JP2015055608A - 移動速度検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体の移動速度を安定して精度良く検出できる移動速度検出装置を提供する。【解決手段】 検出装置100は、移動体に光を照射する照射系と、該移動体からの反射光の光路上に配置された結像レンズ54と、該結像レンズ54を介した反射光を受光するエリアセンサ56と、エリアセンサ56での受光結果に基づいて移動体の移動速度を算出する処理回路61を構成する、少なくとも1つの発熱部品を含む複数の部品と、結像レンズ54及び発熱部品の双方と一体的に設けられた伝熱部材72と、を備えている。この場合、移動体の移動速度を安定して精度良く検出できる。【選択図】図4

Description

本発明は、移動速度検出装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、移動体の移動速度を検出する移動速度検出装置及び該移動速度検出装置を備える画像形成装置に関する。
従来、移動体に光を照射し、移動体からの反射光をレンズを介して受光して、移動体の移動速度を検出する画像検出装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されている画像検出装置では、移動体の移動速度を安定して精度良く検出することができなかった。
本発明は、移動体の移動速度を検出する移動速度検出装置であって、前記移動体に光を照射する照射系と、前記移動体からの反射光の光路上に配置されたレンズと、前記レンズを介した前記反射光を受光する受光部と、前記受光部での受光結果に基づいて前記移動速度を算出する電子回路を構成する、少なくとも1つの発熱部品を含む複数の部品と、前記レンズ及び前記発熱部品の双方と一体的に設けられた熱伝導体と、を備える移動速度検出装置である。
本発明によれば、移動体の移動速度を安定して精度良く検出できる。
一実施形態に係る多色画像形成装置(その1)の概略構成を示す図である。 一実施形態に係る多色画像形成装置(その2)の概略構成を示す図である。 図1及び図2の光走査装置を説明するための図である。 検出装置の構成を説明するための図である。 検出装置の作用を説明するための図(その1)である。 検出装置の作用を説明するための図(その2)である。 結像レンズの焦点距離の時間変化を示すグラフ(その1)である。 結像レンズの焦点距離の時間変化を示すグラフ(その2)である。 伝熱部材が有る場合及び無い場合における移動速度の検出誤差の時間変化を示すグラフである。 変形例1の検出装置の構成を説明するための図(その1)である。 変形例1の検出装置の構成を説明するための図(その2)である。 変形例1の検出装置の構成を説明するための図(その3)である。 変形例2の検出装置の構成を説明するための図(その1)である。 変形例2の検出装置の構成を説明するための図(その2)である。 図15(A)及び図15(B)は、それぞれ移動体の移動前後でのエリアセンサで撮像された画像を示す図であり、図15(C)は、相関ピークの位置ずれについて説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1には、本発明に係る多色画像形成装置1000が概略的に示されている。図1中の符号1Y,1M,1C,1Kは、中間転写ベルト105に沿って並設された4つの像担持体であり、各像担持体は、ドラム状の感光体、すなわち感光体ドラムである。
各感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kは図1中の矢印方向に回転され、その周囲には、帯電手段である帯電器2Y,2M,2C,2K(図では帯電ローラによる接触式のものを示しているが、この他、帯電ブラシや、非接触式のコロナチャージャ等を用いることもできる)、現像手段である各色の現像器4Y,4M,4C,4K、一次転写手段(転写チャージャ、転写ローラ、転写ブラシ等)6Y,6M,6C,6K、感光体クリーニング手段5Y,5M,5C,5K等が配備されている。
また、図1中の符号30は定着手段、40は二次転写手段、41は搬送手段を示している。
各感光体1Y,1M,1C,1Kは帯電器2Y,2M,2C,2Kにより均一に帯電され、その後、潜像形成手段である光走査装置20により画像情報に応じて強度変調された光ビーム(例えばレーザ光)が露光され、静電潜像が形成される。
この露光工程を行う光走査装置20の基本的な構成については後述する。各感光体1Y,1M,1C,1Kに形成された静電潜像は、イエロー(Y)現像器114Y、マゼンタ(M)現像器114M、シアン(C)現像器114C、ブラック(K)現像器114Kによって現像され、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として顕像化される。
多色画像形成装置1000は、中間転写ベルト方式の多色画像形成装置であり、上記の現像工程で顕像化された各感光体1Y,1M,1C,1K上のトナー像は、中間転写ベルト105(無端ベルト)に順次重ね合わせて一次転写される。
そして、中間転写ベルト105上で重ね合わされた各色のトナー画像は、図示しない給紙部から給紙され、図示しない搬送手段を経て二次転写手段40の位置に搬送されて来た紙等の記録媒体に一括して二次転写される。
そして、トナー画像が転写された記録媒体は搬送ベルト等の搬送手段41で定着手段30に搬送され、定着手段30によりトナー画像が記録媒体に定着されることで多色画像またはフルカラー画像が得られる。
そして、定着後の記録媒体は図示しない排紙部や後処理装置等に排紙される。また、トナー画像転写後の各感光体1Y,1M,1C,1Kはクリーニング手段5Y,5M,5C,5Kのクリーニング部材(ブレード、ブラシ等)によりクリーニングされて残留トナーが除去される。
また、トナー画像転写後の中間転写ベルト105も、図示しないベルトクリーニング手段によりクリーニングされて残留トナーが除去される。
なお、多色画像形成装置1000では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれか1色の画像を形成する単色モード、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれか2色の画像を重ねて形成する2色モード、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれか3色の画像を重ねて形成する3色モード、上記のように4色の重ね画像を形成するフルカラーモードを有し、これらのモードを図示しない操作部にて指定して実行することで単色、多色、フルカラーの画像形成が可能である。
また、多色画像形成装置1000は、中間転写ベルト105を用い、各感光体1Y,1M,1C,1Kから中間転写ベルト105に一次転写して各色の重ね画像を形成した後、中間転写ベルト105から紙等の記録媒体に一括して二次転写する構成の、中間転写方式の多色画像形成装置であるが、図2に示される多色画像形成装置2000のように、中間転写ベルトの代わりに紙等の記録媒体を担持搬送する搬送ベルト106を用い、各感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kから紙等の記録媒体に直接転写する方式の多色画像形成装置としても良い。この直接転写方式の多色画像形成装置では、図2から分かるように、紙等の記録媒体の進入経路が多色画像形成装置1000とは異なっており、搬送ベルト106により記録媒体を各感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kに向けて搬送するようになっている。
多色画像形成装置2000でも上記と同様に、各感光体1Y,1M,1C,1Kは帯電器2Y,2M,2C,2Kにより均一に帯電され、その後、潜像形成手段である光走査装置20により画像情報に応じて強度変調された光ビーム(例えばレーザ光)が露光され、静電潜像が形成される。
各感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kに形成された静電潜像は、イエロー(Y)現像器114Y、マゼンタ(M)現像器114M、シアン(C)現像器114C、ブラック(K)現像器114Kによって現像され、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として顕像化される。
そして、この現像工程にタイミングを合わせて図示しない給紙部から紙等の記録媒体が給紙され、図示しない搬送手段を経て搬送ベルト106(無端ベルト)に搬送されて搬送ベルト106に担持される。
搬送ベルト106に担持された記録媒体は各感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kに向けて搬送され、上記の現像工程で顕像化された各感光体1Y,1M,1C,1K上のトナー像は、転写手段6Y,6M,6C,6Kにより記録媒体に順次重ね合わせて転写される。
そして、記録媒体上に転写された4色重ね合わせのトナー画像は定着手段30に搬送され、定着手段30によりトナー画像が記録媒体に定着されることで多色またはフルカラー画像が得られる。
そして、定着後の記録媒体は図示しない排紙部や後処理装置等に排紙される。また、トナー画像転写後の各感光体1Y,1M,1C,1Kはクリーニング手段5Y,5M,5C,5Kのクリーニング部材(ブレード、ブラシ等)によりクリーニングされて残留トナーが除去される。
光走査装置20について説明する。図3は、上記各多色画像形成装置に展開した光走査装置の一例を示す概略構成図である。
図3おいては、4つの感光体ドラム301,302,303,304(図1又は図2の感光体1Y,1M,1C,1Kに相当する)を転写ベルト400(図1の中間転写ベルト105又は図2の搬送ベルト106に相当する)の移動方向に沿って配列し、順次異なる色のトナー像を転写することでカラー画像を形成する画像形成装置において、各光走査装置を一体的に構成し単一の光偏向器(例えばポリゴンミラー)1050で全ての光ビームを走査する。ポリゴンミラー1050は6面とし、2段の構造としている。
より具体的に述べると、光走査装置20は、光源ユニット1001と、光源ユニット1001からの光ビームを偏向する単一のポリゴンミラー1050と、ポリゴンミラー1050により偏向されたビームを感光体ドラム302の被走査面に結像する走査レンズ1061とを有しており、ここではポリゴンミラー1050に対して対向する方向に2ステーション分ずつ走査される。
また、図3では、説明の簡略化のため、他の感光体ドラム301,303,304を走査するための3つの光源ユニットや走査レンズ以降の光学系は省略し、1ステーション分のみを図示している。
光源ユニット1001には、光源(例えば半導体レーザ(LD)、LDアレイ等)、カップリングレンズ、アパーチャが搭載されている。
光源ユニット1001の図示しない光源から射出された光束は、図示しないカップリングレンズによって略平行光化もしくは略発散光束化もしくは略収束光束化され、その後、図示しないアパーチャにより所望の光束幅に切り取られ、線像形成レンズ(例えばシリンドリカルレンズ)1041により、ポリゴンミラー1050近傍で副走査方向に一度集光され、走査レンズ1061を含む走査光学系により像面(被走査面)2001上にビームスポットを形成する。
このように、通常の光走査装置では、ポリゴンミラー1050のミラー間の面倒れによる光学特性の劣化を低減するため、ポリゴンミラー近傍で一度副走査方向に集光する面倒れ補正光学系が採用されている。
各走査レンズは樹脂製であり、回折格子を1つまたは複数の光学面上に形成しても良い。
通常は、光偏向手段と像面の間に折り返しミラー1111,1321が挿入され、光路が折りたたまれる。
また、走査光学系は1枚の走査レンズを含む実施例を示したが、2枚もしくはそれ以上の走査レンズを用いても良い。
ここで、光走査装置による書込開始位置を補正する書込開始位置補正手段(例えば液晶偏向素子)は、光源ユニット1001のカップリングレンズとシリンドリカルレンズ1041の間に設けるのが良い。
ここで、多色画像形成装置1000、2000において、中間転写方式のときは中間転写ベルト105を、直接転写方式のときは搬送ベルト106を高精度で駆動しなければ色ずれが発生してしまう。以下では、中間転写ベルト105及び搬送ベルト106を「移動体53」とも称する。
ベルトの高精度駆動のためには、全ての構成部品を高精度で作る方法も考えられるが、構成部品が多く、コストの面からも現実的には実現が困難である。
そこで、ベルトの速度変動を検出する検出手段を設け、その検出結果をベルトの駆動モーターにフィードバックすることが好ましい。
そのためには、ベルトの速度変動を検出する必要がある。ベルトの速度変動を検出するためには、従来はベルトに直接マークを形成していたが(例えば特許文献1参照)、ベルトに直接加工を行うことは難しく、また加工に時間がかかるため量産性が悪く、大きなコストアップの要因となっていた。
この場合、ベルトを直接加工することなく、簡便に例えばベルト等の移動体の速度変動を検出できることが望まれる。
また、ベルト上に形成されたトナー画像パターンの位置ずれや画像濃度も同時に検出できることが望まれる。
そこで、多色画像形成装置1000、2000は、図1及び図2に示される、検出装置100(移動速度検出装置)を備えている。この検出装置100は、移動体の移動速度を検出するともに、該移動体上に形成されたトナーパターンの形成位置ずれ、及び画像濃度を検出する。検出装置100は、移動体53に対向して配置されている。なお、検出装置100は、移動体53の移動速度を検出する機能を少なくとも有していれば良い。
検出装置100は、図4に示されるように、可干渉光であるレーザ光を射出するレーザ光源51(例えば半導体レーザ)及び該レーザ光源51から射出されたレーザ光を略平行光にするコリメートレンズ52を含む照射系と、1次元、もしくは2次元画像を取得可能な受光部(例えば受光素子アレイ)としてのエリアセンサ56(例えばCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等)と、少なくとも1つの発熱部品(電子部品)を含む複数の部品で構成され、エリアセンサ56での受光結果に基づいて所定の処理を行う処理回路61(電子回路)と、移動体53とエリアセンサ56との間に設けられた結像レンズ54(以下、単に「レンズ」ともいう)及び開口絞り55とを有し、移動体53の速度や速度変動を検出する。
検出装置100では、図5に示されるように、レーザ光源51から射出され、コリメートレンズ52で略平行光にされたレーザ光が移動体53に対して斜めから照射され、移動体53が移動する平面(移動平面)に対して垂直方向から1次元もしくは2次元のエリアセンサ56で撮像する。移動体53は表面もしくは内部に光拡散性を有する部材であり、レーザ光を照射すると、符号65で示す分布の拡散光(散乱光)が反射する。
このような拡散光の一部をレンズ54に取り込んで、エリアセンサ56に結像すると、拡散光によるスペックルパターンと呼ばれるランダムな画像パターンが得られる。
このスペックルパターンは、移動体53の表面もしくは内部の微細ランダムな凹凸形状に対応したパターンであり、レーザ光のランダムな干渉により形成される。
移動体53が移動すると、そのスペックルパターンも移動する。スペックルパターンの特徴として、エリアセンサ等の撮像位置がレンズの光軸方向に前後してもスペックルパターンが失われることがないため、非常に安定に移動体53の表面もしくは内部の凹凸形状に対応したスペックル画像パターンを得ることができる。そのため、通常は、エリアセンサ56と移動体53との間にレンズは必要ではない。
しかしながら、何らかの外乱により、移動体53の移動方向が移動平面に対して傾いてしまったとき、エリアセンサ56上でスペックルパターンが変化してしまい、後述する速度変化を検出する際に検出誤差が発生してしまう。
そこで、このような問題を回避するために、エリアセンサ56と移動体53との間に結像レンズ54を配置して、移動体53とエリアセンサ56とが結像の共役関係になることが望ましい。
このことにより、移動体53の移動方向が移動平面に対して傾いてしてしまっても、エリアセンサ56上でスペックルパターンの変化を小さくすることができ、速度検出誤差を小さく抑えることができる。
なお、結像レンズ54は移動体53とエリアセンサ56が結像の共役関係になるように設定することが望ましいが、必ずしもこれに限定されず、結像の共役関係からずらしても、移動体53の傾きによるスペックルパターンの変化量の低減効果はある。
従って、移動体53に発生する傾きがそれほど大きくなければ、共役関係からずらしても、実用上十分な速度検出誤差に抑えることが可能である。
さらに、結像レンズ54は、移動体53をエリアセンサ56上に縮小結像する結像倍率で用いることが望ましい。
そうすることで、移動体53上の広い範囲をエリアセンサ56上で縮小することができ、エリアセンサ56を小型化することができる。
また、縮小光学系とすることで、移動体53の移動速度が速いときでも、エリアセンサ56上でのスペックルパターンの移動速度は小さくすることができる。エリアセンサ56上の移動速度が小さいと、スペックルパターンを取得する時間間隔を長くすることができ、その結果演算処理の時間を稼ぐことができて移動体53の高速移動にも対処できるようになる。
また、処理回路61の処理速度を低減することができ、低消費電力化、低コスト化が実現できる。
本実施形態では、コリメートレンズ52でレーザ光を略平行光にして移動体53を照明したが、これに限定されず、コリメートレンズの配置により、レーザ光を集束光、あるいは発散光にして移動体53を照明しても良い。
図5における開口絞り55は、エリアセンサ56上におけるスペックルパターンの最小径の大きさに大きく影響する。
スペックルパターンにおける検出のとき、エリアセンサ56上のスペックルパターンの最小径はエリアセンサ56の1画素の大きさに対して適切な大きさにすることが望ましい。
エリアセンサ56上のスペックルパターンの最小径は光源波長に正比例し、結像レンズの瞳を見込む角度に逆比例する。
開口絞り55により結像レンズ54の瞳径を最適化させてスペックルパターンの最小径をエリアセンサ56の1画素の大きさと適正化させる。
エリアセンサ56で取得した1次元、もしくは2次元画像から移動体53の速度を検出するためには、時間間隔τで取得した2つのスペックル画像間の相互相関関数を演算して、その相互相関のピーク(相関ピーク)の生じる位置から時間間隔τのときのスペックルパターンの位置ずれ量Δを求める。
以上の時間間隔τ、およびピーク位置ずれ量Δより、移動体53の移動速度vは、v=KΔ/τとして求められる。
ここでKは、比例定数であり、レーザ光源やレンズの位置等の光学配置から決まり、このKは予め求めておく必要がある。
上記2つのスペックル画像間の相互相関関数の演算は、以下の式により行う。ここで2つのスペックル画像をf1、f2とする。
またフーリエ変換をF[]、逆フーリエ変換をF−1[]、記号★は相互相関演算を表し、は位相共役を表す。
f1★f2=F−1[F[f1]・F[f2]
f1★f2は相互相関演算後の画像データであり、f1、f2が2次元画像であれば2次元、f1、f2が1次元画像であれば1次元のデータである。
f1★f2の画像データにおいて、最も急峻なピーク(相関ピーク)強度の位置が2つのスペックル画像間の位置ずれ量を表している。
従って、最も急峻なピークを探すことによって、2つのスペックル画像間の移動量を算出できる。
以上の相互相関演算の方法は、高速フーリエ変換が利用できるため、比較的少ない演算量で、かつ高精度にスペックルパターン間の位置ずれ量Δを検出できる。
よって、位置ずれ量Δと2つのスペックル画像間の時間差τがわかったので、移動体53の移動速度vを算出することができる。
図15(A)には、移動体53の移動前にエリアセンサ56で撮像された画像が示されている。図15(B)には、移動体53の移動後(例えば100μm移動後)にエリアセンサ56で撮像された画像が示されている。図15(C)には、相互相関演算後の画像が示されている。ここでは、結像レンズ54は移動体53とエリアセンサ56が結像の共役関係になるように設定されている。また、撮影倍率を1倍にしているため、相関ピークの位置から算出した2つのスペックルパターンの位置ずれ量と、移動体53の移動量とが一致する。図15(C)から分かるように、ブロードな強度分布の中に急峻な相関ピークが存在している。この相関ピークがブロードな強度分布の中に埋もれてしまうことはないが、ブロードな強度分布のピークの方が高くなることがあるため、最も急峻なピークの位置を探すことが重要である。
以上のようにして移動速度vが、処理回路61によって算出される。
なお、処理回路61は、エリアセンサ56での受光結果に基づいてトナーパターンの形成位置ずれ、及び画像濃度を適宜算出し、多色画像形成装置の主制御部(不図示)に送る。この主制御部は、処理回路61での算出結果に応じて、各感光体ドラムに対する画像形成プロセスの制御を行う。
なお、図5では移動体53の移動方向は、紙面に垂直方向である場合を示している。本発明はこれに限定されず、移動体が面内の任意の方向に移動する場合にも同様に適用できる。
図6には、検出装置100での光路が示されている。この光路は、実際には紙又は移動体で折れ曲がっているが、ここでは展開して示している。
そこで、図6を参照して、検出誤差を求める。エリアセンサ56上での移動量Y、変位後のエリアセンサ上での移動量Y´は、次の(1)式から得られる。Vは結像面上での速度、V´は変位後の結像面上での速度、vは紙面上での速度、tは測定時間、ΔYは検出誤差を示す。
Y´=V´×t=Y+ΔY、Y=V×t ・・・ (1)
上記(1)式から、検出誤差ΔYは、次の(2)式のように表せる。
ΔY=Y×((V´/V)−1)・・・(2)
Vは、次の(3)式で求められる。Mは紙面―結像面間での結像倍率、Dbはガウス像面−ボイリング面間の距離、Dはガウス像面−結像面間の距離を示す。
V=M×((D/Db)−1)×v ・・・(3)
以下に、検出装置100の構成を、断面図である図4を参照して詳細に説明する。
検出装置100は、図4に示されるように、上述したレーザ光源51、コリメートレンズ52、エリアセンサ56、処理回路61、結像レンズ54、開口絞り55に加えて、これらを一体的に支持する支持体10と、少なくとも1つの発熱部品(電子部品)を含む複数の部品で構成され、レーザ光源51を駆動するレーザ駆動回路62と、伝熱部材72(熱伝導体)と、を備えている。
処理回路61及びレーザ駆動回路62は、異なるパッケージに収容されている。なお、処理回路の符号61の引き出し線は、処理回路の構成部品が収容されるパッケージから引き出されている。レーザ駆動回路の符号62の引き出し線は、レーザ駆動回路の構成部品が収容されるパッケージから引き出されている。
支持体10は、レーザ光源51、コリメートレンズ52、結像レンズ54、開口絞り55等が収容されるハウジング50と、該ハウジング50に接合され、エリアセンサ56、処理回路61の構成部品、レーザ駆動回路62の構成部品等が実装される基板60と、を有している。ここでは、ハウジング50及び基板60は、樹脂製である。
ハウジング50は、レーザ光源51及びコリメートレンズ52を含む照射系を保持する照射系保持部90と、結像レンズ54及び開口絞り55を保持するホルダ部58と、移動体53と結像レンズ54との間の反射光(拡散光)の光路上に配置された開口板59と、含む。
また、ハウジング50には、ホルダ部58と基板60との間に、結像レンズ54とエリアセンサ56との間の光路が内部を通過する鏡筒57が収容されている。鏡筒57は、例えばステンレス鋼等の合金又はアルミニウム等の金属、すなわち支持体10(樹脂製)よりも熱伝導率が高い材料からなる。
鏡筒57はホルダ部58に接して配置されており、鏡筒57とホルダ部58は、開口板59とホルダ部58との間に挿入された圧縮ばねによって基板60側に押し付けられている。
また、エリアセンサ56は、基板60のハウジング50側の面(以下では、内側の面とも呼ぶ)上に実装され、処理回路61及びレーザ駆動回路62は、基板60のハウジング50側の面とは反対側の面(以下では、外側の面とも呼ぶ)に取り付けられている。
伝熱部材72は、一例として、ハウジング50内において、一部が基板60の内側の面に接合されており、他の一部が鏡筒57の外壁面に接合されている。すなわち、伝熱部材72は、発熱部品及び結像レンズ54の双方と一体的に設けられている。
伝熱部材72は、例えば銅、アルミニウム等の金属又は合金、すなわち支持体10(樹脂製)よりも熱伝導率が高い材料からなる。伝熱部材72の形状は、例えば板状、ブロック状、棒状等のいかなる形状でも良く、設置スペース、装置レイアウト等に応じて適宜変更可能である。また、伝熱部材72の数、大きさ、設置箇所も適宜変更可能である。
なお、伝熱部材72は、基板60及び鏡筒57それぞれとの接合面以外の部分が伝熱部材72よりも熱伝導率が低い膜で被覆されることが好ましい。この場合、伝熱部材72からハウジング50内への放熱が抑制されるため、発熱部品から結像レンズ54への熱の伝達効率を向上させることができる。
以上のように構成される検出装置100では、エリアセンサ56、処理回路61の構成部品である発熱部品及びレーザ駆動回路62の構成部品である発熱部品で発生した熱を、基板60、伝熱部材72、鏡筒57、ホルダ部58を介して結像レンズ54に速やかに(迅速に)伝えることができる。
ここで、伝熱部材72の大きさ、材質(熱伝導率)等を変更することで、発熱部品から伝熱部材72を介して結像レンズ54に単位時間に伝わる熱量(伝熱量)を調整可能である。そこで、伝熱部材72を、増減可能な複数のパーツで構成し、伝熱量を調整可能としても良い。この場合、伝熱量の調整は、伝熱部材72のパーツの数を変えて、実際に検出誤差を算出し、該検出誤差が最も少なくなるパーツの数を採用するようにしても良い。
図7には、伝熱部材72が有る場合(実線)及び無い場合(破線)における移動体53の移動速度の検出誤差の時間変化が示されている。図7の横軸は、発熱部品での発熱開始からの経過時間を示し、縦軸は、検出誤差(最大値で規格化)を示している。
図7から、検出誤差は、伝熱部材72の有無によらず、発熱部品での発熱開始から急激に上昇し、最大値(1.0)に達した後、やや急激に下降し、最終的に小さい値(−0.3〜−0.2)でほぼ一定となる(安定化する)ことが分かる。すなわち、検出誤差は、熱的な過渡状態で大きくなり、熱的な定常状態で小さくなることが分かる。
ここで、発熱部品からの熱によりハウジング50が膨張すると、結像レンズ54による光の焦点位置(結像位置)が結像レンズ54側にずれる。一方、発熱部品からの熱により結像レンズ54の温度が上昇すると、結像レンズ54の負の屈折率変化により焦点距離が伸び(図8及び図9参照)、結像レンズ54による光の焦点位置がエリアセンサ56側にずれる。図8から、0s〜1000sの時間帯では、結像レンズ54の温度が急激に上昇した影響で、焦点距離の伸びが増大していることが分かる。図9から1000s〜4000sの時間帯では、結像レンズ54の温度上昇が小さくなった影響で、焦点距離の伸びが減少していることが分かる。
結果として、ハウジング50の膨張及び結像レンズ54の温度上昇により、焦点位置が結像レンズ54側にずれると、上記(3)式のDbが小さくなり(図6参照)、移動体53の移動速度が実際よりも大きめに検出され、焦点位置がエリアセンサ56側にずれると、上記(3)式のDbが大きくなり(図6参照)、移動体53の移動速度が実際よりも小さめに検出される。
伝熱部材72が有る場合は、無い場合に比べて、発熱部品からの熱を結像レンズ54に迅速に伝えることができ、熱的な過渡状態において、ハウジング50の熱膨張による焦点位置のずれに対して結像レンズ54の温度上昇による焦点位置のずれを促進させることができる。この結果、検出誤差のプラス側の最大値を小さくできる(図7参照)。また、伝熱部材72が有る場合は、無い場合に比べて、発熱部品からの熱を鏡筒57、ハウジング50を介して効率良く放出でき、熱的な定常状態において、検出誤差のマイナス側の最大値を小さくすることができる(図7参照)。
すなわち、伝熱部材72の伝熱作用により、結像レンズ54の負の屈折率変化による焦点位置のずれと支持体10の熱膨張による結像レンズ54の焦点位置のずれが相殺される。
図7において、経過時間1000s〜2000sでは、ハウジング50の膨張による焦点位置のずれ量に対して結像レンズ54の焦点距離の伸びによる焦点位置のずれ量が上回り、検出誤差がマイナスになっている。そして、経過時間2000s以降では、ハウジング50の膨張による焦点位置のずれ、及び結像レンズ54の焦点距離の伸びによる焦点位置のずれがほとんどなくなり、検出誤差の変化がほぼ0になることが分かる。
なお、図6から、レンズの焦点距離fの変化は、Dbの変化に対応し、上記(1)式及び(3)式から、Dbの変化は、速度V、移動量Yと関連することが分かる。
そこで、多色画像形成装置1000、2000は、処理回路61で算出された移動速度vに基づいて、移動体53の移動速度(中間転写ベルト105又は搬送ベルト106の移動速度)を所望の大きさに調整する移動速度調整装置を備えていることが好ましい。この場合、各感光体ドラムから中間転写ベルト105又は記録媒体へのトナー像の転写タイミングを適正化でき、ひいては記録媒体に画像を安定して精度良く形成できる。
また、光走査装置20は、処理回路61で算出された移動速度vに基づいて、各感光体ドラムへの副走査方向(該感光体ドラムの回転方向)に関する光束の入射位置(入射タイミング)を調整可能であることが好ましい。この場合、各感光体ドラムに形成される潜像の副走査方向の位置を適正化でき、ひいては記録媒体に画像を安定して精度良く形成できる。
以上説明した本実施形態の検出装置100は、移動体53に光を照射する照射系と、該移動体53からの反射光の光路上に配置された結像レンズ54と、該結像レンズ54を介した反射光を受光するエリアセンサ56と、エリアセンサ56での受光結果に基づいて移動体53の移動速度を算出する処理回路61を構成する、少なくとも1つの発熱部品(電子部品)を含む複数の部品と、結像レンズ54及び発熱部品の双方と一体的に設けられた伝熱部材72と、を備えている。
この場合、伝熱部材72の伝熱作用により、発熱部品から結像レンズ54に単位時間に伝達する熱量を大きくすることができ、熱的な過渡状態において、結像レンズ54の光軸方向の変位による焦点距離のずれと結像レンズ54の温度変化に伴う焦点距離の変化による焦点位置のずれとを相殺できる。
すなわち、熱的な定常状態だけでなく過渡状態においても、移動速度を安定して精度良く算出することができる。
結果として、検出装置100では、移動体53の移動速度を安定して精度良く検出することができる。
また、検出装置100は、照射系、結像レンズ54、エリアセンサ56及び発熱部品を一体的に支持する支持体10を更に備え、伝熱部材72は、支持体10よりも熱伝導率が高く設定されている。
この場合、支持体10の熱膨張の進行に対して、発熱部品で発生した熱を結像レンズ54に対してより迅速に伝えることができ、熱的な過渡状態において、上記焦点位置のずれの相殺効果を確実に得ることができる。
また、伝熱部材72が増減可能な複数のパーツで構成されることで、発熱部品から伝熱部材72を介して結像レンズ54に単位時間に伝わる熱量(伝熱量)を調整することができる。この場合、熱的な過渡状態において、結像レンズ54の光軸方向の変位の時間変化と結像レンズ54の温度変化による焦点距離の時間変化を合わせ込むことができ、上記焦点位置のずれの相殺効果をより向上させることができる。
なお、伝熱量の調整は、予め熱伝導率が異なる複数の伝熱部材を用意しておき、各伝熱部材を装着して、実際に検出誤差を算出し、該検出誤差が最も少なくなる伝熱部材を採用するようにしても良い。
また、図10〜図12に示される変形例1の検出装置200のように、伝熱部材73を少なくとも一部がハウジング50の外壁に沿うように配置しても良い。
伝熱部材73は、一例として、細長い長尺の金属製又は合金製の部材から成り、処理回路61を構成する複数の部品が収容されるパッケージに一端が接続され(図12参照)、他端がホルダ部58に接続されている(図11参照)。この場合も、伝熱部材73は、熱伝導率が伝熱部材73よりも低い膜で被覆されることが好ましい。
なお、伝熱部材73は露出しているため、例えば検出装置200を組み付ける際に多色画像形成装置の他の部材と干渉するおそれがあるため、伝熱部材73を少なくとも一部がハウジング50の内壁に沿うように配置しても良い。
また、伝熱部材73を、処理回路61を構成する複数の部品が収容されるパッケージに代えて又は加えて、基板60上のランド部(不図示)に接合しても良い。
また、図13及び図14に示される変形例2の検出装置300のように、伝熱部材74をハウジング50及び基板60で挟持した状態でねじ80で共締めしても良い。この場合、伝熱部材74は、処理回路61の構成部品である発熱部品から基板60及びねじ80を介して受熱することもできる。
また、検出装置の構成は、上記実施形態で説明したものに限定されず、適宜変更可能である。例えば、照射系は、レーザ光源51を有しているが、レーザ光源以外の光源を有していても良い。また、ハウジング50には、少なくとも結像レンズ54が収容されていることが好ましい。また、照射系、レーザ駆動回路62を構成する複数の部品及びエリアセンサ56の少なくとも1つは、支持体10に支持されていなくても良い。すなわち、照射系、レーザ駆動回路62を構成する複数の部品及びエリアセンサ56の少なくとも1つは、処理回路61及び結像レンズ54と別体であっても良い。
また、上記実施形態では、露光装置として、光走査装置20を採用しているが、これに代えて、例えば、複数の発光部(例えばLED、有機EL素子等)を含み、感光体ドラムに複数の光を照射する光プリントヘッドを採用しても良い。この場合、多色画像形成装置は、検出装置の検出結果(移動速度v)に基づいて、移動体53の移動速度を調整する移動速度調整装置を有していることが好ましい。また、光プリントヘッドは、検出装置の検出結果に基づいて、感光体ドラムへの、該感光体ドラムの回転方向に関する光の入射位置(入射タイミング)を調整可能であっても良い。
また、上記実施形態では、露光装置(光走査装置20)により各感光体ドラムに潜像を形成し、該潜像を現像する画像形成装置が採用されているが、例えば、インク吐出ヘッドから、搬送される記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置を採用しても良い。この場合、画像形成装置は、検出装置の検出結果(移動速度v)に基づいて、移動体(例えば記録媒体を搬送する搬送ベルト)の移動速度を調整する移動速度調整装置を有していることが好ましい。また、インクジェット方式の画像形成装置は、検出装置の検出結果に基づいて、記録媒体への該記録媒体の搬送方向に関するインクの着弾位置(インク吐出タイミング)を調整可能であっても良い。
また、上記実施形態では、画像形成装置が4つの感光体ドラムを有する多色画像形成装置の場合について説明したが、これに限定されるものではない。具体的には、画像形成装置は、例えば5つ以上の感光体ドラムを有する多色画像形成装置であっても良いし、例えば1つの感光体ドラムを有するモノクロ画像形成装置であっても良い。
10…支持体、20…光走査装置(露光装置)、50…ハウジング、60…基板、53…移動体、54…結像レンズ(レンズ)、56…エリアセンサ(受光部)、57…鏡筒、61…処理回路(電子回路)、72、73、74…伝熱部材(熱伝導体)、105…中間転写ベルト(媒体)、106…搬送ベルト(搬送部材)、100、200、300…検出装置(移動速度検出装置)、1K、1C、1M、1Y…感光体ドラム、1000、2000…多色画像形成装置。
特開2010−134190号公報

Claims (15)

  1. 移動体の移動速度を検出する移動速度検出装置であって、
    前記移動体に光を照射する照射系と、
    前記移動体からの反射光の光路上に配置されたレンズと、
    前記レンズを介した前記反射光を受光する受光部と、
    前記受光部での受光結果に基づいて前記移動速度を算出する電子回路を構成する、少なくとも1つの発熱部品を含む複数の部品と、
    前記レンズ及び前記発熱部品の双方と一体的に設けられた熱伝導体と、を備える移動速度検出装置。
  2. 少なくとも前記レンズ及び前記発熱部品を一体的に支持する支持体を更に備え、
    前記熱伝導体は、前記支持体よりも熱伝導率が高いことを特徴とする請求項1に記載の移動速度検出装置。
  3. 前記レンズの負の屈折率変化による焦点位置のずれと、前記支持体の熱膨張による前記レンズの焦点位置のずれとが相殺されることを特徴とする請求項2に記載の移動速度検出装置。
  4. 前記熱伝導体は、増減可能な複数のパーツで構成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の移動速度検出装置。
  5. 前記支持体は、前記複数の部品が実装される基板を含み、
    前記熱伝導体は、前記基板に形成されたランド部に接合されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の移動速度検出装置。
  6. 前記電子回路が収容されるパッケージを更に備え、
    前記熱伝導体は、前記パッケージに接合されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の移動速度検出装置。
  7. 前記支持体に支持され、前記レンズと前記受光部との間の前記反射光の光路が内部を通過する、前記支持体よりも熱伝導率が高い鏡筒を更に備え、
    前記熱伝導体は、前記鏡筒に接合されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の移動速度検出装置。
  8. 前記支持体は、少なくとも前記レンズが収容されるハウジングを含み、
    前記熱伝導体は、少なくとも一部が前記ハウジングの外壁に沿って配置されていることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の移動速度検出装置。
  9. 前記支持体は、少なくとも前記レンズが収容されるハウジングを含み、
    前記熱伝導体は、少なくとも一部が前記ハウジングの内壁に沿って配置されていることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の移動速度検出装置。
  10. 前記熱伝導体の表面には、該熱伝導体よりも熱伝導率が低い被膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の移動速度検出装置。
  11. 前記電子回路は、前記移動体の移動とともに該移動体の複数の画像信号を時系列で取得し、時系列で取得された複数の画像信号間の相互相関演算を行い、該相互相関演算の相関ピークが生じる位置のずれ量を求め、求められたずれ量に基づいて前記移動速度を算出することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の移動速度検出装置。
  12. 画像情報に応じた画像を形成する画像形成装置であって、
    前記画像が転写される媒体と、
    前記媒体が移動体である請求項1〜11のいずれか一項に記載の移動速度検出装置と、を備える画像形成装置。
  13. 画像情報に応じた画像を形成する画像形成装置であって、
    前記画像が転写される媒体を搬送するための搬送部材と、
    前記搬送部材が移動体である請求項1〜11のいずれか一項に記載の移動速度検出装置と、を備える画像形成装置。
  14. 前記移動速度検出装置での検出結果に基づいて、前記移動体の移動速度を調整する移動速度調整装置を更に備えることを特徴とする請求項12又は13に記載の画像形成装置。
  15. 前記媒体に前記画像を転写するための感光体ドラムと、
    前記画像情報に応じて変調された光束で前記感光体ドラムを露光し、潜像を形成する露光装置と、を更に備え、
    前記露光装置は、前記移動速度検出装置での検出結果に基づいて、前記感光体ドラムへの、該感光体ドラムの回転方向に関する光束の入射位置を調整可能であることを特徴とする請求項12又は13に記載の画像形成装置。
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