JP2015046964A - 車両診断装置の電源バックアップ回路 - Google Patents

車両診断装置の電源バックアップ回路 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジン作動に伴うクランキング動作によって降下した電圧を補う車両診断装置の電源バックアップ回路を提供する。
【解決手段】電源電圧を電源供給対象14に供給する電源供給ライン16に並列に接続された電源バックアップ回路24は、電源電圧を第1電圧値まで降下させる降圧回路42と、降圧回路42によって降圧された電圧によって充電されるキャパシタ44と、キャパシタ44と電源供給ライン16との接続、切断を切り換えるものであり、通常時は前記キャパシタと前記電源供給ラインとを接続するスイッチ46と、キャパシタ44と接続される電源供給ライン16の接続点Bの接続点電圧値を監視し、接続点電圧値が第2所定値よりも小さいときのみ、キャパシタ44と電源供給ライン16との接続を切断するようにスイッチ46を駆動する監視回路50とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両診断装置の電源バックアップ回路に関する。
下記特許文献1に示すように、従来から、車両の各種制御装置、補機類等の検査工程において、車両と接続されて通信を行う車両診断装置が知られている。
また、下記特許文献2には、電源バックアップ回路が記載されており、コンデンサの電圧が閾値を超えた場合は、コンデンサと電源供給ラインとの接続・遮断を切り換えるスイッチを接続状態にし、コンデンサの電圧が閾値以下になった場合はスイッチを切断状態にすることが記載されている。
特開2011−107043公報 特開2012−115094号公報
しかしながら、特許文献1では、車両診断時にエンジン始動に伴うクランキング動作によって、車両から車両診断装置に供給される電圧が降下し、適切な電力を供給することができない。また、上記特許文献2は、コンデンサの電圧の大きさによって、コンデンサを電源供給ラインに接続したり、切り離したりするのみであり、エンジン作動に伴うクランキング動作によって降下した電圧を補うものではない。
そこで、本発明は、エンジン作動に伴うクランキング動作によって降下した電圧を補う車両診断装置の電源バックアップ回路を提供することを目的とする。
本発明は、電源電圧を電源供給対象に供給する電源供給ラインに並列に接続された車両診断装置の電源バックアップ回路であって、前記電源電圧を第1電圧値まで降下させる降圧回路と、前記降圧回路によって降圧された電圧によって充電されるキャパシタと、前記キャパシタと前記電源供給ラインとの接続、切断を切り換えるものであり、通常時は前記キャパシタと前記電源供給ラインとを接続するスイッチと、前記キャパシタと接続される前記電源供給ラインの接続点の接続点電圧値を監視し、前記接続点電圧値が閾値よりも小さいときのみ、前記キャパシタと前記電源供給ラインとの接続を切断するように前記スイッチを駆動する監視回路と、を備えることを特徴とする。
本発明は、前記車両診断装置の電源バックアップ回路であって、前記電源供給ラインには、前記電源電圧を前記第1電圧値より高い第2電圧値にまで降下させて前記電源供給対象に電力を供給する電源制御回路が設けられ、前記キャパシタは、前記電源制御回路の出力側の前記電源供給ラインに接続されることを特徴とする。
本発明は、前記車両診断装置の電源バックアップ回路であって、前記電源供給ラインには、前記電源電圧を前記第1電圧値より高い第2電圧値にまで降下させて前記電源供給対象に電力を供給する電源制御回路が設けられ、前記キャパシタの電圧を前記電源電圧より低い第3電圧にまで上昇する昇圧回路を備え、前記昇圧回路の出力電圧は、前記電源制御回路に入力されることを特徴とする。
本発明は、前記車両診断装置の電源バックアップ回路であって、前記電源供給対象は、車両に接続され、車両からの前記電源電圧が供給されて、車両と通信を行うための通信回路を含むことを特徴とする。
本発明によれば、クランキング動作による電圧降下の場合には、キャパシタからの電力を供給することで、クランキング動作によって降下した電圧を補うことができ、電源供給対象に適切な電力を供給することができる。
電源電圧の供給が停止されると、スイッチをオフして、キャパシタからの電力供給を停止するので、キャパシタに充電された電力が無駄に放電されることを防止することができ、キャパシタの充電時間を短くすることができる。
また、接続点の接続点電圧値の電圧値が第2所定値より小さいか否かを判断することで、電源電圧の電圧値が、電源電圧の供給の終了によって低下したのか、それ以外の原因により低下したのかを判断することができる。
スイッチは、ノーマリーオンのスイッチなので、スイッチの切り換えが不要となり、電源電圧の電圧値が低下した場合であっても、迅速にキャパシタからの電力を電源供給ラインに供給することでき、クランキング動作によって電源供給対象が誤作動することを確実に防止することができる。
第1の実施の形態の車両診断装置の構成図である。 電源バックアップ回路を有さない車両診断装置の動作を示すタイムチャートである。 第1の実施の形態の車両診断装置の動作を示すタイムチャートである。 第2の実施の形態の車両診断装置の構成図である。 第2の実施の形態の車両診断装置の動作を示すタイムチャートである。
本発明に係る車両診断装置の電源バックアップ回路について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の車両診断装置10の構成図である。車両診断装置10は、カプラ12を介して図示しない車両の電源から供給される電源電圧(電圧値は、例えば、12V)を電源供給対象14に供給する電源供給ライン16を有する。電源供給ライン16には、カプラ12側から順に、ヒューズ18と、ダイオード20と、電源制御回路22とが設けられ、これらは直列に接続されている。
詳しくは、ダイオード20のアノードは、ヒューズ18を介してカプラ12に接続され、ダイオード20のカソードは、電源制御回路22の入力側に接続される。そして、電源制御回路22の出力側は、電源供給対象14に接続される。電源制御回路22は、電源電圧から制御電圧を生成する。この電源制御回路22は、電源電圧を第2電圧値(例えば、5V)にまで降圧することで、制御電圧を生成し、出力電圧として電源供給対象14に出力する。
電源供給対象14は、CPU30、通信回路32、及び降圧回路34を含む。電源供給ライン16からの供給電圧、つまり、電源制御回路22からの出力電圧は、電源供給対象14であるCPU30、通信回路32、及び降圧回路34に供給される。このCPU30は、車両診断装置10全体を制御するものであり、通信回路32は、CPU30と前記車両とが通信を行うためのものである。降圧回路34は、電源制御回路22からの出力電圧を、その他の部材を駆動するのに必要な所定電圧値(例えば、3.3V)にまで降圧するものである。なお、電源制御回路22から出力される出力電圧は、他の部材(例えば、メモリ等)に供給されてもよく、CPU30、通信回路32、及び降圧回路34に限定されない。
車両診断装置10に設けられた電源バックアップ回路24は、電源供給ライン16に並列に接続されている。電源バックアップ回路24は、ダイオード40、降圧回路42、キャパシタ44、スイッチ46、ダイオード48、及び監視回路50を有する。ダイオード40、降圧回路42、スイッチ46、及びダイオード48は、前記の順で直列に接続され、電源供給ライン16に並列に接続されている。キャパシタ44の一端は、降圧回路42とスイッチ46を接続する導線に接続され、他端は、アースされている。
詳しくは、ダイオード40のアノードは、電源制御回路22の入力側の電源供給ライン16の接続点Aと接続され、ダイオード40のカソードは、降圧回路42の入力側と接続されている。接続点Aは、ダイオード20のアノードとヒューズ18との接続点でもある。降圧回路42は、電源電圧からキャパシタ44の充電電圧を生成する。つまり、電源電圧をキャパシタ44の充電に適した電圧値(第2電圧値より若干低い第1電圧値(例えば、4.8V))にまで降圧することで、充電電圧を生成する。降圧回路42の出力側及びキャパシタ44の一端は、スイッチ46及びダイオード48を介して、電源制御回路22の出力側の電源供給ライン16の接続点Bに接続されている。
スイッチ46は、キャパシタ44と電源供給ライン16との接続(オン)、切断(オフ)を切り換えるものであり、通常はキャパシタ44と電源供給ライン16とを接続状態に保持するノーマリーオンのスイッチである。なお、ダイオード48のアノードは、スイッチ46に接続され、カソードは、電源供給ライン16の接続点Bに接続されている。
監視回路50は、キャパシタ44の一端側と接続される電源供給ライン16の接続点Bの接続点電圧値を監視する。監視回路50は、この接続点電圧値が第2所定値(閾値)よりも小さいときのみ、キャパシタ44と電源供給ライン16との接続を切断するようにスイッチ46を駆動する。この第2所定値は、CPU30、通信回路32等が正常に駆動することができる最低限必要な動作下限電圧値であり、第1電圧値より低い。
次に、車両診断装置10の動作を説明する前に、従来技術の車両診断装置、つまり、本第1の実施の形態における電源バックアップ回路24を有さない車両診断装置10の動作について説明する。
図2は、電源バックアップ回路24を有さない車両診断装置10の動作を示すタイムチャートである。カプラ12を介して、車両診断装置10と前記車両とが接続された状態で、前記車両のイグニッションスイッチがオンにされると、前記車両から電源電圧が供給される。この供給される電源電圧の電圧値は、時間の経過とともに上昇し、12Vになると一定になる。図2のt1は、前記イグニッションスイッチがオンにされたタイミングを示す。
ここで、電源制御回路22は、第1所定値以上の電源電圧が供給された場合に、供給された該電源電圧から第2電圧値(例えば、5V)の制御電圧を生成することができるものである。即ち、供給される電源電圧の電圧値が第1所定値以下の場合は、制御電圧を生成することができない。従って、電源制御回路22は、前記イグニッションスイッチがオンにされ、前記車両から供給される電源電圧の電圧値が第1所定値を超えると、第2電圧値の制御電圧を生成する。図2のt2は、電源電圧の電圧値が第1所定値以上になったタイミングを示す。なお、第1所定値は、第2電圧値より高い。
電源制御回路22によって制御電圧が生成されると、生成された制御電圧は、出力電圧として電源供給対象14に供給さる。これにより、CPU30及び通信回路32等が駆動し、車両診断装置10が作動する。
その後、前記車両の図示しないエンジンが始動すると、前記エンジン始動に伴うクランキング動作により、電源電圧が徐々に降下し、電源電圧の電圧値は、第1所定値よりも低くなる。従って、電源制御回路22は、制御電圧を生成することはできず、電源制御回路22からの出力電圧は、徐々に低下する。図2のt3は、クランキング動作が開始されたタイミングを示し、t4は、電源電圧の電圧値が第1所定値よりも低くなったタイミングを示す。
電源制御回路22からの出力電圧が、第2所定値よりも低くなると、CPU30、及び通信回路32等が正常に駆動しなくなり、誤作動を起こしたり、停止したりする。
そして、クランキング動作が終了すると、電源電圧が徐々に上昇し、第1所定値以上になると、電源制御回路22は、再び制御電圧を生成し、生成した制御電圧は出力電圧として電源供給対象14に供給される。これにより、車両診断装置10は再び作動する。図2のt5は、クランキング動作が終了したタイミングを示し、t6は、電源電圧の電圧値が第1所定値以上となったタイミングを示す。
その後、前記イグニッションスイッチがオフにされると、つまり、車両診断が終了すると、電源電圧の供給が停止されるので、電源電圧の電圧値が徐々に低下し、第1所定値を下回る。電源電圧の電圧値が第1所定値を下回ると、電源制御回路22は、制御電圧を生成することはできず、電源制御回路22からの出力電圧が徐々に低下する。電源制御回路22からの出力電圧が第2所定値より低くなった時点で、CPU30等は正常に駆動しなくなり、その後、車両診断装置10が停止する。図2のt7は、前記イグニッションスイッチがオフにされたタイミングを示し、t8は、前記イグニッションスイッチのオフ後に、電源電圧の電圧値が第1所定値を下回ったタイミングを示す。
図3は、本第1の実施の形態の車両診断装置10の動作を示すタイムチャートである。カプラ12を介して、車両診断装置10と前記車両とが接続された状態で、前記イグニッションスイッチがオンにされると、前記車両から電源電圧が供給される。この供給される電源電圧の電圧値は、時間の経過とともに上昇し、12Vになると一定になる。図3のt1は、前記イグニッションスイッチがオンにされたタイミングを示す。
上述したように、電源制御回路22は、電圧値が第1所定値以上の電源電圧が供給された場合に、供給された該電源電圧から第2電圧値(例えば、5V)の制御電圧を生成することができるものである。同様に、降圧回路42も、電圧値が第1所定値以上の電源電圧が供給された場合に、供給された該電源電圧から第1電圧値(例えば、4.8V)の充電電圧を生成することができるものである。即ち、供給される電源電圧の電圧値が第1所定値以下の場合は、充電電圧を生成することができない。従って、電源制御回路22、及び、降圧回路42は、前記イグニッションスイッチがオンにされ、前記車両から供給される電源電圧の電圧値が第1所定値を超えると、第2電圧値の制御電圧、及び、第1電圧値の充電電圧を生成する。図3のt2は、電源電圧が第1所定値以上になったタイミングを示す。
この降圧回路42により充電電圧が生成されると、キャパシタ44は、第1電圧値まで充電される。また、電源制御回路22によって制御電圧が生成されると、生成された制御電圧と接続点Bの接続点電圧値とは同電位となり、生成された制御電圧が出力電圧として電源供給対象14に供給される。つまり、接続点電圧値の電圧値は、第2電圧値となる。これにより、CPU30及び通信回路32等が駆動し、車両診断装置10が作動する。
上述したように、キャパシタ44は、制御電圧より低い第1電圧値までしか充電されない。そのため、キャパシタ44と電源供給ライン16の接続点Bとがノーマリーオンのスイッチ46によって接続されていても、接続点Bの接続点電圧値が4.8Vより低くならないと、キャパシタ44からの電力が電源供給ライン16に供給されない。従って、電源制御回路22が制御電圧を生成している間は、キャパシタ44の電力は放電されない。
その後、前記エンジンが始動されると、前記エンジン始動に伴うクランキング動作により、電源電圧が徐々に低下し、電源電圧の電圧値は、第1所定値よりも低くなる。従って、電源制御回路22は、制御電圧を生成することはできず、電源制御回路22からの出力電圧は、徐々に低下する。図3のt3は、クランキング動作が開始されたタイミングを示し、t4は、電源電圧の電圧値が第1所定値よりも低くなったタイミングを示す。
しかしながら、本第1の実施の形態では、キャパシタ44と電源供給ライン16の接続点Bとがノーマリーオンのスイッチ46を介して接続されているので、電源制御回路22からの出力電圧の低下に伴い、キャパシタ44に充電された電力が放電される。従って、電源制御回路22からの出力電圧が低下した場合であっても、キャパシタ44から電力が電源供給ライン16の接続点Bに供給される。そのため、接続点Bの接続点電圧値の電圧値、即ち、電源供給対象14に供給される電圧の電圧値は、第2所定値より小さくならない。従って、CPU30及び通信回路32等も継続して正常に駆動し、CPU30等が誤動作、停止することはない。
そして、クランキング動作が終了すると、電源電圧が徐々に上昇し、第1所定値以上になると、電源制御回路22は、再び制御電圧を生成し、生成された制御電圧は出力電圧として電源供給対象14に供給される。キャパシタ44の電圧は、制御電圧より低いため、制御電圧が生成されるとキャパシタ44の放電は停止し、且つ、降圧回路42が生成した充電電圧によってキャパシタ44は、再び第1電圧値まで充電される。図3のt5は、クランキング動作が終了したタイミングを示し、t6は電源電圧の電圧値が第1所定値以上となったタイミングを示す。
その後、前記イグニッションスイッチがオフにされると、つまり、車両診断が終了すると、電源電圧の供給が停止されるので、電源電圧の電圧値が徐々に低下し、第1所定値を下回る。電源電圧の電圧値が第1所定値を下回ると、電源制御回路22は、制御電圧を生成することはできず、電源制御回路22からの出力電圧は、徐々に低下する。このとき、キャパシタ44の放電により、キャパシタ44から電力が電源供給ライン16の接続点Bに供給されるが、接続点Bの接続点電圧値の電圧値が時間の経過とともに低下する。図3のt7は、前記イグニッションスイッチがオフにされたタイミングを示し、t8は、前記イグニッションスイッチのオフ後に、電源電圧の電圧値が第1所定値を下回ったタイミングを示す。
そして、監視回路50が、接続点Bの接続点電圧値の電圧値が第2所定値より小さくなったと判断すると、監視回路50がスイッチ46をオフにする。従って、CPU30等は正常に駆動しなくなり、その後、車両診断装置10が停止する。図3のt9は、接続点Bの接続点電圧値が第2所定値より小さくなったタイミングを示す。
このように、第1の実施の形態では、キャパシタ44と接続される電源供給ライン16の接続点Bの接続点電圧値を監視し、接続点電圧値が第2所定値よりも小さいときのみ、キャパシタ44と電源供給ライン16との接続を切断するようにスイッチ46を駆動する。従って、クランキング動作による電圧降下の場合には、キャパシタ44からの電力を供給することで、クランキング動作によって降下した電圧を補うことができ、適切な電力を供給することができる。
電源電圧の供給が停止されると、スイッチ46をオフにして、キャパシタ44からの電力供給を停止するので、キャパシタ44に充電された電力が無駄に放電されることを防止することができ、キャパシタ44の充電時間を短くすることができる。
また、接続点Bの接続点電圧値の電圧値が第2所定値より小さいか否かを判断することで、電源電圧の電圧値が、電源電圧の供給の終了によって低下したのか、それ以外の原因により低下したのかを判断することができる。
スイッチ46は、ノーマリーオンのスイッチなので、スイッチ46の切り換えが不要となり、電源電圧の電圧値が低下した場合であっても、迅速にキャパシタ44からの電力を電源供給ライン16に供給することができ、クランキング動作によって電源供給対象14が誤作動することを確実に防止することができる。
[第2の実施の形態]
図4は、第2の実施の形態の車両診断装置100の構成図である。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本第2の実施の形態では、電源供給対象14は、CPU30、通信回路32、及び降圧回路34の他に、更に通信回路102を更に含む。電源供給ライン16からの供給電圧は、通信回路102にも供給される。詳しくは、電源制御回路22に入力される電圧(電圧値は、例えば、12V)が通信回路102に供給される。なお、上記第1の実施の形態で説明したように、CPU30、通信回路32、及び降圧回路34には、電源制御回路22の出力電圧(電圧値は、例えば、5V)が供給される。通信回路32は、例えば、約5Vで駆動する回路であり、通信回路102は、例えば、約12Vで駆動する回路である。
なお、通信回路102は、第1所定値以上の電源電圧が供給された場合に、正常に駆動することができる。つまり、第1所定値は、通信回路102が正常に駆動することができる最低限必要な動作下限電圧値である。
本第2の実施の形態では、電源バックアップ回路24は、キャパシタ44の電圧を12Vの電源電圧より低く、且つ、第2電圧値より高い第3電圧値(例えば、11.8V)にまで昇圧する昇圧回路104を更に備える。この昇圧回路104の出力側は、スイッチ46及びダイオード48を介して電源制御回路22の入力側の電源供給ライン16の接続点Cに接続される。つまり、キャパシタ44及び降圧回路42とスイッチ46とは、昇圧回路104を介して接続され、ダイオード48のカソードは、電源制御回路22の入力側の電源供給ライン16の接続点Cに接続される。接続点Cは、接続点Aよりも電源制御回路22側に位置し、ダイオード20のカソードに接続されている。なお、ダイオード48のアノードは、スイッチ46に接続されている。
監視回路50aは、キャパシタ44の一端側と電源供給ライン16との接続点Cの接続点電圧値を監視する。監視回路50aは、この接続点電圧値が第1所定値(閾値)よりも小さいときのみ、キャパシタ44と電源供給ライン16との接続を切断するようにスイッチ46を駆動する。
図5は、本第2の実施の形態の車両診断装置100の動作を示すタイムチャートである。カプラ12を介して、車両診断装置100と前記車両とが接続された状態で、前記イグニッションスイッチがオンにされると、前記車両から電源電圧が供給される。この供給される電源電圧の電圧値は、時間の経過とともに上昇し、12Vになると一定になる。図5のt1は、前記イグニッションスイッチがオンにされたタイミングを示す。これにより、接続点Cの接続点電圧値は、電源電圧と同電位となる。
上述したように、電源制御回路22は、電圧値が第1所定値以上の電源電圧が供給された場合に、供給された該電源電圧から第2電圧値(例えば、5V)の制御電圧を生成することができるものである。同様に、降圧回路42も、電圧値が第1所定値以上の電源電圧が供給された場合に、供給された該電源電圧から第1電圧値(例えば、4.8V)の充電電圧を生成することができるものである。従って、電源制御回路22、及び、降圧回路42は、前記イグニッションスイッチがオンにされ、前記車両から供給される電源電圧の電圧値が第1所定値を超えると、第2電圧値の制御電圧、及び、第1電圧値の充電電圧を生成する。図5のt2は、電源電圧が第1所定値以上になったタイミングを示す。
この降圧回路42により充電電圧が生成されると、キャパシタ44は、第1電圧値まで充電される。ここで、キャパシタ44の電圧は、昇圧回路104によって第3電圧値までしか昇圧されない。そのため、ノーマリーオンのスイッチ46によってキャパシタ44と電源供給ライン16の接続点Cとが接続されていても、接続点Cの接続点電圧値が11.8Vより低くならないと、キャパシタ44の電力が電源供給ライン16に供給されない。従って、キャパシタ44の電力は放電されない。また、電源制御回路22によって制御電圧が生成されると、生成された制御電圧が出力電圧として電源供給対象14に供給される。これにより、CPU30及び通信回路32等が駆動し、車両診断装置10が作動する。
その後、前記エンジンが始動すると、前記エンジン始動に伴うクランキング動作により、電源電圧が徐々に低下し、電源電圧の電圧値は、第1所定値よりも小さくなる。図5のt3は、クランキング動作が開始されたタイミングを示し、t4は、電源電圧の電圧値が第1所定値よりも低くなったタイミングを示す。
しかしながら、本第2の実施の形態では、キャパシタ44と電源制御回路22の入力側の電源供給ライン16とが接続点Cで接続されているので、電源電圧の低下に伴い、キャパシタ44に充電された電力が放電される。従って、電源電圧の電圧値が低下した場合であっても、キャパシタ44からの電力が電源供給ライン16の接続点Cに供給される。そのため、電源制御回路22及び通信回路102に供給される接続点Cの接続点電圧値は、第1所定値より小さくならない。その結果、電源制御回路22は制御電圧を生成することができ、CPU30及び通信回路32等も継続して正常に駆動する。また、通信回路102も継続して正常に駆動する。
そして、クランキング動作が終了すると、電源電圧が徐々に上昇し、第1所定値以上になる。この電源電圧の上昇に伴い接続点Cの接続点電圧値も上昇する。電源電圧の電圧値が昇圧回路104によって昇圧される第3電圧値より大きくなると、キャパシタ44の放電は停止し、且つ、降圧回路42が生成した充電電圧によって再びキャパシタ44は充電される。図5のt5は、クランキング動作が終了したタイミングを示す。
その後、前記イグニッションスイッチがオフにされると、つまり、車両診断が終了すると、電源電圧の供給が停止されるので、電源電圧が徐々に低下し、第1所定値を下回る。電源電圧の低下に伴い、接続点Cの接続点電圧値も低下する。このとき、キャパシタ44の放電により、キャパシタ44からの電力が電源供給ライン16の接続点Cに供給されるが、接続点Cの接続点電圧値が時間の経過とともに低下する。図5のt6は、前記イグニッションスイッチがオフにされたタイミングを示す。
そして、監視回路50aは、接続点Cの接続点電圧値が第1所定値より小さくなったと判断すると、スイッチ46をオフにする。接続点Cの接続点電圧値が第1所定値より小さくなると、電源制御回路22は、制御電圧を生成することはできず、電源制御回路22からの出力電圧が徐々に低下する。電源制御回路22からの出力電圧が第2所定値より低くなった時点で、CPU30等は正常に駆動しなくなり、その後、車両診断装置100が停止する。図5のt7は、接続点Cの接続点電圧値の電圧値が第1所定値より小さくなったタイミングを示す。
このように、第2の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
10、100…車両診断装置 12…カプラ
14…電源供給対象 16…電源供給ライン
18…ヒューズ 20、40、48…ダイオード
22…電源制御回路 24…電源バックアップ回路
30…CPU 32、102…通信回路
34、42…降圧回路 44…キャパシタ
46…スイッチ 50、50a…監視回路
104…昇圧回路

Claims (4)

  1. 電源電圧を電源供給対象に供給する電源供給ラインに並列に接続された車両診断装置の電源バックアップ回路であって、
    前記電源電圧を第1電圧値まで降下させる降圧回路と、
    前記降圧回路によって降圧された電圧によって充電されるキャパシタと、
    前記キャパシタと前記電源供給ラインとの接続、切断を切り換えるものであり、通常時は前記キャパシタと前記電源供給ラインとを接続するスイッチと、
    前記キャパシタと接続される前記電源供給ラインの接続点の接続点電圧値を監視し、前記接続点電圧値が閾値よりも小さいときのみ、前記キャパシタと前記電源供給ラインとの接続を切断するように前記スイッチを駆動する監視回路と、
    を備えることを特徴とする車両診断装置の電源バックアップ回路。
  2. 請求項1に記載の車両診断装置の電源バックアップ回路であって、
    前記電源供給ラインには、前記電源電圧を前記第1電圧値より高い第2電圧値まで降下させて前記電源供給対象に電力を供給する電源制御回路が設けられ、
    前記キャパシタは、前記電源制御回路の出力側の前記電源供給ラインに接続される
    ことを特徴とする車両診断装置の電源バックアップ回路。
  3. 請求項1に記載の車両診断装置の電源バックアップ回路であって、
    前記電源供給ラインには、前記電源電圧を前記第1電圧値より高い第2電圧値にまで降下させて前記電源供給対象に電力を供給する電源制御回路が設けられ、
    前記キャパシタの電圧を前記電源電圧より低い第3電圧にまで上昇する昇圧回路を備え、
    前記昇圧回路の出力電圧は、前記電源制御回路に入力される
    ことを特徴とする車両診断装置の電源バックアップ回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両診断装置の電源バックアップ回路であって、
    前記電源供給対象は、車両に接続され、車両からの前記電源電圧が供給されて、車両と通信を行うための通信回路を含む
    ことを特徴とする車両診断装置の電源バックアップ回路。
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