JP2015032925A - 処理装置、および、コンピュータプログラム - Google Patents

処理装置、および、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】不自然な色が出力されることを抑制する。
【解決手段】特定の色空間内の無彩色を表す軸である無彩色軸を含む平面であって、互いに異なる色相を表し特定の条件を満たす平面である複数の対象平面上のそれぞれの色域である対象色域の外殻を、画像出力装置の色域として、N個の測色値の少なくとも一部を用いて算出する。ここで、特定の条件は、対象平面上の色域の形状と、特定の色空間内の隣の対象平面上の色域の形状とが、形状の差が小さい特定の関係にあることを示す条件である。
【選択図】 図7

Description

本発明は、画像出力装置が出力可能な色の算出に関するものである。
従来から、画像出力装置(例えば、ディスプレイやプリンタ)によって出力された複数のカラーパッチを測色することによって得られる複数の測色値を用いて、画像出力装置の出力可能な色域が算出されている。算出された色域は、他の画像処理装置の色域との対応関係の決定に利用されている。対応関係の決定は、ガマットマッピングとも呼ばれる。
特開2009−16901号公報 特開2009−10768号公報 特開2000−295488号公報
画像出力装置の色域は、画像出力装置に応じて、種々に変化し得る。例えば、色域の外殻が局所的に突出する場合がある。例えば、カラープリンタの色域の外殻上で、特定の色の色材(例えば、イエロ色材)と同じ色の彩度が、局所的に高くなる場合がある。このような色の測色値が色域の算出に利用されると、その色を含む局所的な範囲において、不自然な色が出力される場合があった。
本発明の主な利点は、不自然な色が出力されることを抑制することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
画像出力装置が出力可能な色を算出する処理装置であって、
第1画像出力装置によって出力されたN個(Nは2以上の整数)のカラーパッチを測色して得られるN個の測色値を取得する取得部と、
前記取得されたN個の測色値の少なくとも一部を用いて、前記第1画像出力装置の色域である第1色域を算出する色域算出部と、
を備え、
前記色域算出部は、特定の色空間内の無彩色を表す軸である無彩色軸を含む平面であって、互いに異なる色相を表し特定の条件を満たす平面である複数の対象平面上のそれぞれの色域である対象色域の外殻を、前記第1色域の外殻として、前記N個の測色値の少なくとも一部を用いて算出し、
前記特定の条件は、前記対象平面上の色域の形状と、前記特定の色空間内の隣の前記対象平面上の色域の形状とが、前記形状の差が小さい特定の関係にあることを示す条件である、
処理装置。
この構成によれば、特定の条件を満たす複数の対象平面上のそれぞれの対象色域の外殻が、第1色域の外殻として、N個の測色値の少なくとも一部を用いて算出される。特定の条件は、対象平面上の色域の形状と、特定の色空間内の隣の対象平面上の色域の形状とが、形状の差が小さい特定の関係にあることを示す条件である。従って、不自然な色が出力されることを抑制できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、処理方法および処理装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)、等の形態で実現することができる。
本発明の一実施例としての画像処理システムを示す説明図である。 色制御処理のフローチャートである。 測色値の分布例を示すグラフである。 色域算出のフローチャートである。 L*a*b*色空間内における色相を示す概略図である。 ガマットマッピングの概略図である。 複数の色相角度の決定のフローチャートである。 色点の投影を示す概略図である。 投影外殻の例を示す概略図である。 複数の候補色相角度を示す概略図である。 新たな候補色相角度が追加される様子を示す概略図である。 複数の色相角度の決定の別の実施例を示すフローチャートである。 候補色相角度(すなわち候補軸平面)の別の実施例を示す概略図である。
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施例としての画像処理システムを示す説明図である。この画像処理システム1000は、データを処理する処理装置100と、処理装置100に接続されたプリンタ300と、処理装置100に接続された測色器400と、を有している。
処理装置100は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータである。処理装置100は、CPU110と、揮発性記憶装置120と、不揮発性記憶装置130と、表示部140と、操作部150と、装置インタフェース160と、を有している。
揮発性記憶装置120は、例えば、いわゆるDRAMであり、不揮発性記憶装置130は、例えば、いわゆるフラッシュメモリである。不揮発性記憶装置130は、CPU110によって実行されるプログラム132を、格納している。CPU110は、プログラム132を実行することによって、種々の機能を実現する。本実施例では、CPU110は、測色データ取得部210と、色域算出部220と、対応関係決定部230と、外殻特定部240と、面積推定部250と、プロファイル生成部260と、測色制御部270と、印刷制御部280と、のそれぞれの処理部の機能を実現する。各処理部の詳細については、後述する。また、CPU110は、プログラム(例えば、プログラム132)の実行に利用される種々の中間データを、記憶装置(例えば、揮発性記憶装置120、または、不揮発性記憶装置130)に、一時的に格納する。また、不揮発性記憶装置130は、パッチデータ134も格納している(詳細は、後述)。
なお、破線で表された面積推定部250とプロファイル生成部260とは、後述する他の実施例の処理装置100が有する処理部である。従って、面積推定部250とプロファイル生成部260については、後述の他の実施例で説明する。
表示部140は、画像を表示する装置であり、例えば、液晶ディスプレイである。操作部150は、ユーザによる操作を受け入れる装置であり、例えば、表示部140上に重ねて配置されたタッチパネルである。ユーザは、操作部150を操作することによって、色を制御する処理の開始指示等の種々の指示を入力可能である。装置インタフェース160は、処理装置100とは異なる他の装置と通信するためのインタフェースであり、例えば、USBインタフェースである。この装置インタフェース160には、プリンタ300と測色器400とが接続されている。
プリンタ300は、印刷媒体(例えば、紙)上に画像を印刷する装置であり、制御装置310と、印刷機構320と、を有している。印刷機構320は、本実施例では、シアンCとマゼンタMとイエロYとブラックKのそれぞれのインクを用いるインクジェット式の印刷機構である。ただし、印刷機構320としては、他の方式の印刷機構(例えば、レーザ式プリンタ)を採用可能である。制御装置310は、CPUと、揮発性記憶装置と、不揮発性記憶装置と、処理装置100の装置インタフェース160と同じ規格のインタフェースと、を有するコンピュータである。制御装置310は、装置インタフェース160に接続されている。また、制御装置310は、不揮発性記憶装置に格納されたプログラムを実行することによって、プリンタ300の動作を制御する。例えば、制御装置310は、処理装置100から受信した印刷データを用いて、画像を印刷する。
測色器400は、色を測定して測色値を出力する装置であり、制御装置410と、センサ420と、を有している。センサ420は、本実施例では、いわゆる分光測色を行うセンサである。ただし、センサ420としては、他の測色方式のセンサ(例えば、刺激値直読式のセンサ)を採用可能である。制御装置410は、CPUと、揮発性記憶装置と、不揮発性記憶装置と、処理装置100の装置インタフェース160と同じ規格のインタフェースと、を有するコンピュータである。制御装置410は、装置インタフェース160に接続されている。また、制御装置410は、不揮発性記憶装置に格納されたプログラムを実行することによって、測色器400の動作を制御する。例えば、制御装置410は、処理装置100からの指示に従って、測色を実行し、測色値を処理装置100に供給する。
図2は、色制御処理のフローチャートである。本実施例の色制御処理では、プリンタ300によって印刷されたカラーパッチの測色結果に応じてプリンタ300の印刷可能な色域が特定され、そして、特定された色域と、他の画像処理装置(例えば、図示しない液晶ディスプレイやデジタルカメラ)の色域との間のガマットマッピングが行われる。以下、ガマットマッピングの対象である他の画像処理装置を「対象画像処理装置」と呼ぶ。
色制御処理は、例えば、ユーザが処理装置100に対して色制御処理の開始を指示した場合に、処理装置100のCPU110によって開始される。本実施例では、ユーザは、操作部150を操作することによって、色制御処理の開始指示を入力し、そして、対象画像処理装置を指定する。対象画像処理装置の指定は、例えば、対象画像処理装置の色域を表すデータ(図示省略。例えば、いわゆるICCプロファイル)を指定することによって、行われる。
最初のステップS100では、印刷制御部280(図1)は、パッチデータ134を用いて、プリンタ300にカラーパッチを印刷させる。図1には、印刷されるカラーパッチCPの概略が示されている。互いに色が異なる複数のカラーパッチCPが、印刷される。印刷制御部280は、パッチデータ134から印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンタ300に送信する。プリンタ300の制御装置310は、受信した印刷データに従って印刷機構320を制御することによって、複数のカラーパッチCPを印刷する。
パッチデータ134は、予め準備されたデータであり、本実施例では、複数のカラーパッチCPを表すRGBビットマップデータである。パッチデータ134の各画素の色は、赤R、緑G、青Bの各色成分によって、表されている。各色成分は、例えば、256階調(0〜255)で表されている。複数のカラーパッチCPの色としては、赤R、緑G、青Bのそれぞれの階調値を、所定の複数の階調値(例えば、0、32、64、96、128、160、192、224、255)から選択することによって得られる全ての組合せが、採用されている。印刷制御部280は、パッチデータ134によって表されるRGBの階調値をCMYKの階調値に変換し、変換されたCMYKの階調値を用いてハーフトーン処理を実行することによって、複数のカラーパッチCPを表す印刷データを生成する。RGBの階調値とCMYKの階調値との対応関係としては、予め決められた対応関係が利用される。この対応関係は、印刷に利用可能なCMYKの階調値の全範囲を、RGBの階調値の全範囲に、対応付けることが好ましい。また、複数のカラーパッチCPは、印刷に利用可能なCMYKの階調値の全範囲に亘って分布することが好ましい。なお、パッチデータ134としては、RGBビットマップデータに限らず、他の種々の形式のデータ(例えば、CMYKビットマップデータや、ハーフトーン処理済の印刷データ)を採用可能である。
図2の次のステップS110では、測色器400を用いて、複数のカラーパッチCPの測色が行われる。本実施例では、処理装置100の測色制御部270は、測色器400に、測色実行指示を送信する。測色器400の制御装置410は、指示に従ってセンサ420を駆動し、測色値を取得する。測色値は、プリンタ300等のデバイスに依存しない色空間、例えば、CIEのL*a*b*色空間で表されている。制御装置410は、取得した測色値を表すデータ(「測色データ」と呼ぶ)を、処理装置100に送信し、測色制御部270は、測色器400からの測色データを受信する。なお、本実施例では、ユーザが、手動で、複数のカラーパッチCPを測色器400でスキャンする。この代わりに、カラーパッチCPが印刷された印刷媒体に対して相対的に測色器400を移動させる移動機構が、自動的に、複数のカラーパッチCPを測色器400でスキャンしてもよい。
図2の次のステップS120では、測色データ取得部210(図1)が、測色制御部270を介して、測色データを、取得する。図3は、測色値の分布例を示すグラフである。図中には、互いに垂直なL*軸とa*軸とb*軸と、複数の色点CPpと、が示されている。1つの色点CPpは、1つのカラーパッチCPの測色値を示している。複数の色点CPpが分布する範囲が、プリンタ300の色域に対応する。
図2の次のステップS130では、プリンタ300の色域が算出される。図4は、色域算出のフローチャートである。最初のステップS200では、色域算出部220(図1)は、L*a*b*色空間内での、色域の外殻を算出するための複数の角度(色相に対応する)を決定する。
図5は、L*a*b*色空間内における色相を示す概略図である。図5(A)には、L*軸とa*軸とb*軸とが示されている。L*軸は、無彩色を表す軸に対応する(以下、「無彩色軸Ax」とも呼ぶ)。また、L*a*b*色空間内において、無彩色軸Axを中心とする角度、例えば、a*b*平面(すなわち、a*軸とb*軸とを含む平面)上でa*の正方向をゼロ度とした場合の、反時計回りの方向の角度は、おおよその色相を示している(以下、「色相角度」と呼ぶ)。例えば、図5(A)には、2つの色相角度Ah1、Ah2が示されている。第1色相角度Ah1は、黄色を示し、第2色相角度Ah2は、青色を示している。図5(A)の例では、第2色相角度Ah2は、第1色相角度Ah1+180度である。
図4のステップS200では、色域算出部220は、複数の色相角度を決定する。複数の色相角度は、複数の色相角度が色相角度の全範囲に亘って分布するように、決定される。複数の色相角度の決定の詳細については、後述する。
図4の次のステップS210では、色域算出部220は、複数の色相角度のそれぞれについて、色相角度によって規定される平面上の色域の外殻を算出する。図5(A)には、色相角度によって規定される平面の例として、2つの平面Sh1、Sh2が示されている。第1平面Sh1は、第1色相角度Ah1によって規定される平面である。第1平面Sh1は、無彩色軸Axを含み、かつ、無彩色軸Axから第1色相角度Ah1の方向Dc1に向かって拡がる平面である。第1平面Sh1は、第1色相角度Ah1の色相の色を表している。第2平面Sh2は、第2色相角度Ah2によって規定される平面である。第2平面Sh2は、無彩色軸Axを含み、かつ、無彩色軸Axから第2色相角度Ah2の方向Dc2に向かって拡がる平面である。第2平面Sh2は、第2色相角度Ah2の色相の色を表している。以下、無彩色軸Axを含み、かつ、同じ色相角度の色を表す平面を、「軸平面」と呼ぶ。
図5(B)は、色相角度によって規定される平面上の色域の例を示す概略図である。図中には、図5(A)で説明した2つの軸平面Sh1、Sh2が示されている。図中の投影色点CPpxは、軸平面Sh1、Sh2上に色点CPpを投影して得られる色点である。色域算出部220は、軸平面上に、軸平面からの色相角度の差が所定角度(例えば、10度)以下である色点CPpを、軸平面と垂直な方向に沿って投影する。例えば、第1軸平面Sh1上には、第1軸平面Sh1からの色相角度の差が所定角度以下である色点CPpが投影されている。同様に、第2平面Sh2上には、第2平面Sh2からの色相角度の差が所定角度以下である色点CPpが投影されている。なお、色域算出部220は、軸平面からの色相角度の差に拘わらずに、全ての色点CPpを軸平面上に投影してもよい。また、色点CPpの投影方法としては、他の種々の方法を採用可能である。例えば、L*と、L*軸からの距離とを変更せずに、色相角度のみを変更することによって、色点CPpを軸平面上に投影してもよい。
次に、色域算出部220は、軸平面上の複数の投影色点CPpxを含む領域の外殻を算出する。図5(B)中には、外殻の例として、2つの外殻Go1、Go2が示されている。第1外殻Go1は、第1軸平面Sh1上の全ての投影色点CPpxを包含する領域の外殻であり、投影色点CPpxを頂点とする多角形によって表されている。本実施例では、第1外殻Go1は、第1軸平面Sh1上の複数の投影色点CPpxによって決まる凸包である。同様に、第2外殻Go2は、第2平面Sh2上の複数の投影色点CPpxによって決まる凸包である。外殻Go1、Go2は、軸平面Sh1、Sh2上の色域の外殻に対応する。なお、軸平面上の複数の投影色点CPpxから凸包を算出する方法としては、Gift wrapping アルゴリズム等の公知の方法を採用可能である。
図4のステップS210では、色域算出部220は、ステップS200で決定された複数の色相角度のそれぞれについて、図5(B)で説明したように、外殻を算出する。複数の色相角度から得られる複数の外殻は、全体として、プリンタ300の色域の外殻を規定している。次のステップS220では、色域算出部220は、複数の色相角度から得られる複数の外殻を、色域の外殻として採用する。以上により、プリンタ300の色域の算出が、終了する。
図2の次のステップS140では、対応関係決定部230(図1)は、対象画像処理装置の色域を表すデータと、ステップS130で算出されたプリンタ300の色域を表すデータと、を用いて、ガマットマッピングを行う。図6は、ガマットマッピングの概略図である。図中には、L*a*b*色空間内のL*軸を含む平面上の2つの色域が示されている。外殻Go1、Go2は、プリンタ300の色域の外殻を示し、外殻Go21、Go22は、対象画像処理装置の色域を示している。本実施例では、対応関係決定部230は、プリンタ300の色域内の最も暗い黒色と最も明るい白色とを、対象画像処理装置の色域内の最も暗い黒色と最も明るい白色とに、それぞれ一致させることとしている(規格化と呼ばれる)。
図示するように、2つの色域の間では、形状が異なっている。対応関係決定部230は、スケーリングやクリッピングを用いて、2つの色域の間の対応関係を決定する。図6の例では、対応関係決定部230は、明るさ(L*)を維持しつつ、彩度(すなわち、L*軸からの距離)を線形変換することによって、広い色域を圧縮して狭い色域に合わせている。なお、ガマットマッピングの方法としては、図6の方法に限らず、種々の方法を採用可能である。例えば、L*軸上に固定されたアンカーポイント(図示せず)に向かって、大きな色域を、小さな色域に合うように、圧縮する方法を採用してもよい。
対応関係決定部230は、ガマットマッピングの結果を表す対応関係データを生成し、生成した対応関係データを、不揮発性記憶装置130に格納する(図示省略)。対応関係データは、例えば、対象画像処理装置による画像処理に利用される画像データの色空間(第1色空間と呼ぶ)と、プリンタ300による印刷に利用される画像データの色空間(第2色空間と呼ぶ)と、の間の色変換に利用される。対応関係データの形式としては、種々の形式を採用可能である。例えば、第1色空間内の全体に亘って分布する複数の色値と、各色値に対応する第2色空間内の色値と、の対応関係を表すテーブルを採用してもよい。複数の対応関係を用いた補間によって、任意の色値の色変換を実現できる。
次に、複数の色相角度の決定(図4:S200)の詳細について、説明する。図7は、複数の色相角度の決定のフローチャートである。最初のステップS300では、外殻特定部240(図1)は、複数の色点CPp(すなわち、測色値)を、a*b*平面上に、a*b*平面と垂直な方向に沿って(すなわち、L*軸と平行に)、投影する。図8は、色点の投影を示す概略図である。図中には、互いに垂直なL*軸とa*軸とb*軸と、複数の色点CPpと、複数の投影色点CPptと、が示されている。投影色点CPptは、色点CPpをa*b*平面上に投影することによって得られる色点である。
図7の次のステップS310では、外殻特定部240は、a*b*平面上の複数の投影色点CPpt(すなわち、投影された測色値)を含む領域の外殻を算出する(以下、「投影外殻」と呼ぶ)。本実施例では、外殻特定部240は、投影外殻として、複数の投影色点CPptによって決まる凸包を算出する。図9は、算出される投影外殻の例を示す概略図である。図中には、a*軸とb*軸とが示されている。図中の原点Oは、a*軸とb*軸とが交差する点である。図中の外殻Gpは、算出される投影外殻である。図示するように、投影外殻Gpは、投影色点CPptを頂点とする多角形である。なお、a*b*平面上の領域の外殻は、図4のS210での処理で採用される方法と同様の方法にて決定される。
原点Oからの距離は、彩度に対応する。従って、投影外殻Gp上の色点は、その色点と同じ色相角度の色のうちの、最も彩度が高い色を示している。また、外に凸である頂点によって表される色相は、その近傍の色相と比べて、同じ色相角度の色点のうちの最も高い彩度を有する色点の彩度の値(以下、同色相最高彩度とも呼ぶ)が大きい。例えば、投影外殻Gp上の第1頂点Vt1を形成する第1色点C1x1は、色相角度が第1色相角度Ah1である色のうちの、最も彩度が高い色を示している。投影外殻Gp上の第3色点C3x1は、色相角度が第1色相角度Ah1の近傍の第3色相角度Ah3である色のうちの、最も彩度が高い色を示している。図示するように、第1色点C1x1の彩度(原点Oからの距離)は、第3色点C3x1の彩度よりも、高い。なお、これらの色点C1x1、C3x1の間では、明るさ(L*)は、異なり得る。
また、図9の例では、投影外殻Gpを形成する複数の頂点Vtのうち、第1頂点Vt1では、他の頂点Vtと比べて、彩度が特に大きい。すなわち、第1頂点Vt1では、他の頂点Vtと比べて、内角(すなわち、Vt2,Vt1,Vt3にて形成される角)が特に小さい。このように、彩度が特に大きい頂点は、例えば、特定の色材の色相を示す色相角度の近傍で、生じ得る。例えば、イエロの色材は、単色で、彩度の高い黄色を再現可能である。一方、イエロの色材に他の色材(例えば、シアン色材、または、マゼンタの色材)を混合する場合、他の色材の量が少量であっても、色が濁って彩度が低くなり得る。図9の例では、第1色相角度Ah1は、イエロの色材を単色で用いて再現される色の色相角度とおおよそ同じ色相角度を示している。第1色相角度Ah1の同色相最高彩度は、その近傍の第3色相角度Ah3の同色相最高彩度と比べて、特に大きい。
図9には、投影外殻Gpの外に位置する色点である外色点C1、C3が示されている。外色点C1、C3は、対象画像処理装置による画像処理に利用される画像データによって表される色を示している。ここでは、外色点C1、C3が、プリンタ300の色域の外、かつ、対象画像処理装置の色域の外殻上、の色点であることとする。また、第1外色点C1は、第1色点C1x1と同じ第1色相角度Ah1の色を示し、第3外色点C3は、第3色点C3x1と同じ第3色相角度Ah3の色を示している。また、第1外色点C1と第3外色点C3との間では、彩度は、おおよそ同じである。
図6で説明したガマットマッピングに従って、外色点C1、C3には、プリンタ300の色域内の色点が、対応付けられる。仮に、プリンタ300の色域の全体、すなわち、投影外殻Gpの全体が、ガマットマッピングに利用されたとする。この場合、第1外色点C1には、色相角度が同じである第1色点C1x1が対応付けられ、第3外色点C3には、色相角度が同じである第3色点C3x1が対応付けられ得る。第1外色点C1と第3外色点C3との間では、彩度がおおよそ同じであるにも拘わらず、色変換済の色点C1x1、C3x1の間では、彩度の差が大きい。このような彩度の差に起因して、プリンタ300は、不自然な色を印刷する場合がある。例えば、対象画像処理装置による画像処理で利用される画像データが、第1外色点C1の色と第3外色点C3の色とを含むグラデーションを表していると仮定する。この場合、プリンタ300による印刷のために色変換された画像データは、同じグラデーションを、第1色点C1x1の色と第3色点C3x1の色とを用いて表現する。すなわち、対象画像処理装置による画像処理で表現される彩度の変化が小さいグラデーションが、プリンタ300によって印刷された画像中では、彩度の変化が大きいグラデーションになる場合がある。
本実施例では、不自然な色が印刷されることを抑制するために、色域算出部220は、投影外殻Gpの外に凸な頂点(「凸頂点」と呼ぶ)と同じ色相角度を、色域の算出から外す(すなわち、色域の算出のための候補から削除(除外)される)。具体的には、図7のステップS320で、色域算出部220は、ステップS310で算出された投影外殻Gpの各頂点の角度を算出する。次のステップS330では、色域算出部220は、色相角度の複数の候補を設定する(以下、「候補色相角度」と呼ぶ)。例えば、色域算出部220は、等角度間隔(例えば、9度)で配置された複数の候補色相角度を設定する。複数の候補色相角度としては、予め決められた複数の色相角度を採用可能である。次のステップS340では、色域算出部220は、複数の候補色相角度から、投影外殻Gpの凸頂点と同じ色相角度を、削除する。
図10は、複数の候補色相角度を示す概略図である。図中には、a*b*平面が示されている。図10(A)は、凸頂点と同じ色相角度を削除する前の複数の候補色相角度(図7:S330)にそれぞれ対応する複数の軸平面Shが、直線で示されている。以下、候補色相角度によって規定される軸平面を、「候補軸平面」とも呼ぶ。図10(A)の例では、第1候補軸平面Sh1が、第1頂点Vt1を含んでいることとする。また、図中には、第1候補軸平面Sh1の両隣の候補軸平面Sha、Shbが示されている(以下、「隣軸平面Sha、Shb」とも呼ぶ)。第1隣軸平面Shaは、時計回り方向にてSh1に隣接する候補軸平面であり、第2隣軸平面Shbは、反時計回り方向にてSh1に隣接する候補軸平面である。また、第1隣色点Caは、第1隣軸平面Sha上の色域(図4:S210)の内の最も彩度が高い色を示し、第2隣色点Cbは、第2隣軸平面Shb上の色域内の最も彩度が高い色を示している。なお、図10(A)の例では、候補軸平面Shxも、凸頂点を含んでいる。
図10(B)は、凸頂点と同じ色相角度を削除した後に残る候補色相角度(すなわち、候補軸平面)を示している。図示するように、第1候補軸平面Sh1と候補軸平面Shxとが削除されている。凸頂点と同じ色相角度を削除することによって、図9で説明した不自然な色の印刷を抑制できる。例えば、図10(B)には、図9で説明した外色点C1、C3が示されている。これらの外色点C1、C3は、複数の候補軸平面Shのうちの、第1隣軸平面Shaと第2隣軸平面Shbとの間に配置されている。仮に、図10(B)に示す複数の候補軸平面Shに基づくガマットマッピングに従って色変換が行われる場合、外色点C1、C3に対応する色変換済の色点は、これらの隣軸平面Sha、Shb上の色域(すなわち、外殻)を用いて決定される(例えば、補間される)。
例えば、第1外色点C1には、第1隣軸平面Sha上の第1隣色点Caと、第2隣軸平面Shb上の第2隣色点Cbと、を結ぶライン上の第1色点C1x2が、対応付けられ得る。同様に、第3外色点C3には、第1隣色点Caと第2隣色点Cbとを結ぶライン上の第3色点C3x2が、対応付けられ得る。隣色点Ca、Cbの間の彩度の差は、隣色点Ca、Cbの一方と第1頂点Vt1(図10(A))との間の彩度の差と比べて、小さい。従って、変換済の色点C1x2、C3x2の間の彩度の差は、図9に示す色点C1x1、C3x1の間の彩度の差と比べて、小さい。従って、印刷された色が不自然に見えることを抑制できる。このように、凸頂点を含む軸平面を用いずに色域の算出、ひいては、ガマットマッピングを行うことによって、不自然な色が印刷されることを抑制できる。
図7の次のステップS350では、色域算出部220は、複数の候補色相角度のそれぞれに関して、隣の候補色相角度との間の角度差を算出する。そして、色域算出部220は、角度差が閾値(例えば、9度)を超える場合に、その角度差を形成する2つの候補色相角度の間に、新たな候補色相角度を追加する。
図11は、新たな候補色相角度が追加される様子を示す概略図である。図中には、a*b*平面が示されている。図11(A)は、新たな候補色相角度が追加される前の複数の候補色相角度を示しており、図10(B)と同じである。図11(B)は、ステップS350で新たな候補色相角度が追加された後の複数の候補色相角度を示している。図11(B)の例では、第1隣軸平面Shaと第2隣軸平面Shbとの間に、2つの候補色相角度が追加されている。図示された2つの候補軸平面Shc、Shdは、追加された2つの候補色相角度に、それぞれ対応している。
候補色相角度の追加方法としては、隣り合う2つの候補色相角度の間の角度差が閾値以下となるように候補色相角度を追加する任意の方法を採用可能である。例えば、色域算出部220は、大きな角度差を形成する2つの候補色相角度の間に、その2つの候補色相角度のうちの一方から、閾値よりも小さい所定角度(例えば、6度)だけ離れた色相角度を、新たな候補として追加してもよい。大きな角度差を形成する2つの候補色相角度のうちの他方と、追加された候補色相角度と、の間の角度差が閾値を超える場合には、色域算出部220は、同じ手順に従って、更に、新たな候補色相角度を追加すればよい。一般には、削除された候補色相角度と、削除された候補色相角度の隣の候補色相角度と、の間に新たな候補色相角度を追加する種々の方法を採用可能である。
候補色相角度、すなわち、候補軸平面を追加することによって、色域を有効に利用することができる。例えば、図11(B)の例では、2つの候補隣軸平面Sha、Shbの間に、2つの候補軸平面Shc、Shdが追加されている(追加軸平面Shc、Shdと呼ぶ)。第1追加色点Ccは、第1追加軸平面Shc上の色域内の最も彩度が高い色を示し、第2追加色点Cdは、第2追加軸平面Shd上の色域内の最も彩度が高い色を示している。追加色点Cc、Cdは、隣色点Ca、Cbのいずれよりも彩度が高い色であり得る。また、追加色点Cc、Cdは、第1頂点Vt1(図9)よりも彩度が低い色であり得る。このような追加軸平面Shc、Shdを用いてガマットマッピングを行えば、追加軸平面Shc、Shdを用いない場合と比べて、隣軸平面Sha、Shbの間で、彩度の高い色を利用することができる。また、第1頂点Vt1を含む軸平面を利用する場合と比べて、不自然な色が印刷されることを抑制できる。
図11(C)は、図11(B)に示す複数の候補軸平面Shを用いてガマットマッピングを行う場合の色変換の例を示している。図中の外色点C1、C3は、図9、図10(B)で説明した外色点C1、C3と、それぞれ同じである。図中の色点C1x3、C3x3は、外色点C1、C3を色変換することによって得られる色点を、それぞれ示している。図示するように、第1外色点C1は、2つの追加軸平面Shc、Shdの間に配置されている。従って、第1外色点C1に対応する色変換済の色点C1x3は、追加軸平面Shc、Shd上の色域(すなわち、外殻)を用いて決定される(例えば、補間される)。第3外色点C3は、第1隣軸平面Shaと第1追加軸平面Shcとの間に配置されている。従って、第3外色点C3に対応する色変換済の色点C3x3は、これらの軸平面Sha、Shc上の色域(すなわち、外殻)を用いて決定される。以上により、色変換済の色点C1x3、C3x3の彩度は、隣色点Ca、Cbのいずれの彩度よりも、高くなり得る。また、追加色点Cc、Cdの彩度は、いずれも、第1頂点Vt1の彩度よりも低くなり得る。従って、色変換済の色点C1x3、C3x3の一方の彩度が過剰に高くなることを抑制できる。例えば、図11(C)の例では、2つの色変換済の色点C1x3、C3x3の間の彩度差は、図9の2つの色変換済の色点C1x1、C3x1の間の彩度差よりも、小さい。従って、不自然な色が印刷されることを抑制できる。
ステップS350の終了に応じて、図7の処理は終了する。この段階で残っている複数の候補色相角度に対応する複数の候補軸平面が、色域の算出に利用される(図4:S210、S220)。以下、色域の算出に利用される軸平面を、「対象平面」とも呼ぶ。
以上のように、本実施例では、a*b*平面上の複数の投影色点CPptを囲む外殻の複数の凸頂点のそれぞれから離れた複数の対象平面を用いて、プリンタ300の色域が算出される。従って、色域内の一部の色の彩度が局所的に高くなることを抑制できる。この結果、不自然な色が出力されることを抑制できる。
また、図10(A)で説明したように、色域の算出に利用される複数の対象平面は、無彩色軸Axを中心として等角度間隔で配置された複数の対象平面を含んでいる。従って、複数の対象平面が特定の色相に偏ることが抑制されるので、一部の色相範囲において対象平面の密度が粗であるが故に適切な色域の算出ができなくなることを抑制できる。この結果、不自然な色が出力されることを抑制できる。なお、等角度間隔で配置された複数の対象平面が分布する色相角度の範囲(「均等分布範囲」と呼ぶ)は、色相角度の全範囲のうちの一部であってもよい。いずれの場合も、均等分布範囲が広いことが好ましい。
また、図7のステップS350で説明したように、ステップS340で色相角度の候補が削除された場合、削除された色相角度を補填するように、より密に配置された複数の色相角度が追加され得る。従って、色相の変化に対する対象平面上の色域の形状の変化が大きい場合であっても、適切な色域の算出が可能である。従って、不自然な色が出力されることを抑制できる。
なお、図7の処理で、ステップS350を省略してもよい。この場合は、図10(B)で説明したように、色変換が行われる。
B.第2実施例:
図12は、複数の色相角度の決定の別の実施例を示すフローチャートである。図12の処理は、図7の処理の代わりに利用可能である。第2実施例では、対象平面上の色域の面積と、隣の対象平面上の色域の面積と、の間の差が閾値よりも小さくなるように、複数の対象平面が決定される。図12では、図7と同じステップに同じ符号を付して、その説明を省略する。図2、図4の処理は、第1実施例と同じである。また、色制御処理の実行に利用される画像処理システムのハードウェア構成は、図1の画像処理システム1000のハードウェア構成と、同じである。CPU110によって実現される処理部としては、外殻特定部240が省略され、この代わりに、面積推定部250が追加される。
図12の最初のステップS330では、図7のステップS330と同様に、色域算出部220(図1)は、複数の候補色相角度を設定する。次のステップ332では、色域算出部220は、複数の候補軸平面のそれぞれの色域の外殻を算出する。軸平面上の色域の外殻の算出方法は、図4のステップS210で説明した方法と同じである。次のステップS334では、面積推定部250は、複数の候補軸平面(すなわち、複数の候補色相角度)のそれぞれについて、算出された外殻に基づいて、色域の面積を算出する。
次のステップS336では、色域算出部220は、候補色相角度と、隣の候補色相角度と、の間の色域面積の差を算出する。色域面積の差の算出は、候補色相角度と、隣の候補色相角度と、の全ての組合せについて、行われる。1つの候補色相角度には、時計回り方向の隣の候補色相角度との色域面積差分と、反時計回り方向の隣の候補色相角度との色域面積差分と、の2つの色面積差分が、対応付けられる。
次のステップS338では、色域算出部220は、両隣の候補色相角度と比べて色域の面積が大きい候補色相角度のうちの、両隣の候補色相角度から得られる2つの色域面積差分の両方が所定の面積閾値を超える候補色相角度を、候補から削除する。例えば、図10(A)の例では、第1軸平面Sh1上の色域は、隣軸平面Sha、Shb上の色域と比べて、より高い彩度まで拡がっている。従って、第1軸平面Sh1上の色域の面積が、隣軸平面Sha、Shb上のそれぞれの色域面積と比べて大きく、かつ、2つの面積差分が、それぞれ、面積閾値を超えている場合がある。このような場合に、第1軸平面Sh1(第1軸平面Sh1に対応する色相角度)が、候補から削除される。
図12の次のステップS350は、図7のステップS350と、同じである。ステップS350の終了に応じて、図12の処理は、終了する。なお、本実施例では、図12のステップS332で、各候補軸平面上の色域の外殻が算出済みである。従って、図4のステップS210を省略可能である。
以上のように、第2実施例では、色域算出部220は、色域の面積が局所的に大きくなる軸平面を候補から除き、残った候補軸平面を用いて、プリンタ300の色域を算出する。従って、色相を変化させた場合に、他の色成分(例えば、彩度)が局所的に大きく変化することを抑制できる。この結果、不自然な色が出力されることを抑制できる。なお、
注目している候補色相角度の色域面積が、両隣の候補色相角度と比べて小さい場合であっても、2つの色域面積差分の両方の絶対値が所定の面積閾値を超える場合には、注目している候補色相角度(すなわち、候補軸平面)を候補から削除することとしてもよい。なお、図12のステップS350を省略してもよい。
C.第3実施例:
図13は、候補色相角度(すなわち、候補軸平面)の別の実施例を示す概略図である。図中には、a*b*平面が示されている。図13(A)、図13(B)は、図7、図12のステップS330で設定される複数の候補色相角度の別の例を示している。図13(A)の例では、図10で説明した等角度間隔で配置された複数の候補色相角度に加えて、所定の部分色相範囲YR内において、複数の候補色相角度が、上記の等角度間隔よりも密に配置されている。従って、部分色相範囲YR内で色相の変化に対する対象平面上の色域の形状の変化が大きい場合であっても、適切な色域を算出できる。従って、不自然な色が印刷されることを抑制できる。なお、密に配置された複数の候補色相角度としては、予め決められた複数の候補色相角度を、採用可能である。
また、この部分色相範囲YRは、イエロ色材を単色で用いて再現される色の色相Yhを含んでいる。従って、イエロ色材の色相Yhの近傍で色相の変化に対する対象平面上の色域の形状の変化が大きい場合であっても、適切な色域を算出できる。従って、不自然な色が印刷されることを抑制できる。
また、上述したように、イエロ色材の色相Yhとおおよそ同じ色相を示す第1候補軸平面Sh1は、候補から削除され得る。このような場合であっても、部分色相範囲YR内には、複数の候補色相角度(すなわち、複数の候補軸平面Sh)が密に配置されているので、図11で説明した実施例と同様に、不自然な色が印刷されることを抑制できる。
図13(B)の例では、図10で説明した等角度間隔で配置された複数の候補色相角度に加えて、投影外殻Gpの頂点Vtによって表される色相を含む部分色相範囲HR内において、複数の候補色相角度が、上記の等角度間隔よりも密に配置されている。従って、頂点Vtの近傍で色相の変化に対する対象平面上の色域の形状の変化が大きい場合であっても、適切な色域を算出できる。従って、不自然な色が印刷されることを抑制できる。なお、図13(B)では、頂点を示す符号「Vt」と部分色相範囲HRとは、一部の頂点に対して図示されており、他の頂点に対しては、図示が省略されている。
部分色相範囲HRの決定方法としては、頂点Vtの色相を含む範囲を決定する任意の方法を採用可能である。例えば、色域算出部220は、頂点Vtの色相角度を中心とする所定の角度範囲(例えば、9度の範囲)を、部分色相範囲HRとして採用してもよい。また、密に配置された複数の候補色相角度の決定方法としては、任意の方法を採用可能である。例えば、色域算出部220は、頂点Vtから、上記の等角度間隔よりも小さい所定の角度間隔(例えば、3度間隔)で、複数の候補色相角度を配置してもよい。
D.変形例:
(1)色域の算出に利用される対象平面(すなわち、色相角度)が満たすべき特定の条件としては、対象平面が投影外殻Gpの頂点Vtから離れていること(図7、図10)や、対象平面上の色域の面積と隣の対象平面上の色域の面積との間の差が閾値よりも小さいこと(図12)に限らず、種々の条件を採用可能である。ここで、不自然な色が出力されることを抑制するためには、対象平面上の色域の形状と、隣の対象平面上の色域の形状とが、形状の差が小さい特定の関係にあることを示す条件を採用することが好ましい。形状の差が小さい特定の関係としては、形状の差が小さいことを示す種々の関係を採用可能である。
(1−1)例えば、凸頂点から離れており、かつ、凸頂点に近い軸平面上の色域の形状は、凸頂点から遠く離れた軸平面上の色域の形状から、大きく変化している場合が多い。そこで、図7のステップS340では、色域算出部220は、候補色相角度が投影外殻Gpの凸頂点の色相角度とは異なる場合であっても、候補色相角度と凸頂点の色相角度との間の差が、所定の第1角度閾値(例えば、3度)未満である場合には、その候補色相角度を、候補から削除してもよい。すなわち、対象平面と隣の対象平面とのそれぞれが、投影外殻Gpの1以上の凸頂点のそれぞれから、ゼロより大きい所定の第1角度閾値以上離れていることを、特定の関係として採用可能である。
また、投影外殻Gpとしては、凸包に限らず、複数の投影色点CPptの全てを含み、かつ、投影色点CPptを頂点とする種々の多角形を採用可能である。例えば、凸頂点に加えて、内に凸な頂点(凹頂点とも呼ぶ)を有する多角形を採用してもよい。この場合、凹頂点に近い軸平面上の色域の形状は、凹頂点から遠く離れた軸平面上の色域の形状から、大きく変化している場合が多い。そこで、凹頂点の色相角度と同じ候補色相角度を、候補から削除してもよい。すなわち、対象平面と隣の対象平面とのそれぞれが、投影外殻Gpの1以上の凹頂点のそれぞれから、離れていることを、特定の関係として採用してもよい。さらに、候補色相角度と凹頂点の色相角度との間の差が、所定の第2角度閾値(例えば、3度)未満である場合には、その候補色相角度を、候補から削除してもよい。すなわち、対象平面と隣の対象平面とのそれぞれが、投影外殻Gpの1以上の凹頂点のそれぞれから、ゼロより大きい所定の第2角度閾値以上離れていることを、特定の関係として採用可能である。
また、対象平面と隣の対象平面とのそれぞれが、投影外殻Gpの複数の頂点(凸頂点と凹頂点とを含む)のそれぞれから離れていることを、特定の関係として採用してもよい。また、対象平面と隣の対象平面とのそれぞれが、投影外殻Gpの複数の頂点(凸頂点と凹頂点とを含む)のそれぞれから、ゼロより大きい所定の角度閾値以上離れていることを、特定の関係として採用してもよい。
(1−2)また、図12の実施例において、候補色相角度の色域面積から、候補色相角度の色域面積と両隣の候補色相角度の色域面積との3つの色域面積の平均値を、引いた差分の絶対値が、所定の面積閾値(ゼロより大きい)以上である場合に、その候補色相角度を候補から削除してもよい。また、上記平均値に対する上記差分の絶対値の割合が所定の割合閾値(例えば、10%)以上である場合に、その候補色相角度を候補から削除してもよい。
一般には、対象平面の色域面積の許容範囲(すなわち、候補から削除されないための許容範囲)としては、両隣の対象平面の少なくとも一方を用いて決まる種々の範囲を採用可能である。ここで、不自然な色が出力されることを抑制するためには、許容範囲が、両隣の対象平面の少なくとも一方の色域面積を含むことが好ましく、両隣の対象平面のそれぞれの色域面積を含むことが、特に好ましい。そのような許容範囲の決定方法としては、上述の方法に限らず、種々の方法を採用可能である。
(1−3)また、対象平面上の色域の形状と、隣の対象平面上の色域の形状との間の差が小さいことを示す特定の関係としては、上記の投影外殻Gpの頂点や、上記の色域面積を用いて規定される関係に限らず、他の種々の関係を採用可能である。例えば、色域算出部220は、図7の処理と図12の処理との両方を通じて削除されずに残った候補色相角度(候補軸平面)を、色域の算出に用いてもよい。また、上記の色域の面積を用いて規定される関係において、色域の面積の代わりに色域の同色相最高彩度を用いることによって得られる関係を採用してもよい。また、上述した種々の特定の関係から予め任意に選択された複数の関係の組合せを、特定の関係として採用してもよい。ここで、複数の関係の全てが満たされる関係を、特定の関係として用いてもよい。この代わりに、複数の関係の少なくとも1つが満たされる関係を、特定の関係として用いてもよい。
(2)図7、図12のステップS330では、等角度間隔ではなく、色相に応じて角度間隔が異なるように、複数の候補色相角度が設定されてもよい。また、図4のステップS210で、色域算出部220は、対象平面上の色域の外殻として、凸頂点に加えて凹頂点を有する多角形を、算出してもよい。また、色域算出部220は、L*の範囲を複数の部分範囲に分割し、部分範囲毎に対象平面上の色域を算出してもよい。
(3)色域算出部220によって算出された色域の用途としては、ガマットマッピングに限らず、他の種々の用途を採用可能である。例えば、プリンタ300の色域を表すデータ、例えば、いわゆるICCプロファイルの生成に、色域が利用されてもよい。例えば、図2のステップS140が、ICCプロファイルの生成処理に置換されてもよい。この場合、プロファイル生成部260(図1)は、色域算出部220によって算出された色域を用いて、プリンタ300による印刷に利用される画像データの色空間(例えば、RGB色空間)と、装置非依存な色空間(例えば、L*a*b*色空間や、L*u*v*色空間)と、の対応関係を表すICCプロファイルを生成する。
(4)画像出力装置としては、プリンタ300に限らず、画像を出力する種々の装置を採用可能である。例えば、画像を表示するディスプレイを採用してもよい。このように、画像の出力は、印刷と表示とを含んでいる。
(5)画像処理システムの構成としては、図1に示す構成に限らず、種々の構成を採用可能である。例えば、処理装置100とプリンタ300とが、1つの装置(例えば、複合機)に組み込まれてもよい。
(6)色制御処理のための機能(例えば、図1の処理部210〜280の機能)は、パーソナルコンピュータとは異なる種類の装置(例えば、携帯電話、複合機)によって実現されてもよい。また、ネットワークを介して互いに通信可能な複数の装置(例えば、コンピュータ)が、色制御処理のための機能を一部ずつ分担して、全体として、色制御処理のための機能を提供してもよい(これらの装置を備えるシステムが処理装置に対応する)。
上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図1の色域算出部220の機能を、論理回路を有する専用のハードウェア回路によって実現してもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がコンピュータプログラムで実現される場合には、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)に格納された形で提供することができる。プログラムは、提供時と同一または異なる記録媒体(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)に格納された状態で、使用され得る。「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、メモリーカードやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種ROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスクドライブ等のコンピュータに接続されている外部記憶装置も含んでいる。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
100...処理装置、110...CPU、120...揮発性記憶装置、130...不揮発性記憶装置、132...プログラム、134...パッチデータ、140...表示部、150...操作部、160...装置インタフェース、210...測色データ取得部、220...色域算出部、230...対応関係決定部、240...外殻特定部、250...面積推定部、260...プロファイル生成部、270...測色制御部、280...印刷制御部、300...プリンタ、310...制御装置、320...印刷機構、400...測色器、410...制御装置、420...センサ、1000...画像処理システム、CP...カラーパッチ

Claims (10)

  1. 画像出力装置が出力可能な色を算出する処理装置であって、
    第1画像出力装置によって出力されたN個(Nは2以上の整数)のカラーパッチを測色して得られるN個の測色値を取得する取得部と、
    前記取得されたN個の測色値の少なくとも一部を用いて、前記第1画像出力装置の色域である第1色域を算出する色域算出部と、
    を備え、
    前記色域算出部は、特定の色空間内の無彩色を表す軸である無彩色軸を含む平面であって、互いに異なる色相を表し特定の条件を満たす平面である複数の対象平面上のそれぞれの色域である対象色域の外殻を、前記第1色域の外殻として、前記N個の測色値の少なくとも一部を用いて算出し、
    前記特定の条件は、前記対象平面上の色域の形状と、前記特定の色空間内の隣の前記対象平面上の色域の形状とが、前記形状の差が小さい特定の関係にあることを示す条件である、
    処理装置。
  2. 請求項1に記載の処理装置であって、さらに、
    前記第1画像出力装置の前記第1色域と、第2画像出力装置の色域である第2色域と、の間の対応関係を決定する対応関係決定部を備える、処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の処理装置であって、さらに、
    前記特定の色空間内の前記無彩色軸と交差する特定の平面上に前記N個の測色値を投影して得られるN個の投影済測色値を含む多角形の外殻であって、前記N個の投影済測色値のうちの一部の投影済測色値を頂点とする前記外殻を特定する外殻特定部を有し、
    前記特定の関係は、前記対象平面と前記隣の対象平面とのそれぞれが、前記外殻の1以上の凸頂点のそれぞれから離れていることを含む、
    処理装置。
  4. 請求項3に記載の処理装置であって、
    前記複数の対象平面は、前記特定の色空間内において、前記無彩色軸を中心として等角度間隔で配置された複数の対象平面を含む、処理装置。
  5. 請求項4に記載の処理装置であって、
    前記複数の対象平面は、前記特定の色空間内の一部の色相範囲である部分色相範囲内において、前記等角度間隔よりも密に配置された複数の対象平面を含む、処理装置。
  6. 請求項5に記載の処理装置であって、
    前記画像出力装置は、シアン色材とマゼンタ色材とイエロ色材とを含む複数の色材を用いて画像を印刷する装置であり、
    前記部分色相範囲は、前記イエロ色材の色相を含む、処理装置。
  7. 請求項5または6に記載の処理装置であって、
    前記部分色相範囲は、前記外殻の頂点によって表される色相を含む、処理装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の処理装置であって、
    前記色域算出部は、前記対象平面の複数の候補のうちの前記特定の条件を満たさない前記対象平面の候補に代えて、当該対象平面の候補と、当該対象平面の候補の隣の前記対象平面の候補と、の間に存在する平面を前記対象平面として用いることによって、前記対象色域の外郭を算出する、処理装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の処理装置であって、さらに
    前記N個の測色値の少なくとも一部を用いることによって、前記対象平面上の色域の面積を推定する面積推定部を有し、
    前記特定の関係は、前記対象平面上の前記色域の面積が、前記隣の対象平面上の前記色域の面積を用いて決まる許容範囲内に収まっていることを含む、
    処理装置。
  10. 画像出力装置が出力可能な色を算出するためのコンピュータプログラムであって、
    第1画像出力装置によって出力されたN個(Nは2以上の整数)のカラーパッチを測色して得られるN個の測色値を取得する取得機能と、
    前記取得されたN個の測色値の少なくとも一部を用いて、前記第1画像出力装置の色域である第1色域を算出する色域算出機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記色域算出機能は、特定の色空間内の無彩色を表す軸である無彩色軸を含む平面であって、互いに異なる色相を表し特定の条件を満たす平面である複数の対象平面上のそれぞれの色域である対象色域の外殻を、前記第1色域の外殻として、前記N個の測色値の少なくとも一部を用いて算出し、
    前記特定の条件は、前記対象平面上の色域の形状と、前記特定の色空間内の隣の前記対象平面上の色域の形状とが、前記形状の差が小さい特定の関係にあることを示す条件である、
    プログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020532236A (ja) * 2017-09-21 2020-11-05 深▲せん▼市華星光電半導体顕示技術有限公司Shenzhen China Star Optoelectronics Semiconductor Display Technology Co.,Ltd. 色域マッピング方法及び色域マッピング装置

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