JP2015046320A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つコンパクトな構成で、一対の冷却媒体マニホールド間を確実に連結するとともに、前記冷却媒体マニホールドに応力が発生することを可及的に抑制する。【解決手段】燃料電池スタック10は、燃料電池12の積層方向両端に、第1及び第2エンドプレート18a、18bが配置される。第2エンドプレート18bに設けられる冷却媒体供給マニホールド60a1、60a2間には、中間ジョイント部材72aが接続される。冷却媒体供給マニホールド60a1、60a2間で且つ中間ジョイント部材72aに隣接して、冷却媒体供給口70が設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、電解質膜の両側に電極が設けられた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面側にアノード電極が、他方の面側にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより、発電セルを構成している。燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層し、積層方向両端にエンドプレートを配設することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池車両に組み込まれている。
燃料電池では、セパレータの面内に、アノード電極に燃料ガスを流すための燃料ガス流路と、カソード電極に酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路とが設けられている。一方、互いに隣接するセパレータ間には、冷却媒体を流すための冷却媒体流路が前記セパレータの面方向に沿って設けられている。
燃料電池では、積層方向に貫通して燃料ガスを流通させる燃料ガス連通孔と、酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス連通孔と、冷却媒体を流通させる冷却媒体連通孔とが設けられた、所謂、内部マニホールド型燃料電池が採用されている。燃料ガス連通孔は、燃料ガス供給連通孔及び燃料ガス排出連通孔を有し、酸化剤ガス連通孔は、酸化剤ガス供給連通孔及び酸化剤ガス排出連通孔を有し、冷却媒体連通孔は、冷却媒体供給連通孔及び冷却媒体排出連通孔を有している。
上記の燃料電池では、少なくとも一方のエンドプレートには、各連通孔に連なって流体(燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体)を供給又は排出する流体マニホールドが設けられている。さらに、流体マニホールドには、流体供給管や流体排出管が接続されており、これらの配管作業が煩雑化するとともに、燃料電池の積層方向に締め付け力を付与することに伴うエンドプレートの変形によって前記流体マニホールドに応力が作用するという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックが知られている。この燃料電池スタックでは、少なくとも一方のエンドプレートには、所定の連通孔に接続される第1マニホールドと、他の連通孔に接続される第2マニホールドとが装着されている。そして、第1マニホールドと第2マニホールドは、伸縮配管機構を介して接続されている。
このため、加工精度や機械精度等に起因して第1マニホールド及び第2マニホールド間の距離が変動しても、配管作業を確実に行うことができる。これにより、燃料電池スタックの配管構造を有効に簡素化且つコンパクト化するとともに、配管の組み付け作業性を良好に向上させることが可能になる、としている。
特開2005−158272号公報
ところで、燃料電池では、一対の冷却媒体供給連通孔と一対の冷却媒体排出連通孔とを有する、所謂、Hフロー型冷却媒体流路を採用する場合がある。具体的には、冷却媒体流路の入口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体供給連通孔が設けられている。一方、冷却媒体流路の出口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体排出連通孔が設けられている。
上記の燃料電池では、一方のエンドプレートには、一対の冷却媒体供給連通孔に連通する一対の冷却媒体供給マニホールドと、一対の冷却媒体排出連通孔に連通する一対の冷却媒体排出マニホールドとが設けられている。このため、一対の冷却媒体供給マニホールド同士、又は一対の冷却媒体排出マニホールド同士を連結するために、特許文献1の技術を援用することが考えられる。
しかしながら、通常、冷却媒体供給マニホールドには、冷却媒体供給口(供給配管)が接続されるとともに、冷却媒体排出マニホールドには、冷却媒体排出口(排出配管)が接続されている。従って、例えば、冷却媒体供給マニホールドには、連結用配管及び供給配管をそれぞれ接続するための構造が必要となり、マニホールド自体が相当に大型化且つ複雑化するというおそれがある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成で、一対の冷却媒体マニホールド間を確実に連結するとともに、前記一対の冷却媒体マニホールドに応力が発生することを可及的に抑制することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池スタックは、電解質膜の両側に一対の電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されている。燃料電池の積層方向両端には、長方形状のエンドプレートが配設されるとともに、互いに隣接するセパレータ間には、セパレータ面に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が、前記エンドプレートの長辺方向に沿って形成されている。
そして、冷却媒体流路の入口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体供給連通孔が設けられている。冷却媒体流路の出口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体排出連通孔が設けられている。
一方のエンドプレートの両長辺側には、冷却媒体供給連通孔又は冷却媒体排出連通孔に連通する一対の冷却媒体マニホールドが設けられている。一対の冷却媒体マニホールド間には、円筒状の中間ジョイント部材が接続され、該一対の冷却媒体マニホールドの間で且つ前記中間ジョイント部材に隣接して、冷却媒体供給口又は冷却媒体排出口が設けられている。
また、この燃料電池スタックでは、冷却媒体供給口又は冷却媒体排出口は、一対の冷却媒体マニホールド間の中間位置から一方の冷却媒体マニホールド側に離間して設けられることが好ましい。
さらに、この燃料電池スタックでは、中間ジョイント部材の内径は、一対の冷却媒体マニホールド部材の各接続部の内径よりも大きな寸法に設定されることが好ましい。
さらにまた、この燃料電池スタックでは、中間ジョイント部材の内径は、一対の冷却媒体マニホールド部材の各接続部の内径と同一の寸法に設定されることが好ましい。
本発明によれば、一対の冷却媒体マニホールド間には、円筒状の中間ジョイント部材が接続されている。そして、一対の冷却媒体マニホールドの間で且つ中間ジョイント部材に隣接して、冷却媒体供給口又は冷却媒体排出口が設けられている。このため、例えば、エンドプレートが変形した際に、中間ジョイント部材が変形吸収機能を有することができ、冷却媒体マニホールドに応力が発生することを阻止することが可能になる。しかも、冷却媒体マニホールドに冷却媒体供給口や冷却媒体排出口を接続する必要がなく、前記冷却媒体マニホールドの構造が有効に簡素化される。
これにより、簡単且つコンパクトな構成で、一対の冷却媒体マニホールド間を確実に連結するとともに、前記一対の冷却媒体マニホールドに応力が発生することを可及的に抑制することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係燃料電池スタックの第2エンドプレート側からの概略斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの第1エンドプレート側からの概略斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記第2エンドプレート側の、図1中、IV−IV線断面図である。 冷却媒体供給マニホールドと中間ジョイント部材との分解斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの第2エンドプレート側の断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、例えば、図示しない燃料電池電気自動車に搭載される。燃料電池スタック10は、複数の燃料電池12が電極面を立位姿勢にして水平方向(矢印B方向)に積層される。なお、複数の燃料電池12を重力方向(矢印C方向)に積層して燃料電池スタック10を構成してもよい。
燃料電池12の積層方向一端には、第1ターミナルプレート14a、第1絶縁プレート16a及び第1エンドプレート18aが、外方に向かって順次配設される。燃料電池12の積層方向他端には、第2ターミナルプレート14b、第2絶縁プレート16b及び第2エンドプレート18bが、外方に向かって順次配設される。
横長形状の第1エンドプレート18aの中央部からは、第1ターミナルプレート14aに接続された第1電力出力端子20aが外方に向かって延在する(図2参照)。横長形状の第2エンドプレート18bの中央部からは、第2ターミナルプレート14bに接続された第2電力出力端子20bが外方に向かって延在する(図1参照)。
第1エンドプレート18aと第2エンドプレート18bの各辺間には、連結バー22の両端がねじ24により固定され、複数の積層された燃料電池12に積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
図3に示すように、燃料電池12は、電解質膜・電極構造体26と、前記電解質膜・電極構造体26を挟持する第1金属セパレータ28及び第2金属セパレータ30とを備える。
第1金属セパレータ28及び第2金属セパレータ30は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。第1金属セパレータ28及び第2金属セパレータ30は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、第1金属セパレータ28及び第2金属セパレータ30に代えて、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
第1金属セパレータ28及び第2金属セパレータ30は、横長形状を有するとともに、長辺が水平方向(矢印A方向)に延在し且つ短辺が重力方向(矢印C方向)に延在するように構成される。なお、短辺が水平方向に延在し且つ長辺が重力方向に延在するように構成してもよい。
燃料電池12の長辺方向(矢印A方向)の一端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、酸化剤ガス供給連通孔32a及び燃料ガス供給連通孔34aが設けられる。酸化剤ガス供給連通孔32aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する長方形等の矩形状(又は三角形状)を有する。燃料ガス供給連通孔34aは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給する長方形等の矩形状(又は三角形状)を有する。
燃料電池12の長辺方向の他端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、燃料ガスを排出する燃料ガス排出連通孔34b及び酸化剤ガスを排出する酸化剤ガス排出連通孔32bが設けられる。燃料ガス排出連通孔34b及び酸化剤ガス排出連通孔32bは、長方形等の矩形状(又は三角形状)を有する。
燃料電池12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部一方側(酸化剤ガス供給連通孔32a及び燃料ガス供給連通孔34a側)には、矢印B方向に互いに連通して、2つの冷却媒体供給連通孔36aが設けられる。冷却媒体供給連通孔36aは、冷却媒体を供給するとともに、長方形等の矩形状(又は三角形状)を有し、対向する長辺に上下に設けられる。
燃料電池12の短辺方向の両端縁部他方側(燃料ガス排出連通孔34b及び酸化剤ガス排出連通孔32b側)には、矢印B方向に互いに連通して、2つの冷却媒体排出連通孔36bが設けられる。冷却媒体排出連通孔36bは、冷却媒体を排出するとともに、長方形等の矩形状(又は三角形状)を有し、対向する長辺に上下に設けられる。
電解質膜・電極構造体26は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜38と、前記固体高分子電解質膜38を挟持するカソード電極40及びアノード電極42とを備える。
カソード電極40及びアノード電極42は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)を有する。白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子は、ガス拡散層の表面に一様に塗布されて電極触媒層(図示せず)が形成される。電極触媒層は、固体高分子電解質膜38の両面に形成される。
第1金属セパレータ28の電解質膜・電極構造体26に向かう面28aには、酸化剤ガス供給連通孔32aと酸化剤ガス排出連通孔32bとを連通する酸化剤ガス流路44が形成される。酸化剤ガス流路44は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
第2金属セパレータ30の電解質膜・電極構造体26に向かう面30aには、燃料ガス供給連通孔34aと燃料ガス排出連通孔34bとを連通する燃料ガス流路46が形成される。燃料ガス流路46は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
第2金属セパレータ30の面30bと隣接する第1金属セパレータ28の面28bとの間には、冷却媒体供給連通孔36a、36aと冷却媒体排出連通孔36b、36bとに連通する冷却媒体流路48が形成される。冷却媒体流路48は、水平方向に延在しており、電解質膜・電極構造体26の電極範囲にわたって冷却媒体を流通させる。
第1金属セパレータ28の面28a、28bには、この第1金属セパレータ28の外周端縁部を周回して第1シール部材50が一体成形される。第2金属セパレータ30の面30a、30bには、この第2金属セパレータ30の外周端縁部を周回して第2シール部材52が一体成形される。
第1シール部材50及び第2シール部材52としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図2に示すように、第1エンドプレート18aには、酸化剤ガス供給マニホールド54a、酸化剤ガス排出マニホールド54b、燃料ガス供給マニホールド56a及び燃料ガス排出マニホールド56bが、それぞれ複数のねじ58により取り付けられる。酸化剤ガス供給マニホールド54a及び酸化剤ガス排出マニホールド54bは、酸化剤ガス供給連通孔32a及び酸化剤ガス排出連通孔32bに連通する。燃料ガス供給マニホールド56a及び燃料ガス排出マニホールド56bは、燃料ガス供給連通孔34a及び燃料ガス排出連通孔34bに連通する。
図1に示すように、第2エンドプレート18bには、上下の冷却媒体供給連通孔36a、36aに一体に連通する一対の冷却媒体供給マニホールド(冷却媒体マニホールド)60a1、60a2が、それぞれ複数のねじ58により取り付けられる。
図1、図4及び図5に示すように、冷却媒体供給マニホールド60a1は、板状取り付け部62a1を有し、前記板状取り付け部62a1は、シール61を介して第2エンドプレート18bの上方側の冷却媒体供給連通孔36aに対応して配置される。板状取り付け部62a1は、複数のねじ58により第2エンドプレート18bに固定される。板状取り付け部62a1から下方に屈曲(又は、湾曲)して本体部64a1が一体成形されるとともに、前記本体部64a1の先端には、円形状の冷却媒体入口66a1が設けられる。
冷却媒体供給マニホールド60a2は、板状取り付け部62a2を有し、前記板状取り付け部62a2は、シール61を介して第2エンドプレート18bの下方側の冷却媒体供給連通孔36aに対応して配置される。板状取り付け部62a2は、複数のねじ58により第2エンドプレート18bに固定される。板状取り付け部62a2から上方に屈曲(又は、湾曲)して本体部64a2が一体成形される。
本体部64a2は、本体部64a1より長尺に形成され、先端には、円形状の冷却媒体入口66a2が設けられるとともに、途上から水平方向に突出して連結部68が一体成形される。連結部68には、冷却媒体供給口(配管)70が接続される。冷却媒体供給口70は、一対の冷却媒体供給マニホールド60a1、60a2間の中間位置から前記冷却媒体供給マニホールド60a2側に離間(近接)して設けられる。図1に示すように、上方の冷却媒体供給連通孔36aと連結部68との距離L1は、下方の冷却媒体供給連通孔36aと前記連結部68との距離L2よりも長尺に設定される(L1>L2)。
本体部64a1の冷却媒体入口66a1と本体部64a2の冷却媒体入口66a2とには、冷却媒体供給口70に隣接して円筒状の中間ジョイント部材72aが接続される。中間ジョイント部材72aは、両端に大径な接続部74a1、74a2を一体に設けるとともに、前記接続部74a1、74a2の内周と冷却媒体入口66a1、66a2の外周との間には、シール76a1、76a2が介装される。図4に示すように、中間ジョイント部材72aの内径d1は、接続部74a1、74a2の各内径d2よりも大きな寸法に設定される(d1>d2)。
図1に示すように、第2エンドプレート18bには、上下の冷却媒体排出連通孔36b、36bに一体に連通する冷却媒体排出マニホールド(冷却媒体マニホールド)60b1、60b2が、それぞれ複数のねじ58により取り付けられる。なお、冷却媒体排出連通孔36b側は、上記の冷却媒体供給連通孔36a側と同様に構成されており、同一の構成要素には、同一の参照数字に、符号aに代えて符号bを付してその詳細な説明は省略する。
冷却媒体排出マニホールド60b2では、本体部64b2の連結部68には、冷却媒体排出口(配管)78が接続される。上方の冷却媒体排出連通孔36bと連結部68との距離L3は、下方の冷却媒体排出連通孔36bと前記連結部68との距離L4よりも長尺に設定される(L3>L4)。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図2に示すように、第1エンドプレート18aの酸化剤ガス供給マニホールド54aから酸化剤ガス供給連通孔32aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。第1エンドプレート18aの燃料ガス供給マニホールド56aから燃料ガス供給連通孔34aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。
一方、図1及び図4に示すように、第2エンドプレート18bの冷却媒体供給口70から冷却媒体入口66a1、66a2には、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。冷却媒体は、冷却媒体供給マニホールド60a1、60a2を通って一対の冷却媒体供給連通孔36aに供給される。
これにより、図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔32aから第1金属セパレータ28の酸化剤ガス流路44に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路44に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体26のカソード電極40に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔34aから第2金属セパレータ30の燃料ガス流路46に供給される。燃料ガスは、燃料ガス流路46に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体26のアノード電極42に供給される。
このため、電解質膜・電極構造体26では、カソード電極40に供給される酸化剤ガスと、アノード電極42に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体26のカソード電極40に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔32bに沿って矢印B方向に流通し、酸化剤ガス排出マニホールド54bから排出される(図2参照)。一方、電解質膜・電極構造体26のアノード電極42に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔34bに沿って矢印B方向に流通し、燃料ガス排出マニホールド56bから排出される。
また、図3に示すように、一対の冷却媒体供給連通孔36aに供給された冷却媒体は、第1金属セパレータ28及び第2金属セパレータ30間の冷却媒体流路48に導入される。冷却媒体は、一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印A方向に移動して電解質膜・電極構造体26を冷却する。冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体排出連通孔36bに沿って矢印B方向に流通し、冷却媒体排出マニホールド60b1、60b2から冷却媒体排出口78に排出される(図1参照)。
この場合、第1の実施形態では、図4及び図5に示すように、第2エンドプレート18bには、上下一対の冷却媒体供給マニホールド60a1、60a2が設けられている。冷却媒体供給マニホールド60a1、60a2間には、円筒状の中間ジョイント部材72aが接続されている。そして、冷却媒体供給マニホールド60a1、60a2の間で且つ中間ジョイント部材72aに隣接して、冷却媒体供給口70が設けられている。
このため、図4中、二点鎖線で示すように、例えば、第2エンドプレート18bが短辺方向に変形した際に、中間ジョイント部材72aが変形吸収機能を有することができる。従って、冷却媒体供給マニホールド60a1、60a2に応力が発生することを阻止することが可能になる。しかも、冷却媒体供給マニホールド60a1又は60a2に冷却媒体供給口70を接続する必要がなく、前記冷却媒体供給マニホールド60a1又は60a2の構造が有効に簡素化される。
これにより、簡単且つコンパクトな構成で、冷却媒体供給マニホールド60a1、60a2間を確実に連結するとともに、前記冷却媒体供給マニホールド60a1、60a2に応力が発生することを可及的に抑制することが可能になるという効果が得られる。一方、冷却媒体排出マニホールド60b1、60b2側でも、上記の冷却媒体供給マニホールド60a1、60a2と同様の効果が得られる。なお、本発明では、反応ガスが流通するマニホールドにおいても、適用可能である。
図6は、第2の実施形態に係る燃料電池スタックの第2エンドプレート80側の断面図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
第2の実施形態では、冷却媒体供給マニホールド60a1を構成する本体部64a1の冷却媒体入口66a1と、冷却媒体供給マニホールド60a2を構成する本体部64a2の冷却媒体入口66a2とには、中間ジョイント部材82が接続される。
中間ジョイント部材82は、内周部に段部を介して内方に膨出する肉厚部82aを設ける。肉厚部82aは、接続部74a1、74a2の各内径d2と同一の内径d2に設定される。なお、本体部64a1、64a2の各外周には、中間ジョイント部材82の両端位置に対応して係止用フランジ部84a、84bが形成される。
このように構成される第2の実施形態では、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、中間ジョイント部材82の肉厚部82aは、接続部74a1、74a2と同一の内径d2に設定されている。このため、冷却媒体の流れが円滑化されるとともに、圧損の変動を抑制することが可能になる。
10…燃料電池スタック 12…燃料電池
18a、18b、80…エンドプレート
26…電解質膜・電極構造体 28、30…金属セパレータ
32a…酸化剤ガス供給連通孔 32b…酸化剤ガス排出連通孔
34a…燃料ガス供給連通孔 34b…燃料ガス排出連通孔
36a…冷却媒体供給連通孔 36b…冷却媒体排出連通孔
38…固体高分子電解質膜 40…カソード電極
42…アノード電極 44…酸化剤ガス流路
46…燃料ガス流路 48…冷却媒体流路
60a1、60a2…冷却媒体供給マニホールド
60b1、60b2…冷却媒体排出マニホールド
62a1、62a2…板状取り付け部 64a1、64a2、64b2…本体部
66a1、66a2…冷却媒体入口 68…連結部
70…冷却媒体供給口 72a、82…中間ジョイント部材
74a1、74a2…接続部 78…冷却媒体排出口

Claims (4)

  1. 電解質膜の両側に一対の電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されて積層方向両端に長方形状のエンドプレートが配設されるとともに、互いに隣接する前記セパレータ間には、セパレータ面に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が、前記エンドプレートの長辺方向に沿って形成され、前記冷却媒体流路の入口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体供給連通孔が設けられ、且つ、前記冷却媒体流路の出口側には、前記冷却媒体流路を前記流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体排出連通孔が設けられる燃料電池スタックであって、
    一方の前記エンドプレートの両長辺側には、前記冷却媒体供給連通孔又は前記冷却媒体排出連通孔に連通する一対の冷却媒体マニホールドが設けられるとともに、
    前記一対の冷却媒体マニホールド間には、円筒状の中間ジョイント部材が接続され、該一対の冷却媒体マニホールドの間で且つ前記中間ジョイント部材に隣接して冷却媒体供給口又は冷却媒体排出口が設けられることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記冷却媒体供給口又は前記冷却媒体排出口は、前記一対の冷却媒体マニホールド間の中間位置から一方の冷却媒体マニホールド側に離間して設けられることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池スタックにおいて、前記中間ジョイント部材の内径は、前記一対の冷却媒体マニホールド部材の各接続部の内径よりも大きな寸法に設定されることを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項1又は2記載の燃料電池スタックにおいて、前記中間ジョイント部材の内径は、前記一対の冷却媒体マニホールド部材の各接続部の内径と同一の寸法に設定されることを特徴とする燃料電池スタック。
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