JP2015040867A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トナー像を担持する中間転写ベルト8との間で転写ニップを形成し、中間転写ベルト8に担持されたトナー像をその転写ニップで記録媒体Pに転写する二次転写ベルト20と、その二次転写ベルト20上に転写されたトナー像を光学的に検知する光学センサユニット28とを備えている。そして、所定のタイミングで中間転写ベルト8上にトナーパターンを形成し、それを二次転写ベルト20上へ転写し、光学センサユニット28によって、そのトナーパターンを光学的に検知する。また、中間転写ベルト8上に担持されたトナー像を転写ニップで記録媒体Pに転写する場合には、二次転写ベルト20上での記録媒体のジャムを光学センサユニット28によって検知する。
【選択図】 図1
Description
また、感光体上に形成した複数色のトナー像を、無端状の記録媒体搬送ベルトによって記録媒体を搬送しながら、その記録媒体上に順次重ねて転写してカラートナー画像を形成する、直接転写方式の画像形成装置も知られている。
トナー像を転写する転写ニップを形成する表面側に弾性層を有する中間転写体を用いることによって、記録媒体の表面の凹凸に対するトナー像の転写追従性が向上し、様々な記録媒体に対して良好なトナー転写を行うことができる。
そこで、例えば特許文献2に記載されているように、中間転写体上に形成したトナーパターンを二次転写体に転写し、その二次転写体上でトナー濃度を検出する方式も知られている。
また、トナー像が二次転写された記録媒体が、転写部材である二次転写ベルトに巻き付いた場合には、それを検知することができないという問題がある。
そのため、二次転写部材に記録媒体が巻き付くジャムが発生すると、その記録媒体が二次転写部材のクリーニング部材等に入り込んで、視認できなくなる場合がある。すると、ジャムになった記録媒体を除去しにくくなり、除去の過程でクリーニング部材を破損させてしまう恐れもある。したがって、二次転写部材への記録媒体の巻き付きジャムは、発生後速やかに検知して、記録媒体の搬送をすべて停止させる必要がある。
記録媒体が転写部材に巻き付いてジャムが発生したとき、それを速やかに検知できるようにすることを、コンパクトに且つ安価に実現する。
〔第1の実施形態の構成〕
この発明による画像形成装置の第1の実施形態について。図1〜図4によって説明する。図1は、その画像形成装置の機構部の概略構成図である。
この第1の実施形態の画像形成装置は、いわゆるタンデム型中間転写方式の画像形成装置であり、例えばカラープリンタとして使用される。
中間転写ベルト8のループの内側下部に配置された従動ローラ12は二次転写対向ローラである。中間転写ベルト8のループの外側に配置さた従動ローラ16は、中間転写ベルト8に張力(テンション)を付与するためのテンションローラである。
以下の説明では、従動ローラ12を二次転写対向ローラ12、従動ローラ16をテンションローラ16とも称す。
テンションローラ16と従動ローラ11との間には、中間転写ベルト8の外側に潤滑剤塗布装置19が、内側には塗布ブラシ対向ローラ17が配置されている。これらのクリーニング対向ローラ13〜15及び塗布ブラシ対向ローラ17も、外周面の一部が中間転写ベルト8の内側の面に接触して、中間転写ベルト8を張り渡す機能も有しており、中間転写ベルト8に回動に伴って従動回転する。
ベルトクリーニング装置100と潤滑剤塗布装置19の詳細については後述する。
また、二次転写ベルト20に代えて、記録媒体を搬送する記録媒体搬送ベルトとしてもよい。
分離ローラ21、光学センサユニット対向ローラ22、およびクリーニング対向ローラ23は、二次転写ベルト20の回動に連れ回りする従動ローラである。
これらの各光学センサ28Y,28M,28C,28Kは、何れも発光素子と受光素子を有する反射型フォトセンサである。そして、発光素子から発した光を、二次転写ベルト20の表面あるいはその表面に転写されたトナー像等によって反射させ、その反射光量を受光素子によって検知する。
なお、この例ではクリーニング部材として導電性のクリーニングブラシローラを用いたが、これに限るのではなく、クリーニング部材として導電性樹脂ローラ等を用いてもよい。
そして、各回収ローラ102,105,108、各回収ブレード103,106,109により回収したトナーを、画像形成装置本体に備えられた廃トナータンク(不図示)に搬送するための搬送手段として、トナー排出コイル110を備えている。
また、二次転写性能向上のために、中間転写ベルトが弾性層を有する場合、ブレードクリーニング方式を採用すると、弾性体同士を当接させることになるため、当接状態が不安定になりクリーニング不良が発生し易くなる。そのため、中間転写ベルトクリーニング装置として適している静電クリーニング方式のベルトクリーニング装置100を採用した。
この実施形態では潤滑剤塗布装置19を備えているが、使用するトナーの種類、中間転写ベルトの材質や表面摩擦係数等によっては、必要としない場合もある。
また、二次転写ベルト20の左方には、二次転写ニップでトナー像が転写された記録媒体を搬送する搬送ベルト装置31、およびその記録媒体上のトナー像を定着させるための定着装置32が設けられている。その定着装置32は定着ローラ32aと加圧ローラ32bとによって定着ニップを形成している。
この実施形態の画像形成装置はさらに、用紙等のシート状の記録紙Pを収容する給紙カセットや給紙ローラなどを有する図示しない給紙部、およびその給紙部から給紙される記録媒体を位置決めローラ対30に向けて搬送する図示しない搬送路も備えている。
そこで、この画像形成装置では、中間転写ベルト8の転写ニップを形成する表面側に硬度の低い弾性層を設け、二次転写ニップ部でトナー層や平滑性の悪い記録媒体に対して変形できるようにしている。
この画像形成装置における中間転写ベルト8は、好ましくは基層、弾性層、および表面のコート層から構成される。
具体的には、ブチルゴム、フッ素系ゴム、アクリルゴム、EPDM、NBR、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン、エピクロロヒドリン系ゴム、多硫化ゴム、ポリノルボルネンゴム、熱可塑性エラストマー等からなる群より選ばれる1種類あるいは2種類以上を使用することができる。
弾性層の硬度は、10°≦HS≦65°(JIS−A)であることが好ましい。中間転写ベルト8の層厚によって最適な硬度は異なるが、硬度が10°(JIS−A)より低いと転写中抜けが生じやすい。逆に硬度が65°(JIS−A)より高いと、ローラヘの掛け渡しが困難になるとともに、長期の張り渡しによって延伸するために耐久性が低くなり、早期の交換が必要になる。
芯体層に用いられる伸びを防止する材料としては、例えば、綿、絹などの天然繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維などの合成繊維を使用することができる。また、上記合成繊維と、炭素繊維、ガラス繊維等の無機繊維、鉄繊維、銅繊維等の金属繊維からなる群より選ばれる1種あるいは2種以上を用いることができる。それらの糸状あるいは織布状のものを使用することができる。
そのコート層に用いられる材料としては、特に制限はないが、一般的に中間転写ベルト8の表面へのトナーの付着力を小さくして、二次転写性を高める材料が用いられる。例えば、ポリウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂等の1種類あるいは2種類以上を使用する。あるいは、表面エネルギーを小さくし潤滑性を高める材料、たとえば、フッ素材脂、フッ素化合物、フッ化炭素、酸化チタン、シリコンカーバイド等の粒子を1種類あるいは2種類以上使用してもよい。必要に応じて粒径を変えたものを分散させて使用することもできる。また、フッ素系ゴム材料のように、熱処理を行うことによって表面にフッ素層を形成させ、表面エネルギーを小さくさせたものを使用することもできる。
金属粉末としては、例えばカーボンブラック、グラファイト、アルミニウムやニッケル等が使用される。導電性金属酸化物としては、例えば酸化錫、酸化チタン、酸化アンチモン、酸化インジウム、チタン酸カリウム、酸化アンチモン−酸化錫複合酸化物(ATO)、酸化インジウム−酸化錫複合酸化物(ITO)等を用いることができる。
導電性金属酸化物は、硫酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の絶縁性微粒子を被覆したものでもよい。
次に、このように構成したこの実施形態の画像形成装置の動作について説明する。
パーソナルコンピュータ等のホスト装置からこの画像形成装置に画像情報が送られてくると、後述する制御部が、中間転写ユニット7の駆動ローラ10を矢示A方向へ回転駆動させ、中間転写ベルト8を矢示B方向へ一定速度で回動させる。駆動ローラ10以外の中間転写ベルト8を張り渡している各ローラは、中間転写ベルト8の回動に伴って従動回転する。
そして、各感光体1Y,1M,1C,1Kの表面を各帯電装置2Y,2M,2C,2Kによって一様に帯電させる。その各感光体1Y,1M,1C,1Kの帯電後の表面に対して、光書込ユニットからの各色の画像情報に応じたレーザ光LY,LM,LC,LKの照射によって、それぞれ静電潜像を形成する。
また、フルカラーのトナー像を記録媒体Pに二次転写した後の中間転写ベルト8の表面は、ベルトクリーニング装置100によって転写残トナーのクリーニング処理がなされた後、潤滑剤塗布装置19によって潤滑剤が塗布される。
画像濃度制御は、印刷画像を形成しない所定のタイミングで、図2に示すように各色の階調パターンSy,Sm,Sc,Skを、二次転写ベルト20上における各光学センサ28Y,28M,28C,28Kと対向し得る位置に自動形成する。各色の階調パターンは、それぞれ面積が2[cm]×2[cm]で画像濃度が異なる10個のトナーパッチからなるトナーパターンを形成する。
図2は、図1における二次転写ベルト20に各色の階調パターンを形成した下面を下側から見て、光学センサユニット28内の各光学センサと共に示す斜視図である。
このような現像により、感光体1Y,1M,1C,1Kの表面にY,M,C,Kの階調パターンSy,Sm,Sc,Skが形成される。
具体的には、各トナーパッチにおけるトナー付着量を検知した結果と、各トナーパッチを作像したときの現像ポテンシャルとに基づいて、その直線グラフを示す関数(y=ax+b)を回帰分析によって計算する。そして、この関数に画像濃度の目標値を代入することによって、適切な現像バイアス値を演算し、Y,M,C,K用の現像バイアス値を特定する。
シェブロンパッチPVは、図3に示すように、Y,M,C,Kの各色のトナー像を、ベルト移動方向に直交する主走査方向から約45°傾けた姿勢で、副走査方向であるベルト移動方向に所定ピッチで並べたラインパターン群である。このシェブロンパッチPVのトナー付着量は0.3[mg/cm2]程度である。
ここで言う主走査方向とは、図示しない光書込ユニット内のポリゴンミラーでの反射に伴ってレーザ光が感光体1Y,1M,1C,1Kの表面を走査する方向、すなわち感光体の軸線方向である。それは、中間転写ベルト8及び二次転写ベルト20の幅方向になる。
副走査方向は感光体1Y,1M,1C,1Kの回転方向であり、中間転写ベルト8及び二次転写ベルト20の移動方向になる。
このようなシェブロンパッチPV内のY,M,Cトナー像について、Kトナー像との検知時間差を光学センサユニット28の図2に示した光学センサ28Yと28Kで読み取っていく。
後述する制御部が、基準色となるKとの検出時間差tky,tkm,tkcについての実測値と理論値との差に基づいて、各色トナー像の副走査方向(ベルト移動方向)のズレ量、すなわちレジストずれ量を求める。そして、そのレジストずれ量に基づいて,図示していない光書込ユニットのポリゴンミラーの1面おき、すなわち1走査ラインピッチを1単位として、感光体1Y,1M,1Cに対する光書込開始タイミングを補正して、各色トナー像のレジストずれを低減する。
以上のように、シェブロンパッチPV内における各トナー像を検知したタイミングに基づいて、光書込開始タイミングや光学系反射ミラーの面倒れを補正して、レジストずれやスキューずれを低減する処理が、色ずれ補正処理である。
このような色ずれ補正処理を実施することにより、温度変化などで、各色トナー像の中間転写ベルト8に対する形成位置が、経時的にずれていくことに起因する画像の色ずれの発生を抑えることができる。
そのため、このような古いトナーが現像装置5Y,5C,5M,5K内に滞留しないように、一定のタイミングで感光体1Y,1M,1C,1Kの非画像領域に吐き出させる。そして、吐き出し後にトナー濃度が低下した現像装置5Y,5C,5M,5Kに新しいトナーを補給して、現像装置内をリフレッシュするのが望ましい。この処理を行うモードをリフレッシュモードと称する。
この画像形成装置はさらに、二次転写部材である二次転写ベルトからの用紙等の記録媒体の分離ジャムを検知するために、前述した画像濃度補正や色ずれ補正用のトナーパターンを光学的に検知するための光学センサユニット28を兼用する。
図1に示した位置決めローラ対30によって送り出された記録媒体は、中間転写ベルト8と二次転写ベルト20とによる二次転写ニップでフルカラーのトナー像を転写され、回動する二次転写ベルト20に静電吸着されて、矢印線bで示すように搬送される。
分離ローラ21は、静電吸着力により二次転写ベルト20に貼り付いて搬送されてくる記録媒体Pを曲率分離により剥離させて下流の搬送ベルト装置31に受け渡す。
そのため、光学センサユニット28の検知範囲に記録媒体が搬送されてきた場合は、光学センサユニット28の図2に示した各光学センサ28Y,28M,28C,28Kの少なくともいずれかがそれを検知する。
その停止状態は、そのジャムや剥離ミスの原因となった記録媒体の取り除き作業の終了が確認されるまで維持される。
その記録媒体にはトナー像が形成されているが、その取り除き作業時には、記録媒体がガイド部材29によってガイドされながら破線矢示d方向に取り除かれるため、未定着トナーが光学センサユニット28に付着しにくい。
したがって、その記録媒体がベルト清掃ブラシローラ24やベルトクリーニングブレード25等に入り込む前に、その搬送を停止させることができる。そのため、ジャムになった記録媒体の視認性や除去性が損なわれず、それを容易に除去して、短持間で復旧可能になる。
具体的には、各色の階調パターン又はシェブロンパッチが二次転写ベルト20上で光学センサユニット28の検知範囲にあるときは,ジャム検知機能をマスクすることにより、記録媒体を監視しない。これにより、二次転写ベルト20上の各色の階調パターンやシェブロンパッチを記録媒体と誤検知する恐れがなくなり、信頼性を高めることができる。
なお、中間転写体は中間転写ドラムであってもよい。二次転写部材は二次転写ローラでもよい。
また光学センサユニット28の各光学センサが、転写部材である二次転写ベルト20上に転写されたトナー像を光学的に検知するトナー像検知手段である。
その像担持体である中間転写ベルト8に担持されたトナー像を上記転写ニップで記録媒体に転写する場合には、その記録媒体のジャムをトナー像検知手段である光学センサユニット28によって検知する。
そして、トナー像検知手段である光学センサユニット28によって検知する記録媒体のジャムは、転写部材である二次転写ベルト20への巻き付きジャムである。
上記トナーパターンは画像濃度調整や色ずれ補正などの画像品質を調整するために形成される。また、トナー像検知手段である光学センサユニット28によって記録媒体のジャムを検知するのは、上記トナーパターンが、転写部材である二次転写ベルト20上の光学センサユニット28による検知領域にないタイミングのみである。
トナー像検知手段である光学センサユニット28は、転写部材である二次転写ベルト20の表面に沿い、且つその表面の移動方向に直交する主走査方向に間隔を置いて、2個以上の光学センサを設置している。そして、少なくとも隣接する2個のトナー像検知手段同士である光学センサ同士の間には、記録媒体をガイドするガイド部材29が設置されている。
ここで、この実施形態の画像形成装置における制御系について図4によって説明する。
図4はその制御系のこの発明に係わる部分の構成を示すブロック図であり、図1と対応する部分には同一の符号を付している。
図4において、制御部40は、図1に示した第1の実施形態の画像形成装置全体を制御するコントローラであり、CPU及びROM、RAM、入出力回路等からなるマイクロコンピュータを備えている。
この制御部40は、図1に示した各部を駆動制御して、前述した印刷時における記録媒体への画像形成(プリント、印刷)処理を実行する。また、電源投入時あるいは所定枚数の画像形成ごとに、画像濃度調整及び色ずれ補正などの画像品質を調整するための処理、及び記録媒体の分離ジャム検知処理も実行する。さらに、前述した現像装置に関するリフレッシュモードの処理も行う。
そして、画像濃度調整を行う場合は、前述したように二次転写ベルト20上に各色の各階調パターンを形成する。そして、光学センサユニット28の各光学センサ28Y,28M,28C,28Kが、各階調パターンのトナーパッチに対する単位面積当たりのトナー付着量に応じた光量の反射光を受光して、その受光量に応じた検知信号を出力する。
具体的には、前述したように適切な現像バイアス値を演算し、現像バイアス回路41を制御して、Y,M,C,K用の現像装置5Y,5M,5C,5Kの各現像ローラに印加する現像バイアス電圧を調整する。
そして、図4におけるその他の被制御部に含まれる図1に示した帯電装置2Y,2M,2C,2Kに印加する電圧を制御して、感光体1Y,1M,1C,1Kの帯電電位を調整する。
これらの制御によって、画像濃度を適切に調整あるいは補正することができる。
そして、制御部40のマイクロコンピュータは、各色トナー像の副走査方向(ベルト移動方向)のズレ量、すなわちレジストずれ(位置ずれ)量を求め、その他の被制御部45に含まれる光書込ユニットを制御する。それによって、図1における各感光体1Y,1M,1Cに対する光書込開始タイミングを補正して、各色トナー像のレジストずれを低減する。
このように、シェブロンパッチPV内における各トナー像を検知したタイミングに基づいて、光書込開始タイミングや光学系反射ミラーの面倒れを補正して、レジストずれやスキューずれを低減する色ずれ補正処理を実行する。
光学センサユニット28の検知範囲に記録媒体が搬送されてくると、光学センサユニット28がそれを検知して、その検知信号を制御部40へ入力する。
そうすることによって、光学センサユニット28へのトナーの付着をさらに少なくすることが可能になる。
次に、この実施形態の画像形成装置に好適に使用されるトナーについて説明する。
そのトナーは,600dpi以上の微少ドットを再現するために、トナーの体積平均粒径が3〜6[μm]のものが好ましい。また,体積平均粒径Dvと個数平均粒径Dnとの比Dv/Dnが、1.00〜1.40の範囲にあるトナーが好ましい。
Dv/Dnが1.00に近いほど粒径分布がシャープであることを示す。このような小粒径で粒径分布が狭いトナーは、帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができる。また、静電転写方式では転写率を高くすることができる。
形状係数SF−1はトナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(1)で表わされる。すなわち、トナーを二次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4)・・・式(1)
SF−1の値が100の場合はトナーの形状が真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100π/4)・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在せず、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
また、カラープリンタに好適に使用されるトナーは、少なくとも窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマーと、ポリエステルと、着色剤と、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系溶媒中で架橋及び/又は伸長反応させて得られる。
図6(a),(b),(c)はトナーの形状を模式的に示す図である。図6(a),(b),(c)において、略球形状のトナーを、長軸:r1、短軸:r2、厚さ:r3(但し,r1≧r2≧r3とする。)で規定する。
その場合、図6(b)に示す長軸と短軸との比r2/r1が0.5〜1.0で、図6(c)に示す厚さと短軸との比r3/r2が0.7〜1.0の範囲にあるトナーが好ましい。
なお、r1,r2,r3は、走査型電子顕微鏡(SEM)で、視野の角度を変えて写真
を撮り、それを観察しながら測定する。
次にこの発明による画像形成装置の第2の実施形態を図7によって説明する。図7はその第2の実施形態の画像形成装置を示す機構部の概略構成図であり、図1と対応する部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この画像形成装置は、いわゆるタンデム型直接転写方式の画像形成装置であり、第1の実施形態と同様にカラープリンタとして使用される。
記録媒体搬送ユニット50は、記録媒体搬送ベルト51が、駆動ローラ52と従動ローラ53,54等によって張力を持って張り渡たされている。そして、駆動ローラが駆動源であるモータによって矢示A方向に回転駆動されると、記録媒体搬送ベルト51が矢示B方向へ周回移動(回動)され、従動ローラ53,54はそれによって従動回転する。従動ローラ54は、記録媒体搬送ベルト51にテンションを与えるテンションローラの役目を果す。
さらに、図7において、感光体1Yと記録媒体搬送ベルト51による転写ニップより左方に位置決めローラ対30が配置され、感光体1Kと記録媒体搬送ベルト51による転写ニップより右方に、図示していない定着装置が配置されている。
駆動ローラ52の下側には、記録媒体搬送ベルト51と対向するように、光学センサユニット28が設けられ、その光学センサユニット28と記録媒体搬送ベルト51の間にはガイド部材29が設けられている。
光学センサユニット28は、前述したように複数の光学センサを備えており、その各光学センサの検知面へのトナーの付着を防止するためのトナー付着防止手段として、検知動作をしないときには検知面をカバーするシャッタ等が設けられている。
一方、図示していない給紙部から給送される用紙等の記録媒体Pを、位置決めローラ対30によって、所定のタイミングで記録媒体搬送ベルト51上へ送り込む。
記録媒体搬送ベルト51は図示していない帯電手段によって帯電されており、送り込まれた記録媒体Pを静電吸着して、その回動によって矢示B方向へ搬送し、感光体1Y,1M,1C,1Kとの各転写ニップを順次通過させる。その際に、感光体1Y,1M,1C,1Kの表面に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー像が、その記録媒体P上に順次重ねて転写され、記録媒体P上にフルカラーのトナー像が形成される。
記録媒体搬送ベルト51と感光体1Kとの転写ニップを通過した記録媒体Pが、駆動ローラ52によって分離されずに、記録媒体搬送ベルト51に吸着されたまま、破線で示すように巻き付くことがある。その場合には、それを光学センサユニット28の光学センサによって速やかに検知することができる。
このとき、制御部は操作パネルの表示部に、記録媒体搬送ユニット50の分離部で記録媒体の分離ジャムが発生したことを、メッセージやイラスト等で表示する。
それによって、ユーザはジャムが発生したこととその発生位置を知ることができ、図7に破線矢示hで示すように、そのジャムになった記録媒体をガイド部材に沿って引き抜いて、容易に除去することができる。
そして、そのトナーパターンを光学センサユニット28の光学センサによって検知し、その検知信号を制御部に入力する。それによって、制御部が前述の実施形態の場合と同様に、画像濃度の調整や色ずれの補正など、画像品質を調整するための処理を実行する。
この第2の実施形態の画像形成装置では、感光体1Y,1M,1C,1Kが、トナー像を担持する像担持体であり、記録媒体を搬送して感光体1Y,1M,1C,1に担持されたトナー像をその記録媒体に転写する記録媒体搬送ベルト51が、転写部材である。
その他については、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
また、この発明を適用する画像形成装置としては、プリンタに限らず、印刷装置、複写装置、ファクシミリ装置、それらの複数の機能を備えた複合機などでもよい。
なお、前述した各実施形態の構成及び機能等は、適宜追加、変更、一部の省略等を行うことができ、また、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
4Y,4M,4C,4K:ドラムクリーニング装置
5Y,5C,5M,5K:現像装置 6Y,6M,6C,6K:プロセスユニット
7:中間転写ユニット 8:中間転写ベルト
9Y,9M,9C,9K:一次転写ローラ 10:駆動ローラ
11:従動ローラ 12:二次転写対向ローラ(従動ローラ)
13,14,15:クリーニング対向ローラ 16:テンションローラ(従動ローラ)
17:塗布ブラシ対向ローラ 18:二次転写ローラ 19:潤滑剤塗布装置
22:光学センサユニット対向ローラ 23:クリーニング対向ローラ
24:ベルト清掃ブラシローラ 25:ベルトクリーニングブレード
26:潤滑剤 27:潤滑剤塗布ブラシローラ 28:光学センサユニット
28Y,28M,28C,28K:光学センサ 29:ガイド部材
30:位置決めローラ対 31:搬送ベルト装置 32:定着装置
40:制御部 41:現像バイアス回路 42:ベルト駆動回路
43:モータ 44:シャッタ 45:その他の被制御部 46:表示部
53,54:従動ローラ 59Y,59M,59C,59K:転写ローラ
100:ベルトクリーニング装置
101,104,107:クリーニングブラシローラ
102,105,108:回収ローラ 103,106,109:回収ブレード
110:トナー排出コイル
Claims (12)
- トナー像を担持する像担持体と、
該像担持体との間で転写ニップを形成し、前記像担持体に担持されたトナー像を転写ニップで記録媒体に転写する転写部材と、
該転写部材上に転写されたトナー像を光学的に検知するトナー像検知手段とを備え、
所定のタイミングで前記像担持体上にトナーパターンを形成し、該トナーパターンを前記転写部材上へ転写し、前記トナー像検知手段により前記転写部材上のトナーパターンを光学的に検知する画像形成装置において、
前記像担持体に担持されたトナー像を前記転写ニップで記録媒体に転写する場合には、該記録媒体のジャムを前記トナー像検知手段によって検知することを特徴とする画像形成装置。 - 前記像担持体が、少なくとも前記転写ニップを形成する表面側に弾性層を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記トナー像検知手段によって検知する記録媒体のジャムが前記転写部材への巻き付きジャムであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体が、感光体に形成された複数のトナー像が順次重ね合わされて転写される中間転写体であり、
前記転写部材が、前記中間転写体に担持されたトナー像を前記転写ニップで記録媒体に転写する二次転写部材であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記転写部材がベルト状転写部材であり、前記トナー像検知手段によって検知する記録媒体のジャムが前記ベルト状転写部材への巻き付きジャムであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記中間転写体が中間転写ベルトであり、前記二次転写部材が二次転写ベルトであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体が感光体であり、前記転写部材が、記録媒体を搬送して前記感光体に担持されたトナー像を該記録媒体に転写する記録媒体搬送ベルトであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記トナー像検知手段によって記録媒体のジャムが検知されたときには、該記録媒体の搬送を直ちに停止させる制御手段を設けたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記トナーパターンは画像品質を調整するために形成され、
前記トナー像検知手段によって記録媒体のジャムを検知するのは、前記トナーパターンが前記転写部材上の前記トナー像検知手段による検知領域にないタイミングのみであることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記トナー像検知手段は、前記転写部材の表面に沿い且つ該表面の移動方向に直交する主走査方向に間隔を置いて2個以上設置されており、少なくとも隣接する2個の前記トナー像検知手段同士の間には記録媒体をガイドするガイド部材が設置されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記トナー像検知手段には、その検知面へのトナーの付着を防止するためのトナー付着防止手段が設けられていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記トナー付着防止手段が、前記検知面をカバーするシャッタを有することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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