JP2015049103A - 表示部材と表示装置 - Google Patents

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一成 濱田
Kazunari Hamada
一成 濱田
禎雄 矢部
Sadao Yabe
禎雄 矢部
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Abstract

【課題】 文字板の背後から照明されることで光輝する意匠の擬似点灯を防止しつつ、少ない光源で文字板の広範囲の意匠を明るく光輝させる表示装置を提供する。【解決手段】 第1の光源61から出射された光を導光する導光部11と、第1の光源61から出射された光を透過して出射する第1の光透過出射部122aと、導光部11を両面から挟んで設けられる導光部11よりも光の屈折率が低い低屈折率部14a、14bと、を備えた導光文字板10において、第1の光源61と第1の光透過出射部122aとを結ぶ直線上で、かつ、第1の光透過出射部122aを中心として、第1の光源61の反対側に屈曲部112を設けたものである。【選択図】 図3

Description

本発明は、光源から出射された光を導光して意匠表示部等を照光する表示部材と、この表示部材を備えた表示装置に関するものである。
特許文献1に開示された表示装置は、光源から出射された光を導光して、この導光した光を意匠の形に形成された光を透過する光透過出射部から出射する導光機能を有した文字板を備えたものである。
特開2011−237692号公報
従来の表示装置は、図13に示すように、導光文字板1000内を進行する光Mにより光輝する第1光透過出射部1000aと、導光文字板1000の背面側に配設される第2の光源1100の光により光輝する第2光透過出射部1000bと、を備え、第2の光源1100が光輝していなくても、導光文字板1000内を透過する光Mにより、第2の光透過出射部1000bが光輝して見えてしまう擬似点灯が発生するという虞があった。
そこで本発明は、前記問題点を解消し、光の透過を制御し、所望の意匠以外の擬似点灯を防止しつつ、少ない光源で文字板の意匠を明るく光輝させることが可能な表示部材と表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、前述した課題を解決するため、第1の発明の表示部材は、第1の光源から出射された光を導光する導光部と、前記第1の光源から出射された光を透過して出射する第1の光透過出射部と、前記導光部を両面から挟んで設けられる前記導光部よりも光の屈折率が低い低屈折率部と、を備えた表示部材において、前記第1の光源と前記第1の光透過出射部とを結ぶ直線上で、かつ、前記第1の光透過出射部を中心として、前記第1の光源の反対側に屈曲部を設けたものである。
また、第2の発明の表示装置は、第1の光源から出射された光を導光する導光部と、前記第1の光源から出射された光を透過して出射する第1の光透過出射部と、第2の光源から出射されて前記導光部の裏面側から前記導光部を透過した光を透過して出射する第2の光透過出射部と、前記導光部を両面から挟んで設けられる前記導光部よりも光の屈折率が低い低屈折率部と、を備えた表示部材と、前記表示部材を支持するケース体とを備えた表示装置において、第1の光源61と第1の光透過出射部122aとを結ぶ直線上で、かつ、第1の光透過出射部122aを中心として、第1の光源61の反対側に屈曲部112を設けたものである。
本発明に係る表示装置によれば、光の透過を制御し、所望の意匠以外の擬似点灯を防止しつつ、少ない光源で文字板の意匠を明るく光輝させることが可能な表示部材と表示装置を提供することができる。
本発明の一実施形態における表示装置の正面図。 同実施形態におけるケース体の正面図。 図1中A−A’断面図。 同実施形態の導光文字板の断面図。 同実施形態の導光文字板とケース体の要部断面図。 同実施形態の導光体の説明図で、(a)は導光体の斜視図、(b)は表示装置に組み込んだ際の導光体の断面図、(c)は導光体の文字板方向反射部の形状を説明した図。 本発明の第2変形例を示した導光文字板とケース体の要部断面図。 本発明の第3変形例を示した導光文字板とケース体の要部断面図。 本発明の第4変形例を示した導光文字板とケース体の要部断面図。 本発明の第5変形例を示した導光文字板とケース体の要部断面図。 本発明の第6変形例を示した導光文字板とケース体の要部断面図。 本発明の第7変形例を示した導光文字板とケース体の要部断面図。 従来の表示装置の断面図。
以下に、本発明の表示装置1の一実施形態を説明する。本発明の表示装置1は、導光文字板10と、ケース体20と、導光体30と、指針40と、回路基板50と、光源61、62と、本体70と、表示器80と、から構成され、車両側から出力される車速やエンジン回転数等の車両情報を示す車両信号に基づき、指針40が回動するものであり、光源61、62の発する光により、導光文字板10と指針40が光輝するものである。なお、本実施形態では、図1の左側からエンジン回転計T、速度計S、燃料残量計Fを備えている。
(導光文字板)まず、本発明の表示装置1における導光文字板10について、図1、図3、図4を用いて説明する。
導光文字板10は、表示部材であり、透光性の導光部11と、この導光部11の表面と裏面に意匠を表示する意匠表示部12と、光を拡散する光拡散部13と、導光部11の表面を覆う表面低屈折率部14aと、導光部11の背面を覆う背面低屈折率部14bと、保護部15と、を備える。
導光文字板10は、第1の光源61から出た第1の光Laを透過して出射することにより光輝する第1の光透過出射部122aと、導光文字板10の背面に配設される第2の光源62から出た第2の光Lbを透過して出射することにより照明されて光輝する第2の光透過出射部122bと、を備え、これらの光透過出射部122a、122bから光を出射することにより、意匠(文字、絵、図形、記号等)を視認者に対して表示する。そして、第1の光源61に対して、第1の光透過出射部122aは、第2の光透過出射部122bより第1の光源61側に設けられている。
導光文字板10は、円形の貫通孔で形成された指針軸挿通孔111と屈曲部112と、を備えている。
導光文字板10においては、屈曲部112により区画された内側の領域を内側表示領域E1とし、指針軸挿通孔111から屈曲部112を隔てた第2の光透過出射部122bなどを有する領域を外側表示領域E2とする。屈曲部112は、指針軸挿通孔111を中心として各計器の全周を区画するものである。
導光部11は、透明又は半透明の透光性(半透光性を含む)を有する合成樹脂製の部材(例えば、ポリカーボネート等で屈折率が1.59)から形成される略平板状の部材である。導光部11は、第1の光源61から射出された光を導光するものであり、後述する指針軸71を挿通し、指針40の指針キャップ43より径の小さい貫通孔である指針軸挿通孔111を有し、この指針軸挿通孔111の内壁である内壁入光部(入光部)111aから第1の光源61が出射する第1の光Laを取り込み、この内壁入光部111aを中心として放射状に第1の光Laを伝達するものである。
意匠表示部12は、導光部11の表面と背面に、例えば、インク等を用いて、印刷、塗装等によって形成され、意匠(文字、絵、図形、記号等)を表示する表示層であり、非透光性(遮光性)の不透過部121と、光を透過して出射する光透過出射部122a、122bと、により構成される。
なお、本実施形態では、意匠表示部12を形成する表示層は、表面側を2層構造としており、導光部11から光の漏れを抑えている。
不透過部121は、第1の光透過出射部122a及び第2の光透過出射部122b以外の塗りつぶされた領域であり、遮光性のインク等を用いて、印刷、塗装等によって形成される。
光透過出射部122a、122bは、不透過部121を除いた意匠の部分であり、抜き印刷等によって形成される。光透過出射部122a、122bは、上述したように、導光文字板10内を進行する第1の光源61が出射する第1の光Laにより光輝する第1の光透過出射部122aと、導光文字板10の背面に配設される第2の光源62が出射する第2の光Lbに照明されて光輝する第2の光透過出射部122bと、からなり、これらの光透過出射部122a、122bから光を出射することにより、意匠(文字、絵、図形、記号等)を視認者に対して表示する。
第1の光透過出射部122aは、光拡散部13により拡散された第1の光Laが出射する領域である。また、第1の光透過出射部122aは、屈曲部112によって反射した第1の光Laの反射光Ldも出射する。
第2の光透過出射部122bは、導光文字板10の背面に位置する第2の光源62から出射される第2の光Lbを透過するものであり、第2の光源62から出射された第2の光Lbが拡散や反射等されずに直接出射されるので、高輝度で表示でき、ユーザの目を引くことができる。
光拡散部13は、光拡散性を有する材料を用いて、印刷、塗装等によって導光部11の表面及び裏面に形成され、導光部11が導光した第1の光Laを拡散する。光拡散部13は、第1の光透過出射部122aに対応する位置に設けられる。なお、光拡散部13は、導光部11の表面と裏面とのうちの少なくとも一方に設けてもよい。
表面低屈折率部14a及び背面低屈折率部14bは、導光部11を表面側と背面側の両面から挟んで、導光部11の両面全体に亘って、その両面(適宜、光拡散部13を含む)を覆うように設けられる。表面低屈折率部14a及び背面低屈折率部14bは、透明又は半透明の透光性(半透光性を含む)を有し、導光部11よりも光の屈折率が低い合成樹脂(例えば、アクリルなどで、屈折率が1.49)を用いて、印刷、塗装等によって形成される。
表面低屈折率部14aと導光部11との界面、又は背面低屈折率部14bと導光部11との界面で、導光部11によって導光された第1の光Laは全反射する。全反射は、屈折率が大きい媒質(導光部11)から小さい媒質(低屈折率部14a,14b)に光が入射しようとするときに、入射しようとする光が界面を透過せず、その全て(略全てを適宜含む。)が反射する現象をいう。全反射は、光の入射角が、隣り合う媒質(ここでは導光部11と、表面低屈折率部14a及び背面低屈折率部14b)の各屈折率により決まる角度(臨界角)よりも大きい場合に起こる。導光部11の側面から入射される光は、その殆どが、臨界角よりも大きい入射角で表面低屈折率部14a又は背面低屈折率部14bに到達するので、導光部11と低屈折率部14との界面に到達した光は、全反射する。また、空気は、導光部11よりも屈折率が低いので低屈折率部14を設けなくても導光部11と空気との界面で、導光部11によって導光された光は全反射するが、導光部11の表面にちりなどの屈折率が導光部11よりも高い物質が付着した場合、導光部11が導光する第2の光Lbが全反射せずに外部へ抜けてしまうおそれがあるので、低屈折率部14を設けることが望ましい。
保護部15は、表面側の意匠表示部12上に、例えば、透明なインク等を用いて、印刷、塗装等によって形成されている。
導光文字板10の光の入射から出射までを具体的に述べると、後述する導光体30の文字板方向出射部34から出射された第1の光Laは、導光文字板10の指針軸挿通孔111の内壁入光部(入光部)111aに入射する。内壁入光部111aに入射した第1の光Laは、導光部11と表面低屈折率部14aとの界面、又は導光部11と背面低屈折率部14bとの界面で全反射を繰り返し、導光部11の内部を進む。導光部11の内部を進む光の一部は、光拡散部13に到達する。光拡散部13に到達した第1の光Laは、その光拡散部13で拡散される。光拡散部13によって拡散された第1の光Laのうち、導光部11の表面への入射角が臨界角よりも小さい光は、全反射せず、表面低屈折率部14aを介して意匠表示部12の第1の光透過出射部122aを透過する。これにより、意匠表示部12は、第1の光透過出射部122a(例えば、各計器の意匠部分)から光が出射される。これによって、不透過部121は暗く見え、第1の光透過出射部122aは光って見える。
屈曲部112は、第1の光源61と第1の光透過出射部122aとを結ぶ直線上で、かつ、第1の光透過出射部122aを中心として、第1の光源61の反対側に設けてある。本実施形態では、第1の光源61を略中心として、放射状に設けた第1の光透過出射部122aの外側に、第1の光透過出射部122aを囲むように設けられている。また、図1中のエンジン回転計Tの場合は、屈曲部112の外側には、第2の光透過出射部122bが設けられている。この場合、屈曲部112は、第1の光透過出射部122aと第2の光透過出射部122aとの間に設けられている。また、速度計Sのエンジン回転計Tと隣り合う部分では、屈曲部112が、エンジン回転計Tの第1の光透過出射部122aと速度計Sの第1の光透過出射部122aとの間に設けられることとなる。
屈曲部112は、第1の光透過出射部122a側、すなわち、表面側に突出した形状である。屈曲部112は、二つの平面部113a、113bと屈曲部頂点114とを備えている。平面部113aは、第1の光源61側であり、平面部113bは、第1の光源61とは反対側である。
平面部113aと導光文字板10の第1の光透過出射部122aを備えた内側表示領域E1の面10aとでなす角度、すなわち、導光文字板10を導光する第1の光Laの進行方向に対する平面部113aのなす角度φ1(また、平面部113bと導光文字板10の第2の光透過出射部122bを備えた外側表示領域E2の面10bとのなす角度、すなわち、導光文字板10の平面部113bを導光する第1の光Laの進行方向に対する面10aのなす角度φ3)、あるいは、屈曲部頂点114の角度(平面部113aと平面部113bとのなす鋭角な角度、すなわち、導光文字板10の平面部113aを導光する第1の光Laの進行方向に対する平面部113bのなす角度)φ2のうち少なくとも1つの角度φ1〜φ3が、導光部11の屈折率をNとし、低屈折率部14a、14bの屈折率をnとしたときに、以下の式を満たすものである。
式:φ>180°−2arcsin(n/N)
例えば、導光部11の材質が、ポリカーボネート(屈折率1.59)、低屈折率部14a、14bの材質が、アクリル(屈折率1.49)の場合、φ1〜φ3のうち少なくともひとつは、40.86°以上となる条件を満たすものである。
屈曲部112によって構成される角度φ1〜φ3の何れかが前記の条件を満たすと、導光部11と、導光部11より低い屈折率からなる低屈折率部14a、14bとによって、導光部11と表面低屈折率部14aとの界面で、導光部11から低屈折率部14a、14bに抜ける光が減衰する。さらに、低屈折率部14a、14bにて反射し、再度、導光部11に入射する時に光が減衰する。この作用によって、前記の条件を満たす角度を備えた屈曲部112によって、光は、屈曲部112を抜けて内側表示領域E1側へいく光を抑制することができる。
(ケース体)図2、図3を用いてケース体20を説明する。ケース体20は、例えば白色の合成樹脂材料からなり、導光文字板10と後述する回路基板50との間に配設され、導光文字板10を支持固定するものである。
ケース体20は、図2に示すように、第1の光源61及び導光体30を区画する貫通孔からなる第1の仕切り部21と、導光文字板10を載置する載置部22と、外側表示領域E2に配設される第2の光源62を区画する貫通孔からなる第2の仕切り部25と、液晶パネルなどの表示器80を挿入する表示器装着孔27と、第1の仕切り部21のうち、導光文字板10の第1の光透過出射部122aがない方向に形成され、載置部22より視認者側に突設した遮光壁28と、を有するものである。
第1の仕切り部21は、図3に示すように、貫通孔で形成され、第1の光源61及び導光体30を区画するものであり、第1の光源61から発せられる第1の光La及び導光体30から漏れた光を反射するものである。
載置部22は、導光文字板10及び回路基板50と略平行になるように形成され、導光文字板10の背面と接触した状態で導光文字板10を保持するものである。
第2の仕切り部25は、導光文字板10の外側表示領域E2に配設された第2の光透過出射部122bを照明する第2の光源62を区画する貫通孔で形成されるものであり、第2の光源62からの第2の光Lbを導光文字板10の方向へ反射するものである。
表示器装着孔27は、液晶パネルなどの表示器80を挿入する貫通孔で形成されるものである。
遮光壁28は、第1の仕切り部21のうち、導光文字板10の第1の光透過出射部122aが配設されない領域に載置部22より視認者側に突設されるものであり、導光体30の文字板方向出射部34から導光文字板10の内壁入光部111aへ出射する第1の光Laを遮断するものである。遮光壁28は、第1の光Laを導光体30側へ反射するように反射部材で形成されることが望ましい。
遮光壁28は、表示装置1の組み付けにより同様の位置に配設されるものであれば、ケース体20とは異なる部材である、例えば、指針40照明した際に発生するハレーションを防止するカラー部材(図示しない)により形成されてもよい。
(導光体)図6を用いて、導光体30を説明する。導光体30は、後述する第1の光源61を収納する収納部31と、第1の光源61の光Lを、導光文字板10の内壁入光部111aの方向へ反射する文字板方向反射部32、指針40の方向へ光Leを出射する指針方向出射部33と、導光文字板10の内壁入光部111aに第1の光Laを出射する文字板方向出射部34と、後述する指針軸71が挿通する指針軸挿通部35と、を備えるものであり、第1の光源61の光Lを、導光文字板10と、指針40とに導くものである。また、本実施形態において、第1の光源61から出射される光を、導光体30によって導光文字板10の方向へ導光される光を第1の光La、同じく導光体30によって指針40の方向へ導光される光を光Leと表現している。
収納部31は、第1の光源61を覆う(所望の位置に収納する)ものであり、第1の光源61から発せられる光Lを逃すことなく、より多くの光を導光体30内に取り込む。
文字板方向反射部32は、図6(b)に示すように、導光体30の中心Oを中心とする曲面状で形成され、収納部31から入射した光を、第1の光Laとして文字板方向出射部34の方向へ反射する。本実施例においては、文字板方向反射部32は、導光体30の中心Oを中心とし、略全方向に設けられているが、光を反射させたい領域によって、適宜、文字板方向反射部32を設ける領域を限定してもよい。
また、文字板方向反射部32は、図6(c)に示すように、円錐状や角錐面状(六角錐面,八角錐面等)に形成してもよい。
指針方向出射部33は、文字板方向反射部32のうち、導光体30内を導光する第1の光Laの文字板方向反射部32に入射した際の角度が、臨界角以下であり、指針40方向へ光Leが出射される箇所である。指針方向出射部33から指針40方向へ出射される光Leの量は、文字板方向反射部32の形状により、適宜調節される。
文字板方向出射部34は、導光文字板10の指針軸挿通孔111の内壁に設けられた内壁入光部111aの面に対し、略平行に配設され、文字板方向反射部32の反射した第1の光Laを内壁入光部111aに向け、出射する箇所である。導光体30の高さ方向である文字板方向出射部34の厚さは、内壁入光部111aの厚さと略同一となるように形成される。斯かる構成により、導光体30から導光文字板11への光の伝達の際の光漏れを抑制し、効率よく意匠を照明することができる。
指針軸挿通部35は、後述する指針軸71が挿通する部分であり、導光体10の中心Oに貫通孔として設けられる。斯かる構成により、文字板方向出射部34を略全方向へ設けることができ、光源61からの光を、指針軸挿通孔35を中心に導光文字板10の略全方向に対し出射することができ、より広範囲の意匠を効率よく照明することができる。
また、指針軸挿通部35は、導光体10の中心Oを中心とするものではなく、導光体10の中心Oからオフセットした位置に設けられてもいい。
指針40は、図3に示すように、指示部41と、指針基部42と、指針キャップ43とから構成されている。指示部41は、導光文字板10の指標を指示し、第1の光源61からの光Leを受けて光輝する。指針基部42は、駆動本体70に設けられた指針軸71に固定される。この指針基部42は指示部21と透明な樹脂で一体に形成されている。指針キャップ43は、遮光性の合成樹脂からなり、指針基部42を覆うように具備されている。
回路基板50は、光源61、62や本体70を実装し、表示装置1の電気的な制御を行うものである。
光源61、62は、回路基板50に実装され、回路基板50に対して垂直方向に光を照射するトップビュー型からなる。第1の光源61は、導光体30に光を出射する。第2の光源62は、外側表示領域E2に配設され、導光文字板10の背面から第2の光透過出射部122bを照明する。
本体70は、回路基板50に実装され、指針40が装着される指針軸71を備えている。指針軸71は、導光文字板10の指針軸挿通孔111の略中心に位置して貫通するとともに、その先端部分が導光文字板10の表示面より上方に突出している。
以上の構成によって、光の透過を制御し、所望の意匠である第1の光透過出射部122a以外の屈曲部112で仕切られた第2の光透過出射部122bや他の第1の光透過出射部122aの擬似点灯を防止しつつ、少ない光源で導光文字板10の意匠を明るく光輝させることが可能となる。
また、屈曲部112を切れ目なく設けたことによって、屈曲部112のどの位置でも光の減衰が略均等になり、第1の光透過出射部122aをより均一な輝度で光輝させることができる。
以下、本実施形態の表示装置1の変形例について、図7乃至12を参照して説明する。なお、前記の技術的事項や下記の変形例における技術的事項は、適宜組み合わされても良い。
(第1変形例)第1変形例では、屈曲部212は、三つの曲面部213a、213b、213cとを備えている。各曲面部213a〜213cは、それぞれ第1の光源61側から、曲面部213a、曲面部213b、曲面部213cであり、曲面部213cは、第1の光源61とは反対側である。
第1の光透過出射部122aを備えた内側表示領域E1の面10aと、曲面部213aと曲面部213bの境界の接線214aとの角度、すなわち、導光文字板10を導光する第1の光Laの進行方向に対する接線214aのなす角度φ4(また、曲面部213bと曲面部213cの境界の接線214bと第2の光透過出射部122bを備えた外側表示領域E2の面10bとのなす角度、すなわち、導光文字板10の屈曲部212を導光する第1の光Laの進行方向に対する面10bのなす角度φ6)、あるいは、曲面部213aと曲面部213bの境界の接線214aと、曲面部213bと曲面部213cの境界の接線214bとでなす角度φ5のうち少なくとも1つの角度φ4〜φ6が、導光部11の屈折率をNとし、低屈折率部14a、14bの屈折率をnとしたときに、以下の式を満たすものである。
式:φ>180°−2arcsin(n/N)
以上の構成によっても、前述した一実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第2変形例)前記実施形態と第1変形例では、屈曲部112、212は、第1の光透過出射部122a側である表側に突出していたが、図8に示すように、屈曲部312は、第1の光透過出射部122a側とは反対側である裏面側に突出したものであってもよい。
(第3変形例)前述した一実施形態の屈曲部112のように、第1の光透過出射部122a側である表側に突出して形状において、図9で示すように、ケース体20に屈曲部112内に入り込んだ突出壁20aを設けてもよい。この突出壁20aは、屈曲部112と同様に切れ目なく形成したほうが好ましい。この突出壁20aを設けたことによって、導光文字板10から漏れた光が、導光文字板10とケース体20との間を伝搬することを抑制し、例えば、第2の光透過出射部122bの擬似点灯などをより一層抑制することができる。
(第4、5変形例)前述した一実施形態の屈曲部112は、二つの平面部113a、113bを備えていたが、前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、図10、図11に示すように、一つの平面部113cからなる屈曲部412であってもよい。このような変形例は、前述した一実施形態では、第1の光透過出射部122aと第2の光透過出射部122bが、同一平面であったが、本変形例では、第1の光透過出射部122aを備えた内側表示領域E1の面10aと第2の光透過出射部122bを備えた外側表示領域E2の面10bとが、同一平面である必要がなく、導光文字板10の設計に自由度を与え、自由な造形を導光文字板10に施すことが可能となる。
(第6変形例)本変形例の屈曲部512は、図12で示すように、一つの曲面部513からなり、曲面部513と、第2の光透過出射部122bを備えた外側表示領域E2の面10bと、の境界の接線514aとの角度φ7が、導光部11の屈折率をNとし、低屈折率部14a、14bの屈折率をnとしたときに、以下の式を満たすものである。
式:φ>180°−2arcsin(n/N)
本変形では、ケース体20が、屈曲部512に倣った形状である。このように構成したことによって、導光文字板10とケース体20との接触面積を増やすことができ、導光文字板10の変形や、この変形による振動を抑制することができる。
また、前記変形例では、第1の光透過出射部122aでは、導光文字板10の裏面側に透過部122を設けていたが、導光文字板10の裏面側に透過部122を設けず、導光文字板10の背面の前面を不透過部121とすることによって、導光文字板10から光が漏れず、導光文字板10とケース体20との間を伝搬することを防止し、例えば、第2の光透過出射部122bの擬似点灯などを防止することができる。
また、導光文字板10とケース体20との間を、接着剤や粘着テープなどを設けてもよい。このような構成によって、導光文字板10とケース体20との間を伝搬することを抑制し、例えば、第2の光透過出射部122bの擬似点灯などをより一層抑制することができる。なお、この接着剤や粘着テープなどは、導光文字板10とケース体20との間に全面である必要はなく、適宜、有効な範囲のみとしても良い。
また、前記接着剤や粘着テープなどを黒色などの遮光性の高い色の部材とすることで、より一層、導光文字板10とケース体20との間を伝搬することを抑制し、例えば、第2の光透過出射部122bの擬似点灯などをより一層抑制することができる。
なお、前記実施形態や変形例では、低屈折率部14a、14bは、導光文字板10の全面に設けられていたが、第1の光透過出射部122aを設けた内側表示領域E1、あるいは、内側表示領域E1と屈曲部112、212、312、412、512との領域のみに低屈折部14a、14bを設けることによって、より一層、光の透過を制御し、所望の意匠である第1の光透過出射部122a以外の屈曲部で仕切られた第2の光透過出射部122bや他の第1の光透過出射部122aの擬似点灯を防止しつつ、少ない光源で導光文字板10の意匠を明るく光輝させることが可能となる。
本発明は、光源から出射された光を導光して意匠表示部等を照光する表示部材と、この表示部材を備えた表示装置に利用可能である。
1 表示装置
10 導光文字板(表示部材)
11 導光部
12 意匠表示部
13 光拡散部
14a 表面低屈折率部
14b 背面低屈折率部
15 保護部
20 ケース体
21 第1の仕切り部
22 載置部
25 第2の仕切り部
27 表示器装着孔
28 遮光壁
30 導光体
31 収納部
32 文字板方向反射部
33 指針方向射出部
34 文字板方向射出部
35 指針軸挿通部
40 指針
41 指示部
42 指針基部
43 指針キャップ
50 回路基板
61 第1の光源
62 第2の光源
70 本体
71 指針軸
80 表示器
111 指針軸挿通孔
111a 内壁入光部(入光部)
112 屈曲部
113a、113b 平面部
114 屈曲部頂点
121 不透過部
122 透過部
122a 第1の光透過出射部
122b 第2の光透過出射部
212 屈曲部
212a、212b、212c 曲面部
T エンジン回転計
S 速度計
F 燃料残量計

Claims (10)

  1. 第1の光源から出射された光を導光する導光部と、前記第1の光源から出射された光を透過して出射する第1の光透過出射部と、前記導光部を両面から挟んで設けられる前記導光部よりも光の屈折率が低い低屈折率部と、を備えた表示部材において、前記第1の光源と前記第1の光透過出射部とを結ぶ直線上で、かつ、前記第1の光透過出射部を中心として、前記第1の光源の反対側に屈曲部を設けたことを特徴とする表示部材。
  2. 前記屈曲部は少なくとも1つ以上の平面部を備え、前記第1の光透過出射部を備えた前記導光部の面と前記屈曲部の平面部とのなす角度φが、前記導光部の屈折率をNとし、前記低屈折率部の屈折率をnとしたときに、φ>180°−2arcsin(n/N)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の表示部材。
  3. 前記屈曲部に曲面部を設け、前記第1の光透過出射部を備えた前記導光部の面と前記曲面部との境界の接線と、前記曲面部の曲率が変化する境界の接線との角度φが、前記導光部の屈折率をNとし、前記低屈折率部の屈折率をnとしたときに、φ>180°−2arcsin(n/N)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の表示部材。
  4. 前記屈曲部は、前記第1の光透過出射部側に突出したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示部材。
  5. 前記屈曲部は、前記第1の光透過出射部側とは反対側に突出したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示部材。
  6. 第1の光源から出射された光を導光する導光部と、前記第1の光源から出射された光を透過して出射する第1の光透過出射部と、第2の光源から出射されて前記導光部の裏面側から前記導光部を透過した光を透過して出射する第2の光透過出射部と、前記導光部を両面から挟んで設けられる前記導光部よりも光の屈折率が低い低屈折率部と、を備えた表示部材と、前記表示部材を支持するケース体とを備えた表示装置において、第1の光源61と第1の光透過出射部122aとを結ぶ直線上で、かつ、第1の光透過出射部122aを中心として、第1の光源61の反対側に屈曲部112を設けたことを特徴とする表示装置。
  7. 前記屈曲部に少なくとも1つ以上の平面部を設け、前記第1の光透過出射部を備えた前記表示部材の面と前記屈曲部の平面部とのなす角度φが、前記導光部の屈折率をNとし、前記低屈折率部の屈折率をnとしたときに、φ>180°−2arcsin(n/N)を満たすことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記屈曲部に曲面部を設け、前記第1の光透過出射部を備えた前記表示部材の面と前記曲面部との境界の接線と、前記曲面部の曲率が変化する境界の接線との角度φが、前記導光部の屈折率をNとし、前記低屈折率部の屈折率をnとしたときに、φ>180°−2arcsin(n/N)を満たすことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  9. 前記屈曲部は、前記第1の光透過出射部側に突出したことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の表示装置。
  10. 前記屈曲部は、前記第1の光透過出射部側とは反対側に突出したことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の表示装置。

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