JP2015036658A - 試料ガス中の金属のサンプリング方法およびサンプリング装置 - Google Patents

試料ガス中の金属のサンプリング方法およびサンプリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】試料ガス中の金属不純物を安全に捕集することが可能な試料ガス中の金属のサンプリング方法を提供する。【解決手段】サンプリング用の試料ガス経路にメンブレンフィルターを設け、メンブレンフィルターに試料ガスを通気させて試料ガス中の金属不純物を捕集した後、試料ガス経路からメンブレンフィルターを回収することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、試料ガス中の金属のサンプリング方法およびサンプリング装置に関するものである。
半導体製造工場では、その製造工程において、半導体材料ガスを用いて半導体を製造している。通常、半導体材料ガスの品質が安定して供給されている事を確認するために、当該ガス中の不純物成分を定期的に測定して、品質を満足している事を確認する必要がある。
半導体材料ガス中の不純物成分である金属の測定の前工程として、金属を捕集する工程がある。例えば、特許文献1では、酸溶液を予め封入したポリエチレン樹脂容器やポリプロピレン樹脂容器をサンプリング現場に直接持ち込み、試料ガスを通気させて、試料ガス中の金属を溶解させて捕集する技術が開示されている。
また、特許文献2では、フッ素樹脂製の金属捕集用カートリッジをサンプリング現場に持ち込んで金属を捕集させる技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された方法でサンプリングを実施する際には、酸溶液の飽和蒸気圧に相当する水蒸気や酸蒸気がサンプリングの二次側へ同伴されて、ユーザーサイトの設備を腐食・汚染させるおそれがあった。また、有毒な半導体材料ガスを無害化させる設備に水分が入り込むことにより当該設備が失活化して、設備に損傷を与える虞があった。
また、特許文献1に開示された方法によって半導体材料ガスの不純物成分をサンプリングする場合、バブリングによって作業者がガスと接触するおそれあり、設備の気密性を高める必要があるため、大型かつ高価な設備が必要になるという課題があった。
また、特許文献2に開示された方法でフッ素樹脂製の捕集用カートリッジを用いた際には、カートリッジを接続する際に、有毒なガスが漏れ出し、サンプリング現場の環境を悪化させるおそれがあった。さらには、試料ガスをサンプリングする地点によっては、多数の金属不純物が存在する汚染雰囲気も存在するため、カートリッジを接続する際に、金属不純物も同様に封入する態様となり、当該ガス自体に含まれている金属成分の正確な測定が困難であるという課題があった。
特開平07−151653号公報 特開2004−157014号公報
そこで、本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、試料ガス中の金属不純物を安全に捕集することが可能な試料ガス中の金属のサンプリング方法およびサンプリング装置を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
すなわち、本願の請求項1に係る発明は、試料ガス中の固体状態の金属不純物を捕集して回収するサンプリングする方法であって、
サンプリング用の試料ガス経路にメンブレンフィルター設け、前記メンブレンフィルターに試料ガスを通気させて当該試料ガス中の金属不純物を捕集した後、前記試料ガス経路から前記メンブレンフィルターを回収することを特徴とする試料ガス中の金属のサンプリング方法である。
また、本願の請求項2に係る発明は、回収した前記メンブレンフィルターを80℃以上に熱した酸に浸漬させ、当該メンブレンフィルターに捕集された金属を溶出させることを特徴とする請求項1に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法である。
また、本願の請求項3に係る発明は、前記メンブレンフィルターは、耐酸性であることを特徴とする請求項1又は2に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法である。
また、本願の請求項4に係る発明は、前記メンブレンフィルターは、フッ素樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法である。
また、本願の請求項5に係る発明は、前記メンブレンフィルターを含む金属回収ユニットを前記試料ガス経路に設けるとともに、当該試料ガス経路から前記金属回収ユニットを回収することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法である。
また、本願の請求項6に係る発明は、サンプリングの実施前に、前記メンブレンフィルターに通気させることなく、前記試料ガス経路に予め当該試料ガスを通気させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法である。
また、本願の請求項7に係る発明は、サンプリングの実施前に、予め通気する前記試料ガスの通気量の総量が、当該試料ガス経路の配管内体積の150倍以上とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法である。
また、本願の請求項8に係る発明は、前記酸が、塩酸であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法である。
また、本願の請求項9に係る発明は、前記塩酸の酸濃度が、5重量%以上であることを特徴とする請求項8に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法である。
また、本願の請求項10に係る発明は、前記試料ガスの流速が、6.8cm/sec以下であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法である。
また、本願の請求項11に係る発明は、試料ガス中の固体状態の金属不純物を捕集して回収するサンプリング装置であって、
サンプリング用の試料ガス経路に、脱着可能に設置されたメンブレンフィルターを備えることを特徴とする試料ガス中の金属のサンプリング装置である。
また、本願の請求項12に係る発明は、前記メンブレンフィルターは、通気孔を設けた2枚のパッキンに挟み込まれて一体化されるとともに周囲が封止された金属回収ユニットとして設置されることを特徴とする請求項11に記載の試料ガス中の金属のサンプリング装置である。
また、本願の請求項13に係る発明は、前記試料ガスの経路に、前記メンブレンフィルターに前記試料ガスを通気しないように当該メンブレンフィルターの一次側と二次側とを接続するバイパスラインが設けられていることを特徴とする請求項11又は12に記載の試料ガス中の金属のサンプリング装置である。
本発明の試料ガス中の金属のサンプリング方法は、サンプリング用の試料ガス経路にメンブレンフィルター設け、このメンブレンフィルターに試料ガスを通気させて試料ガス中の金属不純物を捕集した後に回収するため、試料ガス中の金属不純物を安全に捕集することができる。
本発明の試料ガス中の金属のサンプリング装置は、サンプリング用の試料ガス経路に、脱着可能に設置されたメンブレンフィルターを備えるため、上記サンプリング方法を実施することができる。
本発明を適用した一実施形態である試料ガス中の金属のサンプリング装置を示す系統図である。 本発明を適用した一実施形態である試料ガス中の金属のサンプリング装置を構成するサンプリングユニットを示す系統図である。 本発明を適用した一実施形態である試料ガス中の金属のサンプリング装置に用いる金属回収ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施例を説明するための図であって、(a)はジシランの、(b)は塩化水素ガスの、サンプリング効率を示す図である。 本発明の実施例を説明するための図であって、ライン(1)及びライン(2)におけるパーティクル量の経時変化を示す図である。 流通させる試料ガスの線速度を変化させた際の、線速度と金属濃度との関係を示す図である。
以下、本発明を適用した一実施形態である試料ガス中の金属のサンプリング方法について、これに用いる試料ガス中の金属のサンプリング装置とあわせて、図面を用いて詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
先ず、本発明を適用した一実施形態である試料ガス中の金属のサンプリング装置の構成について説明する。図1は、本発明を適用した一実施形態である試料ガス中の金属のサンプリング装置(以下、単に「サンプリング装置」という)10の一例を示す系統図である。
図1に示すように、半導体材料ガス供給ラインL1は、図示略の原料ガス供給源と、原料ガスの消費先となる半導体製造装置との間に設けられた原料ガス供給経路である。
サンプリング装置導入ラインL2は、半導体材料ガス供給ラインL1より分岐されて設けられている。このサンプリング装置導入ラインL2には、サンプリング装置10が設けられている。さらに、サンプリング装置導入ラインL2の、サンプリング装置10の二次側には、図示略のガス除害装置が設けられている。このような構成により、半導体材料ガス供給ラインL1内を流れる試料ガスの一部は、サンプリングガスとしてサンプリング装置導入ラインL2に設けられたサンプリング装置10に供給される。
なお、試料ガスとしては、特に限定されるものではないが、例えば、モノシラン、ジシランおよびホスフィン等の人体に有害な特定高圧ガスや、フロンおよび塩化水素ガスなどの半導体工業に用いられるガス等が使用される。
次に、サンプリング装置10の構成について説明する。
サンプリング装置10は、図1に示すように、サンプルストップ弁11、流路変更弁12、ステンレス製焼結フィルター13、減圧弁14、サンプリングユニット15及び流量計16を備えて概略構成されており、これらはクリーンブース17内に設置されている。
サンプルストップ弁11は、サンプリング装置10の入口側(上流側)に設けられている。このサンプルストップ弁11を閉状態から開状態にすることによって、サンプリング装置10内に試料ガスを導入することができる。
流路変更弁12は、サンプルストップ弁11の二次側(下流側)に設けられている。この流路変更弁12には、不活性ガス導入ライン13aが接続されており、流路変更弁12を切り替えることによって、パージ用の不活性ガスをサンプリング装置10内に導入することができる。
なお、図1には、不活性ガスの一例として窒素ガスを記載しているが、これに限定されるものではなく、不活性ガスであれば任意に選択することができる。さらに、使用する不活性ガスは高純度であることが好ましい。
流路変更弁12には、不活性ガス中の不純物である微粒子を除去するためのステンレス製焼結フィルター13が設けられている。また、流路変更弁12は、流路を任意に変更できる弁であれば、特に種類は限定されるものではなく、例えば3方弁を使用することができる。
減圧弁14は、流路変更弁12の二次側に設けられている。この減圧弁14の二次側には、詳しくは図2で後述するが、金属回収ユニット21などが設置されたサンプリングユニット15が設けられている。また、サンプリングユニット15の二次側には、流量計16が設けられている。これにより、サンプリングユニット15の二次側の、サンプリング装置導入ラインL2内の試料ガス又は不活性ガスの流量を計測することができる。なお、流量計16から排出されたガスは、図示略のガス除害装置へと導入される。
次に、サンプリングユニット15の詳細な構成について、図2を用いて説明する。なお、図2中において、ガスの通気方向を破線の矢印で示している。
サンプリングユニット15は、図2に示すように、サンプリングユニット導入口15a、サンプルストップ弁18、流路変更弁19、サンプルストップ弁20、金属回収ユニット21、サンプルストップ弁22、サンプリングライン(サンプリング用の試料ガス経路)24、バイパスライン23及びサンプリングユニット排出口15bを備えて概略構成されている。
流路変更弁19は、流路を任意に変更できる弁であれば、特に種類は限定されるものではなく、例えば3方弁を使用することができる。
流路変更弁19の二次側の一方の流路であるサンプリングライン24には、サンプルストップ弁20、金属回収ユニット21及びサンプルストップ弁22がそれぞれ配置されている。さらに、流路変更弁19には、他方の流路となるバイパスライン23が設けられている。このバイパスライン23は、金属回収ユニット21の一次側と二次側とを直接結ぶように接続されている。換言すると、サンプルリングライン24を含む試料ガスの経路には、金属回収ユニット21内のメンブレンフィルター25に試料ガスを通気しないように、金属回収ユニット(すなわち、メンブレンフィルター25)21の一次側と二次側とを接続するバイパスライン23が設けられている。
これにより、流路変更弁19を切り替えることによって、試料ガスがサンプリングライン24又はバイパスライン23を流れるように選択することができる。すなわち、流路変更弁19をバイパスライン23側に切り替えることにより、サンプリングユニット導入口15aからサンプリングユニット15内に供給される試料ガスが、サンプルストップ弁20、金属回収ユニット21及びサンプルストップ弁22の三つの構成部材を経由しないでサンプリングユニット排出口15bに排出されるようにすることができる。
次に、金属回収ユニット21の構成について、図3を用いて説明する。
金属回収ユニット21は、図3に示すように、メンブレンフィルター25、メンブレンフィルター25を挟み込むための2枚のパッキン26a,26b、リング状パッキン27及びこれらを封止するためのホルダー28a,28bを備えて概略構成されている。この金属回収ユニット21は、メンブレンフィルター25が2枚のパッキン26a,26bによって両側から挟みこまれて一体化されたパーツが構成されており、さらに一体化されたパーツが周囲にリング状パッキン27を配された状態でホルダー28a,28bの内部に封止装着されている。また、金属回収ユニット21は、サンプリングライン24に脱着可能に設けられている。
メンブレンフィルター25は、試料ガスを通気させることにより、当該試料ガス中の金属不純物を捕集するためのフィルターである。このメンブレンフィルター25のメッシュサイズとしては、捕集対象となる金属不純物のサイズよりも小さいものであれば、特に限定されるものではない。このようなメッシュサイズとしては、具体的には、例えば、0.05〜0.50μmであることが好ましく、0.10〜0.20μmであることがより好ましい。また、メンブレンフィルター25の、ガスの流れ方向の厚さは、30〜100μmであることが好ましく、60μmであることがより好ましい。
メンブレンフィルター25の材質としては、耐酸性であれば特に限定されるものではない。具体的には、例えば、フッ素樹脂で構成されていることが好ましい。また、メンブレンフィルター25の形状は、図3中には円形状の例を示しているが、これに限定されるものではない。パッキン26a,26bやホルダー28a,28bの形状に対応して、適宜選択してもよい。
パッキン26a,26bは、ホルダー28a,28bからメンブレンフィルター25への汚染を防止するために設けられた部材である。このパッキン26a,26bには、予めガスを流通させる穴がそれぞれ設けられており、試料ガス通気時においてホルダー28a,28b内のメンブレンフィルター25の位置を固定するために設けられている。
パッキン26a,26bの材質は、上述した機能を満たす材料であれば特に限定されるものではないが、フッ素樹脂製のものを選択することが好ましい。
リング状パッキン27は、気密性を向上させて金属回収ユニット21からの試料ガスの漏洩を防止するために設けられており、フッ素樹脂製、好ましくはダイフロン製が選択される。
ホルダー28a,28bは、メンブレンフィルター25をサンプリングライン24の流路に固定するとともに、試料ガスを漏洩させないために設けられた部材である。このホルダー28a,28bの材質としては、気密性を有し、試料ガスによって腐食しない材質であれば、特に限定されるものではない。具体的には、例えば、金属製のものが好ましく、ステンレス製のものがより好ましい。
なお、本実施形態において図3に示した金属回収ユニット21は、一例を示すものであって、特にこの形態に限定されるものではない。金属回収ユニットとしては、メンブレンフィルター、当該メンブレンフィルターを挟み込むパッキン、およびこれらを封止装着できるホルダーで構成されるとともに、サンプルライン24から脱着可能に設置できるものであれば、形状は任意に選択してもよい。
次に、本実施形態の試料ガス中の金属のサンプリング方法(すなわち、上述したサンプリング装置10の運転方法)について説明する。
本実施形態の試料ガス中の金属のサンプリング方法(以下、単に「サンプリング方法」という)は、サンプリング用の試料ガス経路であるサンプリングライン24にメンブレンフィルター25を含む金属回収ユニット21を設けて、メンブレンフィルター25に試料ガスを通気させて試料ガス中の金属不純物を捕集した後、サンプリングライン24からメンブレンフィルター25を金属回収ユニット21ごと回収することを特徴としている。
具体的には、先ず、サンプリングユニット15から金属回収ユニット21を取り外した状態であることを確認した後、サンプルストップ弁11を閉状態から開状態にして、サンプリング装置導入ラインL2から試料ガスをサンプリング装置10内に通気する(図1を参照)。この際、流路変更弁12は、不活性ガス導入ライン13aから不活性ガスを通気しない状態とする。この通気によって、サンプリング用の配管を含んだサンプリング装置10を予め試料ガス自体でパージ置換することより、内部に滞留した金属パーティクルを排出する。このように、サンプリング装置10内に残留した金属パーティクルをサンプリング前に排出することにより、実際に試料ガス中に含まれる金属不純物を精度良く分析することができる。
次に、サンプルストップ弁11を開状態から閉状態にした後、流路変更弁12を操作して、不活性ガス導入ライン13aから不活性ガスを当該流路変更弁12の二次側に通気する状態とする。この際、流路変更弁19を操作して、バイパスライン23に通気する状態としておき、サンプルストップ弁20およびサンプルストップ弁22は閉状態にしておく。
次に、不活性ガス導入ライン13aから不活性ガスを通気し、サンプルストップ弁18を開状態にする。通気した不活性ガスは、流路変更弁19からバイパスライン23を経由し、サンプリングユニットガス排出口15bから排出される。なお、金属回収ユニット21を組み込んでいる間は、不活性ガスがバイパスラインを流れている。
次に、図2に示すように、サンプルストップ弁20,22が閉状態であることを確認した後、メンブレンフィルター25を組込んだ金属回収ユニット21をサンプリングユニット15に組込む(すなわち、金属回収ユニット21をサンプリングライン24に取り付ける)。
次に、流路変更弁19を操作して、サンプリングライン24に通気する状態とし、サンプルストップ弁20,22を閉状態から開状態にして、不活性ガスを金属回収ユニット21内に通気させる。このように、高純度の不活性ガスを通気させることによって、金属回収ユニット21の内部の酸素等を排出する。
次に、流路変更弁19を操作して、二次側の流路をサンプリングライン24からバイパスライン23に切り替えた後、サンプルストップ弁11を閉状態から開状態にするとともに流路変更弁12を操作して、バイパスライン23に試料ガスを通気させる。このように、サンプリングの実施前に、金属回収ユニット21内のメンブレンフィルター25に試料ガスを通気させることなく、サンプルライン23以外の試料ガス経路に予め試料ガスを通気させることにより、サンプリングユニット15のサンプルライン23の一次側及び二次側の配管表面に付着した金属パーティクルを予め排出させることができる(図1及び図2を参照)。
なお、サンプリングの実施前に、予め通気する試料ガスの通気量の総量は、サンプリング装置10内の試料ガス経路の配管内体積の150倍以上とすることが好ましい。これにより、サンプリング装置10内に残留した金属パーティクルをサンプリング前に確実に排出することができる。
次に、流路変更弁12を操作して、流路変更弁12の二次側の流路をバイパスライン23からサンプリングライン24に切り替え、金属回収ユニット21内のメンブレンフィルター25に所要の流量の試料ガスを通気させて、試料ガス中の金属不純物を捕集する(サンプリング)。
なお、上記サンプリング中におけるサンプリングライン24内の試料ガスの流速は、6.8cm/sec以下とすることが好ましい。試料ガスの流速が6.8cm/secを超えると、金属配管や弁から金属パーティクルが発生し易くなり、試料ガス中の正確な金属サンプリングが困難となるために好ましくない。これに対して、6.8cm/sec以下とすると、金属パーティクルの発生が抑制される。
次に、サンプルストップ弁11を開状態から閉状態にした後、流路変更弁12を操作して、不活性ガス導入ライン13aから不活性ガスを当該流路変更弁12の二次側に通気する状態とする。これにより、金属回収ユニット21の内部を不活性ガスによってパージ置換させる。
次に、サンプルストップ弁20,22を開状態から閉状態とした後、金属回収ユニット21をサンプリングユニット15(すなわち、サンプリングライン24)から取り外して回収する。その後、清浄な環境下で金属回収ユニット21の内部のメンブレンフィルター25を取り外す。
本実施形態のサンプリング方法によれば、サンプリング終了後に金属回収ユニット21の内部を不活性ガスによってパージ置換した後に、サンプリングライン24から金属回収ユニット21ごと回収し、メンブレンフィルターを取り出すため、作業者が試料ガスと接触するおそれがない。したがって、試料ガス中の金属不純物を安全に捕集することができる。
次に、予め内面を洗浄した耐酸性樹脂容器にメンブレンフィルター25を入れた後、80℃以上、好ましくは80℃に熱した酸を加えて、メンブレンフィルター25を浸漬させる。これにより、捕集された金属不純物を溶解(溶出)させて、溶解液を得ることができる。
なお、耐酸性樹脂容器としては、酸によって溶解しない材質のものであればよく、好ましくはフッ素樹脂性の容器を選択することが好ましい。また、捕集した金属不純物を溶解させる酸としては、塩酸、硫酸および王酸など一般的な無機酸であれば制約がなく使用できるが、塩酸がより好ましい。さらに、塩酸を選択した場合には、塩酸の酸濃度が、5重量%以上であることが好ましい。
金属不純物を溶解した溶解液を、例えば、高周波誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP−MS)等の分析装置を用いて分析することにより、試料ガス中の金属不純物の種類及び濃度を分析することができる。
以上説明したように、本実施形態のサンプル方法によれば、メンブレンフィルター25を含んで構成された金属回収ユニット21をサンプリングユニット15(具体的には、サンプリングライン24)に組込み、高純度の不活性ガスにて金属回収ユニット21内部の酸素等の不純物を排出した後、バイパスラインに切り替えて、試料ガス自身を通気させて、サンプリングユニット15内のサンプリングライン24の前後の配管表面に付着した金属パーティクルを予め排出させる構成であるため、試料ガス中の金属不純物の高精度・高確度な測定が可能となる。
また、本実施形態のサンプル方法によれば、バブリング等の従来方法によって半導体材料ガスの不純物成分をサンプリングする場合と比べて、作業者がガスと接触する機会を低減することが可能となる。これにより、設備の気密性を高める必要がなく、大型かつ高価な設備を必要としない。
以下、具体例を示す。
以下に説明する実施例1〜実施例5は、図1に示すサンプリング設備、図2に示すサンプリングユニットを使用したものである。
<実施例1>
試料ガスとして、ジシランおよび塩化水素ガス中の金属不純物を捕集して回収し、当該金属成分を分析した。使用した標準物質はトレーサビリティーがとれたSPEC社製多元素混合標準溶液(XTSC−622)を用いた。
先ず、試料ガスをメンブレンフィルター25が設置された金属回収ユニット21に通気する前に、バイパスライン23に切り替え、試料ガス自身を通気させて、サンプリングユニット15の配管表面に付着した金属パーティクルを予め排出除去させた。次いで、メンブレンフィルター25に当該ガスを通気させ、当該ガス中に含まれる金属不純物をサンプリングした。一定時間経過後、80℃、20重量%の熱塩酸で金属を溶解させた。当該溶液について、高周波誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP−MS)を用いてCr、FeおよびNiの定量値を分析した。
<比較例1>
比較例として、ジシランを塩酸溶液に直接バブリングさせ、当該溶液を実施例1と同様に、前記ICP−MSを用いてCr、FeおよびNiの定量値を分析した。また、塩化水素ガスについては、ガスを超純水(抵抗値>18MΩ)に吹付けて金属不純物を溶解させ、同様に前記金属成分を分析した。塩化水素ガスのサンプリング量は10gとした。
実施例1と比較例1について、サンプリング効率の比較を図4(a)及び図4(b)に示す。図4中の縦軸は、金属成分の濃度を示す。図4(a)及び図4(b)より、実施例1と比較例1について各金属の回収量に差異はないことがわかる。したがって、実施例1による金属不純物のサンプリング方法は、ジシランあるいは塩化水素ガスのような人体に有害であり、反応性の高いガスでも安全にかつ簡易にサンプリングできることがわかる。
一方、従来の方法である比較例1のサンプリング方法は、バブリングあるいは吹き付けによる金属回収の方法であり、作業者がガスと接触する危険性が非常に高く、作業には十分な注意を要する。
<実施例2>
図1に示すサンプリング装置、図2に示すサンプリングユニットを使用し、試料ガス中の金属不純物をサンプリングする前に、ガス配管設備内に付着している金属パーティクルについて調査した。サンプリング装置及びサンプリングユニットとしては、配管径が変更された2種類の設備、すなわち、配管設備内の体積が8cmとなる「ライン(1)」及び配管設備内の体積が12cmとなる「ライン(2)」をそれぞれ製作した。
なお、上記ライン(1)およびライン(2)は、図1中に示すサンプルストップ弁11から、図2中に示すサンプリングユニット15内の流路変更弁19、サンプリングライン24、バイパスライン23及びサンプリングユニットガス排出口15bを経由して、図1中に示す流量計16までの配管設備を示す。
次に、図1に示すサンプリング装置10の二次側にパーティクルカウンターを設置し、金属パーティクルを含まない高純度のアルゴンガスを通気して、配管設備内に付着している金属パーティクルについて調査した。最初に、金属パーティクルを含まない高純度の窒素ガスを通気して、配管設備内から発生するパーティクルが安定したことを確認した後、10MPaに昇圧させた高純度のアルゴンガスを通気し、発生したパーティクル量を計測した。なお、計測したパーティクルの量は、粒径が0.1μm、0.15μm、0.2μm、0.3μmおよび0.5μmの5種類の総量である。
図5は、ライン(1)及びライン(2)におけるパーティクル量の経時変化を示す。図5に示すように、高純度アルゴンを通気させた直後にパーティクル量は増大しているが、ライン(1)およびライン(2)ともに、総流量で1.8L以上通気すると当該アルゴンを流通させる前までのレベルにパーティクル量が減少していることがわかった。
<実施例3>
上述した実施例2と同様の実験をジシランでも実施した。その結果、同様に1.8L以上通気すると当該アルゴンを流通させる前までのレベルにパーティクル量が減少していることを確認した。
実施例2および実施例3の結果より、試料ガスを配管設備内の総体積の150倍以上を流通させれば、配管設備から発生するパーティクルを抑制できることがわかった。試料ガス中の金属不純物をサンプリングする前に、バイパスラインに試料ガスを十分通気させれば、試料ガス起因ではない金属パーティクルの回収を抑制することができ、高精度な試料ガス中の金属不純物のサンプリングが可能となることを確認した。
<実施例4>
サンプリング時における試料ガスの線速度について最適化を検討した。発生する金属パーティクル量が安定したライン(1)を用いて、アルゴンガスを通気させ、線速度を1.7cm/sec、3.4cm/sec、6.8cm/sec、10.2cm/secおよび17.0cm/secと変化させ、メンブレンフィルター25に金属不純物をサンプリングした。サンプリングされた、アルゴンガス中の金属不純物であるCr、FeおよびNiを実施例1と同様の方法で分析した。なお、ガスの総量は100Lにて統一した。
図6は、流通させる試料ガスの線速度を変化させた際の金属濃度を示す。図6に示すように、線速度が6.8cm/secの場合、金属パーティクルは検出されていないが、10.2cm/sec以上の場合には金属パーティクルが検出された。これは、線速度が大きくなるにつれ、ライン(1)内の金属パーティクルを発生させる傾向が大きくなるためである。
同様の実験をジシランでも実施し、線速度が6.8cm/sec以下の場合、金属パーティクルは発生しないことを確認した。
以上のことから、サンプリングの際のガスの線速度は、6.8cm/secとすることにより、試料ガス中の金属不純物を高精度で捕集し、回収可能であることを確認した。
<実施例5>
メンブレンフィルター25に捕集した金属不純物の溶解条件について検討した。溶解させる酸濃度が最適化できれば、環境汚染の低減に寄与する。不動態の酸化皮膜を形成し、酸・アルカリに難溶性を示す酸化アルミニウムを使用し、塩酸・硝酸の酸濃度を変化させて、酸化アルミニウムが溶解する濃度を探索した。
活性アルミナを、実際に溶解させるパーティクルに模擬するため、メノウ乳鉢で活性アルミナを粉末化させ、粉末化したものをPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)容器に0.1mg 秤量し、さらに1〜20重量%の塩酸溶液10ml、または1〜35重量%の硝酸溶液10ml(濃度換算:10mg/L)を加え、ホットプレートで120℃に加熱し、2時間静置させ溶解の有無を確認した。
表1に、各酸濃度に対する活性アルミナの溶解の有無を示す。表1に示すように、塩酸では、5%以上の濃度であれば、アルミナが溶解することを確認した。
Figure 2015036658
本発明は、試料ガス中の不純物成分の捕集に関するものであり、特に、半導体材料ガス中に含まれる金属不純物成分のサンプリングに利用することができる。
L1 半導体材料ガス供給ライン
L2 サンプリング装置導入ライン
10 サンプリング装置
11 サンプルストップ弁
12 流路変更弁
13 ステンレス製焼結フィルター
13a 不活性ガス導入ライン
14 減圧弁
15 サンプリングユニット
15a サンプリングユニットガス導入口
15b サンプリングユニットガス排出口
16 流量計
17 クリーンブース
18 サンプルストップ弁
19 流路変更弁
20 サンプルストップ弁
21 金属回収ユニット
22 サンプルストップ弁
23 バイパスライン
24 サンプリングライン(サンプリング用の試料ガス経路)
25 メンブレンフィルター
26a パッキン
26b パッキン
27 リング状パッキン
28a ホルダー
28b ホルダー

Claims (13)

  1. 試料ガス中の固体状態の金属不純物を捕集して回収するサンプリングする方法であって、
    サンプリング用の試料ガス経路にメンブレンフィルター設け、前記メンブレンフィルターに試料ガスを通気させて当該試料ガス中の金属不純物を捕集した後、前記試料ガス経路から前記メンブレンフィルターを回収することを特徴とする試料ガス中の金属のサンプリング方法。
  2. 回収した前記メンブレンフィルターを80℃以上に熱した酸に浸漬させ、当該メンブレンフィルターに捕集された金属を溶出させることを特徴とする請求項1に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法。
  3. 前記メンブレンフィルターは、耐酸性であることを特徴とする請求項1又は2に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法。
  4. 前記メンブレンフィルターは、フッ素樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法。
  5. 前記メンブレンフィルターを含む金属回収ユニットを前記試料ガス経路に設けるとともに、当該試料ガス経路から前記金属回収ユニットを回収することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法。
  6. サンプリングの実施前に、前記メンブレンフィルターに通気させることなく、前記試料ガス経路に予め当該試料ガスを通気させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法。
  7. サンプリングの実施前に、予め通気する前記試料ガスの通気量の総量が、当該試料ガス経路の配管内体積の150倍以上とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法。
  8. 前記酸が、塩酸であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法。
  9. 前記塩酸の酸濃度が、5重量%以上であることを特徴とする請求項8に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法。
  10. 前記試料ガスの流速が、6.8cm/sec以下であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の試料ガス中の金属のサンプリング方法。
  11. 試料ガス中の固体状態の金属不純物を捕集して回収するサンプリング装置であって、
    サンプリング用の試料ガス経路に、脱着可能に設置されたメンブレンフィルターを備えることを特徴とする試料ガス中の金属のサンプリング装置。
  12. 前記メンブレンフィルターは、通気孔を設けた2枚のパッキンに挟み込まれて一体化されるとともに周囲が封止された金属回収ユニットとして設置されることを特徴とする請求項11に記載の試料ガス中の金属のサンプリング装置。
  13. 前記試料ガスの経路に、前記メンブレンフィルターに前記試料ガスを通気しないように当該メンブレンフィルターの一次側と二次側とを接続するバイパスラインが設けられていることを特徴とする請求項11又は12に記載の試料ガス中の金属のサンプリング装置。
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