JP2015032225A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム、記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 Webサーバがインターネットなどの外部ネットワークにあり、複数のデバイスがLANなどの内部ネットワークにある場合は、Webサーバから複数のデバイスにリクエストを直接投入できない。【解決手段】 Webサーバに接続され、当該Webサーバにより提供される操作画面を表示可能なWebブラウザを備えた情報処理装置とその制御方法であって、Webサーバから受け取った処理要求を他の情報処理装置と分担して実行できるかどうかを判定し、実行できると判定すると、その処理要求を情報処理装置と他の情報処理装置との処理に分割して、その情報処理装置と他の情報処理装置に実行させ、情報処理装置と他の情報処理装置で実行された処理の結果をまとめて前記処理要求に対する処理結果としてWebサーバに通知する。【選択図】 図4

Description

本発明は、Webサーバに接続され、当該Webサーバにより提供される操作画面を表示するWebブラウザを備えた情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム、記憶媒体に関する。
PCなどの情報処理装置がネットワーク上のWebサーバと接続され、そのWebサーバにより提供される操作画面を、情報処理装置が備えるWebブラウザで表示することが知られている。この場合、まず情報処理装置のWebブラウザが、Webサーバに対して操作画面を要求(リクエスト)する。そして、そのWebサーバのWebアプリケーションが情報処理装置からの要求に応えて、Webブラウザに操作画面を表示させるためのHTMLデータを情報処理装置に応答(レスポンス)する。これにより、その情報処理装置のWebブラウザは、受信したHTMLデータを解析し、そのHTMLデータの記述に基づいた操作画面を表示する。更に、Webブラウザで表示された操作画面を介してユーザが指示を入力すると、その入力された指示をWebブラウザがWebサーバに対して通知する。そして、この通知を受けたWebサーバのWebアプリケーションは、その入力された指示に従って処理を実行する。
ところで、最近ではスキャナやプリンタを備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)の中にも、上述したようなWebブラウザを備えているものがある。そのようなMFPでは、上述した手順を用いてWebサーバにより提供される操作画面をMFPのWebブラウザで操作パネルに表示し、その操作パネルを介してユーザからの各種指示を受け付けることができる。
また更には、MFPが備える各機能を利用するための指示を入力する操作画面をWebサーバが提供し、MFPのWebブラウザで表示された操作画面を介して、MFPに対する指示を入力するシステムも考えられている。このシステムでは、Webサーバは、ユーザから入力された指示の内容に従って、MFPに対して各機能の実行を依頼し、この依頼を受けたMFPは、その依頼された処理を実行する。これにより、MFPを操作するための全ての操作画面をMFPに保持しておく必要がなくなり、また操作画面の変更もWebサーバで容易に行うことができるようになる。
具体的には、MFPの各機能をRPC(Remote Procedure Call)に公開し、Webサーバから適宜、各機能を呼び出す方法が考えられている。この方法では、Webサーバに処理のメインロジックを持たせ、MFPの制御やユーザとの対話処理をWebサーバに実行させて、MFPによる処理の負荷を軽減できる。
例えばWebサービスとしてMFPの機能を公開することで、Webサーバからローカルなサブルーチンを呼び出すようにMFPが提供する機能を実行できる。また、その呼び出しの応答を管理することで処理のメインロジックをWebサーバに持たせことができる。更には、生産性を高めるため、Webアプリケーションから複数のMFPにジョブを投入することで高速にジョブを処理する方法がある(特許文献1参照)。
特開2011−95894号公報
RPCは、クライアントが要求メッセージをサーバに送信することで開始されるため、クライアントと、サービスを提供するサーバとの間で通信可能な状態にする必要がある。即ち、この方法では、情報処理装置やMFP等のデバイスがファイアウォールで守られている場合や、ネットワークアドレス変換を用いる環境にある場合、そのデバイスは外部ネットワークに存在するWebサーバからのRPC要求を受け付けることができない。これはファイアウォールは、一般的に内部から外部への接続は許可するが、外部から内部への接続は許可しないためである。また、デバイスがアドレス変換を用いる環境にある場合は、サーバ側からデバイスを特定できないためである。このため、Webサーバがインターネットなどの外部ネットワークにあり、複数のデバイスがLANなどの内部ネットワークにある場合は、Webサーバのリクエストは、通信できるデバイスに対してのみ有効となる。つまりは、上述した環境下において、生産性を向上させるために、Webサーバから複数のデバイスにリクエストを直接投入しようとしても、クライアント以外のデバイスにはリクエストを投入できないという問題がある。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の目的は、Webサーバからの処理要求を複数の情報処理装置で分担して処理する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
Webサーバに接続され、当該Webサーバにより提供される操作画面を表示可能なWebブラウザを備えた情報処理装置であって、
前記Webサーバから受け取った処理要求を他の情報処理装置と分担して実行できるかどうかを判定する判定手段と、
前記判定手段により実行できると判定すると前記処理要求を前記情報処理装置と前記他の情報処理装置との処理に分割して、前記情報処理装置と前記他の情報処理装置に実行させる処理手段と、
前記処理手段により前記情報処理装置と前記他の情報処理装置で実行された処理の結果をまとめて前記処理要求に対する処理結果として前記Webサーバに通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、Webサーバからの処理要求を複数の情報処理装置で分担して処理できるため、生産性が向上し、ユーザの利便性を高められるという効果がある。
実施形態に係る情報処理装置を収容する情報処理システムの構成例を示す図。 実施形態に係るデバイスのハードウェア構成を説明するブロック図。 本実施形態に係るサーバのハードウェア構成を説明するブロック図。 本実施形態に係る情報処理システム全体のソフトウェア構成を説明する図。 本発明の実施形態1に係る情報処理システムにおける一連の処理の流れを説明するシーケンス図。 本実施形態1に係るデバイス101の重連アプリケーションが処理要求を受け付けて処理結果を応答するまでの処理を説明するフローチャート。 本実施形態1においてWebアプリケーションがWebブラウザに返すHTTPレスポンスヘッダの一例を示す図。 本発明の実施形態1に係る処理要求とその分割の例を説明する図。 実施形態1に係る重連設定画面の一例を示す図(A)と、実施形態1に係るデバイス101のジョブID管理部が管理している親ジョブIDと子ジョブIDとの対応付けを記憶するテーブルの一例を示す図(B)。 実施形態1におけるデバイス101の重連アプリケーションの処理部で作成される処理結果の一例を説明する図。 本実施形態2に係る重連アプリケーションが処理要求を受け付けてから、処理結果の応答までの処理を説明するフローチャート。 本発明の実施形態2に係るFax同報送信の処理要求とその分割の例を説明する図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。尚、本実施形態では、PCやMFPを総称してデバイスと呼び、このような複数のデバイスを用いて処理することの総称を重連処理と呼ぶことにする。また本実施形態では、本発明に係るWebサーバに接続され、当該Webサーバにより提供される操作画面を表示可能なWebブラウザを備えた情報処理装置をMFPを用いて説明するが、本発明はこれに限定されない。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置を収容する情報処理システムの構成例を示す図である。
このシステムは、ネットワーク100を介して互いに接続されたデバイス101,102と、インターネット104を介して接続されたサーバ103を含む。ネットワーク100は、各デバイス間で通信を行うための基盤であって、インターネット104に接続されている。デバイス101,102は、Webブラウザ機能を有すれば、MFP等でもよい。更に、デバイス101,102は、ローカルなIPアドレスで管理されていても良い。その場合、ネットワーク100とデバイス101,102の間にゲートウェイ(不図示)が存在し、そのゲートウェイはアドレス変換を行う。例えばゲートウェイにはルータが含まれる。またゲートウェイや、デバイス101,102がファイアウォール機能を備えていても良い。サーバ103は、Webコンテンツをインターネット104、ネットワーク100を介して配信する機能を持っており、デバイス101,102からのリクエストに応じてWebコンテンツを返す。
図2は、実施形態に係るデバイス101のハードウェア構成を説明するブロック図である。
このデバイス101は、CPU201、CPU201による処理の実行時にワークエリアを提供するRAM202、画像を読み取る読取部203、画像を印刷する印刷部204、プログラムや様々な設定を記憶する記憶部205(HDDやNVRAM等)を含む。更に、ユーザがコマンドの入力を行う入力部206、UI画面などを表示する表示部207、他機器とネットワークによる通信を行うネットワークI/F(インターフェース)208を含み、これらはメインバス200を介して相互に接続されている。尚、本実施形態では特に断らない限り、CPU201がメインバス200を介してRAM202、読取部203、印刷部204、記憶部205、入力部206、表示部207、ネットワークI/F208を制御する。また、タッチパネルディスプレイのように表示部207が入力部206を兼ねても良い。尚、CPU201が実行するプログラムは、不図示のROMに記憶されたブートプログラムにより記憶部205からRAM202に展開され、CPU201の制御の下に実行される。尚、デバイス102のハードウェア構成も同じであるため、その説明を省略する。
図3は、本実施形態に係るサーバ103のハードウェア構成を説明するブロック図である。
このサーバは、CPU301、CPU301のワークエリアを提供するRAM302、プログラムや各種設定情報等を記憶する記憶部303、他機器とネットワークによる通信を行うネットワークI/F304を有している。これら各部は、メインバス300を介して相互に接続されている。尚、本実施形態では特に断らない限り、CPU301がメインバス300を介してRAM302、記憶部303、ネットワークI/F304を制御する。
図4は、本実施形態に係る情報処理システム全体のソフトウェア構成を説明する図である。図4に示す各機能部は、デバイス101,102、サーバ103のそれぞれが有しているCPU201,CPU301が制御プログラムを実行することにより実現される。尚、図4では、デバイス102ではサービスプロバイダ440のみを示し、他のソフトウェア構成を省略して示している。
サーバ103は、Webアプリケーション410、通信部401を有する。更に、Webアプリケーション410には、プレゼンテーション部411及びロジック部412が含まれる。
プレゼンテーション部411は、通信部401を介して、デバイス101からのリクエストに応えてデバイス101のWebブラウザ420で表示すべき操作画面、又はサービスプロバイダ440への処理要求をレスポンスとしてデバイス101に送信する。また、デバイス101のWebブラウザ420に表示された操作画面を介して入力されたユーザからの入力情報を、通信部401を介してデバイス101から受け取る。
ロジック部412は、プレゼンテーション部411から渡されたデバイス101からの入力情報に対して処理を行う。例えば、ユーザからの入力に応じて、表示すべき画面の変更や、デバイスの機能を実行するための処理要求を作成する。通信部401は、ネットワークI/F304を制御してHTTPプロトコルにより通信を行うソフトウェアモジュールである。
デバイス101は、Webブラウザ420、重連アプリケーション430、サービスプロバイダ440を有している。Webブラウザ420、重連アプリケーション430、サービスプロバイダ440のそれぞれは、デバイス101が有しているCPU201が制御プログラムを実行することにより実現される。尚、Webブラウザ420は、サーバ103のコンテンツを表示するものに限定するものではない。同様に、サーバ103もHTTPプロトコルに従ってリクエスト/レスポンスを送受信するWebサーバに限定するものではない。即ち、Webブラウザ420は、任意のサーバと通信を行うことによってコンテンツを取得し、画面に表示するといった機能を有するものであればよい。
Webブラウザ420は、通信部421、解析部422、画面表示部423、重連アプリ起動部424、及びアップロード処理部425を有する。通信部421は、HTTPプロトコルに従って、サーバ103の通信部401を介してWebアプリケーション410のプレゼンテーション部411と通信する。より具体的には、通信部421は、Webブラウザ420で表示した操作画面を介して入力される情報を、Webアプリケーション410に対するリクエストとして送信する。また通信部421は、Webアプリケーション410から送信されるレスポンスを受信する。
解析部422は、Webアプリケーション410から受信したレスポンスを解析する。このレスポンスには、Webブラウザ420に表示すべき操作画面の内容を示す記述であるHTMLデータや、サービスプロバイダ440への処理要求が記載されている。解析部422は、HTTPレスポンスヘッダのContent−Typeフィールドがapplication/vnd.company.Webserviceと一致するかどうか確認する。一致する場合は、その受信したレスポンスに対する処理を重連アプリ起動部424に依頼する。
画面表示部423は、解析部422による解析結果に基づいて、HTMLデータに基づく操作画面をを表示部207に表示する。重連アプリ起動部424は、解析部422による解析結果に基づいて、Webアプリケーション410から受信したレスポンスを処理要求とみなして、ジョブを処理するように重連アプリケーション430に依頼する。尚、レスポンスが、デバイス101への処理要求であるかどうかの判別が可能であれば、HTTPレスポンスのヘッダを参照する以外の方法で判別しても良い。アップロード処理部425は、デバイス101の要求に応じて、指定されたデータを、通信部421を介してサーバ103に送信する。本実施形態では、HTTP POSTコマンドを用いて指定のデータをアップロードするが、Webブラウザ420が処理可能なプロトコルであれば何でもよい。
次に重連アプリケーション430について説明する。重連アプリケーション430は、通信部431、判断部432、処理部433、ジョブID管理部434、分割部435、結合部436を有する。通信部431は、処理部433から依頼を受け、デバイス101又は102のサービスプロバイダ440の通信部441に処理要求を送信し、また、その処理要求に対する結果をサービスプロバイダ440から受信する。判断部432は、処理部433からの処理要求に従って、その処理要求を分割してデバイス102に処理させる必要があるかどうかを判断する。また通信部431を介して処理部433が処理結果を受信した際に、その処理部433の要求に従ってジョブのステータスを判断する。
処理部433は、Webブラウザ420の重連アプリ起動部424からの依頼を受けると、判断部432での判断結果を基に、その処理要求を、分割部435で分割、或いは分割せずに、通信部431を介してサービスプロバイダ440に送信する。この場合の送信先は、デバイス101がネットワーク100に存在するデバイスを動的に取得した送信先、或いは静的に保持しておいた送信先としてもよい。また、Webアプリケーション410から受信したレスポンスのヘッダに記載されている重連処理先(後述する)を送信先に指定してもよい。また処理部433は、結合部436により生成された処理結果を、Webブラウザ420にアップロードするように要求する。
ジョブID管理部434は、Webアプリケーション410からの処理要求と、処理部433からのサービスプロバイダ440への要求によって得られたジョブを紐づけて管理する。重連処理を行う場合、Webアプリケーション410からの処理要求が複数のデバイスに分割されるため、1つの処理要求が複数のジョブに分割されることになる。つまりは、ジョブID管理部434は、この対応関係を管理していることになる。
分割部435は、Webブラウザ420からの処理要求をデバイス101とデバイス102のサービスプロバイダ440で処理できるように分割する。結合部436は、デバイス101とデバイス102のサービスプロバイダ440からの処理結果を結合する。
本実施形態では、重連アプリケーション430は、Webブラウザ420と独立して動作している。但し、処理要求の分割と結合を行う機能を有すれば、重連アプリケーション430はヘルパーアプリケーションではなく、プラグインや、Webブラウザ420の一機能、又は受信したレスポンス内に記載されたJavaScript(登録商標)として存在しても良い。
次にデバイス101とデバイス102のサービスプロバイダ440について説明する。サービスプロバイダ440は、通信部441、ジョブ生成部442を有する。通信部441は、重連アプリケーション430から処理依頼を受け付ける。ジョブ生成部442は、通信部441が受け付けた処理依頼を受け取り、依頼された処理を実行するためのジョブを生成して実行する。
[実施形態1]
図5は、本発明の実施形態1に係る情報処理システムにおける一連の処理の流れを説明するシーケンス図である。このシーケンス図を参照して、このシステムで実施される処理を処理の順に詳しく説明する。尚、このシーケンス図で表される処理は、デバイス101,102を使用したプリントの重連処理である。尚、Webブラウザ420、重連アプリケーション430、サービスプロバイダ440で行われる処理は、RAM202及び記憶部205に存在するデータを、メインバス200を介してCPU201で実行される。また、Webアプリケーション410で行われる処理は、RAM302に展開されたプログラムをCPU301が実行することにより実現される。更に、デバイス101,102及びサーバ103間の通信処理は、ネットワークI/F208及びネットワークI/F304を介して行われる。
まず、ユーザがデバイス101の入力部206から、Webブラウザ420を起動するためのボタン(不図示)の押下を受けると、Webブラウザ420を起動する。このボタンは、ハードウェアボタンに限ったものではなく、表示部207のタッチパネルに表示されたボタンでも良い。Webブラウザ420は起動すると、サーバ103のWebアプリケーション410に設定画面のリクエストを行う。この実施形態1では、設定画面のコンテンツを示すURLが予めデバイス101に設定されているものとする。
まずS501で、Webブラウザ420は、URLで示されるコンテンツを保持するWebアプリケーション410に対して、HTTPのGETコマンドによるリクエストを行う。具体的には、Webブラウザ420が通信部421を介してHTTPプロトコルによりサーバ103の通信部401と通信を行う。これによりサーバ103の通信部401は、その受け取ったURLに応じて、適切なWebアプリケーションに、その受け取ったデータを渡す。これにより、Webブラウザ420からWebアプリケーション410へのリクエストが行われる。以下、通信部401と通信部421の動作は省略して説明する。
次にS502で、Webアプリケーション410のプレゼンテーション部411が、S501のリクエストに応じて、設定画面のHTMLデータを作成し、HTTPのレスポンスとしてWebブラウザ420に送信する。これによりWebブラウザ420は、その受け取ったHTMLデータを解析し、表示部207に設定画面を表示する。
図7は、本実施形態1においてWebアプリケーション410がWebブラウザ420に返すHTTPレスポンスヘッダの一例を示す図である。
このHTTPレスポンスヘッダは、宛先701、サービスコンテントタイプ702、アップロード宛先703、重連処理属性704、重連処理先705を有する。
宛先701は、重連アプリケーション430が処理要求であるHTTPレスポンスボディを送信する際の宛先である。宛先701は複数のサービスプロバイダが公開するサービスの何れかを指し示す。サービスコンテントタイプ702は、重連アプリケーション430が、サービスプロバイダ440にHTTPレスポンスボディを転送する際にHTTPヘッダのContent−Typeフィールドに記載する内容である。HTTP Postコマンドを用いた処理要求送信の際に、処理先のサービスプロバイダ440が正しく理解できるContent−Typeを記載する必要があるためである。サービスコンテントタイプ702が省略されている場合は、重連アプリケーション430が送信時にデフォルトの値を設定するようにしても良い。アップロード宛先703は、Webブラウザ420が処理結果をWebアプリケーション410にアップロードする際の宛先である。重連処理属性704は、重連処理を行うかどうかの属性値である。重連処理先705は重連処理を行う場合に、どのデバイスで行うかを特定するための属性値であり、Webアプリケーション410により指定される。但し、重連処理先705が存在しない場合は、デバイス101がネットワーク100上に存在するデバイスを動的に取得、もしくは静的に保持しておいたものが自動的に指定してもよい。
再び図5に戻り、S503では、Webブラウザ420は、Webアプリケーション410に対して、処理の実行を指示する。ここではユーザにより、S502で表示された設定画面のボタンが押されると、Webブラウザ420は、その設定画面で設定されたパラメータをWebアプリケーション410に通知する。この通信には、HTTPプロトコルのPOSTコマンドを利用する。
次にS504では、Webアプリケーション410のロジック部412が、S503で送信された情報を基に、例えば図7に示すHTTPレスポンスヘッダと、HTTPレスポンスボディを含む処理要求(図8(A))を生成する。そして、HTTPレスポンスヘッダとHTTPレスポンスボディとを合わせてHTTPレスポンスとしてWebブラウザ420に送信する。これによりWebブラウザ420は、Webアプリケーション410が送信したHTTPレスポンスを受信する。このHTTPレスポンスには、図7に示すHTTPレスポンスヘッダと、後述の図8(A)に示す処理要求が含まれる。これらの詳細については後述する。
S505では、Webブラウザ420の解析部422は、S504で受信したHTTPレスポンスヘッダのContent−Typeフィールドがapplication/vnd.abc.Webserviceと一致するかを判定する。一致する場合は、重連アプリ起動部424が、重連アプリケーション430の処理部433に対して、S504で受信したHTTPレスポンスボディを送信する。このとき、重連処理に必要な情報として、S504で受信したHTTPレスポンスヘッダを重連アプリケーション430に渡す。尚、ここでContent−Typeフィールドがapplication/vnd.abc.Webserviceと一致しない場合は、解析部422は、HTMLデータの解析結果に基づいて、表示部207に操作画面を表示する。
S506では、重連アプリケーション430の判断部432が、S505で受信した情報を基に重連処理を行うかどうかを判断する。本実施形態1では、判断部432は、S505で受信したHTTPレスポンスヘッダに記載されている重連処理属性704を参照し、その値が「true」であれば重連処理を行い、「false」であれば重連処理を行わない、と判断する。尚、重連処理属性704は、Webアプリケーション410が指定するものとは限らない。例えば、ユーザがWebブラウザ420を介して入力した情報や、又は、ユーザがデバイスの設定画面を介して予め入力した情報であってもよい。また重連アプリケーション430は、重連処理先のデバイスの性能に合わせて、S505で受信したHTTPレスポンスを書き換えても良い。
例えば、図8を参照して後述するように、HTTPレスポンスに含まれる処理要求(図8(A))のプリント要求801には、プリントサイズ802が含まれるが、デバイスの性能によっては利用できるプリントサイズに制限がある。そこで、重連処理先のデバイスで動作させることが可能なプリントサイズの設定に書き換えることが考えられる。どのように情報を書き換えるかの条件とその値は、Webアプリケーション410から指示しても良く、或いは予めデバイス101に設定しておいてもよい。また、重連処理先のデバイス102から、その性能を取得して判断しても良い。
S507では、重連アプリケーション430の処理部433が、S506の重連判断を受けて、図9(A)に示す重連設定画面を表示部207に表示する。
図9(A)は、実施形態1に係る重連設定画面の一例を示す図である。
この重連設定画面は、重連処理先のデバイスの一覧と、そのデバイスが利用可能かどうかを示す情報の一覧が対となって構成されている。本実施形態1では、重連処理が実行できるデバイスBが選択された状態であることを示している。尚、重連処理先のデバイスの一覧と、そのデバイスが利用可能かどうかの情報は、デバイスが、SNMPなどを使って動的に取得して設定してもかまわないし、ユーザにより静的に設定されていても良い。また、Webアプリケーション410からの指示に含まれていても良い。
図8(A)〜(C)は、本発明の実施形態1に係る処理要求とその分割の例を説明する図である。
図8(A)は、処理要求800の一例を示す。801はプリント要求を示し、802はプリントする用紙サイズ(プリントサイズ)で、図8(A)ではA4サイズが指定されている。803はプリント部数で図8(A)では20部が設定されている。804はレスポンス先を示し、ここではWebアプリケーション410を示す「Webapplication」となっている。尚、このレスポンス先804は、図7のアップロード宛先703と同一にしてもよい。
図8(B)(C)は、図8(A)の処理要求800を分割した例を示す。ここでは処理要求800が2つの処理要求810と820に分割され、それぞれ10部ずつのプリント部数となっている。更に、これらに処理要求810と820では、レスポンス先が「deviceAと」なっている。尚、プリント部数の分割比は、本実施形態1では均等にしているが、デバイスの処理能力から自動的に決定してもよい。また、デバイスに予め設定された比率を分割比としてもよい。更には、Webアプリケーション410からの要求に含めてもよい。次に、レスポンス先を「deviceA」としているのは、レスポンス先をWebアプリケーションのままにした場合、デバイス102のサービスプロバイダ440からWebアプリケーション410へ直接レスポンスが行われるため、それを防ぐためである。なぜならば、要求元のWebアプリケーション410としては、デバイス101への1つのプリントジョブに対し、デバイス101及びデバイス102からそれぞれレスポンスを受けることになり、ジョブの状況を監視することが難しくなるからである。このため、処理要求を分割するデバイスのアドレスをレスポンス先に設定している。尚、本実施形態1では、処理要求をSOAPメッセージに分割しているが、デバイスで処理可能な様態であればよく、これに限定されるものではない。以後、SOAPメッセージの送信をSOAPリクエスト、SOAPリクエストに対する応答をSOAPレスポンスと記す。
再び図5に戻り、S508では、重連アプリケーション430の処理部433がジョブIDを発行し、Webブラウザ420に通知する。このジョブID(以後、親ジョブID)は、プリント要求801に対応するプリントジョブの識別子である。そして、処理部433は、ジョブID管理部434に親ジョブIDを登録する。
S509では、Webブラウザ420が、取得したジョブIDをHTTP Post リクエストにより、Webアプリケーション410に通知する。これにより、Webアプリケーション410は、このジョブIDを介して、デバイス101にジョブ状況を問い合わせられるようになる。
S510では、Webアプリケーション410が、S509のリクエストに対するレスポンスを行う。S511では、重連アプリケーション430の分割部435が処理要求800を分割する。具体的には、本実施形態1では、プリント要求801に、プリントサイズ802がA4、プリント部数803が20部、レスポンス先804がWebapplicationが設定されている。尚、レスポンス先804は、アップロード宛先703と同一にしてもよい。分割部435は、このプリント要求801を解析し、デバイス101及びデバイス102で処理できるように、図8(B)の処理要求810と図8(C)の処理要求820とに分割する。処理要求810と処理要求820はともにプリント部数が10部で、レスポンス先がdeviceAとなっている。
S512では、重連アプリケーション430の処理部433は、分割して生成した処理要求810(SOAPメッセージ)を、SOAPリクエストとして通信部430から、デバイス101のサービスプロバイダ440の通信部441に送信する。尚、以降では、通信部431と通信部441の処理の説明は省略する。
S513では、デバイス101のサービスプロバイダ440はジョブID(以後、子ジョブID1002(図9(B)))を発行し、重連アプリケーション430に通知する。S514では、通知をうけた重連アプリケーション430は、この子ジョブID1002を、S508で通知した親ジョブIDと対応付けて、ジョブID管理部434に登録要求する。
S515では、重連アプリケーション430の処理部433は、分割して生成した処理要求820(SOAPメッセージ)をSOAPリクエストとして、デバイス102のサービスプロバイダ440に送信する。S516で、デバイス102のサービスプロバイダ440は子ジョブID1003(図9(B))を発行し、デバイス101の重連アプリケーション430に通知する。S517で、通知をうけた重連アプリケーション430は、この子ジョブID1003をS508で通知した親ジョブIDと対応付けて、ジョブID管理部434に登録要求する。尚、S508,S514,S516で登録された親ジョブIDと、子ジョブID1002、子ジョブID1003は、図9(B)のジョブ関係対応表のようにジョブID管理部434によって管理されている。これにより、親ジョブID1001から対応する子ジョブIDを特定できる。
図9(B)は、実施形態1に係るデバイス101のジョブID管理部434が管理している親ジョブIDと子ジョブIDとの対応付けを記憶するテーブルの一例を示す図である。
次にS518,S519では、デバイス101及びデバイス102のサービスプロバイダ440によって印刷部204へのプリント要求が行われ、プリント処理が実行される。そしてS520で重連アプリケーション430の処理部433は、子ジョブID1002のステータスの取得をSOAPリクエストとしてデバイス101のサービスプロバイダ440に要求する。これによりS521でサービスプロバイダ440は、SOAPレスポンスとしてResultCode OKを含んだ処理結果を重連アプリケーション430に通知する。またS522でデバイス101の重連アプリケーション430の処理部433は、デバイス102で実行されている子ジョブID1003のステータスの取得をSOAPリクエストとしてデバイス102のサービスプロバイダ440に要求する。これによりS523で、デバイス102のサービスプロバイダ440は、SOAPレスポンスとしてResultCode OKを含んだ処理結果を重連アプリケーション430に通知する。
こうしてS524でデバイス101の重連アプリケーション430の結合部436は、子ジョブID1002と子ジョブID1003のステータスがともにOKであるため、親ジョブIDに対応するステータスとしてOKを含んだ処理結果を生成する。更に、この処理結果には、どのデバイスで処理されたかを表す対象デバイスに関する情報を含んでいてもよい。そしてS525で重連アプリケーション430の処理部433は、Webブラウザ420のアップロード処理部425に対して、処理結果をWebアプリケーション410に対してアップロードするように依頼する。この依頼に際して処理部433は、アップロード処理部425に対してアップロードの宛先として、レスポンス先804を指定する。このレスポンス先804は、図7のHTTPレスポンスヘッダに記載されており、重連アプリケーション430からアップロード処理部425に指定せず、Webブラウザ420がこの情報を記憶しておいてその情報を使用してもよい。また宛先を固定値とし、Webアプリケーション410から指定しないシステムとしても良い。その他、Webアプリケーション410が必要とする情報を記載しても良い。
こうしてS526でアップロード処理部425は、通信部421を介してHTTP POSTコマンドで、処理部433からの依頼に従って処理結果をサーバ103にアップロードする。このとき、重連アプリケーション430の処理部433から依頼された宛先804に対してアップロードを行う。S527でWebアプリケーション410は、Webブラウザ420に対して、画面表示用のHTMLコンテンツをレスポンスする。このレスポンスを受け取ったWebブラウザ420は、解析部422によるHTMLデータの解析結果に基づいて、表示部207に操作画面を表示する。
図10(A)〜(C)は、本発明の実施形態1におけるデバイス101の重連アプリケーション430の処理部433で作成される処理結果の一例を説明する図である。
図10(A)は、図5のS521で、デバイス101のサービスプロバイダ440がSOAPレスポンスとして送信する処理結果を示す。ここではジョブID「1234」(図9(B)よりデバイス101のサービスプロバイダ440が実行したジョブ)のジョブの処理結果(ResultCode)が「OK」であることが記述されている。
図10(B)は、図5のS523で、デバイス102のサービスプロバイダ440がSOAPレスポンスとして送信する処理結果を示す。ここではジョブID「2345」(図9(B)よりデバイス102のサービスプロバイダ440が実行したジョブ)のジョブの処理結果(ResultCode)が「OK」であることが記述されている。
図10(C)は、デバイス101の重連アプリケーション430の結合部436が生成した処理結果を示す図である。ここでは子ジョブID1002と子ジョブID1003のステータスがともに「OK」であるため、親ジョブID「12345」(図9(B)参照)に対応するステータスとしてOKを含む処理結果となっている。尚、図10(C)では、そのジョブが、どのデバイスで処理されたかを表す対象デバイス1021に関する情報も含まれている。
図6は、本実施形態1に係るデバイス101の重連アプリケーション430が処理要求を受け付けて処理結果を応答するまでの処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムは実行時に、デバイス101の記憶部205からRAM202に展開されCPU201の制御の下に実行されることにより、この処理が達成される。尚、このフローチャートで示す処理はデバイス101のCPU201により実行されるが、以下の説明では、デバイス101の重連アプリケーション430による処理として説明する。
まずS601で重連アプリケーション430の処理部433が、Webブラウザ420からHTTPヘッダ、HTTPボディを含んだ処理要求800を受信する。次にS602に進み判断部432は、その処理要求800を解析し、そのHTTPヘッダに重連処理属性704が「true」かどうかを判定する。「true」であればS604へ、属性値が「true」でないとき、即ち、「false」であればS603へ処理を移す。S603では重連処理を行わないため、デバイス101のサービスプロバイダ440に、その処理要求に従った処理を要求して、この処理を終了する。
S604で処理部433は、図9(A)で説明した重連設定画面を表示部207に表示する。尚、本実施形態1では、この重連設定画面を重連アプリケーション430が生成、出力しているが、Webアプリケーション410が作成し、Webブラウザ420により表示してもかまわない。その場合は、処理部433による重連設定画面の表示処理は省略してもよい。そしてステップ605に進み処理部433は、重連処理の実行通知を受信するとS606に進む。S606で処理部433は、親ジョブIDを発行してWebブラウザ420にアップロードを依頼する。次にS607に進み処理部433は、処理要求800を解釈し、前述したように処理要求810と処理要求820に分割する。この場合の分割の仕方については、特に限定しない。そしてS608に進み処理部433は、デバイス101のサービスプロバイダ440に処理要求810をSOAPリクエストとして送信してS609に進む。S609で処理部433は、デバイス101のサービスプロバイダ440からSOAPレスポンスを受信する。このレスポンスには子ジョブID1002が含まれている。次にS610に進み処理部433は、デバイス102のサービスプロバイダ440に処理要求810をSOAPリクエストとして送信してS611に進む。S611で処理部433は、デバイス101のサービスプロバイダ440からSOAPレスポンスを受信する。このレスポンスには子ジョブID1003が含まれている。
次にS612に進み処理部433は、親ジョブIDのジョブ状況の取得要求を受け付ける。尚、この要求元は、Webアプリケーション410からのポーリングによるものや、デバイス101で生成されたジョブ状況の監視スレッドによるもの等が挙げられるが、Webアプリケーション410がジョブ状況を取得できる様態であればよい。即ち、サーバ103がプッシュ型に対応していなければ、Webアプリケーション410からのポーリングによる要求であり、WebSocketなどのプッシュ型に対応していれば、デバイス101からの要求でも構わず、ジョブ状況の要求元は限定されない。
次にS613に進み処理部433は、親ジョブIDからジョブID管理部434に子ジョブID1002と子ジョブID1003を取得し、それぞれの子ジョブIDに対応するサービスプロバイダ440へステータスの問い合わせを行う。次にS614に進み判断部432は、デバイス101のサービスプロバイダ440からの処理結果(例えば図10(A))とデバイス102のサービスプロバイダ440からの処理結果(例えば図10(B)とを受け取って解析する。そして全ての処理結果のResultCodeがOKかどうかを判定し、OKであればS615へ、そうでなければS616へ処理を進める。S615で処理部433は、ResultCodeをOKにする。一方、S616で判断部432は、サービスプロバイダ440からのレスポンスがタイムアウトしていないかを判定する。タイムアウトしていなければS617へ、タイムアウトしていればS618へ処理を進める。S617で処理部433はResultCodeをジョブの実行中を表す「executing」にしてS619に処理を進める。一方S618で処理部433は、ResultCodeをジョブのタイムアウトを表す「timeout」にしてS619に進む。
S619で結合部436は、親ジョブIDとResultCodeとを付加して、例えばず10(C)に示すような処理結果を生成する。尚、この処理結果には、どのデバイスで処理されたかを表す対象デバイス1021を付加しても構わない。そしてS620に進み処理部433は、その処理結果をWebブラウザ420にアップロードするように依頼してS621に進む。S621で判断部432は、ResultCodeがOKもしくは、timeoutかどうかを確認し、そうであれば、この処理を終了する。一方、それ以外であればジョブは実行中であるためS612に戻り、ジョブのステータスの取得要求を待つ。
以上説明したように本実施形態1によれば、デバイスのWebブラウザを介して得られたWebサーバからのリクエスト(処理要求)を、そのデバイスが分割して内部ネットワークの他のデバイスに処理させることができる。これにより、ファイアウォールを超えて、Webサーバからのリクエストを受信して複数のデバイスで分担して処理できる。
また、複数のデバイスでの処理結果を統合して、WebブラウザからWebアプリケーションにアップロードする。これにより、例えば、インターネット環境下にあるWebアプリケーションからのプリント要求に基づいて、内部ネットワークの複数のデバイスが分担して、そのプリント要求に対応するプリントジョブを並行して実行できる。そして、複数のデバイスによるプリントジョブの処理結果を、サーバのWebアプリケーションが把握できるため、Webアプリケーションからユーザに対して重連処理の処理結果を通知できる。
こうして外部ネットワークに存在するWebサーバからのリクエストであっても、内部ネットワーク内の複数のデバイスを活用できるようになるため、生産性が向上する。更には、ユーザが、その処理要求に基づく処理が、どのデバイスで実行されたかを把握できるようになり、利便性が高まる。
[実施形態2]
次に本発明の実施形態2について説明する。この実施形態2では、Webアプリケーション410の指示に従ってデバイス101の重連アプリケーション430がファクシミリの重連処理を行う例を説明する。尚、この実施形態2に係るシステム構成、及びデバイス101,102、サーバ103のハードウェア構成は前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図11は、本実施形態2に係る重連アプリケーション430が処理要求を受け付けてから、処理結果の応答までの処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムは実行時に、デバイス101の記憶部205からRAM202に展開されCPU201の制御の下に実行されることにより、この処理が達成される。
図12は、本発明の実施形態2に係る処理要求とその分割の例を説明する図である。
まずS1101で重連アプリケーション430の処理部433は、重連処理を含む処理要求1200(図12(A))を受信してS1102に進む。S1102で重連アプリケーション430の分割部435は、図12(A)で示す処理要求1200を分割する。具体的には、本実施形態2では、Fax同報送信要求1201に、Faxの送信データとしてFaxDataタグで「deviceA.box.01」が、送信宛先としてPhoneNumbersタグで複数の電話番号が設定されている。尚、本実施形態2では、Faxの送信データについては、デバイス101の読取部203を介して記憶部205に保存されたものが指定されている。但し、サーバ103の記憶部303に保存されているデータを、Webアプリケーション410からの処理要求に付加することで指定してもよい。尚、その場合には、サーバ103からのデータが、デバイス101の記憶部205に保存されるため、axDataタグの指定方法に違いはない。そして分割部435は、このFax同報送信要求1201を解析し、デバイス101及びデバイス102で処理できるように、図12(B)の処理要求1210と図12(C)の処理要求1220とに分割する。処理要求1210と処理要求1220は、送信宛先が分割され、レスポンス先がdeviceAとなっている。尚、この送信宛先の分割比は、均等でも良く、或いは、各デバイスの最大同報送信能力等の処理能力から自動的に決定してもよい。また、デバイスに予め設定された比率を分割比としてもよい。更には、Webアプリケーション410からの要求に含めてもよい。尚、本実施形態2では、処理要求1200をSOAPメッセージに分割しているが、デバイスで処理可能な様態であればよく、これに限定されるものではない。そしてS1103に進み、前述の図6のS608〜S621で説明したように、各デバイスでの処理結果を受け取って、その処理結果をサーバ103にアップロードする。
以上説明したように本実施形態2によれば、インターネット環境下にあるサーバのWebアプリケーションからの要求に基づいて、FAXの同報送信においても、複数のデバイスを活用することでより多くのジョブを並行して処理できる。
これにより、外部ネットワークに存在するWebサーバからのリクエストであっても、内部ネットワーク内の複数のデバイスを活用できるようになるため、生産性が向上し、ユーザの利便性を高められる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (13)

  1. Webサーバに接続され、当該Webサーバにより提供される操作画面を表示可能なWebブラウザを備えた情報処理装置であって、
    前記Webサーバから受け取った処理要求を他の情報処理装置と分担して実行できるかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により実行できると判定すると前記処理要求を前記情報処理装置と前記他の情報処理装置との処理に分割して、前記情報処理装置と前記他の情報処理装置に実行させる処理手段と、
    前記処理手段により前記情報処理装置と前記他の情報処理装置で実行された処理の結果をまとめて前記処理要求に対する処理結果として前記Webサーバに通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記処理要求に含まれる属性に基づいて、前記処理要求を他の情報処理装置と分担して実行できるかどうかを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記処理手段は、前記情報処理装置と前記他の情報処理装置のサービスプロバイダにSOAPリクエストとして前記分割した処理要求を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記処理手段は、前記処理を実行できる情報処理装置の一覧を表示し、前記一覧からユーザが選択した情報処理装置を前記他の情報処理装置に決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記処理手段は、前記処理要求で要求された処理を実行できる前記他の情報処理装置を前記Webサーバからの指示により決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記処理手段は、前記Webサーバから受け取った処理要求と、前記処理要求を分割した処理要求のそれぞれをIDにより対応付けて管理することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記処理手段は、前記処理要求を前記情報処理装置と前記他の情報処理装置のそれぞれの処理能力に応じて分割することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記処理手段は、前記Webサーバからの指示に基づいて前記処理要求を前記情報処理装置と前記他の情報処理装置のそれぞれに分割することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  9. 前記Webブラウザは、HTTPのGETコマンドにより前記Webサーバに操作画面の情報を要求し、前記操作画面を介して入力された指示に従って前記WebサーバにHTTPのPOSTコマンドを送信し、前記HTTPのPOSTコマンドに対するHTTPレスポンスとして前記処理要求を受信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記情報処理装置と前記他の情報処理装置はネットワークを介して接続されており、前記Webサーバは、前記ネットワークの外部ネットワークに接続されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. Webサーバに接続され、当該Webサーバにより提供される操作画面を表示可能なWebブラウザを備えた情報処理装置を制御する制御方法であって、
    判定手段が、前記Webサーバから受け取った処理要求を他の情報処理装置と分担して実行できるかどうかを判定する判定工程と、
    処理手段が、前記判定工程で実行できると判定すると前記処理要求を前記情報処理装置と前記他の情報処理装置との処理に分割して、前記情報処理装置と前記他の情報処理装置に実行させる処理工程と、
    通知手段が、前記処理工程で前記情報処理装置と前記他の情報処理装置で実行された処理の結果をまとめて前記処理要求に対する処理結果として前記Webサーバに通知する通知工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記憶した、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
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