JP2015041946A - ノード - Google Patents

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Abstract

【課題】WDM及びTDMを用いたマルチリングから成る光リングネットワークを構成するノードにおいて、ノード間のトラヒック量に合わせて各ノードに割り当てるタイムスロット量を更新する際に、帯域利用効率を向上させることができるノードを提供すること。【解決手段】ADD用TSと、DROP用TSとが設定されるマルチリングから成る光リングNW20を構成するノードNa1,Na2,Nc1〜Nc4により、ADD用TSの1回目のみのタイムスロット量更新周期の長さを、Dをリング1周遅延時間、tをタイムスロット送信周期とした際のCEILING(D,t)関数分、短くした。つまり、2回目以降のタイムスロット量更新周期の長さは、1回目の短くする前の長さに保持される。【選択図】 図1

Description

本発明は、WDM及びTDMを用いたマルチリングから成る光リングネットワークを構成するノードに関する。
従来の光リングネットワークでは、トラヒック収容効率を向上させるため、WDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)とTDM(Time Division Multiplexing:時分割多重)の各技術を用い、光波長毎に固定長のタイムスロットを規定している。なお、ネットワークをNW、タイムスロットをTSとも表現する。光リングNWは、光ファイバによる伝送路を複数の光スイッチノード(単に、ノードという)を介してリング状に接続し、更にそのリングをノードを介して多段接続した構成となっている。この光リングNWの一例を図6に示す。
図6に示す光リングNW10は、コアノードNaを介して図示せぬコアNWに接続された上位リングR1と、アクセスノードNcを介して図示せぬアクセスNWに接続された下位リングR2とが、リング交点ノードNbを介して2段にマルチリング接続された構成となっている。
但し、図6の光リングNW10では、分かり易くするため、コアノードNa及びアクセスノードNcを各々1つずつしか記載していないが、実際には各々複数接続されており、また、下位リングR2も他のリング交点ノードNb(図示せず)を介して複数接続されている。なお、リング交点ノードを交点ノードとも表現し、コアノード、交点ノード及びアクセスノードを単にノードとも表現し、更に、上位リング及び下位リングを単にリングとも表現する。
また、光リングNW10では、矢印Y1,Y2,Y3,Y4で示すように反時計回り(左回り)の片方向通信が行われることを前提とする。この通信において、ノードNaからノードNb間の伝搬遅延時間をD1、ノードNbからノードNc間の伝搬遅延時間をD2、ノードNcからノードNb間の伝搬遅延時間をD3、ノードNbからノードNa間の伝搬遅延時間をD4とする。
この光リングNW10においては、上位及び下位リングR1,R2間のTS交換を実現するため、各ノードNa,Nb,Ncにおいて、光信号によるデータのADD(挿入)とDROP(分岐)とを異なるTDMタイミングで制御すること、言い換えれば、ADD用TSとDROP用TSとのTDM制御タイミングを分離することで、リング長に依存することなくマルチリング間でのTS交換を行うことが可能となっている。
次に、光リングNW10の各ノードNa〜Ncにおいて周期的に動作するTSのタイミングについて、図7に示すタイミングチャートを参照して説明する。但し、図7(a)においては、複数のコアノードNaの内の1つがマスターノードNaとして設定されているとする。マスターノードNaの時間軸に示すように、時刻τ1〜時刻τ5間の5つのタイムスロットTS1〜TS5の各時間幅を加算した周期tが、TSの繰返し送信周期(TS送信周期)である。以降同様に、時刻τ5〜時刻τ8間に示すように、5つのタイムスロットTS1〜TS5毎のTS送信周期tが生成される。このTS送信周期tは、図7(b)〜(d)にも同様に周期tで示した。また、図7(c)に示すアクセスノードNcでは、上段側の図7(c−1)に基準TSとなるDROP用TSを示し、下段側の図7(c−2)にADD用TSを示す。
まず、各ノードNa〜Ncにおいて基準TSの開始タイミングの同期を取る場合、図7(a)〜(c)に示すように、マスターノードNaから時刻τ1において、矢印Y1、更に時刻τ2の矢印Y2で示すように、各ノードNb,Ncに対してTS開始タイミングを決定する同期フレーム(図示せず)を送信する。
即ち、同期フレームは、マスターノードNaから伝搬遅延時間D1を経た時刻τ2においてノードNbで受信され、更に伝搬遅延時間D2を経た時刻τ3においてノードNcで受信される。更には、下位リングR2の1周遅延時間(下位リング1周遅延時間D)を測定するために、同期フレームは、矢印Y3で示すようにノードNcからノードNbへ送信され、伝搬遅延時間D3を経た時刻τ4においてノードNbで受信される。また、図7には示さないが、同期フレームは、図6に示す交点ノードNbから伝搬遅延時間D4を経てマスターノードNaでも受信される。
この同期フレームの送受信により、各ノードNa,Nb,Nc間の伝搬遅延時間D1〜D4と、上位リングR1及び下位リングR2の1周遅延時間とが測定され、マスターノードNaで把握される。
また、ノードNaは同期フレームの送信時に、他のノードNb,Ncは同期フレームの受信時にTS動作を開始させる。この結果、各ノードNa〜Nc間で動作するTSの開始タイミングが、各ノードNa〜Nc間の伝搬遅延時間D1〜D4分ずれて動作する。これによって、各ノードNa〜Ncにおいて、基準TSの動作タイミングの同期が取れる。
この後、図7(c)に示すアクセスノードNcにおいてADD用TSの同期を取る場合、図7(b)に示す交点ノードNbから時刻τ6において、矢印Y2で示すように、アクセスノードNcに対して、マスターノードNaから送られてきたADD用TS開始タイミングを決定する同期フレーム(図示せず)を送信する。
この同期フレームは、伝搬遅延時間D2を経た時刻τ7においてアクセスノードNcで受信される。これによってADD用TSの開始タイミングを設定することができる。
従って、リング間で適正にTS交換を実現するため、アクセスノードNcにおいて、図7(c−2)に示すように、ADD用TSの開始タイミングを、時刻τ7から後述するシフト量δだけ遅れる方向にシフトさせた時刻τ9とする。
但し、シフト量δは、δ=t−Dの式により求められる。tはTS送信周期、Dは下位リング1周遅延時間である。
図7(c−2)に示す時刻τ9を開始タイミングとするADD用TSは、矢印Y3で示すように、伝搬遅延時間D3を経た時刻τ10において交点ノードNbで受信される。交点ノードNbでは、時刻τ10がADD用TSの開始タイミングとなる。
このADD用TSの開始タイミングは、DROP用TSの開始タイミングよりもシフト量δだけ遅れているので、DROP用TSとADD用TSとのTDM制御タイミングが衝突することなく、適正に分離される。従って、マルチリング間でのTS交換をリング長に依存することなくTS衝突が生じないように行うことができる。この種の技術として、非特許文献1,2に記載の技術がある。
Kyota HATTORI,et al.,"Optical Layer-2 switch network based on WDM/TDM nano-sec wavelength switching,"[online], NTT Network Service Systems Laboratories, NTT Corporation,2012, [2013年7月29日検索],インターネット<URL:http://www.opticsinfobase.org/abstract.cfm?URI=ECEOC-2012-We.3.D.5> 服部恭太、他4名、「光L2スイッチネットワークにおけるマルチリング対応型のタイムスロット同期方式の検討」、日本電信電話株式会社NTTネットワークサービスシステム研究所、電子情報通信学会大会講演論文集 巻:2013、P451、2013年03月05日
ところで、図6に示した光リングNW10においては、各ノードNa〜Nc間のトラヒック量に合わせて、各ノードNa〜NcにTSを割り当てるTS量(TS割り当て量)を変更して更新する技術が提案されている。
TS量の更新を行う際の動作を、図8を参照して説明する。但し、図8は図7の時刻τ5から継続するタイミングチャートである。TS量の更新を行う場合、複数の周期t(本例では2つの周期t)を分周した周期のTS量更新周期T(単に、周期Tともいう)の開始タイミングで行う。
図8(a)に示すマスターノードNaでは、TS量更新周期Tは、時刻τ5〜時刻τ8間の周期tと、時刻τ8〜時刻τ12間の周期tとを合わせた周期であり、図示では時刻τ5とτ12とが、それぞれ周期Tの開始タイミングとなる。図8(b)及び(d)に示す交点ノードNbでは、時刻τ6とτ14とがそれぞれ周期Tの開始タイミング、図8(c)に示すアクセスノードNcでは、図8(c−1)に示すDROP用TS側の時刻τ7とτ15とがそれぞれ周期Tの開始タイミング、図8(c−2)に示すADD用TS側の時刻τ9とτ16とがそれぞれ周期Tの開始タイミングとなる。
従って、マスターノードNaは、周期T単位で他のノードNb,Ncからトラヒック量を収集した後、各ノードNa,Nb,Nc間のトラヒック量を最適とするためのTS量更新情報を、図8の矢印Y10aで示すように、自ノードを含めた各ノードNa,Nb,Ncへ送信する。即ち、各ノードNa〜Ncに対して、時刻τ5,τ6,τ7,τ9で示すTS量更新周期Tの開始タイミングに同期する同期フレームで、TS量更新情報が送信される。これは次以降の周期Tでも、矢印Y10bで示すように行われる。これによって、各ノードNa〜NcのTS量更新周期Tにおいて、TS量がトラヒック量に適応的に変更される。
しかし、光リングNW10においては、前述したようにDROP用TSとADD用TSとのTDM制御タイミングを適正に分離するため、図9(c)に示すように、アクセスノードNcにおいて、ADD用TSの開始タイミング(時刻τ9)を、DROP用TSの開始タイミング(時刻τ7)よりも、シフト量δだけ遅れる方向にシフトさせていた。但し、図9に示すタイミングチャートは、図8に示すタイミングチャートと同周期を示している。
このため、図9(c−2)に示すアクセスノードNcからADD用TSを図9(d)に示す交点ノードNbへ送信した際に、アクセスノードNcのADD用TSのTS量更新周期T(時刻τ9〜時刻τ16)が、交点ノードNbのTS量更新周期T(時刻τ6〜時刻τ14)よりも遅れてしまう。
この遅れにより、交点ノードNbにおいて、アクセスノードNcから送信されてきたADD用TSのデータが一部受信できなくなる。この受信できなくなるTSは、図9(c−2)に示す時刻τ13〜時刻τ16間のTS1〜TS5である。即ち、その時刻τ13〜時刻τ16間のTS送信周期tは、図9(d)に示す交点ノードNbの次の周期Tの先頭(時刻τ14)を跨ってしまうので受信できなくなる。
つまり、交点ノードNbにおけるTS量更新タイミングと、アクセスノードNcにおけるTS量更新タイミングとにずれが生じるため、交点ノードNbの基準TS(DROP用TS)に同期した周期Tの区間では、アクセスノードNcから送信されてくるADD用TSに同期した周期Tの内の一部のTS送信周期t(例えば上記時刻τ13〜時刻τ16間)が受信できなくなる。
この受信できなくなるTS送信周期tの一部の区間は、周期Tの内、CEILING(D,t)となる。
但し、CEILING(D,t)は、シーリング関数であり、CEILING(数値,基準値)で表される。このCEILING(数値,基準値)関数は、指定した基準値の倍数のうち、対象の数値よりも大きい数に切り上げる関数である。つまり、シーリング関数では、指定した「基準値」の倍数のうち、最も近い値に「数値」を切り上げるようになっている。例えば、D=2.5(数値)、t=1(基準値)であるとすると、CEILING(2.5,1)=3となる。
このため、ADD用TSにおいて利用可能となる区間は、周期T(T=n×tとし、nは整数とする)の区間の中で、次式(1)となる。
t×n−CEILING(D,t) …(1)
つまり、周期T(=t×n)の内、CEILING(D,t)の利用不可能な区間が生じ、このため、通信の帯域利用効率(=周期Tの中で利用可能な周期t数÷周期Tの中に存在する周期t数)が低下するという問題があった。
図9(c−2)に示す例では、ADD用TS側の周期Tの中で利用可能な周期t数=1、周期Tの中に存在する周期t数=2なので、帯域利用効率が、(1÷2)×100=50%となってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、WDM及びTDMを用いたマルチリングから成る光リングネットワークを構成するノードにおいて、ノード間のトラヒック量に合わせて各ノードに割り当てるタイムスロット量を更新する際に、帯域利用効率を向上させることができるノードを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に係る発明は、データの挿入を行うADD用タイムスロットと、データの分岐を行うDROP用タイムスロットとが設定され、複数リングから成る光リングネットワークを構成するノードであって、前記ADD用タイムスロットの初回目のみのタイムスロット量更新周期の長さを、指定した基準値としてのタイムスロット送信周期の倍数のうち、対象の数値としてのリング1周遅延時間よりも大きい数に切り上げた長さ分、短くする制御を行う制御手段を備えることを特徴とするノードである。
前記制御手段は、前記ADD用タイムスロットの初回目のみのタイムスロット量更新周期の長さを短くする制御を行う際に、前記指定した基準値としてのリング1周遅延時間をD、前記対象の数値としてのタイムスロット送信周期をtとした際に、tの倍数のうち、Dよりも大きい数に切り上げるCEILING(D,t)関数分、短くすることを特徴とする請求項1に記載のノードである。
これらの構成によれば、通常、ADD用TS(タイムスロットをTSとした)と、DROP用TSとのTS量更新周期の先頭タイミングは同じでその周期も同じであるが、この場合に、ADD用TSの初回目(先頭)のTS量更新周期の長さが、タイムスロット送信周期tの倍数のうち、リング1周遅延時間Dよりも大きい数に切り上げるCEILING(D,t)関数分、短くなる。このため、その短くする前と同じ長さの2回目以降のADD用TSのTS量更新周期の開始タイミングが、DROP用TSの開始タイミングよりも、そのCEILING(D,t)関数分早まることになる。
従って、複数リングにおける上位リングと下位リング間の交点ノードと、下位リングのアクセスノードとを例に挙げると次のような効果が得られる。即ち、アクセスノードのADD用TSによる送信データを、交点ノードが基準TSとしてのDROP用TSで受信する際に、交点ノードのDROP用TSはADD用TSよりも開始タイミングが遅れているので、その送信データを確実に受信することができる。
つまり、交点ノードのDROP用TSに同期したTS量更新タイミングと、アクセスノードのADD用TSに同期したTS量更新タイミングとを合わせることが可能となり、このため、通信の帯域利用効率を向上させることができる。
請求項3に係る発明は、前記複数リングのうち基準とするリングのTDM制御タイミングに合わせて、前記ADD用タイムスロットと、前記DROP用タイムスロットとのTDM制御タイミングを分離することを特徴とする請求項1又は2に記載のノードである。
この構成によれば、ADD用TSとDROP用TSとのTDM制御タイミングが分離しているので、複数リング間(交点ノード)でのTS交換をリング長に依存することなくTS衝突が生じないように行うことができる。
本発明によれば、WDM及びTDMを用いたマルチリングから成る光リングネットワークを構成するノードにおいて、ノード間のトラヒック量に合わせて各ノードに割り当てるタイムスロット量を更新する際に、帯域利用効率を向上させることができるノードを提供することができる。
本発明の実施形態に係るノードを用いたマルチリング構成の光リングネットワークを示す図である。 光波長毎に規定された固定長のタイムスロットを示す図である。 本実施形態のノードの構成を示すブロック図である。 本実施形態の光リングNWのノードにおけるTS量更新時の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本実施形態の光リングNWを構成するノードが行うDROP用TSとADD用TSとのTDM制御タイミングの分離制御の動作を説明するためのフローチャートである。 従来の光リングNWの構成図である。 従来の光リングNWのノードにおける基準TSの同期制御及びADD用TSの同期制御を説明するためのタイミングチャートである。 従来の光リングNWのノードにおけるTS量更新制御を説明するためのタイミングチャートである。 従来の光リングNWのノードにおけるTS量更新制御の際の問題を説明するためのタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<実施形態の構成>
図1は、本発明の実施形態に係るノードを用いたマルチリング構成の光リングネットワークを示す図である。
図1に示す光リングNW20は、複数のコアノードNa1,Na2を介してコアNWに接続された上位リングR1と、複数のアクセスノードNc1,Nc2,Nc3,Nc4を介してアクセスNWに接続された2つの下位リングR2a,R2bとが、2つのリング交点ノード(交点ノード)Nb1,Nb2を介して2段に接続されたマルチリング(複数リング)構成となっている。このマルチリング構成は、前述の図6に示した比較例の光リングNW10の構成に対応している。
コアノードNa1,Na2及びアクセスノードNc1〜Nc4には、図1の枠22内に図形22aで示すイーサ−TS{イーサネット(登録商標)−タイムスロット}変換部と、図形22bで示すWDM/TDMスイッチとが備えられ、交点ノードNb1,Nb2には、図形22bで示すWDM/TDMスイッチが備えられている。但し、イーサ−TS変換部は、イーサネットのパケットと、固定長のTSとを相互に変換するものである。
また、光リングNW20は、上位リングR1のコアノードNa1,Na2を介して外部のコアNWのエッジノードEA,EJに接続されると共に、下位リングR2のアクセスノードNc1〜Nc4を介して外部のアクセスNWに接続されている。
更に、光リングNW20では、矢印Y1,Y2a,Y2b,Y3a,Y3b,Y4で示すように反時計回りの片方向通信が行われることを前提とする。
このような構成の光リングNW20では、トラヒック収容効率を向上させるため、WDMとTDMの各技術を用い、光波長毎に固定長のTSが規定されている。例えば、図2に示すように、λ1,λ2,λ3で示す光波長毎に、時間幅t0の固定長のタイムスロットがTS1〜TS5で示すように規定されている。更に、TS1〜TS5の各時間幅t0を加算したTS送信周期t(周期t)が規定され、2つのTS送信周期tでTS量更新周期T(周期T)が規定されている。この規定は、前述した光リングNW10と同じであるとする。なお、図2には光波長λ1のTS1に「A」でエッジノードEAのデータ、光波長λ2のTS2に「J」でエッジノードEJのデータを一例として示してある。
以降、本実施形態の光リングNW20を、従来の光リングNW10と比較又は対応付けて説明するが、光リングNW20が、光リングNW10(図6参照)の構成と対応するように、上位リングR1及び下位リングR2aと、コアノードNa1、交点ノードNb1及びアクセスノードNc1を代表に挙げて説明する。
本実施形態の光リングNW20が、従来の光リングNW10と異なる点は、アクセスノードNc1においてADD用TSとDROP用TSとのTDM制御タイミングを分離する際に、交点ノードNb1におけるTS量更新タイミングと、アクセスノードNc1におけるTS量更新タイミングとが合うようにしたことにある。
このように分離を行うための本実施形態のノードの構成を、図3を参照して説明する。但し、図3に示す構成のノードNは、図1に示した光リングNW20を構成するコアノードNa1,Na2及びアクセスノードNc1〜Nc4に適用されるものとする。
図3に示すノードNは、光スイッチ部31と、制御情報受信部32と、カウンタ管理部33と、内部クロック部34と、遅延測定部35と、制御情報送信部36と、TS制御部37と、複数TS管理部38と、基準TS同期部39と、TS量更新時間算出部40と、TS量更新時間保持部41と、バッファ部42と、ADD/DROPインタフェース部43とを備えて構成されている。なお、TS制御部37、TS量更新時間算出部40及びTS量更新時間保持部41により請求項記載の制御手段が構成される。
更に、ノードNにおいて、符号aはオフセット値、符号bはクロック信号、符号cは基準時刻情報、符号dは現在時刻情報、符号eは他ノードからのタイムスタンプ情報、符号fは割当TS情報、符号gは各TSにおけるTS処理シナリオ情報、符号hはTS送信タイミング情報、符号iは光スイッチ切換タイミング情報、符号jはバッファ蓄積量情報、符号kは周期t及び周期Tの先頭開始位置情報、符号lはTS変更情報、符号mはTS情報及びTS切替えタイミング情報、符号nは複数TSの先頭開始タイミング情報、符号oはTS量更新タイミング情報を示す。
光スイッチ部31は、光信号によるデータのTSへのADD(挿入)/DROP(分岐)を行う。
制御情報受信部32は、光スイッチ部31でDROPされた他ノードからの制御信号を受信し、制御信号内のタイムスタンプ情報eを遅延測定部35へ出力すると共に、基準ノード(マスターノード)からの基準時刻情報cをカウンタ管理部33へ出力する。また、制御情報受信部32は、他ノードからの制御信号内の割当TS情報fを複数TS管理部38へ出力し、更に、その制御信号内のTS変更情報lをTS量更新時間算出部40へ出力する。
内部クロック部34は、カウンタ管理部33に存在する時刻カウンタ値を進めるためのクロック信号bを、カウンタ管理部33へ出力する。
カウンタ管理部33は、基準時刻情報cを初期時刻カウンタ値として時刻カウンタ値に設定し、同期フレームの受信時刻からクロック信号bに従い、時刻カウンタ値をインクリメントする。そして、カウンタ管理部33は、インクリメントされる時刻カウンタ値を現在時刻情報dとして、制御情報受信部32、遅延測定部35、TS制御部37、制御情報送信部36及び基準TS同期部39へ出力する。
遅延測定部35は、他ノードからのタイムスタンプ情報eと、現在時刻情報dとから、他ノードと自ノードNの間の伝搬遅延時間を測定し、この測定したノード間の伝搬遅延時間から各ノードのTSの開始タイミングを決定するオフセット値を求め、このオフセット値aを複数TS管理部38へ出力する。
複数TS管理部38は、他ノードの割当TS情報fである基準TSを、オフセット値aだけ開始タイミングをずらし、このずらした複数のTSを管理する。また、複数TS管理部38は、他ノードの割当TS情報fからTS毎に割り当てられたTS位置を記憶する。そして、複数TS管理部38は、このように管理される各TSのTS位置を示すTS処理シナリオ情報gをTS制御部37へ出力し、また、複数のTSの先頭開始タイミング情報nをTS量更新時間算出部40へ出力する。
基準TS同期部39は、基準ノードからの基準時刻に基づき生成された現在時刻情報dから、一定周期のTS(基準TS)を刻み、この周期t及び周期Tの先頭開始位置情報kをTS制御部37へ出力する。
TS量更新時間算出部40は、他ノードからのTS変更情報lと、複数TSの先頭開始タイミング情報nとから、基準TS(DROP用TS)とADD用TSとに対するTS量及びTS量の更新タイミングを算出し、このTS量更新タイミング情報oをTS量更新時間保持部41へ出力する。
TS量更新時間保持部41は、保持したTS量更新タイミング情報oを、光スイッチ部31の各入出力IF(IFは、インタフェースである)で動作しているTDM制御タイミングに合わせて、TS量更新タイミングとしてTS制御部37へ通知する。
ADD/DROPインタフェース部43は、図示せぬ外部装置とノードNとのADD/DROP用の信号の遣り取りを行う。
バッファ部42は、外部装置からADD/DROPインタフェース部43を介してノードNに入力されたデータを蓄積するバッファを備え、バッファのTX(TXは、送信機である)から光スイッチ部31へADD用のデータ送信を行い、光スイッチ部31からDROPされたデータをRX(RXは、受信機である)で受信してADD/DROPインタフェース部43を介して外部装置へ送信する。
制御情報送信部36は、バッファ部42のバッファに蓄積されたデータ量と、カウンタ管理部33からの現在時刻情報dである時刻カウンタ値とを、代表ノード(例えばマスターノード)へ光スイッチ部31を介して送信する。
TS制御部37は、複数TS管理部38からの各TSにおけるTS処理シナリオ情報gに従い、現在時刻情報dである時刻カウンタ値と、TS処理シナリオ情報gに記載のタイミング値とを比較し、光スイッチ切換タイミング情報i及びTS送信タイミング情報hを得る。更に、TS制御部37は、その光スイッチ切換タイミング情報iを光スイッチ部31へ出力し、TS送信タイミング情報hをバッファ部42へ出力して、TS送信及びTSスイッチ動作の制御を行う。
また、TS制御部37は、TS量更新時間保持部41から、光スイッチ部31の各入出力IFで動作しているTDM制御タイミングに合わせて通知されるTS量更新タイミング情報oに基づき、光スイッチ部31の各入出力IFと、バッファ部42におけるTX及びRXとを、少なくとも1つのTDM制御タイミングに従って動作するように制御する。
この制御は、本実施形態のノードNが行う制御であり、図1に示した上位リングR1のタイミングに合わせて、下位リングR2aのアクセスノードNc1においてDROP用TSとADD用TSとのTDM制御タイミングを分離する際に、ADD用TSの開始タイミングを、DROP用TSの開始タイミングよりも早めるといった制御を実行する。
但し、このノードNが行う制御は、下位リングR2aのタイミングに合わせて、上位リングR1のコアノード(マスターノード)Na1においても同様に行われるようにしてもよい。即ち、交点ノードNb1において、DROP用TSとADD用TSとのTDM制御タイミングを分離する際に、ADD用TSの開始タイミングを、DROP用TSの開始タイミングよりも早める制御を行ってもよい。
この制御は、具体的には、DROP用TS側のTS量更新を行う先頭(1回目)の周期Tの長さをシーリング関数分、短くし、これによって2回目以降の周期Tの開始タイミングをシーリング関数分、早めるといったものである。但し、シーリング関数は、CEILING(D,t)関数とも表現する。なお、Dは下位リングR2aの1周遅延時間(下位リング1周遅延時間)、tはTS送信周期である。
この制御を具体的に、図4に示すタイミングチャートを参照して説明する。但し、図4は、本実施形態の光リングNW20のTS動作と、従来の光リングNW10(図6参照)のTS動作との比較を行うため、従来の図9に示したタイミングチャートと同じ時間軸としている。このため、図4は、従来の図7の時刻τ5から継続するタイミングチャートとなっている。
図4(c)に示すアクセスノードNc1は、図4(a)に示すマスターノードNa1から矢印Y1,Y2aに示すように通知されるADD用TSの開始タイミングと、ADD用TSのTS量更新タイミングとを同期フレームにより受信した場合、この受信時刻τ7をADD用TSのTS量更新タイミングの開始タイミングとして設定し、周期的なタイムスロット更新を行う。
具体的には、図4(c−2)に示すADD用TSにおいて、アクセスノードNc1は、1回目の時刻τ7〜時刻τ15間の周期Tを、時刻τ15から時刻τ15−CFに向かう矢印CFで示すように、CEILING(D,t)関数分(CF分)短くする。なお、矢印CFのスケールは概念的に示してある。つまり、1回目の周期Tの長さは、時刻τ7〜時刻τ15−CF間のT−CFと短くなる。時刻τ15−CFが2回目の周期Tの開始タイミングとなり、2回目以降の周期Tは、1回目の短くする前と同じなので、実質的に、2回目以降の周期Tの開始タイミングが、CEILING(D,t)関数分(CF分)早まることになる。
即ち、
1回目の周期Tの長さ:T−CEILING(D,t)
2回目以降の周期Tの長さ:T
で表される。
この際、交点ノードNb1の基準TSのタイミングに対応した、図4(c−1)に示すDROP用TSの1回目の周期Tの開始タイミングは、ADD用TSと同じ時刻τ7であり、その周期Tの長さは時刻τ7〜時刻τ15間の時間幅である。2回目以降は時刻τ15から周期Tで繰り返す。従って、DROP用TSの2回目以降の周期Tの開始タイミング(図4ではτ15と、τ19)は、ADD用TSの2回目以降の周期Tの開始タイミング(図4ではτ15−CFと、τ19−CF)よりも、CEILING(D,t)関数分(CF分)遅れていることになる。
言い換えれば、ADD用TSの2回目以降の周期Tの開始タイミングが、DROP用TSの2回目以降の周期Tの開始タイミングよりも早くなる。
従来は、図9(c)に示したように、アクセスノードNcのADD用TS側のTS量更新周期T(時刻τ9〜時刻τ16)が、DROP用TSのタイミングに対応した交点ノードNbのTS量更新周期T(時刻τ7〜時刻τ15)よりも遅れてしまう。このため、交点ノードNbにおいて、アクセスノードNcから送信されてきたADD用TSのデータが一部(時刻τ13〜時刻τ16間のTS送信周期t)受信できなくなっていた。
しかし、本実施形態では、上述したように、図4(c)に示す2回目以降のアクセスノードNc1のADD用TSの周期Tの開始タイミング(時刻τ15−CF)が、DROP用TSの周期Tの開始タイミング(時刻τ15)よりも早くなる。従って、アクセスノードNc1のADD用TSのTS量更新周期T(時刻τ15−CF〜時刻τ19−CF)が、交点ノードNb1のTS量更新周期T(時刻τ14〜時刻τ18)よりも早くなり、交点ノードNb1において、アクセスノードNc1から送信されてきたADD用TSのデータを受信可能となる。
つまり、アクセスノードNc1(ノードN)のTS制御部37は、TS量更新時間算出部40で算出されてTS量更新時間保持部41で保持されるTS量更新タイミング情報oを用い、TS量更新周期Tの開始タイミングを検出しながら、ADD用TSの1回目のTS量更新周期Tの長さをCEILING(D,t)関数分、短くし、2回目以降のTS量更新周期Tの長さを前記短くする前の長さに保持する制御を行う。
なお、この制御を行う機能は、交点ノードNb1には備えられておらず、交点ノードNb1には、図3に示したノードNの機能の内、その制御を行う機能以外の機能が備えられている。但し、交点ノードNb1に、ノードNの全ての機能を備えてもよい。
<実施形態の動作>
次に、本実施形態の光リングNW20を構成するノードが行うDROP用TSとADD用TSとのTDM制御タイミングの分離制御の動作を、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、図1に示す光リングNW20において、基準ノードとして設定したマスターノード(コアノード)Na1から図示せぬ同期フレームを、各リングR1,R2aを介して交点ノードNb1及びアクセスノードNc1へ送信する。これにより、各ノードNa1,Nb1,Nc1間で、各ノードNa1,Nb1,Nc1の基準TS同期部39(図3参照)が基準TSの開始タイミングの同期を取る(S1)。この動作は前述で図6に示した従来の光リングNW10において図7を参照して説明したと同様に行う。
但し、マスターノードNa1からの同期フレームの送信方法は、専用波長を割り当て、この専用波長をTS分割し、分割された各TSと各ノードNa1,Nb1,Nc1を対応づけて制御情報を送信してもよい。又は、各ノードNa1,Nb1,Nc1毎に、送信されてきた同一データをコピーしてもよい。
次に、各ノードNa1,Nb1,Nc1の複数TS管理部38からのTS処理シナリオ情報g及び基準TS同期部39からの周期t及び周期Tの先頭開始位置情報kに基づきTS制御部37が、TS送信周期tと、TS量更新周期Tとを設定する(S2)。この場合、図7(a)〜(c)に時刻τ1〜時刻τ3で示したと同様に、図1に示すマスターノードNa1以外の他ノードNb1,Nc1は同期フレームの受信時に、基準TSに対して、周期t及び周期Tを計測するために、カウンタ管理部33(図3参照)のカウント動作を開始させる。但し、マスターノードNa1は同期フレームの送信時に、カウント動作を開始させる。この開始タイミングは同期フレームを受信(又は送信)したタイミングである。従って、そのカウントの開始タイミング及び動作によって、周期tと周期Tとを設定することができる。
次に、各ノードNa1,Nb1は、図1に示す上位リングR1と下位リングR2aとのリング1周遅延時間を測定する(S3)。これは、マスターノードNa1と交点ノードNb1とが、各々自ノード宛てに同期フレームを送信し、これを受信することで、各ノードNa1,Nb1の遅延測定部35(図3参照)が、上位リングR1と下位リングR2aとのリング1周遅延時間を測定する。
この際の同期フレームの送信方法は、専用波長を割り当てて必ず自ノードに同期フレームが届くように送信するか、若しくは各ノードNa1,Nb1,Nc1に対して割り当てられたTSで送信するものである。この際、交点ノードNb1は、下位リング1周遅延時間Dを測定後に、マスターノードNa1に対して下位リング1周遅延時間Dの測定結果を通知する。但し、各リングR1,R2aにおける各ノードNa1,Nb1,Nc1間の伝搬遅延時間は、図6に示した光リングNW10の各ノードNa,Nb,Nc間の伝搬遅延時間D1〜D4と同じであるとする。
上位リング1周遅延時間の測定は、マスターノードNa1が各ノードNb1,Nc1宛に送信した同期フレームの送信時間tm1と、同一の同期フレームが上位リングR1を1周した後に再びマスターノードNa1で受信された時間tm2とを用い、tm2−tm1を算出して行う。
下位リング1周遅延時間の測定は、交点ノードNb1において、自ノードNb1への同期フレームを受信した時間tm3と、同一の自ノード宛の同期フレームが下位リングR2aを1周した後に再び自ノードNb1で受信された時間tm4とを用い、tm4−tm3を算出して行う。
この後、図4(a)に示すマスターノードNa1は、時刻τ5から矢印Y1,Y2aで示すように、図4(b)に示す交点ノードNb1及び図4(c)に示すアクセスノードNc1に、ADD用TSの開始タイミングと、ADD用TSのTS量更新タイミングとを通知する(S4)。
その通知タイミングを図4(c)の時刻t7で受信したアクセスノードNc1のTS制御部37(図3参照)は、ADD用TSにおいて、1回目(先頭)の時刻τ7〜時刻τ15間の周期Tを、CEILING(D,t)関数分(CF分)短くし、2回目以降の周期Tの長さを、短くする前の長さに保持する(S5)。
つまり、T−CEILING(D,t)の計算が行われる。
これによって、ADD用TSの1回目の周期Tの長さが、時刻τ7〜時刻τ15−CF間のT−CFの長さに短くなる。この時刻τ15−CFがADD用TSの2回目の周期Tの開始タイミングとなる。2回目以降の周期Tは短くする前と同じ時間幅とされるので、実質的に、2回目以降のADD用TSの周期Tの開始タイミング(時刻τ15−CFと時刻τ19−CF)が、図4(d)に示す交点ノードNb1の基準TSの開始タイミング(時刻τ14と時刻τ18)よりも早まることになる。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の光リングNW20を構成するノードN(コアノードNa1,Na2,アクセスノードNc1〜Nc4)によれば、制御手段(TS制御部37、TS量更新時間算出部40及びTS量更新時間保持部41)が、ADD用TSの初回目(1回目)のみのTS量更新周期の長さを、指定した基準値としてのTS送信周期の倍数のうち、対象の数値としてのリング1周遅延時間よりも大きい数に切り上げた長さ分、短くする制御を行うようにした。
換言すれば、制御手段により、ADD用TSの初回目(1回目)のみのTS量更新周期の長さを、指定した基準値としてのタイムスロット送信周期tの倍数のうち、対象の数値としてのリング1周遅延時間Dよりも大きい数に切り上げるCEILING(D,t)関数分、短くするようにした。つまり、2回目以降のTS量更新周期Tの長さは、1回目の短くする前の長さに保持される。これによって2回目以降のADD用TSの周期Tの開始タイミングを、交点ノードNb1の基準TS(DROP用TS)の2回目以降の開始タイミングよりも早めることができる。
従って、交点ノードNb1の基準TS(DROP用TS)に同期したTS量更新タイミングと、アクセスノードNc1のADD用TSに同期したTS量更新タイミングとを、交点ノードNb1で従来のような周期tのロスがなく、効率良くデータ受信が可能なように、合わせることが可能となる。これにより、帯域利用効率を向上させることができる。例えば、図4では、帯域利用効率は、ADD用TS側の周期Tの中で利用可能な周期t数=2、周期Tの中に存在する周期t数=2なので、帯域利用効率が、(2÷2)×100=100%と向上する。
また、上記のように、2回目以降に交点ノードNb1の基準TS(DROP用TS)の開始タイミングよりも早められたADD用TSと、そのDROP用TSとのTDM制御タイミングは分離されている。このため、複数リングR1,R2a間の交点ノードNb1でのTS交換をリング長に依存することなくTS衝突が生じないように行うことができる。
10,20 光リングNW
N ノード(コアノード、アクセスノード)
Na1,Na2 コアノード(マスターノード)
Nb1,Nb2 リング交点ノード(交点ノード)
Nc1,Nc2,Nc3,Nc4 アクセスノード
R1 上位リング
R2a,R2b 下位リング

Claims (3)

  1. データの挿入を行うADD用タイムスロットと、データの分岐を行うDROP用タイムスロットとが設定され、複数リングから成る光リングネットワークを構成するノードであって、
    前記ADD用タイムスロットの初回目のみのタイムスロット量更新周期の長さを、指定した基準値としてのタイムスロット送信周期の倍数のうち、対象の数値としてのリング1周遅延時間よりも大きい数に切り上げた長さ分、短くする制御を行う制御手段
    を備えることを特徴とするノード。
  2. 前記制御手段は、前記ADD用タイムスロットの初回目のみのタイムスロット量更新周期の長さを短くする制御を行う際に、前記指定した基準値としてのリング1周遅延時間をD、前記対象の数値としてのタイムスロット送信周期をtとした際に、tの倍数のうち、Dよりも大きい数に切り上げるCEILING(D,t)関数分、短くする
    ことを特徴とする請求項1に記載のノード。
  3. 前記複数リングのうち基準とするリングのTDM制御タイミングに合わせて、前記ADD用タイムスロットと、前記DROP用タイムスロットとのTDM制御タイミングを分離する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のノード。
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