JP2015039880A - ライティング装置及び発光制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの好みの画像に対して光の演出効果を与えて楽しむことのできるライティング装置を提供する。【解決手段】ライティング装置は、任意の画像が印刷された透過性を有するシートの背面に設置された複数の発光体13a,13b,13c…と、画像に対応させた固有の発光パターンを設定する発光パターン設定部19aと、この発光パターン設定部19aによって設定された発光パターンを画像に対応付けて記憶する記憶部24と、記憶部24に記憶された発光パターンに基づいて発光体13a,13b,13c…を発光させて画像に光の演出効果を与える発光制御部19bとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、任意の画像の背面から光を照らすライティング装置と、同装置に用いられる発光制御方法に関する。
ステンドグラスは光を受けることで、ガラスの陰影を美しく空間に映し出すものである。例えば、南側に面した部屋の窓に設置すれば、ゆっくりと長い時間照らされた鮮やかなガラスの色を楽しむことができる。また、東側に面した部屋の窓に設置すれば、朝日から夕日までの日射しの変化をガラスの色を通して楽しむことができる。
ここで、PC(Personal Computer)を用いてステンドグラス風の画像を作成し、部屋の壁などに飾って楽しむことがある。しかし、このような画像は絵画としての美しさはあるものの、実際のステンドグラスのように日の光を受けて輝くような特性はない。
一方、季節や日時、気象、天候に応じて画像を変化させて表示する方法がある。例えば、風景の画像データを表示する際に、その画像データのヘッダ部に撮影月日、時間帯等の時間情報に加えて、明るさ、気温、湿度等の気象情報を記録しておく。この気象情報を天気センサの出力およびカレンダのタイマ時間と比較して、現在の時間帯または気象条件に最も適合率の高い風景を読み出してディスプレイに表示する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、季節及び時刻に対応する輝度調整データ、色度調整データ、彩度調整データを予め記憶しておき、表示する絵画の色合い、色彩、明るさ等を季節や時刻に合わせて変化させる方法がある(例えば、特許文献2参照)。
また、カーナビゲーションで用いられる画像をそのときの時刻や気象情報に基づいて表示制御する方法がある(例えば、特許文献3,4参照)。
特開平05−199491号公報 特開平07−210123号公報 特開2000−346658号公報 特開2002−286461号公報
上述した特許文献1〜4では、日時や季節、天候などに応じて画像を自動的に選択して表示したり、色や輝度などの表示用調整データを設定しておくことにより、季節日時や天候に合わせて演出する。しかしながら、これらは画像処理を基本とした表示制御の方法であり、壁などに飾る画像に直接光の演出効果を与えるものではない。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、ユーザの好みの画像に対して光の演出効果を与えて楽しむことのできるライティング装置及び発光制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係るライティング装置は、任意の画像が印刷された透過性を有するシートと、このシートの背面に設置された発光手段と、上記画像に対応させた固有の発光パターンを設定する発光パターン設定手段と、この発光パターン設定手段によって設定された上記発光パターンを上記画像に対応付けて記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された上記発光パターンに基づいて上記発光手段を発光させて上記画像に光の演出効果を与える発光制御手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、発光パターンを設定しておくことにより、ユーザの好みの画像に対して光の演出効果を与えて楽しむことができる。
図1は本発明の第1の実施形態に係るライティング装置の構成を示す斜視図である。 図2は同実施形態におけるライティング装置を側面から見た断面図である。 図3は同実施形態におけるライティング装置の回路構成を示すブロック図である。 図4は同実施形態におけるライティング装置の発光パターン設定処理を示すフローチャートである。 図5は同実施形態におけるライティング装置とPCとの関係を示す図である。 図6は同実施形態におけるライティング装置の発光処理を示すフローチャートである。 図7は同実施形態におけるライティング装置に用いられる画像の一例を示す図である。 図8は上記図7の画像に対する発光パターンの一例を示す図である。 図9は同実施形態におけるライティング装置に用いられるステンドグラス画像の一例を示す図である。 図10は上記図9のステンドグラス画像に対する発光パターンの一例を示す図である。 図11は第2の実施形態におけるライティング装置の発光制御処理を示すフローチャートである。 図12は同実施形態におけるライティング装置を東向きの地下室の壁に設置した場合の一例を示す図である。 図13は同実施形態におけるライティング装置を西向きの地下室の壁に設置した場合の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るライティング装置の構成を示す斜視図である。図2はこのライティング装置を側面から見た断面図である。
本実施形態におけるライティング装置10は、薄型で直方体形状の装置本体11を有する。この装置本体11の正面に設けられた矩形のフレーム12に任意の画像1が印刷された特殊なシート1aを装着する。このシート1aは透過性を有し、後述する発光体13a,13b,13c…の光を透過させる特性がある。
装置本体11には、シート1aを背面から照らす発光手段として複数の発光体13a,13b,13c…が設けられている。発光体13a,13b,13c…は、例えばLED(light emitting diode)等の発光素子からなる。具体的には、RGB3個のLEDを1セットにして、図1の例のように本体正面に所定間隔でマトリクス状に設けられる。これらの発光体13a,13b,13c…は、それぞれに独立して制御可能である。
本体正面のフレーム12内には拡散板14が配設されている。この拡散板14の上にシート1aを載置した状態で発光体13a,13b,13c…を発光させると、シート1a上の画像1の各箇所をステンドグラスのように光らせることができる。
また、本体正面の上部には、人感・照度センサ15が設けられている。この人感・照度センサ15は、人を感知してライティング装置10の電源をONしたり、部屋の明るさに応じて発光体13a,13b,13c…の照度を調整するために用いられる。
本体正面の下部には撮像部16が設けられている。この撮像部16は、シート1aの所定の位置に付された二次元コード17を読み取るために用いられる。二次元コード17としては、例えばQRコード(登録商標)が用いられる。
なお、図2において、図中の18は発光体13a,13b,13c…が実装されたサーキット基盤(LED実装基盤)、19は発光制御を行うための制御部(LSI)、20は電源コード、ACアダプタ、充電池などを備えた電源部である。
図3はライティング装置の回路構成を示すブロック図である。なお、図1および図2と同じ部分には同一符号を付して説明する。
図1に示したように、ライティング装置10には、バックライトして用いられる発光体13a,13b,13c…や、二次元コード17を読み取るための撮像部16などが設けられている。また、このライティング装置10には、制御部19、電源部20、計時部21、センサ部22、発光駆動部23、記憶部24、通信部25などが設けられている。
制御部19は、マイクロコンピュータからなり、記憶部23に記憶されたプログラム24aを読み込むことにより、ライティング装置全体の制御を行う。本実施形態において、この制御部19には、本発明に関わる主機能として、発光パターン設定部19aと発光制御部19bとが備えられている。発光パターン設定部19aは、画像1に対応させた固有の発光パターンを設定する。発光制御部19bは、発光パターン設定部19aによって設定された発光パターンに基づいて発光体13a,13b,13c…を発光して画像1の各箇所を背面から照らすことで光の演出効果を与える。
電源部20は、商用電源あるいは図示せぬ充電池からライティング装置の動作に必要な所要の電力を供給する。
計時部21は、図示せぬ発振回路から出力されるクロック信号に基づいて現在日時を計時する。センサ部22には、図1に示した人感・照度センサ15の他、GPS(Global Positioning System)センサ26、方位センサ27などが設けられている。GPSセンサ26は、GPSを利用して本装置の設置場所の位置情報を検知する。方位センサ27は、本装置がどの方角に向けて設置されているのかを検知する。発光駆動部23は、制御部19の指示により発光体13a,13b,13c…を駆動して発光させる。
記憶部24は、ROM,RAMなどのメモリからなり、プログラム24aを含め、本装置の必要な各種データを記憶する。プログラム24aとしては、本発明を実現するための制御プログラムの他、撮像部16によって読み取った二次元コード17を解析するためのコード解析プログラムなどを含む。
通信部25は、外部端末(ここでは後述するPC30)との間でデータの通信処理を行う。また、この通信部25は、各地域の気象情報を配信しているインターネット上の任意のWebサイト31にアクセスする機能を備えている。
次に、同実施形態の動作として、(a)発光パターン設定処理、(b)発光処理に分けて説明する。
(a)発光パターン設定処理
図4はライティング装置の発光パターン設定処理を示すフローチャートである。この発光パターンの設定処理は、図5に示すようにPC30をライティング装置10の装置本体11に接続した状態で行われる。このPC30には、発光パターンの設定に必要なアプリケーションソフトが記憶されている。
すなわち、まず、任意の画像1が印刷されたシート1aをライティング装置10のフレーム12にセットした状態で、このライティング装置10をPC30に有線あるいは無線にて接続する(ステップS11)。この状態で、ユーザはPC30に表示された図示せぬ設定画面上で画像1に対する発光パターンを設定する(ステップS12)。
発光パターンには、画像1の中で発光させる箇所、発光させる色、そして、各箇所を発光させるタイミング(タイムライン)などの項目が含まれる。これらの設定項目について、ユーザは所定の操作により適宜設定を行うことで、画像1に固有の発光パターンが作成される。
ここで設定された発光パターンはライティング装置10に転送され、図3に示した記憶部24に当該画像1に対応付けられて記憶される(ステップS13)。
この発光パターンをコード化して保存しておくことも可能である。すなわち、ユーザが所定の操作によりコード変換を指示すれば(ステップS14のYes)、PC30は、上記設定画面で設定された発光パターンを例えばQRコード(登録商標)等の二次元コード17に変換し(ステップS15)、その二次元コード17に図示せぬシール紙に印刷する(ステップS16)。
このシール紙をシート1aの所定の位置に貼り付けておけば、シール紙上の二次元コード17から当該画像1に対応した発光パターンを読み取れるので、以後、同じ画像1を使うときに再度発光パターンを設定する必要がなくなる。
なお、二次元コード17を画像1と共にシート1aに印刷しても良い。このようにすれば、二次元コード17を画像1に貼り付けることなく、常に画像1に対応付けておくことができる。
また、図4の例では、PC30を利用して発光パターンを設定する場合について説明したが、ライティング装置10に上記同様の発光パターン設定機能を持たせておくことも可能である。この場合、ライティング装置10に操作部を設けておき、ユーザがその操作部を通じて発光パターンを設定する。ここで設定された発光パターンは、画像1に対応付けられて記憶部24に記憶される。
(b)発光処理
図6はライティング装置の発光処理を示すフローチャートである。「発光処理」とは、ライティング装置10に設置された発光体13a,13b,13c…を発光させる処理のことである。
ライティング装置10の電源は、ユーザが図示せぬ電源スイッチを操作するか、あるいは、人感・照度センサ15によって人が感知されたときにONされる。ライティング装置10の電源がONすると、図2に示した制御部19は、撮像部16を通じてシート1aの所定の位置に二次元コード17が付されているか否かを判断する(ステップS22)。
シート1aに二次元コード17が付されていなかった場合には(ステップS22のNo)、制御部19は、画像1に設定された発光パターンを記憶部24から読み出す(ステップS23)。制御部19は、この読み出した発光パターンに基づいて発光駆動部23を駆動して、発光体13a,13b,13c…を発光させ、シート1a上の画像1を背面から照らす(ステップS26)。
一方、シート1aに二次元コード17が付されていた場合には(ステップS22のNo)、制御部19は、撮像部16によって撮影された二次元コード17を解読し、シート1a上の画像1に対応した発光パターンを取得する(ステップS25)。制御部19は、この二次元コード17から得た発光パターンに基づいて発光駆動部23を駆動して、発光体13a,13b,13c…を発光させ、シート1a上の画像1を背面から照らす(ステップS26)。
発光体13a,13b,13c…の発光制御は、ライティング装置10の電源がOFFされるまで繰り返し行われる。ユーザが図示せぬ電源スイッチをOFFするか、あるいは、人感・照度センサ15によって人がいなくなったことが検知されると(ステップS27のYes)、制御部19は、発光体13a,13b,13c…を消灯する(ステップS28)。
ここで、発光パターンについて説明する。
(a)有色の画像に白色の発光
(b)無色の画像に有色の発光
(c)有色の画像に有色の発光
例えば、画像1が有色であった場合(カラー画像)に、発光体13a,13b,13c…を白色発光させると、画像1の各部分を鮮やかに光らせることができる。画像1が無色であった場合(モノクロ画像)に、発光体13a,13b,13c…を任意の色で発光させることにより、画像1の各部分に色を付けて光らせることができる。さらに、画像1が有色であった場合(カラー画像)に、発光体13a,13b,13c…を任意の色で発光させれば、画像1の各部分を元の色とは異なる色に変化させて光らせることができる。
(具体例1)
図7はライティング装置10に用いられる画像1の一例を示す図である。例えば薔薇の絵が描かれた有色の画像1が印刷されたシート1aをライティング装置10にセットして、発光体13a,13b,13c…を有色発光させる場合を想定する。
図8は画像1に対する発光パターンの一例を示す図である。発光させる箇所、色、タイミングなどは、図4のステップS12で予め設定されているものとする。ここでは画像1の4箇所の部分を順次有色発光させた場合の例が示されている。図8(a)〜(d)の順で発光箇所が切り替わる。図中の2a〜2dは各タイミングでの発光箇所を示す。なお、図8(d)の次は図8(a)から再び繰り返す。
まず、図8(a)に示すように、画像1の発光箇所2aに対応した発光体13a,13b,13c…が発光する。この場合、画像1に描かれた薔薇の花が赤色であり、発光体13a,13b,13c…を黄色で発光させるように設定されていれば、発光箇所2aの薔薇の花の部分がオレンジ色に見える。
続いて、図8(b)→同図(c)→同図(d)の順で、画像1の発光箇所2b、2c,2dに対応した発光体13a,13b,13c…が予め設定された色で順次発光し、薔薇の花の色が様々な色に変化することになる。なお、輝度を含めて設定しておけば、各箇所毎に明るさを変えることも可能である。
(具体例2)
図9は画像3としてステンドグラス画像をライティング装置10に用いた場合の一例を示す図である。この例では、窓ガラスの前にネコが横たわっている絵が描かれている。3aは画像3が印刷されたシートであり、シート1aと同様に透過性を有する。
画像3としては、予め用意されたステンドグラス画像を用いても良いし、任意の画像をステンドグラス変換したものであっても良い。「ステンドグラス変換」とは、画像の線画の各線をつないで幾何学的な形状を有する複数の分割画像で形成し、これらの分割画像を任意の色で着色してステンドグラス風の画像に変換する処理のことである。なお、ここではその詳しい説明は省略するものとする。
図10は画像3に対する発光パターンの一例を示す図である。発光させる箇所、色、タイミングなどは、図4のステップS12で予め設定されているものとする。ここでは画像1の全体を順次有色発光させた場合の例が示されている。図10(a)〜(c)の順で発光色が切り替わる。なお、図10(c)の次は図10(a)から再び繰り返す。
まず、図10(a)に示すように、発光体13a,13b,13c…が白色で発光する。これにより、画像3の全体が明るく光り、画像3が持つステンドグラスとしての配色特性が強調されることになる。
続いて、図10(b)→同図(c)の順で、発光体13a,13b,13c…が予め設定された色で順次発光する。この場合、発光体13a,13b,13c…を赤色で発光すれば、画像3の中の赤色の箇所が強調されて明るく見える。また、発光体13a,13b,13c…を緑色で発光すれば、画像3の中の緑色の箇所が強調されて明るく見える。
このように第1の実施形態によれば、発光パターンを設定しておくことにより、ユーザの好みの画像に対して光の演出効果を与えて楽しむことができる。特に、複数に分割された領域を有するステンドグラス画像を用いれば、各領域に対して光の演出効果を与えることができるので、部屋の壁などに飾れば、実際のステンドグラスのように楽しむことができる。
また、発光パターンを設定する際に、画像の中の各箇所を発光させるタイミング(タイムライン)を含めて設定しておけば、そのタイミングに従って各箇所を順に光らせて楽しむことができる。
さらに、発光パターンを二次元コードの形態にしてシートに付しておけば、そのシートに印刷された画像と発光パターンとを1対1に対応付けておくことができるので、同じ画像を用いた場合に発光パターンを再設定することなくライティングすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態では、上記第1の実施形態の構成に加え、方角や気象などの情報を発光パターンに反映させて光の演出効果を高めるようにしたものである。
なお、ライティング装置10の構成や基本的な処理の流れは上記第1の実施形態と同様のため、ここでは処理的に異なる点についてのみ説明する。
図11は第2の実施形態におけるライティング装置の発光制御処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理は、上記図6のステップS26で実行される。
ライティング装置10には、現在日時を計時している計時部21が備えられている。また、センサ部22として人感・照度センサ15の他にGPSセンサ26および方位センサ27が備えられている。
ここで、ライティング装置10の制御部19は、計時部21を通じて現在の日時情報を取得する(ステップS31)。また、制御部19は、方位センサ27からライティング装置10を設置した場所の方角情報を取得する(ステップS32)。なお、ライティング装置10の設置場所の方角とは、図12の例のようにライティング装置10を部屋の壁などに立てかけた状態での方角を言う。
制御部19は、日時情報と方角情報に基づいて画像1に対する日射しの動きを推測し(ステップS33)、その日射しの動きを発光パターンに反映させて発光体13a,13b,13c…を発光制御する(ステップS34)。具体的には、時間経過と共に画像1を部分的に明るくするように発光体13a,13b,13c…を発光制御して日射しの動きを表現する。
また、ライティング装置10には、インターネット上の任意のWebサイト31にアクセスするための通信機能が備えられている。Webサイト31は、各地域の気象情報を配信している。
制御部19は、GPSセンサ26から現在の位置情報を取得すると共に(ステップS35)、通信部25を通じて定期的にWebサイト31にアクセスして各地域の気象情報を取得する(ステップS36)。制御部19は、これらの情報に基づいて現在位置における気象の変化を推測し(ステップS37)、その気象の変化を発光パターンに反映させて発光体13a,13b,13c…を発光制御する(ステップS38)。具体的には、気象の変化に合わせて発光体13a,13b,13c…の輝度を調整することにより、「晴れ」,「曇り」,「雨」,「雪」といった天候の移り変わりを表現する。
さらに、ライティング装置10には、ランダム演出機能が備えられている。これは、車や鳥などが横切ったときの影をランダムに発光演出に入れる機能である。このランダム演出機能は、上記図4のステップS12の発光パターン設定時にユーザが任意に設定できるものとする。ランダム演出機能が設定されると、発光パターンのデータの中にランダム演出機能のフラグがセットされる。
ここで、制御部19は、上記フラグの有無を確認することで、ランダム演出機能が設定なされているか否かを判断する(ステップS39)。ランダム演出機能が設定されていた場合には(ステップS39のYes)、制御部19は、発光体13a,13b,13c…を瞬間的に消灯するなどして、画像1の中に車や鳥などが横切ったときの所定の影をランダムに入れて演出する(ステップS40)。
図12および第13に具体例を示す。
図12は東向きの地下室の壁に画像1を有するライティング装置10を設置した場合の例である。画像1には一般的な絵画などが描かれている。ライティング装置10の発光体13a,13b,13c…の発光制御により、例えば朝日から夕日までの日射しの変化を画像1に与えることができる。
図13は西向きの地下室の壁に画像3を有するライティング装置10を設置した場合の例である。画像3はステンドグラス画像である。ライティング装置10の発光体13a,13b,13c…の発光制御により、例えば西日の当たる時間帯に合わせて日射しが強く当たる様を画像1に与えることができる。
さらに、上述したランダム演出機能が設定されていれば、画像1や画像3に対して車や鳥などが横切ったときの影をランダムに入れて演出することができる。
このように第2の実施形態によれば、日時情報、気象情報、方位情報をリアルタイムに取り込んで発光演出に反映させることにより、例えば窓が無い地下室や空間であっても、画像に対して自然な光の演出を加えてライティングすることができる。
さらに、車や鳥などの影が横切る演出を行うことにより、画像に対してより自然な雰囲気を表現することが可能となり、ステンドグラス画像を用いれば、本物のステンドグラスを飾っているような効果を出すことができる。
なお、上記各実施形態では、各種画像をいろいろなパターンで背面から照らす場合を想定して説明したが、例えば1つの画像に対し、1つのパターンだけで照らす構成であっても良い。この場合、設定されたパターンを必ずしも画像に対応付けて記憶しておく必要はない。
要するに、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
任意の画像が印刷された透過性を有するシートと、
このシートの背面に設置された発光手段と、
上記画像に対応させた固有の発光パターンを設定する発光パターン設定手段と、
この発光パターン設定手段によって設定された上記発光パターンに基づいて上記発光手段を発光させて上記画像に光の演出効果を与える発光制御手段と
を具備したことを特徴とするライティング装置。
[2]
上記発光パターン設定手段によって設定された上記発光パターンを上記画像に対応付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
上記発光制御手段は、
上記記憶手段に記憶された上記発光パターンに基づいて上記発光手段を発光させて上記画像に光の演出効果を与えることを特徴とする[1]記載のライティング装置。
[3]
上記発光手段は、独立して制御可能な複数の発光素子から成り、
上記記憶手段に記憶された上記発光パターンに基づいて上記各発光素子を発光させることを特徴とする[2]記載のライティング装置。
[4]
上記発光パターン設定手段によって設定された発光パターンには、上記画像の中の各箇所を発光させるタイミングを含み、
上記発光制御手段は、
上記タイミングに従って上記画像の中で指定された各箇所を順に発光させるように上記各発光手段を制御することを特徴とする[3]記載のライティング装置。
[5]
上記シートの所定の位置に付されたコードデータを読み取るコード読取り手段を備え、
上記発光制御手段は、
上記コード読取り手段によって読み取られたコードデータから当該画像に対応した発光パターンを取得し、その発光パターンに基づいて上記発光手段を発光させて上記画像に光の演出効果を与える[1]乃至[4]のいずれかに記載のライティング装置。
[6]
現在の日時情報を取得する日時取得手段と
設置場所の方角情報を取得する方角情報取得手段とを備え、
上記発光制御手段は、
上記日時取得手段によって取得された日時情報と上記方角情報取得手段によって取得された方角情報とに基づいて上記画像に対する日射し動きを推測し、上記発光パターンに上記日射しの動きを反映させて上記発光手段を制御することを特徴とする[1]乃至[5]のいずれかに記載のライティング装置。
[7]
現在の位置情報を取得する位置取得手段と、
各地域の気象情報を取得する気象情報取得手段とを備え、
上記発光制御手段は、
上記位置取得手段によって取得された位置情報と上記気象情報取得手段によって取得された気象情報とに基づいて現在位置における気象変化を推測し、上記発光パターンに上記気象変化を反映させて上記発光手段を制御することを特徴とする[1]乃至[5]のいずれかに記載のライティング装置。
[8]
ランダム演出機能を設定するランダム演出設定手段を備え、
上記発光制御手段は、
上記ランダム演出設定手段によってランダム演出機能が設定されている場合には、上記画像に対して所定の影をランダムに入れて演出するように上記発光手段を制御することを特徴とする[1]乃至[5]のいずれかに記載のライティング装置。
[9]
任意の画像が印刷された透過性を有するシートと、このシートの背面に設置された発光体とを備えたライティング装置の発光制御方法であって、
上記画像に対応させた固有の発光パターンを設定するステップと、
上記発光パターンに基づいて上記発光体を発光させて上記画像に光の演出効果を与えるステップと
を備えたことを特徴とする発光制御方法。
1…画像、1a…シート、2a〜2d…発光箇所、3…画像(ステンドグラス画像)、3a…シート、10…ライティング装置、11…装置本体、12…フレーム、13a,13b,13c…発光体、14…拡散板、15…人感・照度センサ、16…撮像部、17…二次元コード、18…サーキット基盤(LED実装基盤)、19…制御部(LSI)、20…電源部、21…計時部、22…センサ部、23…発光駆動部、24…記憶部、24a…プログラム、25…通信部、26…GPSセンサ、27…方位センサ。

Claims (9)

  1. 任意の画像が印刷された透過性を有するシートと、
    このシートの背面に設置された発光手段と、
    上記画像に対応させた固有の発光パターンを設定する発光パターン設定手段と、
    この発光パターン設定手段によって設定された上記発光パターンに基づいて上記発光手段を発光させて上記画像に光の演出効果を与える発光制御手段と
    を具備したことを特徴とするライティング装置。
  2. 上記発光パターン設定手段によって設定された上記発光パターンを上記画像に対応付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
    上記発光制御手段は、
    上記記憶手段に記憶された上記発光パターンに基づいて上記発光手段を発光させて上記画像に光の演出効果を与えることを特徴とする請求項1に記載のライティング装置。
  3. 上記発光手段は、独立して制御可能な複数の発光素子から成り、
    上記発光制御手段は、
    上記記憶手段に記憶された上記発光パターンに基づいて上記各発光素子を発光させることを特徴とする請求項2記載のライティング装置。
  4. 上記発光パターン設定手段によって設定された発光パターンには、上記画像の中の各箇所を発光させるタイミングを含み、
    上記発光制御手段は、
    上記タイミングに従って上記画像の中で指定された各箇所を順に発光させるように上記各発光手段を制御することを特徴とする請求項3記載のライティング装置。
  5. 上記シートの所定の位置に付されたコードデータを読み取るコード読取り手段を備え、
    上記発光制御手段は、
    上記コード読取り手段によって読み取られたコードデータから当該画像に対応した発光パターンを取得し、その発光パターンに基づいて上記発光手段を発光させて上記画像に光の演出効果を与える請求項1乃至4のいずれかに記載のライティング装置。
  6. 現在の日時情報を取得する日時取得手段と
    設置場所の方角情報を取得する方角情報取得手段とを備え、
    上記発光制御手段は、
    上記日時取得手段によって取得された日時情報と上記方角情報取得手段によって取得された方角情報とに基づいて上記画像に対する日射しの動きを推測し、上記発光パターンに上記日射しの動きを反映させて上記発光手段を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のライティング装置。
  7. 現在の位置情報を取得する位置取得手段と、
    各地域の気象情報を取得する気象情報取得手段とを備え、
    上記発光制御手段は、
    上記位置取得手段によって取得された位置情報と上記気象情報取得手段によって取得された気象情報とに基づいて現在位置における気象変化を推測し、上記発光パターンに上記気象変化を反映させて上記発光手段を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のライティング装置。
  8. ランダム演出機能を設定するランダム演出設定手段を備え、
    上記発光制御手段は、
    上記ランダム演出設定手段によってランダム演出機能が設定されている場合には、上記画像に対して所定の影をランダムに入れて演出するように上記発光手段を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のライティング装置。
  9. 任意の画像が印刷された透過性を有するシートと、このシートの背面に設置された発光体とを備えたライティング装置の発光制御方法であって、
    上記画像に対応させた固有の発光パターンを設定するステップと、
    上記発光パターンに基づいて上記発光体を発光させて上記画像に光の演出効果を与えるステップと
    を備えたことを特徴とする発光制御方法。
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