JP2015043726A - 鳥獣類忌避用塗料およびこれを利用した鳥獣類忌避システム - Google Patents

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美男 青木
潔 谷津
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潔 谷津
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康夫 鈴木
孝 神谷
Takashi Kamiya
孝 神谷
猛裕 松永
Takehiro Matsunaga
猛裕 松永
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Abstract

【課題】様々な場所において、低コストかつ簡便に鳥獣類を忌避することができる技術を提供すること。
【解決手段】樹脂と、ニッケル粉と、アミノ酸またはセルロースのうちの少なくともいずれかとを含有し、乾燥状態の抵抗率が10-3〜10-1Ω・cmである鳥獣類忌避用塗料とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、鳥獣類忌避用塗料およびこれを利用した鳥獣類忌避システムに関する。
近年、カラスやハトなどの鳥類による建物などへの糞被害や、シカ、サル、クマなどの野生動物による農作物や苗木への食害、ネズミなどの小動物の増加による衛生環境の悪化などが深刻な問題となっている。
このような問題に関連して、例えば、特許文献1、2の技術が提案されている。
特許文献1には、導電材によって形成される柵本体と柵本体と絶縁される裸電線と裸電線に衝撃電圧をかける電源装置などから構成された野獣電撃用電気柵が記載されている。
特許文献2には、猛獣の糞抽出物または分離分を多孔質の担持体に吸着せしめた徐放性防獣鳥物質が記載されている。
特開2011-167104号公報 特開2006-104190号公報
しかしながら、特許文献1の野獣電撃用電気柵の場合、大がかりな装置が必要となるためコストを抑えることが難しく、また、設置場所が限られるため、広く普及するには至っていない。一方、特許文献2の徐放性防獣鳥物質の場合、忌避効果の有効性、持続性が必ずしも十分でないという問題があった。
また、特許文献1の野獣電撃用電気柵、特許文献2の徐放性防獣鳥物質のいずれの場合も、その使用形態から、例えば、カラスやハトなどの鳥類による建物などへの糞被害を抑制することは難しい。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、様々な場所において、低コストかつ簡便に鳥獣類を忌避することができる技術として、鳥獣類忌避用塗料およびこれを利用した鳥獣類忌避システムを提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明の鳥獣類忌避用塗料は、樹脂と、ニッケル粉と、アミノ酸またはセルロースのうちの少なくともいずれかとを含有し、乾燥状態の抵抗率が10-3〜10-1Ω・cmであることを特徴としている。
この鳥獣類忌避用塗料では、樹脂は、アクリルシリコン樹脂であることが好ましい。
この鳥獣類忌避用塗料では、さらに、銀化合物を含むことが好ましい。
この鳥獣類忌避用塗料では、さらに、銅粉を含むことが好ましい。
この鳥獣類忌避用塗料では、さらに、カーボンナノ材料を含むことが好ましい。
この鳥獣類忌避用塗料では、さらに、シリカを含むことが好ましい。
この鳥獣類忌避用塗料では、さらに、酸化チタンを含むことが好ましい。
本発明の鳥獣類忌避システムは、対象物の表面に前記鳥獣類忌避用塗料が塗布されて形成された導電塗膜層と、この導電塗膜層と接続して通電可能な通電手段とを含むことを特徴としている。
この鳥獣類忌避システムでは、導電塗膜層の厚みが20〜100μmであることが好ましい。
この鳥獣類忌避システムでは、対象物と導電塗膜層との間に絶縁塗料によって形成されたプライマー層を有することが好ましい。
この鳥獣類忌避システムでは、プライマー層の厚みが10〜100μmであることが好ましい。
この鳥獣類忌避システムでは、さらに、電気抵抗調整器を含むことが好ましい。
この鳥獣類忌避システムでは、さらに、インバータを含むことが好ましい。
この鳥獣類忌避システムでは、通電手段は、通電時間を制御可能であることが好ましい。
この鳥獣類忌避システムでは、さらに、導電塗膜層の表面に形成されたコーティング層を含むことが好ましい。
この鳥獣類忌避システムでは、通電手段は、遠隔操作制御機構を備えており、外部から電源のオンオフが制御可能であることが好ましい。
この鳥獣類忌避システムでは、導電塗膜層として、互いに分離した第1導電塗膜層と第2導電塗膜層とが形成されており、通電手段の電極が第1導電塗膜層と第2導電塗膜層のそれぞれに接続していることが好ましい。
本発明の敷設体は、表面に、少なくとも、前記鳥獣類忌避用塗料が塗布されて導電塗膜層が形成されていることを特徴としている。
本発明の鳥獣類忌避システムでは、対象物に配設された前記敷設体と、この敷設体の導電塗膜層と接続して通電可能な通電手段とを含むことを特徴としている。
本発明の鳥獣類忌避用塗料および鳥獣類忌避システムによれば、様々な場所において、低コストで、簡便かつ確実に鳥獣類を忌避することができる。
(A)は、本発明の鳥獣類忌避システムの一実施形態を例示した平面図であり、図2(B)は、本発明の鳥獣類忌避システムの一実施形態を例示した断面図である。
本発明の鳥獣類忌避用塗料は、樹脂と、ニッケル粉と、アミノ酸またはセルロースのうちの少なくともいずれかとを含有する。
鳥獣類忌避用塗料に含まれる樹脂は、混和性などの他、作業効率や使用条件などを考慮して適宜選択することができる。
具体的には、樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ホットメルト型樹脂系(スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、スチレン・イソプレン・スチレンゴム(SIS))、スチレン・イソプレン・ブタジエン・スチレンゴム(SIBS)、スチレン・ブタジエン・スチレンゴム(SBS)、アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)、メチルメタアクリレート・ブタジエンゴム(MBR)、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンゴム(SEPS)、スチレン・エチレン・ブタジエン・スチレンゴム(SEBS)、スチレン・エチレン・エチレン・プロピレン・スチレンゴム(SEEPS)、ポリアミド樹脂、溶剤型樹脂系(アクリル樹脂)、酢酸ビニル或いは酢酸ビニルとアクリル酸エステル、ベオバ、などが共重合された酢ビ系樹脂、塩化ビニルと酢酸ビニル、エチレン、アクリル酸エステルなどが共重合された塩化ビニル系樹脂、スチレンとアクリル酸エステルなどが共重合されたスチレン系樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、変性シリコン樹脂、水分散型樹脂系(合成ゴム系ラテックスの具体例としてはスチレン・ブタジエンゴムラテックス、アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、メチルメタアクリレート・ブタジエンゴム、クロロプレンゴムなどのカルボキシル変性したもの、湿気硬化型樹脂である変性シリコン樹脂、シアノアクリレート樹脂、ウレタン樹脂などを例示することができる。
また、樹脂には、合成樹脂系エマルジョンである各種アクリル酸エステルなどのアクリル系モノマーを使用して調製されたアクリル酸エステル樹脂系エマルジョン、酢酸ビニル或いは酢酸ビニルとアクリル酸エステル、ベオバなどのコモノマーとを共重合した酢酸ビニル樹脂系エマルジョン、塩化ビニルと酢酸ビニル、エチレン、アクリル酸エステルなどコモノマーとが重合された塩化ビニル樹脂系エマルジョン、スチレンとアクリル酸エステルなどコモノマーとが共重合されたスチレン樹脂系エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル共重合系エマルジョンなども含まれる。
なかでも、アクリルシリコン樹脂は、安価で、安定性、耐光性に優れているため、鳥獣類忌避用塗料に特に好ましく使用することができる。この場合、必要に応じて界面活性剤や水溶性ポリマーを添加し、ニッケル粉などの導電性金属粉の水分散性を高めることができる。界面活性剤は、導電性金属粉の分散性を考慮して、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤のなかから適宜選択することができる。
さらに、樹脂には、重合触媒、硬化剤などが配合される。
重合触媒としては、過酸化物、アゾビス化合物等が挙げられ、過酸化物としては、例えば過酸化ジブチル、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、クメンハイドロ過酸化物等、アゾビス化合物としては、例えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル、2,2’−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、2,2‘−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジヒドロクロライドなどを例示することができる。
硬化剤としては、ジシアンジアミド系化合物、酸無水化合物(テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルナジック酸無水物、水素化メチルナジック酸無水物、トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルシクロヘキセンテトラカルボン酸、無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二水和物、エチレングリコールビスアンヒドロトリメリテート、グリセリンビス(アンヒドロトリメリテート)モノアセテート、ドデセ二ル無水コハク酸、脂肪族二塩基酸ポリ酸無水物、クロレンド酸無水物)、フェノール系化合物(フェノールノボラック、キシリレンノボラック、ビスAノボラック、オルソクレゾールノボラック、アミノトリアジンノボラック、トリフェニルメタンノボラック、ビフェニルノボラック、ジシクロペンタジエンフェノールノボラックテルペンフェノールノボラック)、イミダゾール系化合物(2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、1−(2−シアノエチル)−2−エチル−4−メチルイミダゾール、2,4−ジアミノ−6−〔2−メチルイミダゾリル−(1)〕エチル−s−トリアジン、2−フェニルイミダゾリン、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ〔1,2−a〕ベンズイミダゾール)、イソシアネート系化合物などを例示することができる。
鳥獣類忌避用塗料中のニッケル粉の配合量は、塗料全体の1〜20%であることが好ましい。ニッケル粉は、導電性を有し、電気抵抗を調節することができるため、鳥獣類忌避効果を高めることができる。
さらに、鳥獣類忌避用塗料には、例えば、銅粉、銀粉、銀メッキ銅粉などの金属フィラーを配合することができる。特に、銅粉は安価であるため、鳥獣類忌避効果を確保しつつ、コストを抑制することができる。
金属フィラーの配合量は、鳥獣類忌避用塗料全体に対して5〜50%(重量%)の範囲を例示することができ、この範囲であると、鳥獣類忌避用塗料のコストを抑えつつ、確実に鳥獣類忌避効果を発揮させることができる。
また、鳥獣類忌避用塗料に、銅化合物を配合することもできる。銅化合物は、鳥獣類忌避用塗料内で銅イオンの形態で存在することが好ましく、これによって鳥獣類忌避効果を高めることができる。
さらに、鳥獣類忌避用塗料には、硝酸銀などの銀化合物を配合することもできる。銀化合物は、鳥獣類忌避用塗料中の銀イオンの濃度が100〜3000ppmの範囲となるように調製されることが好ましい。銀イオンの濃度がこの範囲であると、優れた鳥獣類忌避効果を発揮することができる。
鳥獣類忌避用塗料に配合することができるアミノ酸としては、銀、銅などの金属(イオン)と反応して錯化合物(アミノ酸金属塩)を形成することのできる中性アミノ酸、塩基性アミノ酸、酸性アミノ酸、含硫アミノ酸、芳香属アミノ酸及び異節環状アミノ酸などを例示することができる。具体的には、好ましいアミノ酸の例としては、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ルイシン、セリン、アルギニン、グルタミン、グルタミン酸、アスパラギン酸、システイン、メチオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン、オキシプロリン、ヒドロキシプロテイン等、及びそれらのエステル類が挙げることができる。なかでも、L−システインは、銀イオンや銅イオン、金属フィラーとの分子間結合力に優れているため特に好ましい。
さらに、鳥獣類忌避用塗料には、セルロースを配合することができる。セルロースは、アミノ酸と同様に、ニッケルイオン、銀イオン、銅イオン、金属フィラーとの分子間結合力を有しており、鳥獣類忌避効果を一層高めることができる。
また、鳥獣類忌避用塗料には、カーボンナノ材料を配合することができる。鳥獣類忌避用塗料に導電性を有するカーボンナノ材料を配合することで、鳥獣類忌避効果を一層高めることができる。
カーボンナノ材料としては、導電性を有する公知の種々カーボンナノ材料を用いることができ、例えば、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、グラファイトナノファイバー、カーボンナノファイバーなどを挙げることができる。
カーボンナノチューブ(CNT)は、炭素6員環が連なったグラファイトの1層(グラフェンシート)を丸めた円筒状の物質で、CNTには、1層のみからなる単層CNT(single−walledCNT:SWCNT)と、何層もが同心筒状になった多層CNT(multi−walledCNT:MWCNT)があり、一般に、外径2〜70nmで、長さが直径の10倍以上である円筒状の中空繊維状のものであって、炭素含有ガスの気相分解反応や、炭素棒・炭素繊維等を用いたアーク放電法等によって得られるものである。また、その末端形状は、必ずしも円筒状である必要はなく、例えば円錐状等変形していてもよい。さらに末端は、閉じた構造でも開いた構造のどちらでもよい。
カーボンナノホーンは、カーボンナノチューブに類似した一種であって、特に先端を細く尖らせたものである。これは、両末端の直径が異なり、大きい部分と小さい部分に挟まれた円錐あるいは円錐台状の構造を言うが、製造方法、内包化の方法もカーボンナノチューブに準じて実施することができ、カーボンナノチューブの変形として位置付けることができる。
また、中空形状であるカーボンナノチューブに代えて、グラフェンが中心まで詰まっているカーボンナノファイバーや、コイル形状のカーボンナノコイルを用いてもよい。
このようなカーボンナノ材料は導電性を有しており、鳥獣類忌避用塗料に配合することで、鳥獣類忌避効果を確実に高めることができる。
また、カーボンナノ材料の配合量は、例えば、鳥獣類忌避用塗料の全体量に対して0.01〜10.0%程度の範囲であることが好ましい。カーボンナノ材料の配合量がこの範囲であると、より確実に鳥獣類忌避効果を発揮することができる。
また、本発明の鳥獣類忌避用塗料には、必要に応じて、塗料分野で使用されている各種の添加物を添加することができる。例えば、リン酸水素ナトリウムや炭酸水素ナトリウム等のpH調整剤、t−ドデシルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタンや低分子ハロゲン化合物等の分子量調整剤、キレート化剤、可塑剤、有機溶剤等を樹脂混合の前期・中期・後期に添加することができる。
また、ロジン系、ロジン誘導体系、テルペン樹脂系、テルペン誘導体系等の天然系タッキファイヤーや、石油樹脂系、スチレン樹脂系、クマロンインデン樹脂系、フェノール樹脂系、キシレン樹脂系の合成樹脂系のタッキファイヤー、液状ニトリルゴム、シリコンゴム等のゴム成分、水酸化バリウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化チタン、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、塩基性炭酸亜鉛、塩基性炭酸鉛、珪砂、クレー、タルク、シリカ、二酸化チタン、三酸化アンチモン等の体質顔料の他、(殺菌剤、防腐剤、消泡剤、可塑剤、流動調整剤、増粘剤、pH調整剤、界面活性剤、着色顔料、体質顔料、防錆顔料等)を添加してもよい。さらに、耐光性向上を目的として各種の酸化防止剤や紫外線吸収剤を添加しても良い。
また、本発明の鳥獣類忌避用塗料には、必要に応じて、カーボンナノ材料や金属フィラーの分散性を高めるための分散剤を添加することも好ましい。
さらに、本発明の鳥獣類忌避用塗料には、シリカを配合することもできる。シリカを配合することで耐酸化性を高めることができるため、鳥獣類忌避用塗料への添加物として好ましく使用することができる。また、分子間の結合性の観点から、シリカは不整形で多孔質なものが好ましい。
さらに、本発明の鳥獣類忌避用塗料には、二酸化チタンを配合することもできる。二酸化チタンは、光触媒作用によって有機物の分解を促進するため、鳥獣類忌避用塗料に配合することで抗菌・防汚効果を付与することができるとともに、遮熱効果、鳥獣類忌避効果をも高めることができる。二酸化チタンは、例えば、ルチル(金紅石)、ブルカイト(板チタン石)、アナテース(鋭錐石)の粉砕品などを適宜使用することができるが、なかでも、ルチル(金紅石)は、ブルカイト(板チタン石)、アナテース(鋭錐石)と比較して体積が大きいため安価であり、また、他の物質(例えば銀イオンなど)との結合性が強いため特に好ましい。さらに、酸化チタンを配合する場合には、シリカとともに配合することで酸化力を制御することができるため、両者を併用することが特に好ましい。また、酸化チタンによって、鳥獣類忌避用塗料に親水性を付与することができるため、塗布した鳥獣類忌避用塗料の表面に水膜を形成することもでき、防汚効果を高めることができる。
本発明の鳥獣類忌避用塗料は、特に、ニッケル粉、アミノ酸および/またはセルロースなどが配合されていることで、電気抵抗、熱伝導性が調整されている。本発明の鳥獣類忌避用塗料は、塗布後の乾燥状態の抵抗率が10-3〜10-1Ω・cmであり、特に10-2Ω・cmであることが好ましい。鳥獣類忌避用塗料の抵抗率がこの範囲であることで、安定に鳥獣類忌避用塗料に通電することができる。
本発明の鳥獣類忌避用塗料は、例えば、建物の屋根、橋梁、広告看板、信号機、鉄塔、農作物や苗木の周囲を覆う柵、ゴミ置き場の周囲など、鳥獣類による被害や衛生面での問題が想定される領域に塗布して、通電することで、鳥獣類に電気ショックを与えることができ、これによって、鳥獣類を忌避することができる。
鳥獣類忌避用塗料は、鳥獣類が死なない程度の電気ショックを与えることができるように、導電性、電気抵抗などが調整されていることが望ましい。また、鳥獣類忌避用塗料に通電する場合は、必ずしも常時通電する必要はなく、適宜なタイミングと通電時間で通電することができる。
例えば、家屋の屋根におけるハトやカラスなどの鳥類の糞被害を抑制するためには、屋根に本発明の鳥獣類忌避用塗料を施工し、家庭用電源に接続して、例えば金属板などを介して、0.1A程度の電流で通電することが考慮される。
本発明の鳥獣類忌避用塗料によれば、大がかりな装置などは必要とせず、鳥獣類による被害や衛生面での問題が想定される様々な場所に鳥獣類忌避用塗料を塗布し、通電するだけで、低コストで、簡便かつ確実に鳥獣類を忌避することができる。
本発明の鳥獣類忌避用塗料は、上記の形態に限定されることはない。例えば、樹脂、銀化合物、銅粉、アミノ酸およびカーボンナノ材料、その他の添加物の配合量などは、鳥獣類忌避用塗料を使用する対象、用途に応じて適宜設計することができる。
さらに、本発明の鳥獣類忌避用塗料を利用した鳥獣類忌避システムについて説明する。
本発明の鳥獣類忌避システムは、所望の対象物に鳥獣類忌避効果を付与することで形成されるシステムある。具体的には、例えば、対象物に対して鳥獣類忌避用塗料を直接塗布することもできるし、鳥獣類忌避用塗料を不織布、マット、樹脂製シート、パネル体などに塗布して鳥獣類忌避用敷設体とし、このような鳥獣類忌避用敷設体を対象物に配設することもできる。
対象物は特に限定されず、建物の屋根、橋梁、広告看板、信号機、鉄塔、農作物や苗木の周囲を覆う柵、ゴミ置き場の周囲など適宜な対象物を選択することができる。
本発明の鳥獣類忌避システムは、対象物に鳥獣類忌避用塗料が塗布されて形成された導電塗膜層と、この導電塗膜層と接続して通電可能な通電手段とを含む。
鳥獣類忌避用塗料が塗布されて形成された導電塗膜層は、厚みが20〜100μm程度であることが好ましい。導電塗膜層の厚みがこの範囲であると、流れる電流によって、確実に鳥獣類に電気ショックを与えることができる。
通電手段の構成は、特に限定されないが、例えば、電極、金属製の導電板、給電線、電力を調整するコントローラなどの公知の部材を含むことができる。そして、特に、通電手段として電気抵抗調整器を含むことが好ましく、これにより、導電塗膜層の導電性が低下した際の電気抵抗値Ωの変化に対応することができる。さらに、通電手段としてインバータを含むことが好ましく、これにより、より省エネルギーで鳥獣類忌避効果を得ることができる。
また、通電手段は、例えば、通常の家庭用電源の電力を利用することもできるし、屋根などに配設された太陽光発電装置からの電力を利用することもできる。
さらに、通電手段は、時計などと連動して通電時間を制御可能であることが好ましい。例えば、カラスやハトなどの鳥類を忌避する場合、必ずしも常時通電する必要はなく、所定の時間おきに通電することでも十分な忌避効果を得ることができる。したがって、通電手段によって通電時間を制御することで、より省エネルギーで鳥獣類忌避効果を得ることができる。
また、通電手段は、外部からの遠隔操作を可能とするための遠隔操作制御機構を備えていることが好ましい。具体的には、例えば、通電手段には、外部からの電源スイッチのオンオフを自在に制御する通信機器などが含まれてよい。この場合、例えば、携帯電話などの通信機器からの信号を遠隔操作制御機構が受け取ると、遠隔操作制御機構によって通電手段の電源スイッチのオンオフが制御される形態などを好ましく例示することができる。
このように、本発明の鳥獣類忌避システムによれば、大がかりな装置などは必要とせず、鳥獣類による被害や衛生面での問題が想定される様々な場所に鳥獣類忌避用塗料を塗布して導電塗膜層を形成し、通電手段によって通電するだけで、低コストで、簡便かつ確実に鳥獣類を忌避することができる。
そして、本発明の鳥獣類忌避システムでは、対象物と導電性塗膜との間に絶縁塗料によって形成されたプライマー層を有することがより好ましい。
鳥獣類忌避効果を付与すべき対象物の表面に絶縁塗料を塗布して、プライマー層を形成する。絶縁塗料によるプライマー層を形成することで、対象物に鳥獣類忌避用塗料(導電塗膜層)の熱、電流が及ぶのを抑制することができ、対象物の不具合などを抑制することができる。
プライマー層を形成する絶縁塗料は、水性塗料、有機溶媒型塗料、粉体塗料のいずれの形態であってもよいが、溶媒又は分散媒を含む液状塗料であることが望ましい。具体的には、例えば、絶縁塗料は、ビヒクルと、ビヒクルを溶解又は分散する液状媒体と、金属粉末とを含むことができる。
ビヒクルとしては、アクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、熱可塑性エラストマなどの熱可塑性樹脂、BR、SBR、NBR、CR、EPDM、フッ素ゴムなどのゴム類など、溶媒又は分散媒が蒸発することで被膜を形成するものを用いることができる。場合によっては、ポリオールとイソシアネートからなるウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を用いることもできる。
ビヒクル及び液状媒体としては、水系エマルジョンを用いることが特に好ましい。水系エマルジョンとしては、アクリルエマルジョン、シリコンアクリルエマルジョン、ウレタンエマルジョン、ウレタンアクリルエマルジョン、SBRエマルジョン、エポキシエマルジョンなどが例示され、また、水ガラス、コロイダルシリカなどの無機バインダも用途に応じて各種選択して用いることができる。
金属粉末は、熱反射性を有するものであって、チタン、アルミニウム、金、銀、インジウム、銅およびこれらの酸化物などの粉末が例示される。また、厳密な意味では金属ではないが、本発明では、表面に金属光輝層を形成し熱反射性を有する、シリカ、ガラス、マイカ、タルクなどの粉末も金属粉末に含むものとする。金属粉末の形状は特に限定されないが、例えば、球状、鱗片状などの形状を例示することができる。さらに、遮熱性を確保するためには、金属粉末は、絶縁塗料中に20質量%以上含まれていることが好ましい。特に、絶縁塗料はシリカが配合されていることが好ましく、これによって絶縁効果を高めることができる。
なかでも、絶縁塗料は、アミノ酸金属塩、エポキシアルコキシシラン、チタン粉末およびアクリル系エマルジョンを含有していることが特に好ましく、このような絶縁塗料は特に優れた絶縁効果、遮熱効果を発揮する。
アミノ酸金属塩のアミノ酸の具体例としては、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、フェニルアラニン、チロシン、トレオニン、トリプトファン、メチオニン、アスパラギン酸、リジン、アルギニン、ヒスチジンピドール酸、L−グルタミン酸、L−グルチム酸、L−グルチミン酸、L−グルタミン酸ラクタム、L−グルチミニン酸、L−ピロリドンカルボン酸、L−ピログルタミン酸、オキソプロリンのうちの1種または2種以上を例示することができる。これらの中でも、L−ピロリドンカルボン酸は、遮熱効果に優れているためより好ましい。
アミノ酸金属塩の金属としては、例えば、銀、銅、亜鉛、錫、アルミニウム、チタンなどを例示することができる。アミノ酸金属は分散し、金属がイオン化した状態となる。特に、銀イオン、亜鉛イオンは遮熱効果に優れているため好ましい。
アミノ酸金属塩として亜鉛塩を例にとって示すと、グリシン亜鉛、グルタミン酸亜鉛、アラニン亜鉛、バリン亜鉛、メチオニン亜鉛、リジン亜鉛などを例示することができる。
さらに、この絶縁塗料は、このようなアミノ酸金属塩を単独で配合してもよく、または2種以上を配合することができる。結合する金属の種類が異なるアミノ酸金属塩を2種以上混合することによって、絶縁効果、遮熱効果を高めることができる。具体的には、アミノ酸銀、アミノ亜鉛の両方を混合して使用することが特に好ましい。
また、アミノ酸金属塩は、絶縁塗料の全量の0.0001%〜12%(重量%)、好ましくは、2%〜0.01%配合される。配合量が0.0001%以下である場合、遮熱効果を得ることが難しい。
そして、このようなプライマー層を形成する絶縁塗料としては、特に、アミノ酸金属塩、エポキシアルコキシシラン、チタン粉末およびアクリル系エマルジョンを含有するものが好ましく、このような絶縁塗料によれば、対象物に導電塗膜層(鳥獣類忌避用塗料)の熱が及ぶのを確実に抑制することができる。
このような絶縁塗料としては、遮熱効果、絶縁効果に加え、有機物分解性を有し、抗菌・消臭効果に優れたものとして、n-tech株式会社「Blue on Tech」などを例示することができる。
また、プライマー層の厚みは、10〜100μm程度であることが好ましい。プライマー層の厚みがこの範囲であると、確実に絶縁効果、遮熱効果を実現することができる。
さらに、本発明の鳥獣類忌避システムでは、導電塗膜層の表面に形成されたコーティング層を含むことが好ましい。
コーティング層を形成する塗料は、例えば、プライマー層と同様の絶縁塗料を使用することができ、特に、アミノ酸金属塩、エポキシアルコキシシラン、チタン粉末およびアクリル系エマルジョンを含有するものが好ましい。このような絶縁塗料によれば、耐候性に優れるため、導電塗膜層(鳥獣類忌避用塗料)を保護することができ、長期に亘って鳥獣類忌避効果を維持することができる。
コーティング層の塗膜厚は、乾燥時において10μm〜100μm程度であることが好ましく、これによって、コストを抑えつつも導電塗膜層を確実に保護することができる。
本発明の鳥獣類忌避システムによれば、例えば、建物の屋根や橋梁などの建築物に形成した導電塗膜層に通電することで、鳥獣類に電気ショックを与えることができる。さらに、本発明の鳥獣類忌避システムがプライマー層とコーティング層を含む場合には、絶縁効果と遮熱効果によって、例えば、夏場の直射日光による室温上昇を抑制することもできる。すなわち、例えば、プライマー層と、導電塗膜層と、コーティング層とを含むことで、鳥獣類忌避効果を実現しつつ、例えば、夏は遮熱効果で室内を涼しく快適に維持することができる。
さらに、プライマー層は、シリカなどが配合されていることで絶縁性を有するため、鳥獣類忌避用塗料への通電に際しての漏電が防止され、確実に安全性を確保することができる。
導電塗膜層への通電の際の電圧、電流は、所望の電流が流れて鳥獣類が死なない程度に電気ショックを与えられるように適宜設定することができる。具体的には、電圧は100〜1000V、電流は0.001〜0.1Aの範囲を例示することができ、例えば、一般家庭の屋根を対象とする場合は100〜300V、0.0001〜0.001A、その他の大規模な対象物の場合は、100〜1000V、0.001〜0.1Aの範囲から適宜設定することができる。
このように、本発明の鳥獣類忌避システムによれば、大がかりな装置などは必要とせず、鳥獣類による被害や衛生面での問題が想定される様々な場所に鳥獣類忌避用塗料を塗布して導電塗膜層を形成し、通電手段によって通電するだけで、低コストで、簡便かつ確実に鳥獣類を忌避することができる。また、鳥獣類忌避システムにおいてプライマー層およびコーティング層を形成する場合には、漏電を確実に抑制することができるとともに、遮熱効果も高めることができる。
鳥獣類忌避積層塗膜は、必ずしも建物の屋根などの全面に形成する必要はなく、鳥獣類忌避効果などを考慮して、縞状などのパターンとして部分的に形成することもできる。
図1(A)は、本発明の鳥獣類忌避システムの一実施形態を例示した平面図であり、図2(B)は、本発明の鳥獣類忌避システムの一実施形態を例示した断面図である。
図1(A)(B)に例示したように、鳥獣類忌避システムは、例えば、建物の屋根Rなどに、絶縁塗料を塗布してプライマー層1を形成し、その上に、鳥獣類忌避塗料を縞状に塗布して、導電塗膜層2として、互いに分離した第1導電塗膜層21と第2導電塗膜層22とを形成する。さらに、必要に応じて第1導電塗膜層と第2導電塗膜層の上、プライマー層1と同様の絶縁塗料などを塗布してコーティング層3を形成することができる。
そして、第1導電性塗膜層21と陽極を接続し、第2導電性塗膜層22と陰極を接続することで、鳥獣類が第1導電塗膜層21と第2導電塗膜層22との両方に触れるように踏みしめた場合に、電流が流れ、鳥獣類に電気ショックを与えるように設計することができる。このように、設計することで、確実に鳥獣類に電気ショックを与えて忌避することができる。
本発明の鳥獣類忌避用塗料、鳥獣類忌避システムは、以上の実施形態に限定されることがなく、様々な態様が可能である。
1 プライマー層
2 導電塗膜層
21 第1導電塗膜層
22 第2導電塗膜層
3 コーティング層

Claims (19)

  1. 樹脂と、ニッケル粉と、アミノ酸またはセルロースのうちの少なくともいずれかとを含有し、乾燥状態の抵抗率が10-3〜10-1Ω・cmであることを特徴とする鳥獣類忌避用塗料。
  2. 樹脂は、アクリルシリコン樹脂であることを特徴とする請求項1の鳥獣類忌避用塗料。
  3. さらに、銀化合物を含むことを特徴とする請求項1または2の鳥獣類忌避用塗料。
  4. さらに、銅粉を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかの鳥獣類忌避用塗料。
  5. さらに、カーボンナノ材料を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかの鳥獣類忌避用塗料。
  6. さらに、シリカを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれかの鳥獣類忌避用塗料。
  7. さらに、酸化チタンを含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかの鳥獣類忌避用塗料。
  8. 対象物の表面に請求項1から7のいずれかの鳥獣類忌避用塗料が塗布されて形成された導電塗膜層と、この導電塗膜層と接続して通電可能な通電手段とを含むことを特徴とする鳥獣類忌避システム。
  9. 導電塗膜層の厚みが20〜100μmであることを特徴とする請求項8の鳥獣類忌避システム。
  10. 対象物と導電塗膜層との間に絶縁塗料によって形成されたプライマー層を有することを特徴とする請求項8の鳥獣類忌避システム。
  11. プライマー層の厚みが50〜100μmであることを特徴とする請求項10の鳥獣類忌避システム。
  12. さらに、電気抵抗調整器を含むことを特徴とする請求項8から11のいずれかの鳥獣類忌避システム。
  13. さらに、インバータを含むことを特徴とする請求項8から12のいずれかの鳥獣類忌避システム。
  14. 通電手段は、通電時間を制御可能であることを特徴とする請求項8から13のいずれかの鳥獣類忌避システム。
  15. さらに、導電塗膜層の表面に形成されたコーティング層を含むことを特徴とする請求項8から14のいずれかの鳥獣類忌避システム。
  16. 通電手段は、遠隔操作制御機構を備えており、外部から電源のオンオフが制御可能であることを特徴とする請求項8から15のいずれかの鳥獣類忌避システム。
  17. 導電塗膜層として、互いに分離した第1導電塗膜層と第2導電塗膜層とが形成されており、通電手段の電極が第1導電塗膜層と第2導電塗膜層のそれぞれに接続していることを特徴とする請求項8から16のいずれかの鳥獣類忌避システム。
  18. 敷設体の表面に、少なくとも、請求項1から7のいずれかの鳥獣類忌避用塗料が塗布されて導電塗膜層が形成されていることを特徴とする鳥獣類忌避用敷設体。
  19. 対象物に配設された請求項18の鳥獣類忌避用敷設体と、この鳥獣類忌避用敷設体の導電塗膜層と接続して通電可能な通電手段とを含むことを特徴とする鳥獣類忌避システム。
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