JP2015056928A - 過充電保護装置 - Google Patents

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Kazuto Kuroda
和人 黒田
小杉 伸一郎
Shinichiro Kosugi
伸一郎 小杉
関野 正宏
Masahiro Sekino
正宏 関野
滋 野澤
Shigeru Nozawa
滋 野澤
行田 稔
Minoru Gyoda
稔 行田
洋介 佐伯
Yosuke Saeki
洋介 佐伯
冬樹 神戸
Fuyuki Kanbe
冬樹 神戸
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    • H02J7/007184Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters in response to battery voltage in response to battery voltage gradient

Abstract

【課題】電池モジュールの充電時に当該電池モジュールに過充電状態が発生した場合に、ヒューズを溶断するためのヒータを設けることなく、ヒューズを溶断する。
【解決手段】実施形態の過充電保護装置は、スイッチ部と、制御部と、を備える。スイッチ部は、直列接続された複数のスイッチ素子を、蓄電池と当該蓄電池を充電する充電部との間に接続されたヒューズおよび蓄電池に対して並列接続している。制御部は、蓄電池の出力電圧を検出するとともに、当該検出した出力電圧が所定の過充電検出用電圧を超えた場合、複数のスイッチ素子をオンして蓄電池の正極端子と負極端子間を短絡させる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、過充電保護装置に関する。
蓄電池と主回路との接続を遮断する遮断素子に半導体素子を用いている蓄電池装置においては、遮断素子の何らかの故障により蓄電池と主回路との接続を遮断することができなくなった場合に備えて、ヒュージングレジスタと呼ばれるヒータ付のヒューズを用い、ヒータへ通電してヒューズを溶断することにより、蓄電池と主回路との接続を遮断できるようにしている。
特開2012−182885号公報
しかしながら、大型の蓄電池を備えた蓄電池装置においては、ヒータにより溶断可能なヒューズがないため、ヒューズを溶断させるためには、蓄電池を強制的に短絡させてヒューズを溶断する仕組みが必要である。
実施形態の過充電保護装置は、スイッチ部と、制御部と、を備える。スイッチ部は、直列接続された複数のスイッチ素子を、蓄電池と当該蓄電池を充電する充電部との間に接続されたヒューズおよび蓄電池に対して並列接続している。制御部は、蓄電池の出力電圧を検出するとともに、当該検出した出力電圧が所定の過充電検出用電圧を超えた場合、複数のスイッチ素子をオンして蓄電池の正極端子と負極端子間を短絡させる。
図1は、第1の実施形態にかかる蓄電池装置の構成を示す図である。 図2は、第1の実施形態にかかる蓄電池装置が備える過充電保護装置の具体的な構成を示す図である。 図3は、第1の実施形態にかかる過充電保護装置による過充電保護用FETの故障検出処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、第2の実施形態にかかる過充電保護装置が備える配線基板の一例を示す図である。 図5は、変形例にかかる蓄電池装置の構成を示す図である。
以下、添付の図面を用いて、本実施形態にかかる過充電保護装置を適用した蓄電池装置について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる蓄電池装置の構成を示す図である。本実施形態にかかる蓄電池装置1は、図1に示すように、電池モジュール101と、シャント抵抗103と、充電制御FET(Field Effect Transistor)104と、放電制御FET105と、ヒューズFと、正極主回路端子TPと、負極主回路端子TMと、過充電保護装置100と、電源回路120と、を備えている。蓄電池装置1は、電池モジュール101に対して充放電を行う図示しない蓄電池利用装置(充電部の一例)に接続されている。具体的には、正極主回路端子TPが蓄電池利用装置の正側端子(正側主回路)に接続され、負極主回路端子TMが蓄電池利用装置の負側端子(負側主回路)に接続されている。また、図示しない蓄電池利用装置は、通信線を介して後述する電池管理装置107と接続されている。
電源回路120は、電池モジュール101または図示しない蓄電池利用装置からの電力を蓄電池装置1全体に供給する。
電池モジュール101(蓄電池の一例)は、複数の電池セル101a(例えば、リチウムイオン電池や鉛蓄電池などの二次電池)が直列接続されている。そして、電池モジュール101は、後述する正極主回路端子TPおよび負極主回路端子TMを介して接続された図示しない蓄電池利用装置へ電力を供給する。
正極主回路端子TPは、電池モジュール101の高電位側に接続されて、電池モジュール101から図示しない蓄電池利用装置に電力を供給するための端子である。負極主回路端子TMは、電池モジュール101の低電位側に接続されて、電池モジュール101から図示しない蓄電池利用装置に電力を供給するための端子である。
ヒューズFは、電池モジュール101と図示しない蓄電池利用装置との間に接続されている。本実施形態では、ヒューズFは、電池モジュール101の高電位側に接続され、電池モジュール101から図示しない蓄電池利用装置に過電流が流れた場合、電池モジュール101に過充電状態が発生した場合に、電池モジュール101と図示しない蓄電池利用装置との接続を遮断する。
シャント抵抗103は、電池モジュール101に流れる電流の電流量の検出に用いられる。本実施形態では、シャント抵抗103は、電池モジュール101の低電位側に接続されている。
充電制御FET104は、NMOS(Negative channel Metal Oxide Semiconductor)−FETで構成され、電池モジュール101と図示しない蓄電池利用装置との間に接続されている。また、本実施形態では、充電制御FET104には、電池モジュール101から図示しない蓄電池利用装置に電力を供給する際に電流を流す図示しない整流用ダイオードが並列接続されている。
放電制御FET105は、NMOS−FETで構成され、電池モジュール101と図示しない蓄電池利用装置との間に接続されている。また、本実施形態では、放電制御FET105には、図示しない蓄電池利用装置から供給される電力により電池モジュール101を充電する際に電流を流す図示しない整流用ダイオードが並列接続されている。
本実施形態では、充電制御FET104および放電制御FET105は、NMOS−FETで構成されているが、PMOS(Positive channel Metal Oxide Semiconductor)−FETやIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistors)により構成することも可能である。また、充電制御FET104および放電制御FET105として、バイポーラトランジスタを用いることも可能である。この場合、バイポーラトランジスタのベースに電流を流すことにより、当該バイポーラトランジスタのオンおよびオフを制御する電流制御回路を設ける必要がある。
過充電保護装置100は、電池モジュール101の充電時において、図示しない蓄電池利用装置から電池モジュール101に流れる電流を遮断する装置である。本実施形態では、過充電保護装置100は、配線基板HRと、スイッチ部102と、電池管理回路107と、ハイサイド(高電位側)駆動回路109と、を備えている。
スイッチ部102は、直列接続された2つの過充電保護用FET106,108(複数のスイッチ素子の一例)を、電池モジュール101およびヒューズFに対して並列接続している。本実施形態では、過充電保護用FET106,108は、NMOS−FETで構成されているが、これに限定するものではなく、例えば、PMOS−FETやIGBTを用いても良い。また、過充電保護用FET106,108として、バイポーラトランジスタを用いることも可能である。この場合、バイポーラトランジスタのベースに電流を流すことにより、当該バイポーラトランジスタのオンおよびオフを制御する電流制御回路を設ける必要がある。また、本実施形態では、スイッチ部102は、2つの過充電保護用FET106,108を有しているが、直列接続された複数のスイッチ素子を有していれば良く、例えば、直列接続された3つ以上のスイッチ素子を有していても良い。
配線基板HRは、スイッチ部102が有する過充電保護用FET106,108に直列接続される配線パターンにより形成される電流制限抵抗を有している。本実施形態では、配線基板HRが有する配線パターンにより電流制限抵抗を構成しているが、これに限定するものではなく、抵抗素子を電流制限抵抗として用いても良い。
ハイサイド駆動回路109は、後述する制御電源G(図2参照)により印加される電源電圧V1およびハイサイドFET駆動信号に従って、2つの過充電保護用FET106,108のうち電池モジュール101の高電位側に接続された過充電保護用FET106を制御する。
電池管理回路107は、蓄電池装置1全体を制御する図示しない蓄電池利用装置と通信線を介して接続され、電池モジュール101の充放電、電池モジュール101の充電時に電池モジュール101に流れる電流の遮断等を制御する。具体的には、電池管理回路107は、電池モジュール101が有する複数の電池セル101aそれぞれの低電位側および高電位側に接続された電圧検出線を介して、当該複数の電池セル101aそれぞれの出力電圧(以下、セル電圧と言う)を検出する。そして、電池管理回路107は、検出したセル電圧に基づいて、電池モジュール101の充電および放電を制御する。
また、電池管理回路107は、電池モジュール101から図示しない蓄電池利用装置への電力供給を指示する電力供給指示を当該蓄電池利用装置から受信した場合、当該電力供給指示に応じて、電池モジュール101の放電を指示する放電制御FET駆動信号を放電制御FET105に出力する。また、電池管理回路107は、複数の電池セル101aそれぞれのセル電圧を検出結果等に基づいて、電池モジュール101の充電を指示する充電制御FET駆動信号を充電制御FET104に出力する。
また、電池管理回路107は、電池モジュール101の充電時に検出したセル電圧が所定の過充電検出用電圧を超えた場合に、ハイサイド駆動回路109に対してハイサイド(高電位側)FET駆動信号を出力して電池モジュール101の高電位側に接続された過充電保護用FET106をオンするとともに、電池モジュール101の低電位側に接続された過充電保護用FET108のゲートにローサイド(低電位側)FET駆動信号を出力して当該過充電保護用FET108をオンする。
これにより、電池管理回路107(制御部の一例)は、電池モジュール101の充電時に充電制御FET104の短絡故障などにより電池管理回路107からの充電制御FET駆動信号によって充電電流を止めることができず、電池モジュール101のセル電圧が所定の過充電検出用電圧を超えた場合に、電池モジュール101の高電位側の端子である正極端子BPと電池モジュール101の低電位側の端子である負極端子BM間を短絡させて、電池モジュール101の短絡電流によってヒューズFを溶断する。したがって、本実施形態によれば、電池モジュール101の充電時に電池モジュール101の過充電状態が発生した場合に、ヒューズFを溶断するためのヒータ等を設けることなく、ヒューズFを溶断して電池モジュール101を保護することができる。
また、本実施形態では、直列接続した複数の過充電保護用FET106,108を用いて、電池モジュール101の正極端子BPと負極端子BM間を短絡させているので、当該複数の過充電保護用FET106,108のいずれかに短絡故障が発生した場合でも、電池モジュール101の正極端子BPと負極端子BM間が短絡されることはないので、当該複数の過充電保護用FET106,108のいずれかの短絡故障によりヒューズFが誤って溶断されることを防止できる。
また、電池管理回路107は、電池モジュール101の充電時に検出したセル電圧が所定の過充電検出用電圧を超えた場合、過充電保護用FET106,108をオンしてから所定時間経過後、当該過充電保護用FET106,108をオフしても良い。これにより、ヒューズFを溶断させるために流される短絡電流が、過充電保護用FET106,108を長時間流されることにより当該過充電保護用FET106,108や配線基板HRが壊れることを防止できる。
次に、図2を用いて、本実施形態にかかる蓄電池装置1が備える過充電保護装置100の具体的な構成について説明する。図2は、第1の実施形態にかかる蓄電池装置が備える過充電保護装置の具体的な構成を示す図である。
過充電保護装置100は、図2に示すように、スイッチ部102を2系統有している。各スイッチ部102は、ヒューズFに接続された端子TFと、電池モジュール101の負極端子BMに接続された接地端子GNDと、の間に直列接続した2つの過充電保護用FET106,108を有する。また、スイッチ部102は、2つの過充電保護用FET106,108のそれぞれに並列接続され、電池モジュール101を充電する際に電流を流す整流用ダイオードD1を有している。また、スイッチ部102は、過充電保護用FET106,108それぞれのゲートとソース間に接続され、過充電保護用FET106,108それぞれのゲートとソース間の電位差を安定化させるための動作安定化用のプルダウン抵抗R1を有している。本実施形態では、過充電保護装置100は、スイッチ部102を2系統有しているが、少なくとも1つのスイッチ部102を有していれば良い。
また、過充電保護装置100は、図2に示すように、端子TFと接地端子GNDとの間に、2つの過充電保護用FET106,108に直列接続された配線基板HRを有している。
また、過充電保護装置100は、図2に示すように、後述する基準電源gと同電位の制御電源Gにより電源電圧V1が入力される端子T1と、過充電保護用FET106のゲートとの間に接続されたハイサイド駆動回路109を有している。そして、ハイサイド駆動回路109は、電池管理回路107から入力されるハイサイドFET駆動信号に応じて、過充電保護用FET106のゲートに、制御電源Gの電源電圧V1を印加することにより過充電保護用FET106をオンする。
具体的には、ハイサイド駆動回路109は、逆流防止用ダイオードTD1、ツェナーダイオードTD2、制御用トランジスタ109a(制御用スイッチ素子の一例)、電流制限抵抗R2,R3,R4、およびコンデンサC1を有している。ここで、制御用トランジスタ109aおよびコンデンサC1は、電池モジュール101の高電位側に接続された過充電保護用FET106と端子T1(制御電源G)との間に並列接続されている。
逆流防止用ダイオードTD1は、ツェナーダイオードにより構成され、後述する基準電源gからの電流の逆流を防止する。制御用トランジスタ109aは、PNPトランジスタにより構成され、電池管理回路107からハイサイドFET駆動信号が入力された場合にオンして、過充電保護用FET106のゲートに電源電圧V1を印加する。コンデンサC1は、過充電保護用FET106の開放故障を検出する際に、端子T1に入力された電源電圧V1を過充電保護用FET106に印加するために用いられる。電流制限抵抗R2は、過充電保護用FET106のゲートに流れる電流を制限する。電流制限抵抗R3は、コンデンサC1から制御用トランジスタ109aのエミッタに流れる電流を制限する。電流制限抵抗R4は、電池管理回路107から入力されるハイサイドFET駆動信号に応じて過充電保護用FET106をオンする際に、制御用トランジスタ109aのベースに流れる電流を制限する。
また、過充電保護装置100は、図2に示すように、ハイサイド駆動回路109が有する制御用トランジスタ109aのベースと、接地端子GNDとの間に接続された第1制御回路110を有している。そして、第1制御回路110は、図示しない蓄電池利用装置からハイサイドFET(過充電保護用FET106)のオンを指示するハイサイドFETオン信号が端子T2に入力された場合に、ハイサイド駆動回路109に対してハイサイドFET駆動信号を出力する。
具体的には、第1制御回路110は、接地トランジスタ110aおよび電流制限抵抗R5を有している。接地トランジスタ110aは、NPNトランジスタにより構成され、ハイサイド駆動回路109が有する制御用トランジスタ109aのベースと接地端子GNDとの間に接続されている。電流制限抵抗R5は、接地トランジスタ110aのベースと端子T2との間に接続され当該接地トランジスタ110aのベースに流れる電流を制限する。第1制御回路110は、端子T2にハイサイドFETオン信号が入力されて接地トランジスタ110aがオンした場合に、ハイサイド駆動回路109の制御用トランジスタ109aのベースから接地端子GNDに電流を流すことにより、ハイサイド駆動回路109に対してハイサイドFET駆動信号を出力する。
また、過充電保護装置100は、図2に示すように、端子T1と過充電保護用FET108のゲートとの間に接続され、当該過充電保護用FET108のゲートにローサイドFET駆動信号を出力する第2制御回路111を有している。そして、第2制御回路111は、図示しない蓄電池利用装置からローサイドFET(過充電保護用FET108)のオンを指示するローサイドFETオン信号が端子T3に入力された場合に、過充電保護用FET108のゲートに対してローサイドFET駆動信号を出力する。
具体的には、第2制御回路111は、接地トランジスタ111aと、駆動用トランジスタ111bと、電流制限抵抗R6,R7,R8と、ツェナーダイオードTD3と、を有している。接地トランジスタ111aは、NPNトランジスタにより構成され、後述する駆動用トランジスタ111bのベースと、接地端子GNDとの間に接続されている。駆動用トランジスタ111bは、PNPトランジスタにより構成され、端子T1と、過充電保護用FET108のゲートとの間に接続されている。電流制限抵抗R6は、接地トランジスタ111aのベースに流れる電流を制限する。電流制限抵抗R7は、駆動用トランジスタ111bのベースに流れる電流を制限する。電流制限抵抗R8は、過充電保護用FET108のゲートに流れる電流を制限する。ツェナーダイオードTD3は、過充電保護用FET108のゲートに印加されるローサイドFET駆動信号(電圧)を一定電圧にする。
第2制御回路111は、端子T3にローサイドFETオン信号が入力されて接地トランジスタ111aがオンした場合に、駆動用トランジスタ111bのベースに電流を流して過充電保護用FET108のゲートに電源電圧V1を印加することにより、過充電保護用FET108のゲートに対してローサイドFET駆動信号を出力する。
さらに、過充電保護装置100は、図2に示すように、故障検出回路112をスイッチ部102毎に2系統有している。故障検出回路112は、過充電保護用FET106,108(隣り合うスイッチ素子の一例)間と、後述する基準電源gと、の間に接続されている。
具体的には、故障検出回路112は、基準電源gと、逆流防止ダイオードD2と、分圧抵抗R9,R10と、電流制限抵抗R11と、ツェナーダイオードTD4と、逆流防止ダイオードD3と、コンデンサC2と、端子T4とを有している。基準電源gは、過充電保護用FET106,108の故障の検出に用いる基準電圧V2を分圧抵抗R9,R10に印加可能である。逆流防止ダイオードD2は、過充電保護用FET106がオンしている場合に、端子TFを介して電池モジュール101から流れる電流が基準電源gに流れ込むのを防止する。分圧抵抗R9,R10は、隣り合う過充電保護用FET106,108の間と、基準電源gとの間に直列接続され、基準電圧V2を分圧可能である。端子T4は、2つの分圧抵抗R9,R10の間の電圧であるモニタ電圧を出力する。ツェナーダイオードTD4は、端子T4から出力されるモニタ電圧を安定化させる。逆流防止ダイオードD3は、接地端子GNDから基準電源gへの電流の逆流を防止する。電流制限抵抗R11は、第1制御回路110の接地トランジスタ110aがオンして基準電源g(または端子TF)から当該接地トランジスタ110aに流れる電流を制限する。コンデンサC2は、端子T4から出力されるモニタ電圧のノイズを除去する。
そして、電池管理回路107は、分圧抵抗R9,R10の間のモニタ電圧を検出するとともに、検出したモニタ電圧に基づいて、過充電保護用FET106,108の故障を検出する。
次に、図2および図3を用いて、過充電保護装置100による過充電保護用FET106,108の故障を検出する動作について説明する。図3は、第1の実施形態にかかる過充電保護装置による過充電保護用FETの故障検出処理の流れを示すフローチャートである。
電池管理回路107は、図示しない蓄電池利用装置から過充電保護用FET106,108の故障の検出開始が指示されると、まず、ハイサイド駆動回路109へのハイサイドFET駆動信号の出力および過充電保護用FET108へのローサイドFET駆動信号の出力を禁止して、過充電保護用FET106(高電位側FET)および過充電保護用FET108(低電位側FET)のオフを指示する(ステップS301)。そして、電池管理回路107は、過充電保護用FET106,108にオフが指示された場合に端子T4から出力されるモニタ電圧が、基準電源gの基準電圧V2に基づく第1の短絡故障検出用電圧(本実施形態では、基準電圧V2が逆流防止ダイオードD2により降圧された電圧である第1閾値)以下であるか否かを判断する(ステップS302)。
ここで、過充電保護用FET106が正常にオフしている場合には、電池モジュール101からの電流が分圧抵抗R10を介して端子T4に流れ込まないため、端子T4からは、基準電源gの基準電圧V2を逆流防止ダイオードD2により降圧したモニタ電圧若しくは基準電圧V2を分圧抵抗R9,R10により分圧したモニタ電圧が出力される。一方、過充電保護用FET106に短絡故障が発生している場合には、電池モジュール101からの電流が分圧抵抗R10を介して端子T4に流れ込むため、端子T4からは、電池モジュール101の電池電圧がモニタ電圧として出力される。
よって、電池管理回路107は、端子T4から出力されたモニタ電圧が第1閾値以下となっている場合には(ステップS302:Yes)、過充電保護用FET106には短絡故障が発生していないと判断する。一方、電池管理回路107は、端子T4から出力されたモニタ電圧が、第1閾値より高い場合には(ステップS302:No)、過充電保護用FET106の短絡故障を検出する(ステップS303)。その際、電池管理回路107は、過充電保護用FET106に短絡故障が検出されたことを示す警告を図示しない表示部に表示するとともに、電池モジュール101の充放電を許可して過充電保護用FET106を強制的に溶断させることが可能である。
次いで、過充電保護用FET106の短絡故障が検出されなかった場合、電池管理回路107は、過充電保護用FET106,108にオフが指示された場合に端子T4から出力されたモニタ電圧が、分圧抵抗R9,R10により分圧された基準電圧V2に基づく第2の短絡故障検出用電圧(本実施形態では、基準電圧V2を、逆流防止ダイオードD2および分圧抵抗R9,R10により分圧した電圧である第2閾値)以上であるか否かを判断する(ステップS304)。
ここで、過充電保護用FET108が正常にオフしている場合には、基準電源gからの電流が過充電保護用FET108に流れ込まないため、端子T4からは、基準電源gの基準電圧V2が逆流防止ダイオードD2により降圧されてモニタ電圧として出力される。一方、過充電保護用FET108に短絡故障が発生している場合には、基準電源gからの電流が分圧抵抗R9,R10および過充電保護用FET108を介して接地端子GNDに流れ込むため、端子T4からは、基準電圧V2が分圧抵抗R9,R10により分圧されてモニタ電圧として出力される。
よって、電池管理回路107は、端子T4から出力されたモニタ電圧が第2閾値以上である場合には(ステップS304:Yes)、過充電保護用FET108には短絡故障が発生していないと判断する。一方、電池管理回路107は、端子T4から出力されたモニタ電圧が第2閾値より低い場合(ステップS304:No)、過充電保護用FET108の短絡故障を検出する(ステップS305)。その際、電池管理回路107は、過充電保護用FET108に短絡故障が発生したことを示す警告を図示しない表示部に表示するとともに、電池モジュール101の充放電を許可して過充電保護用FET108を強制的に溶断させることが可能である。
次いで、過充電保護用FET108の短絡故障が検出されなかった場合、電池管理回路107は、ハイサイド駆動回路109へのハイサイドFET駆動信号の出力を禁止しかつ過充電保護用FET108へのローサイドFET駆動信号を出力して、過充電保護用FET106(高電位側FET)のオフを指示しかつ過充電保護用FET108(低電位側FET)のオンを指示する(ステップS306)。そして、電池管理回路107は、過充電保護用FET106にオフが指示されかつ過充電保護用FET108にオンが指示された場合に端子T4から出力されたモニタ電圧が、分圧抵抗R9,R10により分圧された基準電圧V2に基づく第1の開放故障検出用電圧(本実施形態では、基準電圧V2を、逆流防止ダイオードD2および分圧抵抗R9,R10で分圧した電圧である第3閾値)以下であるか否かを判断する(ステップS307)。
ここで、過充電保護用FET108が正常にオンしている場合には、基準電源gからの電流が分圧抵抗R9,R10および過充電保護用FET108を介して接地端子GNDに流れ込むため、端子T4からは、基準電圧V2が分圧抵抗R9,R10により分圧されてモニタ電圧として出力される。一方、過充電保護用FET108に開放故障が発生している場合には、基準電源gからの電流が過充電保護用FET108に流れ込まないため、端子T4からは、基準電圧V2が逆流防止ダイオードD2により降圧されてモニタ電圧として出力される。
よって、電池管理回路107は、端子T4から出力されたモニタ電圧が第3閾値以下となっている場合には(ステップS307:Yes)、過充電保護用FET108には開放故障が発生していないと判断する。一方、電池管理回路107は、端子T4から出力されたモニタ電圧が第3閾値より高い場合(ステップS307:No)、過充電保護用FET108の開放故障を検出する(ステップS308)。その際、電池管理回路107は、過充電保護用FET108に開放故障が発生したことを示す警告を図示しない表示部に表示しかつ電池モジュール101の充電を禁止する。この場合、過充電保護用FET108が開放故障しているため、過充電保護用FET108を強制的に溶断させることはできない。
次いで、過充電保護用FET108の開放故障が検出されなかった場合、電池管理回路107は、過充電保護用FET108へのローサイドFET駆動信号の出力を禁止した後、ハイサイド駆動回路109へハイサイドFET駆動信号を出力することにより、過充電保護用FET106(高電位側FET)のオンを指示しかつ過充電保護用FET108(低電位側FET)のオフを指示する(ステップS309)。そして、電池管理回路107は、過充電保護用FET106にオンが指示されかつ過充電保護用FET108にオフが指示された場合に端子T4から出力されたモニタ電圧が、基準電圧V2に基づく第2の開放故障検出用電圧(本実施形態では、基準電圧V2を、逆流防止ダイオードD2により降圧した電圧である第4閾値)以上であるか否かを判断する(ステップS310)。
本実施形態では、制御電源Gと基準電源gとが同電位となっているため、基準電源gによって端子T4から基準電圧V2が出力されていると、制御用トランジスタ109aに電流を流すことができず、過充電保護用FET106をオンすることができない。そこで、制御用トランジスタ109aにコンデンサC1を直列接続することにより、過充電保護用FET108にオフが指示された後、過充電保護用FET106にオンが指示されてからコンデンサC1が飽和状態になるまでは、制御用トランジスタ109aに電流を流すことを可能として、過充電保護用FET106をオンする。
これにより、電池管理回路107は、過充電保護用FET108にオフが指示された後、過充電保護用FET106にオンが指示されてからコンデンサC1が飽和状態になるまでに検出されたモニタ電圧を用いて、過充電保護用FET106の開放故障を検出することができる。
ここで、過充電保護用FET106が正常にオンしている場合には、電池モジュール101からの電流が分圧抵抗R10を介して端子T4に流れ込むため、端子T4からは、電池モジュール101の電池電圧がモニタ電圧として出力される。一方、過充電保護用FET106に開放故障が発生している場合には、電池モジュール101からの電流が分圧抵抗R10を介して端子T4に流れ込まないため、端子T4からは、基準電源gの基準電圧V2が逆流防止ダイオードD2により降圧された電圧がモニタ電圧として出力される。
よって、電池管理回路107は、端子T4から出力されたモニタ電圧が第4閾値以上となっている場合には(ステップS310:Yes)、過充電保護用FET106には開放故障が発生していないと判断する。一方、電池管理回路107は、端子T4から出力されたモニタ電圧が第4閾値より低い場合(ステップS310:No)、過充電保護用FET106の開放故障を検出する(ステップS311)。その際、電池管理回路107は、過充電保護用FET106に開放故障が発生したことを示す警告を図示しない表示部に表示しかつ電池モジュール101の充電を禁止する。この場合、過充電保護用FET106が開放故障しているため、過充電保護用FET106を強制的に溶断させることはできない。
そして、過充電保護用FET106の開放故障が検出されなかった場合、電池管理回路107は、ハイサイド駆動回路109へのハイサイドFET駆動信号の出力および過充電保護用FET108へのローサイドFET駆動信号の出力を禁止することにより、過充電保護用FET106(高電位側FET)および過充電保護用FET108(低電位側FET)のオフを指示する(ステップS312)。
このように第1の実施形態にかかる過充電保護装置100によれば、電池モジュール101の充電時に充電制御FET104の短絡故障などにより電池管理回路107からの充電制御FET駆動信号によって充電電流を止めることができず、電池モジュール101のセル電圧が所定の過充電検出用電圧を超えた場合に、電池モジュール101の高電位側の端子である正極端子BPと電池モジュール101の低電位側の端子である負極端子BM間を短絡させて、電池モジュール101の短絡電流によってヒューズFを溶断することにより、電池モジュール101の充電時に電池モジュール101に過充電状態が発生した場合に、ヒューズFを溶断するためのヒータを設けることなく、ヒューズFを溶断して電池モジュール101を保護することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、配線基板が、過充電保護用FETに直列接続される配線パターンにより形成される電流制限抵抗を覆うように設けられたグラウンド層を有する例である。以下の説明では、第1の実施形態と同様の箇所については説明を省略する。
図4は、第2の実施形態にかかる過充電保護装置が備える配線基板の一例を示す図である。本実施形態では、配線基板HR2は、図4に示すように、過充電保護用FET106,108に直列接続される電流制限抵抗(配線パターンL1,L2)が設けられた電流制限抵抗層Lと、当該電流制限抵抗層Lを上下から挟み込み当該電流制限抵抗層Lを静電シールドするグラウンド層GLと、蓄電池装置1の各種部品や配線が設けられた配線層BLと、を有している。
グラウンド層GLは、図4に示すように、ベタパターンにより構成され、電流制限抵抗層Lを上下から挟み込むことにより、電流制限抵抗層Lの電流制限抵抗(配線パターンL1,L2)を流れる電流の通電または停止に伴う誘導雑音を静電シールドして配線層BLに設けられた各種部品や配線の動作に影響を与えることを防止する。本実施形態では、グラウンド層GLは、電流制限抵抗層Lを上下から挟み込んでいるが、電流制限抵抗層Lが有する電流制限抵抗を覆うように設けられていれば、これに限定するものではなく、例えば電流制限抵抗層L全体を覆っても良い。
電流制限抵抗層Lは、図4に示すように、隣り合って積層された同一の配線パターンL1,L2により形成される配線パターン対により構成される。そして、当該配線パターン対を構成する2つの配線パターンL1,L2は、図4に示すように、逆方向に電流が流されることにより、2つの配線パターンL1,L2それぞれが発生させる磁界を打ち消しあうことが可能である。これにより、電流制限抵抗層Lの電流制限抵抗(配線パターンL1,L2)を流れる電流の通電または停止に伴う誘導雑音が、配線層BLに設けられた各種部品や配線の動作に影響を与えることを防止する。
本実施形態では、電流制限抵抗層Lは、1つの配線パターン対により構成されているが、電流が流れることにより発生する磁界を打ち消しあうように複数の配線パターンを積層したものであれば、これに限定するものではなく、例えば、2以上の配線パターン対により構成しても良い。
このように、第2の実施形態の配線基板HR2によれば、過充電保護用FET106,108に直列接続される配線パターンL1,L2により形成される電流制限抵抗層Lを覆うように設けられたグラウンド層GLを有することにより、電流制限抵抗層Lの配線パターンL1,L2を流れる電流の通電または停止に伴う誘導雑音を静電シールドして配線層BLに設けられた各種部品や配線の動作に影響を与えることを防止する。
(変形例)
本変形例は、電池モジュールの高電位側に接続された過充電保護用FETをPMOS−FETで構成した例である。以下、第1の実施形態と同様の箇所については説明を省略する。
図5は、変形例にかかる蓄電池装置の構成を示す図である。本実施形態にかかる蓄電池装置500が備える過充電保護装置501は、図5に示すように、電池モジュール101の高電位側に接続されかつPMOS−FETで構成された過充電保護用FET502と、当該過充電保護用FET502のゲートとソース間に接続され、過充電保護用FET502のゲートとソース間の電位差を安定化させるためのツェナーダイオードTD5と、電池管理回路107から入力されるハイサイドFET駆動信号(電流)によりオンして過充電保護用FET502のゲートに電圧を印加する制御用トランジスタ503(NPNトランジスタ)と、過充電保護用FET502のゲートに流れる電流を制限する電流制限抵抗R12と、制御用トランジスタ503のベースに流れ込む電流を制限する電流制限抵抗R13と、を有している。
そして、電池管理回路107は、電池モジュール101のセル電圧が所定の過充電検出用電圧を超えてヒューズFを溶断する場合または過充電保護用FET502,108の故障を検出する場合に、制御用トランジスタ503のベースにハイサイドFET駆動信号を入力して当該制御用トランジスタ503をオンすることにより、過充電保護用FET502のゲートに電圧を印加して当該過充電保護用FET502をオンする。
このように本変形例によれば、電池モジュール101の高電位側に接続された過充電保護用FET502をPMOS−FETで構成することにより、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
以上説明したとおり、第1,2の実施形態によれば、電池モジュール101の充電時に電池モジュール101に過充電状態が発生した場合に、ヒューズFを溶断するためのヒータを設けることなく、ヒューズFを溶断することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 過充電保護装置
101 電池モジュール
102 スイッチ部
103 シャント抵抗
106,108 過充電保護用FET
107 電池管理回路
109 ハイサイド駆動回路
109a 制御用トランジスタ
110 第1制御回路
111 第2制御回路
112 故障検出回路
BP 正極端子
BM 負極端子
C1 コンデンサ
L 電流制限抵抗層
L1,L2 配線パターン
R9,R10 分圧抵抗
G 制御電源
g 基準電源
GL グラウンド層
HR,HR2 配線基板

Claims (12)

  1. 直列接続された複数のスイッチ素子を、蓄電池と当該蓄電池を充電する充電部との間に接続されたヒューズおよび前記蓄電池に対して並列接続したスイッチ部と、
    前記蓄電池の出力電圧を検出するとともに、当該検出した出力電圧が所定の過充電検出用電圧を超えた場合、前記複数のスイッチ素子をオンして前記蓄電池の正極端子と負極端子間を短絡させる制御部と、
    を備えた過充電保護装置。
  2. 隣り合う前記スイッチ素子間と基準電源との間に直列接続された複数の分圧抵抗を備え、
    前記制御部は、前記基準電源により基準電圧が印加された前記複数の分圧抵抗間のモニタ電圧を検出するとともに、検出した前記モニタ電圧に基づいて、前記スイッチ素子の故障を検出する請求項1に記載の過充電保護装置。
  3. 前記制御部は、前記複数のスイッチ素子にオフが指示された場合に検出された前記モニタ電圧が、前記基準電圧に基づく第1の短絡故障検出用電圧より高い場合、前記蓄電池の高電位側に接続された前記スイッチ素子の短絡故障を検出する請求項2に記載の過充電保護装置。
  4. 前記制御部は、前記複数のスイッチ素子のオフが指示された場合に検出された前記モニタ電圧が、前記複数の分圧抵抗により分圧された前記基準電圧に基づく第2の短絡故障検出用電圧より低い場合、前記蓄電池の低電位側に接続された前記スイッチ素子の短絡故障を検出する請求項2または3に記載の過充電保護装置。
  5. 前記制御部は、前記蓄電池の高電位側に接続された前記スイッチ素子にオフが指示されかつ前記蓄電池の低電位側に接続された前記スイッチ素子のオンが指示された場合に検出された前記モニタ電圧が、前記複数の分圧抵抗により分圧された前記基準電圧に基づく第1の開放故障検出用電圧より高い場合、前記蓄電池の低電位側に接続された前記スイッチ素子の開放故障を検出する請求項2から4のいずれか一に記載の過充電保護装置。
  6. 前記制御部は、前記蓄電池の高電位側に接続された前記スイッチ素子にオンが指示されかつ前記蓄電池の低電位側に接続された前記スイッチ素子にオフが指示された場合に検出された前記モニタ電圧が、前記基準電圧に基づく第2の開放故障検出用電圧より低い場合、前記蓄電池の高電位側に接続された前記スイッチ素子の開放故障を検出する請求項2から5のいずれか一に記載の過充電保護装置。
  7. 前記蓄電池の高電位側に接続された前記スイッチ素子と、当該スイッチ素子のオン可能かつ前記基準電源と同電位の制御電源と、の間に並列接続された制御用スイッチ素子およびコンデンサを備え、
    前記制御部は、前記蓄電池の低電位側に接続された前記スイッチ素子にオフが指示された後、前記蓄電池の高電位側に接続された前記スイッチ素子にオンが指示されてから、前記コンデンサが飽和状態になるまでに前記モニタ電圧を検出する請求項6に記載の過充電保護装置。
  8. 前記制御部は、検出した前記出力電圧が前記所定の過充電検出用電圧を超えた場合、前記複数のスイッチ素子をオンしてから所定時間経過後、前記複数のスイッチ素子をオフする請求項1から7のいずれか一に記載の過充電保護装置。
  9. 前記複数のスイッチ素子に直列接続される配線パターンにより形成される電流制限抵抗を有する配線基板を備えた請求項1から8のいずれか一に記載の過充電保護装置。
  10. 前記配線基板は、前記電流制限抵抗を覆うように設けられたグラウンド層を有する請求項9に記載の過充電保護装置。
  11. 前記電流制限抵抗は、電流が流れることにより発生する磁界を打ち消し合うように積層された複数の配線パターンにより構成される請求項9または10に記載の過充電保護装置。
  12. 前記電流制限抵抗は、隣り合って積層された同一の前記配線パターンにより形成される配線パターン対により構成され、
    前記配線パターン対を構成する2つの前記配線パターンは、逆方向に電流が流されることにより、2つの前記配線パターンそれぞれが発生させる磁界を打ち消しあう請求項11に記載の過充電保護装置。
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