JP2015033659A - 光触媒反応促進方法 - Google Patents

光触媒反応促進方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015033659A
JP2015033659A JP2013164634A JP2013164634A JP2015033659A JP 2015033659 A JP2015033659 A JP 2015033659A JP 2013164634 A JP2013164634 A JP 2013164634A JP 2013164634 A JP2013164634 A JP 2013164634A JP 2015033659 A JP2015033659 A JP 2015033659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
photocatalytic reaction
under
photocatalytic
tio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013164634A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6120278B2 (ja
Inventor
裕介 井出
Yusuke Ide
裕介 井出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute for Materials Science
Original Assignee
National Institute for Materials Science
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute for Materials Science filed Critical National Institute for Materials Science
Priority to JP2013164634A priority Critical patent/JP6120278B2/ja
Publication of JP2015033659A publication Critical patent/JP2015033659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6120278B2 publication Critical patent/JP6120278B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Catalysts (AREA)

Abstract

【課題】処理の複雑化等を最小限に抑えて、TiO2を用いた光触媒反応速度を向上させる。【解決手段】反応過程で陽イオン性の反応物質がTiO2に吸着しかつCO2の発生を伴う光触媒反応をアルゴン気流下で行う。アルゴン気流によりCO2が反応水溶液から除去されるため、反応水溶液のpHが高い値に維持される。その結果、陽イオン性反応物質がTiO2に吸着しやすくなるので、光触媒反応が促進される。図はクリスタルバイオレット(CV)を光触媒により酸化する反応の時間変化を示すグラフであり、灰色正方形、黒正方形、黒円、及び灰色円はそれぞれアルゴン気流下、空気流下、密閉された空気中、及びCO2気流下での光触媒反応におけるCVの残存量の変化を示す。また、密閉された空気中での光触媒作用によるCV分解の過程で発生したCO2量(累積)の時間変化曲線を内部が空白の円で示す。【選択図】図1

Description

本発明は二酸化チタン(TiO)の光触媒作用を向上させる光触媒反応促進方法に関する。
排水中から有毒な化学物質を除去することは汚染の抑制に当たって、現在最も吃禁の課題の一つである。太陽光で付勢される光触媒はこの目的に対して最も効果的であり、かつ環境上もっとも温和な方法であると考えられてきた。TiOは豊富に存在し、毒性がなく、また高い安定性を有するため、有望な光触媒である。
環境汚染物質を効果的に除去するため、TiOへのヘテロ元素のドープや金属(あるいは金属酸化物)ナノ粒子の固定化により、太陽光下で効果的に機能できる新規な光触媒を設計することに多くの努力が傾けられてきた(非特許文献1〜5)。しかしながら、このような新規触媒によっても必ずしも十分な性能の光触媒を得ることはできなかった。
本発明は、既存の光触媒であるTiOの使用環境を変えることにより、TiOに従来よりも高い光触媒作用を発揮させることを課題とする。
本発明の一側面によれば、陽イオン性の反応物質の水溶液に二酸化チタンを添加し、アルゴン気流下で光を照射することにより、前記反応物質に光触媒反応を生起させる光触媒反応促進方法であって、前記光触媒反応により二酸化炭素が生成される、光触媒反応促進方法が与えられる。
ここで、前記反応物質は有機物であってよい。
また、前記有機物は染料であってよい。
また、前記反応物質は金属イオン及び犠牲電子ドナーであり、前記光触媒反応により、前記金属イオンが金属に還元されてよい。
また、前記犠牲電子ドナーはアルコール、酢酸、エチレンジアミン四酢酸からなる群から選択されてよい。
また、前記金属イオンは銅イオンであってよい。
本発明によれば、既存の光触媒であるTiOをそのまま利用し、自然界に比較的大量に存在するとともに従来から産業上広く利用されてきたことで回収技術等も確立されている不活性ガスであるArを雰囲気として使用するだけで、TiOの触媒活性を大きく向上させることができる。
TiOを光触媒として使用した太陽光光触媒により水からクリスタルバイオレット(CV)を除去する際の雰囲気の影響を示すグラフ。密閉された空気中(黒で塗りつぶした円)、空気流下(黒で塗りつぶした正方形)、及びアルゴン気流下(灰色で塗りつぶした正方形)において、模擬太陽光(simulated solar light)照射の下でTiO上で水溶液中のCVを光触媒作用により分解した場合の残存CV量の時間変化曲線を示す。更に、比較のため、CO気流下で光触媒作用により分解したときの残存CV量の時間変化を灰色で塗りつぶした円で示す。また、密閉された空気中での光触媒作用によるCV分解の過程で発生したCO量(累積)の時間変化曲線も内部が空白の円で示す。 CV吸着及びpHへの雰囲気の影響を示すグラフ。(a)空気流下(黒で塗りつぶした正方形)及びアルゴン気流下(灰色で塗りつぶした正方形)での水からTiO上へのCVの吸着量の時間変化を示す曲線。更に、COが飽和した水の状態から出発し、途中からアルゴン気流を流し始めた場合(灰色で塗りつぶした円)のCV吸着量の時間変化曲線も示す。(b)上記(a)の各吸着過程中のpHの時間変化曲線。
本願発明者は、TiOをアルゴン環境下で使用した場合に、染色及び表面処理(finishing)産業の排水中にある陽イオン性有機染料の一種であるクリスタルバイオレット(crystal violet、CV)に対して高度の太陽光光触媒分解活性を呈することを見出し、この現象を出発点として研究を進めることにより、本発明を完成させるに至った。なお、CVの化学構造式を化1に示す。
本願発明により、TiO上で更に高度の太陽光光触媒活性を達成する簡単で効果的な方法が与えられる。例えば、有機染料や重金属イオンというような既知の水質汚染物質を模擬太陽光下でTiOを使って光触媒作用によって除去する速度は、単にこの反応をアルゴン気流下で行うだけで大幅に加速される。アルゴンは産業上最も広範に使用される不活性ガスであり、またその回収プロセスは十分に確立されているため、本発明はわずかな追加工程と追加費用で大きな効果を達成することができる。
以下、実施例を参照しながら、本発明を更に具体的に説明する。
図1は、各種の雰囲気での模擬太陽光照射の下での、CV水溶液中におけるTiO上の光触媒反応の時間変化曲線を示す。空気中では(つまり、空気が封入されている密閉反応容器中では)、CVは光触媒作用により徐々に分解され、二酸化炭素(CO)のような完全に酸化された生成物が発生した(図1中の内部が空白及び黒で塗りつぶした円)。光化学反応をアルゴン気流下で行った場合(つまり、容器中の気体相を純アルゴンガスで換気した場合)には、驚くべきことに、CVの分解ははるかに高速になった(図1中の灰色で塗りつぶした正方形)。アルゴン気流下での光触媒作用によるCV分解の初期速度は2.7μmol/分と、空気中での反応の際に観測された速度(0.22μmol/分)に比べて約12倍も高速であった。不活性で汎用のアルゴンガスを使用するだけという環境的にまた経済的に良好な態様で、太陽光を使ったTiOの光触媒活性が大幅に改善された。ここで、空気流(黒で塗りつぶされた正方形)や窒素気流(図示せず)では光触媒反応に関してアルゴン気流ほど効果的でなかったことに着目する必要がある。これは、光触媒反応にあたって、窒素や酸素が果たさないアルゴンの重要な役割を示すものである。
アルゴン気流下でTiO上における光触媒作用によるCV分解が改善されたことの原因を検討した。水性混合物のpHが高いほどより大量の陽イオン種が暗黒中で(つまり、光照射なしで)TiO表面に吸着することが広く知られている。これは、pHが高くなるとTiO表面上の中性の水酸基の脱プロトン化が引き起こされて、電気的陰性の水酸基となるからである(非特許文献8)。従って、TiO上の陽イオン性反応物質の光触媒反応の初期速度は反応混合物のpHの増大に従って大きくなる(非特許文献9)。
ここで、図2(a)に示すTiOへのCVの吸着量の比較を行った。図2(a)において、アルゴン気流下での水からTiOへのCVの吸着(灰色で塗りつぶした正方形)を空気流下での吸着(黒で塗りつぶした正方形)と比較すると、アルゴン気流下の方が多量のCVがTiOに吸着した。これは図2(b)に示されるように、吸着の全期間に渡ってアルゴン気流下での水性混合物のpHの方が高いことから説明される。
これら2つの水性混合物のpH変動の相違は以下のように説明される。水のpHはそれに溶解しているCOの量が増えるにつれて低下する。この溶解量は、Henryの法則により気相中のCOの濃度に比例する。図2(b)のグラフ中の黒で塗りつぶされた正方形で示すように、空気流の下では、水性CV混合物のpHは気相中から継続的に供給されるCOにより低下し、その後もほとんど増加しない。他方、アルゴン気流下では、気相中のCOはアルゴンによって除去される。これによる気相中のCO分圧の低下のために水性CV混合物中のCOが除去されることから、結局、図2(b)の灰色で塗りつぶされた正方形で示されるように、pHが徐々に増大する。水へのアルゴンの溶解度(3.37cm/100g、20℃、1気圧)は窒素や酸素の溶解度(それぞれ1.56cm/100g及び3.10cm/100g)よりも大きいが、これもまたアルゴン気流の下で水性CV混合物からCOが更に効果的に除去されるのに貢献している可能性がある。
上記検討結果を検証するため、空気中(つまり、空気流ではなく、密閉空間内の換気されていない空気中)におけるCOで飽和した水(空気流の下での水性CV混合物よりもpHがかなり低い)からTiO上へのCVの吸着を調べた。図2(a)中に灰色で塗りつぶされた円で示すように、CVの吸着はこのような低いpHの下では大幅に抑制されたが、図2の25分頃に「Ar流オン」で示すところの、アルゴン気流環境に切り換え後(すなわち、pHが増大に転じた後)、直ちに吸着が促進された。従って、アルゴン気流の下でのこの光触媒反応の間、CVの分解から出てきたCOガスは反応混合物から効果的に除去されてpHを高い値に維持し、これによりCVの吸着とその分解が促進されたことがわかる。
これに対して、密閉容器内の空気中ではCVの分解で生成されたCOガスは閉じられた反応容器中に残留する。反応容器中の自由空間(つまり、気相部分の領域)の体積が溶液の体積と同じであってCOが全てこの自由空間(気相部分)に行くと仮定すれば、COの濃度は(図1で240分間照射を行った時点で)最大3%と見積もられる(非特許文献10)。この濃度は空気流中の濃度(約0.04%)よりも高い。従って、流れていない空気中での光触媒作用によるCV分解速度は空気流の下での速度に比べて遅く、またアルゴン気流下での速度に比べるとはるかに遅い。図1中の灰色で塗りつぶした円で示したように、二酸化炭素気流下での反応速度は、流れていない空気中での速度に比べて遅い。
アルゴン気流の下での光触媒作用によるCV分解が改善される別の理由を検討するに、TiOへの炭素析出が少ないことが考えられる。有機化合物の光触媒作用による酸化の過程でTiO上への炭素析出が起こると光触媒活性が劣化することはよく知られている(非特許文献11)。そこで、光触媒作用によるCV分解を、各種の雰囲気の下で、同程度のCV消費量だけ行った後(反応時間は、アルゴン気流下、空気流下及び換気されていない空気中で、それぞれ15分、120分及び240分)、そこで使用したTiOを回収した。そして、これらのサンプルの炭素析出量を見積もることで、炭素析出量について以下の順番を得た:空気中(1.1質量%)>空気流下(0.6質量%)>アルゴン気流下(0.2%)。この順番は、光触媒作用によるCV分解速度の順番と逆であった。従って、CVの酸化生成物はアルゴン気流下ではTiO表面から効果的に除去(脱着)され、これにより炭素析出が起こるのが防止され、光触媒反応が起きている間その初期活性が保持されることがわかった。
アルゴン気流下での酸化生成物の脱着が改善される理由としては、反応媒体が重要な役割を演じていることが考えられる。アルゴンが飽和した(COを含まない)水はCOが飽和した水に比べてわずかに親水性である。これはフッ素樹脂基板への濡れ性により評価することができる。従って、やや親水性であるCVの酸化生成物は空気流下や空気中での水性混合物よりも、アルゴン気流下での水性混合物の方に対して一層親和性がある。非特許文献13〜16等に、酸化生成物の脱着及び光触媒活性に対する光触媒の反応媒体の影響に関する説明がなされている。
実施例及び考察から得られた結果を考慮するに、本発明の方法であるアルゴン気流下でTiO光触媒を使用することは、陽イオン性の反応物質の吸着及びCOの発生を伴う他の反応一般にも適用可能である。産業排水路からの銅の除去(あるいは回収)のための手法として、光触媒作用による銅イオンを含む水からTiO上への銅の析出の研究が行われた(非特許文献17)。当該反応はアルコール類、酢酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)等の犠牲電子ドナー(伝導帯電子が金属イオンを還元するのを助けるホール捕捉剤として機能する)の存在下で起こる(非特許文献18)。これら犠牲電子ドナーは光触媒反応中に一部分解されてCOとなる。また、反応過程で銅イオン、すなわち陽イオン性の反応物質がTiO表面に吸着する。従って、当該反応も上に述べた本発明が適用可能な反応の範疇に含まれる。
2つの既知の反応、すなわち酢酸存在下で(非特許文献17)またEDTA存在下で(非特許文献19)行われる光触媒作用によるTiO上での銅の還元反応を、模擬太陽光下で空気中、またアルゴンの下で行った。下の表1にまとめたように、何れの光触媒反応でも銅の回収率はアルゴン気流下で著しく加速され、本発明の汎用性が明らかとなった。本発明は、しばしば犠牲試薬の存在下で行われる水からの光触媒反応による水素生成にさえも適用可能であると考えられる。
a.反応条件:CuSO 2.6μmol;酢酸 170μmol;水溶液(O含まず)の体積 20mL;pH 3.5(調整せず);TiO 100mg
b.反応条件:CuSO 125μmol;EDTA 500μmol;水溶液の体積 25mL;pH 5.1(NaOH水溶液により調整);TiO 25mg
[実験方法の詳細]
○光触媒作用によるCV分解
TiO(P25、60mg)とCV水溶液(25mL、50ppm)との混合物を、パイレックス(登録商標)製ガラスとガス流入/流出口を備えたステンレス鋼製密閉容器(75mL)中に収容し、振盪しながら42℃でソーラシミュレータ(疑似太陽光)XES−155S1(株式会社三永電機製作所)によって照射(λ>320nm)した。アルゴン(99.99%)及び空気(HOを含有せず)の流量は0.1mL/分とした。光照射に先行して、この混合物をそれぞれの雰囲気の下で暗所で15分間静置した。反応の後、濾過により上澄み液を分離し、紫外可視分光光度計で分析することで、上澄み液中の残留CV量を決定した。回収されたTiOをエタノールと水で十分に洗浄して、そこに吸着されている可能性のあるCVを除去し、熱重量分析−示差熱分析によってTiO上の炭素析出量を見積もった。
○CV吸着
吸着の試験は光触媒についての試験と同様な手法で行った。ただし、TiOとCV水溶液とを混合後ただちに、各雰囲気の下で暗所で振盪した。
○光触媒作用による銅の析出
TiO(P25)、硫酸銅(II)水溶液、犠牲試薬(酢酸あるいはEDTA)の混合物(組成は表1の下に記載されている注を参照)に、光触媒作用によるCVの分解のために行ったものと同様なやり方で光照射した。光照射後、濾過によって上澄み液を分離し、酢酸反応系及びEDTA反応系それぞれについて、紫外可視分光光度計及び誘導結合プラズマ発光分光装置により分析して、上澄み液中の残留銅イオンの量を判定した。紫外可視分光分析を行う前に、上澄み液のpHを5に調整し、8−ヒドロキシキノリンを含有するクロロホルムで処理することで、上澄み液中の銅イオンを8−ヒドロキノリンと反応させて不溶性の錯体とし、クロロホルム中に抽出した(非特許文献17)。
光触媒作用を高めるために太陽光吸収率を高めたTiO合成技術の最近の進展と組み合わせることにより、本発明の方法は、これに限定されるものではないが、例えば環境汚染対策へのTiOの応用に新たな進展をもたらすものであると期待される。また、水の分解による水素生産(Hの吸着が関与し、しばしば犠牲剤存在下で行われる)へ応用できる可能性がある。
Fox, M. A. & Dulay, M. T. Heterogeneous photocatalysis. Chem. Rev. 93, 341-357 (1993). Asahi, R., Morikawa, T., Ohwaki, T., Aoki, K. & Taga, Y. Visible-light photocatalysis in nitrogen-doped titanium oxides. Science 293, 269-271 (2001). Anpo, M. & Takeuchi, M. The design and development of highly reactive titanium oxide photocatalysts operating under visible light irradiation. J. Catal. 216, 505-516 (2003). Fujishima, A., Zhang, X. & Tryk, D. A. TiO2 photocatalysis and related surface phenomena. Surf. Sci. Rep. 63, 515-582 (2008). Tada, H., Kiyonaga, T. & Naya, S. Rational design and applications of highly efficient reaction systems photocatalyzed by novel metal nanoparticle-loaded titanium(IV) dioxide. Chem. Soc. Rev. 38, 1849-1858 (2009). Chen, X., Liu, L., Yu, P. Y. & Mao, S. S. Increasing solar absorption for photocatalysis with black hydrogenated titanium dioxide nanocrystals. Science 331, 746-750 (2011). Naldoni, A., Allieta, M., Santangelo, S., Marelli, M., Fabbri, F., Cappelli, S., Bianchi, C. L., Psaro, R. & Dal Santo, V. Effect of nature and location of defects on bandgap narrowing in black TiO2 nanoparticle. J. Am. Chem. Soc. 134, 7600-7603 (2012). Schindler, P. W. & Gamsjager, H. Acid-base reactions of TiO2 (Anatase)-water interface and the point of zero charge of TiO2 suspensions. Colloid Polym. Sci. 250, 759-763 (1972). Ohtani, B. Okugawa, Y., Nishimoto, S. & Kagiya, T. Photocatalytic activity of TiO2 powders suspended in aqueous silver nitrate solution. Correlation with pH-dependent surface structures. J. Phys. Chem. 91, 3550-3555 (1987). Iyi, N. & Yamada H. One-step conversion of CO32-LDH (layered double hydroxide) into anion-exchangeable LDHs using an acetate-buffer/salt method. Chem. Lett. 39, 591-593 (2010). Einaga, H., Futamura, S. & Ibusuki, T. Photocatalytic decomposition of benzene over TiO2 in a humidified airstream. Phys. Chem. Chem. Phys. 1, 4903-4908 (1999). Lee, W.-L. W., Huang, S.-T., Chang, J.-L., Chen, J.-Y., Cheng, M.-C. & Chen, C.-C. Photodegradation of CV over nanocrystalline bismuth tungstate prepared by hydrothermal synthesis. J. Mol. Catal. A: Chem. 361, 80-90 (2012). Boarini, P., Carassiti, V., Maldotti, A. & Amadelli, R. Photocatalytic oxygenation of cyclohexane on titanium dioxide suspensions: Effect of the solvent and oxygen. Langmuir 14, 2080-2085 (1998). Ide, Y., Matsuoka, M. & Ogawa, M. Controlled photocatalytic oxidation of benzene in aqueous clay suspension. ChemCatChem 4, 628-630 (2012). Ide, Y., Hattori, H., Ogo, S., Sadakane, M. & Sano, T. Highly efficient and selective sunlight-induced photocatalytic oxidation of cyclohexane on an eco-catalyst under a CO2 atmosphere. Green Chem. 14, 1264-1267 (2012). Ide, Y., Ogino, R., Sadakane, M. & Sano, T. Effects of Au loading and CO2 addition on photocatalytic selective phenol oxidation over TiO2-supported Au nanoparticles. ChemCatChem 5, 766-773 (2013). Reiche, H., Dunn, M. W. & Bard, A. J. Heterogeneous photocatalytic and photosynthetic deposition of copper on TiO2 and WO3 powders. J. Phys. Chem. 83, 2248-2251 (1979). Litter, M. I. Heterogeneous photocatalysis: Transition metal ions in photocatalytic systems. Appl. Catal. B: Environ. 23, 89-114 (1999). Morishita, S. Photoelectrochemical deposition of copper on TiO2 particles. Generation of copper patterns without photoresists. Chem. Lette. 21, 1979-1982 (1992).

Claims (6)

  1. 陽イオン性の反応物質の水溶液に二酸化チタンを添加し、アルゴン気流下で光を照射することにより、前記反応物質に光触媒反応を生起させる光触媒反応促進方法であって、前記光触媒反応により二酸化炭素が生成される、光触媒反応促進方法。
  2. 前記反応物質は有機物である、請求項1に記載の光触媒反応促進方法。
  3. 前記有機物は染料である、請求項2に記載の光触媒反応促進方法。
  4. 前記反応物質は金属イオン及び犠牲電子ドナーであり、前記光触媒反応により、前記金属イオンが金属に還元される、請求項1に記載の光触媒反応促進方法。
  5. 前記犠牲電子ドナーはアルコール、酢酸、エチレンジアミン四酢酸からなる群から選択される、請求項4に記載の光触媒反応促進方法。
  6. 前記金属イオンは銅イオンである、請求項4または5に記載の光触媒反応促進方法。
JP2013164634A 2013-08-08 2013-08-08 光触媒反応促進方法 Active JP6120278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013164634A JP6120278B2 (ja) 2013-08-08 2013-08-08 光触媒反応促進方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013164634A JP6120278B2 (ja) 2013-08-08 2013-08-08 光触媒反応促進方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015033659A true JP2015033659A (ja) 2015-02-19
JP6120278B2 JP6120278B2 (ja) 2017-04-26

Family

ID=52542601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013164634A Active JP6120278B2 (ja) 2013-08-08 2013-08-08 光触媒反応促進方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6120278B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111871409A (zh) * 2020-09-05 2020-11-03 兰州理工大学 具有晶界wo3/钨酸盐复合光催化材料的制备方法及用途

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000006303A (ja) * 1998-06-25 2000-01-11 Akira Fujishima 光触媒層を有する積層構造体
JP2002320862A (ja) * 2001-04-26 2002-11-05 Asahi Kasei Corp 金属を酸化チタン薄膜に担持した光触媒薄膜
JP2006182615A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Masao Kaneko 窒素含有化合物の光分解方法
JP2007181820A (ja) * 2005-12-07 2007-07-19 Tohoku Univ 微粒子担持材料の製造方法
US20080146441A1 (en) * 2006-12-13 2008-06-19 Ihor Mykhaylovych Kobasa Highly photosensitive titanium dioxide and process for forming the same
JP2013126653A (ja) * 2011-11-17 2013-06-27 Sumitomo Chemical Co Ltd 光機能性材料、酸化還元反応光触媒、水分解光触媒、金属錯体及び金属錯体の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000006303A (ja) * 1998-06-25 2000-01-11 Akira Fujishima 光触媒層を有する積層構造体
JP2002320862A (ja) * 2001-04-26 2002-11-05 Asahi Kasei Corp 金属を酸化チタン薄膜に担持した光触媒薄膜
JP2006182615A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Masao Kaneko 窒素含有化合物の光分解方法
JP2007181820A (ja) * 2005-12-07 2007-07-19 Tohoku Univ 微粒子担持材料の製造方法
US20080146441A1 (en) * 2006-12-13 2008-06-19 Ihor Mykhaylovych Kobasa Highly photosensitive titanium dioxide and process for forming the same
JP2013126653A (ja) * 2011-11-17 2013-06-27 Sumitomo Chemical Co Ltd 光機能性材料、酸化還元反応光触媒、水分解光触媒、金属錯体及び金属錯体の製造方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
B.OHTANI ET AL.: "Photocatalytic One-Step Syntheses of Cyclic Imino Acids by Aqueous Semiconductor Suspensions", J.ORG.CHEM., vol. 55, no. 21, JPN6017007204, 12 October 1990 (1990-10-12), pages 5551 - 5553, XP002500194, ISSN: 0003511968, DOI: 10.1021/jo00308a005 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111871409A (zh) * 2020-09-05 2020-11-03 兰州理工大学 具有晶界wo3/钨酸盐复合光催化材料的制备方法及用途
CN111871409B (zh) * 2020-09-05 2022-11-18 兰州理工大学 具有晶界wo3/钨酸盐复合光催化材料的制备方法及用途

Also Published As

Publication number Publication date
JP6120278B2 (ja) 2017-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ayati et al. A review on catalytic applications of Au/TiO2 nanoparticles in the removal of water pollutant
Shen et al. Boosting photocatalytic degradation of tetracycline under visible light over hierarchical carbon nitride microrods with carbon vacancies
Ming et al. Photocatalytic activation of peroxymonosulfate by carbon quantum dots functionalized carbon nitride for efficient degradation of bisphenol A under visible-light irradiation
Saffari et al. Synthesis and photocatalytic degradation activities of phosphorus containing ZnO microparticles under visible light irradiation for water treatment applications
Abdelhameed et al. Engineering highly effective and stable nanocomposite photocatalyst based on NH2-MIL-125 encirclement with Ag3PO4 nanoparticles
Cheng et al. Hexavalent chromium removal using metal oxide photocatalysts
Zhou et al. Fabrication of walnut-like BiVO4@ Bi2S3 heterojunction for efficient visible photocatalytic reduction of Cr (VI)
Yang et al. Utter degradation of toluene with inhibiting the generation of benzene by self-supporting Bi2MoO6 nanoflakes featuring OV-enriched interface
Choi Pure and modified TiO 2 photocatalysts and their environmental applications
Yan et al. Harmless treatment and selective recovery of acidic Cu (II)-Cr (VI) hybrid wastewater via coupled photo-reduction and ion exchange
WO2013085469A1 (en) Photocatalytic metal oxide nanomaterials; method of making via h2-plasma treatment; use for organic waste decontamination in water
CN101066795A (zh) 一种利用Fe0/TiO2光催化还原水中硝酸氮的方法
CN109529814B (zh) 一种可见光驱动的反蛋白石光催化材料、其制备方法及其对水体有机污染物的降解去除
CN108906044B (zh) 一种锰铈钌复合氧化物催化剂及其制备方法和用途
Verma et al. Photooxidative decomposition and defluorination of perfluorooctanoic acid (PFOA) using an innovative technology of UV–vis/ZnxCu1-xFe2O4/oxalic acid
Liang et al. Direct growth of Au nanoparticles on g-C3N4 for photocatalytic selective alcohol oxidations
Tiwari et al. Facile synthesis and characterization of Ag (NP)/TiO2 nanocomposite: Photocatalytic efficiency of catalyst for oxidative removal of Alizarin Yellow
CN105921146B (zh) H2O2快速还原法制备Mn基金属氧化物催化剂及其在VOCs低温催化燃烧中的应用
Fuku et al. Stoichiometric formation of benzene and ketones by photocatalytic dechlorination of chlorobenzene in secondary alcohol suspensions of palladium-loaded titanium (IV) oxide powder in the presence of sodium ion sources
Fuku et al. Photocatalytic reductive dechlorination of chlorobenzene to benzene in 2-propanol suspension of metal-loaded titanium (IV) oxide nanocrystals in the presence of dissolved sodium hydroxide
Chen et al. Lanthanum/titanium dioxide immobilized onto industrial waste with enhanced photocatalytic activity, and the degradation of dimethyl phthalate
Baluk et al. MOF/TiO 2 erythrocyte-like heterostructures decorated by noble metals for use in hydrogen photogeneration and pollutant photodegradation
Sable et al. Fenton-like oxidation of phenol with in-situ generated hydrogen peroxide and Pd/Fe-zeolite catalysts
Tan et al. Mixed imidazole ligand MIL-88A for enhanced photo-Fenton decomposition of azo dye
Qin et al. The mechanism of efficient photoreduction nitrate over anatase TiO2 in simulated sunlight

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170321

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6120278

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250