JP2015041535A - 防水コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線傾きによるマットシールの電線挿通孔における不均一な圧縮状態を軽減し、水密性を確保できる防水コネクタを提供する。
【解決手段】防水コネクタは、端子収容室29に連設されたシール収容部33を有するハウジング13と、シール収容部33に収容されるマットシール17と、端末に取付けられた端子27が端子収容室29に収容される電線51と、マットシール17の電線挿通孔39の電線導出側に連設されて電線挿通孔39の内周リップ45より大きい開口幅を有する電線導出部23と、電線導出部23の内壁面63に突設されて電線51を電線挿通孔39の中心に位置規制するように挟持する一対のリブ突起25と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、防水コネクタに関する。
端子付き電線の端子が収容されたハウジングから導出される電線とハウジングとの間が、水密にシールされる防水コネクタが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
図8に示すように、この防水コネクタ501は、雌ハウジング503の後端側に、それぞれのキャビティ(端子収容室)505の入口となる装着孔507が形成される。装着孔507の中には一括ゴム栓(マットシール)509が嵌着され、一括ゴム栓509はゴム栓押さえ511で雌ハウジング503に保持されている。電線513の端末に固着された雌端子515は、一括ゴム栓509を貫通してキャビティ505に後方から挿入される。雌端子515は、正規位置まで挿入されたところで、ランス517に係止されて抜け止めされる。一括ゴム栓509の外周リップ525が装着孔507の内面に密着すると共に、各貫通孔(電線挿通孔)519の内面に設けられた内周リップ523が電線513の外周に密着することで、それぞれのキャビティ505の入口がシールされる。なお、雌ハウジング503の上面には、雄ハウジング側のロック突部(図示略)と係止可能なシーソー状のロックアーム521が設けられている。
特開2003−297479号公報
しかしながら、上述した従来の防水コネクタ501において、例えば、電線513が配索の都合上、雌ハウジング503の後方から導出の直後に所定方向に曲げられた時、一括ゴム栓509の貫通孔519は、電線513の外周との間で、内周リップ523が円周方向で不均一な圧縮状態となる。即ち、雌ハウジング503から導出直後に曲げられた電線513は、傾き、屈曲内側において内周リップ523への圧縮力が大きくなる。一方、屈曲外側の電線513は、内周リップ523から離れる方向に移動し、内周リップ523への圧縮力が小さくなる。その結果、電線513の外周と内周リップ523との間における水密性の低下が懸念される。また、サイズの小さい電線513では、内周リップ523が圧縮されず、水密対応できない虞もある。更に、電線513の端末に固着された雌端子515を貫通孔519に挿通する際に端子姿勢が傾くと、内周リップ523を損傷する可能性がある。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、電線傾きによるマットシールの電線挿通孔における不均一な圧縮状態を軽減し、水密性を確保できる防水コネクタを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 端子収容室に連設されたシール収容部を有するハウジングと、前記シール収容部に収容されるマットシールと、端末に取付けられた端子が前記端子収容室に収容される電線と、前記マットシールの電線挿通孔の電線導出側に連設されて前記電線挿通孔の内周リップより大きい開口幅を有する電線導出部と、前記電線導出部の内壁面に突設されて前記電線を前記電線挿通孔の中心に位置規制するように挟持する傾き規制突起と、を備えることを特徴とする防水コネクタ。
上記(1)の構成の防水コネクタによれば、マットシールの電線挿通孔に挿通された電線は、電線導出部から導出される部分が、傾き規制突起によって電線挿通孔の中心に位置規制するように挟持される。そこで、ハウジングの後方から導出の直後に所定方向に曲げられた電線は、傾き規制突起により電線挿通孔内での曲げ方向への変位(傾き)が規制される。傾き規制突起により傾きが抑制された電線は、屈曲内側と屈曲外側とで、内周リップの圧縮力差が生じるのを抑制される。その結果、マットシールの電線挿通孔における不均一な圧縮状態が軽減される。また、マットシールの電線挿通孔に端子が挿入される際、傾き規制突起により端子姿勢が規制されるので、端子の挿入傾きによる内周リップの損傷を防止できる。
(2) 上記(1)の構成の防水コネクタであって、前記傾き規制突起は、前記電線導出部から導出される前記電線の所定曲げ方向における屈曲内側と屈曲外側とで互いの突出先端面が平行に対向する一対のリブ突起により形成されることを特徴とする防水コネクタ。
上記(2)の構成の防水コネクタによれば、マットシールの電線挿通孔に挿通された電線は、電線導出部から導出される部分が、所定曲げ方向における屈曲内側と屈曲外側とからそれぞれ当接する一対のリブ突起の互いに平行な突出先端面により挟持されるが、平行な突出先端面間における曲げ方向と直交する方向には空隙が形成される。そこで、一対のリブ突起の互いに平行な突出先端面は、電線導出部から導出された電線を挟持して曲げ方向への変位(傾き)を規制しながら、端子挿入時には拡がることができるので、電線挿通孔への端子の挿入性を損なうことがない。
(3) 上記(1)の構成の防水コネクタであって、前記傾き規制突起は、前記電線挿通孔と同心円状の電線保持穴を有する環状リブと、前記電線保持穴から半径方向外方に延びるスリットとにより形成されることを特徴とする防水コネクタ。
上記(3)の構成の防水コネクタによれば、マットシールの電線挿通孔に挿通された電線は、電線導出部から導出される部分が、環状リブの電線保持穴により挟持されるので、電線の外周面を電線保持穴の中心に位置規制することができ、より高精度な位置決めができる。また、環状リブには電線保持穴から半径方向外方に延びるスリットが形成されているので、電線挿通孔への端子の挿入性を損なうことがない。
本発明に係る防水コネクタによれば、マットシールの電線挿通孔における不均一な圧縮状態を軽減し、水密性を確保できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係る防水コネクタの分解斜視図である。 端子付き電線が挿着されえる前の図1に示した防水コネクタの縦断面図である。 図2におけるA部の拡大図である。 (a)は図1に示したマットシールの後面における要部拡大図、(b)は(a)のA−A断面図である。 (a)はハウジングの後方から導出された電線が曲げられた状態を示す防水コネクタの水平断面図、(b)は(a)におけるB部の拡大図である。 (a)は端子挿入時の防水コネクタの水平断面図、(b)は(a)におけるC部の拡大図である。 (a)は傾き規制突起の変形例に係る環状リブの後面図、(b)は傾き規制突起の他の変形例に係る環状リブの後面図である。 従来の防水コネクタの縦断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施形態に係る防水コネクタ11は、ハウジング13と、マットシールカバー15と、弾性シール材であるマットシール17と、端子付き電線21と、を有する。
合成樹脂製のハウジング13には、電線51の端末に取付けられた端子27を収容する複数の端子収容室29が設けられている。端子収容室29には、端子27を係止するためのランス31が突出される(図2参照)。ハウジング13の後方には、マットシール17とマットシールカバー15とを収容するためのシール収容部33が端子収容室29に連設される。なお、本明細書中、防水コネクタ11は、相手コネクタ(図示略)との嵌合側を前、その反対側を後として説明する。
ハウジング13の上下面には、マットシールカバー15を係止するための二対のハウジング側係止突起35が突設されている。マットシール17が装着されるシール収容部33の内周壁は、マットシール17の外周リップ37が密接する平滑なシール面となっている。
マットシール17は、ハウジング13とマットシールカバー15に挟持されて、シール収容部33に収容される。マットシール17は、例えばシリコンゴム等の弾性材料からなり、矩形平板状に形成された表裏を貫通して複数の電線挿通孔39が縦横に配設されている。この電線挿通孔39の内周面には、図4(b)に示す大径部41と小径部43とが交互に連なる複数の内周リップ45が形成されている。マットシール17の外周面には、一対の外周リップ37が環状に突設されている。
マットシールカバー15は、合成樹脂材料からなり、マットシール17の後面に密着してシール収容部33に配置される。マットシールカバー15には、端子付き電線21を挿通する複数の電線貫通穴47が縦横に配設されている。マットシールカバー15の上下面には、枠状の二対のマットカバー側係止部49が形成される。マットカバー側係止部49は、ハウジング13の上下面に形成されたハウジング側係止突起35に係止される。
端子付き電線21は、図2に示すように、電線51の端末に端子27が接続されている。端子27には電線圧着部53が設けられ、電線圧着部53によって電線51の端に端子27が接続固定される。本実施形態における端子27は、箱状の電気接触部55を有する雌端子である。電気接触部55の外方には、ランス31が係止するランス係止部57が形成されている。端子付き電線21は、端子27がマットシールカバー15の電線貫通穴47、マットシール17の電線挿通孔39、ハウジング13の端子収容室29へと順次挿入されてランス31に係止される。なお、本実施形態に係る防水コネクタは、雌端子に代えて雄端子を収容する構成であってもよい。
そして、図4及び図5に示すように、本実施形態のマットシール17の電線挿通孔39の電線導出側(マットシールカバー15側)には、電線挿通孔39の内周リップ45より大きい開口幅を有する電線導出部23が連設されている。
また、電線導出部23の左右の内壁面63には、電線51を電線挿通孔39の中心に位置規制するように挟持する傾き規制突起である一対のリブ突起25が突設されている。一対のリブ突起25は、電線導出部23から導出される電線51の所定曲げ方向(図4(a)の右方向)における屈曲内側(図4(b)の右側)と屈曲外側(図4(b)の左側)とで互いの突出先端面65が平行に対向している。
そこで、平行な突出先端面65間における曲げ方向と直交する方向(図4(a)の上下方向)には空隙61が形成され、一対のリブ突起25の間は上下縦長矩形状の開口となっている。これら一対のリブ突起25は、それぞれの突出先端面65が電線51の所定曲げ方向における屈曲内側と屈曲外側の外周に当接することにより、左右何れかに曲げられる電線51の電線挿通孔39内での傾きを規制する。
また、本実施形態において、電線挿通孔39と電線51との大小関係は、図5(b)に示すように、電線導出部23の開口幅W、電線51の外径D、内周リップ45の内径d、一対のリブ突起25の隙間S、の順に小さく設定される(W>D>d>S)。なお、一対のリブ突起25の隙間Sは、必ずしも内周リップ45の内径dよりも小さい必要はない。電線51の傾きが抑制できるのであれば、リブ突起25の隙間Sは、内周リップ45の内径dと同一若しくは若干大きくてもよい。
なお、本実施形態では、図4(a)〜図5(b)に示すように、一対のリブ突起25が、電線導出部23から導出される電線51の所定曲げ方向における屈曲内側と屈曲外側とで互いの突出先端面65が平行に対向するように配置されている。即ち、一対のリブ突起25は、電線51を挟んで図4(a)の左右に設けられている。従って、例えば電線導出部23から導出される電線51の所定曲げ方向が図4(a)の上下方向の場合には、一対のリブ突起25は、電線51を挟んで図4(a)の上下に設けられる。
更に、図1に示すように、ハウジング13には、小さい挿入力・抜脱力でコネクタの結合・離脱を可能にするためのレバー19が、支軸67を中心に回転自在に取り付けられている。レバー19の側板部69には円弧状のカム溝71が形成されている。一方、相手コネクタのハウジングにはカム溝71に係合する係合ピン(図示略)が突設される。防水コネクタ11と相手コネクタの嵌合初期において、係合ピンは、レバー19のカム溝71の端部内に位置する。この状態からレバー19が回転されると、係合ピンとカム溝71の係合によって両ハウジングが引き寄せられる。これにより、防水コネクタ11は、レバー19の梃子作用により、相手コネクタと低挿入力での結合が可能となっている。
次に、上記構成を有する防水コネクタ11の作用を説明する。
本実施形態に係る防水コネクタ11では、ハウジング13のシール収容部33に収容されたマットシール17は、ハウジング13に装着されたマットシールカバー15によって、ハウジング13との間に挟持される。マットシールカバー15は、図1に示すマットカバー側係止部49が、ハウジング側係止突起35に係止されてハウジング13に固定される。
ハウジング13に装着されたマットシール17の電線挿通孔39及びマットシールカバー15の電線貫通穴47は、端子収容室29に対して同一直線状に配置される。端子付き電線21の端子27は、図6に示すように、これら電線貫通穴47、電線挿通孔39、端子収容室29へと順次挿入されてランス31に係止される。
端末の端子27が端子収容室29に収容された電線51は、マットシール17の電線挿通孔39に挿通されることにより、電線挿通孔39の内周面に形成された環状の内周リップ45が、電線51の外周面に円周方向に亘って密接する。マットシール17の電線挿通孔39に挿通された電線51は、マットシールカバー15の電線貫通穴47からハウジング13の外方へ導出される。なお、電線貫通穴47は、電線51の外径より大きい。
この際、端子27は、図6に示すように、一対のリブ突起25によって挟まれることで、電線挿通孔39の中心に位置規制される。端子27は、中央に寄せられて端子姿勢が規制されるので、端子27の斜め挿入による内周リップ45の損傷を防止できる。
マットシール17の電線挿通孔39に挿通された電線51は、図5(a)に示したように、ハウジング13の後方から導出の直後に所定方向に電線51が曲げられた際にも、一対のリブ突起25により電線挿通孔39内での曲げ方向への変位(傾き)が規制される。即ち、電線挿通孔39の電線導出部23における左右の内壁面63に突設された一対のリブ突起25は、突出先端面65が電線51の外周面に押圧されることで変形し、電線挿通孔39の内径と略同一位置となる。これにより、電線挿通孔39と電線51とが同一中心に配置され、電線51に傾きが生じなくなる。
一対のリブ突起25により傾きが抑制された電線51は、屈曲内側と屈曲外側とで、内周リップ45の圧縮力差が生じるのを抑制される。その結果、マットシール17の電線挿通孔39における不均一な圧縮状態が軽減される。また、マットシール17の電線挿通孔39に端子27が挿入される際、一対のリブ突起25により端子姿勢が規制されるので、端子27の挿入傾きによる内周リップ45の損傷を防止できる。更に、ハウジング13の後方で電線51が曲げられても、電線挿通孔39内の電線51が傾き難くなるので、端子収容室29に収容された端子27にも偏りが生じ難くなる。
また、本実施形態に係る防水コネクタ11によれば、マットシール17の電線挿通孔39に挿通された電線51は、電線導出部23から導出される部分が、所定曲げ方向における屈曲内側と屈曲外側とからそれぞれ当接する一対のリブ突起25の互いに平行な突出先端面65により挟持されるが、平行な突出先端面65間における曲げ方向と直交する方向には空隙61が形成され、一対のリブ突起25の間は上下縦長矩形状の開口となっている。そこで、一対のリブ突起25の互いに平行な突出先端面65は、電線導出部23から導出された電線51を挟持して曲げ方向への変位(傾き)を規制しながら、端子挿入時には拡がることができるので、電線挿通孔39への端子27の挿入性を損なうことがない。
次に、上記実施の形態に係る防水コネクタ11の変形例を説明する。
図7(a)に示す変形例に係る傾き規制突起は、電線挿通孔39と同心円状の電線保持穴79を有する環状リブ73と、電線保持穴79から半径方向外方に延びる複数のスリット75とにより形成されている。電線保持穴79の直径は、電線挿通孔39よりも大きくても小さくても、同一でもよい。
この環状リブ73を有する防水コネクタによれば、マットシール17の電線挿通孔39に挿通された電線51は、電線導出部23から導出される部分が、環状リブ73の電線保持穴79により挟持される。そこで、電線51の外周面を電線保持穴79の中心に位置規制することができ、より高精度な位置決めができる。また、環状リブ73には電線保持穴79から半径方向外方に延びる複数のスリット75が形成されているので、電線挿通孔39への端子27の挿入性を損なうことがない。
図7(b)に示す他の変形例に係る傾き規制突起は、電線挿通孔39と同心円状の電線保持穴79を有する環状リブ77により形成されている。環状リブ77の電線保持穴79の内径は、電線挿通孔39よりも大きくても小さくても、同一でもよい。
この環状リブ77を有する防水コネクタによれば、マットシール17の電線挿通孔39に挿通された電線51は、電線導出部23から導出される部分が、環状リブ77の電線保持穴79により挟持される。そこで、電線51の外周面を電線保持穴79の中心に位置規制することができ、より高精度な位置決めができる。
なお、環状リブ77における電線保持穴79の直径が電線挿通孔39と同一又は小さい場合、スリット75が形成されている上記環状リブ73に比べて端子27の電線挿通孔39に対する挿入性は低下する。しかしながら、環状リブ77は内周リップ45のように電線51の外周面との水密性を保持するものではないので、環状リブ77の内周面における端子挿入時の損傷を考慮する必要はない。
ここで、上述した本発明に係る防水コネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下に簡潔に纏めて列記する。
[1] 端子収容室29に連設されたシール収容部33を有するハウジング13と、前記シール収容部33に収容されるマットシール17と、端末に取付けられた端子27が前記端子収容室29に収容される電線51と、前記マットシール17の電線挿通孔39の電線導出側に連設されて前記電線挿通孔39の内周リップ45より大きい開口幅Wを有する電線導出部23と、前記電線導出部23の内壁面63に突設されて前記電線51を前記電線挿通孔39の中心に位置規制するように挟持する傾き規制突起(リブ突起)25と、を備えることを特徴とする防水コネクタ11。
[2] 上記][1]の構成の防水コネクタ11であって、前記傾き規制突起は、前記電線導出部23から導出される前記電線51の所定曲げ方向における屈曲内側と屈曲外側とで互いの突出先端面65が平行に対向する一対のリブ突起25により形成されることを特徴とする防水コネクタ11。
[3] 上記[1]の構成の防水コネクタ11であって、前記傾き規制突起は、前記電線挿通孔39と同心円状の電線保持穴79を有する環状リブ73と、前記電線保持穴79から半径方向外方に延びるスリット75とにより形成されることを特徴とする防水コネクタ11。
従って、本実施形態に係る防水コネクタ11によれば、電線傾きによるマットシール17の電線挿通孔39における不均一な圧縮状態を軽減し、水密性を確保できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11…防水コネクタ
13…ハウジング
17…マットシール
21…端子付き電線
23…電線導出部
25…リブ突起(傾き規制突起)
27…端子
29…端子収容室
33…シール収容部
39…電線挿通孔
45…内周リップ
51…電線
63…内壁面
65…突出先端面

Claims (3)

  1. 端子収容室に連設されたシール収容部を有するハウジングと、
    前記シール収容部に収容されるマットシールと、
    端末に取付けられた端子が前記端子収容室に収容される電線と、
    前記マットシールの電線挿通孔の電線導出側に連設されて前記電線挿通孔の内周リップより大きい開口幅を有する電線導出部と、
    前記電線導出部の内壁面に突設されて前記電線を前記電線挿通孔の中心に位置規制するように挟持する傾き規制突起と、
    を備えることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記傾き規制突起は、前記電線導出部から導出される前記電線の所定曲げ方向における屈曲内側と屈曲外側とで互いの突出先端面が平行に対向する一対のリブ突起により形成されることを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記傾き規制突起は、前記電線挿通孔と同心円状の電線保持穴を有する環状リブと、前記電線保持穴から半径方向外方に延びるスリットとにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
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