JP2013224626A - 圧縮機 - Google Patents

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耕作 戸澤
Masashi Wakui
雅史 涌井
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健 水藤
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Abstract

【課題】圧縮機の回転数の変動に伴う作動流体からの油分離能力の影響の低減を図る圧縮機を提供する。
【解決手段】潤滑油を含んだ冷媒を圧縮して吐出する圧縮機100は、冷媒が吐出される吐出室12と、冷媒に含まれる潤滑油を遠心分離する油分離室13と、吐出室12と油分離室13とを連通する少なくとも2つの連通穴112及び113と、第二連通穴113に設けられ、冷媒の流量に基づき第二連通穴113を開閉する開閉弁120とを備える。さらに、開閉弁120は、第二連通穴113を閉鎖するとともに、冷媒の流量増加により第二連通穴113を開口させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、圧縮機に係り、特に遠心分離を利用して作動流体から油を分離するオイルセパレータを備える圧縮機に関する。
圧縮機では、ガス状作動流体を圧縮するための圧縮機構の可動部位を潤滑するために、圧縮機の吸入側に潤滑油を供給する構成のものがあり、上記のような圧縮機では作動流体に潤滑油が含まれてしまう。圧縮機が冷凍回路に設けられている場合、潤滑油を含有した状態で作動流体である冷媒が圧縮機から吐出されると、冷媒と共に流出した潤滑油は、冷凍回路中の蒸発器等に付着し、冷凍回路での熱交換を妨げてしまう。このような熱交換効率の低下を防ぐために、圧縮機の吐出側で冷媒から潤滑油を分離し、圧縮機内に帰還させる。帰還した潤滑油は、圧縮機の駆動機構の摺動部、シール部(シャフトシール等)等の潤滑を行う。
例えば、特許文献1には、冷媒に含まれる潤滑油を分離するためのオイルセパレータを備えたスクロール型の圧縮機が記載されている。このオイルセパレータは、圧縮された冷媒が吐出される吐出室に隣接して設けられた円筒状の分離室と、分離室内に分離室と同心的に配置された分離パイプとを有している。分離室は、分離室と吐出室とを区画する隔壁に上下方向に並んで形成された一対の導入孔を介して、吐出室に連通する。分離パイプは、分離室内で上下方向に延びてその上端で拡径され、上端側で圧縮機の外部に連通し、拡径部下方の直管部の下端で分離室内に開口する。さらに、導入孔は、分離パイプに対向する位置に形成されている。また、分離室は、その下部で下方の貯油室に連通し、分離室の内周面は、貯油室に向けて徐々に拡径するテーパ形状を有している。
よって、吐出室から導入孔を通って分離室に吐出された冷媒は、分離パイプの周囲を旋回しつつ下方に向かって流れた後、下端の開口から流入して分離パイプ内を通過し、圧縮機の外部に吐出される。冷媒に含有する潤滑油は、分離パイプの周囲の旋回過程で遠心力によって分離されて分離室の内周面に付着し、さらに、この内周面上をつたって下降し貯油室に蓄えられる。そして、テーパ形状をした分離室の内周面と分離パイプの外周面との距離が貯油室に向かって拡大するため、分離パイプの周囲を旋回する冷媒は、下方に向かうに従い旋回速度を低下させる。これにより、圧縮機の高回転時において、直管部の下端付近における冷媒の流速の上昇を抑え、直管部に流入する冷媒が、分離室の内周面に付着している潤滑油を巻き込むことを低減している。
特開2006−249992号公報
しかしながら、特許文献1の圧縮機のオイルセパレータでは、分離室の内周面と分離パイプの外周面との距離が貯油室に向かって拡大する構成であるため、圧縮機の低回転時に低い流速で分離室に吐出される冷媒は、分離パイプの周囲を旋回する速度を下方に向かうに従いさらに低下させ、含有する潤滑油を十分に遠心分離させることができないという問題がある。つまり、特許文献1のオイルセパレータは、圧縮機の回転数の変動にあわせて、冷媒からの潤滑油の分離能力が変動する。特に、近年、モータで駆動される電動圧縮機の需要が、ハイブリッド車や電気自動車の普及に伴い増大しているが、モータの回転に合わせて回転する電動圧縮機では、その回転数の使用領域が、従来のエンジン駆動の圧縮機よりも大幅に広く、さらに低回転寄りになっている。このような電動圧縮機において特許文献1のオイルセパレータを使用すると、冷媒からの潤滑油の分離がさらに不十分になるという問題がある。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、圧縮機の回転数の変動に伴う作動流体からの油分離能力の影響の低減を図る圧縮機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る圧縮機は、潤滑油を含んだ作動流体を圧縮して吐出する圧縮機において、作動流体が吐出される高圧室と、作動流体に含まれる潤滑油を遠心分離する油分離室と、高圧室と油分離室とを連通する少なくとも2つの連通穴と、少なくとも2つの連通穴のうち、少なくとも1つの連通穴に設けられ、作動流体の流量に基づき上記連通穴を開閉する開閉弁とを備え、開閉弁は、連通穴を閉鎖するとともに、作動流体の流量増加により連通穴を開口させる。
少なくとも2つの連通穴は、異なる開口面積を有し、開閉弁は、少なくとも2つの連通穴のうち、開口面積が大きい連通穴に設けられてもよい。
上記圧縮機は、油分離室内に延び、作動流体を旋回させるための遠心分離管を備え、少なくとも2つの連通穴は、遠心分離管に対向する位置に配置される第一連通穴及び第二連通穴であり、第一連通穴及び第二連通穴は、遠心分離管の延びる方向に沿って、第二連通穴が第一連通穴よりも作動流体の旋回流の下流側に位置するように配置され、第一連通穴から遠心分離管までの距離が、第二連通穴から遠心分離管までの距離よりも近くてもよい。
さらに、第一連通穴は、第二連通穴よりも開口面積が小さくてもよい。
遠心分離管は、第一連通穴及び第二連通穴と対向する部位のうち、第二連通穴と対向する部位の管路断面の方が小さくてもよい。
上記圧縮機が電動圧縮機であってもよい。
この発明に係る圧縮機によれば、圧縮機の回転数の変動に伴う作動流体からの油分離能力の影響を低減することが可能になる。
この発明の実施の形態1に係る圧縮機の構成を示す模式断面側面図である。 図1の油分離室周辺を拡大した模式断面側面図であり、圧縮機の低回転時の状態を示す図である。 図1の油分離室周辺を拡大した模式断面側面図であり、圧縮機の高回転時の状態を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る圧縮機の油分離室周辺の構成を示す模式断面側面図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1に係る圧縮機100の構成を説明する。なお、以下の実施形態において、圧縮機100として、冷凍回路に設けられて、冷凍回路を流通する作動流体である冷媒を吸入、圧縮して吐出するスクロール型の電動圧縮機を使用した場合の例について説明する。
図1を参照すると、圧縮機100は、固定スクロールを形成する略円筒状の第二ハウジング20と、第二ハウジング20の両側にボルト等で一体に連結された略円筒状の第一ハウジング10及び第三ハウジング30と、第三ハウジングに30に対して第二ハウジング20と反対側でボルト等によって一体に連結された略円筒状のモータハウジング50とを有している。
第二ハウジング20は、固定基板20aと、固定基板20aから第三ハウジング30に向かう方向へ突出する固定渦巻壁20bと、固定基板20aから第三ハウジング30に向かう方向へ突出して固定渦巻壁20bを外側から取り囲むようにして延在する外周壁20cとを一体に有している。そして、固定渦巻壁20bは、固定基板20a上で渦巻き状に延びている。ここで、固定基板20a及び固定渦巻壁20bは、固定スクロールの固定基板及び固定渦巻壁を構成している。
第一ハウジング10は、第二ハウジング20の固定基板20a側に取り付けられる。第一ハウジング10は、固定基板20aと共に、吐出室12をその内側に形成する。さらに、第一ハウジング10は、その内部に、吐出室12にこの側方で隣接する油分離室13と、油分離室13に重力方向の下方側で隣接し且つ圧縮機100の潤滑油を貯留する貯油室14とを有している。
吐出室12は、冷媒が吐出される高圧室を構成している。
ここで、貯油室14から油分離室13に向かう方向を上方と呼び、その反対方向を下方と呼ぶ。さらに、油分離室13から吐出室12に向かう方向及びその反対方向、即ち上方向及び下方向に略垂直な方向を側方と呼ぶ。そして、圧縮機100は、図1の紙面上での上方側を重力方向の上方側として設置され、つまり、貯油室14に対して油分離室13を重力方向の上方とするように設置されて使用される。
油分離室13は、略一定の内径の円筒状の形状を有して上下方向に延びており、第一ハウジング10の外周壁10aに形成された吐出口16を介して、圧縮機100の外部に連通する。油分離室13の円筒状の内周面13aには、遠心分離管111が嵌合している。遠心分離管111は、吐出口16側の大径直管部111aと、貯油室14側に位置し大径直管部111aよりも径が小さい小径直管部111cと、大径直管部111aを小径直管部111cに接続し且つ大径直管部111aから小径直管部111cに向かうに従って径が縮小するテーパ管部111bとによって構成されている。そして、大径直管部111a、テーパ管部111b及び小径直管部111cは、油分離室13と中心軸を同一にして延び、大径直管部111aが油分離室13の内周面13aに嵌合している。よって、遠心分離管111は、吐出口16から貯油室14に向かう方向に沿って延び、管の軸方向に垂直な管路断面が減少している。
また、油分離室13は、油分離室13と吐出室12とを互いの側方で区画する隔壁10bに形成されて隔壁10bを貫通し且つ遠心分離管111の延びる方向に沿って上下方向に一列に並んで配置された第一連通穴112及び第二連通穴113を通じて、吐出室12に連通する。第一連通穴112は、第二連通穴113よりも上方且つ遠心分離管111のテーパ管部111bに側方で対向する位置に配置され、さらに、テーパ管部111bにおける大径直管部111a側に近い部位に対向している。第二連通穴113は、第一連通穴112よりも下方且つ遠心分離管111の小径直管部111cに側方で対向する位置に配置されている。このため、遠心分離管111において、第一連通穴112と対向する部位の管路断面に比べて、第二連通穴113と対向する部位の管路断面が小さくなっている。また、第二連通穴113の開口面積は、第一連通穴112の開口面積よりも大きくなっている。さらに、開閉弁120が、第二連通穴113を吐出室12側から囲むようにして、吐出室12内で隔壁10bに取り付けられている。なお、開閉弁120の詳細な構成は、後述する。
また、油分離室13は、油分離室13と貯油室14とを上下で区画する隔壁10cに形成された油排出穴14aを介して、貯油室14に連通する。
ここで、油分離室13、遠心分離管111、第一連通穴112、第二連通穴113及び開閉弁120によって、オイルセパレータ101が構成されている。
また、圧縮機100は、第二ハウジング20と第三ハウジング30との間に、可動スクロール40を有している。可動スクロール40は、第二ハウジング20の固定基板20aに対向するように延在する基板40aと、基板40aから固定基板20aに向かう方向へ突出する渦巻壁40bとを一体に有している。そして、渦巻壁40bは、基板40a上で渦巻き状に延びて、第二ハウジング20の固定渦巻壁20bの間にはまりこんでいる。これにより、可動スクロール40の渦巻壁40bは、第二ハウジング20の固定渦巻壁20bと当接することによって、閉鎖された空間である三日月状の圧縮室41を形成することができる。
また、可動スクロール40は、基板40aの下方で第三ハウジング30との間に吸入室11を形成している。圧縮室41は、第二ハウジング20の外周壁20c側で吸入室11に連通し、第二ハウジング20の固定基板20aの中心側で、固定基板20aの中心に形成された吐出ポート21を介して、吐出室12に連通する。そして、この吐出ポート21は、固定基板20aの吐出室12側に固定されたリード弁タイプの吐出弁22によって開閉される。なお、吸入室11は、図示しない吸入口を介して圧縮機100の外部に連通している。
さらに、可動スクロール40の基板40aには、渦巻壁40bと反対側に、筒状のシャフト支持部40cが一体に突出形成されている。
また、圧縮機100は、可動スクロール40のシャフト支持部40c側に、駆動シャフト60を有している。駆動シャフト60は、シャフト支持部40c内に延びる偏心シャフト部60cと、偏心シャフト部60cより径が大きくなった拡径部60bと、拡径部60bから偏心シャフト部60cと反対側に延びるメインシャフト部60aとを一体に有している。偏心シャフト部60cは、互いの中心軸を同一とするメインシャフト部60a及び拡径部60bに対してその中心軸を偏心させており、ブッシュ32及びその外周の軸受33を介してシャフト支持部40cと回転自在に嵌合している。
よって、偏心シャフト部60cは、メインシャフト部60a及び拡径部60bの回転中心軸の周りを旋回するように回転することができる。このため、可動スクロール40は、メインシャフト部60aを回転させると、その回転中心軸の周りを公転運動する。そして、可動スクロール40が公転運動することによって、吸入室11側で形成された圧縮室41が、固定基板20aの中心の吐出ポート21に向かって移動しつつその容積を減少させ、内部に含む冷媒を圧縮する。
また、第三ハウジング30は、シャフト支持部40c側から可動スクロール40と駆動シャフト60の拡径部60b及び偏心シャフト部60cとを覆うようにして、第二ハウジング20に連結されている。第三ハウジング30は、その内側で、軸受34を介して拡径部60bを回転自在に支持し、駆動シャフト60のメインシャフト部60aが第三ハウジング30を貫通して外側に突出している。また、第三ハウジング30は、可動スクロール40の基板40aとの間に設けられたブッシュ31を介して、可動スクロール40を駆動シャフト60の軸方向に支持している。
また、モータハウジング50は、軸受54を介して、その内部に延びる駆動シャフト60のメインシャフト部60aを回転自在に支持している。また、モータハウジング50の内部では、ロータ51が、一体に回転するようにメインシャフト部60aの周りに固定されている。さらに、モータハウジング50の内部では、ロータ51を取り囲むようにして、コイル53を有するステータ52が固定配置されている。そして、コイル53に交流電流が流されることによって、ステータ52は、メインシャフト部60aと共にロータ51を回転させる。
また、図2を参照すると、開閉弁120の詳細な構成が示されている。
開閉弁120は、中空有底筒状をした弁ハウジング130を有している。弁ハウジング130は、矩形断面をした筒状の側壁131と、互いに対向するように配置されて側壁131の両端を閉鎖する端壁132及び133とによって構成されている。側壁131は、4つの平坦な板状の側壁構成部を矩形状に囲むように配置して形成され、そのうちの1つの側壁構成部131aには、側壁構成部131aを貫通する側壁貫通穴131a1が端壁133に近接して形成されている。側壁貫通穴131a1は、第一ハウジング10の隔壁10bにおける第二連通穴113と整合する形状を有している。
弁ハウジング130は、側壁構成部131aを当接させて隔壁10bに固定される。このとき、側壁貫通穴131a1が、第二連通穴113と整合する。
さらに、弁ハウジング130において、側壁貫通穴131a1から遠い方の端壁132には、端壁132を貫通する弁孔132aが形成されている。弁孔132aは、側壁貫通穴131a1及び第二連通穴113と同一の開口面積を有している。
よって、弁ハウジング130は、その内部に、側壁貫通穴131a1及び弁孔132aで開口する弁室134を形成している。
また、開閉弁120は、弁室134内に、弁体140及び付勢バネ150を有している。
弁体140は、円柱部141と、円柱部141から延びる円錐台状のテーパ部142とを一体に有している。円柱部141は、弁ハウジング130の弁孔132aよりも外径が大きく、テーパ部142は、先端に向かって先細になっている。そして、弁体140は、弁室134内で移動することによって弁室134の内側から、テーパ部142のテーパ面を弁孔132aの周縁に当接させるように構成され、当接することによって弁孔132aを閉鎖することができる。
コイルバネ状の付勢バネ150は、一方の端部を弁体140の円柱部141に対してテーパ部142と反対側から当接させると共に、他方の端部を弁ハウジング130の端壁133に当接させ、弁体140を端壁132の弁孔132aに向けて付勢する。よって、弁体140に付勢バネ150の付勢力以外の外力が作用しないとき、弁体140は、付勢バネ150によって端壁132の弁孔132a内に押し付けられて当接し、弁孔132aを閉鎖する。一方、例えば、圧縮機100の回転数が上昇するに従い、冷媒の流量が増加すると、付勢バネ150の付勢力に抗して弁体140が端壁133に向かって変位させられ、弁孔132aが開口する。そして、冷媒の流量増加に従い、弁体140の変位量が増加するため、弁孔132aの開度が増加する。
そして、開閉弁120は、弁体140が弁孔132aを閉鎖状態から完全に開放した状態に変位することによって、第二連通穴113の開度を0%〜100%の状態に絞るのと同じ作用を奏する。
次に、この発明の実施の形態1に係る圧縮機100の動作を説明する。
図1を参照すると、圧縮機100では、外部電源によって電圧が印加されると、コイル53に交流電流が流れ、それによって、ロータ51と共に駆動シャフト60が回転する。このとき、駆動シャフト60の偏心シャフト部60cは、拡径部60b及びメインシャフト部60aの回転中心軸の周りを旋回運動する。そして、旋回運動する偏心シャフト部60cとシャフト支持部40cで嵌合する可動スクロール40は、メインシャフト部60aの回転中心軸の周りを公転運動する。
これにより、可動スクロール40の渦巻壁40bと第二ハウジング(固定スクロール)20の固定渦巻壁20bとの間には、可動スクロール40の公転に伴って移動しつつ容積を減少させる圧縮室41が形成される。そして、圧縮室41が形成されて容積を変える過程で、吸入室11から圧縮室41内に冷媒が潤滑油と共に吸入され、さらに、潤滑油を含む冷媒は、圧縮室41内で圧縮された後、吐出ポート21において吐出弁22を押し上げて吐出室12に吐出される。このとき、冷媒に含まれる潤滑油は、圧縮室41に流入して吐出ポート21から吐出されるまでの過程で、可動スクロール40及び第二ハウジング(固定スクロール)20の摺動部を潤滑する。
図2を参照すると、吐出室12に吐出された冷媒は、開口している第一連通穴112を通って油分離室13に流入する。
圧縮機100の低回転時、吐出室12に吐出される冷媒流量が少ないため、吐出室12に吐出された冷媒は、第一連通穴112を通って油分離室13に流入することによって、吐出室12から十分な量が吐出される。これにより、吐出室12内の冷媒の圧力は上昇せず、吐出室12内と開閉弁120の弁室134内との差圧がほとんど上昇しないため、弁体140は、弁孔132aを閉鎖した状態を維持する。
開口面積が小さい第一連通穴112を通って油分離室13に流入する際、冷媒は、低流量であっても流速を上昇させる。さらに、油分離室13内において、第一連通穴112が遠心分離管111のテーパ管部111bにおける大径直管部111a側に偏った部位に対向する位置に形成されているため、第一連通穴112の出口では、遠心分離管111と油分離室13の内周面13aとの間の隙間が狭くなっている。このため、油分離室13内の上記の狭い隙間に流入した冷媒は、さらに流速を上昇させ、テーパ管部111bの外側周囲を旋回する。さらに、上方への流通が大径直管部111aによって遮られている冷媒は、テーパ管部111bから小径直管部111cに向かってこれらの外側周囲を旋回しつつ下降し、次いで、小径直管部111cの下端の下部開口部111c1から小径直管部111cの内部に流入して上昇する。このとき、テーパ管部111bから小径直管部111cへと下降するに従い、遠心分離管111と油分離室13の内周面13aとの間の隙間が徐々に拡大しているため、冷媒の旋回流に発生する乱流が低減される。また、小径直管部111c内の冷媒は、遠心分離管111内を上昇し、吐出口16から圧縮機100の外部に吐出される。
よって、冷媒は、油分離室13内への流入時及び流入直後に流速を大きく高めて旋回するため、含有する潤滑油が効率的に遠心分離される。遠心分離された潤滑油は、油分離室13の内周面13aに付着して内周面13a上を流下し、下部の油排出穴14aを通って貯油室14に流入する。
また、圧縮機100の回転数が上昇するに従い、第一連通穴112を通って油分離室13に流出する冷媒流量に対して吐出室12に吐出される冷媒流量が過剰になり、吐出室12内の冷媒の圧力が上昇する。一方、油分離室13内及び油分離室13に連通する開閉弁120の弁室134内の冷媒の圧力は、小径の第一連通穴112から流入する低流量の冷媒によって形成されるため、吐出室12内ほど上昇しない。このため、吐出室12内と開閉弁120の弁室134内との差圧が次第に増大し、この差圧が、開閉弁120の弁体140に対しても弁室134の内外からの差圧として作用する。弁体140に作用する差圧が所定の圧力を超えると、吐出室12内の冷媒が、付勢バネ150の付勢力に抗して弁体140を付勢バネ150に向かって変位させ、弁孔132aが開口する。
さらに、図3に示すように、圧縮機100の回転数の上昇に伴って、吐出室12内と開閉弁120の弁室134内との差圧が増大すると、弁体140の変位量が増大し、弁孔132aの開度が増大する。
弁孔132aの開口時、吐出室12内の冷媒は、一部が開口面積の小さい第一連通穴112を通って油分離室13に流入し、その他の多くが開閉弁120の弁孔132a、弁室134、開口面積が大きい側壁貫通穴131a1及び第二連通穴113を順次通過して、油分離室13に流入する。
油分離室13内において、第二連通穴113が遠心分離管111の小径直管部111cに対向する位置に形成されているため、第二連通穴113の出口では、遠心分離管111と油分離室13の内周面13aとの間の隙間が広くなっている。さらに、第二連通穴113が第一連通穴112と比べて大幅に大きい開口面積で形成されている。しかしながら、第二連通穴113を通る冷媒は、流量が多いため、油分離室13内に流入後、高い速度で小径直管部111cの外側周囲を旋回しつつ下降する。これにより、冷媒に含有する潤滑油が効率的に遠心分離される。
また、第一連通穴112を通る冷媒は、油分離室13内への流入時及び流入直後に流速を大きく高めることによって、遠心分離管111の外側周囲を旋回する過程で含有する潤滑油が遠心分離される。そして、第二連通穴113は、遠心分離管111の延びる方向に沿って、第一連通穴112よりも冷媒の旋回流の下流側に配置されている。このため、第一連通穴112から流入し旋回する冷媒は、遠心分離管111に沿って下流側に向かって下降し、第二連通穴113から流入した冷媒に合流して一緒に流通し潤滑油が遠心分離される。
第一連通穴112及び第二連通穴113から流入し合流した冷媒は、下部開口部111c1から遠心分離管111の内部に流入して上昇し、吐出口16から圧縮機100の外部に吐出される。
よって、圧縮機100では、吐出室12を油分離室13に連通する第一連通穴112及び第二連通穴113による開度を変化させることによって、圧縮機100の低回転時から高回転時にわたって、冷媒に含有される潤滑が効率的に除去される。さらに、高回転時に吐出室12から油分離室13に吐出する冷媒流量を増大させることができるため、高回転時での吐出抵抗の増大が抑えられる、つまり吐出時の圧力損失が低減される。
このように、この発明の実施の形態1に係る圧縮機100は、潤滑油を含んだ冷媒を圧縮して吐出する圧縮機である。圧縮機100は、冷媒が吐出される吐出室12と、冷媒に含まれる潤滑油を遠心分離する油分離室13と、吐出室12と油分離室13とを連通する少なくとも2つの連通穴112及び113と、少なくとも2つの連通穴112及び113のうち、第二連通穴113に設けられ、冷媒の流量に基づき第二連通穴113を開閉する開閉弁120とを備える。さらに、開閉弁120は、第二連通穴113を閉鎖するとともに、冷媒の流量増加により第二連通穴113を開口させる。
これによって、圧縮機100は、圧縮機100の回転数に連動して変動する吐出室12内の冷媒流量が増加すると、吐出室12を油分離室13に連通する連通穴112及び113からなる連通路の流路断面積を拡大する。よって、圧縮機100は、低回転時には連通路の流路断面積を絞ることで油分離室13に流入する冷媒の速度を上昇させて、冷媒に含まれる潤滑油の高い遠心分離能力を確保する。また、圧縮機100は、高回転時には流路断面積を拡大することで、圧縮機100の外部への冷媒の吐出量を増大させて圧力損失を低減しつつ、高流量の冷媒が流通することによって冷媒に含まれる潤滑油の高い遠心分離能力を確保する。よって、圧縮機100の回転数の変動に伴う冷媒からの油分離能力の影響を低減することが可能になる。
また、圧縮機100において、少なくとも2つの連通穴112及び113は、異なる開口面積を有し、開閉弁120は、少なくとも2つの連通穴112及び113のうち、開口面積が大きい第二連通穴113に設けられている。これによって、第一連通穴112及び第二連通穴113からなる連通路の流路断面積を、開口面積つまり流路断面が小さい第一連通穴112の流路断面積にまで絞ることができるため、冷媒からの油分離能力を確保できる圧縮機100の回転域を低くすることができる。さらに、上述のような圧縮機100は、低回転域を多用する電動圧縮機に好適に適用することができる。
また、圧縮機100は、油分離室13内に延び、冷媒を旋回させるための遠心分離管111を備えている。さらに、少なくとも2つの連通穴は、遠心分離管111に対向する位置に配置される第一連通穴112及び第二連通穴113である。第一連通穴112及び第二連通穴113は、遠心分離管111の延びる方向に沿って、第二連通穴113が第一連通穴112よりも冷媒の旋回流の下流側に位置するように配置され、第一連通穴112から遠心分離管111までの距離が、第二連通穴113から遠心分離管111までの距離よりも近くなっている。そして、圧縮機100は、遠心分離管111を、第一連通穴112及び第二連通穴113と対向する部位のうち、第二連通穴113と対向する部位の管路断面の方が小さくなるように構成することによって、上記構成を達成している。さらに、第一連通穴112は、第二連通穴113よりも小さい。
これによって、第一連通穴112から油分離室13に流入した冷媒は、油分離室13の内周面13aと遠心分離管111との間の狭い隙間を旋回するため、流速が上昇し、油分離能力が高められる。さらに、冷媒は、小さい第一連通穴112を通過する際にも流速を上昇させて、油分離室13に流入する。よって、圧縮機100の低回転時に冷媒に第一連通穴112を通過させて油分離室13に流入させることによって、冷媒に対する油分離能力を高めることができる。そして、圧縮機100は、冷媒からの油分離能力を確保できる圧縮機100の回転域をより低くすることができる。また、冷媒流量が小さい冷媒が、遠心分離管111までの距離が近く冷媒の旋回流の上流側に位置する第一連通穴112から油分離室13に流入し、冷媒流量が大きい冷媒が、遠心分離管111までの距離が遠く冷媒の旋回流の下流側に位置する第二連通穴113から油分離室13に流入する。よって、遠心分離管111の周囲を旋回する冷媒の旋回流に発生する乱流を低減することができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る圧縮機は、実施の形態1の圧縮機100において遠心分離管111がその先端の下部開口部111c1に向かって管路断面を減少させていたものを、略円筒状の油分離室の内周面を遠心分離管の先端に向かってその円筒軸方向に垂直な断面を増加させる構成としたものである。
なお、以下の実施の形態において、前出した図における参照符号と同一の符号は、同一または同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
図4を参照すると、この発明の実施の形態2に係る圧縮機において、略円筒状の油分離室23は、吐出口16から貯油室14に向かって、段階的にその円筒軸方向に垂直な断面を増加させる構成を有している。さらに、遠心分離管211は、吐出口16から貯油室14に向かって延びる径が一定の直管によって構成されている。
油分離室23は、第一連通穴112に対向する位置にある第一小径部23aにおいて、その円筒軸方向に垂直な断面の内径が最も小さくなっており、遠心分離管211との間に僅かな隙間を有している。さらに、油分離室23は、第二連通穴113に対向する位置にある大径部23cにおいて、内径が最大になっており、大径部23cは、貯油室14との間に介在する隔壁10cまで一定の内径で延在している。また、第一小径部23aと大径部23cとの間には、第一小径部23a及び大径部23cの中間の内径を有する第二小径部23bが形成されている。よって、油分離室23は、吐出口16から貯油室14に向かって、内径を段階的に増加させ、第一連通穴112と対向する部位の断面に比べて、冷媒の旋回流の下流側に位置する第二連通穴113と対向する部位の断面が増加している。つまり、第一連通穴112から遠心分離管211までの距離が、第二連通穴113から遠心分離管211までの距離よりも近くなっている。
また、実施の形態1と同様に、第一連通穴112は、第二連通穴113よりも大きさが小さくなっている。
圧縮機100の低回転時、吐出室12から油分離室23に流入する冷媒は、開口面積が小さい第一連通穴112を通る際に流速を上昇させる。そして、冷媒は、油分離室23内において、第一連通穴112の出口では、遠心分離管211と油分離室23の第一小径部23aの内周面23a1との間の隙間が狭くなっているため、流速をさらに上昇させて遠心分離管211の外側周囲を旋回しつつ、下流側に向かって下降する。なお、第一小径部23aの内周面23a1から、第二小径部23bの内周面23b1、大径部23cの内周面23c1へと下降するに従い、遠心分離管211と油分離室23の内周面との間の隙間が段階的に拡大するため、冷媒の旋回流に発生する乱流が低減される。
さらに、冷媒は、遠心分離管211の下端の下部開口部211aから遠心分離管211の内部に流入して上昇し、吐出口16から圧縮機100の外部に吐出される。冷媒は、油分離室23内への流入時及び流入直後に流速を大きく高めて旋回するため、含有する潤滑油が効率的に遠心分離される。
また、圧縮機100の回転数が上昇するに従い、吐出室12内と開閉弁120の弁室134内との間で弁体140に作用する差圧が次第に上昇し、この差圧が所定の圧力を超えると、吐出室12内の冷媒の作用によって弁体140が付勢バネ150に向かって変位し、弁孔132aが開口する。
弁孔132aの開口時、吐出室12内の冷媒は、一部が開口面積の小さい第一連通穴112を通って油分離室13内の第一小径部23aの内周面23a1と遠心分離管211との間の隙間に流入し、遠心分離管211の外側周囲を旋回しつつ、下降する。また、吐出室12内の冷媒の多くは、開閉弁120の弁孔132a、弁室134及び第二連通穴113を順次通過して、油分離室13内の大径部23cの内周面23c1と遠心分離管211との間の隙間に流入し、遠心分離管211の外側周囲を旋回しつつ、下降する。
よって、第二連通穴113を通って流入した高流量の冷媒は、油分離室13内に流入後、高い速度で遠心分離管211の外側周囲を旋回し、含有する潤滑油が効率的に遠心分離される。また、第一連通穴112を通って流入した冷媒は、油分離室13内への流入時及び流入直後に流速を大きく高めて遠心分離管211の外側周囲を旋回することによって、含有する潤滑油が遠心分離され、さらに、下流側に下降することによって第二連通穴113から流入した冷媒に合流して一緒に流通し潤滑油がさらに遠心分離される。
また、この発明の実施の形態2に係る圧縮機のその他の構成及び動作は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように、実施の形態2における圧縮機によれば、上記実施の形態1の圧縮機100と同様な効果が得られる。
また、実施の形態1及び2において、吐出室12を油分離室13,23に連通する連通穴として、2つの連通穴112及び113を設けていたが、これに限定されるものでなく、3つ以上設けてもよい。さらに、連通穴の開口面積は、異なっていても同一であってもよい。
また、実施の形態1及び2において、開閉弁120は、吐出室12を油分離室13,23に連通する2つの連通穴112及び113のうちの第二連通穴113のみに設けられていたが、これに限定されるものでなく、第一連通穴112及び第二連通穴113の両方に開閉弁を設けてもよい。これにより、開口面積の小さい第一連通穴112の開度を圧縮機100の回転数に対応して制御して油分離室13,23への冷媒流入量を調節することができ、圧縮機100がほとんど回転しない超低回転域でも冷媒からの油分離能力を確保することができる。さらに、連通穴が3つ以上形成される場合、開閉弁を連通穴の2つ以上に設けるようにしてもよい。
また、実施の形態1及び2では、油分離室13,23は、断面が円形であったが、これに限定されるものでなく、楕円、多角形等の断面であってもよい。さらに、実施の形態2の油分離室23は、断面の大きさが3種類に変化していたが、これに限定されるものでなく、第一小径部23a及び大径部23cからなる2種類の断面を有する部分によって構成されていてもよく、4種類以上の異なる断面を有する部分によって構成されていてもよい。また、実施の形態2の油分離室23において、第一小径部23a〜大径部23cにわたって断面が変化する部位を、テーパ状としてもよい。
また、実施の形態1及び2では、遠心分離管111,211は、管路断面が円形であったが、これに限定されるものでなく、楕円、多角形等の管路断面であってもよい。
また、実施の形態1及び2の開閉弁120において、弁体140は先端が円錐台状の面をした柱状体であったがこれに限定されるものでなく、球体、円錐、円錐台、又は、先端が球面若しくは円錐面状の面をした柱状体であってもよい。
また、実施の形態1及び2では、開閉弁120は、付勢バネ150を利用して動作する機械式の弁であったが、その他の構造の機械式の弁又は電磁弁であってもよい。
また、実施の形態1及び2において、圧縮機は、スクロール型であったがこれに限定されるものでなく、ベーン型等の、圧縮後の作動流体に潤滑油が含まれる圧縮機を適用することができる。また、圧縮機は、モータで駆動される電動圧縮機に限定されるものではなく、例えば、車両の走行駆動源であるエンジンによって駆動されるタイプの圧縮機であってもよい。
12 吐出室(高圧室)、13,23 油分離室、100 圧縮機、111,211 遠心分離管、112 第一連通穴、113 第二連通穴、120 開閉弁。

Claims (6)

  1. 潤滑油を含んだ作動流体を圧縮して吐出する圧縮機において、
    前記作動流体が吐出される高圧室と、
    前記作動流体に含まれる潤滑油を遠心分離する油分離室と、
    前記高圧室と前記油分離室とを連通する少なくとも2つの連通穴と、
    前記少なくとも2つの連通穴のうち、少なくとも1つの連通穴に設けられ、前記作動流体の流量に基づき前記連通穴を開閉する開閉弁と
    を備え、
    前記開閉弁は、前記連通穴を閉鎖するとともに、前記作動流体の流量増加により前記連通穴を開口させる圧縮機。
  2. 前記少なくとも2つの連通穴は、異なる開口面積を有し、
    前記開閉弁は、前記少なくとも2つの連通穴のうち、開口面積が大きい前記連通穴に設けられる請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記油分離室内に延び、前記作動流体を旋回させるための遠心分離管を備え、
    前記少なくとも2つの連通穴は、前記遠心分離管に対向する位置に配置される第一連通穴及び第二連通穴であり、前記第一連通穴及び前記第二連通穴は、前記遠心分離管の延びる方向に沿って、前記第二連通穴が前記第一連通穴よりも前記作動流体の旋回流の下流側に位置するように配置され、
    前記第一連通穴から前記遠心分離管までの距離が、前記第二連通穴から前記遠心分離管までの距離よりも近い請求項1または2に記載の圧縮機。
  4. 前記第一連通穴は、前記第二連通穴よりも開口面積が小さい請求項3に記載の圧縮機。
  5. 前記遠心分離管は、前記第一連通穴及び前記第二連通穴と対向する部位のうち、前記第二連通穴と対向する部位の管路断面の方が小さい請求項3または4に記載の圧縮機。
  6. 前記圧縮機が電動圧縮機である請求項1〜5のいずれか一項に記載の圧縮機。
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