JP2015054306A - 粘性材料塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布面が垂直であっても塗布することが可能であり、かつ、粘性材料の塗布面に対する保持力を向上させることが可能な粘性材料塗布装置を提供する。【解決手段】塗布ガンに設けられたノズル4の内部には、ノズル4と同軸に延びる可撓性塗布ガイド6が、第1ノズル通路41aから第2ノズル通路41bにかけて延びて設けられている。可撓性塗布ガイド6は、直方体形状に形成された圧入部61と、圧入部61の下面側中央部からノズル4の軸方向先端側に延びて先端部がノズル4の吐出部42から突出した可撓性のガイド部62とから構成される。シール剤塗布装置1を用いて塗布面Fにシール剤を塗布する際、可撓性塗布ガイド6のガイド部62の先端部分を塗布面Fに押し付けると、当該先端部分が塗布面Fに沿って撓み、ガイド部62を伝って吐出部42から吐出されたシール剤が塗布面Fに塗りつけられる。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車用板金部材などの塗布面にシール剤等の粘性材料を塗布する粘性材料塗布装置に関するものである。
従来、シール剤などの高粘度材(粘性材料)を塗布面に塗布する手段として、ポンプから供給された粘性材料をロボットアームに搭載された塗布ガンのノズルから塗布面に吐出する装置が知られている。このような装置では、水平な塗布面に塗布することが一般的であり、垂直な塗布面に塗布することは粘性材料が塗布面に定着しにくいために困難である。
そこで、ノズルから粘性材料を高圧で噴出させて塗布面に塗布する方法が用いられる場合もある。しかしながら、ノズルから粘性材料を高圧で噴出する場合、塗布形状が一定せずに外観品質が低下したり、噴出位置が塗布位置からずれて的外れとなってしまったりすることがある。これに対し、例えば、特許文献1には、ノズルを塗布部位に沿って案内するガイド部材を塗布ガンの先端部分に取り付けた塗布装置が開示されている。この塗布装置は、ノズルが粘性材料の吐出量の変化によって塗布幅を変化させることができるとともに、ガイド部材によってノズルと塗布部位との距離を調整して的外れを防止している。
特開平5−293415号公報
しかしながら、このようにガイド部材によってノズルを塗布部位に案内したとしても、粘性材料の塗布面に対する保持力は、粘性材料と塗布面との間に形成される表面張力と粘着力とに依存する。そのため、粘性材料の塗布面に対する保持力が弱いために、塗布面に塗布された粘性材料が落ちてしまう場合がある。
そこで、本発明は、塗布面が垂直であっても塗布することが可能であり、かつ、粘性材料の塗布面に対する保持力を向上させることが可能な粘性材料塗布装置を提供することを目的とする。
本発明に係る粘性材料塗布装置は、粘性材料を送出する塗布ガンと、塗布ガンに設けられた筒状部材であって、塗布ガンから送出された粘性材料を軸方向一端側に形成された開口部から吐出するノズルと、ノズル内部に設けられたノズルの軸方向に延びる可撓性部材であって、ノズルの開口部から突出した一端側が塗布面に当接することによって、ノズルから吐出された粘性材料を塗布面に案内する可撓性塗布ガイドと、を備えたことを特徴とする。
これにより、ノズルから吐出された粘性材料を、ノズル内部に設けられた可撓性塗布ガイドによって塗布面に案内することができる。塗布面が垂直であっても粘性材料を塗布面に塗布することができる。また、粘性材料を案内する可撓性塗布ガイドが塗布面に当接することによって、塗布面に粘性材料を押し付けることができる。
本発明によれば、ノズルから吐出された粘性材料を可撓性塗布ガイドが塗布面に案内するので、例え塗布面が垂直であっても粘性材料を塗布面に塗布することができる。また、粘性材料を塗布面に押し付けることにより、塗布面に対する粘性材料の保持力を向上させることができる。
本発明のシール剤塗布装置の構成を概略的に示す概略図である。 本発明のノズルの断面図である。 本発明のシール剤塗布時におけるノズル先端部分の側面図である。 変形例1におけるノズルの断面図である。 変形例1の別実施形態のノズルの断面図である。 変形例1の別実施形態のノズルの断面図である。 変形例2におけるノズルの断面図である。 変形例3におけるノズルの断面図である。
図1乃至図3は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明の実施形態は、粘性材料を塗布する粘性材料塗布装置のうち、産業用ロボットを用いて粘性材料であるシール剤を自動車用板金部品に塗布するシール剤塗布装置を例にして説明する。
図1に示すように、シール剤塗布装置1は、多関節タイプの産業用ロボット2と、産業用ロボット2のアーム21の先端部に設けられた塗布ガン3と、塗布ガン3の先端部に設けられシール剤を吐出するノズル4と、シール剤を収容して塗布ガン3にシール剤を供給するポンプ5と、産業用ロボット2および塗布ガン3の動作を制御する図示しないコントローラとを備えている。
産業用ロボット2は、本体が左右方向に旋回可能であるとともに、アーム21を上下および前後に動作させることが可能となっており、これにより、コントローラの制御に従って、任意の位置にアーム21を移動させることができる。
塗布ガン3は、アーム21の先端の回動自在な手首部に回動可能に設けられた筒状部材であり、一端側がポンプ5に接続したホース31の他端側が接続されている。また、ホース31にはレギュレータ31aが設けられており、ポンプ5から塗布ガン3へのシール剤の供給圧を制御している。
塗布ガン3の先端部には、パイプ32を介して塗布ガン3と同軸に延びるノズル4が設けられている。図2(a)に示すように、ノズル4の内部には、シール剤が流通可能なノズル通路41が設けられており、パイプ32を介して塗布ガン3と連通している。塗布ガン3に供給されたシール剤は、パイプ32とノズル通路41を流通して、ノズル4の先端部に設けられた開口部である吐出部42から吐出される。
ノズル4は、基端側と先端側とで径が異なっており、基端側が第1筒部43を形成し、先端側が第1筒部43よりも小径の第2筒部44を形成している。また、ノズル4の内周面がノズル通路41を形成しており、第1筒部43の内周面によって第1ノズル通路41aが形成され、第2筒部44の内周面によって第2ノズル通路41bが形成されている。第1ノズル通路41aの基端側がパイプ32と連通し、第2ノズル通路41bの先端部が吐出部42となっている。第1ノズル通路41aは第2ノズル通路41bよりも大径となっており、第1ノズル通路41aの先端部と第2ノズル通路41bの基端部との接続部分には、段部41cが形成されている。
ノズル4の内部には、ノズル4と同軸に延びる可撓性塗布ガイド6が、第1ノズル通路41aから第2ノズル通路41bにかけて延びて設けられている。なお、以下においては、ノズル4が鉛直に配置された状態、すなわち、吐出部42が下方を向いた状態として説明する。可撓性塗布ガイド6は、直方体形状に形成された圧入部61と、圧入部61の下面側中央部からノズル4の軸方向先端側に延び、基端側から先端側に向かって径が小さくなる円錐形状に形成された可撓性のガイド部62とから構成される。圧入部61は、長手方向が第1ノズル通路41aの直径と同程度に形成され、短手方向が第2ノズル通路41bの直径よりも小さく形成されている。ガイド部62は、基端部分は第2ノズル通路41bよりも小径に形成され、先端部分が吐出部42よりも下方に突出している。
可撓性塗布ガイド6は、圧入部61が第1ノズル通路41aの下端付近に圧入することによって、ノズル4の内部に保持される。したがって、圧入部61は第1ノズル通路41aに位置し、ガイド部62は第2ノズル通路41bに位置する。ノズル4に保持されるのは圧入部61のみであり、ガイド部62はノズル通路41に接触していないためるため、ガイド部62は自在に撓ませることができる。また、図2(b)(c)に示すように、圧入部61の短手方向は、第1ノズル通路41aおよび第2ノズル通路41bの直径よりも小さく、ガイド部62は、第2ノズル通路41bよりも小径であるため、ノズル通路41と可撓性塗布ガイド6との間には、シール剤が流通可能な隙間が形成されている。シール剤塗布装置1を用いて塗布面Fにシール剤を塗布する際、可撓性塗布ガイド6のガイド部62のノズル4から突出した部分(先端部分)を塗布面Fに押し付ける。塗布面に押し付けられたガイド部62の先端部分は、塗布面Fに沿って撓み、図3に示すように、ガイド部62の先端部の側面が塗布面Fに接触する。
ポンプ5は、シール剤が収容された容器51と、容器51の内周面に圧入されたプレート52と、プレート52の上面から上方に延びるロッド53aを有するエアシリンダ53とを備えている。エアシリンダ53によってロッド53aの下端に連結したプレート52を下降させると、ロッド53aを介して容器51内のシール剤を押し上げて塗布ガン3へと供給する。
ポンプ5から塗布ガン3に供給されたシール剤は、パイプ32を流通して、第1ノズル通路41aに流入する。第1ノズル通路41aに流入したシール剤は第1ノズル通路41aを流通し、圧入部61と第2ノズル通路41bの基端部との隙間から、第2ノズル通路41bへと流入する。第2ノズル通路41bへと流入したシール剤は、第2ノズル通路41bをガイド部62の側面を伝って流通する。そして、吐出部42に到達したシール剤は、ガイド部62の側面を伝って吐出部42からノズル4の外部へと吐出される。吐出部42から吐出されたシール剤は、ガイド部62の側面を伝ってガイド部62の先端側に向かって流れ、塗布面Fのガイド部62の先端部分が接触している部分から塗布面Fに塗布される。塗布面Fに塗布されたシール剤は、塗布面Fに接触しているガイド部62の側面によって塗布面Fに塗りつけられる。
以上のように構成された粘性材料塗布装置であるシール剤塗布装置1によれば、ノズル4のノズル通路41に設けられた可撓性塗布ガイド6の先端部分が吐出部42から突出している。そして、吐出部42から吐出されたシール剤(粘性材料)は、可撓性塗布ガイド6によって塗布面Fの可撓性塗布ガイド6が接触している部分に案内されて塗布される。これにより、ノズル4から吐出されるシール剤は可撓性塗布ガイド6を伝って流れていくので、塗布面が垂直であっても塗布することができる。また、シール剤は、塗布面Fに接触しているガイド部62の側面によって塗布面Fに塗りつけられるので、塗布面Fに対するシール剤の保持力を向上させることができ、また、シール剤をガイド部62によって押し伸ばすことにより塗布状態を安定させることができる。さらに、シール剤は塗布面Fのガイド部62の先端部分が接触している部分に塗布されるので、塗布位置のズレを生じにくくすることができる。
(変形例1)
次に、図4を用いて、ノズルおよび可撓性塗布ガイドの変形例として、ノズル104および可撓性塗布ガイド106について説明する。なお、上記実施例と重複または同一の部分の説明については省略する。
図4に示すように、ノズル104は、基端側が第1筒部143を形成し、先端側が第1筒部143よりも小径の第2筒部144を形成している。また、第1筒部143の内周面によって第1ノズル通路141aが形成され、第2筒部144の内周面によって第2ノズル通路141bが形成され、第2ノズル通路141bの先端部が吐出部142となっている。第1筒部143は第2筒部144側の部分が、第2筒部144側に向かって径が小さくなるテーパ形状に形成されている。したがって、第1ノズル通路141aの先端部と第2ノズル通路141bの基端部との接続部分の段部141cは、軸方向に向かって傾斜した形状になっている。
第1ノズル通路141aから第2ノズル通路141bにかけて延びる可撓性塗布ガイド106は、ノズル104と同軸の略円筒形状に形成された弁体部161と、弁体部161の底面からノズル104の先端方向に延びる略円筒形状に形成されたガイド部162とから構成される。図4(b)に示すように、弁体部161の直径は、第1ノズル通路141aの直径よりも小さく、かつ、第2ノズル通路141bの直径よりも大きく形成されている。また、図4(a)に示すように、弁体部161の先端側の面(底面)は、段部141cと同程度の角度で軸方向に向かって傾斜したテーパ形状に形成されている。ガイド部162は、図4(a)および図4(c)に示すように、第2ノズル通路141bよりも小径かつ長く形成され、先端部が吐出部142から突出している。
可撓性塗布ガイド106は、ノズル4に固定されることなく、弁体部161の底面が段部141cに載置された状態で、第1ノズル通路141aから第2ノズル通路141bにかけて配置されている。そして、第1ノズル通路141aにシール剤が流入すると、図4(a)に示すように、シール剤の圧力によって可撓性塗布ガイド106は吐出部142側へと移動する。これにより、弁体部161が段部141cに嵌り込み、第1ノズル通路141aと第2ノズル通路141bとは、弁体部161によって遮断される。一方、ガイド部162の先端部を塗布面に押し付けると、図4(d)に示すように、可撓性塗布ガイド106は反力によって吐出部142の反対側へと移動する。これにより、弁体部161の下面と段部141cとの間に隙間が生じて、第1ノズル通路141aから第2ノズル通路141bへとシール剤の流通が可能になる。
このように、可撓性塗布ガイド106は、シール剤を塗布する際は、ノズル4の軸方向に自在に移動させることができる。すなわち、ガイド部162の先端部を塗布面に強く押し付けると、弁体部161の下面と段部141cとの間に隙間が大きくなり、ガイド部162の先端部を塗布面に押し付ける力を弱めると、弁体部161の下面と段部141cとの間に隙間が小さくなる。また、ガイド部162の先端部を塗布面から離すと、弁体部161が段部141cに嵌り込む。したがって、シール剤を塗布する際は、ガイド部162の先端部を塗布面に押し付ける力を調整することで、シール剤の吐出量を調整することができる。
以上のように構成された変形例1によれば、可撓性塗布ガイド106は、ノズル104の軸方向に移動自在に設けられ、弁体部161によって、第1ノズル通路141aと第2ノズル通路141bとの間のシール剤の流路を開閉することができる。これにより、可撓性塗布ガイド106は、シール剤を塗布面に案内する役割を果たすとともに、シール剤の流路のバルブの役割を果たすことができる。また、ガイド部162の先端部を塗布面から離すと、第1ノズル通路141aと第2ノズル通路141bとが遮断されるので、吐出部142からのシール剤が垂れ落ちることを防止することができる。
なお、上記変形例1においては、ガイド部162は略円筒形状に形成されているが、図5に示すように、ガイド部162をスクリュー形状に形成してもよい。ガイド部162がスクリュー形状であることにより、第2ノズル通路141bを流通するシール剤の圧力によって可撓性塗布ガイド106を周方向に回転させることができる。シール剤を塗布面Fに塗布する際に可撓性塗布ガイド206が回転すると、塗布面Fにおけるガイド部162が接触している範囲が広がり、シール剤の塗布範囲を広げることができるとともに、塗布面Fに塗布するシール剤の厚さを均すことができる。
また、図6に示すように、可撓性塗布ガイド106の内部に空気が流通可能な流路163を設けてもよい。流路163は、弁体部161およびガイド部162の中心軸に沿って延び、一端側が図示しないコンプレッサなどの空気供給手段に接続している。流路163の他端側は、ガイド部162の側面に形成された開口部に連通している。図6の矢印で示すように流路163に空気を送り込むことで、ノズル104の先端部分を流通するシール剤の流速を加速させ、高速でシール剤を塗布面Fに塗布することができる。また、シール剤が吐出部142から空気によって噴出されるので、高粘度のシール剤がノズル104内に留まってしまい、塗布面Fにシール剤を塗布できないという不具合の発生を防止することができる。
(変形例2)
次に、図7を用いて、ノズルおよび可撓性塗布ガイドの変形例として、ノズル204および可撓性塗布ガイド206について説明する。なお、上記実施例と重複または同一の部分の説明については省略し、また、上記実施例と同一の構成部分は、同一の符号を付して示す。
図7に示すように、ノズル204は、基端側が第1筒部243を形成し、先端側が第1筒部243よりも小径の第2筒部244を形成している。また、第1筒部243の内周面によって第1ノズル通路241aが形成され、第2筒部244の内周面によって第2ノズル通路241bが形成され、第2ノズル通路241bの先端部が吐出部242となっている。第1筒部243は、第2筒部244側の部分が第2筒部244側に向かって径が小さくなるテーパ形状に形成されており、段部241cが軸方向に向かって傾斜した形状になっている。
ノズル204は、塗布ガン3に対して軸方向に移動可能に設けられている。具体的には、第2筒部244の外周面には、ノズル204の軸方向に沿ってラック歯204aが設けられており、また、ラック歯204aと対向する位置に、塗布ガン3に固定されたウォームギア204bが設けられている。ウォームギア204bは、図示しないモータ等の駆動手段によって回転し、ウォームギア204bの回転を制御することにより、ノズル204を塗布ガン3に対して軸方向に自在に移動させることができる。
第1ノズル通路241aから第2ノズル通路241bにかけて配置された可撓性塗布ガイド206は、ノズル204と同軸の略円筒形状に形成された弁体部261と、弁体部261の底面からノズル204の先端方向に延びる略円筒形状に形成されたガイド部262とから構成される。弁体部261の直径は、第1ノズル通路141aの直径よりも小さく、かつ、第2ノズル通路241bの直径よりも大きく形成されている。また、弁体部261の先端側の面(底面)は、段部241cと同程度の角度で軸方向に向かって傾斜したテーパ形状に形成されている。ガイド部262は、第2ノズル通路241bよりも小径かつ長く形成され、先端部が吐出部242から突出している。
第1ノズル通路241aには、パイプ232が配置されている。パイプ232は、第1ノズル通路241aと同軸の円筒形状であり、第1ノズル通路241aよりも小径に形成されている。そして、パイプ232は、一端側が塗布ガン3に接続し、他端側が第1ノズル通路241aの中間部付近まで延びている。
可撓性塗布ガイド206の弁体部261とパイプ232とは略同径に形成されており、弁体部261のノズル204基端側がパイプ232の他端部に嵌合して固定されている。したがって、可撓性塗布ガイド206は、ノズル204には固定されておらず、パイプ232に固定されている。
ウォームギア204bを回転させると、ノズル204が上方または下方に移動する。このとき、可撓性塗布ガイド206は、パイプ232に固定されているため移動しない。したがって、ノズル204の上下移動により、ノズル204と可撓性塗布ガイド206との上下方向の位置関係が変化することになる。そのため、段部241cと弁体部261との距離は、ウォームギア204bの回転に応じて、離れたり近づいたりすることになる。
以上のように構成された変形例2によれば、ウォームギア204bの回転を制御することにより、段部241cと弁体部261との距離を調整することができる。すなわち、ノズル204の上下移動の制御によって、第1ノズル通路241aと第2ノズル通路241bとの間でバルブの役割を果たす弁体部261を制御することが可能になる。これにより、第1ノズル通路241aから第2ノズル通路241bへのシール剤の流通量を調整することによって、シール剤の吐出の有無、およびシール剤の吐出量を制御することができる。
(変形例3)
次に、図8を用いて、ノズルおよび可撓性塗布ガイドの変形例として、ノズル304および可撓性塗布ガイド306について説明する。なお、上記実施例と重複または同一の部分の説明については省略する。
図8に示すように、ノズル304は、円筒形状に形成され、内周面によってシール剤が流通可能なノズル通路341を形成している。ノズル304の中間部分は内径方向に凹んでおり、これにより、ノズル通路341の中間部分の側壁には、内径方向に突出した係止部341aが形成されている。
可撓性塗布ガイド306は、ノズル304の中心軸を螺旋軸とし、ノズル304の中央部付近から先端側に向かって螺旋の径が小さくなるように形成された竹の子ばねである。可撓性塗布ガイド306は、ノズル通路341に設けられ、ノズル通路341と略同径に形成された基端部分(座巻部分)が係止部341aに係止され、先端部分が吐出部342から突出している。可撓性塗布ガイド306は、通常時においては密着巻きされた状態であるが、ノズル通路341をシール剤が流通するとシール剤の圧力によって伸張する。そのため、ノズル通路341におけるシール剤の圧力が大きいほど、可撓性塗布ガイド306は伸張し、ばね線の間隔が大きくなる。
したがって、ノズル通路341におけるシール剤の圧力が小さいときは、密着巻きされた可撓性塗布ガイド306が、ノズル通路341におけるシール剤の流通を遮断する。一方、ノズル通路341におけるシール剤の圧力が大きいときは、シール剤は、広がったばね線の間からノズル304の外部へと吐出されて塗布面に塗布される。ばね線の間隔は、シール剤の圧力に応じた距離となり、シール剤の圧力が大きいほどばね線の間隔が広がり、シール剤の塗布量が大きくなる。このように、可撓性塗布ガイド306はノズル304のバルブの役割を果たし、シール剤の塗布量を調整することが可能となる。
なお、上記の実施例においては、粘性材料としてシール剤に粘性材料塗布装置を用いているが、これに限らず、塗料などのその他の粘性材料に用いてもよい。また、可撓性塗布ガイドの形状は、円柱形状や円錐形状に限らず、例えば、断面形状が矩形であったり、楕円であったり、星形であったりしてもよい。
1 シール剤塗布装置
2 産業用ロボット
3 塗布ガン
4,104,204,304 ノズル
5 ポンプ
6,106,206,306 可撓性塗布ガイド
21 アーム
31 ホース
31a レギュレータ
32,232 パイプ
41,341 ノズル通路
41a,141a,241a 第1ノズル通路
41b,141b,241b 第2ノズル通路
41c,141c,241c 段部
42,142,242,342 吐出部
43,143,243 第1筒部
44,144,244 第2筒部
51 容器
52 プレート
61 圧入部
62,162,262 ガイド部
161,261 弁体部
163 流路
204a ラック歯
204b ウォームギア
341a 係止部
F 塗布面

Claims (2)

  1. 粘性材料を送出する塗布ガンと、
    塗布ガンに設けられた筒状部材であって、塗布ガンから送出された粘性材料を軸方向一端側に形成された開口部から吐出するノズルと、
    ノズル内部に設けられたノズルの軸方向に延びる可撓性部材であって、ノズルの開口部から突出した一端側が塗布面に当接することによって、ノズルから吐出された粘性材料を塗布面に案内する可撓性塗布ガイドと、
    を備えたことを特徴とする粘性材料塗布装置。
  2. 可撓性塗布ガイドは、ノズルに対して軸方向に移動可能に設けられているとともに、可撓性塗布ガイドの移動によってノズル内の粘性材料の流路を閉鎖可能な弁体を有している、ことを特徴とする請求項1に記載の粘性材料塗布装置。

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