JP2015042196A - 遊技機の可動役物装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気配線と可動する部材とを近接して配置しながらも、当該電気配線と可動する部材との接触を避けることが可能な遊技機の可動役物装置を提供する。【解決手段】第一役物110と、第一役物110の外部に固定される第二役物120と、第一役物110の内部空間に配置され、所定の可動範囲だけ摺動可能な摺動部材130と、摺動部材130に連結され、摺動部材130の摺動に伴って移動可能な第三役物140と、第二役物120に接続されると共に、第一役物110の内部空間を通るように配置される電気配線121とを具備する遊技機1の可動役物装置100であって、電気配線121が摺動部材130と接触しないように、第一役物110の内部空間を区分けする区分け壁160をさらに具備し、摺動部材130には、前記所定の可動範囲を摺動する際に区分け壁160との接触を避けるための切欠部133が形成される。【選択図】図8

Description

本発明は、遊技機の可動役物装置の技術に関する。
従来、遊技機の可動役物装置の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の遊技機は、略箱状に形成されると共に、前部に装飾体が設けられる支持部材(装飾支持体及び可動機構ケース)、及び前記支持部材に挿通され、当該支持部材を左右に摺動可能に案内するレールを具備する。また、前記支持部材にはLEDが設けられ、前記装飾体に光を照射することができるように構成されている。
このように構成された遊技機においては、前記支持部材を左右に摺動させることで、前記装飾体を左右に移動させると共に、前記LEDから前記装飾体に光を照射することで、当該装飾体を発光させることができる。
このように、LED等の電子部品と可動する部材とが近接して設けられる場合には、当該電子部品に接続される電気配線の配置が困難である。
例えば特許文献1に記載の遊技機では、前記LEDに接続される電気配線と前記レールとが接触すると、当該電気配線の劣化や断線が発生するおそれがある。このため、電気配線と可動する部材とが接触しないように、電気配線を可動する部材から離して配置する等の工夫が必要であった。
特開2013−158620号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、電気配線と可動する部材とを近接して配置しながらも、当該電気配線と可動する部材との接触を避けることが可能な遊技機の可動役物装置を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、内部空間が形成される第一役物と、前記第一役物の外部に固定される第二役物と、前記第一役物の内部空間に配置され、当該内部空間を所定の可動範囲だけ摺動可能な摺動部材と、前記摺動部材に連結された状態で前記第一役物の外部に配置され、前記摺動部材の摺動に伴って移動可能な第三役物と、前記第二役物に接続されると共に、前記第一役物の内部空間を通るように配置される電気配線とを具備する遊技機の可動役物装置であって、前記電気配線が前記摺動部材と接触しないように、前記第一役物の内部空間を区分けする区分け壁をさらに具備し、前記摺動部材には、前記所定の可動範囲を摺動する際に前記区分け壁との接触を避けるための切欠部が形成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、電気配線と可動する部材(摺動部材)とを近接して配置しながらも、当該電気配線と可動する部材との接触を避けることができる。
本発明の第一実施形態に係る遊技機の全体的な構成を示した正面図。 同じく、窓枠が開放された状態の構成を示した斜視図。 同じく、遊技盤の構成を示した正面図。 同じく、可動役物装置を示した下方斜視図。 同じく、上方斜視図。 同じく、下方分解斜視図。 同じく、上方分解斜視図。 同じく、正面図。 図8のA−A断面模式図。 図8のB−B矢視一部断面図。 (a)摺動部材が反時計回りに摺動した状態の可動役物装置を示した正面図。(b)摺動部材が時計回りに摺動した状態の可動役物装置を示した正面図。 (a)摺動部材が反時計回りに摺動した状態における図8のB−B矢視一部断面図。(b)摺動部材が時計回りに摺動した状態における図8のB−B矢視一部断面図。 第二実施形態に係る可動役物装置を示した正面図。 図13のC−C断面模式図。 第二実施形態に係る可動役物装置の摺動部材が上方に摺動した状態を示した正面図。 図15のD−D断面模式図。
まず、本発明に係る遊技機の第一実施形態に係る遊技機1(パチンコ遊技機)の全体的な構成について、図面を用いて説明する。
なお、以下の説明では、遊技機1を遊技者から見て、手前側を遊技機1の前側とし、奥側を遊技機1の後側として、前後方向を規定する。また、遊技機1を遊技者から見て、左手側を遊技機1の左側とし、右手側を遊技機1の右側として、左右方向を規定する。
遊技機1は、図1から図3が示すように、主として、外枠2と、中枠3と、窓枠4と、により構成される枠体に、各種の遊技部品が取り付けられて形成される。
外枠2は、遊技機1の外郭を成し、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。外枠2は、パチンコホール等の遊技場に設けられた台島に設置される。外枠2には、中枠3が設けられる。
中枠3は、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。中枠3は、外枠2の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。中枠3には、窓枠4と、下皿ユニット5と、遊技盤6と、が設けられる。
窓枠4は、中央が開口された略平板状に形成される枠体である。窓枠4は、正面視で中枠3の下部を除く略全面に亘って配置される。窓枠4は、中枠3の前側の開口部にヒンジ部材を介して回動可能に支持される。窓枠4の中央には、正面視で略円形状の窓枠開口部7が形成される。窓枠開口部7は、透明板19により被覆される。窓枠開口部7の下部には、発射前の遊技球が貯溜される上皿8が配設される。窓枠開口部7の左右上方には、スピーカ9がそれぞれ配設される。
下皿ユニット5は、中枠3の下部であって窓枠4の下方に取り付けられる。下皿ユニット5の中央には、上皿8から溢れた遊技球が貯溜される下皿17が配設される。下皿ユニット5の右部であって下皿17の右方には、発射ハンドル18が配設される。発射ハンドル18は、上皿8に貯溜された遊技球を発射可能に構成される。
遊技盤6は、遊技球が転動する領域である遊技領域25が形成される部材である。遊技盤6は、窓枠4の後方であって、正面視で中枠3の下部を除く略全面に亘って配置される。遊技盤6は、中枠3に着脱可能に取り付けられる。なお、遊技盤6の遊技領域25は、窓枠4の窓枠開口部7の後方に配置され、前方から透明板19を介して視認可能に構成される。
次に、遊技盤6の構成について、図3を用いてさらに詳細に説明する。
遊技盤6は、遊技板10と、ガイドレール11と、センター役物12と、図柄表示装置13と、可変入賞装置14と、大入賞装置15と、アウト口16と、可動役物装置100等により構成される。
図3に示す遊技板10は、四隅が適宜に切り欠かれた略平板状に形成される部材である。遊技板10には、遊技盤6を構成する各種の遊技部品が取り付けられる。遊技板10は、アクリル樹脂やポリカーボネート(PC)等の透過性を有する透明な部材によって形成される。
ガイドレール11は、略円弧帯状に形成される部材である。ガイドレール11は、遊技板10に、前方へ向けて立ち上がり状に取り付けられる。ガイドレール11は、正面視で略円形状を形成するように配置される。なお、遊技板10においてガイドレール11によって略円形状に形成された内側の領域が、遊技球が転動する領域である遊技領域25として構成される。遊技領域25内において、遊技板10には図示せぬ遊技釘が植設される。発射ハンドル18の回動操作によって遊技領域25内に放出された遊技球は、前記遊技釘に衝突しながら当該遊技領域25内を下方へ向けて落下(転動)する。
センター役物12は、その外観により遊技板10を装飾する部材である。センター役物12は正面視で略環状であって、その中央にセンター開口部27が前後方向に貫通して形成される。センター役物12は、遊技板10を前後方向に貫通するように当該遊技板10の中央から上部に亘って形成される孔に前方から挿入され、ボルト等によって取り付けられる。
図柄表示装置13は、前方を臨むように配設された液晶画面26に図柄や数字等の変動(図柄遊技)を表示するように構成される装置である。図柄表示装置13は、遊技板10の後方に配置される。より詳細には、図柄表示装置13の液晶画面26が、遊技板10に取り付けられたセンター役物12のセンター開口部27の後方に配置される。これによって、前方からセンター開口部27を介して液晶画面26に表示される図柄遊技を視認することができる。
可変入賞装置14は、所定の作動条件に応じて左右一対の可動片28が開閉作動し、始動入賞口14aに遊技球が入球(入賞)可能な開放状態と入球(入賞)不能な閉塞状態とに切り替え可能に構成される装置である。可変入賞装置14は、遊技領域25の中央下部であって図柄表示装置13の下方に配置される。なお、可変入賞装置14は、前記開放状態において始動入賞口14aに遊技球が入球(入賞)すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
大入賞装置15は、所定の大当たり抽選により大当たりが選択されると、大入賞口15aを開放して遊技球が入球(入賞)可能に構成される装置である。大入賞装置15は、遊技領域25の右部であって図柄表示装置13の右下方に配置される。なお、大入賞装置15は、開放した大入賞口15aに遊技球が入球すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
アウト口16は、遊技領域25を転動する遊技球が、大入賞口15aや始動入賞口14a等の各入賞口に入球(入賞)しなかった場合に、最終的に流入する開口部である。アウト口16は、遊技領域25の最下部に配置される。なお、アウト口16に流入した遊技球は、遊技機1が設置されたパチンコホール等の遊技場側に回収される。
可動役物装置100は、所定の演出動作を行うことにより、遊技者に視覚的な印象(インパクト)を与え、その遊技者の興趣を高めるものである。可動役物装置100は、前後方向において、図柄表示装置13(液晶画面26)の前方かつセンター役物12の後方に配置される。可動役物装置100は、液晶画面26の左下部の前方に配置される。
以下では、図4から図10までを用いて、可動役物装置100の構成について説明する。
なお、説明の便宜上、図8においては後述する第一役物110の円環装飾部材115及び駆動アーム150の図示を省略している。
可動役物装置100は、主として第一役物110、第二役物120、摺動部材130、第三役物140、駆動アーム150及び区分け壁160を具備する。
図4から図8までに示す第一役物110は、主として円環状の物体を模した役物である。第一役物110は、主として第一役物本体111及び円環装飾部材115を具備する。
第一役物本体111は、第一役物110の主たる構造体となるものである。第一役物本体111は、主として円環部112及び延出部113を具備する。
図6から図8までに示す円環部112は、正面視において円環状に形成された部分である。円環部112は、主として外側面112a、背面112b、第一開口部112c及び第二開口部112dを具備する。
外側面112aは、正面視において円環状となるように、前後方向に向けて立設された面である。
背面112bは、外側面112aの後端部から、正面視において当該外側面112aの内側へと所定幅だけ形成される面である。
第一開口部112cは、外側面112aの内側と外側とを連通するように形成される。第一開口部112cは、正面視において外側面112aの右上部を切り欠くことによって形成される。
図6に示す第二開口部112dは、外側面112aの内側と外側とを連通するように形成される。第二開口部112dは、正面視において外側面112aの左端部を貫通するように形成される。
図6から図8までに示す延出部113は、円環部112から左下方へ向かって延設される部分である。延出部113の右上端部は、円環部112(外側面112a)の左端部から下端部に亘る部分に一体的に接続される。
図6及び図7に示す円環装飾部材115は、第一役物本体111の円環部112を装飾する部材である。円環装飾部材115は、主として前面116及び内側面117を具備する。
前面116は、正面視において円環状となるように形成された板状の部分である。前面116には所定の装飾(絵柄や色彩等)が施される。
内側面117は、前面116の内側端部から後方に向けて立設された面である。
図6から図8までに示す第二役物120は、宝石の形状を模した役物である。第二役物120の内部には、図示せぬLEDが設けられる。当該LEDを発光させることにより、第二役物120が模した宝石を発光させることができる。第二役物120は、円環装飾部材115の右上部に固定される。
第二役物120が固定された円環装飾部材115は、前方から第一役物本体111の円環部112に固定される。これによって、第一役物110には、第一役物本体111と円環装飾部材115とによって囲まれる内部空間が形成される。より具体的には、当該内部空間は、図9に示すように、円環部112の外側面112a及び背面112b、並びに円環装飾部材115の前面116及び内側面117によって囲まれることで形成される。当該内部空間は、正面視において円環状となるように形成される。
また、図8に示すように、円環装飾部材115が円環部112に固定された場合には、第二役物120は、円環部112の第一開口部112cと対向する位置に配置される。当該第二役物120には、電気配線121が接続される。
電気配線121は、第二役物120(より詳細には、第二役物120が有するLED等の電子部品)へと電力を供給するためのものである。電気配線121は、第一開口部112cを介して第一役物110の内部空間内へと案内される。当該電気配線121は、第一役物110の内部空間内の右上部から左端部に亘って配置される。さらに当該電気配線121は、第二開口部112d(図6参照)を介して第一役物110の内部空間から外部(延出部113の背後)へと案内される。
図6から図8までに示す摺動部材130は、第一役物110の内部空間内を摺動する部材である。摺動部材130は、正面視において円環状となるように形成される。摺動部材130には、役物連結部131、アーム連結部132及び切欠部133が形成される。
図7及び図8に示す役物連結部131は、後述する第三役物140が連結される部分である。役物連結部131には、第三役物140を連結するためのネジが締結されるネジ穴が適宜形成される。役物連結部131は、正面視において摺動部材130の左下部に形成される。
図6から図8までに示すアーム連結部132は、後述する駆動アーム150が連結される部分である。アーム連結部132には、駆動アーム150を係合させるための貫通孔が適宜形成される。アーム連結部132は、正面視において摺動部材130の下部(役物連結部131のすぐ右隣)に形成される。
切欠部133は、摺動部材130の前端部を所定の範囲に亘って切り欠くことで形成される。具体的には、切欠部133は、摺動部材130の右上部から、左上部を通って左下部(役物連結部131のすぐ左隣)までの範囲を切り欠くことで形成される。
このような切欠部133を形成することによって、摺動部材130は前後方向幅が広い幅広部133aと、前後方向幅が幅広部133aよりも狭い幅狭部133bと、を有することになる。摺動部材130のうち、切欠部133が形成された部分が幅狭部133bとなるため、摺動部材130の概ね上半分(右上部から、左上部を通って左下部までの範囲)が幅狭部133bとなり、摺動部材130の概ね下半分(左下部から、右下部を通って右上部までの範囲)が幅広部133aとなる。
摺動部材130は、第一役物110の内部空間内に配置される。正面視における摺動部材130の形状(円環状)は、第一役物110の内部空間の形状(円環状)と略同一となる。摺動部材130の外周面は、円環部112の外側面の内周面と摺動可能に接する。これによって、摺動部材130は第一役物110の内部空間内を円周方向に摺動可能となる。
図4から図8までに示す第三役物140は、所定の形状に形成された役物である。第三役物140は、第一役物本体111の延出部113の前方に配置される。第三役物140の右上端部は、第一役物本体111の円環部112と円環装飾部材115との隙間を介して、第一役物110の内部空間に配置された摺動部材130の役物連結部131と連結される。これによって、第三役物140は、摺動部材130の摺動に伴って第一役物110の円環装飾部材115に沿うように円周方向に移動可能となる。
図6から図7までに示す駆動アーム150は、摺動部材130を所定の可動範囲だけ摺動させるためのものである。駆動アーム150は板状の部材により形成される。駆動アーム150は、略上下方向に細長く形成される。駆動アーム150には、その上端部を前方に向かって折り曲げることによって連結部151が形成される。駆動アーム150の連結部151は、第一役物110の背後から、当該第一役物110の内部空間内に挿通される。当該連結部151は、摺動部材130のアーム連結部132に係合される。駆動アーム150の下端部は、略下方に向かって延設される。
摺動部材130に連結された駆動アーム150の下端部を、図示しないアクチュエータ等の駆動手段によって概ね左右方向に押し引きすることによって、摺動部材130を所定の可動範囲だけ摺動させることができる。より具体的には、駆動アーム150を押し引きすることによって、摺動部材130を図8に示す状態(第三役物140が左下方を向いた状態(図11(a)参照))から、時計回りに約45度摺動させた状態(第三役物140が左方を向いた状態(図11(b)参照))までの範囲で摺動させることができる。
図6から図8までに示す区分け壁160は、第一役物110の内部空間を区分けするためのものである。区分け壁160は、正面視において第一役物110の内部空間に沿うような円弧状になるように形成される。区分け壁160は、主として前面161及び内側面162を具備する。
前面161は、正面視において円弧状となるように形成された板状の部分である。
内側面162は、前面161の内側端部から後方に向けて立設された面である。内側面162の前後方向幅は、摺動部材130の幅広部133aの前後方向幅よりも小さく、かつ幅狭部133bの前後方向幅よりも大きくなるように形成される(図9及び図10参照)。
区分け壁160は、第一役物110の内部空間内に配置される。具体的には、区分け壁160は、第一役物110の内部空間の右上部(第一開口部112cと対向する部分)から左端部近傍(第二開口部112dの近傍)に亘るように配置される。
図9及び図10に示すように、区分け壁160が配置された部分においては、第一役物110の内部空間が当該区分け壁160によって区分けされる。具体的には、第一役物110の内部空間は、区分け壁160の前面161及び内側面162、並びに円環部112の外側面112a及び背面112bによって囲まれた空間(以下、単に「摺動空間」と記す)と、それ以外の空間(以下、単に「配線空間」と記す)と、に区分けされる。
区分け壁160によって区分けされた摺動空間には、摺動部材130のうち幅狭部133b部分が挿通される。
また、区分け壁160によって区分けされた配線空間には、第二役物120に接続された電気配線121が配置される。
以下では、図11及び図12を用いて、第三役物140が移動する際の第一役物110の内部空間内の様子について説明する。
図11(a)及び図12(a)に示すように、駆動アーム150(図4等参照)の下端部が前記アクチュエータによって右方へと回動されると、摺動部材130は第一役物110の内部空間内を正面視反時計回りに摺動する。当該摺動部材130の摺動に伴って、第三役物140は、第一役物110の円環装飾部材115の外周に沿って、当該円環装飾部材115の左下方へと移動する。
この際、摺動部材130の幅広部133aは区分け壁160の一端部(第一開口部112c側の端部)近傍まで近づくが、当該区分け壁160に接触することはない。また、摺動する摺動部材130と電気配線121とは区分け壁160によって区分けされているため、当該摺動部材130と電気配線121とが接触することもない。
図11(b)及び図12(b)に示すように、駆動アーム150(図4等参照)の下端部が前記アクチュエータによって左方へと回動されると、摺動部材130は第一役物110の内部空間内を正面視時計回りに摺動する。当該摺動部材130の摺動に伴って、第三役物140は、第一役物110の円環装飾部材115の外周に沿って、当該円環装飾部材115の左方へと移動する。
この際、摺動部材130の幅広部133aは区分け壁160の他端部(第二開口部112d側の端部)近傍まで近づくが、当該区分け壁160に接触することはない。また、摺動する摺動部材130と電気配線121とは区分け壁160によって区分けされているため、当該摺動部材130と電気配線121とが接触することもない。
このように、摺動部材130の切欠部133(幅狭部133b)は、摺動部材130が所定の可動範囲だけ摺動する際に、区分け壁160と重複する部分に亘って形成されているため、当該摺動部材130と区分け壁160とが接触し、当該摺動部材130の摺動が阻害されることがない。
また、摺動部材130は、円環部112の外側面112aによって摺動可能に支持されている。摺動部材130には重力が作用するため、特に摺動部材130の下部が、円環部112の外側面112aの下部によって支持されることになる。本実施形態においては、摺動部材130の概ね下半分に幅広部133aが形成されているため、当該摺動部材130を比較的広い面(幅狭部133bに比べて広い面)で支持することができる。これによって、摺動部材130のガタつきを抑制し、滑らかに摺動させることが可能となる。
以上の如く、本実施形態に係る遊技機1の可動役物装置100は、内部空間が形成される第一役物110と、第一役物110の外部に固定される第二役物120と、第一役物110の内部空間に配置され、当該内部空間を所定の可動範囲だけ摺動可能な摺動部材130と、摺動部材130に連結された状態で第一役物110の外部に配置され、摺動部材130の摺動に伴って移動可能な第三役物140と、第二役物120に接続されると共に、第一役物110の内部空間を通るように配置される電気配線121とを具備する遊技機1の可動役物装置100であって、電気配線121が摺動部材130と接触しないように、第一役物110の内部空間を区分けする区分け壁160をさらに具備し、摺動部材130には、前記所定の可動範囲を摺動する際に区分け壁160との接触を避けるための切欠部133が形成される、ことを特徴とするものである。
このように構成することにより、電気配線121と可動する部材(摺動部材130)とを近接して配置しながらも、当該電気配線121と摺動部材130との接触を避けることができる。
なお、本発明は、各役物(第一役物、第二役物及び第三役物)の形状や模様等を本実施形態に係る各役物(第一役物110、第二役物120及び第三役物140)に限定するものではない。
また、本発明は、区分け壁の形状を本実施形態に係る区分け壁160に限定するものではない。すなわち、区分け壁は、電気配線と摺動部材とが接触しないように第一役物の内部空間を区分けすることができるものであれば良い。
また、摺動部材130に形成される切欠部133は、当該摺動部材130が所定の可動範囲だけ摺動する際に区分け壁160との接触を避けることが可能な範囲で、かつ可能な限り小さい(狭い)範囲に形成することが望ましい。これによって、摺動部材130の幅広部133aを可能な限り広範囲に形成することができ、ひいては摺動部材130のガタつきを抑制し易くすることができる。
また、本実施形態においては、摺動部材130は駆動アーム150を介してアクチュエータによって駆動される構成としたが、本発明に係る摺動部材の駆動機構を限定するものではない。例えば、摺動部材130にギアや駆動源となるモータを連結し、駆動させる構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、摺動部材130は約45度の範囲で摺動可能な構成としたが、本発明はこれに限るものではなく、摺動部材の可動範囲(所定の可動範囲)は任意に設定することが可能である。
なお、上記第一実施形態においては、円環状に形成された第一役物110の内部空間内を、円環状に形成された摺動部材130が円周方向に摺動する可動役物装置100を例示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、摺動部材は直線上を摺動するものであっても良い。以下では、第二実施形態として、摺動部材が直線上を摺動する可動役物装置200の概要について説明する。
図13及び図14に示す可動役物装置200は、主として第一役物210、第二役物220、摺動部材230、第三役物240及び区分け壁260を具備する。
第一役物210は、長手方向を上下方向に向けた略直方体箱状の役物である。第一役物210の前面には、適宜装飾(不図示)が施される。第一役物210の内部には空間(内部空間)が形成される。第一役物210には、第一開口部212c及び第二開口部212dが形成される。
第一開口部212cは、第一役物210の前面の略中央に、当該第一役物210の内部と外部とを連通するように形成される。
第二開口部212dは、第一役物210の左側面の下部に、当該第一役物210の内部と外部とを連通するように形成される。
第二役物220は、前面に所定の装飾(本実施形態においては、「A」の文字)が施された役物である。第二役物220の内部には、図示せぬLEDが設けられる。当該LEDを発光させることにより、第二役物220の装飾を発光させることができる。第二役物220は、第一役物の前面の略中央(正面視において、第一開口部212cと重複する位置)に固定される。第二役物220には、電気配線221が接続される。
電気配線221は、第一開口部212cを介して第一役物210の内部空間内へと案内される。当該電気配線221は、第一役物210の内部空間内の上下略中央部から下部に亘って配置される。さらに当該電気配線221は、第二開口部212dを介して第一役物210の内部空間から外部へと案内される。
摺動部材230は、第一役物210の内部空間内を摺動する部材である。摺動部材230は、長手方向を上下方向に向けた略直方体状に形成される。摺動部材230には、切欠部233が形成される。
切欠部233は、摺動部材230の前端部を所定の範囲に亘って切り欠くことで形成される。具体的には、切欠部233は、摺動部材230の上下中途部から下端部までの範囲を切り欠くことで形成される。
このような切欠部233を形成することによって、摺動部材230は前後方向幅が広い幅広部233aと、前後方向幅が幅広部233aよりも狭い幅狭部233bと、を有することになる。
摺動部材230は、第一役物210の内部空間内に配置される。摺動部材230は、第一役物210の内部空間内を、当該第一役物210の内側面や図示せぬ案内部材に沿って、上下方向に摺動可能となるように配置される。摺動部材230は、図示しないアクチュエータ等の駆動手段によって、上下方向に摺動される。
第三役物240は、前面に所定の装飾(本実施形態においては、「B」及び「C」の文字)が施された役物である。第三役物240は、第一役物110のすぐ右方に配置される。第三役物240は、第一役物110の右側面に形成された図示せぬ開口部を介して、摺動部材230に連結される。これによって、第三役物240は、摺動部材230の摺動に伴って第一役物210の長手方向(上下方向)に沿うように移動可能となる。
区分け壁260は、第一役物210の内部空間を区分けするためのものである。区分け壁260は、板面を前後方向に向けた平板状に形成される。区分け壁260は、第一役物210の内部空間の上下中途部(第一開口部212cと対向する部分)から下端部近傍(第二開口部212dの近傍)に亘るように配置される。
区分け壁260が配置された部分においては、第一役物210の内部空間が当該区分け壁260によって区分けされる。具体的には、第一役物210の内部空間は、区分け壁260の後方の空間(以下、単に「摺動空間」と記す)と、前方の空間(以下、単に「配線空間」と記す)と、に区分けされる。
区分け壁260によって区分けされた摺動空間には、摺動部材230のうち幅狭部233bが挿通される。
また、区分け壁260によって区分けされた配線空間には、第二役物220に接続された電気配線221が配置される。
このように構成された可動役物装置200において、図13及び図14に示すように、摺動部材230が第一役物210の内部空間内を下方に摺動すると、当該摺動部材230の摺動に伴って、第三役物240も下方へと移動する。
また、図15及び図16に示すように、摺動部材230が第一役物210の内部空間内を上方に摺動すると、当該摺動部材230の摺動に伴って、第三役物240も上方へと移動する。
このように、摺動部材230が上下に摺動しても、電気配線221が配置された配線空間と摺動部材230(特に、幅狭部233b)が配置された摺動空間とは、区分け壁260によって区分けされているため、当該電気配線221と摺動部材230とが接触することはない。
また摺動部材230の切欠部233(幅狭部233b)は、摺動部材230が所定の可動範囲だけ摺動する際に、区分け壁260と重複する部分に亘って形成されているため、当該摺動部材230と区分け壁260とが接触し、当該摺動部材230の摺動が阻害されることがない。
なお、上記実施形態においては、本発明に係る遊技機の実施の一形態としてパチンコ遊技機を例示したが、本発明はこれに限るものではなく、スロットマシン等であっても良い。
1:遊技機,100:可動役物装置,110:第一役物,120:第二役物,121:電気配線,130:摺動部材,140:第三役物,160:電気配線

Claims (1)

  1. 内部空間が形成される第一役物と、
    前記第一役物の外部に固定される第二役物と、
    前記第一役物の内部空間に配置され、当該内部空間を所定の可動範囲だけ摺動可能な摺動部材と、
    前記摺動部材に連結された状態で前記第一役物の外部に配置され、前記摺動部材の摺動に伴って移動可能な第三役物と、
    前記第二役物に接続されると共に、前記第一役物の内部空間を通るように配置される電気配線とを具備する遊技機の可動役物装置であって、
    前記電気配線が前記摺動部材と接触しないように、前記第一役物の内部空間を区分けする区分け壁をさらに具備し、
    前記摺動部材には、前記所定の可動範囲を摺動する際に前記区分け壁との接触を避けるための切欠部が形成される、
    ことを特徴とする、遊技機の可動役物装置。
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