JP2015034910A - レンズ駆動装置及びカメラユニット - Google Patents

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▲のぼる▼ 小山
憲法 土屋
Norihiro Tsuchiya
憲法 土屋
小坂 明
Akira Kosaka
明 小坂
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Abstract

【課題】電気機械変換素子を備えたオートフォーカス用の第2アクチュエータを用いながら、手振れ補正用の第1アクチュエータの作動に伴い揺動する被支持部材のバランスを良好にでき、撮像される画像の劣化を抑えることができるレンズ駆動装置及びカメラユニットを提供する。【解決手段】レンズ駆動装置1aは、固定台3に揺動可能に支持された被支持部材1bと、被支持部材1bを光軸と直交方向に駆動させる第1アクチュエータ7とを備える。被支持部材1bは、レンズ15を保持したレンズ保持枠16と、レンズ保持枠16を光軸方向に駆動させる圧電素子12を備えた第2アクチュエータ10と、レンズ保持枠16に保持された位置検出用磁石23とを備える。位置検出用磁石23は、被支持部材1bの重心位置を調整するバランサーとしての役目をも兼備させる。【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話などに搭載可能なレンズ駆動装置及びレンズ駆動装置を備えたカメラユニットに関するものである。
近年、スマートフォンの普及もあり、カメラ機能の高度化、及びカメラの小型化、低背化への要求は益々高まってきている。その中で、携帯電話に搭載されたカメラを用いた撮影シーンは、コンパクトカメラや一眼レフカメラ等のデジタルカメラなどと比べて、片手での撮影を行うことが多く、また、室内などの暗い場所での撮影機会が増えているため、撮影中に手振れが発生し、画像が劣化する問題が生じている。
このような手振れ補正としては、電子的な手振れ補正(Electronic Image Stabilisation,EIS)と光学式手振れ補正(Optical Image Stabilization,OIS)とが実用化されているが、より高画質の画像の取得が可能な光学式手振れ補正が望まれる。
又、光学式手振れ補正機構としては、カメラ全体をチルトさせて補正を行う全体振りの方式と、固定台に支持されたレンズを含むオートフォーカスユニット(被支持部材)を光軸の直交方向に揺動させるレンズシフト方式とがあるが、より低背化が可能なレンズシフト方式が望まれている。
又、レンズシフト方式の光学式手振れ補正用の第1アクチュエータとして、磁石とコイルとでなるボイスコイルモータボイスコイルモータ(Voice Coil Motor,VCM…電磁式アクチュエータ)を用いれば、高い手振れ補正能力を確保することができる。
一方、オートフォーカス用の第2アクチュエータとして、電気機械変換素子である圧電素子を備えた圧電式のアクチュエータを用いれば、光学式手振れ補正機構の駆動に伴う被支持部材の揺動状態においても、優れた直進性およびレンズ保持能力を有することができる。
そこで、例えば圧電式アクチュエータを用いたオートフォーカス機構と電磁式アクチュエータを用いた手振れ補正機構とを備えたレンズ駆動装置が従来から提案されている(特許文献1参照)。
特開2011−227428号公報
しかしながら、圧電式アクチュエータは、その構造上、例えばVCMのように構成部材をレンズの全周に亘ってレイアウトすることが難しい。そのため、圧電式アクチュエータでは、光学式手振れ補正機構を有する装置に搭載された場合、被支持部材の重心が被支持部材の中心から圧電式アクチュエータ側に偏り、被支持部材の重心と光軸とを一致させることが難しくなってしまう。従って、例えば予め手振れ補正用の第1アクチュエータにより生じる駆動力の合力の作用線を光軸に一致させるように設定してもその作用線上に被支持部材の重心が位置しないで作用線と被支持部材の重心とが相当の距離を隔てた状態になる。その結果、光学式手振れ補正用の第1アクチュエータの作動に伴って被支持部材が揺動する際に、被支持部材のバランスが悪くなり、例えば被支持部材が回転モーメントを受けてレンズが回転してしまい、画像が劣化してしまうという問題点がある。
本発明は、電気機械変換素子を備えたオートフォーカス用の第2アクチュエータを用いながら、手振れ補正用の第1アクチュエータの作動に伴い揺動する被支持部材のバランスを良好にでき、撮像される画像の劣化を抑えることができるレンズ駆動装置及びカメラユニットの提供を目的とする。
本発明のレンズ駆動装置は、固定台と、前記固定台に揺動可能に支持され、略円形状のレンズを有する被支持部材と、前記固定台に対して前記被支持部材を前記レンズの光軸と直交方向に駆動させる第1アクチュエータとを備え、前記被支持部材は、可動台と、前記レンズを保持したレンズ保持枠と、前記可動台に保持され前記レンズ保持枠を前記光軸の方向に駆動させる第2アクチュエータと、前記被支持部材の重心位置を調整するバランサーとを備え、前記可動台は、前記レンズの径方向外側に突出する4つの隅角部を有する略矩形状の可動台本体を備え、前記第2アクチュエータは、電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子の一端に結合され前記電気機械変換素子の伸縮変位に応じて変位する駆動軸とを備え、前記レンズ保持枠は、前記駆動軸に摺動可能に摩擦係合され、前記第2アクチュエータは、前記可動台本体の前記4つの隅角部の内の何れか1つである第1隅角部と前記第1隅角部に対して径方向内側に位置する前記レンズの外周部との間に形成される第1領域に配置され、前記バランサーは、前記可動台本体の前記第1隅角部以外の他の1つの隅角部と前記他の1つの隅角部に対して径方向内側に位置する前記レンズの外周部との間に形成される領域に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、バランサーによって、被支持部材の重心が被支持部材の中心から第2アクチュエータ側に偏ることを抑えることができる。これにより、第1アクチュエータの作動に伴い揺動する際の被支持部材のバランスを良好にでき、撮像される画像の劣化を抑えることができる。
他の一態様では、前記レンズ駆動装置において、前記被支持部材は、前記レンズ保持枠を前記駆動軸に摩擦係合させるように付勢した付勢部材を、更に備え、前記付勢部材は、前記第1領域に配置され、前記バランサーは、前記第1隅角部に前記レンズを挟んで向かい合う第3隅角部と前記第3隅角部に対して径方向内側に位置する前記レンズの外周部との間に形成される第3領域に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、第2アクチュエータと付勢部材との荷重により被支持部材の重心が被支持部材の中心から第1隅角部側に偏ることをバランサーによって抑えることができる。これにより、第1アクチュエータの作動に伴い揺動する際の被支持部材のバランスを、より良好にでき、撮像される画像の劣化を、より確実に抑えることができる。
他の一態様では、前記レンズ駆動装置において、前記被支持部材は、前記レンズ保持枠を前記駆動軸に摩擦係合させるように付勢した付勢部材を、更に備え、前記付勢部材は、前記第1領域から、前記第1隅角部に隣接した第2隅角部または第4隅角部と前記第2隅角部または第4隅角部に対して径方向内側に位置する前記レンズの外周部との間に形成された第2領域又は第4領域まで延ばされるように配置され、前記バランサーは、前記付勢部材が配置された第2領域又は第4領域と異なる前記第4領域又は第2領域に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、付勢部材は、第1領域から第2領域又は第4領域まで延ばされているため、バネ定数を低減させることができ、駆動軸にレンズ保持枠を押し付ける押圧力のバラツキを抑えることができる。
又、その際、付勢部材の荷重が第1領域から第2領域又は第4領域までの範囲にかかることになるが、バランサーは、付勢部材が配置された第2領域又は第4領域と異なる第4領域又は第2領域に配置されているため、第2アクチュエータと付勢部材との荷重による被支持部材の重心の偏りを抑えることができる。これにより、第1アクチュエータの作動に伴い揺動する際の被支持部材のバランスを良好にでき、撮像される画像の劣化を抑えることができ、バネ定数を低減させた長尺状の付勢部材を用いた場合に好適なものにできる。
他の一態様では、前記レンズ駆動装置において、前記レンズ保持枠と前記可動台との何れか一方に保持され、前記可動台に対する前記レンズ保持枠の前記光軸方向の位置を検出するための位置検出用磁石を、更に備え、前記バランサーは、前記位置検出用磁石であることを特徴とする。
この構成によれば、位置検出用磁石をバランサーとして利用できる。従って、位置検出用磁石を用いる場合には、別途にバランサーを用いずに済み、製作容易なものにできる。
他の一態様では、前記レンズ駆動装置において、前記第1アクチュエータは、前記固定台と前記レンズ保持枠との何れか一方に保持されたコイルと、前記固定台と前記レンズ保持枠との何れか他方に保持された駆動用磁石とを備え、前記バランサーは、前記コイルと駆動用磁石とに生じる駆動力の合力の作用線上に前記被支持部材の重心が位置するように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1アクチュエータの作動に伴い被支持部材が揺動する際に、被支持部材に回転モーメントがかかることのないものにでき、レンズが回転するのを確実に防止できる。これにより、第1アクチュエータの作動に伴う被支持部材のバランスを、より確実に良好にでき、撮像される画像の劣化を確実に抑えることができる。
又、本発明のカメラユニットは、請求項1〜5の何れかに記載のレンズ駆動装置と、前記固定台に装着され、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、1又は複数の光学素子を備え、物体の光学像を前記撮像素子の受光面上に結像する撮像光学系とを備え、前記撮像光学系における1又は複数の光学素子のうちの光軸方向に沿って移動する光学素子は、前記レンズ駆動装置のレンズ保持枠に取り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、第1アクチュエータの作動に伴い揺動する被支持部材のバランスが良く、撮像される画像の劣化を抑え得るカメラユニットにできる。
本発明のレンズ駆動装置及びカメラユニットは、電気機械変換素子を備えたオートフォーカス用の第2アクチュエータを用いながら、手振れ補正用の第1アクチュエータの作動に伴い揺動する被支持部材のバランスを良好にでき、撮像される画像の劣化を抑えることができる。
本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を備えたカメラユニットの一部を断面にして模式的に表した側面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 (a)は、図1のレンズ駆動装置に用いられる第2アクチュエータ、レンズ保持枠及び押圧バネを一部断面にした拡大側面図、(b)は、第2アクチュエータに印加される鋸歯状パルスの波形図である。 図4(a)の第2アクチュエータに係合するレンズ保持枠と押圧バネとの分解斜視図である。 (a)(b)は手振れ補正駆動時のレンズ保持枠の挙動の説明図である。 第2実施形態のレンズ駆動装置を備えたカメラユニットの可動台を省略して模式的に表した平面図である。 図7のカメラユニットの左側面図である。 図8のカメラユニットのXIII−XIII線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を備えたカメラユニットの一部を断面にして模式的に表した側面図である。図2は図1のII−II線断面図である。図3は図1のIII−III線断面図である。尚、各図において、z方向は、側面視で上下方向(光軸Cの方向)、x方向は、平面視で左右方向、y方向は、平面視で前後方向として説明する。
第1実施形態のカメラユニット1は、レンズ駆動装置1aと、撮像素子2とを備えている。レンズ駆動装置1aは、略矩形状の固定台3と、固定台3に揺動可能に支持されレンズ15を有する被支持部材1bと、固定台3に対して被支持部材1bをレンズ15の光軸Cと直交方向(x、y方向)に駆動させる第1アクチュエータ7とを備えている。
固定台3は、液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer:LCP)などの樹脂材料からなり、平面視、即ち光軸C方向の被写体側から見て、図3に示すように矩形状を呈している。
被支持部材1bは、可動台4と、レンズ15を保持したレンズ保持枠16と、可動台4に保持された第2アクチュエータ10と、レンズ保持枠16を第2アクチュエータ10に摩擦係合するように付勢した押圧バネ(付勢部材)17(図4、図5に図示)と、レンズ位置検出部材21とを備えている。
可動台4は、矩形状の可動台本体4aと、この可動台本体4aの四辺部から固定台3の方向に可動台本体4aから一体的に延在された4本のアーム部4bとを備えている。
可動台本体4aは、液晶ポリマーなどの樹脂材料から構成されている。この可動台本体4aは、図2に示すように固定台3と略同じ大きさの平面視で矩形状の板状体から構成されている。
又、この実施形態の可動台本体4aは、後述するレンズ15の直径よりも1辺の長さが長く、第1隅角部40a〜第4隅角部40dの4つの隅角部のそれぞれがレンズ15の外径から径方向外側に突出している。又、可動台本体4aは、光路となる円形状の光路用貫通穴41を備えている。
そして、可動台本体4aは、4本のサスペンションワイヤ5を介して固定台3の上方側に光軸Cの直交方向に揺動可能に支持されている。
これらのサスペンションワイヤ5は、この実施形態では、それぞれ、太さが80μm〜100μm程度の撓み可能な導電性(例えばステンレス製)の線材から構成されている。そして、サスペンションワイヤ5は、それぞれ、その一端側が固定台3の4つの隅角部のそれぞれに固定され、他端側が光軸C方向の上方に延ばされて可動台本体4aの4つの隅角部のそれぞれに接着剤(例えばUV湿気硬化タイプ)によって固定されている。
そして、これらのサスペンションワイヤ5がx方向、y方向のそれぞれに撓むことにより、可動台本体4aが固定台3に対して光軸Cの直交方向に揺動できるようになっている。
第2アクチュエータ10は、レンズ15を可動台4(固定台3)に対して光軸方向に駆動させるオートフォーカス用の圧電式アクチュエータであり、図4に示すように軸方向に伸縮する電気機械変換素子である圧電素子12と、圧電素子12の一端に接合された駆動軸13と、圧電素子12の他端に接合された錘部材としての基体11とを備えている。
基体11は、圧電素子12の伸縮による変位を駆動軸13側に、より大きい変位を発生させるためのものである。この実施形態では、基体11は、タングステンやタングステン合金など比重の高い材料から構成されている。尚、この基体11は、圧電素子12の他端が固定台3に取付けられるなどして、錘の機能と同様の機能を発揮することができる場合には、省略されてもよい。
圧電素子12は、入力の電気エネルギーを、伸縮する機械エネルギー、すなわち、機械的な運動に変換する素子であり、例えば、入力の電気エネルギーを圧電効果によって機械的な伸縮運動に変換する圧電素子等である。このような圧電素子は、例えば、積層体と、一対の外部電極とを備えている。
積層体は、圧電材料から成る薄膜状(層状)の圧電層と導電性を有する薄膜状(層状)の内部電極層とを交互に複数積層して成るものである。積層体は、本実施形態では、四角柱形状となっているが、これに限定されるものではなく、例えば、多角柱状や円柱形状等であってよい。
複数の内部電極層は、その一部が互いに対向する一対の外周側面で外部に臨むようにそれぞれ構成されている。一対の外部電極は、積層体における前記一対の外周側面上に積層方向に沿って形成され、前記電気エネルギーを積層体に供給するものであり、前記複数の内部電極と順次交互に接続されている。
圧電材料は、例えば、いわゆるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、ニオブ酸タンタル酸カリウム(K(Ta,Nb)O)、チタン酸バリウム(BaTiO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)およびチタン酸ストロンチウム(SrTiO)等の無機圧電材料である。
駆動軸13は、軸方向にカーボン繊維が配列するようにして樹脂により円柱状に成形された炭素繊維強化プラスチック(carbon−fiber−reinforced plastic,CFRP)等からなる。そして、駆動軸13は、その上端面が圧電素子12の下端面に、接着剤(例えばエポキシ系の接着剤)14により接着されている。
そして、このように構成された第2アクチュエータ10は、図2、図4(a)に示すように基体11側(一端側)を上側にして、可動台本体4aの下面における第1隅角部40aの近傍に弾性接着剤18で固定され、駆動軸13が固定台3側の下側(撮像側)に延在されている。このようにして、第2アクチュエータ10は、可動台本体4aの第1隅角部40aと、レンズ15におけるその第1隅角部40aに対して径方向内側に位置する外周部との間に形成される第1領域61に配置されている。
レンズ保持枠16は、液晶ポリマーなどの樹脂材料からなり、射出成型により形成されている。レンズ保持枠16は、図2に示すように略円形状からなる1又は複数のレンズ15を保持している。
又、レンズ保持枠16は、外周に、係合部16aを備え、この係合部16aが駆動軸13に摺動可能に係合されている。この実施形態の係合部16aは、図4(a)、図5に示すように、切り欠き部16bと、この切欠き部16bに嵌め込まれたパッド19とを備えている。
押圧バネ17は、板バネから構成され、切欠き部16bに貫通された駆動軸13にパッド19を押圧するように付勢している。これにより、パッド19を含む係合部16aと駆動軸13とが、押圧ばね17の付勢力で互いに押し付けられて摩擦結合されている。
又、この状態で、レンズ保持枠16は、図1に示すように可動台本体4aの下方側且つ固定台3の上方側、即ち、可動台本体4aと固定台3との間に配設されている。又、この状態で、レンズ15の光軸Cと可動台本体4a(被支持部材1b)の中心O2とが略一致している。
このように構成された第2アクチュエータ10は、不図示の携帯電話やデジタルカメラに搭載した図4(a)に示す駆動回路(オートフォーカス用ドライブIC)20で生成された鋸歯状パルスが、サスペンションワイヤ5を伝送し、その後、リード線20aを介して圧電素子12に供給される。
この実施形態では、リード線20aは、固定台3側の後述の撮像素子2から離れるように、可動台4側に配置されている。リード線20aは、一端がサスペンションワイヤ5に接続され、他端が圧電素子12に接続されている。このようにして、鋸歯状パルスによる撮像素子2のノイズを軽減するようにしている。
そして、図4(b)のような鋸歯状パルスが駆動回路20から圧電素子12に印加されると、鋸歯状パルスの緩やかな立ち上がり部分では、圧電素子12が厚み方向に緩やかに伸び変位し、駆動軸13も同方向に緩やかに変位する。このとき、駆動軸13に摩擦結合しているレンズ保持枠16の係合部16aは、駆動軸13とともに同方向に移動する。
一方、鋸歯状パルスの急速な立ち下がり部では、圧電素子12が厚み方向に急速に縮み変位し、駆動軸13も同方向に急速に変位する。このとき、駆動軸13に摩擦結合している係合部16aは、慣性力で摩擦結合力に打ち勝ってその位置に留まり、実質的に移動しない。
このように、圧電素子12に鋸歯状パルスを連続的に印加することで、レンズ保持枠16を固定台3側の撮像側に徐々に移動させることができる。逆に、レンズ保持枠16を可動台本体4a側の被写体側に徐々に移動させるには、圧電素子12に印加する鋸歯状パルスの波形の向きを変えればよい。なお、具体的に図示しないが、この実施形態では、駆動軸13で片持ち支持されたレンズ保持枠16を回り止めする回り止め機構が設けられている。
次に、レンズ位置検出部材21について説明する。レンズ位置検出部材21は、可動台4に対するレンズ保持枠16の光軸Cの方向の位置を検出する。この実施形態のレンズ位置検出部材21は、レンズ保持枠16に保持された位置検出用磁石23と、可動台4に保持されたホール素子22とを備えている。
位置検出用磁石23は、この実施形態では、第1アクチュエータ7の駆動力P1の方向(作用線)に対する被支持部材1bの重心O1の位置を調整するバランサー(カウンターウェイト)としての役目を兼備している。
そして、この実施形態では、位置検出用磁石23は、レンズ保持枠16における係合部16aとレンズ15を挟んで反対側の外周に接着剤によって固定されている。これにより、位置検出用磁石23は、第1隅角部40aとレンズ15を挟んで向かい合う可動台本体4aの第3隅角部40cと、レンズ15におけるその第3隅角部40cに対して径方向内側に位置する外周部との間に形成される第3領域63に配置されている。
又、位置検出用磁石23は、被支持部材1bの重心O1が可動台本体4a(被支持部材1b)の中心O2に略一致するように重さ及び形状等が設定されて第3領域63に配置されている。
ホール素子22は、位置検出用磁石23と対向するように可動台本体4aの下面に固定されている。
又、このホール素子22には、信号線(図示せず)が接続され、不図示の携帯電話やデジタルカメラに搭載された位置検出回路に接続されている。
そして、レンズ保持枠16のz方向への移動に伴い位置検出用磁石23がホール素子22に対してz方向に移動すると、ホール素子22から出力される信号が変化する。
この信号は、位置検出用磁石23のホール素子22に対する移動量、即ち、レンズ保持枠16の移動量に概ね比例した出力変化を呈するため、この信号を用いてレンズ保持枠16の移動量を位置検出回路によって検出することができる。尚、このように、レンズ保持枠16の位置を検出することで、オートフォーカスを用いなくても、レンズ保持枠16を光学的な無限位置や最近接位置に移動させることが可能になる。
尚、位置検出用磁石23とホール素子22との互いの位置は、上記位置に限らず、例えば位置検出用磁石23が可動台本体4aに保持され、ホール素子22が位置検出用磁石23と対向するようにレンズ保持枠16に保持されてもよい。ただし、その場合は、ホール素子22に接続する信号線の負荷に抗してレンズ保持枠16を駆動される必要があるため、上記実施形態のように、位置検出用磁石23がレンズ保持枠16に保持されることが好ましい。
次に、第1アクチュエータ7について説明する。第1アクチュエータは、光学式手振れ補正機構の電磁式アクチュエータを構成するもので、図1、図3に示すようにコイル8と、駆動用磁石9とを備えている。
コイル8は、固定台3の上面の四辺部のそれぞれに固定されている。駆動用磁石9は、各アーム部4bの下面に、コイル8のそれぞれと対向するように固定されている。
又、この実施形態では、コイル8と駆動用磁石9とは、それらの間に生じた電磁力(駆動力P1)の合力P2の作用線W上に可動台本体4aの中心O2が位置するように設定され、上記作用線W上に被支持部材の重心O1及び光軸Cが位置するように配置されている。
尚、コイル8は固定台3に、駆動用磁石9はアーム部4bに、それぞれ固定される形態のものに限らず、コイル8はアーム部4bに、駆動用磁石9は固定台3に、それぞれ固定されてもよく、適宜変更できる。
そして、駆動用磁石9は、可動台4側にN極が、固定台3側にS極が、それぞれ着磁されている。
このように構成されたコイル8に電流が流れていない非駆動時には駆動用磁石9とコイル8の間には電磁力が発生せず、図6(a)に示すように4本のサスペンションワイヤ5は撓み変形せず、レンズ保持枠16は移動しない。
一方、コイル8に電流が流されると、駆動用磁石9とコイル8との間には電磁力が発生し、図6(b)に示すように4本のサスペンションワイヤ5は撓み変形し、それに伴い、レンズ保持枠16は、光軸Cの直交方向に駆動される。
次に、撮像素子2について説明する。撮像素子2は、撮像光学系によって結像された物体(被写体)の光学像における光量に応じてR(赤)、G(緑)、B(青)の各成分の画像信号に光電変換して所定の画像処理回路(不図示)へ出力する素子である。撮像素子2は、例えば、CCD型のイメージセンサや、CMOS型のイメージセンサ等である。
そして、この撮像素子2は、図1、図3に示すように固定台3の上面に固定的に装着されている。
次に、本発明のカメラユニット1の動作について説明する。第2アクチュエータ10によりレンズ保持枠16を駆動させることで、レンズ15がオートフォーカスされる。
このオートフォーカスと同時に、光学式手振れ補正機構の第2アクチュエータ7が駆動されて、被支持部材1bが光軸Cの直交方向に平行移動されることで、手振れ補正がなされる。
詳しくは、図6(a)のように、コイル8に電流が流れていない非駆動時には、駆動用磁石9とコイル8との間には電磁力が発生しないので、4本のサスペンションワイヤ5は、z方向と平行な状態を保ったままである。
そして、例えば図3の左右両側のコイル8に電流が流されると、駆動用磁石9とコイル8の間には電磁力(駆動力P1)が発生するので、図6(b)に示すように、4本のサスペンションワイヤ5がx方向に撓み変形し、それに伴い、被支持部材が光軸Cの直交方向のx方向に駆動される。
又、その被支持部材1bが光軸Cの直交方向のx方向に駆動される際、図2に示すように駆動用磁石9とコイル8の間に生じた駆動力P1の合力P2の作用線W上に被支持部材1bの重心O1が位置するように配置されているため、第1アクチュエータ7の作動に伴い揺動する際の被支持部材1bのバランスを、より良好にできる。
より詳しくは、例えばバランサーとしての位置検出用磁石23が配設されていない場合には、被支持部材1bの重心O3(図2に図示)が第2アクチュエータ10のほぼ荷重分だけ被支持部材1bの中心O2よりも可動台本体4aの第1隅角部40a側に偏る。そのため、被支持部材1bの重心O3の位置が、駆動用磁石9とコイル8の間に生じた駆動力P1の合力P2の作用線Wと距離L1を隔てた位置になる。その結果、第1アクチュエータ7の作動に伴い被支持部材1bが揺動する際に、例えば被支持部材1bの全体に回転モーメントがかかり、それに伴ないレンズ15が回転してしまい、撮像される画像が劣化してしまう。
しかし、この実施形態では、バランサーとしての位置検出用磁石23によって、駆動用磁石9とコイル8の間に生じた駆動力P1の合力P2の作用線W上に被支持部材の重心O1が位置するように配置されているため、第1アクチュエータ7の作動に伴い被支持部材1bが揺動する際に、被支持部材1bに回転モーメントがかかることがなく、レンズ15が回転するおそれのないものにでき、撮像される画像の劣化を確実に抑えることができる。
一方、例えば図3の前後両側のコイル8に電流が流されると、図示しないが、同様に、4本のサスペンションワイヤ5がy方向に撓み変形し、それに伴い、被支持部材が光軸Cの直交方向のy方向に駆動される。
その場合においても、図2に示すように駆動用磁石9とコイル8の間に生じた駆動力P1の合力P2の作用線W上に被支持部材1bの重心O1が位置するように配置されているため、第1アクチュエータ7の作動に伴い揺動する際の被支持部材1bのバランスを良好にできる。
尚、実際の手振れ補正駆動時には、所定の制御信号に応じてコイル8に流れる電流の向きと大きさが変化し、それに伴って被支持部材は撮像素子2に対してx、y方向に平行が担保された状態でシフト駆動される。
又、上記実施形態では、光軸Cの方向に配置したオートフォーカス用の第2アクチュエータ10の圧電素子12を駆動軸13よりも光軸Cの方向の上方側になるように可動台4に固定している。したがって、圧電素子12と撮像素子2との間に距離L2(図1参照)が隔てられるから、第2アクチュエータ10の駆動信号が撮像素子2の出力信号に与える影響を抑制できるので、撮影される画像が劣化するおそれがなくなる。
また、圧電素子12には、サスペンションワイヤ5とリード線20aとを介して給電するから、サスペンションワイヤ5を給電線として利用できるので、その分の給電線が不要になる。
さらに、サスペンションワイヤ5と圧電素子12とを接続するリード線20aを可動台4側に配置している。したがって、固定台3側の撮像素子2から処理回路に電気信号を伝送する信号線との間に距離が隔てられるから、リード線20aと信号線との間で第2アクチュエータ10の駆動信号が撮像素子2の出力信号に与える影響を抑制できる。
次に、第2実施形態のカメラユニット100について、図7〜図9に基づいて説明する。第2実施形態のカメラユニット100は、レンズ駆動装置100aと、撮像素子102とを備えている。撮像素子102は、先の第1実施形態のものと同構成を採っている。
レンズ駆動装置100aは、先の第1実施形態のものと同様に、固定台103と、固定台103に揺動可能に支持されレンズ115を有する被支持部材と、固定台3に対して被支持部材をレンズ115の光軸Cと直交方向(x、y方向)に駆動させる第1アクチュエータ107とを備えている。固定台103は、先の第1実施形態のものと同構成を採っている。
被支持部材も、先の第1実施形態のものと同様に、可動台104(一部のみを図9に図示)と、レンズ保持枠116と、第2アクチュエータ110と、レンズ位置検出部材121とを備えている。
可動台104は、この第2実施形態では、図9に示すように第3隅角部140cの近傍に、レンズ保持枠116を案内する案内溝104aを備えている。
第2アクチュエータ110は、先の第1実施形態のものと同構成を採っており、可動台104の第1隅角部140aの近傍に保持されている。これにより、第2アクチュエータ110は、第1領域161に配置されている。
レンズ保持枠116は、内周側に、1又は複数のレンズ115を備えている。又、この第2実施形態のレンズ保持枠116は、外周における一端側に、第2アクチュエータ110の駆動軸113と係合する係合部116aを備え、外周におけるレンズ115を挟んで係合部116aと反対側の他端側に、可動台104の案内溝104aに光軸方向に移動可能に嵌挿された嵌挿部116cを備えている。
係合部116aは、この第2実施形態では、スライダバネ117を保持し、スライダバネ117を介して駆動軸113と摩擦係合している。
嵌挿部116cは、両外側面のそれぞれに突起116dを備え、可動台104の案内溝104aの内側面との当接抵抗を小さくできるようにしている。
スライダバネ117は、所定幅の長尺状の板バネを折り返すようにして形成されており、一端側に、駆動軸113を受けるV状の軸受け部117aと、軸受け部117aに駆動軸113を押し付ける押圧部117bとを備え、他端側に折り返し部117cを備えている。
そして、このスライダバネ117は、一端側における軸受け部117aがレンズ保持枠116の係合部116aを覆うように配設されてレンズ保持枠116に保持されている。又、レンズ保持枠116に保持されたスライダバネ117は、一端側が第1領域161に配置され、他端側が第1領域161から第2領域162まで延ばされるようにして配置されている。
詳しくは、スライダバネ117の一端側は、軸受け部117aと押圧部117bとで駆動軸113を挟持するようにして第1領域161に配置されている。スライダバネ117の他端側は、第1領域161から、第1隅角部140aに隣接した第2隅角部140bとレンズ115における第2隅角部140bに対して径方向内側に位置する外周部との間に形成された第2領域162まで延ばされ、その第2領域162に折り返し部117cが配置されている。
レンズ位置検出部材121は、先の第1実施形態と同様に、レンズ保持枠116に保持された位置検出用磁石123と、可動台104に保持されたホール素子122とを備えている。これらは、先の第1実施形態のものと同構成を採っている。
ただし、この第2実施形態の位置検出用磁石123とホール素子122とは、第1隅角部140aに隣接した第4隅角部140dとレンズ115における第4隅角部140dに対して径方向内側に位置する外周部との間に形成された第4領域164に配置されている。
このようにした配置された位置検出用磁石123は、先の第1実施形態と同様に、第1アクチュエータ107の駆動力の方向(作用線)に対する被支持部材の重心O1の位置を調整するバランサー(カウンターウェイト)としての役目を兼備している。従って、位置検出用磁石123によって、被支持部材の重心O1が被支持部材の中心O2及び光軸Cと略一致するように調整されている。
第1アクチュエータは、先の第1実施形態と同様に、コイル108と、駆動用磁石109とを備えている。これらは、先の第1実施形態のものと同構成を採っており、コイル108と駆動用磁石109とは、それらの間に生じた電磁力(駆動力)の合力P2の作用線上に被支持部材の中心O2が位置するように設定され、上記作用線上に被支持部材の重心O1及び光軸Cが位置するように配置されている。
尚、上記第2実施形態では、スライダバネ117は、第2アクチュエータが配置された第1領域161から第2領域162まで延ばされるようにして配置されたが、例えば第1領域161から第4領域164まで延ばされるように配置されてもよい。そして、その場合、バランサーとしての位置検出用磁石123は、第2領域164に配置され、ホール素子122は、位置検出用磁石123と対向するように配置されればよい。
以上のように構成された第2実施形態のカメラユニット100は、第2アクチュエータ10によりレンズ保持枠116を駆動させることで、レンズ115がオートフォーカスされる。その際、レンズ保持枠116は、可動台104の案内溝104aに嵌挿部116cが嵌挿されているため、可動台104に対する回転が防止され、光軸Cの方向にのみ移動する。又、その移動に際して、突起116dが可動台104の案内溝104aの内側面と当接するため、抵抗を小さくでき、円滑に移動できる。
又、先の第1実施形態と同様に、このオートフォーカスと同時に、光学式手振れ補正機構の第2アクチュエータ107が駆動されて、被支持部材が光軸Cの直交方向に平行移動されることで、手振れ補正がなされる。
この場合においても、バランサーとしての位置検出用磁石123によって、磁石109とコイル108の間に生じた駆動力の合力P2の作用線上に被支持部材の重心O1が位置するように配置されているため、第1アクチュエータ107の作動に伴い揺動する際の被支持部材のバランスを良好にでき、撮像される画像の劣化を防止できる。
尚、上記実施形態では、バランサーは、レンズ位置検出部材の位置検出用磁石から構成されたが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。例えばレンズ位置検出部材とは別個に、専用のバランサーから構成されてもよい。また、バランサーがレンズ位置検出部材とは別個に構成される場合に、レンズ保持枠と可動台との何れか一方又は両方に配置することができる。
又、バランサーは、ホール素子から構成され、或いは、ホール素子と位置検出用磁石レンズとの両方によって構成されてもよい。
1、100 カメラユニット
1b 被支持部材
2、102 撮像素子
3、103 固定台
4、104 可動台
5、105 サスペンションワイヤ
7、107 第1アクチュエータ
8、108 コイル
9、109 駆動用磁石
10、110 第2アクチュエータ
11 基体
12 圧電素子
13、113 駆動軸
15、115 レンズ
16、116 レンズ保持枠
17 押圧ばね(付勢部材)
22、122 ホール素子
23、123 位置検出用磁石(バランサー)
117 スライダバネ(付勢部材)
C 光軸

Claims (6)

  1. 固定台と、
    前記固定台に揺動可能に支持され、略円形状のレンズを有する被支持部材と、
    前記固定台に対して前記被支持部材を前記レンズの光軸と直交方向に駆動させる第1アクチュエータとを備え、
    前記被支持部材は、可動台と、前記レンズを保持したレンズ保持枠と、前記可動台に保持され前記レンズ保持枠を前記光軸の方向に駆動させる第2アクチュエータと、前記被支持部材の重心位置を調整するバランサーとを備え、
    前記可動台は、前記レンズの径方向外側に突出する4つの隅角部を有する略矩形状の可動台本体を備え、
    前記第2アクチュエータは、電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子の一端に結合され前記電気機械変換素子の伸縮変位に応じて変位する駆動軸とを備え、
    前記レンズ保持枠は、前記駆動軸に摺動可能に摩擦係合され、
    前記第2アクチュエータは、前記可動台本体の前記4つの隅角部の内の何れか1つである第1隅角部と前記第1隅角部に対して径方向内側に位置する前記レンズの外周部との間に形成される第1領域に配置され、
    前記バランサーは、前記可動台本体の前記第1隅角部以外の他の1つの隅角部と前記他の1つの隅角部に対して径方向内側に位置する前記レンズの外周部との間に形成される領域に配置されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記被支持部材は、前記レンズ保持枠を前記駆動軸に摩擦係合させるように付勢した付勢部材を、更に備え、
    前記付勢部材は、前記第1領域に配置され、
    前記バランサーは、前記第1隅角部に前記レンズを挟んで向かい合う第3隅角部と前記第3隅角部に対して径方向内側に位置する前記レンズの外周部との間に形成される第3領域に配置されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記被支持部材は、前記レンズ保持枠を前記駆動軸に摩擦係合させるように付勢した付勢部材を、更に備え、
    前記付勢部材は、前記第1領域から、前記第1隅角部に隣接した第2隅角部または第4隅角部と前記第2隅角部または第4隅角部に対して径方向内側に位置する前記レンズの外周部との間に形成された第2領域又は第4領域まで延ばされるように配置され、
    前記バランサーは、前記付勢部材が配置された第2領域又は第4領域と異なる前記第4領域又は第2領域に配置されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記レンズ保持枠と前記可動台との何れか一方に保持され、前記可動台に対する前記レンズ保持枠の前記光軸方向の位置を検出するための位置検出用磁石を、更に備え、
    前記バランサーは、前記位置検出用磁石であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記第1アクチュエータは、前記固定台と前記レンズ保持枠との何れか一方に保持されたコイルと、前記固定台と前記レンズ保持枠との何れか他方に保持された駆動用磁石とを備え、
    前記バランサーは、前記コイルと駆動用磁石とに生じる駆動力の合力の作用線上に前記被支持部材の重心がほぼ位置するように配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載のレンズ駆動装置と、
    前記固定台に装着され、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、
    1又は複数の光学素子を備え、物体の光学像を前記撮像素子の受光面上に結像する撮像光学系とを備え、
    前記撮像光学系における1又は複数の光学素子のうちの光軸方向に沿って移動する光学素子は、前記レンズ駆動装置のレンズ保持枠に取り付けられていること
    を特徴とするカメラユニット。
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