JP2015047162A - ウナギ稚魚の成育方法及び養殖ウナギの生産方法 - Google Patents

ウナギ稚魚の成育方法及び養殖ウナギの生産方法 Download PDF

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Abstract

【課題】天然ウナギに匹敵する匂い、味、食感を有する養殖ウナギを生産することができるウナギ用飼料及び養殖ウナギの生産方法を提供する。
【解決手段】シャコ類由来原料を、配合飼料に添加してなるウナギ用飼料。当該ウナギ用飼料を用いて、ウナギを養殖することにより、天然ウナギに匹敵する匂い、味、食感を有する養殖ウナギを生産することができると共に、通常、廃棄されているシャコの甲殻等の残渣を有効利用できる。当該ウナギ用飼料を養殖ウナギに与えることにより、ウナギ身肉に含まれる様々なアミノ酸量が増加する。
【選択図】なし

Description

本発明は、天然ウナギに匹敵する匂い、味、食感を有するウナギを安全に生産することのできるウナギ用飼料及び該飼料を使用した養殖ウナギの生産方法、並びにウナギ身肉のアミノ酸増加方法に関する。
ウナギは、ウナギ目ウナギ科Anguillidaeに属する魚類であり、日本に加えて周辺諸国でも養殖されている。一般的に養殖ウナギは、天然で採取したシラスウナギやその成長体であるクロコ等のウナギの稚魚を養殖池に入れ、ウナギ親魚まで育成することで生産されている。養殖ウナギは、養殖魚独特の匂いがあり、また、天然ウナギと比較してうまみ成分であるアミノ酸の含有量が少なく、食感が悪いことが多い。また、通常の配合飼料で養殖されたウナギは、天然ウナギと比較して有用なアミノ酸量が不足していることが知られている。そのため、天然ウナギに近い、匂い、味及び食感を有する養殖ウナギを生産する方法が求められている。
ウナギの養殖において、ウナギ用飼料として、イワシ、サバ、ニシン、アジ等の青魚を乾燥させた魚粉をベースとする配合飼料が一般的に用いられているが、イワシ、アジ等の青魚に含まれる不飽和脂肪酸が、配合飼料の製造過程において高熱を加えられることによって酸化されて過酸化脂肪酸に変化し、養殖魚独特の匂いの原因のひとつとなっている。
また、ウナギの養殖は、その稚魚であるシラスウナギ、次いでクロコの飼育から始まるが、近年、天然のシラスウナギが激減しており、養殖時の生産性を向上させることが求められている。そのため、シラスウナギやクロコ等のウナギ稚魚による嗜好性が良好で、且つ、安全なウナギ用飼料が求められている。ウナギ用飼料として、例えば、特許文献1や特許文献2の飼料が報告されているが、上述の従来のウナギ用飼料では、ウナギ稚魚の嗜好性が必ずしも良くなく、また、ウナギ稚魚に病気が発生する場合があった。さらには、生産される養殖ウナギに養殖魚独特の匂いがあり、栄養価も天然ウナギと比較して少ないものであった。
特開平11−253111号公報 特開2005−13116号公報
このように従来のウナギ用飼料においては改善の余地が残されていた。シラスウナギやクロコ等のウナギ稚魚による嗜好性が良好で取扱い性のよく、かつ、成長の抑制、病気の発生などを生ずることない飼料が望まれている。
かかる状況下、本発明の目的は、天然ウナギに匹敵する匂い、味、食感を備えたウナギを、成長の抑制、病気の発生を生ずることなく、安全に且つ健全に生育させることのできるウナギ用飼料及び養殖ウナギの生産方法を提供することである。また、本発明の他の目的は、養殖ウナギのうま味成分を増加させるウナギ身肉のアミノ酸増加方法を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、シャコ類に由来する原料を含むウナギ用飼料をウナギに与えることで、天然ウナギに近い養殖ウナギを生産できることを見出し、本発明に至った。
本発明は、以下の[1a]〜[6a]に記載のウナギ稚魚の成育方法、及び[7a]に記載の養殖ウナギの生産方法に係るものである。
[1a] シャコ類由来原料を配合飼料に添加したウナギ用飼料をウナギ稚魚に摂餌させるウナギ稚魚の成育方法。
[2a] 前記ウナギ稚魚が、クロコである前記[1a]に記載のウナギ稚魚の成育方法。
[3a] 前記シャコ類由来原料が、シャコ類の頭部及び/又は身肉を含む前記[1a]または[2a]に記載のウナギ稚魚の成育方法。
[4a] 前記シャコ類由来原料が、シャコ類の甲殻を含む前記[1a]から[3a]のいずれかに記載のウナギ稚魚の成育方法。
[5a] 前記ウナギ用飼料が、前記シャコ類由来原料及び前記配合飼料それぞれの乾燥重量の合計を100重量%としたときに、前記シャコ類由来原料が、5重量%以上45重量%以下含有される前記[1a]から[4a]のいずれかに記載のウナギ稚魚の成育方法。
[6a] 前記配合飼料が、魚粉を主成分とする前記[1a]から[5a]のいずれかに記載のウナギ稚魚の成育方法。
[7a] 前記[1a]から[6a]のいずれかに記載の成育方法により、ウナギ稚魚を成育させる工程を含む養殖ウナギの生産方法。
本発明によれば、うなぎ稚魚を含む養殖ウナギの嗜好性が高く、良好に生育させることができるウナギ用飼料が提供される。該ウナギ用飼料を摂餌させて養殖することにより、天然ウナギに匹敵する匂い、味、食感を有する養殖ウナギを得ることができる。また、該ウナギ用飼料を摂餌させることにより、ウナギ身肉のアミノ酸量を増加させることができる。
養殖ウナギの生身100gに含まれるトレオニンについての分析結果を示す図である。 養殖ウナギの生身100gに含まれるメチオニンについての分析結果を示す図である。 養殖ウナギの生身100gに含まれるイソロイシンについての分析結果を示す図である。 養殖ウナギの生身100gに含まれるロイシンについての分析結果を示す図である。 養殖ウナギの生身100gに含まれるチロシンについての分析結果を示す図である。 養殖ウナギの生身100gに含まれるフェニルアラニンについての分析結果を示す図である。
以下、本発明について例示物等を示して詳細に説明するが、本発明は以下の例示物等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意に変更して実施できる。
本発明のウナギ用飼料は、シャコ類由来原料を、配合飼料に添加してなることを特徴とする。
「シャコ類由来原料」とは、シャコ類に由来する原料であり、シャコ類の甲殻、頭部内容物、身肉、尾等を生のまま、あるいは冷凍、加熱、乾燥させたものである。これらは、通常、細断、粉砕、圧搾またはすりおろして使用される。シャコ類由来原料は、具体的には、シャコ類を甲殻、頭部、身肉等を含んだまま丸ごと粉砕し、ミンチ状にしたもの、シャコ類の甲殻、頭部、身肉に分離した後、必要部分を粉砕し混合したもの、等が挙げられる。
原料となるシャコ類としては、シャコ科のシャコ(Oratosquilla oratoria)、スジオシャコ(Anchisquilla fasciata)、ヨーロッパシャコ(Squilla mantis)、トゲシャコ科のトゲシャコ(Harpiosquilla harpax)、オキシャコ科のシリブトシャコ(Bathysquilla crassispinosa)、アナジャコ科のアナジャコ(Upogebia major)、オキナワアナジャコ科のオキナワアナジャコ(Thalassina)などが挙げられる。
この中でも、シャコ(Oratosquilla oratoria)、アナジャゴ(Upogebia major)が好ましい。
シャコ類由来原料は、シャコ類の頭部を含むことが好ましい。ここでいう、「シャコ類の頭部」は、頭部甲殻及び頭部内容物を含む。また、シャコ類の身肉を含むことが好ましい。これらを含むことにより、甲殻のみからなるシャコ類由来原料と比較して、味、食感がより改善される場合がある。
シャコ類由来原料における頭部や身肉の割合は、ウナギの種類、成長具合を考慮して養殖魚独特の臭みが十分に抑制できる範囲で適宜決定される。
また、シャコ類由来原料は、シャコ類の甲殻を含んでいてもよい。シャコの甲殻は、実施例で後述するように、単位重量当たりの炭水化物量やエネルギーが頭部内容物や身肉と比較して高い。さらに、通常、シャコの甲殻は、通常、残渣となる部分であるため、廃棄物の有効利用という点でも優れている。
シャコ類由来原料における甲殻の割合は、ウナギの種類、成長具合を考慮して養殖魚独特の臭みが十分に抑制できる範囲で適宜決定される。
シャコ類由来原料の好適な具体例を挙げると、シャコ類の尾部のみを取り除いた、頭部(頭部甲殻及び内容物)及び胴体部(甲殻及び身肉)からなる、いわゆる有頭シャコが挙げられる。
本発明のウナギ用飼料の原料となる配合飼料は、ウナギ生育のための必要な栄養分を十分まかなえるようにいろいろな原料を適切な割合で混合したものである。具体的には魚粉と他の成分を混合した公知の養殖魚用飼料として使用できる。他の成分としては、例えば、デンプン、リン酸カルシウム、食塩、酵母、薬草エキス等が挙げられる。
魚粉の原料としては、例えば、イワシ、サバ、ニシン、アジ等の加工して得られる粉末が挙げられるが、これ以外の魚類でもよい。魚粉の原料となる魚介は、単独でも2種類以上を混合してもよく、ウナギの種類や、生育状態、コスト等を考慮して適宜選択される。
本発明のウナギ用飼料では、配合飼料が、魚粉を主成分とすることが好ましい。ここで、「主成分とする」とは、配合飼料の少なくとも50重量%以上が、魚粉であることを意味する。配合飼料中の魚粉の割合が少なすぎると、飼料の栄養価が不足して、ウナギの生育が悪くなる場合がある。
本発明のウナギ用飼料は、シャコ類由来原料及び配合飼料以外の成分を含んでいてもよい。好適な他の成分としては、シジミ、アサリ、ハマグリ等の貝類が挙げられる。上述のシャコ類由来原料を含むため、魚粉ベースの配合飼料を使用しても養殖魚独特の匂いが抑制されるが、貝類を添加することにより匂いの少ない養殖ウナギを得ることができる。
本発明のウナギ用飼料は、シャコ類由来原料に対して、配合飼料(さらには必要に応じて他の成分)を混合することによって製造することができる。また、練餌としやすいように必要に応じて、水や油等を加えてもよい。
ウナギ用飼料に含まれるシャコ類由来原料の割合は、生産される養殖ウナギ匂い、味、食感を劣化させることなく、成長の抑制、病気の発生を生ずることがない範囲で決定され、ウナギの生育状態(稚魚あるいは親魚)を考慮して適宜選択されるが、特にシャコ類由来原料及び配合飼料それぞれの乾燥重量の合計を100重量%としたときに、前記シャコ類由来原料を、5重量%以上45重量%以下含有することが好ましく、より好ましくは15重量%以上45重量%以下であり、より好ましくは20重量%以上40重量%以下である。シャコ類由来原料が5重量%未満では、シャコ類由来原料によるウナギ生育向上効果が認められないおそれがあり、45重量%を超えると飼料の粘度が低すぎてまとまりづらくなり、給餌の際に水中で飼料が分散して水が汚れる場合がある。
以下、本発明の養殖ウナギの生産方法について説明する。
本発明の養殖ウナギの生産方法は、上述の本発明のウナギ用飼料を養殖ウナギに摂餌させることに特徴がある。上述のようにシャコ類由来原料を含む本発明のウナギ用飼料を与えて養殖することにより、養殖魚独特の臭みが減少し、味、食感も改善される。
養殖対象のウナギは、日本種ウナギ(ジャポニカ種ウナギ、Anguilla japonica)、外国種ウナギ(非ジャポニカ種ウナギ)のいずれもが対象となるが、日本種ウナギが好適である。 本発明の養殖ウナギの生産方法は、ウナギ稚魚からウナギ親魚までが対象である。養殖対象のウナギ稚魚は、人工孵化させたもの、天然のもののいずれでもよいが、通常、天然のシラスウナギ、あるいはクロコが用いられる。
本発明でいうウナギ稚魚とは、体重0.5g以下、体長6cm以下のシラスウナギから、100g程度までのウナギを意味する。すなわち、シラスウナギのみならずその成長体であるクロコを含み、卵からシラスウナギに成長するまでのウナギ孵化仔魚は対象外である。
本発明のウナギ用飼料は、生育したウナギのみならず、ウナギ稚魚に対する嗜好性がよい。該飼料を養殖ウナギに摂餌させる本発明の養殖ウナギの生産方法によれば、ウナギ稚魚が成長途中で死ぬ確率が減少し、歩留まりよくウナギ親魚まで育てることができる。
そして、ウナギ親魚に本発明のウナギ用飼料を摂餌させて養殖することにより、天然ウナギに匹敵する匂い、味、食感を有する養殖ウナギを得ることができる。
本発明の養殖ウナギの生産方法において、本発明のウナギ用飼料を、ウナギ稚魚がウナギ親魚になるまでの全飼育期間に与えることが好ましい。一方で、本発明のウナギ用飼料を死亡率の高いウナギ稚魚(シラスウナギ、クロコ)の期間や、生産される養殖ウナギの匂い、味、食感に特に影響する出荷60日前(好ましくは90日前)から出荷までの期間に限定して与えてもよい。
また、現段階では詳細な理由は明らかでないが、本発明のウナギ用飼料をウナギに摂餌させる方法により、ウナギ身肉のアミノ酸を増加させることができる。
増加するアミノ酸としては、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、グリシン、アラニン、プロリン、アルギニン等が挙げられる。
ウナギ身肉におけるアミノ酸の中でも、うまみ成分の指標となるグリシン、アラニン、プロリン、アルギニンが増加が認められ、特にグリシン、アラニン、プロリンが増加する。
本発明の生産方法で生産される養殖ウナギは、ウナギ身肉のうま味成分に係るアミノ酸量を増加し、天然ウナギに匹敵する匂い、味、食感を有する。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1)ウナギ用飼料の製造
「実施例1のウナギ用飼料(20%添加飼料)」
実施例1のウナギ用飼料は以下のように製造した。
シャコ類由来原料として、冷凍シャコを解凍して使用した。当該冷凍シャコは、シャコの尾部を除き、頭部(甲殻部分及び内容物)、胴体(甲殻部分及び身肉)を含むものである(以下、「有頭シャコ」と記載する場合がある。)。配合飼料として、魚粉(74重量%)、α化デンプン(23重量%)、残部(3重量%)がリン酸カルシウム、食塩、飼料用酵母及び甘草抽出物からなる、配合飼料を使用した。
まず、冷凍シャコ80g(乾燥重量20g)に水90gを加え、ミキサーでミキシングして、シャコミンチを得た。得られたシャコミンチ全量と、配合飼料80g(乾燥重量)及び水30gを所定の容器で均一になるまで十分に混練して、実施例1のウナギ用飼料を得た。なお、実施例1のウナギ用飼料は、シャコ類由来原料の乾燥重量基準で、以下、「20%添加飼料」と呼ぶ場合がある。
「実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)」
実施例1のウナギ用飼料と同様のシャコ類由来原料及び配合飼料を原料として使用した。まず、冷凍シャコ160g(乾燥重量40g)に水160gを加え、ミキサーでミキシングして、シャコミンチを得た。得られたシャコミンチ全量と、配合飼料60g(乾燥重量)を所定の容器で均一になるまで十分に混練して、実施例2のウナギ用飼料を得た。なお、実施例2のウナギ用飼料は、シャコ類由来原料の乾燥重量基準で、以下、「40%添加飼料」と呼ぶ場合がある。
「実施例3のウナギ用飼料(50%添加飼料)」
実施例1のウナギ用飼料と同様のシャコ類由来原料及び配合飼料を原料として使用した。まず、冷凍シャコ200g(乾燥重量50g)に水50gを加え、ミキサーでミキシングして、シャコミンチを得た。得られたシャコミンチ全量と、配合飼料50g(乾燥重量)を所定の容器で均一になるまで十分に混練して、実施例3のウナギ用飼料を得た。なお、実施例3のウナギ用飼料は、シャコ類由来原料の乾燥重量基準で、以下、「50%添加飼料」と呼ぶ場合がある。
(2)評価
(2−1)シャコ類由来原料、配合飼料及び実施例のウナギ用飼料の成分組成
表1に、有頭シャコ(冷凍シャコの頭部及び胴体)及び有頭シャコから頭部内容物及び身肉を取り除いた有頭シャコの甲殻のみの成分組成を示す。なお、表中の数値は、それぞれ試料100gに対する重量(g)及びエネルギー(kcal)である。
表2、表3に配合飼料及び実施例1,2のウナギ用飼料の成分組成を示す。表2は水分を含んだ値であり、表3は乾燥重量基準での値である。
(2−2)ウナギ用飼料の形状保持性
実施例1〜3のウナギ用飼料は、混練時に適度の粘性があり、ウナギ用飼料として十分な成形性を示した。次いで、これらのウナギ用飼料を水中に入れ、飼料のばらけ方を観察したところ、実施例1,2のウナギ用飼料は、30分以上たっても分裂することなく、成形性を保っていたのに対し、実施例3のウナギ用飼料は、水中にいれて、しばらくして分裂し始めた。
そこで、実施例2,3の中間値である45重量%(シャコ類由来原料及び配合飼料それぞれの乾燥重量の合計)以下を、水中でウナギ用飼料が分裂しない上限値と判断した。
(2−3)養殖試験
「養殖試験1」
水中での成形性により優れる実施例1(20%添加飼料)、実施例2(40%添加飼料)をウナギ用飼料として、ウナギの養殖試験を行った。
養殖試験は、試験区として5トン水槽(水量約2トン)6面を用いた。評価対象のウナギとして、鹿児島県産の養殖ウナギ720個体(約200gサイズ)を用いた。これらのウナギを6面の水槽(A−1〜A−6)に120個体ずつ入れ、それぞれシャコ類由来原料を含まない配合飼料を給餌して、餌食いが安定するまで馴至させた。次いで、引き続き(シャコ類由来原料を含まない)配合飼料を与えたコントロール区画(A−1,A−2)、実施例1のウナギ用飼料(20%添加飼料)を与えた区画(A−3,A−4)、実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を与えた区画(A−5,A−6)について、ウナギの生育状態の評価を行った。ウナギには飼料を1日1回与え、給餌量はウナギの体重の1.6重量%を目安として算出した。また、ウナギの生育状態等の状況に応じて、給餌量を100〜500gの範囲で変化させた。
上述した方法により養殖したウナギについて、生育状況の調査と、成分分析を行った。
生育状況の調査は、測定対象であるウナギの全長(mm)、肛門前長(mm)及び体重(g)を計測することにより行った。
評価は、納入したウナギを6面の水槽に入れた翌日に任意に選択した30個体について測定を行い、養殖開始から60日目にA−1,A−4,A−6の区画で生育したウナギ各20個体について上記評価を行い、生育状況を比較した。
また、成分分析は、A−1,A−4,A−6の区画で生育したウナギ各5個体を取り出し、皮を取り除いたウナギに身肉部分の成分について成分分析を行った。なお、成分分析は福岡県工業技術センター生物食品研究所にて実施された。
表4に、飼育開始から60日後のウナギの生育状況を示す。
表4に示されるように、実施例1,2のウナギ用飼料を与えた区画(A−4,A−6)のウナギは、全長(増加分)、肛門前長、体重のすべてが、コントロール区画(A−1)よりも大きいことが確認された。表2,3に示されるように、実施例1,2のウナギ用飼料は、コントロールの配合飼料より、エネルギー量が少ないことから、生育評価の結果は、実施例1,2のウナギ用飼料に含まれる、シャコ類由来原料によって、ウナギの生育が促進されていることを意味している。
また、実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)では、特にウナギの生育がよいことが確認された。
図1〜6に、給餌開始から60日後のウナギ身肉100gに含まれるアミノ酸(トレオニン、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、チロシン及びフェニルアラニン)の分析結果を示す。横軸の0%は、配合飼料のみで養殖したウナギ(コントロール群)であり、20%は実施例1のウナギ用飼料(20%添加飼料)を用いて養殖したウナギであり、40%は実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を用いて養殖したウナギである。
図1に示すように、トレオニンは、コントロール群(配合飼料のみ)で養殖したウナギに対して、実施例1のウナギ用飼料(20%添加飼料)で養殖したウナギで106%、実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を用いて養殖したウナギで151%であった。
図2に示すように、メチオニンは、コントロール群(配合飼料のみ)で養殖したウナギに対して、実施例1のウナギ用飼料(20%添加飼料)で養殖したウナギで111%、実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を用いて養殖したウナギで111%であった。
図3に示すように、イソロイシンは、コントロール群(配合飼料のみ)で養殖したウナギに対して、実施例1のウナギ用飼料(20%添加飼料)で養殖したウナギで111%、実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を用いて養殖したウナギで107%であった。図4に示すように、ロイシンは、コントロール群(配合飼料のみ)で養殖したウナギに対して、実施例1のウナギ用飼料(20%添加飼料)で養殖したウナギで111%、実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を用いて養殖したウナギで107%であった。
図5に示すように、チロシンは、コントロール群(配合飼料のみ)で養殖したウナギに対して、実施例1のウナギ用飼料(20%添加飼料)で養殖したウナギで148%、実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を用いて養殖したウナギで129%であった。
図6に示すように、フェニルアラニンは、コントロール群(配合飼料のみ)で養殖したウナギに対して、実施例1のウナギ用飼料(20%添加飼料)で養殖したウナギで150%、実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を用いて養殖したウナギで147%であった。
表5に養殖試験1における養殖ウナギ身肉のアミノ酸評価の結果をまとめて示す。
「養殖試験2」
実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を用いて、ウナギの養殖試験を行い、ウナギ身肉に含有されるうま味成分であるアミノ酸成分の評価を行い、配合飼料のみを与えたウナギ及び天然ウナギと比較した。
養殖試験は、試験区として5トン水槽(水量約2トン)2面を用いた。評価対象のウナギとして、鹿児島県産の養殖ウナギ200個体(約200gサイズ)を用いた。これらのウナギを2面の水槽(B−1、B−2)に100個体ずつ入れ、それぞれシャコ類由来原料を含まない配合飼料を給餌して、餌食いが安定するまで馴至させた。
次いで、引き続き(シャコ類由来原料を含まない)配合飼料を与えたコントロール区画(B−1)、実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を与えた区画(B−2)について、ウナギの生育状態の評価を行った。ウナギには飼料を1日1回与え、給餌量はウナギの体重の1.6重量%を目安として算出した。また、ウナギの生育状態等の状況に応じて、給餌量を100〜500gの範囲で変化させた。
上記方法で、給餌開始からから90日後のウナギ身肉100gに含まれるアミノ酸(グリシン、アラニン、プロリン、アルギニン及びヒスチジン)の分析を行った。また、参考例として天然ウナギ(佐賀県産)についても、同様のアミノ酸分析を行った。なお、評価したアミノ酸は、ウナギのうま味についての指標となるアミノ酸に該当する。
表6に養殖試験2における養殖ウナギ身肉のアミノ酸評価の結果をまとめて示す。なお、数値はウナギ身肉100gに含まれるアミノ酸量(mg)である。
表6に示されるように、実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を用いて養殖したウナギは、天然ウナギに匹敵するアミノ酸量を有していることがわかる。
コントロール群(配合飼料のみ)で養殖したウナギのアミノ酸量を100%としたときの実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を用いて養殖したウナギのアミノ酸量(相対値)は、グリシン121%、アラニン108%、プロリン124%、アルギニン102%であった。
養殖試験2で養殖したウナギ及び天然ウナギを白焼きで調理し、匂い、味、食感を評価したところ、コントロール群(配合飼料のみ)で養殖したウナギは養殖魚独特の匂いがし、味、食感も天然ウナギに比べると劣っていた。一方、実施例2のウナギ用飼料(40%添加飼料)を用いて養殖したウナギは、養殖魚独特の匂いを感じず、味、食感ともに天然ウナギと比較して遜色ないものであった。
この結果から、本発明のウナギ用飼料を、出荷前90日程度から与えることにより、天然ウナギに匹敵する養殖ウナギを生産できることが確認された
(2−5)ウナギ稚魚への給餌及び生育観察
実施例2のウナギ用飼料を用いて、ウナギ稚魚の成育観察を行った。
ウナギ稚魚としては、養殖のクロコ(体重25〜50g程度)4500匹を用いた。25t水槽で飼育されたウナギ稚魚4500匹に対し、ウナギ用飼料を1日1回、体重の1.6〜2.0重量%のウナギ用飼料を給餌して飼育したところ、給餌開始から、120日間、病気の発生もなく、順調に生育することが確認された。
本発明のウナギ用飼料及び養殖ウナギの生産方法では、天然ウナギに匹敵する匂い、味、食感を有する養殖ウナギを生産することができる。さらに通常、廃棄されているシャコ類の身肉以外にも、頭部や甲殻等の残渣を有効利用できるので、産業廃棄物の減少に寄与することができる。

Claims (7)

  1. シャコ類由来原料を配合飼料に添加したウナギ用飼料をウナギ稚魚に摂餌させるウナギ稚魚の成育方法。
  2. 前記ウナギ稚魚が、クロコである請求項1に記載のウナギ稚魚の成育方法。
  3. 前記シャコ類由来原料が、シャコ類の頭部及び/又は身肉を含む請求項1または2に記載のウナギ稚魚の成育方法。
  4. 前記シャコ類由来原料が、シャコ類の甲殻を含む請求項1から3のいずれかに記載のウナギ稚魚の成育方法。
  5. 前記ウナギ用飼料が、前記シャコ類由来原料及び前記配合飼料それぞれの乾燥重量の合計を100重量%としたときに、前記シャコ類由来原料が、5重量%以上45重量%以下含有される請求項1から4のいずれかに記載のウナギ稚魚の成育方法。
  6. 前記配合飼料が、魚粉を主成分とする請求項1から5のいずれかに記載のウナギ稚魚の成育方法。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の成育方法により、ウナギ稚魚を成育させる工程を含む養殖ウナギの生産方法。
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