JP2015055717A - 会議システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークを介してのプロジェクタへの投影のための接続の作業を簡略化しつつ、誤って別の場所にあるプロジェクタへ投影してしまうことを防ぐことができるプロジェクタを提供する。
【解決手段】情報処理端末は、受信した前記位置情報と、前記情報処理端末を特定する第1機器識別情報と、を送信する第1送信部と、接続された前記電子機器を検索する検索部と、前記電子機器への特定の機能の実行の指示命令を受け付ける受付部と、前記指示命令が受け付けられたことを契機として、検索された前記電子機器と、前記情報処理端末の位置情報を前記記憶装置から取得し、最も近い前記電子機器を特定する機器特定部と、特定された前記電子機器に前記特定の機能の実行を指示する指示部と、を備え、前記電子機器は、受信した前記位置情報と、前記電子機器を特定する第2機器識別情報と、を送信する第2送信部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、会議システムに関する。
プロジェクタとPCを接続する手段として、RGBケーブルやHDMI(登録商標)ケーブルなどの有線ケーブルを使用せず、ネットワークを介して接続して投影することが可能なプロジェクタが登場しており、プロジェクタとPCをケーブルレスで接続することで机上等が煩雑にならないように広く使用できるようになってきている。
しかし、PCからネットワークを介して任意のプロジェクタに接続するためには、対象となるプロジェクタを選択する必要がある。通常はIPアドレスを用いることが一般的であるが、例えば建物内にプロジェクタが複数ある場合には、対象のプロジェクタがどれなのか判断つきにくい。そのため、例えば誤って隣の会議室のプロジェクタに投影してしまうようなことも起こりうる。
このように、PCとプロジェクタを接続する際に誤って別のプロジェクタに投影してしまうのを防ぐ方法として、管理サーバーに時間別に接続先が設定された時間別プロファイルを用意しておき、PCからプロジェクタに接続する際には時間別プロファイルを参照して接続可否を判断することで、対象外のプロジェクタに誤って投影してしまうことを防ぐ会議システムが既に知られている。
しかし、今までの時間別プロファイルを参照して接続可否を判断する方法では、例えば急に会議室を変更する必要が出てきた場合などには、時間別プロファイルを変更しないと別の会議室のプロジェクタに接続できない状態となってしまうなど、運用上の課題を抱えていた。さらに、時間別プロファイルの作成やメンテナンスは管理者などの人の手により行う必要があるため間違いが起こる可能性があり、もし時間別プロファイルに間違いがあると必要なときに接続できない状態となってしまう問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ネットワークを介してのプロジェクタへの投影のための接続の作業を簡略化しつつ、誤って別の場所にあるプロジェクタへ投影してしまうことを防ぐことができるプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、情報処理端末と、前記情報処理端末からの指示により機能が実行される電子機器と、前記情報処理端末、及び前記電子機器に対してそれぞれの位置情報を送信する配信装置と、前記情報処理端末、及び前記電子機器の位置情報を記憶する記憶装置と、を備える会議システムであって、前記情報処理端末は、受信した前記位置情報と、前記情報処理端末を特定する第1機器識別情報と、を送信する第1送信部と、接続された前記電子機器を検索する検索部と、前記電子機器への特定の機能の実行の指示命令を受け付ける受付部と、前記指示命令が受け付けられたことを契機として、検索された前記電子機器と、前記情報処理端末の位置情報を前記記憶装置から取得し、最も近い前記電子機器を特定する機器特定部と、特定された前記電子機器に前記特定の機能の実行を指示する指示部と、を備え、前記電子機器は、受信した前記位置情報と、前記電子機器を特定する第2機器識別情報と、を送信する第2送信部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークを介してのプロジェクタへの投影のための接続の作業を簡略化しつつ、誤って別の場所にあるプロジェクタへ投影してしまうことを防ぐことができるという効果を奏する。
図1は、会議システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 図2は、会議システムにおける配信装置及び通信端末の設置形態について説明する図である。 図3は、会議システムの動作概要について説明する図である。 図4は、電子機器の機能構成を示すブロック図である。 図5は、会議システムにおけるプロジェクタ投影動作手順について説明するシーケンス図である。 図6は、会議システムにおけるプロジェクタ投影用アプリケーションの画面例について説明する図である。 図7は、会議システムにおける投影用アプリケーションによる投影開始処理手順について説明するフロー図である。 図8は、会議システムにおけるプロジェクタ投影動作手順の別例について説明するシーケンス図である。 図9は、会議システムにおけるプロジェクタ投影用アプリケーションの画面例の別例について説明する図である。 図10は、会議システムにおける投影用アプリケーションによる投影開始処理手順の別例について説明するフロー図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の会議システムを具体化した実施の形態を詳細に説明する。図1に示されるように、会議システム100は、通信端末4(4a〜4d)と、ユーザー所有物5(5a)と、電子機器6(6a〜6c)と、配信装置1と、ゲートウェイ装置2と、位置情報記憶サーバー3(記憶装置)とを備える。ユーザー所有物5及び電子機器6には通信端末4が取り付けられている。位置情報記憶サーバー3は、通信端末4の位置情報を記憶しており、通信端末4が取り付けられたユーザー所有物5及び電子機器6の位置は、通信端末4の位置情報に基づき特定可能である。
配信装置1は、室内の天井に設置された電子機器101に内蔵されるか、または電子機器101の外部に取り付けられている。図2は、本実施形態の会議システムにおける配信装置1及び通信端末4の設置形態について説明する図である。図2に示されるように、電子機器101は、配信装置1に対して電力を供給する。電子機器101は、例えば蛍光灯などの照明器具である。配信装置1は、自機が固定された位置に対応する位置情報を所有し、その位置情報を無線信号により所定の範囲に対して連続的もしくは断続的に送信する。所定の範囲は、用いられる無線信号の信号強度及び送信アンテナの指向性等によって定められる。配信装置1は、位置の管理対象となる領域をカバーするように配置され、それぞれの領域が重複しないように構成される。重複する場合であっても、位置情報を受信する側で、受信電波の強度に基づいて、いずれか1つの配信装置1が特定できるように構成される。また、配信装置1は通信端末4又はゲートウェイ装置2に対して位置情報以外のデータも送受信できる。通信端末4は、図1、図2に示されるように、ユーザー所有物5及び電子機器6に取り付けられており、例えばRFID(登録商標)タグであり、ユーザー所有物5又は電子機器6の外部に取り付けられるか、内蔵されている。
通信端末4は、配信装置1から送信される信号を受信して位置情報を取得し、ネットワーク10を介して受信した位置情報を位置情報記憶サーバー3に送信する。なお、通信端末4から送信される位置情報には、通信端末4を識別可能な識別情報(第1機器識別情報、第2機器識別情報)が含まれる。識別情報とは、例えば通信端末4のMACアドレスなど、機器を一意に識別できる情報である。ユーザー所有物5は、ユーザーが所有し携帯する物であり、例えばユーザーを識別し認証等に用いられるIDカード5aである。電子機器6は、例えばプロジェクタ6bや液晶ディスプレイ6c等の表示装置や、ノートPC6aやデスクトップPC6d等の情報処理端末である。
電子機器6は、ネットワーク12を介し、位置情報記憶サーバー3とデータの送受信をするための通信機能を有する。ゲートウェイ装置2は、ネットワーク10とネットワーク11を相互に接続し、一方のネットワークから送信されたデータを他方のネットワークにブリッジする。ゲートウェイ装置2は、例えば建物のフロア毎又は壁等で仕切られた部屋毎に設置される。また、例えばネットワーク10がIEEE802.15.4規格及びZigBee(登録商標)によるネットワークであり、ネットワーク11がIEEE802.3規格に準拠するLANである場合は、それらの間の通信方式の変換を行う。
位置情報記憶サーバー3は、通信端末4の位置情報を管理する位置情報管理機能及び情報通信機能等を有するコンピュータである。ここで、位置情報記憶サーバー3による位置情報の管理処理例の概略を説明する。例えば、天井に設置されている配信装置1は、無線通信によりこの配信装置1が設置された位置を示す位置情報を配信する。これにより、通信端末4は配信装置1から配信された位置情報を受信する。次に、通信端末4は、無線通信により配信装置1に、通信端末4を識別するための識別情報と受信した位置情報を送信する。この場合、通信端末4は、配信装置1から配信され受信した位置情報を、配信装置1に送り返すことになる。これにより、配信装置1は、通信端末4の識別情報及び位置情報を受信する。
次に、配信装置1は、無線通信により、ゲートウェイ装置2に通信端末4の識別情報及び位置情報を送信する。そして、ゲートウェイ装置2は、ネットワーク11を介して位置情報記憶サーバー3に通信端末4の識別情報及び位置情報を送信する。位置情報記憶サーバー3は、通信端末4の識別情報及び位置情報を管理する。これにより、会議システムの管理者は、通信端末4と通信端末4が取り付けられたユーザー所有物5及び電子機器6の位置を把握できる。
図3は、本実施形態の会議システムの動作概要について説明する図である。図に示されたように、ある建物のX棟1階に、会議室が6部屋(会議室A〜会議室F)あり、通信端末4が取り付けられた電子機器6がそれぞれの部屋に位置している。また、建物内の天井には配信装置1が設けられた電子機器101a〜101fが設置されており、配信装置1はその配信装置1の設置位置に対応した位置情報を送信している。通信端末4は移動する都度又は周期的(例えば60秒周期)に配信装置1から位置情報を受信し、その位置情報を位置情報記憶サーバー3に送信する。すなわち、位置情報記憶サーバー3は、建物内における通信端末4の位置情報を管理している。
ここで、ユーザーが会議室Aでプレゼンテーションを行う場合の動作概要を説明する。
(1)ユーザーはノートPC6aからネットワークを介してプロジェクタへの投影を開始するため、ノートPC6aに投影開始を指示する。
(2)ノートPC6aは、起動したら位置情報記憶サーバー3からノートPC6aの位置を取得する。
(3)ノートPC6aは、ネットワーク10に接続されているプロジェクタを検索するためのパケットをブロードキャスト送信する。
(4)プロジェクタは、検索用パケットを受信したら、プロジェクタの識別情報を含む応答をノートPC6aに送信する。
(5)ノートPC6aは、プロジェクタからの応答を受信したら位置情報記憶サーバー3からプロジェクタの位置を取得する。
(6)ノートPC6aは、複数のプロジェクタの位置情報から一番近くにあるプロジェクタ6bを特定し、投影を開始する。
以上の動作により、ユーザーは会議室AでノートPC6aの近くにあるプロジェクタ6bから簡単に、かつ投影するプロジェクタを間違えることなく確実に投影することができる。同様に、会議室EでノートPC6fを使用してプレゼンテーションを行う場合も、会議室Eに設置されているプロジェクタ6gから簡単に投影することができる。
図4は、通信端末が取り付けられた情報処理端末や電子機器の機能構成を示す図である。電子機器6は、送信部20、検索部21、機器特定部22、指示部23、受付部24を備えている。送信部4は、通信端末4、又は通信端末4が設けられた情報処理端末や電子機器の識別情報を位置情報記憶サーバーへと送信する。検索部21は、ブロードキャストによってネットワークに接続されたほかの電子機器を検索する。機器特定部22は、検索された電子機器から最も近いものを特定する。指示部23は、電子機器に対して特定の機能の実行を指示する。受付部24は、他の情報処理端末からの特定の機能の実行の指示命令を受け付ける。
図5は、本実施形態の会議システムにおけるプロジェクタ投影動作手順について説明する図である。まずユーザーは、ノートPCに予めインストールされているプロジェクタ投影用アプリケーションを起動する(ステップS11)。次いで、プロジェクタ投影アプリケーションが起動する(ステップS12)。アプリケーションは、タスクバー等に最小化された状態で起動する。本実施形態では、このプロジェクタ投影用アプリケーションの起動が、ノートPC6aの指示部23によるプロジェクタへの投影の実行の指示に相当する。すなわち、受付部24が投影の指示命令を受けつけ、指示部23が投影を指示することにより、以下の最も近い電子機器6を特定する処理が行われる。
ノートPC6aの送信部20は、位置情報記憶サーバー3に対し、ノートPC6aの識別情報を含むノートPCの位置情報取得要求を送信する(ステップS13:第1送信部)。位置情報記憶サーバー3は、送信された要求に含まれている識別情報から、ノートPC6aの位置情報をハードディスク又は不揮発性メモリ等のデータ保存領域から読み出す(ステップS14)。位置情報記憶サーバー3は、ノートPC6aに対してノートPCの位置情報を含む要求の応答を送信する(ステップS15)。ノートPC6aの検索部21、ネットワークに接続されているプロジェクタを検索するために、検索用パケットをブロードキャスト送信する(ステップS16)。プロジェクタの送信部20は、ノートPC6aからの検索用パケットを受信したら、プロジェクタの識別情報を含む応答をノートPCに送信する(ステップS17:第2送信部)。ノートPC6aの送信部は、位置情報記憶サーバー3に対してプロジェクタの識別情報を含めたプロジェクタの位置情報取得要求を送信する(ステップS18)。
位置情報記憶サーバー3は、送信された要求に含まれている識別情報から、対象となるプロジェクタの位置情報をハードディスク又は不揮発性メモリ等のデータ保存領域から読み出す(ステップS19)。位置情報記憶サーバー3は、ノートPC6aに対してプロジェクタの位置情報を含む応答を送信する(ステップS20)。ネットワークに接続されているプロジェクタの台数分、ステップS17〜S20の処理が繰り返される。
ノートPC6aの特定部22は、ネットワークに接続されているプロジェクタの中から、一番近くにあるプロジェクタを特定する(ステップS21)。ノートPC6aは、ステップS21で特定したプロジェクタ6bに対して接続要求を送信する(ステップS22)。プロジェクタ6bは、ノートPC6aとの接続を確立して投影可能な状態になるよう準備をし、ノートPC6aに対して応答を送信する(ステップS23)。ノートPC6aは、プロジェクタ6bに対して投影するデータを送信する(ステップS24)。そして、プロジェクタ6bは、ノートPC6aが出力し、受信した映像信号などの投影データをスクリーンに投影する(ステップS25)。
図6は、会議システム100におけるプロジェクタ投影用アプリケーションの画面例について説明する図である。前述したように、プロジェクタ投影用アプリケーションは最小化状態で起動され、例えばタスクバーに常駐する。ユーザーは、プロジェクタの投影を終了したい場合には、タスクバーに常駐している本アプリケーションを選択すると、図に示すような画面をノートPCの画面に表示する。投影終了ボタンがクリックされたら、ノートPCはプロジェクタに対して投影終了を送信し、プロジェクタとの接続を解除する。ユーザーは、投影終了ボタンをクリックすることで、プロジェクタへの投影を終了させることができる。
図7は、本実施形態の会議システムにおける投影用アプリケーションによる投影開始処理手順について説明する図である。まず、投影用アプリケーションは、起動されたら位置情報記憶サーバー3から本アプリケーションが動作しているノートPCの位置情報を取得する(ステップS101)。その後、投影用アプリケーションは、ネットワークに接続されているプロジェクタを検索するための検索用メッセージを送信する(ステップS102)。そして、投影用アプリケーションは、プロジェクタの識別情報を含む応答を受信したかを判定する(ステップS103)。応答を受信したと判定された場合(ステップS103:Yes)、投影用アプリケーションは、受信した識別情報に対応したプロジェクタの位置情報を位置情報記憶サーバー3から取得する(ステップS104)。応答を受信していないと判定された場合(ステップS103:No)、ステップS104の処理はスキップする。
そして、プロジェクタの検索が終了するまで(ステップS105:Yes)、ステップS102〜S105の処理が繰り返される。なお、図には記載していないが、プロジェクタの検索の終了判定はタイムアウトで行い、例えば2秒間プロジェクタからの応答を受信しなかったら検索を終了する。
投影用アプリケーションは、ステップS102のプロジェクタ検索処理でプロジェクタが見つかった否かを判定する(ステップS106)。プロジェクタが見つかったと判定された場合(ステップS106:Yes)、投影用アプリケーションは、位置情報記憶サーバー3から取得していたプロジェクタの位置情報から、ノートPCの位置に1番近くにあるプロジェクタを特定する(ステップS107)。そして、投影用アプリケーションは、特定したプロジェクタに対して投影開始処理を行い(ステップS108)、投影開始処理を終了する。一方、前述のプロジェクタ検索処理でプロジェクタが見つからなかった場合は(ステップS106:No)、そのまま処理を終了する。
以上に示した本実施形態の会議システムにおいては、情報処理装置であるPCが位置情報記憶サーバー3に自らの位置と、プロジェクタの位置とを問合せ、問合せ結果から一番近傍にあるプロジェクタを選択し、投影を行うことが可能となる。したがって、接続するプロジェクタを管理画面などで決定するといった設定作業が不要であり、ネットワークを介してのプロジェクタへの投影のための接続の作業を簡略化しつつ、誤って別の場所にあるプロジェクタへ投影してしまうことを防ぐことができるようになる。
図8は、会議システムにおけるプロジェクタ投影動作手順の別例について説明する図である。なお図5に示される処理と同じ処理については、図5と同じステップ番号を付与しており、詳細な説明は省略する。ステップS12では、プロジェクタ投影アプリケーションの起動時、最小化された状態ではなく、通常のアプリケーションと同様に起動する。なお、アプリケーションの画面例は図8に示す。
図9に示されるように、プロジェクタ投影用アプリケーションは通常の他アプリケーションと同様にノートPCの画面上にアプリケーション画面が表示される。ノートPCから1番近くにあるプロジェクタを特定できたら、図に示すようにプロジェクタの識別情報を表示する(表示部)。なお、本例ではプロジェクタ名、IPアドレス、位置情報としているが、他の情報(例えばMACアドレスなど)を表示しても良いし、表示を減らしても良い。ユーザーがどのプロジェクタであるかわかるような情報が表示されていれば良い。投影ボタンがクリックされたら、プロジェクタとの接続を確立させて投影を開始する。投影終了ボタンがクリックされたら、プロジェクタに対して投影終了を送信し、プロジェクタとの接続を解除する。本実施形態では、投影ボタンや投影終了ボタンが操作受付部として機能する。
また、ノートPC6aは、ネットワークに接続されているプロジェクタの中から、一番近くにあるプロジェクタを特定したあとに(ステップS21)、投影アプリケーションの画面に、プロジェクタの情報として名前やIPアドレス、設置位置などを表示する(ステップS51)。そして、ユーザーは、投影アプリケーション画面上にある投影開始ボタンをクリックする(ステップS52)。ノートPC6aは、ステップS21で特定したプロジェクタに対して接続要求を送信する(ステップS22)。以上の動作により、ユーザーは投影を開始するプロジェクタ6bの情報を確認しつつ、簡単に、かつ投影するプロジェクタを間違えることなく確実に投影することができる。
図10は、会議システムにおける投影用アプリケーションによる投影開始処理手順の別例について説明する図である。図6に示される処理と同じ処理については、図6と同じステップ番号を付与しており、詳細な説明は省略する。本例では、1番近くにあるプロジェクタを特定できたら(ステップS107)、投影アプリケーションの画面に特定したプロジェクタの情報を表示し(ステップS501)、ユーザーが開始ボタンをクリックするのを待つ(ステップS502)。ユーザーが開始ボタンをクリックして投影開始を要求されたら(ステップS502:Yes)、プロジェクタに対して投影を開始する(ステップS108)。
以上の各実施形態の電子機器は、例えばCPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
以上の各実施形態の電子機器で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、以上の各実施形態のプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、以上の各実施形態の電子機器で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、以上の各実施形態のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
また、以上の各実施形態の電子機器で実行されるプログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 配信装置
2 ゲートウェイ装置
3 位置情報記憶サーバー
4 通信端末
5 ユーザー所有物
5a IDカード
6 電子機器
6a ノートPC
6b プロジェクタ
6c 液晶ディスプレイ
6d デスクトップPC
6f ノートPC
6g プロジェクタ
10 ネットワーク
11 ネットワーク
12 ネットワーク
100 会議システム
特許第4479761号公報

Claims (3)

  1. 情報処理端末と、
    前記情報処理端末からの指示により機能が実行される電子機器と、
    前記情報処理端末、及び前記電子機器に対してそれぞれの位置情報を送信する配信装置と、
    前記情報処理端末、及び前記電子機器の位置情報を記憶する記憶装置と、
    を備える会議システムであって、
    前記情報処理端末は、
    受信した前記位置情報と、前記情報処理端末を特定する第1機器識別情報と、を送信する第1送信部と、
    接続された前記電子機器を検索する検索部と、
    前記電子機器への特定の機能の実行の指示命令を受け付ける受付部と、
    前記指示命令が受け付けられたことを契機として、検索された前記電子機器と、前記情報処理端末の位置情報を前記記憶装置から取得し、最も近い前記電子機器を特定する機器特定部と、
    特定された前記電子機器に前記特定の機能の実行を指示する指示部と、
    を備え、
    前記電子機器は、
    受信した前記位置情報と、前記電子機器を特定する第2機器識別情報と、を送信する第2送信部と、
    を備える
    ことを特徴とする会議システム。
  2. 前記電子機器はプロジェクタであり、
    前記特定の機能は、前記プロジェクタによる前記情報処理端末から出力された映像信号の投射である
    ことを特徴とする請求項1に記載の会議システム。
  3. 前記情報処理端末は、
    特定された最も近い前記電子機器に関する情報を表示する表示部と、
    前記表示部から、前記電子機器に前記特定の機能を実行させるか否かの操作を受け付ける操作受付部と、
    を備え、
    前記指示部は、前記特定の機能を実行させる操作を受け付けた場合に、特定の機能の実行を指示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の会議システム。
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