JP2015055068A - ハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信媒体と通信機器の間の通信を阻害することなく、ハンドルに十分な強度を持たせる。【解決手段】本発明のハンドル装置1は、扉2の壁面3に固定されるハンドル5と、ハンドル5に内装され、ハンドル5の外部の通信媒体77との間で通信を行う通信機器71と、を備えたハンドル装置1であって、ハンドル5は、通信機器71の裏面を覆う金属製の裏カバー40と、通信機器71の表面を覆う樹脂製の表カバー41と、通信機器71の両側面の少なくとも一部を覆う樹脂製のサイドウォール42と、を備えていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、扉の壁面に設けられるハンドル装置に関し、特に、通信媒体との間で通信を行う通信機器を備えたハンドル装置に関する。
従来、扉の室内外の壁面にはハンドル装置が設けられている。このハンドル装置にはハンドルが設けられており、このハンドルを押したり引いたりすることで、扉を開閉できるようになっている。
例えば、特許文献1には、ハンドル(特許文献1の「アウトサイドハンドルH」参照)と、このハンドルに内装される通信機器(特許文献1の「アンテナ9」参照)と、を備えたハンドル装置が開示されている。この従来技術では、上記の通信機器に通信媒体(特許文献1では、「RFIDタグ」)を翳すと、通信媒体と通信機器の間で通信が行われるようになっている。
上記のようにハンドルに通信機器を内装する場合、アルミニウムなどの金属によってハンドル全体を形成すると、ハンドルによって通信媒体と通信機器の間の通信が阻害され、例えば、通信媒体からの電波を通信機器が受信できなくなるといった不具合が発生する恐れがある。そこで、特許文献1では、ハンドルを構成する裏カバー及び表カバー(即ち、ハンドル全体)を、合成樹脂によって形成している。
特開2013−036232号公報
しかしながら、上記のようにハンドル全体を合成樹脂によって形成すると、ハンドル全体を金属によって形成する場合と比較して、ハンドルの強度が大きく低下してしまう。
本発明は、上記の事情を考慮し、通信媒体と通信機器の間の通信を阻害することなく、ハンドルに十分な強度を持たせることを目的とする。
本発明のハンドル装置は、扉の壁面に固定されるハンドルと、前記ハンドルに内装され、前記ハンドルの外部の通信媒体との間で通信を行う通信機器と、を備えたハンドル装置であって、前記ハンドルは、前記通信機器の裏面を覆う金属製の裏カバーと、前記通信機器の表面を覆う樹脂製の表カバーと、前記通信機器の両側面の少なくとも一部を覆う樹脂製のサイドウォールと、を備えていることを特徴とする。
上記のように金属製の裏カバーをハンドルに設けることで、ハンドル全体を樹脂によって形成する場合と比較してハンドルの強度を高めることが可能となる。
また、上記のように樹脂製の表カバーによって通信機器の表面を覆い、且つ、樹脂製のサイドウォールによって通信機器の両側面の少なくとも一部を覆うことで、通信媒体と通信機器の間の通信がハンドルの金属部分によって阻害されるのを防止することができる。
前記裏カバーは、前記通信機器の裏面を覆う裏板部と、前記裏板部の両側から表側に向かって延出する側板部と、を備え、前記側板部には、前記通信機器の両側面を覆う部分に切り欠き部が設けられ、前記表カバーは、前記通信機器の表面を覆う本体部と、前記本体部の両側から裏側に向かって延出する固定部と、を備え、前記サイドウォールは、前記切り欠き部を塞ぐようにして前記固定部に固定されていても良い。
上記のように金属製の裏カバーが裏板部及び側板部を備えることで、裏カバーが裏板部のみを備える場合と比較して、ハンドルにおける金属部分の割合を高めることが可能となる。これに伴って、ハンドルの強度を一層高めることができる。
一方で、裏カバーの側板部における通信機器の両側面を覆う部分に切り欠き部を設け、この切り欠き部を樹脂製のサイドウォールによって塞ぐことで、通信媒体と通信機器の間の通信がハンドルの金属部分によって阻害されるのを効果的に防止することができる。
更に、表カバーの固定部にサイドウォールを固定する構成を採用することで、表カバーとサイドウォールが別体に形成されることになり、表カバーとサイドウォールをそれぞれ異なる樹脂材料によって形成することが可能となる。
前記ハンドルは、細長い形状を成し、前記固定部には、複数の嵌合突起が前記ハンドルの長手方向に列設され、前記サイドウォールには、前記複数の嵌合突起と嵌合可能な複数の嵌合穴が前記ハンドルの長手方向に列設されていても良い。
このような構成を採用することで、ハンドルの長手方向に沿ってサイドウォールを表カバーの固定部に確実に固定することが可能となる。
本発明によれば、通信媒体と通信機器の間の通信を阻害することなく、ハンドルに十分な強度を持たせることができる。
本発明の一実施形態に係るハンドル装置を示す側断面図である。 本発明の一実施形態に係るハンドル装置の上側部分を示す側断面図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係るハンドル装置において、ハンドルのグリップの裏カバーを示す側面図である。(b)は、同正面図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係るハンドル装置の上部を示す側面図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係るハンドル装置において、ハンドルのグリップの表カバーを示す側断面図である。(b)は、同背面図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係るハンドル装置において、ハンドルのグリップのサイドウォールを示す側断面図である。(b)は、同正面図である。
以下、図1〜図7に基づいて、本発明の一実施形態に係るハンドル装置1について説明する。以下、説明の便のため、図1における左側をハンドル装置1の前側とし、図1における右側をハンドル装置1の後側とする。各図に適宜付される矢印Frは、ハンドル装置1の前側を示している。
図1に示されるように、ハンドル装置1は、扉2の外壁面3(室外側の壁面)に設けられている。ハンドル装置1は、扉2の外壁面3に埋設される上下一対のシリンダー錠4と、扉2の外壁面3に固定され、上側のシリンダー錠4の上方から下側のシリンダー錠4の下方に亘って配置されるハンドル5と、ハンドル5の上部に保持される作動機構6と、ハンドル5の上部に内装されるカードリーダー7(通信機器)を有する通信ユニット8と、を主体として構成されている。
まず、各シリンダー錠4について説明する。各シリンダー錠4は、前後方向に延びる鍵穴9を備えている。各シリンダー錠4の表面には、鍵穴9の前端部が露出している。各シリンダー錠4は、施解錠機構(図示せず)に接続されており、鍵穴9に挿入された合鍵(図示せず)が回転操作されると、施解錠機構が作動して、扉2の施錠と解錠が切り替わるようになっている。
次に、ハンドル5について説明する。ハンドル5は、上下方向に細長い形状を成している。つまり、本実施形態では、上下方向がハンドル5の長手方向である。ハンドル5は、扉2の外壁面3に固定される上下一対の台座10と、上下一対の台座10を連結するグリップ11と、を備えている。
図2に示されるように、ハンドル5の上側の台座10は、扉2の外壁面3に沿って上下方向に延びる第1カバー12と、第1カバー12の上部の前方に配置される第2カバー13と、第1カバー12と第2カバー13を連結するストラップ14と、を主体として構成されている。
第1カバー12の上端部には上方係合部15が設けられ、第1カバー12の上下方向略中央部には左右一対の下方係合部16(図2では、左側の下方係合部16のみを表示)が設けられている。第1カバー12には、上方係合部15の下方に円筒状の錠前保持部17が設けられている。錠前保持部17は、上側のシリンダー錠4の外周の前後方向中央部を覆っている。第1カバー12には、錠前保持部17の下方に四角筒状のストラップ保持部18が設けられている。ストラップ保持部18の後上隅部には、係合部20が設けられている。ストラップ保持部18の表面側には、挿入開口部21が形成されている。
第1カバー12の下部には、ラッチバー保持部22が設けられている。ラッチバー保持部22の後端部は、扉2を貫通する上下一対の取付柱23を介して、扉2の内壁面24(室内側の壁面)に設けられた室内側ハンドル25(図2において一部のみを表示)に連結されている。第1カバー12の後端面と扉2の外壁面3の間には、ゴム製のシート26が介装されている。
第2カバー13の上端部には上方フック27が設けられ、第2カバー13の下端部には左右一対の下方フック28(図2では、左側の下方フック28のみを表示)が設けられている。そして、上方フック27を第1カバー12の上方係合部15に係合させると共に各下方フック28を第1カバー12の各下方係合部16に係合させることで、第2カバー13が第1カバー12に着脱可能に取り付けられている。
第2カバー13の上部は、上側のシリンダー錠4の表面を覆っている。第2カバー13の下部には、後方に向かって突出する保持突部30が設けられている。保持突部30には、挿通穴32が上下方向に設けられている。保持突部30の後部は、第2カバー13を第1カバー12に取り付けた状態で、第1カバー12のストラップ保持部18に設けられた挿入開口部21に挿入されている。
ストラップ14は、ゴムなどの弾性材料によって形成されている。ストラップ14は、第1カバー12のストラップ保持部18に保持されている。ストラップ14の長手方向一端部には係合穴33が設けられており、この係合穴33に第1カバー12の係合部20を係合させることで、ストラップ14の長手方向一端部が第1カバー12に取り付けられている。ストラップ14の長手方向他側部は、第2カバー13の保持突部30に設けられた挿通穴32に挿通されている。これにより、ストラップ14の長手方向他側部が第2カバー13に取り付けられている。
図1に示されるように、ハンドル5の下側の台座10は、ハンドル5の上側の台座10と略上下対称形状を成している。ハンドル5の下側の台座10については説明を省略する。
図1に示されるように、ハンドル5のグリップ11は、僅かに前方に湾曲しながら上下方向に延びている。ハンドル5のグリップ11は、裏カバー40と、裏カバー40の前方に配置される表カバー41と、裏カバー40及び表カバー41の上部の左右両側に配置される一対のサイドウォール42(図1では、左側のサイドウォール42のみ表示)と、を備えている。裏カバー40と表カバー41の間には、収容空間43が形成されている。
裏カバー40は、アルミニウム等の金属によって形成されている。図3(a)及び図3(b)に示されるように、裏カバー40は、裏板部44と、裏板部44の左右両側から前方に向かって延びる側板部45と、を備えている。
図4に示されるように、裏板部44は、カードリーダー7の裏面を覆っている。図3(a)に示されるように、裏板部44の上部には後方に向かって突出する上側突片46が設けられ、裏板部44の下部には後方に向かって突出する下側突片47が設けられている。図1に示されるように、下側突片47は、揺動軸部48を介して下側の台座10に取り付けられている。これにより、グリップ11が揺動軸部48を支点に揺動可能となっている。
図3(b)に示されるように、裏板部44の上下方向中央部には、4個の当接突部49が前方に向かって突出している。裏板部44の下部には、ハーネス挿通穴50が設けられている。
図3(a)及び図3(b)に示されるように、各側板部45の上部には、切り欠き部51が設けられている。図5に示されるように、切り欠き部51は、各側板部45のうちのカードリーダー7の左右両側面の後部を覆う部分に設けられている。
表カバー41は、ポリカーボネート等の樹脂によって形成されている。図6(a)及び図6(b)に示されるように、表カバー41は、本体部52と、本体部52の左右両側から後方に向かって延びる固定部53と、を備えている。
図1に示されるように、本体部52の上端部と下端部は、それぞれ取付ネジ54によって裏カバー40の裏板部44の上端部と下端部に取り付けられている。これにより、裏カバー40に表カバー41が固定されている。図4に示されるように、本体部52は、カードリーダー7の表面を覆っている。
図6(a)及び図6(b)に示されるように、本体部52の裏面には、上下方向中央部よりも上方の部分に、支持フック55が突設されている。本体部52の裏面の上下方向中央部には、四角筒状のガイド固定部56が突設されている。ガイド固定部56の上端部と下端部には、開口部56aがそれぞれ設けられている。ガイド固定部56は、第1嵌合部57と、本体部52の裏面と第1嵌合部57の間に形成される第2嵌合部58と、を備えている。第2嵌合部58は第1嵌合部57よりも上下幅及び左右幅が小さい。第1嵌合部57の左右両側部には、上下一対の固定穴59が設けられている。
各固定部53の上部には、後方に向かって突出する複数(例えば4個)の嵌合突起60が設けられている。複数の嵌合突起60は、上下方向(ハンドル5の長手方向)に列設されている。各嵌合突起60は、上下方向に長い形状を成している。
各サイドウォール42は、ASA等の樹脂によって形成されている。各サイドウォール42は、表カバー41とは異なる種類の樹脂によって形成されている。各サイドウォール42は、カードリーダー7の左右両側面の後部を覆っている(図4及び図5参照)。
図7(a)及び図7(b)に示されるように、各サイドウォール42は、上下方向に長い形状を成している。各サイドウォール42には、表面から裏面まで貫通する複数(例えば4個)の嵌合穴61が設けられている。複数の嵌合穴61は、上下方向(ハンドル5の長手方向)に列設されている。各嵌合穴61は、上下方向に長い形状を成している。図4及び図5に示されるように、各嵌合穴61は、表カバー41の各固定部53の各嵌合突起60と嵌合している。これにより、裏カバー40の側板部45の切り欠き部51を塞ぐようにして各サイドウォール42が表カバー41の各固定部53に固定されている。
図7(a)及び図7(b)に示されるように、各サイドウォール42の上部(上端の嵌合穴61と上から2番目の嵌合穴61の間)と下部(下端の嵌合穴61と下から2番目の嵌合穴61の間)には、各サイドウォール42の表面から裏面まで貫通する貫通穴62がそれぞれ設けられている。各サイドウォール42の表面と裏面の上下方向中央部(上から2番目の嵌合穴61と下から2番目の嵌合穴61の間)には、溝部63がそれぞれ設けられている。
次に、作動機構6について説明する。図2に示されるように、作動機構6は、ラッチバー64と、ラッチバー64の片側に設けられるねじりコイルバネ65と、を備えている。
ラッチバー64は、上側の台座10の第1カバー12に設けられたラッチバー保持部22に保持されている。ラッチバー64は、略上下方向(正確には、下方に向かって僅かに前方に傾斜する方向)に延びる第1腕部66と、第1腕部66の上部から後方に向かって延びる第2腕部67と、を備えている。
第1腕部66の上端部は、回動軸部68を介して上側の台座10に取り付けられている。これにより、ラッチバー64は、第1の姿勢(図2の実線参照)と第2の姿勢(図2の二点鎖線参照)の間で回動軸部68を支点に回動可能となっている。第1腕部66の下端部は、グリップ11の裏カバー40の裏板部44に設けられた上側突片46に接続軸部70を介して接続されている。
ねじりコイルバネ65の一部は、回動軸部68の外周に巻回されている。ねじりコイルバネ65は、ラッチバー64を第1の姿勢(図2の実線参照)に付勢している。
次に、通信ユニット8について説明する。通信ユニット8は、上記のカードリーダー7と、カードリーダー7に上端部が接続されるハーネス72と、ハンドル5のグリップ11の上下方向中央部に内装されるハーネスガイド73と、ハンドル5のグリップ11の上下方向中央部に内装され、ハーネスガイド73の前方に配置されるアンテナ74(他の通信機器)と、を備えている。
カードリーダー7は、上下方向に長い形状を成している。カードリーダー7は、ハンドル5のグリップ11の収容空間43の上端部に収容されている。カードリーダー7の下端部には、下端突部75が設けられている。そして、この下端突部75を表カバー41の本体部52に設けられた支持フック55に係合させた状態で、カードリーダー7の上端部を表カバー41の本体部52の上端部に締結ネジ76によって締結することで、カードリーダー7が表カバー41に固定されている。カードリーダー7は、ハンドル5の外部のICカード77(通信媒体)との間で無線通信を行う機能を有している。
図1に示されるように、ハーネス72は、ハンドル5のグリップ11の収容空間43内に上下方向に配索されている。ハーネス72の裏側は裏カバー40の裏板部44によって覆われ、ハーネス72の表側は表カバー41の本体部52によって覆われている。ハーネス72の下端部は、裏カバー40の裏板部44のハーネス挿通穴50に挿通され、扉2の内部(ハンドル5の外部)に引き回されている。ハーネス72の下端部には、コネクター78が固定されている。
図2に示されるように、ハーネスガイド73は、表カバー41のガイド固定部56の第1嵌合部57に嵌合している。ハーネスガイド73は、ハーネス72を支持している。
ハーネスガイド73は、上下方向に間隔をおいて配置される複数のガイドリブ80と、各ガイドリブ80の前端部を連結し、上下方向に延びる前端壁81と、各ガイドリブ80の左右両側部を連結し、上下方向に延びる左右両側壁82(図2では左側壁82のみを表示)と、を備えている。各ガイドリブ80の後縁部には、溝状のハーネス挿通部83が設けられており、ハーネス挿通部83にはハーネス72が挿通されている。左右両壁部82には、上下一対の固定突起84が突設されている。各固定突起84は、表カバー41のガイド固定部56の第1嵌合部57に設けられた各固定穴59(図6(a)参照)に嵌合している。これにより、ハーネスガイド73がガイド固定部56に固定されている。
図2に示されるように、アンテナ74は、ケーブル85を介してカードリーダー7に接続されている。アンテナ74は、表カバー41のガイド固定部56の第2嵌合部58に嵌合している。アンテナ74は、表カバー41の本体部52とハーネスガイド73に挟まれるように配置されている。アンテナ74は、ハンドル5の外部の携帯型キー(図示せず)との間で無線通信を行う機能を有している。
上記のように構成されたものにおいて、室外から扉2を開放するには、図1に矢印Xで示されるように、ハンドル5のグリップ11を前側に牽引する。これに伴って、グリップ11が揺動軸部48を支点に前方に揺動し、グリップ11に接続軸部70を介して接続されたラッチバー64が第1の姿勢(図2の実線参照)から第2の姿勢(図2の二点鎖線参照)に切り替わる。これに伴って、ラッチバー64の第2腕部67に接続されたラッチ機構(図示せず)が作動し、扉2を開放可能となる。
また、上記のように構成されたものにおいて、図2に示されるように、ICカード77が表カバー41の前方に翳されると、ICカード77内に格納された識別情報をカードリーダー7が読み取り、この読み取られた識別情報がカードリーダー7から制御装置(図示せず)に送信される。制御装置は、カードリーダー7がICカード77から読み取った識別情報が正しいか否かを判断する。上記の識別情報が正しいと制御装置が判断した場合には、制御装置から施解錠機構(図示せず)に解錠信号が送信され、扉2が解錠される。一方で、上記の識別情報が正しくないと制御装置が判断した場合には、制御装置から施解錠機構に解錠信号が送信されず、扉2が施錠された状態が保持される。
本実施形態では、金属製の裏カバー40をハンドル5のグリップ11に設けている。そのため、ハンドル5のグリップ11の全体を樹脂によって形成する場合と比較してハンドル5のグリップ11の強度を高めることが可能となる。
また、樹脂製の表カバー41によってカードリーダー7の表面を覆い、且つ、樹脂製のサイドウォール42によってカードリーダー7の左右両側面の後部を覆っている。そのため、ICカード77とカードリーダー7の間の通信がハンドル5のグリップ11の金属部分によって阻害されるのを防止することができ、ICカード77からの電波をカードリーダー7が確実に受信可能となる。
また、金属製の裏カバー40が裏板部44及び側板部45を備えることで、裏カバー40が裏板部44のみを備える場合と比較して、ハンドル5のグリップ11における金属部分の割合を高めることが可能となる。これに伴って、ハンドル5のグリップ11の強度を一層高めることができる。
一方で、裏カバー40の側板部45におけるカードリーダー7の左右両側面を覆う部分の後部に切り欠き部51を設け、この切り欠き部51を樹脂製のサイドウォール42によって塞ぐ構成を採用している。そのため、ICカード77とカードリーダー7の間の通信がハンドル5のグリップ11の金属部分によって阻害されるのを効果的に防止することができる。
更に、表カバー41の各固定部53に各サイドウォール42を固定する構成を採用することで、表カバー41と各サイドウォール42が別体に形成されることになる。そのため、表カバー41と各サイドウォール42をそれぞれ異なる樹脂材料によって形成することが可能となる。
また、表カバー41の各固定部53には、複数の嵌合突起60が上下方向(ハンドル5の長手方向)に列設され、各サイドウォール42には、複数の嵌合突起60と嵌合可能な複数の嵌合穴61が上下方向(ハンドル5の長手方向)に列設されている。このような構成を採用することで、ハンドル5の長手方向に沿って各サイドウォール42を表カバー41の各固定部53に確実に固定することが可能となる。
本実施形態では、各サイドウォール42がカードリーダー7の左右両側面の一部を覆う場合について説明したが、他の異なる実施形態では、各サイドウォール42がカードリーダー7等の通信機器の両側面の全部を覆っていても良い。
本実施形態では、異なる種類の樹脂材料を用いて表カバー41と各サイドウォール42を別体に形成する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、同一の種類の樹脂材料を用いて表カバー41と各サイドウォール42を一体に形成しても良い。
本実施形態では、カードリーダー7に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、アンテナ76等の他の通信機器に本発明の構成を適用しても良い。
本実施形態では、ICカード77を通信媒体として用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、携帯型キー等の他の通信媒体を用いても良い。
1 ハンドル装置
2 扉
3 外壁面(壁面)
5 ハンドル
7 カードリーダー(通信機器)
40 裏カバー
41 表カバー
42 サイドウォール
44 裏板部
45 側板部
51 切り欠き部
52 本体部
53 固定部
60 嵌合突起
61 嵌合穴
77 ICカード(通信媒体)

Claims (3)

  1. 扉の壁面に固定されるハンドルと、前記ハンドルに内装され、前記ハンドルの外部の通信媒体との間で通信を行う通信機器と、を備えたハンドル装置であって、
    前記ハンドルは、
    前記通信機器の裏面を覆う金属製の裏カバーと、
    前記通信機器の表面を覆う樹脂製の表カバーと、
    前記通信機器の両側面の少なくとも一部を覆う樹脂製のサイドウォールと、を備えていることを特徴とするハンドル装置。
  2. 前記裏カバーは、
    前記通信機器の裏面を覆う裏板部と、
    前記裏板部の両側から前方に向かって延びる側板部と、を備え、
    前記側板部には、前記通信機器の両側面を覆う部分に切り欠き部が設けられ、
    前記表カバーは、
    前記通信機器の表面を覆う本体部と、
    前記本体部の両側から後方に向かって延びる固定部と、を備え、
    前記サイドウォールは、前記切り欠き部を塞ぐようにして前記固定部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のハンドル装置。
  3. 前記ハンドルは、細長い形状を成し、
    前記固定部には、複数の嵌合突起が前記ハンドルの長手方向に列設され、
    前記サイドウォールには、前記複数の嵌合突起と嵌合可能な複数の嵌合穴が前記ハンドルの長手方向に列設されていることを特徴とする請求項2に記載のハンドル装置。
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