JP2015057031A - 電力変換装置及び電力変換方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポートに接続できる電源又は負荷の種類を増やすことができる、電力変換装置及び電力変換方法を提供すること。【解決手段】少なくとも3つ以上の複数のポートを有し、前記複数のポートのうちどの2つのポート間でも電力を変換することが可能な電力変換装置であって、電源又は負荷と接合可能な複数の接合部と、前記複数のポートのうち特定のポートの接続先を前記複数の接合部から選択する選択回路とを備えることを特徴とする、電力変換装置。少なくとも3つ以上の複数のポートのうち任意の2つのポート間で電力を変換する電力変換方法であって、前記複数のポートのうち特定のポートの接続先を、電源又は負荷と接合可能な複数の接合部から選択することを特徴とする、電力変換方法。【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも3つ以上の複数のポートのうち2つのポート間で電力を変換する技術に関する。
従来、少なくとも3つ以上の複数のポートのうち2つのポート間で電力を変換する電力変換装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−193713号公報
しかしながら、上述の従来技術では、一つのポートに異なる種類(例えば、異なる電圧系)の電源又は負荷を接続できないため、ポートに接続できる電源又は負荷の種類がポートの総数に制限される。そこで、ポートの総数に制限されずに、ポートに接続できる電源又は負荷の種類を増やすことができる、電力変換装置及び電力変換方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、一態様によれば、
少なくとも3つ以上の複数のポートを有し、前記複数のポートのうちどの2つのポート間でも電力を変換することが可能な電力変換装置であって、
電源又は負荷と接合可能な複数の接合部と、
前記複数のポートのうち特定のポートの接続先を前記複数の接合部から選択する選択回路とを備えることを特徴とする、電力変換装置が提供される。
一態様によれば、ポートの総数に制限されずに、ポートに接続できる電源又は負荷の種類を増やすことができる。
電力変換装置の構成例を示した図 制御部の構成例を示したブロック図 1次側回路及び2次側回路のスイッチング例を示したタイミングチャート 車両で使用される各電源の使用パターンを示した表 電力変換装置の構成例を示した図 接合部の使用パターンを示した表 一使用パターンでの電力の経路の一例を矢印で示した図 一使用パターンでの電力の経路の一例を矢印で示した図 一使用パターンでの電力の経路の一例を矢印で示した図 一使用パターンでの電力の経路の一例を矢印で示した図 一使用パターンでの電力の経路の一例を矢印で示した図 一使用パターンでの電力の経路の一例を矢印で示した図 一使用パターンでの電力の経路の一例を矢印で示した図
<電源装置101の構成>
図1は、電力変換装置の実施形態である電源装置101の構成例を示したブロック図である。電源装置101は、例えば、電源回路10と、制御部50と、センサ部70とを備えた電源システムである。電源装置101は、例えば、自動車等の車両に搭載され、車載の各負荷に配電するシステムである。このような車両の具体例として、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車などが挙げられる。
電源装置101は、例えば、1次側高電圧系負荷61aが接続される第1入出力ポート60aと、1次側低電圧系負荷61c及び1次側低電圧系電源62cが接続される第2入出力ポート60cとを、1次側ポートとして有している。1次側低電圧系電源62cは、1次側低電圧系電源62cと同じ電圧系(例えば、12V系)で動作する1次側低電圧系負荷61cに電力を供給する。また、1次側低電圧系電源62cは、1次側低電圧系電源62cと異なる電圧系(例えば、12V系よりも高い48V系)で動作する1次側高電圧系負荷61aに、電源回路10に構成される1次側変換回路20によって昇圧された電力を供給する。1次側低電圧系電源62cの具体例として、鉛バッテリ等の二次電池が挙げられる。
電源装置101は、例えば、2次側高電圧系負荷61b及び2次側高電圧系電源62bが接続される第3入出力ポート60bと、2次側低電圧系負荷61dが接続される第4入出力ポート60dとを、2次側ポートとして有している。2次側高電圧系電源62bは、2次側高電圧系電源62bと同じ電圧系(例えば、12V系及び48V系よりも高い288V系)で動作する2次側高電圧系負荷61bに電力を供給する。また、2次側高電圧系電源62bは、2次側高電圧系電源62bと異なる電圧系(例えば、288V系よりも低い72V系)で動作する2次側低電圧系負荷61dに、電源回路10に構成される2次側変換回路30によって降圧された電力を供給する。2次側高電圧系電源62bの具体例として、リチウムイオン電池等の二次電池が挙げられる。
電源回路10は、上述の4つの入出力ポートを有し、それらの4つの入出力ポートのうちから任意の2つの入出力ポートが選択され、当該2つの入出力ポートの間で電力変換を行う機能を有する電力変換回路である。なお、電源回路10を備えた電源装置101は、少なくとも3つ以上の複数の入出力ポートを有し、少なくとも3つ以上の複数の入出力ポートのうちどの2つの入出力ポート間でも電力を変換することが可能な装置でもよい。例えば、電源回路10は、第4入出力ポート60dが無い3つの入出力ポートを有する回路でもよい。
ポート電力Pa,Pc,Pb,Pdは、それぞれ、第1入出力ポート60a,第2入出力ポート60c,第3入出力ポート60b,第4入出力ポート60dにおける入出力電力(入力電力又は出力電力)である。ポート電圧Va,Vc,Vb,Vdは、それぞれ、第1入出力ポート60a,第2入出力ポート60c,第3入出力ポート60b,第4入出力ポート60dにおける入出力電圧(入力電圧又は出力電圧)である。ポート電流Ia,Ic,Ib,Idは、それぞれ、第1入出力ポート60a,第2入出力ポート60c,第3入出力ポート60b,第4入出力ポート60dにおける入出力電流(入力電流又は出力電流)である。
電源回路10は、第1入出力ポート60aに設けられるキャパシタC1と、第2入出力ポート60cに設けられるキャパシタC3と、第3入出力ポート60bに設けられるキャパシタC2と、第4入出力ポート60dに設けられるキャパシタC4とを備えている。キャパシタC1,C2,C3,C4の具体例として、フィルムコンデンサ、アルミニウム電解コンデンサ、セラミックコンデンサ、固体高分子コンデンサなどが挙げられる。
キャパシタC1は、第1入出力ポート60aの高電位側の端子613と、第1入出力ポート60a及び第2入出力ポート60cの低電位側の端子614との間に挿入される。キャパシタC3は、第2入出力ポート60cの高電位側の端子616と、第1入出力ポート60a及び第2入出力ポート60cの低電位側の端子614との間に挿入される。キャパシタC2は、第3入出力ポート60bの高電位側の端子618と、第3入出力ポート60b及び第4入出力ポート60dの低電位側の端子620との間に挿入される。キャパシタC4は、第4入出力ポート60dの高電位側の端子622と、第3入出力ポート60b及び第4入出力ポート60dの低電位側の端子620との間に挿入される。
キャパシタC1,C2,C3,C4は、電源回路10の内部に設けられてもよいし、電源回路10の外部に設けられてもよい。
電源回路10は、1次側変換回路20と、2次側変換回路30とを含んで構成された電力変換回路である。なお、1次側変換回路20と2次側変換回路30とは、1次側磁気結合リアクトル204及び2次側磁気結合リアクトル304を介して接続され、且つ、変圧器400(センタータップ式変圧器)で磁気結合されている。第1入出力ポート60a及び第2入出力ポート60cから構成される1次側ポートと、第3入出力ポート60b及び第4入出力ポート60dから構成される2次側ポートとは、変圧器400を介して接続されている。
1次側変換回路20は、1次側フルブリッジ回路200と、第1入出力ポート60aと、第2入出力ポート60cとを含んで構成された1次側回路である。1次側フルブリッジ回路200は、変圧器400の1次側コイル202と、1次側磁気結合リアクトル204と、1次側第1上アームU1と、1次側第1下アーム/U1と、1次側第2上アームV1と、1次側第2下アーム/V1とを含んで構成された1次側電力変換部である。ここで、1次側第1上アームU1と、1次側第1下アーム/U1と、1次側第2上アームV1と、1次側第2下アーム/V1は、それぞれ、例えば、Nチャネル型のMOSFETと、当該MOSFETの寄生素子であるボディダイオードとを含んで構成されたスイッチング素子である。当該MOSFETに並列にダイオードが追加接続されてもよい。
1次側フルブリッジ回路200は、第1入出力ポート60aの高電位側の端子613に接続される1次側正極母線298と、第1入出力ポート60a及び第2入出力ポート60cの低電位側の端子614に接続される1次側負極母線299とを有している。
1次側正極母線298と1次側負極母線299との間には、1次側第1上アームU1と、1次側第1下アーム/U1とを直列接続した1次側第1アーム回路207が取り付けられている。1次側第1アーム回路207は、1次側第1上アームU1及び1次側第1下アーム/U1のオンオフのスイッチング動作による電力変換動作が可能な1次側第1電力変換回路部(1次側U相電力変換回路部)である。さらに、1次側正極母線298と1次側負極母線299との間には、1次側第2上アームV1と、1次側第2下アーム/V1とを直列接続した1次側第2アーム回路211が1次側第1アーム回路207と並列に取り付けられている。1次側第2アーム回路211は、1次側第2上アームV1及び1次側第2下アーム/V1のオンオフのスイッチング動作による電力変換動作が可能な1次側第2電力変換回路部(1次側V相電力変換回路部)である。
1次側第1アーム回路207の中点207mと1次側第2アーム回路211の中点211mを接続するブリッジ部分には、1次側コイル202と1次側磁気結合リアクトル204とが設けられている。ブリッジ部分についてより詳細に接続関係について説明すると、1次側第1アーム回路207の中点207mには、1次側磁気結合リアクトル204の1次側第1リアクトル204aの一方端が接続される。そして、1次側第1リアクトル204aの他方端には、1次側コイル202の一方端が接続される。さらに、1次側コイル202の他方端には、1次側磁気結合リアクトル204の1次側第2リアクトル204bの一方端が接続される。それから、1次側第2リアクトル204bの他方端が1次側第2アーム回路211の中点211mに接続される。なお、1次側磁気結合リアクトル204は、1次側第1リアクトル204aと、1次側第1リアクトル204aと結合係数kで磁気結合する1次側第2リアクトル204bとを含んで構成される。
中点207mは、1次側第1上アームU1と1次側第1下アーム/U1との間の1次側第1中間ノードであり、中点211mは、1次側第2上アームV1と1次側第2下アーム/V1との間の1次側第2中間ノードである。
第1入出力ポート60aは、1次側正極母線298と1次側負極母線299との間に設けられるポートである。第1入出力ポート60aは、端子613と端子614とを含んで構成される。第2入出力ポート60cは、1次側負極母線299と1次側コイル202のセンタータップ202mとの間に設けられるポートである。第2入出力ポート60cは、端子614と端子616とを含んで構成される。
センタータップ202mは、第2入出力ポート60cの高電位側の端子616に接続されている。センタータップ202mは、1次側コイル202に構成される1次側第1巻線202aと1次側第2巻線202bとの中間接続点である。
2次側変換回路30は、2次側フルブリッジ回路300と、第3入出力ポート60bと、第4入出力ポート60dとを含んで構成された2次側回路である。2次側フルブリッジ回路300は、変圧器400の2次側コイル302と、2次側磁気結合リアクトル304と、2次側第1上アームU2と、2次側第1下アーム/U2と、2次側第2上アームV2と、2次側第2下アーム/V2とを含んで構成された2次側電力変換部である。ここで、2次側第1上アームU2と、2次側第1下アーム/U2と、2次側第2上アームV2と、2次側第2下アーム/V2は、それぞれ、例えば、Nチャネル型のMOSFETと、当該MOSFETの寄生素子であるボディダイオードとを含んで構成されたスイッチング素子である。当該MOSFETに並列にダイオードが追加接続されてもよい。
2次側フルブリッジ回路300は、第3入出力ポート60bの高電位側の端子618に接続される2次側正極母線398と、第3入出力ポート60b及び第4入出力ポート60dの低電位側の端子620に接続される2次側負極母線399とを有している。
2次側正極母線398と2次側負極母線399との間には、2次側第1上アームU2と、2次側第1下アーム/U2とを直列接続した2次側第1アーム回路307が取り付けられている。2次側第1アーム回路307は、2次側第1上アームU2及び2次側第1下アーム/U2のオンオフのスイッチング動作による電力変換動作が可能な2次側第1電力変換回路部(2次側U相電力変換回路部)である。さらに、2次側正極母線398と2次側負極母線399との間には、2次側第2上アームV2と、2次側第2下アーム/V2とを直列接続した2次側第2アーム回路311が2次側第1アーム回路307と並列に取り付けられている。2次側第2アーム回路311は、2次側第2上アームV2及び2次側第2下アーム/V2のオンオフのスイッチング動作による電力変換動作が可能な2次側第2電力変換回路部(2次側V相電力変換回路部)である。
2次側第1アーム回路307の中点307mと2次側第2アーム回路311の中点311mを接続するブリッジ部分には、2次側コイル302と2次側磁気結合リアクトル304とが設けられている。ブリッジ部分についてより詳細に接続関係について説明すると、2次側第1アーム回路307の中点307mには、2次側磁気結合リアクトル304の2次側第1リアクトル304aの一方端が接続される。そして、2次側第1リアクトル304aの他方端には、2次側コイル302の一方端が接続される。さらに、2次側コイル302の他方端には、2次側磁気結合リアクトル304の2次側第2リアクトル304bの一方端が接続される。それから、2次側第2リアクトル304bの他方端が2次側第2アーム回路311の中点311mに接続される。なお、2次側磁気結合リアクトル304は、2次側第1リアクトル304aと、2次側第1リアクトル304aと結合係数kで磁気結合する2次側第2リアクトル304bとを含んで構成される。
中点307mは、2次側第1上アームU2と2次側第1下アーム/U2との間の2次側第1中間ノードであり、中点311mは、2次側第2上アームV2と2次側第2下アーム/V2との間の2次側第2中間ノードである。
第3入出力ポート60bは、2次側正極母線398と2次側負極母線399との間に設けられるポートである。第3入出力ポート60bは、端子618と端子620とを含んで構成される。第4入出力ポート60dは、2次側負極母線399と2次側コイル302のセンタータップ302mとの間に設けられるポートである。第4入出力ポート60dは、端子620と端子622とを含んで構成される。
センタータップ302mは、第4入出力ポート60dの高電位側の端子622に接続されている。センタータップ302mは、2次側コイル302に構成される2次側第1巻線302aと2次側第2巻線302bとの中間接続点である。
図1において、電源装置101は、センサ部70を備えている。センサ部70は、第1乃至第4入出力ポート60a,60c,60b,60dの少なくとも一つのポートにおける入出力値Yを所定の検出周期で検出し、その検出した入出力値Yに対応する検出値Ydを制御部50に対して出力する検出手段である。検出値Ydは、入出力電圧を検出して得られた検出電圧でもよいし、入出力電流を検出して得られた検出電流でもよいし、入出力電力を検出して得られた検出電力でもよい。センサ部70は、電源回路10の内部に備えられても外部に備えられてもよい。
センサ部70は、例えば、第1乃至第4入出力ポート60a,60c,60b,60dの少なくとも一つのポートに生ずる入出力電圧を検出する電圧検出部を有している。センサ部70は、例えば、入出力電圧Vaと入出力電圧Vcの少なくとも一方の検出電圧を1次側電圧検出値として出力する1次側電圧検出部と、入出力電圧Vbと入出力電圧Vdの少なくとも一方の検出電圧を2次側電圧検出値として出力する2次側電圧検出部とを有している。
センサ部70の電圧検出部は、例えば、少なくとも一つのポートの入出力電圧値をモニタする電圧センサと、該電圧センサによってモニタされた入出力電圧値に対応する検出電圧を制御部50に対して出力する電圧検出回路とを有している。
センサ部70は、例えば、第1乃至第4入出力ポート60a,60c,60b,60dの少なくとも一つのポートに流れる入出力電流を検出する電流検出部を有している。センサ部70は、例えば、入出力電流Iaと入出力電流Icの少なくとも一方の検出電流を1次側電流検出値として出力する1次側電流検出部と、入出力電流Ibと入出力電流Idの少なくとも一方の検出電流を2次側電流検出値として出力する2次側電流検出部とを有している。
センサ部70の電流検出部は、例えば、少なくとも一つのポートの入出力電流値をモニタする電流センサと、該電流センサによってモニタされた入出力電流値に対応する検出電流を制御部50に対して出力する電流検出回路とを有している。
電源装置101は、制御部50を備えている。制御部50は、例えば、CPUを内蔵するマイクロコンピュータを備えた電子回路である。制御部50は、電源回路10の内部に備えられても外部に備えられてもよい。
制御部50は、第1乃至第4入出力ポート60a,60c,60b,60dの少なくとも一つのポートにおける入出力値Yの検出値Ydが、該ポートに設定された目標値Yoに収束するように、電源回路10による電力変換動作をフィードバック制御する。目標値Yoは、例えば、各入出力ポートに接続される負荷(例えば、1次側低電圧系負荷61c等)毎に規定される駆動条件に基づいて、制御部50又は制御部50以外の所定の装置によって設定される指令値である。目標値Yoは、電力がポートから出力されるときには出力目標値として機能し、電力がポートに入力されるときには入力目標値として機能し、目標電圧値でもよいし、目標電流値でもよいし、目標電力値でもよい。
また、制御部50は、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間で変圧器400を介して伝送される伝送電力Pが、設定された目標伝送電力Poに収束するように、電源回路10による電力変換動作をフィードバック制御する。伝送電力は、電力伝送量とも呼ばれる。目標伝送電力Poは、例えば、いずれかのポートにおける検出値Ydと目標値Yoとの偏差に基づいて、制御部50又は制御部50以外の所定の装置によって設定される指令値である。
制御部50は、所定の制御パラメータXの値を変化させることによって、電源回路10で行われる電力変換動作をフィードバック制御し、電源回路10の第1乃至第4の各入出力ポート60a,60c,60b,60dにおける入出力値Yを調整できる。主な制御パラメータXとして、位相差φ及びデューティ比D(オン時間δ)の2種類の制御変数が挙げられる。
位相差φは、1次側フルブリッジ回路200と2次側フルブリッジ回路300との間で同じ相の電力変換回路部間でのスイッチングタイミングのずれ(タイムラグ)である。デューティ比D(オン時間δ)は、1次側フルブリッジ回路200及び2次側フルブリッジ回路300に構成される各電力変換回路部でのスイッチング波形のデューティ比(オン時間)である。
これらの2つの制御パラメータXは、互いに独立に制御されることが可能である。制御部50は、位相差φ及びデューティ比D(オン時間δ)を用いた1次側フルブリッジ回路200及び2次側フルブリッジ回路300のデューティ比制御及び/又は位相制御によって、電源回路10の各入出力ポートにおける入出力値Yを変化させる。
図2は、制御部50のブロック図である。制御部50は、1次側変換回路20の1次側第1上アームU1等の各スイッチング素子と2次側変換回路30の2次側第1上アームU2等の各スイッチング素子のスイッチング制御を行う機能を有する制御部である。制御部50は、電力変換モード決定処理部502と、位相差φ決定処理部504と、オン時間δ決定処理部506と、1次側スイッチング処理部508と、2次側スイッチング処理部510とを含んで構成される。制御部50は、例えば、CPUを内蔵するマイクロコンピュータを備えた電子回路である。
電力変換モード決定処理部502は、例えば、所定の外部信号(例えば、いずれかのポートにおける検出値Ydと目標値Yoとの偏差を表す信号)に基づいて、次に述べる電源回路10の電力変換モードA〜Lの中から動作モードを選択して決定する。電力変換モードは、第1入出力ポート60aから入力された電力を変換して第2入出力ポート60cへ出力するモードAと、第1入出力ポート60aから入力された電力を変換して第3入出力ポート60bへ出力するモードBと、第1入出力ポート60aから入力された電力を変換して第4入出力ポート60dへ出力するモードCがある。
そして、第2入出力ポート60cから入力された電力を変換して第1入出力ポート60aへ出力するモードDと、第2入出力ポート60cから入力された電力を変換して第3入出力ポート60bへ出力するモードEと、第2入出力ポート60cから入力された電力を変換して第4入出力ポート60dへ出力するモードFがある。
さらに、第3入出力ポート60bから入力された電力を変換して第1入出力ポート60aへ出力するモードGと、第3入出力ポート60bから入力された電力を変換して第2入出力ポート60cへ出力するモードHと、第3入出力ポート60bから入力された電力を変換して第4入出力ポート60dへ出力するモードIがある。
それから、第4入出力ポート60dから入力された電力を変換して第1入出力ポート60aへ出力するモードJと、第4入出力ポート60dから入力された電力を変換して第2入出力ポート60cへ出力するモードKと、第4入出力ポート60dから入力された電力を変換して第3入出力ポート60bへ出力するモードLがある。
位相差φ決定処理部504は、電源回路10をDC−DCコンバータ回路として機能させるために、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間でのスイッチング素子のスイッチング周期運動の位相差φを設定する機能を有する。
オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20と2次側変換回路30をそれぞれ昇降圧回路として機能させるために、1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子のオン時間δを設定する機能を有する。
1次側スイッチング処理部508は、電力変換モード決定処理部502と位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506の出力に基づいて、1次側第1上アームU1と、1次側第1下アーム/U1と、1次側第2上アームV1と、1次側第2下アーム/V1の各スイッチング素子をスイッチング制御する機能を有する。
2次側スイッチング処理部510は、電力変換モード決定処理部502と位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506の出力に基づいて、2次側第1上アームU2と、2次側第1下アーム/U2と、2次側第2上アームV2と、2次側第2下アーム/V2の各スイッチング素子をスイッチング制御する機能を有する。
<電源装置101の動作>
上記電源装置101の動作について、図1及び図2を用いて説明する。例えば、電源回路10の電力変換モードをモードFとして動作させることを要求する外部信号が入力されてきた場合には、制御部50の電力変換モード決定処理部502は、電源回路10の電力変換モードをモードFとして決定する。このとき、第2入出力ポート60cに入力された電圧が1次側変換回路20の昇圧機能によって昇圧され、その昇圧された電圧の電力が電源回路10のDC−DCコンバータ回路としての機能によって第3入出力ポート60b側へと伝送され、さらに、2次側変換回路30の降圧機能によって降圧されて第4入出力ポート60dから出力される。
ここで、1次側変換回路20の昇降圧機能について詳細に説明する。第2入出力ポート60cと第1入出力ポート60aについて着目すると、第2入出力ポート60cの端子616は、1次側第1巻線202aと、1次側第1巻線202aに直列接続される1次側第1リアクトル204aを介して、1次側第1アーム回路207の中点207mに接続される。そして、1次側第1アーム回路207の両端は、第1入出力ポート60aに接続されているため、第2入出力ポート60cの端子616と第1入出力ポート60aとの間には昇降圧回路が取り付けられていることとなる。
さらに、第2入出力ポート60cの端子616は、1次側第2巻線202bと、1次側第2巻線202bに直列接続される1次側第2リアクトル204bを介して、1次側第2アーム回路211の中点211mに接続される。そして、1次側第2アーム回路211の両端は、第1入出力ポート60aに接続されているため、第2入出力ポート60cの端子616と第1入出力ポート60aとの間には、昇降圧回路が並列に取り付けられていることとなる。なお、2次側変換回路30は、1次側変換回路20とほぼ同様の構成を有する回路であるため、第4入出力ポート60dの端子622と第3入出力ポート60bとの間には、2つの昇降圧回路が並列に接続されていることとなる。したがって、2次側変換回路30は、1次側変換回路20と同様に昇降圧機能を有する。
次に、電源回路10のDC−DCコンバータ回路としての機能について詳細に説明する。第1入出力ポート60aと第3入出力ポート60bについて着目すると、第1入出力ポート60aには、1次側フルブリッジ回路200が接続され、第3入出力ポート60bは、2次側フルブリッジ回路300が接続されている。そして、1次側フルブリッジ回路200のブリッジ部分に設けられる1次側コイル202と、2次側フルブリッジ回路300のブリッジ部分に設けられる2次側コイル302とが結合係数kで磁気結合することで、変圧器400が巻き数1:Nのセンタータップ式変圧器として機能する。したがって、1次側フルブリッジ回路200と2次側フルブリッジ回路300でのスイッチング素子のスイッチング周期運動の位相差φを調整することで、第1入出力ポート60aに入力された電力を変換して第3入出力ポート60bに伝送させ、あるいは、第3入出力ポート60bに入力された電力を変換して第1入出力ポート60aに伝送させることができる。
図3は、制御部50の制御によって、電源回路10に構成される各アームのオンオフのスイッチング波形のタイミングチャートを示す図である。図3において、U1は、1次側第1上アームU1のオンオフ波形であり、V1は、1次側第2上アームV1のオンオフ波形であり、U2は、2次側第1上アームU2のオンオフ波形であり、V2は、2次側第2上アームV2のオンオフ波形である。1次側第1下アーム/U1、1次側第2下アーム/V1、2次側第1下アーム/U2、2次側第2下アーム/V2のオンオフ波形は、それぞれ、1次側第1上アームU1、1次側第2上アームV1、2次側第1上アームU2、2次側第2上アームV2のオンオフ波形を反転した波形である(図示省略)。なお、上下アームの両オンオフ波形間には、上下アームの両方がオンすることで貫通電流が流れないようにデッドタイムが設けられているとよい。また、図3において、ハイレベルがオン状態を表し、ローレベルがオフ状態を表している。
ここで、U1とV1とU2とV2の各オン時間δを変更することで、1次側変換回路20と2次側変換回路30の昇降圧比を変更することができる。例えば、U1とV1とU2とV2の各オン時間δを互いに等しくすることで、1次側変換回路20の昇降圧比と2次側変換回路30の昇降圧比を等しくできる。
オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20と2次側変換回路30の昇降圧比が互いに等しくなるように、U1とV1とU2とV2の各オン時間δを互いに等しくする(各オン時間δ=1次側オン時間δ11=2次側オン時間δ12=時間値α)。
1次側変換回路20の昇降圧比は、1次側フルブリッジ回路200に構成されるスイッチング素子(アーム)のスイッチング周期Tに占めるオン時間δの割合であるデューティ比Dによって決まる。同様に、2次側変換回路30の昇降圧比は、2次側フルブリッジ回路300に構成されるスイッチング素子(アーム)のスイッチング周期Tに占めるオン時間δの割合であるデューティ比Dによって決まる。1次側変換回路20の昇降圧比は、第1入出力ポート60aと第2入出力ポート60cとの間の変圧比であり、2次側変換回路30の昇降圧比は、第3入出力ポート60bと第4入出力ポート60dとの間の変圧比である。
したがって、例えば、
1次側変換回路20の昇降圧比
=第2入出力ポート60cの電圧/第1入出力ポート60aの電圧
=δ11/T=α/T
2次側変換回路30の昇降圧比
=第4入出力ポート60dの電圧/第3入出力ポート60bの電圧
=δ12/T=α/T
と表される。つまり、1次側変換回路20と2次側変換回路30の昇降圧比は互いに同じ値(=α/T)である。
なお、図3のオン時間δは、1次側第1上アームU1及び1次側第2上アームV1のオン時間δ11を表すとともに、2次側第1上アームU2及び2次側第2上アームV2のオン時間δ12を表す。また、1次側フルブリッジ回路200に構成されるアームのスイッチング周期Tと2次側フルブリッジ回路300に構成されるアームのスイッチング周期Tは等しい時間である。
また、U1とV1との位相差は、180度(π)で動作させ、U2とV2との位相差も180度(π)で動作させる。さらに、U1とU2の位相差φを変更することで、1次側変換回路20と2次側変換回路30の間の電力伝送量Pを調整することができ、位相差φ>0であれば、1次側変換回路20から2次側変換回路30に伝送し、位相差φ<0であれば、2次側変換回路30から1次側変換回路20に伝送することができる。
位相差φは、1次側フルブリッジ回路200と2次側フルブリッジ回路300との間で同じ相の電力変換回路部間でのスイッチングタイミングのずれ(タイムラグ)である。例えば、位相差φは、1次側第1アーム回路207と2次側第1アーム回路307との間でのスイッチングタイミングのずれであり、1次側第2アーム回路211と2次側第2アーム回路311との間でのスイッチングタイミングのずれである。それらのずれは互いに等しいまま制御される。つまり、U1とU2の位相差φ及びV1とV2の位相差φは、同じ値に制御される。
したがって、例えば、電源回路10の電力変換モードをモードFとして動作させることを要求する外部信号が入力されてきた場合に、電力変換モード決定処理部502はモードFを選択することを決定する。そして、オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20を第2入出力ポート60cに入力された電圧を昇圧して第1入出力ポート60aに出力する昇圧回路として機能させる場合の昇圧比を規定するオン時間δを設定する。なお、2次側変換回路30では、オン時間δ決定処理部506によって設定されたオン時間δによって規定された降圧比で第3入出力ポート60bに入力された電圧を降圧して第4入出力ポート60dに出力する降圧回路として機能する。さらに、位相差φ決定処理部504は、第1入出力ポート60aに入力された電力を所望の電力伝送量Pで第3入出力ポート60bに伝送するための位相差φを設定する。
1次側スイッチング処理部508は、1次側変換回路20を昇圧回路として、かつ、1次側変換回路20をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させるように、1次側第1上アームU1と、1次側第1下アーム/U1と、1次側第2上アームV1と、1次側第2下アーム/V1の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
2次側スイッチング処理部510は、2次側変換回路30を降圧回路として、かつ、2次側変換回路30をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させるように、2次側第1上アームU2と、2次側第1下アーム/U2と、2次側第2上アームV2と、2次側第2下アーム/V2の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
上記のように、1次側変換回路20および2次側変換回路30を昇圧回路あるいは降圧回路として機能させることができ、かつ、電源回路10を双方向DC−DCコンバータ回路としても機能させることができる。したがって、電力変換モードA〜Lの全てのモードの電力変換を行うことができ、換言すれば、4つの入出力ポートのうちから選択された2つの入出力ポート間で電力変換をすることができる。
制御部50により位相差φに応じて調整される伝送電力P(電力伝送量Pともいう)は、1次側変換回路20と2次側変換回路30において一方の変換回路から他方の変換回路に変圧器400を介して送られる電力であり、
P=(N×Va×Vb)/(π×ω×L)×F(D,φ)
・・・式1
で表される。
なお、Nは、変圧器400の巻き数比、Vaは、第1入出力ポート60aの入出力電圧、Vbは、第3入出力ポート60bの入出力電圧である。πは、円周率、ω(=2π×f=2π/T)は、1次側変換回路20及び2次側変換回路30のスイッチングの角周波数である。fは、1次側変換回路20及び2次側変換回路30のスイッチング周波数、Tは、1次側変換回路20及び2次側変換回路30のスイッチング周期、Lは、磁気結合リアクトル204,304と変圧器400の電力伝送に関わる等価インダクタンスである。F(D,φ)は、デューティ比Dと位相差φを変数とする関数であり、デューティ比Dに依存せずに、位相差φが増加するにつれて単調増加する変数である。デューティ比D及び位相差φは、所定の上下限値に挟まれた範囲内で変化するように設計された制御パラメータである。
制御部50は、1次側ポートと2次側ポートのうち少なくとも一つの所定のポートにおけるポート電圧Vpが目標ポート電圧Voに収束するように、位相差φを変更することによって、伝送電力Pを調整する。したがって、当該所定のポートに接続される負荷の消費電流が増えても、制御部50は、位相差φを変化させることにより伝送電力Pを調整することによって、ポート電圧Vpが目標ポート電圧Voに対して落ち込むことを防止できる。
例えば、制御部50は、1次側ポートと2次側ポートのうち伝送電力Pの伝送先である片方のポートにおけるポート電圧Vpが目標ポート電圧Voに収束するように、位相差φを変更することによって、伝送電力Pを調整する。したがって、伝送電力Pの伝送先のポートに接続される負荷の消費電流が増えても、制御部50は、位相差φを上昇変化させることにより伝送電力Pを増加方向に調整することによって、ポート電圧Vpが目標ポート電圧Voに対して落ち込むことを防止できる。
<電源の多様化への対応>
ところで、車両で使用される電源の種類として、例えば、12V系電源、48V系電源、AC100V入力電源、AC100V出力電源、ソーラー電源などが挙げられる。
12V系電源は、コンピュータなどの12V系負荷の直流電源として使用され、例えば図1の場合、1次側低電圧系電源62c又は第2入出力ポート60cを12V系電源として使用できる。
48V系電源は、電動パワーステアリング装置などの48V系負荷の直流電源として使用され、例えば図1の場合、第1入出力ポート60aを48V系電源として使用できる。
AC100V入力電源は、車両に予め搭載された電源とは別の外部電源であり、車両に搭載された負荷や電池に電力を供給可能な交流電源である。AC100V入力電源の具体例として、車両に接続可能な商用電源や充電装置などが挙げられる。
AC100V出力電源は、車両に搭載された内部電源であり、車両に予め搭載された負荷とは異なる電気負荷(例えば、携帯型コンピュータ、家電製品など)に対しても電力を供給可能な交流電源である。
ソーラー電源は、車両に搭載された負荷や電池に電力を供給可能な直流電源であり、例えば、車両に搭載されたソーラー発電装置である。
これらの電源の使用と不使用の組み合わせは、複数の使用パターンに分けることができる。図4は、車両で使用可能な各電源の使用と不使用の組み合わせを表す使用パターンを例示した表である。各電源の使用と不使用の組み合わせは、車両の状況に応じて変化し、使用パターン1,2,3,4は、走行中での組み合わせパターンであり、使用パターン5,6,7,8は、駐車中での組み合わせパターンである。
例えば、車両が走行しているとき、12V系電源及び48V系電源は使用されるが、車両の外部から給電するAC100V入力電源は使用されない(使用パターン1,2,3,4参照)。また、車両が駐車しているとき、12V系電源及び48V系電源は使用されないが、車両の外部から給電するAC100V入力電源は使用される場合もあれば使用されない場合もある(使用パターン5,6,7,8参照)。また、ソーラー電源は、走行中でも駐車中でも、晴天の場合は使用されるが、雨天の場合は使用されない。
なお、図4は単なる例示にすぎず、図4に示された使用パターン以外の使用パターンも考えられる。
図5は、このような複数の使用パターンに応じて各電源の接続先を選択可能な選択回路84を備えた電源装置101の構成例を示した図である。選択回路84は、電源回路10に接続されている。図5に示した電源回路10は、図1に示した電源回路10の構成の一部を省略して示している。電源装置101は、電源回路10と、接合部81と、接合部82と、接合部83と、選択回路84とを備えている。
接合部81は、ソーラー電源80と接合可能な電源接合部であり、ソーラー電源80から供給される直流電力が入力されるDC入力部である。接合部81は、直流電源と接合可能な直流電源接合部の一例である。
接合部81は、例えば、ソーラー電源80と電源回路10のポートとを接続するためのコネクタ、電極又はプラグである。接合部81及び接合部81に接合されたソーラー電源80は、選択回路84のスイッチ85の切り替えによって、第1入出力ポート60aと第4入出力ポート60dのいずれか一方のポートにスイッチ85を介して接続される。ソーラー電源80は、直流電源の一例である。
接合部82は、交流電源91と接合可能な電源接合部であり、交流電源91から供給される交流電力が入力されるAC入力部である。接合部82は、交流電源と接合可能な交流電源接合部の一例である。
接合部82は、例えば、交流電源91と電源回路10のポートとを接続するためのプラグ、コネクタ、又は電極である。接合部82及び接合部82に接合された交流電源91は、選択回路84のスイッチ86の切り替えによって、第4入出力ポート60dにスイッチ86及びコンバータ88を介して接続されるか否かが選択される。交流電源91は、例えば、車両に接続可能に車両の外部に設けられたAC100V入力電源である。
接合部83は、電気負荷92と接合可能な負荷接合部であり、第4入出力ポート60dに接続されたコンバータ88から供給される交流電力を電気負荷92に向けて出力するAC出力部である。接合部83は、負荷と接合可能な負荷接合部の一例である。
接合部83は、例えば、電気負荷92と電源回路10のポートとを接続するためのプラグ受け、コネクタ、又は電極である。接合部83及び接合部83に接合された電気負荷92は、選択回路84のスイッチ87の切り替えによって、第4入出力ポート60dにスイッチ87及びコンバータ88を介して接続されるか否かが選択される。電気負荷92は、例えば、AC100Vの交流電源で動作する交流負荷(例えば、携帯型コンピュータなどの電気機器)であり、接合部83と接合するためのプラグ、コネクタ又は電極を有している。
コンバータ88は、ポート60dから供給される直流電力を交流電力に変換し、変換後の交流電力をスイッチ87の切り替えにより接合部83に出力可能な装置である。そして、コンバータ88は、スイッチ86の切り替えにより接合部82から供給される交流電力を直流電力に変換し、変換後の直流電力をポート60dに出力可能な装置である。つまり、コンバータ88は、直流電力と交流電力とを双方向に変換可能な回路(例えば、フルブリッジ回路)を有する電力変換装置である。
コンバータ88の電力変換動作、スイッチ85,86,87などの切り替え動作は、例えば、制御部50(図1参照)又は制御部50以外の制御部によって制御される。スイッチ85,86,87の切り替え動作は、手動で行われてもよい。スイッチ86は、交流電源91と接合部82との接合動作に連動して、接合部82の接続先をコンバータ88を経由して第4入出力ポート60dに切り替えてもよい。スイッチ87は、電気負荷92と接合部83との接合動作に連動して、接合部83の接続先をコンバータ88を経由して第4入出力ポート60dに切り替えてもよい。
選択回路84は、複数のポートのうち特定のポートの接続先を複数の接合部から選択する選択回路の一例である。図5には、特定のポートが第4入出力ポート60dである場合が例示されている。
選択回路84は、第4入出力ポート60dの接続先に、接合部81,82,83のうちからいずれか一つの接合部を選択する。選択回路84は、第4入出力ポート60dの接続先を、接合部81,82,83のうち選択された一つの接合部に切り替え可能なスイッチ85,86,87を有する切替回路である。
電源装置101はこのような選択回路84を備えることにより、ポートの総数に制限されずに、第4入出力ポート60dに接続できる電源又は負荷の種類(この場合、ソーラー電源80、交流電源91、電気負荷92)を増やすことができる。
選択回路84は、複数の接合部のうち特定の接合部の接続先を複数のポートから選択する選択回路の一例である。図5には、特定の接合部が、電源と接合可能な接合部81である場合が例示されている。なお、選択回路84は、負荷と接合可能な特定の接合部を複数のポートから選択する構成を有してよい。
選択回路84は、接合部81の接続先に、第1乃至第4入出力ポート60a,60b,60c,60dのうちいずれか一つのポートを選択する。選択回路84は、接合部81の接続先を、ポート60a,60dのうち選択された一つのポートに切り替え可能なスイッチ85を有する切替回路である。
第1入出力ポート60aには、1次側高電圧系負荷61aが接続されている。しかしながら、電源装置101はこのような選択回路84を備えることにより、ポートの総数に制限されずに、第1入出力ポート60aに接続できる電源又は負荷の種類(この場合、ソーラー電源80)を増やすことができる。
選択回路84は、接合部81の接続先に、第1入出力ポート60aと第4入出力ポート60dのいずれか一方のポートを選択するスイッチ85を有している。スイッチ85によって、接合部81の接続先を、第1入出力ポート60aと第4入出力ポート60dのうちのいずれか一方のポートに切り替えることができる。
選択回路84は、接合部82をコンバータ88を介して第4入出力ポート60dに接続するか否かを選択するスイッチ86を有している。スイッチ85及びスイッチ86によって、第4入出力ポート60dの接続先を、接合部81と接合部82のうちのいずれか一つの接合部に切り替えることができる。
選択回路84は、接合部83をコンバータ88を介して第4入出力ポート60dに接続するか否かを選択するスイッチ87を有している。スイッチ85及びスイッチ87によって、第4入出力ポート60dの接続先を、接合部81と接合部83のうちのいずれか一つの接合部に切り替えることができる。
選択回路84は、第1入出力ポート60aの接続先に、第4入出力ポート60dの接続先に選択された接合部(例えば、接合部82又は接合部83)とは異なる他の接合部(例えば、接合部81)を選択する。これにより、第1入出力ポート60aと第4入出力ポート60dとの接続先が同一の接合部に重複して選択されることを防止できる。
選択回路84は、例えば図6に例示された接合部81,82,83の使用パターンに応じて、接合部81,83,83又は第4入出力ポート61dの接続先を選択する。図6は、図4に示した各使用パターンに応じて決められた、接合部の接続先を示した表である。
「OPEN」とは、接合部がどの入出力ポートにも接続されていない状態を示し、「ポート60a」とは、接合部が第1入出力ポート60aに接続された状態を示し、「ポート60d」とは、接合部が第4入出力ポート60dに接続された状態を示している。例えば、使用パターン1の場合、選択回路84は、接合部81が第1入出力ポート60aに接続され、且つ、接合部82がどのポートにも接続されず、且つ、接合部83が第4入出力ポート60dに接続された状態を選択していることを示す。
図7は、使用パターン1での電力の経路の一例を矢印で示した図である。電源回路10は、第3入出力ポート60bの電力を3種類の電力に変換し、変換後の3種類の電力をそれぞれ3つの入出力ポート60a,60c,60dに供給できる。同時に、選択回路84は、第4入出力ポート60dの直流電力をコンバータ88によって変換して得られる交流電力を、スイッチ86,87の切り替えによって、接合部83のみに供給できる。同時に、選択回路84は、スイッチ85の切り替えによって、接合部81から第1入出力ポート60aのみに電力を供給できる。
図8は、使用パターン2での電力の経路の一例を矢印で示した図である。電源回路10は、第3入出力ポート60bの電力を2種類の電力に変換し、変換後の2種類の電力をそれぞれ2つの入出力ポート60a,60cに供給できる。同時に、選択回路84は、スイッチ86,87の切り替えによって、第4入出力ポート60dと接合部82又は接合部83との間で電力が入出力されることを停止できる。同時に、選択回路84は、スイッチ85の切り替えによって、接合部81から第1入出力ポート60aのみに電力を供給できる。
図9は、使用パターン3での電力の経路の一例を矢印で示した図である。電源回路10は、第3入出力ポート60bの電力を3種類の電力に変換し、変換後の3種類の電力をそれぞれ3つの入出力ポート60a,60c,60dに供給できる。同時に、選択回路84は、第4入出力ポート60dの直流電力をコンバータ88によって変換して得られる交流電力を、スイッチ86,87の切り替えによって、接合部83のみに供給できる。同時に、選択回路84は、スイッチ85の切り替えによって、接合部81と第1入出力ポート60a又は第4入出力ポート60dとの間で電力が入出力されることを停止できる。
図10は、使用パターン4での電力の経路の一例を矢印で示した図である。電源回路10は、第3入出力ポート60bの電力を2種類の電力に変換し、変換後の2種類の電力をそれぞれ2つの入出力ポート60a,60cに供給できる。同時に、選択回路84は、スイッチ86,87の切り替えによって、第4入出力ポート60dと接合部82又は接合部83との間で電力が入出力されることを停止できる。同時に、選択回路84は、スイッチ85の切り替えによって、接合部81と第1入出力ポート60a又は第4入出力ポート60dとの間で電力が入出力されることを停止できる。
図11は、使用パターン6での電力の経路の一例を矢印で示した図である。電源回路10は、第4入出力ポート60dの電力を変換し、変換後の電力を第3入出力ポート60bのみに供給できる。同時に、選択回路84は、スイッチ86,87の切り替えによって、第4入出力ポート60dと接合部82又は接合部83との間で電力が入出力されることを停止できる。同時に、選択回路84は、スイッチ85の切り替えによって、接合部81から第4入出力ポート60dのみに電力を供給できる。
図12は、使用パターン7での電力の経路の一例を矢印で示した図である。電源回路10は、第4入出力ポート60dの電力を変換し、変換後の電力を第3入出力ポート60bのみに供給できる。同時に、選択回路84は、スイッチ86,87の切り替えによって、接合部82の交流電力をコンバータ88によって変換して得られる直流電力を、第4入出力ポート60dのみに供給できる。同時に、選択回路84は、スイッチ85の切り替えによって、接合部81と第1入出力ポート60a又は第4入出力ポート60dとの間で電力が入出力されることを停止できる。
図13は、使用パターン8での電力の経路の一例を矢印で示した図である。電源回路10は、第4入出力ポート60dの電力を変換し、変換後の電力を第3入出力ポート60bのみに供給でき、且つ、第1入出力ポート60aの電力を変換し、変換後の電力を第3入出力ポート60bのみに供給できる。同時に、選択回路84は、スイッチ86,87の切り替えによって、接合部82の交流電力をコンバータ88によって変換して得られる直流電力を、第4入出力ポート60dのみに供給できる。同時に、選択回路84は、スイッチ85の切り替えによって、接合部81から第1入出力ポート60aのみに電力を供給できる。
選択回路84は、1次側高電圧系負荷61aと1次側低電圧系負荷61cとで消費される電力が所定の閾値よりも大きい場合、スイッチ85の切り替えにより、ソーラー電源80が接合された接合部81の接続先に第1入出力ポート60aを選択する。この場合、接合部81からの電力は第1入出力ポート60aに入力されて負荷61a,61cに供給される(例えば、図7の使用パターン1又は図8の使用パターン2参照)。これにより、ソーラー電源80が接合された接合部81の電力をスイッチ85の切り替えにより第4入出力ポート60dに入力して負荷61a,61cに供給する場合に比べて、電力の経路が通過する素子の数が少ないため、電力変換効率が向上する。
一方、選択回路84は、負荷61a,61cで消費される電力が所定の閾値以下であり且つ接合部82,83で入出力される電力が所定値以下である場合、スイッチ85の切り替えにより、接合部81の接続先に第4入出力ポート60dを選択する。言い換えれば、第4入出力ポート60dの接続先に接合部81を選択する。この場合、接合部81からの電力は、第4入出力ポート60dに入力され、2次側フルブリッジ回路300を経由し、第3入出力ポート60bに接続される2次側高電圧系電源62bに供給される(例えば、図11の使用パターン6参照)。これにより、接合部81の電力をスイッチ85の切り替えにより第1入出力ポート60aに入力して変圧器400を介して2次側高電圧系電源62bに供給する場合に比べて、電力の経路が通過する素子の数が少ないため、電力変換効率が向上する。
選択回路84は、接合部81から第3入出力ポート60bに給電する場合、第4入出力ポート60dの接続先に接合部81を選択し、第3入出力ポート60bから接合部83に給電する場合、ポート60dの接続先に接合部83を選択する。第3入出力ポート60bは、1次側ポートと2次側ポートのうち第4入出力ポート60dと同じ側に設けられた、第4入出力ポート60dとは別のポートである。第3入出力ポート60bは、2次側コイル302に2次側フルブリッジ回路300を介して接続されたポートである。2次側コイル302は、変圧器400に構成される複数のコイルのうち、第4入出力ポート60dと同じ側のコイルである。
以上、電力変換装置及び電力変換方法を実施形態例により説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではない。他の実施形態例の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、上述の実施形態では、スイッチング素子の一例として、オンオフ動作する半導体素子であるMOSFETを挙げた。しかしながら、スイッチング素子は、例えば、IGBT、MOSFETなどの絶縁ゲートによる電圧制御型パワー素子でもよいし、バイポーラトランジスタでもよい。
また、第1入出力ポート60aに電源が接続されてもよいし、第4入出力ポート60dに電源が接続されてもよい。また、第2入出力ポート60cに電源が接続されなくてもよいし、第3入出力ポート60bに電源が接続されなくてもよい。
また、図1において、第2入出力ポート60cに1次側低電圧系電源62cが接続されているが、第1入出力ポート60aと第2入出力ポート60cのいずれにも電源が接続されなくてもよい。
また、本発明は、少なくとも3つ以上の複数の入出力ポートを有し、少なくとも3つ以上の複数の入出力ポートのうちどの2つの入出力ポート間でも電力を変換することが可能な電力変換装置に適用できる。例えば、本発明は、図1に例示された4つの入出力ポートのうちいずれか一つの入出力ポートが無い構成を有する電源装置に対しても適用できる。
ソーラー電源は、車両に搭載された電源に限らず、車両に接続可能な外部電源でもよい。直流電源接合部の一例として、接合部81を例示したが、接合部81は、負荷接合部でもよい。
また、図4に示した組み合わせは単なる一例にすぎず、他の使用パターンも考えられる。例えば、使用パターン3又は使用パターン4において、ソーラー電源を使用することも可能である。
10 電源回路
20 1次側変換回路
30 2次側変換回路
50 制御部
51 PID制御部
52 位相差指令値生成部
53 デューティ比指令値生成部
54 比較部
55 制御切替部
60a 第1入出力ポート(他のポートの一例)
60b 第3入出力ポート(他のポートの一例)
60c 第2入出力ポート(他のポートの一例)
60d 第4入出力ポート(特定のポートの一例)
70 センサ部
80 ソーラー電源(直流電源の一例)
81 接合部(直流電源接合部又は特定の接合部の一例)
82 接合部(交流電源接合部の一例)
83 接合部(負荷接合部又は他の接合部の一例)
84 選択回路
85,86,87 スイッチ
88 コンバータ
91 交流電源
92 電気負荷
101 電源装置(電力変換装置の一例)
200 1次側フルブリッジ回路
202 1次側コイル
204 1次側磁気結合リアクトル
207 1次側第1アーム回路
211 1次側第2アーム回路
207m,211m 中点
213 切替回路
297 1次側第2正極母線
298 1次側正極母線(1次側第1正極母線)
299 1次側負極母線
300 2次側フルブリッジ回路
302 2次側コイル
304 2次側磁気結合リアクトル
307 2次側第1アーム回路
311 2次側第2アーム回路
307m,311m 中点
397 2次側第2正極母線
398 2次側正極母線(2次側第1正極母線)
399 2次側負極母線
400 変圧器
U*,V* 上アーム
/U*,/V* 下アーム

Claims (24)

  1. 少なくとも3つ以上の複数のポートを有し、前記複数のポートのうちどの2つのポート間でも電力を変換することが可能な電力変換装置であって、
    電源又は負荷と接合可能な複数の接合部と、
    前記複数のポートのうち特定のポートの接続先を前記複数の接合部から選択する選択回路とを備えることを特徴とする、電力変換装置。
  2. 前記複数の接合部は、電源と接合可能な電源接合部と、前記電源接合部とは異なる他の接合部とを含み、
    前記選択回路は、前記特定のポートの接続先に、前記電源接合部と前記他の接合部のいずれかを選択する、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記選択回路は、前記他の接合部で入出力される電力が所定値以下である場合、前記特定のポートの接続先に前記電源接合部を選択する、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記複数のポートは、前記特定のポートとは異なる他のポートを含み、
    前記選択回路は、前記電源接合部の接続先に、前記特定のポートと前記他のポートのいずれかを選択する、請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記選択回路は、前記他のポートに接続された負荷で消費される電力が所定の閾値よりも大きい場合、前記電源接合部の接続先に前記他のポートを選択する、請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記選択回路は、前記他の接合部で入出力される電力が所定値以下であり且つ前記他のポートに接続された負荷で消費される電力が所定の閾値以下である場合、前記電源接合部の接続先に前記特定のポートを選択する、請求項4又は5に記載の電力変換装置。
  7. 前記複数のポートは、前記特定のポートとは異なる他のポートを含み、
    前記選択回路は、前記他のポートの接続先に、前記特定のポートの接続先に選択された接合部とは異なる他の接合部を選択する、請求項1から6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記選択回路は、前記複数の接合部のうち特定の接合部の接続先を前記複数のポートから選択する、請求項1から7のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  9. 前記複数のポートは、前記特定のポートとは異なる他のポートを含み、
    前記選択回路は、前記特定の接合部の接続先に、前記特定のポートと前記他のポートのいずれかを選択する、請求項8に記載の電力変換装置。
  10. 前記複数の接合部は、前記特定の接合部とは異なる他の接合部を含み、
    前記選択回路は、前記特定のポートの接続先に、前記特定の接合部と前記他の接合部のいずれかを選択する、請求項8又は9に記載の電力変換装置。
  11. 前記特定の接合部は、電源と接合可能な電源接合部である、請求項8から10のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  12. 前記他の接合部は、負荷と接合可能な負荷接合部である、請求項2から7,10のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  13. 前記他のポートは、前記特定のポートに変圧器を介して接続されたポートである、請求項4から7,9のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  14. 前記複数のポートは、1次側ポートと、前記1次側ポートに変圧器を介して接続された2次側ポートとを含み、
    前記複数の接合部は、電源と接合可能な電源接合部と、負荷と接合可能な負荷接合部とを含み、
    前記選択回路は、前記電源接合部から、前記1次側ポートと前記2次側ポートのうち前記特定のポートと同じ側の別ポートに給電する場合、前記特定のポートの接続先に前記電源接合部を選択し、前記別ポートから前記負荷接合部に給電する場合、前記特定のポートの接続先に前記負荷接合部を選択する、請求項1から13のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  15. 前記特定のポートは、前記変圧器のセンタータップに接続されたポートである、請求項13又は14に記載の電力変換装置。
  16. 前記複数のポートは、前記変圧器に構成されるコイルのうち前記特定のポートと同じ側のコイルにフルブリッジ回路を介して接続されたポートを含む、請求項15に記載の電力変換装置。
  17. 前記電源接合部は、交流電源と接合可能な交流電源接合部又は直流電源と接合可能な直流電源接合部を含む、請求項2から6,11,14のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  18. 前記直流電源接合部は、ソーラー電源と接合可能な、請求項17に記載の電力変換装置。
  19. 前記負荷接合部は、交流電力を出力する、請求項12又は14に記載の電力変換装置。
  20. 少なくとも3つ以上の複数のポートを有し、前記複数のポートのうちどの2つのポート間でも電力を変換することが可能な電力変換装置であって、
    電源又は負荷と接合可能な接合部と、
    前記接合部の接続先を前記複数のポートから選択する選択回路とを備えることを特徴とする、電力変換装置。
  21. 前記複数のポートは、1次側ポートと、前記1次側ポートに変圧器を介して接続された2次側ポートとを含み、
    前記選択回路は、前記接合部の接続先に、前記1次側ポートと前記2次側ポートのいずれかを選択する、請求項20に記載の電力変換装置。
  22. 前記選択回路は、前記接合部の使用パターンに応じて、前記接続先を選択する、請求項1から21のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  23. 少なくとも3つ以上の複数のポートのうち任意の2つのポート間で電力を変換する電力変換方法であって、
    前記複数のポートのうち特定のポートの接続先を、電源又は負荷と接合可能な複数の接合部から選択することを特徴とする、電力変換方法。
  24. 少なくとも3つ以上の複数のポートのうち任意の2つのポート間で電力を変換する電力変換装置であって、
    電源又は負荷と接合可能な接合部の接続先を前記複数のポートから選択することを特徴とする、電力変換方法。
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