JP2015044158A - 気液分離装置、および、水噴射式気体圧縮システム - Google Patents

気液分離装置、および、水噴射式気体圧縮システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015044158A
JP2015044158A JP2013176665A JP2013176665A JP2015044158A JP 2015044158 A JP2015044158 A JP 2015044158A JP 2013176665 A JP2013176665 A JP 2013176665A JP 2013176665 A JP2013176665 A JP 2013176665A JP 2015044158 A JP2015044158 A JP 2015044158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
liquid
water
container
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013176665A
Other languages
English (en)
Inventor
久史 櫻井
Hisashi Sakurai
久史 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2013176665A priority Critical patent/JP2015044158A/ja
Publication of JP2015044158A publication Critical patent/JP2015044158A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Abstract

【課題】液体と気体との分離能力を向上することを目的とする。
【解決手段】気液分離装置130は、円筒形状に形成された圧力容器300と、圧力容器300内に設けられ、圧力容器300の内面との間で、漸次狭くなる部分を有する間隙330を形成する衝突板310と、圧力容器300内の間隙330における漸次狭くなる部分であって、漸次狭くなる方向に、液体および気体の混合流を供給する供給管312とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体および気体の混合流を分離する気液分離装置、および、水噴射式気体圧縮システムに関する。
従来、水噴射式気体圧縮システムは、例えば水噴射式スクリュー圧縮機であり、水を潤滑剤とするスクリューロータにより空気が圧縮され、圧縮空気に水が混合された気液混合流が気液分離装置に送られ、気液分離装置で圧縮空気と水に分離する。そして、分離された圧縮空気を外部に供給する。
気液分離装置は、円筒形状に形成された容器の内面に沿って気液混合流が供給され、容器の内面に沿って流れる際の遠心力により圧縮空気と水とを分離する(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−119425号公報
上述した気液分離装置は、容器の内部に、当該容器と同心上に円筒形状の衝突板が設けられ、容器の内面と衝突板との間に間隙が形成される。そして、気液分離装置では、気液混合流が容器の内面と衝突板との間に形成された間隙に供給され、当該間隙を流れる際の遠心力により圧縮空気と水とを分離する。
ところで、水と圧縮空気の分離能力を向上させるためには、遠心力を大きくする必要があり、そのためには、容器内での流速を上げる必要がある。
そこで、本発明は、液体と気体との分離能力を向上することを目的とする気液分離装置、および、水噴射式気体圧縮システムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の気液分離装置は、円筒形状に形成された容器と、容器内に設けられ、容器の内面との間で、漸次狭くなる部分を有する間隙を形成する衝突板と、容器内における容器の内面と衝突板との間に形成された間隙の漸次狭くなる部分であって、漸次狭くなる方向に、液体および気体の混合流を供給する供給管と、を備えることを特徴とする。
また、衝突板は、円筒形状に形成され、衝突板の軸中心と容器の軸中心とが異なる位置に配されるとよい。
また、供給管は、径が間隙の最小幅より大きく、かつ、間隙の最大幅よりも小さく、間隙の幅が径よりも大きい位置に先端面が配されるとよい。
また、本発明の水噴射式気体圧縮システムは、水により潤滑され、気体を圧縮する圧縮装置と、圧縮装置により圧縮された、液体が混合された気液混合流を、遠心分離により圧縮気体および液体に分離する気液分離装置とを備え、気液分離装置は、円筒形状に形成された容器と、容器内に設けられ、容器の内面との間で、漸次狭くなる部分を有する間隙を形成する衝突板と、容器内における容器の内面と衝突板との間に形成された間隙における、漸次狭くなる部分であって、漸次狭くなる方向に、気液混合流を供給する供給管とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、液体と気体との分離能力を向上することが可能となる。
水噴射式気体圧縮システムを説明するための図である。 (a)は、気液分離装置の構成を示す図であり、(b)は、供給管の軸中心を通る水平断面図である。 従来の気液分離装置における供給管の軸中心を通る水平断面図である。 (a)は、従来の気液分離装置における気液混合流の流速のシミュレーション結果を示す図である。(b)は、本実施形態の気液分離装置における気液混合流の流速のシミュレーション結果を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(水噴射式気体圧縮システム100)
図1は、水噴射式気体圧縮システム100を説明するための図である。図1中、水の流れを実線の矢印で示し、空気の流れを一点鎖線の矢印で示し、気液混合流の流れを太線の矢印で示し、信号の流れを破線の矢印で示す。
図1に示すように、水噴射式気体圧縮システム100は、エアエンド110、メインモータ部120、気液分離装置130、ドライヤ140、クーラ150、ファン部160、制御部170、ライン200(図1中、200a〜200hで示す)を含む構成とされる。
まず、水噴射式気体圧縮システム100における空気の流れについて説明すると、空気は、エアエンド110に導入され、エアエンド110で圧縮される。エアエンド110で圧縮された空気(以下、圧縮空気とも呼ぶ)は、水とともに、気液混合流として圧縮空気ライン200aを介して、気液分離装置130に供給される。そして、気液分離装置130において水が分離された後、圧縮空気ライン200bを介してドライヤ140に送出され、ドライヤ140でさらに水が取り除かれて、供給先に供給されることとなる。
次に、水の流れについて説明すると、給水源から水ライン200cを介してエアエンド110に供給された水は、潤滑液として機能した後、圧縮空気とともに、圧縮空気ライン200aを介して、気液分離装置130に供給される。また気液分離装置130には、給水源から水ライン200dを介して供給された水が貯留されており、エアエンド110から導入された水は、貯留された水と合流することとなる。そして、気液分離装置130に貯留された水は、水ライン200eを介してクーラ150に供給された後、クーラ150において冷却され、水ライン200f、水フィルタ202aを介してエアエンド110に再度導入されることとなる。つまり、水は、エアエンド110、気液分離装置130、クーラ150を循環することとなる。
続いて、水噴射式気体圧縮システム100を構成するエアエンド110、メインモータ部120、気液分離装置130、ドライヤ140、クーラ150、ファン部160、制御部170の具体的な構成について説明する。
エアエンド110は、2つのスクリューロータが回転駆動され、当該2つのスクリューロータを回転させることで空気を圧縮する圧縮装置であり、水を潤滑液として利用する。エアエンド110は、2つのスクリューのうちの一方のスクリューの端に圧縮側プーリ112が固定される。
メインモータ部120は、メインモータ122、モータ側プーリ124、ベルト126を含む構成とされる。モータ側プーリ124は、メインモータ122によって回転駆動される。モータ側プーリ124には、無端状のベルト126が張架されており、当該ベルト126は、さらにエアエンド110の圧縮側プーリ112に張架されている。
したがって、メインモータ122によってモータ側プーリ124が回転駆動されると、ベルト126および圧縮側プーリ112を介して、エアエンド110のスクリューが回転することで、エアエンド110において空気が圧縮されることとなる。エアエンド110において圧縮された空気は、エアエンド110の潤滑液として機能する水とともに圧縮空気ライン200aを介して気液分離装置130に導入される。
気液分離装置130は、詳しくは後述するように、圧力容器300内で、圧縮空気ライン200aを介してエアエンド110から導入された気液混合流を気液分離する、すなわち圧縮空気と水とを分離する。分離された水は、圧力容器300内の下部に貯留された水に合流される。
上述したように気液分離装置130には、圧縮空気(例えば、0.7MPa程度)が導入されるため、気液分離装置130内は常時加圧状態となっている。したがって、気液分離装置130に貯留された水は、水ライン200eを通じてクーラ150に圧送されることとなる。
また、気液分離装置130には、圧力容器300内に貯留された水の水位を検知する水位センサ320が設けられている。水位センサ320が検知した水位を示す水位信号は、制御部170に送信される。
ドライヤ140は、圧縮空気ライン200bを介して、気液分離装置130に接続されており、気液分離装置130から導入された圧縮空気を水の飽和温度以下に冷却することで、圧縮空気に含まれる水(気体)を凝縮して、圧縮空気から水を分離する。そして、ドライヤ140によって水が除去された圧縮空気は、供給先へと供給され、分離された水は、ドレントラップ202b、水ライン200hを介して、エアエンド110に供給される。なお、圧縮空気ライン200bには逆止弁230cが設けられており、ドライヤ140から気液分離装置130への圧縮空気の逆流を防止している。
クーラ150は、水ライン200eを介して気液分離装置130から供給された水を、ファン部160のファン164からの送風によって、外気温+10℃程度まで冷却する。クーラ150によって冷却された水は、水ライン200fを介して、エアエンド110に導入される。
ファン部160は、ファンモータ162、ファン164により構成され、ファンモータ162によってファン164が回転駆動され、ファン164によってクーラ150に対して送風を行う。
制御部170は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路により、水噴射式気体圧縮システム100全体を管理および制御する。本実施形態において、制御部170は、給水源から導入される水の圧力を測定する圧力測定部210から送信された、測定した圧力を示す圧力信号、および、水位センサ320から送信された水位信号に基づいて、水ライン200cに設けられた電磁弁220a、220b、水ライン200dに設けられた電磁弁220c、気液分離装置130に接続された排水ライン200gに設けられた電磁弁220dを制御する。
具体的に説明すると、制御部170は、エアエンド110の潤滑に十分な量であって、空気の圧縮の妨げにならない量の水が導入されるように、圧力信号に基づいて、電磁弁220a、220bの開度を調整する。また、制御部170は、気液分離装置130内の水位を予め定められた高さ(例えば、気液分離装置130の中間位置)に維持すべく、圧力信号および水位信号に基づいて、電磁弁220c、220dの開度を調整する。
なお、水ライン200dにおける電磁弁220cと気液分離装置130との間には逆止弁230aが設けられており、気液分離装置130から水ライン200dへの水の逆流を防止している。また、水ライン200cにおける電磁弁220aとエアエンド110との間には、逆止弁230bが設けられており、エアエンド110から水ライン200cへの水の逆流を防止している。
(気液分離装置の構成)
図2は、気液分離装置130の構成を説明するための図である。図2(a)は、気液分離装置130の構成を示す図であり、図2(b)は、供給管312の軸中心を通る水平断面図(図2(a)のII(b)−II(b)断面図)である。
図2に示すように、気液分離装置130は、圧力容器300、衝突板支持板308、衝突板310、供給管312、気体吐出管314、液体吐出管316、脚部318を含む構成とされる。
圧力容器300は、両端が開口した円筒形状の胴部302の上端および下端に、鏡板でなる頂部304および底部306が周方向にわたって溶接されており、胴部302、頂部304および底部306により内部が密閉される。圧力容器300は、胴部302の軸方向が鉛直方向に沿い、底部306が下方に位置し、頂部304が上方に位置するようにして脚部318により保持される。
圧力容器300は、胴部302および頂部304の間に、胴部302の軸中心302aに対して中心位置がずれた(オフセットした)円形状の貫通孔を有する円盤形状の衝突板支持板308が設けられる。衝突板支持板308は、外径が胴部302の内径とほぼ同一であり、胴部302および頂部304の間で、胴部302および頂部304に周方向にわたって溶接される。
また、衝突板支持板308は、貫通孔に衝突板310が周方向にわたって溶接されている。衝突板310は、両端が開口した円筒形状に形成され、一端が衝突板支持板308の頂部304側の面と面一となるように溶接され、他端が胴部302側に位置する。すなわち、衝突板310は、胴部302と対向するように延在する。
衝突板310は、胴部302の軸中心302aに対してオフセットされた衝突板支持板308の貫通孔に固定(溶接)されているので、図2(b)に示すように、軸中心310aが胴部302の軸中心302aに対してずれた(オフセットされた)位置に配される。したがって、圧力容器300内では、胴部302の内面と衝突板310の外面との間の幅が、周方向に向かって漸次狭くなる漸狭部330aと、漸次広くなる漸拡部330bとを有する間隙330が形成される。
なお、衝突板310は、軸方向の長さが、胴部302の軸方向の長さと比して短く、他端が圧力容器300の内部に貯蔵される水に接することがないように設計されている。
供給管312は、円筒形状に形成され、径が間隙330の最小幅より大きく、かつ、間隙330の最大幅よりも小さい管である。供給管312は、胴部302の上部であって衝突板310が延在する位置に設けられた貫通孔に、軸方向に対して直交する先端面312aが胴部302内に位置するように水平に挿入された状態で接続される。より詳しく説明すると、供給管312は、先端面312aが間隙330の漸狭部330aに位置し、かつ、間隙330が漸次狭くなる方向(図2(b)の矢印330c)に気液混合流を供給する向きに配される。また、供給管312は、先端面312aが衝突板310に接するようにして、当該衝突板310の外面の法線方向に沿って配される。供給管312は、エアエンド110(図1)から圧縮空気ライン200aを介して気液混合流が供給され、気液混合流を圧力容器300内に供給する。
気体吐出管314は、圧力容器300の頂部304に接続され、圧縮空気を、頂部304から圧縮空気ライン200bを介してドライヤ140に供給する。
液体吐出管316は、圧力容器300の底部306に接続され、底部306から水を内部の気体圧力で、水ライン200eを介してクーラ150に供給する。
水位センサ管322は、圧力容器300の頂部304に接続され、一端が胴部302の下部まで延在する円筒形状に形成され、内部に水位センサ320が設けられる。
このような構成でなる気液分離装置130では、供給管312から気液混合流が圧力容器300内に供給されると、気液混合流が、胴部302の内面と衝突板310の外面との間に形成された間隙330を通って、胴部302の内面に沿って旋回する。このとき、圧力容器300内では、旋回による遠心力により気液混合流が圧縮空気と水に遠心分離し、圧縮空気が衝突板310内を通って気体吐出管314から圧縮空気ライン200bに送出され、水が圧力容器300内の下部に貯留された水に合流される。
ところで、遠心分離では、水と圧縮空気とが混合した気液混合流を、水と圧縮空気との粒子質量の違いから向心力および遠心力を利用して水と圧縮空気とに分離する。このとき、分離限界粒子径は下式(1)のように定義される。
…(1)
なお、xpcは分離限界粒子径であり、CDは流体抵抗係数であり、ρは粒子密度(水密度)であり、ρはガス密度(空気密度)であり、uは中心方向速度であり、uθは周方向速度であり、rは円筒半径(胴部302の内径)である。
したがって、遠心分離の効率を向上させるためには分離限界粒子径を小さくすればよく、そのためには周方向速度を上げればよい。
図3は、従来の気液分離装置400における供給管412の軸中心を通る水平断面図である。図3に示すように、従来の気液分離装置400は、胴部402と衝突板410が軸中心402aを基準として同心円状に配されており、胴部402の内面と衝突板410の外面とにより形成される間隙430は周方向に沿って同一幅である。また、供給管412は、間隙430の幅よりも径が大きく、間隙430内に先端面412aを挿入させるために、先端面412aが斜めにカットされている。
このような構成でなる気液分離装置400では、供給管412から供給された気液混合流が間隙430内を高さ方向に広がりながら旋回するため、流速が徐々に遅くなっていく。また、気液混合流の一部が、供給管412の先端面412aから送出された直後に衝突板410にあたってしまうため、気液混合流の流速が遅くなってしまう。なお、間隙430の幅に合わせて供給管412の径を小さくすることも考えられるが、供給管412の径を小さくすると、供給管412の管摩擦が大きくなるため、供給管412をある程度の大きさにしておかなくてはならない。
これに対して、本実施の気液分離装置130は、上記したように、衝突板310の軸中心310aを胴部302の軸中心302aに対してオフセットさせているため、間隙330の幅が周方向にわたって漸次狭くなる部分(漸狭部330a)と漸次広くなる部分(漸拡部330b)とがある。そして、供給管312は、間隙330の漸狭部330aに位置し、かつ、間隙330が漸次狭くなる方向に気液混合流を供給する向きに配される。
これにより、気液分離装置130では、供給された気液混合流が間隙330の漸次狭くなる方向に流れるので、間隙330内を高さ方向に広がりながらも間隙330の幅方向に狭められ、気液混合流の流速の低下を抑制することができる。また、気液分離装置130では、供給管312の先端面312aを間隙330において従来と比して幅が広い位置に配することにより、供給管312の径を小さくすることなく、衝突板310に気液混合流が当たらずに圧力容器300内に供給することができ、気液混合流の流速の低下を抑制することができる。したがって、気液分離装置130は、圧力容器300内での気液混合流の流速を従来と比して早くすることができるので、水と圧縮空気との分離性能を向上することができる。
図4は、従来の気液分離装置400、および、本実施形態の気液分離装置130における気液混合流の流速(流れ)のシミュレーション結果を示す図である。図4(a)は、従来の気液分離装置400における気液混合流の流速(流れ)を流線で示すシミュレーション結果を示す図であり、図4(b)は、本実施形態の気液分離装置130における気液混合流の流速(流れ)を流線で示すシミュレーション結果を示す図である。
図4(a)および(b)からも明らかなように、気液分離装置130では、従来の気液分離装置400と比して、流線が圧力容器300の内面(間隙330)に沿って供給管312の先端面312aから、水平方向へ、より遠方に延びていることがわかる。すなわち、気液分離装置130は、従来の気液分離装置400と比して、圧力容器300内での気液混合流の流速の低下を抑制できていることがわかる。したがって、気液分離装置130は、シミュレーション結果においても、従来の気液分離装置400と比して、気液混合流の流速の低下を抑制して、水と圧縮空気との分離性能を向上することができることが証明された。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、上述した実施形態では、衝突板310が胴部302の軸中心302aに対してオフセットして配されることにより、胴部302の内面と衝突板310の外面により形成される間隙330に、幅が周方向にわたって漸次狭くなる部分(漸狭部330a)と漸次広くなる部分(漸拡部330b)とが設けられるようにした。しかしながら、胴部の内面と衝突板の外面により形成される間隙に、幅が周方向にわたって漸次狭くなる部分が設けられるのであればよく、例えば、衝突板が楕円形状に形成され、胴部302の軸中心302aと同心に配されるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、気液分離装置130が、気体としての圧縮空気と、液体としての水との気液混合流を分離するようにしたが、他の気体および液体の混合流を分離するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、エアエンド110、気液分離装置130、クーラ150を循環する循環水の冷却方法として、クーラ150においてファン部160からの送風によって冷却する空冷式を用いたが、水冷式であってもよい。
本発明は、気液混合流を気体および液体に分離する気液分離装置、および、これを用いた水噴射式気体圧縮システムに利用することができる。
100 水噴射式気体圧縮システム
110 エアエンド(圧縮装置)
130 気液分離装置
300 圧力容器(容器)
310 衝突板
312 供給管
312a 先端面
330 間隙
330a 漸狭部

Claims (4)

  1. 円筒形状に形成された容器と、
    前記容器内に設けられ、該容器の内面との間で、漸次狭くなる部分を有する間隙を形成する衝突板と、
    前記容器内における該容器の内面と前記衝突板との間に形成された間隙の漸次狭くなる部分であって、漸次狭くなる方向に、液体および気体の混合流を供給する供給管と、を備えることを特徴とする気液分離装置。
  2. 前記衝突板は、円筒形状に形成され、該衝突板の軸中心と前記容器の軸中心とが異なる位置に配されることを特徴とする請求項1に記載の気液分離装置。
  3. 前記供給管は、径が前記間隙の最小幅より大きく、かつ、該間隙の最大幅よりも小さく、該間隙の幅が径よりも大きい位置に先端面が配されることを特徴とする請求項1または2に記載の気液分離装置。
  4. 水により潤滑され、気体を圧縮する圧縮装置と、
    前記圧縮装置により圧縮された、液体が混合された気液混合流を、遠心分離により圧縮気体および液体に分離する気液分離装置と
    を備え、
    前記気液分離装置は、
    円筒形状に形成された容器と、
    前記容器内に設けられ、該容器の内面との間で、漸次狭くなる部分を有する間隙を形成する衝突板と、
    前記容器内における該容器の内面と前記衝突板との間に形成された間隙における、漸次狭くなる部分であって、漸次狭くなる方向に、前記気液混合流を供給する供給管とを備えることを特徴とする水噴射式気体圧縮システム。
JP2013176665A 2013-08-28 2013-08-28 気液分離装置、および、水噴射式気体圧縮システム Pending JP2015044158A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013176665A JP2015044158A (ja) 2013-08-28 2013-08-28 気液分離装置、および、水噴射式気体圧縮システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013176665A JP2015044158A (ja) 2013-08-28 2013-08-28 気液分離装置、および、水噴射式気体圧縮システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015044158A true JP2015044158A (ja) 2015-03-12

Family

ID=52670177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013176665A Pending JP2015044158A (ja) 2013-08-28 2013-08-28 気液分離装置、および、水噴射式気体圧縮システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015044158A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019035242A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 分離装置
CN113153695A (zh) * 2021-04-15 2021-07-23 鑫磊压缩机股份有限公司 一种径向精滤的油气分离筒
WO2021242024A1 (ko) * 2020-05-29 2021-12-02 엘지전자 주식회사 압축기

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0523514A (ja) * 1991-07-25 1993-02-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 気水分離装置
JPH08309128A (ja) * 1995-05-12 1996-11-26 Mayekawa Mfg Co Ltd 液分離器
JP2002143617A (ja) * 2000-11-09 2002-05-21 Kojima Press Co Ltd 気液分離器
EP1820558A1 (en) * 2006-02-16 2007-08-22 Luigi Perillo A cyclone separator with internal filter
JP2009119425A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Ihi Corp 気液分離装置
JP2011000590A (ja) * 2010-08-31 2011-01-06 Taisei Giken Co Ltd フィルター装置
JP2014161759A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Showa Denki Kk サイクロン式ミストコレクタ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0523514A (ja) * 1991-07-25 1993-02-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 気水分離装置
JPH08309128A (ja) * 1995-05-12 1996-11-26 Mayekawa Mfg Co Ltd 液分離器
JP2002143617A (ja) * 2000-11-09 2002-05-21 Kojima Press Co Ltd 気液分離器
EP1820558A1 (en) * 2006-02-16 2007-08-22 Luigi Perillo A cyclone separator with internal filter
JP2009119425A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Ihi Corp 気液分離装置
JP2011000590A (ja) * 2010-08-31 2011-01-06 Taisei Giken Co Ltd フィルター装置
JP2014161759A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Showa Denki Kk サイクロン式ミストコレクタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019035242A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 分離装置
WO2021242024A1 (ko) * 2020-05-29 2021-12-02 엘지전자 주식회사 압축기
CN113153695A (zh) * 2021-04-15 2021-07-23 鑫磊压缩机股份有限公司 一种径向精滤的油气分离筒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5863609B2 (ja) スクリュー圧縮機及びこれを備えるチラーユニット
JP2015044158A (ja) 気液分離装置、および、水噴射式気体圧縮システム
JP6504254B2 (ja) 軸受構造、および、過給機
US3410478A (en) Lubricating device for a motor compressor
CN208918597U (zh) 圆柱形对称式容积式机器
CN107476955B (zh) 一种压缩机曲轴润滑结构
JP6193306B2 (ja) スクリュー圧縮機及びこれを備えるチラーユニット
CN208281144U (zh) 一种卧式压缩机
JP2006348929A (ja) 密閉型圧縮機
CN103939472A (zh) 一种双螺杆压缩机滑动轴承
JPWO2013145018A1 (ja) スクロール圧縮機
FI71975B (fi) Anordning foer pumpning av skummande vaetskor
JP6766461B2 (ja) 軸受への給油を制限できる圧縮機
JP6766913B2 (ja) スクロール圧縮機
KR101400614B1 (ko) 편심 선회 구동장치
JPWO2019044326A1 (ja) 圧縮機
CN102297128A (zh) 柱塞及抽油泵
JPS62271987A (ja) ロ−タリ圧縮機
JPS60212688A (ja) ロ−タリ圧縮機の油分離装置
BR112017002770B1 (pt) Compressor de parafuso
WO2019129113A1 (zh) 用于压缩机系统的进气管道及压缩机系统
JP2013224626A (ja) 圧縮機
JP2019081166A (ja) 油分離器
JP2010019148A (ja) タービン発電機
TWM384256U (en) Rotating shaft device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171228

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171206

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20171228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180227