JP2015039863A - 処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影部を備えて、使用可能状態に移行させるか否かを高精度に判定する。【解決手段】 撮影し画像処理を実行して画像データを生成する撮影部と、その撮影部により生成された画像データを分析して使用可能状態に移行させるか否かを判定し、使用状態に移行させる旨の判定を行なった場合に使用可能状態に移行させる制御部とを備え、その制御部が、撮影部での画像処理の処理レベルを互いに異ならせる複数の設定値の中から設置環境に応じて選択された設定値を記憶しておく記憶部を有し、その記憶部に記憶されている設定値を撮影部に設定することにより撮影部にその設定した設定値に応じた処理レベルの画像処理を実行させる。【選択図】 図4

Description

本発明は処理装置に関する。
画像を処理して用紙上に画像を形成する画像形成装置や原稿上の画像を読み取ってファクシミリ送信を行なうファクシミリ機等、様々な処理装置が知られている。
ここで、特許文献1には、画像処理装置に人感センサを設置して近づいてきた人を検出し、人が検出されたときに画像処理装置の電源を立上げることにより消費電力の低減と利便性の両立を実現することが提案されている。
また、特許文献2には、人物を撮像して、この映像にある顔の情報を元に個体認識することが可能なカメラを有する画像処理装置が提案されている。
特開平05−045471号公報 特開2007−279603号公報
本発明は撮影部を備えて、使用可能状態に移行させるか否かを、設置環境が異なっていても高精度に判定することができる処理装置を提供することを目的とする。
請求項1は、
操作を受けて該操作に応じた処理を実行する処理装置であって、
撮影し画像処理を実行して画像データを生成する撮影部と、
前記撮影部により生成された画像データを分析して当該処理装置を使用可能状態に移行させるか否かを判定し、使用状態に移行させる旨の判定を行なった場合に当該処理装置を使用可能状態に移行させる制御部とを備え、
前記制御部が、前記撮影部での画像処理の処理レベルを互いに異ならせる複数の設定値の中から当該処理装置の設置環境に応じて選択された設定値を記憶しておく記憶部を有し、該記憶部に記憶されている設定値を該撮影部に設定することにより該撮影部に該設定値に応じた処理レベルの画像処理を実行させるものであることを特徴とする処理装置である。
請求項2は、
前記記憶部が、前記画像処理の処理レベルを互いに異ならせる複数の設定値を記憶しておくものであって、
前記制御部が、前記記憶部に記憶された複数の設定値の中から前記撮影部に設定される設定値を切り換える切換部を有するものであることを特徴とする請求項1記載の処理装置である。
請求項3は、
前記撮影部が、当該処理装置の前方に居る人間の全身の撮影を担いコントラスト強調処理を含む第1の画像処理を実行して第1の画像データを生成する第1のカメラを備え、
前記制御部が、前記記憶部に記憶されているコントラスト強調レベルを規定する設定値を前記第1のカメラに設定し、該第1のカメラにおける、設定された設定値に応じたコントラスト強調レベルのコントラスト強調処理を含む第1の画像処理の実行により生成された第1の画像データに基づいて、当該処理装置の前方に居る人間までの距離および該人間の移動方向を分析するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の処理装置である。
請求項4は、
前記撮影部が、当該処理装置を操作する操作位置に居る人間の顔の撮影を担いシャープネス強調処理を含む第2の画像処理を実行して第2の画像データを生成する第2のカメラを備え、
前記制御部が、前記記憶部に記憶されているシャープネス強調レベルを規定する設定値を前記第2のカメラに設定し、該第2のカメラにおける、設定された設定値に応じたシャープネス強調レベルのシャープネス強調処理を含む第2の画像処理の実行により生成された第2の画像データを分析して、前記操作位置に居る人間が当該処理装置を使用する権限のある人間であるか否かを判定するものであることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載の処理装置である。
請求項5は、
前記撮影部が、当該処理装置の設置環境に存在する光源に起因するフリッカを低減するフリッカ低減処理を実行する機能を有し、
前記記憶部が、前記撮影部に前記フリッカ低減処理を実行させるか否かを規定する設定値を記憶しておくものであって、
前記制御部が、前記記憶部に記憶されている、前記フリッカ低減処理を実行させるか否かを規定する設定値を前記撮影部に設定し、該撮影部に、設定した設定値に応じて、前記フリッカ低減処理を実行させ、あるいは該フリッカ低減処理を不実行とさせるものであることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項記載の処理装置である。
請求項1の処理装置によれば、上記の記憶部を備えていない場合と比べ、高精度な判定が可能である。
請求項2の処理装置によれば、記憶部の記憶内容(設定値)を入れ替える場合と比べ、処理装置の設置環境に応じた設定値への切替えが容易である。
請求項3の処理装置によれば、本形態を備えない場合と比べ、人間までの距離や人間の移動方向の分析が高精度に行なわれる。
請求項4の処理装置によれば、本形態を備えない場合と比べ、使用権限のある人間か否かの判定が高精度に行なわれる。
請求項5の処理装置によれば、設置環境のフリッカの有無に応じた高精度な判定が行なわれる。
本発明の処理装置の第1実施形態である複合機の外観を示した図である。 図1に外観を示す複合機の機能ブロック図である。 メインコントローラの内部構造を示したブロック図である。 メインコントローラでの処理の概要を示すフローチャートである。 第1カメラにおける画像抽出処理の説明図である。 人間の移動方向算出処理の説明図である。 人間の移動方向検知不良の一例(ケース1)の説明図である。 人間の移動方向検知不良のもう1つの例(ケース2)の説明図である。 輝度差と検知精度との関係を示した図である。 コントラスト強調係数と輝度差との関係を示した図である。 図3に1つのブロックで示す第2カメラ画像演算部の内部構造を示したブロック図である。 第2カメラでの画像処理と特徴部位抽出部での処理の説明図である。 図12と同様、第2カメラでの画像処理と特徴部位抽出部での処理の説明図である。 細線本数に対する認証率の変化を示した図である。 シャープネス強度と細線本数[%]との関係を示した図である。 フリッカ除去処理を施すか否かを設定する際の作業手順を示したフローチャートである。 第2実施形態の複合機における、メインコントローラの内部構造を示したブロック図である。 本発明の処理装置の第3実施形態としての複合機の外観図である。 図18に外観を示す第3実施形態の複合機の機能ブロック図である。 第3実施形態の複合機のメインコントローラの内部構造を示したブロック図である。 第4実施形態の複合機におけるメインコントローラの内部構造を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の処理装置の第1実施形態である複合機の外観を示した図である。図1(A)は平面図、図1(B)は正面図である。
この複合機1には、焦電センサ10、第1カメラ20、および第2カメラ30が備えられている。
焦電センサ10は、焦電効果によって赤外線を検出するセンサである。ここでは、この焦電センサ10によりこの複合機1への人間の接近が検出される。
第1カメラ20は、この複合機1の前方を撮像するカメラであって、魚眼レンズを備え広角の撮影画角を有する。この第1カメラ20での撮影により得られた画像データに基づいて、この複合機1の近傍に存在する人間までの距離やその人間の移動方向が検出される。具体的には、撮影画像上から人間が認識されその人間の足元(足や靴の部分)が抽出されて、撮影画角内の足元の位置によりその人間までの距離が求められ、またつま先の向きや時系列的な足の動きにより移動方向が検出される。詳細は後述する。
人間までの距離やその人間の移動方向を検出することにより、その人間がこの複合機1の近傍を通り過ぎるだけなのか、この複合機1を使おうとしているのかが判定される。
第2カメラ30は、この複合機1の、前方斜め上向きに向けられたカメラである。この第2カメラ30での撮影により得られた画像データに基づいて、この複合機1の操作に適した距離(操作距離、例えば350mm)の近傍にいる人間がこの複合機1を使用する権限のある人間であるか否かが判定される。この機能により、この複合機1を使用する権限のある人間にのみ、この複合機1を使用させることができる。
これら第1カメラ20および第2カメラ30は、本発明にいう撮影部の一例に相当する。
また、図1にはユーザインタフェース70が示されている。このユーザインタフェース70には、この複合機1の使用者により操作される操作子が備えられており、使用者の指示をこの複合機1に伝える役割を担っている。また、このユーザインタフェース70には表示部71が備えられている。この表示部71には、この複合機1の状態や使用者へのメッセージなど様々な情報が表示される。また、この表示部71には、第2カメラ30で撮影された使用者の顔が表示される。さらに、この表示部71には、操作により第1カメラ20での撮影画像を表示することもできる。
図2は、図1に外観を示す複合機の機能ブロック図である。
この複合機1は、図1を参照して説明した焦電センサ10、第1カメラ20、第2カメラ30、およびユーザインタフェース70のほか、画像読取部40、画像形成部50、およびFAX部60を備えている。
画像読取部40は、原稿に記録されている画像を読み取ってその画像を表わす画像データを生成する機能を有する。
また、画像形成部50は、用紙上に、画像データに基づく画像を形成する機能を有する。この画像形成部50としては、電子写真方式のプリンタが好適である。ただし、電子写真方式である必要はなく、例えばインクジェットプリンタなど、用紙上に他の方式で画像を形成するものであってもよい。ここで、この画像形成部50は、画像読取部40で生成された画像データに基づく画像を形成するだけではなく、以下に説明するFAX部60で受信して得た画像データに基づく画像の形成も担っている。
FAX部60は、電話回線(図示せず)に接続されており、ファクシミリの送信および受信の機能を担っている。ファクシミリの送信の際は、原稿が画像読取部40で読み取られてファクシミリ送信用の画像データが生成され、その画像データがこのFAX部60から送信される。また、ファクシミリの受信の際は、このFAX部60で画像データが受信され、画像形成部50によりその画像データに基づく画像が用紙上に形成される。
また、この複合機1には、さらに、電源装置80およびメインコントローラ90が備えられている。
電源装置80は、メインコントローラ90による制御を受けて、焦電センサ10〜ユーザインタフェース70、その他この複合機1において電力を必要とする全ての要素に電力を供給する役割を担っている。
メインコントローラ90は、焦電センサ10〜FAX部60の制御、ユーザインタフェース70に備えられている表示部71への表示制御、電源装置80の制御など、この複合機1の全体の制御を担っている。また、このメインコントローラ90は、焦電センサ10〜ユーザインタフェース70との間のデータ通信や様々なデータ処理も担当している。
図3は、メインコントローラの内部構造を示したブロック図である。ここには、図2に点線で囲った部分、すなわち、焦電センサ10、第1カメラ20、および第2カメラ30の制御に関するブロックのみ図示されている。
ここには、メインコントローラ90の構成要素として、焦電センサ処理部91と、第1カメラ処理部92と、第2カメラ処理部93が示されている。第1カメラ処理部92には、第1カメラ画像演算部921と第1カメラ設定値記憶部922が備えられている。また、これと同様に、第2カメラ処理部93には第2カメラ画像演算部931と第2カメラ設定値記憶部932が備えられている。第1カメラ20および第2カメラ30では、撮影により得られた画像信号に様々な画像処理が施される。第1カメラ設定値記憶部922および第2カメラ設定値記憶部932には、それぞれ、第1カメラ20および第2カメラ30で実行される画像処理の処理レベル等を規定する設定値があらかじめ記憶されている。そして、第1カメラ設定値記憶部922および第2カメラ設定値記憶部932に記憶されている設定値は、第1カメラ20および第2カメラ30それぞれの作動開始時に第1カメラ20および第2カメラ30にそれぞれ設定される。第1カメラ20および第2カメラ30では、撮影により得られた画像信号に対して、作動開始時に設定された設定値に基づく画像処理が実行される。第1カメラ20および第2カメラ30では、様々な種類の画像処理が実行されるが、第1カメラ設定値記憶部922および第2カメラ設定値記憶部932には、それら様々な種類の画像処理に対応した様々な設定値が記憶されている。それら様々な設定値は、第1カメラ20および第2カメラ30の作動開始時に第1カメラ20および第2カメラ30に設定される。これら第1カメラ設定値記憶部922および第2カメラ設定値記憶部932は、書換え可能な記憶部であり、基本的には複合機1の設置時に、その複合機1の設置環境やユーザの選択等に応じた、その複合機1に適した設定値が記憶される。
図4は、メインコントローラでの処理の概要を示すフローチャートである。
初期状態においては、図2に示す第1カメラ20〜ユーザインタフェース70には電力は供給されておらず、停止している。
焦電センサ10の検出値はメインコントローラ90の焦電センサ処理部91に入力される。焦電センサ処理部91では、その入力された検出値に基づいて、複合機1に人間が近づいてきたか否かが判定される(ステップS01)。ただし、この時点では、人間が近づいたのか、あるいは犬、猫等の動物が近づいたのか、等は区別できず、焦電センサ10で赤外線が検出されたか否かを意味しているに過ぎない。ただし、この焦電センサ10は人間の接近の検出を目的としており、以下においても人間が接近したものとして表現する。
焦電センサ処理部91でこの複合機1への人間の接近が検出されると、電源装置80に対し、電源制御信号a(図3参照)が送られる。電源装置80は、この焦電センサ10で人間の接近が検出されたことを表わす電源制御信号aを受け取ると、今度は第1カメラ20に電力を供給する。
次いで、メインコントローラ90は、第1カメラ設定値記憶部922に記憶されている設定値を第1カメラ20に設定する(図4、ステップS02)。これにより、第1カメラ20は、撮影を開始し、さらにその設定された設定値に応じた画像処理を実行し、デジタルの画像データを生成する。
第1カメラ20で生成された画像データは、メインコントローラ90の第1カメラ処理部92の第1カメラ画像演算部921に入力される。第1カメラ画像演算部921では、、その入力されてきた画像データに基づいて、後述するようにして、この複合機1に接近した位置に居る人間までの距離やその人間の移動方向が認識される。そしてこの第1カメラ画像演算部921は、その人間の距離や移動方向に照らし、その人間がこの複合機1を使用しようとしていると判断される状況のときに(図4、ステップS03)、電源装置80に対し、電源制御信号bを出力する。電源装置80は、その電源制御信号bを受け取ると、その電源装置80は、今度は、第2カメラ30に電力を供給する。
次いでメインコントローラ90は、第2カメラ設定値記憶部932に記憶されている設定値を第2カメラ30に設定する(図4、ステップS04)。これにより、第2カメラ30は、撮影を開始し、その設定された設定値に応じた画像処理を行なってデジタルの画像データを生成する。その生成された画像データは、メインコントローラ90の第2カメラ処理部93の第2カメラ画像演算部931に入力される。第2カメラ画像演算部931では、その入力されてきた画像データに基づいて、後述するようにして複合機1のほぼ操作距離(例えば350mm)近傍に居る人間がこの複合機1を使用する権限のある人間か否かが判定される。具体的には、この複合機1の使用権限を有する人物としてあらかじめ登録されている人物であるか、それ以外の人物であるかが判定される(図4、ステップS05)。第2カメラ画像演算部931において、この複合機1の使用権限を有する人間であることが判定されると、その第2カメラ画像演算部931から電源装置80に対し電源制御信号cが出力される。電源装置80は、この電源制御信号cを受け取ると、今度は、図2に示す、画像読取部40、画像形成部50、FAX部60、およびユーザインタフェース70に対し電力を供給する。これにより、この複合機1が使用可能となり、操作に応じた機能、例えばコピー機能やFAX機能が動作する(図4、ステップS06)。
焦電センサ10の検出値によりこの複合機1から人間が離れたことが検出されると(図4、ステップS07)、焦電センサ処理部91から電源装置80に向けて、人間が離れたことを示す電源制御信号dが出力される。すると、電源装置80は、焦電センサ10を除く、第1カメラ20〜ユーザインタフェース70への電力供給を停止する(ステップS08)。
以下では、第1カメラ20での人間までの距離およびその人間の移動方向の算出演算と、その際に重要となるコントラスト強調処理について説明する。また、それに続き、第2カメラ30での判定処理とその処理で重要となるシャープネス強調処理について説明する。さらに第1カメラ20と第2カメラ30とで共通な処理としてフリッカ低減処理について説明する。
図5は、第1カメラにおける画像抽出処理の説明図である。
第1カメラ20では、人間の頭部から足元までの全体について抽出処理が行なわれるが、ここでは、抽出された人間の移動方向の認識に重要な足元部分が図示されている。
ここでは、背景画像(フレーム1)と人物画像(フレーム2)との差分演算が行なわれて人間が抽出され、その抽出された人間の形状からその人間の足元が抽出される。そして、その抽出画像上での足元の位置に基づいて、複写機1からその人間までの距離が算出される。
尚、この背景画像は、第1カメラ20の撮影画角内に人間が居ないタイミングであらかじめ撮影された画像であってもよい。あるいは、この背景画像は、移動中の人間が写っている複数フレームの画像から、静止している領域を繋ぎ合わせて合成した画像であってもよい。
図6は、人間の移動方向算出処理の説明図である。
図6(A)は、時系列の複数の抽出画像を示している。これら複数の抽出画像は、いずれも図5に示す差分演算より得られた画像である。
図6(B)は、図6(A)に示す複数の抽出画像を重ねて示した図である。
図6(B)には、つま先角度および足の軌跡が示されている。
ここでは、これらつま先角度および足の軌跡から移動方向が検知される。そして人間までの距離とその人間の移動方向により、この人間がこの複合機1を使おうとしているか否かが判定される。この複合機1を使おうとしていると判定されると、図3,図4を参照して説明した通り、今度は第2カメラ30に電力が供給される。
図7は、人間の移動方向検知不良の一例(ケース1)の説明図である。
この図7は、環境の明るさが照度=200lx(低照度)であり、フロアが黒、足元(靴)も黒のケースを示している。
図7(A)は、第1カメラ20での画像処理においてコントラスト強調を行なわなかった場合を示している。フレーム1は背景画像、フレーム2は人間が近づいてきたときの画像である。照度が低く(200lx)、フロアも足元も黒であり、この場合フレーム1とフレーム2との差分演算を行なって抽出画像を生成すると靴が消えてしまい、つま先角度を検知することが困難となる。
図7(B)は、第1カメラ20での画像処理において、コントラスト強調を適切に行った場合を示している。この場合、適切なコントラスト強調処理が行なわれているとフロアと足元との輝度差があらわれ、足元も抽出された抽出画像が得られ、つま先の角度を適切に検知することができる。
すなわち、このケース1の場合、適切なコントラスト強調を行なうことが望ましい。
図8は、人間の移動方向検知不良のもう1つの例(ケース2)の説明図である。
この図8は、環境の明るさが照度=2000lx、フロアがグレー、足元(靴)が薄グレーのケースを示している。
図8(A)は、第1カメラ20での画像処理においてコントラスト強調を行なわなかった場合を示している。図7の場合と同様、フレーム1は背景画像、フレーム2は人間が近づいてきたときの画像である。この図8に示すケース2の場合、明るい環境(照度=2000lx)にあり、かつ、元々、フロアと足元との間に明度の差があり、足元が抽出画像上に正しくあらわれている。
図8(B)は、第1カメラでの画像処理において、コントラスト強調を行なった場合を示している。ここでは、明るい環境(照度=2000lx)にあるにもかかわらずコントラスト強調を行なっているため、フレーム1,フレーム2に示すようにフロアの僅かな濃淡が強調されている。しかも、フレーム1とフレーム2とでは、撮影時刻が異なっているため、環境下の照明のちらつきや画像ノイズ等の原因で全く同一には強調されずに、抽出画像上にもその濃淡があらわれている。
この場合、抽出画像上でのフロアの濃淡がノイズとして作用し、人間の移動方向検知の精度を低下させる原因となる。
すなわち、このケース2の場合、コントラスト強調を行なわない方が望ましい。
図9は、輝度差と検知精度との関係を示した図である。
図9における輝度差[%]は、
(|フロアの輝度値−足元の輝度値|/輝度の最大範囲)×100[%]
である。また、検知精度[%]は、人間の移動方向について正しく検知された割合である。
図9に示すように検知精度[%]を90%に設定すると、輝度差は、20%以上、90%以下である必要がある。すなわち、図7に示すケース1の場合、輝度差が最低でも20%となるようにコントラスト強調処理を行なう必要がある。あるいは、100%に近い検出精度[%]を実現するには輝度差が40%となるようにコントラスト強調処理を行なうことが望ましい。一方、図8に示すケース2の場合、輝度差が90%以下となるように、むしろコントラストを低下させる処理(ここでは、この処理もコントラスト強調処理と称する)を行なうことが望ましい。100%に近い検知精度を狙うときは、輝度差を80%以下に抑えることが望ましい。
図10は、コントラスト強調係数と輝度差との関係を示した図である。
この図10における輝度差[%]は、図9における輝度差[%]と同一である。また、コントラスト強調係数は、第1カメラ20に設定される、コントラスト強調処理に関する設定値である。ケース1とケース2とでは、輝度差[%]とコントラスト強調係数との関係は異なっているが、コントラスト強調係数を変更することにより輝度差[%]を変化させることができる。2つの矢印は、ケース1,ケース2で、検知精度90%以上を得ることができるコントラスト強調係数の範囲を示している。
ここではケース1(照度=200lx)とケース2(照度=2000lx)の2通りについて説明したが、複合機1の設置環境によって最低照度〜最高照度の範囲が異なり、またフロアの明度も異なる。したがって、コントラスト強調係数(設定値)は、その複合機1の設置環境に応じた値に設定する必要がある。
図3に示したメインコントローラ90の第1カメラ設定値記憶部922には、第1カメラ20で行なわれる画像処理用の様々な設定値が記憶される。また、コントラスト強調処理に関しても、その複合機1の設置環境に見合った設定値(コントラスト強調係数)が記憶される。前述の通り、この第1カメラ設定値記憶部922に記憶された各種設定値は、第1カメラ20の起動時に第1カメラ20に設定され、第1カメラ20では、撮影画像に対し、その設定された設定値に応じた画像処理が実行される。
図11は、図3に1つのブロックで示す第2カメラ画像演算部の内部構造を示したブロック図である。
第2カメラ20での、人間の顔の撮影により生成された画像データは、メインコントローラ90(図3参照)内の第2カメラ画像演算部931に送られ、その第2カメラ画像演算部931の画像データ受信部931_1で受信される。この画像データ受信部931_1で受信した画像データは、特徴部位抽出部931_2に入力される。この特徴部位抽出部931_2では、その入力された画像データに基づいて、特徴部位が抽出される。ここでは、具体的には撮影された人間の目、口、および鼻の特徴が抽出される。これらの特徴抽出自体は既に広く知られた技術であり、ここでの詳細説明は省略する。
また、この第2カメラ画像演算部931には、目データベース931_6、口データベース931_7、および鼻データベース931_8が備えられている。ここには、この複合機1を使う権限がある人の、それぞれ目、口、および鼻の特徴が登録されている。
特徴部位抽出部931_2で抽出された目、口、および鼻の特徴は、それぞれ、特徴部位照合部(目)931_3、特徴部位照合部(口)931_4、および特徴部位照合部(鼻)931_5に入力される。これら特徴部位照合部(目)931_3、特徴部位照合部(口)931_4、および特徴部位照合部(鼻)931_5は、特徴部位抽出部931_2から入力されてきた目、口、および鼻の特徴データと、目データベース931_6、口データベース931_7、および鼻データベース931_8に登録されている特徴データとを照合することにより、一致するデータの検索が行なわれる。
それら特徴部位照合部(目)931_3、特徴部位照合部(口)931_4、および特徴部位照合部(鼻)931_5での照合結果は、人物認証部931_9に送られる。この人物認証部931_9では、この複合機1を使う権限のある人物か否かの認証が行なわれる。この認証結果は、認証結果出力部931_10から出力される。この認証結果出力部931_10から出力される認証結果は、図3に示す電源制御信号cとして電源装置80に送られる。電源装置80は、その認証結果が、この複合機1を使う権限があることを表わす認証結果であったときに、図2に示す画像読取部40〜ユーザインタフェース70への電力供給を開始し、この複合機1を使用可能状態に立ち上げる。
図12は、第2カメラでの画像処理と特徴部位抽出部での処理の説明図である。
ここでは、第2カメラ30で適正照度=600lxでの撮影が行なわれ、適正な明るさの撮影画像が得られたものとする。
また、第2カメラ30では、シャープネス強調処理は行なわれていない。この条件で得られた画像データが、第2カメラ画像演算部931の画像データ受信部931_1で受信され、特徴部位抽出部931_2に入力される。
特徴部位抽出部931_2では、その入力されてきた画像データに2値化処理等が施されて顔の輪郭や各部位を表わす細線が抽出される。この図12には、抽出された細線からなる細線抽出画像931aが示されている。特徴部位抽出部931_2では、このような細線抽出を行なった後、この抽出された細線に基づいて、目、口、および鼻の特徴が抽出される。
図13は、図12と同様、第2カメラでの画像処理と特徴部位抽出部での処理の説明図である。
ここでは、第2カメラ30では、低照度=200lxの下での撮影が行なわれ、このため全体として暗い撮影画像となっている。
この撮影画像に対し、(A)に示すように、シャープネス強調処理を行なわないまま特徴部位抽出部931_2で細線抽出処理を行なうと、図12に示す適正本数と比べ、細線の本数が減少し、その結果、目、口、および鼻の特徴が適正に抽出されないおそれが増加する。
低照度=200lxの下での撮影画像であっても、図13(B)に示すように、適切なシャープネス強調フィルタを使ってシャープネス強調処理を行なうと、適切な本数の細線が抽出される。
さらに、図13(C)は、図13(B)と比べシャープネスをさらに強く強調するフィルタを使ってシャープ強調処理を行なった場合を示しており、過度の本数の細線が抽出されている。この場合、ノイズの細線が多く、図13(A)の場合と同様、目、口および鼻の正しい特徴の抽出に失敗するおそれが増加する。
図14は、細線本数に対する認証率の変化を示した図である。
横軸の細線本数[%]は、ここでは細線の本数を数える代わりに、抽出された細線を構成する画素の数をカウントしている。そしてこの比率[%]は、登録されている人間を適正照度=600lxの明るさの下で撮影して細線抽出処理を行なったときの細線本数(図12参照)を100%としたときの、細線として抽出された画素数の比率[%]をあらわしている。また、縦軸の認識率[%]は、登録されている人間であることを正しく認識した率[%]を表わしている。
認識率95%以上を目安とすると、細線本数[%]として90%以上110%以下が適正本数の範囲となる。
図15は、シャープネス強度と細線本数[%]との関係を示した図である。
ここでは、照度2000lxを上限としており、600x以上、2000lx以下の照度では、シャープネス強調処理とは無関係に100%に近い細線本数が得られる。また、図15に示すシャープネス強度cに対応するシャープネス強調処理を実行すると、照度200lx以上、2000lx以下のどの照度であっても、細線本数はほぼ100%となる。したがってシャープネス強度cに対応するシャープネス強調処理を実行すれば、照度の高低にかかわらずに適正本数の細線が得られることになる。
ここで、前述のように、この複合機1のユーザインタフェース70(図2参照)の表示部71には、第2カメラ30で撮影された顔が表示される。この表示部71に表示される画像は、第2カメラ30で撮影され、その第2カメラ30での、シャープネス強調処理を含む画像処理が行なわれた後の画像データに基づく画像である。この表示部71に表示される画像は、できるだけ自然な画像がよく、そのためにはシャープネス強調処理はできるだけ弱めの方がよい。
そこでここでは、その複合機1の設置環境に応じて、細線本数が適正な範囲内であって、下限値(細線本数90%)に対しある程度の余裕を持たせたシャープネス強度に設定される。具体的には、その複合機の設置環境の最低照度が200lxのときはシャープネス強度aが採用され、最低照度が300lxのときはシャープネス強度bが採用される。
図3に示す第2カメラ設定値記憶部932には、その設置環境に応じたシャープネス強度をあらわす設定値が記憶される。前述の通り、この第2カメラ設定値記憶部932に記憶された各種設定値は第2カメラ30の起動時に第2カメラ30に設定され、第2カメラ30では、その撮影画像に対し、その設定された設定値に応じたシャープネス強度のシャープネス強調処理を含む画像処理が実行される。
図16は、フリッカ除去処理を実行するか否かを設定する際の作業手順を示したフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、複合機1の内部で実行される処理ではなく、複合機1の設置作業者によって行なわれる処理である。
先ずユーザインタフェース70の表示部71(図3参照)に第2カメラ30での撮影により得られた映像が表示されているか否かを確認し(ステップS10)、表示されていないときはユーザインタフェース70を操作して第2カメラ30の映像を表示させる(ステップS11)。
作業者は、その表示部71に表示されている映像を確認して、フリッカが発生しているか否か目視で確認する(ステップS12)。フリッカの発生がないときは、作業者はユーザインタフェース70を操作して、第2カメラ30に通常パラメータを設定する(ステップS13)。すなわち、図3に示す第2カメラ設定値記憶部932に、フリッカ低減処理を行なわないことを意味する設定値を記憶させる一方、フリッカが発生しているときは、第2カメラ30にフリッカ対応パラメータを設定する(ステップS14)。すなわち、図3に示す第2カメラ設定値記憶部932にフリッカ低減処理を実行することを意味する設定値を記憶させる。
次に、ユーザインタフェース70の表示部71に、第1カメラ20の撮影により得られた映像を表示させ(ステップS15)、フリッカ発生の有無を目視で確認する(ステップS16)。フリッカの発生がないときは、作業者はユーザインタフェース70を操作して、第1カメラ20に通常パラメータを設定する(ステップS17)。すなわち、図3に示す第1カメラ設定値記憶部922にフリッカ低減処理を行なわないことを意味する設定値を記憶させる。一方、フリッカが発生しているときは、第1カメラ20にフリッカ対応パラメータを設定する(ステップS18)。すなわち、図3に示す第1カメラ設定値記憶部922にフリッカ低減処理を実行することを意味する設定値を記憶させる。最後に、ユーザインタフェース70の表示部71を通常の表示モードに設定する。この通常の表示モードでは、複合機1に人間が近づいてきてユーザインタフェース70に電力が供給されたときに、表示部71には第2カメラ30での撮影で得られた映像が表示される。
前述の通り、第1カメラ設定値記憶部922に記憶されている設定値は第1カメラ20の起動時に第1カメラ20に設定される。第1カメラ20ではその設定された設定値に従って画像処理が行なわれる。フリッカ低減処理に関しては、その設定値に応じて、フリッカ低減処理を実行し、あるいは実行しない。また、これと同様に、第2カメラ設定値記憶部932に記憶されている設定値は第2カメラ30の起動時に第2カメラ30に設定される。第2カメラ30ではその設定された設定値に従って画像処理が行なわれる。フリッカ低減処理に関しては、その設定値に応じて、フリッカ低減処理を実行し、あるいは実行しない。
フリッカが発生しているときは、フリッカ低減処理、すなわち、そのフリッカの周期と同期した周期で撮影画像の取り込みが行なわれる。ただし、この場合、長時間露光が不可能となるため、低い照度のときに、より暗い撮影画像となるおそれがある。したがってフリッカが存在しないときは、フリッカ低減処理は行なわないことが望ましい。本実施形態では、複合機1の設置環境に応じて第1カメラ20と第2カメラ30について独立にフリッカ低減処理を行なうか否かを設定する構成であるため、その設置環境に適合した処理が行なわれる。
以上で本発明の第1実施形態の説明を終了し、以下、第2実施形態以降の各実施形態の複合機について説明する。以下の各実施形態では、第1実施形態の要素と同一の要素には、その第1実施形態の各図において付した符号と同一の符号を付して示す。また、以下では上述の第1実施形態との相違点のみ取り挙げて説明する。
図17は、第2実施形態の複合機における、メインコントローラの内部構造を示したブロック図である。
複合機の外観は図1と同一であり、その内部構成も、図2に示すレベルでは図2と同一であり、ここではそれらの図示、および説明は省略する。
この第2実施形態の複合機のメインコントローラ90には、2つの第1カメラ設定値記憶922a,922bと切替スイッチ922cが備えられている。また、この第2実施形態の複合機のメインコントローラ90には、第2カメラ処理部93についても、2つの第2カメラ設定値記憶部932a,932bと切替スイッチ932cが備えられている。
第1実施形態の場合、図3に示す第1カメラ設定値記憶部922、第2カメラ設定値記憶部932には、複合機1の設置環境に応じた設定値が記憶される旨、説明したが、図17に示す第2実施形態の場合、異なる2つの設置環境それぞれに適合した設定値をあらかじめ記憶しておき、設置環境に応じて切替スイッチ922c,932cが切替え操作される。第1カメラ20、および第2カメラ30には、各切替スイッチ922c,932cの切替えにより選択されている設定値が設定される。このように、複数の設定値をあらかじめ記憶させておき、設置環境に応じて切り替える構成としてもよい。設置環境に応じて設定値自体を変更するよりも切替スイッチで切り替える方が通常は簡単であり、設置作業が容易となる。
図18は、本発明の処理装置の第3実施形態としての複合機の外観図である。
また、図19は、図18に外観を示す第3実施形態の複合機の機能ブロック図である。
さらに図20は、第3実施形態の複合機のメインコントローラの内部構造を示したブロック図である。
図1に示す複合機1と比べ、足元ランプ100が追加されている。前述の通り、第1カメラ20での撮影により人間までの距離およびその人間の移動方向が検知されるが、これらの検知では、足元の画像が重要となる、そこで、この実施形態の複合機1では、足元を照らす足元ランプ100が設置されており、図1に示す複合機1と比べさらに暗い環境下でも検知を可能としている。
この足元ランプ100には、焦電センサ10により人間の存在が検知されたとき、第1カメラ20と同時に、あるいは第1カメラ20に先立って電力が供給される。すると、この足元ランプ100が点灯して、その人間の足元を照らす。これにより、第1カメラ20により、より高精度に検知することができる撮影画像が得られることになる。
図21は、第4実施形態の複合機におけるメインコントローラの内部構造を示した図である。
この第4実施形態の複合機の外観は第3実施形態の複合機の外観(図18参照)と同一であり、ここでの図示および説明は省略する。
この第4実施形態の複合機には、前述の第2実施形態(図17参照)と同様に、2つの第1カメラ設定値記憶部922a,922bと切替スイッチ922c、および2つの第2カメラ設定値記憶部932a,932bと切替スイッチ932cを備えている。これらの作用は、前述の第2実施形態の場合と同一であり、重複説明は省略する。
また、この第4実施形態の複合機には前述の第3実施形態の複合機と同様に、足元ランプ100が備えられている。
この足元ランプ100の作用は、前述の第3実施形態の場合と同一であり、重複説明は省略する。
以上の通り、上述の各実施形態によれば、設置環境に適合した画像処理が行なわれ、複合機を使用可能状態に移行させるか否かが高精度に判定される。
尚、ここでは、コピー機能とFAX機能との双方を備えた複合機について説明したが、本発明の処理装置は、複合機である必要はなく、例えばコピー機能のみ備えたコピー機であってもよく、FAX機能のみを備えたFAX機であってもよい。
さらには、本発明の処理装置は、コピー機能やFAX機能に限定されるものではなく、操作者の操作に応じた処理を実行する装置であればよく、その処理内容が制限されるものではない。
1 複合機
10 焦電センサ
20 第1カメラ
30 第2カメラ
40 画像読取部
50 画像形成部
60 FAX部
70 ユーザインタフェース
71 表示部
80 電源装置
90 メインコントローラ
91 焦電センサ処理部
92 第1カメラ処理部
93 第2カメラ処理部
100 足元ランプ
921 第1カメラ画像演算部
922,922a,922b 第1カメラ設定値記憶部
922c,932c 切替スイッチ
931 第2カメラ画像演算部
932,932a,932b 第2カメラ設定値記憶部

Claims (5)

  1. 操作を受けて該操作に応じた処理を実行する処理装置であって、
    撮影し画像処理を実行して画像データを生成する撮影部と、
    前記撮影部により生成された画像データを分析して当該処理装置を使用可能状態に移行させるか否かを判定し、使用状態に移行させる旨の判定を行なった場合に当該処理装置を使用可能状態に移行させる制御部とを備え、
    前記制御部が、前記撮影部での画像処理の処理レベルを互いに異ならせる複数の設定値の中から当該処理装置の設置環境に応じて選択された設定値を記憶しておく記憶部を有し、該記憶部に記憶されている設定値を該撮影部に設定することにより該撮影部に該設定値に応じた処理レベルの画像処理を実行させるものであることを特徴とする処理装置。
  2. 前記記憶部が、前記画像処理の処理レベルを互いに異ならせる複数の設定値を記憶しておくものであって、
    前記制御部が、前記記憶部に記憶された複数の設定値の中から前記撮影部に設定される設定値を切り換える切換部を有するものであることを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  3. 前記撮影部が、当該処理装置の前方に居る人間の全身の撮影を担いコントラスト強調処理を含む第1の画像処理を実行して第1の画像データを生成する第1のカメラを備え、
    前記制御部が、前記記憶部に記憶されているコントラスト強調レベルを規定する設定値を前記第1のカメラに設定し、該第1のカメラにおける、設定された設定値に応じたコントラスト強調レベルのコントラスト強調処理を含む第1の画像処理の実行により生成された第1の画像データに基づいて、当該処理装置の前方に居る人間までの距離および該人間の移動方向を分析するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の処理装置。
  4. 前記撮影部が、当該処理装置を操作する操作位置に居る人間の顔の撮影を担いシャープネス強調処理を含む第2の画像処理を実行して第2の画像データを生成する第2のカメラを備え、
    前記制御部が、前記記憶部に記憶されているシャープネス強調レベルを規定する設定値を前記第2のカメラに設定し、該第2のカメラにおける、設定された設定値に応じたシャープネス強調レベルのシャープネス強調処理を含む第2の画像処理の実行により生成された第2の画像データを分析して、前記操作位置に居る人間が当該処理装置を使用する権限のある人間であるか否かを判定するものであることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載の処理装置。
  5. 前記撮影部が、当該処理装置の設置環境に存在する光源に起因するフリッカを低減するフリッカ低減処理を実行する機能を有し、
    前記記憶部が、前記撮影部に前記フリッカ低減処理を実行させるか否かを規定する設定値を記憶しておくものであって、
    前記制御部が、前記記憶部に記憶されている、前記フリッカ低減処理を実行させるか否かを規定する設定値を前記撮影部に設定し、該撮影部に、設定した設定値に応じて、前記フリッカ低減処理を実行させ、あるいは該フリッカ低減処理を不実行とさせるものであることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項記載の処理装置。
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