JP2015033981A - メータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプユニットに光源として用いられた複数のLEDそれぞれを独立して点滅させるにあたって、ランプユニットの点滅動作をより効果的に運転手に通知することができるメータを提供すること。【解決手段】複数のLEDを有するランプユニット410、420、・・・460が点滅している状況を報知する報知部160R、160L、180と、ランプユニットを点滅することを命令する外部信号が入力された場合、ランプユニットの点滅を制御する点灯制御装置200に制御信号を出力し、且つ報知部による報知を制御する主制御回150路と、を備え、主制御回路150は、時間区分毎に前記複数のLEDそれぞれの点灯及び消灯が定められた点滅パターンに基づいて、報知部による報知を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されたメータに関し、特に、光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が採用されたランプユニットの点滅動作を運転手に知らせるメータに関する。
従来の車両では、車両が右左折するときや非常時に点灯するランプユニット(方向指示器と称されることがある。)に、光源として白熱電球が利用されていた。特許文献1には、白熱電球を利用したランプユニットの断線検出方法が記載されている。
また、近年の車両では、光源としてLEDが採用されたランプユニットが市場に投入されつつある。このランプユニットには、複数のLEDが設けられる場合がある。特許文献2には、LEDを利用したランプユニットの断線検出方法が記載されている。
特開平9−290682号公報 特開2013−95307号公報
特許文献2に記載されている車両用灯具は、光源としてのLEDが複数設けられ、これらのLEDが直列に接続されている。複数のLEDは、駆動電圧が供給されると全てが点灯し、駆動電圧の供給がされなくなると全てが消灯する。このように複数のLEDが接続された発光素子群は、これらのLEDのうちのいずれか1つに断線等の異常が発生すると、発光素子群全体に電流が流れなくなる。結果として発光素子群に接続されている出力端子の電位が変化し、この電位の変化により断線が検知される。
ところで、複数のLEDが設けられたランプユニットを車両に採用する場合、複数のLEDを並列に接続してLEDそれぞれを独立して点滅したいという要求がある。複数のLEDを独立して点滅させる1手法としてはある点滅パターンに則って複数のLEDを点滅することが考えられる。このようにランプユニットを点灯する場合、ランプユニットの点滅動作を運転手に知らせるための、車両のメータに設けられたターンインジケータランプの動作も、改良の余地がある。同様に、ランプユニットの点滅動作を運転手に知らせるための、車両のメータに設けられたブザーまたはスピーカからの通知音も、改良の余地がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ランプユニットに光源として用いられた複数のLEDそれぞれを独立して点滅させるにあたって、ランプユニットの点滅動作をより効果的に運転手に通知することができるメータを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るメータは、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1) 複数のLEDを有するランプユニットが点滅している状況を報知する報知部と、
前記ランプユニットを点滅することを命令する外部信号が入力された場合、前記ランプユニットの点滅を制御する点灯制御装置に制御信号を出力し、且つ前記報知部による報知を制御する主制御回路と、
を備え、
前記主制御回路は、時間区分毎に前記複数のLEDそれぞれの点灯及び消灯が定められた点滅パターンに基づいて、前記報知部による報知を制御する、
こと。
(2) 上記(1)の構成のメータであって、
前記報知部は、インジケータランプである、
こと。
(3) 上記(2)の構成のメータであって、
前記インジケータランプは、前記複数のLEDの並びに対応して配置された、複数の光源を有し、
前記主制御回路は、前記複数の光源のうち、前記点滅パターンに基づいて点灯する前記複数のLEDに対応するものを点灯し、前記点滅パターンに基づいて消灯する前記複数のLEDに対応するものを消灯するよう制御する、
こと。
(4) 上記(1)の構成のメータであって、
前記報知部は、スピーカである、
こと。
(5) 上記(4)の構成のメータであって、
前記主制御回路は、前記点滅パターンに基づいて点灯する前記複数のLEDの個数に応じて、前記スピーカが異なる通知音を出力するよう制御する、
こと。
上記(1)の構成のメータによれば、ランプユニットに光源として用いられた複数のLEDそれぞれを独立して点滅させるにあたって、ランプユニットの点滅動作をより効果的に運転手に通知することができる。
上記(2)の構成のメータによれば、メータに設けられるインジケータランプによって、ランプユニットの点滅動作をより効果的に運転手に通知することができる。
上記(3)の構成のメータによれば、ランプユニットの点滅動作を直感的に運転手に通知することができる。
上記(4)の構成のメータによれば、メータに設けられるスピーカによって、ランプユニットの点滅動作をより効果的に運転手に通知することができる。
上記(5)の構成のメータによれば、ランプユニットの点滅動作を直感的に運転手に通知することができる。
本発明のメータによれば、ランプユニットに光源として用いられた複数のLEDそれぞれを独立して点滅させるにあたって、ランプユニットの点滅動作をより効果的に運転手に通知することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態のランプユニット制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態のメータにおける左側インジケータランプの構造を説明する正面図である。 図3は、本発明の実施形態のランプユニット制御装置における、ランプ制御回路及びランプユニットの構成を示すブロック図である。 図4(A)から図4(F)は、異常が発生していないランプユニットが点滅する際の、図1及び図3に示す点A〜C、点La〜Lj、及び点Fにおける信号のHiまたはLoを示すタイムチャートである。 図5(A)から図5(F)は、異常が発生したランプユニットが消灯する際の、図1及び図3に示す点A〜C、点La〜Lj、及び点Fにおける信号のHiまたはLoを示すタイムチャートである。 図6(A)から図6(F)は、あるランプユニットに異常が発生した場合に別のランプユニットが点滅する際の、図1及び図3に示す点A〜C、点La〜Lj、及び点Fにおける信号のHiまたはLoを示すタイムチャートである。 図7は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型A−1)である。 図8は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型A−2)である。 図9は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型A−3)である。 図10は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型A−4)である。 図11は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型B−1)である。 図12は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型B−2)である。 図13は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型B−3)である。 図14は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型B−4)である。 図15は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型C−1)である。 図16は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型C−2)である。 図17は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型D−1)である。 図18は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型D−2)である。 図19は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型E−1)である。 図20は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型F−1)である。 図21は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型F−2)である。 図22は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型G−1)である。 図23は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型H−1)である。 図24は、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンの一例(類型H−2)である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、メータ100と点灯制御装置200とを含んで構成される。概略的には、メータ100は、車両が右左折するときに操作レバーが旋回操作される、または車両が非常な状態であることを報知するときにハザードボタンの押下される、などして外部信号が入力されると、その外部信号に応じた点滅をすることを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力する。点灯制御装置200は、メータ100から制御信号が入力されると、車両の両側それぞれに設けられた右側方向指示灯220R及び左側方向指示灯220Lを点滅する。同時に、メータ100は、右側方向指示灯220R及び左側方向指示灯220Lが点滅するタイミングに合わせて、自身に備わる右側インジケータランプ160R及び左側インジケータランプ160Lを点滅し、且つ、自身に備わるスピーカ180から、点滅を聴覚的に報知するための通知音を出力する。図1は、右側方向指示灯220Rとして3つのランプユニット410、420、430(410が右側前方、420右側側方、430右側後方に位置する。)が設けられ、左側方向指示灯220Lとして3つのランプユニット440、450、460(440が左側前方、450が左側側方、460が右側後方に位置する。)が設けられた形態を示している。
まず、メータ100の構成について図1を参照して説明する。メータ100は、電源回路110、I/F120、I/F130、主制御回路150、右側インジケータランプ160R、左側インジケータランプ160L及びスピーカ180を含んで構成される。
電源回路110は、車両に搭載されたバッテリに接続され、IGNがオンになったときバッテリから電力が供給され、IGNがオフになったときバッテリからの電力の供給が停止される。電源回路110は、バッテリから供給される12Vの定格電圧を主制御回路150の駆動電圧(例えば5V)に変圧して印加する。
I/F120は、車両が右左折するときに操作レバーが旋回操作される、または車両が非常な状態であることを報知するときにハザードボタンの押下される、などして検出された外部信号を、主制御回路150が認識可能な信号に変換して該主制御回路150に出力するハードウェアインタフェースである。
I/F130は、主制御回路150が出力する制御信号を、点灯制御装置200が認識可能な信号に変換して該点灯制御装置200に出力し、さらに、点灯制御装置200が出力する信号を、主制御回路150が認識可能な信号に変換して主制御回路150に出力するハードウェアインタフェースである。
主制御回路150は、メータ100の処理全般の制御を司る回路基板である。本発明の実施形態では、主制御回路150によって制御される主要な処理として、次の4つの処理を実行する。1つ目の処理は、操作レバーの旋回操作、またはハザードボタンの押下される、などして外部信号が入力されると、その外部信号に応じた点滅をすることを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力する処理である。2つ目の処理は、点灯制御装置200から主制御回路150に出力されるセンス電流Isを基に、右側方向指示灯220R及び左側方向指示灯220Lへ駆動電圧を供給するための電力線の断線の有無を判別する処理である。3つ目の処理は、右側方向指示灯220Rまたは左側方向指示灯220Lに異常が無い場合と、右側方向指示灯220Rの少なくとも1つのランプユニット、または左側方向指示灯220Lの少なくとも1つのランプユニットに異常が有った場合とで、異なる制御信号を点灯制御装置200に出力する処理である。4つ目の処理は、ランプユニットの点滅パターンに基づいて、すなわち右側方向指示灯220R及び左側方向指示灯220Lが点滅するタイミングに合わせて、メータ100に備わる右側インジケータランプ160R及び左側インジケータランプ160Lを点滅し、且つ、メータ100に備わるスピーカ180から、点滅を聴覚的に報知するための通知音を出力する処理である。これらの処理については、追って詳述する。
右側インジケータランプ160Rは、右側方向指示灯220Rが点滅している状況を運転手に通知するためのランプである。同様に、左側インジケータランプ160Lは、左側方向指示灯220Lが点滅している状況を運転手に通知するためのランプである。メータ100の文字板(図示せず)には、右側インジケータランプ160R及び左側インジケータランプ160Lが設けられた箇所に対応して開口が設けられている。運転手は、この開口を通して、右側インジケータランプ160R及び左側インジケータランプ160Lが点灯していることを視認することができる。
右側インジケータランプ160R及び左側インジケータランプ160Lについて、さらに詳細に説明する。右側インジケータランプ160R及び左側インジケータランプ160Lは同じ構造であるため、ここでは左側インジケータランプ160Lについて説明する。図2は、本発明の実施形態のメータにおける左側インジケータランプの構造を説明する正面図である。図2に示すように、左側インジケータランプ160Lは、5つのLED161L、162L、163L、164L、165Lによって構成される。これらのLED161L、162L、163L、164L、165Lは、後述するランプユニットに設けられた複数のLED411a、・・・411i、411jの並びに対応した位置関係で配置されている。また、メータ100の文字板には、内縁によって形作られる絵柄が左方向を向く矢印形状とされた開口170Lが形成されている。LED161L、162L、163L、164L、165Lは、メータ100の文字板を正面視したときに、開口170L内部に位置するように配置されている。5つのLED161L、162L、163L、164L、165Lは、メータ100の文字板の背面に位置する回路基板上に実装されている。メータ100の筺体に文字板及び回路基板が組み付けられることにより、5つのLED161L、162L、163L、164L、165Lが開口170L内部に位置するように配置される。また、開口170Lは、メータ100の筺体に設けられた隔壁によって、5つの区画171L、172L、173L、174L、175Lに分けられている。これらの区画171L、172L、173L、174L、175Lそれぞれには、LED161L、162L、163L、164L、165Lのいずれか一つが割り当てられている。5つの区画171L、172L、173L、174L、175Lが隔壁によって隔てられていることにより、ある区画に配置されたLEDからの光が他の区画に漏れることを防止することができる。このように配置されたLED161L、162L、163L、164L、165Lの点滅制御を主制御回路150が行う。主制御回路150によるLED161L、162L、163L、164L、165Lの点滅制御の詳細は、後述する。
スピーカ180は、右側方向指示灯220Rまたは左側方向指示灯220Lが点滅している状況を運転手に通知するための音発生源である。スピーカ180は、主制御回路150から入力される音声信号に基づいて振動面が振動し、音を発生する。主制御回路150によるスピーカ180の音出力制御の詳細は、後述する。
続いて、点灯制御装置200の構成について図1を参照して説明する。点灯制御装置200は、駆動回路210、ランプ制御回路310、320、330、340、350、360、及びランプユニット410、420、430、440、450、460を含んで構成される。
駆動回路210は、ハイサイドスイッチによって構成される。駆動回路210は、電圧源Vccと右側方向指示灯220Rとの間、及び電圧源Vccと左側方向指示灯220Lとの間に、MOS−FETが設けられている。各MOS−FETは、ゲートにメータ100から制御信号が入力されると、制御信号がHiである間、電圧源Vccとランプ制御回路310、320、330、340、350、360とを通電する。こうして、ランプ制御回路310、320、330、340、350、360に駆動電圧が供給される。また、各MOS−FETは、ドレインに抵抗器の一端が接続されている。この抵抗器は、他端がメータ100に接続される。この抵抗器により、電圧源Vccから右側方向指示灯220Rまたは左側方向指示灯220Lに通電されるランプ電流ILに比例したセンス電流Isが、点灯制御装置200から主制御回路150にフィードバックされる。こうして、メータ100の主制御回路150は、センス電流Isを取得することができる。尚、抵抗器の抵抗値は、センス電流Isがランプ電流ILの数千分の一になる値が設定される。
ランプ制御回路310、320、330、340、350、360は、ランプユニット410、420、430、440、450、460に対応して設けられた回路である。ランプ制御回路310、320、330、340、350、360は全て同一の機能を有するため、ここではランプ制御回路310について図3を参照して説明する。ランプ制御回路310は、電源回路311、スイッチング回路312、10個のMOS−FET313a、・・・313i、313j、AND回路314を含んで構成される。
電源回路311は、電圧源Vccに接続され、電圧源Vccとランプ制御回路310とが通電すると、電圧源Vccから供給される3.4Vの定格電圧をスイッチング回路312の駆動電圧(例えば3V)に変圧して印加する。
スイッチング回路312は、電源回路311から駆動電圧を印加されると、駆動電圧がHiである期間、MOS−FET313a、・・・313i、313jそれぞれのオンオフを予め設定された順序(点滅パターン)で切り替える。スイッチング回路312によるMOS−FET313a、・・・313i、313jのオンオフの切り替えにより、ランプユニット410の複数のLED411a、・・・411i、411jのうち、対応するMOS−FET313a、・・・313i、313jがオンになったものに、駆動電圧が供給される。こうして、発光するLED411a、・・・411i、411jが選択的に切り替えられる。スイッチング回路312によるMOS−FET313a、・・・313i、313jのオンオフの切り替えについては後述する。
AND回路314は、入力としてMOS−FET313a、・・・313i、313jそれぞれのドレインが接続され、出力がスイッチング回路312に接続されている。AND回路314は、全てのMOS−FET313a、・・・313i、313jがオンになって全てのLED411a、・・・411i、411jに駆動電圧が供給された場合、スイッチング回路312にHiを出力する。
ランプユニット410、420、430、440、450、460それぞれは、10個のLEDを有している。ランプユニット410、420、430、440、450、460は全て同一の機能を有するため、ここではランプユニット410について図3を参照して説明する。
ランプユニット410は、10個のLED411a、・・・411i、411jが並列に接続されている。LED411a、・・・411i、411jそれぞれは、ランプ制御回路310から通電されている期間、より具体的には、対応するMOS−FET313a、・・・313i、313jをスイッチング回路312がオンに切り替えている期間、点灯する。図3では、10個のLED411a、・・・411i、411jが並列に接続されている形態を記載しているが、並列に接続されているLEDの個数は10個に限定されない。また、図3では、1列につき1つのLEDを設けた形態を記載しているが、1列につき複数のLEDを設けた形態であってもよい。例えば、1列につき赤、青、緑3個のLEDを直列に接続してもよい。
[異常が発生していないランプユニットの点滅制御]
ここで、上述した本発明の実施形態のランプユニット制御装置による、ランプユニット410、420、430、440、450、460の点滅の制御について、図4(A)から図4(F)を参照して説明する。ここでは、車両が右折するときに操作レバーが時計方向に旋回した場合を想定し説明する。図4(A)のタイムチャートは、I/F120と主制御回路150の間に位置する、主制御回路150への外部信号が伝送される点AにおけるHi及びLoを示す。図4(B)のタイムチャートは、主制御回路150とI/F130の間に位置する、点灯制御装置200への制御信号が伝送される点BにおけるHi及びLoを示す。図4(C)のタイムチャートは、主制御回路150とI/F130の間に位置する、主制御回路150へのセンス電流Isが伝送される点CにおけるHi及びLoを示す。図4(D)のタイムチャートは、スイッチング回路312と、MOS−FET313a、313b、313c、313d、313eそれぞれとの間に位置する、MOS−FET313a、313b、313c、313d、313eそれぞれのゲートへの制御信号が伝送される点La、Lb、Lc、Ld、LeにおけるHi及びLoを示す。図4(E)のタイムチャートは、スイッチング回路312と、MOS−FET313f、313g、313h、313i、313jそれぞれとの間に位置する、MOS−FET313f、313g、313h、313i、313jそれぞれのゲートへの制御信号が伝送される点Lf、Lg、Lh、Li、LjにおけるHi及びLoを示す。図4(F)は、AND回路314とスイッチング回路312との間に位置する、スイッチング回路312への信号が伝送される点FにおけるHi及びLoを示す。
車両が右折するとき、運転手は操作レバーを時計周りに旋回する。このとき、操作レバーが中立位置から旋回してから、再び中立位置に戻るまでの間、主制御回路150には、操作レバーの旋回を検出したスイッチから外部信号が入力される(図4(A)参照。)。
主制御回路150は、上述の外部信号が入力されると、右側方向指示灯220Rを正常点滅することを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力する。尚、異常点滅することを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力する形態については追って説明する。主制御回路150が出力する、正常点滅することを命令する制御信号は、Hi及びLoが同一の間隔(350ms)で交互に繰り返される信号であり、その周期は700msである(図4(B)参照。)。
駆動回路210のMOS−FETは、上記の制御信号が入力されると、制御信号がHiである間、電圧源Vccからランプ制御回路310、320、330へ通電する。電圧源Vccからランプ制御回路310、320、330への通電に伴い、主制御回路150にはセンス電流Isが入力される(図4(C)参照。)。主制御回路150が点灯制御装置200に出力する制御信号の波形と、主制御回路150に入力されるセンス電流Isの波形と、はHi及びLoのタイミングが略一致する。
主制御回路150は、少なくとも全点灯期間(区間始点の時刻t1から時刻t2の期間。詳細は後述する。)、例えば10msのサンプリング周期にてセンス電流Isの値を測定する。主制御回路150は、全点灯期間に合計10回計測されるセンス電流Isが、3回連続でスレッシュ電圧を下回った場合、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430、または左側方向指示灯220Lの3つのランプユニット440、450、460に異常が発生したと判別する。
ランプ制御回路310は、図4(B)に示すHi及びLoのタイミングで駆動電圧を印加される。このとき、スイッチング回路312は、Hiの駆動電圧が印加される区間において、MOS−FET313a、・・・313i、313jそれぞれのオンオフを予め設定された順序(点滅パターン)で切り替える。一例としては、スイッチング回路312は、Hiの駆動電圧が印加される区間のうち、区間始点の時刻t1から時刻t2の間はオン、時刻t2から時刻t3の間はオン、時刻t3から区間終点のt4の間はオフ、とする点滅パターンでMOS−FET313a、313b、313c、313d、313eそれぞれを切り替える(図4(D)参照。)。他方、スイッチング回路312は、Hiの駆動電圧が印加される区間のうち、区間始点の時刻t1から時刻t2の間はオン、時刻t2から時刻t3の間はオフ、時刻t3から区間終点のt4の間はオン、とする点滅パターンでMOS−FET313f、313g、313h、313i、313jそれぞれを切り替える(図4(E)参照。)。
図4(D)及び図4(E)に示すようにMOS−FET313a、・・・313i、313jそれぞれのオンオフを切り替えることによって、ランプユニット410は、10個のLED411a、・・・411i、411jが上述の点滅パターンの通り点灯する。図4(D)及び図4(E)では、10個のLED411a、・・・411i、411jが点灯する区間にハッチングを施している。LED411a、411b、411c、411d、411eと、LED411f、411g、411h、411i、411jとは、区間始点の時刻t1から時刻t2では共に点灯し、時刻t2から時刻t3の間及び時刻t3から区間終点のt4の間では一方が点灯し他方が消灯していることが分かる。区間始点の時刻t1から時刻t2のように全てのLEDが点灯する区間を全点灯期間と称することがある。本発明の実施形態では、この全点灯期間は、110msとして設定されている。
時刻t2から時刻t3の間及び時刻t3から区間終点のt4のように、10個のLED411a、・・・411i、411jが点滅するタイミングを適宜、設定することにより、ランプユニットのLED全てが一斉に点灯及び消灯する点滅パターンよりも、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。尚、Hiの駆動電圧が印加される区間(時刻t1から時刻t4)において、スイッチング回路312がオンオフする点滅パターンの他の形態については追って詳細に説明する。
AND回路314は、全てのMOS−FET313a、・・・313i、313jがオンになって全てのLED411a、・・・411i、411jに駆動電圧が供給された場合、スイッチング回路312にHiを出力する。MOS−FET313a、・・・313i、313jそれぞれのオンオフが上述のように切り替えられ、10個のLED411a、・・・411i、411jが全て正常に点灯した場合、AND回路314は、区間始点の時刻t1から時刻t2の間にスイッチング回路312にHiを出力する。一方、10個のLED411a、・・・411i、411jの少なくとも1つに断線が発生した場合、AND回路314は、区間始点の時刻t1から時刻t2の間にスイッチング回路312にLoを出力する。
スイッチング回路312は、所定の区間である時刻t1から時刻t2の間に入力される、AND回路314からのHiの有無によって、LED411a、・・・411i、411jへ駆動電圧を供給するための電力線の断線の有無を判別する。このようにして、ランプユニット410の異常の有無を判別する。
以上、本発明の実施形態のランプユニット制御装置がランプユニットを正常点滅する場合の処理について説明した。本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、複数のLEDを光源とするランプユニットが点滅する場合であっても、全点灯期間において複数のLEDの断線の有無を検出することができる。このように限られた期間において断線検出処理を実施する構成により、LEDに供給される電流の値を計測するサンプリング回数が抑えられ、ランプ制御回路にかかる負荷を小さくすることができる。これにより、ランプ制御回路を簡易な構成とすることができ、よって、LEDを駆動するシステムの低コスト化を実現できる。
[異常が発生したランプユニットの消灯制御]
続いて、スイッチング回路312がランプユニット410に異常が有ると判別した場合の、本発明の実施形態のランプユニット制御装置の処理について説明する。メータ100は、主制御回路150がセンス電流Isの数値を閾値と比較することによって、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430が全て正常に駆動しているか、または3つのうちのいくつかに異常が発生しているかを判別する。左側方向指示灯220Lについても同様である。例えばランプユニット410のLED411a、・・・411i、411jのいずれか1つに断線が発生した場合、その断線が発生したLEDに電流が流れないことによって厳密にはセンス電流Isの値が小さくなっているはずである。このセンス電流Isの値の変化を検出することができれば、主制御回路150は右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430に発生した異常を判別することができる。
しかし、1つのLEDの断線がセンス電流Isに与える影響は微々たるものである。このため、スイッチング回路312がランプユニット410に異常が有ると判別できたとしても、主制御回路150が右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430に発生した異常を判別できない虞がある。その異常を発生できない場合、主制御回路150は、ランプユニット410、420、430を異常点滅に切り替えることができない。この結果、異常が発生したままのランプユニットを用いた車両の運行がなされる可能性がある。
このような事情を踏まえ、スイッチング回路312は、ランプユニット410に異常が有ると判別した場合、次の処理を実行する。ここでは、図5に示すように、右側方向指示灯220Rを正常点滅することを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力してから3周期目に、ランプユニット410のLED411jに断線が発生した場合を想定している。尚、1周期目及び2周期目の処理については図4を参照して説明したとおりであるため再度の説明を省略する。
上記の3周期目における区間始点の時刻t1から時刻t2において、AND回路314はLoをスイッチング回路312に出力する(図5(F)参照。)。スイッチング回路312は、区間始点の時刻t1から時刻t2におけるAND回路314からの信号がLoであることを以って、ランプユニット410に異常有りと判別する。
すると、スイッチング回路312は、3周期目における時刻t2以降、全てのMOS−FET313a、・・・313i、313jそれぞれをオフに切り替える(図5(D)及び図5(E)参照。)。こうして10個のLED411a、・・・411i、411jが消灯する。このとき、ランプユニット410にはランプ電流ILが通電されていないことになる。
この場合、センス電流Isは、10個のLED411a、・・・411i、411jが消灯する前に比べて、値が小さくなる(図5(C))。10個のLED411a、・・・411i、411jが消灯したときのセンス電流Isの変化は、メータ100の主制御回路150が検出できる範囲のものである。主制御回路150は、4周期目における全点灯期間においてセンス電流Isがスレッシュ電圧を下回ることを検出し、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430に発生した異常を判別する。
以上、本発明の実施形態のランプユニット制御装置によるランプユニットのLEDに異常が発生した場合の処理について説明した。本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、点灯制御装置200をメータ100が制御する場合であっても、LEDの断線に伴って発生するランプユニット410、420、430、440、450、460の異常を確実にメータ100が検出することができる。よって、ランプユニット410、420、430、440、450、460の異常が検出されることなく、異常が発生したままのランプユニットを用いた車両の運行がなされることを防ぐことができる。
また、本発明の実施形態のようにランプユニット410、420、430、440、450、460の異常をメータ100に結果として通知する構成であれば、メータ100側の設計変更を伴わない。このため、既存のメータに本発明の実施形態の点灯制御装置200を適用することができる。よって、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は汎用性が高いものと言える。
[あるランプユニットに異常が発生した場合の、異常が発生していない別のランプユニットの点滅制御]
次に、上述のようにメータ100の主制御回路150が、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430のいずれかに異常が発生したことを判別した後の処理について説明する。例えばランプユニット410に異常が発生した場合、操作レバーの旋回を検出したスイッチから外部信号が入力されても、ランプユニット410は、図5に示すようにの全てのLED411a、・・・411i、411jが消灯した状態である。他方、異常が発生していないランプユニット420及びランプユニット430は、操作レバーの旋回を検出したスイッチから外部信号が入力されたとき、異常点滅する。ランプユニットを異常点滅させることは、「ハイフラッシャー」と称されることがある。以降では、ランプユニット420及びランプユニット430を異常点滅させる場合の処理について説明する。尚、以下では、ランプユニット420が異常点滅する場合の処理について説明するが、この説明に際しては、ランプ制御回路310及びランプユニット410をランプ制御回路320及びランプユニット420に置き換えて図3を参照されたい。
メータ100の主制御回路150は、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430に異常が発生したことを判別した場合であって、操作レバーの旋回を検出したスイッチから外部信号が入力されたとき、右側方向指示灯220Rを異常点滅することを命令する制御信号を点灯制御装置200に出力する。主制御回路150が出力する、異常点滅することを命令する制御信号は、Hiが110ms、Loが200msで交互に繰り返される信号であり、その周期は310msである(図6(B)参照。)。異常点滅することを命令する制御信号の周期は、正常点滅することを命令する制御信号の周期(700ms)よりも短い。よって、異常点滅するランプユニットは、正常点滅するランプユニットよりも点滅する周期が短く、異常が発生したランプユニットの存在が運転手に気付かれ易い環境が形成されている。
駆動回路210のMOS−FETは、上記の制御信号が入力されると、制御信号がHiである間、電圧源Vccからランプ制御回路310、320、330へ通電する。電圧源Vccからランプ制御回路310、320、330への通電に伴い、主制御回路150にはセンス電流Isが入力される(図6(C)参照。)。主制御回路150が点灯制御装置200に出力する制御信号の波形と、主制御回路150に入力されるセンス電流Isの波形と、Hi及びLoのタイミングが略一致する。
ランプ制御回路320は、図6(B)に示すHi及びLoのタイミングで駆動電圧が印加される。ここで、Hiの駆動電圧が印加される区間始点の時刻t1から区間終点の時刻t2の間は、全点灯期間に相当する。このため、スイッチング回路322は、Hiの駆動電圧が印加される区間始点の時刻t1から区間終点の時刻t2において、MOS−FET323a、・・・323i、323jそれぞれをオンに切り替える(図6(D)及び図6(E)参照。)。図6(D)及び図6(E)では、10個のLED421a、・・・421i、421jが点灯する区間にハッチングを施している。尚、時刻t2におてHiの駆動電圧の印加が終了するため、図4に示す時刻t2から時刻t3の間及び時刻t3から時刻t4の間のようなパターンでMOS−FET323a、・・・323i、323jそれぞれをオンオフに切り替えることはしない。
AND回路314は、全てのMOS−FET323a、・・・323i、323jがオンになって全てのLED421a、・・・421i、421jに駆動電圧が供給された場合、スイッチング回路322にHiを出力する。MOS−FET323a、・・・323i、323jそれぞれのオンオフが上述のように切り替えられ、10個のLED421a、・・・421i、421jが全て正常に点灯した場合、AND回路324は、区間始点の時刻t1から時刻t2の間にスイッチング回路322にHiを出力する。一方、10個のLED421a、・・・421i、421jの少なくとも1つに断線が発生した場合、AND回路324は、区間始点の時刻t1から時刻t2の間にスイッチング回路322にLoを出力する。
スイッチング回路322は、所定の区間である時刻t1から時刻t2の間に入力される、AND回路324からのHiの有無によって、LED421a、・・・421i、421jへ駆動電圧を供給するための電力線の断線の有無を判別する。このようにして、ランプユニット420の異常の有無を判別する。スイッチング回路322は、ランプユニット420に異常有りと判別した場合、時刻t2以降、全てのMOS−FET323a、・・・323i、323jそれぞれをオフに切り替えることになる。
主制御回路150は、全点灯期間(区間始点の時刻t1から区間終点の時刻t2の期間)、例えば10msのサンプリング周期にてセンス電流Isの値を測定する。主制御回路150は、全点灯期間に合計10回計測されるセンス電流Isが、3回連続でスレッシュ電圧を下回った場合、右側方向指示灯220Rの3つのランプユニット410、420、430に異常が発生したと判別する。尚、この場合のスレッシュ電圧は、ランプユニットを正常点滅させていた場合のものよりも低い値である。
以上、本発明の実施形態のランプユニット制御装置がランプユニットを異常点滅する場合の処理について説明した。本発明の実施形態のランプユニット制御装置では、異常の発生していないランプユニットを異常点滅させる場合であっても、全点灯期間においてランプユニットの異常の有無が判別される。これは、ランプユニットが点滅する場合、その点滅が正常点滅であっても異常点滅であっても、時刻t1から時刻t2の間に、その点滅中のランプユニットの異常の有無が判別されることを意味する。このため、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、ランプユニットを正常点滅させる場合及び異常点滅させる場合で共通の点灯制御装置200を利用することができる。このため、特にランプ制御回路310、320、330、340、350、360の回路構成が複雑にならなくて済む。
[断線検出処理のまとめ]
以上、本発明の実施形態のランプユニット制御装置について説明した。本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、複数のLEDを光源とするランプユニットが点滅する場合であっても、全点灯期間において複数のLEDの断線の有無を検出することができる。このように限られた期間において断線検出処理を実施する構成により、LEDに供給される電流の値を計測するサンプリング回数が抑えられ、ランプ制御回路にかかる負荷を小さくすることができる。これにより、ランプ制御回路を簡易な構成とすることができ、よって、LEDを駆動するシステムの低コスト化を実現できる。
また、本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、点灯制御装置200をメータ100が制御する場合であっても、LEDの断線に伴って発生するランプユニット410、420、430、440、450、460の異常を確実にメータ100が検出することができる。よって、ランプユニット410、420、430、440、450、460の異常が検出されることなく、異常が発生したままのランプユニットを用いた車両の運行がなされることを防ぐことができる。
また、本発明の実施形態のようにランプユニット410、420、430、440、450、460の異常をメータ100に結果として通知する構成であれば、メータ100側の設計変更を伴わない。このため、既存のメータに本発明の実施形態の点灯制御装置200を適用することができる。よって、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は汎用性が高いものと言える。
また、本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、ランプユニットを正常点滅させる場合及び異常点滅させる場合で共通の点灯制御装置200を利用することができる。このため、特にランプ制御回路310、320、330、340、350、360の回路構成が複雑にならなくて済む。
尚、本発明の実施形態では、全点灯期間を、ランプ制御回路にHiの駆動電圧が印加される区間のうちの、区間始点の時刻t1から時刻t2の間に割り当てた。このように当該区間の先頭に全点灯期間を割り当てることにより、全点灯期間後の期間において、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。また、全点灯期間にてランプユニットの異常が検出された場合、その全点灯期間直後から、異常点滅にランプユニットを切り替えることもできる。しかし、本発明は上記の区間の先頭に全点灯期間を割り当てたものに限られない。上記の区間の任意の箇所に全点灯期間を割り当ててもよい。
[ランプユニットが正常点滅する点滅パターンの具体例]
ランプ制御回路のスイッチング回路には、ランプユニットを正常点滅させるための駆動電圧が入力されている間(350ms)を時分割した時間区分T1、T2・・・T10(時間区分T1が先頭、時間区分T10が最後尾に位置する)毎に、LED(La、Lb・・・Lj)のオンオフを定めた点滅パターンが設定されている。以降では、スイッチング回路によるオンオフ制御によって実現される、ランプユニットが正常点滅する場合の点滅パターンについて、いくつかの例を説明する。また、併せて、各点滅パターンに応じた左側インジケータランプ160Lの点滅形態、及び、各点滅パターンに応じたスピーカ180の通知形態について説明する。尚、図7から図24に示す点滅パターンは、横方向を時間の進行方向として、縦方向をLEDが配設された並び方向として、記載されている。また、図7から図24に示す点滅パターンでは、LEDが点灯する時間区分にハッチングを施し、LEDが点灯していない時間区分は空白としている。
<点滅パターンA:点灯するLEDの数が徐々に減少する>
ここでは、ランプ制御回路のスイッチング回路が、時間区分のうちの第1の時間区分に点灯するLEDの数よりも、時間区分のうちの、第1の時間区分よりも時間的に後に割り当てられた第2の時間区分に点灯するLEDの数が少なくなるよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する形態について説明する。
<類型A−1>
類型A−1では、図7に示す点滅パターンのように、時間区分T1、T2、T3において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T4から時間区分T10にかけて点灯するLEDの数が少なくなる。時間区分T4から時間区分T10にかけては、時間区分T4においてLED(La、Lb)が消灯し、時間区分T5においてLED(Lc)がさらに消灯し、時間区分T6においてLED(Ld)がさらに消灯し、時間区分T7においてLED(Le)がさらに消灯し、時間区分T8においてLED(Lf)がさらに消灯し、時間区分T9においてLED(Lg)がさらに消灯し、時間区分T10においてLED(Lh)がさらに消灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、一方の端側に位置するLEDから他方の端側に位置するLEDにかけて順に消灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型A−1では、時間区分T1、T2、T3が全点灯期間に相当する。時間区分T1、T2、T3において複数のLEDの断線の有無が検出される。
また、類型A−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの全ての区画171L、172L、173L、174L、175LにおけるLEDが点灯する。その後、時間区分T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画175LにおけるLEDが消灯し、時間区分T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画174LにおけるLEDがさらに消灯し、時間区分T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画173LにおけるLEDがさらに消灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画172LにおけるLEDがさらに消灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの一方の端側に位置する区画175Lから他方の端側に位置する区画171Lにかけて順に消灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型A−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1、T2、T3において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T9において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T10において「ド」(時間区分T1、T2、T3の音階よりも1オクターブ下)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<類型A−2>
類型A−2では、図8に示す点滅パターンのように、時間区分T1、T2、T3において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T4から時間区分T10にかけて点灯するLEDの数が少なくなる。時間区分T4から時間区分T10にかけては、時間区分T4、T5においてLED(Le、Lf)が消灯し、時間区分T6、T7においてLED(Ld、Lg)がさらに消灯し、時間区分T8、T9においてLED(Lc、Lh)がさらに消灯し、時間区分T10においてLED(Lb、Li)がさらに消灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、中央に位置するLEDから両端側に位置するLEDにかけて順に消灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型A−2では、時間区分T1、T2、T3が全点灯期間に相当する。時間区分T1、T2、T3において複数のLEDの断線の有無が検出される。
また、類型A−2の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの全ての区画171L、172L、173L、174L、175LにおけるLEDが点灯する。その後、時間区分T3、T4、T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画173LにおけるLEDが消灯し、時間区分T7、T8、T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画172L、174LにおけるLEDがさらに消灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの中央に位置する区画173Lから両端側に位置する区画171L、175Lにかけて順に消灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型A−2の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1、T2、T3において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T4、T5において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6、T7において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8、T9において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T10において「ド」(時間区分T1、T2、T3の音階よりも1オクターブ下)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<類型A−3>
類型A−3では、図9に示す点滅パターンのように、時間区分T1、T2、T3において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T4から時間区分T10にかけて点灯するLEDの数が少なくなる。時間区分T4から時間区分T10にかけては、時間区分T4、T5においてLED(La、Lj)が消灯し、時間区分T6、T7においてLED(Lb、Li)がさらに消灯し、時間区分T8、T9においてLED(Lc、Lh)がさらに消灯し、時間区分T10においてLED(Ld、Lg)がさらに消灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、両端側それぞれに位置するLEDから中央に位置するLEDにかけて順に消灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型A−3では、時間区分T1、T2、T3が全点灯期間に相当する。時間区分T1、T2、T3において複数のLEDの断線の有無が検出される。
また、類型A−3の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの全ての区画171L、172L、173L、174L、175LにおけるLEDが点灯する。その後、時間区分T3、T4、T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画171L、175LにおけるLEDが消灯し、時間区分T7、T8、T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画172L、174LにおけるLEDがさらに消灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの両端側それぞれに位置する区画171L、175Lから中央に位置する区画173Lにかけて順に消灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型A−3の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1、T2、T3において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T4、T5において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6、T7において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8、T9において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T10において「ド」(時間区分T1、T2、T3の音階よりも1オクターブ下)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<類型A−4>
類型A−4では、図10に示す点滅パターンのように、時間区分T1、T2、T3において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T4から時間区分T10にかけて点灯するLEDの数が少なくなる。時間区分T4から時間区分T10にかけては、時間区分T4、T5においてLED(La、Lf)が消灯し、時間区分T6、T7においてLED(Lb、Lg)がさらに消灯し、時間区分T8、T9においてLED(Lc、Lh)がさらに消灯し、時間区分T10においてLED(Ld、Li)がさらに消灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、一端側に位置するLEDから中央に位置するLEDにかけて、且つ、中央に位置するLEDから他端側に位置するLEDにかけて、順に消灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する、類型A−4では、時間区分T1、T2、T3が全点灯期間に相当する。時間区分T1、T2、T3において複数のLEDの断線の有無が検出される。
また、類型A−4の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの全ての区画171L、172L、173L、174L、175LにおけるLEDが点灯する。その後、時間区分T3、T4、T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画173L、175LにおけるLEDが消灯し、時間区分T7、T8、T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画172LにおけるLEDがさらに消灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの一端側に位置する区画175Lから中央に位置する区画174Lにかけて、且つ中央に位置する区画173Lから他端側に位置する区画171Lにかけて、順に消灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型A−4の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1、T2、T3において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T4、T5において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6、T7において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8、T9において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T10において「ド」(時間区分T1、T2、T3の音階よりも1オクターブ下)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<点滅パターンB:点灯するLEDの数が徐々に増加する>
ここでは、ランプ制御回路のスイッチング回路が、時間区分のうちの第1の時間区分に点灯するLEDの数よりも、時間区分のうちの、第1の時間区分よりも時間的に後に割り当てられた第2の時間区分に点灯するLEDの数が多くなるよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する形態について説明する。
<類型B−1>
類型B−1では、図11に示す点滅パターンのように、時間区分T1から時間区分T7にかけて点灯するLEDの数が多くなる。その後、時間区分T8、T9、T10において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。時間区分T1から時間区分T7にかけては、時間区分T1においてLED(La、Lb)が点灯し、時間区分T2においてLED(Lc)がさらに点灯し、時間区分T3においてLED(Ld)がさらに点灯し、時間区分T4においてLED(Le)がさらに点灯し、時間区分T5においてLED(Lf)がさらに点灯し、時間区分T6においてLED(Lg)がさらに点灯し、時間区分T7においてLED(Lh)がさらに点灯する。そして、時間区分T8、T9、T10においてLED(Li、Lj)がさらに点灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、一方の端側に位置するLEDから他方の端側に位置するLEDにかけて順に点灯し、最後に割り当てられた時間区分において複数のLEDの全てが点灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型B−1では、時間区分T8、T9、T10が全点灯期間に相当する。時間区分T8、T9、T10において複数のLEDの断線の有無が検出される。
また、類型B−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの区画175LにおけるLEDが点灯し、時間区分T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画174LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画173LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画172LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画171LにおけるLEDがさらに点灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの一方の端側に位置する区画175Lから他方の端側に位置する区画171Lにかけて順に点灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型B−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T2において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T3において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8、T9、T10において「ド」(時間区分T1の音階よりも1オクターブ上)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<類型B−2>
類型B−2では、図12に示す点滅パターンのように、時間区分T1から時間区分T7にかけて点灯するLEDの数が多くなる。その後、時間区分T8、T9、T10において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。時間区分T1から時間区分T7にかけては、時間区分T1においてLED(Le、Lf)が点灯し、時間区分T2、T3においてLED(Ld、Lg)がさらに点灯し、時間区分T4、T5においてLED(Lc、Lh)がさらに点灯し、時間区分T6、T7においてLED(Lb、Li)がさらに点灯する。そして、時間区分T8、T9、T10においてLED(La、Lj)がさらに点灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、中央に位置するLEDから両端側に位置するLEDにかけて順に点灯し、最後に割り当てられた時間区分において複数のLEDの全てが点灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型B−2では、時間区分T8、T9、T10が全点灯期間に相当する。時間区分T8、T9、T10において複数のLEDの断線の有無が検出される。
また、類型B−2の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2、T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画173LにおけるLEDが点灯し、時間区分T5、T6、T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画172L、174LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画171L、175LにおけるLEDがさらに点灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの中央に位置する区画173Lから両端側方に位置する区画171L、175Lにかけて順に点灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型B−2の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T2において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T3において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8、T9、T10において「ド」(時間区分T1の音階よりも1オクターブ上)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<類型B−3>
類型B−3では、図13に示す点滅パターンのように、時間区分T1から時間区分T7にかけて点灯するLEDの数が多くなる。その後、時間区分T8、T9、T10において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。時間区分T1から時間区分T7にかけては、時間区分T1においてLED(La、Lj)が点灯し、時間区分T2、T3においてLED(Lb、Li)がさらに点灯し、時間区分T4、T5においてLED(Lc、Lh)がさらに点灯し、時間区分T6、T7においてLED(Ld、Lg)がさらに点灯する。そして、時間区分T8、T9、T10においてLED(Le、Lf)がさらに点灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、両端側それぞれに位置するLEDから中央に位置するLEDにかけて順に点灯し、最後に割り当てられた時間区分において複数のLEDの全てが点灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型B−3では、時間区分T8、T9、T10が全点灯期間に相当する。時間区分T8、T9、T10において複数のLEDの断線の有無が検出される。
また、類型B−3の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2、T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画171L、175LにおけるLEDが点灯し、時間区分T5、T6、T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画172L、174LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画173LにおけるLEDがさらに点灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの両端側に位置する区画171L、175Lから中央に位置する区画173Lにかけて順に点灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型B−3の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T2において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T3において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8、T9、T10において「ド」(時間区分T1の音階よりも1オクターブ上)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<類型B−4>
類型B−4では、図14に示す点滅パターンのように、時間区分T1から時間区分T7にかけて点灯するLEDの数が多くなる。その後、時間区分T8、T9、T10において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。時間区分T1から時間区分T7にかけては、時間区分T1においてLED(La、Lf)が点灯し、時間区分T2、T3においてLED(Lb、Lg)がさらに点灯し、時間区分T4、T5においてLED(Lc、Lh)がさらに点灯し、時間区分T6、T7においてLED(Ld、Li)がさらに点灯する。そして、時間区分T8、T9、T10においてLED(Le、Lj)がさらに点灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、一端側に位置するLEDから中央に位置するLEDにかけて、且つ、中央に位置するLEDから他端側に位置するLEDにかけて、順に点灯し、最後に割り当てられた時間区分において複数のLEDの全てが点灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型B−4では、時間区分T8、T9、T10が全点灯期間に相当する。時間区分T8、T9、T10において複数のLEDの断線の有無が検出される。
また、類型B−4の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2、T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画172L、175LにおけるLEDが点灯し、時間区分T5、T6、T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画174LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画171L、173LにおけるLEDがさらに点灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの一端側に位置する区画175Lから中央に位置する区画173Lにかけて、且つ、中央に位置する区画172Lから他端側に位置する区画171Lにかけて、順に点灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型B−4の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T2において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T3において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8、T9、T10において「ド」(時間区分T1の音階よりも1オクターブ上)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<点滅パターンC:点灯するLEDの数が徐々に増加し、その後減少する>
ここでは、ランプ制御回路のスイッチング回路が、時間区分のうちの第1の時間区分に点灯するLEDの数よりも、時間区分のうちの、第1の時間区分よりも時間的に後に割り当てられた第2の時間区分に点灯するLEDの数が多くなるよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御して複数のLEDの全てが点灯した後、時間区分のうちの、第2の時間区分よりも時間的に後に割り当てられた第3の時間区分に点灯するLEDの数が少なくなるよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する形態について説明する。
<類型C−1>
類型C−1では、図15に示す点滅パターンのように、時間区分T1から時間区分T4にかけて点灯するLEDの数が多くなり、時間区分T5、T6において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T7から時間区分T10にかけて点灯するLEDの数が少なくなる。時間区分T1から時間区分T4にかけては、時間区分T1においてLED(La、Lb)が点灯し、時間区分T2においてLED(Lc、Ld)がさらに点灯し、時間区分T3においてLED(Le、Lf)がさらに点灯し、時間区分T4においてLED(Lg、Lh)がさらに点灯する。そして、時間区分T5、T6においてLED(Li、Lj)がさらに点灯し、この結果全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T7から時間区分T10にかけては、時間区分T7においてLED(Li、Lj)が消灯し、時間区分T8においてLED(Lg、Lh)がさらに消灯し、時間区分T9においてLED(Le、Lf)がさらに消灯し、時間区分T10においてLED(Lc、Ld)がさらに消灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、一方の端側に位置するLEDから他方の端側に位置するLEDにかけて順に点灯し、途中に割り当てられた時間区分において複数のLEDの全てが点灯した後、時間区分の経過とともに、他方の端側に位置するLEDから一方の端側に位置するLEDにかけて順に消灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型C−1では、時間区分T5、T6が全点灯期間に相当する。時間区分T5、T6において複数のLEDの断線の有無が検出される。尚、類型C−1は、類型A−1からA−4及び類型B−1からB−4に比べて、全点灯期間が短くなっているが、スイッチング回路によるLEDの断線の有無の検出精度に影響はない。
また、類型C−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの区画175LにおけるLEDが点灯し、時間区分T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画173L、174LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画171L、172LにおけるLEDがさらに点灯し、この結果左側インジケータランプ160Lの全ての区画におけるLEDが点灯する。その後、時間区分T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画171L、172LにおけるLEDが消灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画173L、174LにおけるLEDがさらに消灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの一方の端側に位置する区画175LにおけるLEDから他方の端側に位置する区画171LにおけるLEDにかけて順に点灯し、途中に割り当てられた時間区分において左側インジケータランプ160Lの全ての区画におけるLEDが点灯した後、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの他方の端側に位置する区画171LにおけるLEDから一方の端側に位置する区画175LにおけるLEDにかけて順に消灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型C−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T2において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T3において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5、T6において「ド」(時間区分T1の音階よりも1オクターブ上)の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T9において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T10において「ド」の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<類型C−2>
類型C−2では、図16に示す点滅パターンのように、時間区分T1から時間区分T4にかけて点灯するLEDの数が多くなり、時間区分T5、T6において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T7から時間区分T10にかけて点灯するLEDの数が少なくなる。時間区分T1から時間区分T4にかけては、時間区分T1においてLED(La、Lb)が点灯し、時間区分T2においてLED(Lc、Ld)がさらに点灯し、時間区分T3においてLED(Le、Lf)がさらに点灯し、時間区分T4においてLED(Lg、Lh)がさらに点灯する。そして、時間区分T5、T6においてLED(Li、Lj)がさらに点灯し、この結果全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T7から時間区分T10にかけては、時間区分T7においてLED(La、Lb)が消灯し、時間区分T8においてLED(Lc、Ld)がさらに消灯し、時間区分T9においてLED(Le、Lf)がさらに消灯し、時間区分T10においてLED(Lg、Lh)がさらに消灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、一方の端側に位置するLEDから他方の端側に位置するLEDにかけて順に点灯し、途中に割り当てられた時間区分において複数のLEDの全てが点灯した後、時間区分の経過とともに、一方の端側に位置するLEDから他方の端側に位置するLEDにかけて順に消灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型C−2では、時間区分T5、T6が全点灯期間に相当する。時間区分T5、T6において複数のLEDの断線の有無が検出される。尚、類型C−2は、類型A−1からA−4及び類型B−1からB−4に比べて、全点灯期間が短くなっているが、スイッチング回路によるLEDの断線の有無の検出精度に影響はない。
また、類型C−2の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの区画175LにおけるLEDが点灯し、時間区分T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画173L、174LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画171L、172LにおけるLEDがさらに点灯し、この結果左側インジケータランプ160Lの全ての区画におけるLEDが点灯する。その後、時間区分T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画174L、175LにおけるLEDが消灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画172L、173LにおけるLEDがさらに消灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの一方の端側に位置する区画175LにおけるLEDから他方の端側に位置する区画171LにおけるLEDにかけて順に点灯し、途中に割り当てられた時間区分において左側インジケータランプ160Lの全ての区画におけるLEDが点灯した後、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの一方の端側に位置する区画175LにおけるLEDから他方の端側に位置する区画171LにおけるLEDにかけて順に消灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型C−2の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T2において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T3において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5、T6において「ド」(時間区分T1の音階よりも1オクターブ上)の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T9において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T10において「ド」の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<点滅パターンD:暗点が移動する>
ここでは、ランプ制御回路のスイッチング回路が、点灯したLEDに挟まれる消灯したLEDが、複数のLEDが順に点灯する向きに移動するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する形態について説明する。
<類型D−1>
類型D−1では、図17に示す点滅パターンのように、時間区分T1、T2において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T4から時間区分T10にかけて点灯するLEDの数が少なくなる。時間区分T3から時間区分T7にかけては、時間区分T3においてLED(La)が消灯し、時間区分T4においてLED(La)が点灯してLED(Lb)が消灯し、時間区分T5においてLED(Lb)が点灯してLED(La、Lc)が消灯し、時間区分T6においてLED(Lc)が点灯してLED(Lb、Ld)が消灯し、時間区分T7においてLED(Ld)が点灯してLED(Lc、Le)が消灯し、時間区分T8においてLED(Le)が点灯してLED(Ld、Lf)が消灯し、時間区分T9においてLED(Lf)が点灯してLED(Le、Lg)が消灯し、時間区分T10においてLED(Lg)が点灯してLED(Lf、Lh)が消灯する。この結果、点灯したLEDに挟まれる消灯したLED(すなわち、暗点)が、LED(Lj)に向かって移動するかのように視認される。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、点灯したLEDに挟まれる消灯したLEDが、複数のLEDが順に点灯する向きに移動するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型D−1では、時間区分T1、T2が全点灯期間に相当する。時間区分T1、T2において複数のLEDの断線の有無が検出される。尚、類型D−1は、類型A−1からA−4及び類型B−1からB−4に比べて、全点灯期間が短くなっているが、スイッチング回路によるLEDの断線の有無の検出精度に影響はない。
また、類型D−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの全ての区画171L、172L、173L、174L、175LにおけるLEDが点灯する。その後、時間区分T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画175LにおけるLEDが消灯し、時間区分T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画175LにおけるLEDが点灯して区画174LにおけるLEDが消灯し、時間区分T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画174LにおけるLEDが点灯して区画173L、175LにおけるLEDが消灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画173LにおけるLEDが点灯して区画172L、174LにおけるLEDが消灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、点灯したLEDに挟まれる消灯したLEDが、複数のLEDが順に点灯する向きに移動するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型D−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1、T2において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T3、T4において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T9において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T10において「ド」(時間区分T1、T2の音階よりも1オクターブ下)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<類型D−2>
類型D−2では、図18に示す点滅パターンのように、時間区分T1から時間区分T7にかけて点灯するLEDの数が多くなる。その後、時間区分T9、T10において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。時間区分T1から時間区分T7にかけては、時間区分T1においてLED(La、Lb、Ld)が点灯し、時間区分T2においてLED(Ld)が消灯してLED(Lc、Le)がさらに点灯し、時間区分T3においてLED(Le)が消灯してLED(Ld、Lf)がさらに点灯し、時間区分T4においてLED(Lf)が消灯してLED(Le、Lg)がさらに点灯し、時間区分T5においてLED(Lg)が消灯してLED(Lf、Lh)がさらに点灯し、時間区分T6においてLED(Lh)が消灯してLED(Lg、Li)がさらに点灯し、時間区分T7においてLED(Li)が消灯してLED(Lh、Lj)がさらに点灯し、時間区分T8においてLED(Lj)が消灯してLED(Li)がさらに点灯する。そして、時間区分T9、T10においてLED(Lj)がさらに点灯する。この結果、点灯したLEDに挟まれる消灯したLED(すなわち、暗点)が、LED(Lj)に向かって移動するかのように視認される。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、点灯したLEDに挟まれる消灯したLEDが、複数のLEDが順に点灯する向きに移動するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型D−2では、時間区分T9、T10が全点灯期間に相当する。時間区分T9、T10において複数のLEDの断線の有無が検出される。尚、類型D−1は、類型A−1からA−4及び類型B−1からB−4に比べて、全点灯期間が短くなっているが、スイッチング回路によるLEDの断線の有無の検出精度に影響はない。
また、類型D−2の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの区画173L、175LにおけるLEDが点灯し、時間区分T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画173LにおけるLEDが消灯して区画172L、174LにおけるLEDが点灯し、時間区分T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画172LにおけるLEDが消灯して区画171L、173LにおけるLEDが点灯し、時間区分T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画171LにおけるLEDが消灯して区画172LにおけるLEDが点灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの全ての区画171L、172L、173L、174L、175LにおけるLEDが点灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、点灯したLEDに挟まれる消灯したLEDが、複数のLEDが順に点灯する向きに移動するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型D−2の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T2において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T3において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7、T8において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T9、T10において「ド」(時間区分T1の音階よりも1オクターブ上)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<点滅パターンE:全点灯期間が2つ>
ここでは、ランプ制御回路のスイッチング回路が、最初に割り当てられた時間区分及び最後に割り当てられた時間区分において複数のLEDの全てが点灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する形態について説明する。
<類型E−1>
類型E−1では、図19に示す点滅パターンのように、時間区分T1、T2において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T3にて点灯するLEDの数が減った後、時間区分T4から時間区分T8にかけて点灯するLEDの数が多くなる。その後、再度、時間区分T9、T10において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。時間区分T3から時間区分T8にかけては、時間区分T3においてLED(Le、Lf、Lg、Lh、Li、Lj)が消灯してLED(La、Lb、Lc、Ld)の点灯が維持され、時間区分T4においてLED(Le)がさらに点灯し、時間区分T5においてLED(Lf)がさらに点灯し、時間区分T6においてLED(Lg)がさらに点灯し、時間区分T7においてLED(Lh)がさらに点灯し、時間区分T8においてLED(Li)がさらに点灯する。そして、時間区分T9、T10においてLED(Lj)がさらに点灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、最初に割り当てられた時間区分及び最後に割り当てられた時間区分において複数のLEDの全てが点灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型E−1では、時間区分T1、T2及び時間区分T9、T10が全点灯期間に相当する。時間区分T1、T2及び時間区分T9、T10において複数のLEDの断線の有無が検出される。全点灯期間が2区間に設けられることにより、断線検出処理の頻度が多くなる。この結果、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、LEDに発生する断線をより早く検出することができる。尚、全点灯期間を設ける期間は、時間区分における最初と最後に限定されるものではない。
また、類型E−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの全ての区画171L、172L、173L、174L、175LにおけるLEDが点灯する。その後、時間区分T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画171L、172L、173LにおけるLEDが消灯し区画174L、175LにおけるLEDの点灯が維持される。時間区分T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画173LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画172LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画171LにおけるLEDがさらに点灯する。こうして、主制御回路150は、最初に割り当てられた時間区分及び最後に割り当てられた時間区分において複数のLEDの全てが点灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型E−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1、T2において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T3において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T9、T10において「ド」の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<点滅パターンF:各時間区分の間隔が一律ではない>
ここでは、各時間区分の間隔が一律ではない点滅パターンが、ランプ制御回路のスイッチング回路に設定されている形態について説明する。尚、各時間区分の間隔が一律ではない点滅パターンは、上述の点滅パターンAからEの全てに適用することができる。
<類型F−1>
類型F−1では、図20に示す点滅パターンのように、時間区分T2から時間区分T8にかけて、時間的に後に割り当てられたものほど、その時間間隔が短い。このように時間間隔が定められた点滅パターンにおいて、時間区分T1から時間区分T7にかけて点灯するLEDの数が多くなる。その後、時間区分T8、T9、T10において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。時間区分T1から時間区分T7にかけては、時間区分T1、T2においてLED(La、Lb、Lc)が点灯し、時間区分T3においてLED(Ld)がさらに点灯し、時間区分T4においてLED(Le)がさらに点灯し、時間区分T5においてLED(Lf)がさらに点灯し、時間区分T6においてLED(Lg)がさらに点灯し、時間区分T7においてLED(Lh)がさらに点灯する。そして、時間区分T8、T9、T10においてLED(Li、Lj)がさらに点灯する。時間区分T2から時間区分T8にかけて各時間区分の間隔が徐々に短くなることにより、LED(Lj)に向かって範囲が広がる点灯が、LED(Lj)に近づくにつれてその範囲の広がる速度が速くなるかのような印象を与えることができる。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、一方の端側に位置するLEDから他方の端側に位置するLEDにかけて順に点灯し、最後に割り当てられた時間区分において複数のLEDの全てが点灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。
また、類型F−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2、T3において左側インジケータランプ160Lの区画175LにおけるLEDが点灯し、時間区分T4、T5において左側インジケータランプ160Lの区画174LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T6において左側インジケータランプ160Lの区画173LにおけるLEDがさらに点灯し(図示せず。)、時間区分T7において左側インジケータランプ160Lの区画172LにおけるLEDがさらに点灯し(図示せず。)、時間区分T8、T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画171LにおけるLEDがさらに点灯する。こうして、主制御回路150は、間隔が徐々に短くなる時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの一方の端側に位置する区画175Lから他方の端側に位置する区画171Lにかけて順に点灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型F−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1、T2において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T3において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8、T9、T10において「ド」(時間区分T1、T2の音階よりも1オクターブ上)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、間隔が徐々に短くなる時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<類型F−2>
類型F−2では、図21に示す点滅パターンのように、時間区分T1から時間区分T7にかけて、時間的に後に割り当てられたものほど、その時間間隔が長い。このように時間間隔が定められた点滅パターンにおいて、時間区分T1から時間区分T8にかけて点灯するLEDの数が多くなる。その後、時間区分T9、T10において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。時間区分T1から時間区分T8にかけては、時間区分T1においてLED(La、Lb)が点灯し、時間区分T2においてLED(Lc)がさらに点灯し、時間区分T3においてLED(Ld)がさらに点灯し、時間区分T4においてLED(Le)がさらに点灯し、時間区分T5においてLED(Lf)がさらに点灯し、時間区分T6においてLED(Lg)がさらに点灯し、時間区分T7、T8においてLED(Lh)がさらに点灯する。そして、時間区分T9、T10においてLED(Li、Lj)がさらに点灯する。時間区分T1から時間区分T7にかけて各時間区分の間隔が徐々に長くなることにより、LED(Lj)に向かって範囲が広がる点灯が、LED(Lj)に近づくにつれてその範囲の広がる速度が遅くなるかのような印象を与えることができる。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、一方の端側に位置するLEDから他方の端側に位置するLEDにかけて順に点灯し、最後に割り当てられた時間区分において複数のLEDの全てが点灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。
また、類型F−2の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1において左側インジケータランプ160Lの区画175LにおけるLEDが点灯し(図示せず。)、時間区分T2、T3において左側インジケータランプ160Lの区画174LにおけるLEDがさらに点灯し(図示せず。)、時間区分T4、T5において左側インジケータランプ160Lの区画173LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T6、T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画172LにおけるLEDがさらに点灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画171LにおけるLEDがさらに点灯する。こうして、主制御回路150は、間隔が徐々に長くなる時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの一方の端側に位置する区画175Lから他方の端側に位置する区画171Lにかけて順に点灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型F−2の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T2において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T3において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7、T8において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T9、T10において「ド」(時間区分T1の音階よりも1オクターブ上)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、間隔が徐々に長くなる時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<点滅パターンG:全ての時間区分それぞれにおいて全てのLEDを点灯する>
点滅パターンAから点滅パターンFは、時間区分の一部において複数のLEDの全てが点灯し、時間区分の他部において選択的に複数のLEDのいずれかが点灯するものである。別の形態として、全ての時間区分において複数のLEDの全てを点灯させる、つまり、ランプユニットを正常点滅させるための駆動電圧が入力されている間(350ms)、複数のLEDの全てを点灯させてもよい。この場合、駆動電圧が入力されている間(350ms)の全てが全点灯期間に相当する。このため、断線検出処理の頻度が多くなる。よって、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、LEDに発生する断線をより早く検出することができる。
しかし、この場合、単純に、複数のLEDの全てを同じ輝度で点灯させてしまうと、ランプユニットによる点灯は演出性に欠けたものになってしまう。そこで、点滅パターンGでは、点灯するLEDの輝度が多段に変化する形態について説明する。尚、点灯するLEDの輝度が多段に変化する点滅パターンは、上述の点滅パターンAからFの全てに適用することができる。
<類型G−1>
類型G−1では、図22に示す点滅パターンのように、時間区分T1、T2、T3において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T4から時間区分T10にかけて点灯するLEDの数が少なくなるが、このとき、点滅パターンで点灯する対象とされていないLEDが、点滅パターンで点灯する対象とされている前記LEDよりも低い輝度で点灯する。時間区分T4から時間区分T10にかけては、時間区分T4においてLED(La、Lb)が輝度が落とされた状態とされ、時間区分T5においてLED(Lc)がさらに輝度が落とされた状態とされ、時間区分T6においてLED(Ld)がさらに輝度が落とされた状態とされ、時間区分T7においてLED(Le)がさらに輝度が落とされた状態とされ、時間区分T8においてLED(Lf)がさらに輝度が落とされた状態とされ、時間区分T9においてLED(Lg)がさらに輝度が落とされた状態とされ、時間区分T10においてLED(Lh)がさらに輝度が落とされた状態とされる。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、一方の端側に位置するLEDから他方の端側に位置するLEDにかけて順に輝度がおとされるよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型G−1では、時間区分T1からT10が全点灯期間に相当する。時間区分T1からT10の間、複数のLEDの断線の有無が検出される。
尚、点滅パターンで点灯する対象とされていないLEDの輝度を落とすにあたっては、スイッチング回路が、該当時間区分におけるデューティ比を、点滅パターンで点灯する対象とされているLEDのデューティ比よりも小さくしてやればよい。
また、類型G−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は次のように点滅する。時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの全ての区画171L、172L、173L、174L、175LにおけるLEDが点灯する。その後、時間区分T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画175LのLEDが輝度が落とされた状態とされ、時間区分T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画174LのLEDが輝度が落とされた状態とされ、時間区分T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画173LのLEDが輝度が落とされた状態とされ、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画172LのLEDが輝度が落とされた状態とされる。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの一方の端側に位置する区画175Lから他方の端側に位置する区画171Lにかけて順に輝度がおとされるよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型G−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1、T2、T3において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T9において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T10において「ド」(時間区分T1、T2、T3の音階よりも1オクターブ下)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<点滅パターンH:輝度を制御してLEDを点灯する>
ここでは、点灯パターンで点灯する対象とされているLEDの輝度を制御して、該LEDを点灯する形態について説明する。尚、各時間区分の間隔が一律ではない点滅パターンは、上述の点滅パターンAからGの全てに適用することができる。
<類型H−1>
類型H−1では、図23に示す点滅パターンのように、時間区分T1、T2、T3において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T4から時間区分T10にかけて点灯するLEDの数が少なくなる。このとき、LED(La、Lb・・・Lj)は、各LED毎に設定された輝度にて点灯する。図23に示す点滅パターンでは、各LED(La、Lb・・・Lj)の輝度Bnは(ただし、nはa、b・・・j)、Ba=Bb<Bc=Bd<Be=Bf<Bg=Bh<Bi=Bj となるように制御されている。このように輝度が各LED毎に制御されるLEDによって、時間区分T1、T2、T3において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯し、時間区分T4から時間区分T10にかけては、時間区分T4においてLED(La、Lb)が消灯し、時間区分T5においてLED(Lc)がさらに消灯し、時間区分T6においてLED(Ld)がさらに消灯し、時間区分T7においてLED(Le)がさらに消灯し、時間区分T8においてLED(Lf)がさらに消灯し、時間区分T9においてLED(Lg)がさらに消灯し、時間区分T10においてLED(Lh)がさらに消灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、一方の端側に位置するLEDから他方の端側に位置するLEDにかけて順に消灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型H−1では、時間区分T1、T2、T3が全点灯期間に相当する。時間区分T1、T2、T3において複数のLEDの断線の有無が検出される。
また、類型H−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は、区画171L、172L、173L、174L、175LにおけるLED毎に設定された輝度にて点灯する。図23に示す点滅パターンでは、区画175LにおけるLEDの輝度が最も低く、区画171Lに近い区画ほどLEDの輝度が高くなり、区画171LにおけるLEDの輝度が最も高い。このようにLEDの輝度が制御される左側インジケータランプ160Lによって、時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの全ての区画171L、172L、173L、174L、175LにおけるLEDが点灯する。その後、時間区分T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画175LにおけるLEDが消灯し、時間区分T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画174LにおけるLEDがさらに消灯し、時間区分T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画173LにおけるLEDがさらに消灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画172LにおけるLEDがさらに消灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの一方の端側に位置する区画175Lから他方の端側に位置する区画171Lにかけて順に消灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型H−1の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1、T2、T3において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T9において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T10において「ド」(時間区分T1、T2、T3の音階よりも1オクターブ下)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
<類型H−2>
類型H−2では、図24に示す点滅パターンのように、時間区分T1、T2、T3において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯する。その後、時間区分T4から時間区分T10にかけて点灯するLEDの数が少なくなる。このとき、LED(La、Lb・・・Lj)は、各時間区分毎に設定された輝度にて点灯する。図24に示す点滅パターンでは、各時間区分(T1、T2・・・T10)のLEDひとつあたりの輝度Bnは(ただし、nは1、2・・・10)、B1=B2<B3=B4<B5=B6<B7=B8<B9=B10 となるように制御されている。このように輝度が時間区分毎に制御されるLEDによって、時間区分T1、T2、T3において全てのLED(La、Lb・・・Lj)が点灯し、時間区分T4から時間区分T10にかけては、時間区分T4においてLED(La、Lb)が消灯し、時間区分T5においてLED(Lc)がさらに消灯し、時間区分T6においてLED(Ld)がさらに消灯し、時間区分T7においてLED(Le)がさらに消灯し、時間区分T8においてLED(Lf)がさらに消灯し、時間区分T9においてLED(Lg)がさらに消灯し、時間区分T10においてLED(Lh)がさらに消灯する。こうして、ランプ制御回路のスイッチング回路は、時間区分の経過とともに、一方の端側に位置するLEDから他方の端側に位置するLEDにかけて順に消灯するよう、複数のLEDそれぞれの点滅を制御する。類型H−2では、時間区分T1、T2、T3が全点灯期間に相当する。時間区分T1、T2、T3において複数のLEDの断線の有無が検出される。
また、類型H−2の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、インジケータランプ(たとえば左側インジケータランプ160L)は、各時間区分毎に設定された輝度にて点灯する。図24に示す点滅パターンでは、時間区分T1、T2におけるLEDの輝度が最も低く、時間区分T9、T10に近い時間区分ほどLEDの輝度が高くなり、時間区分T9、T10におけるLEDの輝度が最も高い。このようにLEDの輝度が制御される左側インジケータランプ160Lによって、時間区分T1、T2において左側インジケータランプ160Lの全ての区画171L、172L、173L、174L、175LにおけるLEDが点灯する。その後、時間区分T3、T4において左側インジケータランプ160Lの区画175LにおけるLEDが消灯し、時間区分T5、T6において左側インジケータランプ160Lの区画174LにおけるLEDがさらに消灯し、時間区分T7、T8において左側インジケータランプ160Lの区画173LにおけるLEDがさらに消灯し、時間区分T9、T10において左側インジケータランプ160Lの区画172LにおけるLEDがさらに消灯する。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、左側インジケータランプ160Lの一方の端側に位置する区画175Lから他方の端側に位置する区画171Lにかけて順に消灯するよう、左側インジケータランプ160LのLEDそれぞれの点滅を制御する。このように主制御回路150が左側インジケータランプ160Lの点滅を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期したインジケータランプの点滅を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
また、類型H−2の点滅パターンによってランプユニットが正常点滅する場合、スピーカ180は次のように通知音を出力する。時間区分T1、T2、T3において「ド」の音階の通知音が出力される。時間区分T4において「シ」の音階の通知音が出力される。時間区分T5において「ラ」の音階の通知音が出力される。時間区分T6において「ソ」の音階の通知音が出力される。時間区分T7において「ファ」の音階の通知音が出力される。時間区分T8において「ミ」の音階の通知音が出力される。時間区分T9において「レ」の音階の通知音が出力される。時間区分T10において「ド」(時間区分T1、T2、T3の音階よりも1オクターブ下)の音階の通知音が出力される。こうして、主制御回路150は、時間区分の経過とともに、ランプユニットにおける点灯するLEDの個数に応じて、音階の異なる通知音、具体的にはランプユニットにおける点灯するLEDの個数が多いほど音程が高く、少ないほど音程が低くなる通知音、をスピーカ180に出力させる。このように主制御回路150がスピーカ180の通知音を制御することにより、ランプユニットの点滅パターンに同期した通知音の出力を実現することができる。よって、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
上述した類型H−1及びH−2では、LEDの輝度が適宜調整される点について説明した。この構成を応用すれば、輝度の高低だけではなく、色度を調整することもできる。この構成を実現するためには、ランプユニットに搭載される1つのLEDが、赤色で発光する素子、緑で発光する素子、青で発光する素子のうちの少なくとも2つを含むものとし、スイッチング回路が各素子へ印加する駆動電圧のデューティー比を制御するようにすればよい。これにより、点滅パターンに応じて点灯するLEDの色度を制御することができる。
以上、ランプユニットが正常点滅する点滅パターンについて説明した。[ランプユニットが正常点滅する点滅パターンの具体例]では、ランプユニットの点滅パターンに同期して左側インジケータランプ160Lを点滅する形態について説明したが、右側インジケータランプ160Rを点滅する場合であっても同様である。また、左側インジケータランプ160Lの開口170が、区画171L、172L、173L、174L、175Lによって区分けされた形態について説明したが、区画を更に細分化し各区画毎に光源を設けることにより、ランプユニットの点滅パターンにより近い状態でのインジケータランプの点滅を実現することができる。
また、[ランプユニットが正常点滅する点滅パターンの具体例]では、ランプユニットの点滅パターンに同期してスピーカ180の通知音の音程を制御する形態について説明したが、本発明は、スピーカ180からの通知音の音程を制御するものに限定されない。例えば、音圧レベル、音源の周波数、通知音の再生速度等を制御して、ランプユニットの点滅パターンに合わせた音を出力するようにしてもよい。また、ランプユニットにおける点灯するLEDの数の増減に合わせて、点灯するLEDの数の分だけ通知音を連続して出力するようにしてもよい(例えば、点灯するLEDの数が3個に増えた直後、 “ピッピッピッ”のように通知音“ピッ”を3回連続で出力する)。また、出力する通知音を、ランプユニットにおける点灯するLEDの数に応じて切り替えるようにしてもよい。
また、スピーカ180が車両内に複数個設けられている場合には、ランプユニットにおける点灯するLEDの位置に応じて通知音を出力するスピーカ180が選択され、当該スピーカ180から通知音が出力されるようにしてもよい。このとき、車両が右折(左折)する場合、左側(右側)に位置するLEDから右側(左側)に位置するLEDへと時間経過とともに逐次点灯するランプユニットの点滅パターンであれば、車両の右折(左折)する方向が聴覚的に運転手に認識される。よって、より演出性を高めることができる。
[ランプ制御回路への点滅パターンの設定]
[ランプユニットが正常点滅する点滅パターンの具体例]にて詳細に説明したように、点滅パターンは様々なものが考えられる。メータ100が利用者から所望の点滅パターンの選択を受け付け、点灯制御装置200がその点滅パターンにてLEDの点滅を制御できることが好ましい。本項目では、この処理を実現するための構成について説明する。
点灯制御装置200において、ランプ制御回路には、そのランプ制御回路に備わるROM(Read Only Memory)に、[ランプユニットが正常点滅する点滅パターンの具体例]にて説明した点滅パターンAから点滅パターンHが記録されている。また、ランプ制御回路には、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)が備わている。EEPROMは、ROMに記録された点滅パターンについてのデータをいずれか1つ読み取り、自身に書き込むことができる。ランプ制御回路は、スイッチング回路がEEPROMに書き込まれた点滅パターンについてのデータを参照し各MOS−FETのオンオフを制御する。
メータ100が、ランプ制御回路のROMに記録された点滅パターンの中から特定の点滅パターンを指定するにあたっては、次の処理が実行される。メータ100の主制御回路150は、正常点滅することを命令する制御信号をHi及びLoが同一の間隔(350ms)で交互に繰り返される信号として、異常点滅することを命令する制御信号をHiが110ms、Loが200msで交互に繰り返される信号として、それぞれ出力するが、これに加えて、これ以外のパルス波形の制御信号を出力可能とする。また、主制御回路150は、このパルス波形と、ランプ制御回路のROMに記録された点滅パターンと、が対応付けられて記録されている。主制御回路150は、ランプ制御回路が正常点滅時にランプユニットを点滅させるべき点滅パターンに対応したパルス波形を駆動回路210に出力する。例えば、正常点滅する原因となった事象が車両の右左折する際の操作レバーの旋回操作である場合、主制御回路150は、操作レバーの旋回操作時に対応するパルス波形を駆動回路に出力する。すると、駆動回路210は、そのパルス波形のHi、Loに基づいてランプ制御回路に駆動電圧を供給する。
他方、ランプ制御回路は、駆動電圧の立下りから所定期間の該駆動電圧の波形を監視している。ランプ制御回路は、監視している駆動電圧の波形と、該ランプ制御回路のROMに記録された点滅パターンに対応付けられたパルス波形と、の一致、不一致を判別することにより、供給される駆動電圧の波形(上記のパルス波形を含む)を識別する。そして、ランプ制御回路は、一致するパルス信号の波形を検出した場合、その波形に対応する点滅パターンをROMから読み取り、EEPROMに書き込む。ここでは、ランプ制御回路は、パルス信号に基づいて警告点灯時に対応する点滅パターンを特定し、その点滅パターンをEEPROMに書き込む。
このようにして、メータ100の主制御回路150によって指定される任意の点滅パターンが、ランプ制御回路のEEPROMに書き込まれる。そして、スイッチング回路が、EEPROMに書き込まれた点滅パターンについてのデータを参照し各MOS−FETのオンオフを制御する。このようにしてランプ制御回路に任意の点滅パターンを指定した主制御回路150は、以後、ランプユニットを正常点滅をする場合、その指定した点滅パターンに対応する右側インジケータランプ160R及び左側インジケータランプ160Lの点滅制御、及びスピーカ180の音出力制御を実行する。
以上、本発明の実施形態のランプユニット制御装置によれば、メータ100が利用者から所望の点滅パターンの選択を受け付け、点灯制御装置200がその点滅パターンにてLEDの点滅を制御できる。しかも、この構成を実現するためにメータ100側の設計変更を伴わない。このため、既存のメータに本発明の実施形態の点灯制御装置200を適用することができる。よって、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は汎用性が高いものと言える。
また、[ランプ制御回路への点滅パターンの設定]では、車両が右左折する方向を通知するために操作レバーが旋回操作に基づいて点滅パターンが設定される形態を例に挙げて説明した。ここでの正常点滅を行う原因となる操作は、操作レバーの旋回操作に限定されるものではない。例えば、警告点滅するためにハザードボタンの押下、アンサーバックのためにランプの点滅を要求する操作、または、ESS(エマージェンシーストップシグナル)の点滅を要求する操作、であってもよい。これらの操作に応じたパルス波形を主制御回路150に、そのパルス波形に対応した点滅パターンをランプ制御回路に、それぞれ記録しておけば、警告点滅、アンサーバックまたはESSに対応する点滅パターンにてランプユニットが点滅することになる。操作レバーの旋回操作、ハザードボタンの押下、アンサーバックの操作、ESSの操作毎に点滅パターンが異なることにより、その点滅パターンに同期して点滅する右側インジケータランプ160Rまたは左側インジケータランプ160Lを視た運転手が、自身がどの操作を行っているのか確認することができる。さらに、操作レバーの旋回操作、ハザードボタンの押下、アンサーバックの操作、ESSの操作毎に通知音を設定しておくことによって、スピーカ180からの通知音を聞いた運転手が、自身がどの操作を行っているのか確認することができる。こうして、本発明の実施形態のランプユニット制御装置は、より演出性の高いランプユニットの点滅を実現することができる。
ここで、上述した本発明に係るランプユニット制御装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 複数のLED(411a、・・・411i、411j)を有するランプユニット(410)が点滅している状況を報知する報知部(右側インジケータランプ160R、左側インジケータランプ160L、スピーカ180)と、
前記ランプユニットを点滅することを命令する外部信号が入力された場合、前記ランプユニットの点滅を制御する点灯制御装置(200)に制御信号を出力し、且つ前記報知部による報知を制御する主制御回路(150)と、
を備え、
前記主制御回路は、時間区分毎に前記複数のLEDそれぞれの点灯及び消灯が定められた点滅パターンに基づいて、前記報知部による報知を制御する、
ことを特徴とするメータ(100)。
[2] 前記報知部は、インジケータランプ(右側インジケータランプ160R、左側インジケータランプ160L)である、
ことを特徴とする[1]に記載のメータ。
[3] 前記インジケータランプは、前記複数のLEDの並びに対応して配置された、複数の光源(LED161L、162L、163L、164L、165L)を有し、
前記主制御回路は、前記複数の光源のうち、前記点滅パターンに基づいて点灯する前記複数のLEDに対応するものを点灯し、前記点滅パターンに基づいて消灯する前記複数のLEDに対応するものを消灯するよう制御する、
ことを特徴とする[2]に記載のメータ。
[4] 前記報知部は、スピーカ(スピーカ180)である、
ことを特徴とする[1]に記載のメータ。
[5] 前記主制御回路は、前記点滅パターンに基づいて点灯する前記複数のLEDの個数に応じて、前記スピーカが異なる通知音を出力するよう制御する、
ことを特徴とする[4]に記載のメータ。
100 メータ
110 電源回路
150 主制御回路
160R 右側インジケータランプ
160L 左側インジケータランプ
161L、162L、163L、164L、165L LED
170L 開口
171L、172L、173L、174L、175L 区画
180 スピーカ
200 点灯制御装置
210 駆動回路
220L 左側方向指示灯
220R 右側方向指示灯
310、320、330、340、350、360 ランプ制御回路
311 電源回路
312 スイッチング回路
313a、・・・313i、313j MOS−FET
314 AND回路
322 スイッチング回路
323a、・・・323i、323j MOS−FET
324 AND回路
410、420、430、440、450、460 ランプユニット
411a、・・・411i、411j LED

Claims (5)

  1. 複数のLEDを有するランプユニットが点滅している状況を報知する報知部と、
    前記ランプユニットを点滅することを命令する外部信号が入力された場合、前記ランプユニットの点滅を制御する点灯制御装置に制御信号を出力し、且つ前記報知部による報知を制御する主制御回路と、
    を備え、
    前記主制御回路は、時間区分毎に前記複数のLEDそれぞれの点灯及び消灯が定められた点滅パターンに基づいて、前記報知部による報知を制御する、
    ことを特徴とするメータ。
  2. 前記報知部は、インジケータランプである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメータ。
  3. 前記インジケータランプは、前記複数のLEDの並びに対応して配置された、複数の光源を有し、
    前記主制御回路は、前記複数の光源のうち、前記点滅パターンに基づいて点灯する前記複数のLEDに対応するものを点灯し、前記点滅パターンに基づいて消灯する前記複数のLEDに対応するものを消灯するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のメータ。
  4. 前記報知部は、スピーカである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメータ。
  5. 前記主制御回路は、前記点滅パターンに基づいて点灯する前記複数のLEDの個数に応じて、前記スピーカが異なる通知音を出力するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のメータ。
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