JP2015046032A - 情報処理装置及び電源監視回路 - Google Patents

情報処理装置及び電源監視回路

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Abstract

【課題】信頼性を維持しつつ外部電源の電力供給性能を十分に活用する情報処理装置及び電源監視回路を提供する。【解決手段】CPU20及びその他システム21は、ACアダプタ2又はバッテリ13から供給される電力により動作する。ACアダプタ識別回路10は、ACアダプタ2からの供給電圧が電圧閾値以上か否かを判定する電圧判定用コンパレータ101と、ACアダプタ2からの供給電流が電流閾値以上か否かを判定する電流判定用コンパレータ102と、供給電圧が電圧閾値より低く、且つ供給電流が電流閾値以上の場合、CPU20及びその他システム21の消費電力を低下させる省電力制御回路104とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び電源監視回路に関する。
ノート型Personal Computer(PC)や携帯電話などの携帯型の情報処理装置(以下では、単に「携帯機器」という。)には、Alternating Current(AC)アダプタやバッテリといった複数の電力供給源を有するものがある。そして、複数の電力供給源を持つ携帯機器は、Central Processing Unit(CPU)やその他の情報処理部に電力を供給する電力供給源を識別する電源監視回路を有している。
電力供給源の識別を行う電源監視回路は、電力供給源の状態を監視する。そして、電源監視回路は、電力供給源の状態に応じてCPUやその他システムの動作の制御を行う。また、電源監視回路は、電力供給源の状態に応じて複数ある電力供給源を切り替える。
また、近年低消費電力及び操作者の操作時におけるレスポンスの速度の向上のために、CPUなどの情報処理部は、例えば、省電力モードやターボモードといった異なるモードを有するようになってきている。
省電力モードとは、情報処理部の処理能力を抑えることで、クロックや電源電圧をなるべく下げて消費電力を抑えたモードである。省電力モードにより、低消費電力が実現される。
また、ターボモードとは、消費電力は増加するが、クロックや電源電圧を上げることで、情報処理部による処理を高速化するモードである。ターボモードでは、操作者による操作への応答及び断続的なHard Disk Drive(HDD)などのデバイスへの応答を迅速に処理することで、操作者に与えるストレスを軽減することができる。すなわち、ターボモードにより、レスポンス速度の向上が実現できる。
携帯機器は、処理するタスクの量や機器内部の温度に応じてモードを切り替える。例えば、タスクがまったく無い又は少しの場合は、携帯機器は省電力モードで稼動する。そして、操作者の操作により急激にタスクが増えた場合、携帯機器はターボモードに移行する。ターボモードで動作することで機器内部の温度がある一定以上に上昇した場合、発熱による機器破壊を防ぐために、携帯機器は省電力モードへ移行する。また、ターボモードの状態でタスクが減った場合にも、携帯機器は省電力モードへ移行する。
さらに、最近では、バッテリ稼働時間が長くなったことやレスポンスの早さを追求した結果、ターボモードでの消費電力が、省電力モードに比べて2倍か数倍以上と大きくなってきている。
このように、ターボモードでの消費電力が大きくなることに合わせて、携帯機器に電力を供給するACアダプタなどの外部電源の定格電流も大きくすることが好ましい。ここで、定格とは、特定の条件下で外部電源が出力可能な電流の上限値として製造元が決定した値である。ただし、定格電流は余裕を見て設定されているため、外部電源は、実際には定格電流を超える電流を出力することができる。また、情報処理装置に含まれる各種部品の個体差、入力電圧及び周囲の温度などの環境の影響により出力可能な電流の上限値が変わることもある。
このような外部電源からの入力電力を制御する方法として、ACアダプタから供給される電流が閾値以上の場合、過電流と判定してCPUのクロックを落とし消費電流を下げる従来技術がある。また、ACアダプタ内で温度の上昇を検知すると出力電圧を下げ、CPUでは、電圧の変化を受けてクロックを落として消費電流を下げる従来技術がある。
特開2004−133646号公報 特開2009−225610号公報
しかしながら、ターボモード時には、消費電力が大きくなるため外部電源やバッテリなどの電力供給源からの電流も大きくなる。そのため、電力供給源からCPUやその他システムまでの経路で、電圧降下が大きくなる。また、消費電力が大きくなった場合、CPUやその他システムを含む機器本体におけるインピーダンスが低下する。インピーダンスが低下した場合、外部電源では保護回路が動作し、外部電源が出力する電圧を低下させる。
このように外部電源からの出力電圧が低下し外部電源を識別するための閾値を下回ると、電源監視回路は、ACアダプタが抜かれたものと誤検出し、外部電源からの電力供給を遮断するおそれがある。このような誤検出による電源供給の遮断は、携帯機器の動作モードに影響を与える。他にも、外部電源からの出力電圧が閾値を下回ると、電源監視回路は、外部電源が新たに接続されたと判定し、外部電源の識別を変化させるおそれがある。外部電源の識別には、特別なタスクが生じるため、識別の処理を繰り返すことで、携帯機器の処理能力を低下させるおそれがある。また、操作者は、識別の処理の繰り返しにより、携帯機器の不具合が発生したと誤認識するおそれがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、信頼性を維持しつつ外部電源の電力供給性能を十分に活用する情報処理装置及び電源監視回路を提供することを目的とする。
本願の開示する情報処理装置は、一つの態様において、外部電源、二次電池、電源監視回路及び情報処理部を有する。前記情報処理部は、前記外部電源又は前記二次電池から供給される電力により動作する。前記電源監視回路は、以下の各部を有する。第1判定部は、前記外部電源からの供給電圧が電圧閾値以上か否かを判定する。第2判定部は、前記外部電源からの供給電流が電流閾値以上か否かを判定する。省電力制御回路は、前記第1判定部により前記供給電圧が前記電圧閾値より低いと判定され、且つ、前記第2判定部により前記供給電流が前記電流閾値以上と判定された場合、前記情報処理装置の消費電力を低下させる。
本願の開示する情報処理装置及び電源監視回路の一つの態様によれば、信頼性を維持しつつ外部接続電源の電力供給性能を十分に活用することができるという効果を奏する。
図1は、情報処理装置のブロック図である。 図2は、電圧判定用コンパレータの回路図である。 図3は、電圧判定用コンパレータからの出力を説明するための図である。 図4は、電流判定用コンパレータの回路図である。 図5は、電流判定用コンパレータからの出力を説明するための図である。 図6は、省電力制御回路のブロック図である。 図7は、NOR回路からの出力を説明するための図である。 図8は、実施例1に係る電源切替用コンパレータの回路図である。 図9は、実施例1に係る電源切替用コンパレータからの出力を説明するための図である。 図10は、実施例1に係るACアダプタ識別回路による省電力制御のフローチャートである。 図11は、実施例1において出力電圧の低い不正なACアダプタが接続された場合の回路動作を表すシーケンス図である。 図12は、実施例1においてバッテリ稼動状態でACアダプタを接続した場合の回路動作を表すシーケンス図である。 図13は、実施例1においてACアダプタ接続状態でターボモードに移行しACアダプタの能力を超えた場合の回路動作を表すシーケンス図である。 図14は、実施例1においてACアダプタを抜いた場合の回路動作を表すシーケンス図である。 図15は、実施例2に係る電源切替用コンパレータの回路図である。 図16は、実施例2に係る電源切替用コンパレータからの出力を説明するための図である。 図17は、実施例2においてACアダプタ接続状態でターボモードに移行しACアダプタの能力を超えた場合の回路動作を表すシーケンス図である。 図18は、実施例2においてACアダプタを抜いた場合の回路動作を表すシーケンス図である。 図19は、ノート型PCのハードウェア構成の一例の図である。
以下に、本願の開示する情報処理装置及び電源監視回路の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する情報処理装置及び電源監視回路が限定されるものではない。特に、以下の説明では、ACアダプタを有するノート型PC及びそれに搭載されたACアダプタ識別回路を例に説明するが、外部電源から電力の供給を受けることができる携帯機器であればこれに限らない。
図1は、情報処理装置のブロック図である。図1に示すように、本実施例に係る情報処理装置は、ノート型PC1及びACアダプタ2を有する。ここで、図1において各部を結ぶ実線は、電力を伝送するための電力供給線を表している。また、各部を結ぶ破線は、信号を伝送する信号線を表している。
ACアダプタ2は、ノート型PC1に電力を供給する外部電源である。ACアダプタ2には、保護回路21が搭載されている。このACアダプタ2が、「外部電源」の一例にあたる。
保護回路21は、ACアダプタ2の能力を超える電力の供給がACアダプタ2により行われた場合、ACアダプタ2の内部の部品の破損及び劣化を回避するために、ACアダプタ2からの出力電圧を低下させる回路である。
具体的には、保護回路21は、CUP15及びその他システム21のインピーダンスが閾値を下回った場合に、ACアダプタ2の出力電圧を低下させる。その後、CUP15及びその他システム21のインピーダンスが閾値以上に回復すれば、保護回路21は、ACアダプタ2の出力電圧の低下を解除する。
ノート型PC1は、ACアダプタ識別回路10、ACアダプタコネクタ11、バッテリコネクタ12、バッテリ13、起動用電源回路14、CPU用電源回路15、その他システム電源回路16、CPU20及びその他システム21を有している。さらに、ノート型PC1は、ACアダプタコネクタ11とCPU20及びその他システム21とを結ぶ電力供給線上に、Field Effect Transistor(FET)スイッチ201及び202、ACアダプタカレントセンス抵抗18、並びに、バッテリ整流用ダイオード19を有している。ここで、ACアダプタコネクタ11からの電力の伝送路をACアダプタライン17と呼ぶ。
また、ノート型PC1は、バッテリ13の他にACアダプタ2から電力の供給を受けることができる。
CPU20は、演算処理を行う演算処理部である。CPU20は、CPU用電源回路15を介してACアダプタ2又はバッテリ13からの電力の供給を受けて動作する。このCPU20及びその他システム21が、「情報処理部」の一例にあたる。
また、CPU20は、省電力モードの制御機能を有している。そして、CPU20は、省電力モードの制御端子に後述する省電力制御回路104からHighの電圧の信号の入力を受信している間、自己及びその他システム21などの各部を省電力モードへ遷移させる。
その他システム21は、メモリやハードディスク等、ノート型PC1において実行される各種処理において使用されるシステムである。その他システム21は、その他システム電源回路16を介してACアダプタ2又はバッテリ13からの電力の供給を受けて動作する。このCPU20及びその他システム21が、「情報処理部」の一例にあたる。また、以下の説明では、説明の便宜上、CPU20及びその他システム21への電力供給において、CPU用電源回路15及びその他システム電源回路16を省略して説明する場合がある。
ACアダプタコネクタ11は、ノート型PC1におけるACアダプタ2の接続端子である。ACアダプタ2は、ACアダプタコネクタ11に接続される。ACアダプタコネクタ11は、ACアダプタ2からの電力供給を受ける。そして、ACアダプタコネクタ11は、ACアダプタ2から供給された電力をACアダプタライン17へ出力する。以下では、ACアダプタ2から出力された電力の電圧を「ACアダプタ電圧」という。また、ACアダプタ2から出力された電力の電流を「ACアダプタ電流」という。
また、ACアダプタコネクタ11から出力された電力は、電圧判定用コンパレータ101へ入力される。さらに、ACアダプタコネクタ11から出力されたACアダプタ電圧は、信号として電圧判定用コンパレータ101及び電源切替用コンパレータ103へ入力される。
バッテリ13は、ノート型PC1の内部に搭載された内蔵電源である。バッテリ13は、自己に蓄えられた電力をノート型PC1の各部へ供給する。バッテリ13とACアダプタ2とは同時にノート型PC1に接続することが可能である。バッテリ13の出力電圧は、ACアダプタ電圧よりも低く設定されている。これにより、ACアダプタ2から電力が供給されている場合は、バッテリ13の電力消費を抑えることができる。このバッテリ13が、「二次電池」の一例にあたる。
以下では、CPU用電源回路15及びその他システム電源回路16を、「オンボード電源」とし、ACアダプタ2及びバッテリ13を「電力源」として区別する。
バッテリコネクタ12は、バッテリ13の接続端子である。バッテリコネクタ12から延びる電力供給線は、FETスイッチ202からCPU電源回路15及びその他システム電源回路16へ延びる電力供給線上に接続されている。バッテリコネクタ12は、バッテリ13からの電力供給を受ける。そして、バッテリコネクタ12は、バッテリ13から供給された電力をFETスイッチ202からCPU20及びその他システム21へ延びる電力供給線上の接続点へ向けて出力する。また、バッテリコネクタ12から延びる電力供給線上には、バッテリ整流用ダイオード19が配置されている。
起動用電源回路14は、後述するFETスイッチ201及び202がオンの場合は、ACアダプタ2から電力供給を受ける。また、起動用電源回路14は、FETスイッチ201及び202がオフの場合は、ACアダプタ2又はバッテリ13から電力供給を受ける。すなわち、起動用電源回路14は、常に電力の供給を受けている。
起動用電源回路14は、後述する電流判定用コンパレータ102及び電源切替用コンパレータ103へ電力を供給する。ここで、本実施例では、起動用電源回路14から電流判定用コンパレータ102及び電源切替用コンパレータ103への電力供給のみを説明したが、起動用電源回路14は、他の部材への電力供給を行ってもよい。
ACアダプタコネクタ11から延びるACアダプタライン17上には、FETスイッチ201及び202、並びに、ACアダプタカレントセンス抵抗18が配置されている。
FETスイッチ201及び202は、後述する電源切替用コンパレータ103からの制御を受けて、オンオフの切替えを行う。
具体的には、電源切替用コンパレータ103からHighの電圧の信号(以下では、単に「Highの信号」という。)の入力を受けた場合、FETスイッチ201及び202は、オンになる。FETスイッチ201及び202がオンの場合、ACアダプタ2から出力された電力は、FETスイッチ201及び202を経由した後、ACアダプタカレントセンス抵抗18を通過してCPU20及びその他システム21へ供給される。
一方、電源切替用コンパレータ103からLowの電圧の信号(以下では、単に「Lowの信号」という。)の入力を受けた場合、FETスイッチ201及び202は、オフになる。FETスイッチ201及び202がオフの場合、ACアダプタ2から出力された電力は、ACアダプタライン17が切断されているので、CPU20及びその他システム21へ供給されない。また、ACアダプタカレントセンス抵抗18にもACアダプタ電流は流れない。この場合、バッテリ13から出力された電力が、CPU20及びその他システム21へ供給される。
ACアダプタ識別回路10は、電圧判定用コンパレータ101、電流判定用コンパレータ102、電源切替用コンパレータ103及び省電力制御回路104を有している。このACアダプタ識別回路101が、「電源監視回路」の一例にあたる。
次に、図2を参照して、電圧判定用コンパレータ101について説明する。図2は、電圧判定用コンパレータの回路図である。この電圧判定用コンパレータ101が、「第1判定部」の一例にあたる。
電圧判定用コンパレータ101は、ACアダプタライン17から信号としてのACアダプタ電圧が入力される信号経路上に抵抗111及び112を有している。また、信号経路の抵抗112のACアダプタ電圧の入力側とは反対側の端部は、グランド電圧に落ちている。
さらに、抵抗111及び112の間で信号経路は分岐し、コンパレータ114に接続している。抵抗111及び112は、ACアダプタライン17からの信号を分圧する。そして、抵抗111及び112により分圧された信号は、コンパレータ114へ供給される。例えば、抵抗111をR1(Ω)とし、抵抗112をR2(Ω)とし、ACアダプタライン17からの入力信号の電圧をV1(V)とすると、コンパレータ114へは、電圧が{2/(R1+R2)}×V1である信号が入力される。
コンパレータ114は、オープンドレイン出力のコンパレータである。コンパレータ114は、ACアダプタライン17から供給される電力により駆動する。
コンパレータ114の出力側の信号線は省電力制御回路104に接続されている。さらに、コンパレータ114と省電力制御回路104とを結ぶ信号線は、抵抗115を介して起動用電源回路14と接続されている。抵抗115はプルアップ抵抗である。
コンパレータ114は、ACアダプタ2がACアダプタコネクタ11に接続されていない場合には駆動しない。この場合、省電力制御回路104へ入力される信号は、抵抗115の電位の信号となる。すなわち、電圧判定用コンパレータ101は、ACアダプタ2がACアダプタコネクタ11に接続されていない場合、Highの信号を省電力制御回路104へ入力する。
ACアダプタ2がACアダプタコネクタ11に接続されている場合、コンパレータ114は、抵抗111及び112により分圧された信号の入力を受ける。また、コンパレータ114は、リファレンス電圧113からリファレンス電圧の入力を受ける。
コンパレータ114は、抵抗111及び112により分圧された信号の電圧とリファレンス電圧とを比較し、抵抗111及び112により分圧された信号の電圧がリファレンス電圧以上の場合には、Highの信号を省電力制御回路104へ出力する。また、コンパレータ114は、抵抗111及び112により分圧された信号の電圧がリファレンス電圧より低い場合には、Lowの信号を省電力制御回路104へ出力する。
ここで、ACアダプタ2が正常に動作している場合、抵抗111及び112により分圧された信号の電圧がリファレンス電圧以上となる。そのため、ACアダプタ2が正常に動作していれば、電圧判定用コンパレータ101は、Highの信号を省電力制御回路104へ出力する。一方、ACアダプタ2がターボモードで動作し、電圧降下が大きくなった場合や、保護回路21が動作し、ACアダプタ電圧が低下した場合、抵抗111及び112により分圧された信号の電圧がリファレンス電圧を下回る事態が発生する。そこで、そのような場合には、電圧判定用コンパレータ101は、Lowの信号を省電力制御回路104へ出力する。
すなわち、電圧判定用コンパレータ101は、リファレンス電圧113から出力される信号の電圧を閾値として、ACアダプタ電圧が低下しているか否かを判定することができる。すなわち、リファレンス電圧113を調整することで、電圧判定用コンパレータ101は、ACアダプタ電圧が異常に低いか否かの基準となる電力閾値を割り込んでいるか否かの判定を行える。つまり、電圧閾値がACアダプタ2の定格状態におけるACアダプタ電圧の下限よりも所定値低い値となるように、リファレンス電圧113が設定されることで、電圧判定用コンパレータ101は、定格状態からACアダプタ2が逸脱しているか否かを判定できる。例えば、電圧閾値がACアダプタ2の定格状態におけるACアダプタ電圧の下限よりも1(V)低い値となるように、リファレンス電圧113は設定される。ただし、電圧閾値は、後述する電源切替用コンパレータ103がFETスイッチ201及び202をオフにする電圧値よりも大きい値であることが好ましい。そのように設定することにより、後述する省電力制御回路104は、電源切替用コンパレータ103がACアダプタ2の異常を検出して電力の供給を遮断する前に省電力モードへの移行などの対処を行うことができる。
以上に説明した電圧判定用コンパレータ101の出力は、まとめると図3のように表される。図3は、電圧判定用コンパレータからの出力を説明するための図である。図3の出力の列において、「H」は、Highの信号の出力を表し、「L」は、Lowの信号の出力を表す。
ACアダプタ電圧をVとすると、Vが電圧閾値以上の場合、電圧判定用コンパレータ101は、Highの信号を出力する。また、Vが電圧閾値より低い場合、電圧判定用コンパレータ101は、Lowの信号を出力する。さらに、ACアダプタ2が接続されていない場合、V=0となり、電圧判定用コンパレータ101は、Highの信号を出力する。
次に、図4を参照して、電流判定用コンパレータ102について説明する。図4は、電流判定用コンパレータの回路図である。この電流判定用コンパレータ102が、「第2判定部」の一例にあたる。
電流判定用コンパレータ102のアンプ121及びコンパレータ123は、起動用電源回路14から供給される電力により駆動する。
アンプ121は、差動アンプである。アンプ121には、ACアダプタカレントセンス抵抗18における入力側の電圧及び出力側の電圧が入力される。そして、アンプ121は、入力された電圧の差を増幅しコンパレータ123へ出力する。
コンパレータ123は、プッシュプル出力のコンパレータである。コンパレータ123は、電圧の入力をアンプ121から受ける。さらに、コンパレータ123は、リファレンス電圧122からリファレンス電圧の入力を受ける。
コンパレータ123は、アンプ121から入力された電圧とリファレンス電圧とを比較し、アンプ121から入力された電圧がリファレンス電圧以上であれば、Lowの信号を出力する。また、コンパレータ123は、アンプ121から入力された電圧がリファレンス電圧より低ければ、Highの信号を出力する。
ACアダプタカレントセンス抵抗18に流れる電流が大きくなれば、ACアダプタカレントセンス抵抗18における入力側の電圧及び出力側の電圧の差が大きくなる。つまり、コンパレータ123は、リファレンス電圧122を基準とする所定値以上のACアダプタ電流がACアダプタカレントセンス抵抗18に流れている場合、Lowの信号を出力する。また、コンパレータ123は、所定値より少ないACアダプタ電流がACアダプタカレントセンス抵抗18に流れている場合、Highの信号を出力する。すなわち、アンプ121の増幅率及びリファレンス電圧122からの出力電圧を調整することで、電流判定用コンパレータ102は、ACアダプタ電流が電流閾値より大きいか否かを判定できる。そして、電流閾値が、好ましい条件を満たす値となるように、リファレンス電圧122は設定されることが好ましい。例えば、電流閾値は、ACアダプタ2がACアダプタコネクタ11に接続され動作している場合に流れると考えられるACアダプタ電流の下限値としてもよい。また、電流閾値は、CPU20の負荷が所定の値以上となった場合に流れる電流の値としてもよい。
以上に説明した電流判定用コンパレータ102の出力は、まとめると図5のように表される。図5は、電流判定用コンパレータからの出力を説明するための図である。図5の出力の列において、「H」は、Highの信号の出力を表し、「L」は、Lowの信号の出力を表す。
ACアダプタ電流をIとすると、Iが電流閾値以上の場合、電流判定用コンパレータ102は、Lowの信号を出力する。また、Iが電流閾値より低い場合、電流判定用コンパレータ102は、Highの信号を出力する。
次に、図6を参照して、省電力制御回路104について説明する。図6は、省電力制御回路のブロック図である。省電力制御回路104は、NOR回路141及びワンショット回路142を有している。
NOR回路141は、電圧判定用コンパレータ101及び電流判定用コンパレータ102からの信号の入力を受ける。そして、NOR回路141は、入力された2つの信号の否定論理和をワンショット回路142へ出力する。
図7は、NOR回路からの出力を説明するための図である。NOR回路141は、電圧判定用コンパレータ101の出力及び電流判定用コンパレータ102の出力がいずれもLowの信号の場合にのみ、Highの信号を出力する。他の場合、NOR回路141は、Lowの信号を出力する。
すなわち、ACアダプタ電圧が電圧閾値より低く、ACアダプタ電流が電流閾値より大きい場合にのみ、NOR回路141は、Highの信号を出力する。言い換えれば、NOR回路141は、適切なACアダプタ2が接続されている状態で、ACアダプタ電圧がACアダプタ2の定格状態におけるACアダプタ電圧の下限よりも低くなった場合に、Highの信号を出力する。この場合、NOR回路141は、ACアダプタ2の供給電力の電圧が高すぎる状態が発生したと判定しているといえる。
ワンショット回路142は、NOR回路141から信号の入力を受ける。そして、ワンショット回路142は、NOR回路141からHighの信号が入力された場合、Highの信号をCPU20が有する省電力モードの制御端子に一定期間出力し続ける。
次に、図8を参照して、電源切替用コンパレータ103について説明する。図8は、実施例1に係る電源切替用コンパレータの回路図である。この電源切替用コンパレータ103が、「電源切替回路」の一例にあたる。
電源切替用コンパレータ103は、電力源としてACアダプタ2又はバッテリ13のいずれかを選択する回路である。電源切替用コンパレータ103は、ACアダプタライン17から信号としてのACアダプタ電圧が入力される信号経路上に抵抗131及び132を有している。また、信号経路の抵抗132の電圧の入力側とは反対側の端部は、グランド電圧に落ちている。
さらに、抵抗131及び132の間で信号経路は分岐し、コンパレータ134に接続している。抵抗131及び132は、ACアダプタライン17からの信号を分圧する。そして、抵抗131及び132により分圧された信号は、コンパレータ134へ供給される。
コンパレータ134は、プッシュプル出力のコンパレータである。コンパレータ134は、起動用電源回路14から供給される電力により駆動する。
コンパレータ134の出力側の信号線はFETスイッチ201及び202に接続されている。
コンパレータ134は、抵抗131及び132により分圧された信号の入力を受ける。また、コンパレータ134は、リファレンス電圧133からリファレンス電圧の入力を受ける。
コンパレータ134は、抵抗131及び132により分圧された信号の電圧とリファレンス電圧とを比較し、抵抗131及び132により分圧された信号の電圧がリファレンス電圧以上の場合には、電源切替信号としてHighの信号をFETスイッチ201及び202へ出力する。また、コンパレータ134は、抵抗131及び132により分圧された信号の電圧がリファレンス電圧より低い場合には、電源切替信号としてLowの信号をFETスイッチ201及び202へ出力する。
ここで、適切なACアダプタ2が接続されている場合、抵抗131及び132により分圧された信号の電圧がリファレンス電圧以上となる。そのため、適切なACアダプタ2が接続されていれば、電源切替用コンパレータ103は、Highの電源切替信号をFETスイッチ201及び202へ出力する。一方、ACアダプタ2として不適切なアダプタが接続された場合、抵抗131及び132により分圧された信号の電圧がリファレンス電圧を下回る事態が発生する。そこで、そのような場合には、電源切替用コンパレータ103は、Lowの電源切替信号をFETスイッチ201及び202へ出力する。
すなわち、電源切替用コンパレータ103は、リファレンス電圧133から出力される信号の電圧を閾値として、ACアダプタ2が適切なアダプタか否かを判定することができる。つまり、適切なACアダプタ2の定格状態におけるACアダプタ電圧の下限よりも所定値低い値となるように、リファレンス電圧133が設定されることで、電源切替用コンパレータ103は、ACアダプタ2が適切か否かを判定できる。例えば、ACアダプタ2が適正か否かの判定の基準とする切替用閾値がACアダプタ2の定格状態におけるACアダプタ電圧の下限よりも1・4(V)低い値となるように、リファレンス電圧133は設定される。ただし、前述した様に、切替用閾値は、電圧判定用コンパレータ101が規準とする電圧閾値よりも低い値であることが好ましい。
以上に説明した電源切替用コンパレータ103の出力は、まとめると図9のように表される。図9は、実施例1に係る電源切替用コンパレータからの出力を説明するための図である。図9の電源切替信号の列において、「H」は、Highの電源切替信号の出力を表し、「L」は、Lowの電源切替信号の出力を表す。
ACアダプタ電圧をVとすると、Vが切替用閾値以上の場合、電源切替用コンパレータ103は、Highの電源切替信号を出力する。この場合、FETスイッチ201及び202はオン(ON)になる。また、Vが切替用閾値より低い場合、電源切替用コンパレータ103は、Lowの電源切替信号を出力する。この場合、FETスイッチ201及び202はオフ(OFF)になる。
次に、図10を参照して、本実施例に係るACアダプタ識別回路10による省電力制御の全体的な流れについて説明する。図10は、実施例1に係るACアダプタ識別回路による省電力制御のフローチャートである。
電流判定用コンパレータ102は、ACアダプタ電流が電流閾値以上か否かを判定する(ステップS1)。ACアダプタ電流が電流閾値より小さい場合(ステップS1:否定)、電流判定用コンパレータ102は、Highの信号を出力する。すなわち、電流判定用コンパレータ102の出力はHighとなる(ステップS2)。その後、電流判定用コンパレータ102は、ステップS1に戻る。
これに対して、ACアダプタ電流が電流閾値以上の場合(ステップS1:肯定)、電流判定用コンパレータ102は、Lowの信号を出力する。すなわち、電流判定用コンパレータ102の出力はLowとなる(ステップS3)。
次に、電圧判定用コンパレータ101は、ACアダプタ電圧が電圧閾値より小さいか否かを判定する(ステップS4)。ACアダプタ電圧が電圧閾値以上の場合(ステップS4:否定)、電圧判定用コンパレータ101は、Highの信号を出力する。すなわち、電圧判定用コンパレータ101の出力はHighとなる(ステップS5)。その後、電圧判定用コンパレータ101は、ステップS4に戻る。
これに対して、ACアダプタ電圧が電圧閾値より小さい場合(ステップS4:肯定)、電圧判定用コンパレータ101は、Lowの信号を出力する。すなわち、電圧判定用コンパレータ101の出力はLowとなる(ステップS6)。
NOR回路141は、電圧判定用コンパレータ101及び電流判定用コンパレータ102の双方からLowの信号の入力を受ける。そして、NOR回路141の出力がHighとなる(ステップS7)。
ワンショット回路142は、Highの信号の入力をNOR回路141から受ける。そして、ワンショット回路142は、一定期間省電力モード制御信号をHighにする(ステップS8)。省電力モード制御信号がHighになったことを受けて、CPU20は、省電力モードに遷移する。
省電力モードに遷移すると、CPU20及びその他システム21の消費電力が低下する。これを受けて、ACアダプタ2の出力電圧が低下する。その場合、CPU20及びその他システム21におけるインピーダンスが増加する。例えば、保護回路21が動作しているのであれば、インピーダンスが閾値を超えた場合、保護回路21による電圧の低下が解除される。そこで、電圧判定用コンパレータ101は、ACアダプタ電圧が電圧閾値以上であるか否かを判定する(ステップS9)。ACアダプタ電圧が電圧閾値より小さい場合(ステップS9:否定)、まだ保護回路21による電圧の低下が解除されていないので、電圧判定用コンパレータ101は、Lowの信号を出力する。すなわち、電圧判定用コンパレータ101の出力はLowとなる(ステップS10)。この場合、電圧判定用コンパレータ101は、ステップS9へ戻る。
これに対して、ACアダプタ電圧が電圧閾値以上の場合(ステップS9:肯定)、保護回路21による電圧の低下が解除されたので、電圧判定用コンパレータ101は、Highの信号を出力する。すなわち、電圧判定用コンパレータ101の出力はHighとなる(ステップS11)。
省電力制御回路104は、電圧判定用コンパレータ101からHighの信号が入力されるので、省電力モード制御信号としてLowの信号を出力する。すなわち、省電力モード制御信号は、Lowとなる(ステップS12)。CPU20は、省電力モード制御信号としてLowの信号の入力を受けると、省電力モードを解除する。
次に、図11を参照して、本実施例において出力電圧の低い不正なACアダプタ2がノート型PC1に接続された場合の各回路の動作について説明する。図11は、実施例1において出力電圧の低い不正なACアダプタが接続された場合の回路動作を表すシーケンス図である。
図11における、グラフ31は、ACアダプタ電圧の変化を示すグラフである。グラフ32は、ACアダプタ電流の変化を示すグラフである。グラフ33は、バッテリから供給される電圧であるバッテリ電圧の変化を示すグラフである。グラフ34は、バッテリから供給される電流であるバッテリ電流の変化を示すグラフである。グラフ35は、CPU用電源回路15及びその他システム電源回路16への入力電圧の変化を示すグラフである。グラフ36は、電源切替信号の変化を示すグラフである。グラフ37は、電圧判定用コンパレータ101からの出力の変化を示すグラフである。グラフ38は、電流判定用コンパレータ102からの出力の変化を示すグラフである。グラフ39は、NOR回路141からの出力の変化を示すグラフである。グラフ40は、省電力モード制御信号の変化を示すグラフである。グラフ41は、電源切替用閾値の変化を示すグラフである。
グラフ31〜39は、いずれも横軸で時間の経過を表している。また、グラフ31、33、35及び41は、縦軸で電圧値を表している。また、グラフ32及び34は、縦軸で電流値を表している。また、グラフ36〜40は、縦軸で信号のHigh/Lowを表している。また、グラフ31〜39において、破線は基準値を示している。
また、グラフが基準値と重なってしまう場合、分かり易いように、グラフを基準値から上方向にずらして表示している。例えば、図39は、NOR回路141からの出力は常にLowであり、基準値と重なってしまうので、出力と基準値が重ならないように表示している。
ACアダプタ電圧の基準値は0(V)である。そして、最初はACアダプタ2が接続されていないので、ACアダプタ電圧は、グラフ31に示すように、0(V)となる。その後、タイミング311で、不正なACアダプタ2がACアダプタコネクタ11に接続される。ここで、適切なACアダプタ2の定格状態における電圧は、18〜21(V)とする。そして、接続された不正なACアダプタ2の電圧が16(V)の場合で説明する。この場合、ACアダプタ2の接続以降、グラフ31に示すように、ACアダプタ電圧は16(V)となる。
また、接続されたACアダプタ2は、不正なアダプタなので、電流は流れず、グラフ32に示すようにACアダプタ電流は、0(A)を維持する。
また、バッテリ電圧は、グラフ33に示すように、常に12.6(V)である。
この場合、グラフ41に示すように、電源切替用閾値は、16.6(V)であり、ACアダプタ電圧の16(V)は電源切替用閾値より低い。そのため、グラフ36のように、電源切替用コンパレータ103から出力される電源切替信号は、ACアダプタ2が接続される前も後もLowである。したがって、FETスイッチ201及び202は、オフのままである。
FETスイッチ201及び202は常にオフなので、バッテリ13から電力がCPU20及びその他システム21へ供給され、バッテリ電流は、グラフ34に示すように1.5(A)の値を維持する。
この場合、CPU用電源回路15及びその他システム電源回路16への入力電圧は、グラフ35に示すように、バッテリ電圧と同じ12・6(V)である。
電圧判定用コンパレータ101における電圧閾値は、電源切替用閾値より高い17(V)である。ただし、ACアダプタ2が不正なACアダプタのため、コンパレータ114が駆動しない。そのため、抵抗115により電圧が引き上げられ、電圧判定用コンパレータ101の出力は、グラフ37に示すように、常にHighとなる。
また、電流判定用コンパレータ102における電流閾値は、1.5(A)とする。この場合、グラフ32に示すようにACアダプタ電流は0(A)であるので、電流判定用コンパレータ102の出力は、グラフ38に示すように常にHighとなる。
NOR回路141には、電圧判定用コンパレータ101及び電流判定用コンパレータ102のいずれからもHighの信号が入力される。したがって、NOR回路141の出力は、グラフ39に示すように、Lowの信号が維持される。
NOR回路141の出力がLowであるので、省電力制御回路104から出力される省電力モード制御信号は、グラフ40に示すように、Lowが維持される。すなわち、CPU20は、省電力モードに遷移せずに現在の状態を維持する。
次に、図12を参照して、本実施例においてバッテリ13が稼動している状態でACアダプタ2がノート型PC1に接続された場合の各回路の動作について説明する。図12は、実施例1においてバッテリ稼動状態でACアダプタを接続した場合の回路動作を表すシーケンス図である。図12におけるグラフ31〜41は、縦軸及び横軸、並びに、基準値は、図11と同様のものを用いる。
最初はACアダプタ2が接続されていないので、ACアダプタ電圧は、グラフ31に示すように、0(V)となる。その後、タイミング312で、適切なACアダプタ2がACアダプタコネクタ11に接続される。そして、接続されたACアダプタ2は適切なアダプタであるので、ACアダプタ2の接続以降、グラフ31に示すように、ACアダプタ電圧が18〜21(V)となる。
また、バッテリ電圧は、グラフ33に示すように、常に12.6(V)である。
この場合、グラフ41に示すように、電源切替用閾値は、16.6(V)であり、ACアダプタ電圧の18〜21(V)は電源切替用閾値より高い。そのため、グラフ36のように、電源切替用コンパレータ103から出力される電源切替信号は、タイミング361においてLowからHighに変わる。したがって、FETスイッチ201及び202は、タイミング361においてオフからオンに変わる。
ACアダプタ電流は、グラフ32に示すように、タイミング321でFETスイッチ201及び202がオンになるので、タイミング321でCPU用電源回路15などオンボード電源の入力コンデンサへの突入電流により、2Aまで上がる。その後、ACアダプタ電流は、タイミング322以降1(A)に落ち着く。
バッテリ電流は、グラフ34に示すように、タイミング341でFETスイッチ201及び202がオンになるので、タイミング341から徐々に電流が低下し、最終的に0(A)まで下る。
この場合、CPU用電源回路15及びその他システム電源回路16への入力電圧は、グラフ35に示すように、タイミング351において、バッテリ電圧と同じ12・6(V)から上昇を開始し、ACアダプタ電圧である18〜21(V)まで上昇する。
まず、FETスイッチ201及び202がオンになる以前は、ACアダプタ2が接続されていないため、コンパレータ114が駆動しない。そのため、抵抗115により電圧が引き上げられ、電圧判定用コンパレータ101の出力は、グラフ37に示すように、タイミング371までHighとなる。その後、ACアダプタ電圧が18〜21(V)になり、これは電圧閾値である17(V)以上であるので、電圧判定用コンパレータ101の出力は、タイミング371以降もHighのままとなる。
この場合、グラフ32に示すようにACアダプタ電流は1(A)であり、電流閾値である1.5(A)以下であるので、電流判定用コンパレータ102の出力は、グラフ38に示すように常にHighとなる。ただし、電流判定用コンパレータ102は、突入電流による瞬時の電流上昇は検出しないものとする。
NOR回路141には、電圧判定用コンパレータ101及び電流判定用コンパレータ102のいずれからもHighの信号が入力される。したがって、NOR回路141の出力は、グラフ39に示すように、Lowの信号が維持される。
NOR回路141の出力がLowであるので、省電力制御回路104から出力される省電力モード制御信号は、グラフ40に示すように、Lowが維持される。すなわち、CPU20は、省電力モードに遷移せずに現在の状態を維持する。
次に、図13を参照して、本実施例においてACアダプタ2がノート型PC1に接続された状態でターボモードに移行した後、ACアダプタ2の能力を超えた場合の各回路の動作について説明する。図13は、実施例1においてACアダプタ接続状態でターボモードに移行しACアダプタの能力を超えた場合の回路動作を表すシーケンス図である。図13におけるグラフ31〜41は、縦軸及び横軸、並びに、基準値は、図11と同様のものを用いる。
ACアダプタ2は既に接続されているので、ACアダプタ電圧は、最初はグラフ31に示すように、19(V)である。また、グラフ32に示すように、ACアダプタ電流は、最初は1(A)である。
その後、グラフ32のタイミング322で、CPU20は負荷が高い処理を開始する。CPU20の負荷が上がることで、タイミング322からACアダプタ電流が上昇し始める。その後、グラフ38に示すように、ACアダプタ電流が上昇して電流閾値を超えると、タイミング381で、電流判定用コンパレータ102の出力はHighからLowに遷移する。
処理が重いので、CPU20はターボモードに移行する。ACアダプタ電流は、ターボモードに遷移したタイミング323からさらに上昇を開始する。その後、CPU20及びその他システム21のインピーダンスが所定値を下回ると、保護回路21は、ACアダプタ2の能力を超えたと判定し、ACアダプタ電圧を低下させる。これにより、ACアダプタ電圧は、グラフ31のように、タイミング313から低下していく。この場合、グラフ35に示すように、タイミング352からCPU用電源回路15及びその他システム電源回路16への入力電圧も低下していく。
そして、グラフ37に示すように、ACアダプタ電圧が低下し電圧閾値を下回るタイミング372で、電圧判定用コンパレータ101の出力は、HighからLowに変わる。この時、ACアダプ電圧は、16.8(V)まで落ちたものとする。
この場合、電源切替用閾値は、グラフ41に示すように、16.6(V)であり、ACアダプタ電圧は電源切替用閾値以上である。そこで、グラフ36に示すように、電源切替信号は、Highのままである。すなわち、FETスイッチ201及び202はオンのままとなる。
ここで、NOR回路141には、電圧判定用コンパレータ101及び電流判定用コンパレータ102の双方からLowの信号が入力される。そこで、NOR回路141の出力は、グラフ39に示すように、タイミング391でLowからHighに変わる。そして、省電力制御回路104のワンショット回路142は、グラフ40に示すようにタイミング401から一定期間Highの省電力モード制御信号を出力する。これを受けて、CPU20は、省電力モードに遷移する。
そして、省電力モードに遷移したことで、CPU20及びその他システム21におけるインピーダンスが上昇する。これにしたがい、グラフ32に示すように、ACアダプタ電流は、タイミング324から低下していく。その後、ACアダプタ電流は、1(A)に落ち着く。そして、ACアダプタ電流が電流閾値を下回ったタイミング382で、グラフ38に示すように、電流判定用コンパレータ102の出力はLowからHighに遷移する。
そして、CPU20及びその他システム21におけるインピーダンスが閾値を超えると、保護回路21は、ACアダプタ電圧の低下を解除する。これにより、ACアダプタ電圧は、グラフ31に示すように、タイミング314から電圧が上昇していく。これを受けて、CPU用電源回路15及びその他システム電源回路16への入力電圧も、グラフ35に示すように、タイミング353から上昇を開始する。その後、ACアダプタ電圧、並びに、CPU用電源回路15及びその他システム電源回路16への入力電圧は19(V)に落ち着く。
そして、ACアダプタ電圧が電圧閾値を超えると、電圧判定用コンパレータ101の出力は、グラフ37に示すように、タイミング373でLowからHighに変化する。
この状態で、NOR回路141の出力は、グラフ39に示すように、電圧判定用コンパレータ101の出力がHighになった後のタイミング392でHighからLowに変化する。
このように、ACアダプタ2の能力を超えても、直ぐにACアダプタ2からの電力供給を遮断せずに、CPU20及びその他システム21を省電力モードに変えることで、消費電力を抑え、ACアダプタ2の能力内に電力供給が収まるようにして、電力供給を継続させることができる。
次に、図14を参照して、本実施例においてACアダプタ2をノート型PC1から抜いた場合の各回路の動作について説明する。図14は、実施例1においてACアダプタを抜いた場合の回路動作を表すシーケンス図である。図14におけるグラフ31〜41は、縦軸及び横軸、並びに、基準値は、図11と同様のものを用いる。
最初はACアダプタ2が接続されているので、ACアダプタ電圧は、グラフ31に示すように、19V(V)となる。その後、タイミング315で、ACアダプタ2がACアダプタコネクタ11からはずされる。ACアダプタ2がはずされると、ACアダプタ電圧は、下降し0(V)となる。
ACアダプタ電流は、グラフ32に示すように、最初は重い処理を処理中であるので2(A)となっている。そして、ACアダプタ電流は、ACアダプタ2が抜かれたタイミング325で0(A)となる。
この場合、ACアダプタ電圧は0(V)であり、電源切替用閾値より低い。そのため、グラフ36のように、電源切替用コンパレータ103から出力される電源切替信号は、タイミング362においてHighからLowに変わる。したがって、FETスイッチ201及び202は、タイミング362においてオンからオフに変わる。
バッテリ電圧は、グラフ33に示すように、常に12.6(V)である。
FETスイッチ201及び202がオフになった後、CPU用電源回路15などオンボード電源の入力コンデンサが放電するため、バッテリ13からの電力供給が遅れる。そこで、バッテリ電流は、グラフ34に示すように、FETスイッチ201及び202がオフになった後、少し遅れたタイミング342で3(A)まで上昇する。
この場合、CPU用電源回路15及びその他システム電源回路16への入力電圧は、グラフ35に示すように、タイミング354において、ACアダプタ電圧である19(V)から下降を開始し、バッテリ電圧と同じ12・6(V)まで下降する。
また、FETスイッチ201及び202がオフになる以前は、ACアダプタ電圧は19(V)であり、電圧閾値である17(V)以上であるので、電圧判定用コンパレータ101の出力は、グラフ37に示すように、Highとなる。そして、ACアダプタが抜かれると、コンパレータ114への電力供給が停止し、コンパレータ114は停止する。そのため、抵抗115により電圧が引き上げられ、電圧判定用コンパレータ101の出力は、グラフ37に示すようにHighとなる。
また、FETスイッチ201及び202がオフになる以前は、ACアダプタ電流は2(A)であり、電流閾値である1.5(A)以上であるので、電流判定用コンパレータ102の出力は、グラフ38に示すようにLowとなる。その後、ACアダプタ2が抜かれると、ACアダプタ電流は0(A)となり、電流判定用コンパレータ102の出力は、グラフ38に示すように、タイミング383でLowからHighに変化する。
NOR回路141には、電圧判定用コンパレータ101からHighの信号が入力される。したがって、NOR回路141の出力は、グラフ39に示すように、Lowの信号が維持される。
NOR回路141の出力がLowであるので、省電力制御回路104から出力される省電力モード制御信号は、グラフ40に示すように、Lowが維持される。すなわち、CPU20は、省電力モードに遷移せずに現在の状態を維持する。
以上に説明したように、本実施例に係る電源監視回路は、供給電力がACアダプタの能力を超えても、直ぐにACアダプタからの電力供給を遮断せずに、情報処理装置のCPU20及びその他システム21を省電力モードに変える。これにより、供給電力がACアダプタの能力を超えた場合に、CPU20及びその他システム21の消費電力を抑え、ACアダプタの能力内に電力供給が収まるようにして、ACアダプタからの電力供給を継続させることができる。
また、本実施例に係る電源監視回路は、不正なACアダプタが接続された場合には、それを検出してACアダプタからの電力供給を行わせない。これにより、情報処理装置の信頼性を維持することができる。
したがって、信頼性を維持しつつ電力供給性能の上限まで外部電源を活用することができる。
次に、実施例2に係る情報処理装置について説明する。本実施例に係る情報処理装置は、電源切替用閾値を変化させることが実施例1と異なるものである。本実施例に係る情報処理装置であるノート型PCも、図1のブロック図で表される。以下の説明では、実施例1と同様の機能を有する各部については説明を省略する。
図15は、実施例2に係る電源切替用コンパレータの回路図である。本実施例に係る電源切替用コンパレータ103は、実施例1に係る電源切替用コンパレータ103に抵抗135及びFETスイッチ136を加えたものである。
抵抗135は、抵抗132の出力側に配置されている。さらに、抵抗135の出力側の端部は、グランド電圧に落ちている。
また、FETスイッチ136は、抵抗135の両端をバイパスするように設けられた経路上に配置されている。そして、FETスイッチ136は、電流判定用コンパレータ102の入力を受ける。FETスイッチ136は、電流判定用コンパレータ102の入力がHighの信号の場合にオンとなる。また、FETスイッチ136は、電流判定用コンパレータ102の入力がLowの信号の場合にオフとなる。
コンパレータ134は、FETスイッチ136がオンの場合、抵抗131及び132により分圧された信号の入力を受ける。また、コンパレータ134は、FETスイッチ136がオフの場合、抵抗131、132及び135により分圧された信号の入力を受ける。
ここで、抵抗131をR1(Ω)とし、抵抗132をR2(Ω)とし、抵抗135をR3(Ω)とし、ACアダプタ電圧をV1(V)とする。この場合、FETスイッチ136がオンであれば、コンパレータ134は、電圧が{R2/(R1+R2)}×V1(V)である信号の入力を受ける。これに対して、FETスイッチ136がオフであれば、コンパレータ134は、電圧が{(R2+R3)/(R1+R2+R3)}×V1(V)である信号の入力を受ける。
すなわち、FETスイッチ136がオフの場合の方が、FETスイッチ136がオンの場合に比べて、コンパレータ134は、高い電圧の信号の入力を受ける。
ここで、ACアダプタ電流が電流閾値以上であれば、電流判定用コンパレータからの出力はLowになるので、FETスイッチ136はオフになる。また、ACアダプタ電流が電流閾値よりも小さければ、電流判定用コンパレータ102からの出力はHighになるので、FETスイッチ136はオンになる。
すなわち、ACアダプタ電流が電流閾値以上の場合の方が、ACアダプタ電流が電流閾値より小さい場合に比べて、コンパレータ134は、高い電圧の信号の入力を受ける。
コンパレータ134は、分圧された信号の電圧とリファレンス電圧とを比較し、分圧された信号の電圧がリファレンス電圧以上の場合には、電源切替信号としてHighの信号をFETスイッチ201及び202へ出力する。また、コンパレータ134は、分圧された信号の電圧がリファレンス電圧より低い場合には、電源切替信号としてLowの信号をFETスイッチ201及び202へ出力する。
そして、ACアダプタ電流が電流閾値以上の場合、ACアダプタ電流が電流閾値より小さい場合に比べて、高い電圧がコンパレータ134に入力されるので、ACアダプタ電流が電流閾値以上の場合の方が、コンパレータ134は、Lowの信号を出力し難くなる。すなわち、ACアダプタ電流が電流閾値以上の場合の電源切替用閾値の方が、ACアダプタ電流が電流閾値より小さい場合の電源切替用閾値に比べて低くなる。
例えば、電流閾値を所定量の負荷の処理を行っている場合の電流値とした場合、ACアダプタ電流が電流閾値以上であるとは、ACアダプタ2からの電力供給を受けて所定量以上の負荷の処理をCPU20などが行っている場合といえる。すなわち、適切なACアダプタ2が接続されていて、有る程度重い処理を行っている場合には、電源切替用閾値を低くすることになる。
これは以下の理由による。すなわち、ACアダプタ2が適切であるので不正なACアダプタの接続の検出を行わなくてもよい。これに対して、CPU20やその他システム21の処理負荷が高いので、ターボモードに移行している可能性が高い。そこで、なるべくACアダプタ2からの電力供給を遮断せずに、省電力モードへの切替により、ACアダプタ2の電力供給をACアダプタ2の能力内へ戻すことを優先させるためである。以下では、ACアダプタ電流が電流閾値以上の場合の電源切替用閾値を「省電力優先閾値」という。また、ACアダプタ電流が電流閾値より小さい場合の電源切替用閾値を「安全性優先閾値」という。この省電力優先閾値が、「第1閾値」の一例にあたる。また、この安全性優先閾値が、「第2閾値」の一例にあたる。
ただし、省電力優先閾値は、電圧判定用閾値よりも小さい値であることが好ましい。これは、省電力モードに遷移させる前にACアダプタ2からの電力供給を遮断することを回避するためである。また、安全性優先閾値は、電圧判定用閾値よりも大きい値であることが好ましい。これは、不正なACアダプタ2が接続された場合に、省電力モードに移行させる処理を行う前に、ACアダプタ2からの電力供給を遮断するためである。
以上に説明した電源切替用コンパレータ103の出力は、まとめると図16のように表される。図16は、実施例2に係る電源切替用コンパレータからの出力を説明するための図である。図16の電流判定用コンパレータ102の出力の列及び電源切替信号の列において、「H」は、Highの電源切替信号の出力を表し、「L」は、Lowの電源切替信号の出力を表す。
ACアダプタ電流をIとしACアダプタ電圧をVとすると、Iが電流閾値以上の場合、電流判定用コンパレータ102はLowの信号を出力し、FETスイッチ136はオフになる。この場合、電源切替用閾値は省電力優先閾値となる。そこで、Vが省電力優先閾値以上の場合、電源切替用コンパレータ103は、Highの電源切替信号を出力する。この場合、FETスイッチ201及び202はオン(ON)になる。また、Vが省電力優先閾値より低い場合、電源切替用コンパレータ103は、Lowの電源切替信号を出力する。この場合、FETスイッチ201及び202はオフ(OFF)になる。
一方、Iが電流閾値より小さい場合、電流判定用コンパレータ102はHighの信号を出力し、FETスイッチ136はオンになる。この場合、電源切替用閾値は安全性優先閾値となる。そこで、Vが安全性優先閾値以上の場合、電源切替用コンパレータ103は、Highの電源切替信号を出力する。この場合、FETスイッチ201及び202はオン(ON)になる。また、Vが安全性優先閾値より低い場合、電源切替用コンパレータ103は、Lowの電源切替信号を出力する。この場合、FETスイッチ201及び202はオフ(OFF)になる。
次に、ACアダプタの状態に応じた回路動作を説明する。ここでは、電源切替用閾値のうち、安全性優先閾値を17.6(V)として、省電力優先閾値を16.6(V)とする場合で説明する。
まず、出力電圧が低い不正なACアダプタ2がACアダプタコネクタ11に接続された場合について説明する。この場合、図11を用いて説明した実施例1の場合と同様の動作である。ただし、電流判定用コンパレータ102の出力がHighであるので、FETスイッチ136はオンになり、電源切替用閾値は安全性優先閾値である17.6(V)となる。すなわち、不正なACアダプタ2が接続されたか否かの判定基準が、実施例1よりも厳しくなる。この場合、実施例1よりも閾値が高くなるので、実施例1と同様に、ACアダプタ電圧は安全性優先閾値より低くなる。そのため、電源切替用コンパレータ103は、FETスイッチ201及び202をオフにしたままとする。したがって、CPU20及びその他システム21は、バッテリ13からの電力供給を継続して受ける。
次に、バッテリ13が稼動している状態で、ACアダプタ2を接続した場合について説明する。この場合、図12を用いて説明した実施例1の場合と同様の動作である。ただし、この場合も、電流判定用コンパレータ102の出力がHighであるので、FETスイッチ136はオンになり、電源切替用閾値は安全性優先閾値である17.6(V)となる。すなわち、不正なACアダプタが接続されたか否かの判定基準が、実施例1よりも厳しくなる。
次に、図17を参照して、本実施例においてACアダプタ2がノート型PC1に接続された状態でターボモードに移行した後、ACアダプタ2の能力を超えた場合の各回路の動作について説明する。図17は、実施例2においてACアダプタ接続状態でターボモードに移行しACアダプタの能力を超えた場合の回路動作を表すシーケンス図である。図17におけるグラフ31〜41は、縦軸及び横軸、並びに、基準値は、図11と同様のものを用いる。
この場合、グラフ31〜40で示す回路動作は図13と同様である。そこで、グラフ41で示される電源切替用閾値の遷移について説明する。
ACアダプタ2は既に接続されているので、ACアダプタ電圧は、最初はグラフ31に示すように、19(V)である。また、グラフ32に示すように、ACアダプタ電流は、最初は1(A)である。この場合、ACアダプタ電流は電流閾値を超えておらず、グラフ38に示すように、電流判定用コンパレータ102の出力はHighである。この場合、FETスイッチ136はオンであり、電源切替用閾値は、グラフ41に示すように、安定性優先閾値である17.6(V)である。
その後、CPU20は負荷が高い処理を開始する。CPU20の負荷が上がることで、ACアダプタ電流が上昇し始める。そして、グラフ38に示すように、ACアダプタ電流が上昇して電流閾値を超えると、電流判定用コンパレータ102の出力はHighからLowに遷移する。これを受けて、電源切替用閾値は、グラフ41に示すように、タイミング411で省電力優先閾値である16.6(V)に変化する。
その後、NOR回路141には、電圧判定用コンパレータ101及び電流判定用コンパレータ102の双方からLowの信号が入力される。そこで、NOR回路141の出力は、グラフ39に示すように、LowからHighに変わる。そして、省電力制御回路104のワンショット回路142は、グラフ40に示すようにNOR回路141からHighの信号を受けてから一定期間Highの省電力モード制御信号を出力する。これを受けて、CPU20は、省電力モードに遷移する。
そして、省電力モードに遷移したことで、CPU20及びその他システム21におけるインピーダンスが上昇する。これにしたがい、グラフ32に示すように、ACアダプタ電流は低下していく。その後、ACアダプタ電流は、1Aに落ち着く。そして、ACアダプタ電流が電流閾値を下回ったタイミングで、グラフ38に示すように、電流判定用コンパレータ102の出力はLowからHighに遷移する。これを受けて、電源切替用閾値は、グラフ41に示すように、タイミング412で安全性優先閾値である17.6(V)に復帰する。
次に、図18を参照して、本実施例においてACアダプタ2をノート型PC1から抜いた場合の各回路の動作について説明する。図18は、実施例2においてACアダプタを抜いた場合の回路動作を表すシーケンス図である。図18におけるグラフ31〜41は、縦軸及び横軸、並びに、基準値は、図11と同様のものを用いる。ここでは、CPU20及びその他システム21が重い負荷がかかる処理を行っており、ACアダプタ電流が電流閾値を超えている場合で説明する。
ACアダプタ電流は、グラフ32に示すように、最初は重い処理を処理中であるので2(A)となっている。この場合、ACアダプタ電流は電流閾値である1.5(A)を超えているので、電流判定用コンパレータ102からの出力は、グラフ38に示すようにLowである。そのため、FETスイッチ136はオフであり、電源切替用閾値は、グラフ41に示すように、省電力優先閾値である16.6(V)になっている。
そして、ACアダプタ電流は、ACアダプタ2が抜かれたタイミングで0(A)となる。この場合、ACアダプタ電流は電流閾値である1.5(A)を下回るので、電流判定用コンパレータ102からの出力は、グラフ38に示すようにLowからHighに遷移する。そのため、FETスイッチ136はオンとなり、電源切替用閾値は、グラフ41に示すように、タイミング413で安全性優先閾値である17.6(V)に変化する。
以上に説明したように、本実施例に係る電源監視回路は、ACアダプタ電流が電流閾値以上の場合、省電力優先閾値を用いて電力源の切替の判定を行い、ACアダプタ電流が電流閾値より小さい場合、安全性優先閾値を用いて電力源の切替の判定を行う。例えば、電流閾値を所定量の負荷が係る処理を行っている場合の電流とした場合を考える。この場合、CPU20及びその他システム21が所定量以下の負荷の処理を行っているもしくは処理を行っていない場合には、安全性優先閾値を用いる。これにより、不正なACアダプタの接続をより確実に検出することができる。これにより、情報処理装置の信頼性を維持することができる。
また、CPU20及びその他システム21が所定量以上の負荷の処理を行っている場合には、省電力優先閾値を用いることで、ACアダプタからの電力供給を継続させつつ、情報処理装置を省電力モードに遷移させて危険を回避する。これにより、電力供給能力の限界までACアダプタを使用することができる。
したがって、本実施例に係る電源監視回路は、より確実に信頼性を維持しつつ電力供給性能の上限まで外部電源を活用することができる。
(ハードウェア構成)
次に、図19を参照して、ノート型PC1のハードウェア構成の一例について説明する。図19は、ノート型PCのハードウェア構成の一例の図である。
ノート型PC1は、CPU15、メモリ901、液晶パネル902、外部モニタコネクタ903、チップセット904、内蔵ハードディスク905、光ディスクドライブ906及びキーボードコントローラ/キーボード907を有している。また、ノート型PC1は、グライドポイント908、オーディオコーデック/スピーカ909、Basic Input Output System(BIOS) Read Only Memory(ROM)910、Universal System Bus(USB)コネクタ911を有している。さらに、ノート型PC1は、電源回路912及びバッテリ13を有している。
CPU20は、メモリ901、液晶パネル902、外部モニタコネクタ903及びチップセット904とバスを介して接続されている。外部モニタコネクタ903には、外部モニタ913が接続されてもよい。
チップセット904には、内蔵ハードディスク905、光ディスクドライブ906、キーボードコントローラ/キーボード907、グライドポイント908、オーディオコーデック/スピーカ909、BIOS ROM910及びUSB911が接続されている。USBコネクタ911には、外部記憶デバイス/マウス914などが接続されても良い。
メモリ901、液晶パネル902及びチップセット904に接続されている各装置が図1に例示したその他システム21の一例である。
電源回路912は、図1に示すCPU20、その他システム21及びバッテリ13以外の各回路を含む。例えば、電源回路912には、ACアダプタ識別回路10、ACアダプタコネクタ11、バッテリコネクタ12、起動用電源回路14、CPU用電源回路15及びその他システム電源回路16を含む。また、電源回路912は、ACアダプタライン17、ACアダプタカレントセンス抵抗18、バッテリ整流用ダイオード19、並びに、FETスイッチ201及び202なども含まれる。電源回路912は、破線930で囲われた各部に電力を供給する。また、電源回路912は、CPU20に対して省電力モード切替信号を送信する。
1 ノート型PC
2 ACアダプタ
10 ACアダプタ識別回路
11 ACアダプタコネクタ
12 バッテリコネクタ
13 バッテリ
14 起動用電源回路
15 CPU用電源回路
16 その他システム電源回路
17 ACアダプタライン
18 ACアダプタカレントセンス抵抗
19 バッテリ整流用ダイオード
20 CPU
21 その他システム
101 電圧判定用コンパレータ
102 電流判定用コンパレータ
103 電源切替用コンパレータ
104 省電力制御回路
111,112,115 抵抗
113 リファレンス電圧
114 コンパレータ
121 アンプ
122 リファレンス電圧
123 コンパレータ
131,132,135 抵抗
133 リファレンス電圧
134 コンパレータ
136 FETスイッチ
141 NOR回路
142 ワンショット回路
201,202 FETスイッチ

Claims (7)

  1. 外部電源、二次電池、電源監視回路及び情報処理部を有する情報処理装置であって、
    前記情報処理部は、前記外部電源又は前記二次電池から供給される電力により動作し、
    前記電源監視回路は、
    前記外部電源からの供給電圧が電圧閾値以上か否かを判定する第1判定部と、
    前記外部電源からの供給電流が電流閾値以上か否かを判定する第2判定部と、
    前記第1判定部により前記供給電圧が前記電圧閾値より低いと判定され、且つ、前記第2判定部により前記供給電流が前記電流閾値以上と判定された場合、前記情報処理部の消費電力を低下させる省電力制御回路と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1判定部は、前記供給電圧が入力されていない場合、前記供給電圧は電圧閾値以上と判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記供給電圧が前記電圧閾値より小さい所定閾値以上か否かを判定し、前記供給電圧が前記所定閾値より低い場合、前記外部電源から前記情報処理部への電力供給を遮断し、前記二次電池から前記情報処理部へ電力を供給させる電力源切替回路をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2判定部により前記供給電流が電流閾値より小さいと判定された場合、前記供給電圧が前記電圧閾値より小さい第1閾値以上か否かを判定し、前記供給電圧が前記第1閾値より低い場合、前記外部電源から前記情報処理部への電力供給を遮断し、前記二次電池から前記情報処理部へ電力を供給させ、前記第2判定部により前記供給電流が電流閾値以上と判定された場合、前記供給電圧が前記電圧閾値より大きい第2閾値以上か否かを判定し、前記供給電圧が前記第2閾値より低い場合、前記外部電源から前記情報処理部への電力供給を遮断し、前記二次電池から前記情報処理部へ電力を供給させる電力源切替回路をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記省電力制御回路は、前記情報処理装置の消費電力を低下させている状態で、前記第1判定部により前記供給電圧が前記電圧閾値以上と判定された場合、前記情報処理装置の消費電力の低下を解除する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記外部電源は、自己が電力を前記情報処理部に供給している場合に、前記情報処理部におけるインピーダンスが所定値以下になると供給電圧を低下させ、前記情報処理部におけるインピーダンスが所定値より大きくなると供給電圧の低下を解除する保護回路を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置に電力を供給する外部電源からの供給電圧が電圧閾値以上か否かを判定する第1判定部と、
    前記外部電源からの供給電流が電流閾値以上か否かを判定する第2判定部と、
    前記第1判定部により前記供給電圧が前記電圧閾値より低いと判定され、且つ、前記第2判定部により前記供給電流が前記電流閾値以上と判定された場合、前記情報処理装置の消費電力を低下させる省電力制御回路と
    を備えたことを特徴とする電源監視回路。
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