JP2015060312A - プログラム、情報処理装置及び情報処理システム - Google Patents

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【課題】 デバイスの制御に用いる設定のデフォルト値を容易に所望の値に設定できるようにする。【解決手段】 プリンタドライバ130に、プリンタの制御に用いる設定のデフォルト値の設定を受け付けるUI制御部301と、UI制御部301が設定を受け付けたデフォルト値を、複数のプリンタドライバが共用可能な共用設定ファイルに上書き登録する共用設定ファイル更新部304と、共用設定ファイルに登録されているデフォルト値を読み出してプリンタの制御に用いる設定のデフォルト値として設定する設定ファイル反映部306とを設けた。【選択図】 図4

Description

この発明は、デバイスを制御する機能を実現するためのプログラム、情報処理装置及び情報処理システムに関する。
従来から、PC(パーソナルコンピュータ)等の情報処理装置において、プリンタドライバをインストールし、その後インストールしたプリンタドライバをプリンタと対応付けた論理プリンタを登録することが行われている。この論理プリンタは、言わばプリンタの使用登録であり、ユーザが印刷を行おうとした場合に、OS(オペレーティングシステム)は、登録済みの論理プリンタ(と対応付けられているプリンタ)を、印刷に使用するプリンタの選択肢として提示する。そして、ユーザがその中から論理プリンタを選択すると、選択した論理プリンタと対応するプリンタドライバを用いて印刷を行うことになる。また、印刷に際しては、必要に応じてプリンタドライバが提供するUI(ユーザインタフェース)を用いてユーザから印刷設定の指定を受け付ける。
ところで、上記の論理プリンタは、印刷設定のデフォルト値(以下「デフォルト設定」ともいう)を持ち、ユーザや印刷要求元のアプリから何も設定の指示がなされない場合、対応するプリンタドライバは、そのデフォルト設定を用いた印刷を行う。また、論理プリンタのデフォルト設定は、論理プリンタを登録した際に、対応するプリンタドライバが持つデフォルト設定を引き継いで定める。また、プリンタドライバのデフォルト設定は、インストール時に、インストール用ドライバパッケージに予め含まれている値が自動的に設定されることが通常である。
従って、図13に示すように、PC500においてプリンタドライバ510と対応する論理プリンタ511〜513を登録した場合、これらの論理プリンタは全て、プリンタドライバ510と同じデフォルト設定を持つことになる。図13の例では、両面印刷と、2in1の集約印刷がデフォルト設定となっている。なお、ユーザが論理プリンタのデフォルト設定を変更したい場合、論理プリンタの登録後に個別に変更することが可能である。
しかしながら、大規模なユーザ環境では、多数の論理プリンタを作成することも多く、プリンタドライバ510が持つデフォルト設定が好みに合わない場合に全ての論理プリンタについて個別にデフォルト設定を変更することは面倒であった。
このような問題に対応するための技術としては、インストール時に登録されるプリンタドライバ510のデフォルト設定を変更するカスタマイズツールを用いることが知られている。
例えば、論理プリンタのデフォルト設定を4in1の集約印刷としたい場合、インストール用ドライバパッケージに対してカスタマイズツールを適用してデフォルト設定として4in1を持つプリンタドライバ510がインストールされるようにすればよい。このようにすれば、そのプリンタドライバ510と対応する論理プリンタは、登録時のデフォルト設定として4in1を持ち、ユーザがデフォルト設定を変更する必要がない。
このようなカスタマイズツールについては、例えば特許文献1に記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載のものをはじめ、プリンタドライバのデフォルト設定を変更するカスタマイズツールでは、ドライバ毎に対応するカスタマイズツールを用意して適用しなければならず、この点で面倒であるという問題があった。
すなわち、図14に示すように、PS(PostScript)ドライバ520及びPCL(Printer Control Language)ドライバ530の2つのドライバを用いる場合、これらのドライバについて別々にカスタマイズツールを適用する必要がある。PSドライバ520と対応する論理プリンタ521,522はPSドライバ520が持つデフォルト設定を引き継ぎ、PCLドライバ530と対応する論理プリンタ531はPCLドライバ530が持つデフォルト設定を引き継ぐためである。
また、上記のカスタマイズツールでは、プリンタドライバのインストール時にしかデフォルト設定の内容を決められないという問題もある。従って、一旦論理プリンタを登録してしまってから論理プリンタのデフォルト設定を変更したい場合には、各論理プリンタについて1つ1つ変更の操作を行う他なかった。
例えば、図15に示すように同じデフォルト設定で出力ポートのみ異なる複数の論理プリンタ514〜516を登録することはしばしばある。そして、この状態で、プリンタドライバ510と対応する各論理プリンタのデフォルト設定を2in1から4in1に変更したくなった場合、各論理プリンタ514〜516について個別に変更操作を行う必要があった。
さらに、カスタマイズツールを用いる場合、プリンタドライバに加えて対応するカスタマイズツールを用意して実行する必要があるため、作業工数が増え、管理の手間もかかるという問題があった。
以上のような問題は、プリンタ以外のデバイスを制御するデバイスドライバにおいても、同様に発生し得るものである。
この発明は、このような問題を解決し、デバイスの制御に用いる設定のデフォルト値を容易に所望の値に設定できるようにすることを目的とする。
以上の目的を達成するため、この発明は、コンピュータを、デバイスを制御するデバイス制御手段と、上記デバイスの制御に用いる設定のデフォルト値の設定を受け付ける第1受付手段と、上記第1受付手段が設定を受け付けたデフォルト値を、複数のデバイス制御手段が共用可能な共用登録部に上書き登録する登録手段と、上記共用登録部に登録されているデフォルト値を読み出して上記デバイスの制御に用いる設定のデフォルト値として設定する設定手段として機能させるためのプログラムを提供する。
上記構成によれば、デバイスの制御に用いる設定のデフォルト値を容易に所望の値に設定できるようにすることができる。
この発明の実施形態におけるPCとプリンタとの関係を示す図である。 図1に示したPCのハードウェア構成を示す図である。 図1に示したPCの機能構成を示す図である。 図3に示したプリンタドライバの機能構成をより詳細に示す図である。 印刷設定画面の例を示す図である。 デフォルト設定の共有に関連してプリンタドライバがレジストリに登録するデータの例を示す図である。 共用設定ファイルに登録する情報の例を示す図である。 図1に示したPCのCPUがドライバインストール時に実行する処理のフローチャートである。 図8等に示したデフォルト設定書き換え処理のフローチャートである。 図1に示したPCのCPUがプリンタフォルダからの印刷設定画面表示指示を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 図10に示したデフォルト設定保存処理のフローチャートである。 図1に示したPCのCPUが、アプリからの印刷設定画面表示要求を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 デフォルト設定の取り扱いについて説明するための図である。 その別の図である。 そのさらに別の図である。
以下、この発明を実施するための形態について、具体的に説明する。
なおここでは、この発明を、情報処理装置であるPC(パーソナルコンピュータ)及び、そのPCにプリンタを制御させるためのプリンタドライバプログラムに適用した実施形態について説明するが、この発明がこれに限られないことは、後述の通りである。
図1に、この実施形態におけるPCとプリンタとの関係を示す。
この実施形態において、PC10は、ネットワーク30を介して制御対象デバイスである複数のプリンタ20と接続される。これらのプリンタ20は、互いに異なる機種であっても、同じ機種のものが複数含まれていてもよい。また、ネットワーク30は、有線無線を問わず、任意の規格のものを使用可能である。また、プリンタ20の全部又は一部が、ネットワーク30を介さずにPC10のローカルのプリンタポートに接続されていても構わない。
いずれにせよ、PC10は、後述するプリンタドライバ130の機能により、ユーザから印刷に用いる印刷設定を受け付け、プリンタ20に対してその印刷設定に従った印刷の実行を指示する。プリンタ20は、その指示に従って印刷を実行する。
なお、プリンタ20は、印刷以外の機能を兼ね備えた装置であってもよい。例えば、プリンタ20を、スキャン、コピー、ファクシミリ通信、文書蓄積等の機能を備えたMFP(デジタル複合機)として構成することが考えられる。
次に、図2に、PC10のハードウェア構成を示す。
PC10は、ハードウェアとしては一般的なコンピュータでよい。すなわち、PC10は、CPU11、ROM12、RAM13、HDD(ハードディスクドライブ)14、通信I/F(インタフェース)15、表示部16、及び操作部17を備え、それらをシステムバス18により接続した構成としている。
そして、CPU11が、RAM13をワークエリアとしてROM12又はHDD14に記憶されたプログラムを実行することにより、PC10全体を制御し、プリンタ20の制御をはじめとする各種機能を実現する。
HDD14は、不揮発性記憶媒体(記憶手段)であり、CPU11が実行する各種プログラムや後述する各種データを格納している。
通信I/F15は、プリンタ20をはじめとする外部装置と通信するためのインタフェースである。使用する通信規格は、有線、無線を問わず、任意でよい。
表示部16は、ディスプレイ等の、オペレータに情報を提示するための表示手段である。
操作部17は、キーボード、マウス、タッチパネル等の、オペレータから操作を受け付けるための操作手段である。
なお、表示部16や操作部17が外付けであったり、PC10がネットワークを介して外部の端末装置から操作を受け付けることができるようにしたりしてもよい。
次に、図3に、PC10の機能構成を示す。図3には、プリンタ20の制御に関連する部分の構成を示した。
図3に示すように、PC10は、アプリケーション(アプリ)110、OS(オペレーティングシステム)120、プリンタドライバ130a〜130c、論理プリンタ140a〜140f、ドライバ選択制御部150、共用設定ファイル登録部160、通信I/F170を備える。これらの各部の機能はそれぞれ、CPU11が所要のプログラムを実行して図2に示した各部の動作を制御することにより実現されるものである。
これらのうちアプリ110は、アプリケーションソフトウェアにより実現される機能であり、ユーザの操作に従って文書を編集又は操作する機能を備える。このアプリ110が実現する機能としては、ワードプロセッサ、画像作成・編集・加工、表計算等が考えられる。
また、アプリ110は、ユーザから文書の印刷を指示された場合に、OS120により登録されている論理プリンタ140a〜140f(と対応するプリンタ)の中から印刷に使用するプリンタの選択を受け付ける機能を備える。
そして、アプリ110は、選択された論理プリンタに要求して、印刷に用いる設定を行うためのUI(ユーザインタフェース)である印刷設定画面を表示させる。また、その印刷設定画面においてユーザが行った印刷設定を論理プリンタから受け取って印刷設定111として保持し、ユーザからの印刷開始指示に応じて、その印刷設定111に従った印刷を選択された論理プリンタに指示し、実行させる。
OS120は、OSのソフトウェアにより実現される機能である。ここではWindows(登録商標)であるとする。OS120は種々の機能を備えるが、この実施形態の特徴に関連する機能としては、まず、プリンタドライバと対応する論理プリンタを生成し、プリンタドライバと論理プリンタと、その論理プリンタを用いて制御するプリンタとの対応関係を登録する機能を備える。ここで生成した論理プリンタの情報は、ドライバ選択制御部150に通知し、印刷を行う際に用いるプリンタの選択肢として提示させる。
また、ユーザは、OSが提供するプリンタフォルダから論理プリンタを選択してその論理プリンタに印刷設定画面を表示させ、その画面において論理プリンタのデフォルト設定を編集することができる。
また、OS120は、アプリ110から印刷に用いるプリンタドライバに、印刷すべき文書のデータや印刷に使用する印刷設定を渡すためのインタフェースである、API(Application Programming Interface)も提供する。
次に、プリンタドライバ130a〜130cは、それぞれプリンタドライバプログラムにより実現される機能であり、プリンタ20を制御して印刷を実行させるデバイス制御手段の機能を備える。また、印刷に用いる印刷設定や、その印刷設定のデフォルト値の設定を受け付けるための印刷設定画面を表示部16に表示させる機能も備える。
論理プリンタ140a〜140fは、上述のようにOS120がプリンタドライバ130a〜130cのいずれかと対応付けて登録した論理プリンタである。ここでは各プリンタドライバ130a〜130cについて2つずつ示しているが、数はこれに限られない。
論理プリンタ140a〜140fは、アプリ110から印刷設定画面の表示や印刷の実行を要求されると、対応するプリンタドライバを呼び出して、該当の機能を提供させる。この意味で、論理プリンタ140a〜140もそれぞれデバイス制御手段に該当する。
また、論理プリンタ140a〜140fは、それぞれ印刷設定のデフォルト値であるデフォルト設定141a〜141fを保持しており、印刷設定画面を表示する際には、初期値としてこのデフォルト設定の値を表示する。また、印刷設定の指示がない場合の印刷も、このデフォルト設定に従って行う。
なお、プリンタドライバ130a〜130cもそれぞれデフォルト設定131a〜131cを持っており、OS120がプリンタドライバと対応する論理プリンタを生成する際には、このデフォルト設定を、生成した論理プリンタのデフォルト設定とする。ただし、論理プリンタのデフォルト設定は、後で変更可能である。
プリンタドライバ130a〜130cのデフォルト設定131a〜131cは、プリンタドライバ130a〜130cのインストール時に、インストール用ドライバパッケージに予め含まれている値が自動的に設定される。
なお、プリンタドライバ130a〜130cは、ドライバの種類は異なるが、以降に説明するデフォルト設定の共有に関する機能については、共通の機能を備える。従って、以後、個別のドライバを特定する必要がない場合には、プリンタドライバ130として説明する。論理プリンタ140a〜140fについても、同様に論理プリンタ140として説明する。
次に、ドライバ選択制御部150は、OS120が登録した論理プリンタ140の情報を管理し、ユーザが印刷に使用するプリンタやデフォルト設定を編集する論理プリンタを選択する際に、登録されているプリンタあるいは論理プリンタを選択肢として提示する機能を備える。
共用設定ファイル登録部160は、共用登録部であり、PC10にインストールされている複数のプリンタドライバ130が共用可能な、デフォルト設定に関する情報を格納した共用設定ファイル161を登録する機能を備える。共用設定ファイル登録部160は、PC10がアクセス可能な任意の記憶手段に設けることができる。なお、共用設定ファイル161に登録する情報及びその用途については後に詳述する。
通信I/F170は、プリンタドライバ130が生成した、プリンタ20に印刷を実行させるためのデータを、プリンタ20に送信する機能を備える。例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1284仕様に基づくパラレルI/F、USB(Universal Serial Bus)1.0あるいはUSB2.0仕様に基づくUSBI/F、及びイーサネット(登録商標)仕様に基づくネットワーク通信を行うためのネットワークI/Fを設けることが考えられる。
次に、図3に示した各部のうちプリンタドライバの機能についてより詳細に説明する。
図4は、プリンタドライバ130の機能構成をより詳細に示す図である。
図4に示すように、プリンタドライバ130は、UI制御部301、描画部302、共用設定ファイル作成部303、共用設定ファイル更新部304、共有設定判定部305、設定ファイル反映部306、設定ファイル反映日時登録部307、設定ファイル更新確認部308の機能を備える。
これらのうちUI制御部301は、上述の印刷設定画面を表示部16に表示させ、印刷設定に関する操作を受け付ける機能を備える。なお、印刷設定画面は、アプリ110から呼び出された場合には、アプリ110に保持させる印刷設定111に関する操作を受け付けるための画面として機能する。一方、OS120のプリンタフォルダから呼び出された場合には、論理プリンタ140のデフォルト設定141に関する操作を受け付けるための画面として機能する。後者の場合、UI制御部301は第1受付手段として機能する。
また、印刷設定画面においては、後述のように、論理プリンタ140間でデフォルト設定の共有を行うか否かの設定も受け付ける。また、印刷設定画面においては、さらに、プリンタドライバ130のインストール時のデフォルト設定の共有を行うか否かの設定も受け付ける。これらの場合、UI制御部301は第2受付手段として機能する。
次に、描画部302は、アプリ110からOS120を介して受け取った印刷すべき文書のデータ及び印刷に用いる印刷設定に基づき、描画処理を行い、プリンタ20に印刷を実行させるためのデータを生成する機能を備える。
共用設定ファイル作成部303は、図3に示した共用設定ファイル161を新規に作成する機能を備える。ただし、この作成は、共用設定ファイル161が共用設定ファイル登録部160に登録されていない場合のみ行う。
共用設定ファイル更新部304は、登録手段であり、論理プリンタ140のデフォルト設定141に応じて共用設定ファイル161の内容を変更する機能を備える。
共有設定判定部305は、デフォルト設定の共有を行うか否かについて、可否どちらの設定がなされているかを判定する機能を備える。
設定ファイル反映部306は、設定手段であり、共用設定ファイル161に登録されている印刷設定の内容を、論理プリンタ140のデフォルト設定141に反映させる機能を備える。また、プリンタドライバ130のインストール時に、共用設定ファイル161に登録されている印刷設定の内容を、プリンタドライバ130のデフォルト設定131にも反映させる機能も備える。
設定ファイル反映日時登録部307は、設定ファイル反映部306が共用設定ファイル161の内容をデフォルト設定141に最後に反映させた日時を登録する機能を備える。この登録は論理プリンタ140毎に行う。なお、プリンタドライバ130のデフォルト設定131については、インストール時にしか反映を行わないため、必ずしもプリンタドライバ130に関する反映日時を登録する必要はない。
設定ファイル更新確認部308は、設定ファイル反映部306が最後に共用設定ファイル161の内容をデフォルト設定141に反映させてから共用設定ファイル161が更新されているか否かを判定する機能を備える。この判定は、設定ファイル反映日時登録部307が登録した反映日時と、共用設定ファイル161の最終更新日時とを比較して行うことができる。なお、共用設定ファイル161の最終更新日時は、通常のファイルの場合と同様、OS120に管理させればよい。
以上のPC10において、特徴的な点の1つは、共用設定ファイル161を用いて、各論理プリンタ及び各プリンタドライバにおけるデフォルト設定を、容易に所望の値とすることができるようにした点である。以下、この点に関連して設けた画面、データ及び処理等について説明する。
まず、図5に印刷設定画面の例を示す。
図5に示す印刷設定画面400は、UI制御部301が表示させるものであり、印刷設定受付部410、共有設定受付部420、OKボタン431及びキャンセルボタン432を備える。
これらのうち印刷設定受付部410は、印刷設定111あるいはデフォルト設定141の各項目の値の指定を受け付ける領域である。図5では、両面機能の項目についての指定を受け付ける両面設定部411と、集約機能の項目についての指定を受け付ける集約設定部412のみを示しているが、これら以外の項目に関する設定部があってよいことはもちろんである。どの項目の設定部を設けるかは、プリンタドライバ130の種類によって異なる。
共有設定受付部420は、共用設定ファイル161を介したデフォルト設定の共有に関する設定を受け付ける領域である。
ここに設けた第1設定部421は、論理プリンタ140間でデフォルト設定141の共有を行うか否かの設定を受け付ける領域であり、共有の有効と無効を設定可能である。この項目は、論理プリンタ140毎に設定可能である。また、第2設定部422は、プリンタドライバ130のインストール時のデフォルト設定131の共有を行うか否かの設定を受け付ける領域であり、共有の有効と無効を設定可能である。この項目は、共用設定ファイル161について設定する。従って、共用設定ファイル161を共用する全てのプリンタドライバ130について共通の設定である。この共有設定受付部420の動作を制御するCPU11は、第2受付手段に該当する。
OKボタン431は、印刷設定画面400において行った指定を各部に反映させて印刷設定画面400を閉じるためのボタンである。キャンセルボタン432は、印刷設定画面400を閉じるためのボタンである。
次に、図6に、デフォルト設定の共有に関連してプリンタドライバ130がレジストリに登録するデータの例を示す。
図6に示すように、プリンタドライバ130は、自身と対応する各論理プリンタ140について、デフォルト設定の供給に関連するデータをレジストリに登録する。ここで登録する情報は、第1設定部421で受け付けた、デフォルト設定141の共有を行うか否かの設定(図では「SHARE」の項目)と、共用設定ファイル161の内容をデフォルト設定141に最後に反映させた日時(図では「UPDATE」の項目)である。
前者は、UI制御部301がOKボタン431の操作に応じて各部に設定を反映させる際に登録するものである。後者は、設定ファイル反映日時登録部307が、共用設定ファイル161の内容をデフォルト設定141に反映させた(設定した)ことを検出した場合にその設定日時を登録するものである。なお、「UPDATE」の項目は、図6の例では反映の年月日時分を12桁の数字で登録しており、一度も反映を行っていない場合には0を登録している。
各プリンタドライバ130が同様な登録を行うと、レジストリには、全論理プリンタ140に関する情報が登録されることになる。
次に、図7に、共用設定ファイル161に登録する情報の例を示す。
図7に示すように、共用設定ファイル161にはまず、第2設定部422で受け付けた、インストール時のデフォルト設定131の共有を行うか否かの設定(図では符号162で示す「SHARE(INSTALL)」の項目)を登録する。
また、いずれかの論理プリンタ140のデフォルト設定141からコピーした各項目の設定情報も登録する(図で符号163で示す部分)。
なお、プリンタドライバによって印刷設定に含まれる項目が異なり、それに応じてデフォルト設定に含まれる項目も異なる。例えば、両面機能を備えたプリンタを制御するプリンタドライバには両面機能に関する項目があるが、そうでないプリンタを制御するプリンタドライバには両面機能に関する項目が含まれない等である。対応PDL(ページ記述言語)やUIの違いによってもこのような差が生じることがある。
しかし、デフォルト設定141の内容を共用設定ファイル161に登録する際には、デフォルト設定141に含まれる項目のみ上書きし、含まれない項目についてはそのまま残しておけばよい。このようにすれば、特段複雑な処理を行うことなく、異なる種類のプリンタドライバ130間で共用設定ファイル161を共用可能である。
次に、共用設定ファイル161を用いたデフォルト設定の共有に関連してPC10のCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。
まず図8に、ドライバインストール時の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、プリンタドライバ130をインストールする際に、プリンタドライバ130の機能を実現するプログラムのPC10への登録を完了すると、そのプリンタドライバ130を起動して、図8のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理において、CPU11はまず、インストール用のドライバパッケージに含まれている印刷設定を、プリンタドライバ130のデフォルト設定131として登録する(S11)。
次に、CPU11は、共用設定ファイル161が予め定められたパスに存在するか否か判断する(S12)。このパスは、プリンタドライバ130のプログラムに含めておいてもよいし、PC10のレジストリの所定の項目を読み取って取得してもよい。その他の方法で定めてもよい。
ステップS12でYesの場合、共用設定ファイル161の「SHARE(INSTALL)」の項目を参照し、インストール時のデフォルト設定131の共有が有効になっているか否か判断する(S13)。ここでもYesであれば、CPU11は、図9に示すデフォルト設定書き換え処理を実行して、ステップS11で登録したデフォルト設定131を、共用設定ファイル161の内容に従って書き換える(S14)。すなわち、デフォルト設定131に共用設定ファイル161の内容を反映させる。その後、CPU11は、共用設定ファイル161の最終反映日時として、現在の日時をレジストリに登録して(S15)、処理を終了する。
ステップS13でNoであれば、デフォルト設定書き換え処理を行わずに処理を終了する。この場合、デフォルト設定131を書き換える機能は無効化されたことになり、このステップS13の処理において、CPU11は無効化手段として機能する。
また、ステップS12でNoであればCPU11は共用設定ファイル161を作成して上記予め定められたパスに格納し(S16)、共用設定ファイル161の最終反映日時として、現在の日時をレジストリに登録して(S15)、処理を終了する。このときには、共用設定ファイル161のうち実体的な設定内容(符号163で示した部分)は空でよい。しかし、「SHARE(INSTALL)」の項目には、初期値として共有の無効を示すOFFを登録するとよい。また、この場合、デフォルト設定131に反映させる情報がないため、デフォルト設定131はステップS11で定めた通りである。
図9にデフォルト設定書き換え処理のフローチャートを示す。
この処理において、CPU11はまず、共用設定ファイル161中の項目(図7で符号163で示したもの)の1つを処理対象とする(S21)。そして、その処理対象の項目が、書き換え対象のデフォルト設定(図8のステップS14で起動された場合はデフォルト設定131)中にあるか否か判断する(S22)。
ここでYesであれば、CPU11は、処理対象の項目について共用設定ファイル161中の値が書き換え対象のデフォルト設定の値と異なっているか否か判断する(S23)。そして、異なっていれば、処理対象の項目について書き換え対象のデフォルト設定の値を共用設定ファイル161中の値に変更する(S24)。ステップS23でNoの場合には、変更の必要はないので何もしない。
また、ステップS22でNoの場合は、処理対象の項目を無視してそのままステップS25に進む。
いずれの場合も、CPU11は、共用設定ファイル161中にまだ処理対象にしていない項目があるか否か判断し(S25)、あればステップS21に戻って処理を繰り返す。なければ元の処理に戻る。
以上のデフォルト設定書き換え処理において、CPU11は設定手段として機能する。
以上の図8及び図9に示した処理により、CPU11は、インストール時のデフォルト設定131の共有が有効に設定されている場合、インストールしたプリンタドライバ130のデフォルト設定131を、予め共用設定ファイル161に登録しておいた値とすることができる。従って、ユーザが共用設定ファイル161に所望の設定内容を登録しておけば、プリンタドライバ130以外のツールを用いなくても、プリンタドライバ130のデフォルト設定131をその所望の設定内容とすることができる。そして、このプリンタドライバ130と対応する論理プリンタ140を登録した時も、その所望の設定内容をデフォルト設定141として持たせることができる。従って、論理プリンタ140を登録した後で個別にデフォルト設定141を変更する必要がなく、ユーザの操作負担を小さいものとすることができる。
なお、プリンタドライバ130の種類に応じてデフォルト設定に含まれる項目が異なる。このため、他のプリンタドライバ130に関するデフォルト設定が共用設定ファイル161に登録されていると、書き換え対象のデフォルト設定のうち一部の項目が共用設定ファイル161に含まれないこともある。この点につき、図9の処理においては、書き換え対象のデフォルト設定のうち、共用設定ファイル161に対応する項目のない項目については、変更せずにそのまま残すようにしている。従って、共用設定ファイル161に全項目分の値が登録されているか否かに関わらず反映処理が実行できる一方、もとの値をユーザの意図に合わない値に変更してしまうことも防止できる。
また、インストール時の設定共有可否の設定ができるようにしたことにより、デフォルト設定131を他のプリンタドライバ130と統一したくないものについては、インストール用のドライバパッケージに含まれている印刷設定を維持することができる。
次に、図10に、プリンタフォルダからの印刷設定画面表示指示を検出した場合の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、OS120が提供するプリンタフォルダにおいて論理プリンタ140が選択され、印刷設定画面の表示が指示されたことを検出すると、選択された論理プリンタ140と対応するプリンタドライバ130を起動して、図10の処理を実行する。上述の通り、プリンタフォルダから印刷設定画面を開いた場合、この画面は論理プリンタ140のデフォルト設定141を編集するために用いる。
図10の処理においてCPU11はまず、レジストリ中の、選択された論理プリンタ140に関する「SHARE」の項目を参照し、デフォルト設定の共有が有効に設定されているか否か判断する(S31)。
ここでYesであれば、CPU11は次に、共用設定ファイル161の最終更新日時(タイムスタンプ)と、レジストリ中の「UPDATE」の項目の値とを比較して、共用設定ファイル161の更新日時は共用設定ファイルの最終反映日時より後か否か判断する(S32)。
ここでもYesであれば、CPU11は、図9に示したデフォルト設定書き換え処理を実行して、選択された論理プリンタ140と対応するデフォルト設定141を、共用設定ファイル161の内容に従って書き換える(S33)。すなわち、デフォルト設定141に共用設定ファイル161の内容を反映させる。また、図9の処理における書き換え対象のデフォルト設定は、ステップS33でこの処理を呼び出した場合は、デフォルト設定141となる。このステップS33の処理において、CPU11は設定手段として機能する。
その後、CPU11は、共用設定ファイル161の最終反映日時として、現在の日時をレジストリの「UPDATE」の項目に登録する(S34)。
ここまでの処理により、CPU11は、デフォルト設定141の共有が有効に設定されている場合、選択された論理プリンタ140のデフォルト設定141を、予め共用設定ファイル161に登録しておいた内容とすることができる。従って、ユーザが共用設定ファイル161に所望の設定内容を登録しておけば、特段の変更操作を行わなくても、選択した論理プリンタ140のデフォルト設定141をその所望の内容とすることができる。これは、いくつ論理プリンタ140があっても変わらない。従って、多数の論理プリンタ140が登録されている場合でも個別にデフォルト設定141を変更する必要がなく、ユーザの操作負担を小さいものとすることができる。
次に、CPU11は、ステップS33における書き換え後のデフォルト設定141を初期値として、印刷設定画面400を表示部16に表示させ(S35)、ユーザによる設定変更指示を受け付ける(S36)。また、ステップS31又はS32でNoの場合には、ステップS33における書き換えを行わないデフォルト設定141を初期値として、ユーザによる設定変更指示を受け付ける(S35,S36)。いずれの場合も、ステップS36の処理において、CPU11は第1受付手段として機能する。また、ステップS32の処理において、CPU11は無効化手段として機能する。
その後、CPU11は、OKボタン431又はキャンセルボタン432が操作されるまで、ステップS36の処理を繰り返す。そして、OKボタン431が操作されると(S37のYes)、選択されている論理プリンタ140について図11のデフォルト設定保存処理を実行してから(S38)、印刷設定画面400を消去し(S40)、処理を終了する。キャンセルボタン432が操作されると(S39のYes)、デフォルト設定保存処理を実行せずに印刷設定画面400を消去し(S40)、処理を終了する。
図11にデフォルト設定保存処理のフローチャートを示す。
この処理において、CPU11はまず、印刷設定画面400の印刷設定受付部410で受け付けた設定内容を、処理中の論理プリンタ140のデフォルト設定141として登録する(S51)。また、共有設定受付部420で受け付けた設定内容を、図6及び図7に示したようにレジストリ及び共用設定ファイル161に登録する(S52)。
CPU11は次に、レジストリ中の、処理中の論理プリンタ140に関する「SHARE」の項目を参照し、デフォルト設定の共有が有効に設定されているか否か判断する(S53)。ここでYesであれば、ステップS51で登録したデフォルト設定141を共用設定ファイル161に登録するためのステップS54以下の処理に進む。Noであれば、ステップS54以下の処理を行わずに元の処理に戻る。Noの場合、デフォルト設定141を共用設定ファイル161に登録する機能は無効化されたことになり、このステップS53の処理において、CPU11は無効化手段として機能する。
ステップS54以下の処理において、CPU11はまず、ステップS51で登録したデフォルト設定141中の項目の1つを処理対象とする(S54)。そして、その処理対象の項目が、共用設定ファイル161中にあるか否か判断する(S55)。
ここでNoであれば、CPU11は、処理対象の項目を共用設定ファイル161に新たに追加し、ステップS51で登録したデフォルト設定141の値をその項目の値として共用設定ファイル161に登録する(S56)。
一方、ステップS55でYesであれば、CPU11は、処理対象の項目について共用設定ファイル161中の値が書き換え対象のデフォルト設定の値と異なっているか否か判断する(S57)。そして、異なっていれば、処理対象の項目について共用設定ファイル161中の値をステップS51で登録したデフォルト設定141の値に変更する(S58)。すなわち上書き登録する。ステップS57でNoの場合には、変更の必要はないので何もしない。
いずれの場合も、CPU11は次に、デフォルト設定141中にまだ処理対象にしていない項目があるか否か判断し(S59)、あればステップS54に戻って処理を繰り返す。なければ元の処理に戻る。なければ、ステップS58における変更後の共用設定ファイル161を元の場所に登録して(S60)、処理を終了する。
以上のステップS54乃至S60の処理において、CPU11は登録手段として機能する。
以上の処理により、CPU11は、印刷設定画面400で受け付けたデフォルト設定141の内容を、共用設定ファイル161に登録し、後で他の論理プリンタ140のデフォルト設定141やプリンタドライバ130のデフォルト設定131に反映させられるようにすることができる。
従って、ユーザは、デフォルト設定の共有を有効に設定した上で1つの論理プリンタ140について所望のデフォルト設定141を登録すれば、他の論理プリンタ140についても、印刷設定画面400を表示させる際に、デフォルト設定141をその登録した設定と同じものに変更することができる。
このため、多数の論理プリンタ140が登録されている場合でも個別にデフォルト設定141を変更する必要がなく、ユーザの操作負担を小さいものとすることができる。
なお、設定共有可否の設定ができるようにしたことにより、デフォルト設定141を他の論理プリンタ140と統一したくないものについては、個別に設定が可能な状態を維持することができる。
また、ステップS32の判断を行うことにより、共有設定ファイルが更新されていない場合に反映の処理を省略し、処理速度を向上させることができる。
また、図11の処理においては、共用設定ファイル161に含まれる項目のうち、処理中のデフォルト設定141に対応する項目のないものについては、変更せずにそのまま残すようにしている。従って、あるときに登録したデフォルト設定141が項目数の少ないものだったとしても、特段複雑な処理を行うことなく、以前に登録した情報を消さずに、以後も他のデフォルト設定に反映させられる状態で残すことができる。さらに、共用設定ファイル161をデフォルト設定131,141に反映させる際には、デフォルト設定にない項目の値は無視するので、共用設定ファイル161に余分な項目が含まれていても、反映に支障はない。
次に、図12に、アプリ110からの印刷設定画面表示要求を検出した場合の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、アプリ110が、論理プリンタ140を指定して印刷設定画面の表示を要求したことを検出すると、選択された論理プリンタ140と対応するプリンタドライバ130を起動して図12の処理を実行する。上述の通り、アプリ110から印刷設定画面を開いた場合、この画面はアプリ110に保持させる印刷設定111を編集するために用いる。
また、図12の処理において、ステップS71乃至S74の処理は、図10のステップS31乃至S34と同じ処理である。すなわち、デフォルト設定の共有が有効に設定されていれば、選択された論理プリンタ140と対応するデフォルト設定141を、共用設定ファイル161の内容に従って書き換える。
その後、CPU11は、デフォルト設定141をアプリから受け取った印刷設定に従って変更し、その変更後の設定内容を初期値として、印刷設定画面400を表示部16に表示させる(S75)。そして、ユーザによる設定変更指示を受け付ける(S76)。
ここで、アプリ110は、印刷設定画面の表示を要求する際に、アプリ110が持つ印刷設定111を論理プリンタ140に渡す。そして、ステップS75では、この印刷設定111がデフォルト設定141と異なっていれば、印刷設定画面400に表示させる値は印刷設定111の値を優先させる。例えば、デフォルト設定141では用紙サイズがA4であるが、印刷設定111ではB5である場合、印刷設定画面400にはB5と表示する。ただし、ステップS75での変更内容は、その場限りであり、デフォルト設定141の登録内容には反映させない。
ステップS75の後、CPU11は、OKボタン431又はキャンセルボタン432が操作されるまで、ステップS76の処理を繰り返す。そして、OKボタン431が操作されると(S77のYes)、印刷設定受付画面で受け付けた設定内容をアプリ110に返して、印刷設定画面400を消去し(S80)、処理を終了する。図10と異なり、デフォルト設定保存処理は実行しない。従って、ステップS76で受け付けた設定内容の変更は、デフォルト設定141や共有設定には影響を与えない。また、キャンセルボタン432が操作されると(S79のYes)、デフォルト設定保存処理を実行せずに印刷設定画面400を消去し(S80)、処理を終了する。
以上の処理により、CPU11は、アプリ110から印刷設定画面400を開くタイミングでも、選択された論理プリンタ140のデフォルト設定141を、予め共用設定ファイル161に登録しておいた内容とすることができる。従って、図10の場合と同様な効果が得られる。
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、各部の具体的な構成や処理の手順、画面の構成、取り扱うデータの構成及び形式等は、実施形態で説明したものに限るものではない。
例えば、PC10が備える全てのプリンタドライバ130に、上述の共用設定ファイル161を扱う機能を設ける必要はない。共用設定ファイル161を扱う機能があるドライバとないドライバが混在していてもよい。この場合でも、共用設定ファイル161を扱う機能があるドライバ間では、共用設定ファイル161を用いてデフォルト設定141を自動的に変更(共通化)することができる。
また、上述の実施形態の場合と同様な共用設定ファイル161を用いたデフォルト設定の変更は、コンピュータに、プリンタ以外のデバイスを制御する機能を実現させるためのデバイスドライバにも適用可能である。制御対象のデバイスとしては、例えば、スキャナ、ファクシミリ装置、MFP、プロジェクタ、電子ホワイトボード、遠隔会議システム等の画像処理装置が考えられる。さらに、これに限らず任意の電子装置であって構わない。
また、プログラムを実行する装置も、PCには限られず、プログラムを実行可能なプロセッサを備えた装置であれば、任意の情報処理装置でよい。携帯情報端末やスマートフォンであっても構わない。
また、上述の実施形態でPC10が備えるとした機能を複数の情報処理装置に分散して設け、それらの装置が協働してPC10と同様な機能を実現するようにしてもよい。
この発明の実施形態であるプログラムは、1のコンピュータを、または複数のコンピュータを協働させて、上述したプリンタドライバ130のような共用登録部を用いてデフォルト設定の変更機能を実現させるためのプログラムである。そして、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMや他の不揮発性記憶媒体(フラッシュメモリ,EEPROM等)などに格納しておいてもよい。しかし、メモリカード、CD、DVD、ブルーレイディスク等の任意の不揮発性記録媒体に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインストールして実行させることにより、上述した各機能を実現させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部装置あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部装置からダウンロードし、コンピュータにインストールして実行させることも可能である。
また、この発明の情報処理システムは、上述のプログラムと、そのプログラムが提供するデバイス制御機能により制御されるデバイスとを備えたシステムである。このプログラムとデバイスとの組み合わせにより、実施形態及び変形例において述べた効果を得ることができる。
また、以上説明してきた実施形態及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
10:PC、11:CPU、12:ROM、13:RAM、14:HDD、15:通信I/F、16:表示部、17:操作部、18:システムバス、20:プリンタ、30:ネットワーク、110:アプリ、111:印刷設定、120:OS、130:プリンタドライバ、131,141:デフォルト設定、140:論理プリンタ、150:ドライバ選択制御部、160:共用設定ファイル登録部、161:共用設定ファイル、170:通信I/F、301:UI制御部、302:描画部、303:共用設定ファイル作成部、304:共用設定ファイル更新部、305:共有設定判定部、306:設定ファイル反映部、307:設定ファイル反映日時登録部、308:設定ファイル更新確認部、400:印刷設定画面、410:印刷設定受付部、411:両面設定部、412:集約設定部、420:共有設定受付部、421:第1設定部、422:第2設定部、431:OKボタン、432:キャンセルボタン
特開2004−78745号公報

Claims (8)

  1. コンピュータを、
    デバイスを制御するデバイス制御手段と、
    前記デバイスの制御に用いる設定のデフォルト値の設定を受け付ける第1受付手段と、
    前記第1受付手段が設定を受け付けたデフォルト値を、複数のデバイス制御手段が共用可能な共用登録部に上書き登録する登録手段と、
    前記共用登録部に登録されているデフォルト値を読み出して前記デバイスの制御に用いる設定のデフォルト値として設定する設定手段として機能させるためのプログラム。
  2. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記デフォルト値の設定を共有するか否かの設定を受け付ける第2受付手段と、
    前記デフォルト値の設定を共有しない旨が設定されている場合に前記登録手段及び前記設定手段の機能を無効化する無効化手段として機能させるためのプログラムをさらに含むことを特徴とするプログラム。
  3. 請求項1又は2に記載のプログラムであって、
    前記設定手段が、前記共用登録部に登録されているデフォルト値を読み出して設定するときにその設定日時の情報を登録する手段を備え、前記共用登録部の更新日時が前記設定日時と同じかそれより前であれば前記共用登録部に登録されているデフォルト値の設定を行わない手段であることを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記設定手段は、当該プログラムのインストール時に、前記共用登録部に登録されているデフォルト値の読み出し及び設定を行うことを特徴とするプログラム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記設定手段は、前記共用登録部に登録されているデフォルト値のうち、当該プログラムによるデバイス制御手段がデバイスの制御に用いない項目の値は、前記デフォルト値としての設定を行わないことを特徴とするプログラム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記登録手段は、前記共用登録部にデフォルト値を登録する際に、既に共用登録部に登録されている値のうち、登録しようとするデフォルト値に含まれない項目の値は、変更せずに残しておくことを特徴とするプログラム。
  7. デバイスを制御するデバイス制御手段と、
    前記デバイスの制御に用いる設定のデフォルト値の設定を受け付ける第1受付手段と、
    前記第1受付手段が設定を受け付けたデフォルト値を、複数のデバイス制御手段が共用可能な共用登録部に上書き登録する登録手段と、
    前記共用登録部に登録されているデフォルト値を読み出して前記デバイスの制御に用いる設定のデフォルト値として設定する設定手段とを備えた情報処理装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプログラムと、
    前記デバイス制御手段により制御されるデバイスとを備えたことを特徴とする情報処理システム。
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