JP2015039574A - タイルマット端部切断方法およびそれにより得られるタイルマット - Google Patents

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Abstract

【課題】タイルマット本体素材以外の端部固定部材を使用する特別な端部処理を必要とせず成型が可能であり、また、容易に洗濯することができるタイルマットを提供する。【解決手段】タイルマット本体素材以外の端部固定部材を使用しないタイルマット本体の端部切断方法である。少なくともパイル層2クッション層3、基布層4、粘着剤層5の4層を有する前記タイルマット本体1を形成する工程と、前記タイルマットの端部を超音波切断溶着機により切断かつ溶着する工程を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、表面にループパイルやカットパイルを有する比較的厚手の室内外用マット類(例えば、フロアマット、キッチンマット、玄関マット、バスマット、トイレマットなど)をタイルマットとして形成する方法およびそれにより得られるタイルマットに関する。
近年、オフィスや店舗の床材として、カーペットの小片であるタイルマット(「タイルカーペット」ともいう)が多用されている。このタイルマットを床の広さ、形状に合わせて部分的に又は全面的に敷くことにより、様々な形状の床面に対しても容易にカーペットを敷き詰めたような効果を与えると共に、複数の異なるタイルマットを組み合わせることにより、様々な模様を演出できる利点がある。
しかし、従来のタイルマットには次のような欠点があった。
第一に、ループを固定している基布をバッキング材で強固に目止めしていないものは端部からループがほどけやすいので、タイルマット本体素材以外の端部固定部材(例えばテープやかがり糸)を使用して端部をテープ止め又はオーバーロック仕上げしていた。このような端部処理方法は製造コストを上昇させたり、表面に段差を生じさせたり、連続的な床面模様の形成に妨げとなったりしていた。
第二に、従来のタイルマットが汚れると、通常のカーペットと同様に床から外すことなく洗浄液を床に吹きつけながらブラシ等で擦り、その直後に洗浄液を回収する洗浄機により洗浄する方法が採られている。しかし、タイルマット等には、通常のカーペットと同様にパイルの付け根及びその付近にダストポケットがあり、このダストポケットに埃や土砂等の汚れが入り込んでいることが多い。そのため、タイルマットが床に置かれたままでは、この汚れに対応するための十分な洗浄液を使用することが困難であり、また、洗浄液がパイルの奥まで浸透しにくいことから、タイルマットの表面付近のみしか洗浄できず、タイルマットを奥まで完全に洗浄することが困難であった。
特開2013−28930公報
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、タイルマット本体素材以外の端部固定部材を使用する特別な端部処理を必要とせず成型が可能であり、また、容易に洗濯することができるタイルマットを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明は、タイルマット本体素材以外の端部固定部材を使用しないタイルマット本体の端部切断方法であって、少なくともパイル層(2,2A)、クッション層(3,3A)、基布層(4,4A)、粘着剤層(5,5A)の4層を有する前記タイルマット本体(1)を形成する工程と、前記タイルマット本体の端部を超音波切断溶着機により切断かつ溶着する工程を有することを特徴とする(請求項1)。
パイル層はループパイルでもよいしカットパイルでもよい(請求項2、3)。
好ましくは、前記基布層付きクッション層の合計目付量が200〜500g/mである(請求項4)。
本発明はまた上記方法により得られるタイルマットである(請求項5)。
本発明によれば、超音波切断溶着機による切断溶着工程により、クッション層、不織布層、粘着剤層が溶融し、タイルマット端部を固化するので、そのままでも端部のループがほどけることはない。
本発明のタイルカーペットは、分厚く堅牢なバッキング材層を有しないので、全体が柔らかであり、折り畳みも可能であると共に、そのまま家庭の洗濯機で洗濯が可能である。
以下、添付の図面に基づき本発明の実施形態を説明する。
実施例1のタイルマットの断面図である。 (a)(b)(c)は、実施例1のタイルマット製造工程を示す断面図である。 実施例2のタイルマットの断面図である。 (a)(b)(c)は、実施例2のタイルマット製造工程を示す断面図である。
タイルマット1は、用途や使用場所に応じて大きさが何種類かあり、一辺が30cm〜60cm程度の正方形であることが多い。図1に示すように、このタイルマット本体1は、使用時には、4層から構成される。上から順にループパイル層2、クッション層3、基布層4、粘着剤層5である。ループパイル層2を構成する糸によりクッション層3、基布層4がタフティングされている。販売時には、粘着剤層5が離型シート6で被覆されるので5層となっている。
ループパイル層2の形成糸は、ポリエステルが好ましいが、その他にポリプロピレン、アクリル、コットンなどを使用することができる。
クッション層3は、基布層4に対して固定されており、これら2層の全体目付量は200〜500g/mである。2層の目付量を400g/mとしたとき、クッション層3は例えば310g/mのポリエステル不織布、基布層4は例えば90g/mのポリプロピレン織布とすることができる。基布層付きクッション層3は、例えば吉川織物(和泉市)から「ソフトバック」という商品名で市販されている。
粘着剤層5を構成する粘着剤(接着剤も含む)としては、使用時にズレ動いたりしない程度の粘着性が要求される一方で、洗濯時の取り替え時には簡単に床面から剥がせることが要求されるので、適度な接着又は粘着力を有するものでなければならない。このような条件を満足する限り、公知のどのような粘着剤(又は接着剤)であってもよい。好ましいのは、感圧性のアクリル系やポリウレタン系の粘着剤(又は接着剤)である。アクリル系のものが、例えば株式会社ヒガシ化学から入手可能である。発泡剤を含んだものでもよい。粘着剤層は均一に塗布することもできるが、ズレ防止の見地から摩擦力を高めるために、底辺3〜6mm程度、最高高さ1〜3mm程度の筋を多数平行に形成させるのが好ましい。
離型シート6についても粘着剤層5を保護できるものであれば特に制約はないが、特にポリエチレンシートやPET(ポリエチレンテレフタレート)が好ましい。
次に、タイルマットの縁部を形成する方法について説明する。
まず、基布層4、クッション層3をニードルパンチングなどの方法により一体化させるのが後の作業をやりやすくするので好ましいが、この一体化工程を省略することもできる。これらの基布層4、クッション層3に対して、ループパイルをタフティングして接合させる。続いて粘着剤層5と離型シート6を付着させる。
以上の5層からなるタイルマットを超音波切断溶着機により溶融切断する。使用した超音波切断溶着機はクインライト電子精工株式会社(和歌山県)の「LWU−3016L―XOK2」である。この超音波切断溶着機は、ホーン7が上で、下のアンビル8との間で切断溶着を行う。
図4(a)の状態からホーン7をタイルマット1に押し当てて(b)切断すると共にその周囲を溶着させる(c)。溶着部9によりタイルマット端部は固着され、そこからパイルがほどけることはない。
この超音波切断溶着機による溶融切断では、裁断機と異なり、設置に場所を取らない。また、切断線は直線に限られず、自由な曲線とすることができるので、曲線輪郭を有するタイルなど意匠性に富む製品とすることができる。
図3及び図4は本発明の実施例2である。
実施例2が実施例1と異なるのは、実施例1のループパイルがループ形成時にカッターにより切断されてカットパイルとなっていることだけである。実施例1における同種要素の符号の後に「A」を加えて区別し、詳細な説明を省略する。
1,1A タイルマット本体
2 ループパイル層
2A カットパイル層
3,3A クッション層
4,4A 基布層
5,5A 粘着剤層
6,6A 離型シート

Claims (5)

  1. タイルマット本体素材以外の端部固定部材を使用しないタイルマット本体の端部切断方法であって、
    少なくともパイル層(2,2A)、クッション層(3,3A)、基布層(4,4A)、粘着剤層(5,5A)の4層を有する前記タイルマット本体(1)を形成する工程と、
    前記タイルマット本体の端部を超音波切断溶着機により切断かつ溶着する工程を有することを特徴とする
    タイルマット本体の端部切断方法。
  2. 前記パイル層(2)がループパイルである請求項1記載の方法。
  3. 前記パイル層(2,2A)がカットパイルである請求項1記載の方法。
  4. 前記基布層(4,4A)付きクッション層(3,3A)の合計目付量が200〜500g/mである請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかの方法により得られることを特徴とするタイルマット。
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