JP2015056847A - 伝送モジュール、センサネットワークシステム、情報伝送ネットワークシステム、情報伝送方法、情報伝送プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】送信対象情報を、情報処理装置を含む所定の伝送経路に沿って伝送する伝送モジュールにおいて、自己伝送モジュールが情報処理装置への送信対象情報の情報伝送結果に与える影響の程度を示す情報であって、自己伝送モジュール内での該送信対象情報の伝送環境に関連するモジュール内情報、又は、上流側伝送モジュールを除く自己伝送モジュールの周囲との伝送環境に関連するモジュール周囲情報のうち少なくとも一つを含む伝送環境情報を、上流側伝送モジュールから受信した、送信対象情報を含んで構成される所定送信情報に付加することで新たな所定送信情報を生成し、それを下流側伝送モジュールに送信する。
【選択図】図6
Description
し得る情報を集める必要がある。
の伝送経路は特定の経路に限定される意図はない。すなわち、当該所定の伝送経路は、予め決定されている経路であってもよく、または、情報を受け取った伝送モジュールが、その下流側の伝送モジュールに情報を送信する際に、情報の伝送環境を考慮して随時決定される経路であってもよい。また、上記受信手段および送信手段による情報の伝送は、無線形式の伝送であってもよく、また有線形式の伝送であってもよい。
処理後計測情報であってもよい。すなわち、センサによる計測情報を、ネットワークを利用して収集する形態においても、本発明に係る伝送モジュールは好適に利用し得る。
量の抑制を図ることができる。たとえば、伝送モジュールの伝送環境が、特段に注意を払う必要がない環境である場合、すなわち従来通りに良好な情報伝送が継続できている場合には、その伝送環境情報の重要性は必ずしも高いものではない。このような場合には、上記付加頻度を下げることで、所定送信情報の情報量が過大となることを回避することができる。
要な情報は、優先度判定手段により伝送優先度が高いと判定される。そのため、既付加伝送環境情報と、自己伝送モジュールの伝送環境情報が、好適なネットワーク形成における必要性が異なる場合には、上記のとおり、優先度の高い一方の伝送環境情報が所定送信情報に付加された状態となって新たな所定送信情報が生成される。この結果、所定送信情報の情報量が過大となることを回避することができる。なお、所定送信情報の情報量が比較的小さい場合には伝送モジュールによる伝送能力に余裕があるため、上記優先判定手段の判定結果に従った伝送環境情報の付加を行わず、所定送信情報を中継する伝送モジュールの伝送環境情報を随時付加してもよい。これにより、所定の伝送経路における伝送環境情報を可及的に漏れなく収集することができる。
び前記センサを含んでなるセンサネットワークシステムとして捉えることも可能である。
た情報である送信対象情報を、該情報処理装置を含む所定の伝送経路に沿って伝送する伝送モジュールに、下記ステップからなる処理を実行させる情報伝送プログラムの側面から捉えることもできる。当該情報伝送プログラムは、伝送モジュールに、前記所定の伝送経路において自己伝送モジュールの上流側に位置する上流側伝送モジュールから、前記送信対象情報を含んで構成される所定送信情報を受信する受信ステップと、自己伝送モジュールが前記情報処理装置への前記送信対象情報の情報伝送結果、又は該情報処理装置からの該送信対象情報の情報伝送結果に与える影響の程度を示す情報であって、自己伝送モジュール内での該送信対象情報の伝送環境に関連するモジュール内情報、又は、前記上流側伝送モジュールを除く自己伝送モジュールの周囲との伝送環境に関連するモジュール周囲情報のうち少なくとも一つを含む伝送環境情報を取得する伝送環境情報取得ステップと、前記受信ステップで受信された前記所定送信情報に、前記伝送環境情報取得ステップで取得された前記伝送環境情報を付加して新たな所定送信情報を生成する生成ステップと、前記所定の伝送経路において自己伝送モジュールの下流側に位置する下流側伝送モジュールへ、前記生成ステップで生成された前記新たな所定送信情報を送信する送信ステップと、を実行させる。なお、当該情報伝送プログラムの発明には、上記伝送モジュールの発明に関し開示した技術思想を、技術的な齟齬が生じない限りで適用することが可能である。
ルのそれぞれと情報処理装置1との間に、二つの伝送経路が形成されており、一つの伝送経路に含まれる伝送モジュールに対して同じ参照番号を付すこととする。また、一つの伝送経路における複数の伝送モジュールを各々区別して表現する場合には、伝送モジュールの参照番号2、3に続けて、個体を識別するための文字(「A」、「B」等)を付すこととする。
とになる。しかし、無線を介して情報の伝送を行う場合、伝送経路外の他の無線装置から電波干渉を受けたり、伝送モジュールの内部での情報伝送に関する機能が良好に作動しなかったりすることで、好適な情報伝送を実現できなくなる可能性がある。そのため、伝送モジュールが設置される場所での電波状況や、該設置場所での伝送モジュールの作動状況等、当該伝送モジュールの伝送環境に関する情報(以下、「伝送環境情報」という)を収集し、その収集結果を利用してシステム10全体での好適な情報伝送の実現を図る必要がある。しかし、このような伝送環境情報は、伝送モジュールの設置場所に大きく依存する場合があるため、その設置場所で計測を行い取得する必要がある。そのため、伝送環境情報の取得に要する労力は極めて大きく、システム10において好適な伝送環境を形成することを困難としている。
201によって取得された伝送モジュール2Aの伝送環境情報を付加して、下流側伝送モジュールに伝送する送信情報を生成する。より具体的な送信情報の生成態様については後述する。次に、生成条件調整部205は、生成部204による送信情報の生成が行われる条件を調整する機能部であり、具体的には、伝送環境情報の付加の態様の変更等を行う。
(1)伝送モジュールの通信部21がダイバシティ通信に対応する複数のアンテナを有している場合の、通信に使用されているアンテナを特定する情報。これは、使用されるアンテナによっては、上流側伝送モジュールや下流側伝送モジュールとの伝送環境が変動する可能性があることを考慮したものである。
(2)上流側伝送モジュールや下流側伝送モジュールとの通信において、一の情報を伝送するために要した通信試行回数。これは、上流側伝送モジュールや下流側伝送モジュールとの伝送環境が比較的良好な場合には、通信試行回数が減少する等、伝送環境と通信試行回数との間には相関が見出せることを考慮したものである。
(3)伝送モジュールの電池残量やメモリ残量。これは、電池残量やメモリ残量が少なくなると、円滑な情報伝送処理が妨げられる等、やはり伝送環境と、電池残量やメモリ残量との間には相関が見出せることを考慮したものである。
(4)自己伝送モジュールが上流側伝送モジュールから送信情報を受信した受信時刻、および自己伝送モジュールが下流側伝送モジュールへ送信情報を送信する送信時刻。例えば、一の伝送モジュールにおける受信時刻と送信時刻の差分は、当該一の伝送モジュール内の処理時間とみなすことができ、この処理時間が長くなると当該一の伝送モジュールに負荷が集中していると考え、この負荷集中は伝送環境に影響を及ぼすものと考えることができる。また、一の伝送モジュールにおける受信時刻と、その上流側の伝送モジュールの送信時刻の差分は、両伝送モジュール間の通信に要した時間とみなすことができ、この通信時間が長くなると両伝送モジュールの間に通信に対する障害物(干渉物)が存在したため、通信の試行回数が増えたと合理的に考えることができ、故に当該障害物は伝送環境に影響を及ぼすものと考えることができる。このように上記受信時刻や送信時刻は、伝送モジュール内部の伝送環境情報として有用である。
(5)伝送環境情報を取得した時刻。例えば、上記受信時刻と伝送環境情報を取得した時刻の差分は、伝送環境情報の取得に要した時間とみなすことができ、また、上記送信時刻と伝送環境情報を取得した時刻の差分は、詳細は後述される生成部204による送信情報の生成に要した時間とみなすことができる。これらの時間は伝送モジュール内でのより詳細な処理に要する時間であり、伝送モジュール内部の伝送環境情報として有用である。
(6)伝送モジュールの無線通信に対して干渉する干渉源に関するノイズ情報。当該ノイズ情報の一例としては、伝送モジュールが中心周波数の異なる複数の通信チャネルを有している場合、各通信チャネルを介した周囲の無線を発する機器からの受信信号強度(ノイズ信号強度)に関する情報を挙げることができる。図4に、伝送モジュールが18の通信チャネルを有する場合の、各チャネルに応じたノイズ情報(図4においては、16進数で表示されている)を示している。図4に示す例では、チャネル12を介したノイズ信号強度が他のチャネルよりも高くなっていることが把握できる。この場合、当該伝送モジュールがチャネル12を介して、伝送経路に沿った情報伝送を行おうとすると、その周囲に存在する干渉源からの電波と干渉し、良好な情報伝送が行えない可能性が高いことを意味する。なお、このノイズ情報の取得は、例えば、IEEE 802.15.4で規格化されている近距
離無線通信の規格において使用されるED (Energy Detect)スキャンの技術を利用することができる。上記図4におけるノイズ信号強度は、当該EDスキャンによる測定結果である。
(7)伝送モジュールの周囲に存在する障害物の検出情報。当該障害物の検出情報の一例としては、伝送モジュールが上記温度センサ22以外のセンサであって、その周囲に存在する人や物を検知し得る赤外線センサや超音波センサ等の検出結果(障害物の有無に関する情報)が挙げられる。これらのセンサによって伝送モジュールの周囲に障害物が存在すると、当該伝送モジュールとその上流側伝送モジュールや下流側伝送モジュールとの通信が妨害される可能性があるため、当該検出情報が、伝送モジュール周囲の伝送環境情報として有用と考えられる。また、赤外線センサや超音波センサ等から発せられる検出信号の向きや傾き等を考慮することで、伝送モジュールに対する障害物の相対位置や相対高さ等も検出でき、これらも伝送モジュール周囲の伝送環境情報として有用と考えられる。
的に伝送される宛先(本実施例の場合は、情報処理装置1)のアドレスを表す。領域a3(Source Address)は、送信情報の送信元(本実施例の場合は、伝送モジュール2A)のアドレスを表す。領域a4(Data)は、送信元である伝送モジュール2Aに搭載された温度センサ22が検出した温度データ(本発明に係る計測情報に相当)を表す。領域a5(Terminator Symbol for Data)は、送信情報の終わりを示す特定のバイト列である。そして、領域a6(Appended Data)は、上述したように、計測情報に付加された伝送環境情報を表す
。
報処理装置1に送信情報を送信する時刻を表す情報(Tx Time Stamp)が領域c2に格納さ
れ、自己伝送モジュール2CのMACアドレス(MAC Address)が領域c3に格納され、自
己伝送モジュール2Cが上流側伝送モジュール2Bから送信情報を受信したときの受信信号強度を表す情報(RSSI of Data Receive)が領域c4に格納され、上述したEDスキャンによるノイズ情報(ED Scan Result)が領域c5に格納され、自己伝送モジュール2Cの送信電力を表す情報(Tx Power)が領域c6に格納されることで形成される。
ここで、図5に戻り、中継処理の説明を行う。まず、S101では、自己伝送モジュール2Cがその上流側に位置する伝送モジュール2Bから送信情報を受信したか否かが判定される。当該判定は、制御部20が通信部21にアクセスすることで実行される。そして、S101で肯定判定されると、処理はS102へ進み、否定判定されると再びS101の処理が行われる。
情報(ED Scan Result)、送信電力を表す情報(Tx Power)の六つの情報取得が行われる。なお、これらの情報のうち、受信信号強度を表す情報(RSSI of Data Receive)は、上述した
モジュール内情報、モジュール周囲情報のいずれにも属さない情報であるが、自己伝送モジュール2Cとその上流側の伝送モジュール2Bとの間の伝送環境を示す情報であることから、伝送環境情報adfの一部に含めている。S102の処理が終了すると、S103へ進む。
ここで、図8に基づいて、情報処理装置1のサーバ1bにおける、伝送経路での伝送環境の要因分析を行う処理について説明する。なお、当該要因分析処理は、図1に示す伝送モジュール2が含まれる伝送経路を経て、情報処理装置1が受信した送信情報に基づいて行われるものであり、サーバ1bで所定の制御プログラムが実行されることで、実現される。
た諸制御(例えば、上記空調制御)については、発明の核心から外れた事項であるため、その詳細な説明は割愛する。S202の処理が終了すると、S203へ進む。
上記実施例では、伝送モジュール間の情報伝送、および伝送モジュールから情報処理装置への情報伝送は無線を介して行われている。そのため、伝送環境情報も、無線形式であることを考慮して、上記のように抽出された。ここで、本実施例は、伝送モジュール間の情報伝送、および伝送モジュールから情報処理装置への情報伝送が有線で行われるときも、上記実施例と同じように計測情報とともに中継処理を行う各伝送モジュールの伝送環境情報を伝送することで、伝送経路における伝送環境の向上を容易に図ることができる。この場合、伝送モジュールの通信実績に関するモジュール内情報としては、伝送モジュールの電池残量やメモリ残量、自己伝送モジュールが上流側伝送モジュールから送信情報を受信した受信時刻、および自己伝送モジュールが下流側伝送モジュールへ送信情報を送信する送信時刻、伝送環境情報を取得した時刻等が利用できる。また、モジュール内情報である設定情報としては、伝送モジュールの通信部21に対して割り当てられたハード固有の識別番号(例えば、MACアドレス)、最大通信試行回数等が利用できる。
上記実施例では、各伝送モジュールの伝送環境情報が付加される情報、すなわち、本来的に情報処理装置1に送信される情報として、センサによって計測された計測情報が挙げられている。この計測情報に代えて、当該計測情報が情報処理装置1で処理された後の処理後情報が、所定の目的地に複数の伝送モジュールを介して伝送される際にも、当該処理後情報に、経由する伝送モジュールの伝送環境情報を付加することで、その目的地で、伝送環境を向上させるための情報を容易に得ることが可能となる。
送信情報の生成時期に近いタイミングで伝送環境情報を取得するのが好ましと言える。そこで、上記のように伝送頻度に応じてノイズ情報の取得タイミングを調整することで、円滑な情報伝送と的確な伝送環境情報の取得の両立を図ることができる。
処理装置への伝送優先度を判定し、その判定結果に基づいて、生成部204による伝送環境情報の付加形態を調整してもよい。伝送優先度の判定においては、伝送環境の悪化に関係する伝送環境情報は、その伝送優先度が高く設定される。
、ノイズ情報(ED Scan Result)、送信電力を表す情報(Tx Power)の六つの情報)に関し、送信情報に付加すべき優先度を判定するように構成する。そして、その判定結果に基づいて、生成部204による各情報の送信情報への付加形態を調整してもよい。
情報(Tx Power)は、自己伝送モジュールの設定に関するモジュール内情報であり、その内容は基本的には変動しない。したがって、計測情報を情報処理装置1に伝送する度に、送信情報に付加する必要性は、その他の伝送モジュールの通信実績に関するモジュール内情報である、送信情報を受信した時刻を表す情報(Rx Time Stamp)、送信情報を送信する時
刻を表す情報(Tx Time Stamp)、ノイズ情報(ED Scan Result)よりは低い。そこで、前者
のモジュール内情報は、送信情報に付加すべき優先度が低い情報と判定することができ、このような付加優先度の低い伝送環境情報は、常に送信情報に付加させず伝送環境情報の絞り込みを行ってもよい。これにより、送信情報の情報量が過大になることを抑えながら、効率的な情報収集を実現することができる。
1b・・・・サーバ
2、2A、2B、2C、2D、3、3A、3B、3C・・・・伝送モジュール
10・・・・ネットワークシステム
Claims (24)
- 情報処理装置で処理されるべき情報、又は該情報処理装置で処理された情報である送信対象情報を、該情報処理装置を含む所定の伝送経路に沿って伝送する伝送モジュールであって、
前記所定の伝送経路において自己伝送モジュールの上流側に位置する上流側伝送モジュールから、前記送信対象情報を含んで構成される所定送信情報を受信する受信手段と、
自己伝送モジュールが前記情報処理装置への前記送信対象情報の情報伝送結果、又は該情報処理装置からの該送信対象情報の情報伝送結果に与える影響の程度を示す情報であって、自己伝送モジュール内での該送信対象情報の伝送環境に関連するモジュール内情報、又は、前記上流側伝送モジュールを除く自己伝送モジュールの周囲との伝送環境に関連するモジュール周囲情報のうち少なくとも一つを含む伝送環境情報を取得する伝送環境情報取得手段と、
前記受信手段によって受信された前記所定送信情報に、前記伝送環境情報取得手段によって取得された前記伝送環境情報を付加して新たな所定送信情報を生成する生成手段と、
前記所定の伝送経路において自己伝送モジュールの下流側に位置する下流側伝送モジュールへ、前記生成手段によって生成された前記新たな所定送信情報を送信する送信手段と、
を備える、伝送モジュール。 - 前記送信対象情報は、周囲の環境パラメータを計測するセンサにより得られた計測情報に関連する情報であって、前記情報処理装置で処理されるべき計測情報、又は、該情報処理装置で該計測情報が処理された後に生成される処理後計測情報である、
請求項1に記載の伝送モジュール。 - 前記所定の伝送経路は、前記センサを起点とし前記情報処理装置を終点とする経路であって、
前記伝送モジュールは、前記センサが計測した前記計測情報を前記所定送信情報に含めて伝送する、
請求項2に記載の伝送モジュール。 - 前記所定の伝送経路は、前記情報処理装置を起点とし前記センサを終点とする伝送往路と、該センサを起点とし該情報処理装置を終点とする伝送復路を含み、
前記伝送モジュールは、
前記伝送往路において自己伝送モジュールの下流側に位置する往路下流側伝送モジュールに、前記情報処理装置から前記センサに対する計測指令を含む情報に、該伝送往路で前記伝送環境情報取得手段によって取得された伝送環境情報である往路伝送環境情報を付加して伝送し、
前記伝送復路において自己伝送モジュールの下流側に位置する復路下流側伝送モジュールに、前記伝送往路で付加された前記往路伝送環境情報とともに、前記計測指令に応じて前記センサによって計測された前記計測情報に、該伝送復路で前記伝送環境情報取得手段によって取得された伝送環境情報である復路伝送環境情報を付加して、前記新たな所定送信情報として送信する、
請求項2に記載の伝送モジュール。 - 前記伝送往路で取得された前記往路伝送環境情報と、前記伝送復路で取得された前記復路伝送環境情報は、同一の所定伝送環境基準に従って取得された、自己伝送モジュールが前記情報伝送結果に与える影響の程度を示す情報である、
請求項4に記載の伝送モジュール。 - 前記生成手段は、前記伝送環境情報取得手段によって取得された前記伝送環境情報に従い、又は、過去に前記伝送環境情報取得手段によって取得された該伝送環境情報の変動履歴に従い、前記受信手段によって受信された前記所定送信情報への該伝送環境情報の付加頻度を調整する、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の伝送モジュール。 - 自己伝送モジュールが前記情報伝送結果に対して所定程度以上の影響を与える異常伝送環境状態が形成されていることを検出する異常検出手段を、更に備え、
前記生成手段は、
前記異常検出手段によって前記異常伝送環境状態が検出されたときは、前記受信手段によって受信された前記所定送信情報に前記伝送環境情報を付加することで前記新たな所定送信情報を生成し、
前記異常検出手段によって前記異常伝送環境状態が検出されていないときは、前記受信手段によって受信された前記所定送信情報に既に付加されている伝送環境情報である既付加伝送環境情報に自己伝送モジュールにおける前記伝送環境情報を重ねることで付加すべき一つの伝送環境情報として、前記新たな所定送信情報を生成する、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の伝送モジュール。 - 前記受信手段によって受信された前記所定送信情報に付加されている伝送環境情報である既付加伝送環境情報と、自己伝送モジュールにおける前記伝送環境情報とに関し、前記情報処理装置への伝送優先度を判定する優先度判定手段を、更に備え、
前記生成手段は、
前記優先度判定手段が、前記伝送環境情報が前記既付加伝送環境情報よりも優先的に伝送すべきと判定した場合、該既付加伝送環境情報を該伝送環境情報と置換して前記所定送信情報に付加することで前記新たな所定送信情報を生成し、
前記優先度判定手段が、前記伝送環境情報が前記既付加伝送環境情報よりも優先的に伝送すべきと判定しなかった場合、該伝送環境情報を前記所定送信情報に付加せずに、該既付加伝送環境情報が付加された前記所定送信情報をそのまま前記新たな所定送信情報とする、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の伝送モジュール。 - 前記伝送環境情報取得手段によって取得された前記伝送環境情報に含まれる複数の所定情報に関し、前記所定送信情報に付加すべき優先度を決定する決定手段を、更に備え、
前記生成手段は、前記決定手段によって決定された優先度に従って、前記伝送環境情報に含まれる前記複数の所定情報の一部又は全部を、前記所定送信情報に付加する、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の伝送モジュール。 - 自己伝送モジュールが駆動するための電力の給電状態を検出する給電検出手段を、更に備え、
前記生成手段は、前記給電検出手段によって検出された電力給電状態に応じて、前記受信手段によって受信された前記所定送信情報への前記伝送環境情報の付加頻度を調整する、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の伝送モジュール。 - 前記モジュール内情報は、前記受信手段により前記所定送信情報が受信された受信時刻情報と、前記伝送環境情報取得手段により前記伝送環境情報が取得された取得時刻情報と、前記送信手段により前記新たな所定送信情報を送信する送信時刻情報のうち、少なくともいずれかを含む、
請求項1から請求項10の何れか1項に記載の伝送モジュール。 - 前記受信手段は、無線を介して前記上流側伝送モジュールから、前記所定送信情報を受信し、
前記送信手段は、無線を介して前記下流側伝送モジュールへ、前記新たな所定送信情報を送信する、
請求項1から請求項11の何れか1項に記載の伝送モジュール。 - 前記受信手段および前記送信手段が利用可能な複数の無線チャネルを、更に備え、
伝達環境情報取得手段は、前記複数の無線チャネルごとに、周囲から自己伝送モジュールに対するノイズ情報を取得するノイズ情報取得手段を有し、
前記モジュール周囲情報は、前記ノイズ情報取得手段によって取得された前記ノイズ情報を含む、
請求項12に記載の伝送モジュール。 - 前記送信対象情報の伝送頻度に応じて、前記ノイズ情報取得手段による前記ノイズ情報の取得タイミングを調整するノイズ取得調整手段を、更に備える、
請求項13に記載の伝送モジュール。 - 前記受信手段によって受信された前記所定送信情報に既に付加されている伝送環境情報である既付加伝送環境情報と、自己伝送モジュールにおける前記モジュール周囲情報に基づいて、無線を介した前記送信対象情報の伝送に対する干渉物の位置情報を算出する干渉位置算出手段を、更に備え、
前記生成手段は、前記所定送信情報に、前記伝送環境情報に加えて前記干渉位置算出手段によって算出された前記干渉物の位置情報を付加する、
請求項12から請求項14の何れか1項に記載の伝送モジュール。 - 前記センサとは異なるセンサであって自己伝送モジュールでの計測が可能なモジュール計測センサを、更に備え、
前記生成手段は、前記所定送信情報に、前記伝送環境情報に加えて前記モジュール計測センサによる計測情報を付加する、
請求項2から請求項15に記載の伝送モジュール。 - 請求項2から請求項16の何れか1項に記載の伝送モジュールを複数含み、且つ前記情報処理装置および前記センサを含んでなる、センサネットワークシステム。
- 情報処理装置で処理されるべき情報、又は該情報処理装置で処理された情報である送信対象情報を、該情報処理装置を含む所定の伝送経路に沿って伝送するように構成されるネットワークシステムであって、
前記複数の伝送モジュールのうち少なくとも一つの伝送モジュールは、
前記所定の伝送経路において自己伝送モジュールの上流側に位置する上流側伝送モジュールから、前記送信対象情報を含んで構成される所定送信情報を受信する受信手段と、
自己伝送モジュールが前記情報処理装置への前記送信対象情報の情報伝送結果、又は該情報処理装置からの該送信対象情報の情報伝送結果に与える影響の程度を示す情報であって、自己伝送モジュール内での該送信対象情報の伝送環境に関連するモジュール内情報、又は、前記上流側伝送モジュールを除く自己伝送モジュールの周囲との伝送環境に関連するモジュール周囲情報のうち少なくとも一つを含む伝送環境情報を取得する伝送環境情報取得手段と、
前記受信手段によって受信された前記所定送信情報に、前記伝送環境情報取得手段によって取得された前記伝送環境情報を付加して新たな所定送信情報を生成する生成手段と、
前記所定の伝送経路において自己伝送モジュールの下流側に位置する下流側伝送モジュールへ、前記生成手段によって生成された前記新たな所定送信情報を送信する送信手段と
、
を有する、情報伝送ネットワークシステム。 - 前記情報処理装置は、
前記所定の伝送経路において該情報処理装置の直上流側に位置する前記伝送モジュールから受信した前記所定送信情報に基づいて、該所定の伝送経路において前記送信対象情報の情報伝送結果に影響を与える要因を分析する分析手段と、
前記分析手段による分析結果に基づいて、前記少なくとも一つの伝送モジュールにおける伝送条件を調整する伝送条件調整手段と、
を有する、
請求項18に記載の情報伝送ネットワークシステム。 - 前記送信対象情報は、周囲の環境パラメータを計測するセンサにより得られた計測情報に関連する情報であって、前記情報処理装置で処理されるべき計測情報、又は、該情報処理装置で該計測情報が処理された後に生成される処理後計測情報である、
請求項18又は請求項19に記載の情報伝送ネットワークシステム。 - 所定の伝送経路に沿って配置された伝送モジュールを介して、情報処理装置で処理されるべき情報、又は該情報処理装置で処理された情報である送信対象情報を、該情報処理装置を含む所定の伝送経路に沿って伝送する情報伝送方法であって、
前記所定の伝送経路において自己伝送モジュールの上流側に位置する上流側伝送モジュールから、前記送信対象情報を含んで構成される所定送信情報を受信する受信ステップと、
自己伝送モジュールが前記情報処理装置への前記送信対象情報の情報伝送結果、又は該情報処理装置からの該送信対象情報の情報伝送結果に与える影響の程度を示す情報であって、自己伝送モジュール内での該送信対象情報の伝送環境に関連するモジュール内情報、又は、前記上流側伝送モジュールを除く自己伝送モジュールの周囲との伝送環境に関連するモジュール周囲情報のうち少なくとも一つを含む伝送環境情報を取得する伝送環境情報取得ステップと、
前記受信ステップで受信された前記所定送信情報に、前記伝送環境情報取得ステップで取得された前記伝送環境情報を付加して新たな所定送信情報を生成する生成ステップと、
前記所定の伝送経路において自己伝送モジュールの下流側に位置する下流側伝送モジュールへ、前記生成ステップで生成された前記新たな所定送信情報を送信する送信ステップと、
を含む、情報伝送方法。 - 前記送信対象情報は、周囲の環境パラメータを計測するセンサにより得られた計測情報に関連する情報であって、前記情報処理装置で処理されるべき計測情報、又は、該情報処理装置で該計測情報が処理された後に生成される処理後計測情報である、
請求項21に記載の情報伝送方法。 - 情報処理装置で処理されるべき情報、又は該情報処理装置で処理された情報である送信対象情報を、該情報処理装置を含む所定の伝送経路に沿って伝送する伝送モジュールに、
前記所定の伝送経路において自己伝送モジュールの上流側に位置する上流側伝送モジュールから、前記送信対象情報を含んで構成される所定送信情報を受信する受信ステップと、
自己伝送モジュールが前記情報処理装置への前記送信対象情報の情報伝送結果、又は該情報処理装置からの該送信対象情報の情報伝送結果に与える影響の程度を示す情報であって、自己伝送モジュール内での該送信対象情報の伝送環境に関連するモジュール内情報、又は、前記上流側伝送モジュールを除く自己伝送モジュールの周囲との伝送環境に関連す
るモジュール周囲情報のうち少なくとも一つを含む伝送環境情報を取得する伝送環境情報取得ステップと、
前記受信ステップで受信された前記所定送信情報に、前記伝送環境情報取得ステップで取得された前記伝送環境情報を付加して新たな所定送信情報を生成する生成ステップと、
前記所定の伝送経路において自己伝送モジュールの下流側に位置する下流側伝送モジュールへ、前記生成ステップで生成された前記新たな所定送信情報を送信する送信ステップと、
を実行させる、情報伝送プログラム。 - 前記送信対象情報は、周囲の環境パラメータを計測するセンサにより得られた計測情報に関連する情報であって、前記情報処理装置で処理されるべき計測情報、又は、該情報処理装置で該計測情報が処理された後に生成される処理後計測情報である、
請求項23に記載の情報伝送プログラム。
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