JP4943367B2 - 車両用情報表示装置 - Google Patents
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Description
一方、ドライバによる障害物の視認性が高い場合に障害物に重ねてマークを虚像表示すると、ドライバはマークにより障害物の位置と種類は認識できるものの、障害物を直視できないため、障害物の具体的な情報を得られないという問題点があった。
これにより、ドライバの視界には視認性推定手段で推定された障害物の視認性に応じた表示像の表示像が表示されるため、障害物を検知した際にドライバの視界に表示する虚像を障害物の視認性に応じて変更することにより、適切な情報表示をドライバに提供できる。
図1は実施例1の車両用情報表示装置が採用された車両を説明する図、図2は実施例1の車両用情報表示装置のシステム構成図、図3は実施例1の表示制御を説明するフローチャート図、図4、5は実施例1の車両用情報表示装置のドライバの視界を説明する図である。
図1に示すように、実施例1の車両用情報表示装置1では、車両2に所謂ヘッドアップディスプレイ3が搭載されており、このヘッドアップディスプレイ3は、車両2のインストパネル内に設けられた光源4から表示器5に光を投光し、表示器5に表示した表示像を反射鏡6でフロントガラス7に反射させることにより、虚像8をドライバ9の視界に重畳して表示するものである。
さらに、表示器5の表示像の表示制御はコントローラ10で行われている。
また、コントローラ10は、各種機器16及び各種センサ17等と電気的に接続されている。
あるいは、遠赤外線カメラ16b、超音波測距装置16c(所謂レーザレーダ装置)等を用いて、障害物の有無を判断する。
実施例1では、車両2の走行車線上の障害物の有無を判断するが、走行車線以外の道路や側方の障害物も検出するようにしても良い。
あるいは、遠赤外線カメラ16bで撮像された映像と可視光カメラ16aで撮像された映像の差からドライバ9の視認性の良否を推定する。
あるいは、車外の明るさを検出する照度センサ17aや雨量を検出するレインセンサ17b等の各種機器17、またはフォグランプ16d(ヘッドランプ)やワイパー16e等の各種機器16の作動状況から車外の周囲状況(例えば霧や雨天等)を判断してドライバ9の視認性の良否を推定する。
なお、表示器5の表示像の虚像8は、ヘッドアップディスプレイ3の表示範囲を十分に広くとり、表示器5内での表示位置を変えることによって、ドライバ9の視界、詳細にはドライバ9から障害物が見える位置に重畳して見えるようになっている。
この際、虚像の位置を反射鏡6の角度調整で行っても良いし、併用しても良い。
一方、障害物の位置に重ねて表示する障害物重畳用の表示像としてマーク19(図5参照)が採用されており、このマーク19は、障害物の種類を公知のパターンマッチング等により特定・抽出して決定される他、障害物に合わせたサイズ、所定の色、及び輝度を有して重ねた状態で配置される。
[コントローラによる表示制御処理]
次に、図3のフローチャート図を用いて、コントローラ10による表示制御処理について説明する。
なお、以下に説明する処理はエンジンの始動開始から停止までに短時間間隔で繰り返し行われる処理である。
ステップS2では、ステップS1で障害物検出部11が障害物有りと判断した場合にはステップS3に移行し、障害物無しと判断した場合には、ステップS1に戻る。
ステップS4では、ステップS3で視認性推定部12がドライバ9の視認性が良い(高い)と判断した場合にはステップS5に移行し、視認性が悪い(低い)と判断した場合には、ステップS6に移行する。
ステップS6では、表示制御部13がマーク19の表示像を作成して表示器5に出力した後、ステップS7に移行する。
なお、この判断は、可視光カメラ16aで撮像された映像から障害物が所定範囲外に移動したときに障害物との衝突が回避されたと判断する。
例えば、車両前方の走行車線内を所定範囲とし、この範囲から障害物が外れた際に障害物との衝突が回避されたと判断する。
ステップS8では、表示器5の表示を終了して、1回の処理を終了する。
このように構成された車両用情報表示装置1では、先ず、障害物検出部11が障害物の有無を判断して、障害物を検出した場合には、視認性推定部12が視認性の良否を推定する(ステップS1→ステップS2→ステップS3)。
加えて、所定時間だけ警報機20を作動させてドライバ9に注意を促す。
これらにより、図4に示すように、ドライバ9は、障害物21(実施例1では走行車線を横断する歩行者を障害物とした例)と、この障害物21の周囲に虚像表示された枠18を視認することとなる。
また、ドライバ9は障害物21を直視して障害物21の様子(種類、方向、大きさ、色等)を瞬時且つ詳細に視認でき、ドライバ9に障害物21に関する情報をより多く提供できる。
また、この際、所定時間だけ警報機20を作動させてドライバ9に注意を促す。
これにより、図5に示すように、ドライバ9は障害物21と重なった位置に虚像表示されたマーク19を視認することにより、ドライバ9に注意を促すことができる。
以上、説明したように、実施例1の発明では、表示器5の表示像をフロントガラス7に反射させて、この反射した表示像の虚像8をドライバ9の視界に重畳して表示するヘッドアップディスプレイ3と、車両前方の障害物21を検出する障害物検出部11と、障害物検出部11で検出した障害物21の視認性を推定する視認性推定部12と、視認性推定部12で推定された障害物21の視認性に応じて表示器5の表示像を作成する表示制御部13と、を備えるため、障害物21の存在をドライバ9に確実に知らせて注意を促すことができ、安全性を向上できる。
実施例2において、実施例1と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
具体的には、実施例2では、図6に示すフローチャート図に基づいてコントローラ10が表示制御処理を行う。
ステップS14では、視認性推定部12が障害物21の視認性を高い順にレベル1〜レベル4の4段階に段階分けした後、ステップS15に移行する。
具体的には、障害物21の視認性が最も高いレベル1では、枠18のみを標準の輝度で表示する。
レベル2では、枠18を標準の輝度で表示すると共に、マーク19を標準の輝度よりも低い輝度(枠18の標準の輝度よりも低い輝度)で表示する。
レベル3では、マーク19を標準の輝度で表示すると共に、枠18を標準の輝度よりも低い輝度(マーク19の標準の輝度よりも低い輝度)で表示する。
障害物21の視認性が最も低いレベル4では、マーク19のみを標準の輝度で表示する。
一方、障害物21の視認性が徐々に高く変化した際には、レベル4→レベル3→レベル2→レベル1の方向に移行しながらその度に表示像が作成されて、この表示像の虚像8がドライバ9の視界に表示される。
これにより、実施例1と同様の作用・効果に加えて、障害物21の視認性の変化に応じて枠18とマーク19の表示像の輝度の強弱で組み合わせた表示像を作成して、この表示像をドライバ9の視界に表示でき、好適となる。
これにより、枠18とマーク19の表示変更を段階的に行って、枠18とマーク19の表示の移行をスムーズにでき、ドライバ9の違和感を無くすことができる。
実施例3において、実施例1または2と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
なお、車両2から障害物21までの距離の測定は、超音波測距装置16cまたは図示しないステレオカメラ等を用いる。
従って、実施例2では、図8に示すように、距離31とマーク19が虚像表示されることとなる。
なお、距離31の位置や大きさ、色等は適宜設定できる。
これにより、実施例1、2の作用・効果に加えて、ドライバ9の視認性が低く、障害物21までの距離感が得られないような場合に、ドライバ9に対してマーク19による障害物21の位置及び種類と、障害物21までの距離情報とを提供でき、さらに安全性を向上できるという効果を得ることができる。
例えば、障害物周囲配置用の表示像や障害物重畳用の表示像の具体的な形状や種類等は適宜設定できる。
また、障害物は歩行者、各種車両、建物等の様々なものを対象に設定できる他、複数の虚像を同時に表示することもできる。
2 車両
3 ヘッドアップディスプレイ
4 光源
5 表示器
6 反射鏡
7 フロントガラス
8 虚像
9 ドライバ
10 コントローラ
11 障害物検出部
12 視認性推定部
13 表示制御部
14 表示情報判断部
15 出力映像制御部
16 各種機器
16a 可視光カメラ
16b 遠赤外線カメラ
16c 超音波測距装置
16d フォグランプ
16e ワイパー
17 各種センサ
17a 照度センサ
17b レインセンサ
18 枠
19 マーク
20 警報機
21 障害物
30 距離検出部
31 距離
Claims (3)
- 表示器の表示像をフロントガラスに反射させて、この反射した表示像の虚像をドライバの視界に重畳して表示するヘッドアップディスプレイと、
車両前方の障害物を検出する障害物検出手段と、
前記障害物検出手段で検出した障害物の視認性を推定する視認性推定手段と、
前記視認性推定手段で推定された障害物の視認性に応じて、表示器の表示像を作成する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記推定された障害物の視認性に応じて、表示内容を変更する2つの表示像を虚像表示し、
前記2つの表示象は、対象物に重なる位置に表示する対象物を意味するアイコン表示と、対象物の周囲位置に表示する枠表示であり、
前記表示制御手段は、障害物の視認性が高いと推定された場合には前記枠表示を行い、障害物の視認性が低いと推定された場合には前記アイコン表示を行うことを特徴とする車両用情報表示装置。 - 請求項1記載の車両用情報表示装置において、
前記視認性推定手段は、障害物の視認性の高低を多段階に推定し、
前記表示制御手段は、視認性推定手段で推定された視認性の段階に応じて、障害物周囲配置用の表示像と障害物重畳用の表示像を輝度の強弱で組み合わせた表示像を作成することを特徴とする車両用情報表示装置。 - 請求項1または2記載の車両用情報表示装置において、
車両から障害物までの距離を検出可能な距離検出手段を備え、
前記表示制御手段は、視認性推定手段で障害物の視認性が悪いと推定された場合には、距離検出手段で検出された距離情報の表示像を作成して、この表示像の虚像をドライバの視界に障害物の周囲または該障害物と重ねて表示することを特徴とする車両用情報表示装置。
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