JP2015048043A - 運転支援装置 - Google Patents

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Takumi Uematsu
巧 植松
光雄 玉垣
Mitsuo Tamagaki
光雄 玉垣
健介 横井
Kensuke Yokoi
健介 横井
永田 麻子
Asako Nagata
麻子 永田
洋 劉
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洋 劉
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Abstract

【課題】簡易な構成で車線変更を行いやすい状態かどうかを運転者が判断することができる運転支援装置を提供する。
【解決手段】運転支援装置1は、自車両の後側方に存在する後側方車両による車線変更時の難しさを自車両の運転者が判断する際に、後側方車両の位置と比較する固定された自車両後方の位置の目安となる車線変更支援指標M1を、車両のドアミラー13に表示する。この運転支援装置1は、既存部品であるドアミラー13を活用し、ドアミラー13の内周縁の側部に固定された表示部14aを点灯させるのみであるため、車両外部をセンシングするカメラなどの部材、およびそのセンシング結果を処理する装置を必要としない。したがって、簡易な構成としつつ、運転者は車線変更の難しさを判断することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の安全な車線変更を支援する運転支援装置に関するものである。
従来、カメラやセンサにより自車両周辺の物体を検出し、検出結果を利用して自車両の車線変更を支援する技術が知られている。(たとえば、特許文献1)
特許文献1に開示の運転支援装置は、車載カメラにより自車両の後側方を撮影し、撮影画像をモニタに表示する。また、撮影画像から検出された車間距離に基づいて生成される右左折時および車線変更時の自車両の運転を支援するためのガイド線をモニタに表示する。この運転支援装置では、自車両の隣、自車両から右左折および車線変更をすべきでない距離、右左折および車線変更時に注意が必要な距離、右左折および車線変更に問題がない距離の境界を示すものとして、ガイド線が各々生成されモニタに表示される。
特開2006−51850号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術においては、自車両の後側方を撮影するカメラや、カメラの撮影した画像に基づいて車両の運転を支援するガイド線を生成するための複雑な処理を行う電子回路などが必要とされる。そのため、カメラなどを配設するスペースを確保しなければならなかったり、装置全体が高価となりやすく、小型自動車や低価格自動車を含めた幅広い自動車への運転支援装置の搭載が困難になるという問題点がある。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、簡易な構成で車線変更を行いやすい状態かどうかを運転者が判断することができる運転支援装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、自車両と該自車両の後側方に存在する後側方車両との距離に基づいた車線変更時の難しさを自車両の運転者が判断する際に、後側方車両の位置と比較する固定された自車両後方の位置の目安となる車線変更支援指標(M1、M2)を、自車両のドアミラー(13、25、33、40)に表示する表示手段(14、26、34、41)を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、車両の既存部品であるドアミラーに車線変更時の難しさを運転者が判断するために後側方車両と位置を比較する車線変更支援指標を表示する。この車線変更支援指標は、固定された自車両後方の位置の目安となることから、後側方車両を検知するカメラなどの部材も、車両外部の検知結果を処理する装置も必要ない。したがって、運転支援装置を簡易な構成とすることができる。また、簡易な構成であることから価格を安価とすることができるため、低価格自動車を含めた幅広い自動車への運転支援装置の搭載も可能となる。
実施例1における運転支援装置1のブロック図である。 実施例1におけるドアミラー13に内装された表示装置14の模式図である。 実施例1の制御ECU14において行われる車線変更支援処理のフローチャートである。 (a)、(b)実施例1の表示装置14による車線変更支援指標の表示例を示す図である。 実施例2における運転支援装置2のブロック図である。 実施例2におけるドアミラー25に内装された表示装置26の模式図である。 実施例2の制御ECU23において行われる車線変更支援処理のフローチャートである。 (a)、(b)ドアミラー25を車両右側方から見た断面図である。 実施例2の表示装置26による車線変更支援指標の表示例を示す図である。 実施例2の表示装置26による車線変更支援指標の表示例を示す図である。 実施例2の表示装置26による車線変更支援指標の表示例を示す図である。 実施例3における運転支援装置3のブロック図である。 実施例3におけるドアミラー33に内装された表示装置34の模式図である。 実施例3の制御ECU32において行われる車線変更支援処理のフローチャートである。 実施例3の表示装置34による車線変更支援指標の表示例を示す図である。 実施例3の表示装置34による車線変更支援指標の表示例を示す図である。 実施例3の表示装置34による車線変更支援指標の表示例を示す図である。 実施例4におけるドアミラー40に内装された表示部材41の模式図である。 (a)、(b)実施例4の表示部材41よる車線変更支援指標の表示例を示す図である。
以下、本発明の運転支援装置を具体化した実施例について図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
まず、図1および図2を参照して実施例1における運転支援装置1の構成について説明する。本実施例における運転支援装置1は、自車両の車線変更時の難しさを示す車線変更支援指標M1を制御によってドアミラー13に表示するものであり、車両に搭載される。図1は運転支援装置1のブロック図、図2は後述するドアミラー16に内装された表示装置17の模式図である。なお、以下では運転支援装置1が搭載された車両を自車両という。
図1に示すように、運転支援装置1は、方向指示器10と、表示変更スイッチ11と、制御ECU12(車線変更判定手段、表示制御手段)と、ドアミラー13とから構成されている。
方向指示器10は、運転者が自車両の車線変更を行う際に車線変更方向に対応した方向指示灯を点滅させるために操作する操作器である。方向指示器10は、制御ECU12に接続されており、方向指示器10の操作状態に応じた指示器操作信号を制御ECU12に出力する。
表示変更スイッチ11は、運転者が、後述する表示装置14による車線変更支援指標M1の表示態様を変更する操作器である。変更する表示態様は、たとえば色属性であり、色属性は、たとえば、色相、彩度、輝度(あるいは明度)で表現される。この表示変更スイッチ11は、制御ECU12に接続されており、表示変更スイッチ11の操作状態に応じた表示変更信号を制御ECU12に出力する。
制御ECU12は、CPU、ROM、RAMなど(図示省略)を備えた周知のマイクロコンピュータとして構成され、ROMに格納されたプログラムに従って予め定められた演算処理を行う。演算処理においては、制御ECU12に入力される各種信号を利用する。たとえば、方向指示器10から入力される指示器操作信号に基づいて車線変更を行うか否か判断し、車線変更すると判断された場合は車線変更支援指標を表示するための表示制御信号を表示装置14に出力する。
ドアミラー13は、自車両の左右側面から側方に突出して配設され、運転者が自車両の後側方における道路状況を視認するためのミラーである。ドアミラー13は、図2に示すように、ミラー本体13aと、ミラー本体13aの周囲を囲んで収納するミラーハウジング13bにより構成され、本実施例では、ミラーハウジング13bに表示装置14(表示手段)が取り付けられている。
表示装置14は、図2に示すように、ミラーハウジング13bの周縁部に設けられ、三角形状の車線変更支援指標M1を表示する装置であり、制御ECU12から出力される表示制御信号が入力されるように構成されている。表示装置14は、この表示制御信号に基づいて車線変更支援指標M1の表示を行う。本実施例における表示装置14は、ミラーハウジング13bの内周縁の左右側部に配列されたLED等の発光素子である一対の表示部14aを備える。表示装置14は、この表示部14aの点灯により車線変更支援指標M1を表示する。
車線変更支援指標M1の高さ位置は、標準的な体格の運転者が通常の運転姿勢で、車幅方向に平行な鉛直平面と平行になっているドアミラー13を見た時を想定して調整している。さらに、後側方車両が自車両に接近中であることを想定して、車線変更時に確保する必要がある後側方車両との距離を、三角形状である車線変更支援指標M1のミラー側頂点が示すように調整されている。
このような構成の運転支援装置1における、制御ECU12の車線変更支援処理について図3を用いて説明する。この車線変更支援処理は、自車両のイグニッションキーがオンにされてからオフにされるまでの間、一定の周期(たとえば、100ms)毎に繰り返し実行される。
まずS101では、方向指示器10の指示器操作信号に基づいて、方向指示器10がオン操作されたか否かを判定する。ここで、方向指示器10がオン操作されていない場合は、運転者に車線変更の意思がないため車線変更支援指標M1の表示をする必要がないと考えられる。一方、方向指示器10がオン操作された場合は、運転者に車線変更の意思があるため車線変更支援指標M1の表示をする必要があると考えられる。
S101において、方向指示器10がオン操作されていないと判定された場合(S101:No)、S101の処理に戻る。
一方、S101において、方向指示器10がオン操作されたと判定された場合(S101:Yes)、表示装置14により車線変更支援指標M1を表示させる(S102)。すなわち、表示部14aを点灯させるための表示制御信号を表示装置14に出力する。これにより、表示装置14は、図4に示すように、表示部14aを点灯することによって車線変更支援指標M1を表示する。
ここで、本実施例における車線変更の難しさの判断の考え方について説明する。自車両の後側方に存在し、車線変更先の車線を走行する後側方車両は、自車両との距離が大きいほど、ミラー本体13a上で高い位置に映る。これに対して、一対の表示部14aを結ぶことにより想像できる仮想判断基準線(図4(a)におけるミラー本体13a中の破線)は、固定された自車両後方の位置の目安となる。
そのため、たとえば、図4(a)のように、ミラー本体13aに映る後側方車両の下端の高さ位置が、その仮想判断基準線の高さ位置よりも高い場合には、運転者は後側方車両と自車両との距離が大きく車線変更が容易であると判断することができる。一方、図4(b)のように、ミラー本体13aに映る後側方車両の下端の高さ位置が仮想判断基準線の高さ位置よりも低い場合には、運転者は後側方車両と自車両との距離が小さく車線変更が困難であると判断することができる。
次に、S103では、方向指示器10の指示器操作信号に基づいて、方向指示器10がオフ操作されたか否かを判定する。ここで、方向指示器10がオフ操作されていない場合は、車線変更が終了しておらず車線変更支援指標M1をまだ表示する必要がある可能性がある。これに対して、方向指示器10がオフ操作された場合は、車線変更が終了し車線変更支援指標M1の表示をする必要がないと考えられる。
S103において、方向指示器10がオフ操作されていないと判定された場合(S103:No)、表示変更スイッチ11から表示変更信号が入力されたか否かを判定する(S104)。S104において、表示変更信号が入力されていないと判定された場合(S104:No)、そのままS103の処理に戻り、表示装置14による車線変更支援指標M1の表示を継続する。
一方、S104において、表示変更信号が入力されたと判定された場合(S104:Yes)、表示装置14における車線変更支援指標M1の表示色属性を変更する(S105)。表示装置14における車線変更支援指標M1の表示色属性の変更としては、表示部14aの点灯色や点灯輝度などの変更を行う。たとえば、表示変更スイッチ11から点灯輝度を大きくする表示変更信号を受けた場合には、表示装置14の表示部14aの点灯輝度を大きく変更するための表示制御信号を表示装置14に出力する。また、表示変更スイッチ11から点灯色をより視認しやすい色に変更する表示変更信号を受けた場合には、表示装置14の表示部14a点灯色を赤色に変更するための表示制御信号を表示装置14に出力する。これにより、表示装置14は、表示部14aによる車線変更支援指標M1の表示色属性を変更して表示する。なお、表示色属性の変更には、消灯は含まない。表示色属性を変更した後は、S103の処理に戻り、表示装置14による車線変更支援指標M1の表示を継続する。
一方、S103において、方向指示器10がオフ操作されたと判定された場合(S103:Yes)、表示装置14による車線変更支援指標M1の表示を非表示にする(S106)。すなわち、方向指示器10がオフ操作されたという判定結果を受けて、表示装置14の表示部14aを消灯させるための表示制御信号を表示装置14に出力する。これにより、表示装置14は、表示部14aによる車線変更支援指標M1の表示を非表示にする。そして、車線変更支援処理を終了し、最初のS101の処理へ戻る。
最後に、効果について説明する。本実施例によれば、運転支援装置1は、車両の既存部品であるドアミラー13に車線変更支援指標M1を表示する。この運転支援装置1は、既存部品であるドアミラー13を活用し、このドアミラー13の内周縁の側部に固定された表示部14aを点灯させるのみであり、車両外部をセンシングするカメラなどの部材、およびそのセンシング結果を処理する装置を必要としない。したがって、簡易な構成としつつ、運転者は車線変更の難しさを判断することができる。また、運転支援装置1は簡易な構成であることから、カメラなどの部材を配設するためのスペースを確保する必要性がなく、さらに価格を安価とすることができるため、小型自動車や低価格自動車を含めた幅広い自動車への運転支援装置1の搭載も可能となる。
また、本実施例では、運転者が表示変更スイッチ11を操作することにより表示装置14の車線変更支援指標M1の表示色属性を変更する。そのため、運転者の要求に沿った車線変更支援指標M1の表示を行うことができ、表示装置14における車線変更支援指標M1をより視認し易くすることが可能となる。
(実施例2)
次に、図5および図6を参照して実施例2における運転支援装置2の構成について説明する。本実施例における運転支援装置2は、ドアミラー25に表示した車線変更支援指標M1の表示高さを、自車両のドアミラー25の角度に基づいて変更するものであり、車両に搭載される。図5は運転支援装置2のブロック図、図6は後述するドアミラー25に内装された表示装置26の模式図である。
図5に示すように、運転支援装置2は、ミラー角度操作スイッチ20と、方向指示器21と、ミラー角度センサ22と、制御ECU23(車線変更判断手段、表示制御手段)と、ドアミラーモータ24と、ドアミラー25とから構成されている。ここでは、実施例1と相違する構成要素についてのみ説明し、共通する構成要素については、必要とされる箇所以外説明を省略する。
ミラー角度操作スイッチ20は、運転者が自車両のドアミラー25の角度を調整する操作器である。ミラー角度操作スイッチ20は、制御ECU23に接続されており、ミラー角度操作スイッチ20の操作状態に応じたミラー角度操作信号を制御ECU23に出力する。
ミラー角度センサ22は、ミラー角度操作スイッチ20が操作されることにより回動するドアミラー25の角度を検出するセンサである。本実施例では、車両前後方向鉛直平面において車幅方向と平行な車幅方向鉛直面とドアミラー25の鏡面とがなす角度であるミラー角度を検出する。ミラー角度センサ22は、制御ECU23に接続されており、ミラー角度センサ22の検出した検出ミラー角度θに応じたミラー角度信号を制御ECU23に出力する。
ドアミラーモータ24は、ドアミラー25をミラー中心を通る垂直軸周りおよびミラー中心を通る水平軸周りに回動させるためのモータである。
ドアミラー25は、ミラー角度操作スイッチ20の操作によって電気的に角度が調整できる電動ミラーである。正確には、ドアミラー25を構成するミラー本体25aとミラーハウジング25bのうち、ミラー本体25aのみがドアミラーモータ24と連動して回動し、ミラー本体25aの角度が調整される。調整完了後のミラー本体25aの角度情報は、ミラー角度センサ22によって制御ECU23へ出力される。
表示装置26は、図6に示すように、ミラーハウジング25bの内周縁の左右側部に上下方向に複数配列されたLED等の一対の表示部26a、26b、26cの点灯により車線変更支援指標M1を表示させる発光表示装置とする。
このような構成の運転支援装置2における、制御ECU23の車線変更支援処理について図7を用いて説明する。まず、S201では、ミラー角度操作スイッチ20のミラー角度操作信号が入力されたか否かを判定する。S201において、ミラー角度操作信号が入力されていないと判定された場合(S201:No)、S203の処理へ進む。
一方、S201において、ミラー角度操作信号が入力されたと判定された場合(S201:Yes)、ミラー本体25aの角度調整を行う(S202)。すなわち、ミラー角度操作スイッチ20のミラー角度操作信号を受けて、運転者の要求するミラー角度に応じた角度調整信号をドアミラーモータ24に出力する。これにより、ドアミラーモータ24が作動してミラー本体25aの角度が調整される。
続いて、S203では、方向指示器21の指示器操作信号に基づいて、方向指示器21がオン操作されたか否かを判定する。S203において、方向指示器21がオン操作されていないと判定された場合(S203:No)、S201の処理に戻る。
一方、S203において、方向指示器21がオン操作されたと判定された場合(S203:Yes)、ミラー角度センサ22により検出されるミラー角度θ(以下、検出ミラー角度θ)の大きさを判定する。本実施例では、自車両が走行する路面に対してミラー本体25aが垂直状態ときのミラー角度θを基準ミラー角度θsとする。検出ミラー角度θはこの基準ミラー角度θsを基準(0°)とする。検出ミラー角度θは図8に示す角度である。すなわち、車両前後方向鉛直面においてミラー本体25aの鏡面上側部分25cが、車両幅方向に平行な平面である車両幅方向面Pとの成す角である。
S204で、検出ミラー角度θが基準ミラー角度θsに対して+θth1以上かつ+θth2以下であるか否かを判定する。θth2はたとえば5°であり、θth1はそれよりも小さい角度である。図8(a)は検出ミラー角度θが基準ミラー角度θsに対してθth2大きい状態を示している。
S204において、検出ミラー角度θが基準ミラー角度θsに対してθth1以上かつθth2以下であると判定された場合(S204:Yes)、表示装置26にて車線変更支援指標M1を基準位置よりも低い位置で表示させる(S205)。ここにおける基準位置とは、図6における表示部26bの高さである。表示部26bの高さは、自車両が走行する路面に対してミラー本体25aが垂直状態のとき、即ちミラー本体25aが基準ミラー角度θsのときの車線変更支援指標M1の表示位置であり、実施例1の表示部14aと同じ位置である。S205では、この表示部26bよりも低い位置にある表示部26cを点灯させる。
S205の処理は、具体的には、表示装置26における車線変更支援指標M1の基準位置である表示部26bよりも低い位置の表示部26cを点灯させるための表示制御信号を表示装置26に出力する。これにより表示装置26は、図9に示すように、基準位置である表示部26bよりも低い位置の表示部26cを点灯させることによって車線変更支援指標M1を表示する。
表示部26cの位置は、表示部26bと同じ運転者を想定し、その運転者がミラー角度を+θth2としたとき、ミラーに映る像において、車線変更時に確保する必要がある後側方車両との距離を示す位置に設定されている。したがって、ミラー本体25aに映る後側方車両の下端の高さ位置が、表示部26cによる仮想判断基準線(ミラー本体25a中の破線)の高さ位置よりも高い場合には、運転者は後側方車両と自車両との距離が大きく車線変更が容易であると判断することができる。また、ミラー本体25aに映る後側方車両の下端の高さ位置が、表示部26cによる仮想判断基準線の高さ位置よりも低い場合には、運転者は後側方車両と自車両との距離が小さく車線変更が困難であると判断することができる。
一方、S204がNoと判定された場合、検出ミラー角度θが−θth2〜−θth1の範囲であるか否かを判定する(S206)。たとえば、図8(b)は検出ミラー角度θが基準ミラー角度θsに対して−θth2である状態を示している。
S206がYesの場合、表示装置26にて車線変更支援指標M1を基準位置よりも高い位置で表示させる(S207)。具体的には、表示装置26における車線変更支援指標M1の基準位置である表示部26bよりも高い位置の表示部26aを点灯させるための表示制御信号を表示装置26に出力する。これにより表示装置26は、図10に示すように、基準位置である表示部26bよりも高い位置の表示部26aを点灯させることによって車線変更支援指標M1を表示する。
表示部26aの位置は、表示部26bと同じ運転者を想定し、その運転者がミラー角度を−θth2としたとき、ミラーに映る像において、車線変更時に確保する必要がある後側方車両との距離を示す位置に設定されている。したがって、ミラー本体25aに映る後側方車両の下端の高さ位置が、表示部26aによる仮想判断基準線の高さ位置よりも高い場合には、運転者は後側方車両と自車両との距離が大きく車線変更が容易であると判断することができる。また、ミラー本体25aに映る後側方車両の下端の高さ位置が、表示部26aによる仮想判断基準線の高さ位置よりも低い場合には、運転者は後側方車両と自車両との距離が小さく車線変更が困難であると判断することができる。
一方、S206もNoの場合には、検出ミラー角度θが−θth1〜+θth1の間であるか否かを判定する(S208)。この判断がNoである場合には、検出ミラー角度θは、−θth2よりも小さいか、+θth2よりも大きいかのいずれかである。この場合には、車線変更支援指標M1を非表示のままとする(S211)。これは、本実施例では車線変更支援指標M1を、検出ミラー角度θが−θth2〜+θth2の範囲に対応した3位置(低位置、高位置、基準位置)しか用意していないからである。それにもかかわらず、検出ミラー角度θが−θth2よりも小さい、あるいは、+θh2よりも大きいときに3位置のいずれかの車線変更支援指標M1を表示してしまうと、運転者に車線変更の適否を誤解させてしまうおそれがある。なお、もちろん、4位置以上、車線変更支援指標M1を表示できるようにしてもよい。
S208がYesの場合には、表示装置26にて車線変更支援指標M1を基準位置で表示させる(S209)。具体的には、表示装置26における車線変更支援指標M1の基準位置である表示部26bを点灯させるための表示制御信号を表示装置26に出力する。これにより表示装置26は、図11に示すように、基準位置である表示部26bを点灯させることによって車線変更支援指標M1を表示する。
このとき、ミラー本体25aに映る後側方車両の下端の高さ位置が、表示部26bによる仮想判断基準線の高さ位置よりも高い場合には、運転者は後側方車両と自車両との距離が大きく車線変更が容易であると判断することができる。また、ミラー本体25aに映る後側方車両の下端の高さ位置が、表示部26bによる仮想判断基準線の高さ位置よりも低い場合には、運転者は後側方車両と自車両との距離が小さく車線変更が困難であると判断することができる。
次に、S210では、方向指示器21の指示器操作信号に基づいて、方向指示器21がオフ操作されたか否かを判定する。S210において、方向指示器21がオフ操作されていないと判定された場合(S210:No)、S204の処理に戻り、表示装置26による車線変更支援指標M1の表示を継続する。
一方、S210において、方向指示器21がオフ操作されたと判定された場合(S210:Yes)、表示装置26による車線変更支援指標M1の表示を非表示にする(S211)。そして、車線変更支援処理を終了し、最初のS201の処理へ戻る。
最後に、効果について説明する。本実施例によれば、運転支援装置2は、車両の既存部品であるドアミラー25を活用しており、ドアミラー25の内周縁の側部に固定された3つの表示部26a〜26cのいずれかを検出ミラー角度θに応じて点灯する。このような運転支援装置2は、車両外部をセンシングするカメラなどの部材、およびそのセンシング結果を処理する装置を必要としないため簡易且つ安価な構成としつつ、運転者は車線変更の難しさを判断することができる。また、小型自動車や低価格自動車を含めた幅広い自動車への運転支援装置2の搭載も可能となる。
また、本実施例では、車両のドアミラー25の検出ミラー角度θを検出し、検出ミラー角度θが基準ミラー角度θsよりもθth1以上大きくθth2以下の場合は表示部26cを点灯することによって車線変更支援指標M1の表示を行う。また、検出ミラー角度θが基準ミラー角度θsよりも−θth2以上大きく−θth1以下の場合は表示部26aを点灯することによって車線変更支援指標M1の表示を行う。このように、検出ミラー角度θに応じて車線変更支援指標M1の高さ位置を変更する。そのため、実際の後側方車両の位置が同じである場合にミラー内に映る後側方車両の位置がミラーの傾きにより変化しても、運転者は点灯した表示部26a、26b、26cの車線変更支援指標M1に基づいて車線変更の難しさを判断することができる。これにより、運転者が好みのミラー角度に調整した場合や、体格の違いなどによる目線の高さに応じてミラー角度を調整した場合にも対応することができる。
(実施例3)
次に、図12を参照して実施例3における運転支援装置3の構成について説明する。本実施例における運転支援装置3は、自車両の走行路に基づいて、車線変更支援指標M1を制御によってドアミラー33に表示するものであり、車両に搭載される。図12は運転支援装置3のブロック図である。
図12に示すように、運転支援装置3は、方向指示器30と、ナビゲーションECU31と、制御ECU32と、ドアミラー33とから構成されている。ここでは、実施例1および実施例2と相違する構成要素についてのみ説明し、共通する構成要素については、必要とされる箇所以外説明を省略する。
ナビゲーションECU31(以下、ナビECU31)は、外部より受信するGPS信号や車両内部に備える道路地図データ等に基づき、自車両の現在位置の検出、その現在位置の道路種別、現在位置周辺の車線数等の走行道路情報の検出等を行う電子制御装置である。ナビECU31は、制御ECU32に接続されており、ナビECU31における走行道路情報を制御ECU32に出力する。
表示装置34は、図13に示すように、ミラーハウジング33bの内周縁の左右側部に上下方向に複数配列されたLED等の表示部34a、34bの点灯により車線変更支援指標M1を表示させる発光表示装置とする。
このような構成の運転支援装置3における、制御ECU32の車線変更支援処理について図14を用いて説明する。まずS301では、方向指示器30の指示器操作信号に基づいて、方向指示器30がオン操作されたか否かを判定する。S301において、方向指示器30がオン操作されていないと判定された場合(S301:No)、S301の処理に戻る。
一方、S301において、方向指示器30がオン操作されたと判定された場合(S301:Yes)、ナビECU31の走行道路情報に基づいて、自車両が高速道路を走行中か否かを判定する(S302)。
S302において、自車両が高速道路を走行中であると判定された場合(S302:Yes)、表示装置34にて車線変更支援指標M1を基準位置よりも高い位置で表示させる(S303)。ここにおける基準位置とは、自車両が一般道路を走行するときの、表示装置34における車線変更支援指標M1の表示位置である表示部34bの高さ位置のことを指し、実施例1の車線変更支援指標M1の位置と同じ高さであるとする。
S303の処理は、具体的には、走行路判定結果を受けて、表示装置34における車線変更支援指標M1の基準位置である表示部34bよりも高い位置の表示部34aを点灯させるための表示制御信号を表示装置34に出力する。これにより、表示装置34は、図15、16に示すように、基準位置である表示部34bよりも、高い位置の表示部34aを点灯することによって車線変更支援指標M1を表示する。
一方、S302において、自車両が高速道路を走行中でないと判定された場合(S302:No)、表示装置34にて車線変更支援指標M1を基準位置で表示させる(S304)。具体的には、走行路判定結果を受けて、表示装置34における車線変更支援指標M1の基準位置である表示部34bを点灯させるための表示制御信号を表示装置34に出力する。これにより、表示装置34は、図17に示すように、基準位置である表示部34bを点灯することによって車線変更支援指標M1を表示する。
ここで、本実施例における車線変更の難しさの判断の考え方について説明する。車線変更の難しさは、自車両のミラー本体33a上における後側方車両の映る高さ位置が同じ、即ち自車両と後側方車両との距離が同じである場合でも、自車両が一般道路を走行中か、高速道路を走行中かによって異なる。自車両が一般道路を走行中に車線変更が容易であると判断される距離であっても、自車両が高速道路を走行中であれば、後側方車両の相対速度が一般道路走行時よりもさらに速い可能性がある。よって、より広い車間距離があるときに車線変更するのが適切である。
たとえば、図15は、表示部34aの点灯中、即ち自車両が高速道路を走行中である。ミラー本体33aに映る後側方車両の下端の高さ位置は、一般道路走行時の車線変更支援指標M1である表示部34bによる仮想判断基準線(ミラー本体33a中の破線)の高さ位置よりも高くなっている。しかし、表示部34aによる仮想判断基準線の高さ位置よりも低いので、運転者は車線変更が困難であると判断することになる。
そのため、図16のように、表示部34aの点灯中は、ミラー本体33aに映る後側方車両の下端の高さ位置が、表示部34aによる仮想判断基準線の高さ位置よりも高くなった場合のみ、車線変更が容易であると判断するのが適切である。また、図17のように、表示部34bが点灯中、即ち自車両が一般道路を走行中に、ミラー本体33aに映る後側方車両の下端の高さ位置が、表示部34bによる仮想判断基準線の高さ位置よりも高い場合は、運転者は車線変更が容易であると判断してもよい。
次に、S305では、方向指示器30の指示器操作信号に基づいて、方向指示器30がオフ操作されたか否かを判定する。S305において、方向指示器30がオフ操作されていないと判定された場合(S305:No)、S302の処理に戻り、表示装置34による車線変更支援指標M1の表示を継続する。
一方、S305において、方向指示器30がオフ操作されたと判定された場合(S305:Yes)、表示装置34による車線変更支援指標M1の表示を非表示にする(S306)。そして、車線変更支援処理を終了し、最初のS301の処理へ戻る。
最後に、効果について説明する。本実施例によれば、運転支援装置3は、車両の既存部品であるドアミラー33に車線変更支援指標M1を表示する。このような運転支援装置3は、ナビゲーション装置を必要とするが、ナビゲーション装置は多くの車両に搭載されており、ナビゲーション装置を搭載している車両においては、別途、特別な装置を必要としない。つまり、この運転支援装置3に専用の装置構成を簡易且つ安価な構成としつつ、運転者は車線変更の難しさを判断することができる。ナビゲーション装置は低価格自動車に搭載されることも多くなっていることから、低価格自動車を含めた幅広い自動車への運転支援装置3の搭載も可能となる。
また、本実施例では、車両の走行する道路を判定し、高速道路を走行中の場合は表示部34aを点灯し、一般道路を走行中の場合は表示部34bを点灯することによって車線変更支援指標M1の表示を行う。このように、車両の走行路に応じて車線変更支援指標M1の高さ位置を変更するため、走行路による車線変更の難しさの違いがあっても、運転者は点灯した表示部34a、34bの車線変更支援指標M1に基づいて車線変更の難しさの判断を行うことができる。
(実施例4)
次に、図18を参照して実施例4における運転支援装置4の構成について説明する。本実施例における運転支援装置4は、ドアミラー40への構造付加によって車線変更支援指標である判断基準線M2をドアミラー40に表示するものであり、車両に搭載される。図18は運転支援装置4におけるドアミラー40の模式図である。
図18に示すように、ドアミラー40は、ミラー本体40aと、ミラー本体40aの周囲を囲んで収納するミラーハウジング40bにより構成され、本実施例では、ミラー本体40aに表示部材41(表示手段)が設けられている。
表示部材41は、ミラー本体40aの全体に貼付される部材であり、運転者による判断基準線M2の視認が可能な視認角度を制限する機能を持って判断基準線M2を表示する(視認角制限手段)。そのような機能を持つ表示部材41としては、たとえば、透明シートの一部または全部をレンチキュラーレンズ形状とし、レンズ背面に判断基準線M2が所定位置に描かれた透明シートを貼り付けたシートを用いることができる。レンチキュラーレンズ形状部分による光の屈折により、運転者の視認角度が正しい運転姿勢のときの角度範囲であって、かつ、ミラー角度も正しく調整されているときに、判断基準線M2が運転者に視認できる。
判断基準線M2は水平な線状であり、この判断基準線M2の高さ位置は、実施例1の車線変更支援指標M1の位置と同じ高さであるとする。
運転者のドアミラー40を見る角度、即ち表示部材41を見る角度が、正しい運転姿勢による視認角度である場合には、判断基準線M2の視認が可能である。また、反対に運転者が身を乗り出したりするような正しい運転姿勢による視認角度でない場合には、判断基準線M2は視認できない。
このような構成の運転支援装置4について図19を用いて車線変更の難しさの判断の考え方を説明する。図19は、運転者が正しい運転姿勢による視認角度で表示部材41を見た場合に、判断基準線M2が表示されている状態である。
自車両の後側方に存在し、車線変更先の車線を走行する後側方車両は、自車両との距離が大きいほど、ミラー本体40a上で高い位置に映る。そのため図19(a)のように、ミラー本体40aに映る後側方車両の下端の高さ位置が、表示部材41により表示される判断基準線M2の高さ位置よりも高い場合には、運転者は後側方車両と自車両との距離が大きく車線変更が容易であると判断することができる。また、図19(b)のように、ミラー本体40aに映る後側方車両の下端の高さ位置が、表示部材41により表示される判断基準線M2の高さ位置よりも低い場合には、運転者は後側方車両と自車両との距離が小さく車線変更が困難であると判断する。
最後に、効果について説明する。本実施例によれば、運転支援装置4は車両の既存部品であるミラー本体40aに、車線変更支援指標となる判断基準線M2を表示する表示部材41を貼付するだけの簡易且つ安価な構成としつつ、運転者は車線変更の難しさを判断することができる。これにより運転支援装置4は、実施例1乃至実施例3に記載の運転支援装置1、2、3よりも、低価格自動車を含めた幅広い自動車へ搭載が可能になる。
また本実施例では、判断基準線M2を表示する表示部材41が、運転者による判断基準線M2の視認が可能な視認角度を制限する機能を持つことによって、判断基準線M2を見ようとする姿勢が運転の妨げになることを防ぎ、安全性を確保することができる。
なお、本発明は上述した本実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更を施すことが可能である。
(変形例1)
実施例1では、表示装置14は表示部14aの点灯により車線変更支援指標M1を表示する例を示したが、表示部をひとつに限らず複数設けて自車両の車線変更時の難しさを数段階で表示してもよい。たとえば、ミラーハウジング13bの内周縁の左右側部に上から一対の表示部14a、14b、14cの3つを配列し、同時に全て点灯させることで車線変更時の難しさを3段階で表示する。この場合、3対の表示部14a〜14cにより想像できる3本の仮想判断基準線は、上側ほど、自車両から遠い位置を示している。そのため、ミラーに映る後側方車両の下端が3本の仮想判断基準線のうち、より上側の線の上方にあるほど車線変更は容易であることになる。
このとき、表示部14a、14b、14cがそれぞれ点灯することにより表示される各対の車線変更支援指標を他の対の車線変更支援指標と区別しやすくするために、各々車線変更の難しさに応じた色で点灯されるとしてもよい。ここでは、たとえば、車線変更が容易であることを示す表示部14aは青色、車線変更が少し困難であることを示す表示部14bは黄色、車線変更が困難であることを示す表示部14cは赤色で点灯されるとする。
(変形例2)
実施例2および3では、複数設けられた表示部の中から自車両のドアミラーの角度や走行路に基づいて、適切な表示部を点灯させる例を示したが、これに限られるものではない。運転者に現在のドアミラー角度の状態や走行路を認識させやすくするために、各々の表示部の色を違うものとしてもよい。たとえば、自車両が一般道路走行時に点灯する表示部34aを青色、高速道路走行時に点灯する表示部34bを赤色に点灯させてもよい。
(変形例3)
実施例3では、ナビECU31の走行道路情報に基づいて、自車両の走行する道路が高速道路であるか一般道路であるか判定する例を示したが、車速センサを用いて自車両の車速を検出し、検出車速に基づいて自車両の走行する道路を判定してもよい。
(変形例4)
実施例4では、車線変更支援指標を表示する表示部材41が、運転者による車線変更支援指標の視認が可能な視認角度を制限する機能を持つ例を示したが、これに限られるものではない。この機能を持たず、単に、透明なシール素材に車線変更支援指標である判断基準線M2をプリントしたものを表示部材41としてもよい。
さらに、実施例2のような車両のドアミラー角度や実施例3のような自車両の走行路に応じた判断基準線M2を表示部材41に複数設けてもよい。これにおいても、ドアミラー角度や走行路による車線変更の難しさの違いの影響を受けることなく、車線変更の難しさの判断を行うことができる。この場合、判断基準線M2とミラー角度、または判断基準線M2と走行路種別との対応を分かりやすくするために、判断基準線M2は、互いに異なる色や線種としてもよい。
(変形例5)
実施例2や3のように、高さが互いに異なる複数の表示部を備え、車線変更時にどの表示部を表示させるかを運転者が設定できるようになっていてもよい。
(変形例6)
実施例2では、検出ミラー角度θが基準ミラー角度θsよりも小さい場合、および、大きい場合それぞれに対応した1対の表示部26a、26cを備える例を示したが、これに限られるものではない。検出ミラー角度θが基準ミラー角度θsよりも小さい複数の角度範囲に対応して表示高さの異なる複数の表示部、および、検出ミラー角度θが基準ミラー角度θsよりも大きい複数の角度範囲に対応して表示高さの異なる複数の表示部を備えていてもよい。
(変形例7)
実施例1〜3では、車線変更支援指標M1を表示する表示装置が、三角形状をなす例を示したが、運転者がドアミラーを見た際に、一対の表示部を結ぶことにより仮想判断基準線を直感的に想像できる形状になっていればよい。たとえば、横長の棒状をなしていてもよい。
また、実施例2および3では、表示装置をなす表示部、たとえばLEDを個々に配列させているが、これに限られるものではない。たとえば、長手方向に延びる基板にLEDを敷き詰めたものを、一つの表示部としてミラーハウジングの内周縁の左右側部に上下方向に設けてもよい。これにおいても、基板上のLEDの中から自車両のドアミラーの角度や走行路に基づいて、適切な高さ位置のLEDを点灯させることができる。
また、実施例1〜3では、表示装置がミラーハウジングの周縁部に設けられる例を示したが、ミラー本体内に設けられてもよい。たとえば、ミラー本体の外周縁の左右側部付近にLEDを内蔵する構成とする。このような構成では、方向指示器がオン操作された場合に、ミラー本体越しにLEDが点灯され車線変更支援指標M1が表示される。また、方向指示器がオン操作されていない場合はLEDが点灯しないため、運転者によるドアミラーの視認がしやすくなる。
1、2、3、4 運転支援装置、 20 ミラー角度操作スイッチ、 10、21、30 方向指示器、 22 ミラー角度センサ、 11 表示変更スイッチ、 12、23、32 制御ECU、 24 ドアミラーモータ、 13、25、33 ドアミラー、 13a、25a、33a ミラー本体、 13b、25b、33b ミラーハウジング、 14、26、34 表示装置、 M1 車線変更支援指標、 M2 判断基準線(車線変更支援指標)

Claims (9)

  1. 自車両と該自車両の後側方に存在する後側方車両との距離に基づいた車線変更時の難しさを前記自車両の運転者が判断する際に、前記後側方車両の位置と比較する固定された自車両後方の位置の目安となる車線変更支援指標(M1、M2)を、該自車両のドアミラー(13、25、33、40)に表示する表示手段(14、26、34、41)を備えることを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記表示手段(26)は、前記車線変更支援指標を複数の上下方向位置に表示可能に構成されており、
    車両前後方向鉛直面において前記ドアミラーの鏡面上側部分と車両幅方向面とのなす角度をミラー角度とし、
    路面に対して該ドアミラーが垂直状態のときの前記ミラー角度および前記表示手段による前記車線変更支援指標の表示位置を、それぞれ基準ミラー角度および基準位置とした場合に、
    前記表示手段は、前記ミラー角度が前記基準ミラー角度よりも大きい場合には、前記車線変更支援指標を前記基準位置よりも低い位置に表示することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記表示手段(34)は、前記車線変更支援指標を複数の上下方向位置に表示可能に構成されており、
    前記表示手段は、前記自車両の走行路が高速道路のときの前記車線変更支援指標を一般道路のときの前記車線変更支援指標よりも高い位置に表示することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  4. 前記表示手段は、前記車線変更支援指標を同時に複数表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の運転支援装置。
  5. 前記車線変更支援指標は、前記表示手段における表示位置に応じて該車線変更支援指標の表示態様が異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の運転支援装置。
  6. 前記ドアミラーは、ミラー本体(13a、25a、33a)と該ミラー本体の周囲を囲んで収納するミラーハウジング(13b、25b、33b)とにより構成され、
    前記表示手段(14、26、34)は、前記ミラーハウジングに設けられ電気的に制御されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の運転支援装置。
  7. 前記自車両の方向指示器の操作に基づいて車線変更を行うか否かを判定する車線変更判定手段(S101、S203、S301)と、
    前記表示手段による前記車線変更支援指標の表示を制御する表示制御手段(S102、S205、S207、S209、S303、S304)と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記車線変更判定手段において車線変更操作が行われたと判定された場合に、前記表示手段に前記車線変更支援指標を表示させることを特徴とする請求項6に記載の運転支援装置。
  8. 前記ドアミラーは、ミラー本体(40a)と該ミラー本体の周囲を囲んで収納するミラーハウジング(40b)とにより構成され、
    前記表示手段(41)は、前記ミラー本体に貼付される部材であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の運転支援装置。
  9. 前記表示手段は、前記自車両の運転者による前記車線変更支援指標の視認が可能な視認角度を制限する視認角制限手段を有することを特徴とする請求項8に記載の運転支援装置。
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