JP2015057771A - 燃料電池用単セル,燃料電池,および燃料電池用単セルの製造方法 - Google Patents

燃料電池用単セル,燃料電池,および燃料電池用単セルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単セルの経時的な特性の変化の抑制を図った燃料電池用単セル,燃料電池,および燃料電池用単セルの製造方法を提供する。
【解決手段】一態様に係る燃料電池用単セルは,第1のセラミック材料115aおよび金属元素115bを含む,燃料極層115と,燃料極層105に接して形成され,第2のセラミック材料115aを含む固体電解質層102と,を有する燃料電池用単セルであって,固体電解質層102は,金属元素115bを含み、固体電解質層102での金属元素115bの含有量が,燃料極層での金属元素115bの含有量より少ない燃料電池用単セル。
【選択図】図3

Description

本発明は,燃料電池用単セル,燃料電池,および燃料電池用単セルの製造方法に関する。
燃料電池として,固体電解質(固体酸化物)を用いた固体酸化物形燃料電池(以下,「SOFC」とも記す)が知られている。SOFCでは,例えば,固体電解質層(例えば,特許文献1参照)の一方側,他方側それぞれに燃料極層および空気極層を設けた単セルが使用される。燃料極層,空気極層それぞれに燃料ガス(水素等),酸化剤ガスが供給され,これらのガスが反応することで,単セルが発電する。
パワーコンディショナー,DC−ACコンバータなどを搭載したシステムによって,SOFCの出力が制御される。このとき,単セルの特性が経時的に大きく変動すると,制御パラメータが初期状態から大きく変動し,SOFCの制御が煩雑になる可能性がある。
特開平11−265615号公報
本発明は,単セルの経時的な特性の変化の抑制を図った燃料電池用単セル,燃料電池,および燃料電池用単セルの製造方法を提供することを目的とする。
1. 本発明の一態様に係る燃料電池用単セルは,
第1のセラミック材料および金属元素を含む,燃料極層と,
前記燃料極層に接して形成され,第2のセラミック材料を含む固体電解質層と,
を有する燃料電池用単セルであって,
前記固体電解質層は,前記金属元素を含む,ことを特徴とする。
固体電解質層が,前記金属元素を含む,すなわち燃料極層に含まれる金属元素と,同一の金属元素を含む結果,この燃料極層に含まれる金属元素が燃料極層から固体電解質層に拡散することに起因する固体電解質層および燃料極層の特性の経時的変化が抑制される。
固体酸化物形燃料電池の特性変動の要因の一つに,固体酸化物形燃料電池を高温で作動させることによる各層界面を通しての元素拡散がある。例えば,燃料極層(アノード)−固体電解質層間において,燃料極層が含有する金属元素(Niなどのアノード含有元素)が固体電解質層に拡散すると,例えば,次のように,固体電解質層の抵抗が上昇する。電子伝導性の高いNiがイオン伝導性の高い固体電解質材料(YSZ等)中に拡散することで,YSZのイオン伝導性が阻害され,固体電解質層の抵抗が上昇する。また,拡散したNiがNiOとなって,YSZに固溶し,その後,Niに還元された時にYSZが立方晶から正方晶に相転移することで,抵抗値が上昇する。このように,固体電解質の抵抗が上昇することで,燃料電池の特性が劣化する。
本発明では,固体電解質層に,アノード含有元素を事前に添加しておく。このため,アノード含有元素の固体電解質層への拡散(する量)が抑制されるため,固体電解質層および燃料極層の特性の変化(固体電解質層の相変態,燃料極層の触媒活性低下)を抑制することができる。
このようにして,単セルの特性変化が抑制されるため,システム制御パラメータの大きな変更が無くなることから,運転制御が容易になる。
(1) 前記固体電解質層での前記金属元素の含有量が,前記燃料極層での前記金属元素の含有量より少ないことが好ましい。
固体電解質層の金属元素の含有量が燃料極層に比べて多いと,固体電解質層の特性の劣化を招く畏れがある。
(2)前記固体電解質層での前記金属元素の含有量が,0.05mol%以上,1mol%以下であることが好ましい。
この範囲で,燃料極層から固体電解質層への拡散の抑制(固体電解質層および燃料極層の特性の変化の抑制)と,固体電解質層の初期特性の両立が可能となる。含有量が0.05mol%より少ないと,燃料極層から固体電解質層への拡散の抑制が十分とは言い難くなる。含有量が1mol%より多いと,固体電解質層の初期特性が十分とは言い難くなる。
(3) 前記金属元素が,Ni,Mn,Coのいずれか,またはそれらの組み合わせである。
Ni,Mn,Coは,燃料極層の構成材料として用いられ,その拡散による特性の変化抑制のため,固体電解質層に含有させる意義がある。例えば,Niを用いて,良好な燃料極層を形成できる。
(4) 前記第2のセラミック材料が,イットリア安定化ジルコニア(YSZ)を含んで良い。
YSZを用いて,良好な固体電解質層を形成できる。
ここで,前記イットリア安定化ジルコニアが,7mol%以上,10mol%以下のイットリアを含んで良い。
7mol%以上,10mol%以下のイットリアを含むYSZを用いて,良好な固体電解質層を形成できる。
(5) 前記固体電解質層での前記金属元素は,前記固体電解質層の全体に含まれている。
金属元素が全体に含まれる固体電解質層は,酸素イオン導電性酸化物セラミック材料と金属元素を混合することで,容易に作成できる。
燃料極層から固体電解質層への拡散を抑制するためには,これらの層の境界に金属元素が含まれることが必要であるが,固体電解質層の全体に金属元素が含まれることで,拡散を制限して,特性の変化を抑制できる。金属元素が偏在していると,拡散が進行し,特性が変化し易い。
2. 燃料電池が,上記1.の燃料電池用単セル,を具備することを特徴とする。
上記1.の燃料電池用単セルを用いて,特性の経時変化が抑制された燃料電池を作成できる。
3. 燃料極層と,固体電解質層と,空気極層とを有する燃料電池用単セルの製造方法が,
第1のセラミック材料および金属元素を含む,燃料極材料を準備する工程と,
第2のセラミック材料および前記金属元素を含む,固体電解質材料を準備する工程と,
第3のセラミック材料を含む,空気極材料を準備する工程と,
前記燃料極材料,前記固体電解質材料,および前記空気極材料から,前記燃料極層,固体電解質層,および前記空気極層を有し,かつ焼成された単セルを形成する工程と,
を有し,
前記固体電解質材料を準備する工程が,前記金属元素を,前記第2のセラミック材料に添加する工程を含む,ことを特徴とする。
固体電解質材料の第2のセラミック材料に,前記金属元素,すなわち燃料極材料に含まれる金属元素と同一の金属元素を添加する。このため,アノード含有元素の固体電解質層への拡散が低減され,固体電解質層および燃料極層の特性の変化(固体電解質層の相変態,燃料極層の触媒活性低下)を抑制できる。
(1) 前記焼成された単セルの固体電解質層での前記金属元素の含有量が,前記焼成された単セルの燃料極層での前記金属の含有量より少ないことが好ましい。
固体電解質層の金属元素の含有量が燃料極層に比べて多いと,固体電解質層の特性の劣化を招く畏れがある。
(2) 前記焼成された単セルの固体電解質層での前記金属元素の含有量が,0.05mol%以上,1mol%以下であることが好ましい。
この範囲で,燃料極層から固体電解質層への拡散の抑制(固体電解質層および燃料極層の特性の変化の抑制)と,固体電解質層の初期特性の両立が可能となる。含有量が0.05mol%より少ないと,燃料極層から固体電解質層への拡散の抑制が十分とは言い難くなる。含有量が1mol%より多いと,固体電解質層の初期特性が十分とは言い難くなる。
(3) 前記金属元素が,Ni,Mn,Coのいずれかであっても良い。
Ni,Mn,Coは,燃料極層の構成材料として用いられ,その拡散による特性の変化抑制のため,固体電解質層に含有させる意義がある。例えば,Niを用いて,良好な燃料極層を形成できる。
(4) 前記第2のセラミック材料が,イットリア安定化ジルコニア(YSZ)を含んで良い。
YSZを用いて,良好な固体電解質層を形成できる。
ここで,前記イットリア安定化ジルコニアが,7mol%以上,10mol%以下のイットリアを含んで良い。
7mol%以上,10mol%以下のイットリアを含むYSZを用いて,良好な固体電解質層を形成できる。
(5) 前記焼成された単セルの固体電解質層での前記金属元素は,前記固体電解質層の全体に含まれて良い。
金属元素が全体に含まれる固体電解質層は,酸素イオン導電性酸化物セラミック材料と金属元素を混合することで,容易に作成できる。
燃料極層から固体電解質層への拡散を抑制するためには,これらの層の境界に金属元素が含まれることが必要であるが,固体電解質層の全体に金属元素が含まれても,拡散を制限して,特性の変化を抑制できる。
本発明によれば,単セルの経時的な特性の変化の抑制を図った燃料電池用単セル,燃料電池,および燃料電池用単セルの製造方法を提供できる。
第1の実施形態に係る燃料電池スタック100を表す斜視図である。 燃料電池スタック100の電池単位103を表す断面図である。 使用前の第1の実施形態に係る単セル120の一部を表す模式断面図である。 所定時間使用後の第1の実施形態に係る単セル120の一部を表す模式断面図である。 使用前の比較例に係る単セル120xの一部を表す模式断面図である。 所定時間使用後の比較例に係る単セル120xの一部を表す模式断面図である。 5000時間での固体電解質層102の導電率の変化量の経時変化を表すグラフである。 2000時間での固体電解質層102の導電率の変化量の経時変化を表すグラフである。 第2の実施形態に係る燃料電池スタック100aを表す斜視図である。
以下,図面を参照して,本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は,第1の実施形態に係る燃料電池スタック(燃料電池)100を表す斜視図である。燃料電池スタック100は,電池単位103,空気供給流路104,空気排気流路105,燃料供給流路106,燃料排気流路107,固定部材109から構成される。
図2は,電池単位103を表す断面図である。
電池単位103は,発電の最小単位であり,インターコネクタ112,113,単セル120,空気室116,燃料室(ガス室)117,集電体118,119,を有する。
インターコネクタ112,113は,平面視で四角い板形態であり,導電性を有するフェライト系ステンレス等で形成され,上下に配置される。
(単セル120)
単セル120は,インターコネクタ112,113のほぼ中間に位置し,固体電解質層102,空気極層114,燃料極層115を有する。固体電解質層102の上面,下面に空気極層114,燃料極層115が配置される。なお,この詳細は後述する。
(空気室116)
空気室116は,インターコネクタ112と空気極層114との間に配置され,酸化剤ガスが供給される空間である。空気室116は,セパレータ123,空気極絶縁フレーム124, インターコネクタ112によって形成される。
セパレータ123は,導電性を有する薄い金属製であり,四角い枠形状のフレーム部であって,下面に,固体電解質層102が取着される。
空気極絶縁フレーム124は,セパレータ123と上のインターコネクタ112との間に設置されて,集電体118の周りを囲う枠形状の絶縁フレームである。
(燃料室117)
燃料室117は,インターコネクタ113と燃料極層115との間に配置され,燃料ガスが供給される空間である。燃料室117は,インターコネクタ113,燃料極絶縁フレーム121,および燃料極フレーム122との組合せによって形成される。
燃料極絶縁フレーム121は,集電体119の周りを囲い,下のインターコネクタ113の下面に設置された枠形状の絶縁フレーム部である。
燃料極フレーム122は,燃料極絶縁フレーム121の上面に設置される枠形状のフレーム部である。
図2に示すように,燃料供給部127を通って燃料供給連絡部(ガス流入口)140から燃料室117に燃料ガスGが流入する。また,燃料室117から燃料排気連絡部(ガス流出口)144を通って燃料排気通孔141から燃料ガスGが流出する。燃料室117において,燃料極層115上を燃料ガスGが流れる。
(集電体118)
集電体118は,空気室116の内部に配置され,空気極層114と上のインターコネクタ112とを電気的に接続する接続部材である。
空気室116側の集電体118は,細長い角材形状で,緻密な導電部材(例えば,ステンレス材)で形成される。複数本の集電体118が,固体電解質層102の上面の空気極層114と上のインターコネクタ112の下面(内面)に当接し,平行に且つ一定の間隔をおいて配設されている。なお,空気室116側の集電体118は,燃料室117側の集電体119と同じ構造にしてもよい。
(集電体119)
集電体119は,燃料室117の内部に配置され,燃料室117と下のインターコネクタ113とを電気的に接続する接続部材である。
集電体119は,コネクタ当接部(導電性部材)119a,単セル当接部(導電性部材)119b,連接部119c,スペーサ158を有する。
コネクタ当接部(導電性部材)119a,単セル当接部(導電性部材)119bはそれぞれ,インターコネクタ113および単セル120の燃料極層115に当接する。
連接部119cは,コネクタ当接部119aと単セル当接部119bとをつなぐU字状の部材である。
なお,集電体119は,板材で形成する場合の他,例えばNi製の多孔質金属又は金網又はワイヤーで形成するようにしてもよい。また,集電体119は,Niの他,Ni合金やステンレス鋼など酸化に強い金属で形成するようにしてもよい。
スペーサ158は,単セル120と下のインターコネクタ113の間の燃料室117内に,コネクタ当接部119aと単セル当接部119bの間に配置される。スペーサ158の材料として,マイカ,アルミナ,バーミキュライト,カーボン繊維,炭化珪素繊維,シリカの何れか自体か,或は少なくとも何れか1種を主成分とするものを利用できる。
(固定部材109)
燃料電池スタック100は,前記電池単位103を複数セット積層してセル群となし,該セル群を固定部材109で固定して構成される。
なお,電池単位103を複数セット積層した場合において,下に位置する電池単位103の上のインターコネクタ112と,その上に載る電池単位103の下のインターコネクタ113は,一体にして上下の電池単位103,103同士で共有する。
固定部材109は, 一対のエンドプレート145a,145b,四組の締め付け部材146a〜146dと,を組み合わせたものである。
一対のエンドプレート145a,145bは,セル群の上下を挟む。
締め付け部材146a〜146dは,エンドプレート145a,145bとセル群をエンドプレート145a,145bのコーナー孔(図示せず)とセル群の前記コーナー通孔147にボルトを通してナットで締め付ける。締め付け部材146a〜146dの材質は,例えばインコネル601である。
この燃料電池スタック100に対し,空気供給流路104は,エンドプレート145a,145bの通孔(図示せず)とセル群の前記空気供給通孔129を上下に貫く状態にして取り付けられる。
(単セル120の詳細)
以下,単セル120の詳細を説明する。既述のように,単セル120は,固体電解質層102,空気極層114,燃料極層115を有する。図3,図4は,単セル120の構成要素中,固体電解質層102,燃料極層115を拡大して表す模式拡大断面図である。図3,図4はそれぞれ,使用前,所定時間使用後の単セル120を拡大して表す。
固体電解質層102は,酸素イオン導電性のセラミック材料であり,ジルコニア系,セリア系,ペロブスカイト系の電解質材料を利用できる。ジルコニア系材料では,イットリア安定化ジルコニア(YSZ),スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ),およびカルシア安定化ジルコニア(CaSZ)が挙げられ,一般的には,イットリア安定化ジルコニア(YSZ)が使用される例が多い。セリア系材料では,いわゆる希土類元素添加セリアが,ペロブスカイト系材料ではランタン元素を含有するペロブスカイト型複酸化物が一般に用いられる。
後述のように,固体電解質層102は,燃料極層115に含まれる金属元素115bと同一の金属元素115b(金属または金属酸化物)を含む。
空気極層114の材質は,セラミック材料(金属の酸化物,金属の複酸化物等)を用いることができる。例えば,(La,Sr)(Co,Fe)(LSCF)が挙げられる。
固体電解質層102と空気極層114の間に,これらの間での反応を防止する反応防止層を配置しても良い。反応防止層は,例えば,ガドリアドープセリア(GDC)から構成できる。
図3に示すように,燃料極層115は,セラミック材料115a,金属元素115b(金属酸化物)の混合物を用いることができる。
セラミック材料115aとして,Sc,Y等の希土類元素のうちの少なくとも1種により安定化されたジルコニア等のZrO系セラミック(例えば,イットリア安定化ジルコニア(YSZ),CeO系セラミック等を利用できる。
金属元素115は,金属酸化物(例えば,NiO,MnO,MnO,CoO,Co)等の形で含まれる。
本実施形態では,固体電解質層102が燃料極層115に含まれる金属元素115b(例えば,Ni,Mn,Coのいずれか)と同一の金属元素115b(金属酸化物)を含む。この結果,図4に示すように,長時間の運転後でも,固体電解質層102への金属元素115bの拡散が制限される。
燃料電池スタック100の特性変動の要因の一つに,燃料電池スタック100を高温で作動させることによる各層界面での元素拡散がある。例えば,燃料極層(アノード)115−固体電解質層102間において,燃料極層115が含有する金属元素(Niなどのアノード含有元素)が固体電解質層102に拡散すると,固体電解質層102の相変態が発生し,また燃料極層115の触媒活性が低下する。この結果,燃料電池スタック100の特性が劣化する。
ここでは,固体電解質層115に,金属元素115bを含む材料(金属酸化物(例えば,NiO,MnO,MnO,CoO,Co)等)を添加しておく。このため,金属元素115の固体電解質層102への拡散が抑制され,固体電解質層102および燃料極層115の特性の変化(固体電解質層102の相変態,燃料極層115の触媒活性低下)を抑制できる。
固体電解質層102での金属元素115(金属または金属酸化物)の含有量が,0.05mol%以上,1mol%以下であることが好ましい。含有量が0.05mol%より少ないと,燃料極層115から固体電解質層102への拡散の抑制が十分とは言い難くなる。含有量が1mol%より多いと,固体電解質層102の初期特性が十分とは言い難くなる。金属元素115の含有量は、波長分散型X線分光分析装置(WDS)を用いて測定した値である。
なお,固体電解質層115の構成材料として,イットリア安定化ジルコニアを用いる場合,7mol%以上,10mol%以下のイットリアを含むことがその特性上好ましい。イットリアの含有量は、波長分散型X線分光分析装置(WDS)を用いて測定した値である。
固体電解質層102が,例えば,YSZ(セラミック材料)とNiO(金属元素115b)を含む場合,7mol%以上,10mol%以下(一例として,8mol%)のYSZ,0.05mol%以上,1mol%以下(より好ましくは,0.05mol%以上,0.1mol%以下)のNiの組み合わせとすることができる。固体電解質層102中のNiは,ジルコニアの粒界に分散している。
図5,図6は,比較例に係る単セル120xの一部を表す模式断面図である。図5,図6は,燃料電池スタック100の運転前,所定時間(例えば,数百〜数千時間)の運転後の単セル120xの状態を表す。なお,ここでは,判り易さのために,単セル120xの構成要素中,固体電解質層102xおよび燃料極層115のみを表している。
図5に示されるように,運転前において,比較例に係る固体電解質層102xは,酸素イオン導電性のセラミック材料(例えば,YSZ)のみから構成され,燃料極層115に含まれる金属元素115bと同一の金属元素115bを含まない。
これに対して,図6に示されるように,長時間の運転後では,比較例に係る固体電解質層102xは,酸素イオン導電性のセラミック材料(例えば,YSZ)に,金属元素115bが拡散している。即ち,燃料極層115中の金属元素115bの一部が固体電解質層102xに移動している。
そのため,固体電解質層102xおよび燃料極層115(アノード)の特性が変化する。即ち,固体電解質層102xの相変態を引き起こすのみならず,燃料極層115(アノード)の触媒性能も低下する。
既述のように,図3,図4は,第1の実施の形態に係る単セル120の一部を表す模式断面図である。図5,図6と同様,図3,図4は,燃料電池スタック100の運転前,所定時間(例えば,数百〜数千時間)の運転後の単セル120の状態を表す。
図3に示されるように,運転前において,第1の実施の形態に係る固体電解質層102は,酸素イオン導電性のセラミック材料(例えば,YSZ)に加え,燃料極層115に含まれる金属元素115bと同一の金属元素115b(例えば,Ni)を含む。
これに対して,図4に示されるように,長時間の運転後でも,第1の実施の形態に係る固体電解質層102への金属元素115bの拡散が抑制される。即ち,固体電解質層102に,燃料極層115に含まれる金属元素115bと同一の金属元素(アノード元素)115bを含ませておくことで,固溶限界の関係から,長時間駆動時の元素拡散を抑制できる。この結果,長期耐久による固体電解質層102の抵抗変化,及び燃料極層115の触媒活性変化を小さくすることができる。
なお,固体電解質層102に金属元素115bを含ませることから,固体電解質層102の初期特性は,金属元素115bを含ませない場合と比較して,異なる可能性がある。
(単セル120の製造)
以下,本実施形態に係る単セル120の製造手順を説明する。次に示すように,単セル120の製造工程において,固体電解質層102に金属元素115bを含ませる。
1.燃料極材料,固体電解質材料,空気極材料の準備
次のように,燃料極材料,固体電解質材料,空気極材料を準備する。
(1)燃料極材料の準備
第1のセラミック材料(例えば,YSZ),金属酸化物(例えば,NiO,MnO,MnO,CoO,Co))を混合して,燃料極材料を形成する。この燃料極材料を焼成したサーメットを燃料極層115とすることができる。
(2)固体電解質材料の準備
第2のセラミック材料(酸素イオン伝導性酸化物セラミック,例えば,YSZ)および金属元素115bを含む材料(例えば,Ni,Mn,Cu等の金属またはその酸化物)を混合して,固体電解質材料を形成する。この金属元素115bは,燃料極材料に含まれる金属元素115bと同一とする。第2のセラミック材料と金属元素115bを混合することで,全体に金属元素115bが含まれる固体電解質層102を容易に作成できる。固体電解質層102の全体に金属元素115bが含ませることで,燃料極層115から固体電解質層102への拡散を制限して,特性の変化を抑制できる。
(3)空気極材料の準備
第3のセラミック材料(例えば,LSCF)から空気極材料を形成する。
2.燃料極材料,固体電解質材料,空気極材料の積層,焼成
燃料極材料,固体電解質材料,空気極材料を積層し,焼成することで,燃料極層115,固体電解質層102,および空気極層114を有する単セル120を作成できる。例えば,燃料極材料,固体電解質材料,空気極材料をシート状とし(いわゆるグリーンシート),これらのシートを積層する。
(実施例)
以下,本発明の実施例につき説明する。
ここでは,実施例の固体電解質層102をYSZおよびNiOの混合物で構成した。具体的には,NiOを0.5mol%添加した。比較例の固体電解質層102xとして,NiOを添加しないYSZを用いた。燃料極層115には,NiO(金属元素115b(金属酸化物))を75mol%添加したYSZ(セラミック材料115a)を用いた。なお、NiOの添加量は、固体電解質層102に対して波長分散型X線分光分析装置(WDS)を用いて測定して得られるNiOの含有量に等しい。また、このYSZに含まれるイットリアは8mol%であった。
図7,図8は,実施例(S1),比較例(S0)の単セル120の固体電解質層102の導電率の変化量の経時変化を表すグラフである。図7,図8は,5000時間,2000時間の耐久試験の結果を表す。図7は,図8の内の2000時間を表したものである。
このとき,時間の経過に伴い,固体電解質層102(例えば,YSZ)中に金属酸化物(例えば,NiO)または金属元素(例えば,Ni)が拡散する。この結果,次のように,固体電解質層102の導電率σが減少する(抵抗が増加する)。即ち,電気伝導体であるNiがイオン伝導体である固体電解質材料中に析出することで,固体電解質層102でのイオン伝導が妨げられ,固体電解質層102の抵抗が増加する。あるいは,Niの析出によって,固体電解質材料が相転移する(例えば,YSZが立方晶から正方晶に相転移する)ことで,固体電解質層102の抵抗が増加する。
図7,図8から次のことが示される。即ち,約1500時間の耐久後,比較例(S0)(NiO添加無しのYSZ)は導電率の変化量が2.319x10−3[S/cm]であった。これに対して,実施例(S1)(NiOを0.5mol%添加したYSZ)は1.516x10−3[S/cm]であった。即ち,NiOを添加したYSZでは,添加しないYSZと比べて,約1500時間の耐久試験後の,導電率σの変化量Δσが約35%減少した。
実施例と比較例での導電率σの変化量Δσの相違は,次のように説明できる。
(1)固体電解質層102への金属元素115b(アノード元素)の拡散の制限
長期稼動中に固体電解質層102に固溶できる金属元素115b(アノード元素)の量が減少する。
固体電解質層102に金属元素115bを予め含ませておくことで,長期稼動中に固体電解質層102に固溶できる金属元素115bの量を減少させる。即ち,固体電解質層102への更なる金属元素115bの移動(拡散)を制限し,導電率の変化量を小さくすることができる。
(2)導電率σの初期値の増加
固体電解質層102に金属元素115b(アノード元素)を予め含ませることで,導電率σの初期値が増加する。ここで,導電率σの初期値の相違は,次のように,導電率の変化量の低減に寄与する。
図7,図8に示すように,比較例(S0)の導電率σの変化量Δσの勾配は,時間の経過が少ないときに大きく,時間の経過と共に,小さくなる傾向にある。即ち,Niの拡散が進行し易い,比較的初期での導電率σの変化量Δσが大きな影響を与える傾向にある。
即ち,固体電解質に金属元素を予め添加しておくことで,導電率σの初期値を予め増加しておくことで,比較的初期での導電率σの変化状態を外し,変化量Δσの経時変化を低減できる。
以上のように,元素拡散による特性変動が小さくなり,システム制御が容易になる。
(第2の実施の形態)
図9は,第2の実施形態に係る燃料電池スタック(燃料電池)100aを表す模式斜視図である。
燃料電池スタック100aは,略円筒形状の単セル120aを有する。単セル120aは,固体電解質層102,空気極層114,燃料極層115を有する。単セル120aの内部に燃料ガスが流入,流出する。ここでは,略円筒形状としているが,扁平な筒形状であっても,良い。
第1の実施形態と同様,本実施形態では,固体電解質層102は,燃料極層115に含まれる金属元素115bと同一の金属元素115b(金属またはその酸化物)を含む。その他,単セル120aの形状を除き,第1の実施形態と大きく変わるところは無いので,詳細な説明を省略する。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張,変更可能であり,拡張,変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
100 燃料電池スタック
102 固体電解質層
103 電池単位
104 空気供給流路
105 空気排気流路
106 燃料供給流路
107 燃料排気流路
109 固定部材
112,113 インターコネクタ
114 空気極層
115 燃料極層
115a セラミック材料
115b 金属元素
116 空気室
117 燃料室
118 集電体
119 集電体
119a コネクタ当接部
119b 単セル当接部
119c 連接部
120 単セル
121 燃料極絶縁フレーム
122 燃料極フレーム
123 セパレータ
124 空気極絶縁フレーム
127 燃料供給部
129 空気供給通孔
141 燃料排気通孔
145a,145b エンドプレート
146a-146d 部材
147 コーナー通孔
158 スペーサ

Claims (15)

  1. 第1のセラミック材料および金属元素を含む,燃料極層と,
    前記燃料極層に接して形成され,第2のセラミック材料を含む,固体電解質層と,
    を有する燃料電池用単セルであって,
    前記固体電解質層は,前記金属元素を含む,
    ことを特徴とする燃料電池用単セル。
  2. 前記固体電解質層での前記金属元素の含有量が,前記燃料極層での前記金属元素の含有量より少ない,
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池用単セル。
  3. 前記固体電解質層での前記金属元素の含有量が,0.05mol%以上,1mol%以下である,
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池用単セル。
  4. 前記金属元素が,Ni,Mn,Coのいずれかである,
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池用単セル。
  5. 前記第2のセラミック材料が,イットリア安定化ジルコニア(YSZ)である,
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の燃料電池用単セル。
  6. 前記金属元素が,Niである,
    ことを特徴とする請求項4記載の燃料電池用単セル。
  7. 前記イットリア安定化ジルコニアが,7mol%以上,10mol%以下のイットリアを含む,
    ことを特徴とする請求項5記載の燃料電池用単セル。
  8. 前記固体電解質層での前記金属元素は,前記固体電解質層の全体に含まれる
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の燃料電池用単セル。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の燃料電池用単セル,
    を具備することを特徴とする燃料電池。
  10. 燃料極層と、固体電解質層と、空気極層とを有する燃料電池用単セルの製造方法であって、
    第1のセラミック材料および金属元素を含む,燃料極材料を準備する工程と,
    第2のセラミック材料および前記金属元素を含む,固体電解質材料を準備する工程と,
    第3のセラミック材料を含む,空気極材料を準備する工程と,
    前記燃料極材料,前記固体電解質材料,および前記空気極材料から,前記燃料極層,前記固体電解質層,および前記空気極層を有し,かつ焼成された単セルを形成する工程と,
    を有し,
    前記固体電解質材料を準備する工程が,前記金属元素を,前記第2のセラミック材料に添加する工程を含む,ことを特徴とする燃料電池用単セルの製造方法。
  11. 前記焼成された単セルの固体電解質層での前記金属元素の含有量が,前記焼成された単セルの前記燃料極層での前記金属元素の含有量より少ない,
    ことを特徴とする請求項10記載の燃料電池用単セルの製造方法。
  12. 前記焼成された単セルの前記固体電解質層での前記金属元素の含有量が,0.05mol%以上,1mol%以下である,
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の燃料電池用単セルの製造方法。
  13. 前記金属元素が,Ni,Mn,Coのいずれかである,
    ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の燃料電池用単セルの製造方法。
  14. 前記第2のセラミック材料が,イットリア安定化ジルコニア(YSZ)を含む,
    ことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の燃料電池用単セルの製造方法。
  15. 前記焼成された単セルの固体電解質層での前記金属元素は,前記固体電解質層の全体に含まれる
    ことを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載の燃料電池用単セル。
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