JP2015047682A - 枚葉シートの製造方法及び製造装置 - Google Patents

枚葉シートの製造方法及び製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015047682A
JP2015047682A JP2013182729A JP2013182729A JP2015047682A JP 2015047682 A JP2015047682 A JP 2015047682A JP 2013182729 A JP2013182729 A JP 2013182729A JP 2013182729 A JP2013182729 A JP 2013182729A JP 2015047682 A JP2015047682 A JP 2015047682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
belt
cutting
cut
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013182729A
Other languages
English (en)
Inventor
智志 上野
Satoshi Ueno
智志 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2013182729A priority Critical patent/JP2015047682A/ja
Publication of JP2015047682A publication Critical patent/JP2015047682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Cutting Devices (AREA)

Abstract

【課題】帯状シートから枚葉シートを精度良く効率的に製造し得る枚葉シートの製造方法及び製造装置を提供すること。【解決手段】帯状シート10における切断予定部位の幅方向Yの中央部に、該帯状シート10の長手方向Xと交差する方向(幅方向Y)に沿って第1の切り込み15を入れる第1の切断工程と、前記第1の切断工程を経た帯状シート10の幅方向Yの一端部及び他端部それぞれに、第1の切り込み15と繋がるように第2の切り込み16を入れることにより帯状シート10を切断して枚葉シート11を得る第2の切断工程とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、長尺の帯状シートを切断して短尺の枚葉シートを製造する方法及びその実施に用いる製造装置に関する。
近年、発熱シート、汚れふきとりシート、メイク落としシート、清掃用シート、シートパック等の様々なシート状の製品が提供されている。これらの製品の製造工程においては、長手方向に沿って搬送される帯状シートを該長手方向と交差する方向に亘って切断する操作を繰り返して複数枚の枚葉シートを得、得られた複数枚の枚葉シートを該長手方向に沿って下流側に搬送する場合がある。
例えば特許文献1及び2には、発熱シートの製造方法として、帯状の基材シートの一面に、被酸化性金属の粒子を含む発熱組成物の層を塗設して帯状発熱体を得、該帯状発熱体を、カッターロールとこれを受けるアンビルロールとの間に搬送してその幅方向に亘って切断し、毎葉の発熱体を得る方法が記載されている。
また特許文献3には、複数のシートが重ね合わされた積層シートの製造方法として、帯状の積層シートに所定の切り込み加工を施した後、シート反転用のサクションローラーに巻回された状態でカッターにより所定長さに切断し、枚葉の積層シートを得る方法が記載されている。一般に、複数のシートが積層された状態で切断加工等を施すと、重ね合わされたシート間に剥がれやずれが生じ、その後の加工に支障を来すおそれがあるところ、特許文献3に記載の技術においては、積層シートに、重ね合わされたシートを貫く特定の切り込みを設けることで、そのような不都合の発生を防止している。
特開2012−20119号公報 特開2013−358号公報 特許第4073406号公報
図7には、従来の帯状シートの切断方法(枚葉シートの製造方法)の一例が示されている。図7に示す例では、搬送コンベア2Aによって長手方向(図7の左右方向)に搬送される帯状シート10を、周面にカッター刃30を有するカッターロール31とこれを受けるアンビルロール32とを含んで構成される切断手段3Aを用いて、該長手方向と交差する方向に亘って切断して枚葉シート11を得、該枚葉シート11を、搬送コンベア4Aを用いて該長手方向に沿って下流側に搬送している。図7中の符号MD(Machine Direction)は、帯状シート10及び枚葉シート11の搬送方向である。搬送コンベア4Aは、回転軸回りに回転可能に支持された複数のロールと、これら複数のロールに架け渡された無端状のベルト41と、該ベルト41を介して該ベルト41上の枚葉シート11を吸引する吸引手段42とを具備している。図7中の符号40は、ベルト41が架け渡された複数のロールのうち、搬送方向MDの最も上流側に位置する(切断手段3Aに最も近接している)トップロールである。搬送コンベア2Aも、搬送コンベア4Aと同様の構成を有している。
ここで問題となるのが、枚葉シート11の搬送性である。切断装置3Aを用いて帯状シート10を切断して得られた枚葉シート11を、搬送コンベア4Aのベルト41上に載せて搬送方向MDの下流側(図7の右側)に安定的に搬送するためには、枚葉シート11が製造される直前、即ち、切断装置3Aを用いて帯状シート10を切断する直前において、帯状シート10の切断位置C(カッター刃30とアンビルロール32との接点)からの搬送方向MDへの延出長さ(1枚の枚葉シート11の搬送方向MDの長さ11Lに相当)の少なくとも半分程度が、ベルト41上に載っている必要がある。帯状シート10の該延出長さが、切断位置Cと搬送コンベア4A(ベルト41)の搬送方向MDの上流側端部(トップロール40)との離間距離Lより若干長い程度では、枚葉シート11の搬送性が低下してこれを下流側に安定的に搬送できないおそれがあり、また、該延出長さが離間距離Lより短い場合は、枚葉シート11の搬送が不可能になる。
従って、帯状シート10の切断間隔(枚葉シート11の長さ11L)をより短くしたい場合は、その搬送性を考慮して離間距離Lも短くする必要があり、そのためには、アンビルロール32及び搬送コンベア4Aのトップロール40の直径を小さくする必要がある。しかし、これらのロールの直径を小さくしすぎると、ロールの剛性が不足し、搬送精度に悪影響を及ぼすおそれがある。以上の如き事情により、従来の帯状シートの切断方法は、搬送方向の長さが比較的短い小サイズの枚葉シートを製造するのが困難であり、改良の余地があった。
従って本発明の課題は、帯状シートから枚葉シートを精度良く効率的に製造し得る枚葉シートの製造方法及び製造装置に関する。
本発明は、長手方向に沿って搬送される帯状シートを該長手方向と交差する方向に亘って切断して枚葉シートを得、該枚葉シートを該長手方向に沿って下流側に搬送する、枚葉シートの製造方法であって、帯状シートにおける切断予定部位の幅方向中央部に、該帯状シートの長手方向と交差する方向に沿って第1の切り込みを入れる第1の切断工程と、前記第1の切断工程を経た帯状シートの幅方向一端部及び他端部それぞれに、前記第1の切り込みと繋がるように第2の切り込みを入れることにより該帯状シートを切断して枚葉シートを得る第2の切断工程とを有する、枚葉シートの製造方法を提供するものである。
また本発明は、前記枚葉シートの製造方法の実施に用いる製造装置であって、帯状シートに前記第1の切り込みを入れる第1の切断手段と、前記第2の切り込みを入れる第2の切断手段と、該第2の切断手段による帯状シートの切断によって得られた枚葉シートを下流側に搬送する枚葉シート搬送コンベアとを備え、前記第2の切断手段は、カッターロールとこれを受けるアンビルロールとを含んで構成され、前記カッターロール及び前記アンビルロールは、それぞれ、帯状シートの前記幅方向一端部及び他端部に対応する帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部を有し、両対応部にて帯状シートに接触するようになされており、且つ前記アンビルロールは、1)帯状シートの前記幅方向中央部に対応する帯状シート中央部対応部を有していないか、又は2)該帯状シート中央部対応部を有しているが、該帯状シート中央部対応部の外径が該帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部それぞれの外径に比して小さくなされており、前記枚葉シート搬送コンベアの上流側端部は、前記アンビルロールの前記帯状シート一端部対応部と前記帯状シート他端部対応部との間に位置している枚葉シートの製造装置を提供するものである。
本発明によれば、帯状シートから枚葉シートを精度良く効率的に製造することができる。
図1は、本発明の枚葉シートの製造方法の実施に用いる製造装置の一実施態様の要部を模式的に示す上面図である。 図2は、図1に示す製造装置の要部を模式的に示す側面図である。 図3は、図1に示す製造装置における第2の切断手段とそれによる第2の切り込み及び枚葉シートとの関係を示す図であり、図3(a)は、該第2の切断手段におけるカッターロールの模式図、図3(b)は、該切断手段を用いて第2の切り込みが入れられた帯状シートを模式的に示す平面図、図3(c)は、該帯状シートから得られた枚葉シートを模式的に示す平面図である。 図4は、図1に示す製造装置における第2の切断手段の要部を模式的に示す斜視図である。 図5は、本発明の他の実施態様の図3相当図である。 図6は、本発明の更に他の実施態様の図3相当図である。 図7は、従来の帯状シートの切断方法(枚葉シートの製造方法)の一例を模式的に示す側面図である。
以下、本発明をその好ましい実施態様に基づき図面を参照して説明する。図1及び図2には、本発明の枚葉シートの製造方法の実施に用いる枚葉シートの製造装置1の一実施態様が示されている。製造装置1は、長手方向X(図1及び図2の左右方向)に沿って搬送される帯状シート10を長手方向Xと交差する方向に亘って切断して枚葉シート11を得、該枚葉シート11を長手方向Xに沿って搬送方向MDの下流側(図1及び図2の右側)に搬送する装置であり、帯状シート10に対し2回に亘って切断加工(切り込み加工)を施すための2台の切断手段3,5と、これら2台の切断手段3,5の前後に配置された帯状シート10又は枚葉シート11の搬送コンベア2,4,6とを備えている。
第1の切断手段3は、この種の帯状シート切断装置における切断手段と基本的に同様に構成されており、周面にカッター刃30を有するカッターロール31とこれを受けるアンビルロール32とを含んで構成されている。両ロール31,32共に、円筒状をなし、回転軸回りに回転可能に支持されている。
第1の切断手段3に帯状シート10(原反シート)を搬送する帯状シート搬送コンベア2は、この種の帯状シート切断装置における搬送コンベアと基本的に同様に構成されており、回転軸回りに回転可能に支持された複数のロールと、これら複数のロールに架け渡された無端状の通気性ベルト21と、該ベルト21を介して該ベルト21上の帯状シート10を吸引する吸引手段22とを具備している。また、第1の切断手段3を通過した帯状シート10(後述する第1の切り込み15が入れられた帯状シート10)を第2の切断手段5へ搬送する帯状シート搬送コンベア4も、搬送コンベア2と基本的に同様に構成されており、回転軸回りに回転可能に支持された複数のロールと、これら複数のロールに架け渡された無端状の通気性ベルト41と、該ベルト41を介して該ベルト41上の帯状シート10を吸引する吸引手段42とを具備している。
また、第2の切断手段5による帯状シート10の切断(後述する第2の切り込み16を入れるための切断)によって得られた枚葉シート11を搬送方向MDの下流側に搬送する枚葉シート搬送コンベア6も、搬送コンベア2,4と基本的に同様に構成されており、回転軸回りに回転可能に支持された複数のロールと、これら複数のロールに架け渡された無端状の通気性ベルト61と、該ベルト61を介して該ベルト61上の枚葉シート11を吸引する吸引手段62とを具備している。図2中の符号60は、ベルト61が架け渡された複数のロールのうち、搬送方向MDの最も上流側に位置する(第2の切断手段5に最も近接している)トップロールである。また、搬送コンベア6は、枚葉シート11の上方側からこれを押さえる押さえ手段63を具備している。押さえ手段63は、吸引手段を具備していない点以外は搬送コンベア2,4と基本的に同様に構成されており、枚葉シート11の上面と接触するベルトを具備している。尚、図1には、説明容易の観点から、押さえ手段63を図示していない。
製造装置1を用いて実施される、本実施態様の枚葉シートの製造方法の主たる特徴の1つとして、帯状シートをその長手方向と交差する方向に亘って切断して枚葉シートを得るに際し、従来のように1回の切断加工で枚葉シートを得るのではなく、帯状シートに2回に亘って切断加工(切り込み加工)を施すことにより枚葉シートを得、且つ帯状シートの切断部位を、1回目は幅方向中央部、2回目は幅方向両端部としている点が挙げられる。
即ち、本実施態様の枚葉シートの製造方法は、図1〜図3に示すように、帯状シート10における切断予定部位の幅方向Yの中央部に、第1の切断手段3により、帯状シート10の長手方向Xと交差する方向(本実施態様では幅方向Y)に沿って第1の切り込み15を入れる第1の切断工程と、該第1の切断工程を経た帯状シート10の幅方向Yの一端部及び他端部それぞれに、第1の切り込み15と繋がるように第2の切り込み16を入れることにより該帯状シート10を切断して枚葉シート11を得る第2の切断工程とを有する。ここで、幅方向Yは、長手方向Xと直交する方向である。
前記第2の切断工程は、図2〜図4に示すように、カッターロール51とこれを受けるアンビルロール52とを含んで構成される第2の切断手段5と、該切断手段5による帯状シート10の切断によって得られた枚葉シート11を搬送方向MDの下流側に搬送する枚葉シート搬送コンベア6とを用いて実施される。本実施態様においては、第1の切り込み15及び第2の切り込み16の何れも、平面視において帯状シート10の幅方向Yに延びる直線状である。尚、図3では、識別容易の観点から、第2の切り込み16を第1の切り込み15よりも太く記載しているが、実際の切り込み幅とは無関係である。
このように、帯状シート10の切断予定部位に対し、先ず、その幅方向Yの中央部に第1の切り込み15を入れ、次に、幅方向Yの両端部に第2の切り込み16を入れ、両切り込み15,16によって形成される、該帯状シート10を幅方向Yに横断する切断線にて該帯状シート10を切断して枚葉シート11を得るようにすることにより、第2の切り込み16を入れる第2の切断手段5の装置構成としては、帯状シート10の幅方向Yの両端部のみを切断可能な構成であれば良く、帯状シート10の幅方向Yの中央部に対してはこれと接触して切断加工を施す必要がなくなるので、切断手段5における帯状シート10の幅方向中央部に対応する部分(切断手段5の搬送方向MDと直交する方向の中央部)の装置構成を、省略あるいは簡略化することが可能となる。切断手段5は、斯かる装置構成が実際に省略あるいは簡略化されたものとなっている。
第2の切断手段5について説明すると、切断手段5は、図2及び図4に示すように、周面にカッター刃50を有するカッターロール51とこれを受けるアンビルロール52とを含んで構成されている。両ロール51,52共に、回転軸回りに回転可能に支持されている。カッターロール51は、帯状シート10の幅方向Yの一端部及び他端部に対応する帯状シート一端部対応部51S1及び帯状シート他端部対応部51S2を有し、また、アンビルロール52は、帯状シート10の幅方向Yの一端部及び他端部に対応する帯状シート一端部対応部52S1及び帯状シート他端部対応部52S2を有し、カッターロール51の帯状シート両端部対応部51S1,51S2及びアンビルロール52の帯状シート両端部対応部52S1,52S2にて帯状シート10に接触するようになされている。
そして、図4に示すように、カッターロール51は、帯状シート10の幅方向Yの中央部に対応する円筒状の帯状シート中央部対応部51Cを有し、且つ該対応部51Cの外径が、該対応部51Cの幅方向Yの外方に位置する、円筒状の帯状シート一端部対応部51S1及び帯状シート他端部対応部51S2それぞれの外径に比して小さくなされており、また、アンビルロール52は、帯状シート10の幅方向Yの中央部に対応する円筒状の帯状シート中央部対応部52Cを有し、且つ該対応部52Cの外径が、該対応部52Cの幅方向Yの外方に位置する、円筒状の帯状シート一端部対応部52S1及び帯状シート他端部対応部52S2それぞれの外径に比して小さくなされている。つまり、両ロール51,52は、それぞれ、回転軸方向中央部(搬送方向MDと直交する方向の中央部)に括れ部を有している。
カッターロール51において、帯状シート中央部対応部51Cの外径と帯状シート一端部対応部51S1又は帯状シート他端部対応部51S2の外径との比(対応部51Cの外径/対応部51S1又は51S2の外径)は、好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.4以上、そして、好ましくは1.0以下、更に好ましくは0.8以下、より具体的には、好ましくは0.3〜1.0、更に好ましくは0.4〜0.8である。また、アンビルロール52において、帯状シート中央部対応部52Cの外径と帯状シート一端部対応部52S1又は帯状シート他端部対応部52S2の外径との比(対応部52Cの外径/対応部52S1又は52S2の外径)は、好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.4以上、そして、好ましくは0.8以下、更に好ましくは0.65以下、より具体的には、好ましくは0.3〜0.8、更に好ましくは0.4〜0.65である。
前述したように、カッターロール51及びアンビルロール52のうち少なくともアンビルロール52が回転軸方向中央部に括れ部を有していると、その括れ部に、枚葉シート搬送コンベア6の搬送方向MDの上流側端部(トップロール60)を入り込ませることが可能となる。実際、本実施態様においては、図4に示すように、搬送コンベア6のトップロール60が両ロール51,52の回転軸方向中央部の括れ部に入り込んでおり、結果として、トップロール60は、アンビルロール52の帯状シート一端部対応部52S1と帯状シート他端部対応部52S2との間に位置している。ここで、「間に位置している」とは、アンビルロール52の回転軸方向から見て、アンビルロール52の外周とトップロール60の外周とが接しているか、又は、アンビルロール52の外周とトップロール60の外周とが重なり合っていることをいう。そのため、第2の切断手段5における帯状シート10の切断位置(カッター刃50とアンビルロール52との接点)と搬送コンベア6の上流側端部(トップロール60)との離間距離(図7の離間距離Lに相当)が、図7に示す如き従来品のそれに比して短くなっている。
また、本実施態様においては、搬送コンベア6のトップロール60及び搬送コンベア4のうち切断手段5に最も近接しているロールが、それぞれ、両ロール51,52の回転軸方向中央部の括れ部に入り込んでいることに起因して、図1に示すように、帯状シート搬送コンベア4(ベルト41)の搬送方向MDと直交する方向(帯状シート10の幅方向Yと同方向)の長さ4W、及び枚葉シート搬送コンベア6(ベルト61)の同方向の長さ6Wは、それぞれ、アンビルロール52の帯状シート中央部対応部52Cの回転軸方向の長さ及び帯状シート10の搬送方向MDと直交する方向(幅方向Y)の長さ10Wそれぞれに比して短くなっている。
このように、本実施態様の枚葉シートの製造方法によれば、前述した特徴的な切断方法の採用により、帯状シート10を切断して枚葉シート11を排出する切断手段5と、これに隣接して該枚葉シート11を搬送する搬送コンベア6との離間距離が、従来品では実現困難な程度まで短くなされているため、搬送方向MDの長さが比較的短い小サイズの枚葉シート11であっても、これを安定的に搬送することができ、帯状シート10から小サイズの枚葉シート11を精度良く効率的に製造することができる。
また、本実施態様のように、カッターロール51及びアンビルロール52の両ロールが回転軸方向中央部に括れ部を有していると、第2の切断手段5における帯状シート10の切断位置と搬送コンベア6のトップロール60(枚葉シート11を下方から支持する搬送コンベアの上流側端部)との離間距離をより一層短くすることが可能になると共に、枚葉シート11を上方から押さえる押さえ手段63の上流側端部を、第2の切断手段5における帯状シート10の切断位置(カッター刃50とアンビルロール52との接点)に近づけることが可能となり、結果として、枚葉シート11をより安定的に搬送することが可能となる。
本実施態様の枚葉シートの製造方法においては、帯状シート10の幅方向中央部に第1の切り込み15、幅方向両端部に第2の切り込み16を入れれば良く、両切り込み15,16の位置は帯状シート10の種類等に応じて適宜調整可能である。例えば、帯状シート10が、幅方向中央部に相対的に厚みの大きい肉厚部、幅方向両端部に相対的に厚みの小さい肉薄部を有している場合、前記第1の切断工程では、該肉厚部を含む領域に第1の切り込み15を入れ、前記第2の切断工程では、該肉薄部のみに第2の切り込み16を入れるようにしても良い。「肉厚部を含む領域」とは、肉厚部のみの領域でもよいし、肉厚部のみの領域からさらに肉薄部にまでかかるように、肉厚部及び肉薄部の両方に跨る領域でもよい。つまり、第2の切り込み16を入れる領域に肉厚部が含まなければよい。斯かる切断方法により、第2の切り込み16を入れるのに用いる第2の切断手段5におけるカッターロール51のカッター刃50に対する負荷が低減され、装置寿命を延ばすことが可能となる。
本実施態様の製造方法の適用が特に有効な「小サイズの枚葉シート」の具体例として、搬送方向MDの長さ11L(図3参照)が、搬送方向MDと直交する方向(帯状シート10の幅方向Yと同方向)の長さ11W(図3参照)と同じか、又はそれ(長さ11W)よりも短い枚葉シートが挙げられる。枚葉シート11における長さ11Lと長さ11Wとの比(11L/11W)は、枚葉シート11の用途等に応じて適宜設定され特に制限されないが、通常、好ましくは0.1以上、更に好ましくは0.25以上、そして、好ましくは1.0以下、更に好ましくは0.8以下、より具体的には、好ましくは0.1〜1.0、更に好ましくは0.25〜0.8である。また、長さ11Lは、好ましくは10mm以上、更に好ましくは25mm以上、そして、好ましくは100mm以下、更に好ましくは75mm以下、より具体的には、好ましくは10〜100mm、更に好ましくは25〜75mmである。
また、本実施態様の枚葉シートの製造方法は、切断対象の帯状シート10が、複数の層が積層されてなる積層構造を有している場合にも有効である。従来の帯状シートの切断方法(枚葉シートの製造方法)、特に特許文献3に記載の如き、帯状シートをシート反転用ロールに巻回させた状態で所定長さに切断する方法では、帯状シートが積層構造を有していると、該ロール上においてその積層構造の外側と内側とでシートの伸長程度が異なるため、層間剥離を起こすおそれがある。これに対し、本実施態様の枚葉シートの製造方法によれば、前述した装置構成上、帯状シート10を平面状のまま切断することが可能なため、そのような積層構造の層間剥離を起こすおそれが極めて少なく、積層構造を有する帯状シートから小サイズの枚葉シートを精度良く効率的に製造することができる。
図5及び図6には、本発明の他の実施態様の図3相当図が示されている。これら他の実施態様については、前記実施態様と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、前記実施態様についての説明が適宜適用される。
前記実施態様(図1〜図4参照)と図5に示す他の実施態様及び図6に示す更に他の実施態様とは、第2の切り込み16の入れ方が異なる。即ち、前記実施態様では、帯状シート10の幅方向Y(搬送方向MDと直交する方向)と平行な平面視直線状の第1の切り込み15に対し、これと同方向に延びる直線状の第2の切り込み16をこれに繋げるように入れていたが(図3(b)参照)、図5に示す他の実施態様及び図6に示す更に他の実施態様では、第1の切り込み15の延びる方向(幅方向Y)と交差する方向に延びる部分を有する第2の切り込み16A,16Bを、該部分にて切り込み15と繋がるように入れている(図5(b)及び図6(b)参照)。そして、長手方向Xから見たときに、第2の切り込み16A、16Bは、第1の切り込み15と重なる程度に延びている。その結果、前記実施態様では、枚葉シート11の平面視形状が四角形形状(矩形形状)であったのに対し(図3(a)参照)、図5に示す他の実施態様及び図6に示す更に他の実施態様では、枚葉シート11A,11Bの平面視形状は、それぞれ、五角形以上の多角形形状となっている(図5(c)及び図6(c)参照)。
そして、斯かる第2の切り込み16の違いに起因して、前記実施態様と図5に示す他の実施態様及び図6に示す更に他の実施態様とは、第2の切断手段5におけるカッターロール51のカッター刃50の形状が異なる。即ち、前記実施態様におけるカッター刃50は、図3(a)に示す如き平面視において、カッターロール51の回転軸方向(帯状シート10の幅方向Y)と平行な直線状であったが、図5(a)に示すカッター刃50Aは、平面視において該回転軸方向と交差する方向に延びる直線状である。また、図6(a)に示すカッター刃50Bは、平面視においてV字状をなし、そのV字の頂部がカッターロール51の回転軸方向の最内方に位置している。ここで、平面視とは、カッター刃を、カッターロール51の法線方向(カッターロール51の回転軸方向と直交する方向)の外方から見た場合を意味する。
図5に示す他の実施態様及び図6に示す更に他の実施態様によっても、前記実施態様(図1〜図4参照)と同様の効果が奏される。特に図5及び図6に示す実施態様によれば、第2の切り込み16A,16Bは長手方向Xに幅を有しているので、第1の切り込み15の延びる方向(幅方向Y)と交差する方向に延びる部分を、該第1の切り込み15に繋げることができ、第2の切り込み16A,16Bを入れる位置が、本来入れるべき適切な位置から多少ずれたとしても、切り込み15と繋がりやすく、そのため、帯状シート10の切断をより一層確実に行うことが可能となる。
本発明が適用可能な帯状シート(枚葉シート)の種類は特に制限されず、本発明は、発熱シート、汚れふきとりシート、メイク落としシート、清掃用シート、シートパック等の様々なシート状の製品の製造に適用可能である。
前記発熱シートの具体例として、被酸化性金属の粒子を含む発熱組成物の層が帯状基材シートの一面に設けられてなる発熱シートが挙げられる。前記被酸化性金属としては、例えば、鉄、アルミニウム、亜鉛、マンガン、マグネシウム、カルシウム等が挙げられる。前記発熱組成物の層には、空気中の酸素と被酸化性金属との酸化反応を促進し得る成分として、活性炭(椰子殻炭、木炭粉、暦青炭、泥炭、亜炭等)、カーボンブラック、アセチレンブラック、黒鉛等の炭素成分を含有させることもできる。これらの炭素成分は、水分保持剤としての機能も有する。また、前記基材シートとしては、紙、不織布等の通気性シートを用いることができる。
斯かる発熱シートの製造方法において、前記発熱組成物の層は、前記帯状基材シートの幅方向中央部のみに設け、幅方向端部には設けないようにしても良い。即ち、前記帯状基材シートの幅方向端部に発熱組成物の層を有さないように、該帯状基材シートに前記発熱組成物の層を設け、その後の前記第1の切断工程では、該帯状基材シートにおける該発熱組成物の層を含む領域に第1の切り込み15を入れ、続く前記第2の切断工程では、該帯状基材シートにおける該発熱組成物を含まない領域のみに第2の切り込み16を入れるようにしても良い。「発熱組成物の層を含む領域」とは、発熱組成物の層のみの領域でもよいし、発熱組成物の層のみの領域から発熱組成物を含まない領域にまでかかるような領域でもよい。つまり、第2の切り込み16を入れる領域に発熱組成物の層が含まなければよい。斯かる切断方法により、第2の切り込み16を入れるのに用いる第2の切断手段5におけるカッターロール51のカッター刃50への発熱組成物の付着による汚染が抑制されると共に、カッター刃50に対する負荷が低減され、装置寿命を延ばすことが可能となる。
以上、本発明について説明したが、本発明は、前述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。例えば前記実施態様では、第2の切断手段5を構成するカッターロール51及びアンビルロール52は、帯状シート中央部対応部51C,52Cを有していたが、該対応部51C,52Cを有していなくても良い。即ち、両ロール51,52は、それぞれ、相対向する一対の円筒状(円盤状)の帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部を有し、両対応部間に空間部が形成されている構成でも良い。前述した一の実施態様のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。前述した本発明の実施態様に関し、更に以下の付記を開示する。
<1>
長手方向に沿って搬送される帯状シートを該長手方向と交差する方向に亘って切断して枚葉シートを得、該枚葉シートを該長手方向に沿って下流側に搬送する、枚葉シートの製造方法であって、
帯状シートにおける切断予定部位の幅方向中央部に、該帯状シートの長手方向と交差する方向に沿って第1の切り込みを入れる第1の切断工程と、
前記第1の切断工程を経た帯状シートの幅方向一端部及び他端部それぞれに、前記第1の切り込みと繋がるように第2の切り込みを入れることにより該帯状シートを切断して枚葉シートを得る第2の切断工程とを有する、枚葉シートの製造方法。
<2>
枚葉シートは、その搬送方向の長さが、該搬送方向と直交する方向の長さと同じか、又はそれよりも短い前記<2>に記載の枚葉シートの製造方法。
<3>
帯状シートは、複数の層が積層されてなる積層構造を有する前記<1>又は<2>に記載の枚葉シートの製造方法。
<4>
帯状シートは、被酸化性金属の粒子を含む発熱組成物の層が帯状基材シートの一面に設けられてなる前記<1>〜<3>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<5>
前記発熱組成物の層は、前記帯状基材シートの幅方向端部には設けられておらず、
前記第1の切断工程では、前記発熱組成物の層が設けられている領域に前記第1の切り込みを入れ、前記第2の切断工程では、該発熱組成物の層が設けられていない領域のみに前記第2の切り込みを入れる前記<4>に記載の枚葉シートの製造方法。
<6>
前記発熱組成物の層は、前記帯状基材シートの幅方向端部には設けられておらず、
前記第1の切断工程では、前記発熱組成物の層が設けられている領域のみに前記第1の切り込みを入れ、前記第2の切断工程では、該発熱組成物の層が設けられていない領域のみに前記第2の切り込みを入れる前記<4>に記載の枚葉シートの製造方法。
<7>
前記発熱組成物の層は、前記帯状基材シートの幅方向端部には設けられておらず、
前記第1の切断工程では、前記発熱組成物の層が設けられている領域及びに前記発熱組成物の層が設けられていない領域の両方に跨る領域に前記第1の切り込みを入れ、前記第2の切断工程では、該発熱組成物の層が設けられていない領域のみに前記第2の切り込みを入れる前記<4>に記載の枚葉シートの製造方法。
<8>
帯状シートは、幅方向中央部に相対的に厚みの大きい肉厚部、幅方向両端部に相対的に厚みの小さい肉薄部を有しており、
前記第1の切断工程では、前記肉厚部を含む領域に前記第1の切り込みを入れ、前記第2の切断工程では、前記肉薄部のみに前記第2の切り込みを入れる前記<1>〜<7>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<9>
帯状シートは、幅方向中央部に相対的に厚みの大きい肉厚部、幅方向両端部に相対的に厚みの小さい肉薄部を有しており、
前記第1の切断工程では、前記肉厚部のみに前記第1の切り込みを入れ、前記第2の切断工程では、前記肉薄部のみに前記第2の切り込みを入れる前記<1>〜<7>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<10>
帯状シートは、幅方向中央部に相対的に厚みの大きい肉厚部、幅方向両端部に相対的に厚みの小さい肉薄部を有しており、
前記第1の切断工程では、前記肉厚部及び前記肉薄部の両方に跨る領域に前記第1の切り込みを入れ、前記第2の切断工程では、前記肉薄部のみに前記第2の切り込みを入れる前記<1>〜<7>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<11>
前記枚葉シートにおける搬送方向の長さ11Lと該搬送方向と直交する方向の長さ11Wとの比(11L/11W)は、好ましくは0.1以上、更に好ましくは0.25以上、そして、好ましくは1.0以下、更に好ましくは0.8以下、より具体的には、好ましくは0.1〜1.0、更に好ましくは0.25〜0.8である前記<1>〜<10>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<12>
前記枚葉シートの搬送方向の長さ11Lは、好ましくは10mm以上、更に好ましくは25mm以上、そして、好ましくは100mm以下、更に好ましくは75mm以下、より具体的には、好ましくは10〜100mm、更に好ましくは25〜75mmである前記<1>〜<11>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<13>
前記第1の切り込み及び前記第2の切り込みは、何れも前記帯状シートの平面視において該帯状シートの搬送方向と直交する方向(幅方向)と平行な直線状である前記<1>〜<12>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<14>
前記第1の切り込みは、前記帯状シートの平面視において該帯状シートの搬送方向と直交する方向(幅方向)と平行な直線状であり、前記第2の切り込みは、該第1の切り込みと交差する方向に延びる直線状である前記<1>〜<12>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<15>
前記第1の切り込みは、前記帯状シートの平面視において該帯状シートの搬送方向と直交する方向(幅方向)と平行な直線状であり、前記第2の切り込みは、V字状をなし且つそのV字の頂部あるいは辺部が該第1の切り込みの端部と連結している前記<1>〜<12>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<16>
前記第2の切断工程は、カッターロールとこれを受けるアンビルロールとを含んで構成される切断手段と、該切断手段による帯状シートの切断によって得られた枚葉シートを下流側に搬送する枚葉シート搬送コンベアとを用いて実施され、
前記カッターロール及び前記アンビルロールは、それぞれ、帯状シートの前記幅方向一端部及び他端部に対応する帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部を有し、両対応部にて帯状シートに接触するようになされており、且つ
前記アンビルロールは、1)帯状シートの前記幅方向中央部に対応する帯状シート中央部対応部を有していないか、又は2)該帯状シート中央部対応部を有しているが、該帯状シート中央部対応部の外径が該帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部それぞれの外径に比して小さくなされており、
前記枚葉シート搬送コンベアの上流側端部は、前記アンビルロールの前記帯状シート一端部対応部と前記帯状シート他端部対応部との間に位置している前記<1>〜<15>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<17>
前記第2の切断工程は、カッターロールとこれを受けるアンビルロールとを含んで構成される切断手段と、該切断手段による帯状シートの切断によって得られた枚葉シートを下流側に搬送する枚葉シート搬送コンベアとを用いて実施され、
前記カッターロール及び前記アンビルロールは、それぞれ、帯状シートの前記幅方向一端部及び他端部に対応する帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部を有し、両対応部にて帯状シートに接触するようになされており、且つ
前記カッターロール及び前記アンビルロールは、それぞれ、1)帯状シートの前記幅方向中央部に対応する帯状シート中央部対応部を有していないか、又は2)該帯状シート中央部対応部を有しているが、該帯状シート中央部対応部の外径が該帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部それぞれの外径に比して小さくなされており、
前記枚葉シート搬送コンベアの上流側端部は、前記カッターロール又は前記アンビルロールの前記帯状シート一端部対応部と前記帯状シート他端部対応部との間に位置している前記<1>〜<15>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<18>
前記カッターロールにおける、前記帯状シート中央部対応部の外径と前記帯状シート一端部対応部又は前記帯状シート他端部対応部の外径との比(中央部対応部の外径/一端部対応部の外径又は他端部対応部の外径)は、好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.4以上、そして、好ましくは1.0以下、更に好ましくは0.8以下、より具体的には、好ましくは0.3〜1.0、更に好ましくは0.4〜0.8である前記<16>又は<17>に記載の枚葉シートの製造方法。
<19>
前記アンビルロールにおける、前記帯状シート中央部対応部の外径と前記帯状シート一端部対応部又は前記帯状シート他端部対応部の外径との比(中央部対応部の外径/一端部対応部の外径又は他端部対応部の外径)は、好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.4以上、そして、好ましくは0.8以下、更に好ましくは0.65以下、より具体的には、好ましくは0.3〜0.8、更に好ましくは0.4〜0.65である前記<16>〜<18>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<20>
前記枚葉シート搬送コンベアの搬送方向と直交する方向の長さは、前記アンビルロールの前記帯状シート中央部対応部の回転軸方向の長さ及び前記帯状シートの搬送方向と直交する方向の長さそれぞれに比して短い前記<12>〜<19>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
<21>
前記請求項<1>〜<15>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法の実施に用いる製造装置であって、
帯状シートに前記第1の切り込みを入れる第1の切断手段と、前記第2の切り込みを入れる第2の切断手段と、該第2の切断手段による帯状シートの切断によって得られた枚葉シートを下流側に搬送する枚葉シート搬送コンベアとを備え、
前記第2の切断手段は、カッターロールとこれを受けるアンビルロールとを含んで構成され、
前記カッターロール及び前記アンビルロールは、それぞれ、帯状シートの前記幅方向一端部及び他端部に対応する帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部を有し、両対応部にて帯状シートに接触するようになされており、且つ
前記アンビルロールは、1)帯状シートの前記幅方向中央部に対応する帯状シート中央部対応部を有していないか、又は2)該帯状シート中央部対応部を有しているが、該帯状シート中央部対応部の外径が該帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部それぞれの外径に比して小さくなされており、
前記枚葉シート搬送コンベアの上流側端部は、前記アンビルロールの前記帯状シート一端部対応部と前記帯状シート他端部対応部との間に位置している枚葉シートの製造装置。
<22>
前記カッターロールは、1)帯状シートの前記幅方向中央部に対応する帯状シート中央部対応部を有していないか、又は2)該帯状シート中央部対応部を有しているが、該帯状シート中央部対応部の外径が該帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部それぞれの外径に比して小さくなされている前記<21>に記載の枚葉シートの製造装置。
<23>
前記枚葉シート搬送コンベアは無端状のベルトを有し、該ベルトの搬送方向と直交する方向の長さは、帯状シートの搬送方向と直交する方向の長さに比して短い前記<21>又は<22>に記載の枚葉シートの製造装置。
<24>
更に、前記第1の切断手段を通過した帯状シートを前記第2の切断手段へ搬送する帯状シート搬送コンベアを備え、
前記帯状シート搬送コンベアは無端状のベルトを有し、該ベルトの搬送方向と直交する方向の長さは、帯状シートの搬送方向と直交する方向の長さに比して短い前記<21>〜<23>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造装置。
<25>
前記カッターロールのカッター刃は、平面視において該カッターロールの回転軸方向と平行な直線状である前記<21>〜<24>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造装置。
<26>
前記カッターロールのカッター刃は、平面視において該カッターロールの回転軸方向と交差する方向に延びる直線状である前記<21>〜<24>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造装置。
<27>
前記カッターロールのカッター刃は、平面視においてV字状をなし且つそのV字の頂部が該カッターロールの回転軸方向の最内方に位置している前記<21>〜<24>の何れか一項に記載の枚葉シートの製造装置。
1 枚葉シートの製造装置
10 帯状シート
11,11A,11B 枚葉シート
15,15A,15B 第1の切り込み
16,16A,16B 第2の切り込み
2,4 帯状シート搬送コンベア
3 第1の切断手段
30 カッター刃
31 カッターロール
32 アンビルロール
5 第2の切断手段
50,50A,50B カッター刃
51 カッターロール
51C カッターロールの帯状シート中央部対応部
51S1 カッターロールの帯状シート一端部対応部
51S2 カッターロールの帯状シート他端部対応部
52 アンビルロール
52C アンビルロールの帯状シート中央部対応部
52S1 アンビルロールの帯状シート一端部対応部
52S2 アンビルロールの帯状シート他端部対応部
6 枚葉シート搬送コンベア
60 トップロール
61 ベルト
62 吸引手段

Claims (9)

  1. 長手方向に沿って搬送される帯状シートを該長手方向と交差する方向に亘って切断して枚葉シートを得、該枚葉シートを該長手方向に沿って下流側に搬送する、枚葉シートの製造方法であって、
    帯状シートにおける切断予定部位の幅方向中央部に、該帯状シートの長手方向と交差する方向に沿って第1の切り込みを入れる第1の切断工程と、
    前記第1の切断工程を経た帯状シートの幅方向一端部及び他端部それぞれに、前記第1の切り込みと繋がるように第2の切り込みを入れることにより該帯状シートを切断して枚葉シートを得る第2の切断工程とを有する、枚葉シートの製造方法。
  2. 枚葉シートは、その搬送方向の長さが、該搬送方向と直交する方向の長さと同じか、又はそれよりも短い請求項1に記載の枚葉シートの製造方法。
  3. 帯状シートは、複数の層が積層されてなる積層構造を有する請求項1又は2に記載の枚葉シートの製造方法。
  4. 帯状シートは、被酸化性金属の粒子を含む発熱組成物の層が帯状基材シートの一面に設けられてなる請求項1〜3の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
  5. 帯状シートは、幅方向中央部に相対的に厚みの大きい肉厚部、幅方向両端部に相対的に厚みの小さい肉薄部を有しており、
    前記第1の切断工程では、前記肉厚部を含む領域に前記第1の切り込みを入れ、前記第2の切断工程では、前記肉薄部のみに前記第2の切り込みを入れる請求項1〜4の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
  6. 前記第2の切断工程は、カッターロールとこれを受けるアンビルロールとを含んで構成される切断手段と、該切断手段による帯状シートの切断によって得られた枚葉シートを下流側に搬送する枚葉シート搬送コンベアとを用いて実施され、
    前記カッターロール及び前記アンビルロールは、それぞれ、帯状シートの前記幅方向一端部及び他端部に対応する帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部を有し、両対応部にて帯状シートに接触するようになされており、且つ
    前記アンビルロールは、1)帯状シートの前記幅方向中央部に対応する帯状シート中央部対応部を有していないか、又は2)該帯状シート中央部対応部を有しているが、該帯状シート中央部対応部の外径が該帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部それぞれの外径に比して小さくなされており、
    前記枚葉シート搬送コンベアの上流側端部は、前記アンビルロールの前記帯状シート一端部対応部と前記帯状シート他端部対応部との間に位置している請求項1〜5の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法。
  7. 請求項1〜5の何れか一項に記載の枚葉シートの製造方法の実施に用いる製造装置であって、
    帯状シートに前記第1の切り込みを入れる第1の切断手段と、前記第2の切り込みを入れる第2の切断手段と、該第2の切断手段による帯状シートの切断によって得られた枚葉シートを下流側に搬送する枚葉シート搬送コンベアとを備え、
    前記第2の切断手段は、カッターロールとこれを受けるアンビルロールとを含んで構成され、
    前記カッターロール及び前記アンビルロールは、それぞれ、帯状シートの前記幅方向一端部及び他端部に対応する帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部を有し、両対応部にて帯状シートに接触するようになされており、且つ
    前記アンビルロールは、1)帯状シートの前記幅方向中央部に対応する帯状シート中央部対応部を有していないか、又は2)該帯状シート中央部対応部を有しているが、該帯状シート中央部対応部の外径が該帯状シート一端部対応部及び帯状シート他端部対応部それぞれの外径に比して小さくなされており、
    前記枚葉シート搬送コンベアの上流側端部は、前記アンビルロールの前記帯状シート一端部対応部と前記帯状シート他端部対応部との間に位置している枚葉シートの製造装置。
  8. 前記枚葉シート搬送コンベアは無端状のベルトを有し、該ベルトの搬送方向と直交する方向の長さは、帯状シートの搬送方向と直交する方向の長さに比して短い請求項7に記載の枚葉シートの製造装置。
  9. 更に、前記第1の切断手段を通過した帯状シートを前記第2の切断手段へ搬送する帯状シート搬送コンベアを備え、
    前記帯状シート搬送コンベアは無端状のベルトを有し、該ベルトの搬送方向と直交する方向の長さは、帯状シートの搬送方向と直交する方向の長さに比して短い請求項7又は8に記載の枚葉シートの製造装置。
JP2013182729A 2013-09-04 2013-09-04 枚葉シートの製造方法及び製造装置 Pending JP2015047682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013182729A JP2015047682A (ja) 2013-09-04 2013-09-04 枚葉シートの製造方法及び製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013182729A JP2015047682A (ja) 2013-09-04 2013-09-04 枚葉シートの製造方法及び製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015047682A true JP2015047682A (ja) 2015-03-16

Family

ID=52698141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013182729A Pending JP2015047682A (ja) 2013-09-04 2013-09-04 枚葉シートの製造方法及び製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015047682A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108785057A (zh) * 2018-05-30 2018-11-13 河南省超亚医药器械有限公司 热敷蒸汽面罩成型机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108785057A (zh) * 2018-05-30 2018-11-13 河南省超亚医药器械有限公司 热敷蒸汽面罩成型机
CN108785057B (zh) * 2018-05-30 2023-10-24 河南省超亚医药器械有限公司 热敷蒸汽面罩成型机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101761973B1 (ko) 레이저 노칭장치
TWI415727B (zh) 以高切割效率製備矩形件的設備
JP2014179304A (ja) 二次電池用電極積層体作成方法及び作成装置
JP5547042B2 (ja) 積層装置
JP2008200788A (ja) 光学フィルムの裁断装置および光学フィルムの製造方法
JP2006117326A (ja) 製品用梱包装置
CN108974627B (zh) 玻璃夹纸、玻璃板包装体、玻璃夹纸层叠方法及玻璃夹纸层叠装置
CN103119803B (zh) 链状端子
JP2012204070A (ja) 電極積層体の製造装置および製造方法
JP2009202339A (ja) 製袋機の断裁装置
JP2015047682A (ja) 枚葉シートの製造方法及び製造装置
JP6561621B2 (ja) 搬送装置
JP2001093515A (ja) 電極板の製造方法およびその装置
KR101563959B1 (ko) 그린시트 절단 장치 및 방법
JP2013503797A (ja) 帯状部材の搬送装置
JP2007090441A (ja) スリッタ装置およびスリット方法
JP2009148843A (ja) 薄板状部品製造装置及び薄板状部品製造方法
JP2006255860A (ja) スリッタ装置
CN203738856U (zh) 吸收性物品的制造装置
JP2007005033A (ja) 薄膜積層装置および薄膜積層方法
JP2021048010A (ja) 袋詰電極の製造装置、集積装置および袋詰電極の製造方法
JP2005255257A (ja) フィルム貼付方法とその装置
JP6747248B2 (ja) 積層電池製造装置
JP2003170508A (ja) インライン型パウチ製造装置
CN216980621U (zh) 气体扩散层成型设备

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160115