JP2015048124A - 接着剤塗工ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤をラベルに確実に塗工することができ、しかも、貼着ドラムの外周面に接着剤が付着することがない接着剤塗工ユニットを提供する。
【解決手段】接着剤を吐出する吐出ヘッド11を有する非接触式の接着剤塗布装置10と、この接着剤塗布装置10の吐出ヘッド11と貼着ドラム4bとの間に配設された転移部20とを備えており、接着剤塗布装置10の吐出ヘッド11から吐出された接着剤が、転移部20を介して、貼着ドラム4bの外周面に吸引保持されたラベルLに塗工されるようになっている。転移部20は、貼着ドラム4bの回転軸に平行な自転軸raを軸芯とした仮想円筒体cdの外周面上に形成された複数の転移面22を有する平面略十字形状の回転体21を備えており、各転移面22が、貼着ドラム4bの外周面の所定位置に吸引保持されたラベルLの端部を順次押し付けながら回転するようになっている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、回転する貼着ドラムの弾性体によって形成された外周面の所定位置に保持したラベルに被貼着物を押し当てることで、ラベルを被貼着物に貼着するラベル貼着装置に搭載される接着剤塗工ユニットに関する。
この種のラベル貼着装置は、外周面の所定位置にラベルを吸引保持した状態で貼着位置まで搬送する貼着ドラムと、この貼着ドラムの外周面の所定位置に吸引保持されたラベルを貼着位置まで搬送する間にラベルに接着剤を塗工する接着剤塗工ユニットとを備えており、貼着位置において、接着剤が塗工された状態で貼着ドラムの外周面に吸引保持されたラベルに容器等の被貼着物を押し当てることによって、ラベルを被貼着物に貼着するようになっている。
従って、上述したように、被貼着物にラベルを確実に貼着するために、貼着ドラムの外周面に吸引保持したラベルに容器等の被貼着物を押し当てながらラベルを貼着するラベル貼着装置では、被貼着物の押圧力を吸収するために、ラベルが吸引保持される貼着ドラムの外周面を、ゴムやスポンジ等の弾性体によって形成するのが一般的である。
特開2009−227339号公報
ところで、上述したようなラベル貼着装置に搭載される接着剤塗工ユニットとしては、液状の接着剤にゴムロールを漬け、このゴムロールの外周面をラベルに接触させることによって、ゴムロールの外周面に付着した接着剤をラベルに塗工するロールコータ等の接触式のものと、液状の接着剤を吐出ヘッドから吐出させることによってラベルに塗工する非接触式のものとがある。
接触式の接着剤塗工ユニットは、被貼着物と同様に、外周面に接着剤が付着したゴムロールを貼着ドラムの外周面に吸引保持したラベルに押し当てることによって、外周面がゴムやスポンジ等の弾性体によって形成されているため、外周面に十分な寸法精度を確保することができない貼着ドラムであっても、接着剤をラベルに確実に塗工することができるという利点があるが、例えば、何らかの理由で被貼着物の供給が滞ったため、ラベルの供給が停止され、貼着ドラムの外周面に新たなラベルが吸引保持されていないような場合は、貼着ドラムの外周面にゴムロールが接触して接着剤が付着してしまうので、その度毎に、貼着ドラムの外周面に付着した接着剤を清掃しなければならないといった問題がある。
これに対して、非接触式の接着剤塗工ユニットでは、貼着ドラムの外周面に新たなラベルが吸引保持されていないような場合は、吐出ヘッドによる接着剤の吐出動作を停止すればよいので、貼着ドラムの外周面に接着剤が付着するといった問題が発生することはないが、安定した状態で接着剤をラベルに塗工するためには、吐出ヘッドの先端とラベルとの間隔が精度良く所定寸法に設定されていることが要求されるので、外周面がゴムやスポンジ等の弾性体によって形成されているため、外周面に十分な寸法精度を確保することができない貼着ドラムが搭載されたラベル貼着装置には採用することができないといった問題がある。
そこで、この発明の課題は、接着剤をラベルに確実に塗工することができ、しかも、貼着ドラムの外周面に接着剤が付着することがない接着剤塗工ユニットを提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、回転する貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されたラベルに被貼着物を押し当てることで、ラベルを被貼着物に貼着するラベル貼着装置に搭載される接着剤塗工ユニットであって、貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されたラベルに接着剤を転移する転移面が形成された回転体を有する転移部と、
回転体の転移面に接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、貼着ドラムの外周面の所定位置にラベルが保持されているか否かを検出するラベル検出部と、転移部及び接着剤塗布装置の動作を制御する制御部とを備え、転移部は、回転体を自転させながら、接着剤が塗布された転移面を貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されたラベルに押し当てることで、接着剤をラベルに転移するようになっており、接着剤を転移しようとするラベルが貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されていないことがラベル検出部によって検出されたときは、制御部が、転移面が貼着ドラムの外周面に接触しない状態に回転体を保持するように転移部を制御することを特徴とする接着剤塗工ユニットを提供するものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の接着剤塗工ユニットにおいて、接着剤を転移しようとするラベルが貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されていないときは、制御部が、回転体の転移面に接着剤を塗布しないように接着剤塗布装置を制御することを特徴としている。
以上のように、請求項1に係る発明の接着剤塗工ユニットは、接着剤塗布装置によって、転移部の回転体の転移面に接着剤を塗布した後、この回転体の転移面を貼着ドラムの外周面に保持されたラベルに押し当てることで、回転体の転移面に塗布した接着剤をラベルに転移するようにしたので、外周面が弾性体によって形成されているため、外周面に十分な寸法精度を確保することができない貼着ドラムの外周面に保持されたラベルに接着剤を確実に塗工することができる。
しかも、転移部の回転体は、自転軸を軸芯とした仮想円筒体の外周面上に複数の転移面が形成されていると共に、それらの転移面間の部分が仮想円筒体の径方向内側に入り込んでおり、接着剤を転移しようとするラベルが貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されていないときは、転移部の回転体を、全ての転移面が貼着ドラムの外周面に接触しない状態で停止させるようにしたので、接着剤を転移しようとするラベルが貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されていない場合には、転移部を構成している回転体の転移面が貼着ドラムの外周面に接触することがなく、回転体の転移面に塗布された接着剤または転移後に回転体の転移面に残された接着剤が、貼着ドラムの外周面に付着することがない。
また、請求項2に係る発明の接着剤塗工ユニットは、接着剤を転移しようとするラベルが貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されていないときは、接着剤塗布装置が転移部の転移面に接着剤を塗布しないように構成されているので、ラベルに転移できない接着剤が回転体の転移面に付着した状態で固化することがなく、固化した接着剤を回転体の転移面から除去する手間を省くことができる。
この発明に係る接着剤塗工ユニットの一実施形態が搭載されたラベル貼着装置を示す概略構成図である。 (a)は同上の接着剤塗工ユニットを示す拡大平面図、(b)は同上の接着剤塗工ユニットを示す拡大側面図である。 同上の接着剤塗工ユニットを構成している転移部の回転体を示す拡大平面図である。 同上のラベル貼着装置の電気的構成を示すブロック図である。 ラベル検出位置を説明するための説明図である。 同上のラベル貼着装置のラベル装着制御を示すフローチャートである。 (a)〜(d)は同上の接着剤塗工ユニットによる接着剤のラベルへの塗工動作を示す動作説明図である。 (a)〜(d)は同上の接着剤塗工ユニットによる接着剤のラベルへの塗工動作を示す動作説明図である。 (a)〜(d)はボトル容器の供給が滞った場合の接着剤塗工ユニットの動作を示す動作説明図である。 転移部を構成している回転体の変形例を示す拡大平面図である。 他の実施例である接着剤塗工ユニットを示す部分平面図である。 接着剤が塗工されたラベルを示す裏面図である。 (a)、(b)は同上のラベルのボトル容器への貼着方法を説明するための説明図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、所定長さのラベルLが連続的に繋がった長尺帯状のラベル形成基材Mを順次切断することによって所定長さの個別のラベルLを形成しながら、そのラベルLの裏面の両端部に接着剤を塗工した後(図12参照)、図13(a)、(b)に示すように、ボトル容器Bの胴部外周面に巻き付けるようにして貼着するラベル貼着装置1を示している。このラベル貼着装置1は、同図に示すように、ベルトコンベア2a、スクリュー2b、2c、スターホイール2d及びガイドレール2eを有する容器供給ユニット2と、長尺帯状のラベル形成基材Mをロール状に巻回してなる基材ロールMRから、基材送給部3aがラベル形成基材Mを繰り出しながら、切断搬送部3bが所定長のラベルLに切断してラベル供給位置αに搬送するラベル供給ユニット3と、容器供給位置γにおいて容器供給ユニット2から供給されたボトル容器Bを受け取って、ラベル貼着位置βを経由して容器送出位置δまで搬送する容器搬送部4a及びラベル供給ユニット3から受け取った所定長のラベルLを、その貼着面を外側に向けた状態で、弾性体によって形成された外周面に吸引保持してラベル貼着位置βまで搬送する貼着ドラム4bを有するラベル貼着ユニット4と、ラベル供給位置αにおいてラベル供給ユニット3から貼着ドラム4bに引き渡されたラベルLが、ラベル供給位置αとラベル貼着位置βとの間に設定された接着剤塗工位置εを通過する際に、そのラベルLの所定位置に接着剤を塗工する接着剤塗工ユニット5と、ラベル貼着ユニット4によって、胴部外周面にラベルLが貼着されたボトル容器Bを搬出する、スターホイール6a、ガイドレール6b及びベルトコンベア6cを有する容器搬出ユニット6とから構成されており、ラベル貼着ユニット4は、ラベル貼着位置βにおいて、貼着ドラム4bの外周面の所定位置に吸引保持されたラベルLにボトル容器Bの胴部外周面を押し当てながら巻き付けることで、ラベルLをボトル容器Bの胴部外周面に貼着するようになっている。
前記接着剤塗工ユニット5は、図1及び図2(a)、(b)に示すように、接着剤を吐出する吐出ヘッド11を有する非接触式の接着剤塗布装置10と、この接着剤塗布装置10の吐出ヘッド11と貼着ドラム4bとの間に配設された転移部20とを備えており、接着剤塗布装置10の吐出ヘッド11から吐出された接着剤が、転移部20を介して、貼着ドラム4bの外周面に吸引保持されたラベルLに塗工されるようになっている。
転移部20は、図2及び図3に示すように、貼着ドラム4bの回転軸に平行な自転軸raを軸芯とした仮想円筒体cdの外周面上に等角度で形成された4つの転移面22を有する平面略十字形状の回転体21を備えており、各転移面22が、貼着ドラム4bの外周面の所定位置に吸引保持されたラベルLの端部を順次押し付けながら回転するようになっている。
接着剤塗布装置10を構成している吐出ヘッド11は、転移部20を構成している回転体21の各転移面22が対向位置にきたときに、その転移面22との間にほとんど隙間が形成されない状態で固定設置されており、回転体21の各転移面22に対して任意のタイミングで接着剤を吐出することができるようになっている。
図4は、このラベル貼着装置1の電気的構成を示すブロック図である。このラベル貼着装置1は、容器搬送制御装置1A及びラベル送り制御装置1Bを備えており、容器搬送制御装置1Aには、ラベル送り制御装置1Bが接続され、容器搬送制御装置1A及びラベル送り制御装置1Bの間では、ラベル装着動作に関するデータ及び制御信号等が互いに入出力されるようになっている。
前記容器搬送制御装置1Aには、運転スイッチ30が接続されていると共に、相互に連動している、ラベル貼着ユニット4の容器搬送部4a及び貼着ドラム4b、容器供給ユニット2のスターホイール2d、容器搬出ユニット6のスターホイール6aを回転させるラベル貼着装置1の主軸msを回転させるためのメインモータ41を駆動するインバータ31が接続されており、運転信号に基づいて、主軸msを回転動作させるための制御信号をインバータ31に出力すると、インバータ31がメインモータ41を回転駆動させ、これによって主軸msが回転する。
また、容器搬送制御装置1Aには、スクリュー2bの下流側に設定された容器検出位置ζ(図1参照)におけるボトル容器Bの有無を検出する容器検出センサ42がセンサアンプ32を介して接続されていると共に、容器供給ユニット2のスクリュー2b、2cを動作させるためのサーボモータからなるスクリューモータ43を制御するサーボアンプ33が接続されており、運転信号及び容器検出センサ42から出力される容器検出信号に基づいて、スクリュー2b、2cを動作させるための制御信号をサーボアンプ33に出力すると、サーボアンプ33からスクリュー2b、2cに対して駆動信号が出力され、これにより、スクリュー2b、2cが駆動して、容器が所定ピッチで容器供給位置γに供給される。
前記ラベル送り制御装置1Bは、ラベル供給ユニット3を構成している、基材送給部3aの駆動ローラdr及び切断搬送部3bの回転刃rb、接着剤塗工ユニット5を構成している、転移部20の回転体21及び接着剤塗布装置10の各動作を制御するものであり、ラベル送り制御装置1Bには、容器搬送制御装置1Aを介して、容器検出信号が入力されるようになっていると共に、接着剤塗工位置εの上流側に設定されたラベル検出位置η(図1参照)におけるラベルLの有無を検出するラベル検出センサ44がセンサアンプ34を介して接続されている。なお、ラベル検出位置ηは、図5に示すように、ラベルLが所定のピッチでラベル供給位置αに正常に供給されている状態において、あるラベルLの一方の端部(巻き始め端)が接着剤塗工位置εにきたときに位置している次のラベルLの一方の端部(巻き始め端)に相当する位置に設定されている。
前記ラベル送り制御装置1Bには、基材送給部3aの駆動ローラdrを回転駆動するためのサーボモータからなる定寸送りモータ45を制御するサーボアンプ35が接続されており、容器搬送制御装置1Aから出力される容器検出信号及びラベル検出センサ44から出力されるラベル検出信号に基づいて、駆動ローラdrを回転動作させるための制御信号をサーボアンプ35に出力すると、サーボアンプ35から定寸送りモータ45に対して駆動信号が出力され、これにより、定寸送りモータ45が駆動して、駆動ローラdrが回転する。
前記ラベル送り制御装置1Bには、回転刃rbを駆動するためのサーボモータからなる回転刃モータ46を制御するサーボアンプ36が接続されており、容器搬送制御装置1Aから出力される容器検出信号及びラベル検出センサ44から出力されるラベル検出信号に基づいて、回転刃rbを回転動作させるための制御信号をサーボアンプ36に出力すると、サーボアンプ36から回転刃モータ46に対して駆動信号が出力され、これにより、回転刃モータ46が駆動して、回転刃rbが回転する。
前記ラベル送り制御装置1Bには、転移部20の回転体21を駆動するためのサーボモータからなる回転体駆動モータ47を制御するサーボアンプ37が接続されており、容器搬送制御装置1Aから出力される容器検出信号及びラベル検出センサ44から出力されるラベル検出信号に基づいて、回転体21を回転動作させるための制御信号をサーボアンプ37に出力すると、サーボアンプ37から回転体モータ47に対して駆動信号が出力され、これにより、回転体駆動モータ47が駆動して、回転体21が回転する。
前記ラベル送り制御装置1Bには、接着剤塗布装置10が接続されており、容器搬送制御装置1Aから出力される容器検出信号及びラベル検出センサ44から出力されるラベル検出信号に基づいて、接着剤塗布装置10に対して接着剤の吐出信号を出力すると、これにより、吐出ヘッド11から接着剤が吐出される。
以下、容器搬送制御装置1A及びラベル送り制御装置1Bによるラベル装着制御について、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS1では、運転スイッチ30がONされたか否かが判定される。ここで、運転スイッチ30がONされた場合は(ステップS1:Yes)、ステップS2に移行して、メインモータ41及びスクリューモータ43を作動させた後、ステップS3に移行する。一方、運転スイッチ30がONされない場合は(ステップS1:No)、運転スイッチ30がONされるまで待機する。
ステップS3では、容器検出位置ζにおいて所定の検出タイミングでボトル容器Bが検出されたか否かが判定される。ここで、ボトル容器Bが検出されると(ステップS3:Yes)、ステップS4に移行して、定寸送りモータ45及び回転刃駆動モータ46を作動させて、ラベルLをラベル供給位置αに供給する。
続いて、ステップS5では、ラベル検出位置ηにおいて所定の検出タイミングでラベルLが検出されたか否かが判断される。ここで、ラベルLが検出されると(ステップS5:Yes)、ステップS6に移行して、回転体駆動モータ47を作動させ、回転体21を所定の回転角度(この場合180度)だけ回転させると共に、回転体21の回転角度が0度及び90度のときに接着剤塗布装置10を作動させ、吐出ヘッド11から回転体21の転移面22に接着剤をそれぞれ吐出した後、ステップS7に移行する。
続いて、ステップS7では、運転スイッチ30がOFFされたか否かが判定される。ここで、運転スイッチ30がOFFされない場合は(ステップS7:No)、ステップS3に戻って同様の処理を繰り返すが、運転スイッチ30がOFFされた場合は(ステップS7:Yes)、ステップS8に移行して、メインモータ41及びスクリューモータ43を停止させる。
また、ステップS3において、ボトル容器Bが検出されない場合は(ステップS3:No)、定寸送りモータ45及び回転刃駆動モータ46を作動させることなく、ステップS8に移行して、メインモータ41及びスクリューモータ43を停止させる。従って、ボトル容器Bが検出されない場合は、ラベルLがラベル供給位置αに供給されることはなく、接着剤塗布装置10及び回転体駆動モータ47が作動することもない。
また、ステップS5において、ラベルLが検出されない場合は(ステップS5:No)ステップS9に移行して、回転体駆動モータ47を作動させ、回転体21を所定の回転角度(この場合45度)だけ回転させるという異常時動作を実行することによって、回転体21の全ての転移面22が貼着ドラム4bの外周面と接触しない位置に保持した後、ステップS8に移行して、メインモータ41及びスクリューモータ43を停止させる。従って、ラベルLが検出されない場合は回転体21の転移面22に接着剤が塗布されることがなく、回転体21の転移面22に残っている接着剤が貼着ドラム4bの外周面に転移することはない。
以上のように構成された接着剤塗工ユニット5による接着剤のラベルLへの塗工動作を図7及び図8を参照しながら説明する。まず、容器供給ユニット2によってボトル容器Bが供給され始めると、その供給タイミングに合わせて、ラベル供給ユニット3がラベルLの供給を開始し、ラベル供給位置αにおいて貼着ドラム4bに引き渡されたラベルLがラベル貼着位置βに搬送され始めると共に、図7(a)に示すように、接着剤塗工ユニット5の転移部20を構成している回転体21が回転し始め、その転移面22が接着剤塗布装置10の吐出ヘッド11の対向位置を通過する際に吐出ヘッド11から接着剤が吐出され、同図(b)に示すように、接着剤gが塗布された転移面22が接着剤塗工位置εに移動していく。
続いて、同図(c)に示すように、次の転移面22が吐出ヘッド11の対向位置を通過する際に吐出ヘッド11から接着剤が吐出され、同図(d)に示すように、隣り合う2つの転移面22に接着剤gが塗布された状態で、それらの転移面22が接着剤塗工位置εに移動していく。このとき、最初に接着剤gが塗布された転移面22の1つ手前の転移面22が接着剤塗工位置εに位置しており、接着剤塗工位置εにはラベルLが存在していないが、この転移面22には接着剤が塗布されていないので、貼着ドラム4bの外周面に接着剤が付着することはない。
そして、図8(a)に示すように、接着剤gが最初に塗布された転移面22が接着剤塗工位置εに移動してきた時点では、貼着ドラム4bに吸引保持されたラベルLの一方の端部(巻き始め端)が接着剤塗工位置εに位置しており、接着剤gが最初に塗布された転移面22がラベルLの一方の端部に押し付けられることで、回転体21の転移面22からラベルLの一方の端部に接着剤gが転移され、同図(b)に示すように、一方の端部に接着剤gが塗工されたラベルLがラベル貼着位置βに移動していく。なお、接着剤gが最初に塗布された転移面22が接着剤塗工位置εに移動してきた時点では、3番目の転移面22が吐出ヘッド11の対向位置に位置しており、その転移面22に吐出ヘッド11から接着剤が吐出される。
続いて、同図(c)に示すように、接着剤gが2番目に塗布された転移面22が接着剤塗工位置εに移動してきた時点では、一方の端部に接着剤gが塗工されたラベルLの他方の端部(巻き終わり端)が接着剤塗工位置εに位置しており、接着剤gが塗布された転移面22がラベルLの他方の端部に押し付けられることで、回転体21の転移面22に塗布された接着剤gがラベルLの他方の端部に転移され、同図(d)に示すように、両端部に接着剤gがそれぞれ塗工されたラベルLがラベル貼着位置βに移動していく。
このようにして、容器供給ユニット2によってボトル容器Bが供給され続ける限り、接着剤塗工位置εに次々と搬送されてくるラベルLの両端部に接着剤gが塗工され、両端部に接着剤gがそれぞれ塗工されたラベルLがラベル貼着位置βに次々と搬送されていくことになる。
一方、何らかの理由で、容器供給ユニット2によるボトル容器Bの供給が滞った場合やラベルLの詰まり等によってラベル供給ユニット3から貼着ドラム4bにラベルLが供給されないような場合は、ラベル貼着装置1の運転が自動的に停止されることになるが、その際の接着剤塗工ユニット5の動作を図9を参照しながら説明する。
まず、図9(a)に示すように、容器供給ユニット2によるボトル容器Bの供給が滞る直前に供給されたボトル容器Bに貼着するラベルLの一方の端部(巻き始め端)が接着剤塗工位置εに移動してきた時点では、上述したように、接着剤gが塗布された転移面22からラベルLの一方の端部に接着剤gが転移されると共に、次に搬送されてくるラベルLの一方の端部に接着剤を転移するための転移面22が吐出ヘッド11の対向位置に位置しているが、次のラベルLは接着剤塗工位置εに搬送されてこないので、このとき、吐出ヘッド11は接着剤の吐出動作を行わず、同図(b)に示すように、その転移面22に接着剤が塗布されないようになっている。
続いて、同図(c)に示すように、一方の端部に接着剤gが塗工されたラベルLの他方の端部(巻き終わり端)が接着剤塗工位置εに移動してくると、上述したように、接着剤塗工位置εに位置している転移面22からラベルLの他方の端部に接着剤gが転移されると共に、次に搬送されてくるラベルLの他方の端部に接着剤を転移するための転移面22が吐出ヘッド11の対向位置に位置しているが、次のラベルLは接着剤塗工位置εに搬送されてこないので、このとき、吐出ヘッド11は接着剤の吐出動作を行わず、同図(d)に示すように、回転体21は、接着剤が塗布されていない全ての転移面22が貼着ドラム4bの外周面から完全に離反した位置で、その回転動作を停止するようになっている。
以上のように、この接着剤塗工ユニット5は、接着剤塗布装置10によって、転移部20の回転体21の転移面22に接着剤gを塗布した後、この回転体21の転移面22を貼着ドラム4bの外周面に保持されたラベルLに押し当てることで、回転体21の転移面22に塗布した接着剤gをラベルLに転移するようにしたので、外周面が弾性体によって形成されているため、外周面に十分な寸法精度を確保することができない貼着ドラム4bの外周面に吸引保持されたラベルLに接着剤gを確実に塗工することができる。
しかも、転移部20の回転体21は、自転軸raを軸芯とした仮想円筒体cdの外周面上に複数の転移面22が形成されていると共に、それらの転移面22間の部分が仮想円筒体cdの径方向内側に入り込んでおり、何らかの理由で、ラベル供給ユニット3によるラベルの供給が停止されたために、接着剤gを転移しようとするラベルが貼着ドラム4bの外周面の所定位置に吸引保持されていないときは、転移部20の回転体21を、全ての転移面22が貼着ドラム4bの外周面に接触しない状態で停止させるようにしたので、転移部20を構成している回転体21の転移面22が貼着ドラム4bの外周面に接触することがなく、回転体21の転移面22に塗布された接着剤gまたは転移後に回転体21の転移面22に残された接着剤gが、貼着ドラム4bの外周面に付着することがない。
また、この接着剤塗工ユニット5は、接着剤gを転移しようとするラベルLが貼着ドラム4bの外周面の所定位置に保持されていないときは、接着剤塗布装置10の吐出ヘッド11が転移部20を構成している回転体21の転移面22に接着剤gを吐出しないようになっているので、ラベルLに転移できない接着剤が回転体21の転移面22に付着した状態で固化することがなく、固化した接着剤を回転体21の転移面22から除去する手間を省くことができる。
なお、上述した実施形態では、転移部20の回転体21が平面十字形状を有しているが、これに限定されるものではなく、転移面22以外の部分が自転軸raを軸芯とした仮想円筒体cdの径方向内側に入り込んでいるのであれば、例えば、図10に示す回転体21Aのように、種々の形状を採用することができる。
また、上述した回転体21は4つの転移面22を有しているが、これに限定されるものではなく、少なくとも、1つの転移面を有していればよい。
また、上述した実施形態では、容器供給ユニット2によるボトル容器Bの供給が滞った場合やラベルLの詰まり等によってラベル供給ユニット3から貼着ドラム4bにラベルLが供給されないような場合は、回転体21の全ての転移面22が貼着ドラム4bの外周面から完全に離反した位置で、その回転動作を停止するようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、図11に示すように、接着剤塗布装置10(吐出ヘッド11)の配置を変更すると共に、同図に実線及び一点鎖線で示すように、回転体21を貼着ドラム4bに対して接近離反可能に構成し、回転体21を貼着ドラム4bから離反させることで、回転体21の全ての転移面22が貼着ドラム4bの外周面に接触しないようにすることも可能である。
また、上述した実施形態では、単一の吐出ヘッド11を備えた接着剤塗布装置10を採用し、ラベルLの両端部に同一種類の接着剤を同一幅で塗工するようにしているが、例えば、回転体21の隣り合う転移面22、22に対して吐出ヘッドを個別に配設することで、ボトル容器Bに貼着されるラベルLの一端と、ラベルLの一端の外面に貼着されるラベルLの他端とで、接着剤の種類や塗工幅を変えることによって接着強度を調整することも可能である。
また、上述した実施形態では、吐出ヘッド11による接着剤の吐出動作をON/OFFできる非接触式の接着剤塗布装置10を採用しているが、これに限定されるものではなく、接着剤が付着したゴムロール等の外周面を回転体21の転移面22に接触させることによって転移面22に接着剤を塗布するロールコータ等の接触式の接着剤塗布装置を採用することも可能である。こういった接触式の接着剤塗布装置を採用した場合でも、何らかの理由で、ラベル供給ユニット3によるラベルLの供給が中断されたときは、中断直前に供給されたラベルLに接着剤を塗工した後は、上述したように、転移部20の回転体21を、全ての転移面22が貼着ドラム4bの外周面に接触しない状態で停止させることによって、貼着ドラム4bの外周面に接着剤が付着するのを防止することができる。
ただし、こういった接触式の接着剤塗布装置の場合、中断直前に供給されたラベルLに接着剤を塗工した直後に、転移部20の回転体21を、全ての転移面22が貼着ドラム4bの外周面に接触しない状態で停止させるとしても、中断直前に供給された最後のラベルLの両端部に接着剤を塗工する際に、1または複数の転移面22に接着剤が塗布される可能性があり、次のラベルLが供給され始めるまでの間に転移面に塗布された接着剤が固化してしまうことになるので、回転体21の転移面22に対してゴムロール等を接近離反可能に構成し、回転体21の転移面22に接着剤を塗布したくないときは、転移面22に対してゴムロール等を離反させるようにしておくことが望ましい。
本発明の接着剤塗工ユニットは、ラベルに接着剤を塗工しながら、そのラベルを被貼着体に貼着するラベル貼着装置に利用することができる。
1 ラベル貼着装置
1A 容器搬送制御装置(制御部)
1B ラベル送り制御装置(制御部)
2 容器供給ユニット
2a ベルトコンベア
2b、2c スクリュー
2d スターホイール
2e ガイドレール
3 ラベル供給ユニット
3a 基材送給部
3b 切断搬送部
4 ラベル貼着ユニット
4a 容器搬送部
4b 貼着ドラム
5 接着剤塗工ユニット
6 容器搬出ユニット
6a スターホイール
6b ガイドレール
6c ベルトコンベア
10 接着剤塗布装置
11 吐出ヘッド
20 転移部
21、21A 回転体
22 転移面
30 運転スイッチ
31 インバータ
32、34 センサアンプ
33、35〜37 サーボアンプ
41 メインモータ
42 容器検出センサ
43 スクリューモータ
44 ラベル検出センサ(ラベル検出部)
45 定寸送りモータ
46 回転刃駆動モータ
47 回転体駆動モータ
dr 駆動ローラ
B ボトル容器
g 接着剤
L ラベル
M ラベル形成基材
MR 基材ロール
ms 主軸
ra 自転軸
rb 回転刃
cd 仮想円筒体
dr 駆動ローラ

Claims (2)

  1. 回転する貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されたラベルに被貼着物を押し当てることで、ラベルを被貼着物に貼着するラベル貼着装置に搭載される接着剤塗工ユニットであって、
    貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されたラベルに接着剤を転移する転移面が形成された回転体を有する転移部と、
    回転体の転移面に接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、
    貼着ドラムの外周面の所定位置にラベルが保持されているか否かを検出するラベル検出部と、
    転移部及び接着剤塗布装置の動作を制御する制御部と
    を備え、
    転移部は、回転体を自転させながら、接着剤が塗布された転移面を貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されたラベルに押し当てることで、接着剤をラベルに転移するようになっており、
    接着剤を転移しようとするラベルが貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されていないことがラベル検出部によって検出されたときは、制御部が、転移面が貼着ドラムの外周面に接触しない状態に回転体を保持するように転移部を制御することを特徴とする接着剤塗工ユニット。
  2. 接着剤を転移しようとするラベルが貼着ドラムの外周面の所定位置に保持されていないときは、制御部が、回転体の転移面に接着剤を塗布しないように接着剤塗布装置を制御する請求項1に記載の接着剤塗工ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020189688A (ja) * 2019-05-20 2020-11-26 株式会社フジヤマ技研 ラベル装着装置

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