JP2015060523A - ポペット形減圧弁 - Google Patents

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祐二 小倉
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祐二 小倉
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Abstract

【課題】一次圧力室から二次圧力室への流体の流れ及び漏れを遮断し、高圧流体が流れ込んで二次圧力室が設定圧力以上になることのないポペット形減圧弁を提供する。【解決手段】弁本体25と、弁本体25に嵌挿されたスリーブ12と、スリーブ12内に摺動自在に嵌挿されたポペット弁軸26と、ポペット弁軸26に隣接してスリーブ12内の軸芯方向に変位可能に設けられ一次圧力室30から二次圧力室40へ流れる流体を制御するポペット弁体11と、ポペット弁軸26とポペット弁体11の間に支持部38を有するガイド部13と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は圧力制御弁、特に、リリーフ弁で設定された一次圧力室の流体圧力(以下、一次圧という。)を減圧して、二次圧力室へ出力する流体圧力(以下、二次圧という。)を一次圧より低い流体圧力に制御するポペット形減圧弁に関する。
例えば、従来から図3に示すように減圧弁60では、一次圧力室30と二次圧力室40の境界部にシート部23を有しており、弁体50とピストン52が連結棒51でネジ結合され、二次圧がばね部材15で調整される減圧弁60が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭56−64112号公報
しかしながら、特許文献1では弁体50とピストン52が連結棒51でネジ結合されているため、弁体50と連結棒51の直角度の確保が困難という問題があり、シート部23と弁体50に隙間が発生して流体が漏れる恐れがある。また、弁体50の移動量に対してシート部23の開口面積の増加が大きいので、一次圧力室30から二次圧力室40へ多くの高圧流体が流れ込み、二次圧が設定圧力以上に昇圧する恐れもある。
本発明は、係る課題を解決するためになされたもので、設定圧力になると一次圧力室から二次圧力室への流体の流れ及び漏れを遮断し、高圧流体が流れ込んで設定圧力以上になることを最小限におさえるポペット形減圧弁を提供することを目的とする。
本発明では、弁本体と、弁本体と連結するスリーブと、スリーブ内に設けられた一次圧力室及び二次圧力室と、スリーブ内を摺動するポペット弁軸と、ポペット弁軸と一体になってスリーブ内を摺動して一次圧力室から二次圧力室へと流れる流体を制御するポペット弁体と、ポペット弁体に隣接して一次圧力室と二次圧力室の境界部に形成されたシート部と、シート部と当接するポペット弁体に形成されたテーパ部と、ポペット弁体の端面に形成された受圧部と、弁本体内に嵌合された予め設定した弾性力を有する弾性体と、を備え、
受圧部は二次圧を受圧してポペット弁体を閉弁方向へ付勢し、弾性体は弾性力によりポペット弁体を開弁方向へ付勢してポペット弁体が開閉するようにして、一次圧力室に導入する流体の一次圧を減圧し二次圧として二次圧力室へ出力するポペット形減圧弁において、
閉弁時にポペット弁軸とポペット弁体の間に設けられた支持部を有するガイド部が一次圧力室の内壁と当接することによりポペット弁体とスリーブの内径を同軸上とし、
テーパ部とシート部が当接して一次圧力室と二次圧力室を遮断することにより二次圧の増減に応答して前記ポペット弁体が開閉し、一次圧が変動しても二次圧が変動しないようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、ポペット弁軸とポペット弁体の間に形成される支持部を有するガイド部と一次圧力室の内壁とが当接するので、テーパ部を有するポペット弁体とシート部を有するスリーブの内径が同軸上となる。これにより、テーパ部とシート部が隙間なく当接するので一次圧力室と二次圧力室を遮断する。そして、圧力流体の流路を確実に遮断して漏れを防止するので一次圧が変動しても二次圧が変動せず、二次圧を設定圧力に保持することができる。
また、請求項2に記載の発明においては、シート部がテーパ形状であり、かつ、スリーブと連結するプラグ内に設けられたポペット弁体と当接して開弁方向の移動量を制限する歯止め部を有することを特徴とする請求項1に記載のポペット形減圧弁とした。
本発明によれば、ポペット弁体だけでなくシート部もテーパ形状にし、かつ、歯止め部によりポペット弁体の開弁方向の移動量を制限することで開口面積の増加を小さくできるので、一次圧力室から二次圧力室へ設定圧力以上の高圧流体が大量に流れ込むことがなく二次圧の急激な昇圧がない。これにより、工作機等で実機上使用する際にワークや工具等に過大なクランプ力が作用する恐れを軽減することが可能である。
本発明は、圧力流体の流路を確実に遮断して漏れを防ぐことで一次圧が変動しても二次圧が変動せず、二次圧を設定圧力に保持することができる。また、例えば、一次圧が想定した値より高くなったとしても二次圧力室へ高圧流体が大量に流れ込むことがないため、二次圧の急激な昇圧がない。そのため、実機使用上において故障・トラブル等による工程遅延の減少や省エネルギー化に貢献できる。
本発明の実施の形態の一例であるポペット形減圧弁10の略縦断面図である。 図1のII−II線の断面図である。 従来例の減圧弁60の略縦断面図である。
本発明のポペット形減圧弁10につき、好適な実施の形態を挙げ添付図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように本発明のポペット形減圧弁10は、基本的には段付円筒形状の弁本体25と、弁本体25の内周面に嵌挿された段付形状のスリーブ12と、スリーブ12内に設けられた一次圧力室30に摺動自在に嵌挿されたポペット弁軸26と、ポペット弁軸26に隣接してスリーブ12内の軸芯方向に変位可能に設けられ一次圧力室30から二次圧力室40へ流れる流体を制御するポペット弁体11と、を備える。
弁本体25の内部には、ばね部材(弾性体)15と、第一リテーナ部材16と、第二リテーナ部材17と、が略同軸上に設置されており、予め設定されたばね部材(弾性体)15の弾性力をポペット弁軸26に付勢することで、二次圧が設定値になるまでポペット弁体11を開弁させている。また、弁本体25の側面の半径方向に大気通気孔35を設けることで、ポペット弁軸26の摺動動作による弁本体25の内部の空気が圧縮及び膨張されることを防止している。さらに、弁本体25の一端(図1で左端)に螺着したキャップ19と、キャップ19に螺着した調整ねじ20と、調整ねじ20にネジ結合したロックナット21が取り付けられており、ばね部材(弾性体)15が付加する弾性力を微調整することができる。また、ばね部材(弾性体)15の種類は圧縮コイルばねを使用することが好ましいが、必要に応じて皿ばね等を用いても良い。
スリーブ12の内部には一次圧力室30及び二次圧力室40が設けられており、一次圧力室30と二次圧力室40の境界部にはテーパ形状のシート部23が形成されている。また、シート部23には樹脂等を用いず金属面のみとして、一次圧力室30と二次圧力室40を遮断することで耐久性を向上させることができる。さらに、スリーブ12の側面には、図示しないリリーフ弁等により設定値に保持された流体を導入する流体入口36が形成されている。流体入口36にはフィルタ18を取り付けており、コンタミ等が侵入してスリーブ12の内部に傷が付くことを防止している。さらにまた、スリーブ12の一端(図1で右端)にはプラグ14が取り付けられており、二次圧力室40の流体はプラグ14の内穴を通って流体出口37から工作機等に供給される。また、流体入口36及び流体出口37は一つでも良い。しかし、流体の流れと圧力バランスを良くするために二つ以上の流体入口36及び流体出口37が対称位置にあったほうが望ましい。
ポペット弁軸26はスリーブ12内を摺動自在に嵌挿されており、ポペット弁軸26の一端(図1で左端)はばね部材(弾性体)15に予め設定された弾性力を受けて開弁方向(図1で右方向)に摺動する。
また、ポペット弁軸26の他端(図1で右端)はポペット弁体11と一体となっていて、ポペット弁体11のテーパ部24とシート部23が当接して、一次圧力室30から二次圧力室40への流体の流れ及び漏れを遮断する。さらに、ポペット弁軸26とポペット弁体11を一体として製作することによりポペット弁軸26とポペット弁体11を同軸上に確保することができる。
さらにまた、ポペット弁軸26とポペット弁体11の間にガイド部13を設けることにより、スリーブ12の内壁28とガイド部13に形成される支持部38を当接させることができる。そして、スリーブ12内に形成される円筒形状の一次圧力室30にポペット弁軸26を嵌挿させることで、テーパ部24を有するポペット弁体11の軸とシート部23が形成されるスリーブ12の内径中心とを同軸上にすることができる。これにより、テーパ部24とシート部23が同軸上となり、閉弁時にテーパ部24とシート部23が隙間のないように当接するので流体の漏れがなく、一次圧が変動しても二次圧が影響を受けない。
また、図2に示すように、テーパ部24とシート部23の同軸を安定して確保する観点からガイド部13が有する支持部38は等間隔になるべく多く形成して、スリーブ12の内壁28に当接させたほうがよい。しかし、支持部38が多いと流体の流路面積を十分に確保できなくなる。そこで、テーパ部24とシート部23の同軸を確保する観点と、流体の流路面積を確保する観点とから、ガイド部13は三点の支持部38を有する三角形状とするのが望ましい。また、例えば、二点の支持部38を有する楕円形状や略長方形状等でも、四点以上の支持部38を有する多角形状でも、減圧弁として必要な流路面積や同軸は確保できるので性能に大きな影響を与えない。しかし、ガイド部13を加工する際、三角形状とするほうが作製しやすい。
ポペット弁体11にはテーパ部24が形成されており、テーパ部24とテーパ形状のシート部23で流路面積を形成することにより、一次圧力室30から二次圧力室40へ流れる流体の開口面積の増加を制御する。シート部23をテーパ形状にすることで、ポペット弁体11の移動量に対して開口する流路面積の増加を小さくすることができる。
さらに、ポペット弁体11には開弁時に二次圧を受圧してポペット弁体11を閉弁方向へ付勢する受圧部27が形成されている。また、プラグ14には、受圧部27と当接してポペット弁体11の開弁方向の移動量を制限する歯止め部29が形成されている。これにより、一次圧が上昇して流体が流れ込んでもポペット弁体11の移動量が増加しないので、二次圧の急激な昇圧を防止することができる。
本発明の実施の形態に係るポペット形減圧弁10は、二次圧がばね部材(弾性体)15により調整された設定圧力よりも低い場合は、ばね部材(弾性体)15の弾性力により開弁方向に付勢機構が作用するので、一次圧力室30から二次圧力室40へ流体は自由に流れる。二次圧が設定圧力に達すると、受圧部27が二次圧を受けてポペット弁体11は閉弁方向に移動する。ポペット弁体11が閉弁方向に移動してシート部23とテーパ部24が当接すると、一次圧力室30と二次圧力室40が遮断され二次圧を設定圧力に保持する。そして、二次圧が設定圧力以下になると、ポペット弁体が開弁方向に付勢して上記制御を繰り返す。
また、ポペット形減圧弁10は、外部から大気通気孔35を通って弁本体25の内部へゴミ等を混入しないようにする為のOリング31と、流体の外部漏れを防止する為のOリング32と、一次圧力室30から弁本体25の内部を通って外部に流体が漏れないようにする為のOリング22及び33と、スリーブ12の外周に設けられる図示しない一次圧力室30と二次圧力室40を遮断する為のOリング34とを備えてもよい。そして、ポペット弁軸26の摺動抵抗を小さくするためにOリング32にシール部材を付してもよい。
10 ポペット形減圧弁
11 ポペット弁体
12 スリーブ
13 ガイド部
14 プラグ
15 ばね部材(弾性体)
23 シート部
24 テーパ部
25 弁本体
26 ポペット弁軸
27 受圧部
28 内壁
29 歯止め部
30 一次圧力室
38 支持部
40 二次圧力室

Claims (2)

  1. 弁本体と、
    前記弁本体と連結するスリーブと、
    前記スリーブ内に設けられた一次圧力室及び二次圧力室と、
    前記スリーブ内を摺動するポペット弁軸と、
    前記ポペット弁軸と一体になって前記スリーブ内を摺動して前記一次圧力室から前記二次圧力室へと流れる流体を制御するポペット弁体と、
    前記ポペット弁体に隣接して前記一次圧力室と前記二次圧力室の境界部に形成されたシート部と、
    前記シート部と当接する前記ポペット弁体に形成されたテーパ部と、
    前記ポペット弁体の端面に形成された受圧部と、
    前記弁本体内に嵌合された予め設定した弾性力を有する弾性体と、を備え、
    前記受圧部は前記二次圧を受圧して前記ポペット弁体を閉弁方向へ付勢し、前記弾性体は前記弾性力により前記ポペット弁体を開弁方向へ付勢して前記ポペット弁体が開閉するようにして、前記一次圧力室に導入する流体の一次圧を減圧し二次圧として前記二次圧力室へ出力するポペット形減圧弁において、
    閉弁時に前記ポペット弁軸と前記ポペット弁体の間に設けられた支持部を有するガイド部が前記一次圧力室の内壁と当接することにより前記ポペット弁体と前記スリーブの内径中心を同軸上とし、
    前記テーパ部と前記シート部が当接して前記一次圧力室と前記二次圧力室を遮断することにより二次圧の増減に応答して前記ポペット弁体が開閉し、前記一次圧が変動しても前記二次圧が変動しないようにしたことを特徴とするポペット形減圧弁。
  2. 前記シート部がテーパ形状であり、かつ、前記スリーブと連結するプラグ内に設けられた前記ポペット弁体と当接して開弁方向の移動量を制限する歯止め部を有することを特徴とする請求項1に記載のポペット形減圧弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190059461A (ko) * 2017-11-23 2019-05-31 하이드로텍(주) 직동형 릴리프밸브
JP2021124806A (ja) * 2020-02-03 2021-08-30 株式会社不二越 減圧弁および油圧システム

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