が開始された後、前記画像処理手段による前記画像処理で前記ページ数分の処理済み画像が生成されることに伴い、前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載の画像処理装置において、前記中止処理手段は、前記画像読取手段による原稿の読取枚数を取得し、該読取枚数に基づいて前記画像処理手段による前記画像処理で生成する処理済み画像のページ数を決定することを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、請求項9に記載の画像処理装置において、前記中止処理手段は、前記読取枚数に基づいて前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでに要する原稿読取時間を算出すると共に、前記画像処理手段による前記画像処理の1ページ当たりの処理時間を算出し、前記原稿読取時間以内で生成可能な処理済み画像のページ数を決定することを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載の画像処理装置において、前記中止処理手段は、前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでの期間内において割込ジョブを受信したとき、前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、情報処理端末と通信可能な画像処理装置において、原稿をスキャンして読み取ったスキャン画像に対する画像処理を前記情報処理端末と分散して行う画像処理方法であって、原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する原稿搬送ステップと、自動搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取ステップと、スキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理ステップと、前記画像読取ステップによる原稿の読み取り動作が開始してから終了する期間内において前記画像処理ステップによる前記画像処理の実行を中止させる中止処理ステップと、前記画像処理ステップによる前記画像処理で生成される処理済み画像を前記情報処理端末へ送信すると共に、前記画像処理ステップによる前記画像処理の実行中又は前記画像処理の実行中止後に前記画像処理が行われないスキャン画像を前記情報処理端末へ送信する送信処理ステップと、を有することを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、情報処理端末と、前記情報処理端末と通信可能な画像処理装置と、を備えて構成される画像処理システムであって、前記画像処理装置は、原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段によって搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取手段と、前記画像読取手段で生成されるスキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理手段と、前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから終了する期間内において前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させる中止処理手段と、前記画像処理手段による前記画像処理で生成される処理済み画像を前記情報処理端末へ送信すると共に、前記画像処理手段による前記画像処理の実行中又は前記画像処理の実行中止後に前記画像処理手段による前記画像処理が行われないスキャン画像を前記情報処理端末へ送信する送信処理手段と、を有し、前記情報処理端末は、前記送信処理手段によって送信される処理済み画像を記憶する記憶手段と、前記送信処理手段によって送信されるスキャン画像に対して前記画像処理手段において行われる前記画像処理と同じ処理を行うことにより処理済み画像を生成する処理済み画像生成手段と、前記記憶手段に記憶された処理済み画像と、前記処理済み画像生成手段で生成される処理済み画像とを合わせて出力ファイルを生成するファイル生成手段と、を有することを特徴とする構成である。
請求項14に係る発明は、情報処理端末と通信可能であり、原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段によって搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取手段と、を有する画像処理装置において実行されるプログラムであって、前記画像処理装置を、前記画像読取手段で生成されるスキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理手段、前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでの期間内において前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させる中止処理手段、及び、前記画像処理手段による前記画像処理で生成される処理済み画像を前記情報処理端末へ送信すると共に、前記画像処理手段による前記画像処理の実行中又は前記画像処理の実行中止後に前記画像処理手段による前記画像処理が行われないスキャン画像を前記情報処理端末へ送信する送信処理手段、として機能させることを特徴とする構成である。
本発明によれば、画像処理装置において原稿の読み取り動作が完了すれば、速やかに次の原稿の読み取り動作を開始することが可能である。それ故、画像処理装置において次の原稿読み取りを開始できるようになるまでの待機時間が短くなり、次のユーザーが画像処理装置を速やかに使用することができるようになる。
画像処理システムの一構成例を示す概念図である。 画像処理装置のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。 情報処理端末のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態の画像処理システムにおいて行われる動作シーケンスの一例を示す図である。 図4とは異なる動作シーケンスの一例を示す図である。 第1実施形態の画像処理装置において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 情報処理端末において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 原稿検知部によって原稿無しが検知されるタイミングで画像処理部による画像処理の実行を中止させる場合の動作シーケンスの一例を示す図である。 操作パネルの表示部に表示されるスキャンジョブ設定画面の一例を示す図である。 第2実施形態の画像処理装置において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 ページ数決定処理の詳細な処理手順の一例を示す図である。 スキャン中処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の画像処理システムにおいて行われる動作シーケンスの一例を示す図である。 図13とは異なる動作シーケンスの一例を示す図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に関する画像処理システムの一構成例を示す概念図である。この画像処理システムは、画像処理装置1と、情報処理端末2とが互いにデータ通信を行うことができるように構成されたシステムである。
画像処理装置1は、例えばスキャン機能やプリント機能などを有する複合機によって構成される。この画像処理装置1は、スキャン機能によるスキャンジョブを実行する際に互いに連動させる自動原稿搬送部3と画像読取部4とを備えている。自動原稿搬送部3は、ユーザーによってセットされる原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送するものである。画像読取部4は、自動原稿搬送部3によって自動搬送される原稿が所定の読取位置を通過する際にその画像を光学的に読み取ることによりページ単位の画像データであるスキャン画像を生成するものである。
また画像処理装置1は、プリント機能によるプリントジョブを実行する際に作動させる画像形成部5を備えている。画像形成部5は、例えばLAN(Local Area Network)などのネットワークを介して受信する画像データに基づき印刷用紙などのシート材に画像形成を行ってプリント出力を行うものである。
さらに画像処理装置1は、装置本体の正面側にユーザーが操作可能な操作パネル6を備えている。ユーザーは、この操作パネル6に対する操作を行うことにより、画像処理装置1で実行させるジョブの設定操作などを行うことができる。
このような画像処理装置1は、ユーザーにより自動原稿搬送部3にセットされた原稿を読み取るスキャンジョブを実行するとき、原稿を読み取って生成したページ単位のスキャン画像に対して様々な画像処理を行うことが可能である。例えばユーザーがジョブの設定操作を行うときに予めスキャン画像に対して行うべき画像処理を指定しておくと、画像処理装置1は、原稿を読み取ることによって順次生成されるスキャン画像に対し、ユーザーによって予め指定された画像処理を行うことによりスキャン画像から処理済み画像を生成する。処理済み画像とは、スキャン画像に対して画像処理が施されることにより生成される画像である。このような画像処理としては、例えば画像データをPDF(Portable Document Format)データに変換する処理や、画像データに対するOCR(Optical Character Recognition)などの文字認識処理などが挙げられるが、これらの処理に限られるものではない。また、このような画像処理では、1ページ分のスキャン画像を処理するのに要する処理時間が、画像読取部4において1ページ分のスキャン画像が生成されるのに要する時間よりも長くなるのが一般的である。
一方、情報処理端末2は、例えばスマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)などによって構成される。この情報処理端末2は、有線又は無線によるデータ通信が可能であり、画像処理装置1とデータ通信を行うことにより、画像処理装置1において生成されるスキャン画像や処理済み画像などの画像データを取得することが可能である。
そして画像処理装置1において実行されるスキャンジョブが原稿に含まれる全ページ分のスキャン画像に対して所定の画像処理が施された全ページ分の処理済み画像を情報処理端末2に保存するジョブである場合、本実施形態の画像処理システムは、ページ単位の各スキャン画像に対して行う画像処理を、画像処理装置1と情報処理端末2とに分散させて実行させるように構成される。以下、そのような画像処理システムを構成する画像処理装置1及び情報処理端末2について詳しく説明する。
図2は、画像処理装置1のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置1は、上述した自動原稿搬送部3、画像読取部4、画像形成部5及び操作パネル6の他、制御部10と、画像メモリ11と、画像処理部12と、通信インタフェース13と、ネットワークインタフェース14と、記憶部15とを備えており、これら各部がデータバス19を介して相互にデータの入出力を行うことができる構成である。
自動原稿搬送部3は、原稿の有無を検知するための原稿検知部9を備えている。この原稿検知部9は、例えば自動原稿搬送部3における原稿載置面の複数箇所に設けられた複数の検知センサにより構成され、それら複数の検知センサの少なくとも1つによって原稿が検知されると、自動原稿搬送部3に原稿がセットされたことを検知する。また原稿検知部9は、複数の検知センサのうちで原稿を検知しているセンサの数又は位置に応じてセットされた原稿の原稿サイズを検知することも可能である。
操作パネル6は、表示部6aと操作部6bとを備えている。表示部6aは、例えばカラー液晶ディスプレイによって構成され、操作パネル6を操作するユーザーに対して様々な情報を表示する。操作部6bは、表示部6aの画面上に配置されるタッチパネルセンサや表示部6aの周囲に配置されるテンキーなどのハードキーによって構成される。したがって、ユーザーは、表示部6aに表示される画面を見ながら操作部6bに対する操作を行うことにより、ジョブの設定操作などを行うことができる。
制御部10は、画像処理装置1の各部の動作を統括的に制御するものである。この制御部10は、図示しないCPUとメモリとを有しており、CPUが記憶部15に記憶されている制御プログラム16を読み出して実行することにより、接続検知部21、インストール部22及びジョブ制御部23として機能する。
画像メモリ11は、各種の画像データを記憶するメモリである。この画像メモリ11は、例えばスキャンジョブの実行によって生成されるスキャン画像や、そのスキャン画像に対して画像処理が施された処理済み画像などを一時的に記憶する。また画像メモリ11は、プリントジョブの実行対象としてネットワークを介して受信する画像データなども一時的に記憶する。
画像処理部12は、画像メモリ11に記憶されている画像データに対して様々な画像処理を行うものである。この画像処理部12は、CPU12aとメモリ12bとを有しており、CPU12aが記憶部15に記憶されている画像処理プログラム17を読み出して実行することにより、画像データに対して指定された画像処理を行う。例えばスキャンジョブの実行に伴って画像読取部4で生成されたスキャン画像が画像メモリ11に格納されると、画像処理部12は、そのスキャン画像を読み出し、ユーザーによって予め指定された画像処理を実行することにより処理済み画像を生成する。そして処理済み画像は再び画像メモリ11に格納される。また画像処理部12における画像処理の実行は、ジョブ制御部23によって制御される。
通信インタフェース13は、例えば情報処理端末2との1対1の通信を行うインタフェースである。この通信インタフェース13は、有線又は無線により情報処理端末2との通信を行う。ネットワークインタフェース14は、画像処理装置1をLANなどのネットワークに接続するものであり、ネットワークに接続されている様々な機器との通信を行うものである。尚、情報処理端末2との通信は、このネットワークインタフェース14を介して行うものであっても構わない。
記憶部15は、例えばハードディスクドライブ(HDD)などで構成される不揮発性の記憶手段であり、上述した制御プログラム16及び画像処理プログラム17の他、インストール用プログラム18が予めインストールされている。インストール用プログラム18は、情報処理端末2にインストールするための画像処理プログラムであり、画像処理部12が画像処理プログラム17を実行することによって行われる画像処理と同じ画像処理を情報処理端末2に行わせるためのプログラムである。
次に制御部10の機能について説明する。接続検知部21は、通信インタフェース13又はネットワークインタフェース14を介して情報処理端末2との通信接続状態が確立されたことを検知する処理部である。この接続検知部21は、ユーザーによってスキャンジョブが指定され、そのスキャンジョブによって生成される最終的なデータ(全ページ分の処理済み画像)の出力先が情報処理端末2である場合に機能する。すなわち、ユーザーによってそのようなスキャンジョブが指定されると、接続検知部21は、画像処理装置1においてスキャンジョブの実行が開始される前に、情報処理端末2との通信接続状態が確立されていることを検知する。尚、接続検知部21において情報処理端末2との通信接続状態が確立されていることが検知されていないときには、そのようなスキャンジョブは開始されない。
インストール部22は、接続検知部21によって情報処理端末2との通信接続状態が確立していることが検知されることに伴って機能し、情報処理端末2にインストール用プログラム18をインストールする処理部である。すなわち、インストール部22は、情報処理端末2との通信接続状態が確立すると、画像処理部12において行われる画像処理と同じ画像処理を行うことができるプログラムが情報処理端末2に既にインストールされているか否かを確認し、インストールされていないときには記憶部15からインストール用プログラム18を読み出して情報処理端末2に送信することにより、情報処理端末2へのインストールを行う。尚、情報処理端末2において既にプログラムがインストール済みの場合は、あらためてインストールを行う必要はない。このようなインストール部22による処理についても、画像処理装置1においてスキャンジョブの実行が開始される前に行われる。
ジョブ制御部23は、画像処理装置1において行われるジョブの実行を制御するものである。このジョブ制御部23は、スキャンジョブだけでなく、プリントジョブなどの他のジョブの実行も制御する。ただし、本実施形態では、上述のようにユーザーによって指定されるジョブがスキャンジョブであり、そのスキャンジョブによって生成される最終的なデータの出力先が情報処理端末2である場合にジョブ制御部23において特徴的な処理が行われる。そのため、以下においては、上記のようなスキャンジョブを例に挙げて説明する。
スキャンジョブの場合、ジョブ制御部23は、ユーザーによるジョブの設定操作に基づいて画像処理部12に実行すべき画像処理を指示する。またジョブ制御部23は、スキャンジョブの実行を開始すると、自動原稿搬送部3による原稿搬送動作と画像読取部4による画像読み取り動作とを同期させると共に、画像読取部4によって生成されるスキャン画像を画像メモリ11へ格納したり、画像処理部12においてスキャン画像に対する画像処理を行わせることにより生成される処理済み画像を再び画像メモリ11へ格納したりする。このようなジョブ制御部23は、図2に示すように、中止処理部24と、送信処理部25とを有している。
中止処理部24は、スキャンジョブの実行開始により、画像読取部4が原稿の読み取り動作を開始してから終了する期間内において画像処理部12による画像処理の実行を中止させる処理部である。上述したように画像処理部12において1ページ分のスキャン画像に対する画像処理が行われるとき、その処理時間は、画像読取部4において1ページ分のスキャン画像が生成されるのに要する時間よりも長くなる。そのため、中止処理部24は、画像読取部4が原稿の読み取り動作を開始してから終了する期間内の適当なタイミングにおいて画像処理部12による画像処理の実行を中止させることにより、画像読取部4による原稿の読み取り動作が終了した後にも画像処理部12が長時間にわたって画像処理を継続的に実行することを防止する。
本実施形態における中止処理部24は、画像読取部4において原稿の読み取り動作が終了するタイミングで画像処理部12による画像処理の実行を中止させる。このとき、画像処理部12においてスキャン画像に対する画像処理が実行中である場合、中止処理部24は、その画像処理を途中で強制的に中断させるように構成される。
送信処理部25は、画像処理部12による画像処理で生成される処理済み画像を画像メモリ11から読み出して情報処理端末2へ送信すると共に、画像処理部12による画像処理の実行中又は画像処理の実行中止後に画像処理部12による画像処理が行われないスキャン画像を画像メモリ11から読み出して情報処理端末2へ送信する処理部である。すなわち、スキャンジョブでの読取対象となる原稿に複数のページが含まれている場合、送信処理部25は、各ページについてスキャン画像及び処理済み画像のいずれか一方の画像を情報処理端末2へ送信する。送信処理部25によって画像処理が行われていないスキャン画像が情報処理端末2に送信される場合、そのスキャン画像に対する画像処理は、情報処理端末2において行われる。
例えば、画像読取部4によって生成された1ページ分のスキャン画像が画像メモリ11に格納されたとき、画像処理部12が先のスキャン画像に対する画像処理を実行中であれば、送信処理部25は、画像メモリ11に格納されたスキャン画像を読み出して情報処理端末2に送信する。この場合、画像処理装置1から情報処理端末2に送信される画像のページが順不同となる。そのため、送信処理部25は、画像メモリ11からスキャン画像又は処理済み画像を読み出して情報処理端末2に送信するとき、その画像にページ情報を付加して送信する。これにより、仮に画像処理装置1から情報処理端末2に送信される画像のページが順不同となっても、情報処理端末2において正しいページ順序に並べ替えることができるようになる。
次に図3は、情報処理端末2のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。情報処理端末2は、CPU30と、メモリ31と、表示部32と、操作部33と、通信インタフェース34と、ネットワークインタフェース35と、記憶部36とを備えており、これら各部がデータバス39を介して相互にデータの入出力を行うことができる構成である。
CPU30は、記憶部36に記憶されている各種プログラムを実行することにより、各部の動作を制御するものである。メモリ31は、CPU30がプログラムを実行することに伴って発生する一時的なデータなどを記憶するものである。表示部32は、例えばカラー液晶ディスプレイによって構成され、情報処理端末2を使用するユーザーに対して様々な情報を表示する。操作部33は、表示部32の画面上に配置されるタッチパネルセンサなどによって構成され、ユーザーによる操作入力を受け付ける。通信インタフェース34は、例えば画像処理装置1との1対1の通信を行うインタフェースである。この通信インタフェース34は、有線又は無線により画像処理装置1との通信を行う。ネットワークインタフェース35は、情報処理端末2をLANなどのネットワークに接続するものであり、ネットワークに接続されている様々な機器との通信を行うものである。尚、画像処理装置1との通信は、このネットワークインタフェース35を介して行うものであっても構わない。記憶部15は、例えばソリッドステートドライブ(SSD)などで構成される不揮発性の記憶手段であり、様々なプログラムやデータなどを記憶する。
図3では、記憶部36に基本プログラム48と画像処理プログラム49とが記憶されている場合を例示している。基本プログラム48は、情報処理端末2に予めインストールされているプログラムである。また画像処理プログラム49は、画像処理装置1のインストール部22によって送信されるインストール用プログラム18をCPU30が実行することにより、記憶部36にインストールされるプログラムである。
CPU30は、基本プログラム48を実行することにより、通信制御部41として機能する。通信制御部41は、通信インタフェース34又はネットワークインタフェース35を介して画像処理装置1との通信接続状態を確立し、画像処理装置1とのデータ通信を行う処理部である。
またCPU30は、画像処理プログラム49を実行することにより、画像処理装置1においてスキャンジョブが行われるときに画像処理装置1と連携して画像処理を行う連携動作部42として機能する。この連携動作部42は、画像処理装置1からスキャン画像や処理済み画像を受信すると、それらの画像をメモリ31に一時的に格納し、画像処理装置1で行われなかったその後の処理を行うものである。また連携動作部42は、図3に示すように、処理済み画像生成部43と、ファイル生成部45とを有している。
処理済み画像生成部43は、画像処理装置1から画像処理の行われていないスキャン画像を受信した場合に、そのスキャン画像に対して画像処理装置1で行われる画像処理と同じ画像処理を行って処理済み画像を生成する処理部である。そのため、この処理済み画像生成部43は、画像処理装置1の画像処理部12で行われる画像処理と同じ画像処理を行う画像処理部44を有している。この画像処理部44によって行われる画像処理の処理速度は、CPU30の処理能力に依存するが、一般的には画像処理装置1の画像処理部12による処理速度よりも遅くなる。そのため、スキャンジョブ全体としての処理効率を考慮すると、スキャン画像に対する画像処理は、画像処理装置1の画像処理部12でなるべく多く実施できるようにすることが好ましい。
ファイル生成部45は、画像処理装置1で読み取られた原稿に含まれる全ページ分の処理済み画像がメモリ31に記憶されることに伴って機能し、各ページの処理済み画像をページ情報に基づいて正しいページ順序に並べ替えると共に、それら処理済み画像を纏めて1つの出力ファイルを生成する処理部である。すなわち、ファイル生成部45は、画像処理装置1の画像処理部12によって生成された処理済み画像と、処理済み画像生成部43によって生成された処理済み画像とを合わることにより、画像処理装置1で読み取られた原稿に対応する出力ファイルを生成する。ファイル生成部45によって出力ファイルが生成されると、スキャンジョブによる最終的なデータ(全ページ分の処理済み画像)が情報処理端末2において保持された状態となる。そのため、ファイル生成部45によって出力ファイルが生成されることにより、画像処理装置1で開始されたスキャンジョブが終了する。
図4は、上記のような画像処理システムにおいて行われる動作シーケンスの一例を示す図である。尚、図4では、スキャンジョブによって8ページ分の原稿を読み取る場合を例示しており、矩形枠の中の数字は処理対象のページ数を表している。図4に示すように、画像処理装置1は、タイミングT0で原稿の読み取り動作を開始する。そして所定時間経過後のタイミングT1で1ページ目の読み取り動作が完了し、1ページ目のスキャン画像が生成される。そのため、画像処理装置1は、タイミングT1から2ページ目の読み取り動作を開始すると共に、1ページ目のスキャン画像に対する画像処理の実行を開始する。このとき、1ページ目のスキャン画像は情報処理端末2に送信しない。
そして所定時間経過後のタイミングT2で2ページ目の読み取り動作が完了し、2ページ目のスキャン画像が生成される。このとき、1ページ目のスキャン画像に対する画像処理が未だ終了していない。そのため、画像処理装置1は、2ページ目のスキャン画像を情報処理端末2へ送信する。また画像処理装置1は、タイミングT2から3ページ目の読み取り動作を開始する。そして所定時間経過後のタイミングT3で3ページ目の読み取り動作が完了し、3ページ目のスキャン画像が生成される。このとき、1ページ目のスキャン画像に対する画像処理が完了している。そのため、画像処理装置1は、タイミングT3から4ページ目の読み取り動作を開始すると共に、3ページ目のスキャン画像に対する画像処理の実行を開始する。このときも3ページ目のスキャン画像は情報処理端末2に送信しない。
また情報処理端末2は、タイミングT3で画像処理装置1から送信される2ページ目のスキャン画像の受信を完了する。そのため、情報処理端末2は、タイミングT3から2ページ目のスキャン画像に対する処理済み画像生成処理を開始する。
その後、画像処理装置1では、所定時間が経過する度に4ページ目以降の各スキャン画像が順次生成されていく。そしてスキャン画像が生成されたタイミングで画像処理部12による画像処理が実行中であれば、画像処理装置1は、そのスキャン画像を情報処理端末2に送信する。これに対し、スキャン画像が生成されたタイミングで画像処理部12による画像処理が実行中でない場合、画像処理装置1は、そのスキャン画像に対する画像処理の実行を開始する。そして画像処理部12において画像処理が行われるスキャン画像は、情報処理端末2に送信されない。
一方、情報処理端末2は、タイミングT5で4ページ目のスキャン画像の受信を完了する。このとき、2ページ目のスキャン画像に対する処理済み画像生成処理は終了していない。そのため、情報処理端末2は、4ページ目のスキャン画像をメモリ31に保存しておき、2ページ目のスキャン画像に対する処理済み画像生成処理が終了してから4ページ目のスキャン画像に対する処理済み画像生成処理を開始する。以後、他のスキャン画像を受信した場合も同様である。
そしてタイミングT8になると、画像処理装置1において8ページ目の読み取り動作が完了し、8ページ目のスキャン画像が生成される。これにより、画像読取部4による原稿読み取り動作が全て完了する。そして画像処理装置1において中止処理部24が機能し、画像処理部12による画像処理を中止させる。すなわち、タイミングT8では、7ページ目のスキャン画像に対する画像処理が実行中であるため、中止処理部24は、その画像処理を途中で中断させる。これにより、画像処理装置1において7ページ目の処理済み画像が生成されなくなる。そのため、画像処理装置1は、7ページ目のスキャン画像を画像メモリ11から読み出し、そのスキャン画像を情報処理端末2へ送信する。また画像処理装置1は、7ページ目のスキャン画像に続き、8ページ目のスキャン画像を情報処理端末2へ送信する。そしてタイミングT9で8ページ目のスキャン画像の送信が完了すると、画像処理装置1は、それに引き続き、画像処理が中止されるまでに画像処理部12で生成された複数ページ分の処理済み画像を纏めて情報処理端末2へ送信する。この処理済み画像の送信は、タイミングT10で完了する。
情報処理端末2は、画像処理装置1から受信するスキャン画像に対し、処理済み画像生成処理を順に行っていく。そして8ページ目のスキャン画像に対する処理済み画像生成処理が完了すると、その後、ファイル生成部45による出力ファイルの生成処理が行われる。そして出力ファイルの生成処理がタイミングT12で完了すると、スキャンジョブが終了する。
図4のような動作シーケンスによれば、画像処理装置1において処理済み画像の送信が完了すると、画像処理装置1で行うべき処理が全て終了する。すなわち、処理済み画像の送信が完了するタイミングT10以降は、情報処理端末2においてスキャンジョブに関する残りの処理が行われるものの、画像処理装置1において行うべき処理が何も存在しない状態となる。そのため、画像処理装置1は、スキャンジョブの実行が完了していない状態であっても、原稿の読み取り動作が完了すれば、その後、速やかに次のスキャンジョブの実行を開始することが可能になり、原稿の読み取り動作を早期に開始することができる。
また図5は、図4とは異なる動作シーケンスの一例を示す図である。図4の例では、画像処理装置1において画像処理の実行が中止された後に複数ページ分の処理済み画像を纏めて情報処理端末2へ送信するシーケンスを示したが、この図5では、画像処理装置1で行われる画像処理によって1ページ分の処理済み画像が生成される都度、その処理済み画像を情報処理端末2へ送信するシーケンスを例示している。
図5に示す動作シーケンスでは、画像処理装置1において1ページ分の処理済み画像が生成される都度、その処理済み画像が情報処理端末2へ送信されるため、2ページ目のスキャン画像の送信処理が終了した後に、1ページ目の処理済み画像の送信処理が行われる。また3ページ目の処理済み画像の送信処理は、4ページ目のスキャン画像の送信処理が終了した後に行われる。さらに5ページ目の処理済み画像の送信処理は、6ページ目のスキャン画像の送信処理が終了した後に行われる。
そして図5の例では、画像処理装置1において8ページ目のスキャン画像の送信が完了すると、画像処理装置1で行うべき処理が全て終了する。すなわち、8ページ目のスキャン画像の送信が完了するタイミングT9以降は、情報処理端末2においてスキャンジョブに関する残りの処理が行われるものの、画像処理装置1において行うべき処理が何も存在しない状態となる。そのため、画像処理装置1は、スキャンジョブの実行が完了していない状態であっても、原稿の読み取り動作が完了すれば、その後、速やかに次のスキャンジョブの実行を開始することが可能になり、原稿の読み取り動作を早期に開始することができる。
ここで、図4に示した動作シーケンスと、図5に示した動作シーケンスとのいずれを採用するかは任意である。例えば、1ページ分のスキャン画像及び処理済み画像の送信処理に要する時間が、1ページ分の原稿読み取り動作に要する時間と同じ或いはそれよりも短いと仮定すると、図5の動作シーケンスでは、処理済み画像が2つのスキャン画像が送信される間に生じる隙間の時間帯に送信されるため、図4の動作シーケンスよりも送信効率が良い。しかし、1ページ分のスキャン画像及び処理済み画像の送信処理に要する時間は、実際には画像サイズなどに依存するので、必ずしも1ページ分の原稿読み取り動作に要する時間と同じ或いはそれよりも短くなるとは限らない。仮に、送信処理に要する時間が1ページ分の原稿読み取り動作に要する時間よりも長くなり、2つのスキャン画像が送信される間に送信処理が行われない隙間の時間帯が生じないようなときには、図5の動作シーケンスを採用すると、連続的に送信されるスキャン画像の間に処理済み画像の送信処理を割り込ませることが必要となり、却って図4の動作シーケンスよりも送信効率が低下する。そのため、図4に示した動作シーケンスと、図5に示した動作シーケンスとのいずれを採用するかは、送信処理に要する時間や画像サイズなどに応じて適宜決定するようにしても良い。
次に図6は、第1実施形態の画像処理装置1において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートでは、原稿に含まれる全ページ分の読み取り動作が完了したタイミングで画像処理部12による画像処理を中止させるだけでなく、原稿の読み取り動作中にネットワークなどを介して優先度の高い割込ジョブ(例えばプリントジョブ)を受信した場合にも画像処理部12による画像処理を中止させるようにした処理手順を示している。また、このフローチャートは、スキャンジョブの実行制御に関する処理手順を示しており、画像処理装置1の制御部10によって行われる処理手順である。
画像処理装置1の制御部10は、原稿検知部9により自動原稿搬送部3に原稿がセットされたことを検知すると(ステップS10でYES)、操作パネル6の表示部6aにジョブの設定画面を表示し、ユーザーによるジョブの設定操作を受け付ける(ステップS11)。このとき、ユーザーはスキャンジョブを指定すると共に、そのスキャンジョブによって生成される最終的なデータの出力先が情報処理端末2であることを指定する。またユーザーは、スキャン画像に対して行うべき画像処理も指定する。ユーザーによるジョブの設定操作を受け付けると、制御部10において接続検知部21が機能し、情報処理端末2との通信接続状態が検知されるまで待機する(ステップS12)。そして通信接続状態が検知されると(ステップS12でYES)、制御部10においてインストール部22が機能する。インストール部22は、情報処理端末2と通信を行い、情報処理端末2に画像処理プログラム49がインストールされているか否かを確認する(ステップS13)。その結果、画像処理プログラム49がインストールされていないとき(ステップS13でYES)、インストール部22は、インストール用プログラム18を情報処理端末2に送信し、画像処理プログラム49を情報処理端末2にインストールする(ステップS14)。
その後、制御部10においてジョブ制御部23が機能し、画像処理装置1においてスキャンジョブの実行を開始する(ステップS15)。これにより、自動原稿搬送部3と画像読取部4とが連動して原稿の読み取り動作が開始される。そしてジョブ制御部23は、全ページ分の原稿読み取り動作が終了するまでの間、ステップS16〜S26のループ処理を実行する。このループ処理では、まずジョブ制御部23は、画像読取部4によって1ページ分のスキャン画像が生成されたか否かを判断する(ステップS16)。そしてスキャン画像が生成されていない場合(ステップS16でNO)、ジョブ制御部23は、画像処理部12によって処理済み画像が生成されたか否かを判断し(ステップS17)、処理済み画像が生成されていれば、その処理済み画像を情報処理端末2へ送信する(ステップS18)。一方、処理済み画像が生成されていない場合(ステップS17でNO)、ジョブ制御部23は、ネットワークなどを介して優先度の高い割込ジョブを受信しているか否かを判断する(ステップS19)。その結果、割込ジョブを受信している場合(ステップS19でYES)、ジョブ制御部23は、画像処理部12において画像処理が実行中であるか否かを判断し(ステップS20)、実行中であればその画像処理の実行を中止させる(ステップS21)。尚、画像処理が実行中でない場合にはステップS21の処理は行われない。そしてジョブ制御部23による処理はステップS16へと戻り、画像読取部4によってスキャン画像が生成されるまで上記の処理を繰り返す。
画像読取部4によってスキャン画像が生成されると(ステップS16でYES)、ジョブ制御部23は、全ページ分の原稿読み取り動作が終了したか否かを判断する(ステップS22)。全ページ分の原稿読み取り動作が終了していない場合(ステップS22でNO)、ジョブ制御部23は、画像処理部12において画像処理が実行中であるか否かを判断し(ステップS23)、実行中であればそのスキャン画像を情報処理端末2へ送信する(ステップS24)。これに対し、画像処理部12が画像処理を実行していない場合(ステップS23でNO)、ジョブ制御部23は、割込ジョブを受信しているか否かを判断し(ステップS25)、割込ジョブを受信していれば、ステップS24へ進み、そのスキャン画像を情報処理端末2へ送信する。また割込ジョブを受信していない場合(ステップS25でNO)、ジョブ制御部23は、画像処理部12によるスキャン画像への画像処理の実行を開始させる(ステップS26)。そしてジョブ制御部23による処理はステップS16へと戻り、上記のような処理を繰り返す。
その後、画像読取部4による全ページ分の原稿読み取り動作が終了すると(ステップS22でYES)、ジョブ制御部23は、画像処理部12において画像処理が実行中であるか否かを判断し(ステップS27)、実行中であればその画像処理の実行を中止させる(ステップS28)。尚、実行中でない場合は、画像処理の実行を中止させる必要はない。そしてジョブ制御部23は、画像メモリ11に記憶されているスキャン画像を情報処理端末2に送信する(ステップS29)。このとき、画像メモリ11に未送信の処理済み画像が残っていれば、その処理済み画像も送信する。またステップS28で画像処理の実行を中止させた場合には、その中止により処理済み画像が生成されなくなったスキャン画像も情報処理端末2へ送信する。ジョブ制御部23は、それら画像の送信処理が完了すると(ステップS30でYES)、スキャンジョブにおいて画像処理装置1で行うべき全ての処理を終了させる。したがって、画像処理装置1は、画像読取部4による原稿読み取り動作が終了した後、スキャン画像や処理済み画像の送信処理が完了すると、次のスキャンジョブを実行することが可能になる。
また上記処理では、原稿の読み取り動作中に優先度の高い割込ジョブを受信した場合にも画像処理部12による画像処理を中止させるため、スキャンジョブから画像処理装置1を早期に解放して割込ジョブの実行を速やかに開始することができる。
図7は、情報処理端末2において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。尚、この処理は、情報処理端末2のCPU30によって行われる処理である。情報処理端末2は、この処理を開始すると、まず通信制御部41が画像処理装置1との通信接続状態を検知するまで待機する(ステップS40)。画像処理装置1との通信接続状態が検知されると、情報処理端末2は、画像処理装置1と連携するための画像処理プログラム49がインストールされているか否かを判断し(ステップS41)、インストールされていないときには画像処理装置1から送信されるインストール用プログラム18を実行することにより、画像処理プログラム49のインストール処理を行う(ステップS42)。尚、画像処理プログラム49が既にインストールされていれば、ステップS42は行われない。そして情報処理端末2は、画像処理プログラム49を起動する(ステップS43)。これにより、CPU30において画像処理装置1と連携してスキャンジョブを実行する連携動作部42が機能する。連携動作部42は、画像処理装置1から画像を受信するまで待機し(ステップS44)、画像を受信すると、その画像が画像処理の行われていないスキャン画像であるか否かを判断する(ステップS45)。その結果、スキャン画像である場合(ステップS45でYES)、連携動作部42は、処理済み画像生成部43を機能させ、受信したスキャン画像に対して画像処理装置1の画像処理部12で行われる画像処理と同じ画像処理を実行する(ステップS46)。これにより、受信したスキャン画像から処理済み画像が生成されるので、連携動作部42は、その処理済み画像をメモリ31に一時的に保存する(ステップS47)。また画像処理装置1から受信した画像が処理済み画像であった場合(ステップS45でNO)、連携動作部42は、その受信した処理済み画像をメモリ31に一時的に保存する(ステップS47)。
そして連携動作部42は、原稿に含まれる全ページ分の処理済み画像が揃ったか否かを判断し(ステップS48)、未だ揃っていないときにはステップS44に戻り、画像処理装置1から画像を受信する度に上記ステップS45〜S47の処理を繰り返す。一方、原稿に含まれる全ページ分の処理済み画像がメモリ31に格納された場合(ステップS48でYES)、連携動作部42は、ファイル生成部45を機能させる。ファイル生成部45は、各処理済み画像のページ情報に基づき、各処理済み画像を正しいページ順序に並べ替えてバインド処理を実行する(ステップS48)。そしてファイル生成部45は、各処理済み画像を纏めて1つの出力ファイルを生成する(ステップS50)。この出力ファイルは、例えば記憶部36に保存される。そして出力ファイルが保存されることより、ユーザーによって指定されたスキャンジョブが完了する。その後、情報処理端末2は、画像処理プログラム49の起動を終了させることによって、全ての処理を終える(ステップS51)。
情報処理端末2において上記のような処理が行われることにより、画像処理装置1がスキャン画像及び処理済み画像の送信処理を完了させた後にも、情報処理端末2は、画像処理装置1からは独立して画像処理を継続的に実行することができる。そのため、情報処理端末2においてスキャンジョブに関する処理が終了していない状態であっても、画像処理装置1は、全ページ分の画像の送信処理を完了させたタイミングで、次のジョブを実行することができるようになる。
ここで、上述した画像処理装置1は、画像読取部4が実際に全ページ分の原稿の読み取り動作を終了したタイミングで画像処理部12による画像処理の実行を中止させるように構成されている。しかし、これに限られるものではなく、他のタイミングで画像処理部12による画像処理の実行を中止させるようにしても良い。例えば上述した自動原稿搬送部3は、原稿の有無を検知する原稿検知部9を備えている。この原稿検知部9は、自動原稿搬送部3によって原稿載置面にセットされた原稿が1枚ずつ搬送されている状態で最後の1枚の原稿搬送が開始されると、その搬送開始直後に原稿無しを検知する。そして原稿検知部9によって原稿無しが検知されるタイミングは、画像読取部4が最後のページの読み取り動作を終了させるタイミングよりも早い。そのため、原稿検知部9によって原稿無しが検知されたタイミングで、画像読取部4による原稿の読み取り動作が終了することを判断するようにしても良い。
図8は、原稿検知部9によって原稿無しが検知されるタイミングで画像処理部12による画像処理の実行を中止させる場合の動作シーケンスの一例を示す図である。原稿検知部9は、画像読取部4において最後の1枚(8ページ目)の原稿の読み取り動作が行われている途中のタイミングTxで原稿無しを検知する。画像処理装置1は、そのタイミングTxで画像処理部12による画像処理が行われていれば、その画像処理を中止する。図8の例では、7ページ目のスキャン画像に対する画像処理が中止されることになる。そして画像処理装置1は、画像処理を中止したタイミングTxで、情報処理端末2への7ページ目のスキャン画像の送信処理を開始する。このように原稿検知部9が原稿無しを検知したタイミングTxで画像処理を中止させることにより、画像処理装置1は、画像メモリ11に残っているスキャン画像の送信処理を比較的早期に開始することができる。その結果、図8と図4とを対比すると明らかなように、画像処理装置1を解放して次のジョブの実行を開始することができるタイミングT10は、図4の動作シーケンスよりも図8の動作シーケンスの方が早くなるという利点がある。
以上のように本実施形態の画像処理システムは、画像処理装置1において原稿の読み取り動作が完了すれば、速やかに次の原稿の読み取り動作を開始することができるように、画像処理装置1及び情報処理端末2のそれぞれにスキャン画像に対する画像処理を分散させることが可能である。そのため、原稿を読み取ってスキャン画像を生成する処理と、そのスキャン画像に対する画像処理とが一連の処理として行われる1つのスキャンジョブが終了するまでに要する時間は、従来よりも長くなってしまうことがあるが、本実施形態では、スキャンジョブの実行が終了していない状態であっても、画像処理装置1を従来よりも早期に解放して次のジョブの実行を開始することができる。それ故、画像処理装置1の利便性が従来よりも向上する。特に、この種の画像処理装置1は、複数のユーザーによって共有して使用されるものである。そのため、一のユーザーが実行するジョブによって画像処理装置1が占有される時間をなるべく短くできるという点で、他のユーザーによる利便性を向上させることができる。また画像処理装置1の稼働率を向上させることもできる。
また本実施形態では、画像処理装置1において生成されるスキャン画像の全てをはじめから情報処理端末2に送信するのではなく、画像読取部4による原稿の読み取り動作が終了するまでは、画像処理部12での画像処理を実行して処理済み画像を生成するようにしているため、スキャンジョブ全体としての処理効率をなるべく低下させずに、画像処理装置1を早期に解放できるようになっている。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について説明する。上記第1実施形態では、画像処理装置1がスキャンジョブを開始するとき、読取対象となる原稿の枚数(読取ページ数)が不明であるため、画像読取部4が原稿読み取り動作を終了するタイミングで画像処理部12による画像処理を中止させる処理形態について説明した。これに対し、読取対象となる原稿の枚数(読取ページ数)が事前に判っていれば、スキャンジョブの実行を開始する前に、画像処理部12による画像処理で生成する処理済み画像のページ数を予め決定しておくことができる。本実施形態では、そのようなページ数を予め決定しておく処理形態について説明する。尚、本実施形態においても、画像処理システム、画像処理装置1及び情報処理端末2のハードウェア構成及び機能構成は第1実施形態で説明したものと同様である。
スキャンジョブの実行を開始する前に、画像処理部12による画像処理で生成する処理済み画像のページ数を予め決定しておくためには、上述のように読取対象となる原稿の枚数に関する情報が必要となる。そこで本実施形態では、例えば、ユーザーがスキャンジョブの設定操作を行うとき、操作パネル6に対して原稿の枚数を入力するように構成される。
図9は、操作パネル6の表示部6aに表示されるスキャンジョブ設定画面の一例を示す図である。この設定画面には、ユーザーが原稿の枚数を指定する原稿枚数指定欄R1と、ユーザーが画像処理を指定する画像処理指定欄R2とが含まれる。
原稿枚数指定欄R1には、ユーザーがテンキーなどを操作することによって原稿枚数の正確な数値を入力することができる数値入力欄R3が含まれる。したがって、ユーザーが原稿枚数を正確に把握していれば、テンキーなどを操作することにより、数値入力欄R3にその正確な数値を入力することができる。しかし、原稿枚数が多いときには、必ずしもユーザーは原稿枚数を正確に把握しているとは限らない。そのような場合、ユーザーが画像処理装置1を使用する前に原稿枚数を自身で正確にカウントしなければならないようにすると、画像処理装置1の利便性が低下する。そのため、本実施形態では、図9に示すように、原稿枚数指定欄R1の下部に原稿枚数の概算値をユーザーが選択可能な複数の概算値選択ボタンB1,B2,B3,B4が表示される。これら概算値選択ボタンB1,B2,B3,B4は、ユーザーが択一的に選択可能なボタンである。そのため、ユーザーは、原稿枚数を正確に把握していない場合であっても、原稿枚数が概ね何枚以上であるかを把握していればその概算値に対応するボタンを選択すれば良い。尚、図9では、ユーザーによって数値入力欄R3に原稿枚数「8」が入力された状態を例示している。
また画像処理指定欄R2には、ユーザーが選択可能な画像処理としてPDFボタンB5と、OCRボタンB6とが表示されている。PDFボタンB5は、スキャン画像をPDFデータに変換する画像処理を指定するボタンであり、またOCRボタンB6は、スキャン画像に対してOCRによる文字認識処理を指定するボタンである。これらのボタンB5,B6についても、例えばユーザーが択一的に選択可能なボタンである。このような画像処理の指定方法は、本実施形態だけでなく、上述した第1実施形態にも適用し得るものである。尚、図9では、ユーザーによってPDFボタンB5が選択された状態を例示している。
このように本実施形態では、ユーザーがスキャンジョブの設定操作を行うときに、原稿枚数を入力する。そしてユーザーによって原稿枚数が入力されると、画像処理装置1の制御部10において中止処理部24が機能し、画像読取部4による原稿の読み取り動作が開始される前に、画像処理部12による画像処理で生成する処理済み画像のページ数Nを予め決定する。
例えばユーザーによって原稿枚数の正確な数値が入力された場合、中止処理部24は、その原稿枚数に基づいて画像読取部4が原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでに要する原稿読取時間Tsを算出する。また中止処理部24は、ユーザーによって指定された画像処理に基づき、画像処理部12においてその画像処理を実行する場合の1ページ当たりの処理時間Tpを算出する。そして中止処理部24は、1ページ当たりの処理時間Tpに基づき、原稿読取時間Ts以内で生成可能な処理済み画像のページ数Nを決定する。
一方、ユーザーによって原稿枚数の概算値が入力された場合、中止処理部24は、その原稿枚数の概算値に対応して予め定められている固定値Nを、画像処理部12による画像処理で生成する処理済み画像のページ数Nとして決定する。例えば、ユーザーが原稿枚数の概算値として「2枚以下」を選択した場合、中止処理部24は、画像処理部12による画像処理で生成する処理済み画像のページ数を固定値「0」に決定する。また例えばユーザーが原稿枚数の概算値として「3枚以上」を選択した場合、中止処理部24は、画像処理部12による画像処理で生成する処理済み画像のページ数を固定値「1」に決定する。また例えばユーザーが原稿枚数の概算値として「10枚以上」を選択した場合、中止処理部24は、画像処理部12による画像処理で生成する処理済み画像のページ数を固定値「3」に決定する。さらに例えばユーザーが原稿枚数の概算値として「30枚以上」を選択した場合、中止処理部24は、画像処理部12による画像処理で生成する処理済み画像のページ数を固定値「9」に決定する。尚、固定値Nは、ユーザーによって選択される画像処理に応じて変更するようにしても良い。
中止処理部24は、上記のようにして画像処理部12による画像処理で生成する処理済み画像のページ数Nを予め決定しておく。そして画像処理装置1においてスキャジョブの実行が開始されると、中止処理部24は、画像処理部12によって実際に生成された処理済み画像のページ数が予め決定されているページ数Nに達すると、それ以降は画像処理部12による画像処理が開始されないように画像処理を中止させる。尚、原稿の読み取り動作が終了していない状態で割込ジョブを受信したときには、その割込ジョブを受信したタイミングで画像処理を中止させる点は第1実施形態と同様である。
図10は、第2実施形態の画像処理装置1において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、スキャンジョブの実行制御に関する処理手順を示しており、画像処理装置1の制御部10によって行われる処理手順である。
画像処理装置1の制御部10は、原稿検知部9により自動原稿搬送部3に原稿がセットされたことを検知すると(ステップS60でYES)、操作パネル6の表示部6aにジョブの設定画面を表示し、ユーザーによるジョブの設定操作を受け付ける(ステップS61)。このとき、ユーザーは、スキャンジョブを指定すると共に、そのスキャンジョブによって生成される最終的なデータの出力先が情報処理端末2であることを指定する。制御部10は、ユーザーによってスキャンジョブが指定されると、図9に示したスキャンジョブ設定画面を表示部6aに表示し、ユーザーによる原稿枚数の指定と、画像処理の指定とを受け付ける。ユーザーによるジョブの設定操作を受け付けると、制御部10において中止処理部24が機能し、事前にページ数Nを決定するためのページ数決定処理が行われる(ステップS62)。
図11は、そのページ数決定処理(ステップS62)の詳細な処理手順の一例を示す図である。中止処理部24は、ユーザーによって指定された原稿枚数を取得し(ステップS80)、その原稿枚数が概算値として入力されたものであるか否かを判断する(ステップS81)。すなわち、図9の設定画面において、ユーザーが概算値選択ボタンB1,B2,B3,B4のいずれかを選択した場合には概算値と判断され、ユーザーが数値入力欄R3に数値を入力した場合には概算値とは判断されない。そして原稿枚数が概算値である場合(ステップS81でYES)、中止処理部24は、原稿枚数の概算値に応じた固定値Nを、画像処理部12の画像処理によって生成する処理済み画像のページ数Nとして決定する(ステップS82)。
一方、ユーザーが数値入力欄R3に正確な数値を入力していた場合(ステップS81でNO)、中止処理部24は、原稿検知部9によって検知される原稿サイズを取得し(ステップS83)、ユーザーによって設定された原稿読み取り時の読取設定を取得する(ステップS84)。そして中止処理部24は、原稿枚数と、原稿サイズと、読取設定とに基づき、画像読取部4で原稿の読み取り動作を開始してから全原稿の読み取り動作が終了するまでに要する原稿読取時間Tsを算出する(ステップS85)。ただし、画像読取部4が1ページ目の原稿を読み取っているときには、画像処理部12で実行すべきスキャン画像が未だ生成されていないため、原稿読取時間Tsを算出するときには、画像読取部4が2ページ目の原稿の読み取り動作を開始してから残り全てのページの原稿の読み取り動作が終了するまでに要する原稿読取時間Tsを算出することが好ましい。また中止処理部24は、ユーザーによって指定された画像処理設定を取得し(ステップS86)、その画像処理設定に基づき画像処理部12での1ページ当たりの画像処理時間Tpを算出する(ステップS87)。そして中止処理部24は、Ts≧Tp×nの条件を満たす自然数nの最大値を算出し(ステップS88)、その自然数nの最大値を、画像処理部12の画像処理によって生成する処理済み画像のページ数Nとして決定する(ステップS89)。
図10に戻り、上記のようにしてページ数Nが決定されると、制御部10において接続検知部21が機能し、情報処理端末2との通信接続状態が検知されるまで待機する(ステップS63)。そして通信接続状態が検知されると(ステップS63でYES)、制御部10においてインストール部22が機能する。インストール部22は、第1実施形態と同様、情報処理端末2に画像処理プログラム49がインストールされていないときに(ステップS64でNO)、画像処理プログラム49を情報処理端末2にインストールする(ステップS65)。
その後、制御部10においてジョブ制御部23が機能し、処理済み画像の生成枚数をカウントするためのカウント値iを「1」に初期化し(ステップS66)、スキャンジョブの実行を開始する(ステップS67)。これにより、自動原稿搬送部3と画像読取部4とが連動して原稿の読み取り動作が開始される。そしてジョブ制御部23は、全ページ分の原稿読み取り動作が終了するまでの間、ステップS68〜S73のループ処理を実行する。
このループ処理において、ジョブ制御部23は、まず割込ジョブを受信したか否かを判断し(ステップS68)、割込ジョブを受信していれば(ステップS68でYES)、さらに画像処理部12による画像処理が実行中であるか否かを判断する(ステップS69)。その結果、画像処理が実行中であれば(ステップS69でYES)、中止処理部24を機能させ、その画像処理の実行を中止させる(ステップS70)。尚、画像処理が実行中でないときにはステップS70の処理は行われない。続いてジョブ制御部23は、割込ジョブを受信した場合の処理として、カウント値iを「N+1」に書き換える(ステップS71)。これにより、これ以降、画像処理部12による画像処理は行われなくなる。一方、割込ジョブを受信していないとき(ステップS68でNO)、上記ステップS69〜S71は行われない。
次にジョブ制御部23は、スキャン中処理を実行する(ステップS72)。図12は、このスキャン中処理(ステップS72)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。ジョブ制御部23は、この処理を開始すると、画像読取部4によって1ページ分のスキャン画像が生成されたか否かを判断する(ステップS90)。スキャン画像が生成されていない場合(ステップS90でNO)、ジョブ制御部23は、画像処理部12による画像処理が実行中であるか否かを判断し(ステップS91)、画像処理が実行中であれば(ステップS91でYES)、スキャン中処理を終了する。また画像処理が実行中でない場合(ステップS91でNO)、ジョブ制御部23は、画像処理対象のスキャン画像が画像メモリ11に保存されているか否かを判断し(ステップS92)、保存されていれば(ステップS92でYES)、そのスキャン画像に対する画像処理の実行を開始させる(ステップS93)。尚、画像処理対象のスキャン画像がない場合には、スキャン中処理を終了する。
また画像読取部4によって1ページ分のスキャン画像が生成された場合(ステップS90でYES)、ジョブ制御部23は、カウント値iが予め決定されたページ数Nを越えているか否かを判断する(ステップS94)。カウント値iがNを越えていない場合(ステップS94でYES)、ジョブ制御部23は、カウント値iに「1」を加算する(ステップS95)。そして画像処理部12による画像処理が実行中であるか否かを判断し(ステップS96)、実行中であれば、画像読取部4によって生成されたスキャン画像を画像処理対象として画像メモリ11に保存する(ステップS98)。また画像処理部12による画像処理が実行中でないとき(ステップS96でNO)、ジョブ制御部23は、画像処理部12によるスキャン画像への画像処理の実行を開始させる(ステップS97)。
さらに画像読取部4によって1ページ分のスキャン画像が生成されたときにカウント値iが予め決定されたページ数Nを越えている場合(ステップS94でYES)、ジョブ制御部23は、画像読取部4によって生成されたスキャン画像をそのまま情報処理端末2へ送信する(ステップS99)。
図10に戻り、ジョブ制御部23は、全ページ分の原稿読み取り動作が終了したか否かを判断する(ステップS73)。全ページ分の原稿読み取り動作が終了していない場合(ステップS73でNO)、ジョブ制御部23による処理はステップS68へ戻り、上述した処理が繰り返し実行される。また全ページ分の原稿読み取り動作が終了した場合(ステップS73でYES)、ジョブ制御部23は、画像メモリ11に保存されている未送信の画像(スキャン画像及び処理済み画像)を読み出し、それらの画像を情報処理端末2へ送信する(ステップS74)。ジョブ制御部23は、それら画像の送信処理が完了すると(ステップS75でYES)、スキャンジョブにおいて画像処理装置1で行うべき全ての処理を終了させる。したがって、本実施形態の画像処理装置1は、第1実施形態と同様に、画像読取部4による原稿読み取り動作が終了した後、スキャン画像や処理済み画像の送信処理が完了すると、次のスキャンジョブを実行することが可能になる。
図13は、本実施形態の画像処理システムにおいて行われる動作シーケンスの一例を示す図である。図13では、スキャンジョブによって8ページ分の原稿を読み取る場合を例示しており、またユーザーがジョブの設定操作において正確な数値として、原稿枚数8枚を入力した場合を例示している。さらにこの例では、中止処理部24は、画像処理装置1において原稿読み取り動作が開始される前に、ユーザーによって入力された原稿枚数8枚に基づき、画像処理部12において生成する処理済み画像のページ数Nを予め「3」に決定している。図13に示すように、画像処理装置1は、タイミングT0で原稿の読み取り動作を開始する。その後、タイミングT1で1ページ目の読み取り動作が完了し、1ページ目のスキャン画像が生成される。そのため、画像処理装置1は、タイミングT1から2ページ目の読み取り動作を開始すると共に、1ページ目のスキャン画像に対する画像処理の実行を開始する。このとき、カウント値iは「2」となる。
そしてタイミングT2で2ページ目の読み取り動作が完了し、2ページ目のスキャン画像が生成される。このとき、1ページ目のスキャン画像に対する画像処理が未だ終了していないため、2ページ目のスキャン画像は、画像処理対象として画像メモリ11に保存される。そしてカウント値iは「3」となる。また画像処理装置1は、タイミングT2で3ページ目の読み取り動作を開始する。そしてタイミングT3で3ページ目の読み取り動作が完了し、3ページ目のスキャン画像が生成される。このとき、1ページ目のスキャン画像に対する画像処理が完了している。そのため、画像処理装置1は、2ページ目のスキャン画像を読み出して画像処理の実行を開始する。その結果、3ページ目のスキャン画像は、画像処理対象として画像メモリ11に保存される。そしてカウント値iは「4」となり、カウント値iが予め決定されたページ数「3」の値を超える。そのため、これ以降に生成されるスキャン画像には画像処理部12による画像処理が行われない。
その後、タイミングT4で4ページ目のスキャン画像が生成されると、画像処理装置1は、その4ページ目のスキャン画像を情報処理端末2に送信する。これ以降において5〜8ページ目のスキャン画像が生成される場合も同様であり、画像処理装置1は、それらのスキャン画像を順に情報処理端末2へ送信する。
情報処理端末2は、画像処理装置1からスキャン画像を受信すると、そのスキャン画像に対する処理済み画像生成処理を実行し、ページ単位の処理済み画像を順次生成していく。尚、情報処理端末2は、処理済み画像生成処理の実行中に次のスキャン画像を受信したときには、その受信したスキャン画像をメモリ31に保存しておき、先のスキャン画像に対する処理済み画像生成処理が終了してから次のスキャン画像に対する処理済み画像生成処理を開始する。
そしてタイミングT7になると、画像処理装置1において行われていた画像処理が終了し、3ページ分の処理済み画像が生成される。この後は、画像処理装置1における画像処理が中止されるので、新たな画像処理は開始されない。そのため、本実施形態では、画像処理装置1で行われる画像処理が途中で強制的に中断されることがなく、無駄な画像処理を開始しなくても良いという点及び強制的に中断させる処理を行わなくても良いという点で処理効率に優れている。尚、図13の例では、画像処理装置1において生成された3ページ分の処理済み画像は、後に纏めて情報処理端末2へ送信される。
またタイミングT8になると、画像処理装置1において8ページ目の読み取り動作が完了し、8ページ目のスキャン画像が生成される。これにより、画像読取部4による原稿読み取り動作が全て完了する。その後、画像処理装置1は、未送信のスキャン画像及び処理済み画像を送信し、その送信処理がタイミングT9で完了する。
図13のような動作シーケンスにおいても、画像処理装置1において画像の送信処理が完了すると、画像処理装置1で行うべき処理が全て終了する。すなわち、送信処理が完了するタイミングT9以降は、情報処理端末2においてスキャンジョブに関する残りの処理が行われるものの、画像処理装置1において行うべき処理が何も存在しない状態となる。そのため、画像処理装置1は、スキャンジョブの実行が完了していない状態であっても、原稿の読み取り動作が完了すれば、その後、速やかに次のスキャンジョブの実行を開始することが可能になり、原稿の読み取り動作を早期に開始することができる。
また図14は、図13とは異なる動作シーケンスの一例を示す図である。図13の例では、画像処理装置1において画像処理の実行が中止された後に複数ページ分の処理済み画像を纏めて情報処理端末2へ送信するシーケンスを示したが、この図14では、画像処理装置1で行われる画像処理によって1ページ分の処理済み画像が生成される都度、その処理済み画像を情報処理端末2へ送信するシーケンスを例示している。
図14に示す動作シーケンスでは、画像処理装置1において1ページ分の処理済み画像が生成される都度、その処理済み画像が情報処理端末2へ送信されるため、4ページ目のスキャン画像の送信処理が開始される前に、1ページ目の処理済み画像の送信処理が行われる。また2ページ目の処理済み画像の送信処理は、4ページ目のスキャン画像の送信処理が終了した後に行われる。さらに3ページ目の処理済み画像の送信処理は、5ページ目のスキャン画像の送信処理が終了した後に行われる。
そして図14の例では、画像処理装置1において8ページ目のスキャン画像の送信処理が完了すると、画像処理装置1で行うべき処理が全て終了する。すなわち、8ページ目のスキャン画像の送信が完了するタイミングT9以降は、情報処理端末2においてスキャンジョブに関する残りの処理が行われるものの、画像処理装置1において行うべき処理が何も存在しない状態となる。そのため、画像処理装置1は、スキャンジョブの実行が完了していない状態であっても、原稿の読み取り動作が完了すれば、その後、速やかに次のスキャンジョブの実行を開始することが可能になり、原稿の読み取り動作を早期に開始することができる。尚、図14に示した動作シーケンスと、図13に示した動作シーケンスとのいずれを採用するかは任意である。
以上のように本実施形態の画像処理装置1は、画像読取部4による原稿の読み取り動作が開始される前に、画像処理部12による画像処理で生成する処理済み画像のページ数Nを決定し、画像読取部4による原稿の読み取り動作が開始された後、画像処理部12による画像処理でNページ分の処理済み画像が生成されることに伴い、画像処理部12による画像処理の実行を中止させる構成である。このような構成によれば、画像読取部4による原稿の読み取り動作が終了することによって画像処理部12において行われている画像処理を途中で強制的に中断する必要がなく、無駄な処理を行わなくても良いので、処理効率に優れている。
尚、上記においては、ユーザーがスキャンジョブの設定操作を行うときに原稿枚数を手動操作で入力する場合を例示した。しかし、画像処理装置1が読取対象となる原稿の枚数を取得する手法は、必ずしもユーザーの入力操作によるものでなくても良い。例えば、自動原稿搬送部3の原稿載置面に原稿がセットされたとき、その原稿高さ(原稿厚さ)を検出する接触式又は非接触式のセンサを設け、そのようなセンサの検出値に基づいて原稿枚数を算出するようにしても良い。この場合、ユーザーは手動操作で原稿枚数を入力する必要がなく、原稿を自動原稿搬送部3にセットすれば自動的に原稿枚数が算出されるため、スキャンジョブを実行するときの操作性を向上させることができる。
また本実施形態において上述した点以外については、第1実施形態と同様である。
(変形例)
以上、本発明に関する第1及び第2実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態では、画像処理装置が複合機によって構成される場合を例示したが、それに限られるものではない。すなわち、画像処理装置は、原稿を読み取ってスキャン画像を生成する機能と、スキャン画像に対する画像処理を行う機能とを備えたものであれば良いため、スキャナーによって構成されるものであっても構わない。
また上記実施形態では、スキャン画像に対して行われる画像処理として、PDFデータに変換する画像処理や、OCRなどの文字認識処理を例示した。しかし、この他にも、スキャン画像に対して行われる画像処理としては、例えば翻訳処理やカラー変換、階調変換などがある。
1 画像処理装置
2 情報処理端末
3 自動原稿搬送部(原稿搬送手段)
4 画像読取部(画像読取手段)
9 原稿検知部(原稿検知手段)
12 画像処理部(画像処理手段)
15 記憶部(記憶手段)
21 接続検知部(接続検知手段)
22 インストール部(インストール手段)
24 中止処理部(中止処理手段)
25 送信処理部(送信処理手段)
31 メモリ(記憶手段)
43 処理済み画像生成部(処理済み画像生成手段)
45 ファイル生成部(ファイル生成手段)
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、情報処理端末と通信可能であり、原稿をスキャンして読み取ったスキャン画像に対する画像処理を前記情報処理端末と分散して行う画像処理装置であって、原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段によって搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取手段と、前記画像読取手段で生成されるスキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理手段と、前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させる中止処理手段と、前記画像処理手段による前記画像処理で生成される処理済み画像を前記情報処理端末へ送信すると共に、前記画像処理手段による前記画像処理の実行中又は前記画像処理の実行中止後に前記画像処理手段による前記画像処理が行われないスキャン画像を前記情報処理端末へ送信する送信処理手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記中止処理手段は、前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから最終ページのスキャン画像を生成するまでの間において、前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、前記送信処理手段は、前記画像処理で生成される処理済み画像と、前記画像処理が行われないスキャン画像とのそれぞれにページ情報を付加して前記情報処理端末へ送信することを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置において、前記送信処理手段は、前記画像処理の実行中止後に複数ページ分の処理済み画像を纏めて前記情報処理端末へ送信することを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置において、前記送信処理手段は、前記画像処理手段によって1ページ分の処理済み画像が生成される都度、前記情報処理端末へ送信することを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像処理装置において、前記画像処理手段で行われる前記画像処理と同じ処理を前記情報処理端末に行わせるためのプログラムを記憶する記憶手段と、前記情報処理端末との通信接続状態を検知する接続検知手段と、前記接続検知手段により前記情報処理端末との通信接続状態が検知されることに伴い、前記記憶手段に記憶されている前記プログラムを前記情報処理端末にインストールさせるインストール手段と、を更に備えることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像処理装置において、前記中止処理手段は、前記画像読取手段による原稿の読み取り動作が終了するタイミングで前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項に記載の画像処理装置において、前記原稿搬送手段は、原稿の有無を検知する原稿検知手段を有し、前記中止処理手段は、前記原稿搬送手段による原稿の自動搬送が開始された後、前記原稿検知手段によって原稿無しが検知されることにより、前記画像読取手段による原稿の読み取り動作が終了するタイミングを検出することを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像処理装置において、前記中止処理手段は、前記画像読取手段による原稿の読み取り動作が開始される前に、前記画像処理手段による前記画像処理で生成する処理済み画像のページ数を決定し、前記画像読取手段による原稿の読み取り動作が開始された後、前記画像処理手段による前記画像処理で前記ページ数分の処理済み画像が生成されることに伴い、前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、請求項に記載の画像処理装置において、前記中止処理手段は、前記画像読取手段による原稿の読取枚数を取得し、該読取枚数に基づいて前記画像処理手段による前記画像処理で生成する処理済み画像のページ数を決定することを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の画像処理装置において、前記中止処理手段は、前記読取枚数に基づいて前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでに要する原稿読取時間を算出すると共に、前記画像処理手段による前記画像処理の1ページ当たりの処理時間を算出し、前記原稿読取時間以内で生成可能な処理済み画像のページ数を決定することを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、請求項1乃至11のいずれかに記載の画像処理装置において、前記中止処理手段は、前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでの期間内において割込ジョブを受信したとき、前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、情報処理端末と通信可能な画像処理装置において、原稿をスキャンして読み取ったスキャン画像に対する画像処理を前記情報処理端末と分散して行う画像処理方法であって、原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する原稿搬送ステップと、自動搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取ステップと、スキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理ステップと、前記画像処理ステップによる前記画像処理の実行を中止させる中止処理ステップと、前記画像処理ステップによる前記画像処理で生成される処理済み画像を前記情報処理端末へ送信すると共に、前記画像処理ステップによる前記画像処理の実行中又は前記画像処理の実行中止後に前記画像処理が行われないスキャン画像を前記情報処理端末へ送信する送信処理ステップと、を有することを特徴とする構成である。
請求項14に係る発明は、請求項13に記載の画像処理方法において、前記中止処理ステップは、前記画像読取ステップにより原稿の読み取り動作が開始されてから最終ページのスキャン画像が生成されるまでの間において、前記画像処理ステップによる前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする構成である。
請求項15に係る発明は、情報処理端末と、前記情報処理端末と通信可能な画像処理装置と、を備えて構成される画像処理システムであって、前記画像処理装置は、原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段によって搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取手段と、前記画像読取手段で生成されるスキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理手段と、前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させる中止処理手段と、前記画像処理手段による前記画像処理で生成される処理済み画像を前記情報処理端末へ送信すると共に、前記画像処理手段による前記画像処理の実行中又は前記画像処理の実行中止後に前記画像処理手段による前記画像処理が行われないスキャン画像を前記情報処理端末へ送信する送信処理手段と、を有し、前記情報処理端末は、前記送信処理手段によって送信される処理済み画像を記憶する記憶手段と、前記送信処理手段によって送信されるスキャン画像に対して前記画像処理手段において行われる前記画像処理と同じ処理を行うことにより処理済み画像を生成する処理済み画像生成手段と、前記記憶手段に記憶された処理済み画像と、前記処理済み画像生成手段で生成される処理済み画像とを合わせて出力ファイルを生成するファイル生成手段と、を有することを特徴とする構成である。
請求項16に係る発明は、請求項15に記載の画像処理システムにおいて、前記中止処理手段は、前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから最終ページのスキャン画像を生成するまでの間において、前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする構成である。
請求項17に係る発明は、情報処理端末と通信可能であり、原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段によって搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取手段と、を有する画像処理装置において実行されるプログラムであって、前記画像処理装置を、前記画像読取手段で生成されるスキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理手段、前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させる中止処理手段、及び、前記画像処理手段による前記画像処理で生成される処理済み画像を前記情報処理端末へ送信すると共に、前記画像処理手段による前記画像処理の実行中又は前記画像処理の実行中止後に前記画像処理手段による前記画像処理が行われないスキャン画像を前記情報処理端末へ送信する送信処理手段、として機能させることを特徴とする構成である。
請求項18に係る発明は、請求項17に記載のプログラムにおいて、前記中止処理手段は、前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから最終ページのスキャン画像を生成するまでの間において、前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする構成である。

Claims (14)

  1. 情報処理端末と通信可能であり、原稿をスキャンして読み取ったスキャン画像に対する画像処理を前記情報処理端末と分散して行う画像処理装置であって、
    原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段によって搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取手段と、
    前記画像読取手段で生成されるスキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理手段と、
    前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでの期間内において前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させる中止処理手段と、
    前記画像処理手段による前記画像処理で生成される処理済み画像を前記情報処理端末へ送信すると共に、前記画像処理手段による前記画像処理の実行中又は前記画像処理の実行中止後に前記画像処理手段による前記画像処理が行われないスキャン画像を前記情報処理端末へ送信する送信処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記送信処理手段は、前記画像処理で生成される処理済み画像と、前記画像処理が行われないスキャン画像とのそれぞれにページ情報を付加して前記情報処理端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記送信処理手段は、前記画像処理の実行中止後に複数ページ分の処理済み画像を纏めて前記情報処理端末へ送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記送信処理手段は、前記画像処理手段によって1ページ分の処理済み画像が生成される都度、前記情報処理端末へ送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理手段で行われる前記画像処理と同じ処理を前記情報処理端末に行わせるためのプログラムを記憶する記憶手段と、
    前記情報処理端末との通信接続状態を検知する接続検知手段と、
    前記接続検知手段により前記情報処理端末との通信接続状態が検知されることに伴い、前記記憶手段に記憶されている前記プログラムを前記情報処理端末にインストールさせるインストール手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記中止処理手段は、前記画像読取手段による原稿の読み取り動作が終了するタイミングで前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記原稿搬送手段は、原稿の有無を検知する原稿検知手段を有し、
    前記中止処理手段は、前記原稿搬送手段による原稿の自動搬送が開始された後、前記原稿検知手段によって原稿無しが検知されることにより、前記画像読取手段による原稿の読み取り動作が終了するタイミングを検出することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記中止処理手段は、前記画像読取手段による原稿の読み取り動作が開始される前に、前記画像処理手段による前記画像処理で生成する処理済み画像のページ数を決定し、前記画像読取手段による原稿の読み取り動作が開始された後、前記画像処理手段による前記画像処理で前記ページ数分の処理済み画像が生成されることに伴い、前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記中止処理手段は、前記画像読取手段による原稿の読取枚数を取得し、該読取枚数に基づいて前記画像処理手段による前記画像処理で生成する処理済み画像のページ数を決定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記中止処理手段は、前記読取枚数に基づいて前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでに要する原稿読取時間を算出すると共に、前記画像処理手段による前記画像処理の1ページ当たりの処理時間を算出し、前記原稿読取時間以内で生成可能な処理済み画像のページ数を決定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記中止処理手段は、前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでの期間内において割込ジョブを受信したとき、前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 情報処理端末と通信可能な画像処理装置において、原稿をスキャンして読み取ったスキャン画像に対する画像処理を前記情報処理端末と分散して行う画像処理方法であって、
    原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する原稿搬送ステップと、
    自動搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取ステップと、
    スキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理ステップと、
    前記画像読取ステップによる原稿の読み取り動作が開始してから終了する期間内において前記画像処理ステップによる前記画像処理の実行を中止させる中止処理ステップと、
    前記画像処理ステップによる前記画像処理で生成される処理済み画像を前記情報処理端末へ送信すると共に、前記画像処理ステップによる前記画像処理の実行中又は前記画像処理の実行中止後に前記画像処理が行われないスキャン画像を前記情報処理端末へ送信する送信処理ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  13. 情報処理端末と、前記情報処理端末と通信可能な画像処理装置と、を備えて構成される画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段によって搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取手段と、
    前記画像読取手段で生成されるスキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理手段と、
    前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから終了する期間内において前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させる中止処理手段と、
    前記画像処理手段による前記画像処理で生成される処理済み画像を前記情報処理端末へ送信すると共に、前記画像処理手段による前記画像処理の実行中又は前記画像処理の実行中止後に前記画像処理手段による前記画像処理が行われないスキャン画像を前記情報処理端末へ送信する送信処理手段と、
    を有し、
    前記情報処理端末は、
    前記送信処理手段によって送信される処理済み画像を記憶する記憶手段と、
    前記送信処理手段によって送信されるスキャン画像に対して前記画像処理手段において行われる前記画像処理と同じ処理を行うことにより処理済み画像を生成する処理済み画像生成手段と、
    前記記憶手段に記憶された処理済み画像と、前記処理済み画像生成手段で生成される処理済み画像とを合わせて出力ファイルを生成するファイル生成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  14. 情報処理端末と通信可能であり、原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段によって搬送される原稿を読み取ってページ単位のスキャン画像を生成する画像読取手段と、を有する画像処理装置において実行されるプログラムであって、
    前記画像処理装置を、
    前記画像読取手段で生成されるスキャン画像に対して画像処理を行うことにより処理済み画像を生成する画像処理手段、
    前記画像読取手段が原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでの期間内において前記画像処理手段による前記画像処理の実行を中止させる中止処理手段、及び、
    前記画像処理手段による前記画像処理で生成される処理済み画像を前記情報処理端末へ送信すると共に、前記画像処理手段による前記画像処理の実行中又は前記画像処理の実行中止後に前記画像処理手段による前記画像処理が行われないスキャン画像を前記情報処理端末へ送信する送信処理手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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