JP2015039435A - 回転遊具 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転遊具の固定台と回転体との間に形成される隙間部に遊戯者の手が挟まれることを防止し、安全に使用できる回転遊具を提供する。
【解決手段】地面に設置され、平面視において概略円形状をなす固定台1と、固定台1の中心部を回転中心として固定台1に回転自在に設けられ、遊戯者が搭乗可能に構成された回転体2と、固定台1の中心部に立設されて回転体2の中心部を貫通する支柱31を有し、遊戯者により操作されることにより、固定台1に対して回転体2を回転させるハンドル部3と、固定台1及び回転体2の間に形成される平面視において概略円形状をなす隙間部10の少なくとも一部を覆うカバー部材4とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】地面に設置され、平面視において概略円形状をなす固定台1と、固定台1の中心部を回転中心として固定台1に回転自在に設けられ、遊戯者が搭乗可能に構成された回転体2と、固定台1の中心部に立設されて回転体2の中心部を貫通する支柱31を有し、遊戯者により操作されることにより、固定台1に対して回転体2を回転させるハンドル部3と、固定台1及び回転体2の間に形成される平面視において概略円形状をなす隙間部10の少なくとも一部を覆うカバー部材4とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、幼児又は子供等の遊戯者が搭乗した状態で回転しながら楽しむことができる回転遊具に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示すように、幼児又は子供等の遊戯者がコーヒーカップ等を模した回転体に搭乗した状態で回転する回転遊具が公園や幼稚園等に設置されている。
この回転遊具は、地面に設置される固定台と、当該固定台の中心部を回転中心として回転自在に設けられ、遊戯者が搭乗可能に構成された回転体とを備えており、固定台の上面と回転体の下面との間に隙間部が形成されている。また、回転体には、遊戯者が乗り降りするための乗降部が形成されている。
しかしながら、遊戯者が回転体の床にしゃがんで、乗降部の床部分の端部を掴んで遊ぶなどして、遊戯中(回転中)に、隙間部に手を差し込むことにより、前記固定台と回転している前記回転体との間に遊戯者の手が挟まれる恐れがあり、重大事故に繋がる可能性がある。また、実際に重大事故が発生している。
そこで本発明は、回転遊具の固定台と回転体との間に形成される隙間部に遊戯者の手が挟まれることを防止し、安全に使用できる回転遊具を提供することを主たる所期課題とするものである。
すなわち本発明に係る回転遊具は、地面に設置され、平面視において概略円形状をなす固定台と、前記固定台の中心部を回転中心として前記固定台に回転自在に設けられ、遊戯者が搭乗可能に構成された回転体と、前記固定台の中心部に立設されて前記回転体の中心部を貫通する支柱を有し、前記遊戯者により操作されることにより、前記固定台に対して前記回転体を回転させるハンドル部と、前記固定台及び前記回転体の間に形成される平面視において概略円形状をなす隙間部の少なくとも一部を覆うカバー部材とを備えることを特徴とする。
このようなものであれば、前記固定台及び前記回転体の間に形成される隙間部の少なくとも一部が、前記カバー部材により覆われるので、前記隙間部に遊戯者の手が挟まれることを防止し、遊戯者が回転遊具を安全に使用することができる。
前記回転体が、前記遊戯者が乗り降りする乗降部を有し、前記カバー部材が、少なくとも前記乗降部の下面における前記隙間部を覆うように設けられることが望ましい。これならば、遊戯者が回転体に形成された乗降部の床を掴んで遊ぶなどしたとしても、前記隙間部に遊戯者の手が挟まれることを確実に防止し、遊戯者が回転遊具を安全に使用することができる。
また、前記隙間部が、前記固定台の上面及び前記回転体の下面の間に形成されるものであり、前記回転体の下面に、前記カバー部材を固定するための固定壁部が形成されており、前記固定壁部に前記カバー部材が取り付けられることにより、前記カバー部材が、前記隙間部を覆うように設けられることが望ましい。これならば、前記カバー部材を確実に前記隙間部を覆うように取り付けることができるとともに、前記カバー部材の取り付け作業を容易にすることができる。
このように構成した本発明によれば、回転遊具の固定台と回転体との間に形成される隙間部に遊戯者の手が挟まれることを防止し、安全に使用できる回転遊具を提供することができる。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る回転遊具100は、図1に示すように、地面に固定された固定台1と、固定台1に回転自在に設けられた回転体2と、当該回転体2の中心部を貫通する支柱31を有し、遊戯者により操作されることにより、固定台1に対して回転体2を回転させるハンドル部3とを有する。
固定台1は、図1及び図2に示すように、上方に開口する概略有底円筒状をなすものである。具体的に固定台1は、例えばステンレス鋼又は鉄等の金属からなるものであり、地面に固定される底壁11及び底壁11の周縁から上方に延び、上端面が回転体2の下面に対向する側周壁12とを有する。
回転体2は、図1に示すように、固定台1の上に回転可能に設けられた基台21と、基台21の上面に固定された着座部22とを有する。
基台21は、平面視において円形状をなす円板部211と、当該円板部211の周縁の外側全周に設けられ、断面円形状の外枠212とを有する。この円板部211及び外枠212は、それぞれステンレス鋼又は鉄等の金属からなるものである。ここで、円板部211の上面は、遊戯者が回転遊具100に搭乗した場合に床としての役割を果たす。また、基台21の外径、つまり外枠212の外径は、固定台1の外径、つまり側周壁12の外径よりも所定寸法以上大きくなるように構成されている。さらに、平面視における基台21の上面の中央部には、ハンドル部3の支柱31を貫通させるとともに支柱31を覆う、上方に延びる円筒状の支柱覆い部213が形成されている。
着座部22は、基台21の上面において、その周縁に沿って形成されるものであり、FRP等の樹脂からなる。また、着座部22は、平面視において円周の一部が無い概略円弧状をなすものである。この着座部22の無い部分、つまり、基台21の上部における着座部22の周方向両端部の間が、遊戯者が回転遊具100に乗り降りする乗降部(不図示)としての役割を果たす。さらに、着座部22は、遊戯者が基台21の平面視における中心部を向いて着座するように構成されている。具体的に着座部22は、遊戯者が着座する着座面221と、着座面221に連続して設けられ、上方に延びる背もたれ面222とが一体化されたものである。
そして、回転体2は、基台21の円板部211の上面(床)と、着座部22の着座面221及び背もたれ面222とにより遊戯者が搭乗する空間を形成する。
また、基台21は、当該基台21の円板部211の下面中央部が、固定台1に収容されたベアリング5を介して固定台1の中心部に回転自在に連結されている。さらに、固定台1の底壁11と、基台21の円板部211の下面との間に、上向きに車輪が露出して、当該車輪が基台21の円板部211の下面に接触するように取り付けられた複数の車輪部材6が設けられている。
具体的に車輪部材6は、底壁11に取り付けられ、回転体2を回転可能に支持するとともに、回転体2の姿勢を維持するものであり、図2に示すように、固定台1の側周壁12近傍において円周方向に沿って等間隔に配置されている。また、車輪部材6は、回転方向が円周方向(回転体2の回転方向)になるように配置されるとともに、各車輪部材6が底壁11の中心部から等距離になるように配置されている。この車輪部材6は、本実施形態では8個配置されている。なお、車輪部材6の数は8個に限られるものではなく、何個であっても良いが、いずれかの車輪部材6が破損又は故障した場合に回転体2の姿勢を維持するためには、5個以上であることが望ましい。
ハンドル部3は、固定台1の底壁11の中央部に固定され、上方に延びる支柱31と、当該支柱31の上端部に連結され、平面視において円形状をなすハンドル32とを有する。この支柱31及びハンドル32は、例えばステンレス鋼又は鉄等の金属からなるものである。
このように構成された本実施形態の回転遊具100は、回転体2に搭乗した遊戯者が、固定台1に固定されたハンドル部3のハンドル32を回すように操作することにより、固定台1に回転自在に設けられた回転体2が固定台1に対して相対的に回転する。ここで、固定台1は地面に固定されているので、回転体2は地面に対しても相対的に回転する。
ここで、本実施形態では、図1及び図3に示すように、固定台1と回転体2との間に平面視において概略円形状をなす隙間部10が形成される。具体的には、固定台1の側周壁12の上面と、回転体2の円板部211の下面との間に隙間部10が形成される。
そして、本実施形態の回転遊具100は、少なくとも前記乗降部の下面の隙間部10を外側から覆うカバー部材4を備える。具体的には、カバー部材4は、隙間部10の略全周を外側から覆うものであり、隙間部10の外形輪郭形状よりも若干大きい円環状をなすものである。ここで、カバー部材4は、円環状をなすものに限られず、例えば四角形等の多角形状をなすものであっても良い。また、カバー部材4は、可撓性を有する弾性材料からなり、断面中空状をなし、本実施形態ではゴム製のものである。
カバー部材4は、図1及び図3に示すように、回転体2の下面に固定されている。具体的には、カバー部材4は、回転体2の下面に形成された固定壁部213に固定されている。ここで、固定壁部213は、回転体2における基台21の円板部211の下面において円周方向に沿って下方に延びるものであり、基台21の外枠212と固定台1の側周壁12との間に形成されている。本実施形態では、カバー部材4は回転体2側に固定されるので、回転体2が回転する場合には、カバー部材4も回転体2と一体となって回転する。
さらに、本実施形態の回転遊具100は、図1、図2及び図3に示すように、固定台1の側周壁12に、当該側周壁12の上端面の略全周を覆うブレーキ部材13を備える。このブレーキ部材13は、ポリ塩化ビニル等の樹脂からなるものである。これにより、基台21の円板部211の下面、つまり回転体2の下面と、ブレーキ部材13とが対向する構成になる。
また、ブレーキ部材13の上面は、車輪部材6と基台21の円板部211の下面との接触位置よりも僅かに低くなるように、つまり円板部211の下面との間に隙間ができるように構成されており、正常時は回転体2の下面に接触しないように構成されている。このブレーキ部材13は、例えば車輪部材6が破損又は故障するなどして回転体2の回転軸が所定角度以上傾斜した場合に、基台21の円板部211の下面に接触して、回転体2の回転を制動するものである。
加えて、本実施形態の回転遊具100は、外枠212の外周面から隙間部10までの距離が、遊戯者の手の長さよりも大きくなるように構成されている。具体的には、外枠212の外周面から固定台1の側周壁12までの距離が、遊戯者の手の長さよりも大きくなるように構成されている。
<本実施形態の効果>
このように構成した回転遊具100によれば、固定台1の側周壁12及び回転体2の固定壁部213の間に形成される隙間部10の略全周が、カバー部材4により覆われるので、隙間部10に遊戯者の手が挟まれることを防止し、遊戯者が回転遊具100を安全に使用することができる。
このように構成した回転遊具100によれば、固定台1の側周壁12及び回転体2の固定壁部213の間に形成される隙間部10の略全周が、カバー部材4により覆われるので、隙間部10に遊戯者の手が挟まれることを防止し、遊戯者が回転遊具100を安全に使用することができる。
また、回転体2の円板部211の下面に形成された固定壁部213にカバー部材4が取り付けられる構成であるので、カバー部材4を確実に取り付けることができるとともに、カバー部材4の取り付け作業を容易にすることができる。
さらに、固定台1に対して回転体2の回転軸が所定角度以上傾斜した場合に、基台21の円板部211の下面に接触して、回転体2の回転を制動するブレーキ部材13を備えるので、車輪部材6が破損又は故障するなどして回転体2の回転軸が所定角度以上傾斜した場合に、回転体2の回転が止まり、回転体2の回転中に隙間部10に遊戯者の手が挟まれることを防止し、遊戯者が回転遊具100を安全に使用することができる。
加えて、外枠212の外周面から隙間部10までの距離が、遊戯者の手の長さよりも大きくなるように構成されているので、遊戯者が遊戯中に回転体2の下に手を差し込んだとしても手が隙間部10まで届かず、隙間部10に遊戯者の手が挟まれることを防止できる。
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、カバー部材4は、固定台1の側周壁12に固定されるものであってもよい。この場合、カバー部材4は、ブレーキ部材13と一体化されているものであってもよい。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、カバー部材4は、固定台1の側周壁12に固定されるものであってもよい。この場合、カバー部材4は、ブレーキ部材13と一体化されているものであってもよい。
また、カバー部材4は、隙間部10の略全周を覆うものに限られず、乗降部の床部213の下面の隙間部10にのみ設けられるものであっても良い。
さらに、車輪部材6は、回転体2の下面に下向きに取り付けられるものであってもよい。この場合、車輪部材6は、着座部22に直接取り付けられるものであっても良いし、基台21の円板部211に取り付けられるものであっても良い。
加えて、ブレーキ部材13は、回転体2の下面に取り付けられるものであってもよい。具体的には、基台21の円板部211に取り付けられるものであっても良い。
さらに加えて、固定台1の平面視における形状は、必ずしも完全な円形状でなくても良く、一部に非円形部を有する形状であっても良い。同様に、隙間部10の平面視における形状は、必ずしも完全な円形状でなくても良く、一部に非円形部を有する形状であっても良い。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・回転遊具
1 ・・・固定台
2 ・・・回転体
3 ・・・ハンドル部
31 ・・・支柱
4 ・・・カバー部材
1 ・・・固定台
2 ・・・回転体
3 ・・・ハンドル部
31 ・・・支柱
4 ・・・カバー部材
Claims (3)
- 地面に設置され、平面視において概略円形状をなす固定台と、
前記固定台の中心部を回転中心として前記固定台に回転自在に設けられ、遊戯者が搭乗可能に構成された回転体と、
前記固定台の中心部に立設されて前記回転体の中心部を貫通する支柱を有し、前記遊戯者により操作されることにより、前記固定台に対して前記回転体を回転させるハンドル部と、
前記固定台及び前記回転体の間に形成される平面視において概略円形状をなす隙間部の少なくとも一部を覆うカバー部材とを備える回転遊具。 - 前記回転体が、前記遊戯者が乗り降りする乗降部を有し、
前記カバー部材が、少なくとも前記乗降部の下面における前記隙間部を覆うように設けられる請求項1記載の回転遊具。 - 前記隙間部が、前記固定台の上面及び前記回転体の下面の間に形成されるものであり、
前記回転体の下面に、前記カバー部材を固定するための固定壁部が形成されており、
前記固定壁部に前記カバー部材が取り付けられることにより、前記カバー部材が、前記隙間部を覆うように設けられる請求項1又は2記載の回転遊具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013170748A JP2015039435A (ja) | 2013-08-20 | 2013-08-20 | 回転遊具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013170748A JP2015039435A (ja) | 2013-08-20 | 2013-08-20 | 回転遊具 |
Publications (1)
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---|---|
JP2015039435A true JP2015039435A (ja) | 2015-03-02 |
Family
ID=52693949
Family Applications (1)
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JP2013170748A Pending JP2015039435A (ja) | 2013-08-20 | 2013-08-20 | 回転遊具 |
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JP (1) | JP2015039435A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109621433A (zh) * | 2019-01-16 | 2019-04-16 | 广州大学 | 一种带空中旋转杯的游乐设备 |
-
2013
- 2013-08-20 JP JP2013170748A patent/JP2015039435A/ja active Pending
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